JP4837509B2 - 発泡合成樹脂容器 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡合成樹脂容器に関し、特に、野菜等の農産物を入れて予冷するためなどに好適な発泡合成樹脂容器に関する。
従来、野菜等の農産物を入れて予冷するために、容器上端側壁等をカットし、容器同士を積み重ねた時に冷気導入口が形成されるように構成された発泡合成樹脂容器として、例えば、特許文献1〜2に開示された技術が提案されている。
特許文献1には、合成樹脂発泡体からなる容器本体と蓋とからなり、容器本体は4周の側壁上縁にそれぞれ適数の切り欠きを形成しており、蓋は周縁下部に前記切り欠きに対応する突部を有しており、蓋をした状態で容器本体の内部は実質的に外気から遮断した状態とされる保冷容器であって、容器本体の前記切り欠きの底面部分は側壁内側縁が側壁外側縁よりも低位となる傾斜面とされていることを特徴とする保冷容器が開示されている。
特許文献2には、発泡合成樹脂からなる蓋体と容器とからなり、前記蓋体はその端部にすくなくとも2ヶ所の略垂直に延設された階段状の舌片を備え、且つ前記容器はその側壁に前記舌片と嵌合する凹状の通気孔を備えるとともに、前記舌片の外表面に階段状の舌片収納部を備えたことを特徴とする保冷容器が開示されている。
特開2005−206213号公報 実公平3−33660号公報
しかしながら、前述した従来技術には、次のような問題があった。
特許文献1に開示された保冷容器は、成形後、梱包作業をする際に、容器本体同士が嵌合して袋詰め作業を行い易いが、蓋同士は嵌合しないため、重ね合わせて梱包する際に荷崩れが生じ易く、袋詰め作業し難い問題がある。
特許文献2に開示された容器は、蓋同士を重ねることができるが、蓋の一部の肉厚を極端に薄くしないと、蓋同士が同文献中に図示されたように重なり合わないため、蓋の一部の肉厚を薄くすると蓋の強度が低下し、輸送中に割れや欠けが生じる問題がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされ、容器上端側壁等をカットし、容器同士を積み重ねた時に冷気導入口が形成されるように構成された発泡合成樹脂容器において、容器と蓋とを別々に梱包する際に荷崩れを防ぐことができる発泡合成樹脂容器の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、合成樹脂発泡体からなる平面視略四辺形をなす容器本体と蓋とからなり、容器本体は4辺の側壁上縁のうち少なくとも対向する一対の辺に切欠を有し、且つ蓋は周縁下部に前記切欠に対応する凸部を有しており、蓋をした状態で容器本体の内部は実質的に外気から遮断した状態とされる発泡合成樹脂容器において、前記蓋の凸部は、対向する辺の長さの半分以下の長さを線対称もしくは点対称となるように配置され、蓋の周縁下部の少なくとも前記凸部には、前記側壁の肉厚方向中央部を境界として、蓋下面からの突出長が異なる内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されると共に、これら内側嵌合部と外側嵌合部との突出長が、前記凸部の先端部と両側部とで相異しており、且つ容器本体の側壁上縁に、前記内側嵌合部及び外側嵌合部に対応した内側嵌合部及び外側嵌合部が形成されていることを特徴とする発泡合成樹脂容器を提供する。
本発明の発泡合成樹脂容器において、前記蓋が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺の片側対向領域に凸部を有し、該凸部の先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、凸部の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることが好ましい。
本発明の発泡合成樹脂容器において、前記蓋が、4辺の側壁下部のそれぞれ片側に凸部を有し、該凸部の先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、凸部の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることが好ましい。
本発明の発泡合成樹脂容器において、前記蓋が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺のそれぞれに、複数の凸部を、2つの蓋をそれぞれの裏面が向き合うように重ね合わせた際に各蓋の凸部が交互に並ぶように間隔をあけて対向配置し、該凸部の先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、凸部の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることが好ましい。
