JPH11504668A - ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩類、それらの製造方法及びその医薬組成物 - Google Patents

ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩類、それらの製造方法及びその医薬組成物

Info

Publication number
JPH11504668A
JPH11504668A JP8533769A JP53376996A JPH11504668A JP H11504668 A JPH11504668 A JP H11504668A JP 8533769 A JP8533769 A JP 8533769A JP 53376996 A JP53376996 A JP 53376996A JP H11504668 A JPH11504668 A JP H11504668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hyaluronic acid
succinic
hemiester
acid
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8533769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4264671B2 (ja
Inventor
リアズ カーン
エイ ポール コノウィッツ
アントネーラ フライバニ
ヴァレンティーナ ゴムバック
Original Assignee
フィディア アドヴァンスド バイオポリマース ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フィディア アドヴァンスド バイオポリマース ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ filed Critical フィディア アドヴァンスド バイオポリマース ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ
Publication of JPH11504668A publication Critical patent/JPH11504668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4264671B2 publication Critical patent/JP4264671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/006Heteroglycans, i.e. polysaccharides having more than one sugar residue in the main chain in either alternating or less regular sequence; Gellans; Succinoglycans; Arabinogalactans; Tragacanth or gum tragacanth or traganth from Astragalus; Gum Karaya from Sterculia urens; Gum Ghatti from Anogeissus latifolia; Derivatives thereof
    • C08B37/0063Glycosaminoglycans or mucopolysaccharides, e.g. keratan sulfate; Derivatives thereof, e.g. fucoidan
    • C08B37/0072Hyaluronic acid, i.e. HA or hyaluronan; Derivatives thereof, e.g. crosslinked hyaluronic acid (hylan) or hyaluronates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/50Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
    • A61K47/51Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent
    • A61K47/56Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an organic macromolecular compound, e.g. an oligomeric, polymeric or dendrimeric molecule
    • A61K47/61Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an organic macromolecular compound, e.g. an oligomeric, polymeric or dendrimeric molecule the organic macromolecular compound being a polysaccharide or a derivative thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステル誘導体(その1,4−β−D−グルクロン酸及び1,3−β−N−アセチル−D−グルコサミン交互繰り返しユニット)のヒドロシキル官能基の1以上が、コハク酸のカルボキシル基でエステル化されて、ヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステルのコハク酸ヘミエステルが形成される。これらの誘導体を使用して、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分又は全エステルのコハク酸ヘミエステルの重金属塩を製造する。これらの塩は、傷、火傷及び眼炎の治療用の抗菌剤及び殺菌剤として使用される医薬組成物の製造において使用され、又は具体的には、骨関節塩の治療用の医薬組成物の製造用の抗炎症剤として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルの 重金属塩類、それらの製造方法及びその医薬組成物 発明の技術分野 本発明は、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分若しくは全エステルとの コハク酸ヘミエステル、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分若しくは全エ ステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩、それらの製造方法、及びこれらの 塩類を活性成分として含む医薬組成物に関するものである。 発明の技術背景 ヒアルロン酸は、1,4−β−D−グルクロン酸及び1,3−β−N−アセチ ル−D−グルコサミンのユニットが交互に配列された鎖を有するポリサッカライ ドである。ヒアルロン酸は、例えば、動物の皮膚及び軟骨に存在する結合組織の 主要成分である。それは、また、へその緒、滑液及び目の硝子体液中に高濃度で 存在することが知られている。現在、連鎖球菌培養によるヒアルロン酸の産生が 広まってきているとはいえ、ヒアルロン酸源は、好ましくは、とさかから抽出さ れる(T.J.Lieselang.Survey of Ophthalmology 34,268-293,1990)。 ヒアルロン酸は、結合組織の主要成分であるので、それは、生体適合性であり 、生体吸着性であり、抗原でない。従って、それは組織の水分補強、軟骨におけ るプロテオグリカンの構築、組織回復、胚の発達、及び関節軟骨(joint cartila ge)の潤滑及び保護等の多くの生物学的機能において重要な役割を果たす。この ポリサッカライドは、通常、数種の関節病(リウマチ様関節炎等)の治療の際に 使用される。それは、また、微粘性手術(microviscosurgery)、特に目の手術の 際に使用される。 関節の炎症のケースでは、ヒアルロン酸が、スーパーオキシドラジカルにより 崩壊される(Greenwald R.A.らのInflammation,10,15-30,1986)。この崩壊に より、滑液の流動学的及び粘弾性的特性についての著しい低減、特に顕著には、 軟骨上におけるヒアルロン酸が有する潤滑性及び保護作用の低減が測定される。 