JPS5919683B2 - 容器支持ソケットを有する一体形成された皿 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は１ケ或はそれ以上の容器を直立位置に夫々支持
するよう設計された製品の分野に関するもので特に本質
的に水平と傾斜壁は有するが垂直壁を有さすに空の皿を
互いに入れ子状に積重ね且使用前の荷造り或は貯蔵の為
簡単な包装をなし得るよう成形された運搬或は包装に適
した皿に関する。

かかる皿製品の一般的な例は、飲食品を早く販売するの
に用いられるような１ケ或はそれ以上の飲料水用コツプ
、時には他の食品を支持する為に設計された繊維パルプ
或は発泡プラスチック材料で形成された一回の使用で破
棄される運搬皿である。

他の例はジャー、ボルト等の複数の容器を保持し、それ
等が荷造のケース内で相互に接触し又破損するのを防止
するよう設計された包装皿である。

本発明以前には、種々の運搬皿が食品サービス業の為に
提案され、その多くは飲料コツプを受けて、接触したり
こぼれたりすることを少くする高程々の形をなくしてい
た。

この形の積重ね得る運搬器用の商業上有用なコツプホル
ダーはクラブトリーの米国特許第３９１５３７１（１９
７５年ｌθ月）に示されて居り、同様の容器の支持孔の
概念はテオバルドの米国特許第３５８７９１５（１９７
１年６月）に示されている。

上記のクラブトリー特許の容器の支持孔を用いるコツプ
ホルダーは形成された運搬器用のコツプホルダーの技術
では相当の進歩が認められたが、この形のホルダーの商
業上の使用に於ては少くとも２つの欠点があった。

第１に、上記のクラブトリー特許内に述べられた形のコ
ツプ保持凹所は元来唯１つ丈の大いさのコツプ状容器に
対し、設計されたものである。

設計された寸法の容器に対しては極めて良い作用をする
が、設計された寸法より小さい容器の接触を阻止するに
は殆ど効果がない。

第２に、上記のクラブトリー特許に示された形のコツプ
支持凹所は各コツプホルダー内に２ケ或はそれ以上の比
較的大きな容器をのせる孔を必要とし本質的な作用の特
徴はあるが、皿の美感をそこねる。

市場ではコツプホルダー内の離間する孔を有さない運搬
皿は客が十分少は入れるであろうことをほのめかしてい
る。

かくして従来の技術で今迄解決されない問題点は容器の
所定の寸法の範囲内でコツプ状の容器を保持する少くと
も１ケのソケットを有する安価な積重ね得る皿であり、
更に皿内の大きな孔の存在をなくすことである。

本発明は容器の所定の寸法の範囲内でコツプ状の容器を
保持する少くともｌケのソケットを有する安価で積重ね
得る皿を提供するものであり、ソケットはその底部のあ
る高さに３ケの安定肩部を、又各肩部の下方に伸びる内
方にむいた安定壁を有１皿内に大きな孔を有せず、安定
壁は容器がソケット内に垂直下方に挿入される時中程度
及び大きい寸法の容器に依って外方に動かされるように
撓み得る。

本発明に依る一体成形の皿の容器を保持するソケットは
、本発明を実施しようとする最良の形を食料と飲料用の
容器をしつかり固定した状態で用いられる一体成形の皿
に関連して示したが巾広く変形して利用される。

然し乍ら、ジャー、ボルト等のような複数の容器を支持
し、荷造りケース或はカートンの相互の接触或は破損に
対しそれ等を保護する為設計された包装面を含む他の態
様と実施例が考えられる。

このような皿は例えば前記のクラブトリーの特許の第１
２〜１４図に関連して示されている。

本発明の容器を支持するソケットは、２ケの容器支持ソ
ケットと別の食品を支持する他の矩形の部分とを有する
運搬皿に関して述べられる。

本発明の容器支持ソケットが用いられる他の設計の運搬
皿は、例えば米国意匠２３６５７５（１９７５年９月）
２４９６２０（１９７８年９月）、２４９６２２（１９
７８年９月）、２４９７６９（１９７８年ｌＯ月）、２
５０２４３（１９７８年１１月）に示されている。

右側の隅に一つのソケットを、他の食品用のＬ形部分を
有する皿は飛行機、病院、学校等の個々の食事或は軽食
をサービスするのに用いられる。

一体の皿１０はスクリーンで覆われ、開口を有する真空
形成のモールド繊維パルプ材料のような弾性材料で本質
的に完成された形状に公知の手段でモールドされる。

この種の皿に対しては必要なコスト、強さ、弾性及び他
の特性を有する発泡プラスチック或は他の材料で略々完
成された形に同様の容易さでモールドされる。

材料或はモールド方法が何であっても本発明の特徴は皿
が水平と傾斜壁部を有するが垂直の壁を有さす、大量の
同様の空の皿を互いに入子状態に積重ねて、使用前の経
済的な荷造りと有効な貯蔵の為にかかる空の皿の簡潔な
積重ねを提供することである。

