JPWO2010122887A1 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Abstract

車両用ドアロック装置Aoは、オープン機構A1とロック機構A2と電動式アクチュエータA3を備えるとともに、これらを収容するハウジング10を備えていて、ハウジング10にはドアの室内側から手動操作可能なエマージェンシー操作部材42が組付けられている。このエマージェンシー操作部材42は、その軸部42aにて、車両外側に位置するキーシリンダへのメカニカルキー操作により駆動可能なキーロックレバーに代えて、ハウジング10の支持部に回転自在に組付けられている。

Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
車両用ドアロック装置には、車両のドアを車両ボデーに対して開放可能な状態とすべくラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるオープン機構と、このオープン機構に介在するロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動可能なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠又は解錠を行うロック機構と、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動する電動式アクチュエータと、前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングを備えていて、前記ドアに装着されるものがあり、例えば、特開2006−266026号公報に示されている。
また、車両用ドアロック装置には、前記オープン機構、前記ロック機構、前記電動式アクチュエータ及び前記ハウジングに相当するものを備えるとともに、前記ラッチ機構の上方にて前記ハウジングに組付けられていて、前記ドアの室内側から手動操作可能で、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動可能なエマージェンシー操作部材を備えているものがあり、例えば、特開2001−241248号公報に示されている。
上記した特開2006−266026号公報に記載されている車両用ドアロック装置においては、ドアの室外側に設けられて車両外側に位置するキーシリンダと連係していて同キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)により作動して前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動するキーロックレバーがロック機構の構成部品として採用されるとともに、ドアの室内側に設けられるロックノブの手動操作により作動して前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動する操作レバーがロック機構の構成部品として採用されている。このため、この車両用ドアロック装置では、緊急時(例えば、バッテリ上がり等によって、電動式アクチュエータが一時的に作動しなくなったとき)においても、キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)またはロックノブの手動操作により、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
一方、上記した特開2001−241248号公報に記載されている車両用ドアロック装置においては、前記キーロックレバーや前記操作レバーに相当するものを備えていないものの、前記ドアの室内側から手動操作可能で、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動可能なエマージェンシー操作部材を備えているため、緊急時においても、エマージェンシー操作部材を手動操作することで、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
上記した特開2006−266026号公報に記載されている車両用ドアロック装置と、上記した特開2001−241248号公報に記載されている車両用ドアロック装置では、前記オープン機構、前記ロック機構、前記電動式アクチュエータ等の基本的な機能部品は共通化することが可能であるものの、キーロックレバーと操作レバーの有無や、エマージェンシー操作部材の有無といった相違は避けられない。したがって、キーシリンダを備える車両用ドアロック装置におけるハウジングの形状と、キーシリンダを備えず別のエマージェンシー操作部材を備える車両用ドアロック装置におけるハウジングの形状は、全く異なるものであった。そこで、本発明は、キーシリンダやエマージェンシー操作部材の配設によりハウジングの形状が大きく影響されない車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、
車両のドアを車両ボデーに対して開放可能な状態とすべくラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるオープン機構と、
このオープン機構に介在するロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動可能なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠又は解錠を行うロック機構と、
前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動する電動式アクチュエータと、
前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングと、
前記ラッチ機構の上方にて前記ハウジングに組付けられていて、前記ドアの室内側から手動操作可能で、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動可能なエマージェンシー操作部材と、
前記ハウジングに設定され、車両外側に位置するキーシリンダと連係し且つ同キーシリンダへのメカニカルキー操作により前記アクティブレバーを駆動可能なキーロックレバー、または、該キーロックレバーに代えて車両内側に位置する前記エマージェンシー操作部材の何れか一方を支持可能な支持部と
を備える車両用ドアロック装置に特徴がある。
この場合において、前記支持部は、前記キーシリンダの操作力を伝達し且つ前記キーロックレバーに連係する連結シャフトをガイドする曲面を形成するように、車両外側部位から車両外側に突出するガイド部を備えることも可能である。また、前記ハウジングは、前記ドア内における室外側に面するハウジングボディと、該ハウジングボディに組付けられ前記ドア内における室内側に面するハウジングカバーとを備えていて、前記支持部は、前記ハウジングカバーに形成され前記エマージェンシー操作部材を回転自在に支持する取付孔、または、前記ハウジングボディに形成され前記キーロックレバーを回転自在に支持する取付孔の何れか一方として構成されることも可能である。
また、前記ハウジングは、前記ドア内における室外側に面するハウジングボディと、該ハウジングボディに組付けられ前記ドア内における室内側に面するハウジングカバーとを備えていて、前記支持部は、前記ハウジングカバーに形成され前記エマージェンシー操作部材を回転自在に支持する取付孔、または、前記ハウジングボディに形成され前記ガイド部と連通して前記キーロックレバーを回転自在に支持する取付孔の何れか一方として構成されることも可能である。
また、前記エマージェンシー操作部材は、前記ハウジングカバーに形成された前記取付孔に回転自在に支持され且つ前記ハウジング外に端面が露出する軸部を有することも可能である。また、前記キーロックレバーは、前記ハウジングボディに形成され前記取付孔に回転自在に支持され前記ハウジング外に端面が露出するアウトサイドロッキングレバーを介して前記ハウジングボディの前記取付孔に回転自在に支持されることも可能である。
本発明による車両用ドアロック装置においては、ハウジングに設けた支持部に、キーロックレバーに代えてエマージェンシー操作部材を支持可能である。このため、ハウジングに設けた支持部にエマージェンシー操作部材が支持されるように構成すれば、緊急時(例えば、バッテリ上がり等によって、電動式アクチュエータが一時的に作動しなくなったとき)において、エマージェンシー操作部材の手動操作により、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
