JPS63130663A - シリコ−ンゴム組成物 - Google Patents

シリコ−ンゴム組成物

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JPS63130663A
JPS63130663A JP61277730A JP27773086A JPS63130663A JP S63130663 A JPS63130663 A JP S63130663A JP 61277730 A JP61277730 A JP 61277730A JP 27773086 A JP27773086 A JP 27773086A JP S63130663 A JPS63130663 A JP S63130663A
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邦雄 伊藤
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政晴 高橋
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/14Peroxides
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
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    • C08K5/541Silicon-containing compounds containing oxygen
    • C08K5/5415Silicon-containing compounds containing oxygen containing at least one Si—O bond
    • C08K5/5419Silicon-containing compounds containing oxygen containing at least one Si—O bond containing at least one Si—C bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシリコーンゴム組成物、特にはボイドや表面タ
ック性、安全衛生上の問題がなく、耐熱性、電気絶縁性
のすぐれた電線被覆用、また透明性のすぐれた押゛出し
成形品などに有用とされる、常圧熱気加硫型のシリコー
ンゴム組成物に関するものである。
(従来の技術) シリコーンゴムは耐熱性、耐寒性、電気特性にすぐれて
いることから各種の分野において広く利用されており、
その加工プロセスについてもその用途に応じて種々の方
法が実施されている。
そして、このシリコーンゴムの加硫方法はゴムの種類や
その硬化物に要求される物性に応じて種々の方法が行わ
れているが、一般には有機過酸化物の存在下における加
熱処理が汎用されており、この有機過酸化物としてはベ
ンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオ
キサイド、2゜4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド
、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン、t−ブチルパーベンゾエート、t−
ブチルクミルパーオキサイドなどが例示されるが、押出
し連続熱気加硫によってチューブ。
電線、シートなどを良好な成形品として取得するための
加硫剤としては2.4−ジクロロベンゾイルパーオキサ
イドが唯一のものとされている。
しかし、この2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ドには金属への腐食性、分解副生物の安全衛生に難点が
あるほか、これを使用して得たシリコーンゴム硬化物の
密封下での耐熱性、圧縮永久歪が必ずしも満足できるも
のではないという不利がある。そのため、これらの欠点
を改善した常圧熱気加硫用の有機過酸化物としてt−ブ
チルパーオキシオクタデシルカーボネート、t−アミル
パーオキシ−2,6,8−トリメチル−4−ノニルカー
ボネート、t−アミルパーオキシオクタデシルカーボネ
ートなどのt−アルキルパーオキシアルキルカーボネー
トが提案されている(米国特許第4.061.704号
明細書参照)が、このt−アルキルパーオキシアルキル
カーボネートのみでは実用に耐えるに充分な硬化物が得
られず、これにはまた分子量の大きな残渣を残すために
その除去が容易でなく、またこの残渣によってシリコー
ンゴムの耐熱性がわるくなるという不利がある。
他方シリコーンゴムの常圧熱気加硫については不飽和基
を含有するシリコーンゴムをオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンと白金系触媒の存在下で付加反応させるも
のも知られているが、この方法は有機過酸化物を使用す
る方法にくらべてポットライフが短く、スコーチも起こ
りやすいためにその用途が特殊な分野に限定されており
、汎用性がない。
なお、上記した有機過酸化物についてビス(オルソメチ
ル)ベンゾイルパーオキサイド(特開昭59−1875
8号公報参照)、ビス(ジメチル置換ベンゾイル)パー
オキサイド(特開昭60−16968号公報参照)、ビ
ス(トリメチル置換ベンゾイル)パーオキサイド(特開
昭60−163860号公報参照)、ビス(オルソ−メ
トキシベンゾイル)パーオキサイド(特開昭59−23
2145号公報参照)なども知られており、これによれ
ば常圧熱気加硫をしたときに分解残渣よるブルーミング
防止、安全衛生上の問題は解決されるけれども、これら
には従来の2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド
に比べて加硫物の表面タックが大きくなるので製品が性
能上好ましくないものになるという不利があり、さらに
は医療用途に応用する場合における紫外線吸収スペクト
ル試験において波長220mμの吸光度測定値を0.3
以下とさせるためには十分な後加硫を行う必要があると
いう不利がある。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した常圧熱気加硫型のシ
リコーンゴム組成物に関するものであり、これはイ)式
R15iO(二NにR1は同種まa  」二り ま たは異種の非置換または置換1価炭化水素基、aは1.
