JPH11355985A - 永久磁石形モータ - Google Patents

永久磁石形モータ

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JPH11355985A
JPH11355985A JP10155965A JP15596598A JPH11355985A JP H11355985 A JPH11355985 A JP H11355985A JP 10155965 A JP10155965 A JP 10155965A JP 15596598 A JP15596598 A JP 15596598A JP H11355985 A JPH11355985 A JP H11355985A
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JP
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permanent magnet
rotor core
space
hole
motor
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Application number
JP10155965A
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English (en)
Inventor
Eiji Shimomura
英二 霜村
Kazuo Yamada
一夫 山田
Sukeyasu Mochizuki
資康 望月
Takashi Nishizawa
隆志 西沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石が減磁することを極力防止することによ
り高性能化を図る。 【解決手段】 回転子鉄心12の内部に形成された貫通
孔13内に、磁極形成用の永久磁石16を組込んだと
き、前記永久磁石16の両端部に空間部17が形成され
るように前記貫通孔13を構成する。従って、前記永久
磁石16の両端部は、透磁率の低い空気層と隣接する。
そのため、逆磁束が前記永久磁石16内を通過すること
を極力防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子鉄心の内部
に永久磁石を組み込んで構成された回転子を備えた永久
磁石形モータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の永久磁石形モータの一例を図2
2に示す。この図22に示すように、永久磁石形モータ
1は、固定子2と、この固定子2の内部に回転可能に設
けられた回転子3とから構成されている。前記固定子2
は、電磁鋼板等の積層鋼板からなる環状の固定子鉄心4
と、この固定子鉄心4のスロット4a内に巻装された固
定子巻線5とから構成されている。
【0003】一方、前記回転子3は、積層鋼板からなる
回転子鉄心6と、この回転子鉄心6の内部に形成された
例えば4個の貫通孔7内に収納固定された4個の永久磁
石8とから構成されている。前記永久磁石8は、図1に
示すように、その厚み方向にN極、S極が分布してい
る。また、前記回転子鉄心6の中心部には回転軸9が挿
入固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の永久
磁石形モータ1においては、負荷が大きいとき、或いは
過負荷によって動作中にロック状態となったとき、また
或いは、起動時等の過渡状態にあるとき、さらには、固
定子巻線5が短絡したとき等に大きな電機子反作用が発
生する。このため、回転子3に逆方向の磁界(逆磁束Φ
r)が加わることがあった。
【0005】このような逆磁束Φrは、透磁率が低いと
ころを避けて、できるだけ透磁率が高いところを流れよ
うとする性質がある。即ち、永久磁石8の透磁率(いわ
ゆるリコイル透磁率)は非常に低い(例えば希土類磁石
では1.05)のに対して、電磁鋼板の透磁率は100
0以上と非常に高いため、逆磁束Φrは永久磁石8を避
けて回転子鉄心6の中を流れる。
【0006】ところが、永久磁石8の両端部における回
転子鉄心6の外周側の角部8a周辺の領域は、回転子鉄
心6に挟まれている。即ち、回転子鉄心6が永久磁石8
を挟んで近接している。そのため、一部の逆磁束Φr
は、図23に矢印で示すように永久磁石8を通過する。
尚、図23では、1個の永久磁石8についてのみ、逆磁
束が流れる様子を示したが、その他の永久磁石8につい
ても同様である。この場合、回転子鉄心6が近接すれば
するほど多くの逆磁束Φrが流れるため、角部8aに近
いほどより多くの逆磁束Φrが流れる。
【0007】このように、永久磁石8に逆磁束Φrが流
れると、その分、永久磁石8が減磁して発生磁束が減少
し、モータトルクが減少してしまう。また、トルクの減
少分を補うためには、電流を多く流す必要があり、その
分、効率が低下するという問題があった。
【0008】一方、永久磁石8は高温雰囲気下において
減磁するという性質がある。従って、モータを高温雰囲
気化で使用した場合や、モータの駆動に伴い回転子が発
熱することにより永久磁石が減磁する。この場合も、上
記した逆磁束Φrが永久磁石8に加わることによって減
磁した場合と同様の問題が生じる。
【0009】そこで、本発明の目的は、磁石が減磁する
ことを極力防止することにより高性能化を図り得る永久
磁石形モータを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の永久
磁石形モータは、固定子巻線を有する固定子と、回転子
鉄心の内部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石
を組み込んで構成された回転子とを備え、前記貫通孔の
長さ寸法を前記永久磁石の長さ寸法よりも大きく構成
し、前記貫通孔内に前記永久磁石が配設されたとき、前
記永久磁石の両端部に空間部が生じるように構成したこ
とを特徴とする。
【0011】ここで、「長さ寸法」とは、永久磁石及び
貫通孔の長手方向の長さ寸法をいう。上記構成によれ
ば、従来、透磁率の高い回転子鉄心に囲まれていたため
逆磁束が流れていた前記永久磁石の長手方向の両端部が
透磁率の低い空気層からなる空間部と隣接することにな
る。そのため、永久磁石の両端部にはほとんど逆磁束が
流れなくなり、永久磁石が減磁することを防止できる。
【0012】ところで、前記空間部が前記永久磁石の外
周側の面を越えて形成されていると、前記永久磁石の外
周側の面に沿って回転子鉄心を流れる逆磁束の磁路がそ
の空間部によって遮断される。そのため、逆磁束が永久
磁石内に向かうおそれがある。そこで、前記空間部は、
