JP5170303B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
車両用ドアロック装置の一つとして、車両のドアを車両のボデーに対して開放可能な状態とすべく作動するよう適合されるオープン機構と、このオープン機構に介在するロック・アンロック部材(オープンリンク)を施錠位置(ロック位置)又は解錠位置(アンロック位置)に駆動可能なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠(ロック)又は解錠(アンロック)を行うロック機構と、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材(オープンリンク)を施錠位置(ロック位置)又は解錠位置(アンロック位置)に駆動する電動式アクチュエータと、前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングと、を備えたものがあり、例えば、特開2006−266026号公報に示されている。
上記公報に記載されている車両用ドアロック装置においては、図6に示したように、アクティブレバー1(上記公報ではロックレバーと記載されている)を介してオープンリンク2(ロック・アンロック部材)を施錠位置(ロック位置)又は解錠位置(図6に示したアンロック位置)に駆動する電動式アクチュエータ3が、ロック操作とアンロック操作に応じて駆動される電気モータ3aと、この電気モータ3aの出力軸に一体的に設けられて電気モータ3aにより回転駆動されるウォーム3bと、アクティブレバー1に連係する一対の係合突起3c1,3c2を有してウォーム3bに噛合するウォームホイール3cを備える構成とされている。一対の係合突起3c1,3c2は、ウォームホイール3cの側面に設けられていて、アクティブレバー1に設けた凹部1aに選択的に係合可能である。
図6に示した電動式アクチュエータ3では、電気モータ3aがウォーム3bを回転駆動することにより、ウォームホイール3cが回転駆動される。また、ウォームホイール3cが回転することにより、一対の係合突起3c1,3c2がアクティブレバー1に設けた凹部1aに選択的に係合して、アクティブレバー1が作動し、オープンリンク2が図6に示した解錠位置(アンロック位置)又は図示省略の施錠位置(ロック位置)に駆動される。
上記した図6の電動式アクチュエータ3では、ウォームホイール3cに設けた一対の係合突起3c1,3c2がアクティブレバー1に設けた凹部1aに選択的に係合するように、ウォームホイール3cを配置する必要があり、ウォームホイール3cの配置が制約されて、電気モータ3aとウォーム3bの配置も制約される。また、ウォーム3bとウォームホイール3c間にて所望の減速比を得ることができるものの、一対の係合突起3c1,3c2の配置(径方向の位置)がウォームホイール3cの大きさ(径)によって制約されるため、ウォームホイール3cとアクティブレバー1間にて所望の減速比を得ることが難しい。これにより、当該ドアロック装置の小型化が制約されることがある。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、車両のドアを車両のボデーに対して開放可能な状態とすべく作動するよう適合されるオープン機構と、このオープン機構に介在するロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動可能で回転自在なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠又は解錠を行うロック機構と、前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動する電動式アクチュエータと、前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングと、を備えていて、前記電動式アクチュエータが、ロック操作とアンロック操作に応じて駆動される電気モータと、この電気モータの出力軸に一体的に設けられて前記電気モータにより回転駆動されるウォームと、このウォームに噛合するセクタギヤを有していて前記アクティブレバーに連係する回転自在なロッキングレバーと、を備えており、前記アクティブレバーを支持する第1の支持シャフトと、前記ロッキングレバーを支持する第2の支持シャフトが、前記ハウジングのハウジングボディに設けられていることに特徴がある。
この場合において、前記第1の支持シャフトと前記第2の支持シャフトが互いに平行に設けられていることも可能である。また、前記第1の支持シャフトと前記第2の支持シャフトが前記ハウジングボディの同一面に設けられていることも可能である。