90〜2.05の正数)で示されるオルガノポリシロキ
サン100重量部、口)微粉状シリカ系充填剤5〜10
0重量部、ハ)−分子中にけい素原子に結合した水素原
子(=SiH結合)を少なくとも1個有する有機けい素
化合物0〜10重量部、二)一般式 【ニーにR2、R3は炭素数3〜10の1価炭化水素基
または式−8IR:(こシにR4はメチル基、エチル基
、フェニル基から選択される基)で示される基〕で示さ
れる有機過酸化物0.1〜5重量部とからなることを特
徴とするものである。
すなわち、本発明者らは前記したような不利を伴わない
常圧熱気加硫型のシリコーンゴム組成物について種々検
討した結果、オルガノポリシロキサンと微粉末状のシリ
カ系充填剤とからなるシリコーンゴムコンパウンドに1
分子中にミSiH結合を少なくとも1個有するオルガノ
ハイドロジエンまたはシロキサンと上記した一般式(1
)で示される有機過酸化物を添加すると、この組成物は
連続常圧熱気加硫することができるし、このものはまた
押出し加工時にボイドや表面タックが発生せず、この有
機過酸化物がハロゲン元素を含有しないものであるため
安全衛生面からも問題がなく。
また紫外線吸収もないということを見出し、これによれ
ば表面タックがなく、金属への腐食性、密封下での耐熱
性、圧縮永久歪などの特性にすぐれた。透明性のよい成
形品、特にはチューブ、電線用被覆剤として有用とされ
るシリコーン製品を、常圧熱気加硫で容易に得ることが
できることを確認し、二\に使用される各成分の種類、
配合量などについての研究を進めて本発明を完成させた
本発明の組成物を構成するイ)成分としてのオルガノポ
リシロキサンは弐RλSi♀□ヨエで示され、このR1
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのア
ルキル基、ビニル基、アリル基、ブタニエル基などのア
ルケニル基、フェニル基、トリル基などのアリール基ま
たはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部ま
たは全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロ
ロメチル基、クロロプロピル基、3,3.3−トリフル
オロプロピル基、2−シアノエチル基などから選択され
る同種または異種の非置換または置換1価炭化水素基、
aは1.90〜2.05の正数であるものとされる。こ
のものは分子構造が直鎖状のものとすることが好ましい
が、これは分子中に一部分枝鎖状のものを含有していて
も問題はない。また、このものは分子鎖末端がトリオル
ガノシリル基または水酸基で封鎖されたものとすればよ
いが、このトリオルガノシリル基としてはトリメチルシ
リル基、ジメチルビニルシリル基、メチルフェニルビニ
ルシリル基、メチルジフェニルシリル基、メチルビニル
シリル基、トリビニルシリル基などが例示される。なお
、このものは重合度に特に限定はなく、25℃における
粘度が300cS以上のものとすればよいが、表面タッ
グをより減少させるためには分子鎖両末端が(C:H,
=CH)、S 1−1(CH* ” CH)s S l
 −のような多官能基のものであるものとすることが望
ましい。
また1本発明の組成物における口)成分としての微粉末
シリカ充填剤はシリコーンゴムの補強、増粘、加工性向
上、増量などの目的で添加されるものであり、これには
フユームドシリ力、湿式シリカ、表面を疎水化処理した
フユームドシリ力や湿式シリカ、石英微粉末、けいそう
土などが例示されるが、これらは比表面積が1rrr/
g以上のものとすることがよい、なお、このものの配合
量は上記したオルガノポリシロキサン100重量部に対
して5重量部以下では目的とする補強性が得られす、加
工性も不充分となり、100重量部以上とすると押出性
などの加工性が極端にわるくなり、また、目的とする電
線用被覆材料として用いたときに耐熱性などの特定が低
下するので5〜100重量部の範囲とすることが必要と
されるが、この好ましい範囲は20〜80重量部とされ
る。
つぎに本発明の組成物におけるハ)成分としての有機け
い素化合物は1分子中にミSiH結合を少なくとも1個
有するものとされるが、これは本発明の組成物を常圧熱
気加硫したときの表面タック性を改良するために有効と
されるものである。
このものは通常′は直鎖状または環状のものとされるが
1分枝鎖状構造または三次元構造を少量含んだものであ
ってもよく、これには分子鎖末端がトリアルキルシリル