前記永久磁石における回転子鉄心の外周側の面を延長し
た面以内に位置するように構成することが好ましい(請
求項2の発明)。上記構成によれば、永久磁石の外周側
の面に沿って回転子鉄心を流れる逆磁束を、そのまま空
間部の外周側の面に沿って流すことができるので、逆磁
束が永久磁石に加わることを極力防止できる。
【0013】一方、永久磁石の透磁率は空気の透磁率よ
りもわずかに大きい。そのため、空間部の長さ寸法が大
きすぎると、逆磁束が永久磁石に加わってしまうことが
ある。特に、空間部の長さ寸法が永久磁石の厚み寸法
(即ち、径方向の長さ寸法)よりも大きいと、逆磁束が
永久磁石に向かい易い。そこで、前記空間部における回
転子鉄心の外周側の長さ寸法を、永久磁石の厚み寸法以
下に設定することにより、逆磁束が永久磁石に加わるこ
とを確実に防止できる(請求項3の発明)。
【0014】ところで、前記空間部の長さ寸法が大きい
と、その分、回転子鉄心が大きくなってしまうため、前
記空間部の長さ寸法はできるだけ小さく抑えたい。一
方、モータを駆動するインバータ装置では、定格電流の
200%の電流が流れると断電する構成を備えたものが
多い。従って、前記空間部の大きさは、モータに最大電
流が流れたときに発生する逆磁束に対して、永久磁石の
減磁を抑えることができれる程度であれば十分である。
本発明者らの調査によれば、前記空間部の長さ寸法が、
永久磁石の厚み寸法の20%程度であれば、永久磁石に
逆磁束が加わっても、減磁量を永久磁石の元来の発生磁
束の約5%に抑えることができることが分かっている。
【0015】そこで、前記空間部の長さ寸法は、永久磁
石の厚み寸法の約20%以上に設定すると良い(請求項
4の発明)。ちなみに、前記空間部の長さ寸法が永久磁
石の厚み寸法の約50%であれば、ほとんど減磁量を略
ゼロにすることができる。
【0016】更に、前記空間部の断面形状が、永久磁石
における回転子鉄心の外周側の角部を中心とする扇形状
となるように構成することも良い構成である(請求項5
の発明)。このような構成によれば、永久磁石の外周側
の角部から前記空間部を介した回転子鉄心までの距離を
十分保持しつつ、空間部の大きさを小さくすることがで
きる。特に、上記構成によれば、空間部の長さ寸法は内
周側に向かって小さくなるので、隣接する貫通孔をより
近付けて配設することができ、回転子鉄心の小形化を図
ることができる。また、空間部の断面形状を扇形状とす
ると、前記空間部の厚み寸法が永久磁石の厚み寸法より
も小さくなるため、貫通孔内の永久磁石が空間部側にず
れ動くことを防止できる。
【0017】更にまた、空間部を、回転子鉄心の外周側
から内周側に向かって幅狭となるように断面形状が略三
角形状に形成することも良い構成である(請求項6の発
明)。このような構成においても、空間部を小さくする
ことができるので、回転子鉄心の小形化を図ることがで
き、また、貫通孔内の永久磁石が空間部側にずれ動くこ
とを防止できる。
【0018】また、前記貫通孔内に収容された永久磁石
を位置決めするために、前記空間部に、非磁性体からな
る位置決め部材を組み込むと良い(請求項7の発明)。
このような構成によれば、空間部の形状にかかわらず、
永久磁石が空間部側にずれ動くことを確実に防止でき
る。また、前記空間部は回転子鉄心を軸方向に貫通して
いることから、回転子が高速回転すると前記空間部内を
流通する空気により騒音が発生したり、回転子が振動す
る原因となる。これに対して、空間部内に位置決め部材
を組み込むと、空間部内を流通する空気量が少なくなる
ため、騒音や振動の発生を小さく抑えることができる。
【0019】この場合、前記位置決め部材を、弾性部材
から構成することも良い構成である(請求項8の発
明)。また、前記位置決め部材に代えて、空間部に樹脂
を充填すると(請求項9の発明)、空間部を完全に塞ぐ
ことができる、騒音や振動の発生を確実に抑えることが
できる。
【0020】この場合、前記樹脂を前記空間部内に充填
する際、樹脂が漏れ出ることを防止するために、前記空
間部の軸方向の一方の開口部を塞いでおく必要がある。
そこで、前記回転子鉄心の一方の端面部に、前記空間部
を塞ぐように構成された端板を設けると良い(請求項1
0の発明)。
【0021】また、回転子鉄心に、貫通孔の長手方向の
両端部に前記回転子鉄心の内周側から突出する突部を設
けると共に、隣接する突部間に位置するように円孔を設
け、前記貫通孔に前記永久磁石が組み込まれたとき、前
記永久磁石によって前記円孔を押しつぶす方向に前記突
部が押圧変形されるように構成すると、前記永久磁石を
前記貫通孔内の所定位置に固定することができる(請求
項11の発明)。
【0022】更に、回転子鉄心には、貫通孔の長手方向
の両端部に前記回転子鉄心の内周側から突出する突部を
設けると共に、隣接する突部間に位置するように円孔を
設け、前記貫通孔内に前記永久磁石が組み込まれた後、
前記円孔にピンが圧入されることにより、前記突部が前
記永久磁石を押圧する方向に変形されて前記永久磁石が
かしめにより固定されるように構成することも良い構成
である(請求項12の発明)。この場合、前記回転子鉄
心の両端面部のうちすくなくとも一方に固定される端板
を備え、前記ピンを、前記端板に一体に設けるようにす
ると良い(請求項13の発明)。
【0023】また、本発明の請求項14の永久磁石形モ
ータは、固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄心の内
部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込
んで構成された回転子とを備え、前記永久磁石を、エネ
ルギー積の大きい永久磁石と、この両端部に配設された
保持力の大きい永久磁石とから構成したところに特徴を
有する。
【0024】このような構成によれば、永久磁石の両端
部に逆磁束が流れても、保持力が大きいためほとんど減
磁することがない。ところで、保持力が大きい永久磁石
はエネルギー積が小さいという欠点があるが、上記構成
によれば、永久磁石のうち逆磁束がほとんど加わらない
部分をエネルギー積の大きい永久磁石により構成したの
で、モータ特性の低下を極力抑えることができる。
【0025】この場合、保持力の大きい永久磁石の断面
形状は、回転子鉄心の外周側から内周側に向かって幅狭
となる三角形状となるように構成すると良い(請求項1
5の発明)。このような構成によれば、永久磁石のうち
逆磁束の流れやすい部分を保持力の大きい永久磁石によ
り構成した上で、永久磁石全体に占める高エネルギー積
の永久磁石の割合を大きくすることができる。
【0026】また、前記永久磁石は、保持力の大きい磁
石材料と、エネルギー積の大きい磁石材料とを圧縮成形
した後、焼成することにより形成すると良い(請求項1
