JP6758123B2 - 集合包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、主にイチゴ、ぶどう、さくらんぼ、びわ、いちじく等の果肉の軟らかい果実を輸送するのに好適な、集合包装容器に関するものである。
従来、イチゴ、ぶどう、さくらんぼ、びわ、いちじく等の果肉の軟らかい果実は、小売店での販売単位に合わせて、トレー(薄肉樹脂成形容器)に適当量パック詰めされて販売されている。
このイチゴ等をパック詰めしたトレーは、その取扱性や輸送コストなどを考慮した場合、1個ずつよりも複数単位でまとめて、一度に出荷することが望ましい。
そこで、上記トレーは複数個をまとめて、更に容量の大きな段ボール箱や樹脂製コンテナ等の集合包装容器に収納して出荷されており、段ボール箱単位又はコンテナ単位で貯蔵、保管、輸送等の取扱いができるようにされている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年では、内部を区分けする仕切部及び側壁内面側に突出部が一体的に形成され、該仕切部及び突出部によってトレーのフランジ部を支え、トレーを宙吊り状態で収納保持する熱可塑性樹脂発泡体からなる集合包装容器も提案されている(特許文献2参照)。
実開昭58−52122号公報 特許第5840183号公報
従来、特許文献2に記載されているように、収納されるトレーのフランジ部を側壁などにより支持することによって、トレーを宙吊り状態として保持していた。しかし、使用されるトレーによっては、トレーが撓んでしまうと、そのフランジ部による支持が外れてしまい、トレーが脱落してしまったり、位置ズレを起こし、収納果実に傷がついてしまう虞があった。
特に、近年では、イチゴ等の果実を見栄えよく収納するために、浅型のトレー(以下、平トレーということがある)が使用されるようになってきている。このような浅型の平トレーは、トレーの高さに対して長さ及び幅が広いものとなるため、トレーが撓みやすくなり、上記の問題がより顕著なものとなる虞があった。
本発明は、上述した背景技術が有する実情に鑑みて成されたものであって、その目的とするところは、収納するトレーを良好に保持し、輸送時等においても、トレーの脱落、位置ズレを起こすことのない集合包装容器を提案することにある。
上記した目的を達成するため、本発明は、次の〔1〕〜〔6〕に記載の集合包装容器とした。
〔1〕上面が開口し、果実をパック詰めしたトレーを複数個収納する略直方体形状の箱体からなる集合包装容器であって、前記箱体は発泡粒子成形体で形成され、前記箱体の内部が、前記箱体の周壁内面側に設けられた段部と、箱体の内部に底部から立ち上げて設けられた突出部とによって、複数個のトレー収納室に区画されており、前記トレー収納室の四隅角部を形成する、前記段部と突出部の側壁には、収納するトレーの四隅角部の側壁部に接するように傾斜部が形成されており、前記段部と突出部とによって区画されたトレー収納室において、その全周囲長さ(X)に対する前記段部と突出部の周囲長さ(Y)の 割合が20〜70%であるとともに、前記全周囲長さ(X)に対する前記傾斜部の周囲長さ(Z)の割合が10〜50%であり、前記段部の側壁と突出部の側壁に形成された傾斜部によって、収納したトレーの四隅角部の側壁部を支持し、前記傾斜部によって支持されたトレーが、上記トレー収納室の底部に前記トレーの底面が接触しない状態で保持されることを特徴とする、集合包装容器。
〔2〕上記箱体の内部において、一方の長手方向周壁内面側に設けられた上記段部は、他方の長手方向周壁内面側に設けられた上記段部と長手方向にずれた位置に形成されていることを特徴とする、上記〔1〕に記載の集合包装容器。
〔3〕上記段部と突出部とによって区画されたトレー収納室の底部には、それぞれ貫通穴が形成されており、前記区画されたトレー収納室の底部の面積(A)に対する、前記貫通穴の開口の面積(B)の割合が、50〜80%であることを特徴とする、上記〔1〕又は〔2〕に記載の集合包装容器。