基で封鎖された種々の重合度のメチルハイドロジエンポ
リシロキサン、式5i(O5i(CHa)*H)*で示
されるペンタシロキサ:/、Sin、単位と(CM、)
、H5iO,、単位とからなるシロキサン共重合体、メ
チルハイドロジエンポリシロキサンとジアルキルシロキ
サンとの共重合体、SiH結合を含有するポリシルアル
キ□しンシロキサン、ポリシラン、ポリカルボシランな
どが例示される。なお、この有機けい素化合物は必須成
分ではなく、したがってこれを添加しなくても表面タッ
グがある程度改善された硬化物を得ることができるが、
より改善された表面タッグ感のない硬化物を得るために
はこの有機けい素化合物を上記したイ)成分としてのオ
ルガノポリシロキサン100重量部に対し、0.05重
量部以上添加することがよい、しかし、これを10重量
部以上添加するとこの硬化物の電気特性、耐熱性などの
物性が低下するので、これは0〜10重量部とすること
が必要とされるが、この好ましい範囲は0.05〜5重
量部とされる。
また、本発明の組成物を構成する二)成分としての有機
過酸化物は一般式 で示され、このR3,R4はn−プロピル基、イソ−プ
ロピル基、t−ブチル基、n−ブチル基、n−アシル基
、t−アシル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基
、2−エチルプロピル基、2−エチルブチル基、2−エ
チルヘキシル基、クミル基などのような炭素数3〜10
の1価炭化水素基または式−8i R:で示され、この
R4がメチル基、エチル基、フェニル基から選択される
トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリフェニ
ルシリル基であり、このRm、R3は同一であっても異
種であってもよい、分子中に塩素などのハロゲン原子゛
を含有しないパーオキサイドとされる。
なお、このものはイ)成分としてのオルガノポリシロキ
サンの加硫剤として作動するものであり、このものは前
記したように分子中にハロゲン原子を含んでいないので
この分解副生物によって安全衛生に難点が生じるおそれ
はないが、この配合量をイ)成分としてのオルガノポリ
シロキサン100重量部に対して0.1重量部以下とす
ると加硫が甘くなって目的とする特性が得られず、実用
に耐えないものとなり、5重量部以上とすると過剰の分
解残渣による悪影響が出たり、無用なコスト高になるの
で、これは0.1〜5重量部の範囲とすることが必要と
される。
本発明の組成物は上記したイ)〜二)成分の所定量を均
一に混合することによって得られ、これらの配合の順序
に特に制限はないが、通常はイ)成分としてのオルガノ
ポリシロキサンに口)成分としてのシリカ系充填剤を混
合してシリコーンゴムコンパウンドとしたのち、これに
ハ)成分としての有機けい素化合物と二)成分としての
有機過酸化物を添加し、ロールによる混練りなどによっ
て混合するようにすればよい、なお、この組成物に重合
度が100以下の低分子量シロキサン、シラノール基含
有シラン、アルコキシ基含有シランなどの分散剤や酸化
鉄、酸化セリウム、オクチル酸鉄などの耐熱性向上剤、
顔料など、さらには通常のシリコーンゴム組成物に添加
される他の添加剤を添加することは任意とされる。
このようにして得られた本発明の組成物は加熱加硫する
ことによって弾性体とされるが、このものは例えば20
0〜500℃の温度における5秒〜10分間という条件
、さらにはこれに赤外線ヒーターによる加熱を併用する
常圧熱気加硫法で弾性体とすることができ、この弾性体
はボイドや表面タックがなく、耐熱性のすぐれたものと
なるので、この組成物は電線被覆用、チューブ、シート
などに特に有用とされるほか、医療用、食品用などの用
途にも有用とされる。
つぎに本発明の実施例をあげるが1例中の部は重量部を
、粘度は25℃での測定値を示したものである。
実施例1.2.比較例1.2.3 分子鎖両末端が(CHs = CH)(CH,)、 S
 1oas単位0.025モル%基で封鎖された、(C
Hs )z S x O単位99.725−1−ル%と
(CH,=CH)CH,SiO単位0.25モル%から
なる粘度が10,000.000cSのオルガノポリシ
ロキサン100部にヒユームドシリカ・エアロジル20
0 (日本エアロジル■製部品名)40部と分散剤とし
てのジフェニルシランジオール4部を加えて均一に混練
し、150℃で4時間熱処理をしたのち、2本ロールで
訳解、可塑化してベースコンパウンドを作った。
つぎにこのベースコンパウンドに分子鎖両末端がトリメ
