JPWO2011062006A1 - ポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法、ポリアミドイミド樹脂微粒子 - Google Patents

ポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法、ポリアミドイミド樹脂微粒子 Download PDF

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Abstract

本発明は、工業的に実施でき、かつ簡便な操作で、再現性良くポリアミドイミド(PAI)樹脂微粒子を製造する方法を提供する。また、きわめて微細で、且つ粒度のそろったPAI樹脂微粒子を提供する。下記の溶解工程と析出工程を含むことを特徴とするPAI樹脂微粒子の製造方法である。[溶解工程]下記(a1)および(b1)から選択される工程(a1)PAI樹脂を有機溶媒に溶解させ、PAI樹脂濃度が5質量%未満のPAI樹脂溶解液A1とする工程(b1)PAI樹脂を有機溶媒に溶解させ、PAI樹脂濃度が10質量%未満のPAI樹脂溶解液B1とする工程[析出工程](a2)PAI樹脂溶解液A1を界面活性剤を実質的に含まないPAI樹脂の微粒子を析出させる溶媒へ添加してPAI樹脂の微粒子を析出させる工程(b2)PAI樹脂溶解液B1をフラッシュ晶析してPAI樹脂の微粒子を析出させる工程

Description

本発明はポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法、ポリアミドイミド樹脂微粒子に関する。
ポリアミドイミド樹脂は、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性等に優れており、産業機器部品、フィルム、電気・電子部品、自動車部品、航空宇宙関連部材に使用されている。また、ポリアミドイミドを塗布する場合、通常、有機溶剤に溶解し、ワニスとして使用されている。しかし、近年、揮発性有機化合物(VOC)削減の課題が生じ、極力VOCを使用しないことが望まれている。その方法の1つとして、ポリアミドイミドを微粉化する手段がある。微粉化することにより、直接、部材へ噴霧したり、その水分散液を部材に塗布した後、水を除去してコーティングすることが可能となる。また、ポリアミドイミド樹脂微粒子は、他の樹脂や複合材料に混合してチキソトロピー性の付与や耐衝撃性向上のために使用されたり、他の樹脂と混合することによりディスクブレーキ用シム等に用いられている。
このようにポリイミドアミド樹脂微粒子は多くの用途で使用され、且つ様々な用途展開が期待されるが、水や樹脂と混合してポリアミドイミド樹脂の性質を引き出すには、水や樹脂に均一に分散させることが重要である。そのためには、微粒子の平均1次粒径が300nm以下、特に200nm以下で粒径の揃っていることが望ましい。
ポリアミドイミド樹脂微粒子の合成方法として、例えば、トリメリット酸無水物クロライド等の酸クロリドを含む第1溶液と、例えば、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル等のジアミン化合物を含む第2溶液を、第1溶液と第2溶液のいずれにも可溶な溶媒の存在下、超音波での攪拌によりポリアミドイミド樹脂微粒子を得る方法が知られている(特許文献1、2、3)。しかし、この方法では、超音波発生装置という特殊な装置が必要であり、工業的にポリアミドイミド微粒子を製造するには製造上、種々の課題がある。また、上記特許文献では、具体的な製造例としては、酸クロリドとしてジカルボン酸クロリドを使用したポリアミド微粒子の製造が記載されているのみであり、ポリアミドイミド樹脂微粒子の具体的な製造例は開示されていない。
一方、噴霧乾燥法によるポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法が開示されている(特許文献4)。この方法では、N−メチル−2−ピロリジノンに溶解したポリアミドイミド樹脂をモービルマイナー型スプレードライで噴霧乾燥して、平均粒径4.5μmのポリアミドイミド微粒子を得ている。また、例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシナネートとトリメリット酸無水物の重合から平均粒径3μmのポリアミドイミド樹脂微粒子を製造する方法が開示されている(特許文献5,6)。しかし、これらの方法でも1μm以下のポリアミドイミド樹脂微粒子を製造することができない。
また、フェニル基を有する界面活性剤水溶液へ1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンに溶解させたポリアミドイミド樹脂を加えてポリアミドイミド樹脂微粒子を析出させる方法が開示されている(特許文献7)。この方法では、1μm以下のポリアミドイミド樹脂微粒子が得られるが、界面活性剤濃度、撹拌回転数、ポリアミドイミド樹脂溶解液を界面活性剤水溶液へ滴下するまでの時間によって粒径の変動が大きいため、再現性に乏しく、常に1μm以下のポリアミドイミド樹脂微粒子が得られるとは限らない。また、この方法ではPAI樹脂を溶解させる溶媒が1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンに限定されること、1,000〜4,000rpmの高撹拌が必要であることから工業化には、種々の課題がある。
このような状況から簡易で、且つ大量に粒径の揃った平均1次粒径300nm以下、特に200nm以下のポリアミドイミド樹脂微粒子を再現性良く製造する方法の開発が切望されている。
特許4304434号公報 特開2005−97370号公報 特開2006−257345号公報 特開平4−285660号公報 特開平11−246759号公報 特開2000−17073号公報 特開2009−067880号公報
