JP2008162690A - 果物収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】果粒が果梗から脱落し易い品種のぶどう等の果物を収納した場合にも、搬送時の振動等に起因する脱粒の発生を抑えることができ、よって見栄えが良いうえに、従来よりも果物の日持ちを長くすることができる果物収納容器を提供する。
【解決手段】底板10と、この底板の長手方向に立設された一対の第1の側壁11および短手方向に立設された一対の第2の側壁12とが合成樹脂により一体成形されて上部に略長方形状の開口部13が形成された果物収納容器において、第1の側壁11に、開口部13から底板10に向けて漸次第1の側壁11間の中央側に傾斜するとともに、当該容器内部において凹曲面状をなす果物保持壁14を形成したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ぶどう等の果物を収納して搬送用や陳列用等として用いられる果物収納容器に関するものである。
一般に、果物は、透明なプラスチック容器に収納されて搬送および店頭での販売等がなされている。
図9および図10は、従来の上記果物の収納容器の一種であるぶどう収納容器を示すもので、略長方形状をなす底板1と、長辺側に立設された一対の側壁2と、短辺側に立設された一対の側壁3とが透明な合成樹脂により一体成形されたものである。
上記構成からなるぶどう収納容器は、内部に茎4を側壁2に沿わせてぶどうを収納することにより、搬送用、陳列用および保存用等として用いられている。
ちなみに、上記ぶどうのうち、巨峰等の果粒が大きいものにあっては、通常1つの収納容器に1房のぶどうが収納されて使用に供されている。
ところで、従来の上記ぶどう収納容器にあっては、ぶどうが全体として外観略円錐形状をなしているために、側壁2の下部と底板1との間に空間Sが形成されてしまう。このため、搬送中に加わる振動や衝撃等によって、果粒5が果梗から脱落(脱粒)して空間Sの収まってしまい、この結果、陳列時における見栄えに劣るという問題点があった。加えて、上記脱粒により果粒5が傷んだり、あるいは日持ちが悪くなったりするという問題点もあった。
特に、種なしぶどうは、従来のぶどうと比較して、種から果梗に至る繊維分が無いために果粒5が果梗から脱落し易く、このため当該種なしぶどうを上記収納容器に収納した場合には、上記傾向が顕著になる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、果粒が果梗から脱落し易い品種のぶどう等の果物を収納した場合にも、搬送時の振動等に起因する脱粒や傷みの発生を抑えることができ、よって見栄えが良いうえに、従来よりも果粒の日持ちを長くすることができる果物収納容器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、底板と、この底板の長手方向に立設された一対の第1の側壁および短手方向に立設された一対の第2の側壁とが合成樹脂により一体成形されて上部に略長方形状の開口部が形成された果物収納容器において、上記第1の側壁に、上記開口部から上記底板に向けて漸次当該第1の側壁間の中央側に傾斜するとともに、当該容器内部において凹曲面状をなす果物保持壁を形成したことを特徴とするものである。
ここで、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の果物保持壁が、対向する当該果物保持壁間の幅寸法が、上記第1の側壁の延在方向に向けて漸次小さくなるように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記第1の側壁の第2の側壁との角隅部に上記果物保持壁が形成されないことにより、当該角隅部には、上記底板と上記第1および第2の側壁とによって囲まれて上記果物保持壁の外方に突出する脚部が形成されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、上記底板の上記第1の側壁間の中央部には、当該底板から断面逆U字状に突出して果粒を弾性的に保持可能な緩衝底部が上記第1の側壁の延在方向