JP2014155372A - 表面磁石型回転子とその製造方法及び表面磁石型回転子を備えた永久磁石型回転電機並びに永久磁石型回転電機を用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

表面磁石型回転子とその製造方法及び表面磁石型回転子を備えた永久磁石型回転電機並びに永久磁石型回転電機を用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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悟 阿久津
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Abstract

【課題】マグネットトルクの向上とリラクタンストルクの有効利用とが可能であり、セグメント磁石の周方向の位置決めを容易に行える表面磁石型回転子を得ること。
【解決手段】回転子鉄心12が、セグメント磁石11の周方向の端部との間に空隙を形成している第1の突起部を有する第1の回転子鉄心121と、内側部がセグメント磁石11と当接しており外側部とセグメント磁石11の周方向の端部との間に空隙を形成している第2の突起部を有する第2の回転子鉄心122とで形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に用いられる表面磁石型回転子とその製造方法、及び、この表面磁石型回転子を備えた永久磁石型回転電機、並びに、この永久磁石型回転電機を用いた電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、永久磁石型回転電機の回転子には、リップル及びコギング等の脈動成分が小さく、永久磁石の磁束を有効に活用できるものとして、表面に永久磁石を配置した表面磁石型回転子(SPM回転子)が知られている。
特に、表面磁石型回転子は、滑らかな操舵性が求められる電動パワーステアリング装置、精密な動作が求められる産業用サーボモータ、静音性が求められる、換気扇やエアコン用のファンモータに、多く、利用されてきた。
表面磁石型回転子では、磁石量を最小に抑えるためにセグメント磁石が使われており、例えば、断面形状が中央で厚く両端部で薄い偏肉タイプのセグメント磁石が、回転子鉄心の外周面に固定されている。
具体的には、回転子鉄心における、配置されるセグメント磁石間の外周上に、回転子鉄心の軸線方向に延在する凸部を複数設け、凸部の基部でセグメント磁石を均等配置し、凸部の先端部を塑性変形させ、セグメント磁石の薄肉端部の外周部に当接させ固定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−136514号公報(第4−5頁、第1図)
特許文献1にあるような表面磁石型回転子では、回転子鉄心の凸部の基部をセグメント磁石の側面に当接させ、凸部の先端部をセグメント磁石の薄肉端部の外周部に当接させるので、磁石端部での漏れ磁束が増え、磁石量に対してトルクが得られにくいとの問題があった。
また、セグメント磁石を固定するのに、回転子鉄心の凸部を塑性変形させている。この変形させた部分は磁気的に劣化するので、凸部を磁路として利用してリラクタンストルクを発生させるのに不利であり、このことからも磁石量に対するトルクが得られにくくなるとの問題があった。
また、凸部自身がスプリングバックすると、凸部の固定力が不足するので、十分な力を加えて凸部を塑性変形させる必要があり、この際に加わる応力により、磁石に割れや欠けが発生する一因となる等、製造上の管理が難しくなるとの問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、セグメント磁石の漏れ磁束を減らしてマグネットトルクを向上させるとともに、リラクタンストルクを利用して磁石使用量を抑え、且つ、セグメント磁石の周方向の位置決めを容易に行うことができる表面磁石型回転子とその製造方法、及びこの表面磁石型回転子を用いた永久磁石型回転電機、並びにこの永久磁石型回転電機を用いた電動パワーステアリング装置、を得ることである。
本発明に係わる表面磁石型回転子は、回転軸の外周に嵌合されている、磁性体で成る回転子鉄心と、回転子鉄心の外周面に配置されている、磁極ピッチより短い幅を有する複数のセグメント磁石とを備えた表面磁石型回転子であって、回転子鉄心が、磁極間に位置し且つ回転子鉄心の外周部から回転子の径方向の外側に突出する複数の突起部を有する、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを、回転子の軸方向で重ねて形成されており、第1の回転子鉄心に形成された突起部が、セグメント磁石における、回転子の周方向の端部との間に空隙を形成している第1の突起部であり、第2の回転子鉄心に形成された突起部が、径方向の内側の部分である内側部と内側部の径方向の外側の部分である外側部とで成り、内側部の周方向の側面がセグメント磁石と当接する当接面となっており、外側部とセグメント磁石における周方向の端部との間に空隙を形成している第2の突起部であるものである。
本発明に係わる表面磁石型回転子は、上記のように構成されているため、セグメント磁石の漏れ磁束を減らしてマグネットトルクを増大させるとともに、リラクタンストルクを利用して磁石使用量を抑えることができ、且つ、セグメント磁石の周方向の位置決めを容易に行うことができる。
