JP5306630B2 - 保冷容器 - Google Patents

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Description

本発明は、主として冷凍食品や食材等の中でも特に鶏卵パックの輸送、配送、保管等にに使用される保冷容器に関するものである。
例えば、生活協同組合(以下、生協という)の冷蔵、冷凍食品や食材その他の商品の宅配においては、断熱性を有する発泡樹脂製の保冷容器が一般に使用されており、通常、輸送対象の冷凍食品や食材等をドライアイスや蓄冷材等の保冷材と共に収容して使用される。生協の商品の宅配に使用される保冷容器は、10〜25リットル程度の内容量の略直方体形状をなすものが一般的である(例えば、特許文献1)。
かかる保冷容器は、平面が矩形の容器本体と該容器本体の開口部に嵌合され被着される蓋体とからなるものであり、物流センターでの搬送、保管等の作業性や商品収納作業の効率性等の問題から、容器高さや縦横の外寸はある程度定まっている。そのため、容器の内容量を大きくするには、断熱性を収納効率を損なわないように工夫して、底部や側壁の厚みを薄くすることが求めらる。
ところで、この種の保冷容器は、段積みのために、容器底部の下面周縁部が切欠されて中央部が容器開口部あるいは蓋体の上面周縁部の凸部内側に嵌合するように形成されていることが多い。この場合、底部や側壁の厚みが薄くなる程、前記切欠部のために底部と側壁との連続境界部の厚みが薄くなり、該部の強度や断熱性が損なわれることになる。そのため、高さや外寸を変えずに、底部や側壁の厚みを大きくすると、内容量が減少し、収納効率が低下する。
特に、生協の宅配対象の商品として多いものに、鶏卵を5個ずつ2列に並列して個装状態に収納する形態のプラスチック製の鶏卵パックや、1リットル入りの牛乳パック等があり、これらの鶏卵パックや牛乳パック等の商品を複数個ずつ横に並べて収納できることが望まれ、通常、容器の内寸法は前記の商品の収納性を考慮して設定されているが、容器の側壁の厚みを大きくし内寸を変更すると、前記鶏卵パック等の収納性が損なわれることになる。
すなわち、かかる保冷容器として、鶏卵パック等の収納性を阻害せず、かつ強度や断熱性を低下させずに必要な内容量を確保できる保冷容器が望まれている。
特開2005−350080号公報
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、主として冷凍食品や食材等の中でも特に鶏卵パックの宅配用に使用する保冷容器として、鶏卵パックの収納性を阻害せず、かつ強度や断熱性を低下させずに必要な内容量を確保できる保冷容器を提供するものである。
上記の課題を解決する本発明の鶏卵パック用の保冷容器は、上方に開口する平面矩形の容器本体と、該容器本体の開口部に被着自在な蓋体とからなる発泡樹脂製の容器であって、前記容器本体の相対向する長辺側壁の外面が上端縁からのテーパ面又は上端縁からの非テーパの垂直面であであり、前記長辺側壁の内面下部における底部上面から40mmの高さまでが増肉による斜面部として形成され、前記斜面部が長辺側壁の内面上部に比して底部上面に垂直な面に対する勾配が大きい傾斜面であり、前記容器本体の短辺側壁の外面が底部下面に対し垂直面をなしており、また前記容器本体の底部下面は、周縁部が切欠されることにより形成された内方の凸面部分の中央部が凹設され、前記蓋体の上面には前記底部下面の凹設部と対応する部分に凹設部の深さの範囲内の盛り上がりによる表示が形成されてなることを特徴とする。これにより、底部下面の周縁部に容器開口部に対する嵌合用の切欠が形成されていても、底部や側壁の厚みを大きくすることなく、底部と側壁との間の連続境界部において所定の肉厚を保持でき、強度や断熱性を低下させることことなく所定の内容量を確保できる。