従って、本発明は、工業的に実施でき、かつ簡便な操作でポリアミドイミド樹脂微粒子(以下、ポリアミドイミドをPAIと略すことがある。)を製造する方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、驚くべきことにPAI樹脂濃度5質量%未満の有機溶媒溶解液を用い、これを、界面活性剤を実質的に含まないPAI樹脂の微粒子を析出させる溶媒へ添加することにより、微細なPAI樹脂微粒子が安定して得られることを見出し、さらには有機溶媒溶解液をフラッシュ晶析する場合には、溶解液をPAI樹脂濃度を10質量%未満とすれば微細なPAI樹脂微粒子が安定的に得られることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、下記の溶解工程と析出工程を含むことを特徴とするポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法である。
[溶解工程]
下記(a1)および(b1)から選択される工程
(a1)ポリアミドイミド樹脂を有機溶媒に溶解させ、ポリアミドイミド樹脂濃度が5質量%未満のポリアミドイミド樹脂溶解液A1とする工程
(b1)ポリアミドイミド樹脂を有機溶媒に溶解させ、ポリアミドイミド樹脂濃度が10質量%未満のポリアミドイミド樹脂溶解液B1とする工程
[析出工程]
(a2)ポリアミドイミド樹脂溶解液A1を界面活性剤を実質的に含まないポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる溶媒へ添加してポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる工程
(b2)ポリアミドイミド樹脂溶解液B1をフラッシュ晶析してポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる工程
本発明により、PAI樹脂を溶解させる溶媒として1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン以外の溶媒も用いることができる点で、工業的に製造する際の自由度も広がった。
また、本発明を用いれば、工業的に安定して入手することが困難であった平均1次粒径300nm以下、特に200nm以下のPAI樹脂微粒子を簡便かつ安定的に製造することができ、広く産業上有用な材料が提供できる。
実施例1で製造したPAI微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例14で製造したPAI微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 比較例1で製造したPAI粒子の走査型電子顕微鏡写真である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[原料のPAI樹脂]
本発明で用いるポリアミドイミド樹脂は、無水トリメリット酸、トリメリット酸無水物モノクロリド等の酸成分とアミン成分を重合させて得られるものである。
PAI樹脂の製造法として、無水トリメリット酸とジイソシアネートを原料とするイソシアナート法(例えば、特公昭50−33120号公報)、無水トリメリット酸クロライドとジアミンをN,N―ジメチルアセトアミド中で重合させる酸クロライド法(例えば、特公昭42−15637号公報)、3価または5価の無機、ないし有機リン化合物の存在下、芳香族トリカルボン酸、その無水物またはそのエステルとジアミンを溶液中で反応させる直接重合法(例えば、特公昭49−4077号公報)が知られているが、本発明におけるPAI樹脂は、いずれの方法によっても製造することができる。
上記ポリアミドイミド樹脂としては、市販のものから適宜選択して用いることも可能であり、具体的には東レ株式会社製ポリアミドイミド樹脂TI−5013P、ソルベイ社製トーロン等を用いることができる。
[PAI樹脂微粒子の製造]
本発明におけるPAI樹脂微粒子は、上記PAI樹脂を下記の溶解工程と析出工程を含む工程を経て製造することができる。
[溶解工程]
下記(a1)および(b1)から選択される工程
(a1)ポリアミドイミド樹脂を有機溶媒に溶解させ、ポリアミドイミド樹脂濃度が5質量%未満のポリアミドイミド樹脂溶解液A1とする工程
(b1)ポリアミドイミド樹脂を有機溶媒に溶解させ、ポリアミドイミド樹脂濃度が10質量%未満のポリアミドイミド樹脂溶解液B1とする工程
[析出工程]
(a2)ポリアミドイミド樹脂溶解液A1を界面活性剤を実質的に含まないポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる溶媒へ添加してポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる工程
(b2)ポリアミドイミド樹脂溶解液B1をフラッシュ晶析してポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる工程
すなわち、上記において、(a1)の溶解工程を選択した場合、(a2)の析出工程を行い、(b1)の溶解工程を選択した場合、(b2)の析出工程を行うものである。すなわち、PAI樹脂の濃度が5質量%未満の場合(a1)、PAI樹脂を単に貧溶媒へ添加する(a2)ことにより微粒子が得られるが、5質量%以上では粗大粒子、もしくは塊状物となる。これに対してフラッシュ晶析法(b2)では、PAI樹脂の濃度が10質量%未満で微粒子を作製することが可能である。
[溶解工程]
本発明における溶解工程は、上記(a1)および(a2)から選択されるものである。
まず、ポリアミドイミド樹脂を有機溶媒に溶解させる方法について、以下説明する。
本発明において、溶解工程では、PAI樹脂を有機溶媒中に溶解させる。本発明で使用するPAI樹脂の形態は特に問わないが、具体的に例示するならば粉体、顆粒、ペレット、フィルム、成形品等があげられる。操作性及び溶解に要する時間を短縮させる観点から、粉末、顆粒、ペレットが望ましく、特に粉末のPAI樹脂が好ましい。ここで、目的とするPAI樹脂微粒子を水溶性塗料等に使用する場合等、共存する無機イオンによる装置の腐食等を防止するために、無機イオンを含有していない粉末、顆粒、ペレット状のPAI樹脂が特に好ましい。
