JP2003328623A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents
車両用ドアロック装置Info
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Abstract
度の制限を抑えること。 【解決手段】 ハウジング13と、ハウジング13に配
設されインサイドハンドルの作動により作動するインサ
イドレバー17と、車両ドア11を車両ボデーに対して
閉保持するラッチ機構16を作動可能なオープンレバー
19と、ハウジング13に軸部13bと長孔22bにて
スライドかつ回動可能に配設されると共に、操作力が入
力される操作軸22cと、操作力によりインサイドレバ
ー17からオープンレバー19へのトルク伝達が可能な
アンロック位置および不可能なロック位置との間を移動
可能な連結軸23bとを備えるチャイルドロックレバー
18とを備える構成としたこと。
Description
装置に関するものである。
は、特開2001−20578号公報に示されるものが
公知となっている。この装置は、ベース部材と、ベース
部材に配設され開扉部材の作動により作動する第1レバ
ーと、ベース部材に配設され車両ドアを車両ボデーに対
して閉保持する閉保持手段を作動可能な第2レバーと、
ベース部材に回動中心にて回動可能に支持されると共
に、操作力が入力される入力部と、操作力により第1レ
バーから第2レバーへのトルク伝達が可能なアンロック
位置および不可能なロック位置との間を移動可能な作用
部とを備える中間レバーとを備える構成となっている。
て回動可能に支持されている。よって、回動中心位置を
規定すると、入力部および作用部の移動軌跡が、必然的
に、回動中心を中心とした円弧上に設定されることとな
り、設計の自由度が制限されるという不具合があった。
ロック装置において、設計の自由度の制限を抑えること
を技術的課題とする。
に本発明において講じられた技術的手段は、ベース部材
と、該ベース部材に配設され開扉部材の作動により作動
する第1レバーと、前記ベース部材に配設され車両ドア
を車両ボデーに対して閉保持する閉保持手段を作動可能
な第2レバーと、前記ベース部材に連結部にてスライド
かつ回動可能に配設されると共に、操作力が入力される
入力部と前記操作力により前記第1レバーから第2レバ
ーへのトルク伝達が可能なアンロック位置および不可能
なロック位置との間を移動可能な作用部とを備える中間
レバーとを備える構成としたことである。
ベース部材に対してスライドかつ回動可能に配設されて
いる。よって、中間部材が、ベース部材に対して、規定
された回動中心にて回動しない。従って、入力部若しく
は作用部の移動軌跡は任意の位置に設計することができ
る。つまり、設計の自由度の制限を抑えることができ
る。
材若しくは前記中間レバーの何れか一方に配設された長
孔と前記ベース部材若しくは前記中間レバーの何れか他
方に形成され前記長孔内を移動可能なピンを備える構成
とすると良い。
成にて、設計の自由度の制限を抑えることができる。
バーが第1回動中心にて前記ベース部材に対して回動自
在に支持され、前記中間レバーが、前記入力部を備える
第1サブ中間レバーと該第1サブ中間レバーに対して第
2回動中心にて回動自在に支持されかつ前記作用部を備
える第2サブ中間レバーから構成され、前記作用部が前
記アンロック位置に位置する場合に前記第2回動中心が
前記第1回動中心上に位置しかつ前記第1レバー、前記
第2レバーおよび前記第2サブ中間レバーが一体的に回
動可能であると良い。
レバーと、第2サブ中間レバーとから構成されており、
作用部がアンロック位置に位置する場合に第1レバー、
第2レバーおよび第2サブ中間レバーの回動中心が一致
する。よって、各レバーの回動軌跡を一致させることが
できるため、回動中心が別位置に設定される場合と比較
して、それらの回動が安定なものとなる。また、回動中
心が一致していることから、回動中心が別位置に設定さ
れる場合と比較して、各回動中心を配置するための各々
のスペースを設定する必要が無く、装置の簡易化および
小型化をはかることができる。
プロテクタ用に配設されていると良い。
(車両用ドアロック装置)が、ドア11(車両ドア)に
配設された状態を示している。図1は、ドア11の厚方
向を左右方向として示している。ドアロック装置10
は、ドア11のアウタパネル11aとインナパネル11
bの間に位置しており、図1示紙面奥行き方向にビス
(図示なし)にて固定されている。また、ドアロック装
置10は、その外装が2つのハウジング12、13によ
って形成されている。ハウジング12は車両外側を、ハ
ウジング13(ベース部材)は車両室内側を覆ってお