また、前記長辺側壁の内面下部の斜面部が、長辺側壁の内面上部に比して底部上面に垂直な面に対する勾配が大きい傾斜面であり、特に、前記斜面部が底部上面から40mmの高さまでが斜面部であることにより、前記底部と側壁との間の連続境界部に所定の厚みを確保できて、底部下面の周縁部に嵌合用の切欠が形成されていても、強度や断熱性を低下させることがない。しかも、前記斜面部が鶏卵パック等を収納する場合の邪魔になることもないばかりか、収納された鶏卵パックの遊動を規制する効果もあり、安定性よく収納できることになる。
また、前記容器本体の短辺側壁の外面が底部下面に対し垂直面をなしていることにより、空の容器の輸送や保管の際、上下に対向配置した二つの容器本体内に、前記短辺側壁を上下にして立てた状態の一つの容器本体を収納して、上下から挟んだ状態に組み合わせて、嵩低くして取り扱うことができる。特にこの際、中央に立てた容器本体の短辺川壁の外面が底部下面に対して垂直面をなしているため、該容器本体を安定性よく立てることができて、上下の容器本体同士の間に隙間があっても、前記の組み合わせ状態が安定し、ガタつきや揺動が生じ難くなる。
前記前記容器本体の底部下面は、周縁部が切欠されることにより形成された内方の凸面部分の中央部が凹設されるとともに、前記蓋体の上面には前記底部下面の凹設部の深さの範囲内の盛り上がりによる表示が形成されているため、底部下面の凹設部により、舗装面や床面等に直置きした場合の底部下面の汚れ付着を防止でき、床面からの熱伝導を抑制できる。また、蓋体上面の表示が盛り上がりの表示であるにもかかわらず、複数の容器を段積みしても該表示に底部下面の汚れがついたり表示が損傷することがなく、長期にわたって良好な表示状態を保つことができる。
本発明の鶏卵パック用の保冷容器によれば、相対向する長辺側壁の内面下部が斜面をなしていることにより、底部下面の周縁部に容器開口部に対する嵌合用の切欠が形成されていても、底部と側壁との間の連続境界部に所定の肉厚を保持できて、強度や断熱性を低下させることことなく所定の内容量を確保でき、鶏卵パック等の配送対象物の収納性を阻害することがない。特に、容器本体の短辺側壁の外面を底部下面に対し垂直面にすることにより、空容器の輸送等の取り扱いを容易にできる。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例の保冷容器の蓋体を開いた斜視図、図2は同上の保冷容器の蓋体を被着した斜視図、図3は容器本体の左半部の平面図と右半部の底面図であり、図4は蓋体の左半部の平面図と右半部の底面図である。図5は容器本体と蓋体の縦断正面図、図6は容器本体と蓋体の縦断側面図、図7は同上の一部の拡大断面図、図8は段積み状態の一部の断面図、図9は空の容器を運搬する場合の3個の容器本体を組み合わせた略示断面図である。
この実施例の保冷容器Aは、発泡樹脂製の容器であって、図に示すように、上方に開口する平面矩形の容器本体10と、該容器本体10の開口端部10aに対し嵌合被着自在な蓋体20とよりなる。
前記容器本体10は、発泡樹脂により一体に成形されてなるもので、底部11と、四方の側壁、すなわち相対向する長辺側壁12,12、及び相対向する短辺側壁13,13との箱状をなしている。前記各壁上端の開口端部10aには、内側に切欠段部14が形成されており、後述する蓋体20が嵌合した状態において、保冷材や蓄冷材等の冷媒(図示せず)を収納するための載架部として利用できるようになっている。図の短辺側壁13,13の内面には、前記切欠段部14から底部11に達する縦方向の冷気溝13bが形成されており、配送対象物を収納した状態での冷気流通性を確保できるようになっている。前記冷気溝13bは、外面中央部の手掛け部19を形成する凹部19aを避けた位置に形成するのが側壁強度保持等の点から好ましい。