6の発明)。高エネルギー積の永久磁石と保持力の大き
い永久磁石とを貫通孔内に組込むと同じ極が同じ位置に
くるため、両永久磁石が反発し合い前記貫通孔内に挿入
し難いという事情がある。これに対して、上記構成によ
れば、永久磁石を貫通孔内に容易に挿通することができ
る。
【0027】また、上記永久磁石形モータにおいては、
回転子鉄心の軸方向の両端面部に、永久磁石の軸方向に
ずれ動くことを防止する一対の端板を設けることも良い
構成である(請求項17の発明)。
【0028】更に、回転子鉄心の一方の端面部に固定さ
れる樹脂製の端板を備え、前記端板に永久磁石を固定す
るように構成する、永久磁石が軸方向及び周方向にずれ
動くことを防止できる(請求項18の発明)。また、端
板に永久磁石を予め固定しておくと、複数個の永久磁石
をまとめて前記貫通孔内に挿通することができ、作業性
が向上する。
【0029】また、本発明の請求項19の永久磁石形モ
ータは、固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄心の内
部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込
んで構成された回転子とを備え、前記回転子鉄心の軸方
向の両端面部に、前記永久磁石に対応する部分を外方に
切り起こして形成された冷却フィンを有する一対の端板
を設けたことを特徴とする。
【0030】このような構成によれば、前記回転子の回
転に伴う冷却フィンの送風作用により回転子鉄心と共に
永久磁石を冷却することができる。特に、前記冷却フィ
ンを、端板のうちの永久磁石に対応する部分を切り起こ
して形成し、永久磁石の両端面部が外部に露出するよう
に構成したので、永久磁石の冷却効果が向上する。その
ため、永久磁石の温度上昇に伴う減磁を極力抑えること
ができる。
【0031】更に、本発明の請求項20の永久磁石形モ
ータは、固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄心の内
部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込
んで構成された回転子とを備え、前記回転子鉄心の軸方
向の端部に、前記永久磁石の側面部に隣接する溝部を設
け、前記溝部に嵌め込まれる突片部を一体に有する磁性
体からなる端板を前記回転子鉄心の軸方向の端面部に設
けたことを特徴とする。このような構成によれば、永久
磁石の熱を、突片部を介して端板に伝導し、外部に放出
することができる。そのため、永久磁石の温度上昇に伴
う減磁を極力抑えることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1及び図2を参照して説明する。尚、本実施例の永久磁
石形モータの固定子は、図に示す従来技術の固定子2と
同じ構成であるため、ここでは、回転子11の構成につ
いてのみ説明する。
【0033】図1は、回転子11の上面図を示してい
る。この図1に示すように、回転子11の回転子鉄心1
2は、円板状の電磁鋼板、例えばけい素鋼板を積層して
構成されている。各けい素鋼板には、中心部に円形の孔
が形成され、その回りにほぼ長方形状の孔が4個形成さ
れている。このようなけい素鋼板を積層することによ
り、回転子鉄心12は、その中心部に軸孔13が形成さ
れると共に、その回りに4個の貫通孔14が形成される
ように構成されている。
【0034】前記軸孔13には、回転軸15が挿入固定
されている。また、前記貫通孔14内には、断面長方形
状の永久磁石16が収納固定されている。このとき、前
記貫通孔14の長手方向の長さ寸法(以下、単に長さ寸
法という)は、前記永久磁石16の長さ寸法よりも長く
設定されている。そして、前記永久磁石16は、前記貫
通孔14の長さ方向中央部に配置されている。従って、
前記貫通孔14内には、前記永久磁石16の周方向両端
部に位置して同一形状、この場合、断面が矩形状の空間
部17が形成されるように構成されている。尚、本実施
例においては、前記空間部17の長さ寸法は、前記貫通
孔14の径方向の長さ寸法(以下、厚み寸法という)と
略同一となるように設定されている。
【0035】さて、上記構成の回転子11に逆磁束Φr
が加わった場合、その逆磁束Φrは、貫通孔14の外周
側に位置する回転子鉄心12に、図2に矢印で示すよう
に流れる。即ち、永久磁石16及び空間部17内の空気
層は共に透磁率が小さいため、ほとんどの逆磁束Φr
は、貫通孔14における回転子鉄心12の外周側の面に
沿って回転子鉄心12の中を流れる。ところが、空間部
17のうち該空間部17の端部の外周側の角部17a周
辺の領域は、透磁率の高い回転子鉄心12に挟まれてい
るため、言い換えると、空気層を介して回転子鉄心12
が近接するため、一部の逆磁束Φrは、図2に矢印Aで
示すように、空気層を通過して再び回転子鉄心12の中
を流れる。
【0036】尚、ここでは、N極が外周側に、S極が内
周側に分布している永久磁石16を例に挙げて説明した
が、N極が内周側に、S極が外周側に分布する永久磁石
16の場合も同様である。この場合は、逆磁束Φrの向
きが逆になる。
【0037】このように本実施例においては、永久磁石
16の両端部に空間部17を設けたので、永久磁石16
の外周側の面に沿うように回転子鉄心12の中を流れる
逆磁束Φrを、そのまま、空間部17の外周側の面に沿
わせて回転子鉄心12の中を流すことができる。そのた
め、大きな電機子反作用が発生して逆磁束Φrが回転子
11に加わっても、その逆磁束Φrが永久磁石16を流
れることを防止できる。従って、永久磁石16が減磁す
ることを防止でき、ひいては、モータのトルク特性が低
下することを防止することができる。
【0038】また、本実施例では、前記空間部17の外
周側の面が、永久磁石16の外周側の面を越えないよう
に構成した。言い換えると、前記空間部17を、永久磁
石16における回転子鉄心12の外周側の面を延長した
面以内(即ち、軸孔13側)に位置するように構成し
た。そのため、永久磁石16の外周側の面に沿うように
回転子鉄心12を流れる逆磁束Φrの磁路が空間部17
によって遮断されることがない。従って、永久磁石16
の外周側の面に沿って回転子鉄心12の中を流れる逆磁
束Φrを、そのまま、空間部17の外周側の面に沿って
流すことができる。よって、逆磁束Φrが永久磁石16
に加わることを確実に防止できる。
【0039】ところで、前記空間部17の長さ寸法が大
きければ、その分、永久磁石16の外周側の角部16a
から回転子鉄心12までの距離が長くなるため、永久磁
石16の角部16a周辺の領域に逆磁束Φrが流れるこ
とを確実に阻止することができる。しかし、永久磁石1