に向けて形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、上記一対の第1の側壁は、上記開口部を画成する縁部間の幅寸法が上記第2の側壁側から中央部に向けて漸次小さくなるように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、上記開口部の周縁に、上記第1の側壁および第2の側壁の上端外方に沿って延在する環状のフランジが一体に形成されるとともに、上記フランジと上記第1の側壁の上端部との間に、当該第1の側壁に沿って凹溝が形成されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、上記第1の側壁の上端部には、上記凹溝を間に介して上記フランジと対向する補強壁部が一体に形成されていることを特徴とするものである。
請求項1〜7のいずれかに記載の果物収納容器によれば、例えば果粒の大きなぶどうを、その茎を第1の側壁に沿わせて収納した際に、第1の側壁に臨む外周側の上記果粒を、当該第1の側壁に形成した果物保持壁によって両側の下方から支持することができる。加えて、上記保持壁を、容器内部において凹曲面状に形成しているために、果物の側面や各々の果粒を広い面で保持することができる。
このため、果粒が果梗から脱落し易い品種のぶどう等の果物を収納した場合にも、搬送時の振動等に起因する脱粒や傷みの発生を抑えることができる。したがって、上記ぶどう等の果物を収納して陳列を行う際にも、見栄えが良く、しかも脱粒や傷みが少ないために、従来よりも果物の日持ちを長くすることができる。
この際に、請求項2に記載の発明によれば、対向する果物保持壁間の幅寸法が、第1の側壁の延在方向に向けて漸次小さくなるように形成しているために、ぶどう等の全体として外観略円錐形状をなす果物を、その大径側端部を果物保持壁間の幅寸法が大きい側に位置させて収納することにより、より広い面積にわたる上記果物の側面やより多くの果粒を果物保持壁によって両側から安定的に支持することができる。
さらに、請求項3に記載の発明においては、第1の側壁の第2の側壁との角隅部に上記果物保持壁を形成しないことにより、当該角隅部に、底板と第1および第2の側壁とによって囲まれて果物保持壁の外方に突出する脚部を形成しているために、当該脚部によって収納容器の強度を高めて形状を保持することができる。また、搬送時等に多数の収納容器を並列的に箱詰めした場合に置いても、上記脚部は、果物保持壁の外方に突出しているために、隣接する収納容器等から上記果物保持壁を介して果物の側面や果粒に強い力が作用することがない。
また、請求項4に記載の発明によれば、上記底板の第1の側壁間の中央部に、断面逆U字状に突出する緩衝底部を第1の側壁の延在方向に向けて形成しているために、底板上に位置する果物や果粒についても、上記緩衝底板によって下方から弾性的に保持することができ、よって底部に位置する上記果物や果粒についても傷みや脱粒を生じることを防ぐことができる。
ところで、上記果物収納容器においては、第1の側壁側に位置する果物の側面や果粒を、果物保持壁によって側方かつ下方から保持しているために、上記果物や果粒が大粒である場合には、その重量によって果物保持壁を含む第1の側壁が外方に撓む傾向を生じる。そして、その撓み量は、第1の側壁の中央部において最も大きくなる。このため、搬送の箱詰め状態や陳列状態によっては、隣接する容器等からの反力によって、第1の側壁を介して上記果物や果粒に大きな力が作用するおそれを生じる。
この点、請求項5に記載の発明によれば、上記一対の第1の側壁を、上縁部間の幅寸法が上記第2の側壁側から中央部に向けて漸次小さくなるように、すなわち収納容器の内側に凹状となるように形成しているために、果物の重みでこれを保持する果物保持壁が外方に撓むことにより、開口部の形状が長方形に近づくことになり、よって箱詰め時等に隣接する容器等から第1の側壁に外力が加わることを未然に防止することができる。
また、第1の側壁を上述したように凹状に形成することにより、果物保持壁による弾性的な果物の保持効果を高めることもできる。