本発明の実施の形態1に係わる表面磁石型回転子を示す斜視模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる表面磁石型回転子を示す側面模式図(a)とこの側面模式図におけるA−A断面の模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる第2の回転子鉄心の正面断面における部分拡大模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる回転子の回転子鉄心における、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心との、別の配置形態を示す側面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる回転子において、2段の段スキューを施した場合の回転子鉄心における、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心との配置形態を示す側面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる永久磁石型回転電機の一実施例を示す正面断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる永久磁石型回転電機を駆動させるコントロールユニットを説明する図である。 本発明の実施の形態2に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心の第1の突起部と第2の回転子鉄心の第2の突起部との領域を示す正面模式図である。 本発明の実施の形態3に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心の第1の突起部と第2の回転子鉄心の第2の突起部との領域を示す正面模式図である。 本発明の実施の形態4に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心の第1の突起部と第2の回転子鉄心の第2の突起部との領域を示す正面模式図である。 本発明の実施の形態5に係わる表面磁石型回転子における第2の回転子部分の正面断面模式図である。 本発明の実施の形態6に係わる表面磁石型回転子における第2の回転子部分の正面断面模式図である。 本発明の実施の形態7に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心部分と第2の回転子鉄心部分との正面断面模式図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係わる表面磁石型回転子を示す斜視模式図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係わる表面磁石型回転子を示す側面模式図(a)とこの側面模式図におけるA−A断面の模式図である。
図1と図2とに示すように、本実施の形態の表面磁石型回転子(回転子と記す)10は、回転軸(図示せず)と、回転軸に嵌合される回転子鉄心12と、回転子鉄心12の外周面に配置されるセグメント磁石11とを備えている。
セグメント磁石11は、例えば、接着剤によって回転子鉄心12に固着されている。ただし、本実施の形態では、セグメント磁石11と回転子鉄心12の当接面とにおける接着層の図示は省略している。
また、図示していないが、セグメント磁石のさらに外周側に、飛散防止部材を設けても良い。
図2(b)に示すように、回転子鉄心12は、セグメント磁石11を配設する面と、磁極間に位置し、その外周部から回転子の径方向(径方向と記す)外側に突出する突起部と、回転軸を通す孔とを有している。
また、回転子鉄心12は、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とが、回転子の軸方向(軸方向と記す)で重ねられて形成されている。
第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とは、それぞれ軸方向に向かって同じ断面形状を有し、それぞれの突起部の形状が異なる。
また、図2(a)において、T121は、第1の回転子鉄心121の軸方向の厚さであり、T122は第2の回転子鉄心122の軸方向の厚さである。
次に、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122との形状について、詳細に説明する。
図2に示すように、第1の回転子鉄心121の突起部は、セグメント磁石11における回転子の周方向(周方向と記す)の端部との間に空隙を形成して配置している第1の突起部131である。セグメント磁石11における周方向の端部と第1の突起部131との間の空隙が極間空隙14となっている。
極間空隙14は、径方向において一定であるか、あるいは径方向の外側に向かって幅広になっていくことが好ましい。
また、図2(b)では、第1の突起部131のA−A断面での形状を示している。
図2(b)に示すように、第1の突起部131は、周方向の側面が、セグメント磁石11の周方向の側面と平行であり、径方向外側に向かって幅広になるような形状になっている。
図3は、本発明の実施の形態1に係わる第2の回転子鉄心の正面断面における部分拡大模式図である。
図2と図3とに示すように、第2の回転子鉄心122の突起部は、径方向の内側の部分(内側部と記す)15aと内側部15aの径方向の外側の部分(外側部と記す)15bとがあり、内側部15aの周方向の側面が、セグメント磁石11と当接する当接面となっている第2の突起部132である。
図3に示すように、内側部15aの径方向の高さが、セグメント磁石11における周方向の端部の厚さよりも小さくなっている。
また、第2の突起部132における外側部15bは、径方向の外側に向かって幅が狭くなる形状であり、セグメント磁石11との間に空隙を形成しており、この空隙が極間空隙14となっている。
次に、回転子鉄心12における、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122との、配置形態及び配分割合について説明する。
図1に示した回転子10の回転子鉄心12は、軸方向の中央部が第1の回転子鉄心121であり、軸方向の両端部が第2の回転子鉄心122である。
図4は、本発明の実施の形態1に係わる回転子の回転子鉄心における、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心との、別の配置形態を示す側面模式図である。
図4(a)に示す回転子10aの回転子鉄心は、軸方向の中央部の1箇所が第2の回転子鉄心122であり、その他の部分が第1の回転子鉄心121である。
また、図4(b)に示す回転子10bの回転子鉄心は、軸方向の、中央部の1箇所と両端部とが第2の回転子鉄心122であり、その他の部分が第1の回転子鉄心121である。
