JPWO2008126704A1 - 金型鋳造装置における上金型の下金型に対する動作方法および該動作方法に用いられる金型鋳造装置 - Google Patents

金型鋳造装置における上金型の下金型に対する動作方法および該動作方法に用いられる金型鋳造装置 Download PDF

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Abstract

上金型の型開きを安定して行うことができる金型鋳造装置における上金型の動作方法を提供する。保持炉内の溶融金属をストークを介して上下金型からなる金型内に注湯して鋳物製品を製造する金型鋳造装置における前記上金型の前記下金型に対する動作方法であって、昇降フレームに取り付けられた金型開閉機構であって、上金型が下部に取り付けられ該上金型を前記昇降フレーム及び前記下金型に関して昇降させて前記上下型の型合わせ及び型分離を行う上型昇降手段を備える金型開閉機構を有し、さらに前記上下金型間への中子セットと製品取出し用空間の形成を前記上型昇降手段の前記昇降フレームに関する上昇および前記昇降フレームの前記下金型に関する上昇によって行うようにした金型鋳造装置において、前記上金型を備える前記金型開閉機構が取り付けられた前記昇降フレームを前記下金型に関して固定した状態で、前記注湯を行い、かつ、その後に、前記固定した状態のまま、前記上型昇降手段を作動させて前記上金型を前記下金型から分離することを特徴とする上金型の下金型に対する動作方法。

Description

本発明は金型鋳造装置における上金型の動作方法および該動作方法に用いられる金型鋳造装置に関する。さらに詳しくは、上金型と下金型から成る水平割金型に保持炉内の溶融金属をストークを介して注入して鋳物製品を製造する金型鋳造装置において、前記上金型の型開きを安定して行うことができる上金型の動作方法および該動作方法に用いられる金型鋳造装置に関する。
従来より、上金型と下金型とからなる水平割金型に画成される製品キャビティに保持炉内の溶融金属をストークを介して注入し、鋳物製品を製造する金型鋳造装置がある。たとえば特開昭63−273561号公報に開示されている金型鋳造装置である。この金型鋳造装置においては、上金型は基台に載置される保持炉の回りに立設された4本のフレーム支柱に昇降可能に架設された上ダイベースの下面に取り付けられており、該フレーム支柱に固定される下ダイベース上の下金型とで製品キャビティを画成すべく上金型の下金型への当接と、上下金型間に中子セットと製品取出し用の空間を形成すべく上金型の上昇との両方の動作が、前記上ダイベースの昇降だけによって行われている。
上述した従来の構造の金型鋳造装置では、上ダイベースの昇降工程の距離が長いために、4本のフレーム支柱の高さは非常に高くならざるを得ない。これに伴って、フレーム支柱は大きな負荷が掛かると撓み易くなり、しかも、注湯後の上金型と下金型を分離する時にフレーム支柱に大きな力が掛かる。この結果、注湯後の上金型の開き(型開き)時にフレーム支柱が撓み、上金型が水平方向へずれて上金型と一緒に上昇する鋳物製品が下金型に干渉して損傷したり、下金型に塗布した塗型が剥離されるおそれがある。これらの問題は、上下金型が多数個の製品キャビティあるいは複雑な製品キャビティを有している場合に特に顕著である。加えて、上ダイベースの昇降工程の距離が長いために、上ダイベースを昇降させる油圧シリンダおよび油圧ユニットは大容量の大型で高価のものが必要である。
そこで、本出願人は、上ダイベースに代る昇降フレームの昇降工程の距離を長くしても、上金型に所定の工程を行なわせることができるように、上金型が取り付けられた金型開閉機構によって下金型に対する上金型の当接と分離を行い、さらに前記上下金型間への中子セットと製品取出し用空間の形成を前記金型開閉機構および前記上金型の上昇によって行うようにした上金型の動作方法およびその金型鋳造装置を提供している(特開2004−255406号公報参照)。
しかしながら、特開2004−255406号公報に記載の方法および装置の金型開閉機構により油圧シリンダおよび油圧ユニットの容量は大きくなくても良いが、型開き時に作動する力で動かないように、金型開閉機構のアクチュエータには上昇に必要な力より過大な力が要求される。とくにアクチュエータを電動式シリンダで実施しようとするにはかなりの大型化が避けられず高速化も困難となるという問題を残している。