これに対して、請求項6に記載の発明においては、開口部の周縁に、第1の側壁および第2の側壁の上端外方に沿って延在する環状のフランジを一体に形成するとともに、このフランジと第1の側壁の上端との間に、第1の側壁に沿って凹溝を形成しているために、果物の重みでこれを保持する果物保持壁を介して第1の側壁が外方に撓んだ場合においても、当該第1の側壁の撓みを凹溝における変形によって吸収することができる。しかも、このぶどう収容容器の外縁には、環状のフランジが一体に形成されているために、その変形が防止される。
この結果、果物の大きさや重さの相違に拘わらず、開口部の外形寸法が変化することがなく、よって箱詰め時等に隣接する容器等から第1の側壁に外力が加わることを未然に防止することができるとともに、第1の側壁の撓みを凹溝によって吸収することができるために、果物保持壁による弾性的な保持効果も高めることもできる。
この際に、特に請求項7に記載の発明によれば、第1の側壁の上端に沿って補強壁部を形成しているために、果物保持壁に局部的に重さが作用した場合においても、上記補強壁部によって第1の側壁の広い範囲を弾性的に凹溝内へと撓ませることができるとともに、補強壁部によるスプリング効果も得られるために、安定性にも優れる。
(第1の実施形態)
図1〜図5は、本発明に係る果物収納容器をぶどう収納容器に適用した第1の実施形態を示すもので、このぶどう収納容器(果物収納容器)は、底板10と、この底板10の長手方向に立設された一対の第1の側壁11と、短手方向に立設された一対の第2の側壁12a、12bとが透明な合成樹脂により一体成形されたもので、上部には略長方形状の開口部13が形成されている。
ここで、第1の側壁11および第2の側壁12a、12bは、いずれも開口部13から底板11に向けて、僅かに内方へと向かうように傾斜して形成されている。
また、第1の側壁11は、開口部13を画成する上縁部11b間の幅寸法W0が、第2の側壁12側から中央部に向けて漸次小さくなるように、それぞれ平面視において凹状に形成されている。
そして、第1の側壁11には、第2の側壁12a、12bとの角隅部11aを除いて、開口部13から底板10側に向けて漸次底板10の中央側に傾斜する果粒保持壁(果物保持壁)14が形成されている。
この果粒保持壁14は、第1の側壁11との間が、円滑な曲面によって連続するように形成されている。また、果粒保持壁14は、この収納容器の内部において凹曲面状をなすように形成されている。ここで、この曲面形状は、図4および図5に示すように、高さ方向の中央部における対向する果粒保持壁14との間の幅寸法W1が、第2の側壁12b側から第2の側壁12a側に向けて漸次小さくなるように形成されている。
さらに、底板10の第1の側壁11間の中央部には、一方の第2の側壁12a側から他方の第2の側壁12b側に向けて緩衝底部15が形成されている。この緩衝底部15は、底板10から断面逆U字状に突出する形状に形成されており、果粒Gを弾性的に保持可能となるように、この収納容器を平面上に載置した際に、その下方に間隙Cが形成されるようになっている。
また、この緩衝底部15は、一端部15aが一方の第2の側壁12aから連続するとともに、他端部15bが果粒保持壁14の幅寸法W1が大きい側の端部近傍に位置するように形成されている。さらに、この緩衝底部15は、一端部15aから他端部15bに向けて漸次高さ寸法が小さくなるように形成されている。これにより、緩衝底部15の他端部15bと第2の側壁12bとの間には、角隅部11a間に連続して底部10が形成されている。
この結果、第1の側壁11の第2の側壁12aとの角隅部11aには、緩衝底部15を間に挟んで、底板10と第1および第2の側壁11、12aとによって囲まれて果粒保持壁14の外方に突出する脚部16が形成されている。他方、第2の側壁12b側においては、この第2の側壁12bと、その全長に沿って連続する底板10と、対向する第1の側壁11とによって囲まれるとともに、第1の側壁11部分が果粒保持壁14の外方に突出する脚部17が形成されている。
なお、図中符号18は、薄肉の合成樹脂によって形成された上記ぶどう収納容器の強度を保持するためのコルゲート加工部である。