また、図示しないが、回転子鉄心は、軸方向の中央部が第2の回転子鉄心122であり、軸方向の両側部が第1の回転子鉄心121であっても良く、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とを複数ずつ交互に配置しても良い。
図5は、本発明の実施の形態1に係わる回転子において、2段の段スキューを施した場合の回転子鉄心における、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心との配置形態を示す側面模式図である。
図5(a)に示す回転子10cは、図1に示した、軸方向の中央部が第1の回転子鉄心121であり、軸方向の両端部が第2の回転子鉄心122である回転子鉄心12と同様の回転子構造体を、段スキューを施して2段重ねしたものである。
図5(b)に示す回転子10dは、図4(a)に示した、軸方向の中央部の1箇所が第2の回転子鉄心122であり、その他の部分が第1の回転子鉄心121である回転子鉄心と同様の回転子構造体を、段スキューを行って2段重ねたものである。
この段スキューは、磁束漏れの低減と、磁石の位置決め精度との兼ね合いにより、適宜行えば良い。
本実施の形態では、回転子鉄心における、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122との配分割合は、第1の回転子鉄心121の軸方向の厚さT121の合計が、第2の回転子鉄心122の軸方向の厚さT122の合計より大きくなるようにするのが好ましい。
図4と図5とは、回転子の側面模式図であるが、各構成部品を明確にするため、ハッチングを施している。
本実施の形態において、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とは、薄肉の磁性体を軸方向に複数枚積層した構造である。ここで、薄肉の磁性体としては、電磁鋼板、冷間圧延鋼板(SPCC)等が挙げられる。
第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とは、それぞれ別に打ち抜かれて積層されたものを後から合わせても良いし、あるいは、打ち抜き金型に可動機構を設け、連続に積層しても良い。
本実施の形態で用いられるセグメント磁石11としては、磁力の大きさによって様々あるが、希土類焼結磁石、フェライト焼結磁石、希土類材料またはフェライト材料と樹脂とを混練して形成されるボンド磁石等が、挙げられる。
また、セグメント磁石11の形状は、外周と内周とがともに円弧である瓦型、外周面が円弧であり内周面が直線であるかまぼこ型、外周と内周とがともに直線である平板型の内のいずれであっても良い。回転子鉄心の、セグメント磁石11を配設する面の形状は、採用される磁石の内周側の形状に対応している。
また、セグメント磁石11の周方向の幅は、磁極ピッチより狭くなっている。
次に、本実施の形態の表面磁石型回転子の製造方法について説明する。
まず、薄肉の磁性体を打ち抜き、それを積層して形成した、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを、軸方向の所定の位置に配置し、回転子鉄心を形成する。
次に、回転子鉄心の中心部にあって軸方向に貫通する孔に回転軸を挿入し、回転子鉄心に回転軸を固定する。
次に、第2の回転子鉄心の第2の突起部における内側部の周方向の側面に、セグメント磁石の周方向端部を当接させるとともに、セグメント磁石を接着剤で回転子鉄心に固着して、表面磁石型回転子を作製する。
必要に応じて、セグメント磁石の外周側に、飛散防止部材を設ける。
次に、本実施の形態の永久磁石型回転電機について説明する。
本実施の形態の永久磁石型回転電機は、回転子と、この回転子の外周部と所定の間隔を空けて内周部を対向させて配設されている固定子とを備えている。
本実施の形態の永久磁石型回転電機の回転子は、表面磁石型回転子であり、例えば、上述した、回転子10、回転子10a、回転子10b、回転子10c、回転子10d、軸方向の中央部が第2の回転子鉄心122であり軸方向の両側部が第1の回転子鉄心121である回転子鉄心を用いた回転子、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とを複数ずつ交互に配置した回転子鉄心を用いた回転子の、いずれかである。
本実施の形態の永久磁石型回転電機の固定子は、薄肉の磁性体を軸方向に複数積層して形成され且つ外周部を形成するヨークとヨークの内周から径方向内側に突出する複数のティースとでなる固定子鉄心と、ティース間のスロットに設置される絶縁体と、この絶縁体を介してティースに巻回される固定子巻線とを備えている。
図6は、本発明の実施の形態1に係わる永久磁石型回転電機の一実施例を示す正面断面模式図である。
図6に示す永久磁石型回転電機は、極数が8でスロット数が48の永久磁石型回転電機30である。すなわち、各極が6スロットを占有することになる。
この永久磁石型回転電機30の回転子は、図1及び図2に示した回転子10であり、図2と同様の、A−A断面の形状を示している。
しかし、この実施例においても、回転子は、上述した、回転子10a、回転子10b、回転子10c、回転子10d、軸方向の中央部が第2の回転子鉄心122であり軸方向の両端部が第1の回転子鉄心121である回転子鉄心を用いた回転子、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とを複数ずつ交互に配置した回転子鉄心を用いた回転子の、いずれかであっても良い。
また、この永久磁石型回転電機30の固定子20は、固定子鉄心21が上記構成であり、固定子巻線22が、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222とからなり、互いに隣り合うスロットに絶縁体を介して配置されている。そして、各群の三相巻線221,222は、6個のティースに跨って巻回されている。
ここで、1群、2群とは1磁極を構成する群のことを示す。n群の多相巻線群を構成する場合、スロット数÷(相数×極数)が群数nの整数倍である必要がある。