本発明の発泡合成樹脂容器において、前記蓋が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺の片側対向領域に第1凸部を有し、残る一対の辺の中央部に前記第1凸部のほぼ半分の突出高さをもつ第2凸部を有し、前記第1凸部の先端部及び前記2つの第2凸部のうち1つの先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、前記第1凸部の先端部及び前記2つの第2凸部のうち1つの先端部以外の側壁下部及び前記第2凸部のうち他方の先端部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることが好ましい。
本発明の発泡合成樹脂容器は、容器本体を積み重ねた際に冷気導入口となる切欠を有し、蓋に該切欠に対応する凸部を有する発泡合成樹脂容器において、蓋の凸部を、対向する辺の長さの半分以下の長さを線対称もしくは点対称となるように配置し、蓋の周縁下部の少なくとも凸部には、側壁の肉厚方向中央部を境界として、蓋下面からの突出長が異なる内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されると共に、これら内側嵌合部と外側嵌合部との突出長が、凸部の先端部と両側部とで相異しており、且つ容器本体の側壁上縁に、前記内側嵌合部及び外側嵌合部に対応した内側嵌合部及び外側嵌合部が形成された構成としたので、成形メーカーにおいて製造した蓋を梱包する際に、2つの蓋を互いの裏面を向かい合わせた状態で重ね合わせることで、それぞれの蓋の凸部が並び、且つ凸部の先端部の内側嵌合部及び外側嵌合部が、対応する蓋の内側嵌合部及び外側嵌合部と嵌合するので、2つの蓋を安定した状態で重ね合わせることができ、重ね合わせた2つの蓋のユニットを多段に積み重ねることで、荷崩れを起こすことなく、多数の蓋を積み重ね、簡単に梱包することができる。
[第1実施形態]
図1〜図5は、本発明の発泡合成樹脂容器の第1実施形態を示す図であり、図1は発泡合成樹脂容器10の組立斜視図、図2は蓋12の裏面の構造を示す斜視図、図3は容器本体11の積み重ね状態を示す斜視図、図4は2枚の蓋12を重ね合わせた状態を示す斜視図、図5は多数の蓋を積み重ねた状態を示す断面図である。これらの図中、符号10は発泡合成樹脂容器、11は容器本体、12は蓋、13は切欠、14は凸部、15は蓋の内側嵌合部、16は蓋の外側嵌合部、17は容器本体の内側嵌合部、18は容器本体の外側嵌合部である。
本実施形態の発泡合成樹脂容器10は、合成樹脂発泡体からなる平面視略四辺形をなす容器本体11と蓋12とからなり、容器本体11は4辺の側壁上縁のうち対向する一対の辺に切欠13を有し、且つ蓋12は周縁下部に前記切欠13に対応する凸部14を有しており、蓋12をした状態で容器本体11の内部は実質的に外気から遮断した状態となる構造になっている。
本実施形態の発泡合成樹脂容器10を構成する合成樹脂発泡体としては、ポリスチレン樹脂、スチレンを主体とする共重合体などのポリスチレン系樹脂発泡体、ポリオレフィン系樹脂発泡体、ポリエステル系樹脂発泡体などを例示することができる。容器本体11と蓋12の材質が異なっていても良いが、容器本体11と蓋12が同じ合成樹脂発泡体、特に、ホモポリスチレンポリマーを主体としたポリスチレン樹脂発泡体、又はポリスチレン系樹脂発泡体を用いて製造されていることが好ましい。ポリスチレン樹脂発泡体を用いて発泡合成樹脂容器10を構成する場合、合成樹脂発泡体の密度は0.014g/cm〜0.033g/cmの範囲が好ましい。密度が前記範囲未満であると、真空予冷時に容器の側壁面が変形しやすくなる、あるいは容器の保冷性能が低下するおそれがある。密度が前記範囲を超えると、容器の重量が重くなり取扱い性が低下するおそれがある。
また、前記容器本体11及び蓋12の製造方法は特に限定されないが、発泡性樹脂粒子を加熱して予備発泡粒子とし、所望形状のキャビティを有する成形型の該キャビティ内に予備発泡粒子を充填し、次いで成形型内で予備発泡粒子を加熱して型内発泡成形し、冷却後に成形体を離型する型内発泡成形法により製造することが好ましい。かかる型内発泡成形法における成形装置や成型条件等は、使用する樹脂材料に応じて、従来より周知の型内発泡成形法と同様にして実施することができる。