以上の構成からなるぶどう収納容器によれば、巨峰のような果粒Gの大きなぶどうを、その茎Tの端部を第2の側壁12b側に向けるとともに、第1の側壁11に沿わせて収納すると、図4に示すように、第1の側壁11側に位置する果粒Gを、第1の側壁11に形成した果粒保持壁14によって側方かつ下方から支持することができる。加えて、果粒保持壁14を、容器内部において凹曲面状に形成しているために、各々の果粒Gを広い面で保持することができる。
また、対向する果粒保持壁14間の幅寸法W1を、第2の側壁12b側から第2の側壁12a側に向けて漸次小さくなるように形成しているために、全体として茎Tの端部側が大径となる外観略円錐形状のぶどうを、その茎Tの端部が第2の側壁12b側に位置するようにして収納することにより、より多くの果粒Gを果粒保持壁14によって両側から安定的に支持することができる。
さらに、第1の側壁11の第2の側壁12a、12bとの角隅部11aに果粒保持壁14を形成しないことにより、底板10と第1および第2の側壁11、12a、12bとによって囲まれて果粒保持壁14の外方に突出する脚部16、17を形成しているために、これらの脚部16、17によって収納容器の強度を高めて形状を保持することができる。また、搬送時等に多数の収納容器を並列的に箱詰めした場合に置いても、脚部16、17が果粒保持壁14の外方に突出しているために、隣接する収納容器等から果粒保持壁14を介してぶどうの果粒に強い力が作用することがない。
加えて、底板10の第1の側壁11間の中央部に、断面逆U字状に突出する緩衝底部15を第1の側壁11の延在方向に向けて形成しているために、図5に示すように、底板10上に位置するぶどうの果粒Gについても、緩衝底板15によって下方から弾性的に保持することができる。しかも、緩衝底部15を、第2の側壁12a側の一端部15aから他端部15bに向けて、漸次高さが低くなるように形成しているために、外観略円錐形状のぶどうの大径側から小径側に至る数多くの果粒Gを、この緩衝底部15によって下方から弾性的に保持することができ、よって容器の底部に位置する果粒Gについても傷みや脱粒を生じることを防ぐことができる。
さらに、一対の第1の側壁11を、上縁部11b間の幅寸法W0が第2の側壁12a、12b側から中央部に向けて漸次小さくなるように、すなわち収納容器の内側に凹状となるように形成しているために、果粒Gの重みでこれを保持する果粒保持壁14が外方に撓むことにより、開口部13の形状が長方形に近づくことになり、よって箱詰め時等に隣接する容器等から第1の側壁11に外力が加わることを未然に防止することができる。また、第1の側壁11を上述したように凹状に形成することにより、果粒保持壁14による弾性的な果粒Gの保持効果を高めることもできる。
この結果、果粒Gが果梗から脱落し易い品種のぶどうを収納した場合にも、搬送時の振動等に起因する脱粒の発生を抑えることができる。したがって、上記ぶどうを収納して陳列を行う際にも、見栄えが良く、しかも脱粒が少ないために、従来よりも果粒の日持ちを長くすることができる。
(第2の実施形態)
図6〜図8は、本発明に係る果物収納容器をぶどう収納容器に適用した第2の実施形態を示すものである。
このぶどう収納容器(果物収納容器)も、底板20と、この底板20の長手方向に立設された一対の第1の側壁21と、短手方向に立設された一対の第2の側壁22a、22bとが透明な合成樹脂により一体成形されたもので、上部には略長方形状の開口部23が形成されている。
ここで、第1の側壁21は、底板20に対する傾斜角度が、その延在方向の中央部からこの容器の角隅部21aに向けて漸次大きくなるように形成されており、これにより開口部23側からの平面視において、第1の側壁21と底板20との交差部は、角隅部21a側から中央部に向けて漸次内方へ突出する凸曲線状に形成されている。
さらに、第1の側壁21には、当該第1の側壁21に対して凹曲面状をなす果粒保持壁(果物保持壁)24が形成されている。ここで、果粒保持壁24は、対向する果物保持壁24間の幅寸法が、第2の側壁22a側から第2の側壁22bに向けて漸次大きくなるように形成されている
また、第2の側壁22a、22bは、開口部23から底板20に向けて、僅かに内方へと向かうように傾斜して形成されている。
