JP2009262675A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり抵抗を低減し、耐偏摩耗性能を向上した空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部1が、複数本の周方向主溝2と、周方向主溝2に交差する複数本の横溝3とにより区画されたブロックからなるブロック列4を備えた空気入りタイヤにおいて、少なくとも1つのブロック列4は、その幅方向中央部にて周方向に連続して延び、2本の周方向サイプ6により区画された細リブ5を配設し、周方向サイプ6のサイプ深さを、横溝3の溝深さの0.7倍以下とする。好ましくは、細リブ5の両縁部を面取り加工する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トレッド部が、複数本の周方向主溝と、該周方向主溝に交差する複数本の横溝とにより区画されたブロックからなるブロック列を備えた空気入りタイヤであって、転がり抵抗を低減し、耐偏摩耗性能を向上した空気入りタイヤに関する。
一般に、トレッド部にてブロック列を備えた空気入りタイヤでは、トラクション性能が良好に確保されるため、制動性能や旋回性能、あるいはコーナリング性能等に優れている。しかしながら、かかる空気入りタイヤでは、走行時にブロックでの変形量が大きく、ヒステリシスロスの増加に伴って転がり抵抗が増大する傾向にある。加えて、各ブロックでのブロック剛性差により、段差摩耗等の偏摩耗が発生する傾向にある。
下記特許文献1〜2では、トレッド部のショルダー領域に位置するブロック列の幅方向片側端部にて、周方向に延びる細リブを配設した空気入りタイヤが記載されている。しかし、これらの文献に記載の空気入りタイヤでは、ブロック列の細リブ側端部と、その反対側端部とにおいてブロック剛性差が生じ、タイヤの接地時において該反対側端部にてブロックの滑りが大きくなるため、かかるブロック列での偏摩耗が発生し易い。さらに、これらの文献に記載の空気入りタイヤでは、細リブが周方向にて横溝により分断されているため、周方向に連続して延びる細リブをブロック列内に配設した場合に比べて、ブロック列でのブロック剛性が低下する。このため、ブロックの変形量が大きく、ヒステリシスロスの増加に伴って、ブロック列での転がり抵抗が増大する傾向にある。
また、下記特許文献3では、ブロック列の幅方向中央部にて周方向に延びる細リブを配設した空気入りタイヤが記載されている。しかし、かかる空気入りタイヤにおいても、細リブが周方向にて横溝により分断されているため、周方向にて各ブロックでのブロック剛性差が生じることから、やはりブロック列での偏摩耗が発生し易い。加えて、かかる空気入りタイヤでは、細リブが周方向にて分断されることにより、やはりブロック列での転がり抵抗が増大する傾向にある。
さらに、下記特許文献4では、トレッド部にて1本以上のリブ列を備えた空気入りタイヤにおいて、該リブ列内の幅方向中央部にて周方向に連続して延びる細リブを配設することにより、かかるリブ列での摩耗を防止することが記載されている。しかし、かかる空気入りタイヤでは、リブ列内に細リブを配設するものであるため、ブロックの変形量を小さくし、かつ各ブロックでのブロック剛性差を低減するという課題を解決するものではない。
特開2006−82633号公報 特開平4−349004号公報 特開2007−50775号公報 特開2001−121927号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、転がり抵抗を低減し、耐偏摩耗性能を向上した空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部が、複数本の周方向主溝と、前記周方向主溝に交差する複数本の横溝とにより区画されたブロックからなるブロック列を備えた空気入りタイヤであって、少なくとも1つの前記ブロック列は、その幅方向中央部にて周方向に連続して延び、2本の周方向サイプにより区画された細リブが配設され、前記周方向サイプのサイプ深さは、前記横溝の溝深さの0.7倍以下であることを特徴とする。ここで、本発明において「ブロック列の幅方向中央部にて周方向に連続して延びる細リブ」とは、周方向に連続して延び、ブロック列のタイヤ赤道側端部を基準にして、ブロック列幅の30〜70%の領域に幅方向中心線が位置する細リブを意味する。
