JPWO2009063696A1 - 永久磁石型回転電機及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

回転子側のばらつきに起因するコギングトルク成分を低減することができる永久磁石型回転電機を得る。多角形の回転子コア及び複数の永久磁石を有する回転子と、固定子コア及び電機子巻線を有する固定子とを設けた永久磁石型回転電機において、極数をM、スロット数をNとし、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとし、i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、回転軸の中心から径方向で等距離かつ周方向で等間隔である基準位置からの周方向の位置ずれ量をhiとしたとき、2πN(i−1)/M(rad)の角度方向の合計M個の単位ベクトルを定義し、それぞれの単位ベクトルに、位置ずれ量hiを乗じた合計M個のベクトルの総和のベクトルの大きさが、位置ずれ量hiの絶対値の最大値よりも小さい。

Description

この発明は、車両の電動パワーステアリング装置のモータや、産業用のサーボモータなどの永久磁石型回転電機及び電動パワーステアリング装置に関するものである。
近年、様々な用途にコギングトルクの小さいモータが要求されている。例えば、産業用のサーボモータや、エレベータ用巻き上げ機などがある。車両用に着目すると、燃費向上、操舵性の向上のために電動パワーステアリング装置が普及している。電動パワーステアリング装置に用いられるモータには、そのコギングトルクがギヤを介して運転者に伝わるので、滑らかな操舵感覚を得るためには、モータのコギングトルク低減に対する強い要求がある。これに対し、コギングトルクを低減する手法として、線形計画法を用いて永久磁石を移動させてコギングトルクを調整する方法(例えば、特許文献1参照)や、スロットと極の比が3:2である場合、コギングトルクの第6×p次(pは極対)を低減する方法(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
特開2006−60920号公報 特表2006−514522号公報
上述したような従来の「線形計画法を用いて永久磁石を移動させてコギングトルクを調整する方法」は、永久磁石の位置を動かしてコギングトルクを調整するには手間と時間がかかり、量産モータには適していないという問題点があった。
また、永久磁石の位置ずれと形状のずれ(例えば対称度)が、コギングトルク増加の原因になっているため、永久磁石の位置ずれと永久磁石の形状のずれについて何も管理を行わない場合には、コギングトルクが非常に大きくなってしまうことがある。
例えば、10極12スロットの永久磁石型モータにおけるコギングトルクについて図27及び図28を参照しながら説明する。図27は、従来の永久磁石型モータの回転子の構成を示す図である。また、図28は、従来の永久磁石型モータのコギングトルク波形及び周波数分析結果を示す図である。
図27は、回転子10を示し、永久磁石15が回転子コア11の周辺に10個配置されている。さらに、永久磁石15は、それぞれ周方向に位置がランダムにずれており、また、形状(対称度)についてもランダムにずれている。
図27のようなパターンで永久磁石15がずれていた場合には、コギングトルクは図28(a)のような波形となり、非常に大きなコギングトルクが発生している。さらに、この波形を周波数分析すると、図28(b)のようになる。次数は回転子10の回転角度360度(機械角)を1周期とする成分を1次成分としている。12次の成分が顕著に現れているが、これは固定子のスロット数に一致している成分で、回転子10側のばらつきに起因している。
また、上述したような従来の「スロットと極の比が3:2である場合、コギングトルクの第6×p次(pは極対)を低減する方法」は、極数とスロット数の最小公倍数の次数成分を低減する手法である。しかしながら、回転子側のばらつきに起因する「スロット数に一致したコギングトルクの次数成分」を低減する方法については開示していない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、回転子側のばらつきに起因するコギングトルク成分を低減することができる永久磁石型回転電機及び電動パワーステアリング装置を得るものである。
この発明に係る永久磁石型回転電機は、多角形の回転子コア及び複数の永久磁石を有する回転子と、固定子コア及び電機子巻線を有する固定子とを設けた永久磁石型回転電機において、極数をM(Mは整数)、スロット数をN(Nは整数)とし、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとし、i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、回転軸の中心から径方向で等距離かつ周方向で等間隔である基準位置からの周方向の位置ずれ量をhi(i=1,2,…,M)(符号を含む)としたとき、2πN(i−1)/M(rad)の角度方向の合計M個の単位ベクトルを定義し、それぞれの単位ベクトルに、前記位置ずれ量hiを乗じた合計M個のベクトルの総和のベクトルの大きさが、前記位置ずれ量hiの絶対値の最大値よりも小さい。
この発明に係る永久磁石型回転電機は、コギングトルクの次数成分のうち固定子のスロット数に一致する次数成分が小さくすることができるという効果を奏する。さらに、生産性が良く、量産に適しているという効果を奏する。