本実施例では8極48スロットの三相の回転電機について示しているので、2群を構成するのに必要なスロット数は、48スロット÷(三相×8極)=2となり、n群多相巻線群を構成するのに必要なスロット数と合致する。すなわち、図10に示すような、電気角180度分(1磁極分)の巻線の並びを見た場合、各相の巻線が2スロットを占有し、各相は1群と2群にわかれることになる。
また、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222とは、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222とを鎖交する磁路55の一部を互いに共有するように配置されている。
各群の三相巻線では、図による説明は省略するが、U相V相W相が電気角で120度のピッチで配置されている。
本実施例では、各群の三相巻線221,222は、一相の巻線が6個のティースに跨って巻回されているが、1個のティース毎に巻回されていても良い。また、本実施例では、三相巻線としたが、多相巻線でも良い。
一般に、永久磁石型回転電機の固定子における、上記のような構成である固定子巻線22は、1台のインバータに対して、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222とが直列あるいは並列で接続される。
しかし、本実施の形態の永久磁石型回転電機30は、固定子巻線22における、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222とが、別々のインバータに接続され、駆動される。もちろん、本実施の形態の永久磁石型回転電機30においても、1台のインバータに対して、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222とが直列あるいは並列で接続されていても良い。
図7は、本発明の実施の形態1に係わる永久磁石型回転電機を駆動させるコントロールユニットを説明する図である。
図7では、簡単のためコントロールユニット(ECUと記す)40における詳細な部分は省略し、主にインバータのパワー回路部を示している。
ECU40は2台のインバータ回路から構成されており、1群のインバータ401から1群の三相巻線221へ三相の電流を供給し、2群のインバータ402から2群の三相巻線222に三相の電流を供給する。
図7では、三相巻線がY結線で接続されているが、Δ結線でも良い。
ECU40にはバッテリー等の電源1から直流電源が供給されており、電源ノイズ除去用のコイル2を介して、電源リレー411,412が接続されている。
各電源リレー411,412は、それぞれ2個のMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)で構成されており、ECU40の故障時等には、電源リレー411あるいは電源リレー412を開放して、ECU40に過大な電流が流れないようにする。
なお、図7では、電源1、コイル2、電源リレー411,412の順に接続されているが、電源リレー411,412をコイル2よりも電源1に近い位置に設けても良い。
1群のインバータ401の入力側に接続されたコンデンサ431と2群のインバータ402の入力側に接続されたコンデンサ432とは、ともに平滑コンデンサである。
図7では、コンデンサ431とコンデンサ432とは、それぞれ1個のコンデンサで構成されているが、複数のコンデンサを並列に接続して構成されていても良い。
インバータ401とインバータ402とは、それぞれ6個のMOS−FETを用いたブリッジで構成されている。
インバータ401では、MOS−FET441とMOS−FET442とが直列接続され、MOS−FET443とMOS−FET444とが直列接続され、MOS−FET445とMOS−FET446とが直列接続されており、さらに、この3組のMOS−FETの直列接続体が並列に接続されている。
また、MOS−FET442のグランド(GND)側にはシャント抵抗451が接続され、MOS−FET444のGND側にはシャント抵抗452が接続され、MOS−FET446のGND側にはシャント抵抗453が接続されている。これらシャント抵抗は電流値の検出に用いられる。
本実施の形態では、シャント抵抗が3個の例を示したが、電流検出が可能であれば、シャント抵抗は、2個であっても良く、1個であっても良い。
また、インバータ401は、MOS−FET441とMOS−FET442との接続部から、バスバー等を通じて、永久磁石型回転電機の1群の三相巻線221を構成するU1相へ電流を供給し、MOS−FET443とMOS−FET444との接続部から、バスバー等を通じて、永久磁石型回転電機の1群の三相巻線221を構成するV1相へ電流を供給し、MOS−FET445とMOS−FET446との接続部から、バスバー等を通じて、永久磁石型回転電機の1群の三相巻線221を構成するW1相へ電流を供給する。
インバータ402もインバータ401と同様の構成となっている。
インバータ402では、MOS−FET461とMOS−FET462とが直列接続され、MOS−FET463とMOS−FET464とが直列接続され、MOS−FET465とMOS−FET466とが直列接続されており、さらに、この3組のMOS−FETの直列接続体が並列に接続されている。
また、MOS−FET462のGND側にはシャント抵抗471が接続され、MOS−FET464のGND側にはシャント抵抗472が接続され、MOS−FET466のGND側にはシャント抵抗473が接続されている。これらシャント抵抗は電流値の検出に用いられる。
本実施の形態では、シャント抵抗が3個の例を示したが、電流検出が可能であれば、シャント抵抗は、2個であっても良く、1個であっても良い。
また、インバータ402は、MOS−FET461とMOS−FET462との接続部から、バスバー等を通じて、永久磁石型回転電機の2群の三相巻線222を構成するU2相へ電流を供給し、MOS−FET463とMOS−FET464との接続部から、バスバー等を通じて、永久磁石型回転電機の2群の三相巻線222を構成するV2相へ電流を供給し、MOS−FET465とMOS−FET466との接続部から、バスバー等を通じて、永久磁石型回転電機の2群の三相巻線222を構成するW2相へ電流を供給する。