チルシリル基で封鎖された1iiiiisiH結合を1
.6モル7100g含有するメチルハイドロジエンポリ
シロキサンを第1表に示した量で添加したのち、これに
式 %式% で示される有機過酸化物を10,0OOcSのシリコー
ンオイルで50%に希釈したA液1.9部を添加し、2
本ロールで混練したのち、40mmφのすずメッキ軟銅
線の芯線上にこのものを1mm厚に被覆したワイヤーを
押出し成形し、ついでこれを400℃に保持した熱気炉
中での滞留時間が15秒となるようにして常圧熱気加硫
したところ、後加硫なしで第1表に示したような性質を
もつシリコーンゴムを被覆した電線が得られた。
また、これとは別に比較のために上記においてここに添
加される有機過酸化物を2,4−ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイドの50%液1.5部としたもの、またこれ
をし−ブチルパーオキシオクタデシルカーボネートの5
0%液2部としたものについて以下同様に処理して得た
硬化物についての物性をしらべたところ、第1表に併記
したとおりの結果が得られた。
第   1   表 (備考)傘 表面タック感 O全くタックを感じない、 0 はとんどタックを感じない、 Δ ややタックを感じる、 × タックが著しい。
傘・密封加熱・・・試料をガラス試験管に封入し、20
0℃で3日間加熱 実施例3.4.比較例4 実施例2におけるメチルハイドロジエンポリシロキサン
を平均組成が(CH,)H5iO単位50モル%、(C
Ha)asio単位45モル%、 (CH3)3Sin
、、単位5モル%からなる粘度が18cSのものとし、
これを第2表に示した量で添加したほかは実施例1と同
じように処理して組成物を作り、これらの組成物から実
施例1と同様の方法で硬化物を作り、その物性をしらべ
たところ、第2表に併記したとおりの結果が得られ、こ
の場合にはメチルハイドロジエンポリシロキサンの添加
量が多すぎると絶縁抵抗の低下することが確認された。
第   2   表 (備考)中絶縁抵抗・・・JIS C−3004−19
75で実施実施例5 分子鎖両末端が(CH2=CH)s S I O,s単
位0゜025モル%で封鎖された。(CH,)、SiO
単位99.725モル%と(C)(、=CH)0M3S
 iO単位0.25モル%からなる粘度が10,000
゜000cSのオルガノポリシロキサン100部に。
ヒユームドシリカ・エアロジル200(前出)40部と
分散剤としてのジフェニルシランジオール4部を加えて
均一に混練し、150℃で4時間熱処理したのち2本ロ
ールで釈解し、可塑化しててベースコンパウンドを作っ
た。
つぎにこのベースコンパウンドに分子鎖両末端がトリメ
チルシリル基で封鎖されたミSiH結合を1.6モル/
100g含有するメチルハイドロジエンポリシロキサン
0.5部と式 %式% で示される有機過酸化物を10,0OOcSのシリコー
ンオイルで50%に希釈したB液2.0部を添加し、2
本ロールで混練したのち、400−押出機で外径3mφ
のすずメッキ軟銅線の芯線上にこのものを1111m厚
に被覆したワイヤーを押出し成形し、ついでこれを40
0℃に保持した熱気炉中での滞留時間が15秒となるよ
うにして常圧熱気加硫したところ、後加硫なしで第1表
に示したような性質をもつシリコーンゴムを被覆した電
線が得られた。
第    3    表 (備考)傘試料をガラス試験管に封入し、200℃で3
日間加熱 手続補正書 昭和63年2月19日 覧 特許庁長官  小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第277730号 2、発明の名称 シリコーンゴム組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称  (206)信越化学工業株式会社4、代理人 明細書 6、補正の内容 (特願昭6l−277730) 訂  正  明  細  書 1、発明の名称 シリコーンゴム組成物 2、特許請求の範囲 1、イ) 式R二SiOユ、ユ(こ−にR1は同種また
は異種の非置換または置換1価炭化水素基、aは1.9
0〜2.05の正数)で示されるオルガノポリシロキサ
ン        100重量部、口)微粉状シリカ系
充填剤  5〜100重量部、ハ)−分子中にけい素原
子に結合した水素原子(’5”SiH結合)を少なくと
も1個有する有機けい素化合物         0−
10重量部、二)一般式 〔ニーにR2,R3は炭素数3〜1oの1価炭化水素基