また、本発明による車両用ドアロック装置においては、ハウジングに設けた支持部に、キーシリンダ(例えば、フロント助手席ドアの室外側に設けられる)と連係し且つ同キーシリンダへのメカニカルキー操作によりアクティブレバーを駆動可能なキーロックレバーを支持可能である。このため、ハウジングに設けた支持部にキーロックレバーが支持されるように構成して、このキーロックレバーにキーシリンダを連係すれば、キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)によりキーロックレバーを作動させて、アクティブレバーを介してロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
ところで、本発明による車両用ドアロック装置のハウジングには、キーシリンダと連係し且つ同キーシリンダへのメカニカルキー操作によりアクティブレバーを駆動可能なキーロックレバー、または、該キーロックレバーに代えてエマージェンシー操作部材を支持可能な支持部が設定されている。このため、ハウジングに設けた支持部にエマージェンシー操作部材が支持されるように構成すれば、このハウジングをキーシリンダ及びロックノブを備えていないドア(例えば、エマージェンシー操作部材を備えるフロント助手席ドア)に好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能であるとともに、ハウジングに設けた支持部にキーロックレバーが支持されるように構成すれば、同ハウジングをキーシリンダを備えているドア(例えば、キーシリンダを備えるフロント助手席ドア)に好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能である。
したがって、ハウジングの形状は、キーシリンダやエマージェンシー操作部材の配設(採用有無)により大きく影響されない。それゆえ、例えば、ハウジングの支持部以外の部位は同一形状とし、支持部の形状をスライド型(ハウジングのための樹脂成形型の一構成部材)で一部変更することにより、キーシリンダやエマージェンシー操作部材の採用有無の相違に拘わらず、ハウジングを略同一の樹脂成形型で作ることが可能になり、当該ドアロック装置のコスト低減を図ることが可能である。
図1は、本発明による車両用ドアロック装置をキーシリンダ及びロックノブを備えていない右側フロント助手席ドアに装着した状態を概略的に示した斜視図である。
図2は、図1に示した車両用ドアロック装置の室内側の側面図である。
図3は、図1に示した車両用ドアロック装置の室外側の側面図である。
図4は、図2及び図3に示した車両用ドアロック装置のアンロック状態での要部構造図である。
図5は、図2及び図3に示した車両用ドアロック装置のロック状態での要部構造図である。
図6は、図1〜図5に示した車両用ドアロック装置におけるオープン機構の一部とラッチ機構の分解斜視図である。
図7は、図1〜図5に示した車両用ドアロック装置におけるオープン機構、ロック機構及び電動式アクチュエータの分解斜視図である。
図8は、図3の8−8線に沿った断面図である。
図9は、本発明による車両用ドアロック装置の他の実施形態を示した図8相当の断面図である。
図10は、図1〜図8に示した実施形態の車両用ドアロック装置をベースとして、キーシリンダ及びロックノブを備えている右側フロント助手席ドアに装着される車両用ドアロック装置を構成した場合の図7相当の分解斜視図である。
図11は、図10に示した車両用ドアロック装置の図8相当の断面図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図8は本発明による車両用ドアロック装置Aoを示していて、この車両用ドアロック装置Aoは、車両の前方右側に装備される右側フロント助手席ドアFR(図1参照)に装着されるものであり、図4及び図5に示したように、オープン機構A1とロック機構A2と電動式アクチュエータA3を備えるとともに、オープン機構A1、ロック機構A2及び電動式アクチュエータA3を収容するハウジング10を備えている。
ハウジング10は、図7に示したように、樹脂製のハウジングボディ11と、このハウジングボディ11に組付けられる樹脂製のハウジングカバー12と、ハウジングボディ11とハウジングカバー12に組付けられる樹脂製のプロテクタ13を備えていて、それぞれが樹脂成形型を用いた成型加工によって形成されている。ハウジングボディ11は、ドアFR内における室外側に面するように配置されている。一方、ハウジングカバー12は、ドアFR内における室内側に面するように配置されている。なお、ハウジングカバー12には、シールリング91が組付けられる。
オープン機構A1は、車両の右側フロント助手席ドアFRを車両ボデー(車体)VB(図1参照)に対して開放可能な状態とすべく、公知のラッチ機構20(図6参照)をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるためのものである。ラッチ機構20は、右側フロント助手席ドアFRを車両ボデーVBに対して閉状態(ドアが閉じられた状態)で保持するためのもので、車両ボデーVBに固定されたストライカ101(図1参照)と係脱可能なラッチ21を備えている。なお、ラッチ機構20は、図2〜図5にて図示省略されているが、図6にて分解した状態で図示されていて、ハウジング10に組付けられた状態(オープン機構A1、ロック機構A2及び電動式アクチュエータA3等と一体化された状態)で右側フロント助手席ドアFRに組付けられている。
このラッチ機構20は、ストライカ101に係合することで、右側フロント助手席ドアFRを閉状態に保持する(ラッチ状態)。右側フロント助手席ドアFRの閉状態において、ラッチ機構20は、ストライカ101から離脱することで、右側フロント助手席ドアFRを閉状態から開状態(右側フロント助手席ドアFRが車両ボデーVBに対して開放可能な状態)に移行させる(アンラッチ状態)。ラッチ機構20は、図6に示したように、ラッチ21、ポール22、リフトレバー23、ストッパ24を備えるとともに、クッションC1,C2、ラッチ用トーションスプリングS1、ポール用トーションスプリングS2を備えていて、これらの構成部品は、ベースプレート25、ケース26、サブベースプレート27に、スクリュー28、ピン29を用いて組付けられている。なお、ベースプレート25は、シール部材92を介して右側フロント助手席ドアFRに組付けられる。
また、オープン機構A1は、アウトサイドオープンレバー31と、インサイドオープンレバー32と、オープンリンク33(本発明のロック・アンロック部材)を備えている。アウトサイドオープンレバー31は、トーションスプリングS3とともにハウジングボディ11に組付けられていて、右側フロント助手席ドアFRの室外側に設けられるアウトサイドハンドル81(図1参照)に連係されており、アウトサイドハンドル81の操作により作動する。なお、アウトサイドオープンレバー31には、クリップ31a(図6及び図7参照)が組付けられている。
インサイドオープンレバー32は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11aに回転自在に組み付けられていて、右側フロント助手席ドアFRの室内側に設けられるインサイドハンドル82(図1参照)に連係されており、インサイドハンドル82の操作により作動する。オープンリンク33は、その下端部にてアウトサイドオープンレバー31に揺動自在に連結支持されていて、ロック機構A2の構成部品であるアクティブレバー41により、図4に示すアンロック位置と図5に示すロック位置との間で揺動可能である。このオープンリンク33が、図4に示すアンロック位置にある状態では、右側フロント助手席ドアFRを開状態にすべくラッチ機構20のリフトレバー23に係合可能であり、図5に示すロック位置にある状態では、ラッチ機構20のリフトレバー23に係合不能である。
また、オープンリンク33は、アウトサイドオープンレバー31の作動(アウトサイドハンドル81の操作)を受けて、または、インサイドオープンレバー32の作動(インサイドハンドル82の操作)を受けて、図4及び図5に示す位置から装置上方向(図4及び図5の上方)に動かされる。このため、右側フロント助手席ドアFRの閉状態において、オープンリンク33が、図4に示すアンロック位置にあって、アウトサイドオープンレバー31またはインサイドオープンレバー32の作動を受けて上方向に動かされた場合、ラッチ機構20のリフトレバー23がオープンリンク33によって押されて回動し、ラッチ機構20がラッチ状態からアンラッチ状態に作動する。これにより、右側フロント助手席ドアFRは、閉状態から開状態に移行する。つまり、オープンリンク33が図4のアンロック位置にある時、右側フロント助手席ドアFRは解錠されている。