本発明は、叙上の事情に鑑み、上金型の型開きを安定して行うことができる金型鋳造装置における上金型の動作方法および該動作方法に用いられる金型鋳造装置を提供することを目的とする。
本発明の金型鋳造装置における上金型の動作方法は、保持炉内の溶融金属をストークを介して上下金型からなる金型内に注湯して鋳物製品を製造する金型鋳造装置における前記上金型の前記下金型に対する動作方法であって、昇降フレームに取り付けられた金型開閉機構であって、上金型が下部に取り付けられ該上金型を前記昇降フレーム及び前記下金型に関して昇降させて前記上下型の型合わせ及び型分離を行う上型昇降手段を備える金型開閉機構を有し、さらに前記上下金型間への中子セットと製品取出し用空間の形成を前記上型昇降手段の前記昇降フレームに関する上昇および前記昇降フレームの前記下金型に関する上昇によって行うようにした金型鋳造装置において、前記上金型を備える前記金型開閉機構が取り付けられた前記昇降フレームを前記下金型に関して固定した状態で、前記注湯を行い、かつ、その後に、前記固定した状態のまま、前記上型昇降手段を作動させて前記上金型を前記下金型から分離することを特徴とする上金型の下金型に対する動作方法である。
また、本発明の金型鋳造装置は、保持炉内の溶融金属をストークを介して上下金型からなる金型内に注湯して鋳物製品を製造する金型鋳造装置であって、基台と、保持炉と、前記基台の上面のほぼ四隅に立設される4個の支柱と、この4個の支柱の上端間に架設される下ダイベースと、該下ダイベースに取り付けられ固定位置に位置されている下金型と、前記4個の支柱のうち対角線上に位置する2個の支柱のそれぞれに装着される上型昇降シリンダと、該上型昇降シリンダのロッドの上端間に架設された昇降フレームと、前記対角線と交差する対角線上に位置する2個の支柱のそれぞれに上下摺動自在にされかつ前記昇降フレームの下面に垂設されているとともに、前記昇降フレームを所定の位置に固定するために用いられる固定部が設けられる2本のガイドロッドと、前記昇降フレームに装着された金型開閉機構であって、その下部に上金型を取り付け可能であり、該上金型を前記昇降フレーム及び前記固定下金型に関して昇降させて前記上下型の型合わせ及び型分離を行う上型昇降手段を備える金型開閉機構と、前記昇降フレームの下方に装着され前記注湯後に前記上金型と前記下金型が分離された際に前記上金型に付着する鋳物製品を押し出して前記上金型から分離させる鋳物製品押出し機構とを含んでなり、前記金型開閉機構を取り付けた前記昇降フレームを前記ガイドロッドの前記固定部に固定可能に設けた金型鋳造装置である。
本発明によれば、金型開閉機構を下金型に近づいた状態で前記ガイドロッドの環状固定部を固定機構により係合して前記昇降フレームに装着される金型開閉機構を所定の位置に固定したのち、上金型を下金型から分離させることができるため、上金型を下金型から分離する時に上金型が水平方向へ大きくずれることがなくなり、上金型の型開きを安定して行うことができる。
また、上金型に昇降や開閉の工程を行なわせる動作を電動化した場合に、力が必要な型開きに大きなサーボモータを使わなくても上金型に所定の工程を行なわせることができるため、小型化や高速化が可能となる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の金型鋳造装置における上金型の動作方法およびその金型鋳造装置を説明する。図1〜2に示されるように、本発明の一実施の形態にかかわる金型鋳造装置は、定盤状の基台1と、該基台1の上面に設置される保持炉2と、前記基台1の上面の四隅に立設される4個の支柱3と、この4個の支柱3の上端間に架設される下ダイベース4と、該下ダイベース4に取り付けられている下金型5と、前記4個の支柱3のうち対角線上に位置する2個の支柱3のそれぞれに装着される上型昇降シリンダ6と、該上型昇降シリンダ6のロッド6aの上端間に架設された昇降フレーム7と、前記4個の支柱3のうち残り2個の支柱3(前記対角線と交差する対角線上に位置する2個の支柱3)のそれぞれに、たとえばホルダー8を介して上下摺動自在にされかつ前記昇降フレーム7の下面に垂設されているとともに、前記昇降フレーム7を所定の位置に固定するために用いられる固定部としての環状溝を有する環状固定部9aが設けられる2本のガイドロッド9と、前記昇降フレーム7に装着される金型開閉機構10と、該金型開閉機構10の下部に取り付けられている上金型11と、前記昇降フレーム7の下方に装着されているとともに前記上金型11から鋳物製品を押し出す鋳物製品押出し機構12と、前記ガイドロッド9の環状固定部9aに係合して前記昇降フレーム7に装着される金型開閉機構10を所定の位置に固定する固定機構13とを備えている。前記下金型5は、前記保持炉2にストーク(図示せず)を介して連通されている。前記上型昇降シリンダ6としては、たとえば電動式シリンダや、油圧シリンダ、空圧シリンダを適宜選定して用いることができる。