インバータ401とインバータ402とは、永久磁石型回転電機に備えられた回転角度センサ3によって検出した回転角度に応じて制御回路(図示しない)から、各インバータを構成するMOS−FETに信号を送ることでスイッチングし、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222に所望の相電流を供給する。
用いられる回転角度センサ3には、レゾルバ、ホールセンサ、GMRセンサ、MRセンサ等が挙げられる。
本実施の形態の回転子は、回転子鉄心12に突起部が設けられており、永久磁石型回転電機に用いた場合、セグメント磁石11によるマグネットトルクだけではなく、回転子の突極性を利用したリラクタンストルクを得ることができる。
リラクタンストルクは、磁極の中心を通るd軸と極間を通るq軸とのインダクタンスの差が大きいほど大きくなる。本実施の形態の回転子は、回転子鉄心12が、磁性体による突起部を、磁極間に張り出しているので、q軸のインダクタンスが大きくなり、d軸とのインダクタンスの差を大きくできる。
また、本実施の形態の回転子は、回転子鉄心12が、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122とで形成されている。
そして、第1の回転子鉄心121とセグメント磁石11との間に極間空隙14が設けられており、セグメント磁石と回転子鉄心との間の磁気抵抗を上げ、セグメント磁石の漏れ磁束を減らすので、永久磁石型回転電機に用いた場合、マグネットトルクを十分に引き出すことができ、永久磁石型回転電機の小型化と高性能化とが図れる。
また、第2の回転子鉄心122が、第2の突起部132を張り出しているので、リラクタンストルクを得るとの効果がある。そして、第2の突起部132における内側部15aの周方向の側面が、セグメント磁石11との当接面となるので、セグメント磁石の周方向の位置決めが容易になる。
また、第1の突起部131と第2の突起部132とは、塑性変形する必要がないので、回転子の製造時に、第1の突起部131と第2の突起部132とから、セグメント磁石11に応力が加わることがほとんどなく、セグメント磁石11に割れや欠けが発生することがない。
また、第2の回転子鉄心122は、第2の突起部132の当接面による磁石の漏れ磁束が考えられるが、当接面の径方向の高さが、セグメント磁石11の端部の厚さより低く、且つ外側部15bが、径方向外側に向かって幅が狭くなる形状であるので、第2の突起部132の先端側とセグメント磁石11との間にも極間空隙14があり、漏れ磁束を減らすので、永久磁石型回転電機に用いた場合、マグネットトルクを十分に引き出すことができる。
また、第1の回転子鉄心121と第2の回転子鉄心122との配分割合として、第2の回転子鉄心122の軸方向の厚さT122の合計を、第1の回転子鉄心121の軸方向の厚さT121の合計より小さくしているので、セグメント磁石の周方向の位置決め機能を果たしつつ、漏れ磁束をより抑えることができる。
本実施の形態の永久磁石型回転電機は、上記形態の回転子を用いたものであり、上記のように、セグメント磁石の漏れ磁束を減らし、マグネットトルクを十分に引き出すとともに、リラクタンストルクが得やすいので、マグネットトルクとリラクタンストルクの双方を活用した、高トルク化と高出力化と小型化と低コスト化とを図ることができるものである。
特に、固定子の巻線が分布巻きの永久磁石型回転電機の場合、これらの効果が顕著である。
次に、図6に示した永久磁石型回転電機30に、図7に示したECU40を接続した構成について説明する。
ECU40における、1群のインバータ401は、永久磁石型回転電機30の1群の三相巻線221に3相の電流を流し、2群のインバータ402は、永久磁石型回転電機30の2群の三相巻線222に3相の電流を流す。
本実施の形態では、回転子側が発生する起磁力高調波に5次、7次(電気角360度周期の成分を1次とした場合)の成分が含まれていたとしても、1群の三相巻線221及び2群の三相巻線222の電流の位相を変化させることで、固定子側の起磁力波形の5次、7次の成分をなくす、あるいは非常に小さくすることができる。
具体的には、1群の三相巻線221及び2群の三相巻線222の各々に流れる電流の位相差を、電気角20度〜40度、望ましくは電気角30度にすると、トルクリップルの6次成分(電気角360度周期の成分を1次とした場合)が大幅に低減できる。
この位相差は永久磁石型回転電機の駆動状態に応じて変化させても良いし、例えば電気角30度に固定しても良い。
位相差を電気角30度とした時は、巻線係数が等価的に向上し、永久磁石型回転電機のトルクが向上するので、少ない磁石使用量で大きなトルクを得ることができ、永久磁石型回転電機の低コスト化が図れる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心の第1の突起部と第2の回転子鉄心の第2の突起部との領域を示す正面模式図である。
図8に示すように、本実施の形態の表面磁石型回転子(回転子と記す)50aは、第2の突起部132の径方向の高さが、第1の突起部131の径方向の高さより低くなっている以外、実施の形態1の回転子10と同様である。
本実施の形態の回転子50aは、第2の突起部132とセグメント磁石11との間の磁束漏れをさらに減らすことができ、永久磁石型回転電機に用いた場合、マグネットトルクを十分に引き出すので、永久磁石型回転電機の、さらなる、高トルク化と小型化と低コスト化とを図ることができる。
本実施の形態の、第2の突起部132の径方向の高さが、第1の突起部の径方向の高さより低くなっている構造は、実施の形態1にある、その他の回転子にも適用でき、同様な効果を奏する。
また、本実施の形態の構造の回転子は、実施の形態1の永久磁石型回転電機の回転子として用い、実施の形態1の永久磁石型回転電機と同様な効果を奏する。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心の第1の突起部と第2の回転子鉄心の第2の突起部との領域を示す正面模式図である。
図9に示すように、本実施の形態の表面磁石型回転子(回転子と記す)50bは、第1の突起部131の径方向の高さと第2の突起部132の径方向の高さとが、隣接するセグメント磁石の外周円弧を結ぶ接線よりも低くなっている以外、実施の形態1の回転子10と同様である。
