JPH0816194B2 - シリコーンゴム組成物およびその製造方法 - Google Patents

シリコーンゴム組成物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシリコーンゴム組成物、特には加工性、作業
性がすぐれており、押し出し成形が可能であることか
ら、ロール材料として有用とされるシリコーンゴム組成
物、およびこの製造方法に関するものである。
(従来の技術) シリコーンゴムは種々の形に成形加工することができ
るし、この成形品が耐熱性、耐寒性、耐候性、耐久性、
離形性、電気特性などのすぐれたものであることから、
電気・電子部品、建築材料、自動車用部品、OA機器など
各種の分野で広く使用されているが、近年におけるOA機
器のめざましい普及から複写機、プリンターなどもシリ
コーンゴムが大量に使用されるようになり、そのために
ロール材料としてのシリコーンゴムの需要が急増してい
るが、このロール材料用としてのシリコーン生ゴムはオ
ルガノポリシロキサン生ゴムにシリカ充填剤を添加して
作られており、この場合シリカ充填剤を多量に配合すれ
ば物理的特性のすぐれたシリコーンゴム組成物の得られ
ることは公知とされている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、シリカ充填剤を多量に配合するためには通常
分子鎖両端末にシラノール基を有するオルガノポリシロ
キサンの低分子体、ジフェニルシランジオール、アルコ
キシシランなどのシラン類およびヘキサメチルシラザン
などのシラザン類をウェッタとして添加することが必要
とされており、シリカ充填剤の量の増加に伴なってウェ
ッターの量も増加することが必要とされるのであるが、
このウェッターを添加すると目的とすシリコーンゴムコ
ンパウンドの可塑度が低くなって表面に粘着感のあるも
のとなるたに、このものはロール加工性や押し出し加工
性のわるいものとなりロール材料として適さないものに
なるという不利がある。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような不利を解決したロール材料用のシ
リコーンゴム組成物、その製造法およびその硬化物に関
するものであり、これはA)一般式 (ここにR1は同一または異種の非置換または置換の1価
炭化水素基、aは1.95〜2.05)で示される、重合度が3,
000以上であるオルガノポリシロキサン100重量部、B)
一般式 (m、nはそれぞれ正数で、1≦m≦2、0<n≦1、
1<m+n≦3)で示されるメチルハイドロジェンポリ
シロキサンと水とを脱水素反応させて製造した、一般式 (m、nは前記に同じ)で示される、1分子中に少なく
とも3個のシラノール基を含有するメチルヒドロキシポ
リシロキサン0.1〜20重量部、C)比表面積が50m2/g以
上の微粉末シリカ5〜50重量部とからなることを特徴と
するシリコーンゴム組成物、およびこのA)、B)、
C)成分を混合し、100〜200℃の温度で加熱配合するシ
リコーンゴム組成物の製造方法に関するものである。
すなわち、本発明者らは加工性、作業性にすぐれてお
り、押し出し成形が可能なシリコーンゴム組成物を開発
すべく種々検討したところ、オルガノポリシロキサンに
微粉末シリカを充填するときのウエッターとして上記し
た式 で示されるメチルヒドロキシポリシロキサンを使用する
と加工性、作業性がよく、可塑度も低くなることがない
のでロール加工性や押し出し加工性もよいシリコーンゴ
ム組成物の得られることを見出し、ここに使用される各
成分の種類、配合量についての研究を進めて本発明を完
成させた。
以下にこれらをさらに詳述する。
(作用) 本発明は加工性、作業性がすぐれており、押し出し成
形が可能なシリコーンゴム組成物に関するものである。
本発明の組成物を構成するA)成分としてのオルガノ
ポリシロキサンは一般式 で示され、R1がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、オクチル基などのアルキル基、ビニル基、アリル
基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基などのア
リール基、β−フェニルエチル基などのアラルキル基ま
たはこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一
部または全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換した
クロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2
−シアノエチル基などから選択される、炭素数1〜10、
好ましくは炭素数1〜8の同一または異種の非置換また
は置換の1価炭化水素基で、aが1.95〜2.05とされるも
のであるが、これはR1の50モル%以上がメチル基であ
り、0.001〜1.0モル%、特には0.01〜0.6モル%がビニ
ル基、アリル基などのアルケニル基であるものとするこ
とがよく、耐寒性、耐放射線性、透明性が要求される場
合にはこのR1の20モル%以下をフェニル基とすることが
よいし、さらに耐油性、耐ガソリ性が要求される場合に
はこのR1を2−シアノエチル基や3,3,3−トリフルオロ
プロピル基を含むものとすることもい。
なお、このオルガノポリシロキサンは実質的にはジオ
ルガノポリシロキサン単位から構成される直鎖状のもの
とされるが、トリオルガノシロキシ単位、モノルガノシ
ロキサン単位およびSiO2単位を少量含んでいてもよく、
この分子鎖末端は水酸基、トリオルガノシロキシ単位で
封鎖されるものであってもよいが、十分な機械的強度を
だすためには重合度が3,000以上のものとすることが必
要であり、これは重合度が5,000〜10,000のものとする
ことが好ましい。
本発明の組成物を構成するB)成分としてのオルガノ
ポリシロキサンは上記したA)成分としてのメチルヒド
ロキシポリシロキサンに後記するC)成分としての微粉
末シリカを充填するときの、ウェッターとして作動する
ものであり、これは一般式 で示され、m,nはそれぞれ正数で、1≦m≦2、0<n
≦1、1<m+n≦3であり、好ましくは0.03≦n≦0.