一方、右側フロント助手席ドアFRの閉状態において、オープンリンク33が、図5に示すロック位置にあって、アウトサイドオープンレバー31またはインサイドオープンレバー32の作動を受けて上方向に動かされた場合、オープンリンク33はラッチ機構20のリフトレバー23と係合せず、ラッチ機構20がラッチ状態のまま保持される。これにより、右側フロント助手席ドアFRは、閉状態のまま保持される。つまり、オープンリンク33が図5のロック位置にある時、右側フロント助手席ドアFRは施錠されている。
ロック機構A2は、オープン機構A1の作動を規制又は許容してドアの施錠又は解錠を行うものであり、上述したアクティブレバー41を備えるとともに、このアクティブレバー41を介して上述したオープンリンク33をアンロック位置からロック位置(解錠位置から施錠位置)に駆動可能なエマージェンシー操作部材42を備えている。
アクティブレバー41は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11bにトーションスプリングS4(図7参照)とともに組み付けられていて、支持シャフト11bに回転自在に支持されている。このアクティブレバー41は、図7に示したように、メインレバー41aと、サブレバー41bと、ねじりばね41cとを備えている。メインレバー41aは、支持シャフト11bに回転自在に組付けられていて、エマージェンシー操作部材42と連係する係合部(ピン部)41a1を有するとともに、電動式アクチュエータ43と連係する係合部(ピン部)41a2を有している。サブレバー41bは、支持シャフト11bに回転自在に組付けられていて、メインレバー41aに対して所定量相対回転可能であり、オープンリンク33の長孔33aと連係する係合部(ピン部)41b1を有している。
ねじりばね41c(付勢部材)は、特開2006−266026号公報に記載されているねじりばねと同様に、メインレバー41aとサブレバー41bとの間に介装されていて、メインレバー41aに対してサブレバー41bを一方向(図示反時計周り方向)に回転付勢している。このため、メインレバー41aとサブレバー41bとは、図示時計周り方向(ロック方向)に関しては一体に回転し、アンロック方向に関しては、ねじりばね41cを介して回転する。
エマージェンシー操作部材42は、ラッチ機構20の上方にてハウジング10に回転自在に組付けられる軸部42aを有するとともに、アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部41a1に係合するレバー部42bを有している。軸部42aは、ハウジングカバー12に形成された取付孔12aに回転自在に支持され、且つ、ハウジング10外に端面が露出するように設けられている。また、軸部42aには右側フロント助手席ドアFRの内側に設けた工具挿通孔83(図1参照)を通して工具(例えば、マイナスドライバー)や、メカニカルキー(キーシリンダ等を操作するためのキープレート)を挿通可能なI字状溝42a1が形成されており、右側フロント助手席ドアFRを開けた状態で、同ドアFRの室内側から手動操作可能(回動操作可能)である。
このため、右側フロント助手席ドアFRを開けた状態で、工具やメカニカルキーを用いてエマージェンシー操作部材42が回動されると、アクティブレバー41が回転する。このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアの施錠が可能である。なお、エマージェンシー操作部材42の軸部42aにI字状溝42a1を設けなくて、軸部42aを直接回動操作可能な構成として実施することも可能である。
電動式アクチュエータA3は、アクティブレバー41を介して上述したオープンリンク33をロック位置又はアンロック位置に駆動するものであり、電気モータ51とウォーム52とロッキングレバー53を備えている。電気モータ51は、ロック操作とアンロック操作に応じて駆動される公知のものであり、その作動を制御するために第1ターミナル61、第2ターミナル62、スイッチ63、コネクタ64等が設けられている。ウォーム52は、電気モータ51の出力軸51aに一体的に設けられていて、電気モータ51により回転駆動される。ロッキングレバー53は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11cに回転自在に組み付けられている。
このロッキングレバー53は、ウォーム52に噛合するセクタギヤ53aを有するとともに、アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部(ピン部)41a2に連係する係合部(長孔)53bを有している。このため、電動式アクチュエータA3が作動すると、電気モータ51の駆動力により、ロッキングレバー53が傾転する。このロッキングレバー53の傾転に伴って、アクティブレバー41が回転し、このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアの施錠又は解錠が行われる。なお、この実施形態においては、セクタギヤ53aの形成角度が略45度とされていて、電動式アクチュエータA3を作動させた場合の作動応答性(ドアの施錠と解錠の切り替えに要する時間)が特開2006−266026号公報に記載されている電動式アクチュエータの作動応答性に比して高められている。
また、この実施形態においては、ロッキングレバー53に操作部53cが設けられているが、この実施形態の右側フロント助手席ドアFRでは、ドアの室内側にロックノブが設けられていないため、操作部53cにロックノブが連係されていない。なお、操作部53cは、セクタギヤ53aの位置に拘わらず係合部53bと一体的に傾動するように構成されていて、当該ドアロック装置Aoがドアの室内側にロックノブを備え、ドアの室外側にキーシリンダを備える右側フロント助手席ドアに適用される場合(この場合には、図10及び図11に示したように、エマージェンシー操作部材42に代えて、キーロックレバー142が、キースイッチレバー143、アウトサイドロッキングレバー144、コンタクト145、シールリング146等とともにハウジング10Aに組付けられて、キーシリンダに連結シャフト147を介して連係される)には、右側フロント助手席ドアの室内側に設けられているロックノブと連係される。このため、かかる場合には、ロックノブが操作されて操作部53cが傾動すると、ロッキングレバー53の係合部53bが一体的に傾動して、アクティブレバー41が回転し、このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアの施錠又は解錠が行われる。
上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、図8に示したように、ハウジング10に設けた支持部10a(詳細には、図7及び図8に符号を付したハウジングカバー12の取付孔12a)に、キーロックレバー142(図10及び図11参照)に代えて、エマージェンシー操作部材42がシールリング19を介して回転自在に支持されているため、緊急時(例えば、バッテリ上がり等によって、電動式アクチュエータA3が一時的に作動しなくなったとき)において、エマージェンシー操作部材42の手動操作により、アクティブレバー41を介してオープンリンク33を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。このため、当該ドアロック装置Aoを右側フロント助手席ドアFR(車内外からアクティブレバー41を介してオープンリンク33を施錠位置又は解錠位置に駆動することが可能なキーシリンダやロックノブを備えていないドア)に好適なものとすることが可能である。
また、上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、ハウジングカバー12に取付孔12aを設ける代わりに、ハウジングボディ11に設けたガイド部11dの底壁11d1(図8参照)を取り除いて取付孔11d2とした図10及び図11のハウジング10Aの支持部10aに、アクティブレバー41を駆動可能なキーロックレバー142を、キースイッチレバー143、アウトサイドロッキングレバー144、コンタクト145、シールリング146等とともに支持可能である。なお、図10及び図11に示したハウジング10Aの支持部10aでは、ハウジングカバー12に取付孔12aが設けられていない。また、キーロックレバー142がキースイッチレバー143及びアウトサイドロッキングレバー144の回転に伴って回転自在である。アウトサイドロッキングレバー144は、ハウジングボディ11に形成された取付孔11d2に回転自在に支持されていて、ハウジング10A外に端面が露出するように設けられている。