本工程で使用する有機溶媒は、PAI樹脂が溶解する溶媒であれば何れも使用できる。具体的には、N−メチル−2−ピロリジノン(以下、NMPと略する)等のN−アルキルピロリドン類、N−メチル−ε−カプロラクタム等のN−アルキルカプロラクタム類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(以下、DMIと略す)等のウレア類、N、N−ジメチルアセトアミド(以下、DMAcと略す)、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと略する)等の鎖状アミド系溶媒、ジメチルスルホキシド(以下、DMSOと略する)、ジメチルスルホン、テトラメチレンスルホン等のイオウ酸化物系極性溶媒の中から少なくとも一種選ばれる溶媒が挙げられる。
特開2009−067880号公報に記載されているPAI樹脂微粒子の製造法では、使用溶媒がDMIに限定されるのみならず再現性等の問題もあるが、本発明の製造法によれば、PAI樹脂の濃度を所定濃度以下に制御すればDMIに限らず上記の種々の溶媒が使用でき、目的に応じた溶媒を選択できる。
溶解工程の槽の雰囲気は、空気雰囲気下、不活性ガス雰囲気下、あるいは溶媒蒸気の雰囲気下のいずれでも良いが、PAI樹脂の分解、劣化を抑制するため、更には安全に作業を進めるために酸素ガス濃度を低くする方が好ましい。ここで、不活性ガスとしては、窒素ガス、二酸化炭素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガスなどが挙げられるが、経済性、入手容易性を勘案して、窒素ガス、アルゴンガス、二酸化炭素ガスが好ましく、特に好ましくは窒素ガスあるいはアルゴンガスが用いられる。また、溶媒蒸気の雰囲気下とする方法としては、(1)反応槽を減圧または真空にして空気を除去した後に反応槽を昇温する方法、(2)反応槽内の空気を吸引しつつ、昇温し、溶媒蒸気が充満した状態になったところで吸引を止める方法、(3)反応槽内の空気を吸引しつつ、溶媒蒸気が充満した状態になったところで吸引を止めるなどの方法、(4)反応槽内の空気を吸引しつつ、溶媒と同種の蒸気を反応槽中に吹き込む方法、あるいはこれらを組合せた方法が挙げられ、それにより溶解槽内を気化した溶媒蒸気の雰囲気にすることができる。なお、(2)〜(4)の方法を採用する場合は溶解槽内の溶媒の量を把握しておくことが望ましい。
溶解方法は特に限定しないが、所定の容器にPAI樹脂、溶媒を入れ、撹拌しながら溶解する。常温で溶解しない場合、加熱することにより溶解させる。粒径の揃ったPAI樹脂微粒子を製造するにはPAI樹脂を溶媒に完全溶解させてから添加、もしくはフラッシュ晶析して析出させる方法が好ましいが、未溶解のPAI樹脂が存在してもよい。
溶解温度は使用する溶媒の種類やPAI樹脂の濃度によって異なるが、通常は常温〜250℃、好ましくは常温〜100℃である。
溶解時間は溶媒の種類、PAI樹脂の仕込濃度、溶解温度によって異なるが、通常、5分から5時間であり、好ましくは、10分〜4時間の範囲である。
上記操作により、PAI樹脂を溶解させることができる。
本発明における(a1)の工程においては、PAI樹脂濃度を5質量%未満のPAI樹脂溶解液A1とする(以下溶解液A1と称する場合がある)。
すなわち、上記有機溶媒に対するPAI樹脂の粘度は、PAI樹脂の濃度が増加につれて急激に増加する。例えば、NMPの場合、PAI樹脂濃度が5質量%では、溶液粘度が11mPa・s、10質量%溶液では54mPa・s、15質量%では225mPa・s、20質量%では837mPa・sとなる(後述の粘度測定法により測定)。
溶液の粘度が高いと後述する析出工程(a2)において、PAI樹脂溶解液を、PAI樹脂の微粒子を析出させる溶媒へ添加して、微粒子が析出する際に微粒子同士の融着等が生じ、粒径の小さな微粒子や粒径の揃った微粒子が得られない。
そのため、PAI樹脂溶解液を界面活性剤の含まないPAI樹脂を析出させる溶媒へ添加する場合のPAI樹脂の使用量は、通常は有機溶媒とPAI樹脂の合計100質量部に対してPAI樹脂5質量部未満とし、好ましくは0.1質量部以上5質量部未満、より好ましくは 0.5〜4質量部である。
一方、(b1)の工程においては、PAI樹脂濃度を10質量%未満のPAI樹脂溶解液B1とする(以下溶解液B1と称する場合がある)。
すなわち、後述する析出工程(b2)のようにフラッシュ晶析を利用してPAI樹脂微粒子を製造する場合には、PAI樹脂濃度が10質量%未満であれば、安定してPAI微粒子を製造することが可能である。すなわち、(b1)の工程における溶解液B1のPAI樹脂の使用量は、PAI樹脂と有機溶媒の合計100質量部に対しPAI樹脂10質量部未満であり、好ましくは0.1質量部以上〜10質量部未満であり、より好ましくは 0.5質量部以上〜7質量部以下である。
上記範囲であれば、工業生産に適用可能である。本発明においては前記溶媒にPAI樹脂を仕込み、常温溶解、もしくは加熱溶解させた後、PAI樹脂溶解液を後述する析出工程に供する。
[析出工程]
[工程(a2)]
工程(a2)では、上記溶解工程(a1)によって溶解させたPAI樹脂溶解液A1を、界面活性剤を含まないPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒中に添加してPAI樹脂微粒子を析出させる。工程(a2)では、常圧条件下(加圧条件下でも良い)で溶解させたPAI樹脂溶解液A1を、常圧条件下でPAI樹脂を析出させる溶媒中へ添加する。
上記添加とは、単にPAI樹脂溶液A1をPAI樹脂を析出させる溶媒へ入れることを言い、PAI樹脂溶液を入れた容器からPAI樹脂を析出させる溶媒を入れた容器に連続的に注入しても良いし、滴下しても良い。
PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒としては、特に制限はないが、溶媒中に均一に分散させる観点からは溶解工程で使用する有機溶媒と均一に混合する溶媒であることが好ましい。ここで均一に混合するとは、2つ以上の溶媒を混合した場合、1日静置しても界面が現れず、均一に混じり合うことをいう。例えば、水に対しては、NMP、DMF、DMAc、アセトン、DMSO、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール等が均一に混じり合う溶媒として挙げることができる。
さらには、微細なPAI樹脂微粒子が得られる点、粒径が揃いやすい点から、溶解工程で用いた溶媒と均一に混合し、かつPAI樹脂の貧溶媒を含むことが好ましい。なお、PAI樹脂に対する溶解性は、同じ溶媒であっても温度により変化するため、ここでいう貧溶媒は、PAI樹脂溶解液を添加する際の温度において、PAI樹脂を溶解しにくい溶媒、すなわち添加する溶解液中に溶解しているPAI樹脂を析出させ得る溶媒であれば貧溶媒として用いることができる。そのため、溶解液に用い得る有機溶媒であっても、より低温とすることによりPAI樹脂の溶解性が低下する有機溶媒であれば貧溶媒として使用することが可能である。
例えば、NMPを溶解工程の溶媒に選択した場合には、NMP、アルコール類、アセトン類、水等が使用でき、目的に応じて析出させる溶媒を選択することができる。特に微細かつ粒径の揃ったPAI樹脂微粒子が得られやすい点から水を用いることが好ましい。
また、PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒は溶解工程で使用する有機溶媒と均一に混合するならば、単一の溶媒を用いてもよいし、2種類以上の溶媒を混合して用いてもよいが、特に微細かつ粒径の揃った微粒子が得られやすい点から水を含む混合溶媒を用いるのが好ましい。
PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒の使用量は特に限定しないが、溶解工程の溶媒1質量部に対して0.3〜100質量部の範囲を例示することができ、好ましくは0.4〜50質量部、更に好ましくは0.4〜10質量部である。
工程(a2)においてPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒は、界面活性剤を実質的に含まないものである。界面活性剤を添加するとPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒が泡立ち易くなり、溶解液Aを添加する際に系の安定性が損なわれるためか、再現性を悪化させる。そのため、界面活性剤は全く含まないことが最も好ましいが、本発明の効果を損なわない程度であれば、混入していても構わない。具体的には、PAI樹脂の質量に対し、3質量%以下程度にとどめるべきであり、可能な限り1質量%未満にとどめるべきである。
PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒中に添加する場合は、受槽を冷却しても、冷却しなくても良い。この添加によりPAI樹脂の溶解液からPAI樹脂微粒子が析出し、PAI樹脂微粒子が分散もしくは懸濁した液が得られる。受槽を冷却する場合、冷媒、あるいは氷水で冷却する。受槽の冷却温度は、受槽に入れるPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒により異なるが、PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒が凝固しない温度〜15℃、具体的には水の場合、添加直前の温度として0〜40℃が好ましく、0〜30℃がより好ましい。また、PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒は、攪拌することが好ましい。
[工程(b2)]
工程(b2)では、上記溶解工程(b1)によって溶解させたPAI樹脂溶解液B1を、フラッシュ晶析して溶媒を析出させる。
フラッシュ晶析とは、加熱・加圧下、または加圧下にある上記溶解液を、溶解工程で用いた有機溶媒の沸点以下(冷却下でも良い)・加圧されている圧力以下(減圧下でも良い)、または加圧されている圧力以下(減圧下でも良い)の他の容器(以下受槽と称する場合もある)中にノズルを介して噴出させて移液し、それにより微細な微粒子を晶析させる方法を指す。
フラッシュ晶析する際、溶媒中にフラッシュすることが好ましい。溶媒中にフラッシュ晶析する場合には、溶解液Bが噴出するノズルの先端を受槽側の溶媒中に入れた状態でも、ノズル先端を溶媒からから離し、気相を介して溶媒中にフラッシュしてもよいが、前者が好ましい。
PAI樹脂溶解液Bのフラッシュ晶析によるPAI樹脂微粒子の製造では、PAI樹脂の濃度を所定濃度以下に制御すれば、平均1次粒径300nm以下、特に200nm以下の微粒子を得ることができる。
しかも、フラッシュ晶析では、高圧でPAI樹脂を一挙に押し出すので溶解槽の溶液がより短時間で受槽中の溶媒に拡散し、球状または球状に近い微粒子が生成する。従って、球状または球状に近い微粒子を得る場合、溶媒中にフラッシュするフラッシュ晶析を用いることがより好ましい。
フラッシュ晶析を具体的に説明すると、加熱・加圧下、または加圧下に保持した容器からPAI樹脂の溶解液を大気圧下(減圧下でもよい)の受槽にフラッシュ晶析することにより行うことが好ましい。例えば前記溶解工程において、オートクレーブ等の耐圧容器中で加熱・溶解させると容器内は加熱による自製圧により加圧状態となる(窒素等の不活性ガスでさらに加圧してもよい)。この状態から放圧して大気圧下の受槽に放出させることにより、よりいっそう簡便に行うことができる。また、常温で溶解させた場合、溶解槽を任意の圧力に加圧し、PAI樹脂溶液を析出させる溶媒中にフラッシュ晶析することによりPAI樹脂微粒子を得ることができる。