前記容器本体10の底部11の下面は、周縁部が前記開口端部10aの厚み、特には前記切欠段部14を除いた厚みに相当する幅で切欠形成されており、該切欠部15より内方の凸面部分16が、蓋体20を除いた複数の容器本体10の積み重ね時に、下段の容器本体10の前記開口端部10aに対し嵌合するように形成されている。図の場合、前記凸面部分16の内方部が僅かに(例えば2mm前後)凹設されている。このように凹設部17を形成しておくことにより、地面や舗装面等の床面等に直置きした場合の汚れの付着や、地面からの熱の伝導を防止できるようになっている。
そして、前記四周の側壁のうちの長辺側壁12,12の内面下部、特には底部11の上面から所要の高さ位置までの内面下部は、容器内方側への増肉による斜面部18が形成されている。例えば、図6及び図7の鎖線のように、収容される配送対象物の一種であるプラスチック製の定型の鶏卵パック、すなわち鶏卵の下半部を個装状態に収納できる収納凹部が5個のずつ2列に形成された本体部と、前記に対応して収納凹部を5個ずつ2列に形成された蓋部とからなる鶏卵パック30は、本体部の底面から約40mm前後の高さに、本体部と蓋部とのフランジ状の合わせ部31が存在するので、前記斜面部18は、前記底部11の上面11aから約40mmの高さまでの内面下部を斜面部18として形成するのがよく、これにより、収納される鶏卵パック30のフランジ状の合わせ部31が、前記斜面部18の上端部に位置するために収納が阻害されず、しかも斜面部18により、鶏卵パック30や牛乳パックの遊動や揺動を抑制できることにもなる。また、前記斜面部18により、容器本体10の内壁面に対する前記鶏卵パック30や牛乳パックのフランジ状部分のくい込みも防止できる。
前記の斜面部18としては、全体が円弧状の曲面であってよいが、実施上は図示するように、該長辺側壁12,12の内面上部に比して底部11の上面11aに垂直な面に対する勾配が大きい傾斜面とするのが好ましい。この場合、図のように前記斜面部18の下端部を曲面で底部上面に連続させておくことができる。前記斜面部18の勾配、特に底部上面11aに垂直な面に対する勾配の程度は、1/40〜15/40の範囲が好ましい。
なお、前記長辺側壁12,12における前記斜面部18より上の内面上部については、底部上面11aに対する垂直面に僅かに勾配をつけたテーパ面であってもよいが、実施上は、該内面上部を底部上面11aに対する垂直面とするのが、内面下部の前記斜面部18の傾斜を大きく取ることができ好ましい。また、該長辺側壁12,12の外面については、前記同様に、底部上面11aに対する垂直面に僅かに勾配をつけた上端縁からのテーパ面でも、また上端縁からの非テーパの垂直面であってもよい。
また、相対向する短辺側壁13,13については、内面は底部上面11aに対する垂直面に僅かに勾配をつけたテーパ面でも、また非テーパの垂直面であってもよいが、外面中央部の手掛け部19を形成する凹部19aを除く外面13aは、その大部分を前記底部11の下面に対して垂直面にして、両短辺側壁13,13の外面13a,13aが平行をなすように形成しておくのがよい。これにより、図9のように、上下に対向配置した二つの容器本体10,10内に、前記短辺側壁13,13を上下にして立てた状態の一つの容器本体10を収納して上下から挟んだ状態に安定性よく組み合わせることができ、所謂3個1にして取り扱えるようになっている。前記外面13aの下端部をテーパ面にして、上部側の部分を底部下面に対し垂直面をなすように形成しておくこともできる。
なお、前記の組み合わせの場合、前記容器本体10の長辺側の内寸は該容器本体の短辺側の外寸より大きく、また、短辺側の内寸は容器本体10の高さより大きく設定される。
前記底部11は、収容される内容物の重量に耐え、かつ断熱性を損なわない範囲で厚みが設定される。素材の発泡樹脂の種類や発泡倍率によっても異なるが、例えば、内容量15〜20リットルの発泡ポリスチレン製の容器の場合、10〜30mm程度の厚みにすることができる。