このため、図11に示したように、ハウジング10Aに設けた支持部10a(詳細には、ガイド部11dと連通している取付孔11d2)に、キーロックレバー142、キースイッチレバー143及びアウトサイドロッキングレバー144が回転自在に支持されるように構成して、アウトサイドロッキングレバー144に連結シャフト147を介してキーシリンダ(右側フロント助手席ドアの室外側に設けられる)を連係すれば、キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)により、連結シャフト147、アウトサイドロッキングレバー144、キースイッチレバー143を介して、キーロックレバー142を作動させて、アクティブレバー41を介してオープンリンク33を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能であり、当該ドアロック装置Aoをキーシリンダを備えた右側フロント助手席ドアに好適なものとすることが可能である。
上記した連結シャフト147は、キーシリンダ(図1に示したアウトサイドハンドル81に近接して設けられる)とアウトサイドロッキングレバー144間に介装されていて、アウトサイドロッキングレバー144、キースイッチレバー143を介してキーロックレバー142と連係しており、キーシリンダの操作力をアウトサイドロッキングレバー144に伝達可能である。また、連結シャフト147は、アウトサイドロッキングレバー144に連結される際に、車両外側部位から車両外側に突出するガイド部11dに形成した曲面11d3によってガイドされるように構成されている。
ところで、上記した車両用ドアロック装置Aoのハウジング10には、キーロックレバー142等(図10及び図11参照)、または、該キーロックレバー142等に代えてエマージェンシー操作部材42(図8参照)を支持可能な支持部10aが設定されている。このため、ハウジング10に設けた支持部10aにエマージェンシー操作部材42が支持されるように構成すれば(具体的には、ハウジングカバー12に取付孔12aを設ければ)、このハウジング10をキーシリンダ及びロックノブを備えていない右側フロント助手席ドアFRに好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能であるとともに、ハウジング10Aに設けた支持部10aにキーロックレバー142等が支持されるように構成すれば(具体的には、ハウジングカバー12に取付孔12aを設ける代わりに、ハウジングボディ11に設けたガイド部11dの底壁11d1を取り除いて取付孔11d2とすれば)、同ハウジング10をキーシリンダを備えているドア(例えば、キーシリンダを備えるフロント助手席ドア)に好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能である。
したがって、ハウジング10(10A)の形状は、キーシリンダやエマージェンシー操作部材42の配設(採用有無)により大きく影響されない。それゆえ、例えば、ハウジング10(10A)の支持部10a以外の部位は同一形状とし、支持部10aの形状をスライド型(ハウジングのための樹脂成形型の一構成部材)で一部変更することにより、キーシリンダやエマージェンシー操作部材42の採用有無の相違に拘わらず、ハウジング10(10A)を略同一の樹脂成形型で作ることが可能になり、当該ドアロック装置のコスト低減を図ることが可能である。
また、上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、図1に示したように、エマージェンシー操作部材42が、ラッチ機構20の上方にてハウジング10に回転自在に組付けられているため、右側フロント助手席ドアFRにてラッチ機構20の前方に設定されているシールライン(右側フロント助手席ドアFRを閉めたときに、防水のために車体側に組付けたシール部材が右側フロント助手席ドアFRの内側と当接する部位に設定されていて、ラッチ機構20が設けられている箇所では、ラッチ機構20の所定量前方に設定されている)の一部L(図1の仮想線参照)と右側フロント助手席ドアFRの内側に設けた工具挿通孔83が重なることはない。なお、ハウジングの支持部10aに、エマージェンシー操作部材42に代えて、キーロックレバー142等が組付けられる場合において、ドアの室外側に設けられるキーシリンダは、その配置が、アウトサイドハンドル81の位置に基づいて決められていて、上記したシールラインから外れた位置とされている。
また、上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、セクタギヤ53aを有するロッキングレバー53の傾動がアクティブレバー41に伝わるように構成されているため、ロッキングレバー53のアーム長(アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部(ピン部)41a2までのアーム長)を適宜に設定することで、ロッキングレバー53の配置の自由度を高めることが可能であり、電気モータ51とウォーム52の配置の自由度も高めることが可能である。また、ロッキングレバー53のアーム長は、セクタギヤ53aの大きさに制約されることなく適宜に設定可能であるため、ロッキングレバー53とアクティブレバー41間にて所望の減速比を得ることが可能である。これにより、当該ドアロック装置Aoの小型化を図ることが可能である。
上記した実施形態においては、図8に示したように、エマージェンシー操作部材42がハウジング10におけるハウジングカバー12の取付孔12a(ハウジング10の支持部10a)に回転自在に組付けられるように構成して実施したが、図9に示したように、エマージェンシー操作部材42Aが、ハウジング10のハウジングカバー12と、ハウジング10のハウジングボディ11にシールリング14を介して組付けた支持キャップ15とに(ハウジング10の支持部10aに)回転自在に組付けられるように構成して実施することも可能である。なお、図9に示した実施形態において、シールリング14と支持キャップ15に代えて、図10及び図11に示したシールリング146とアウトサイドロッキングレバー144を採用することも可能である。なお、図9のエマージェンシー操作部材42Aは、図8のエマージェンシー操作部材42と同様に、軸部42aとレバー部(図示省略)を有していて、軸部42aにはI字状溝42a1が形成されている。
また、上記した実施形態においては、本発明による車両用ドアロック装置を、キーシリンダ(及びロックノブ)を備えていない右側フロント助手席ドアに装着した場合(左ハンドルで左側フロント席が運転席である車両)について説明したが、本発明による車両用ドアロック装置は、キーシリンダ(及びロックノブ)を備えていない左側フロント助手席ドア(右ハンドルで右側フロント席が運転席である車両の助手席ドア)にも、上記実施形態と同様に実施することが可能である。また、本発明は、車両のリヤドアにて、キーシリンダ(及びロックノブ)を備えているタイプと、キーシリンダ(及びロックノブ)に代えてエマージェンシー操作部材を備えているタイプが設定されている場合においても、上記実施形態と同様に実施することが可能である。なお、上記した実施形態においては、キーシリンダを備えている車両用ドアロック装置が、ロックノブも備えている構成について説明したが、キーシリンダを備えている車両用ドアロック装置が、ロックノブを備えていない構成であることも可能である。
本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
車両用ドアロック装置には、車両のドアを車両ボデーに対して開放可能な状態とすべくラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるオープン機構と、このオープン機構に介在するロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動可能なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠又は解錠を行うロック機構と、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動する電動式アクチュエータと、前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングを備えていて、前記ドアに装着されるものがあり、例えば、特開2006−266026号公報に示されている。