この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成を示す図である。 一般的な永久磁石型モータの構成を示す断面図である。 複素ベクトルを説明するための図である。 全ての永久磁石が同一方向にずれている場合の複素ベクトルを示す図である。 この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第2の構成を示す図である。 この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成を示す図である。 隣接する永久磁石が互いに逆方向にずれている場合の複素ベクトルを示す図である。 全ての永久磁石の位置ずれの方向が同じで10極12スロットの試作モータのコギングトルク波形及び周波数分析結果を示す図である。 全ての永久磁石の位置ずれの方向が同じで形状ずれの影響が最も大きい場合の10極12スロットの試作モータのコギングトルク波形及び周波数分析結果を示す図である。 この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成を示す図である。 永久磁石の形状ずれについて説明するための図である。 この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第2の構成を示す図である。 この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成を示す図である。 この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第4の構成を示す図である。 この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第5の構成を示す図である。 この発明の実施例3に係る永久磁石型回転電機の回転子を拡大して示す図である。 この発明の実施例4に係る永久磁石型回転電機の回転子コアを示す斜視図である。 この発明の実施例5に係る永久磁石型回転電機の第1の構成を示す図である。 この発明の実施例5に係る永久磁石型回転電機の第2の構成を示す図である。 この発明の実施例6に係る永久磁石型回転電機の第1の構成を示す図である。 この発明の実施例6に係る永久磁石型回転電機の第2の構成を示す図である。 電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図である。 この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成で突起部のない例を示す図である。 この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成で突起部のない例を示す図である。 この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成で突起部のない例を示す図である。 この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成で突起部のない例を示す図である。 従来の永久磁石型モータの回転子の構成を示す図である。 従来の永久磁石型モータのコギングトルク波形及び周波数分析結果を示す図である。
この発明の実施例1〜実施例7について以下説明する。
この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機について図1から図9まで、並びに図23及び図24を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子10は、回転子コア11と、複数の突起部12と、多角形の回転子コア11の周辺に配置されている複数の永久磁石15とが設けられている。なお、矢印は、永久磁石15の位置がずれる方向を示している。
つぎに、この実施例1に係る永久磁石型回転電機の動作について図面を参照しながら説明する。
既に述べたように、永久磁石の位置や形状のばらつきを管理しないときには、コギングトルクが大きくなる場合がある。例えば、図27のようなパターンが考えられる。この図27は、従来の永久磁石型モータの回転子10を示す。回転子コア11の周囲に永久磁石15が配置されている。矢印は、永久磁石15が基準の位置からずれる方向や、永久磁石15の形状がずれる方向を示している。
このようなパターンが生じたときには、図28(a)で示すような、非常に大きなコギングトルクとなってしまう。このモータは、スロット数が12の例であり、図28(b)に示すように、コギングトルクの12次成分が非常に大きくなっている。したがって、永久磁石15の位置や形状のばらつきを管理することは重要である。
そこで、まず、永久磁石の位置や形状のずれとコギングトルクの関係について説明し、その後、コギングトルクの低減方法について説明する。
図2は、一般的な永久磁石型モータの構成を示す断面図である。図2において、永久磁石型モータは、回転子10と、固定子20とから構成されている。また、回転子10は、回転子コア11と、永久磁石(P1〜P10)15とから構成されている。固定子20は、固定子コア21と、スロット24と、電機子巻線25とから構成されている。さらに、固定子コア21は、コアバック22と、ティース23とから構成され、永久磁石15や電機子巻線25によって発生する磁束を通す磁路となっている。電機子巻線25は、この図2の場合、巻線を納めるスロット24に配置されており、ティース23に集中的に巻き回された、いわゆる集中巻の構成となっている。
ただし、本発明は、集中巻きに限って適用されるものではなく、分布巻でも同じ効果が得られる。また、図2では、固定子コア21の外周にあるフレームは省略している。
回転子10には、上述したように、回転子コア11と永久磁石15があり、回転子コア11の外周部に永久磁石15が周方向にほぼ等間隔に配置されている。また、永久磁石15の径方向の位置は、全ての永久磁石15でほぼ同じ距離となっている。
モータの磁極数をM、スロット数をNとする。図2の例は、M=10、N=12である。図2において、多角形の各辺の中心の位置であって、周方向で等間隔(2π/M(rad)の間隔)の位置を、永久磁石P1、P2、…、P10の基準位置とする。この基準位置から、個々の永久磁石15がずれた場合にコギングトルクの大きさがどうなるかについて説明する。