または式−8iRf(こ−にR4はメチル基、エチル基
、フェニル基から選択される基)で示される基〕で示さ
れる有機過酸化物0.1〜5重量部。
とからなることを特徴とするシリコーンゴム組成物。
3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明はシリコーンゴム組成物、特にはボイドや表面タ
ック性、安全衛生上の問題がなく、耐熱性、電気絶縁性
のすぐれた電線被覆材、また透明性のすぐれたチューブ
、シートなどの成形品に有用とされる、常圧熱気加硫型
のシリコーンゴム組成物に関するものである。
(従来の技術) シリコーンゴムは耐熱性、耐寒性、電気特性にすぐれて
いることから各種の分野において広く利用されており、
その加工プロセスについてもその用途に応じて種々の方
法が実施されそいる。
このうち、シリコーンゴムの加硫方法としてはゴムの種
類やその硬化物に要求される物性に応じて種々の方法が
行われているが、一般には有機過酸化物の存在下におけ
る加熱処理が汎用されており、この有機過酸化物として
はベンゾイルパーオキサイド、4−クロロベンゾイルパ
ーオキサイド、2.4−ジクロロベンゾイルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーベンゾエート、
t−ブチルクミルパーオキサイドなどが例示されるが、
押出し連続熱気加硫によってチューブ、被覆電線、シー
トなどを良好な成形品として取得するための加硫剤とし
ては2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドが唯一
のものとされている。
しかし、この2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ドには金属への腐食性、分解副生物の安全衛生に難点が
あるほか、これを使用して得たシリコーンゴム硬化物の
密封下での耐熱性、圧縮永久歪が必ずしも満足できるも
のではないという欠点がある。そのため、これらの欠点
を改善した常圧熱気加硫用の有機過酸化物としてt−ブ
チルパーオキシオクタデシルカーボネート、t−アミル
パーオキシ−2,6,8−)−リスチル−4−ノニルカ
ーボネート、t−アミルパーオキシオクタデシルカーボ
ネートなどのt−アルキルパーオキシアルキルカーボネ
ートが提案されている(米国特許第4..061,70
4号明細書参照)が、このし−アルキルパーオキシアル
キルカーボネートのみでは実用に耐えるに充分な硬化物
が得られず、これにはまた分子量の大きな残渣を残すた
めにその除去が容易でなく、またこの残渣によってシリ
コーンゴムの耐熱性がわるくなるという不利がある。
他方シリコーンゴムの常圧熱気加硫については不飽和基
を含有するシリコーンゴムをオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンと白金系触媒の存在下で付加反応させる方
法も知られているが、この方法は有機過酸化物を使用す
る方法にくらべてポットライフが短く、スコーチも起こ
りやすいためにその用途が特殊な分野に限定されており
、汎用性がない。
なお、上記した有機過酸化物についてビス(オルトメチ
ル)ベンゾイルパーオキサイド(特開昭59−1875
8号公報参照)、ビス(ジメチル置換ベンゾイル)パー
オキサイド(特開昭60−16968号公報参照)、ビ
ス(トリメチル置換ベンゾイル)パーオキサイド(特開
昭60−163860号公報参照)、ビス(オルト−メ
トキシベンゾイル)パーオキサイド(特開昭59−23
2145号公報参照)なども知られており、これによれ
ば常圧熱気加硫をしたときに分解残渣によるブルーミン
グ防止、安全衛生上の問題は解決されるけれども、これ
らには従来の2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ドに比べて加硫物の表面タックが大きくなるので製品が
性能上好ましくないものになるという不利があり、さら
には医療用途に応用する場合における紫外線吸収スペク
トル試験において吸光度測定(波長22C)+μ)値を
0.3以下とさせるためには十分な後加硫を行う必要が
あるという不利がある。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した常圧熱気加硫型のシ
リコーンゴム組成物に関するものであり。
これはイ)式R15iO(二5にR1は同種まa  」
コし ま たは異種の非置換または置換1価炭化水素基、aは1.