また、車両用ドアロック装置には、前記オープン機構、前記ロック機構、前記電動式アクチュエータ及び前記ハウジングに相当するものを備えるとともに、前記ラッチ機構の上方にて前記ハウジングに組付けられていて、前記ドアの室内側から手動操作可能で、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動可能なエマージェンシー操作部材を備えているものがあり、例えば、特開2001−241248号公報に示されている。
上記した特開2006−266026号公報に記載されている車両用ドアロック装置においては、ドアの室外側に設けられて車両外側に位置するキーシリンダと連係していて同キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)により作動して前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動するキーロックレバーがロック機構の構成部品として採用されるとともに、ドアの室内側に設けられるロックノブの手動操作により作動して前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動する操作レバーがロック機構の構成部品として採用されている。このため、この車両用ドアロック装置では、緊急時(例えば、バッテリ上がり等によって、電動式アクチュエータが一時的に作動しなくなったとき)においても、キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)またはロックノブの手動操作により、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
一方、上記した特開2001−241248号公報に記載されている車両用ドアロック装置においては、前記キーロックレバーや前記操作レバーに相当するものを備えていないものの、前記ドアの室内側から手動操作可能で、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動可能なエマージェンシー操作部材を備えているため、緊急時においても、エマージェンシー操作部材を手動操作することで、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
上記した特開2006−266026号公報に記載されている車両用ドアロック装置と、上記した特開2001−241248号公報に記載されている車両用ドアロック装置では、前記オープン機構、前記ロック機構、前記電動式アクチュエータ等の基本的な機能部品は共通化することが可能であるものの、キーロックレバーと操作レバーの有無や、エマージェンシー操作部材の有無といった相違は避けられない。したがって、キーシリンダを備える車両用ドアロック装置におけるハウジングの形状と、キーシリンダを備えず別のエマージェンシー操作部材を備える車両用ドアロック装置におけるハウジングの形状は、全く異なるものであった。そこで、本発明は、キーシリンダやエマージェンシー操作部材の配設によりハウジングの形状が大きく影響されない車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、
車両のドアを車両ボデーに対して開放可能な状態とすべくラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるオープン機構と、
このオープン機構に介在するロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動可能なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠又は解錠を行うロック機構と、
前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動する電動式アクチュエータと、
前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングと、
前記ラッチ機構の上方にて前記ハウジングに組付けられていて、前記ドアの室内側から手動操作可能で、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動可能なエマージェンシー操作部材と、
前記ハウジングに設定され、車両外側に位置するキーシリンダと連係し且つ同キーシリンダへのメカニカルキー操作により前記アクティブレバーを駆動可能なキーロックレバーに代えて前記エマージェンシー操作部材を支持可能な支持部と
を備える車両用ドアロック装置に特徴がある。
この場合において、前記支持部は、前記キーシリンダの操作力を伝達し且つ前記キーロックレバーに連係する連結シャフトをガイドする曲面を形成するように、車両外側部位から車両外側に向けて突出するガイド部を備えることも可能である。また、前記ハウジングは、前記ドア内における室外側に面するハウジングボディと、該ハウジングボディに組付けられ前記ドア内における室内側に面するハウジングカバーとを備えていて、前記支持部は、前記ハウジングカバーに形成され前記エマージェンシー操作部材を回転自在に支持する取付孔、または、前記ハウジングボディに形成され取付孔にシールリングを介して組付けられた支持キャップとにより前記エマージェンシー操作部材を回転自在に支持する前記ハウジングカバーに形成された取付孔であることも可能である。
また、前記エマージェンシー操作部材は、前記ハウジングカバーに形成された前記取付孔に回転自在に支持され且つ前記ハウジング外に端面が露出する軸部を有することも可能である。
本発明による車両用ドアロック装置においては、ハウジングに設けた支持部に、キーロックレバーに代えてエマージェンシー操作部材を支持可能である。このため、ハウジングに設けた支持部にエマージェンシー操作部材が支持されるように構成すれば、緊急時(例えば、バッテリ上がり等によって、電動式アクチュエータが一時的に作動しなくなったとき)において、エマージェンシー操作部材の手動操作により、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
また、本発明による車両用ドアロック装置においては、ハウジングに設けた支持部に、キーシリンダ(例えば、フロント助手席ドアの室外側に設けられる)と連係し且つ同キーシリンダへのメカニカルキー操作によりアクティブレバーを駆動可能なキーロックレバーを支持可能である。このため、ハウジングに設けた支持部にキーロックレバーが支持されるように構成して、このキーロックレバーにキーシリンダを連係すれば、キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)によりキーロックレバーを作動させて、アクティブレバーを介してロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。
ところで、本発明による車両用ドアロック装置のハウジングには、キーシリンダと連係し且つ同キーシリンダへのメカニカルキー操作によりアクティブレバーを駆動可能なキーロックレバー、または、該キーロックレバーに代えてエマージェンシー操作部材を支持可能な支持部が設定されている。このため、ハウジングに設けた支持部にエマージェンシー操作部材が支持されるように構成すれば、このハウジングをキーシリンダ及びロックノブを備えていないドア(例えば、エマージェンシー操作部材を備えるフロント助手席ドア)に好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能であるとともに、ハウジングに設けた支持部にキーロックレバーが支持されるように構成すれば、同ハウジングをキーシリンダを備えているドア(例えば、キーシリンダを備えるフロント助手席ドア)に好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能である。
したがって、ハウジングの形状は、キーシリンダやエマージェンシー操作部材の配設(採用有無)により大きく影響されない。それゆえ、例えば、ハウジングの支持部以外の部位は同一形状とし、支持部の形状をスライド型(ハウジングのための樹脂成形型の一構成部材)で一部変更することにより、キーシリンダやエマージェンシー操作部材の採用有無の相違に拘わらず、ハウジングを略同一の樹脂成形型で作ることが可能になり、当該ドアロック装置のコスト低減を図ることが可能である。