6の透磁率は空気の透磁率よりもわずかに大きいため、
前記空間部17の長さ寸法が大きすぎると、逆磁束Φr
が永久磁石16に加わってしまうおそれがある。そこ
で、上記実施例においては、空間部17の長さ寸法を永
久磁石16の厚み寸法以下にした。そのため、逆磁束Φ
rが永久磁石16に加わることを確実に防止できる。
【0040】一方、前記空間部17の長さ寸法が大きい
と、その分、貫通孔14の長さ寸法が大きくなる。その
ため、回転子鉄心12、即ちモータが大形化してしま
う。一般に、永久磁石形モータを通電駆動するインバー
タ装置等のモータ駆動装置は、定格電流の200%の電
流が流れると断電する構成を備えている。そのため、モ
ータには、最大、定格電流の200%の電流が流れるこ
とが考えられる。従って、前記空間部17の大きさは、
モータに最大電流が流れているときに逆磁束が発生して
も、永久磁石16がほとんど減磁しない程度にすれば十
分である。
【0041】本発明者らの調査によれば、空間部17の
長さ寸法が、永久磁石16の厚み寸法の20%程度であ
れば、永久磁石16に逆磁束が加わっても、減磁量を永
久磁石16の元来の発生磁束の約5%に抑えることがで
きる。また、空間部17の長さ寸法が、永久磁石16の
厚み寸法の50%程度であれば、減磁量を略ゼロにする
ことができる。
【0042】そこで、図3に示す本発明の第2の実施例
においては、空間部17の長さ寸法L1を永久磁石16
の厚み寸法L1の例えば50%になるように貫通孔14
を構成している。このような構成によれば、永久磁石1
6を上記第1の実施例と同一寸法としたまま、貫通孔1
4の大きさを小さくすることができるので、回転子鉄心
12を小さくコンパクトに構成することができ、ひいて
は、モータの小形化を図ることができる。尚、前記空間
部17の長さ寸法L1は、永久磁石16の厚み寸法L2
の20〜50%であれば良く、モータの小形化と減磁量
とを比較考量して適宜設定すれば良い。
【0043】図4は、本発明の第3の実施例を示してお
り、上記第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。本
実施例においては、空間部17の断面形状が、永久磁石
16の角部16aを中心とし、永久磁石16の厚み寸法
を半径とする扇形状となっている。
【0044】このような構成によれば、永久磁石16の
外周側の角部16aから前記空間部17を介した回転子
鉄心12までの距離を十分保持しつつ、空間部17を小
さくすることができる。特に、上記構成によれば、空間
部17のうち内周側の長さ寸法を小さくすることができ
るので、隣接する貫通孔14を近付けることができる。
そのため、永久磁石16に逆磁束Φrが流れることを極
力防止する構成としながら、回転子鉄心の大形化を一層
抑えることができる。
【0045】さらに、空間部17を扇形状としたため、
貫通孔14のうち永久磁石16が配置される中央部分の
厚み寸法よりも空間部17の厚み寸法の方が小さくな
る。そのため、前記貫通孔14に組込まれた永久磁石1
6が周方向にずれ動いてしまうことを防止できる。
【0046】図5は、本発明の第4の実施例を示してお
り、上記第2の実施例と異なるところを説明する。尚、
第2の実施例と同一部分には同一符号を付している。第
2の実施例において述べたように、空間部17の長さ寸
法は、永久磁石16の厚み寸法の約50%であれば十分
減磁を防止できる。そこで、この第4の実施例において
は、空間部17の長さ寸法を永久磁石16の厚み寸法の
約50%としたとき、前記空間部17の断面形状が次の
ような形状となるように構成されてる。即ち、まず、永
久磁石16の外周側の角部16aを中心とする扇形を作
成する。続いて、永久磁石16の内周側の角部16bか
ら前記扇形の円弧上に向かって接線を引く。そして、前
記円弧、接線、永久磁石16の両側の辺部に囲まれた部
分が断面形状となるように空間部17を形成する。
【0047】この場合も、永久磁石16の角部16aか
ら空間部17を介した回転子鉄心12までの距離を少な
くとも永久磁石16の厚み寸法の約50%としながら、
空間部17を小さくすることができる。特に、前記空間
部17のうちの内周側の幅寸法が小さくなるため、隣接
する貫通孔14をより一層近付けることができ、回転子
11の小形化を図ることができる。また、この場合も、
空間部17の厚み寸法が永久磁石16の厚み寸法よりも
小さくなるため、貫通孔14に収納された永久磁石16
が周方向にずれ動くことがない。
【0048】尚、本実施例においては、空間部17の断
面形状を上述のように作図したが、空間部17の角部1
7aと永久磁石16の内周側の角部16bとを直線で結
ぶことにより作図して、空間部17の断面形状を三角形
状となるように構成しても良い。
【0049】次に、図6は本発明の第5の実施例を示し
ており、上記第1の実施例と異なるところを説明する。
尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付してい
る。
【0050】本実施例においては、空間部17に、円柱
状をなす非磁性体、例えばプラスチック製の位置決め部
材21が組み込まれている。これにより、貫通孔14に
組み込まれた永久磁石16が周方向にずれ動いてしまう
ことを防止でき、前記永久磁石16を前記貫通孔14の
中央部に位置決めすることができる。
【0051】また、前記空間部17は前記回転子鉄心1
2の軸方向に貫通しているため、空間部17内が空洞で
あると、回転子11の高速回転時に前記空間部17内に
空気が流通して騒音が発生したり、回転子11が振動す
る。これに対して、本実施例においては、空間部17内
に位置決め部材21を組込んだため、空間部17内を流
通する空気量が少なくなり、騒音や振動の発生を抑える
ことができる。
【0052】ところで、位置決め部材を空間部17の断
面形状と略同じ断面形状にすると、位置決め部材により
空間部17を塞ぐことができる。しかし、積層鋼板によ
り回転子鉄心12を構成すると、空間部17(貫通孔1
4)の内側面が凸凹になるため、上記形状の位置決め部
材を空間部17へ挿入する作業は非常に困難となる。こ
れに対して、本実施例では円柱状の位置決め部材21を
空間部17内に挿入するように構成した。従って、位置
決め部材21と空間部17の内面とが線接触することに
なり、位置決め部材21の挿入作業を簡単にすることが
できる。
【0053】尚、本実施例においては、円柱状の位置決
め部材21を空間部17に組み込むように構成したが、
例えば、図7に示す本発明の第6の実施例のように、位
置決め部材として弾性部材、例えば断面Z字状の板ばね
31を空間部17内に組み込んでも良い。このような構
成によっても、永久磁石16が周方向にずれ動くことを
