JPWO2012026546A1 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

ウェット性能を維持しながら、タイヤの軽量化を図る。ベルト層(18)のタイヤ幅方向外側端部(ベルト端(18A))のタイヤ径方向外側に位置するラグ溝(34)と、ラグ溝(34)のうち、ベルト層(18)のタイヤ幅方向外側端部(18A)に対応する位置に、該ラグ溝(34)の一般部の溝底(34A)と比較して底上げされた底上げ部(36)とを有する。該底上げ部(36)がベルト端(18A)に対応する位置に設定されているので、トレッド部(20)の全体のゴムゲージを抑制しても、ラグ溝(34)の体積を維持し、かつ該ラグ溝(34)の溝底とベルト端(18A)との間のゴムゲージ(D6)を確保することができる。

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
タイヤの軽量化のため、トレッドゴムのキャップゴム層を隆起させる製造方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−248090号公報
タイヤの軽量化の観点から、トレッド部の全体的なゴムゲージを抑制するためには、ショルダー部におけるラグ溝の浅溝化が必要となるが、単なる浅溝化では溝の体積が減少してしまい、ウェット性能の確保が難しくなる。
その一方で、一般に、ショルダー部の付近では、カーカス層等で形成されるタイヤケースが、タイヤ径方向に内側向かって湾曲している。またトレッド部のタイヤ径方向内側には、カーカス層を補強するベルト層が積層されており、ショルダー部のタイヤ径方向内側には、該ベルト層のタイヤ幅方向端部が位置している。このため、ショルダー部では、ラグ溝の溝底とベルト層のタイヤ幅方向端部との間のゴムゲージを確保することが難しい。このゴムゲージを確保するためには、上記した従来例のような製造面からの対策だけでは不十分であると考えられる。
またドライ路面でのブレーキ性能確保のためには、ショルダー部のタイヤ幅方向外側端部の剛性を高める必要がある。
更に、タイヤ転動時には、ベルト層がタイヤ径方向外側に膨らむ動きをするため、特にベルト層のタイヤ幅方向端部におけるトレッド部のゴムゲージの確保が、耐久性確保のために重要である。
本発明は、上記事実を考慮して、ウェット性能を維持しながら、タイヤの軽量化を図ることを目的とする。
本発明の第1の態様は、トレッド部のタイヤ幅方向最外側のショルダー部に形成され、タイヤ周方向と交差する方向に延び、前記トレッド部のタイヤ径方向内側に位置するベルト層のタイヤ幅方向外側端部のタイヤ径方向外側に位置するラグ溝と、該ラグ溝のうち、前記ベルト層のタイヤ幅方向外側端部に対応する位置に、該ラグ溝の一般部の溝底と比較して底上げされた底上げ部を有している。
ここで、ラグ溝の溝底の底上げ部を、ベルト層のタイヤ幅方向外側端部(ベルト端)に対応して配置することとしたのは、該ベルト端が一般にこの領域に位置しており、トレッド部の全体のゴムゲージを抑制しようとすると、該ベルト端のトリートゴムからラグ溝の溝底までのゲージを確保し難くなるからである。
第1の態様に係る空気入りタイヤでは、ショルダー部のラグ溝が、ベルト端のタイヤ径方向外側に位置しており、ラグ溝の溝底の底上げ部がベルト端に対応して適切な位置に設定されているので、トレッド部の全体のゴムゲージを抑制しても、ラグ溝の体積を維持し、かつ該ラグ溝の溝底とベルト端との間のゴムゲージを確保することができる。このため、ウェット性能を維持しながら、タイヤを軽量化することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る空気入りタイヤにおいて、前記底上げ部が、タイヤ幅方向における前記トレッド部の幅をTWとすると、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上の領域における前記ラグ溝の溝底に設けられ、前記タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2未満の領域における溝底と比較して底上げされている。
ここで、ラグ溝の溝底の底上げ部を、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上の領域に設けることとしたのは、ベルト端が一般にこの領域に位置しており、トレッド部の全体のゴムゲージを抑制しようとすると、該端部のトリートゴムからラグ溝の溝底までのゲージを確保し難くなるからである。
第2の態様に係る空気入りタイヤでは、ラグ溝の溝底の底上げ部がベルト端に対応して、より適切な位置に設定されているので、トレッド部の全体のゴムゲージを抑制しても、ラグ溝の体積を維持し、かつ該ラグ溝の溝底とベルト端との間のゴムゲージを確保することができる。このため、ウェット性能を維持しながら、タイヤを軽量化することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に係る空気入りタイヤにおいて、前記底上げ部のタイヤ径方向最外点は、前記タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上、1.1TW/2以下の領域に位置している。
ここで、底上げ部のタイヤ径方向最外点を、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上、TW/2以下の領域に設けることとしたのは、0.9TW/2を下回ると、タイヤ接地面内のラグ溝体積が減少し、排水性が悪化するからであり、1.1TW/2を上回ると、底上げ部とベルト端がずれてしまい、トレッド部の全体のゴムゲージを抑制した場合に、ベルト端のトリートゴムからラグ溝の溝底までのゲージの確保が困難になるからである。