個々の永久磁石15にかかるトルクは、固定子コア21のスロット24に影響される。永久磁石15がスロット24に対向している位置関係にあるときと、ティース23と対向している位置関係にあるときでトルクに差異がでるので、回転子10を1回転すると永久磁石15にかかるトルクの脈動成分として、スロット数に一致する次数の脈動成分が含まれることになる。さらに、永久磁石15の配置の周方向の間隔は、図2に示すように、機械角でβ=2π/M(rad)であるので、永久磁石15にかかるトルクも機械角で2π/M(rad)位相がずれた波形になる。永久磁石15が全て基準位置にある場合は、これらのトルクを合計すると相殺されてコギングトルク波形にスロット数に一致する次数成分は表れないため、低コギングトルクとなる。しかし、永久磁石15が基準位置からずれると相殺されなくなり、スロット数に一致する次数成分が表れる。
周方向に位置ずれが生じたときに、スロット数に一致するコギングトルク次数成分がどのような位相、振幅で発生するかについて複素ベクトルを用いて考える。図3は、複素ベクトルを説明するための図である。永久磁石P1において、ずれ量h1のずれが発生したとき、スロット数に一致する次数成分は、図3の実軸方向(Re)に位置した複素ベクトルであるとする。このベクトルの長さは、ずれ量に比例するので、例えば2倍のずれ量2×h1が発生したときは、図3に示すように、2倍の長さのベクトルとなる。
次に、位相について考える。永久磁石P1とP2では、機械角でβ=2π/M(rad)ずれている。また、コギングトルクのスロット数Nに一致する次数成分の周期はα=2π/N(rad)となり、複素ベクトルが2π/N(rad)で一周するように定義すれば、永久磁石P1とP2にかかるトルクの位相差γはγ=2πN/M(rad)となる。
10極12スロットのモータの例では、位相差γ=2π×12/10(rad)=432(度)となり、432−360=72度と等価になる。よって、図3のような位置関係となる。さらに、位置ずれ量の符号が反転した場合、すなわち、ずれる方向が逆になった場合は、コギングトルクのスロット数に一致する次数成分の位相は反転するので、図3に示すように、複素ベクトルの向きも反転する。
以上をまとめると、複素ベクトルは、次のようになる。
(1)位置のずれ量に比例する。
(2)永久磁石毎の位相差は、2πN/M(rad)である。
(3)ずれの向きが逆になった場合は、位相が反転する。
これらの3つの特性を考慮して、コギングトルクの低減方法を考える。全ての永久磁石で位置ずれが全くない場合は、全ての複素ベクトルはゼロベクトルとなって、当然のことながら、スロット数に一致する次数成分のコギングトルクは発生しない。
一方、位置ずれがある場合には、一般には複素ベクトルの総和がゼロになることはなくスロット数に一致する次数成分のコギングトルクが発生してしまい、コギングトルクの増加につながる。しかし、位置ずれのパターンによっては、複素ベクトルの総和の大きさが、非常に小さい、あるいはゼロベクトルになった場合には、スロット数に一致する次数成分のコギングトルクがほとんど発生しない、あるいは全く発生しないことになる。
例えば、図1の様な場合が考えられる。図1は、上述したように、この実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成を示す図である。また、図4は、全ての永久磁石が同一方向にずれている場合の複素ベクトルを示す図である。図1のように、全ての永久磁石15の位置ずれの方向が反時計回りの方向で同じだった場合には、図4のような複素ベクトルとなる。図4において、永久磁石P1とP6の複素ベクトルは同じ方向であることを示している。その他「永久磁石P2、P7」、「永久磁石P3、P8」、「永久磁石P4、P9」、「永久磁石P5、P10」もそれぞれ同じ方向となっている。また、これらは72度ずれた計10個の複素ベクトルとなっており、10個の総和はゼロベクトルとなる。したがって、このときは、スロット数に一致する次数成分は発生しない。
図5は、この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第2の構成を示す図である。この図5のように、図1とは逆方向の時計回りの方向に、全ての永久磁石15の位置がずれている場合でも同様の効果が得られる。
図6は、この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成を示す図である。また、図7は、隣接する永久磁石が互いに逆方向にずれている場合の複素ベクトルを示す図である。図6のように、隣り合う永久磁石15の位置ずれが互いに逆方向となっている場合には、図7のような複素ベクトルとなる。図7に示すように、36度ずつずれた計10個の複素ベクトルとなり、10個の総和はゼロベクトルとなる。したがって、このときは、スロット数に一致する次数成分は発生しない。
図8は、全ての永久磁石の位置ずれの方向が同じで10極12スロットの試作モータのコギングトルク波形及び周波数分析結果を示す図である。図28の従来例と比べて、コギングトルクの振幅が大幅に低減されていることが判る。次数成分で確認すると、スロット数に一致する次数成分、すなわち12次の成分が大幅に小さくなっている。本発明の効果が確認できる。
さらに、全ての永久磁石の位置ずれの方向が同じ場合や、隣り合う永久磁石の位置ずれの方向が互いに逆方向となっている場合は、各永久磁石がそれぞれ、異なる位置関係にばらついていて、かつ複素ベクトルの総和がゼロになる場合に比べて、管理しやすい。また、永久磁石を片寄せする機構を生産設備に設けることで、このような位置ずれのパターンを実現できるので生産性も向上する。
以上より、回転子コア11及び複数の永久磁石15を有する回転子10と、固定子コア21及び電機子巻線25を有する固定子20とを備えた永久磁石型回転電機において、永久磁石15は、周方向に等間隔、多角形の各辺の中心である基準位置からの周方向の位置ずれが、全ての永久磁石15の磁極において同じ方向にずれている(片寄せしている)構成とすれば、周方向の位置ずれの影響が相殺されるのでコギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。また、対称度を管理することなく、コギングトルクを小さくでき、生産性を向上させることができる。さらに、全ての永久磁石15において同じ方向にずれているため、生産性が向上するという効果もある。