防止できる。
【0054】また、図8に示す本発明の第7の実施例の
ように、空間部17内に、例えば発泡樹脂41を充填す
ることによっても、永久磁石16が周方向にずれ動くこ
とを防止できる。そして、上記構成によれば、空間部1
7を完全に塞ぐことができ、騒音や振動の発生を確実に
抑えることができる。
【0055】ところで、前記発泡樹脂41を空間部17
内に注入する際は、流動性を有する前記発泡樹脂41が
漏れないように、前記空間部17の一方の開口を塞ぐ必
要がある。そこで、図9に示す本発明の第8の実施例に
おいては、回転子鉄心12の軸方向の両端面部のうちの
一方の端面部に位置するけい素鋼板51を、次のように
構成した。即ち、前記けい素鋼板51の貫通孔(図示せ
ず)の形状を、前記永久磁石16よりやや小さい大きさ
に対応する形状とした。そのため、前記空間部17のう
ち、回転子鉄心12の一方の端面部側の開口部は、前記
けい素鋼板51により塞がれている。
【0056】従って、図9に示すように、前記けい素鋼
板51が下部に位置するように回転子鉄心12を配置
し、例えば樹脂挿入ガン52によって発泡樹脂41を空
間部17に注入したとき、前記発泡樹脂41が漏れ出る
ことがない。
【0057】尚、本実施例においては、回転子鉄心12
の一方の端面部に位置するけい素鋼板51により空間部
17の一方の開口を塞ぐように構成した。従って、前記
けい素鋼板51が端板として機能する。これに対して、
図示はしないが、回転子鉄心12の一方の端面部に、前
記回転子鉄心12と略同一形状であって、前記貫通孔に
対応する孔を有しない例えば樹脂製の端板を取り付けて
も良い。
【0058】図10は、本発明の第9の実施例を示して
おり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には同一符号を付している。本実
施例においては、回転子鉄心12の軸方向の両端面部に
は、一対のけい素鋼板からなる端板61が固定されてい
る。前記端板61には、回転子鉄心12に組込まれた永
久磁石16に対応する4個の窓部62と、前記軸孔13
に対応する孔部63が形成されている。
【0059】前記窓部62の長さ寸法m1及び厚み寸法
m2は、前記永久磁石16の長さ寸法M1及び厚み寸法
M2よりも小さく設定されている。このため、前記貫通
孔14に組み込まれた永久磁石16は、窓部62から貫
通孔14の外方に抜け出ることがない。従って、前記貫
通孔14内の永久磁石16が軸方向にずれ動くことを防
止することができる。また、前記窓部62によって、永
久磁石16の位置を確認することができるという効果も
得られる。
【0060】ところで、端板61をけい素鋼板により構
成すると、前記永久磁石16からの磁束が端板61に漏
れることが考えられる。しかし、本実施例においては、
前記端板61の永久磁石16に対応する位置に窓部62
を設けたため、永久磁石16からの磁束を窓部62によ
って遮断することができる。しかも、端板61が回転子
鉄心12と同じけい素鋼板からなるため、端板61を、
回転子鉄心12のケイ素鋼板と共に積層することができ
る。即ち、けい素鋼板を積層して回転子鉄心12を構成
する作業と、端板61を回転子鉄心12の端面に取付け
る作業を同時に行える。そのため、製造性が良い。
【0061】尚、本実施例においては、前記端板61を
回転子鉄心12と同じ材質にしたが、非磁性体である例
えば樹脂により構成しても良い。そして、非磁性体によ
り端板61を構成したときは、永久磁石16からの磁束
が端板に漏れることはないため、窓部を設けることを省
略しても良い。
【0062】また、図11に示す本発明の第10の実施
例のように、端板71を樹脂により構成した場合には、
前記端板71の所定位置に前記永久磁石16を予め固定
しておくことも良い構成である。このような構成によれ
ば、4個の永久磁石16をまとめて貫通孔14内に挿通
することができるので作業性が良い。また、前記永久磁
石16が端板71に固定されているため、貫通孔14内
に収容された永久磁石16が幅方向にずれ動くことも防
止できる。
【0063】尚、図11は、永久磁石16を貫通孔14
内に挿入する前の状態を示しているが、この場合も、貫
通孔14内に永久磁石16を収納すると、前記永久磁石
16の両側に空間部17(図1参照)が形成されるよう
に構成されている。
【0064】また、前記端板71を構成する樹脂がセミ
・キュアー状態のときに前記端板71を回転子鉄心12
に取付け、その後、樹脂がキュアー状態となるようにす
ると良い。このような構成によれば、永久磁石16と貫
通孔14との間の隙間に樹脂が入り込み、前記永久磁石
16を貫通孔14内に固定することができる。
【0065】次に、図12は本発明の第11の実施例を
示しており、第1の実施例と異なるところを説明する。
第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。上
記第11の実施例においては、貫通孔14に代えての貫
通孔81が回転子鉄心12に形成されている。即ち、回
転子鉄心12には、貫通孔81の幅方向両端部のうち外
周側に位置する部分に凹部82が形成されると共に、内
周側に位置する部分には突部83が形成されている。ま
た、回転子鉄心12のうち、隣接する突部83間に位置
する部分には、円孔84が形成されている。
【0066】そして、上記貫通孔81には、前記突部8
3の先端部83a間の距離よりも大きい長さ寸法の永久
磁石(図示せず)が挿入される。従って、前記永久磁石
を貫通孔に挿入すると、前記突部83は前記円孔84側
に押圧され、その結果、永久磁石は貫通孔内に固定され
る。また、前記凹部82内には前記永久磁石は配置され
ないため、前記凹部82が空間部として機能する。
【0067】更にまた、前記突部83の押圧変形によ
り、前記円孔84は押し潰される。回転子鉄心12に孔
(即ち、空気ギャップ)があると、磁気回路の障害にな
る。しかし、前記円孔84は押し潰されて小さくなるた
め、貫通孔81を上記構成としたことによる磁気回路の
障害を小さく抑えることができる。尚、永久磁石の幅方
向両端部が、図12に破線で示す位置にある場合には、
前記突部83が押圧変形されたとき、前記円孔84を略
完全に押し潰すことができる。
【0068】次に、図13は本発明の第12の実施例を
示しており上記第11の実施例と異なるところを説明す
る。この第12の実施例においては、前記貫通孔81の
形状や前記円孔84の位置等は第11の実施例と同様で
あるが、前記貫通孔81に永久磁石を固定する方法が異
なる。
【0069】即ち、上記第12の実施例においては、前
記貫通孔81に、前記突部83の先端部83a間の距離
と略同じ長さ寸法の永久磁石85が挿入される。その