〔4〕上記トレーは、長さ140〜180mm、幅80〜120mm、高さ20〜40mmのトレーであり、上記箱体は、長さ570〜650mm、幅330〜400mm、高さ55〜80mmの箱体であるとともに、その内部において、一方の列は長辺方向が箱体の短手方向に向けられた1個のトレー収納室と、それに続く長辺方向が箱体の長手方向に向けられた2個のトレー収納室が並び、他方の列は長辺方向が箱体の長手方向に向けられた2個のトレー収納室と、それに続く長辺方向が箱体の短手方向に向けられた1個のトレー収納室が並ぶように、総計6個のトレー収納室に区画されていることを特徴とする、上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の集合包装容器。
〔5〕上記発泡粒子成形体を構成する樹脂がスチレン系樹脂であり、上記発泡粒子成形体の発泡倍率が30〜80倍であることを特徴とする、上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の集合包装容器。
〔6〕上記傾斜部の角度(α)と、上記収納するトレーの四隅角部の側壁部の傾斜角度(β)との比(α/β)が、0.9〜1.2であることを特徴とする、上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の集合包装容器。
上記した本発明に係る集合包装容器によれば、収納するトレーを良好に保持し、輸送時等においても、トレーの脱落、位置ズレを起こすことのない集合包装容器となる。
本発明に係る集合包装容器の一実施形態を示した図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図である。 図1に示した容器の図であって、(a)は底面図、(b)は正面図である。 図1及び図2に示した容器を上方から見た斜視図である。 図1及び図2に示した容器を下方から見た斜視図である。 図1及び図2に示した容器の図であって、(a)は図1(a)のA−A線に沿う部分の断面図、(b)は図1(a)のB−B線に沿う部分の断面図である。 図1及び図2に示した容器の図であって、(a)は図1(a)のC−C線に沿う部分の断面図、(b)は図1(a)のD−D線に沿う部分の断面図である。 図1及び図2に示した容器にイチゴのパック詰め平トレーを収納した状態を示した平面図である。 図7のE−E線に沿う部分の拡大断面図である。 図1及び図2に示した容器を2個組み合わせた状態を示した斜視図である。 図1及び図2に示した容器を多段に積み重ねた状態を示した側面図である。 トレーを示した図であって、(a)は平トレーの概念的な斜視図、(b)は通常のトレーの一例を示した概念的な斜視図である。
以下、上記した本発明に係る集合包装容器の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図示した本発明に係る集合包装容器1は、上面が開口した略直方体形状の箱体であり、その全体が熱可塑性樹脂の発泡粒子成形体により一体的に形成されたものである。具体的には、高さ(H)が55〜80mm、長手方向の長さ(L)が570〜650mm、短手方向の長さ(W)が330〜400mmの略直方体形状の箱体であることが好ましい。
また、輸送効率の観点からは、上記集合包装容器を、1200×1000mmのパレットに、1段あたり5個積みできるようにするため、箱体の長手方向の長さ(L)は560〜610mmであることがより好ましく、580〜603mmであることが更に好ましい。また、箱体の短手方向の長さ(W)は350〜390mmであることがより好ましく、360〜380mmであることが更に好ましい。また、箱体の長手方向の長さ(L)に対する、箱体の高さ(H)の比(H/L)は、0.1〜0.2であることが好ましく、0.11〜0.15であることがより好ましい。
なお、上記箱体の高さ(H)は、図5(a)に示したように、集合包装容器の底部下面から側壁上面までの高さを測定する。また、上記箱体の長手方向の長さ(L)、短手方向の長さ(W)は、図2に示したように、集合包装容器の外形寸法を測定する。