前記金型開閉機構10は、下金型5に対して上金型11を当接と分離させる機能を有する機構であって、前記上金型11が取り付けられた長方形板状の上ダイベース21と、上ダイベース21の上面に前記昇降フレーム7を上下に貫通して立設された一対の連結杆22と、前記昇降フレーム7に装着されかつロッドの先端が該連結杆22に連結されている一対の上型昇降手段23と、該上型昇降手段23を駆動する駆動源としての電動機24とから構成されている。この上型昇降手段23としては、たとえばウォームギヤとボールねじとを使用するボールジャッキとすることができる。また、電動機24としては、たとえばサーボモータを用いることができる。本実施の形態では、この一対の上型昇降手段23は連動して作動し前記電動機24とはトルクカップリング25により連結されている。
また、前記鋳物製品押出し機構12は、上金型11に貫装された複数の押出しピン26と、複数の押出しピン26を支持する支持板27と、前記押出しピン26および支持板27を下金型5を介して押し上げる複数(例えば、4本)のリタンーピン(図示せず)と、前記昇降フレーム7の下面に突設されかつ前記上ダイベース21に挿通されているとともに前記上ダイベース21および上金型11が前記上型昇降手段23によって上昇されるときに、相対的に支持板27を押し下げる複数の押出しバー28とから構成されている。なお、符号29は上型の押し出し動作スペースを確保した形状の上型取り付けベースである。
また、前記固定機構13は、前記上型昇降シリンダ6が収縮動作して上金型11を下降させ、上金型11を下金型5に近づけた所定の位置(下降端位置)で前記ガイドロッド9の固定部9aに係合して前記昇降フレーム7とともに該昇降フレーム7に装着される金型開閉機構10の上型昇降手段23を移動できないように固定する機能を有する機構であれば、本発明において、とくに限定されるものではないが、本実施の形態では、ガイドロッド9の下端部に、図2に示すように、環状固定部9aを設けているため、前記ガイドロッド9の下面に対向する基台1の上には該環状固定部9aと対称形状の環状溝を有する座1aが形成されており、固定機構13として油圧シリンダ31などの直動手段により開閉して環状固定部9aの環状溝に着脱できるハーフナット32が用いられている。また、前記環状固定部9aはガイドロッド9の下端部に設けられているが、下端部以外の部位に設けることもできる。また、前記固定機構13は、支柱3に設けられているが、たとえば基台1または該基台が載っている床面に設けることもできる。
つぎに、本実施の形態の金型鋳造装置における上金型の動作方法を説明する。図1は金型鋳造装置の原位置の状態であって、前記電動機24で駆動される金型開閉機構10における上型昇降手段23の上昇作動により上ダイベース21とともに上金型11が上昇されるとともに、2個の上型昇降シリンダ6の伸長作動により昇降フレーム7、金型開閉機構10および上金型11が上昇されている。この上金型11と下金型5とのあいだに中子セットと製品取出し用の空間が形成された原位置の状態のときに、下金型5に所定の中子(図示せず)がセットされる。
ついで、図3に示されるように、矢印Y1方向に2個の上型昇降シリンダ6を収縮作動させ、ガイドロッド9の下端が座1aの近くの所定の位置へ近づくまでガイドロッド9上の昇降フレーム7、金型開閉機構10および上金型11を下降させて上金型11を下金型5に近づける。
ついで、ガイドロッド9が下降端に達した後、図4〜5に示されるように、油圧シリンダ31を作動させハーフナット32をガイドロッド9の下端部に設けられる固定部9aと座1aを挟み込んで係合させ、支柱3に固定する。
ついで、図6に示されるように、矢印Y2方向に金型開閉機構10における上型昇降手段23の下降作動により上金型11を下降させて該上金型11を下金型5に当接し型合わせする。