本発明による車両用ドアロック装置においては、電動式アクチュエータが電気モータとウォームとロッキングレバーを備える構成とされていて、電動式アクチュエータでは、電気モータがウォームを回転駆動することにより、セクタギヤが回転駆動されてロッキングレバーが傾動する。また、ロッキングレバーが傾動することにより、アクティブレバーが作動し、ロック・アンロック部材が施錠位置(ロック位置)又は解錠位置(アンロック位置)に駆動される。
ところで、本発明による車両用ドアロック装置においては、セクタギヤを有するロッキングレバーの傾動がアクティブレバーに伝わるように構成されているため、ロッキングレバーのアーム長(アクティブレバーまでのアーム長)を適宜に設定することで、ロッキングレバーの配置の自由度を高めることが可能であり、電気モータとウォームの配置の自由度も高めることが可能である。また、ロッキングレバーのアーム長は、セクタギヤの大きさに制約されることなく適宜に設定可能であるため、ロッキングレバーとアクティブレバー間にて所望の減速比を得ることが可能である。これにより、当該ドアロック装置の小型化を図ることが可能である。
上記した本発明の実施に際して、前記ロッキングレバーに、ドアの室内側に設けられ前記ロック・アンロック部材を施錠位置とすべく操作可能なロックノブと連係するよう適合された操作部が設けられていることも可能である。この場合には、ドアの室内側に設けられるロックノブとアクティブレバーを連係させる操作レバー(図6に示した操作レバー4)を無くすこと(上記公報のウォームホイールと操作レバーの二部品の機能を、本発明のロッキングレバー一部品で機能させること)が可能であり、ロック機構の構成部品点数を減じて、当該ドアロック装置の小型化及びコスト低減を図ることが可能である。
また、上記した本発明の実施に際して、前記ロッキングレバーには、前記アクティブレバーに連結される所定のアーム長が設定されている係合部が設けられていることも可能である。また、前記アクティブレバーには、前記ロッキングレバーに連結される第1係合部及び前記ロック・アンロック部材に連結される第2係合部が設けられており、前記アクティブレバーと前記ハウジングとの間で作用する位置保持部材により前記アクティブレバーは前記ロック・アンロック部材を前記施錠位置または前記解錠位置に保持することも可能である。また、前記アクティブレバーは、前記第1の支持シャフトに回転自在に組み付けられ、前記第1係合部が設けられるとともに前記位置保持部材が係合するメインレバーと、前記第1の支持シャフトに回転自在に組み付けられ、前記第2係合部が設けられたサブレバーと、前記メインレバーと前記サブレバーとの間に介装されたねじりばねとを備えていることも可能である。
図1は、本発明による車両用ドアロック装置の一実施形態を示したアンロック状態での要部構造図である。 図2は、図1に示した車両用ドアロック装置のロック状態での要部構造図である。 図3は、図1及び図2に示した車両用ドアロック装置におけるオープン機構の一部とラッチ機構の分解斜視図である。 図4は、図1及び図2に示した車両用ドアロック装置におけるオープン機構、ロック機構及び電動式アクチュエータの分解斜視図である。 図5は、図1〜図4に示した車両用ドアロック装置を含む車両の右側面図である。 図6は、従来の車両用ドアロック装置のアンロック状態での要部構造図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明による車両用ドアロック装置Aoを示していて、この車両用ドアロック装置Aoは、車両の前方右側に装備されるドア100に装着されるものであり、図1〜図4に示したように、オープン機構A1とロック機構A2と電動式アクチュエータA3を備えるとともに、オープン機構A1、ロック機構A2及び電動式アクチュエータA3を収容するハウジング10を備えている。ハウジング10は、図4に示したように、ハウジングボディ11と、このハウジングボディ11に組付けられるハウジングカバー12と、ハウジングボディ11とハウジングカバー12に組付けられるプロテクタ13を備えている。なお、ハウジングカバー12には、シールリング91が組付けられる。
オープン機構A1は、車両のドア100を車両のボデー(車体)200に対して開放可能な状態とすべく、公知のラッチ機構20(図3参照)をラッチ状態からアンラッチ状態に作動させるためのものである。ラッチ機構20は、車両のドア100を車両のボデー200に対して閉状態(ドア100が閉じられた状態)で保持するためのもので、車両のボデー200に固定されたストライカ201と係脱可能なラッチ21を備えている。なお、ラッチ機構20は、図1および図2にて図示省略されているが、図3にて分解した状態で図示されていて、ハウジング10に組付けられた状態でドア100に組付けられている。