本発明に係る集合包装容器1には、図11に示されるような、プラスチック製のトレーが収納される。トレーのサイズは、長さ140〜180mm、幅80〜120mm、高さ20〜80mmであることが好ましい。また、トレーの側壁部は、開口部分から底面に向けて、開口面積が小さくなるように傾斜して形成されている。前記トレーには、イチゴ等の果実が収納される。
特に、本発明に係る集合包装容器1は、平トレーを収納するのに好適である。近年、イチゴ等を1段積みとして見栄えよくトレーに収納するために、図11(a)に示したような平トレーが使用されるようになってきている。この平トレーは、図11(b)に示した通常のトレーに比して、高さが低いうえに長さ及び幅が広く、しかもフランジ部が短いという特徴を有するものである。このような平トレーとしては、例えば、サイズが長さ140〜180mm、幅80〜120mm、高さ20〜40mmのものが挙げられ、具体的には、イチゴをパック詰めした平トレー〔フランジ部の端部間の長さ(トレーの長辺方向長さ)が196mm程度、幅(トレーの短辺方向長さ)が128mm程度、フランジ部の下端から底の下端までの高さが23mm程度〕が挙げられる。
箱体の内部は、箱体の周壁から箱体の内方に向けて突出して設けられた段部6と、箱体の内部に底部から立ち上げて設けられた突出部7とによって、複数個のトレー収納室8に区画されている。なお、上記段部6と突出部7の高さは、収納されるトレーの高さに対応して形成されるが、箱体の周壁の高さに対して、上記段部6と突出部7の高さが40〜80%であることが好ましい。
また、上記段部6と突出部7は、収納するトレーの四隅角部の側壁部を支持して、トレーを収納できるように形成されている。なお、トレーの底面は、トレー収納室の底部に接触しないように、宙吊り状態で保持されることが好ましい。
収納されるトレーの側壁部は、図8に示したように上面側から下面側に向けて傾斜がついており、例えば、トレーの開口部の水平面とトレーの側壁部とがなす角度(β)は、概ね60〜89°であり、好ましくは70〜85°であり、更に好ましくは75〜82°である。一方、上記段部6や突出部7の側壁には、収納するトレーの四隅角部の側壁部に接するように傾斜部10が形成されているので、該段部の側壁と突出部の側壁に形成された傾斜部によって、収納したトレーの四隅角部の側壁部を当接させて支持することができる。上記観点から、該段部や突出部の側壁に形成された傾斜部10の角度(前記箱体底部と前記傾斜部とがなす角度)(α)は、60〜89°であることが好ましく、70〜85°であることがより好ましく、75〜82°であることが更に好ましい。
さらに、前記角度αと角度βとの関係は、その比(α/β)が0.9〜1.2であることがより好ましく、1.0〜1.1であることが更に好ましい。前記角度αと角度βが近い値となりα/βが1に近いほど、収納したトレーの四隅角部の側壁部と、該段部や突出部の側壁に形成された傾斜部との接する面積が広くなり、両者が点接触ではなく線や面で接することができるので、よりトレーを安定して支持することができる。なお、上記の角度、比等の値は、少なくとも1箇所の当接部分において、上記関係を満足するように形成されていればよい。
前記段部や突出部の側壁に形成される傾斜部10は、収納するトレーの四隅角部の側壁部と接する部分に少なくとも形成されており、前記段部や突出部の側壁の高さ方向において上部から1〜40%の高さの部分まで底部から形成されていることが好ましい。前記傾斜部10が、前記段部や突出部の側壁の高さ方向に幅広く形成されていると、トレーの側壁部と前記傾斜部との当接する部分が広範囲に確保されるので、収納するトレーのサイズや側壁部の傾斜角度が変わったとしても、トレーを安定的に支持することができる。
上記したように段部6と突出部7の側壁に形成された傾斜部10が収納したトレーTの四隅角部の側壁部に接して、前記傾斜部10とトレーTの四隅角部とが当接することによりトレーTを支持することで、トレーに撓みを生じさせることなく安定的に支持することができ、輸送時等においてもトレーの脱落、位置ズレを起こすことが防止される。特に、本発明では、箱体自体が発泡成形体で構成されているので、前記傾斜部自体も緩衝性を有しており、トレーTに収納された果物などの傷付きを効果的に防止することができる。