溶媒中にフラッシュ晶析する場合に用いるPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒としては、特に制限はなく、工程(a2)で説明したのと同様のものを用いることができる。
PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒の使用量は特に限定しないが、溶解工程の溶媒1質量部に対して0.3〜100質量部の範囲を例示することができ、好ましくは0.4〜50質量部、更に好ましくは0.4〜10質量部である。
なお、フラッシュ晶析する際、PAI樹脂の微粒子を析出させる溶媒は、界面活性剤を含有してもしなくてもよいが、過剰の界面活性剤を取り除く作業が必要となるので界面活性剤を含有しないことが好ましい。
フラッシュ晶析方法は特に限定しないが、通常は常温〜250℃、好ましくは常温〜100℃の溶解液を加圧されている圧力以下、あるいは減圧下の容器に1段でフラッシュ晶析する方法、または溶解液を入れた槽内よりも圧力の低い容器に多段でフラッシュ晶析する方法等が採用できる。具体的には、例えば前記溶解工程において、オートクレーブ等の耐圧容器中で加熱・溶解させると、容器内は加熱による自製圧により加圧状態となる(窒素等の不活性ガスでさらに加圧してもよい)。この加圧状態とした溶解液を、PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒を入れた大気圧の受槽にフラッシュさせるか、減圧下の受槽にフラッシュさせる。また、オートクレーブ等の耐圧容器中で加熱しないで溶解させた場合、任意の圧力に加圧して加圧状態とした溶解液を、PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒を入れた大気圧の受槽にフラッシュさせるか、減圧下の受槽にフラッシュさせる。フラッシュ晶析する溶解液の圧力(ゲージ圧)は0.2〜4MPaであることが好ましい。この環境からこれをフラッシュ晶析、好ましくは大気圧下に、より好ましくは大気圧下の受槽にフラッシュ晶析することが好ましい。
PAI樹脂微粒子溶解液Bをフラッシュ晶析する場合は、受槽を冷却しても冷却しなくても良い。フラッシュ晶析によりPAI樹脂の溶解液からPAI樹脂微粒子が析出し、PAI樹脂微粒子の分散もしくは懸濁した液が得られる。受槽を冷却する場合、冷媒、あるいは氷水で冷却する。受槽の冷却温度は、受槽に入れるPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒により異なるが、PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒が凝固しない温度〜15℃、具体的には水の場合、フラッシュ晶析直前の温度として0〜40℃が好ましく、0〜30℃がより好ましい。
フラッシュ晶析方法では、溶解槽からの連結管出口を受槽の大気中、またはPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒中に入れ、フラッシュ晶析する方法が挙げられるが、溶媒中に入れる方がより微細なPAI樹脂微粒子が得られるので好ましい。
上記工程(b2)により得られるPAI樹脂微粒子は、分散液もしくは懸濁液の状態で得ることができる(以下、この状態の分散液もしくは懸濁液をフラッシュ液と称することがある)。なお、この際、仕込んだPAI樹脂の未溶解分等の粗粒を含む場合には、ろ過等により除くことも可能である。
かくして得られるPAI樹脂微粒子は、平均一次粒径が300nm以下、より好ましい態様においては200nm以下の微粒子である。下限としては90nm程度である。また、粒度の揃った微粒子が得られ、通常変動係数が70%以下、好ましい態様においては60%以下であるポリアミドイミド樹脂微粒子が得られる。
上記本発明の方法を採用することにより、このように微細で、粒度の揃った微粒子を安定的に製造することができる。
[ろ過・単離工程]
PAI樹脂微粒子を単離する方法としては、ろ過、遠心分離、遠心ろ過等の従来公知の固液分離方法で行うことができるが、平均1次粒径300nm以下のような微細なPAI樹脂微粒子を固液分離操作で効率よく単離するためには、凝集によって粒径を増大させた後、ろ過や遠心分離等の固液分離操作を行うことが望ましい。凝集によって粒径を増大させる方法としては、経時的に凝集させる自然凝集法、塩析等の凝集剤を用いた凝集法などを用いることができるが、これらの凝集法のうち、塩析を用いる方法が短時間で凝集体を得ることができること、および大きな凝集体が得られる点から好ましい。塩析による凝集法を用いることにより、工業的な固液分離方法に適した粒径の大きな凝集体を得ることができる。このときの凝集体の平均粒径としては5〜100μm(後述の測定方法による粒径)であることが好ましい。
具体的な塩析の方法では、例えば、塩化ナトリウム等の無機塩をPAI樹脂微粒子1質量部に対して0.01〜1000質量部、好ましくは0.05〜500質量部程度を加えることにより粒径の大きな凝集体を得ることができる。具体的には、上記分散液もしくは懸濁液中に直接無機塩を添加する、あるいは、上記無機塩の0.1〜20質量%の溶液を添加する等の方法が挙げられる。無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、シュウ酸ナトリウム、シュウ酸マグネシウム、シュウ酸カルシウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸マグネシウム、クエン酸カルシウム等の無機塩が挙げられる。無機塩を溶解させる溶媒としては、水が好ましい。また、上記無機塩をあらかじめ添加、もしくはフラッシュ晶析する際の受槽中のPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒中に溶解しておくこともできる。このときのPAI樹脂微粒子を析出させる溶媒としては、水が好ましい。添加する無機塩の量はPAI樹脂微粒子1質量部に対して0.05質量部以上でかつ、PAI樹脂微粒子を析出させる溶媒への飽和溶解量以下が望ましい。本発明のように添加、もしくはフラッシュ晶析して得られたPAI樹脂微粒子は、このような方法で凝集させることにより固液分離が容易となる。また、このような方法で凝集させても極めて再分散の容易なPAI樹脂微粒子が得られるのである。