り、それらが係止部14によって係止されている。
aに配設されたアウトサイドハンドル15若しくはイン
ナトリム11cに配設されたインサイドハンドル(図示
無し)(開扉手段)の作動によって、ドア11に配設さ
れたラッチ機構16(図2示)(閉保持手段)を作動さ
せるものである。ラッチ機構16はラッチ16aとポー
ル16bからなる周知の機構であり、ラッチ16aが車
両ボデー(図示なし)に配設されたストライカ20と係
合し、またポール16bがラッチ16aの回動を規制す
ることにより、ドア11を車両ボデーに閉保持するもの
である。そして、アウトサイドハンドル15やインサイ
ドハンドルの作動を受けて、ドアロック装置10は、ラ
ッチ16aとストライカ20の係合を外してドア11を
開作動可能な状態とする。
構成の中で、特にインサイドハンドルによってラッチ機
構16を作動させる構成を簡単に説明する。その構成と
しては、インサイドレバー17(第1レバー)、チャイ
ルドロックレバー18(中間レバー)、オープンレバー
19(第2レバー)等があげられる。インサイドレバー
17とオープンレバー19は、ハウジング13を挟ん
で、車両室内側と車両外側の面にそれぞれ配設されてい
る。インサイドレバー17は、そのほぼ中央に孔部17
aが形成されており、また、オープンレバー19は図3
示上側に孔部19aが形成されている。そして、孔部1
7aと孔部19aと、更にハウジング13に形成された
回転軸孔13aを一体的にピン(図示なし)が挿通して
いる。つまり、インサイドレバー17とオープンレバー
19は、それぞれ、そのピンからなる回動中心A(第1
回動中心)(図4示)を基準として、ハウジング13に
回動自在に配設されている。
図3示上側に掛止部17bが形成されている。掛止部1
7bにはケーブル21(図1示)の一端が係止される。
このケーブル21の他端は上述のインサイドハンドルに
連結している。よって、インサイドレバー17は、イン
サイドハンドルの作動によって、孔部17aを中心とし
て、図3示反時計周り方向に回動(作動)する。また、
インサイドレバー17の孔部17aより図3示下側に
は、インサイドレバー17の長手方向(図3示上下方
向)に延在する長孔17cおよび孔部17aを中心とし
た円弧方向に延在する長孔17dが一体的に形成されて
いる。
ている。そして、孔部19aより図3示下側には、図3
示上下方向に延在する長孔19bが形成されている。ま
た、オープンレバー19は、長孔19bの下部付近から
図3示右上方向に延在するレバー部19cが形成されて
いる。レバー部19cの先端は、オープンレバー19が
孔部19aを中心として反時計回り方向に回動すること
によって、ロックリンク(図示なし)と係合しロックリ
ンクを移動させる構成となっている。そのロックリンク
の移動は、ドアロック装置11の状態によっては、ラッ
チ機構16のポール16bと連動するリフトレバー(図
示なし)を作動させる。つまり、オープンレバー19
は、その回動により、ラッチ機構16を作動可能な構成
となっている。
チャイルドプロテクタ用のレバーであり、インサイドハ
ンドルの操作によってラッチ機構16を作動させるアン
ロック状態と、インサイドハンドルを操作してもラッチ
機構16が作動不能なチャイルドロック状態を切り替え
るものである。チャイルドロックレバー18は入力サブ
レバー22(第1サブ中間レバー)と作用サブレバー2
3(第2サブ中間レバー)から構成される。入力サブレ
バー22と作用サブレバー23は、入力サブレバー22
の図3示左端に形成された切欠部22aに、作用サブレ
バー23のピン23aが係合することで一体となってい
る。そして、入力サブレバー22と作用サブレバー23
とは、ピン23aからなる回動中心(第2回動中心)を
基準として相対回動が可能となっている。
孔22b(連結部)が形成されている。そしてハウジン
グ13に形成された軸部13b(連結部)が、長孔22
b内を移動可能に挿通している。つまり、長孔22bと
軸部13bとの構成によって、チャイルドロックレバー
18(入力サブレバー22と作用サブレバー23全体)
が、ハウジング13に対してスライドかつ回動自在に配
設されている。尚、長孔22bと軸部13bの関係は逆
に配設されていても良い。すなわち、入力サブレバー2
2に軸が配設され、ハウジング13に長孔が形成されて
いても良い。入力サブレバー22の図3示右側端には、
操作軸22c(入力部)が形成されている。ドアロック
装置10がドア11に配設された状態であって、ドア1
1が車両ボデーに対して開状態である場合には、操作軸
22cは、乗員によって直接操作可能な位置に位置する
構成となっている。また、入力サブレバー22の操作軸
22cが配設されている面の裏面には、ハウジング13