なお、前記段部6と突出部7の側壁に形成された傾斜部10において、収納するトレーの四隅角部の側壁部と当接する位置は、前記段部6と突出部7の高さ方向において上部から1〜50%の位置であることが好ましく、10〜40%の位置であることがより好ましい。
収納されるトレーの側壁部に、補強のために凹凸が形成されている場合には、このトレーの側壁部の凸部分と、前記容器の傾斜部10とが当接されている。したがって、トレー側壁部の凹凸形状を利用して、当接させた際にさらに緩衝性を発揮させることができる。また、トレーの側壁部の凸部分には、果物が直接接触していることは少ないと考えられるので、このトレーの凸部分が容器の傾斜部10と当接することにより、前記傾斜部がトレーの側壁部を介して、果物と直接触れることが少なくなり、トレーに収納された果物の傷付きを防止することができる。
また、トレーのフランジ部の支持を考慮して、上記段部6及び突出部7の高さを設計し、上記トレーの側壁部での支持とトレーのフランジ部での支持を組み合わせることができる。例えば、通常時には上記傾斜部によってトレーを支持し、トレーに更に衝撃が加わった場合には、上記段部及び突出部の上端にトレーのフランジ部を引っ掛けることにより、トレー収納室8にトレーを収納させる構成とすることもできる。
なお、トレーを安定的に支持する観点からは、トレーの四隅角部全てが、前記傾斜部と当接することが好ましい。
図示した実施形態においては、箱体の四隅角部分の周壁内面側に、上面視L字状の段部6aがそれぞれ形成されている。また、長手方向の周壁2aの内面側に、周壁に沿って上面視T字状の段部6bがそれぞれ2個対向する長手方向の周壁間でずらした位置に形成され、短手方向の周壁2bの内面側にも、周壁に沿って上面視T字状の段部6cがそれぞれ1個対向する短手方向の周壁間でずらした位置に形成されている。
また、箱体の内部には、2個の突出部7a,7bが底部から立ち上げた状態で形成されている。そして、これらの突出部7a,7bは、箱体の外方に向けて、前記段部に向けて突出する凸部をそれぞれ有している。
なお、突出部7a,7bの中央部は、肉盗みのために貫通穴9a,9bが形成されている。また、箱体の内部に形成された突出部7a,7bの間には、底部が形成されているので、箱体が撓み難くなる構造となっている。
上記の段部6a,6b,6c及び突出部7a,7bによって、箱体の内部において、一方の列は長辺方向が箱体の短手方向に向けられた1個のトレー収納室8aと、それに続く長辺方向が箱体の長手方向に向けられた2個のトレー収納室8bが並び、他方の列は長辺方向が箱体の長手方向に向けられた2個のトレー収納室8bと、それに続く長辺方向が箱体の短手方向に向けられた1個のトレー収納室8aが並ぶように、総計6個のトレー収納室8に区画されている。なお、上記段部と突出部の配置等を変えることで、集合包装容器内のトレー収納部の配置や数を変更することができる。
そして、上記それぞれのトレー収納室8の四隅角部を形成する上記段部6と突出部7の側壁には、収納するトレーの四隅角部の側壁部に接するように傾斜部10が形成されており、該段部6と突出部7の側壁に形成された傾斜部10によって、図8に示したように、収納したトレーTの四隅角部の側壁部を当接支持するように構成されている。
トレー収納室8の周囲長さ(図1,図3において二点鎖線示した長さ:X)に対する、段部6と突出部7部分の周囲長さ(図1,図3において点線で示した長さの合計:Y)の割合は、20〜70%であることが好ましく、30〜65%であることが更に好ましい。上記範囲内であれば、収納したトレーを安定した状態で当接支持でき、輸送中の振動などに耐え得る保持が可能となるとともに、冷気の通りも良いものとなる。なお、上記周囲長さの測定は、上記段部と突出部の上端部分における周囲部分の長さを測定する。
また、上記傾斜部10は、上記段部と突出部の側壁全体にわたって形成されていてもよいが、好ましくは、上記トレー収納室8の周囲長さ(X)に対する上記傾斜部10の部分の周囲長さ(図1,図3において太い実腺で示した長さ:Z)の割合は、5〜70%であり、更に好ましくは10〜50%である。なお、上記傾斜部10の周囲長さ(Z)は、その高さ方向の中央部分の周囲長さを測定する。