90〜2.05の正数)で示されるオルガノポリシロキ
サン100重量部、口)微粉状シリカ系充填剤5〜10
0重量部、ハ)−分子中にけい素原子に結合した水素原
子(=SiH結合)を少なくとも1個有する有機けい素
化合物0〜10重量部、二)一般式 〔ニーにRm、 R3は炭素数3〜10の1価炭化水素
基または式−8iR:(二NにR4はメチル基、エチル
基、フェニル基から選択される基)で示される基〕で示
される有機過酸化物0.1〜5重量部とからなることを
特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは前記したような不利を伴わない
常圧熱気加硫型のシリコーンゴム組成物について種々検
討した結果、オルガノポリシロキサンと微粉末状のシリ
カ系充填剤とからなるシリコーンゴムコンパウンドに1
分子中にミSiH結合を少なくとも1個有するオルガノ
ハイドロジエンシロキサンと上記した一般式(1)で示
される有機過酸化物を添加すると、この組成物は連続常
圧熱気加硫することができるし、このものはまた押出し
加工時にボイドや表面タックが発生せず、この有機過酸
化物がハロゲン元素を含有しないものであるため安全衛
生面からも問題がなく、また紫外線吸収もないというこ
とを見出した。さらにこの組成物により表面タックがな
く、金属への腐食性、密封下での耐熱性、圧縮永久歪な
どの特性にすぐれた。透明性のよい成形品、特にはチュ
ーブ、を線用被覆材として有用とされるシリコーン製品
を常圧熱気加硫で容易に得ることができることを確認し
、使用される各成分の種類、配合量などについての研究
を進めて本発明を完成させた。
本発明の組成物を構成するイ)成分としてのオルガノポ
リシロキサンは式R二SiOよ、ユで示され、このR1
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのア
ルキル基、ビニル基。
アリル基、ブテニル基などのアルケニル基、フェニル基
、トリル基などのアリール基またはこれらの基の炭素原
子に結合した水素原子の一部または全部をハロゲン原子
、シアノ基などで置換したクロロメチル基、クロロプロ
ピル基、3,3.3−トリフルオロプロピル基、2−シ
アノエチル基などから選択される同種または異種の非置
換または置換1価炭化水素基、aは1.90〜2.05
の正数であるものとされる。このものは分子構造が直鎖
状のものとすることが好ましいが、これは分子中に一部
分技鎖状のものを含有していても問題はない。また、こ
のものは分子鎖末端がトリオルガノシリル基または水酸
基で封鎖されたものとすればよいが、このトリオルガノ
シリル基としてはトリメチルシリル基、ジメチルビニル
シリル基、メチルフェニルビニルシリル基、メチルジフ
ェニルシリル基、メチルジビニルシリル基、トリビニル
シリル基などが例示される。なお、このものは重合度に
特に限定はなく、25℃における粘度が300cS以上
のものとすればよいが1表面タックをより減少させるた
めには分子鎖両末端が(CH2=CH)z S i−1
< CHx = CH) x s x−のような多官能
基のものであるものとすることが望ましい。
また1本発明の組成物における口)成分としての微粉末
シリカ充填剤はシリコーンゴムの補強、増粘、加工性向
上、増量などの目的で添加されるものであり、これには
ヒユームドシリカ、湿式シリカ、表面を疎水化処理した
ヒユームドシリカや湿式シリカ、石英微粉末、けいそう
土などが例示されるが、これらは比表面積が1 rd 
/ g以上のものとすることがよい。なお、このものの
配合量は上記したオルガノポリシロキサン100重量部
に対して5重量部以下では目的とする補強性が得られず
、加工性も不充分となり、100重量部以上とすると押
出性などの加工性が極端にわるくなり、また、目的とす
る電線用被覆材料として用いたときに耐熱性などの特性
が低下するので5〜100重量部の範囲とすることが必
要とされるが、この好ましい範囲は20〜80重量部と
される。
つぎに本発明の組成物におけるハ)成分としての有機け
い素化合物は1分子中にHE S i H結合を少なく
とも1個有するものとされるが、これは本発明の組成物
を常圧熱気加硫したときの表面タック性を改良するため
に有効とされるものである。
このものは通常は直鎖状または環状のものとされるが1
分枝鎖状構造または三次元構造を少量含んだものであっ
てもよく、これには分子鎖末端がトリアルキルシリル基
で封鎖された種々の重合度のメチルハイドロジエンポリ
シロキサン、式5i(O5i(CH,)2H)4で示さ
れるペンタシロキサン、5in2単位と(CH,)、H
81Oa、単位とからなるシロキサン共重合体、メチル
ハイドロジエンポリシロキサンとジアルキルシロキサン
との共重合体、SiH結合を含有するポリシルアルキレ
ンシロキサン、ポリシラン、ポリカルボシランなどが例
示される。なお、この有機けい素化合物は必須成分では