上記固液分離の方法としては、ろ過、遠心分離等の方法が挙げられる。ろ過や遠心分離の際にはメンブレンフィルター(ろ過)やろ布(ろ過、遠心分離)などを使用できる。フィルターの目開きとしては、得ようとするPAI樹脂微粒子の粒度に応じて適宜決定されるが、メンブレンフィルターの場合、通常0.1〜50μm程度、ろ布の場合、通気度が5cm/cm・sec at 124.5Pa以下のものが使用できる。
かくして得られるPAI微粒子はそのままで、もしくは所望の溶媒に分散させて分散液とし、あるいはその他の媒体に再分散させて複合体とし、種々の用途に用いることが可能である。
[平均粒径の測定]
PAI樹脂微粒子の平均粒径は日機装製レーザー回折・散乱方式粒度分布測定装置MT3300EXIIを用い、分散媒としてポリオキシエチレンクミルフェニルエーテル(商品名ノナール912A 東邦化学工業製 以後、ノナール912Aと称す)の0.5質量%水溶液を用いて測定した。具体的にはマイクロトラック法によるレーザーの散乱光を解析して得られる微粒子の総体積を100%として累積カーブを求め、その累積カーブが50%となる点の粒径(メジアン径:d50)を微粒子の平均粒径とした。
[平均一次粒径の測定]
本発明での平均一次粒径は日本電子製走査型電子顕微鏡JEOL JMS−6700Fで得られた画像(倍率:30,000倍)から任意の100個の粒子を選び、その最大長さを粒径として粒径を測長し、その平均値を平均一次粒径とした。
[平均一次粒径の変動係数の算出]
本発明における平均一次粒径の変動係数(CV)は、日本電子製走査型電子顕微鏡JEOL JMS−6700Fで得られた画像から任意の100個の粒径を測長して求めた粒度分布の値を用いて下記の式(1)〜式(3)により求めた。
[粘度の測定]
東機産業製TVB−10M型粘度計、ローターとしてL/Adpを用い、例えば、粘度が10m〜20Pa・sの場合は、ローターの回転数を30rpm、粘度が50〜100Pa・sの場合は、ローターの回転数を6rpmとした。それ以外の粘度範囲になるでも場合、測定粘度に合わせたローター回転数を選択し、粘度を測定した。
実施例1
〔溶解工程〕(b1)
溶解槽の1,000mlのオートクレーブに撹拌機、温度測定器、およびインターナルの溶解液抜き出し管を装着した。抜き出し管にはバルブ開閉ができる連結管を装着した。また、フラッシュ晶析の受槽として、1,000mlのオートクレーブに撹拌機、コンデンサー、ガス通気管、および前記溶解槽からの連結管の他端(フラッシュ晶析出口)を受槽液の中に入る位置に装着した。
溶解槽にPAI樹脂(東レ株式会社製、TI―5013P、以下の実施例には本粉末を用いた)12g、NMP(関東化学社製)388g(PAI樹脂濃度:3質量%)を仕込み、窒素置換して密封し、撹拌しながら内温を240℃まで上昇させた後、さらに1時間撹拌した。このときの内圧(ゲージ圧)は0.15MPaであった。さらに窒素ガスで0.5MPaまで加圧した。
〔析出工程〕(b2)
水400gを入れた受槽を氷冷し、撹拌しながら窒素ガスを微量通気しておいた。前記溶解槽のインターナル連結管のバルブを開き、溶解液を大気圧下の受槽に移液し、液温が40℃以下になったのを確認してから撹拌を停止し、受槽を開封した。受槽中のPAI樹脂微粒子のフラッシュ液の平均粒径は8.7μmであった。
次いで、フラッシュ液を4%食塩水400gへ加え、1400rpmで30分間撹拌した後、5時間静置した。塩析した懸濁液をろ過、洗浄してPAI樹脂微粒子ウエットケークを得た。平均一次粒径は109nm、変動係数32%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった(図1)。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、102nm、変動係数28%となり、再現性のあることを確認した。
実施例2(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を50℃とし、窒素ガスで0.5MPaまで加圧した以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、12.4μmであった。また、PAI微粒子の平均1次粒径は、110nm、変動係数40%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、112nm、変動係数38%となり、再現性のあることを確認した。
実施例3(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)とし、窒素ガスで0.5MPaまで加圧した以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、18.6μmであった。また、PAI微粒子の平均1次粒径は、110nm、変動係数40%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、110nm、変動係数39%となり、再現性のあることを確認した。
実施例4(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽NMP質量と受槽水量の比を1/0.6とした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、20.2μmであった。また、PAI微粒子の平均1次粒径は、157nm、変動係数44%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、160nm、変動係数41%となり、再現性のあることを確認した。