本実施形態の発泡合成樹脂容器10は、前記蓋12が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺の片側対向領域に凸部14を有し、該凸部14の先端部では内側嵌合部15が外側嵌合部16よりも突出長が長く形成され、凸部14の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部16が内側嵌合部15よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体11の側壁上縁に、前記蓋12の凸部14と内側嵌合部15と外側嵌合部16とに対応した切欠13と内側嵌合部17と外側嵌合部18とが形成されていることを特徴としている。
なお、本発明において「突出長」とは、蓋12の裏側主面と、それぞれの部位での内側嵌合部15又は外側嵌合部16の高さとの差を意味する。従って、凸部14以外の部分では、この突出長がゼロ又はマイナスとなる場合もある。
また、図示していないが、容器本体11の底面周縁部には、別な発泡合成樹脂容器10又は容器本体11と重ね合わせる際に、位置ずれや荷崩れを抑止するための嵌合部が形成されていることが好ましい。
本実施形態の発泡合成樹脂容器10は、容器本体11と蓋12とを別々に成形し、それぞれ別々に梱包する場合、容器本体11は、図3に示すように複数の容器本体11を積み重ねた状態で梱包される。なお、この容器本体11に野菜等の内容物を入れ、予冷する場合には、容器本体11の側壁に設けた切欠13が冷気導入口となり、野菜等の内容物を容器本体11内に入れ、これを予冷室に入れて保管する場合に、容器外の冷気が冷気導入口を通して容器内にスムーズに流入するので、冷却効率が高い。
一方、蓋12は、図4に示すように、成形メーカーにおいて製造した蓋12を梱包する際に、2つの蓋12を互いの裏面を向かい合わせた状態で重ね合わせることで、それぞれの蓋12の凸部14が並び、且つ凸部14の先端部の内側嵌合部15及び外側嵌合部16が、対応する蓋の内側嵌合部15及び外側嵌合部16と嵌合するので、2つの蓋12を安定した状態で重ね合わせることができる。また、図5に示すように、重ね合わせた2つの蓋のユニットを多段に積み重ねることで、荷崩れを起こすことなく、多数の蓋12を積み重ね、梱包することができる。
(従来品の例示)
図6〜図8は、本発明品との比較のため、発泡合成樹脂容器の従来品を例示する図であり、図6は発泡合成樹脂容器1の斜視図、図7は2枚の蓋3を重ね合わせた状態を示す斜視図、図8は多数の蓋3を積み重ねた状態を示す断面図である。これらの図中、符号1は発泡合成樹脂容器、2は容器本体、3は蓋、4は切欠、5は凸部である。
この従来品の発泡合成樹脂容器1は、前述した第1実施例の発泡合成樹脂容器10と同様に、合成樹脂発泡体からなり、平面視略四辺形をなす容器本体2と蓋3とからなり、容器本体2は4辺の側壁上縁のうち対向する一対の辺に切欠4を有し、且つ蓋3は周縁下部に前記切欠4に対応する凸部5を有しているが、切欠4と凸部4とが、長辺の中央部に形成されている点で相異している。
この従来品においては、図7に示すように、2つの蓋3を互いの底面を向き合わせて重ねる場合に、凸部5同士が同じ位置にあるので、図7及び図8に示すように、互いの位置を横にずらせて2つの蓋3を重ね合わさなければならない。このような状態では、内側嵌合部及び外側嵌合部による嵌合ができず、上に乗った蓋3が簡単に横ずれしてしまう。その結果、図8に示すように、2つの蓋3を互いの底面を向き合わせて重ねたユニットを多段積みにした場合、荷崩れを起こしやすくなり、梱包作業に支障をきたすおそれがある。
[第2実施形態]
図9〜図12は、本発明の発泡合成樹脂容器の第2実施形態を示す図であり、図9は発泡合成樹脂容器20の組立斜視図、図10は蓋22の裏面の構造を示す斜視図、図11は2枚の蓋22を重ね合わせた状態を示す斜視図、図12は複数の容器本体21を積み重ねた状態を示す斜視図である。これらの図中、符号20は発泡合成樹脂容器、21は容器本体、22は蓋、23は切欠、24は凸部、25は蓋の内側嵌合部、26は蓋の外側嵌合部、27は容器本体の内側嵌合部、28は容器本体の外側嵌合部である。
本実施形態の発泡合成樹脂容器20は、合成樹脂発泡体からなる平面視略四辺形をなす容器本体21と蓋22とからなり、容器本体21は4辺の側壁上縁の各辺の片側に切欠23を有し、且つ蓋22は周縁下部に前記切欠23に対応する凸部24を有しており、蓋22をした状態で容器本体21の内部は実質的に外気から遮断した状態となる構造になっている。
本実施形態の発泡合成樹脂容器20は、前述した第1実施形態の発泡合成樹脂容器10と同様の樹脂材料を用いて構成することができ、また同様の製造方法で製造することができる。