本実施の形態の回転子50bは、セグメント磁石11の外周側に、薄肉の飛散防止部材16を設けているが、各突起部131,132と飛散防止部材16との干渉を避けることができ、飛散防止部材16のセグメント磁石11を固定する力を強くすることができる。
飛散防止部材16としては、SUS管やフィルム等が挙げられ、飛散防止部材16の形状は、略円筒状か、セグメント磁石の外周形状に沿う形状である。
本実施の形態の構造は、実施の形態1にある、その他の回転子にも適用でき、同様な効果を奏する。また、本実施の形態の構造は、実施の形態2の回転子にも適用でき、同様の効果を奏する。
また、本実施の形態の構造の回転子は、実施の形態1の永久磁石型回転電機の回転子として用い、実施の形態1の永久磁石型回転電機と同様な効果を奏する。
本実施の形態では、第1の突起部131の径方向の高さと第2の突起部132の径方向の高さとの両方の高さが、隣接するセグメント磁石の外周円弧を結ぶ接線よりも低くなっているが、どちらか一方の高さが、隣接するセグメント磁石の外周円弧を結ぶ接線よりも低くなっていれば良い。飛散防止部材16を低くなった突起部の部分を通過するように設置することにより、同様な効果を奏する。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心の第1の突起部と第2の回転子鉄心の第2の突起部との領域を示す正面模式図である。
図10は、併せて固定子20も示しており、永久磁石型回転電機30cの一部分の正面模式図となっている。但し、固定子20は断面図となっている。
図10に示すように、本実施の形態の表面磁石型回転子(回転子と記す)50cは、第1の突起部131に径方向に凹み軸方向に延在する第1の突起部の溝161を形成し、第2の突起部132に径方向に凹み軸方向に延在する第2の突起部の溝162を形成した以外、実施の形態2の回転子50aと同様である。
本実施の形態の回転子50cは、q軸方向のインダクタンスをほとんど減らすことなく、セグメント磁石間の漏れ磁束を減らすことができる。
本実施の形態の構造は、実施の形態2にある、その他の回転子にも適用でき、同様の効果を奏する。また、実施の形態1の回転子及び実施の形態3の回転子にも適用でき、同様の効果を奏する。
特に、第1の突起部の溝161は第1の突起部131の幅の中央に形成し、第2の突起部の溝162は第2の突起部132の幅の中央に形成するのが好ましい。
また、本実施の形態の構造の回転子は、実施の形態1の永久磁石型回転電機の回転子として用い、実施の形態1の永久磁石型回転電機と同様な効果を奏する。
特に、本実施の形態の回転子を用いた永久磁石型回転電機は、実施の形態1のECU40で制御される場合に、より大きな効果を発揮する。
次に、本実施の形態の構造が発揮するより大きな効果を、図10に例示した永久磁石型回転電機30cを用いて、説明する。
固定子20に、1群の三相巻線221と2群の三相巻線222とを交互に配置し、それぞれの群の三相巻線221,222を、別のインバータで駆動すると、1群の三相巻線221及び2群の三相巻線222を相互に干渉する磁束(相互干渉磁束と記す)60が発生する。
この相互干渉磁束60は、各三相巻線221,222に流れる電流を振動させ、永久磁石型回転電機の制御に影響する。
相互干渉磁束60は、固定子内のみを通るものもあるが、図10に示すように、回転子鉄心12を通るものもある。
本実施の形態の回転子50cは、第1の回転子鉄心の第1の突起部131に径方向に凹み軸方向に延在する第1の突起部の溝161が形成され、第2の回転子鉄心の第2の突起部132に径方向に凹み軸方向に延在する第2の突起部の溝162が形成されているので、これらの溝161,162が磁気抵抗となり、相互干渉磁束60を低減することができ、永久磁石型回転電機を制御しやすくなり、永久磁石型回転電機のトルクリップル等を抑えた駆動が容易となる。
そして、本実施の形態の構造を適用した、実施の形態1から実施の形態3のいずれかの回転子を用いた永久磁石型回転電機も、同様な効果を奏する。
実施の形態5.
図11は、本発明の実施の形態5に係わる表面磁石型回転子における第2の回転子部分の正面断面模式図である。
図11では、本実施の形態の表面磁石型回転子(回転子と記す)50dにおける、第2の回転子鉄心122の部分の断面を示している。
図11に示すように、本実施の形態の回転子50dは、第2の回転子鉄心122が、第1の突起部131と第2の突起部132とを備えており、第1の突起部131と第2の突起部132とが、第2の回転子鉄心122の外周部に交互に設けられている以外、実施の形態1の回転子10と同様である。
本実施の形態の回転子50dでは、セグメント磁石11の周方向の位置決めは、1極おきに設けられた第2の突起部132で行う。
具体的には、セグメント磁石11の周方向の位置決めは、1つの第2の突起部132の両側にあるセグメント磁石11を、1つの第2の突起部132方向に寄せて、内側部15aに当接させることにより行う。
本実施の形態の回転子50dは、第2の突起部132の個数を減らせるので、セグメント磁石11と第2の突起部132との間の漏れ磁束を低減でき、永久磁石型回転電機に用いた場合、マグネットトルクを十分に引き出すことができる。
セグメント磁石11の周方向の位置のばらつきが大きい場合、ギャップの磁束分布が非対称となり、永久磁石型回転電機に用いた場合、コギングトルクが増大し、特に固定子のスロット数と同数の脈動が増える。
しかし、本実施の形態の回転子50dは、隣り合うセグメント磁石が互いに逆向きになるように位置決めして配置されているので、磁束分布の非対称性がキャンセルされ、永久磁石型回転電機に用いた場合、コギングトルクを低く抑えることができる。
本実施の形態の構造は、実施の形態1にある、その他の回転子にも適用でき、同様な効果を奏する。
また、本実施の形態の構造は、実施の形態2から実施の形態4のいずれの回転子にも適用でき、同様な効果を奏する。
また、本実施の形態の構造の回転子は、実施の形態1の永久磁石型回転電機の回転子として用い、実施の形態1の永久磁石型回転電機と同様な効果を奏する。
実施の形態6.