図1は、本発明による車両用ドアロック装置をキーシリンダ及びロックノブを備えていない右側フロント助手席ドアに装着した状態を概略的に示した斜視図である。 図2は、図1に示した車両用ドアロック装置の室内側の側面図である。 図3は、図1に示した車両用ドアロック装置の室外側の側面図である。 図4は、図2及び図3に示した車両用ドアロック装置のアンロック状態での要部構造図である。 図5は、図2及び図3に示した車両用ドアロック装置のロック状態での要部構造図である。 図6は、図1〜図5に示した車両用ドアロック装置におけるオープン機構の一部とラッチ機構の分解斜視図である。 図7は、図1〜図5に示した車両用ドアロック装置におけるオープン機構、ロック機構及び電動式アクチュエータの分解斜視図である。 図8は、図3の8−8線に沿った断面図である。 図9は、本発明による車両用ドアロック装置の他の実施形態を示した図8相当の断面図である。 図10は、図1〜図8に示した実施形態の車両用ドアロック装置をベースとして、キーシリンダ及びロックノブを備えている右側フロント助手席ドアに装着される車両用ドアロック装置を構成した場合の図7相当の分解斜視図である。 図11は、図10に示した車両用ドアロック装置の図8相当の断面図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図8は本発明による車両用ドアロック装置Aoを示していて、この車両用ドアロック装置Aoは、車両の前方右側に装備される右側フロント助手席ドアFR(図1参照)に装着されるものであり、図4及び図5に示したように、オープン機構A1とロック機構A2と電動式アクチュエータA3を備えるとともに、オープン機構A1、ロック機構A2及び電動式アクチュエータA3を収容するハウジング10を備えている。
ハウジング10は、図7に示したように、樹脂製のハウジングボディ11と、このハウジングボディ11に組付けられる樹脂製のハウジングカバー12と、ハウジングボディ11とハウジングカバー12に組付けられる樹脂製のプロテクタ13を備えていて、それぞれが樹脂成形型を用いた成型加工によって形成されている。ハウジングボディ11は、ドアFR内における室外側に面するように配置されている。一方、ハウジングカバー12は、ドアFR内における室内側に面するように配置されている。なお、ハウジングカバー12には、シールリング91が組付けられる。
オープン機構A1は、車両の右側フロント助手席ドアFRを車両ボデー(車体)VB(図1参照)に対して開放可能な状態とすべく、公知のラッチ機構20(図6参照)をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるためのものである。ラッチ機構20は、右側フロント助手席ドアFRを車両ボデーVBに対して閉状態(ドアが閉じられた状態)で保持するためのもので、車両ボデーVBに固定されたストライカ101(図1参照)と係脱可能なラッチ21を備えている。なお、ラッチ機構20は、図2〜図5にて図示省略されているが、図6にて分解した状態で図示されていて、ハウジング10に組付けられた状態(オープン機構A1、ロック機構A2及び電動式アクチュエータA3等と一体化された状態)で右側フロント助手席ドアFRに組付けられている。
このラッチ機構20は、ストライカ101に係合することで、右側フロント助手席ドアFRを閉状態に保持する(ラッチ状態)。右側フロント助手席ドアFRの閉状態において、ラッチ機構20は、ストライカ101から離脱することで、右側フロント助手席ドアFRを閉状態から開状態(右側フロント助手席ドアFRが車両ボデーVBに対して開放可能な状態)に移行させる(アンラッチ状態)。ラッチ機構20は、図6に示したように、ラッチ21、ポール22、リフトレバー23、ストッパ24を備えるとともに、クッションC1,C2、ラッチ用トーションスプリングS1、ポール用トーションスプリングS2を備えていて、これらの構成部品は、ベースプレート25、ケース26、サブベースプレート27に、スクリュー28、ピン29を用いて組付けられている。なお、ベースプレート25は、シール部材92を介して右側フロント助手席ドアFRに組付けられる。
また、オープン機構A1は、アウトサイドオープンレバー31と、インサイドオープンレバー32と、オープンリンク33(本発明のロック・アンロック部材)を備えている。アウトサイドオープンレバー31は、トーションスプリングS3とともにハウジングボディ11に組付けられていて、右側フロント助手席ドアFRの室外側に設けられるアウトサイドハンドル81(図1参照)に連係されており、アウトサイドハンドル81の操作により作動する。なお、アウトサイドオープンレバー31には、クリップ31a(図6及び図7参照)が組付けられている。
インサイドオープンレバー32は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11aに回転自在に組み付けられていて、右側フロント助手席ドアFRの室内側に設けられるインサイドハンドル82(図1参照)に連係されており、インサイドハンドル82の操作により作動する。オープンリンク33は、その下端部にてアウトサイドオープンレバー31に揺動自在に連結支持されていて、ロック機構A2の構成部品であるアクティブレバー41により、図4に示すアンロック位置と図5に示すロック位置との間で揺動可能である。このオープンリンク33が、図4に示すアンロック位置にある状態では、右側フロント助手席ドアFRを開状態にすべくラッチ機構20のリフトレバー23に係合可能であり、図5に示すロック位置にある状態では、ラッチ機構20のリフトレバー23に係合不能である。
また、オープンリンク33は、アウトサイドオープンレバー31の作動(アウトサイドハンドル81の操作)を受けて、または、インサイドオープンレバー32の作動(インサイドハンドル82の操作)を受けて、図4及び図5に示す位置から装置上方向(図4及び図5の上方)に動かされる。このため、右側フロント助手席ドアFRの閉状態において、オープンリンク33が、図4に示すアンロック位置にあって、アウトサイドオープンレバー31またはインサイドオープンレバー32の作動を受けて上方向に動かされた場合、ラッチ機構20のリフトレバー23がオープンリンク33によって押されて回動し、ラッチ機構20がラッチ状態からアンラッチ状態に作動する。これにより、右側フロント助手席ドアFRは、閉状態から開状態に移行する。つまり、オープンリンク33が図4のアンロック位置にある時、右側フロント助手席ドアFRは解錠されている。
一方、右側フロント助手席ドアFRの閉状態において、オープンリンク33が、図5に示すロック位置にあって、アウトサイドオープンレバー31またはインサイドオープンレバー32の作動を受けて上方向に動かされた場合、オープンリンク33はラッチ機構20のリフトレバー23と係合せず、ラッチ機構20がラッチ状態のまま保持される。これにより、右側フロント助手席ドアFRは、閉状態のまま保持される。つまり、オープンリンク33が図5のロック位置にある時、右側フロント助手席ドアFRは施錠されている。
ロック機構A2は、オープン機構A1の作動を規制又は許容してドアの施錠又は解錠を行うものであり、上述したアクティブレバー41を備えるとともに、このアクティブレバー41を介して上述したオープンリンク33をアンロック位置からロック位置(解錠位置から施錠位置)に駆動可能なエマージェンシー操作部材42を備えている。
アクティブレバー41は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11bにトーションスプリングS4(図7参照)とともに組み付けられていて、支持シャフト11bに回転自在に支持されている。このアクティブレバー41は、図7に示したように、メインレバー41aと、サブレバー41bと、ねじりばね41cとを備えている。メインレバー41aは、支持シャフト11bに回転自在に組付けられていて、エマージェンシー操作部材42と連係する係合部(ピン部)41a1を有するとともに、電動式アクチュエータ43と連係する係合部(ピン部)41a2を有している。サブレバー41bは、支持シャフト11bに回転自在に組付けられていて、メインレバー41aに対して所定量相対回転可能であり、オープンリンク33の長孔33aと連係する係合部(ピン部)41b1を有している。
ねじりばね41c(付勢部材)は、特開2006−266026号公報に記載されているねじりばねと同様に、メインレバー41aとサブレバー41bとの間に介装されていて、メインレバー41aに対してサブレバー41bを一方向(図示反時計周り方向)に回転付勢している。このため、メインレバー41aとサブレバー41bとは、図示時計周り方向(ロック方向)に関しては一体に回転し、アンロック方向に関しては、ねじりばね41cを介して回転する。