第3の態様に係る空気入りタイヤでは、底上げ部のタイヤ径方向最外点の位置を適切に設定しているので、該底上げ部の体積を必要最小限に抑制して、ラグ溝の体積をより多く確保することができる。このため、ウェット性能をより高いレベルで維持することができる。
以上説明したように、本発明の第1の態様に係る空気入りタイヤによれば、ウェット性能を維持しながら、タイヤを軽量化することができる、という優れた効果が得られる。
第2の態様に係る空気入りタイヤによれば、ウェット性能を維持しながら、タイヤを軽量化することができる、という優れた効果が得られる。
第3の態様に係る空気入りタイヤによれば、ウェット性能をより高いレベルで維持することができる、という優れた効果が得られる。
図1から図3は、第1実施形態に係るものである。図1は、空気入りタイヤを示す断面図である。 空気入りタイヤのトレッド部を示す拡大断面図である。 空気入りタイヤのトレッドパターンを示す拡大平面図である。 図4及び図5は、第2実施形態に係るものである。図4は、空気入りタイヤを示す断面図である。 空気入りタイヤのトレッド部を示す拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10は、一対のビード部12と、一対のビード部12間をトロイド状に跨って配設されビード部12間に位置するカーカス本体部14Aとビード部12のビードコア16に巻き回された折返し部14Bとを有する少なくとも1層のカーカス14と、該カーカス14のタイヤ径方向外側に配置されたベルト層18と、該ベルト層18のタイヤ径方向外側に配置されたトレッド部20とを有している。
ベルト層18は、1枚以上のプライからなり、図示の例では2枚のプライ24,26が積層されている。2枚のプライ24,26のタイヤ幅方向寸法は、カーカス14に近い側(タイヤ径方向内側)に位置するプライ26の方が大きく、ベルト層18のタイヤ幅方向外側端部(ベルト端18A)は、該プライ26の端部となっている。即ち、ベルト端18Aは、ベルト層18におけるタイヤ幅方向の最外側端部を意味している。ベルト層18は、トレッド部20のタイヤ径方向内側に位置している。
トレッド部20には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝(中央側周方向主溝28及び外側周方向主溝29が形成されている。中央側周方向主溝28は、例えばタイヤ赤道面CLに位置しており、外側周方向主溝29は、該中央側周方向主溝28よりタイヤ幅方向外側に位置している。トレッド部20には、中央側周方向主溝28及び外側周方向主溝29に区画される中央領域陸部30が形成されている。また外側周方向主溝29のタイヤ幅方向外側には、ショルダー部32が形成されている。
このショルダー部32は、トレッド部20において、タイヤ幅方向最外側に位置する陸部であり、該ショルダー部32には、タイヤ周方向と交差する方向に延び、ベルト層18のタイヤ幅方向外側端部(ベルト端18A)のタイヤ径方向外側に位置するラグ溝34が形成されている。図3に示されるように、ラグ溝34は、ショルダー部32における該外側周方向主溝29側の途中からタイヤ幅方向外側に向かって延びている。ラグ溝34と外側周方向主溝29とは、細溝52により連通している。ラグ溝34のタイヤ幅方向内側端部の位置には、タイヤ周方向に延びる細溝42が、断続的に設けられている。
図3に示されるように、タイヤ周方向に隣り合うラグ溝34の間には、タイヤ幅方向に延びる細溝54が設けられている。この細溝54のタイヤ幅方向内側の端部は、細溝42と交わって終端している。
ラグ溝34のうち、ベルト層18のタイヤ幅方向外側端部(ベルト端18A)に対応する位置に、該ラグ溝34の一般部の溝底34Aと比較して底上げされた底上げ部36が設けられている。なお、一般部とは、ラグ溝34のうち底上げ部36よりタイヤ幅方向内側の領域であり、ラグ溝34のうち溝深さが最も大きい領域をいう。この一般部には、ラグ溝34のタイヤ幅方向内側端部の傾斜面34Bは含まれない。また底上げ部36が底上げされているとは、トレッド部20の表面に対する法線上で計測した該表面からの溝深さが、一般部の溝深さより小さくなっていることをいう。
図2において、底上げ部36は、タイヤ幅方向におけるトレッド部20の幅をTWとすると、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上の領域におけるラグ溝34の溝底には、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に設けられ、0.9TW/2未満の領域における溝底34Aと比較して底上げされている。この底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aは、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に、例えば0.9TW/2以上、1.1TW/2以下の領域に位置している。
図2に示されるように、底上げ部36は、タイヤ幅方向内側から外側に向かって徐々に高くなり、頂点であるタイヤ径方向最外点36Aに至った後、徐々に低くなっている。換言すれば、底上げ部36において、ラグ溝34の溝底34Aは、タイヤ幅方向内側から外側に向かって徐々に高くなり、頂点であるタイヤ径方向最外点36Aに至った後、徐々に下がっている。