皿１０は平らな水平の底壁部分１２、上方及び外方に傾
斜している側壁部分１４、下方に彎曲した連続する周縁
鍔部１６を有する略々矩形の皿である。

皿１０は２ケの容器を支持するソケット２０を有し各ソ
ケットはかかる容器の所定の範囲の大きさのコツプ状の
容器を保持するよう設計されている。

かかる容器は例えば比較的細いジュース゛グラス″、種
々の中間寸法をもったソフトドリンク及びコーヒカツプ
並びに大きい寸法のミルキシエーキ容器であり、そのい
くつかを第２゜３図及び４図に夫々示す。

かかる容器の大部分は僅かに傾斜した側面をもった断面
円形をなし、紙或は種々のプラスチック材料より出来て
いる。

ひだ扶壁或は直線状の円筒壁を有する他の材料及び形状
の容器は本発明のソケットにより等しく容易に支持され
る。

かかる容器の支持ソケット２０はソケットのまわりに互
いに離間し対向して位置する３ケの安定用肩部２２を有
する。

図示実施例によると、３ケの肩部２２は、本発明の特徴
ではないが、ソケットのまわりに略々等しく離間してい
る。

若しソケットの他の操作上の特徴が失われなければ、ソ
ケットには４ケ或はそれ以上の肩部が用いられるから３
ケの肩部の用途も同様に本質的なものではない。

図示の実施例に於ては各３ケの肩部２２の操作部分はソ
ケットが設計される所定の範囲内で容器の最大寸法の直
径よりも極く僅か大径の円と合致している。

若しかかる最大寸法の容器が傾斜壁を有する時は、前記
の直径はソケット内に十分に挿入された時の容器の高さ
の所の直径であって、その高さはソケット２０の肩部２
２と同じ高さである。

従って、３ケの安定肩部２２は、ソケット２０内に十分
挿入された容器の底部に依り占められるレベルよりもか
なり高い位置にある。

そのレベルは略々水平の壁部２４に依って決められ、こ
の壁部は３ケの肩部２２の間にあるソケットのまわりの
３ケ所即ち皿の傾斜部分２８に２６で一体に連結された
ウェッブの形をしている。

図示実施例の容器支持ソケットが設計される飲料用の容
器の平均寸法については、肩部２２は底部のウェッブ壁
２４の上面によって決められたレベル上で約１インチと
２インチとの間の高さにある。

好ましい実施例に依ると、この高さＨは、限定はされな
いが、約１インチ及び１．５インチである。

例えば、輸送用カートン内の背の高いｌフォートのボル
トのような容器を支持する為のソケットではその高さは
前記の範囲よりもそれに比例して大きくなるべきである
。

ソケット２０は更に３ケの内方に向いた安定壁３０を有
し、夫々各肩部２２の下方に延長している。

この壁３０は底壁２４の上面のレベルより僅かに高い位
置迄下方に延長している。

図示実施例に依ると、レベル上１．５インチ以上迄は下
方に延長していない。

従って下縁３２は底壁２４の露出した彎曲縁上に狭い開
口を形成する。

壁３０はソケットが設計される寸法の範囲内で少くとも
小形の容器をその下方の部分３４が適当に位置決めする
範囲迄内方に向いている。

このようにして、３ケの壁３０の下縁３４は容器をソケ
ット内に挿入する際、容器を中心に保持する。

小さい寸法の容器では、容器の底部が平らな底部２４上
におかれるようソケット内に挿入される時は、壁の底部
３４は、僅かに弾性的な圧力を生じて底壁２４の底部に
対して直角位置に支持される。

壁３０は可撓性であり、従ってその底部３４は中形及び
大形の容器に依り、猶支持はするが、少くとも外方に動
く。

壁の可撓性は、皿及びその壁が作られているパルプ繊維
或はプラスチック材料の厚み、密度及び性質、壁の内方
にむいた彎曲度、垂直に対する壁の内側部分の傾斜角度
等のような種々の要素により変化する。

壁の可撓性を変化する他の要素は、缶壁３０、の下縁３
２から上方に伸びる垂直方向の溝３６である。

実際には、溝３６は壁の下部３４を少くとも２ケの分離
した容器接触部分に分割する。

図示の実施例に於ては、合溝３６は壁の全垂直範囲にわ
たって上方に伸び、肩部２２と交叉している。

このようにして実際には各肩部２２の操作部分を、上述
のように大形の容器と接触する為に２ケの離間した部分
に分割する。

然し乍ら、肩部と交叉するような高さ迄溝を延長するこ
とは、本発明の特徴ではない。

従って合溝３６は壁の下縁３２の下方の開口と共に、各
肩部下方の部分を介して逆”’ｒ １１字形の開口をな
している。

好ましい実施例に於ては、壁の下縁３２に近接する下方
部分に於て巾が広くなる溝は本発明の操作原理を（づさ
ないが、合溝３６はその全垂直方向の範囲に亘って一様
な巾を有している。