他方、底板20の第1の側壁21間の中央部には、一方の第2の側壁22a側から他方の第2の側壁22b側に向けて緩衝底部25が形成されている。この緩衝底部25は、底板20から断面逆U字状に突出する形状に形成されており、果粒を弾性的に保持可能となるように、この収納容器を平面上に載置した際に、その下方に間隙Cが形成されるようになっている。
また、この緩衝底部25は、一方の第2の側壁22a他方の第2の側壁22bへと連続して形成されるとともに、長手方向の中央部から第2の側壁22a側の一端部15aに向けて漸次高さ寸法が大きくなるように形成されている。
この結果、第1の側壁11と第2の側壁12a、22bとが交差する4つの角隅部21aには、各々緩衝底部25を間に挟んで、底板20と第1および第2の側壁21、22a、22bとによって囲まれた脚部26が形成されている。
また、このぶどう収納容器は、薄肉の合成樹脂によって一体成形されていることから、第2の側壁22a、22bおよび脚部26には、当該部分の強度を保持するためのコルゲート加工部27a、27bがそれぞれ開口部23側から底板20側に向けて形成されている。また、底板20には、第1の側壁21間にわたって連続することにより緩衝底板25を通過する複数のコルゲート加工部28が、緩衝底部25の延在方向に向けて略等間隔で形成されている。これにより、緩衝底部25は、コルゲート加工部28間において幾分独立的に撓み可能となるように形成されている。なお、果粒保持壁24が形成された第1の側壁21には、コルゲート加工部が施されていない。
そして、このぶどう収納容器においては、第1の側壁21および第2の側壁22a、22bの開口縁部に連なって上面29が形成されており、この上面29の外周には、外方に向けてカール部30aおよびスカート部30bからなるフランジ30が形成されている。このフランジ30は、周方向に連続するように環状に形成されており、開口部23側からの平面視において全体として長方形をなすように形成されている。
さらに、上面29には、各々の第1の側壁21の上端に沿って補強壁部31が形成されている。この補強壁部31は、内側壁部31aと外側壁部31bとが頂部で一体化された中空山形状に形成されたもので、第1の側壁21の上端に沿って両端部が脚部26の近傍まで延びる長さ寸法に形成されている。
そして、各補強壁部31とフランジ30との間に位置する上面29には、凹溝32が形成されている。この凹溝32は、その両端部32aが補強壁部31の両端部よりも角隅部21aに近接して位置するように連続して形成されている。
以上の構成からなるぶどう収納容器においても、第1の実施形態に示したものと同様に作用効果が得られる。
加えて、このぶどう収納容器においては、開口部23の周縁に、第1の側壁21および第2の側壁22a、22bの上端外方に沿って延在する長方形状のフランジ30を一体に形成するとともに、このフランジ30と第1の側壁21の上端に形成した補強壁部31との間に、第1の側壁21に沿って連続する凹溝32を形成している。
このため、上記ぶどう収納容器内にぶどうを収納した際に、果粒の重みでこれを保持する果粒保持壁24を介して第1の側壁21が外方に撓んだ場合においても、当該第1の側壁21の撓みを凹溝32における変形によって吸収することができる。しかも、このぶどう収容容器の外縁には、環状のフランジ30が一体に形成されているために、その変形が防止される。
この結果、ぶどうの大きさや果粒の重さの相違に拘わらず、開口部23の外形寸法が変化することがなく、よって箱詰め時等に隣接する容器等から第1の側壁21等に偏った外力が加わることを未然に防止することができるとともに、第1の側壁21の撓みを凹溝32によって吸収することができるために、果粒保持壁24による弾性的な果粒の保持効果も高めることもできる。
この際に、特に第1の側壁21の上端に沿って補強壁部31を形成しているために、果粒保持壁24に局部的に果粒の重さが作用した場合においても、上記補強壁部31によって第1の側壁21の広い範囲を弾性的に凹溝32内へと撓ませることができ、かつ補強壁部31によるスプリング効果も得られるために、安定性にも優れる。