このラッチ機構20は、ストライカ201に係合することで、ドア100を閉状態に保持する(ラッチ状態)。ドア100の閉状態において、ラッチ機構20は、ストライカ201から離脱することで、ドア100を閉状態から開状態(ドア100がボデー200に対して開放可能な状態)に移行させる(アンラッチ状態)。ラッチ機構20は、図3に示したように、ラッチ21、ポール22、リフトレバー23、ストッパ24を備えるとともに、クッションC1,C2、ラッチ用トーションスプリングS1、ポール用トーションスプリングS2を備えていて、これらの構成部品は、ベースプレート25、ケース26、サブベースプレート27に、スクリュー28、ピン29を用いて組付けられている。なお、ベースプレート25は、シール部材92を介してドア100に組付けられる。
また、オープン機構A1は、アウトサイドオープンレバー31と、インサイドオープンレバー32と、オープンリンク33(本発明のロック・アンロック部材)を備えている。アウトサイドオープンレバー31は、トーションスプリングS3とともにハウジングボディ11に組付けられていて、ドア100の室外側に設けられるアウトサイドハンドル101に連係されており、アウトサイドハンドル101の操作により作動する。なお、アウトサイドオープンレバー31には、クリップ31a(図3および図4参照)が組付けられている。
インサイドオープンレバー32は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11aに回転自在に組み付けられていて、ドア100の室内側に設けられるインサイドハンドル102に連係されており、インサイドハンドル102の操作により作動する。オープンリンク33は、その下端部にてアウトサイドオープンレバー31に揺動自在に連結支持されていて、ロック機構A2の構成部品であるアクティブレバー41により、図1に示すアンロック位置と図2に示すロック位置との間で揺動可能である。このオープンリンク33が、図1に示すアンロック位置にある状態では、ドア100を開状態にすべくラッチ機構20のリフトレバー23に係合可能であり、図2に示すロック位置にある状態では、ラッチ機構20のリフトレバー23に係合不能である。
また、オープンリンク33は、アウトサイドオープンレバー31の作動(アウトサイドハンドル101の操作)を受けて、または、インサイドオープンレバー32の作動(インサイドハンドル102の操作)を受けて、図1及び図2に示す位置から装置上方向(図1及び図2の上方)に動かされる。このため、ドア100の閉状態において、オープンリンク33が、図1に示すアンロック位置(解錠位置)にあって、アウトサイドオープンレバー31またはインサイドオープンレバー32の作動を受けて上方向に動かされた場合、ラッチ機構20のリフトレバー23がオープンリンク33によって押されて回動し、ラッチ機構20がラッチ状態からアンラッチ状態に作動する。これにより、ドア100は、閉状態から開状態に移行する。つまり、オープンリンク33が図1のアンロック位置にある時、ドア100は解錠されている。
一方、ドア100の閉状態において、オープンリンク33が、図2に示すロック位置(施錠位置)にあって、アウトサイドオープンレバー31またはインサイドオープンレバー32の作動を受けて上方向に動かされた場合、オープンリンク33はラッチ機構20のリフトレバー23と係合せず、ラッチ機構20がラッチ状態のまま保持される。これにより、ドア100は、閉状態のまま保持される。つまり、オープンリンク33が図2のロック位置にある時、ドア100は施錠されている。
ロック機構A2は、オープン機構A1の作動を規制又は許容してドアの施錠又は解錠を行うものであり、上述したアクティブレバー41を備えるとともに、このアクティブレバー41を介して上述したオープンリンク33をロック位置又はアンロック位置に駆動するロッキングコントロールレバー42、キースイッチレバー43、アウトサイドロッキングレバー44、コンタクト45、シールリング46等(図1、図2および図4参照)を備えている。
アクティブレバー41は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11bにトーションスプリングS4(図1、図2および図4参照)とともに組み付けられていて、支持シャフト11bに回転自在に支持されている。このアクティブレバー41は、図4に示したように、メインレバー41aと、サブレバー41bと、ねじりばね41cとを備えている。
トーションスプリングS4は、図1、図2および図4に示したように、ハウジングボディ11に組付けられていて、メインレバー41aに設けた係合ピン41a3に係合している。このトーションスプリングS4は、ハウジングボディ11(ハウジング10)とメインレバー41a(アクティブレバー41)間にて、オープンリンク33(本発明のロック・アンロック部材)を図1のアンロック位置または図2のロック位置に保持すべく作用している。
メインレバー41aは、支持シャフト11bに回転自在に組付けられていて、ロッキングコントロールレバー42と連係する係合部41a1(図1参照)を有するとともに、電動式アクチュエータ43と連係する係合部(ピン部)41a2(本発明の第1係合部、図1参照)を有している。サブレバー41bは、支持シャフト11bに回転自在に組付けられていて、メインレバー41aに対して所定量相対回転可能であり、オープンリンク33の長孔33aと連係する係合部(ピン部)41b1(本発明の第2係合部)を有している。