図12は、本発明の実施の形態6に係わる表面磁石型回転子における第2の回転子部分の正面断面模式図である。
図12では、本実施の形態の表面磁石型回転子(回転子と記す)50eにおける、第2の回転子鉄心122の部分の断面を示している。
図12に示すように、本実施の形態の回転子50eは、第2の回転子鉄心122における第2の突起部132間の間隔を、セグメント磁石11の幅より広くしている。
セグメント磁石11は、反時計回り方向に寄って第2の突起部132の一方側の内側部15aのみに当接している。また、セグメント磁石11と第2の突起部132の周方向他方側との間に空隙を形成している。この空隙が極間空隙14となる。
図12では、セグメント磁石11を反時計回り方向に寄せているが、時計回り方向に寄せても良い。
すなわち、本実施の形態の回転子50eは、第2の回転子鉄心122における第2の突起部132の間隔を、セグメント磁石11の幅より広くし、各セグメント磁石11を、周方向において、同方向に寄せて、第2の突起部132の一方側の内側部15aのみに当接させているとともに、セグメント磁石11と第2の突起部132の周方向の他方側との間に空隙を形成している以外、実施の形態1の回転子10と同様である。このセグメント磁石11と第2の突起部132の周方向他方側との間の空隙が極間空隙14となっている。
本実施の形態の回転子50eは、セグメント磁石11を寄せる方向が同方向であるので、回転子の組立が容易になり、治工具の構成が簡単になるので、回転子の低コスト化が図れる。それと、実施の形態5の回転子と同様、永久磁石型回転電機に用いた場合、コギングトルクを低減できる。
本実施の形態の構造は、実施の形態1にある、その他の回転子にも適用でき、同様な効果を奏する。
また、本実施の形態の構造は、実施の形態2から実施の形態4のいずれの回転子にも適用でき、同様な効果を奏する。
また、本実施の形態の構造の回転子は、実施の形態1の永久磁石型回転電機の回転子として用い、実施の形態1の永久磁石型回転電機と同様な効果を奏する。
実施の形態7.
図13は、本発明の実施の形態7に係わる表面磁石型回転子における、第1の回転子鉄心部分と第2の回転子鉄心部分との正面断面模式図である。
図13において、上半分は、第1の回転子鉄心121の部分の断面を示しており、下半分は、第2の回転子鉄心122の部分の断面を示している。
図13に示すように、本実施の形態の表面磁石型回転子(回転子と記す)50fは、磁極の半数が回転子鉄心によって構成されている以外。
すなわち、本実施の形態の回転子50fは、第1の回転子鉄心121が、セグメント磁石11の間に、幅が略磁極幅であり外周が回転子の外周と略等しい、第1の突起部131を有しており、第2の回転子鉄心122が、セグメント磁石11の間に、幅が略磁極幅であり外周が回転子の外周と略等しい、第2の突起部132を有している以外、実施の形態1の回転子10と同様である。
また、本実施の形態の回転子50fは、セグメント磁石11が全て同極(例えば、N極)となっており、第1の突起部131および第2の突起部132が、セグメント磁石11と逆の極(例えば、S極)を擬似的に形成しており、実施の形態1の回転子10と同じ極数(8極)の回転子を、半分の個数のセグメント磁石11で構成している。
また、磁極となっている、第1の突起部131と第2の突起部132との、周方向両端部の形状は、実施の形態2から実施の形態4のいずれかの回転子鉄心の両端部の形状と、同様であっても良い。
すなわち、第1の突起部131は、その周方向の両端とセグメント磁石11との間に、空隙が設けて配置しており、この空隙が極間空隙14となっている。
そして、第2の突起部132は、内側部15aと外側部15bとで形成されており、内側部15aの周方向の両側面が、セグメント磁石11との当接面となっている。
本実施の形態の回転子50fは、セグメント磁石の使用量を減らしており、永久磁石型回転電機に用いた場合、固定子と回転子との間の磁気的なギャップが減り、インダクタンスが向上しているので、リラクタンストルクの作用を特に大きくでき、弱め界磁での永久磁石型回転電機の稼動を可能にし、高出力の永久磁石型回転電機を実現できる。
また、セグメント磁石の個数が減っているので、セグメント磁石の、接着工程と位置決め工程とが短くなり、回転子の低コスト化が図れる。
本実施の形態の構造は、実施の形態1にある、その他の回転子にも適用でき、同様な効果を奏する。
また、本実施の形態の構造の回転子は、実施の形態1の永久磁石型回転電機の回転子として用い、実施の形態1の永久磁石型回転電機と同様な効果を奏する。
また、本実施の形態の回転子は、セグメント磁石が全て同極となっているが、隣り合うセグメント磁石の磁極の向きを反対にし、例えば、N極磁石―突起部―S極磁石―突起部を繰り返す配置にしても良く、この回転子は4極の回転子となり、永久磁石型回転電機に用いた場合、4極のマグネットトルクと4極のリラクタンストルクを利用することができる。
実施の形態8.