実施例5(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽NMP質量と受槽水量の比を1/0.4とした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、22.4μmであった。また、PAI微粒子の平均1次粒径は、155nm、変動係数51%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、153nm、変動係数48%となり、再現性のあることを確認した。
実施例6(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽へのPPS仕込み量を14g、NMP386g(PAI樹脂濃度:3.5質量%)とした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、19.6μmであった。また、PAI微粒子の平均1次粒径は、167nm、変動係数46%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、160nm、変動係数47%となり、再現性のあることを確認した。
実施例7(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽へのPPS仕込み量を16g、NMP384g(PAI樹脂濃度:4質量%)とした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、19.2μmであった。また、PAI微粒子の平均1次粒径は、175nm、変動係数62%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、170nm、変動係数60%となり、再現性のあることを確認した。
実施例8(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽へのPPS仕込み量を20g、NMP380g(PAI樹脂濃度:5質量%)とした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、24.5μmであった。また、PAI微粒子の平均1次粒径は、249nm、変動係数52%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、252nm、変動係数55%となり、再現性のあることを確認した。
実施例9(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで1MPaまで加圧をとした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、17.2μmであった。また、PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、143nm、変動係数58%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、140nm、変動係数55%となり、再現性のあることを確認した。
実施例10(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.25MPaまで加圧をとした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、20.2μmであった。また、PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、161nm、変動係数43%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、160nm、変動係数45%となり、再現性のあることを確認した。
実施例11(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽の溶媒をDMFとした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、16.3μmであった。また、PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、91nm、変動係数46%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、95nm、変動係数43%となり、再現性のあることを確認した。
実施例12(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽の溶媒をDMAcとした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、21.6μmであった。また、PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、130nm、変動係数39%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、125nm、変動係数38%となり、再現性のあることを確認した。
実施例13(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽の溶媒をDMSOとした以外は、実施例1と同様に実施した。フラッシュ液の平均粒径は、23.1μmであった。また、PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、163nm、変動係数48%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子はほぼ球状であった。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、158nm、変動係数50%となり、再現性のあることを確認した。