8、1.8≦m+n≦2.7であるものとされるが、このもの
は1分子中に少なくとも3個のシラノール基を含むメチ
ルヒドロキシポリシロキサンとすることが必要とされ
る。
このメチルヒドロキシポリシロキサンはウエッターと
して使用するものであるので平均重合度が100以下のも
のとすればよいが、これは重合度が10〜50の範囲のもの
とすることがよく、これは下記式で示されるものが例示
される。
このオルガノポリシロキサンは一般式 で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン(m、
nは前記と同じ意味を示す)の≡SiH基を≡SiOH基に変
えることによって容易に合成することができ、これには
例えば上記式の≡SiOH基を全て≡SiH基で置換した式で
示される、1分子式に少なくとも3個の≡SiH基を含有
するメチルハイドロジェンポリシロキサンと水とアセト
ン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランなどの有機
溶剤中で白金系触媒の存在下に脱水素反応させればよ
い。
なお、このB)成分としてのメチルヒドロキシポリシ
ロキサンの添加量は当然ここに添加されるべきC)成分
としての微粉末シリカの量によって変動するが、これが
上記したA)成分としてのオルガノポリシロキサン100
重量部に対し0.1重量部未満ではC)成分としての微粉
末シリカをうまく配合できなくなるし、20重量部より多
くすると目的とするシリコーンゴムコンパウンドを硬化
して得られるシリコーンゴムの物理的特性がわるくなる
ので、0.1〜20重量部の範囲とすることが必要とされる
が、この好ましい範囲は1.0〜10重量部の範囲とされ
る。
つぎに本発明の組成物を構成するC)成分としての微
粉末シリカは目的とするシリコーンゴムに適度の硬さと
引っ張り強さなどの機械的強度を与えるために添加され
るものであり、これには具体的にはヒュームドシリカ、
焼成シリカ、沈降シリカなどが例示されるが、これは直
鎖状オルガノポリシロキサン、環状オルガノポリシロキ
サン、ヘキサメチルジシシラン、ジクロロメチルシラな
どで表面処理されるものであってもよく、これらは単独
でまたはその2種以上の組合せで用いられる。このもの
はその目的達成のために比表面積が50m2/g以上のものと
することが必要であり、特には100〜400m2/gのものとさ
れるが、この添加量は上記したA)成分としてのオルガ
ノポリシロキサン100重量部に対して5重量部未満では
少なすぎてその添加効果が不充分となるし、50重量部と
するとシリコーンゴムの加工性がわるくなるので5〜50
重量部とすることが必要とされる。
本発明のシリコーンゴム組成物は上記A)、B)、
C)成分の所定量を均一に混合することによって得るこ
とができるが、これに公知のゴム配合剤を添加すること
は任意とされる。したがって、これには粉砕シリカ、け
いそう土、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、カーボンブ
ラック、酸化バリウム、酸化マグネシウム、水酸化セリ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、
アスベスト、ガラスウール、微粉マイカ、溶融シリカ粉
末や、顔料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、酸化アンチモン、塩化パラフインなどの難燃剤、窒
化ホウ素、酸化アルミニウムなどの熱伝導性向上剤、脂
肪酸金属塩などの離型剤などを配合してもよい。
なお、このようにして作られたシリコーンゴム組成物
を加工性のよいものとするためには、上記したA)、
B)、C)成分および上記したような各種添加剤をニー
ダーなどの混練装置に仕込んで室温で混合したのち、10
0〜200℃に加熱し1〜5時間加熱配合することがよく、
これによれば加工性にすぐれ、押し出し成形することの
できるシリコーンゴム組成物を容易に得ることができ
る。
このようにして得られたシリコーンゴム組成物はロー
ル材料として有用とされるが、このものは加硫硬化させ
ることによってシリコーンゴム硬化物とされる。この加
硫硬化はこのシリコーンゴム組成物に硬化剤として有機
過酸化物を添加して加熱加硫するか、このA)成分とし
このオルガノポリシロキサンがアルケニル基を含有する
ものであるときにはこれに、硬化剤としてけい素結合に
結合している水素原子(≡SiH基)を含有するオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサンと白金系触媒を添加して
付加反応させるようにすればよい。