また、永久磁石15は、周方向に等間隔、多角形の各辺の中心である基準位置からの周方向の位置ずれが、隣り合う永久磁石15の磁極において互いに反対方向にずれている構成とすれば、周方向の位置ずれの影響が相殺されるのでコギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。また、対称度を管理することなく、コギングトルクを小さくでき、生産性を向上させることができる。さらに、隣り合う永久磁石15において互いに反対方向にずれているため、生産性が向上するという効果もある。
さらに、一般化するために、数式を用いて説明する。極数をM(Mは整数)、スロット数をN(Nは整数)とする。また、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとする。i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、周方向に等間隔、多角形の各辺の中心である基準位置からの周方向の位置ずれ量をhi(i=1,2,…,M)(符号を含む)としたとき、M個の複素ベクトルを定義することができる。
i番目の永久磁石に関する複素ベクトルの位相角は、2πN(i−1)/M(rad)となり、この向きの単位ベクトルにずれ量hiを乗じた合計M個のベクトルがi番目の永久磁石に関する複素ベクトルになる。これらの総和のベクトルの大きさが、小さい場合にコギングトルクの次数成分のうち固定子のスロット数に一致する次数成分を小さくすることができる。
例えば、位置ずれ量hi(i=1,2,…,M)の絶対値の最大値よりも小さいとすれば、M個の永久磁石のうち1個の位置ずれ量分の影響より小さい影響しかコギングトルクには現れないので、コギングトルクを小さくすることができるという効果がある。
また、数式を用いて説明すると、以下のようになる。極数をM(Mは整数)、スロット数をN(Nは整数)とする。また、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとする。i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、周方向に等間隔、多角形の各辺の中心である基準位置からの周方向の位置ずれ量をhi(i=1,2,…,M)(符号を含む)としたとき、複素ベクトルKを次の式のように定義する。
Figure 2009063696
ただし、eは自然対数の底、jは虚数単位である。この複素ベクトルKの大きさを小さくすれば、コギングトルクの次数成分のうち固定子のスロット数に一致する次数成分を小さくすることができる。例えば、複素ベクトルKの大きさを、位置ずれ量hi(i=1,2,…,M)の絶対値の最大値よりも小さくすればよい。また、望ましくは、複素ベクトルKの大きさをゼロとすればよい。
永久磁石の位置ずれ量は、永久磁石の周方向の幅の10%程度以下であれば、効果がある。例えば、幅10mmの永久磁石で1mmのずれでコギングトルクの次数成分のうち、固定子20のスロット数に一致する次数成分を低減できる効果がある。なお、永久磁石の位置ずれ量は、大きくなくてもよく、永久磁石の周方向の幅の0.1%から1%程度といったわずかな量でも本発明の効果を発揮する。さらに、永久磁石の周方向の幅の0.1%から1%程度のずれ量であれば、磁気的な対称性がほとんど崩れることがないので、モータの回転方向(正転か逆転)によるモータ特性の違いがほとんどないという効果もある。
また、次の実施例2で詳細を説明するが、永久磁石の形状のずれによってコギングトルクが増加する。しかしながら、永久磁石の位置ずれを本実施例1で述べたようなパターンとしておけば、永久磁石の形状のずれを管理せずともコギングトルクを低減することができる。
図9は、全ての永久磁石の位置ずれの方向が同じで形状ずれの影響が最も大きい場合の10極12スロットの試作モータのコギングトルク波形及び周波数分析結果を示す図である。この場合は、永久磁石の形状のずれの影響が最も大きい場合を想定して試作した。その場合でも、図28の従来例と比べて、大幅にコギングトルクが低減できている。よって、本実施例1を適用すれば、永久磁石の形状のずれを管理しなくても、コギングトルクを低減できるという効果が得られる。
以上のような実施例1は、低コギングトルクが要求される、例えば産業用のサーボモータや、エレベータ用巻き上げ機用モータ、車両用モータなどに適用すれば、コギングトルクを低減することができるという効果がある。なお、図23及び図24については、後で説明する。
この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機について図10から図15まで、並びに図25及び図26を参照しながら説明する。図10は、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成を示す図である。
図10において、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子10は、回転子コア11と、複数の突起部12と、回転子コア11の周辺に配置されている複数の永久磁石15とが設けられている。なお、矢印は、永久磁石15の形状がずれる方向を示している。
つぎに、この実施例2に係る永久磁石型回転電機の動作について図面を参照しながら説明する。
上記の実施例1では、永久磁石の位置ずれに関して説明したが、形状がずれる場合によって生じるコギングトルクについても同じように複素ベクトルを定義して議論ができる。
工作誤差による形状ずれについては、図11のようなことが考えられる。側面(断面)が直線と円弧で形成されたかまぼこ形の永久磁石15において、左右の中心から円弧の中心がずれて非対称となっている。
このようなずれ量に対して、複素ベクトルは、次の3つの特性を持つ。