また、前記蓋体20は、前記同様の発泡樹脂により一体に成形されてなるもので、下面における周縁部には、前記容器本体の開口端部10aの切欠段部14を除いた厚みに相当する幅の切欠部21が形成され、該切欠部21より内方部分22が、前記開口端部10aの内側に切欠段部14との間に間隔を存して嵌合できるようになっている。前記内方部分22は、前記開口端部10aの内側に沿う部分が嵌合部として形成されており、図の場合、長短の四辺部のやや内側に溝23が形成されて、弾力的に嵌合でき、且つ四隅部ではしっかりと嵌合できるようになっている。さらに内方が僅かに凹設されている。
また、前記蓋体20の上面には、周縁部に段積み時に上層の容器本体10の底部11の下面周縁部における切欠部15に嵌合する凸縁24が形成されており、さらに内方に前記底部11の下面における凹設部17と対応する部分が前記凹設部17の深さ範囲内の盛り上がりによる文字や図柄等の表示部27として形成されている。この表示部27の文字等の盛り上がりの高さは1mm程度であり、段積み状態において、前記凹設部17内にあって上層の容器本体10の底部11下面が直に当接せず、汚れ付着や損傷が生じないようになっている。すなわち、容器本体と蓋体を組合わせた容器を複数個、多段積みしても蓋体の表示部の盛り上がり高さの影響を受けない。
また、前記蓋体20の周縁部における短辺側の下面側には、手欠け用の切欠部28が設けられている。
前記容器本体10及び蓋体20の構成材である発泡樹脂としては、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等の各種合成樹脂の発泡体を用いることができる。中でも、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂のビーズ発泡による成形体が好適に用いられる。スチレン改質ポリオレフィン系樹脂は、ポリオレフィン系樹脂粒子にスチレン系単量体を含浸重合させて得られるものであり、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂の中でも、スチレン改質ポリエチレン樹脂が好ましく、例えば、スチレン成分の割合は40〜90重量%、好ましくは50〜85重量%、さらに好ましくは55〜75重量%のものが用いられる。また、前記発泡体の発泡倍率は10〜70倍が好ましい。
スチレン改質ポリオレフィン系樹脂のビーズ発泡体の成形品は、同じ発泡倍率のポリプロピレン系樹脂ビーズの成形品に比べて強度があり、また、深さが500mmを越える容器を成形した場合の収縮率が低く寸法精度もよい。さらに、スチレン系樹脂ビーズの発泡成形品に比べて擦れによる粉が出難い長所もある。前記発泡樹脂の表面に非発泡樹脂の表皮層を設ける場合もある。
上記した本発明の実施例の保冷容器Aによれば、物流センターにおいて顧客からの注文に応じてそれぞれぞれ個別の保冷容器Aの容器本体10に仕分けして収容するとともに、必要に応じて前記内容物の上にドライアイスや蓄冷材50等の保冷材を収容して、該センターから支所を介して各戸に配送する。
このとき、本発明の保冷容器Aにおいては、容器本体10の長辺側壁12,12における内面下部に、容器内方側への増肉による斜面部18を設けているので、底部11の下面周縁部に段積み時の嵌合用の切欠部15を設けていても、底部11や各側壁の肉厚を大きくしなくても済み、外寸などの容器の基本形状を大きく変更することなく、所定の容量を確保できる。
しかも、長辺側壁12、12の内面下部に傾斜面等による斜面部18を設けたことにより、図6及び図7の鎖線のように鶏卵パック30を収納した場合に、該鶏卵パック30の本体部と蓋部との境界にあるフランジ状の合わせ部31が前記斜面部18の上部に当接することで、運搬中の振動によるガタ付きをおさえることができる。また牛乳パックを並べて収容する場合の邪魔になることもない。