ねじりばね41c(付勢部材)は、特開2006−266026号公報に記載されているねじりばねと同様に、メインレバー41aとサブレバー41bとの間に介装されていて、メインレバー41aに対してサブレバー41bを一方向(図示反時計周り方向)に回転付勢している。このため、メインレバー41aとサブレバー41bとは、図示時計周り方向(ロック方向)に関しては一体に回転し、アンロック方向に関しては、ねじりばね41cを介して回転する。
ロッキングコントロールレバー42は、ドア100の室外側に設けられるキーシリンダー103へのメカニカルキー操作により作動するもので、キースイッチレバー43、アウトサイドロッキングレバー44等とともにハウジングボディ11に組付けられていて、アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部41a1に連係されている。このため、メカニカルキー操作によりロッキングコントロールレバー42が作動すると、アクティブレバー41が回転する。このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドア100の施錠又は解錠が行われる。
電動式アクチュエータA3は、アクティブレバー41を介して上述したオープンリンク33をロック位置又はアンロック位置に駆動するものであり、電気モータ51とウォーム52とロッキングレバー53を備えている。電気モータ51は、ロック操作とアンロック操作に応じて駆動される公知のものであり、その作動を制御するために第1ターミナル61、第2ターミナル62、スイッチ63、コネクタ64等が設けられている。ウォーム52は、電気モータ51の出力軸51aに一体的に設けられていて、電気モータ51により回転駆動される。ロッキングレバー53は、ハウジングボディ11に設けられた支持シャフト11cに回転自在に組み付けられている。
このロッキングレバー53は、ウォーム52に噛合するセクタギヤ53aを有するとともに、アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部(ピン部)41a2に連係する係合部(長孔)53bを有している。このため、電動式アクチュエータA3が作動すると、電気モータ51の駆動力により、ロッキングレバー53が傾転する。このロッキングレバー53の傾転に伴って、アクティブレバー41が回転し、このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドア100の施錠又は解錠が行われる。なお、この実施形態においては、セクタギヤ53aの形成角度が略45度とされていて、電動式アクチュエータA3を作動させた場合の作動応答性(ドア100の施錠と解錠の切り替えに要する時間)が特開2006−266026号公報に記載されている電動式アクチュエータの作動応答性に比して高められている。
また、ロッキングレバー53には、ドア100の室内側に設けられるロックノブLと連係する操作部53cが設けられている。操作部53cは、セクタギヤ53aおよび係合部53bと一体的に傾動するように構成されている。このため、ドア100の室内側(インナートリムI)に設けられるロックノブLが図1の状態から図2の状態に押し込まれて、操作部53cが傾動すると、ロッキングレバー53の係合部53bが一体的に傾動して、アクティブレバー41が回転し、このアクティブレバー41の回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドア100の解錠状態から施錠状態に移行する。なお、このときには、セクタギヤ53aも一体的に回動して、ウォーム52と電気モータ51が連れ回るように回転する。
上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、セクタギヤ53aを有するロッキングレバー53の傾動がアクティブレバー41に伝わるように構成されているため、ロッキングレバー53のアーム長(アクティブレバー41におけるメインレバー41aの係合部(ピン部)41a2までのアーム長)を適宜に設定することで、ロッキングレバー53の配置の自由度を高めることが可能であり、電気モータ51とウォーム52の配置の自由度も高めることが可能である。また、ロッキングレバー53のアーム長は、セクタギヤ53aの大きさに制約されることなく適宜に設定可能であるため、ロッキングレバー53とアクティブレバー41間にて所望の減速比を得ることが可能である。これにより、当該ドアロック装置Aoの小型化を図ることが可能である。