スーパーオキシドジムスターゼは、炎症の際に生じるスーパーオキシドラジカル により引き起こされるダメージに対するメインディフェンスと事実上同等である と仮定されている。銅及び亜鉛が、スーパーオキシドジムスターゼの成分であり 、その作用は、内因性スーパーオキシドラジカルの毒作用から細胞を保護するこ とであると思われる。 リウマチ様関節炎は、亜鉛の欠乏と関連しており、亜鉛自身の炎症活性が仮定 されている(A.Frigoらの“Copper and Zinc in Inflammation",Imflammation and drug therapy series,Vol.IV,Kluwer Academic Publishers,pp.133-142 ,1989)。硫酸亜鉛での治療は、乾癖の患者の関節炎により引き起こされる関節障 害の制御に有効であることが証明されている。 同様に、銅濃度の変化が、関節炎症の患者に観察されている(C.W.Denko,“ Copper and Zinc in Inflammation",Inflammation and drug therapy series, Vol.IV,Kluwer Academic Publishers,pp.1-5,1989)。銅ベースの化合物が 、リウマチ様関節炎の治療に使用されており、それらの活性は、銅イオンによる ものである。 また、金塩が、公知のステロイド及び非ステロイドタイプの抗炎症剤と共に、 関節炎の治療に使用される(US 4,746,504)。 フッ化銀、ヨウ化銀及び乳酸銀等の多くの銀塩は、局所用の抗菌性物質として 使用されている。それらの抗菌作用は、Ag+イオンの作用によるものである。 ヒアルロン酸の重金属塩(銀、金、セリウム及びタングステン等のもの)は、 既に、当該技術分野において知られている。ヒアルロン酸ナトリウム水溶液と硝 酸銀溶液環の反応により、ヒアルロン酸の銀塩が得られる。これらの全化合物を 含む医薬調製物が使用されて、火傷、傷及び数種の目の感染(淋菌誘導結膜炎等 )の治療が促進される(A.Nimrod and B.Greenman,USP No.4,746,504(1988年 5月24日))。 しかしながら、ヒアルロン酸又はヒアルロン酸の部分若しくは全エステル誘導 体(その1,4−β−D−グルクロン酸及び1,3−β−N−アセチル−D−グ ルコサミン交互繰り返しユニットの1以上のヒドロキシ官能基が、コハク酸のカ ルボキシル基でエステル化されて、ヒアルロン酸又はヒアルロン酸の部分若しく は全エステルのコハク酸ヘミエステルが形成される)のいずれも、当該技術分野 において知られていない。 本発明の概要 本発明は、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分若しくは全エステルとの コハク酸ヘミエステル、及び重金属とのその無機塩に関するものである。 具体的には、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分若しくは全エステルと のコハク酸ヘミエステルは、以下の繰り返しユニット(I)を有することにより 特徴付けられる: (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ同一でも異なっていてもよく、H又は CO(CH22−COOYであり、その式中、Yは、陰電荷又はHであり、Rは 、OH、O-又はアルコール残部である)。 コハク酸ヘミエステルを調製することが意図されたヒアルロン酸エステルは、 脂肪族又は脂環式のアルコールとの部分又は全エステルである(それは、それ自 体、USP 4,851,521に開示された注目すべき作用を有さず、かかる文献は、本件 明細書に含まれるものとする)。 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分若しくは全エステルとのコハク酸ヘ ミエステルの重金属塩は、具体的には、以下の繰り返しユニット(II)を有する ことにより特徴付けられる: (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ同一でも異なっていてもよく、H又はC O(CH22−COO-であり、Rは、O-又はアルコール残部であり、(XZ+) は、重金属のカチオン(Zは1〜6である)であり、pは、0.1〜5の整数又は 少数であり、但し、p(XZ+)は、該繰り返しユニット中に存在するアニオン基 COO-の数と等しい)。本発明の重金属塩は、出発物質ヒアルロネートのその 重金属塩より、かなり高い陰電荷密度を有することにより特徴付けられる。実際 、新規な置換基(即ち、コハク酸)は、理論的に、繰り返しユニットの全アルコ ール官能基に結合可能であり、1つの繰り返しユニットあたり4つまでのコハク 酸基、従って、塩の形成に利用可能な陰電荷を4つ多く含むポリサッカライドが 提供される。 更に、本発明は、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分若しくは全エステ ルとのコハク酸ヘミエステル、及びその重金属塩を調製するための製造方法に関 するものである。 この方法は、具体的には、以下の工程を含む: a)ヒアルロン酸ナトリウム塩を、水及び非プロトン性溶媒の存在下で、ピリジ ニウム、テトラアルキルアンモニウム、テトラアリールアンモニウム、テトラア ルキルホスホニウム、テトラアリールホスホニウム塩からなる群から選択された 塩に転化すること、 b)工程(a)で得た溶液を、触媒としての有機塩基の存在下においてコハク酸無 水物を用いて処理し、ピリジニウム、テトラアルキルアンモニウム、テトラアリ ールアンモニウム、テトラアルキルホスホニウム、又はテトラアリールホスホニ ウムカチオンを透析により除去し、それにより、繰り返しユニット(I)を有す るコハク酸ヘミエステル(但し、該繰り返しユニット(I)の少なくとも1種は 、R=OH又はO-を有する)を得ること(更に、得られた生成物を凍結乾燥に より回収してもよい)、 c)前述の工程から得られた溶液、又は前述の工程から得られた回収固形生成物 の水溶液を重金属の無機塩の水溶液で処理し、濾過及び減圧乾燥により生成物を 回収すること。 ヒアルロン酸の全エステルのコハク酸ヘミエステルとの重金属塩の製造では、 本発明の方法には、以下の工程が意図される: b')水及び非プロトン性溶媒の混合物中に溶解又は懸濁されたヒアルロン酸エ ステルを、触媒としての有機塩基の存在下においてコハク酸無水物を用いて処理 し、それにより、繰り返しユニット(I)(式中、Rは、アルコールの残部であ る)を有するコハク酸ヘミエステルを得ること(更に、得られた生成物を凍結乾 燥により回収してもよい)、 c')前述の工程から得られた溶液、又は前述の工程から得られた回収固形生成 物の水溶液を重金属の無機塩の水溶液で処理し、濾過及び減圧乾燥により生成物 を回収すること。 本発明のヒアルロン酸との又は部分的又は全体的なヒアルロン酸エステルとの コハク酸の重金属塩を、抗菌剤や殺菌剤として使用して、傷、火傷及び眼炎の治 療を有効に進めることができ、又はそれらを、同様の治療作用を有する他の薬理 学的に活性な物質1以上と共に、適切な医薬形態のものに導入することができる 。 また、それらは、望ましくは、薬剤の製造用の殺菌剤として使用可能であるば かりでなく、化粧クリーム及び軟膏、シェイビング及びアフターシェイビングロ ーション及びヘアーローション等のいわゆるヘルスケア製品、生体材料(膜不織 組織(membranes non-woven tissue)、ガーゼ等)の製造用の活性成分として使用 することができる。また、望ましくは、ヒアルロン酸のスクシニルモノエステル の重金属の塩は、同様の治療作用を有する、他の医薬的活性成分との組合せで、 関節に影響する関節炎及び炎症の治療用抗炎症剤として使用することができる。 本発明の詳細な説明 用語“重金属”は、周期表の第4〜6周期の全医薬活性金属を含む。 本発明で好ましい重金属塩は、カチオンが、亜鉛、銀、銅、金、セリウム及び タングステンであるヒアルロン酸のコハク酸誘導体の塩である。 事実、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分エステルとのその塩について の比較では、これらの塩により、重金属塩を含む公知化合物より優れた利点が提 供される。なぜなら、本発明の塩は、多くの重金属カチオンに結合可能であるか らである。確かに、ヒアルロン酸は、繰り返しユニットあたりカウンターイオン (counter-ion)を1つのみに結合し得るが、本発明の塩は、繰り返しユニットあ たり少なくとも2倍のカウンターイオンと結合する。 