後、前記円孔84の中に、プレス型86のピン86aを
圧入する。前記ピン86aは、前記円孔84の内径寸法
よりも若干大きい外径寸法を有している。従って、前記
円孔84内に前記ピン86aが圧入されると、前記円孔
84は押し広げられ、前記突部83は前記永久磁石85
を押圧する方向に変形される。この結果、前記永久磁石
85はかしめにより固定される。
【0070】この場合、前記プレス型86のピン86a
により前記円孔84を押し広げることに代えて、図14
に示す第13の実施例のように、回転子鉄心12の両端
面に、ピン91aを有する端板91を装着するように構
成しても良い。前記ピン91aは、前記ピン86aと同
様に、前記円孔84の内径寸法よりも若干径大に構成さ
れている。また、前記ピン91aは、前記回転子鉄心1
2の軸方向長さ寸法の略半分の長さ寸法を有している。
更に、前記端板91は例えば樹脂製で、前記ピン86a
は、回転子鉄心12と同じ材質から形成されている。
【0071】従って、前記ピン91aを前記円孔84に
圧入しつつ前記端板91を前記回転子鉄心12の両端面
に装着することにより、前記突部83が前記永久磁石8
5を押圧する方向に変形され、前記永久磁石85がかし
めにより固定される。また、上記第12の実施例と異な
り、前記円孔84は前記ピン91aにより塞がれるた
め、円孔84を設けたことによる回転子鉄心12の磁気
回路の障害を無くすことができる。更に、前記端板91
により前記永久磁石85が軸方向にずれ動くことを防止
するという作用も得られる。
【0072】尚、前記回転子鉄心12の両端面部に前記
端板91を装着する構成に代えて、前記回転子鉄心12
の一方の端面部にピンを備えた端板を装着するようにし
ても良い。この場合、前記ピンの長さ寸法を、回転子鉄
心12の軸方向長さ寸法と略同じにする。
【0073】次に、図15は本発明の第14の実施例を
示しており、上記第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
いる。この第14の実施例は、貫通孔14に組み込まれ
る永久磁石101の構成が上記第1の実施例と異なって
いる。
【0074】具体的には、前記貫通孔14には、エネル
ギー積の大きい永久磁石102と、この永久磁石102
の両端部に配置された保持力の大きい2個の永久磁石1
03とが組み込まれている。従って、本実施例において
は、前記永久磁石102及び103から永久磁石101
が構成されている。
【0075】この場合、前記永久磁石101の長さ寸法
(即ち、永久磁石102の長さ寸法と永久磁石103の
長さ寸法とを合わせた寸法)は、前記貫通孔14の幅さ
寸法と略同じに設定されている。従って、前記貫通孔1
4内に前記永久磁石101が収納されたとき、前記永久
磁石101の両端部には空間部は形成されない。
【0076】上記構成において、回転子鉄心12に逆磁
束が流れたとき、前記永久磁石101の両端部のうち外
周側の角部101a周辺の領域に逆磁束が流れるおそれ
がある。しかし、前記角部101a周辺の領域は、保持
力の大きい永久磁石103から構成されているため、逆
磁束が流れてもほとんど減磁することがない。
【0077】ところで、保持力の大きい永久磁石103
はエネルギー積が小さいという性質を有する。従って、
前記永久磁石101を全て保持力の大きい永久磁石によ
り構成すると、十分なモータトルクを得ることができな
い。しかし、本実施例においては、永久磁石101のう
ち逆磁束が流れるおそれの少ない中央部分をエネルギー
積の大きい永久磁石102により構成した。そのため、
永久磁石103を用いたことによるモータトルクの低下
を補うことができるので、良好なモータ特性を維持する
ことができる。
【0078】この場合、永久磁石101のうち逆磁束が
流れるのは、前記角部101a周辺の領域であるため、
図16に示す第15の実施例のように、エネルギー積の
大きい永久磁石102を断面台形状に構成すると共に、
保持力の大きい永久磁石103を断面三角形状とし、永
久磁石101全体として長方形状となるように構成して
も良い。
【0079】上記構成によれば、永久磁石101全体に
対するエネルギー積の大きい永久磁石102の割合を大
きくすることができるので、上記第14の実施例に比べ
てモータ特性を向上することができる。
【0080】ところで、磁極の向きが同じとなるように
複数の永久磁石を並べると、磁極間の反発力によって、
前記永久磁石は離反する。そのため、上記第14或いは
第15の実施例に示す構成では、磁極間の反発力に抗し
ながら前記永久磁石102及び永久磁石103を貫通孔
14内に組み込まなければならない。
【0081】そこで、図17に示す本発明の第16の実
施例においては、エネルギー積の大きい磁石材料が中央
部に、保持力の大きい磁石材料が両端部に配置されるよ
うに両磁石材料を成形型に入れて圧縮成形した後、この
成形物を焼結することにより永久磁石101を構成し
た。従って、永久磁石101のうち長さ方向の中央部1
01bはエネルギー積が大きく、両端部101cは保持
力が大きい。このような構成によれば、永久磁石101
を貫通孔14に簡単に挿入することができ、作業性が向
上する。
【0082】尚、上記第14ないし第16の実施例で
は、永久磁石101は貫通孔14内を占有している。そ
のため、前記永久磁石101は、周方向にずれ動くこと
はないが、軸方向にずれ動くおそれがあるため、回転子
鉄心12の両端面部に一対の端板を装着することも良い
構成である。
【0083】次に、図18及び図19は本発明の第17
の実施例を示しており、第1の実施例と異なるところを
説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を
付している。また、図18は回転軸15を省略して示す
回転子11の上面図、図19は縦断面図である。
【0084】上記第17の実施例においては、回転子鉄
心12の軸方向の両端面部に、それぞれ非磁性体からな
る端板111が装着されている。前記端板111には、
外方に突出する4個の冷却フィン112が形成されてい
る。前記冷却フィン112は、前記永久磁石16の周方
向長さの略中央部であって、前記永久磁石16の外周側
の端面部と直交するように配置されている。この場合、
前記冷却フィン112は、端板111の一部を切り起こ
すことにより形成されており、この切り起こしに伴い前
記端板111には4個の窓部113が形成されている。
また、前記端板111の中央部には、前記軸孔13に対
応する孔部114が形成されている。
【0085】上記構成の回転子11を備えた永久磁石形
モータが駆動されると、回転子11の回転に伴う前記冷
却フィン112の送風作用により前記回転子11の端板
111付近の空気が撹拌される。そのため、前記端板1