本実施の形態の電動パワーステアリング装置は、実施の形態1の永久磁石型回転電機を、ステアリングホイールの操舵力にアシストトルクを加えるモータとして用いたものである。
本実施の形態の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールの操舵力にアシストトルクを加えるモータが、小型・高出力であるので、小型化と滑らかな操舵を実現できる。
本実施の形態の電動パワーステアリング装置には、実施の形態2から実施の形態7のいずれの永久磁石型回転電機も用いることができ、同様な効果を奏する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明に係わる表面磁石型回転子は、セグメント磁石の漏れ磁束を減らしてマグネットトルクを向上させるとともに、リラクタンストルクを利用して磁石使用量を抑え、且つ、セグメント磁石の周方向の位置決めを容易に行うことができるものであるので、小型化と高性能化と低コストとが要求される永久磁石型回転電機に用いられる。
10,10a,10b,10c,10d 回転子、11 セグメント磁石、
12 回転子鉄心、14 極間空隙、15a 内側部、15b 外側部、
16 飛散防止材、20 固定子、21 固定子鉄心、22 固定子巻線、
30,30c 永久磁石型回転電機、40 ECU、
50a,50b,50c,50d,50e,50f 回転子、55 鎖交する磁路、
60 相互干渉磁束、121 第1の回転子鉄心、122 第2の回転子鉄心、
131 第1の突起部、132 第2の突起部、161 第1の突起部の溝、
162 第2の突起部の溝、221 1群の三相巻線、222 2群の三相巻線、
401 1群のインバータ、402 2群のインバータ。

Claims (14)

  1. 回転軸の外周に嵌合されている、磁性体で成る回転子鉄心と、上記回転子鉄心の外周面に配置されている、磁極ピッチより短い幅を有する複数のセグメント磁石とを備えた表面磁石型回転子であって、
    上記回転子鉄心が、磁極間に位置し且つ上記回転子鉄心の外周部から上記回転子の径方向の外側に突出する複数の突起部を有する、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを、上記回転子の軸方向で重ねて形成されており、
    上記第1の回転子鉄心に形成された突起部が、上記セグメント磁石における上記回転子の周方向の端部との間に空隙を形成している第1の突起部であり、
    上記第2の回転子鉄心に形成された突起部が、上記径方向の内側の部分である内側部と上記内側部の上記径方向の外側の部分である外側部とで成り、上記内側部の上記周方向の側面が上記セグメント磁石と当接する当接面となっており、上記外側部と上記セグメント磁石における上記周方向の端部との間に空隙を形成している第2の突起部である表面磁石型回転子。
  2. 上記第1の回転子鉄心の上記軸方向の厚さの合計が、上記第2の回転子鉄心の上記軸方向の厚さの合計より、大きいことを特徴とする請求項1に記載の表面磁石型回転子。
  3. 上記第2の突起部の上記径方向の高さが、上記第1の突起部の上記径方向の高さより、低くなっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面磁石型回転子。
  4. 上記第1の突起部の上記径方向の高さと上記第2の突起部の上記径方向の高さとの少なくとも1つが、隣接する上記セグメント磁石の外周円弧を結ぶ接線よりも、低くなっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表面磁石型回転子。
  5. 上記第1の突起部に上記径方向に凹み上記軸方向に延在する第1の突起部の溝を形成し、上記第2の突起部に上記径方向に凹み上記軸方向に延在する第2の突起部の溝を形成していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表面磁石型回転子。
  6. 上記第2の突起部における上記内側部の径方向の高さが、上記セグメント磁石における上記周方向の端部の厚さよりも、低くなっていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表面磁石型回転子。
  7. 上記第2の突起部における上記外側部が、上記径方向の外側に向かって幅が狭くなる形状であることを特徴とする請求項6に記載の表面磁石型回転子。
  8. 上記第2の回転子鉄心が、上記第1の突起部と上記第2の突起部とを備えており、上記第1の突起部と上記第2の突起部とが、上記第2の回転子鉄心の外周部に交互に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表面磁石型回転子。
  9. 上記第2の回転子鉄心における上記第2の突起部の間隔を、上記セグメント磁石の幅より広くし、上記各セグメント磁石を、上記周方向における同方向に寄せて、上記第2の突起部の一方側の上記内側部のみに当接させているとともに、上記セグメント磁石と上記第2の突起部の上記周方向の他方側との間に空隙を形成していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表面磁石型回転子。
  10. 上記第1の回転子鉄心が、上記セグメント磁石の間に、幅が略磁極幅であり外周が上記回転子の外周と略等しい上記第1の突起部を有しており、上記第2の回転子鉄心が、上記セグメント磁石の間に、幅が略磁極幅であり外周が上記回転子の外周と略等しい上記第2の突起部を有していることを特徴とする請求項1に記載の表面磁石型回転子。
  11. 回転子と、上記回転子の外周部と所定の間隔を空けて内周部を対向させて配設されている固定子とを有する永久磁石型回転電機であって、
    上記固定子が、磁性体で形成され且つ外周部を形成するヨークと上記ヨークの内周から径方向内側に突出する複数のティースとでなる固定子鉄心と、上記ティース間のスロットに設置される絶縁体と、上記絶縁体を介して上記ティースに巻回される固定子巻線とを備えており、
    上記回転子が、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の表面磁石型回転子であることを特徴とする永久磁石型回転電機。
  12. 上記固定子巻線が、複数群の多相巻線で形成しており、上記複数群の数をnとしたとき、スロット数÷(相数×極数)が群数nの整数倍であり、
    且つ、上記固定子巻線が、複数の上記ティースに跨って巻回されるとともに、上記複数群の多相巻線は、各群の上記多相巻線を鎖交する磁路の一部を互いに共有するように配置されており、
    上記各群の多相巻線が独立した駆動回路で駆動されることを特徴とする請求項11に記載の永久磁石型回転電機。
  13. ステアリングホイールの操舵力にアシストトルクを加えるモータとして、請求項11または請求項12に記載の永久磁石型回転電機を用いたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  14. 薄肉の磁性体を打ち抜き上記磁性体を積層して形成した、上記第1の回転子鉄心と上記第2の回転子鉄心とを、上記軸方向の所定の位置に配置し、上記回転子鉄心を形成する工程と、
    上記回転子鉄心の中心部にあって上記軸方向に貫通する孔に上記回転軸を挿入し、上記回転子鉄心に上記回転軸を固定する工程と、
    上記第2の回転子鉄心における上記第2の突起部の内側部に、上記セグメント磁石の上記周方向の端部を当接させるとともに、上記セグメント磁石を接着剤で上記回転子鉄心に固着する工程とを備え、
    上記各工程を順番に行うことを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の表面磁石型回転子の製造方法。
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