本発明に係る空気入りタイヤは、少なくとも1つのブロック列において、周方向に連続して延びる細リブを配設することにより、該ブロック列でのブロック剛性を高めることができる。その結果、ブロックでの変形量を小さくし、ヒステリシスロスを低減することにより、転がり抵抗を低減することができる。さらに、周方向に連続して延びる細リブがブロック列の幅方向中央部に配設されることにより、タイヤの接地時においてブロック列全体でのブロックの滑りを均一に小さくするとともに、各ブロックでのブロック剛性差を低減することができる。その結果、かかるブロック列での偏摩耗を防止することができる。
また、周方向に連続して延びる細リブが、2本の周方向サイプにより区画されたものであることから、細リブと、周方向サイプを介して細リブと隣接するブロックとの剛性差が低減される。その結果、細リブのリブ剛性とブロックのブロック剛性とがブロック列にて均一化されるため、ブロック列全体での偏摩耗を防止することができる。加えて、周方向サイプにより細リブを区画することで、細リブのリブ剛性が低下し、タイヤの乗心地性能を向上することができる。
上記において、前記細リブの両縁部が面取り加工されたものであることが好ましい。かかる構成によれば、細リブと、周方向サイプを介して細リブと隣接するブロックとの剛性差がより小さくなる。その結果、細リブのリブ剛性とブロックのブロック剛性とがブロック列にてより均一化されるため、ブロック列全体での偏摩耗をさらに防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤにおけるトレッドパターンの一例を示す展開図である。また、図2は、図1の部分拡大図であり、図3は図2のA−A矢視断面図の一例である。
本発明に係る空気入りタイヤは、図示を省略したが、一対のビード部及び一対のサイドウォール部と、トレッド部1とを有し、1プライ以上のカーカスとベルトとを備える。カーカスは、ビード部内にそれぞれ埋設したビードコア相互間にわたり上記各部を補強する。ベルトは、2層以上のゴム被覆スチールコード層を有し、カーカスの外周でトレッド部1を強化する。
本発明に係る空気入りタイヤにおいて、トレッド部1は、図1及び図2に示すように、複数本の周方向主溝2と、周方向主溝2と交差する複数本の横溝3とにより区画されたブロックからなるブロック列4を備える。ブロック列4を構成するブロックには、図2に示すように幅方向サイプ7を配設してもよい。また、ブロック列4のうち少なくとも1つは、その幅方向中央部にて周方向に連続して延び、2本の周方向サイプ6により区画された細リブ5が配設されている。このように、周方向に連続して延びる細リブ5をブロック列4に配設することにより、ブロック列4でのブロック剛性を高めることができる。その結果、ブロックでの変形量を小さくし、ヒステリシスロスを低減することにより、転がり抵抗を低減することができる。
本実施形態では、横溝3の溝幅が3.0mm〜7.0mmである例を示す。また、周方向主溝2の溝幅は、特に限定されるものではないが、5.0mm〜15.0mmのものが例示される。さらに、横溝3の溝深さは、5.0mm〜10.0mmのものが、周方向主溝2の溝深さは5.0mm〜10.0mmのものが、それぞれ例示される。また、細リブ5を区画する2本の周方向サイプ6と、ブロックを区画する横溝3とは連通している。
細リブ5の幅方向中心線(図示省略)は、ブロック列4のタイヤ赤道CL側端部を基準にして、ブロック列4幅の30〜70%の領域に位置するように配設する。さらに、ブロック列4幅の略中心領域(45〜55%)に細リブ5の幅方向中心線が位置するように配設することが好ましい。このような領域に幅方向中心線が位置する細リブ5をブロック列4内に配設することにより、タイヤの接地時においてブロック列4全体でのブロックの滑りを小さくするとともに、各ブロックでのブロック剛性差を低減することができる。その結果、かかるブロック列4での偏摩耗を防止することができる。
細リブ5のリブ幅は、2.0mm〜8.0mmが好ましく、3.0〜5.0mmが特に好ましい。細リブ5のリブ幅が2.0mm未満であると、細リブ5のリブ剛性が低くなりすぎるため、ブロック列4でのブロック剛性が確保できない場合がある。これにより、ブロックでの変形量が大きくなり、ヒステリシスロスが増大することにより転がり抵抗が増大する傾向にある。一方、細リブ5のリブ幅が8.0mmを超えると、細リブ5のリブ剛性が高くなりすぎるため、乗心地性能が悪化する傾向にある。