本実施形態の発泡合成樹脂容器20は、蓋22が、4辺の側壁下部のそれぞれ片側に凸部24を有し、該凸部24の先端部では内側嵌合部25が外側嵌合部26よりも突出長が長く形成され、凸部24の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部26が内側嵌合部25よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体21の側壁上縁に、前記蓋22の凸部24と内側嵌合部25と外側嵌合部26とに対応した切欠23と内側嵌合部27と外側嵌合部28とが形成されていることを特徴としている。
本実施形態の発泡合成樹脂容器20は、容器本体21と蓋22とを別々に成形し、それぞれ別々に梱包する場合、容器本体21は、図12に示すように複数の容器本体21を積み重ねた状態で梱包される。なお、この容器本体21に野菜等の内容物を入れ、予冷する場合には、容器本体21の4辺の側壁にそれぞれ設けられた切欠23が冷気導入口となり、野菜等の内容物を容器本体21内に入れ、これを予冷室に入れて保管する場合に、容器外の冷気が冷気導入口を通して容器内にスムーズに流入するので、冷却効率が高い。
一方、蓋22は、図11に示すように、成形メーカーにおいて製造した蓋22を梱包する際に、2つの蓋22を互いの裏面を向かい合わせた状態で重ね合わせることで、それぞれの蓋22の4つの凸部24が並び、且つ凸部24の先端部の内側嵌合部25及び外側嵌合部26が、対応する蓋の内側嵌合部25及び外側嵌合部26と嵌合するので、2つの蓋22を安定した状態で重ね合わせることができる。また、図5に示す場合と同様に、重ね合わせた2つの蓋のユニットを多段に積み重ねることで、荷崩れを起こすことなく、多数の蓋22を積み重ね、梱包することができる。
[第3実施形態]
図13〜図16は、本発明の発泡合成樹脂容器の第3実施形態を示す図であり、図13は発泡合成樹脂容器30の組立斜視図、図14は蓋32の裏面の構造を示す斜視図、図15は2枚の蓋32を重ね合わせた状態を示す斜視図、図16は複数の容器本体31を積み重ねた状態を示す斜視図である。これらの図中、符号30は発泡合成樹脂容器、31は容器本体、32は蓋、33は切欠、34は凸部、35は蓋の内側嵌合部、36は蓋の外側嵌合部、38は容器本体の内側嵌合部、39は容器本体の外側嵌合部である。
本実施形態の発泡合成樹脂容器30は、合成樹脂発泡体からなる平面視略四辺形をなす容器本体31と蓋32とからなり、容器本体31は4辺の側壁上縁のうち対向する一対の辺にそれぞれ2つの切欠33を有し、且つ蓋32は周縁下部に前記切欠33に対応する凸部34を有しており、蓋32をした状態で容器本体31の内部は実質的に外気から遮断した状態となる構造になっている。
本実施形態の発泡合成樹脂容器30は、前述した第1実施形態の発泡合成樹脂容器10と同様の樹脂材料を用いて構成することができ、また同様の製造方法で製造することができる。
本実施形態の発泡合成樹脂容器30は、蓋32が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺のそれぞれに、2つの凸部34を、2つの蓋32をそれぞれの裏面が向き合うように重ね合わせた際に各蓋32の凸部34が交互に並ぶように(図15参照)間隔をあけて対向配置し、該凸部34の先端部では内側嵌合部35が外側嵌合部36よりも突出長が長く形成され、凸部の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部36が内側嵌合部35よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体31の側壁上縁に、前記蓋32の凸部34と内側嵌合部35と外側嵌合部36とに対応した切欠33と内側嵌合部38と外側嵌合部39とが形成されていることを特徴としている。
本実施形態の発泡合成樹脂容器30は、容器本体31と蓋32とを別々に成形し、それぞれ別々に梱包する場合、容器本体31は、図16に示すように複数の容器本体31を積み重ねた状態で梱包される。なお、この容器本体31に野菜等の内容物を入れ、予冷する場合には、容器本体31の側壁に設けられた切欠33が冷気導入口となり、野菜等の内容物を容器本体31内に入れ、これを予冷室に入れて保管する場合に、容器外の冷気が冷気導入口を通して容器内にスムーズに流入するので、冷却効率が高い。
一方、蓋32は、図15に示すように、成形メーカーにおいて製造した蓋32を梱包する際に、2つの蓋32を互いの裏面を向かい合わせた状態で重ね合わせることで、それぞれの蓋32の凸部34が交互に並び、且つ凸部34の先端部の内側嵌合部35及び外側嵌合部36が、対応する蓋の内側嵌合部35及び外側嵌合部36と嵌合するので、2つの蓋32を安定した状態で重ね合わせることができる。また、図5に示す場合と同様に、重ね合わせた2つの蓋のユニットを多段に積み重ねることで、荷崩れを起こすことなく、多数の蓋32を積み重ね、梱包することができる。
[第4実施形態]