本発明においては、特に、平トレーを収納させる場合には、従来よりも箱体の周壁高さが低いものとすることが好ましい。周壁の高さが低くなると、特に、上記箱体のように略直方体形状の発泡粒子成形体製の容器においては、箱体自体が撓み易くなり、箱体が破損し易くなる。そこで、上記のようにトレー収納室8を特定の配置とすることにより段部6及び突出部7を、上記撓みやねじれ等の力に対する補強リブとして機能させることができる。
例えば、一方の長手方向周壁に形成された段部6bは、他方の周壁に形成された段部6bと、それぞれ長手方向にずれた位置に形成されている。このような位置に段部が形成されていると、段部の形成位置を片寄りのないものとすることができ、箱体がねじれるような力がかかった際に、このような力に抵抗する補強リブとして機能し易くなる。また、突出部7a,7bにおいても、長手方向にずれた位置に形成されており、同様の補強リブとしての効果が得られる。
また、上記の観点から、それぞれのトレー収納室8は、箱体の底部の中心点に対して点対称となるように配列されていることが好ましい。このようにトレー収納室8が配置されていると、トレー収納室を区画する段部6や突出部7も、箱体の中心に対して点対称に形成されるので、より補強リブとしての効果が発揮され易くなる。
上記段部6及び突出部7は、上記したように収納したトレーTの四隅角部の側壁部、及びフランジ部Fを支えるように配置されている。この際、トレーTは宙吊り状態(底部にトレーの底面が接触しない状態)で容器1内において段部6及び突出部7によって支持されることが好ましく、これを考慮して段部6及び突出部7の高さが設計される。概ね、収納されるトレーの底面からフランジ部までの高さに対して、1〜5mm程度高く、上記段部と突出部が形成されていることが好ましい。
箱体の周壁厚み(T)は、15〜30mmに形成されていることが好ましく、17〜25mmに形成されていることが更に好ましい。周壁厚みは、長手方向の周壁2aと短手方向の周壁2bとの間で異なるものとしてもよく、その場合には、長手方向の周壁厚みを短手方向の周壁厚みよりも厚いものとすることが、強度の観点、また箱体の長手方向の長さ(L)を短いものとすることができる観点から好ましい。また、周壁に、段部6が形成されている場合には、段部上面の幅〔図5(a)参照):Q〕は、6mmを超えることが好ましく、10〜20mmであることが更に好ましい。
なお、周壁厚み(T)は、段部6が存在していない部分の厚みを測定するものとする。具体的には、図5(b)に示したように、周壁において段部が設けられていない部分における、該部分の下端から1/2高さとなる部分の厚みを測定する。
箱体を構成する底部11には、貫通穴12が形成されている。この貫通穴12は、上記段部6と突出部7とによって区画された6個のトレー収納室8のそれぞれの底部に形成されている。貫通穴12は四角形状で、トレーが載置された際に、トレーの底面の中央部分に形成されていることが好ましい。具体的には、長さが120〜186mm、幅が70〜123mmであり、長さが150〜180、幅が85〜120mmであることが特に好ましい。また、貫通穴12はトレー収納室8の底部全体に形成されていてもよいが、好ましくは、前記区画されたトレー収納室8の底部の面積(A)に対する、前記貫通穴12の開口の面積(B)の割合は、50〜80%であることが好ましく、55〜80%であることが特に好ましい。この範囲であれば平トレーがイチゴの自重で撓んだり運搬中の振動等により上下した際も、トレー底面は底部に接触することがなく、イチゴの損傷を抑制できる。特に、浅型の平トレーの場合には、イチゴ等の果実を収納したときにトレーの底面が撓みやすく、トレーを宙吊りにした際に、箱体の底部とトレーの底面中央部分が接触し易くなるため、トレー底面の接触防止と通気用としての冷却効率の向上の観点から、トレー収納室に上記貫通穴12が形成されていることが好ましい。なお、貫通穴12が形成されると、箱体の強度は弱くなる傾向にあるので、特定の位置に形成された段部6と突出部7の補強効果がより顕著なものとなる。