(1)形状のずれ量に比例する。
(2)永久磁石毎の位相差は、2πN/M(rad)である。
(3)ずれの向きが逆になった場合は、位相が反転する。
従って、これを利用して、コギングトルクの低減する方法を考える。
全ての永久磁石で形状ずれが全くない場合は、全ての複素ベクトルはゼロベクトルとなって、当然のことながら、スロット数に一致する次数成分のコギングトルクは発生しない。一方、形状ずれがある場合には、一般には複素ベクトルの総和がゼロになることはなくスロット数に一致する次数成分のコギングトルクが発生してしまい、コギングトルクの増加につながる。しかし、形状ずれのパターンによっては、複素ベクトルの総和の大きさが、非常に小さい、あるいはゼロベクトルになった場合には、スロット数に一致する次数成分のコギングトルクがほとんど発生しない、あるいは全く発生しないことになる。
例えば、図10に示すように、全ての永久磁石15の形状ずれの方向が同じだった場合は、図4のような複素ベクトルとなる。永久磁石P1とP6の複素ベクトルは同じ方向であることを示している。その他「永久磁石P2、P7」、「永久磁石P3、P8」、「永久磁石P4、P9」、「永久磁石P5、P10」もそれぞれ同じ方向となっている。また、これらは72度ずれた計10個の複素ベクトルとなっており、10個の総和はゼロベクトルとなる。したがって、このときは、スロット数に一致する次数成分は発生しない。
図12は、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第2の構成を示す図である。この図12のように、図10とは逆方向に形状がずれている場合でも同様の効果が得られる。
図13は、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成を示す図である。この図13のように、隣り合う永久磁石15の形状ずれが互いに逆方向となっている場合は、図7のような複素ベクトルとなる、36度ずつずれた計10個の複素ベクトルとなり、10個の総和はゼロベクトルとなる。したがって、このときは、スロット数に一致する次数成分は発生しない。
全ての永久磁石15の形状ずれの方向が同じで10極12スロットのモータを試作してコギングトルクを測定すると、図8に示すコギングトルク波形及び周波数分析結果と同様の測定結果が得られ、図28の従来例と比べて、コギングトルクの振幅が大幅に低減される。次数成分で確認すると、スロット数に一致する次数成分、すなわち12次の成分が大幅に小さくなる。
さらに、全ての永久磁石15の形状ずれの方向が同じだった場合や、隣り合う永久磁石15の形状ずれの方向が互いに逆方向となっている場合は、各永久磁石15がそれぞれ、異なる方向にばらついていて、かつ複素ベクトルの総和がゼロになる場合に比べて、管理しやすい。
以上より、回転子コア11及び複数の永久磁石15を有する回転子10と、固定子コア21及び電機子巻線25を有する固定子20とを備えた永久磁石型回転電機において、永久磁石15は、磁石形状のずれが、全ての永久磁石15の磁極において同じ方向にずれている構成とすれば、磁石形状のずれ(対称度)の影響が相殺されるためコギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。また、永久磁石15の形状ずれを管理することなく、コギングトルクを小さくでき、生産性を向上させることができる。さらに、全ての永久磁石15において同じ方向にずれているため、生産性が向上するという効果もある。
また、永久磁石15は、磁石形状のずれが、隣り合う永久磁石15の磁極において互いに逆方向にずれている構成とすれば、磁石形状のずれ(対称度)の影響が相殺されるためコギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。また、永久磁石15の形状ずれを管理することなく、コギングトルクを小さくでき、生産性を向上させることができる。さらに、隣り合う永久磁石15において、互いに反対方向にずれているため、生産性が向上するという効果もある。
さらに、一般化するために、数式を用いて説明する。極数をM(Mは整数)、スロット数をN(Nは整数)とする。また、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとする。i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、形状のずれ量をci(i=1,2,…,M)(符号を含む)としたとき、M個の複素ベクトルを定義することができる。
i番目の永久磁石に関する複素ベクトルの位相角は、2πN(i−1)/M(rad)となり、この向きの単位ベクトルにずれ量ciを乗じた合計M個の複素ベクトルがi番目の永久磁石に関する複素ベクトルになる。これらの総和のベクトルの大きさが、小さい場合にコギングトルクの次数成分のうち固定子のスロット数に一致する次数成分を小さくすることができる。
例えば、形状ずれ量ci(i=1,2,…,M)の絶対値の最大値よりも小さいとすれば、M個の永久磁石のうち1個の位置ずれ量分の影響よりも小さい影響しかコギングトルクには現れないので、コギングトルクを小さくすることができるという効果がある。
また、数式を用いて説明すると、以下のようになる。極数をM(Mは整数)、スロット数をN(Nは整数)とする。また、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとする。i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、形状ずれ量をci(i=1,2,…,M)(符号を含む)としたとき、複素ベクトルKを次の式のように定義する。
Figure 2009063696
ただし、eは自然対数の底、jは虚数単位である。この複素ベクトルKの大きさを小さくすれば、コギングトルクの次数成分のうち固定子のスロット数に一致する次数成分を小さくすることができる。例えば、形状ずれ量ci(i=1,2,…,M)の絶対値の最大値よりも小さい、望ましくはゼロとすればよい。