従って、次に定義及び記載した治療のための、高濃度の金属とのこれらの重金 属塩を使用することが望ましく、なぜなら、これが、製造において最も有効な成 分であるからである。 いかなる分子量のヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステルも、それらのスクシ ニル誘導体を製造するために使用することができる。本発明においては、3,000 〜760,000ドルトンの分子量を有するヒアルロン酸のサンプルを使用したが、こ の範囲は、本発明の目的のためには臨界的なものではない。 ヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステルとの好ましいコハク酸ヘミエステルは 、少なくとも1種の繰り返しユニット(I)(R1=R2=R3=Hである)及び その金属塩(そのユニット(II)において、Xが、銀、金、銅、亜鉛からなる群 から選択され、Zが、1〜3からなり、pが、0.3〜2からなる)を有するもの である。 ヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステルとの、他の好ましいコハク酸ヘミエス テルは、少なくとも1種の繰り返しユニット(I)(R1=R3=Hであり、R2= CO−(CH22−COOYである)及び少なくとも1種の繰り返しユニット( R2=R3=Hであり、R1=CO−(CH22−COOYであり、上述のもの) を有するものであり、その重金属塩は、少なくとも1種の繰り返しユニット(II )(R1=R3=Hであり、R2=CO(CH22−COO-である)及び少なくと も1種の繰り返しユニット(II)(R2=R3=Hであり、R1=CO(CH22 −COO-である)を有するものであり、Xは銀、金、銅、亜鉛からなる群から 選択され、Zは1〜3からなり、Pは0.6〜3からなる。 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部分エステルとのコハク酸ヘミエステル を製造するための本発明の方法では、工程(a)において、好ましくは、ヒアル ロン酸を、そのピリジニウム塩に転化する。具体的には、この転化は、水及びジ メチルホルムアミドの混合物中におけるヒアルロン酸ナトリウム塩の溶解(先に 記載)、及びその遊離ヒアルロン酸を得るためのカチオン交換樹脂での処理を包 含する。樹脂の除去後、溶液を、ピリジンで中和し、ピリジニウム塩を得る。工 程(b)及び(b')の両方の工程において、コハク酸無水物の量は、臨界的なも のではないが、ヒアルロン酸については過剰量(high excess)で添加するのが好 ましい。事実、最良の結果は、出発材料ヒアルロン酸又はヒアルロン酸の部分エ ステルの繰り返しユニット(III)中に存在するコハク酸無水物/遊離OH基の モル比が15〜90である場合に得られる: (式中、Rは上述のものである)。温度は臨界的なものではないが、最良の結果 は、工程(b)又は(b')の両方の工程を70℃で行う場合に得られる。工程(b )又は(b')の両方の工程において触媒として使用する有機塩基の好ましいもの は、4−ジメチルアミノピリジン、ピリジン又はそれらの混合物からなる群から 選択されたものである。多量の4−ジメチルアミノピリジンを用いることにより 、スクシニル化(succibylation)の程度が高い、ヒアルロン酸との又はヒアルロ ン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルが得られ、ピリジンを単独又は少量の4 −ジメチルアミノピリジンと組合せて使用することにより、スクシニル化の程度 の低い、ヒアルロン酸とのコハク酸ヘミエステルが得られる。反応条件(温度、 反応時間等)を強くすればするほど、形成される誘導体のエステル化の程度が高 くなる。 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのAg 塩の製造について、工程(c)又は(c')において、好ましくは、ヒアルロン酸 とのコハク酸ヘミエステル又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステル を硝酸銀で処理して、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸 ヘミエステルの銀塩を形成する。本発明のAg塩は、溶液から沈殿し、濾過又は 遠心分離により回収される。沈殿物は、その後、エタノールを用いて洗浄され、 40℃で減圧乾燥される。スクシニル誘導体の銀化合物は、完全な黒色である。硝 酸銀溶液を製造するための、及びスクシニルシルバーヒアルロネートを製造する ための全ての作業は暗下で行い、得られる生成物は、光源から遠ざけて貯蔵した 。 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのCu 塩の製造について、工程(c)又は(c')の両方において、好ましくは、ヒアル ロン酸とのコハク酸ヘミエステル又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエ ステルをCuCl2水溶液で処理して、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エス テルとのコハク酸ヘミエステルのCu塩を形成する。 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのZn 塩の製造について、工程(c)又は(c')の両方において、好ましくは、ヒアル ロン酸とのコハク酸ヘミエステル又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエ ステルをZnCl2水溶液で処理して、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エス テルとのコハク酸ヘミエステルのZn塩を形成する。 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのAu 塩の製造について、工程(c)又は(c')の両方において、好ましくは、ヒアル ロン酸とのコハク酸ヘミエステル又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエ ステルをHAuCl4水溶液で処理して、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エ ステルとのコハク酸ヘミエステルのAu塩を形成する。 火傷、傷及び眼炎の治療用の、本発明の医薬組成物は、好ましくは、本発明の Ag塩を含み、かつ更に、軟膏、クリームジェルの形態である。 骨関節炎の治療用の医薬組成物は、好ましくは、Au、Zn、Cu塩又はそれ らの混合物を含む。 以下に、o−スクシニルヒアルロネート及びその重金属塩の製造の実施例を幾 つか記載するが、これらの実施例で具体的に記載していない変更も、本発明の範 囲を逸脱しないとされるであろう。 繰り返しユニット(I)を有するヒアルロン酸とのコハク酸ヘミエステルの製 造方法の例 実施例1: 蒸留水(35ml)中のヒアルロン酸ナトリウム(HA−Na、1g、MW160,0 00)及びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF、100ml)の溶液を、10分間、 イオン交換樹脂(3G、IR120 H+)の存在下において攪拌し、その後その樹 脂を、DMF(100ml)での更なる希釈後に、濾過により除去した。溶液を、 その後、過剰量のピリジン(10ml)を用いて中和して、ヒアルロン酸のピリジ ン塩(HA−Py)を得た。粘稠溶液を、その後、減圧下において慎重に蒸発さ せて、存在する水を除去した(溶液の全量が、約100ml未満とならないように 注意した)。この手順を3度繰り返し、各々において、DMF(20ml)を加え た。溶液を、その後、室温で24時間攪拌しながら、コハク酸無水物(3g)及び ピリジン(10ml)で処理した。その後、反応混合物を濃縮し、蒸留水(20ml )を用いて集め、蒸留水で透析し(750mlで3度)、凍結乾燥させて、ヒアル ロン酸スクシニレートを得た(930ml)。 表1は、サンプル1の13C.n.m.r.(50.3MHz)スペクトルの化学シフト値を示す 。 N.M.R.分析により、N−アセチルグルコサミンの炭素6(N−6)のス クシニル化の程度0.2が示される(ポリマーのコハク酸のモル/繰り返しユニッ トのモル)。 