に形成された案内孔13c内に延在する案内軸22dが
形成されている。案内軸22dは、チャイルドロックレ
バー18全体がハウジング13に対して移動した場合に
案内孔13c内を移動する。更に、入力サブレバー22
の操作軸22cの近傍には、図3示下方向に延在する調
節部22eが形成されており、その先端にはハウジング
13の方向に突出する凸部22fが形成されている。こ
の凸部22fは、ハウジング13に形成された2個の凹
部13dと選択的に係脱する構成となっており、チャイ
ルドロックレバー18全体がハウジング13に対して移
動した場合の節度感を創出する。
ジング13側に延在する連結軸23b(作用部)を備え
ている。尚、ハウジング13には、上述のインサイドレ
バー17の長孔17cおよびオープンレバー19の長孔
19bに対応する長孔13eと、その長孔13eから回
転軸孔13aを中心として円弧状に延在する長孔13f
が形成されている。オープンレバー19とインサイドレ
バー17がハウジング13に配設された場合には、オー
プンレバー19とインサイドレバー17の位置によって
は、長孔19bと長孔17cと長孔13eが、ハウジン
グ13に対する垂直方向から見て、略一致する構成とな
っている。そして、連結軸23bは、インサイドレバー
17の長孔17c若しくは長孔17d、ハウジング13
の長孔13e若しくは長孔13f、オープンレバー19
の長孔19b内を一体的に挿通する構成となっている。
アロック装置10の作動を説明する。図4から図6にお
いては、図の複雑化を防ぐために、チャイルドロックレ
バー18を図4から図6の(a)の図にて表示し、イン
サイドレバー17およびオープンレバー19を図4から
図6の(b)の図および図7にて表示している。また、
それらの相対位置が分かるように、回動中心Aを各図に
示している。
てラッチ機構16が作動し得るアンロック状態を示して
いる。即ち、図4の状態では、作用サブレバー23の連
結軸23bは、長孔17cおよび長孔19b内の図4示
略下端の位置(アンロック位置)に位置している。ま
た、図4(a)に示す様に、作用サブレバー23のピン
23aは、回動中心A上に位置している。かかる状態に
おいて、インサイドレバー17がインサイドハンドルの
作動により、図4示反時計周り方向に回動すると、長孔
17cの内辺が連結軸23bを図4示右方向に押し、そ
して、連結軸23が長孔19bの内辺を図4示右方向に
押す。その結果、インサイドレバー17と、作用サブレ
バー23と、オープンレバー19が一体的に回動し、図
5示状態となる。つまり、連結軸23がアンロック位置
に位置する場合には、インサイドレバー17からオープ
ンレバー19へトルク伝達される構成となっている。ま
た、この場合においては、インサイドレバー17、作用
サブレバー23、オープンレバー19の各回動中心が一
致しているため、各レバーの回動軌跡が一致し、回動は
安定なものとなる。更に、各レバーの回動中心が一致し
ていない場合と比較して、各回動中心を配置するための
各々のスペースを設定する必要が無く、装置の簡易化お
よび小型化することができる。
下方向に操作すると、チャイルドロックレバー18全体
が、図6示チャイルドロック状態に移動する。前述した
様に、この移動は、軸部13bが、長孔22b内を移動
することにより許容されるものである。ここで、チャイ
ルドロックレバー18は、ハウジング13に対してスラ
イドかつ回動する構成となっているため、操作軸22c
の移動軌跡と連結軸23bの移動軌跡を任意に設計する
ことができる。すなわち、例えば、チャイルドロックレ
バー18が固定された回動中心において回動する構成と
なっている場合には、操作軸22cと連結軸23bの移
動軌跡は、必然的に、その回動中心の円弧上に位置する
ことととなる。しかしながら、本実施の形態では、チャ
イルドロックレバー18が、ハウジング13に対して、
固定された回動中心にて回動する構成となっていないた
め、操作軸22cと連結軸23bの移動軌跡の設計の自
由度が抑えられない構成となっている。
ドレバー17の長孔17cとオープンレバー19の長孔
19bの図6示略上端の位置(ロック位置)に位置して
いる。よって、この状態からインサイドレバー17が図
6示反時計回り方向に回動した場合であっても、連結軸
23bはインサイドレバー17の長孔17d内を移動す
るに留まる(図7示)。したがって、オープンレバー1
9が回動せず、ラッチ機構16も作動しない。即ち、連
結軸23bがロック位置に位置する場合は、インサイド
レバー17からオープンレバー19へはトルク伝達され
ない構成となっている。
ベース部材に対してスライドかつ回動可能に配設されて
いる。よって、中間部材が、ベース部材に対して、規定