図17〜図20は、本発明の発泡合成樹脂容器の第4実施形態を示す図であり、図17は発泡合成樹脂容器40の斜視図、図18は蓋42の裏面の構造を示す斜視図、図19は2枚の蓋42を重ね合わせた状態を示す斜視図、図20は複数の容器本体41を積み重ねた状態を示す斜視図である。これらの図中、符号40は発泡合成樹脂容器、41は容器本体、42は蓋、43A及び43Bは切欠、44A及び44Bは凸部、45は蓋の内側嵌合部、46は蓋の外側嵌合部、47は容器本体の内側嵌合部、48は容器本体の外側嵌合部である。
本実施形態の発泡合成樹脂容器40は、合成樹脂発泡体からなる平面視略四辺形をなす容器本体41と蓋42とからなり、容器本体41は4辺の側壁上縁の各辺に切欠43A,43Bを有し、且つ蓋42は周縁下部に前記切欠43A,43Bに対応する凸部44A,44Bを有しており、蓋42をした状態で容器本体41の内部は実質的に外気から遮断した状態となる構造になっている。
本実施形態の発泡合成樹脂容器40は、前述した第1実施形態の発泡合成樹脂容器10と同様の樹脂材料を用いて構成することができ、また同様の製造方法で製造することができる。
本実施形態の発泡合成樹脂容器40は、蓋42が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺の片側対向領域に第1凸部44Aを有し、残る一対の辺の中央部に前記第1凸部44Aのほぼ半分の突出高さをもつ第2凸部44Bを有し、前記第1凸部44Aの先端部及び前記2つの第2凸部44Bのうち1つの第2凸部44Bでは内側嵌合部45が外側嵌合部46よりも突出長が長く形成され、前記第1凸部44Aの先端部及び前記2つの第2凸部44Bのうち1つの先端部以外の側壁下部及び前記第2凸部44Bのうち他方の第2凸部44Bの先端部では外側嵌合部46が内側嵌合部45よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体41の側壁上縁に、前記蓋42の凸部44A,44Bと内側嵌合部45と外側嵌合部46とに対応した切欠43A,43Bと内側嵌合部47と外側嵌合部48とが形成されていることを特徴としている。
本実施形態の発泡合成樹脂容器40は、容器本体41と蓋42とを別々に成形し、それぞれ別々に梱包する場合、容器本体41は、図20に示すように複数の容器本体41を積み重ねた状態で梱包される。なお、この容器本体41に野菜等の内容物を入れ、予冷する場合には、容器本体41の4辺の側壁にそれぞれ設けられた切欠43が冷気導入口となり、野菜等の内容物を容器本体41内に入れ、これを予冷室に入れて保管する場合に、容器外の冷気が冷気導入口を通して容器内にスムーズに流入するので、冷却効率が高い。
一方、蓋42は、図19に示すように、成形メーカーにおいて製造した蓋42を梱包する際に、2つの蓋42を互いの裏面を向かい合わせた状態で重ね合わせることで、それぞれの蓋42の凸部のうち、第1凸部44A同士は横並びとなり、第2凸部42B同士は互いの先端部を突き合わせた状態で接触し、且つ第1凸部44Aの先端部の内側嵌合部45及び外側嵌合部46が、対応する蓋の内側嵌合部45及び外側嵌合部46と嵌合し、さらに第2凸部44Bの先端部でも、内側嵌合部45と外側嵌合部46とが嵌合するので、2つの蓋42を安定した状態で重ね合わせることができる。また、図5に示す場合と同様に、重ね合わせた2つの蓋のユニットを多段に積み重ねることで、荷崩れを起こすことなく、多数の蓋42を積み重ね、梱包することができる。
本発明の発泡合成樹脂容器の第1実施形態を示す組立斜視図である。 第1実施形態の発泡合成樹脂容器において蓋の裏面の構造を示す斜視図である。 第1実施形態の発泡合成樹脂容器において容器本体の積み重ね状態を示す斜視図である。 第1実施形態の発泡合成樹脂容器において2枚の蓋を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 第1実施形態の発泡合成樹脂容器において多数の蓋を積み重ねた状態を示す断面図である。 発泡合成樹脂容器の従来品を例示する斜視図である。 従来品において2枚の蓋を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 従来品において多数の蓋を積み重ねた状態を示す断面図である。 本発明の発泡合成樹脂容器の第2実施形態を示す組立斜視図である。 第2実施形態の発泡合成樹脂容器において蓋の裏面の構造を示す斜視図である。 第2実施形態の発泡合成樹脂容器において2枚の蓋を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 第2実施形態の発泡合成樹脂容器において複数の容器本体を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 本発明の発泡合成樹脂容器の第3実施形態を示す組立斜視図である。 