実施例2: 蒸留水(35ml)中のヒアルロン酸ナトリウム(HA−Na、1g、MW30,0 00)及びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF、100ml)の溶液を、10分間 、イオン交換樹脂(3G、IR120 H+)の存在下において攪拌し、その後、そ の樹脂を、DMF(100ml)での更なる希釈後に、濾過により除去した。溶液 を、その後、過剰量のピリジン(10ml)を用いて中和して、ヒアルロン酸のピ リジン塩(HA−Py)を得た。粘稠溶液を、その後、減圧下において慎重に蒸 発させて、存在する水を除去した(溶液の全量が、約100ml未満とならないよ うに注意した)。この手順を3度繰り返し、各々において、DMF(20ml)を 加えた。溶液を、その後、24時間70℃で攪拌しながら、コハク酸無水物(3g) 及びピリジン(10ml)で処理した。その後、反応混合物を濃縮し、蒸留水(20 ml)を用いて集め、蒸留水で透析し(750mlで3度)、凍結乾燥させて、ヒ アルロン酸スクシニレートを得た(900ml)。 表2は、サンプル2の13C;n.m.r.(50.3MHz)スペクトルの化学シフト値を報告 するものである。 N.M.R.分析により、N−アセチルグルコサミンの炭素6(N−6)のス クシニル化の程度0.45が示される(コハク酸のモル/繰り返しユニットのモル) 。 実施例3: 蒸留水(35ml)中のヒアルロン酸ナトリウム(HA−Na、0.5g、MW160, 000)及びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF、100ml)の溶液を、10分間 、イオン交換樹脂(3G、IR120 H+)の存在下において攪拌し、その後、そ の樹脂を、DMF(75ml)での更なる希釈後に、濾過により除去した。溶液を 、その後、過剰量のピリジン(6ml)を用いて中和して、ヒアルロン酸のピリ ジン塩(HA−Py)を得た。粘稠溶液を、その後、減圧下において慎重に蒸発 させて、存在する水を除去した(溶液の全量が、約50ml未満とならないように 注意した)。この水除去手順を3度繰り返し、各々において、DMF(10ml) を加えた。その後、溶液を48時間70℃で攪拌しながら、コハク酸無水物(2g) 、4−ジメチルアミノピリジン(10ml)及びピリジン(10ml)で処理した。 追加のコハク酸無水物(1g)を添加し、ピリジン(2.5ml)及び混合物を、 更に、24時間攪拌した。反応混合物を、その後、濃縮し、蒸留水(20ml)を用 いて集め、蒸留水で透析し(750mlで3度)、凍結乾燥させて、ヒアルロン酸 スクシニレートを得た(450ml)。その生成物は、水に溶解された時の高粘性 で特徴付けられ、具体的なn.m.r.スペトクルは、そのサンプルの高粘性に よる幅広いピークで特徴付けられる。改質の程度は、電位差アッセイにより測定 し、1.8(コハク酸のモル/繰り返しユニットのモル)であることが分かった。 実施例4: 蒸留水(60ml)中のヒアルロン酸ナトリウム(HA−Na、0.5g、MW240, 000)及びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF、60ml)の溶液を、10分間、 イオン交換樹脂(1G、IR120 H+)の存在下において攪拌し、その後、その 樹脂を、DMF(50ml)での更なる希釈後に、濾過により除去した。溶液を、 その後、過剰量のピリジン(6L)を用いて中和して、ヒアルロン酸のピリジン 塩(HA−Py)を得た。粘稠溶液を、その後、減圧下において慎重に蒸発させ て、存在する水を除去した(溶液の全量が、約100ml未満とならないように注 意した)。この水除去手順を3度繰り返し、各々において、DMF(20ml)を 加えた。ゼラチン様溶液を、その後、18時間70℃で攪拌しながら、コハク酸無水 物(2g)、ピリジン(5ml)で処理した。追加のコハク酸無水物(2.5g) を添加し、4−ジメチルアミノピリジン(200mg)を添加し、混合物を、更に 、24時間攪拌した。反応混合物を、その後、濃縮し、蒸留水(20ml)を用いて 集め、凍結乾燥させて、ヒアルロン酸スクシニレートを得た(450ml)。その 生成物は、水に溶解された時の高粘性で特徴付けられ、具体的なn.m.r.ス ペトクルは、そのサンプルの高粘性によるかなり幅広いピークで特徴付けられる 。改質の程度は、電位差アッセイにより測定し、2.5(コハク酸のモル/繰り返 しユニットのモル)であることが分かった。 実施例5: 蒸留水(60ml)中のヒアルロン酸ナトリウム(HA−Na、1g、MW40,0 00)及びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF、60ml)の溶液を、10分間、 イオン交換樹脂(1G、IR120 H+)の存在下において攪拌し、その後、その 樹脂を、DMF(50ml)での更なる希釈後に、濾過により除去した。溶液を、 その後、過剰量のピリジン(10ml)を用いて中和して、ヒアルロン酸のピリジ ン塩(HA−Py)を得た。粘稠溶液を、その後、減圧下において慎重に蒸発さ せて、存在する水を除去した(溶液の全量が、約50ml未満とならないように注 意した)。この水除去手順を3度繰り返し、各々において、DMF(20ml)を 加えた。その後、溶液を18時間70℃で攪拌しながら、コハク酸無水物(3g)、 ピリジン(10ml)で処理した。追加のコハク酸無水物(2.5g)を添加し、4 −ジメチルアミノピリジン(200mg)を添加し、混合物を、更に、24時間攪拌 した。反応混合物(茶色であった)を、その後、濃縮し、蒸留水(20ml)を用 いて集め、蒸留水で透析し(750mlで3度)、凍結乾燥させて、ヒアルロン酸 スクシニレートを得た(850ml)。スクシニレート化の程度を、電位差アッセ イにより測定したところ、3.5であった(コハク酸のモル/繰り返しユニットの モル)。 実施例6: 蒸留水(60ml)中のヒアルロン酸ナトリウム(HA−Na、0.5g、MW760, 000)及びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF、60ml)の溶液を、10分間、 イオン交換樹脂(1G、IR120 H+)の存在下において攪拌し、その後、その 樹脂を、DMF(50ml)での更なる希釈後に、濾過により除去した。溶液 を、その後、過剰量のピリジン(6ml)を用いて中和して、ヒアルロン酸のピ リジン塩(HA−Py)を得た。粘稠溶液を、その後、減圧下において慎重に蒸 発させて、存在する水を除去した(溶液の全量が、約50ml未満とならないよう に注意した)。この水除去手順を3度繰り返し、各々において、DMF(20ml )を加えた。ゼラチン様溶液を、その後、コハク酸無水物(2g)、4−ジメチ ルアミノピリジン(200mg)処理し、混合物を、更に、24時間攪拌した。反応 混合物を、その後、濃縮し、蒸留水(20ml)を用いて集め、蒸留水で透析し(7 50mlで3度)、凍結乾燥させて、ヒアルロン酸スクシニレートを得た(430ml) 。その生成物は、水に溶解された時の高粘性で特徴付けられ、具体的なn.m. r.スペトクルは、そのサンプルの高粘性によるかなり幅広いピークで特徴付け られる。改質の程度は、電位差アッセイにより測定し、2.5(コハク酸のモル/ 繰り返しユニットのモル)であることが分かった。 o−スクシニルヒアルロネートの銀塩の製造の例 実施例7: 実施例1に記載したように製造したo−スクシニルヒアルロネート100mgを 、10mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液に、その後、1NのAgNO3溶液1 0mlを追加した。そのようにして得た白色沈殿物を、2時間一定に攪拌しなが ら、懸濁状態で維持し、その後、ブフナー漏斗での濾過により集め、エタノール で数回洗浄し、40℃にセットした減圧オーブンにおいて乾燥させた。これらの全 ての作業を暗下において行って、酸化銀の形成を避けた。原子吸光分析により、 23.5重量%の銀含量が示され、これは、理論計算量の87%に相当する。 実施例8: 実施例3に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート70mgを、14 mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液に、その後、1NのAgNO3溶液14m lを追加した。グレーの沈殿物が直ちに形成され、それを2時間一定に攪拌しな がら、懸濁状態で維持し、その後、ブフナー漏斗での濾過により集めた。それを 、エタノールで数回洗浄し、40℃にセットした減圧オーブンにおいて乾燥させた 。これらの全ての作業を暗下において行って、酸化銀の形成を避けた。