図示実施例に於ては、缶壁を特徴づけている逆”Ｔ”字
形の開口は広くなく、皿内の大きな孔はない。

之は皿の美感を改良し、又前記のグラブトリー特許に記
載した皿の大きな容器の支持孔を経て容器に落下する塩
、胡淑、砂糖、からし、ケチャツプ、ターターソース等
の１ケ或はそれ以上の小さな個々のサービス袋を保持す
る為の容器としての別の使用に用いられ得る容器支持ソ
ケットとして作用的利益を有する。

更に各ソケットに組込まれた下方及び内方に向く３ケの
溝３６は容器をソケット内に垂直且下方に挿入する時容
器の底部を案内する。

この為容器がソケットに挿入される時も又後でも容器を
中心に保持し、又壁３０の離間した容器接触部、特にそ
の下部３４の外方への動きを分担する。

溝３６を含む壁の所定の可撓性をもたせる上記要素は壁
、少くともその下部は容器の中間の寸法に依って容易に
外方に動かされるが、その状態に於ては第３図に示すよ
うに壁は猶かかる容器をソケット内に支持する。

ソケットが設計される所定の範囲内で容器の巾広い寸法
では、最大寸法を含み、壁は外方に拡がって、容器は離
間した肩部２２で主に軽く接触して支持されるが、外方
に彎曲した壁は更に実質的に容器を安定して支持する。

通常の状態では、容器の巾広い寸法は狭い寸法よりかな
り高く、従って重心が高いので更に確実な安定を必要と
する。

本発明の容器支持ソケットは、その能力を達成するよう
に容器の寸法の範囲に適応し得る。

狭い寸法は上述したように壁の下部３４によって主とし
て支持され、かかる容器に対して十分な安定性を与える
。

逆に、最も大きい寸法の容器は主として肩部２２に依っ
て支持され、壁３０は積極的にはこの容器を押圧してい
ない。

容器の中間寸法は同様に、容器の巾が広く、その重心が
高ければ、外方に彎曲した壁よりも大きな安定力を与え
る点迄外方に拡がった安定壁によってより大きな安定力
を保証する。

【図面の簡単な説明】

第１図は容器支持ソケット内に挿入されたコツプ状の容
器を有する本発明に依る皿の斜視図、第２図はソケット
内に狭い寸法の容器を有する１ケの安定肩部と１ケの安
定壁との関係を示す概略図、第３図はソケット内に中間
寸法の容器を有する前記肩部と壁との関係を示す概略図
、第４図は巾広い寸法の容器を有する同じく肩部と壁と
の関係を示す概略図、第５図は皿のみの平面図、第６図
は第５図の６−６線に沿う断面図、第７図は第５図の７
−７線に沿う断面図である。 １０・・・・・・皿、２０・・・・・・ソケット、２２
・・・・・・安定肩部、２４・・・・・・水平壁、２８
・・・・・・傾斜壁、３０・・・・・・安定壁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 空の皿を荷造り及び貯蔵の為に互いに入れ子状に積
   重ねられるよう水平と傾斜壁は有するが垂直壁部は有せ
   ずに弾性材料で略々完成された形にモールドされ、容器
   の所定の寸法内でコツプ状の容器を支持する少くとも１
   ケのソケットを有―このソケットはソケット内に十分挿
   入された容器の底部で占められたレベルより高い位置で
   ソケットのまわりの互いに離間した３ケの安定肩部を有
   する一体の皿であって、ソケット内に十分挿入された容
   器の底部で占められる位置よりも僅かに高い位置迄各肩
   部の下方に延長し、少くとも小さい容器をソケット内に
   適当に支持する範囲迄内方にむけられ、少くともその下
   方部分は中程度の容器によって外方に動くがその容器を
   支持するように可撓性をなし離間した安定肩部により主
   に軽い接触で支持される範囲進入きい容器に依り外方に
   移動し得る安定壁を有してなる容器支持ソケットを有す
   る一体形成された皿。 ２ 安定肩部はソケット内に十分挿入された容器の底部
   によって占められる位置上１インチと２インチの間の高
   さにあり、安定壁は前記位置上約１．５インチ以下の高
   さ迄下方に延びている特許請求の範囲第１項記載の容器
   支持ソケットを有する一体形成された皿。