また、図3に示すように、細リブ5の両縁部は面取り加工されたものであると、細リブ5と、周方向サイプ6を介して細リブ5と隣接するブロックとの剛性差がより小さくなる。その結果、細リブ5のリブ剛性とブロックのブロック剛性とがブロック列4にてより均一化されるため、かかるブロック列4での偏摩耗をさらに防止することができる。なお、細リブ5のリブ剛性とブロックのブロック剛性とをさらに均一なものとするためには、細リブ5の両縁部を、曲率半径が(細リブ5のリブ幅/5)mm〜(細リブ5のリブ幅/2)mmとなるようにR加工することが好ましい。R加工する場合、曲率半径が(細リブ5のリブ幅)/5mm未満であると、細リブ5のリブ剛性とブロックのブロック剛性との剛性差が大きくなり、ブロック列4での偏摩耗の防止効果が低減する。
本発明に係る空気入りタイヤでは、周方向に連続して延びる細リブ5が、2本の周方向サイプ6により区画されたものであることから、細リブ5のリブ剛性と、周方向サイプ6を介して細リブ5と隣接するブロックのブロック剛性との剛性差が低減される。その結果、細リブ5のリブ剛性とブロックのブロック剛性とがブロック列4にて均一化されるため、かかるブロック列4での偏摩耗を防止することができる。加えて、周方向サイプ6により細リブ5を区画することで、細リブ5のリブ剛性が低下し、タイヤの乗心地性能を向上することができる。
周方向サイプ6のサイプ幅は、0.3mm〜2.0mmが好ましく、0.5〜1.5mmが特に好ましい。周方向サイプ6のサイプ幅が0.3mm未満では、サイプの加工が困難になり、2.0mmを超えると、ブロック列4でのブロック剛性が低下する傾向にある。
図3に示すように、周方向サイプ6のサイプ深さD1は、横溝3の溝深さD2の0.7倍以下である。周方向サイプ6のサイプ深さD1が横溝3の溝深さD2の0.7倍を超えると、ブロック列4でのブロック剛性が低下し、ブロックでの変形量が大きくなり、転がり抵抗が増大する。転がり抵抗を考慮した場合、周方向サイプ6のサイプ深さD1は、横溝3の溝深さD2の0.5倍以下であることが好ましく、具体的には3.0mm以下であることがより好ましい。また、周方向サイプ6のサイプ深さD1は1.0mm以上であることが好ましく、1.5mm以上であることがより好ましい。周方向サイプ6のサイプ深さD1が1.0mm未満であると、細リブ5と、周方向サイプ6を介して細リブ5と隣接するブロックとの剛性差が大きくなり、ブロック列4での偏摩耗が防止できない場合がある。
図1及び図2に示すように本実施形態において、トレッド部1は、3本の周方向主溝2に区画された4本のブロック列4を備え、その全てのブロック列4の幅方向中央部にて周方向に連続して延び、2本の周方向サイプ6により区画された細リブ5が配設された例を示す。但し、本発明においては、トレッド部1にて、少なくとも1つのブロック列4に細リブ5が配設されるものであればよい。また、トレッド部1の中でも、接地時に変形の大きい部位に位置するブロック列4の幅方向中央部にて、細リブ5が配設されることが好ましい。具体的には、偏平率55以下の空気入りタイヤでは、トレッド部1のショルダー領域に位置するブロック列4の幅方向中央部にて、細リブ5が配設されることが好ましく、偏平率60以上の空気入りタイヤでは、トレッド部1のセンター領域に位置するブロック列4の幅方向中央部にて、細リブ5が配設されることが好ましい。ここで、トレッド部1の「ショルダー領域」とは、幅方向最外側に位置する周方向主溝2よりも外側の領域を意味し、トレッド部1の「センター領域」とは、幅方向最外側に位置する周方向主溝2よりも内側の領域を意味する。
なお、トレッド部1のショルダー領域に位置するブロック列4は、図1に示すように接地端Eを跨いで幅方向外側に延設された部分を含むものであってもよい。このようなブロック列4においてブロック列4幅とは、タイヤ赤道CL側端部から接地端Eまでの距離を意味する。
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッド部を備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法等がいずれも本発明に採用できる。