ここに使用される有機過酸化物としてはベンゾイルパ
ーオキサイド、(2、4−ジクロロベンゾイル)パーオ
キサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパー
ベンゾエート、t−ブチルパーオキシプロピルカーボネ
ート、ジクミルパーオキサイドなどが例示され、これら
は単独で、あるいはその2種以上の組合せで使用すれば
よいが、この添加量はA)成分としてのオルガノポリシ
ロキサン100重量部に対して0.1〜5重量部とすればよ
い。
また、付加反応のために添加されるオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサン1分子中に2個以上の≡SiH基を
有するものとすればよく、これは直鎖状、環状、分枝状
のいずれであってもよく、例えば一般式 で示される様なオルガノハイドロジエンポリシロキサン
などが挙げられ、又、重合度300以下のものが好適に用
いられるが、このものの添加量はA)成分としてのオル
ガノポリシロキサンに含有されているアルケニル基1モ
ル当り≡SiH基が0.5〜10モル、特には1〜5モルとなる
量とすればよい。また、ここに使用される白金系触媒と
して例えば、米国特許第2,970,150号に記載されている
微粉末金属白金、米国特許第2,823,218号に記載されて
いる塩化白金酸、米国特許第3,159,601号および同3,15
9,662号に記載されている白金−炭化水素錯体化合物、
米国特許第3,516,946に記載されている塩化白金酸−オ
レフィン錯体化合物、米国特許第3,775,452号、同3,81
4,780号に記載されている白金−ビニルシロキサン錯体
などを挙げることができるが、この添加量はA)成分と
してのオルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサンとの合計量に対し白金原子として0.1
〜1,000ppm、好ましくは1〜100ppmとなる量とすればよ
い。
また、この付加反応による場合には室温における保存
安定性をよくするため、また適度のポットライフを保持
するため、これにメチルビニルシクロテトラシロキサン
やアセチレンアルコールなどの反応制御剤を添加するこ
とがよいが、この付加反応による硬化反応は60〜400℃
の温度に1分〜5時間程度加熱することにより行なわせ
ればよい。
なお、上記のようにして得られたシリコーンゴムコン
パウンドはウイリアム可塑度の高いものであるために押
し出し成形材料として好適とされるので、押し出し成形
後硬化して得られたシリコーンゴム硬化物は建築用ガス
ケット、FAXロール、医療用チューブなど、さらにはラ
バーコンタクト、乳首、自動車用等速ジョイントブー
ツ、プラグブーツ、アノードキャップ、電線用などとし
て有用とされる。
(実施例) つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、例中の部
は重量部を示したものである。
実施例1〜3、比較例1〜2 ジメチルシロキサ単位99.825モル%、メチルビニルシ
ロキサン単位0.15モル%、ジメチルビニルシロキシ単位
0.025モル%からなる、平均重合度が8,000であるオルガ
ノポリシロキサン生ゴム(以下生ゴムIと略記する)10
0部に、平均式が で示されるメチルヒドロキシポリシロキサン2部と、フ
ュームドシリカ・アエロジル200[日本アエロジル
(株)商品名]20部を添加し、ニーダーで混練りしてか
ら150℃で2時間加熱してベースコンパウンドIを作る
と共に、上記した生ゴムI30部と分子鎖末端がジメチル
ビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度8,000のジメ
チルポリシロキサン生ゴム70部に、上記した式で示され
るメチルヒドロキシポリシロキサン2部とヒュームドシ
リカ・アエロジル200(前出)20部を添加し、ニーダー
で混練りしてから150℃で2時間加熱処理してベースコ
ンパウンドIIを作った。
また、上記した生ゴムI100部に平均式が で示されるメチルヒドロキシポリシロキサン2部とヒュ
ームドシリカ・アエロジル200(前出)20部を添加し、
ニーダーで混練りしてから150℃で2時間加熱処理して
ベースコンパウンドIIIを作った。さらに比較のために
上記した生ゴムI100部に分子鎖末端がシラノール基で封
鎖された重合度が10のジメチルポリシロキサン4部とヒ
ュームドシリカ・アエロジル200(前出)20部を添加
し、ニーダーで混練りしてから150℃で2時間加熱処理
してベースコンパウンドIVを作ると共に、上記した生ゴ