なく、したがってこれを添加しなくでも表面タックがあ
る程度改善された硬化物を得ることができるが、より改
善された表面タック感のない硬化物を得るためには二の
有機けい素化合物を上記したイ)成分としてのオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対し、0.05重量部以
上添加することがよい。しかし、これを10重量部以上
添加するとこの硬化物の電気特性、耐熱性などの物性が
低下するので、これは0〜10重量部とすることが必要
とされるが、この好ましい範囲は0.05〜5重量部と
される。
また、本発明の組成物を構成する二)成分としての有機
過酸化物は一般式 で示され、このR2,R”はn−プロピル基、イソ−プ
ロピル基、t−ブチル基、n−ブチル基、n−アミル基
、t−アミル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基
、2−エチルプロピル基、2−エチルブチル基、2−エ
チルヘキシル基、クミル基などのような炭素数3〜10
の1価炭化水素基または式−3iR:で示され、このR
4がメチル基、エチル基、フェニル基から選択されるト
リメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリフェニル
シリル基であり、R2、R3は同一であっても異種であ
ってもよい、分子中に塩素などのハロゲン原子を含有し
ないパーオキサイドとされる。なお。
このものはイ)成分としてのオルガノポリシロキサンの
加硫剤として作用するものであり、このものは前記した
ように分子中にハロゲン原子を含んでいないのでこの分
解副生物によって安全衛生に難点が生じるおそれはない
が、この配合量をイ)成分としてのオルガノポリシロキ
サン100重量部に対して0.1重量部以下とすると加
硫が不足し目的とする特性が得られず、実用に耐えない
ものとなり、5重量部以上とすると過剰の分解残渣によ
る悪影響が出たり、無用なコスト高になるので、これは
0.1〜5重量部の範囲とすることが必要とされる。
本発明の組成物は上記したイ)〜二)成分の所定量を均
一に混合することによって得られ、これらの配合の順序
に特に制限はないが、通常はイ)成分としてのオルガノ
ポリシロキサンに口)成分としてのシリカ系充填剤を混
合してシリコーンゴムコンパウンドとしたのち、これに
ハ)成分としての有機けい素化合物と二)成分としての
有機過酸化物を添加し、ロールによる混線などによって
混合するようにすればよい、なお、この組成物に重合度
が20以下の末端シラノールポリシロキサン、シラノー
ル基含有シラン、アルコキシ基含有シランなどの分散剤
や酸化鉄、酸化セリウム、オクチル酸鉄などの耐熱性向
上剤、顔料など、さらには通常のシリコーンゴム組成物
に添加される他の添加剤を添加することは任意とされる
このようにして得られた本発明の組成物は加熱加硫する
ことによって弾性体とされるが、このものは例えば20
0〜500”Cの温度における5秒〜10分間という条
件、さらにはこれに赤外線ヒーターによる加熱を併用す
る常圧熱気加硫法で弾性体とすることができ、この弾性
体はボイドや表面タックがなく、耐熱性のすぐれたもの
となるので、この組成物は電線被覆用、チューブ、シー
トなどに特に有用とされるほか、医療用1食品用などの
用途にも有用とされる。
つぎに本発明の実施例をあげるが1例中の部は重量部を
、粘度は25℃での測定値を示したものである。
実施例1.2.比較例1,2.3 分子鎖両末端が(CHs =CH) (CHs ) S
 iO単位0.025モル%基で封鎖された。
(CHa)x S iO単位99.725−T=/lz
%と(CH,=CH)CH,SiO単位0.25モル%
からなる粘度が10,000,000cSのオルガノポ
リシロキサン100部にヒユームドシリカ・エアロジル
200〔日本エアロジル■製部品名)40部と分散剤と
してのジフェニルシランジオール4部を加えて均一に混
練し、150℃で4時間熱処理をしたのち、2本ロール
で訳解、可塑化してベースコンパウンドを作った。
つぎにこのベースコンパウンドに分子鎖両末端がトリメ
チルシリル基で封鎖された1EisiH結合を1.6モ
ル7100g含有するメチルハイドロジエンポリシロキ
サンを第1表に示した量で添加したのち、これに式 %式% で示される有機過酸化物を10,0OOcSのシリコー
ンオイルで50%に希釈したA液1.9部を添加し°、
2本ロールで混練したのち、4.Onφのすずメッキ軟
銅線の芯線上にこのものを1部厚に被覆したワイヤーを
押出し成形し、ついでこれを400℃に保持した熱気炉
中での滞留時間が15秒となるようにして常圧熱気加硫
したところ。
後加硫なしで第1表に示したような性質をもつシリコー
ンゴムを被覆した電線が得られた。
また、これとは別に比較のために上記においてここに添
加される有機過酸化物を2,4−ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイドの50%液1.5部としたもの、またこれ