11を介して回転子11の熱が奪われ、回転子11、ひ
いては、永久磁石16を冷却することができる。
【0086】また、本実施例においては、前記窓部11
3が永久磁石16と対応するように構成したため、永久
磁石16の軸方向両端面の一部が外部に露出する。その
ため、前記永久磁石16の端面が端板111によって完
全に覆われている場合に比べて前記永久磁石16の温度
上昇を抑えることができる。従って、永久磁石16の温
度上昇に伴う減磁を極力抑えることができる。更に、本
実施例においては、窓部113により磁極の位置を永久
磁石16の位置を確認することができるという作用も得
られる。
【0087】尚、本実施例においては、永久磁石16の
両端部に空間部17を設け、逆磁束が前記永久磁石16
に加わることを防止して該永久磁石16の減磁を抑える
構成とした。しかし、本実施例は、従来の永久磁石形モ
ータ1のように、貫通孔7と永久磁石8の大きさが略同
じで、前記永久磁石8の両端部に空間部を有しない構成
に適用することも可能である。
【0088】次に、図20及び図21は本発明の第18
の実施例を示しており、第2の実施例と異なるところを
説明する。本実施例においては、前記貫通孔14内に永
久磁石16が組込まれたとき、前記永久磁石16の内周
部に溝部121が形成されるように前記貫通孔14が構
成されている。前記溝部121は、前記永久磁石16の
幅方向いっぱいに延びるように構成されている。
【0089】そして、前記回転子鉄心12の軸方向の両
端面部には磁性体からなる端板122が装着されてい
る。前記端板122には、前記溝部121内に圧入され
る4個の突片部123が形成されている。これにより、
前記永久磁石16は、前記貫通孔14内に強く固定され
る構成となっている。また、前記突片部123は、前記
端板122を切り起こすことにより形成されたもので、
この切り起こしに伴って前記端板122には4個の開口
部124が形成されている。尚、前記端板122には、
前記軸孔13に対応して孔部125が形成されている。
【0090】積層鋼板から回転子鉄心12が構成されて
いる場合、積層方向(即ち、軸方向)の熱伝導が悪いた
め、回転子鉄心12の中心部は温度上昇し易いという事
情がある。これに対して、本実施例は、端板122と一
体に形成された突片部123を溝部121内に配置する
ことにより、永久磁石16の熱を前記突片部123を介
して端板122に伝えて、その熱を前記端板122から
外部に放出するように構成したものである。従って、本
実施例においては、永久磁石16の温度上昇に伴う減磁
を抑えることができる。
【0091】特に、本実施例においては、前記突片部1
23が磁性体であるため、溝部121内に突片部123
を配設しても磁路が遮断されず、磁気特性が低下するこ
とがない。
【0092】尚、本実施例では、前記突片部123を端
板122の一部を切り起こして形成した。そのため、突
片部123の先端部は永久磁石16の軸方向中心に届か
ず、前記永久磁石16の中心部の熱を十分に放熱するこ
とができない。これに対して、端板に別部材の突片部を
例えば溶接により固定するように構成すれば、前記突片
部の先端部が、前記永久磁石16の軸方向中心付近に位
置するように構成することができ、前記永久磁石16の
冷却作用が向上する。
【0093】また、本発明は、上記し図面に示した実施
例に限定されるものではなく、例えば永久磁石の形状と
しては、断面円弧状のものや、くの字形状のものにも適
用できる等、要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。
【0094】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の永久磁石形モータは、回転子鉄心の内部に設けられた
貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込んだとき、前記
永久磁石の両端部に空間部が生じるように、前記貫通孔
の長さ寸法を前記永久磁石の長さ寸法よりも大きく構成
したので、従来、透磁率の高い回転子鉄心に囲まれてい
たため逆磁束が流れていた前記永久磁石の長手方向の両
端部が透磁率の低い空気層からなる空間部と隣接するこ
とになる。そのため、永久磁石の両端部にはほとんど逆
磁束が流れなくなり、永久磁石が減磁することを防止で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、回転
子の上面図
【図2】下半分を省略して示す回転子の横断面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図4】本発明の第3の実施例を示す図2相当図
【図5】本発明の第4の実施例を示す図2相当図
【図6】本発明の第5の実施例を示す図2相当図
【図7】本発明の第6の実施例を示す図2相当図
【図8】本発明の第7の実施例を示す図2相当図
【図9】本発明の第8の実施例を示すもので、空間部に
樹脂を充填する作業を説明する回転子鉄心の斜視図
【図10】本発明の第9の実施例を示すもので、一方の
端板を取り外した状態で示す回転子鉄心の斜視図
【図11】本発明の第10の実施例を示すもので、端板
を取り外した状態で示す回転子鉄心の斜視図
【図12】本発明の第11の実施例を示すもので、下半
分を省略して示す永久磁石の挿入前の回転子の横断面図
【図13】本発明の第12の実施例を示すもので、ピン
を挿入する前の回転子鉄心の斜視図
【図14】本発明の第13の実施例を示すもので、回転
子鉄心の分解斜視図
【図15】本発明の第14の実施例を示す図2相当図
【図16】本発明の第15の実施例を示す永久磁石の上
面図
【図17】本発明の第16の実施例を示す永久磁石の上
面図
【図18】本発明の第17の実施例を示すものであり、
回転軸を省略して示す回転子の上面図
【図19】図18中、X−X線に沿う縦断面図
【図20】本発明の第18の実施例を示す図1相当図
【図21】図20中、Y−Y線に沿う縦断面図
【図22】従来構成を示す永久磁石形モータの横断面図
【図23】永久磁石に逆磁束が流れる様子を示す図
【符号の説明】
図中、1は永久磁石形モータ、2は固定子、5は固定子
巻線、11は回転子、12は回転子鉄心、14,81は
貫通孔、16,101は永久磁石、17は空間部、21
は位置決め部材、31は板ばね(弾性部材)、41は樹
脂、51,61,71,91,111,122は端板、
83は突部、84は円孔、85a,91aはピン、10
2はエネルギー積の大きい永久磁石、103は保持力の
大きい永久磁石、112は冷却フィン、121は溝部、