原子吸光 分析により、27重量%の銀含量が示され、これは、理論計算量の71%に相当する 。 実施例9: 実施例4に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、2 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液(高粘性のものであった)に、2Nの AgNO3溶液20mlを追加した。白色沈殿物が直ちに形成され、それを2時間 一定に攪拌しながら、懸濁状態で維持した。それを、その後、ブフナー漏斗での 濾過により集め、エタノールで数回洗浄し、40℃にセットした減圧オーブンにお いて乾燥させた。これらの全ての作業を暗下において行って、酸化銀の形成を避 けた。原子吸光分析により、28.8重量%の銀含量が示され、これは、理論計算量 の70.5%に相当する。 実施例10: 実施例5に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、1 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液(高粘性のものであった)に、1Nの AgNO3溶液10mlを追加した。やや褐色を帯びた沈殿物が直ちに形成され、 それを2時間一定に攪拌しながら、懸濁状態で維持し、その後、ブフナー漏斗で の濾過により集め、エタノールで数回洗浄し、40℃にセットした減圧オーブンに おいて乾燥させた。これらの全ての作業を暗下において行って、酸化銀の形成を 避けた。原子吸光分析により、31重量%の銀含量が示され、これは、理論計算量 の70.2%に相当する。 実施例11: 実施例6に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、1 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液(高粘性のものであった)に、1Nの AgNO3溶液10mlを追加した。やや褐色を帯びた沈殿物が直ちに形成され、 それを2時間一定に攪拌しながら、懸濁状態で維持し、その後、ブフナー漏斗で の濾過により集め、エタノールで数回洗浄し、40℃にセットした減圧オーブンに おいて乾燥させた。これらの全ての作業を暗下において行って、酸化銀の形成を 避けた。原子吸光分析により、27重量%の銀含量が示され、これは、理論計算量 の71%に相当する。 ヒアルロン酸スクシニレートの亜鉛塩の製造の例 実施例12: 実施例1に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、1 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液に、0.2NのZnCl2溶液10mlを 追加した。溶液を2時間一定に攪拌し、その後、3容量のエタノールを添加して 、溶解性亜鉛塩を沈殿させた。沈殿物を、3,000rpmで15分間の遠心分離によ り回収し、エタノールで数回洗浄し、40℃にセットした減圧オーブンにおいて乾 燥させた。原子吸光分析により示された銀含量は、10%であり、これは、理論計 算量の101%に相当する。 実施例13: 実施例3に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、2 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液(高粘性のものであった)に、2Nの ZnCl2溶液20mlを追加した。亜鉛塩の添加後、粉状沈殿物が形成され、そ れを、3,000rpmで15分間の遠心分離により回収し、エタノールで数回洗浄し 、40℃にセットした減圧オーブンにおいて乾燥させた。原子吸光分析により示さ れた銀含量は、15.3%であり、これは、理論計算量の105%に相当する。 実施例14: 実施例4に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、2 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液(高粘性のものであった)に、2Nの ZnCl2溶液20mlを追加した。亜鉛塩の添加後、粉状沈殿物が形成され、そ れを、3,000rpmで15分間の遠心分離により回収し、エタノールで数回洗浄し 、40℃にセットした減圧オーブンにおいて乾燥させた。原子吸光分析により示さ れた銀含量は、17.7%であり、これは、理論計算量の105%に相当する。 ヒアルロン酸スクシニレートの銅塩の製造の例 実施例15: 実施例5に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、1 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液(高粘性のものであった)に、2Nの CuCl2溶液10mlを追加した。銅塩の添加後、青色沈殿物が形成され、それ を、3,000rpmで15分間の遠心分離により回収し、エタノールで数回洗浄し、4 0℃にセットした減圧オーブンにおいて乾燥させた。原子吸光分析により示され た銅含量は、21.4重量%であり、これは、理論計算量の110%に相当する。従っ て、少量の銅塩が、誘導体の沈殿の間にポリマーにより導入されたことが確認で きる。 ヒアルロン酸スクシニレートの金塩の製造の例 実施例16: 実施例3に記載したように製造したヒアルロン酸スクシニレート100mgを、2 0mlの蒸留水に溶解した。ポリマー溶液(高粘性のものであった)に、0.5Nの HAuCl4溶液20mlを追加した。金塩の添加後、沈殿物が形成され、それを 、3,000rpmで15分間の遠心分離により回収し、エタノールで数回洗浄し、40 ℃にセットした減圧オーブンにおいて乾燥させた。原子吸光分析により示された 銅含量は、13重量%であり、これは、理論計算量の44%に相当する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ,BB ,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,GE, HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L K,LR,LS,LT,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SD, SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN (72)発明者 コノウィッツ エイ ポール イギリス サリー ジーユー9 0アール 2 ファーナム フォーリー ヒル アン ブルサイド クレッセント 12 (72)発明者 フライバニ アントネーラ イタリア イ−33100 ウディネ ヴィア プラダマーノ 15 (72)発明者 ゴムバック ヴァレンティーナ イタリア イ−34125 トリエステ ヴィ ア パラーディオ 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の繰り返しユニット(I)を有する、ヒアルロン酸との又はヒアルロン 酸の部分若しくは全エステルとのコハク酸ヘミエステル: (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ同一でも異なっていてもよく、H又は CO(CH22−COOYであり、その式中、Yは、陰電荷又はHであり、Rは 、OH、O-又はアルコール残部である)。 2.繰り返しユニット(I)において、R1=R2=R3=Hである請求項1に記 載のコハク酸ヘミエステル。 3.少なくとも1種の繰り返しユニット(I)(R1=R3=Hであり、R2=C O(CH22−COOYである)、及び少なくとも1種の繰り返しユニット(I )(R2=R3=Hであり、R1=CO(CH22−COOYである)を有する請 求項1に記載のコハク酸ヘミエステル。 4.以下の繰り返しユニット(II)を有する、ヒアルロン酸との又はヒアルロン 酸の部分若しくは全エステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩: (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ同一でも異なっていてもよく、H又は CO(CH22−COO-であり、Rは、O-又はアルコール残部であり、(XZ+ )は、重金属のカチオン(Zは1〜6である)であり、pは、0.1〜5の整数又 は少数であり、但し、p(XZ+)は、該繰り返しユニット中に存在するアニオン 基COO-の数と等しい)。 