永久磁石の形状ずれ量は、永久磁石の周方向の幅の10%程度以下であれば、効果がある。例えば、幅10mmの永久磁石で1mmのずれでコギングトルクの次数成分のうち、固定子20のスロット数に一致する次数成分を低減できる効果がある。なお、永久磁石の形状ずれ量は大きくなくてもよく、永久磁石の周方向の幅の0.1%から1%程度といったわずかな量でも本発明の効果を発揮する。さらに、永久磁石の周方向の幅の0.1%から1%程度のずれ量であれば磁気的な対称性が大きく崩れることがないので、モータの回転方向(正転か逆転)によるモータ特性の違いがほとんどないという効果もある。
図14は、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第4の構成を示す図である。この図14は、永久磁石15の位置ずれと形状ずれが同じ方向であることを示している。このような場合は、位置ずれの影響と形状ずれの影響はそれぞれ相殺しあうため、コギングトルクのスロット数に一致する次数成分は大幅に低減できる。
図15は、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第5の構成を示す図である。この図15は、永久磁石15の位置ずれと形状ずれが、隣り合う永久磁石15で互いに逆方向であることを示している。この場合も同様に、位置ずれの影響と形状ずれの影響はそれぞれ相殺しあうため、コギングトルクのスロット数に一致する次数成分は大幅に低減できるという効果が得られる。なお、図25及び図26については、後で説明する。
この発明の実施例3に係る永久磁石型回転電機について図16を参照しながら説明する。図16は、この発明の実施例3に係る永久磁石型回転電機の回転子を拡大して示す図である。
図16は、永久磁石15と回転子コア11の部分について、拡大して示す。永久磁石15は、反時計回りの方向に、片寄せして配置されている。隣り合う永久磁石15の間の部分には、回転子コア11の外周に周方向において等間隔で永久磁石15と同数の突起部12が設けられている。このような突起部12を設け、永久磁石15をこの突起部12に当るまで、周方向に片寄せすることで、位置決めができる。したがって、上記の実施例1で述べたような、永久磁石15の位置ずれのパターンを用意に実現するこができ、結果としてコギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が低減できるという効果がある。
この発明の実施例4に係る永久磁石型回転電機について図17を参照しながら説明する。図17は、この発明の実施例4に係る永久磁石型回転電機の回転子コアを示す斜視図である。
この図17は、回転子コア11が積層コアである場合の例を示す。図17は、積層コアを斜めから見た図であり、永久磁石を省略して示している。積層コアは、例えば電磁鋼板のような板状の材料を積層して構成する。突起部12を設ける場合、電磁鋼板を金型で打ち抜くことで容易に実現可能という効果がある。永久磁石の位置ずれ方向を全て同じにする場合、すなわち片寄せする場合に、回転子コア11がシャフト(回転軸)などの塊状の鉄心で構成される場合には、片寄せして当てた部分(突起部)で永久磁石とシャフト間が短絡して電気回路を構成するので渦電流が流れやすく、渦電流損による発熱が大きい。そのため、効率低下、熱減磁などの懸念がある。一方、積層コアで構成される場合は、積層コアと永久磁石との接触抵抗が大きいので渦電流損が小さく、低コギングトルクと高効率を両立でき、他に熱減磁を防ぐという効果がある。
この発明の実施例5に係る永久磁石型回転電機について図18及び図19を参照しながら説明する。図18は、この発明の実施例5に係る永久磁石型回転電機の第1の構成を示す図である。また、図19は、この発明の実施例5に係る永久磁石型回転電機の第2の構成を示す図である。
図18は、極数が「10」、スロット数が「12」の永久磁石型モータである。コギングトルクの大きさの目安として、極数とスロット数の最小公倍数が知られている。最小公倍数が大きいほど、コギングトルクが小さいとされる。図18のモータでは、最小公倍数が「60」となる。
例えば、同じくスロット数が「12」で、極数が異なる「8」のときは、最小公倍数が「24」となる。したがって、この場合、同じスロット数でも最小公倍数の大きい、10極12スロットのモータの方が、コギングトルクが小さい傾向にあることが判る。ただし、これは、永久磁石15の位置や形状にばらつきが一切ない状態を想定したときであり、実際のモータ量産時には、永久磁石15の位置や形状にばらつきを考慮する必要がある。極数とスロット数の最小公倍数の大きなモータほど、このようなばらつきの影響を受け易い。
そこで、図18の矢印の向きが示すように、永久磁石15の位置や形状を全て同一方向に寄せた構成にすることで、コギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。
また、図示しないが、隣り合う永久磁石15で位置や形状が互いに逆方向にずれている場合でも同じ効果があることは言うまでもない。また、上記の実施例1から4で説明したような磁石位置のパターンでも同様の効果が得られる。
図19は、極数が「14」、スロット数が「12」の永久磁石型モータである。コギングトルクの大きさの目安として、極数とスロット数の最小公倍数が知られている。最小公倍数が大きいほど、コギングトルクが小さいとされる。図19のモータでは、最小公倍数が「84」となる。
例えば、同じくスロット数が「12」で、極数が異なる「8」のときは、最小公倍数が「24」となる。したがって、この場合、同じスロット数でも最小公倍数の大きい、14極12スロットのモータの方が、コギングトルクが小さい傾向にあることが判る。ただし、これは、永久磁石15の位置や形状にばらつきが一切ない状態を想定したときであり、実際のモータ量産時には、永久磁石15の位置や形状にばらつきを考慮する必要がある。極数とスロット数の最小公倍数の大きなモータほど、このようなばらつきの影響を受け易い。