123は突片部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西沢 隆志 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄
    心の内部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を
    組み込んで構成された回転子とを備えてなる永久磁石形
    モータにおいて、 前記貫通孔は、その長さ寸法が前記永久磁石の長さ寸法
    よりも大きく構成され、前記貫通孔内に前記永久磁石が
    配設されたとき、前記永久磁石の両端部に空間部が生じ
    ることを特徴とする永久磁石形モータ。
  2. 【請求項2】 空間部は、永久磁石における回転子鉄心
    の外周側の面を延長した延長面以内に位置するように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石
    形モータ。
  3. 【請求項3】 空間部における回転子鉄心の外周側の長
    さ寸法は、永久磁石の厚み寸法以下に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の永久磁石形モータ。
  4. 【請求項4】 空間部の長さ寸法は、永久磁石の厚み寸
    法の約20%以上に設定されていることを特徴とする請
    求項3記載の永久磁石形モータ。
  5. 【請求項5】 空間部は、その断面形状が、永久磁石に
    おける回転子鉄心の外周側の角部を中心とする扇形状と
    なるように構成されていることを特徴とする請求項3ま
    たは4記載の永久磁石形モータ。
  6. 【請求項6】 空間部は、回転子鉄心の外周側から内周
    側に向かって幅狭となるように断面形状が略三角形状に
    形成されていることを特徴とする請求項4記載の永久磁
    石形モータ。
  7. 【請求項7】 空間部には、非磁性体からなる位置決め
    部材が組み込まれていることを特徴とする請求項1記載
    の永久磁石形モータ。
  8. 【請求項8】 位置決め部材は、弾性部材から構成され
    ていることを特徴とする請求項7記載の永久磁石形モー
    タ。
  9. 【請求項9】 空間部には、樹脂が充填されていること
    を特徴とする請求項1記載の永久磁石形モータ。
  10. 【請求項10】 回転子鉄心の一方の端面部に設けら
    れ、前記空間部を塞ぐように構成された端板を備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載の永久磁石形モータ。
  11. 【請求項11】 回転子鉄心には、貫通孔の長手方向の
    両端部に前記回転子鉄心の内周側から突出する突部が設
    けられていると共に、隣接する突部間に位置するように
    円孔が設けられ、 前記貫通孔に前記永久磁石が組み込まれたとき、前記永
    久磁石によって前記円孔を押しつぶす方向に前記突部が
    押圧変形されるように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の永久磁石形モータ。
  12. 【請求項12】 回転子鉄心には、貫通孔の長手方向の
    両端部に前記回転子鉄心の内周側から突出する突部が設
    けられていると共に、隣接する突部間に位置するように
    円孔が設けられ、 前記貫通孔内に前記永久磁石が組み込まれた後、前記円
    孔にピンが圧入されることにより、前記突部が前記永久
    磁石を押圧する方向に変形されて前記永久磁石がかしめ
    により固定されるように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の永久磁石形モータ。
  13. 【請求項13】 回転子鉄心の両端面部のうち少なくと
    も一方に固定される端板を備え、 ピンは、前記端板に一体に設けられていることを特徴と
    する請求項12記載の永久磁石形モータ。
  14. 【請求項14】 固定子巻線を有する固定子と、回転子
    鉄心の内部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石
    を組み込んで構成された回転子とを備えてなる永久磁石
    形モータにおいて、 前記永久磁石は、エネルギー積の大きい永久磁石と、こ
    の両端部に配設された保持力の大きい永久磁石とから構
    成されていることを特徴とする永久磁石形モータ。
  15. 【請求項15】 保持力の大きい永久磁石は、その断面
    形状が回転子鉄心の外周側から内周側に向かって幅狭と
    なる三角形状となるように構成されていることをことを
    特徴とする請求項14記載の永久磁石形モータ。
  16. 【請求項16】 永久磁石は、保持力の大きい磁石材料
    と、エネルギー積の大きい磁石材料とを圧縮成形した
    後、焼成することにより形成されていることを特徴とす
    る請求項14または15記載の永久磁石形モータ。
  17. 【請求項17】 回転子鉄心の軸方向の両端面部に、永
    久磁石の軸方向にずれ動くことを防止する一対の端板を
    設けたことを特徴とする請求項1または14記載の永久
    磁石形モータ。
  18. 【請求項18】 回転子鉄心の一方の端面部に固定され
    る樹脂製の端板を備え、 前記端板に永久磁石が固定されていることを特徴とする
    請求項1または14記載の永久磁石形モータ。
  19. 【請求項19】 固定子巻線を有する固定子と、回転子
    鉄心の内部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石
    を組み込んで構成された回転子とを備えてなる永久磁石
    形モータにおいて、 前記回転子鉄心の軸方向の両端面部に、前記永久磁石に
    対応する部分を外方に切り起こして形成された冷却フィ
    ンを有する一対の端板を設けたことを特徴とする永久磁
    石形モータ。
  20. 【請求項20】 固定子巻線を有する固定子と、回転子
    鉄心の内部に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石
    を組み込んで構成された回転子とを備えてなる永久磁石
    形モータにおいて、 前記回転子鉄心の軸方向の端部に、前記永久磁石の側面
    部に隣接する溝部を設け、 前記溝部に嵌め込まれる突片部を一体に有する磁性体か
    らなる端板を前記回転子鉄心の軸方向の端面部に設けた
    ことを特徴とする永久磁石形モータ。
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