底部11の厚みは、緩衝性や底部としての強度とのバランスの観点から、5〜25mmであることが好ましいく、10〜20mmであることが特に好ましい。
箱体の長辺側の周壁の下面部には、図2に示したように、長辺側の周壁上端部の凸部に係合する係合凹部13が形成されており、また、箱体の四隅角部分の周壁上面部には、上面視L字状の係合突起14がそれぞれ形成され、箱体の四隅角部分の下面部には前記係合突起14に係合する裏面視L字状の係合凹部15がそれぞれ形成されている。そして、下段の容器1の上記長辺側の周壁上端部の凸部と上段の容器1の係合凹部13とが重なり、下段の容器1の係合突起14と上段の容器1の係合凹部15とが重なり、それぞれを係合させて積み重ねることにより、図10に示したように、複数箇所で上段の箱体を支えることができ、特に箱体の四隅角部分にかかりやすい荷重を分散して受けることができる。これにより、箱体の変形等をより効果的に抑制することができ、容器1を多段に安定的に積み上げることができる。
なお、箱体を積み重ねた際のズレをさらに防止する観点から、箱体の周壁凸部の上面に係合突起を設けると共に、箱体の周壁の下面部には前記周壁凸部の上面の係合突起に係合する係合凹部を形成することもできる。
上記下段の容器1の長辺側の周壁上端部の凸部と四隅角部分の係合突起14と、上段の容器1の係合凹部13と四隅角部分の係合凹部15とのそれぞれが重なり合っている部分に相当する係合長さの合計長さは、容器の外周長さに対して20〜60%であることが好ましく、30〜50%であることが更に好ましい。また、係合部の高さは2〜30mmであることが好ましく、5〜20mmであることが更に好ましく、8〜15mmであることが特に好ましい。上記範囲であれば、係合が十分で、箱体を重ねた際に上下の箱体のズレがなく、容器1を多段に安定的に積み上げることができる。
上記箱体を構成する周壁2には、略長方形状の通気部3が、箱体の長手方向の周壁2aにそれぞれ3個、箱体の短手方向の周壁2bにそれぞれ1個形成されている。これらの全通気部3の全周壁2に対する開口率は、冷却効率と周壁としての強度とのバランスから、10〜60%であることが好ましく、15〜50%であることが更に好ましく、17〜30%であることが特に好ましい。また、短手方向の周壁2bの外面側の中央付近には、取っ手となる切欠き凹部4がそれぞれ形成されている。
また、上記箱体の四隅角部のうちの少なくとも一つの角部付近の短辺側の周壁部と、その対角位置にある角部付近の長辺側の周壁部とに、底部上面に達する嵌合溝5が設けられている。この嵌合溝5は、図9に示したように、二つの箱体の開口方向を向き合わせ、かつ箱体同士を少しずらして重ね合わせた際に、一の箱体の短辺側の周壁の嵌合溝5と他の箱体の長辺側の周壁2a、一の箱体の長辺側の周壁の嵌合溝5と他の箱体の短辺側の周壁2bとが嵌合するものである。これにより、二つの箱体の積み上げ高さを低くすることができ、未使用時における箱体の搬送、保管スペースを低減することができる。
上記嵌合溝5の形成位置は、四隅角部の頂点から周壁の厚み(T)を超える距離(δ)離れた位置に形成すれば、周壁に邪魔されることなく嵌め込みができるものとなる。また、上記嵌合溝5は、その幅(u)が周壁の厚み(T)を超えるものであればよい。
なお、上記嵌合溝5は、周壁の嵌め込み容易性を考慮し、上方ほど幅の広い嵌合溝としてもよい。また、上記四隅角部の頂点から離す距離(δ)、嵌合溝5の幅(u)は、図5(b)また図6(a)に示したものをいう。
上記した構成の本発明に係る集合包装容器を構成する熱可塑性樹脂に制限はないが、例えば、ゴム変性ポリスチレンやポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等のオレフィン系樹脂などの汎用樹脂、ポリスチレンとポリエチレンとの複合樹脂が例示され、これらの中でも高発泡させ易いことからスチレン系樹脂が好ましい。また、発泡粒子成形体の形態としては、上記した段部や突出部、さらにその部分に形成される傾斜部といったような複雑な形状や、大きな形状の容器であっても容易に製造できることから、発泡粒子を所定形状の型内に充填して蒸気等で加熱成形し、発泡粒子を融着させて得られた発泡粒子成形体が好ましい。