された回動中心にて回動しない。従って、入力部若しく
は作用部の移動軌跡は任意の位置に設計することができ
る。つまり、設計の自由度の制限を抑えることができ
る。
にて、設計の自由度の制限を抑えることができる。
バーと、第2サブ中間レバーとから構成されており、作
用部がアンロック位置に位置する場合に第1レバー、第
2レバーおよび第2サブ中間レバーの回動中心が一致す
る。よって、各レバーの回動軌跡を一致させることがで
きるため、回動中心が別位置に設定される場合と比較し
て、それらの回動が安定なものとなる。また、回動中心
が一致していることから、回動中心が別位置に設定され
る場合と比較して、各回動中心を配置するための各々の
スペースを設定する必要が無く、装置の簡易化および小
型化をはかることができる。
アに配設した状態を示した図である。
面図である。
図である。
ク状態のレバーの配置を示した図である。
ク状態におけるレバーの作動を示した図である。
態のレバーの配置を示した図である。
態のレバーの作動を示した図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ベース部材と、 該ベース部材に配設され開扉部材の作動により作動する
第1レバーと、 前記ベース部材に配設され車両ドアを車両ボデーに対し
て閉保持する閉保持手段を作動可能な第2レバーと、 前記ベース部材に連結部にてスライドかつ回動可能に配
設されると共に、操作力が入力される入力部と前記操作
力により前記第1レバーから第2レバーへのトルク伝達
が可能なアンロック位置および不可能なロック位置との
間を移動可能な作用部とを備える中間レバーとを備える
ことを特徴する車両用ドアロック装置。 - 【請求項2】 前記連結部が、前記ベース部材若しくは
前記中間レバーの何れか一方に配設された長孔と前記ベ
ース部材若しくは前記中間レバーの何れか他方に形成さ
れ前記長孔内を移動可能なピンを備えることを特徴とす
る請求項1に記載の車両用ドアロック装置。 - 【請求項3】 前記第1レバーおよび第2レバーが第1
回動中心にて前記ベース部材に対して回動自在に支持さ
れ、 前記中間レバーが、前記入力部を備える第1サブ中間レ
バーと該第1サブ中間レバーに対して第2回動中心にて
回動自在に支持されかつ前記作用部を備える第2サブ中
間レバーから構成され、 前記作用部が前記アンロック位置に位置する場合に前記
第2回動中心が前記第1回動中心上に位置しかつ前記第
1レバー、前記第2レバーおよび前記第2サブ中間レバ
ーが一体的に回動可能であることを特徴とする請求項1
若しくは2の何れかに記載の車両用ドアロック装置。 - 【請求項4】 前記中間レバーがチャイルドプロテクタ
用に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の
何れかに記載の車両用ドアロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002139732A JP2003328623A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 車両用ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002139732A JP2003328623A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 車両用ドアロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003328623A true JP2003328623A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29700789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002139732A Pending JP2003328623A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 車両用ドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003328623A (ja) |
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-
2002
- 2002-05-15 JP JP2002139732A patent/JP2003328623A/ja active Pending
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