5.XがAg、Cu、Zn、Au、Ce、Wからなる群から選択された請求項4 に記載の重金属塩。 6.R1=R2=R3=Hであり、Xが銀、金、銅、亜鉛からなる群から選択され 、Zが1〜3の整数であり、pが0.3〜2からなる請求項4又は5に記載の重金 属塩。 7.少なくとも1種の繰り返しユニット(II)(R1=R3=Hであり、R2=C O(CH22−COO-である)、及び少なくとも1種の繰り返しユニット(II )(R2=R3=Hであり、R1=CO(CH22−COO-である)を有し、Xが 銀、金、銅、亜鉛からなる群から選択され、Zが1〜3であり、pが0.6〜3か らなる請求項4、5又は6のいずれか1項に記載の重金属塩。 8.以下の工程を含む請求項4、5、6又は7のいずれか1項に記載の、ヒアル ロン酸との又はヒアルロン酸の部分又は全エステルとのコハク酸ヘミエステルの 重金属塩の製造方法: a)ヒアルロン酸ナトリウム塩を、水及び非プロトン性溶媒の存在下で、ピリ ジニウム、テトラアルキルアンモニウム、テトラアリールアンモニウム、テトラ アルキルホスホニウム、テトラアリールホスホニウム塩からなる群から選択され た塩に転化すること、 b)工程(a)で得た溶液を、触媒としての有機塩基の存在下においてコハク酸 無水物を用いて処理し、ピリジニウム、テトラアルキルアンモニウム、テトラア リールアンモニウム、テトラアルキルホスホニウム、又はテトラアリールホスホ ニウムカチオンを透析により除去し、それにより、少なくとも1種の繰り返しユ ニット(I)(式中、R1、R2及びR3はそれぞれ同一でも異なっていてもよく 、H又はCO(CH22−COOYであり、その式中、Yは、陰電荷又はHであ り、Rは、OH、O-又はアルコール残部であり、但し、1種の繰り返しユニッ ト(I)においては、少なくとも、RがOH又はO-である)を有する、ヒアル ロン酸との又はそれらの部分エステルとのコハク酸ヘミエステルを得ること、及 び任意に、得られた生成物を凍結乾燥により回収すること、 c)前述の工程で得た溶液、又は前述の工程で得た回収固形生成物の水溶液を 重金属の無機塩の水溶液で処理し、濾過及び減圧乾燥により生成物を回収するこ と。 9.工程(a)において、ヒアルロン酸を、以下の作業条件を用いることにより 、そのピリジニウム塩に添加する請求項8に記載の方法: i)水及びジメチルホルムアミドの混合物中において、ヒアルロネートナトリ ウム塩を溶解させること、 ii)カチオン交換樹脂で処理して、その遊離ヒアルロン酸を得ること、 iii)反応混合物をピリジンにより中和し、それにより、ピリジニウム塩を得 ること。 10.以下の工程を含む、ヒアルロン酸の全エステルとのコハク酸ヘミエステルの 重金属塩を製造する方法: b')水及び非プロトン性溶媒の混合物中に溶解又は懸濁されたヒアルロン酸 エステルを、有機塩基の存在下においてコハク酸無水物を用いて処理し、それに より、以下の繰り返しユニット(I)を有するコハク酸ヘミエステルを得ること 、及び任意に、得られた生成物を凍結乾燥により回収すること: (式中、Rは、アルコールの残部である) c)前述の工程で得た溶液、又は前述の工程で得た回収固形生成物の水溶液を 重金属の無機塩の水溶液で処理し、濾過及び減圧乾燥により生成物を回収するこ と。 11.工程(b)又は(b')を、以下の出発材料ヒアルロン酸又はヒアルロン酸の 部分エステルの繰り返しユニット(III)におけるコハク酸無水物/遊離OH基 のモル比を15〜90とし、70℃で行い、その触媒を、4−ジメチルアミノピリジン 、ピリジン又はそれらの混合物からなる群から選択する請求項8、9又は10のい ずれか1項に記載の方法: 12.ヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのAg塩 を製造するための、請求項8、9、10又は11のいずれか1項に記載の方法であっ て、工程(c)又は(c')において、ヒアルロン酸とのコハク酸ヘミエステル又 はヒアルロン酸の部分又は全エステルとのコハク酸ヘミエステルを、硝酸銀の水 溶液で処理する該方法。 13.ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのZ n塩を製造するための、請求項8、9、10又は11のいずれか1項に記載の方法であ って、工程(c)又は(c')において、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸の部 分又は全エステルとのコハク酸ヘミエステルを、ZnCl2で処理する該方法。 14.ヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのCu塩 を製造するための、請求項8、9、10又は11のいずれか1項に記載の方法であっ て、工程(c)又は(c')において、ヒアルロン酸とのコハク酸ヘミエステル又 はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルを、CuCl2の水溶液で処 理する該方法。 15.ヒアルロン酸又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルのAu塩 を製造するための、請求項8、9、10又は11のいずれか1項に記載の方法であっ て、工程(c)又は(c')において、ヒアルロン酸とのコハク酸ヘミエステル又 はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルを、HAuCl4の水溶液で 処理する該方法。 16.活性成分として、請求項4、5、6又は7のいずれか1項に記載のヒアルロ ン酸との又はヒアルロン酸の部分又は全エステルとのコハク酸ヘミエステルの重 金属塩を少なくとも1種、及び任意に、他の同様の治療作用を有する活性成分を 含む治療組成物。 17.火傷、傷及び眼炎の治療用の、請求項16に記載の治療組成物。 18.軟膏、クリームジェルの形態である請求項16又は17に記載の治療組成物。 19.活性成分として、ヒアルロン酸又はヒアルロン酸の部分又は全エステルとの コハク酸ヘミエステルのAg塩を含む請求項16、17又は18に記載の治療組成物。 20.骨関節炎の治療用の、請求項16に記載の治療組成物。 21.活性成分として、ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸 ヘミエステルの重金属塩少なくとも1種であって、Au、Cu及びZn又はそれ らの混合物の塩からなる群から選択された塩を含む請求項16又は20に記載の治療 組成物。 22.請求項4、5、6又は7のいずれか1項に記載のヒアルロン酸又はヒアルロ ン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩を少なくとも1種を含むヘル スケア組成物。 23.請求項4、5、6又は7のいずれか1項に記載の重金属塩を少なくとも1種 含む生体材料。
JP53376996A 1995-05-10 1996-05-08 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩類、それらの製造方法及びその医薬組成物 Expired - Fee Related JP4264671B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT95PD000090A IT1281877B1 (it) 1995-05-10 1995-05-10 Sali di metalli pesanti di succinil derivati dell'acido ialuronico e loro impiego come potenziali agenti terapeutici
IT95A000090 1995-08-18
PCT/EP1996/001979 WO1996035720A1 (en) 1995-05-10 1996-05-08 Heavy metal salts of succinic acid hemiesters with hyaluronic acid, or hyaluronic acid esters, a process for their preparation, and relative pharmaceutical compositions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11504668A true JPH11504668A (ja) 1999-04-27
JP4264671B2 JP4264671B2 (ja) 2009-05-20