実施例14(溶解工程:a1、析出工程:a2)
PAI樹脂1.5gをNMP48.5g(PAI樹脂濃度:3質量%)に溶かし、その溶解液を常温(21℃)にて、撹拌している水50gへピペットで滴下してPAI樹脂微粒子懸濁液を得た。懸濁液の平均粒径は、17.6μmであった。その懸濁液を4%食塩水50gへ加え、1400rpmで30分間撹拌した後、3時間静置した。塩析した懸濁液をろ過、洗浄してPAI樹脂微粒子ウエットケークを得た。PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、140nm、変動係数36%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子は一部に粒子が融着したような繭型形状のものが観察された(図2)。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、139nm、変動係数39%となり、再現性のあることを確認した。
実施例15(溶解工程:a1、析出工程:a2)
PAI樹脂1.75g、NMP48.25g(PAI樹脂濃度:3.5質量%)とした以外は、実施例14と同様に実施した。懸濁液のの平均粒径は、21.7μmであった。PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、159nm、変動係数58%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子の一部に粒子が融着したような繭型形状のものが観察された。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、163nm、変動係数57%となり、再現性のあることを確認した。
実施例16(溶解工程:a1、析出工程:a2)
PAI樹脂2g、NMP48g(PAI樹脂濃度:4質量%)とした以外は、実施例14と同様に実施した。懸濁液の平均粒径は、20.4μmであった。PAI樹脂微粒子の平均1次粒径は、183nm、変動係数48%であった。30,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、粒子の一部に粒子が融着したような繭型形状のものが観察された。
再現性を確認するために上記と同様の操作を実施した。その結果、PAI微粒子の平均1次粒径は、177nm、変動係数48%となり、再現性のあることを確認した。
比較例1(溶解工程:a1、析出工程:a2)
PAI樹脂2.5g、NMP47.5g(PAI樹脂濃度:5質量%)とした以外は、実施例14と同様に実施した。非真球状の粗大粒子となった(図3)。
実験例2(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽NMP質量と受槽水量の比を1/0.2とした以外は、実施例1と同様に実施した。非真球状の粗大粒子となった。
比較例3(溶解工程:b1、析出工程:b2)
実施例1の溶解槽温度を常温(21℃)、窒素ガスで0.5MPaまで加圧、溶解槽へのPAI仕込み量を40g、NMP360g(PAI樹脂濃度:10質量%)とした以外は、実施例1と同様に実施した。大きな塊状物となった。

Claims (7)

  1. 下記の溶解工程と析出工程を含むことを特徴とするポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法。
    [溶解工程]
    下記(a1)および(b1)から選択される工程
    (a1)ポリアミドイミド樹脂を有機溶媒に溶解させ、ポリアミドイミド樹脂濃度が5質量%未満のポリアミドイミド樹脂溶解液A1とする工程
    (b1)ポリアミドイミド樹脂を有機溶媒に溶解させ、ポリアミドイミド樹脂濃度が10質量%未満のポリアミドイミド樹脂溶解液B1とする工程
    [析出工程]
    (a2)ポリアミドイミド樹脂溶解液A1を、界面活性剤を実質的に含まないポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる溶媒へ添加してポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる工程
    (b2)ポリアミドイミド樹脂溶解液B1をフラッシュ晶析してポリアミドイミド樹脂の微粒子を析出させる工程
  2. 前記析出工程(b2)のフラッシュ晶析において、0.2〜4MPaの圧力(ゲージ圧)下にある溶解液をフラッシュ晶析する請求項1に記載のポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法。
  3. 前記溶解工程において、用いる有機溶媒が、N−メチル−2−ピロリジノン、ジメチホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンから選ばれる少なくとも一種である請求項1または2に記載のポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法。
  4. 前記析出工程(a2)、(b2)において、ポリアミドイミド樹脂微粒子を析出させる溶媒が水である請求項1から3のいずれかに記載のポリアミドイミド樹脂微粒子の製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれかの製造方法によって得られるポリアミドイミド樹脂微粒子であって、平均一次粒径が300nm以下であるポリアミドイミド樹脂微粒子。
  6. 平均一次粒径が200nm以下である請求項5に記載のポリアミドイミド樹脂微粒子。
  7. 平均一次粒径が200nm以下、かつ、変動係数が70%以下であることを特徴とするポリアミドイミド樹脂微粒子。
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