ついで、図7に示されるように、密閉式の保持炉2内を加圧して溶融金属MをストークSを介して上金型11と下金型5とにより画成される製品キャビティに注入する。そして、キャビティ内の溶融金属が凝固するまで加圧を維持する。凝固した後に図8に示されるように、保持炉2内を排気してさらに鋳物製品を冷却する。
取り出せる温度まで鋳物製品が冷却された後、図9に示されるように、金型開閉機構10における上型昇降手段23の上昇動作により上金型11に鋳物製品Wを付着させた状態で上金型11を所定距離上昇させて下金型5から分離させる。
ついで、図10に示されるように、分離後ガイドロッド9の下部に設置される油圧シリンダ31を作動させハーフナット32と固定部9aとの係合を解除する。これにより、ガイドロッド9の固定は解除される。
ついで、ガイドロッド9の固定が解除されたのち、図11に示されるように、矢印Y4方向に2個の上型昇降シリンダ6を伸長作動して昇降フレーム7、金型開閉機構10および上金型11を上昇させ、上金型11と下金型5とのあいだに中子セットおよび製品取出し用空間を形成する。
ついで、図12〜13に示されるように、上金型11に付着される鋳物製品Wの下方に取出し装置の製品取出し部材41を進入させたのち、金型開閉機構10における上型昇降手段23を上昇作動させ、相対的に鋳物製品押出し機構12の押出しピン26を押出しバー28によって押し下げて上金型11から鋳物製品Wを製品取出し部材41の上に押し出して一サイクルを完了する。
ついで、図14に示されるように、製品取出し部材41の上に取り出された鋳物製品Wは装置本体外へと排出される。
本実施の形態では、前記下金型に対する前記上金型の当接と分離を上金型が取り付けられた金型開閉機構によって行い、さらに前記上下金型間への中子セットと製品取出し用空間の形成を前記金型開閉機構および前記上金型の上昇によって行うようにし、金型開閉機構が下金型に近づいた状態で上型昇降手段を固定してから金型開閉機構によって上金型を下金型から分離させるため、上金型を下金型から分離する時に上金型が水平方向へ大きくずれることがなくなり、上金型の型開きを安定して行うことができる。また、上型昇降手段が開閉力を直接受けることがないため昇降に必要な出力を持たせるだけでよく、小型化や高速化が可能となるばかりか消費エネルギーが少なくなるという優れた実用的効果を奏する。
本発明の実施の形態は単に例示的なものであり、発明をそれに限定するものではない。本発明の実施の形態に変更や変形を施すことが可能であることは、当業者にとって明白である。従って、本発明の真の範囲は、発明の技術的使用から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲によって定められるものである。
たとえば、本実施の形態では、上下金型5、11からなる水平割金型が用いられている金型鋳造装置について説明したが、本発明においては、これに限定されるものではない。たとえば上金型が水平方向に移動して型合わせされる上下金型からなる垂直割金型が用いられる金型鋳造装置とすることができる。また、本実施の形態では、保持炉2が基台1の上面に設置されているが、保持炉2を前記床面に設置することもできる。
また、本実施の形態では、ガイドロッド9の下端部に設けられる環状固定部9aを固定機構13としてハーフナット32を用いて上金型11を下金型5から分離するときに係合し、昇降フレーム7に装着される金型開閉機構10の上型昇降手段23が移動できないようにしているが、本発明においては、この環状固定部と該環状固定部に係合するハーフナットと同じ作用をする固定部と固定機構であれば、とくに環状固定部とハーフナットを用いるものに限定されるものではない。たとえば、図15〜16に示されるように、固定部としてガイドロッド51の下端部に孔52または溝を設けるとともに、固定機構として該孔52に出し入れできるテーパーキーなどの角度の付いた係合部材53と該係合部材53を駆動する油圧シリンダ54などの直動手段とを用いるとすることができる。また、前記孔52はガイドロッド51の下端部に設けるものに限定されるものではなく、該ガイドロッド51の下端部以外の部位に設けることもできる。
また、本実施の形態では、前記保持炉2内の溶融金属の上下金型の製品キャビティへの注入は、保持炉2内の溶融金属を加圧する方法によって行っているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、たとえば、上下金型の製品キャビティ内を減圧して吸引作用により注入することができる。