ムI30部と分子鎖末端がジメチルビニルシロキシ基で封
鎖された平均重合度8,000のジメチルポリシロキサン生
ゴム70部に、平均式が で示されるオルガノポリシロキサン2部とヒュームドシ
リカ・アエロジル200(前出)20部を添加し、ニーダー
で混練りしてから150℃で2時間加熱処理してベースコ
ンパウンドVを作った。
ついで上記で得たベースコンパウンドI−VをJIS C
2137に準じて再練りしたのち、10分後荷重をかけ、3分
後の高さをダイヤルゲージで測ってそのWiliams可塑度
を測定したところ、第1表に示したとおりの結果が得ら
れた。
また、このベースコンパウンドI、III、IV100部に式 で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン0.25部
と塩化白金酸のオクチルアコール変性溶液(白金含量1
重量%)0.03部を加え、170℃で10分間プレス加硫した
のち、200℃で4時間ポスト加硫したものの物性を測定
したところ、第2表に示したとおりの結果が得られ、上
記したベースコンパウンドI、V100部に2,4−ジクロロ
ベンゾイルパーオキサイド0.6部を添加し、120℃で10分
間プレス加硫したのち、200℃で4時間ポスト加硫した
ものの物性を測定したところ、第3表に示したとおりの
結果が得られた。
また、つぎに上記で得た、硬化剤を添加した5種類の
コンパンドをシリンダー直径が40mmφで、シリンダー長
さLと直径Dとの比がL/D=12で、これに10mmφのダイ
を取りつけた押し出し機に供給し、これらの室温(15〜
30℃)で外径8mmφの丸棒状のシリコーンゴム成形体を
毎分1mの速度で連続的に押し出し、このものを300℃の
熱風を循環させている全長2mの加熱炉中に搬送速度毎分
1mの速さで通過させて成形したところ、第4表に示した
とおりの結果が得られた。
(発明の効果) 本発明は加工性、作業性がすぐれており、押し出し成
形が可能であるシリコーンゴム組成物およびその製造方
法に関するもので、これは前記したようにオルガノポリ
シロキサンに微粉末シリカを充填する際にウェッターと
して一般式 で示される、1分子中に少なくとも3個のシラノール基
を含有するメチルヒドロキシポリシロキサンを使用し、
これらの混合物を100〜200℃に加熱配合するものである
が、これによればここにウェッターとして使用されるメ
チルヒドロキシポリシロキサンが1分子中に少なくとも
3個のシラノール基をもつものとされているので、ここ
に得られるシリコーンゴム組成物は従来公知のウェッタ
ーを用いたもののように可塑性が低下することがなく、
その可塑度が200以上のものとなり、加工性がよく押し
出し成形も可能なものとなるので、ロール材料用として
有用なものとなり、これを硬化して得たシリコーンゴム
硬化物は建築用ガスケット、FAXロール、医療用チュー
ブ、ラバーコンタクト、乳首、等速ジョイントブーツ、
プラグブーツ、アノードキヤップ、電線用などに有利に
使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 政晴 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社シリコーン電子材料技術研 究所内 (56)参考文献 特開 昭47−43042(JP,A) 特公 昭35−18190(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)一般式 (ここにR1は同一または異種の非置換または置換の1価
    炭化水素基、aは1.95〜2.05)で示される、重合度が3,
    000以上であるオルガノポリシロキサン 100重量部、 B)一般式 (m、nはそれぞれ正数で、1≦m≦2、0<n≦1、
    1<m+n≦3)で示されるメチルハイドロジェンポリ
    シロキサンと水とを脱水素反応させて製造した、一般式 (m、nは前記に同じ)で示される、1分子中に少なく
    とも3個のシラノール基を含有するメチルヒドロキシポ
    リシロキサン 0.1〜20重量部、 C)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ 5〜50重量
    部、 とからなることを特徴とするシリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】A)、B)、C)の各成分を混合し、100
    〜200℃の温度で加熱配合する請求項1に記載したシリ
    コーンゴム組成物の製造方法。
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