また図2,図3に示されるように、底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aは、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側にTW/2の位置に形成されており、底上げ部36は、該TW/2の位置を越えた更にタイヤ幅方向外側まで設けられている。なお、底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aの位置を、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側にTW/2の位置より、若干タイヤ幅方向内側に設定してもよい。
またベルト層18のベルト端18Aは、タイヤ周方向に一様に存在していることから、各ラグ溝34において、底上げ部36も、タイヤ周方向に一様に形成されている。トレッド幅TWとは、JATMAが発行する2010年度版YEAR BOOKに定められた「トレッド幅」のことである。図2においては、タイヤ赤道面CLからTW/2の位置をトレッド端Tとしている。
ラグ溝34の溝底の底上げ部36を、ラグ溝34のうち、ベルト端18Aに対応する位置、具体的には、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上の領域に設けることとしたのは、これを下回ると、接地面40内のラグ溝34の体積が減少し、排水性が悪化するからである。またベルト層18のベルト端18Aが、一般にこの領域に位置しており、トレッド部20の全体のゴムゲージを抑制しようとすると、該ベルト端18Aのトリートゴムからラグ溝34の溝底までのゲージD6を確保し難くなるからである。
また底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aを、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に1.1TW/2以下の領域に設けることとしたのは、第1に、これを上回ると、底上げ部36とベルト端18Aがずれてしまい、トレッド部20の全体のゴムゲージを抑制した場合に、ベルト端18Aのトリートゴムからラグ溝34の溝底までのゲージの確保が困難になるからである。第2に、ラグ溝34のタイヤ幅方向外側端部において、該ラグ溝34が極端に浅くなり、排水性の低下や意匠性の悪化を招くためである。
次に、トレッド部20における各部の寸法例について説明する。寸法D1は、中央側周方向主溝28及び外側周方向主溝29の深さである。寸法D2は、中央領域陸部30及びショルダー部32における、ラグ溝34の溝底34Aの断面形状の延長線38から接地面40までの距離である。寸法D3は、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側にCW/2の位置におけるラグ溝34の深さである。
ここで、CWとは、空気入りタイヤ10を正規リムに装着し、正規内圧を付与し、正規荷重の100%を付与して接地させたときに、トレッド部20が接地する部分のタイヤ幅方向の長さ(接地幅)をいう。このときの接地端Cは、図3に示されている。なお、制動時の接地端(図示せず)の位置は、空気入りタイヤ10が変形するため、静荷重負荷時の接地端Cよりもタイヤ幅方向外側に変化する。
ここで、「正規リム」とは、例えばJATMAが発行する2010年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズにおける標準リムを指し、「正規荷重」及び「正規内圧」とは、同様に、JATMAが発行する2010年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重及び最大荷重に対する空気圧を指す。
使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
次に、寸法D4は、ショルダー部32にタイヤ周方向に形成された細溝42の深さである。寸法D5は、タイヤ表面から、底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aまでのタイヤ径方向深さである。なお、寸法D1〜寸法D4は、各部位において接地面40に引いた接線と垂直に交わる方向で測定される。寸法D2〜D5は、寸法D1を基準として、例えば次のように定められる。
D2=D1−1.6
D3=D2×0.85
D4=D2×0.3
D5=D3×0.5
一例として、底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aと、延長線38とのタイヤ径方向高さの差は、5mm程度である。
なお、図示は省略するが、ベルト層18におけるプライ24,26の端部を補強するために、一般的なレイヤーを設けてもよい。また該プライ24,26の端部とトレッド部20との間に、クッションゴムを設けてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る空気入りタイヤ10では、ショルダー部32のラグ溝34が、ベルト層18のタイヤ幅方向外側端部(ベルト端18A)のタイヤ径方向外側に位置しており、ラグ溝34の溝底の底上げ部36がベルト端18Aに対応して適切な位置に設定されているので、トレッド部20の全体のゴムゲージを抑制しても、ラグ溝34の体積を維持し、かつベルト端18Aのトリートゴムからラグ溝34の溝底までのゴムゲージD6を十分に確保することができる。
換言すれば、トレッド部20の全体のゴムゲージを抑制すると、ゴムゲージD6が不足する場合がある。これに対し、ラグ溝34の溝底34Aを全体的に底上げしたのでは、溝体積が大きく減少してしまう。そこで、ラグ溝34の溝底34Aのうち、ベルト端18Aに対応する位置に底上げ部36を部分的に設けることで、ベルト端18AにおけるゴムゲージD6を確保しつつ、溝体積の減少を抑制している。