また、この車両用ドアロック装置Aoにおいては、セクタギヤ53aを有するロッキングレバー53にドア100の室内側に設けられるロックノブLと連係する操作部53cが設けられている。このため、ドア100の室内側(インナートリムI)に設けられるロックノブLとアクティブレバー41を連係させる操作レバーを無くすこと(図6に示したウォームホイール3cと操作レバー4の二部品の機能を、ロッキングレバー53の一部品で機能させること)が可能であり、ロック機構A2の構成部品点数を減じて、当該車両用ドアロック装置Aoの小型化及びコスト低減を図ることが可能である。
なお、上記した車両用ドアロック装置Aoにおいては、図1のようにオープンリンク33がアンロック状態であるとき、ロックノブLがインナートリムIから突出していて操作可能であり、図2のようにオープンリンク33がロック状態であるとき、ロックノブLがインナートリムIに埋没していて操作不能である。このため、ロックノブLの操作により、オープンリンク33をアンロック状態からロック状態には移行可能であるが、ロック状態からアンロック状態には移行不能である。
上記実施形態においては、ロックノブLがオープンリンク33のロック状態にてインナートリムIに埋没するように構成して実施(埋没タイプに実施)したが、ロックノブLがオープンリンク33のロック状態にてインナートリムIに埋没しないように構成して実施することも可能である。この場合には、ロックノブLがオープンリンク33のロック状態にても操作可能であり、ロックノブLの操作により、オープンリンク33をアンロック状態からロック状態に移行可能であるとともに、ロック状態からアンロック状態に移行可能である。

Claims (7)

  1. 車両のドアを車両のボデーに対して開放可能な状態とすべく作動するよう適合されるオープン機構と、
    このオープン機構に介在するロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動可能で回転自在なアクティブレバーを備えていて、前記オープン機構の作動を規制又は許容して前記ドアの施錠又は解錠を行うロック機構と、
    前記アクティブレバーを介して前記ロック・アンロック部材を施錠位置又は解錠位置に駆動する電動式アクチュエータと、
    前記オープン機構、前記ロック機構及び前記電動式アクチュエータを収容するハウジングと、を備えていて、
    前記電動式アクチュエータが、
    ロック操作とアンロック操作に応じて駆動される電気モータと、
    この電気モータの出力軸に一体的に設けられて前記電気モータにより回転駆動されるウォームと、
    このウォームに噛合するセクタギヤを有していて前記アクティブレバーに連係する回転自在なロッキングレバーと、
    を備えており、
    前記アクティブレバーを支持する第1の支持シャフトと、前記ロッキングレバーを支持する第2の支持シャフトが、前記ハウジングのハウジングボディに設けられていることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 前記第1の支持シャフトと前記第2の支持シャフトが互いに平行に設けられている、請求項1に記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記第1の支持シャフトと前記第2の支持シャフトが前記ハウジングボディの同一面に設けられている、請求項1または2に記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記ロッキングレバーには、前記アクティブレバーに連結される所定のアーム長が設定されている係合部が設けられている、請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記ロッキングレバーには、ドアの室内側に設けられ前記ロック・アンロック部材を施錠位置とすべく操作可能なロックノブと連係するよう適合された操作部が設けられている、請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用ドアロック装置。
  6. 前記アクティブレバーには、前記ロッキングレバーに連結される第1係合部及び前記ロック・アンロック部材に連結される第2係合部が設けられており、前記アクティブレバーと前記ハウジングとの間で作用する位置保持部材により前記アクティブレバーは前記ロック・アンロック部材を前記施錠位置または前記解錠位置に保持する、請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用ドアロック装置。
  7. 前記アクティブレバーは、
    前記第1の支持シャフトに回転自在に組み付けられ、前記第1係合部が設けられるとともに前記位置保持部材が係合するメインレバーと、
    前記第1の支持シャフトに回転自在に組み付けられ、前記第2係合部が設けられたサブレバーと、
    前記メインレバーと前記サブレバーとの間に介装されたねじりばねと
    を備えている、請求項6に記載の車両用ドアロック装置。
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