そこで、図19の矢印の向きが示すように、永久磁石15の位置や形状を全て同一方向に寄せた構成にすることで、コギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。
また、図示しないが、隣り合う永久磁石15で位置や形状が互いに逆方向にずれている場合でも同じ効果があることは言うまでもない。また、上記の実施例1から4で説明したような磁石位置のパターンでも同様の効果が得られる。
一般的には、極数Mとスロット数Nがそれぞれ、M=12n±2n、N=12n(nは1以上の整数)で表される場合、従来から良く用いられるM=2n、N=3nやM=4n、N=3n(nは1以上の整数)の場合に比べて、極数Mが同じ、あるいはスロット数Nが同じ場合で比較して最小公倍数が大きいので、永久磁石のばらつきに影響されコギングトルクが増大しやすい傾向がある。
しかし、本実施例5によって、永久磁石15を全て同一方向に寄せた構成にすることで、コギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。また、図示しないが、隣り合う永久磁石15で互いに逆方向にずれている場合でも同じ効果があることは言うまでもない。また、上記の実施例1から4で説明したような磁石位置のパターンでも同様の効果が得られる。
この発明の実施例6に係る永久磁石型回転電機について図20及び図21を参照しながら説明する。図20は、この発明の実施例6に係る永久磁石型回転電機の第1の構成を示す図である。また、図21は、この発明の実施例6に係る永久磁石型回転電機の第2の構成を示す図である。
図20は、極数が「8」、スロット数が「9」の永久磁石型モータである。コギングトルクの大きさの目安として、極数とスロット数の最小公倍数が知られている。最小公倍数が大きいほど、コギングトルクが小さいとされる。図20のモータでは、最小公倍数が「72」となる。
例えば、同じくスロット数が「12」で、極数が異なる「8」のときは、最小公倍数が「24」となる。したがって、この場合、同じスロット数でも最小公倍数の大きい、8極9スロットのモータの方が、コギングトルクが小さい傾向にあることが分かる。ただし、これは、永久磁石15の位置や形状にばらつきが一切ない状態を想定したときであり、実際のモータ量産時には、永久磁石15の位置や形状にばらつきを考慮する必要がある。極数とスロット数の最小公倍数の大きなモータほど、このようなばらつきの影響を受け易い。
そこで、図20の矢印の向きが示すように、永久磁石15の位置や形状を全て同一方向に寄せた構成にすることで、コギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。
また、図示しないが、隣り合う永久磁石15で位置や形状が互いに逆方向にずれている場合でも同じ効果があることは言うまでもない。また、上記の実施例1から4で説明したような磁石位置のパターンでも同様の効果が得られる。
図21は、極数が「10」、スロット数が「9」の永久磁石型モータである。コギングトルクの大きさの目安として、極数とスロット数の最小公倍数が知られている。最小公倍数が大きいほど、コギングトルクが小さいとされる。図21のモータでは、最小公倍数が「90」となる。
例えば、同じくスロット数が「12」で、極数が異なる「8」のときは、最小公倍数が「24」となる。したがって、この場合、同じスロット数でも最小公倍数の大きい、10極9スロットのモータの方が、コギングトルクが小さい傾向にあることが判る。ただし、これは、永久磁石15の位置や形状にばらつきが一切ない状態を想定したときであり、実際のモータ量産時には、永久磁石15の位置や形状にばらつきを考慮する必要がある。極数とスロット数の最小公倍数の大きなモータほど、このようなばらつきの影響を受け易い。
そこで、図21の矢印の向きが示すように、永久磁石15の位置や形状を全て同一方向に寄せた構成にすることで、コギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。
また、図示しないが、隣り合う永久磁石15で位置や形状が互いに逆方向にずれている場合でも同じ効果があることは言うまでもない。また、上記の実施例1から4で説明したような磁石位置のパターンでも同様の効果が得られる。
一般的には、極数Mとスロット数Nがそれぞれ、M=9n±n、N=9n(nは1以上の整数)で表される場合、従来から良く用いられるM=2n、N=3nやM=4n、N=3n(nは1以上の整数)の場合に比べて、極数Mが同じ、あるいはスロット数Nが同じ場合で比較して最小公倍数が大きいので、永久磁石15のばらつきに影響されコギングトルクが増大しやすい傾向がある。
しかし、本実施例6によって、永久磁石15を全て同一方向に寄せた構成にすることで、コギングトルクの次数成分のうち固定子20のスロット数に一致する次数成分が小さくなるという効果がある。また、図示しないが、隣り合う永久磁石15で互いに逆方向にずれている場合でも同じ効果があることは言うまでもない。
この発明の実施例7に係る永久磁石型回転電機の適用例について図22を参照しながら説明する。図22は、電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図である。
図22において、電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール30に結合して、ステアリングホイール30の操舵力を受けるコラムシャフト31が設けられている。さらに、コラムシャフト31には、ウォームギヤ32(図では詳細は省略し、ギヤボックスのみ示している)が接続されており、操舵力はウォームギヤ32に伝わる。ウォームギヤ32は、コントローラ33によって駆動されるモータ34の出力(トルク、回転数)を、回転方向を直角に変えるとともに回転を減速しながら伝達して、操舵力にモータ34のアシストトルクを加えている。