本発明の一実施の形態にかかわる金型鋳造装置の一部切り欠いた正面図である。 図1の環状固定部と固定機構の拡大図である。 図1の上金型の下降状態を説明する図である。 図3のガイドロッドの環状固定部とハーフナットとの係合状態を説明する図である。 図4の係合状態の拡大図である。 図4の上金型を下金型に閉じる状態を説明する図である。 図6の上下金型の製品キャビティへの注湯を説明する図である。 図7の鋳物製品の冷却状態を説明する図である。 図8の下金型から上金型を分離する型開きを説明する図である。 図9の型開き後のガイドロッドの環状固定部とハーフナットとの係合を解除した状態を説明する図である。 図10の上金型の上昇状態を説明する図である。 図11の上金型の下方に製品受取り部材を進入させる状態を説明する図である。 図12の上金型に付着している鋳物製品を製品受取り部材に押し出す状態を説明する図である。 図13の製品取出し部材上に取り出された鋳物製品を装置本体外へと排出する状態を説明する図である。 本発明の他の実施の形態にかかわる固定部と固定機構を示す拡大図である。 図15の固定部と固定機構の動作を説明する図である。

Claims (6)

  1. 保持炉内の溶融金属をストークを介して上下金型からなる金型内に注湯して鋳物製品を製造する金型鋳造装置における前記上金型の前記下金型に対する動作方法であって、
    昇降フレームに取り付けられた金型開閉機構であって、上金型が下部に取り付けられ該上金型を前記昇降フレーム及び前記下金型に関して昇降させて前記上下型の型合わせ及び型分離を行う上型昇降手段を備える金型開閉機構を有し、さらに前記上下金型間への中子セットと製品取出し用空間の形成を前記上型昇降手段の前記昇降フレームに関する上昇および前記昇降フレームの前記下金型に関する上昇によって行うようにした金型鋳造装置において、
    前記上金型を備える前記金型開閉機構が取り付けられた前記昇降フレームを前記下金型に関して固定した状態で、前記注湯を行い、かつ、その後に、前記固定した状態のまま、前記上型昇降手段を作動させて前記上金型を前記下金型から分離することを特徴とする上金型の下金型に対する動作方法。
  2. 保持炉内の溶融金属をストークを介して上下金型からなる金型内に注湯して鋳物製品を製造する金型鋳造装置であって、
    基台と、保持炉と、前記基台の上面のほぼ四隅に立設される4個の支柱と、この4個の支柱の上端間に架設される下ダイベースと、該下ダイベースに取り付けられ固定位置に位置されている下金型と、前記4個の支柱のうち対角線上に位置する2個の支柱のそれぞれに装着される上型昇降シリンダと、該上型昇降シリンダのロッドの上端間に架設された昇降フレームと、前記対角線と交差する対角線上に位置する2個の支柱のそれぞれに上下摺動自在にされかつ前記昇降フレームの下面に垂設されているとともに、前記昇降フレームを所定の位置に固定するために用いられる固定部が設けられる2本のガイドロッドと、前記昇降フレームに装着された金型開閉機構であって、その下部に上金型を取り付け可能であり、該上金型を前記昇降フレーム及び前記固定下金型に関して昇降させて前記上下型の型合わせ及び型分離を行う上型昇降手段を備える金型開閉機構と、前記昇降フレームの下方に装着され前記注湯後に前記上金型と前記下金型が分離された際に前記上金型に付着する鋳物製品を押し出して前記上金型から分離させる鋳物製品押出し機構とを含んでなり、前記金型開閉機構を取り付けた前記昇降フレームを前記ガイドロッドの前記固定部に固定可能に設けた金型鋳造装置。
  3. 前記金型開閉機構の前記上型昇降手段の駆動源が電動機である請求項2記載の金型鋳造装置。
  4. 前記固定部が環状溝を有する環状固定部であり、前記固定機構が該環状固定部に係合するハーフナットを具備してなる請求項2または3記載の金型鋳造装置。
  5. 前記固定部が孔または溝であり、前記固定機構が該孔または溝に係合する角度の付いた係合部材を具備してなる請求項2または3記載の金型鋳造装置。
  6. 請求項2に記載の金型鋳造装置を用いて鋳物製品を製造する方法であって、該方法は、前記金型開閉機構を取り付けた前記昇降フレームを前記ガイドロッド及び前記下金型に対して固定した後、前記注湯の後に、前記上型昇降手段を作動させて前記上金型を前記下金型から分離させることを含む方法。
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