なお、上記第1および第2の実施の形態においては、本発明に係る果物収納容器をぶどう収納容器に適用した場合についてのみ説明したが、これに限るものではなく、各種の果物の収納容器にも同様に適用することが可能である。
また、第1の実施形態では、第1の側壁11を、収納容器の内側に凹状となるように形成した場合についてのみ説明したが、これに限定されるものではなく、対向する第1の側壁11の上縁部11bが互いに平行になるように形成しても良い。
さらに、当該ぶどう収納容器を、底板10、20と、一対の第1の側壁11、21および第2の側壁12a、12b、22a、22bとを透明な合成樹脂により一体成形することにより、上部に開口部13、23を形成した場合について示したが、これに限るものではなく、例えば一方の第1の側壁11、21の上縁部に、開口部13、23を開閉する蓋体を一体に形成することもできる。
本発明に係る果物収納容器の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図2のA−A線視断面図である。 図2のB−B線視断面図である。 図2のC−C線視断面図である。 本発明に係る果物収納容器の第2の実施形態を示す平面図である。 図6のD−D線視断面図である。 図6のE−E線視断面図である。 従来のぶどう収納容器を示す斜視図である。 図9の断面図である。
符号の説明
10、20 底板
11、21 第1の側壁
11a、21a 角隅部
11b 上縁部
12a、12b、22a、22b 第2の側壁
13、23 開口部
14、24 果粒保持壁(果物保持壁)
15、25 緩衝底部
16、17、26 脚部
29 上面
30 フランジ
30a カール部
30b スカート部
31 補強壁部
32 凹溝
W0 上縁部間の幅寸法
W1 果粒保持壁間の幅寸法

Claims (7)

  1. 底板と、この底板の長手方向に立設された一対の第1の側壁および短手方向に立設された一対の第2の側壁とが合成樹脂により一体成形されて上部に略長方形状の開口部が形成された果物収納容器において、
    上記第1の側壁に、上記開口部から上記底板に向けて漸次当該第1の側壁間の中央側に傾斜するとともに、当該容器内部において凹曲面状をなす果物保持壁を形成したことを特徴とする果物収納容器。
  2. 上記果物保持壁は、対向する当該果物保持壁間の幅寸法が、上記第1の側壁の延在方向に向けて漸次小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の果物収納容器。
  3. 上記第1の側壁の第2の側壁との角隅部に上記果物保持壁が形成されないことにより、当該角隅部には、上記底板と上記第1および第2の側壁とによって囲まれて上記果物保持壁の外方に突出する脚部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の果物収納容器。
  4. 上記底板の上記第1の側壁間の中央部には、当該底板から断面逆U字状に突出して果粒を弾性的に保持可能な緩衝底部が上記第1の側壁の延在方向に向けて形成されていることを特徴とする1ないし3のいずれかに記載の果物収納容器。
  5. 上記一対の第1の側壁は、上記開口部を画成する縁部間の幅寸法が上記第2の側壁側から中央部に向けて漸次小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の果物収納容器。
  6. 上記開口部の周縁に、上記第1の側壁および第2の側壁の上端外方に沿って延在する環状のフランジが一体に形成されるとともに、上記フランジと上記第1の側壁の上端部との間に、当該第1の側壁に沿って凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の果物収納容器。
  7. 上記第1の側壁の上端部には、上記凹溝を間に介して上記フランジと対向する補強壁部が一体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の果物収納容器。
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