エマージェンシー操作部材42は、ラッチ機構20の上方にてハウジング10に回転自在に組付けられる軸部42aを有するとともに、アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部41a1に係合するレバー部42bを有している。軸部42aは、ハウジングカバー12に形成された取付孔12aに回転自在に支持され、且つ、ハウジング10外に端面が露出するように設けられている。また、軸部42aには右側フロント助手席ドアFRの内側に設けた工具挿通孔83(図1参照)を通して工具(例えば、マイナスドライバー)や、メカニカルキー(キーシリンダ等を操作するためのキープレート)を挿通可能なI字状溝42a1が形成されており、右側フロント助手席ドアFRを開けた状態で、同ドアFRの室内側から手動操作可能(回動操作可能)である。
このため、右側フロント助手席ドアFRを開けた状態で、工具やメカニカルキーを用いてエマージェンシー操作部材42が回動されると、アクティブレバー41が回転する。このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアの施錠が可能である。なお、エマージェンシー操作部材42の軸部42aにI字状溝42a1を設けなくて、軸部42aを直接回動操作可能な構成として実施することも可能である。
電動式アクチュエータA3は、アクティブレバー41を介して上述したオープンリンク33をロック位置又はアンロック位置に駆動するものであり、電気モータ51とウォーム52とロッキングレバー53を備えている。電気モータ51は、ロック操作とアンロック操作に応じて駆動される公知のものであり、その作動を制御するために第1ターミナル61、第2ターミナル62、スイッチ63、コネクタ64等が設けられている。ウォーム52は、電気モータ51の出力軸51aに一体的に設けられていて、電気モータ51により回転駆動される。ロッキングレバー53は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11cに回転自在に組み付けられている。
このロッキングレバー53は、ウォーム52に噛合するセクタギヤ53aを有するとともに、アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部(ピン部)41a2に連係する係合部(長孔)53bを有している。このため、電動式アクチュエータA3が作動すると、電気モータ51の駆動力により、ロッキングレバー53が傾転する。このロッキングレバー53の傾転に伴って、アクティブレバー41が回転し、このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアの施錠又は解錠が行われる。なお、この実施形態においては、セクタギヤ53aの形成角度が略45度とされていて、電動式アクチュエータA3を作動させた場合の作動応答性(ドアの施錠と解錠の切り替えに要する時間)が特開2006−266026号公報に記載されている電動式アクチュエータの作動応答性に比して高められている。
また、この実施形態においては、ロッキングレバー53に操作部53cが設けられているが、この実施形態の右側フロント助手席ドアFRでは、ドアの室内側にロックノブが設けられていないため、操作部53cにロックノブが連係されていない。なお、操作部53cは、セクタギヤ53aの位置に拘わらず係合部53bと一体的に傾動するように構成されていて、当該ドアロック装置Aoがドアの室内側にロックノブを備え、ドアの室外側にキーシリンダを備える右側フロント助手席ドアに適用される場合(この場合には、図10及び図11に示したように、エマージェンシー操作部材42に代えて、キーロックレバー142が、キースイッチレバー143、アウトサイドロッキングレバー144、コンタクト145、シールリング146等とともにハウジング10Aに組付けられて、キーシリンダに連結シャフト147を介して連係される)には、右側フロント助手席ドアの室内側に設けられているロックノブと連係される。このため、かかる場合には、ロックノブが操作されて操作部53cが傾動すると、ロッキングレバー53の係合部53bが一体的に傾動して、アクティブレバー41が回転し、このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアの施錠又は解錠が行われる。
上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、図8に示したように、ハウジング10に設けた支持部10a(詳細には、図7及び図8に符号を付したハウジングカバー12の取付孔12a)に、キーロックレバー142(図10及び図11参照)に代えて、エマージェンシー操作部材42がシールリング19を介して回転自在に支持されているため、緊急時(例えば、バッテリ上がり等によって、電動式アクチュエータA3が一時的に作動しなくなったとき)において、エマージェンシー操作部材42の手動操作により、アクティブレバー41を介してオープンリンク33を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能である。このため、当該ドアロック装置Aoを右側フロント助手席ドアFR(車内外からアクティブレバー41を介してオープンリンク33を施錠位置又は解錠位置に駆動することが可能なキーシリンダやロックノブを備えていないドア)に好適なものとすることが可能である。
また、上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、ハウジングカバー12に取付孔12aを設ける代わりに、ハウジングボディ11に設けたガイド部11dの底壁11d1(図8参照)を取り除いて取付孔11d2とした図10及び図11のハウジング10Aの支持部10aに、アクティブレバー41を駆動可能なキーロックレバー142を、キースイッチレバー143、アウトサイドロッキングレバー144、コンタクト145、シールリング146等とともに支持可能である。なお、図10及び図11に示したハウジング10Aの支持部10aでは、ハウジングカバー12に取付孔12aが設けられていない。また、キーロックレバー142がキースイッチレバー143及びアウトサイドロッキングレバー144の回転に伴って回転自在である。アウトサイドロッキングレバー144は、ハウジングボディ11に形成された取付孔11d2に回転自在に支持されていて、ハウジング10A外に端面が露出するように設けられている。
このため、図11に示したように、ハウジング10Aに設けた支持部10a(詳細には、ガイド部11dと連通している取付孔11d2)に、キーロックレバー142、キースイッチレバー143及びアウトサイドロッキングレバー144が回転自在に支持されるように構成して、アウトサイドロッキングレバー144に連結シャフト147を介してキーシリンダ(右側フロント助手席ドアの室外側に設けられる)を連係すれば、キーシリンダへのメカニカルキー操作(手動操作)により、連結シャフト147、アウトサイドロッキングレバー144、キースイッチレバー143を介して、キーロックレバー142を作動させて、アクティブレバー41を介してオープンリンク33を解錠位置から施錠位置に駆動することが可能であり、当該ドアロック装置Aoをキーシリンダを備えた右側フロント助手席ドアに好適なものとすることが可能である。
上記した連結シャフト147は、キーシリンダ(図1に示したアウトサイドハンドル81に近接して設けられる)とアウトサイドロッキングレバー144間に介装されていて、アウトサイドロッキングレバー144、キースイッチレバー143を介してキーロックレバー142と連係しており、キーシリンダの操作力をアウトサイドロッキングレバー144に伝達可能である。また、連結シャフト147は、アウトサイドロッキングレバー144に連結される際に、ハウジング10のハウジングボディ11に形成されていてハウジングボディ11の車両外側部位から車両外側に向けて突出するガイド部11dに形成した曲面11d3によってガイドされるように構成されている。
ところで、上記した車両用ドアロック装置Aoのハウジング10には、キーロックレバー142等(図10及び図11参照)、または、該キーロックレバー142等に代えてエマージェンシー操作部材42(図8参照)を支持可能な支持部10aが設定されている。このため、ハウジング10に設けた支持部10aにエマージェンシー操作部材42が支持されるように構成すれば(具体的には、ハウジングカバー12に取付孔12aを設ければ)、このハウジング10をキーシリンダ及びロックノブを備えていない右側フロント助手席ドアFRに好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能であるとともに、ハウジング10Aに設けた支持部10aにキーロックレバー142等が支持されるように構成すれば(具体的には、ハウジングカバー12に取付孔12aを設ける代わりに、ハウジングボディ11に設けたガイド部11dの底壁11d1を取り除いて取付孔11d2とすれば)、同ハウジング10をキーシリンダを備えているドア(例えば、キーシリンダを備えるフロント助手席ドア)に好適なドアロック装置のハウジングとすることが可能である。