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
前述の実施形態では、横溝3の溝幅が3.0mm〜7.0mmである例を示したが、図4に示すように、横溝3の溝幅が0.5mm〜3.0mmとなるように、横溝3の溝幅を狭く設定してもよい。このような範囲内で横溝3の溝幅を設定することにより、ブロックでの変形量をより小さくし、ヒステリシスロスを低減することにより、転がり抵抗をさらに低減することができる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
(1)転がり抵抗
テストタイヤ(タイヤサイズ:225/45R17 8J)を使用し、ドラム走行試験にて測定した転がり抵抗を評価した。従来例1を100として指数評価し、指数が大きいほど転がり抵抗が低い、すなわち良好であることを示す。尚、走行条件は、ドラム径=1708mm、キャンバー角=0°、空気圧=230kPa、速度=80km/h、荷重=500Nとした。
(2)耐偏摩耗性能
テストタイヤ(タイヤサイズ:225/45R17 8J)を実車(2.5L級国内向セダン車、2名乗車)に装着し、一般路面を10000km走行後、残溝の段差量を測定した。従来例1を100として指数評価し、指数が大きいほど耐偏摩耗性能に優れることを示す。
実施例1
図1に示すトレッド部1において、細リブ5のリブ幅を4mmとし、細リブ5の両縁部を、曲率半径が1.5mmとなるようにR加工(面取り加工)し、幅方向中心線が、ブロック列4のタイヤ赤道CL側端部を基準にして、ブロック列4幅の50%の領域に位置するように細リブ5を配設し、周方向サイプ6のサイプ深さを2mm、サイプ幅を1mm、横溝3の溝深さを7mm、横溝3の溝幅を3mmに設定した空気入りタイヤを製造した。かかるタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
従来例1、比較例1
実施例1において、細リブ及び周方向サイプをブロック列に配設せず、単にブロックのみからなるブロック列を備えること以外は、実施例1と同様にして空気入りタイヤを製造した(従来例1)。また、実施例1において、横溝に分断されることにより、細リブが周方向に連続したものではなく、細リブ5の両縁部を面取り加工したものではなく、さらに幅方向中心線が、ブロック列のタイヤ赤道側端部を基準にして、ブロック列幅の10%の領域に位置するように細リブを配設した以外は、実施例1と同様にして空気入りタイヤを製造した(比較例1)。これらのタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
Figure 2009262675
細リブ及び周方向サイプを配設せず、単にブロックのみからなるブロック列を備えた従来例1の空気入りタイヤに比べて、比較例1及び実施例1の空気入りタイヤは転がり抵抗が低減され、かつ耐偏摩耗性能が向上することがわかる。ただし、比較例1の空気入りタイヤは、細リブが周方向に連続したものではなく、さらにブロック列の中心部に細リブを配設したものではなく、さらに細リブの両縁部に面取り加工したものではないため、実施例1の空気入りタイヤに比べて、転がり抵抗は高く、かつ耐偏摩耗性能が劣ることがわかる。
本発明の空気入りタイヤにおけるトレッドパターンの一例を示す展開図 図1の部分拡大図 図2のA−A矢視断面図の一例 本発明の空気入りタイヤにおけるトレッドパターンの他の一例を示す展開図
符号の説明
1:トレッド部
2:周方向主溝
3:横溝
4:ブロック列
5:細リブ
6:周方向サイプ
CL:タイヤ赤道
E:接地端

Claims (2)

  1. トレッド部が、複数本の周方向主溝と、前記周方向主溝に交差する複数本の横溝とにより区画されたブロックからなるブロック列を備えた空気入りタイヤであって、
    少なくとも1つの前記ブロック列は、その幅方向中央部にて周方向に連続して延び、2本の周方向サイプにより区画された細リブが配設され、
    前記周方向サイプのサイプ深さは、前記横溝の溝深さの0.7倍以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記細リブの両縁部が面取り加工されたものである請求項1記載の空気入りタイヤ。
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