更に、底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aの位置を適切に設定しているので、該底上げ部36の体積を必要最小限に抑制して、ラグ溝34の体積をより多く確保することができる。このため、ウェット性能をより高いレベルで維持しながら、タイヤを軽量化することができる。
なお、トレッド部20に、中央側周方向主溝28及び外側周方向主溝29が形成されているものとしたが、周方向主溝の本数はこれに限られない。トレッド部20の陸部として、中央領域陸部30及びショルダー部32を挙げたが、ショルダー部32以外の陸部の構成は、任意である。
また底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aが、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上、1.1TW/2以下の領域に位置するものとしたが、これに限られず、ベルト層18のベルト端18Aの位置に対応して適宜変更することができる。
[第2実施形態]
図4及び図5において、本実施の形態に係る空気入りタイヤ50では、ベルト層18におけるタイヤ径方向外側のプライ24の幅が、第1実施形態の場合よりも大きく設定されており、プライ24の端部24Aが、プライ26の端部26A(ベルト端18A)に近い位置にある。そして、ラグ溝34の溝底の底上げ部36は、これらの端部24A,26Aのタイヤ径方向外側に位置している。
また本実施形態では、底上げ部36のタイヤ径方向最外点36Aが、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に1.1TW/2の位置に形成されている。このタイヤ径方向最外点36Aの位置は、第1実施形態におけるタイヤ径方向最外点36Aよりもタイヤ幅方向外側となっている。
他の部分の構成及び本実施形態の作用については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。なお、各実施形態の構成は、適宜組み合わせて用いることが可能である。
(試験例)
ラグ溝に底上げ部を有する実施例と、該底上げ部を有しない比較例1,2について、タイヤの耐久性、ウェット性能及びドライ性能について試験を行った。試験条件は、次のとおりであり、試験結果は表1に示されるとおりである。
タイヤサイズ:195/65R15
内圧:230kPa
使用リム:6J
底上げ部の有無とラグ溝の容積の違いについては、表1に示されるとおりである。比較例1は、底上げ部がなく、ラグ溝の容積が実施例と同じである。また比較例2は、底上げ部がなく、ラグ溝の容積が実施例よりも小さい。
耐久性は、ドライ路面において、大舵角での操縦安定性について実車での評価を実施し、トレッド面がある程度摩耗するまでの走行距離で評価した。表1における○印は、トレッド面の摩耗状態に異常がないことを示し、×印はトレッド面にブロック欠け等の異常があることを示す。
ウェット性能は、実車を用い、水深0.08mのウェット路面において、100km/hから停止するまでの制動試験により評価した。表1における○印は市場性があることを示し、×印は市場性がないことを示す。
ドライ性能は、実車を用い、ドライ路面において、100km/hから停止するまでの制動試験により評価した。表1における○印は市場性があることを示し、×印は市場性がないことを示す。
表1に示される試験結果から、比較例1については、ウェット性能は優れているが、耐久性及びドライ性能が劣ることがわかる。また比較例2については、耐久性及びドライ性能は優れているが、ウェット性能が劣ることがわかる。これに対し、実施例については、耐久性、ウェット性能及びドライ性能の何れについても優れていることが確認できた。
Figure 2012026546
(符号の説明)
10 空気入りタイヤ
18 ベルト層
18A ベルト端(タイヤ幅方向外側端部)
20 トレッド部
32 ショルダー部
34 ラグ溝
34A 溝底
36 底上げ部
36A タイヤ径方向最外点
CL タイヤ赤道面
TW トレッド幅

Claims (3)

  1. トレッド部のタイヤ幅方向最外側のショルダー部に形成され、タイヤ周方向と交差する方向に延び、前記トレッド部のタイヤ径方向内側に位置するベルト層のタイヤ幅方向外側端部のタイヤ径方向外側に位置するラグ溝と、
    該ラグ溝のうち、前記ベルト層のタイヤ幅方向外側端部に対応する位置に、該ラグ溝の一般部の溝底と比較して底上げされた底上げ部を有する空気入りタイヤ。
  2. 前記底上げ部は、タイヤ幅方向における前記トレッド部の幅をTWとすると、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上の領域における前記ラグ溝の溝底に設けられ、前記タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2未満の領域における溝底と比較して底上げされている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記底上げ部のタイヤ径方向最外点は、前記タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に0.9TW/2以上、1.1TW/2以下の領域に位置している請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
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