第3実施形態の発泡合成樹脂容器において蓋の裏面の構造を示す斜視図である。 第3実施形態の発泡合成樹脂容器において2枚の蓋を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 第3実施形態の発泡合成樹脂容器において複数の容器本体を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 本発明の発泡合成樹脂容器の第4実施形態を示す組立斜視図である。 第4実施形態の発泡合成樹脂容器において蓋の裏面の構造を示す斜視図である。 第4実施形態の発泡合成樹脂容器において2枚の蓋を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 第4実施形態の発泡合成樹脂容器において複数の容器本体を重ね合わせた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10,20,30,40…発泡合成樹脂容器
11,21,31,41…容器本体
12,22,32,42…蓋
13,23,33,43A,43B…切欠
14,24,34,44A,44B…凸部
15,25,35,45…内側嵌合部
16,26,36,46…外側嵌合部
17,27,38,47…内側嵌合部
18,28,39,48…外側嵌合部。

Claims (5)

  1. 合成樹脂発泡体からなる平面視略四辺形をなす容器本体と蓋とからなり、容器本体は4辺の側壁上縁のうち少なくとも対向する一対の辺に切欠を有し、且つ蓋は周縁下部に前記切欠に対応する凸部を有しており、蓋をした状態で容器本体の内部は実質的に外気から遮断した状態とされる発泡合成樹脂容器において、
    前記蓋の凸部は、対向する辺の長さの半分以下の長さを線対称もしくは点対称となるように配置され、蓋の周縁下部の少なくとも前記凸部には、前記側壁の肉厚方向中央部を境界として、蓋下面からの突出長が異なる内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されると共に、これら内側嵌合部と外側嵌合部との突出長が、前記凸部の先端部と両側部とで相異しており、且つ容器本体の側壁上縁に、前記内側嵌合部及び外側嵌合部に対応した内側嵌合部及び外側嵌合部が形成されていることを特徴とする発泡合成樹脂容器。
  2. 前記蓋が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺の片側対向領域に凸部を有し、該凸部の先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、凸部の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の発泡合成樹脂容器。
  3. 前記蓋が、4辺の側壁下部のそれぞれ片側に凸部を有し、該凸部の先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、凸部の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の発泡合成樹脂容器。
  4. 前記蓋が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺のそれぞれに、複数の凸部を、2つの蓋をそれぞれの裏面が向き合うように重ね合わせた際に各蓋の凸部が交互に並ぶように間隔をあけて対向配置し、該凸部の先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、凸部の先端部以外の側壁下部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の発泡合成樹脂容器。
  5. 前記蓋が、4辺の側壁下部のうち対向する一対の辺の片側対向領域に第1凸部を有し、残る一対の辺の中央部に前記第1凸部のほぼ半分の突出高さをもつ第2凸部を有し、前記第1凸部の先端部及び前記2つの第2凸部のうち1つの先端部では内側嵌合部が外側嵌合部よりも突出長が長く形成され、前記第1凸部の先端部及び前記2つの第2凸部のうち1つの先端部以外の側壁下部及び前記第2凸部のうち他方の先端部では外側嵌合部が内側嵌合部よりも突出長が長く形成されてなり、且つ容器本体の側壁上縁に、前記蓋の凸部と内側嵌合部と外側嵌合部とに対応した切欠と内側嵌合部と外側嵌合部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の発泡合成樹脂容器。
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