本発明の集合包装容器は、スチレン系樹脂発泡粒子成形体で構成される場合、その発泡倍率は、30〜80倍であることが好ましく、40〜70倍であることが更に好ましく、50〜60倍であることが特に好ましい。上記範囲内であれば、緩衝性やクッション性に優れると共に、耐圧縮性や保形性にも優れ、積載用集合包装容器として優れたものとなる。特に、50〜60倍のスチレン系樹脂発泡粒子成形体であれば、曲げ強さは20〜40N/cm2程度であり、圧縮強さ(10%ひずみ圧縮強さ)は10〜30N/cm2程度であるので、集合包装容器を20段程度積み重ねても、十分な強度を有し、且つ、パレットでの輸送にも適する寸法の容器を得ることが容易となる。
次に、本発明の集合包装容器の実施例について、以下、詳細に説明する。
この実施例にかかる集合包装容器1は、発泡倍率60倍のスチレン系樹脂発泡粒子成形体からなり、外形寸法が、高さ(H)が70mm、長手方向の長さ(L)が600mm、短手方向の長さ(W)が380mmである。また、長手方向の周壁厚み(T)が20mmであり、短手方向の周壁厚み(T)が16mmであり、底部の厚みは15mmである。箱体の長手方向の周壁2aにはそれぞれ3個、短手方向の周壁2bにはそれぞれ1個の通気部3が形成されており、これらの全通気部3の全周壁2に対する開口率は15%である。
また、箱体の四隅角部分の周壁内面側、長手方向の周壁内面側、短手方向の周壁内面側にそれぞれ段部6が形成され、これらの周壁を形成している段部6から箱体の内方に向けて突出した、L字またはT字状を為している。また、箱体の中央部に2個の突出部7が設けられ、これらの突出部7は箱体の外方に向けて突出してトレー収納室8を形成するように凸部が設けられている。トレー収納室8の周囲長さ(X)に対する、段部6と突出部7の合計長さ(Y)の割合は61%である。また、段部6の幅は7.8mmであり、突出部7の凸部の幅は18.2mmである。段部6、突出部7の高さは、それぞれ25mmである。段部6と突出部7の側壁には、収納するトレーの四隅角部の側壁部に接するように傾斜部10が形成されている。上記段部と突出部とによって区画されたトレー収納室8の周囲長さ(X)に対する、前記段部6と突出部7に形成された4箇所の傾斜部10における周囲長さ(Z)の割合は、15%である。また、上記段部6と突出部7に形成された傾斜部10の角度αは80度であり、収納されるトレーの側壁部の傾斜角度βも80度であり、α/β=1である。また、上記傾斜部10は、高さ方向において上端から35%の位置まで、すなわち、底部から16.3mmの高さまで連続して、段部6と突出部7の側壁に形成されている。
底部11には、通気用の貫通穴12が形成されており、該貫通穴12は四角形状で、長さが160mm、幅が95mmである。また、前記区画されたトレー収納室8の底部の面積に対する前記貫通穴12の開口の面積の割合は69%である
なお、段部6と突出部7とによって区画されたトレー収納室8に収納できるトレーとしては、イチゴをパック詰めする平トレーがある。この平トレーの形状寸法は、フランジ部の端部間の長さ(トレーの長辺方向長さ)が196mm程度、幅(トレーの短辺方向長さ)が128mm程度、フランジ部の下端から底の下端までの高さが23mm程度であり、側壁部の角度は80度である。この平トレーをそれぞれ区画されたトレー収納室8に収納した場合には、上記傾斜部10とトレーの側壁部の角度が同じであるので、傾斜部とトレーの側壁部とが沿って接しており、トレーの底面が箱体の底部に接触せず、宙吊りの状態でトレーが保持されている。
以上、本発明に係る集合包装容器の実施形態を説明したが、本発明は、何ら既述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、集合包装容器における、トレー収納室の個数や配置など種々の変更を加えた実施形態とすることが可能であることは当然である。
上記した本発明に係る集合包装容器は、収納するトレーを良好に保持し、輸送時等においても、脱落、位置ズレを起こすことのないものとなるので、イチゴ、ぶどう、さくらんぼ、びわ、いちじく等の果肉の軟らかい果実を輸送するのに好適に使用することができる。