したがって、ハウジング10(10A)の形状は、キーシリンダやエマージェンシー操作部材42の配設(採用有無)により大きく影響されない。それゆえ、例えば、ハウジング10(10A)の支持部10a以外の部位は同一形状とし、支持部10aの形状をスライド型(ハウジングのための樹脂成形型の一構成部材)で一部変更することにより、キーシリンダやエマージェンシー操作部材42の採用有無の相違に拘わらず、ハウジング10(10A)を略同一の樹脂成形型で作ることが可能になり、当該ドアロック装置のコスト低減を図ることが可能である。
また、上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、図1に示したように、エマージェンシー操作部材42が、ラッチ機構20の上方にてハウジング10に回転自在に組付けられているため、右側フロント助手席ドアFRにてラッチ機構20の前方に設定されているシールライン(右側フロント助手席ドアFRを閉めたときに、防水のために車体側に組付けたシール部材が右側フロント助手席ドアFRの内側と当接する部位に設定されていて、ラッチ機構20が設けられている箇所では、ラッチ機構20の所定量前方に設定されている)の一部L(図1の仮想線参照)と右側フロント助手席ドアFRの内側に設けた工具挿通孔83が重なることはない。なお、ハウジングの支持部10aに、エマージェンシー操作部材42に代えて、キーロックレバー142等が組付けられる場合において、ドアの室外側に設けられるキーシリンダは、その配置が、アウトサイドハンドル81の位置に基づいて決められていて、上記したシールラインから外れた位置とされている。
また、上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、セクタギヤ53aを有するロッキングレバー53の傾動がアクティブレバー41に伝わるように構成されているため、ロッキングレバー53のアーム長(アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部(ピン部)41a2までのアーム長)を適宜に設定することで、ロッキングレバー53の配置の自由度を高めることが可能であり、電気モータ51とウォーム52の配置の自由度も高めることが可能である。また、ロッキングレバー53のアーム長は、セクタギヤ53aの大きさに制約されることなく適宜に設定可能であるため、ロッキングレバー53とアクティブレバー41間にて所望の減速比を得ることが可能である。これにより、当該ドアロック装置Aoの小型化を図ることが可能である。
上記した実施形態においては、図8に示したように、エマージェンシー操作部材42がハウジング10におけるハウジングカバー12の取付孔12a(ハウジング10の支持部10a)に回転自在に組付けられるように構成して実施したが、図9に示したように、エマージェンシー操作部材42Aが、ハウジング10のハウジングカバー12と、ハウジング10のハウジングボディ11にシールリング14を介して組付けた支持キャップ15とに(ハウジング10の支持部10aに)回転自在に組付けられるように構成して実施することも可能である。なお、図9に示した実施形態において、シールリング14と支持キャップ15に代えて、図10及び図11に示したシールリング146とアウトサイドロッキングレバー144を採用することも可能である。なお、図9のエマージェンシー操作部材42Aは、図8のエマージェンシー操作部材42と同様に、軸部42aとレバー部(図示省略)を有していて、軸部42aにはI字状溝42a1が形成されている。
また、上記した実施形態においては、本発明による車両用ドアロック装置を、キーシリンダ(及びロックノブ)を備えていない右側フロント助手席ドアに装着した場合(左ハンドルで左側フロント席が運転席である車両)について説明したが、本発明による車両用ドアロック装置は、キーシリンダ(及びロックノブ)を備えていない左側フロント助手席ドア(右ハンドルで右側フロント席が運転席である車両の助手席ドア)にも、上記実施形態と同様に実施することが可能である。また、本発明は、車両のリヤドアにて、キーシリンダ(及びロックノブ)を備えているタイプと、キーシリンダ(及びロックノブ)に代えてエマージェンシー操作部材を備えているタイプが設定されている場合においても、上記実施形態と同様に実施することが可能である。なお、上記した実施形態においては、キーシリンダを備えている車両用ドアロック装置が、ロックノブも備えている構成について説明したが、キーシリンダを備えている車両用ドアロック装置が、ロックノブを備えていない構成であることも可能である。

Claims (6)

  1. 車両のドアを車両ボデーに対して開放可能な状態とすべくラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるオープン機構と、
    このオープン機構に介在するロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動可能なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠又は解錠を行うロック機構と、
    前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動する電動式アクチュエータと、
    前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングと、
    前記ラッチ機構の上方にて前記ハウジングに組付けられていて、前記ドアの室内側から手動操作可能で、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を解錠位置から施錠位置に駆動可能なエマージェンシー操作部材と、
    前記ハウジングに設定され、車両外側に位置するキーシリンダと連係し且つ同キーシリンダへのメカニカルキー操作により前記アクティブレバーを駆動可能なキーロックレバー、または、該キーロックレバーに代えて車両内側に位置する前記エマージェンシー操作部材の何れか一方を支持可能な支持部と
    を備える車両用ドアロック装置。
  2. 前記支持部は、前記キーシリンダの操作力を伝達し且つ前記キーロックレバーに連係する連結シャフトをガイドする曲面を形成するように、車両外側部位から車両外側に突出するガイド部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記ハウジングは、前記ドア内における室外側に面するハウジングボディと、該ハウジングボディに組付けられ前記ドア内における室内側に面するハウジングカバーとを備えていて、
    前記支持部は、前記ハウジングカバーに形成され前記エマージェンシー操作部材を回転自在に支持する取付孔、または、前記ハウジングボディに形成され前記キーロックレバーを回転自在に支持する取付孔の何れか一方として構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記ハウジングは、前記ドア内における室外側に面するハウジングボディと、該ハウジングボディに組付けられ前記ドア内における室内側に面するハウジングカバーとを備えていて、
    前記支持部は、前記ハウジングカバーに形成され前記エマージェンシー操作部材を回転自在に支持する取付孔、または、前記ハウジングボディに形成され前記ガイド部と連通して前記キーロックレバーを回転自在に支持する取付孔の何れか一方として構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記エマージェンシー操作部材は、前記ハウジングカバーに形成された前記取付孔に回転自在に支持され且つ前記ハウジング外に端面が露出する軸部を有する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の車両用ドアロック装置。
  6. 前記キーロックレバーは、前記ハウジングボディに形成され前記取付孔に回転自在に支持され前記ハウジング外に端面が露出するアウトサイドロッキングレバーを介して前記ハウジングボディの前記取付孔に回転自在に支持される、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の車両用ドアロック装置。
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