をt−ブチルパーオキシオクタデシルカーボネートの5
0%液2部としたものについて以下同様に処理して得た
硬化物についての物性をしらべたところ、第1表に併記
したとおりの結果が得られた。
第    1    表 (備考)11  表面タック感 O全くタックを感じない、 0 はとんどタックを感じない、 Δ ややタックを感じる、 × タックが著しい。
ms密封加熱・・・試料をガラス試験管に封入し、20
0℃で3日間加熱 実施例3.4.比較例4 実施例2におけるメチルハイドロジエンポリシロキサン
を平均組成が(CH,)H5iO単位50モル%、 (
cH3)、slo単位45モル%−(cHr)aSin
、s単位5モル%からなる粘度が18cSのものとし、
これを第2表に示した量で添加したほかは実施例1と同
じように処理して組成物を作り、これらの組成物から実
施例1と同様の方法で硬化物を作り、その物性をしらべ
たところ、第2表に併記したとおりの結果が得られ、こ
の場合にはメチルハイドロジエンポリシロキサンの添加
量が多すぎると絶縁抵抗の低下することが確認された。
第   2   表 (備考)中絶縁抵抗・・・JI’S C−3004−1
975で実施実施例5、比較例5 分子鎖両末端がメチルジビニルシリル基で封鎖された−
 (c H3)2 S I O単位99.8モル%、(
CHz =CH) CH3S iO単位0.2モル%か
らなる重合度が6,000のオルガノポリシロキサン生
ゴム100部に、ヒユームドシリカ・エアロジル200
(前出)40部と分子鎖両末端がシラノール基で封鎖さ
れた平均重合度8のジメチルポリシロキサンオイル10
部、ビニルトリメトキシシラン0.3部を添加し混練し
たのち、150’Cで4時間加熱してベースコンパウン
ドを作った。
つぎにこのベースコンパウンドに第3表に示した量の式 で示されるメチルハイドロジエンシロキサンと式CH。
で示される有機過酸化物をシリコーンオイルで50%に
希釈したB液2.5部および第3表に示した量のCa 
(OH)2の50%ペーストを添加し均一に混練して組
成物を2種つくり、これらの組成物を押出機を用いて内
径5+nm、外径9mのチューブに押出し成形したのち
、300℃、60秒という条件で常圧熱気加硫し、つい
で180℃で4時間後加硫したものについてその物性を
しらべたところ、第3表に併記したとおりに結果が得ら
れた。
第    3    表 実施例6 分子鎖両末端がトリビニルシリル基で封鎖された、(c
H,)2SiO単位99.75モ/L/%と(CH,=
 CH)、 S i OIL、単位0.25モル%から
なる粘度がl O,000,000cSのオルガノポリ
シロキサン100部に、ヒユームドシリカ・エアロジル
20o(前出)40部と分散剤としてのジフェニルシラ
ンジオール4部を加えて均一に混線し、150℃で4時
間熱処理したのち2本ロールで釈解し、可塑化してベー
スコンパウンドを作った。
つぎにこのベースコンパウンドに分子鎖両末端がトリメ
チルシリル基で封鎖された:SiH結合を1.6モル/
 100 g含有するメチルハイドロジエンポリシロキ
サン0.5部と式 %式% で示される有機過酸化物を10.0OOcSのシリコー
ンオイルで50%に希釈したC液2.0部を添加し、2
本ロールで混練したのち、400mm押出機で外径3m
o+φのすずメッキ軟銅線の芯線上にこのものを1+n
+a厚に被覆したワイヤーを押出し成形し、ついでこれ
を400℃に保持した熱気炉中での滞留時間が15秒と
なるようにして常圧熱気加硫したところ、後加硫なしで
第4表に示したような性質をもつシリコーンゴムを被覆
した電線が得られた。
第   4   表 (備考)−試料をガラス試験管に封入し、200℃で3
日間加熱

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イ)式R^1_aSiO_(_4_−_a_)_/
    _2(こゝにR^1は同種または異種の非置換または置
    換1価炭化水素基、aは1.90〜2.05の正数)で
    示されるオルガノポリシロキサン100重量部、 ロ)微粉状シリカ系充填剤5〜100重量部、ハ)一分
    子中にけい素原子に結合した水素原子(≡SiH結合)
    を少なくとも1個有する有機けい素化合物0〜10重量
    部、 ニ)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔こゝにR^2、R^3は炭素数3〜10の1価炭化水
    素基または式−SiR^4_3(こゝにR^4はメチル
    基、エチル基、フェニル基から選択される基)で示され
    る基〕で示される有機過酸化物 0.1〜5重量部、 とからなることを特徴とするシリコーンゴム組成物。
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