操舵力は、ウォームギヤ32に接続されたハンドルジョイント35を伝わり、方向も変えられる。ステアリングギヤ36(図では詳細は省略し、ギヤボックスのみ示している)は、ハンドルジョイント35の回転を減速し、同時にラック37の直線運動に変換し、所要の変位を得る。このラック37の直線運動により車輪を動かし、車両の方向転換等を可能とする。
このような電動パワーステアリング装置では、モータ34で発生するコギングトルクがウォームギヤ32とコラムシャフト31を介して、ステアリングホイール30に伝達される。従って、モータ34が大きなコギングトルクを発生する場合、滑らかなステアリング感覚を得ることが出来ない。
そこで、上記の実施例1から6に示したいずれかのモータと、このモータの巻線に流す電流を制御するコントローラ33とを有し、コントローラ33によってモータが出力するトルク(アシストトルク)を制御する電動パワーステアリング装置を提供することにより、滑らかな操舵感覚を確保することができる。さらに、生産性を向上することができるという効果がある。
これまでの実施例では、回転子コア11に突起部12のある例について説明したが、本発明はこの突起部12があるものに限って成立するのではない。図23、図24、図25及び図26に示すように、突起部12のない場合でも同様の効果を発揮することは言うまでもない。図23は、この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成で突起部のない例を示す図である。図24は、この発明の実施例1に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成で突起部のない例を示す図である。図25は、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第1の構成で突起部のない例を示す図である。さらに、図26は、この発明の実施例2に係る永久磁石型回転電機の回転子の第3の構成で突起部のない例を示す図である。

Claims (13)

  1. 回転子コア及び複数の永久磁石を有する回転子と、
    固定子コア及び電機子巻線を有する固定子とを備えた永久磁石型回転電機において、
    極数をM(Mは整数)、スロット数をN(Nは整数)とし、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとし、i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、回転軸の中心から径方向で等距離かつ周方向で等間隔である基準位置からの周方向の位置ずれ量をhi(i=1,2,…,M)(符号を含む)としたとき、2πN(i−1)/M(rad)の角度方向の合計M個の単位ベクトルを定義し、それぞれの単位ベクトルに、前記位置ずれ量hiを乗じた合計M個のベクトルの総和のベクトルの大きさが、前記位置ずれ量hiの絶対値の最大値よりも小さい
    永久磁石型回転電機。
  2. 前記複数の永久磁石は、回転軸の中心から径方向で等距離かつ周方向で等間隔である基準位置からの周方向の位置ずれが、隣り合う永久磁石において互いに反対方向である
    請求項1記載の永久磁石型回転電機。
  3. Figure 2009063696
    (eは自然対数の底、jは虚数単位)
    により定義される複素ベクトルKの大きさが、前記位置ずれ量hiの絶対値の最大値よりも小さい、又はゼロである
    請求項1記載の永久磁石型回転電機。
  4. 回転子コア及び複数の永久磁石を有する回転子と、
    固定子コア及び電機子巻線を有する固定子とを備えた永久磁石型回転電機において、
    極数をM(Mは整数)、スロット数をN(Nは整数)とし、M個の永久磁石を周方向に順番に1番目からM番目までとし、i番目(i=1,2,…,M)の永久磁石における、周方向の形状ずれ量をci(i=1,2,…,M)(符号を含む)としたとき、2πN(i−1)/M(rad)の角度方向の合計M個の単位ベクトルを定義し、それぞれの単位ベクトルに、前記形状ずれ量ciを乗じた合計M個のベクトルの総和のベクトルの大きさが、前記形状ずれ量ciの絶対値の最大値よりも小さい
    永久磁石型回転電機。
  5. 前記複数の永久磁石は、周方向の形状ずれが、全ての永久磁石において同じ方向である
    請求項4記載の永久磁石型回転電機。
  6. 前記複数の永久磁石は、周方向の形状ずれが、隣り合う永久磁石において互いに反対方向である
    請求項4記載の永久磁石型回転電機。
  7. Figure 2009063696
    (eは自然対数の底、jは虚数単位)
    により定義される複素ベクトルKの大きさが、前記形状ずれ量ciの絶対値の最大値よりも小さい、又はゼロである
    請求項4記載の永久磁石型回転電機。
  8. 多角形の回転子コア及び複数の永久磁石を有する回転子と、
    固定子コア及び電機子巻線を有する固定子とを備えた永久磁石型回転電機において、
    前記複数の永久磁石は、前記多角形の各辺の中心である基準位置からの周方向の位置ずれが、全ての永久磁石において同じ方向である
    永久磁石型回転電機。
  9. 前記回転子コアは、外周に周方向において等間隔で前記永久磁石と同数の突起部を有し、
    前記永久磁石を前記突起部に当てるように位置決めする
    請求項1、4又は8記載の永久磁石型回転電機。
  10. 前記回転子コアは、電磁鋼板を積層して構成される
    請求項1、4又は8記載の永久磁石型回転電機。
  11. 極数がM=12n±2n(nは1以上の整数)、
    かつスロット数がN=12nである
    請求項1、4又は8記載の永久磁石型回転電機。
  12. 極数がM=9n±n(nは1以上の整数)、
    かつスロット数がN=9nである
    請求項1、4又は8記載の永久磁石型回転電機。
  13. ステアリングホイールの操舵力にアシストトルクを加えるモータとして、請求項1、4又は8記載の永久磁石型回転電機を搭載する
    電動パワーステアリング装置。
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