Family

ID=11391041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53376996A Expired - Fee Related JP4264671B2 (ja) 1995-05-10 1996-05-08 ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩類、それらの製造方法及びその医薬組成物

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0827514B1 (ja)
JP (1) JP4264671B2 (ja)
AT (1) ATE183206T1 (ja)
AU (1) AU695512B2 (ja)
CA (1) CA2220682C (ja)
DE (1) DE69603721T2 (ja)
ES (1) ES2137694T3 (ja)
IT (1) IT1281877B1 (ja)
WO (1) WO1996035720A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009510186A (ja) * 2005-09-26 2009-03-12 ノボザイムス バイオポリマー アクティーゼルスカブ アリール/アルキル無水琥珀酸ヒアルロナン誘導体
JP2014500257A (ja) * 2010-11-19 2014-01-09 フィディア ファーマチェウティチ ソシエタ ペル アチオニ 抗菌および創傷治癒活性を持つ組成物
JP2018510962A (ja) * 2015-04-07 2018-04-19 ヒャルブルー エス.アール.エル. グリコサミノグリカンエステル、それらを調製する方法および眼科用途のための製剤におけるそれらの使用

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781566B1 (en) * 1995-12-26 2004-07-28 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Organic solvent-soluble mucopolysaccharide, antibacterial antithrombogenic composition and medical material
IT1291452B1 (it) 1997-04-14 1999-01-11 Fidia Advanced Biopolymers Srl Rivestimento a base di acido ialuronico e suoi derivati per la protezione di parti elettroniche da agenti esterni
IT1294797B1 (it) * 1997-07-28 1999-04-15 Fidia Advanced Biopolymers Srl Uso dei derivati dell'acido ialuronico nella preparazione di biomateriali aventi attivita' emostatica fisica e tamponante
US6872819B1 (en) * 1998-05-27 2005-03-29 Fidia Advanced Biopolymers S.R.L. Biomaterials containing hyaluronic acid derivatives in the form of three-dimensional structures free from cellular components or products thereof for the in vivo regeneration of tissue cells
ITPD980149A1 (it) 1998-06-17 1999-12-17 Fidia Advanced Biopolymers Srl Protesi tridimensionali comprendenti derivati dell'acido ialuronico per riparare o ricostruire i tessuti danneggiati e processo per la
JP2003089647A (ja) * 1999-03-10 2003-03-28 Takada Seiyaku Kk 関節性疾患治療剤
AU783886B2 (en) * 1999-06-18 2005-12-22 Innovata Plc Biologically active materials
GB2392913B (en) * 2002-09-11 2007-04-04 Johnson & Johnson Medical Ltd Wound dressings comprising complexes of oxidised celluloses with silver
WO2004024197A1 (en) 2002-09-11 2004-03-25 Johnson & Johnson Medical Limited Wound dressing materials comprising complexes of anionic polysaccharides with silver
DK200301128A (da) * 2003-08-05 2005-02-06 Thomsen Joern Oddershede Tilskudspræparat
CZ304654B6 (cs) 2012-11-27 2014-08-20 Contipro Biotech S.R.O. Nanomicelární kompozice na bázi C6-C18-acylovaného hyaluronanu, způsob přípravy C6-C18-acylovaného hyaluronanu, způsob přípravy nanomicelární kompozice a stabilizované nanomicelární kompozice a použití
EP3988121A1 (en) 2014-02-27 2022-04-27 Synartro AB Hyaluronan conjugates with pharmaceutically active substances, methods and compositions
CZ2014451A3 (cs) 2014-06-30 2016-01-13 Contipro Pharma A.S. Protinádorová kompozice na bázi kyseliny hyaluronové a anorganických nanočástic, způsob její přípravy a použití
CZ309295B6 (cs) 2015-03-09 2022-08-10 Contipro A.S. Samonosný, biodegradabilní film na bázi hydrofobizované kyseliny hyaluronové, způsob jeho přípravy a použití
CZ306479B6 (cs) 2015-06-15 2017-02-08 Contipro A.S. Způsob síťování polysacharidů s využitím fotolabilních chránicích skupin
CZ306662B6 (cs) 2015-06-26 2017-04-26 Contipro A.S. Deriváty sulfatovaných polysacharidů, způsob jejich přípravy, způsob jejich modifikace a použití
CZ308106B6 (cs) 2016-06-27 2020-01-08 Contipro A.S. Nenasycené deriváty polysacharidů, způsob jejich přípravy a jejich použití
WO2019121488A1 (en) * 2017-12-21 2019-06-27 Nicox S.A. Nitric oxide releasing hyaluronic esters
JP7066909B1 (ja) * 2020-12-25 2022-05-13 参天製薬株式会社 高分子化合物、銀塩およびイオン性等張化剤を含有する水性点眼液
IT202100012737A1 (it) 2021-05-18 2022-11-18 Jointherapeutics S R L Miscele di polisaccaridi e poliamminosaccaridi con proprietà reologiche migliorate
IT202100013787A1 (it) 2021-05-27 2022-11-27 Farmigea Spa Composizione per l’uso nel trattamento di affezioni oculari, quali sindrome dell’occhio secco, specialmente post-chirurgico oftalmico / a composition for use in the treatment of ocular affections, such as dry eye disease, especially after eye surgery
IT202200004613A1 (it) 2022-03-10 2023-09-10 Cmed Aesthetics S R L “procedimento di preparazione di prodotti sterili”
WO2024038088A1 (en) 2022-08-16 2024-02-22 Synartro Ab Liquid formulations