1 集合包装容器
2 周壁
2a 長手方向の周壁
2b 短手方向の周壁
3 通気部
4 取っ手となる切欠き凹部
5 嵌合溝
6 段部
6a 箱体四隅角部に形成された上面視L字状の段部
6b 箱体長手方向周壁に形成された上面視T字状の段部
6c 箱体短手方向周壁に形成された上面視T字状の段部
7,7a,7b 突出部
8 トレー収納室
8a 長辺方向が箱体の短手方向に向けられたトレー収納室
8b 長辺方向が箱体の長手方向に向けられたトレー収納室
9a,9b 肉盗み用の貫通穴
10 傾斜部
11 底部
12 貫通穴
13 係合凹部
14 係合突起
15 係合凹部
T イチゴのパック詰め平トレー
F トレーのフランジ部
P バンド
X トレー収納室の周囲長さ
Y 段部と突出部の周囲長さ
Z 傾斜部の周囲長さ
α 段部と突出部に形成された傾斜部の角度
β トレーの四隅角部の側壁部の傾斜角度

Claims (6)

  1. 上面が開口し、果実をパック詰めしたトレーを複数個収納する略直方体形状の箱体からなる集合包装容器であって、前記箱体は発泡粒子成形体で形成され、前記箱体の内部が、前記箱体の周壁内面側に設けられた段部と、箱体の内部に底部から立ち上げて設けられた突出部とによって、複数個のトレー収納室に区画されており、前記トレー収納室の四隅角部を形成する、前記段部と突出部の側壁には、収納するトレーの四隅角部の側壁部に接するように傾斜部が形成されており、前記段部と突出部とによって区画されたトレー収納室において、その全周囲長さ(X)に対する前記段部と突出部の周囲長さ(Y)の 割合が20〜70%であるとともに、前記全周囲長さ(X)に対する前記傾斜部の周囲長さ(Z)の割合が10〜50%であり、前記段部の側壁と突出部の側壁に形成された傾斜部によって、収納したトレーの四隅角部の側壁部を支持し、前記傾斜部によって支持されたトレーが、上記トレー収納室の底部に前記トレーの底面が接触しない状態で保持されることを特徴とする、集合包装容器。
  2. 上記箱体の内部において、一方の長手方向周壁内面側に設けられた上記段部は、他方の長手方向周壁内面側に設けられた上記段部と長手方向にずれた位置に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の集合包装容器。
  3. 上記段部と突出部とによって区画されたトレー収納室の底部には、それぞれ貫通穴が形成されており、前記区画されたトレー収納室の底部の面積(A)に対する、前記貫通穴の開口の面積(B)の割合が、50〜80%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の集合包装容器。
  4. 上記トレーは、長さ140〜180mm、幅80〜120mm、高さ20〜40mmのトレーであり、上記箱体は、長さ570〜650mm、幅330〜400mm、高さ55〜80mmの箱体であるとともに、その内部において、一方の列は長辺方向が箱体の短手方向に向けられた1個のトレー収納室と、それに続く長辺方向が箱体の長手方向に向けられた2個のトレー収納室が並び、他方の列は長辺方向が箱体の長手方向に向けられた2個のトレー収納室と、それに続く長辺方向が箱体の短手方向に向けられた1個のトレー収納室が並ぶように、総計6個のトレー収納室に区画されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の集合包装容器。
  5. 上記発泡粒子成形体を構成する樹脂がスチレン系樹脂であり、上記発泡粒子成形体の発泡倍率が30〜80倍であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の集合包装容器。
  6. 上記傾斜部の角度(α)と、上記収納するトレーの四隅角部の側壁部の傾斜角度(β)との比(α/β)が、0.9〜1.2であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の集合包装容器。
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