また、搬送先からの空の保冷容器を回収する際の輸送においては、例えば、3個の容器本体10を図9のように組合わせる。すなわち、上下に対向配置した二つの容器本体10,10内に、前記短辺側壁13,13を上下にして立てた状態の一つの容器本体10を収納して上下から挟んだ状態に組み合わせ、所謂3個1にする。これにより、3個の容器本体10を輸送するのに容器本体約2個分のスペースで済み、輸送等における積載効率や保管効率を高めることができる。また蓋体20については、前記容器本体10とは別に複数枚を嵩低く積み重ねておくことができる。
しかも、前記容器本体10の短辺側壁13,13の外面13a,13aが底部下面に対し垂直面をなしていると、内部の容器本体10を安定性よく立てることができるため、前記の組み合わせによるガタつきや揺動が生じ難くなり、組み合わせ状態の取り扱いも容易になる。
すなわち、図9のような容器本体10の組み合わせにおいて、前記容器本体10の深さが、該容器本体10の長辺側の外寸の1/2より深くて、上下の容器本体10,10が一つの容器本体10を挟んだ状態で隙間なく対向して組み合わせられる場合は、内部の容器本体10が少々振動しても問題はないが、容器本体10の深さが、該容器本体10の長辺側の外寸の1/2より浅いと、前記上下の容器本体10,10の開口端部10a,10a同士の間に隙間Sが生じて、上側の容器本体10が内部の容器本体10の上に載ることになり、そのために前記短辺側壁13,13の外面13a,13aが底部11下面に垂直な面に対して傾斜したテーパ面であると、上側の容器本体10がガタたつき易く不安定になるといった問題がある。
そのため、前記のように、短辺側壁13,13を底部下面に対して垂直面をなすものとしておくことにより、内部の容器本体10を安定性よく立てることができて、上下の容器本体10,10同士の間に隙間Sがあっても、前記の組み合わせ状態が安定し、ガタつきや揺動が生じ難くなるのである。
さらに、底部11下面の凸面部分の下方に凹設部が設けられていると、仮に、この凹設部17に対応する蓋体20の上面中央部に僅かな盛り上がりの文字や図柄等の表示部27が設けられていても、段積み時にも汚れや損傷が生じず、該表示部27の表示を綺麗に保つことができる。
本発明の保冷容器は、生協の商品の宅配用として特に好適に使用することができる。
本発明の実施例の保冷容器の蓋体を開いた斜視図である。 同上の保冷容器の蓋体を被着した斜視図である。 容器本体の左半部の平面図と右半部の底面図である。 蓋体の左半部の平面図と右半部の底面図である。 容器本体と蓋体の縦断正面図である。 容器本体と蓋体の縦断側面図である。 同上の一部の拡大断面図である。 段積み状態の一部の断面図である。 空の容器を運搬する場合の3個の容器本体を組み合わせた略示断面図である。
符号の説明
A…保冷容器、10…容器本体、10a…開口部、11…底部、11a…上面、12…長辺側壁、13…短辺側壁、13a…外面、13b…冷気溝、14…切欠段部、15…切欠部、16…凸面部分、17…凹設部、18…斜面部、19…手掛け部、19a…凹部、20…蓋体、21…切欠部、22…内方部分、24…凸縁、27…表示部、30…鶏卵パック、31…合わせ部。

Claims (1)

  1. 上方に開口する平面矩形の容器本体と、該容器本体の開口部に被着自在な蓋体とからなる発泡樹脂製の容器であって、
    前記容器本体の相対向する長辺側壁の外面が上端縁からのテーパ面又は上端縁からの非テーパの垂直面であり、前記長辺側壁の内面下部における底部上面から40mmの高さまでが増肉による斜面部として形成され、前記斜面部が長辺側壁の内面上部に比して底部上面に垂直な面に対する勾配が大きい傾斜面であり、前記容器本体の短辺側壁の外面が底部下面に対し垂直面をなしており、また前記容器本体の底部下面には、周縁部が切欠されることにより形成された内方の凸面部分の中央部が凹設され、前記蓋体の上面には前記底部下面の凹設部と対応する部分に凹設部の深さの範囲内の盛り上がりによる表示が形成されてなることを特徴とする鶏卵パック用の保冷容器。
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