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436388A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Sumitomo Electric Ind Ltd Porous polysaccharide and its preparation
EP0066283B1 (en) * 1981-06-02 1986-09-10 Eupan Corporation Eustatic composition for nonspecifically facilitating and amplifying the generalized homeostatic regulation and maintenance, compensation and repair in living organisms
CA1291034C (en) * 1987-10-19 1991-10-22 Mostafa S. Fahim Composition for promoting epithelial regeneration
US4851521A (en) * 1985-07-08 1989-07-25 Fidia, S.P.A. Esters of hyaluronic acid
US4746504A (en) * 1986-03-14 1988-05-24 Bio-Technology General Corp. Heavy metal salts of hyaluronic acid and their use as antimicrobial agents

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009510186A (ja) * 2005-09-26 2009-03-12 ノボザイムス バイオポリマー アクティーゼルスカブ アリール/アルキル無水琥珀酸ヒアルロナン誘導体
JP2014500257A (ja) * 2010-11-19 2014-01-09 フィディア ファーマチェウティチ ソシエタ ペル アチオニ 抗菌および創傷治癒活性を持つ組成物
JP2018510962A (ja) * 2015-04-07 2018-04-19 ヒャルブルー エス.アール.エル. グリコサミノグリカンエステル、それらを調製する方法および眼科用途のための製剤におけるそれらの使用

Also Published As

Publication number Publication date
AU695512B2 (en) 1998-08-13
AU5894496A (en) 1996-11-29
WO1996035720A1 (en) 1996-11-14
ES2137694T3 (es) 1999-12-16
EP0827514B1 (en) 1999-08-11
DE69603721D1 (de) 1999-09-16
CA2220682A1 (en) 1996-11-14
DE69603721T2 (de) 2000-01-13
JP4264671B2 (ja) 2009-05-20
ATE183206T1 (de) 1999-08-15
EP0827514A1 (en) 1998-03-11
ITPD950090A0 (it) 1995-05-10
CA2220682C (en) 2006-10-24
IT1281877B1 (it) 1998-03-03
ITPD950090A1 (it) 1996-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11504668A (ja) ヒアルロン酸との又はヒアルロン酸エステルとのコハク酸ヘミエステルの重金属塩類、それらの製造方法及びその医薬組成物
US4929722A (en) Acid decrystallization of aminopolysaccharides and derivatives thereof
RU2230073C2 (ru) Способ поперечного сшивания карбоксилированных полисахаридов
EP0271551B1 (en) Acid decrystallization of higly cristalline chitosan or partially deacylated chitin
DE69610370T3 (de) Mit Antioxidantien gepfropfte Polysaccharide und deren Verwendungen
JP4417547B2 (ja) 物理的な止血活性および塞栓活性、および吻合後の癒着形成についての予防活性を有している生体適合材料の製造におけるヒアルロン酸誘導体の使用
JP2571312B2 (ja) ヒアルロン酸会合物を含む新規組成物及びそれを調製するための方法
JP5797673B2 (ja) ヒドロカルビルスルトン化合物(a hydrocarbyl sultone compound)による化学修飾ポリアミノ糖
FI94767B (fi) Ei-terapeuttisesti käytettävät hyaluronihapon täydelliset ja osittaiset esterit
EP2289970B1 (fr) Polymères biocompatibles
DE60113398T2 (de) Polysaccharidester von n-derivaten der glutaminsäure
JP6000511B2 (ja) 酸性多糖の酪酸−ギ酸混合エステル、ならびに肌用化粧品としてのその調製および使用
US6258796B1 (en) Water soluble lipidated arabinogalactan
JPH069707A (ja) 高アセチル化率ヒアルロン酸及びその製造方法
JP3282729B2 (ja) 自己架橋ゲランガム
DD285606A5 (de) Verfahren zur herstellung von selektiv o-azylierten glucosaminoglycanen
JP2001510502A (ja) O−硫酸化細菌性多糖類
US6017901A (en) Heavy metal salts of succinic acid hemiesters with hyaluronic acid or hyaluronic acid esters, a process for their preparation and relative pharmaceutical compositions
JP2003523459A (ja) キトサン縮合生成物、その製造及び使用
WO2019082097A1 (en) FUNCTIONALIZED HYALURONIC ACID OR A DERIVATIVE THEREOF IN THE TREATMENT OF INFLAMMATORY CONDITIONS
JP2015507070A (ja) 部分的に解重合したグリコサミノグリカン銀及び金塩
JP2511675B2 (ja) ポリオキシエチレン化キチンの製造方法
CN108635340A (zh) 一种新型曲安奈德高分子药物长效缓释膜片及其制备方法
JP4411847B2 (ja) ポリウロン酸の製造方法
JP2006291097A (ja) ヒアルロン酸誘導体、およびその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071009

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071119

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071109

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071207

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees