JP2008131742A - モータ - Google Patents

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義仁 三箇
Shin Nakamasu
伸 中増
Akio Yamagiwa
昭雄 山際
Yoshinari Asano
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Abstract

【課題】q軸磁路の磁気飽和を抑制し、高いリラクタンストルクを得ることができるモータを提供する。
【解決手段】ロータ10には、ロータコア12とは別体の複数のq軸コア13が設けられており、q軸コア13の回転軸方向の端部は軸方向バックヨーク14により結合されている。このため、q軸コアに発生した磁束は、ロータコア12を通らず、回転軸方向上部側および下部側に配置された軸方向バックヨーク14に向けて流れる。したがって、q軸磁路の磁気飽和が抑制され、高いリラクタンストルクを得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の回転軸周りに回転する略円筒形状のロータと、前記ロータの外周側または内周側に所定の空隙を隔てて設けられた略円筒形状のステータとを備えたモータに関する。
従来より、エアコンの圧縮機等には種々のモータが使用されている。図17は、従来のモータの断面図の一例である。図17のモータ9は、回転軸を中心とする円筒形状のロータ910と、ロータ910の周囲に所定のギャップを介して配置されたステータ920とを備えている。ロータ910は、例えば積層電磁鋼板により構成されたロータコア911を有しており、その内部には複数の永久磁石912が埋設されている。一方、ステータ920は、ステータコア921を有しており、ステータコア921にはコイル922が巻回されている。
図17のモータ9は、コイル922に電流を供給してステータコア921に磁極を発生させることにより、ステータコア921と永久磁石912との間にマグネットトルクTmを発生させ、ロータ910を回転させる。また、ロータコア911には磁極中心の磁束の通りにくい方向(以下、「d軸方向」という)と磁極間の磁束の通りやすい方向(以下、「q軸方向」という)とが存在する。すなわち、ロータ910は逆突極性を有する。このため、モータ9は、上記のマグネットトルクTmの他に、逆突極性に起因するリラクタンストルクTrを得ることができる。このように、モータ9は、適当な進角制御を行うことでマグネットトルクTmとリラクタンストルクTrとを利用してロータ910を回転させることができる。
また、図17のモータ9において、永久磁石912はロータコア911の内部に埋設されている。このため、ロータ910を高速で回転させたときにも永久磁石912が外側へ飛散する恐れはない。また、ロータ910の周囲に飛散防止管を取り付ける必要がないため、ロータ910とステータ920との間の間隙(ギャップ)を小さくすることができるとともに、渦電流損を排除することができる。また、ロータコア911内における永久磁石912の配置を工夫すれば永久磁石912の埋設量を増加させることができるため、ロータ910の磁気装荷を向上させることができる。
このような従来のモータの構成は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2003−18777号公報
ところで、上記のモータ9において、リラクタンストルクTrの大きさは、ロータコア911のq軸方向のインダクタンスLqとd軸方向のインダクタンスLdとの差(Lq−Ld)と、コイル922に供給される電流Iのうちd軸方向の電流Idの2乗との積に比例する。したがって、(Lq−Ld)が一定であれば、高いd軸電流Idを与えるほど高いリラクタンストルクTrを得ることができる筈である。
しかしながら、ロータコア911内においては、マグネットトルクTmに係る磁路とリラクタンストルクTrに係る磁路とがロータコア911内の同一の領域を通っている。このため、高い電流値Iを与えるとロータコア911内の磁束密度に偏りが生じ、ロータコア911内が磁気飽和の状態となる場合があった。磁気飽和の状態になると、ロータコア911のq軸方向のインダクタンスLqがLdに近い値まで低下し、(Lq−Ld)の値が小さくなる。また、ロータコアの透磁率が大きく低下することにより、マグネットトルクに影響する錯交磁束の低下を招く。この結果、高い電流Iを与えても高いリラクタンストルクTrとマグネットトルクTmとを同時に得ることができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、q軸磁路の磁気飽和を抑制し、高いリラクタンストルクを得ることができるモータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、所定の回転軸周りに回転する略円筒形状のロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)と、前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)の外周側または内周側に所定の空隙を隔てて設けられた略円筒形状のステータ(20)とを備えたモータにおいて、前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)は、前記回転軸周りの回転方向に沿って配列され、前記空隙側へ複数の磁極を呈する複数の永久磁石(11)と、前記複数の永久磁石(11)の反磁極面同士を結合する径方向バックヨーク(12a)と、前記複数の永久磁石(11)の互いに極性の異なるものの間に配置された複数のq軸コア(13)と、前記複数のq軸コア(13)の前記回転軸方向の端部同士を磁気的に結合する軸方向バックヨーク(14)と、を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記軸方向バックヨーク(14)は、前記ステータ(20)のステータコア(21)と対向しない位置に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のモータにおいて、前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)は、略円筒形状のロータコア(12)を有し、前記径方向バックヨーク(12a)は、前記ロータコア(12)に一体形成され、前記複数の永久磁石(11)は、前記ロータコア(12)に保持されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のモータにおいて、前記ロータコア(12)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4に記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)は、前記ロータコア(12)に形成された溝部(12b)または孔部(12e)に嵌合されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、一体形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、別体形成され、互いに結合されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7までのいずれかに記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、圧粉磁心により構成されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項7に記載のモータにおいて、前記軸方向バックヨーク(14)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項9に記載のモータにおいて、前記軸方向バックヨーク(14)に、前記複数のq軸コア(13)が所定の深さで埋設されていることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)は、圧粉磁心により構成されていることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸に直交する方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸を中心とする周方向に対して所定角度傾いた方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸と平行な軸を中心として巻回された鋼板により構成されていることを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項6に記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、軟磁性体の薄板を前記回転軸に対する径方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項3に記載のモータにおいて、前記ロータコア(12)は、圧粉磁心により構成されていることを特徴とする。
請求項17に係る発明は、請求項16に記載のモータにおいて、前記複数のq軸コア(13)は、前記ロータコア(12)に一体形成され、前記複数のq軸コア(13)の前記回転軸方向の端部は、前記軸方向バックヨーク(14)に形成された孔部(14a)に嵌合されていることを特徴とする。
請求項18に係る発明は、請求項16または請求項17に記載のモータにおいて、前記軸方向バックヨーク(14)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とする。
請求項19に係る発明は、請求項3から請求項18までのいずれかに記載のモータにおいて、前記ロータコア(12)と前記軸方向バックヨーク(14)との間に空隙を確保する空隙確保手段(13a,15)を更に備えることを特徴とする。
請求項20に係る発明は、請求項19に記載のモータにおいて、前記空隙確保手段は、前記複数のq軸コア(13)に形成された段差(13a)であることを特徴とする。
請求項21に係る発明は、請求項19に記載のモータにおいて、前記空隙確保手段は、前記ロータコア(12)と前記軸方向バックヨーク(14)との間に介挿された非磁性体の薄板(15)であることを特徴とする。
請求項22に係る発明は、請求項3から請求項21までのいずれかに記載のモータにおいて、前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)は前記ステータ(20)の内周側に設けられ、前記軸方向バックヨーク(14)は前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)の回転軸方向の端部に一対に配置され、前記軸方向バックヨーク(14)の一方または双方の外径は、前記ロータコア(12)の外径よりも大きいことを特徴とする。
請求項23に係る発明は、請求項3から請求項22までのいずれかに記載のモータにおいて、前記複数の永久磁石(11)は、前記ロータコア(12)内に軸方向に形成された複数の貫通孔(12c)内にそれぞれ埋設されていることを特徴とする。
請求項24に係る発明は、請求項23に記載のモータにおいて、前記貫通孔(12c)は、前記永久磁石(11)が埋設されない部分において、前記q軸コア(13)に面していることを特徴とする。
請求項25に係る発明は、請求項23または請求項24に記載のモータにおいて、隣接する前記貫通孔(12c)の間の最短距離は、前記q軸コア(13)の回転方向の最大長さよりも小さいことを特徴とする。
請求項26に係る発明は、請求項3から請求項22までのいずれかに記載のモータにおいて、前記複数の永久磁石(11)は、前記ロータコア(12)の表面に貼付されていることを特徴とする。
請求項27に係る発明は、請求項26に記載のモータにおいて、前記複数の永久磁石(11)のそれぞれの周方向の幅は、前記回転軸方向の端部ほど狭くなっており、前記複数のq軸コア(13)のそれぞれの周方向の幅は、前記軸方向の端部ほど広くなっていることを特徴とする。
請求項1〜27に記載の発明によれば、永久磁石に対する径方向バックヨークとq軸コアに対する軸方向バックヨークとが別個に設けられている。このため、マグネットトルクTmに係る磁路とリラクタンストルクTrに係る磁路とが分離される。したがって、q軸磁路の磁気飽和が抑制され、高いリラクタンストルクを得ることができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、軸方向バックヨークは、ステータのステータコアと対向しない位置に配置されている。このため、ステータコアに対向する部分についてロータの突極比が低下することはなく、高いリラクタンストルクを得ることができる。また、コイルエンドの内側のスペースを有効利用できる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、径方向バックヨークはロータコアに一体形成されており、複数の永久磁石はロータコアに保持されている。このため、径方向バックヨークおよび複数の永久磁石をコンパクトに配列することができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、ロータコアは、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、回転軸に垂直な方向にのみ磁束が流れ、ロータコアの磁気抵抗が低下し、ロータコア内に良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、複数のq軸コアは、ロータコアに形成された溝部または孔部に嵌合されている。このため、q軸コアを良好に位置決めすることができる。また、ロータコアとq軸コアとを強固に結合することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、複数のq軸コアと軸方向バックヨークとは一体形成されている。このため、q軸コアと軸方向バックヨークとの間に接合部はなく、q軸コアと軸方向バックヨークとの間に良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、複数のq軸コアと軸方向バックヨークとは別体形成されている。このため、各部材の形状を単純化することができ、各部材の成形が容易となる。また、q軸コアと軸方向バックヨークとのそれぞれを、磁束の流れに応じた最適な材料で構成することができる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、複数のq軸コアと軸方向バックヨークとは、圧粉磁心により構成されている。このため、q軸コアおよび軸方向バックヨークにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、軸方向バックヨーク14は軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、軸方向バックヨークにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項10に記載の発明によれば、軸方向バックヨークに、前記複数のq軸コアが所定の深さで埋設されている。このため、q軸コアと軸方向バックヨークとの間で良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項11に記載の発明によれば、複数のq軸コアは、圧粉磁心により構成されている。このため、q軸コアにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項12に記載の発明によれば、複数のq軸コアは軟磁性体の薄板を回転軸に直交する方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、q軸コアにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項13に記載の発明によれば、複数のq軸コアは、軟磁性体の薄板を回転軸を中心とする周方向に対して所定角度傾いた方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、磁束の流れやすい方向をロータ前進側に傾けることができ、q軸コアにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。また、q軸コアとステータコアとの間の磁束の流れも良好となる。
特に、請求項14に記載の発明によれば、複数のq軸コアは、軟磁性体の薄板を回転軸と平行な軸を中心として巻回された鋼板により構成されている。このため、q軸コアにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項15に記載の発明によれば、複数のq軸コアと軸方向バックヨークとは、軟磁性体の薄板を回転軸に対する径方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、q軸コアおよび軸方向バックヨークにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。また、q軸コアと軸方向バックヨークとを一体として打ち抜いて形成することができるため、製造工程が簡略化される。
特に、請求項16に記載の発明によれば、ロータコアは圧粉磁心により構成されている。このため、ロータコア内に良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項17に記載の発明によれば、q軸コアはロータコアに一体形成されている。このため、ロータコア内の磁気抵抗の低下を防止することができる。
特に、請求項18に記載の発明によれば、軸方向バックヨークは、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、軸方向バックヨークにおいて良好な磁束の流れを形成することができる。
特に、請求項19に記載の発明によれば、ロータコアと軸方向バックヨークとの間に空隙を確保することができる。このため、ロータコアと軸方向バックヨークとの間の磁束の流れを抑制することができる。
特に、請求項20に記載の発明によれば、ロータコアと軸方向バックヨークとの間の空隙を容易に形成することができる。
特に、請求項21に記載の発明によれば、ロータコアと軸方向バックヨークとの間の空隙を容易に形成することができる。また、ロータコアに保持された部品の飛び出しを防止することもできる。
特に、請求項22に記載の発明によれば、ロータはステータの内周側に設けられ、軸方向バックヨークはロータの回転軸方向の端部に一対に配置され、軸方向バックヨークの一方または双方の外径は、ロータコアの外径よりも大きい。このため、ステータコアと干渉しないスペースを利用して、モータの軸方向長さを大きくすることなく、軸方向バックヨークの磁路をより大きく確保することができる。
特に、請求項23に記載の発明によれば、複数の永久磁石は、ロータコア内に軸方向に形成された複数の貫通孔内にそれぞれ埋設されている。このため、減磁しにくく、また、ロータコア内における永久磁石の埋設量を増加させることもできる。
特に、請求項24に記載の発明によれば、貫通孔は、永久磁石が埋設されない部分において、q軸コアに面している。このため、貫通孔のうち永久磁石が埋設されていない部分がフラックスバリアとして機能し、q軸コアとロータコアとの間の磁束の流れを抑制する。
特に、請求項25に記載の発明によれば、隣接する貫通孔の間の最短距離は、q軸コアの回転方向の最大長さよりも小さい。このため、このため、永久磁石の幅とq軸コアの幅とをいずれも大きくとることができ、マグネットトルクおよびリラクタンストルクを向上させることができる。
特に、請求項26に記載の発明によれば、複数の永久磁石は、ロータコアの表面に貼付されている。このため、永久磁石とステータとの間の磁束の変動が正弦波に近づき、ロータの回転ムラが防止される。
特に、請求項27に記載の発明によれば、複数の永久磁石のそれぞれの周方向の幅は回転軸方向の端部ほど狭くなっており、複数のq軸コアのそれぞれの周方向の幅は回転軸方向の端部ほど広くなっている。このため、磁束の急激な変化は更に抑制され、ロータの回転ムラが防止される。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
図1および図2は、それぞれ本発明の第1実施形態に係るモータ1に含まれるロータ10の分解斜視図および斜視図である。また、図3は、ロータ10を回転軸と垂直な平面で切断した断面図であり、図4は、ロータ10とステータ20とを含むモータ1全体を図3のIV−IV線で切断したときの断面図である。図1〜図4に示したように、ロータ10は、4枚の永久磁石11と、ロータコア12と、q軸コア13と、軸方向バックヨーク14とを備えている。
ロータコア12は、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成され、回転軸を中心とする略円筒形状の外形を有している。ロータコア12の側面には、回転軸方向に沿って4つの溝部(切り欠き)12bが穿設されている。4つの溝部12bは、ロータコア12の側面に等間隔に配置されている。
また、隣り合う溝部12bに挟まれたロータコア12の4つの突部には、それぞれロータコア12を回転軸方向に貫通する貫通孔12cが形成されている。貫通孔12cは、外周側に向けて開いた略コの字形の断面形状を有しており、その両脇部(永久磁石11が挿通されない部分)は溝部12bに沿って穿設されている。
4枚の永久磁石11は、上記の4つの貫通孔12cの中央部にそれぞれ埋設され、全体として回転軸周りの回転方向に沿って配列されている。4つの永久磁石11は、ロータコア12の外周側へ向けてN極またはS極を交互に呈する。4枚の永久磁石11はロータコア12内に埋設されているため、減磁しにくい。ロータコア12の貫通孔12cよりも内側の部分は、各永久磁石11の反磁極面同士を磁気的に結合するための径方向バックヨーク12aを構成している。
複数のq軸コア13は、ロータコア12の4つの溝部12bにそれぞれ嵌合された柱状の圧粉磁心により構成されている。各q軸コア13は、q軸に発生した磁束を回転軸方向(軸方向バックヨーク14の方向)に流す役割を果たす。したがって、溝部12b間にq軸磁束を通す必要がないので、永久磁石11の幅を大きく取ることができる。溝部12bに嵌合されたq軸コア13は、当該溝部12bを挟む2つの貫通孔12cに沿って配置され、貫通孔12cのうち永久磁石11が挿通されていない部分とq軸コア13の側面とが対向配置される。このため、貫通孔12cのうち永久磁石11が挿通されていない部分がフラックスバリアとして機能し、q軸コア13とロータコア12との間の磁束の流れを抑制する。
各溝部12bには、回転軸方向の上部と下部とからそれぞれq軸コア13が挿通されており、その端面同士が接触されている。そして、回転軸方向上部側に配置された各q軸コア13の上端部は、1つの軸方向バックヨーク14に接続されている。また、回転軸方向下部側に配置された各q軸コア13の下端部は、他の1つの軸方向バックヨーク14に接続されている。
軸方向バックヨーク14は、回転軸を中心とするリング状の圧粉磁心により構成されている。軸方向バックヨーク14は、複数のq軸コアの端部同士を磁気的に結合(短絡)する役割を果たす。q軸コア13の軸方向バックヨーク14に対する付け根部分には、q軸コア13の他の部分よりも幅が広くなった段差部13aが形成されている。このため、溝部12bにq軸コア13を挿入したときには、ロータコア12および軸方向バックヨーク14が段差部13aにより位置決めされ、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間に所定の空隙が確保される。この空隙により、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の磁束の流れが抑制される。
ロータコア12および軸方向バックヨーク14が段差部13aにより位置決めされ、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間に所定の空隙が確保される。この空隙により、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の磁束の流れが抑制される。
本実施形態の軸方向バックヨーク14とそれに接続された複数のq軸コア13とは、圧粉磁心により一体形成されている。すなわち、回転軸方向上部側の軸方向バックヨーク14とそれに接続された4本のq軸コア13とが一体形成され、また、回転方向下部側の軸方向バックヨーク14とそれに接続された4本のq軸コア13が一体形成されている。そして、一体化された軸方向バックヨーク14およびq軸コア13が、ロータコア12の上方側および下方側からロータコア12に嵌め込まれている。
q軸コア13および軸方向バックヨーク14を構成する圧粉磁心は、いずれの方向にも良好に磁束を流す等方性の材料である。このため、q軸コア13および軸方向バックヨーク14の内部には良好に磁束の流れが形成される。また、軸方向バックヨーク14とq軸コア13とは一体形成されているため、これらの間に接合部はない。したがって、q軸コア13と軸方向バックヨーク14との間の磁気抵抗は低減され、更に良好に磁束の流れが形成される。また、圧粉磁心は形状の自由度が高いため、q軸コア13および軸方向バックヨーク14の形状を容易に成形することができる。例えば、圧縮機の偏心を補正するためのバランサを、軸方向バックヨーク14の上部または下部に一体形成してもよい。
ロータコア12とq軸コア13との間は、例えば、接着剤により結合させればよい。また、軸方向バックヨーク14の回転軸方向の外側から軸方向バックヨーク14にボルトを挿通し、ロータコア12の回転軸方向の端面に形成されたネジ孔にボルトを締結させることにより、軸方向バックヨーク14およびq軸コア13とロータコア12とを固定してもよい。回転軸に直交する方向の位置決めは、ロータコア12とq軸コア13との間の嵌め合いにより実現することができる。
また、図4に示したように、ロータ10は、回転軸に沿って延設されたシャフト30に固着されており、ロータ10の外周側には、所定の空隙を隔てて略円筒形状のステータ20が設けられている。ステータ20は、積層鋼板または圧粉磁心により構成されたステータコア21を有しており、ステータコア21に突出形成されたティース部にはコイル22が巻回されている。
このようなモータ1において、コイル22に電流を供給してステータコア21のティース部に磁極を発生させると、ティース部に発生する磁極と永久磁石11の磁極との間にマグネットトルクが発生し、ロータ10が回転する。また、ロータコア12は突極性を有するため、上記のマグネットトルクの他に、リラクタンストルクを得ることができる。すなわち、モータ1は、マグネットトルクとリラクタンストルクとを利用して高い回転力を得ることができる。
また、上記のように、ロータ10には、ロータコア12とは別体の複数のq軸コア13が設けられており、q軸コア13の回転軸方向の端部は軸方向バックヨーク14により結合されている。このため、q軸コア13に発生した磁束は、ロータコア12を通らず、回転軸方向上部側および下部側に配置された軸方向バックヨーク14に向けて流れる。したがって、q軸磁路の磁気飽和が抑制され、高いリラクタンストルクを得ることができる。
また、上記のロータ10のロータコア12は、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成され、q軸コア13および軸方向バックヨーク14は圧粉磁心により構成されている。このため、磁束の流れに応じて各部の磁気抵抗が低減され、高いトルクを得ることができる。
また、図4に示したように、軸方向バックヨーク14は、ステータ20のステータコア21と対向しない位置に配置されている。このため、ステータコア21に対向する部分についてロータ10の突極比が低下することはなく、より高いリラクタンストルクを得ることができる。また、図4に示したように、軸方向バックヨーク14は、ステータ20のコイルエンド(コイル22の回転軸方向上部側および下部側の端部)よりも内側に配置されている。このため、軸方向バックヨーク14がコイルエンドから突出することはなく、モータ1をコンパクト化することができる。
また、上記のq軸コア13は、外周方向に向けて開いた扇形の断面形状を有しており、ロータコア12の隣り合う貫通孔12cの間の最短距離がq軸コア13の回転方向の最大長さよりも小さくなるように設計されている。このため、永久磁石11の幅とq軸コア13の幅とをいずれも大きくとることができ、マグネットトルクおよびリラクタンストルクを向上させることができる。
なお、上記の図3では、溝部12bの2つの切り欠き面のなす角は直角であったが、図5に示したように、溝部12bの2つの切り欠き面のなす角は鈍角であってもよい。このようにすれば、ロータ10を高速で回転させてロータコア12の永久磁石11よりも外周側の部分が外側への遠心力を受けたときにも、ロータコア12の変形をq軸コア13により抑制することができる。また、ロータコア12の貫通孔12cに樹脂等の非磁性体を充填すれば、ロータコア12の剛性が向上し、遠心力による変形を更に抑制することができる。
また、上記の図4では、軸方向バックヨーク14とロータコア12とがほぼ同等の外径を有していたが、図6に示したように、軸方向バックヨーク14は、ロータコア12よりも大きい外径を有していてもよい。このようにすれば、ステータコア21と干渉しないスペースを利用して、軸方向バックヨーク14の磁路をより大きく確保することができる。図6のロータ10をステータ20内に組み付けるときには、ステータ20の内側にロータコア12を設置した後、ロータコア12の上方および下方からq軸コア13および軸方向バックヨーク14を嵌合させればよい。また、上下に一対に配置された軸方向バックヨーク14のうち、いずれか一方の軸方向バックヨーク14の外径のみをロータコア12の外径より大きくしてもよい。
図7は、モータ1適用した圧縮機の構成を示した図である。図7の圧縮機2は、密閉容器51の内部にモータ1、圧縮部60、およびシャフト30を備えている。シャフト30の上部側は、モータ1のロータ10に固着されており、また、シャフト30の下部側は圧縮部60内のローラ等に接続されている。このため、モータ1を動作させると、ロータ10とともにシャフト30が回転し、圧縮部60を動作させて冷媒を圧縮する。
密閉容器51の底部には、圧縮機2内の摺動部を潤滑するための潤滑油52が貯留されている。潤滑油52はシャフト30の表面等を潤滑させ、その一部はモータ1付近まで上昇する。そして、上昇した潤滑油52は、軸方向バックヨーク14に付着して軸方向バックヨーク14とともに回転し、外周側へ振り切られて再び密閉容器51の底部に貯留される。このように、図7の圧縮機2では、モータ1の軸方向バックヨーク14が、潤滑油52を振り切るオイルセパレータの役割を果たしている。このため、潤滑油52の貯留量の低下を防止することができる。
<2.第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係るモータ1に含まれるロータ110の分解斜視図である。図8に示したロータ110のロータコア12の側面には、図1のような溝部12bは形成されておらず、代わりに、ロータコア12の側面よりもやや内側の位置に、回転軸方向に貫通孔12eが形成されている。貫通孔12eは、等間隔に4箇所に形成されており、q軸コア13はこれらの貫通孔12eに上方および下方から挿通される。このため、本実施形態のロータ110は、側面の形状をより真円に近づけることができる。したがって、ロータ110の回転抵抗を低減させ、ロータ110を効率よく回転させることができる。
なお、ロータ110の他の部分およびステータ20の構成については、上記の第1実施形態と同等であるため、重複説明を省略する。
<3.第3実施形態>
図9は、本発明の第3実施形態に係るモータ1に含まれるロータ210の分解斜視図である。図9のロータ210では、複数のq軸コア13と軸方向バックヨーク14とが別体形成されている。そして、ロータコア12に形成された貫通孔12eおよび軸方向バックヨーク14に形成された貫通孔14aにそれぞれq軸コア13の下端部および上端部を嵌合させることにより、ロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14を結合する構成となっている。
本実施形態では、軸方向バックヨーク14とq軸コア13とを別体形成しているため、各部材の形状を単純化することができる。このため、各部材の成形が容易となる。また、本実施形態では、q軸コア13と軸方向バックヨーク14とをそれぞれ異なる材料により構成することができる。例えば、ロータコア12および軸方向バックヨーク14は、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成し、q軸コア13は圧粉磁心により構成することができる。このようにすれば、磁束の流れに応じて各部の磁気抵抗が低減され、高いトルクを得ることができる。
q軸コア13は、貫通孔12eおよび貫通孔14aよりも断面積の大きい段差部13aを有している。このため、ロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14を結合させたときには、ロータコア12および軸方向バックヨーク14が段差部13aにより位置決めされ、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間に所定の空隙が確保される。この空隙により、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の磁束の流れが抑制される。
なお、図9では、図示の便宜上ロータコア12の上面側にのみq軸コア13と軸方向バックヨーク14とが記載されているが、ロータコア12の下面側にも同じようにq軸コア13と軸方向バックヨーク14とが設けられている。但し、ロータコア12の回転軸方向の長さが十分に小さい場合には、ロータコア12の上面側にのみq軸コア13と軸方向バックヨーク14とを設けてもよい。ロータ210の他の部分およびステータ20の構成については、上記の第1実施形態と同等であるため、重複説明を省略する。
<4.第4実施形態>
図10は、本発明の第4実施形態に係るモータ1に含まれるロータ310の分解斜視図である。図10のロータ310では、ロータコア12と複数のq軸コア13とが一体形成されている。そして、軸方向バックヨーク14に形成された貫通孔14aにq軸コア13の回転軸方向の上端部を嵌合させることにより、q軸コア13と軸方向バックヨーク14とを結合する構成となっている。
本実施形態では、ロータコア12およびq軸コア13を圧粉磁心により一体形成することができる。このため、ロータコア12にq軸コア13を嵌合させる必要はなく、嵌め合いに起因するロータコア12の変形を防止することができる。また、本実施形態のロータ310では、ロータコア12とq軸コア13との間に接合部がないため、トルク低下の原因となる磁気抵抗を低減させることができる。
軸方向バックヨーク14は、例えば、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成すればよい。このようにすれば、軸方向バックヨーク14内の磁束の流れに沿った磁気抵抗が低減され、高いトルクを得ることができる。
q軸コア13の上部はロータコア12の上面から突出しており、当該突出部には、軸方向バックヨーク14の貫通孔14aよりも幅が広くなった段差部13aが設けられている。このため、q軸コア13と軸方向バックヨーク14とを結合させたときには、ロータコア12および軸方向バックヨーク14が段差部13aにより位置決めされ、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間に所定の空隙が確保される。この空隙により、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の磁束の流れが抑制される。
なお、図10では、ロータコア12の上面側にのみq軸コア13を突出させ、ロータコア12の上面側にのみ軸方向バックヨーク14を設けていたが、ロータコア12の下面側においても同じようにq軸コア13を突出させ、同じように軸方向バックヨーク14を設けてもよい。ロータ310の他の部分およびステータ20の構成については、上記の第1実施形態と同等であるため、重複説明を省略する。
<5.第5実施形態>
図11は、本発明の第5実施形態に係るモータ1に含まれるロータ410の分解斜視図である。図11のロータ410のロータコア12には、永久磁石11を挿通するための断面略コの字形の6つの貫通孔12cが、周方向に沿って形成されている。隣り合う貫通孔12cの周方向の端部同士は互いに平行に形成されており、その間に形成された断面長方形状の貫通孔12eに、略四角柱状のq軸コア13が挿通される構成となっている。
各q軸コア13は、その外周側の側面が貫通孔12eの内壁に密着するように貫通孔12e内に挿通される。このため、貫通孔12eの内周側には若干の空隙が確保される。この空隙により、q軸コア13に発生した磁束がロータコア12の内周側へ流れることは抑制され、q軸コア13から軸方向バックヨーク14への磁束の流れが良好に形成される。
各q軸コア13の回転軸方向の上端部および下端部は、軸方向バックヨーク14に形成された貫通孔14aに嵌合される。そして、回転軸方向の外側から軸方向バックヨーク14にボルト16を挿通し、ロータコア12の回転軸方向の端面に形成されたネジ孔12fにボルト16を締結させることにより、ロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14が結合される。
また、各q軸コア13は、外周側へ向けて突出した段差部13aを有している。このため、ロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14を結合させたときには、ロータコア12、および軸方向バックヨーク14を結合させたときには、ロータコア12および軸方向バックヨーク14が段差部13aにより位置決めされ、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間に所定の空隙が確保される。また、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の空隙には、非磁性体のスペーサ(薄板)15が介挿されている。このため、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の磁束の流れが抑制される。なお、スペーサ15は、貫通孔12cからの永久磁石11の飛び出しを防止する役割も果たす。
本実施形態のq軸コア13は、軟磁性体の薄板を回転軸を中心とする回転方向(周方向)に積層させた積層鋼板により構成されている。また、本実施形態のロータコア12および軸方向バックヨーク14は、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、磁束の流れに応じて各部の磁気抵抗が低減され、高いトルクを得ることができる。特に、本実施形態のロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14は、いずれも積層鋼板により構成されているため、より良好な磁束の流れを形成することができる。
なお、ロータ410の他の部分およびステータ20の構成については、上記の第1実施形態と同等であるため、重複説明を省略する。
<6.第6実施形態>
図12は、本発明の第6実施形態に係るモータ1に含まれるロータ510の分解斜視図である。図12のロータ510では、複数のq軸コア13と軸方向バックヨーク14とが別体形成されている。そして、ロータコア12に形成された貫通孔12eおよび軸方向バックヨーク14に形成された貫通孔14aにq軸コア13を嵌合させることにより、ロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14を結合する構成となっている。
ロータコア12の貫通孔12eは長方形状の断面を有しており、q軸コア13は回転軸方向にのびる四角柱状の外径を有している。q軸コア13は軟磁性体の薄板を薄板を回転軸を中心とする回転方向(周方向)に対して外周側に45°傾いた方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、ロータ510を図中の矢印の方向に回転させたときには、q軸コア13とステータコア21との間に磁束の流れが良好に形成され、高いリラクタンストルクを得ることができる。
また、本実施形態のロータコア12および軸方向バックヨーク14は、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、磁束の流れに応じて各部の磁気抵抗が低減され、高いトルクを得ることができる。特に、本実施形態のロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14は、いずれも積層鋼板により構成されているため、より良好な磁束の流れを形成することができる。
なお、複数のq軸コア13は、図13に示したように、軟磁性体の薄板を回転軸と平行な軸を中心として巻回された鋼板(巻鉄芯)により構成してもよい。このようなq軸コア13も、回転軸方向に磁束を良好に流すことができる。
また、図12では、ロータコア12の上面側にのみ軸方向バックヨーク14を設けていたが、ロータコア12の下面側にも同じように軸方向バックヨーク14を設けてもよい。ロータ510の他の部分およびステータ20の構成については、上記の第1実施形態と同等であるため、重複説明を省略する。
<7.第7実施形態>
図14は、本発明の第7実施形態のモータ1に含まれるロータ610の分解斜視図である。図14のロータ610のロータコア12には、永久磁石11を挿通するための断面略コの字形の複数の貫通孔12cが、周方向に沿って形成されている。そして、隣り合う2つの貫通孔12cの間には、それぞれ2つの貫通孔12eが形成されている。各貫通孔12eには、回転軸方向の上方および下方からそれぞれq軸コア13が挿通され、コの字形の貫通孔12cを挟んで隣り合う2つのq軸コア13の端部同士を結ぶように、軸方向バックヨーク14が形成されている。
すなわち、本実施形態では、2つのq軸コア13と1つの軸方向バックヨーク14とが略コの字形の部材として一体形成されている。そして、当該コの字形の部材をロータコア12の上面側および下面側からそれぞれロータコア12の貫通孔12eに挿通させることにより、ロータコア12とコの字形の部材とを結合させる構成となっている。
本実施形態のロータコア12は、軟磁性体の薄板を回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されている。また、q軸コア13および軸方向バックヨーク14を構成する略コの字形の部材は、軟磁性体の薄板を回転軸に対する径方向に積層させた積層鋼板により構成されている。このため、、磁束の流れに応じて各部の磁気抵抗が低減され、高いトルクを得ることができる。特に、本実施形態のロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14は、いずれも積層鋼板により構成されているため、より良好な磁束の流れを形成することができる。また、q軸コア13および軸方向バックヨーク14は一体として積層鋼板を打ち抜いて形成されるため、これらを別個に成形して結合させる必要はなく、製造工程が簡略化される。
q軸コア13には、ロータコア12の貫通孔12eよりも幅が広くなった段差部13aが設けられている。このため、q軸コア13および軸方向バックヨーク14を構成するコの字形の部材とロータコア12とを結合させたときには、コの字形の部材とロータコア12とが段差部13aにより位置決めされ、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間に所定の空隙が確保される。この空隙により、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の磁束の流れが抑制される。
なお、ロータ610の他の部分およびステータ20の構成については、上記の第1実施形態と同等であるため、重複説明を省略する。
<8.第8実施形態>
図15は、本発明の第8実施形態のモータ1に含まれるロータ710の斜視図である。また、図16は、ロータ710に含まれるロータコア12および永久磁石11の斜視図である。
図15および図16に示したように、本実施形態のロータコア12は略円筒形状の外形を有しており、ロータコア12の側面には、4つの永久磁石11が等間隔に貼付されている。各永久磁石11は、ロータコア12の側面に沿った略六角形の板状に成形されている。このため、各永久磁石11の周方向の幅は、回転軸方向の端部ほど狭くなっている。
隣り合う永久磁石11の間には、それぞれ回転軸方向の上部および下部からq軸コア13が挿通されている。各q軸コア13は、ロータコア12の側面に沿った略三角形の板状に形成されており、各q軸コア13の周方向の幅は、回転軸方向の端部ほど広くなっている。また、各q軸コア13の回転軸方向の端部は、回転軸を中心とするリング状の軸方向バックヨーク14に接続されている。
本実施形態のロータ710は、複数の永久磁石11がロータコア12の表面に貼付されているため、ステータ20との間の磁束の変動が正弦波に近づく。また、各永久磁石11の周方向の端部は収束しているため、磁束の急激な変化は更に抑制される。このため、ロータ710の回転ムラが抑制され、モータ1がより静音化する。また、複数の永久磁石11と複数のq軸コア13は、ロータ710の回転軸方向中央に対して、上下に対称に取り付けられている。このため、ロータ710に対する回転軸方向のスラスト力は抑制される。
また、ロータコア12の表面のうち、q軸コア13が配置される部分には、溝部12bが形成されている。このため、ロータコア12の表面と永久磁石11とが接することはなく、永久磁石11の内周側には若干の空隙が確保される。この空隙により、q軸コア13に発生した磁束がロータコア12の内周側へ流れることは抑制され、q軸コア13から軸方向バックヨーク14への磁束の流れが良好に形成される。
また、ロータコア12の中心部に挿通されるシャフトに段差部を形成することにより、ロータコア12の軸方向の端面と軸方向バックヨーク14との間に空隙を確保するようにしてもよい。このようにすれば、ロータコア12と軸方向バックヨーク14との間の磁束の流れを抑制することができる。
本実施形態のロータコア12は、圧粉磁心により構成され、q軸コア13および軸方向バックヨーク14も圧粉磁心により一体形成されている。このため、ロータコア12、q軸コア13、および軸方向バックヨーク14の形状を容易に形成することができる。
なお、ロータ710の他の部分およびステータ20の構成については、上記の第1実施形態と同等であるため、重複説明を省略する。
<9.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記の各実施形態では、ロータの外周側にステータが配置されていたが、ロータの内側にステータが配置されていてもよい。
第1実施形態に係るロータの分解斜視図である。 第1実施形態に係るロータの斜視図である。 第1実施形態に係るロータの断面図である。 第1実施形態に係るモータの断面図である。 第1実施形態に係るロータの断面図である。 第1実施形態に係るモータの断面図である。 第1実施形態に係るモータを適用した圧縮機の構成を示した図である。 第2実施形態に係るロータの分解斜視図である。 第3実施形態に係るロータの分解斜視図である。 第4実施形態に係るロータの分解斜視図である。 第5実施形態に係るロータの分解斜視図である。 第6実施形態に係るロータの分解斜視図である。 第6実施形態に係るロータに巻鉄芯を使用した場合の部分拡大図である。 第7実施形態に係るロータの分解斜視図である。 第8実施形態に係るロータの斜視図である。 第8実施形態に係るロータコアおよび永久磁石の斜視図である。 従来のモータの断面図である。
符号の説明
1 モータ
10,110,210,310,410,510,610,710 ロータ
11 永久磁石
12 ロータコア
12a 径方向バックヨーク
12b 溝部
12c 貫通孔
12e 貫通孔
13 q軸コア
13a 段差部
14 軸方向バックヨーク
14a 貫通孔
15 スペーサ
20 ステータ
21 ステータコア
22 コイル
30 シャフト

Claims (27)

  1. 所定の回転軸周りに回転する略円筒形状のロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)と、前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)の外周側または内周側に所定の空隙を隔てて設けられた略円筒形状のステータ(20)とを備えたモータにおいて、
    前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)は、
    前記回転軸周りの回転方向に沿って配列され、前記空隙側へ複数の磁極を呈する複数の永久磁石(11)と、
    前記複数の永久磁石(11)の反磁極面同士を結合する径方向バックヨーク(12a)と、
    前記複数の永久磁石(11)の互いに極性の異なるものの間に配置された複数のq軸コア(13)と、
    前記複数のq軸コア(13)の前記回転軸方向の端部同士を磁気的に結合する軸方向バックヨーク(14)と、
    を有することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記軸方向バックヨーク(14)は、前記ステータ(20)のステータコア(21)と対向しない位置に配置されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータにおいて、
    前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)は、略円筒形状のロータコア(12)を有し、
    前記径方向バックヨーク(12a)は、前記ロータコア(12)に一体形成され、
    前記複数の永久磁石(11)は、前記ロータコア(12)に保持されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記ロータコア(12)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項3または請求項4に記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)は、前記ロータコア(12)に形成された溝部(12b)または孔部(12e)に嵌合されていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、一体形成されていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、別体形成され、互いに結合されていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、圧粉磁心により構成されていることを特徴とするモータ。
  9. 請求項7に記載のモータにおいて、
    前記軸方向バックヨーク(14)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とするモータ。
  10. 請求項9に記載のモータにおいて、
    前記軸方向バックヨーク(14)に、前記複数のq軸コア(13)が所定の深さで埋設されていることを特徴とするモータ。
  11. 請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)は、圧粉磁心により構成されていることを特徴とするモータ。
  12. 請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸に直交する方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とするモータ。
  13. 請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸を中心とする周方向に対して所定角度傾いた方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とするモータ。
  14. 請求項7、請求項9、および請求項10のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸と平行な軸を中心として巻回された鋼板により構成されていることを特徴とするモータ。
  15. 請求項6に記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)と前記軸方向バックヨーク(14)とは、軟磁性体の薄板を前記回転軸に対する径方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とするモータ。
  16. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記ロータコア(12)は、圧粉磁心により構成されていることを特徴とするモータ。
  17. 請求項16に記載のモータにおいて、
    前記複数のq軸コア(13)は、前記ロータコア(12)に一体形成され、
    前記複数のq軸コア(13)の前記回転軸方向の端部は、前記軸方向バックヨーク(14)に形成された孔部(14a)に嵌合されていることを特徴とするモータ。
  18. 請求項16または請求項17に記載のモータにおいて、
    前記軸方向バックヨーク(14)は、軟磁性体の薄板を前記回転軸方向に積層させた積層鋼板により構成されていることを特徴とするモータ。
  19. 請求項3から請求項18までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記ロータコア(12)と前記軸方向バックヨーク(14)との間に空隙を確保する空隙確保手段(13a,15)を更に備えることを特徴とするモータ。
  20. 請求項19に記載のモータにおいて、
    前記空隙確保手段は、前記複数のq軸コア(13)に形成された段差(13a)であることを特徴とするモータ。
  21. 請求項19に記載のモータにおいて、
    前記空隙確保手段は、前記ロータコア(12)と前記軸方向バックヨーク(14)との間に介挿された非磁性体の薄板(15)であることを特徴とするモータ。
  22. 請求項3から請求項21までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)は前記ステータ(20)の内周側に設けられ、
    前記軸方向バックヨーク(14)は前記ロータ(10,110,210,310,410,510,610,710)の回転軸方向の端部に一対に配置され、
    前記軸方向バックヨーク(14)の一方または双方の外径は、前記ロータコア(12)の外径よりも大きいことを特徴とするモータ。
  23. 請求項3から請求項22までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数の永久磁石(11)は、前記ロータコア(12)内に軸方向に形成された複数の貫通孔(12c)内にそれぞれ埋設されていることを特徴とするモータ。
  24. 請求項23に記載のモータにおいて、
    前記貫通孔(12c)は、前記永久磁石(11)が埋設されない部分において、前記q軸コア(13)に面していることを特徴とするモータ。
  25. 請求項23または請求項24に記載のモータにおいて、
    隣接する前記貫通孔(12c)の間の最短距離は、前記q軸コア(13)の回転方向の最大長さよりも小さいことを特徴とするモータ。
  26. 請求項3から請求項22までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記複数の永久磁石(11)は、前記ロータコア(12)の表面に貼付されていることを特徴とするモータ。
  27. 請求項26に記載のモータにおいて、
    前記複数の永久磁石(11)のそれぞれの周方向の幅は、前記回転軸方向の端部ほど狭くなっており、
    前記複数のq軸コア(13)のそれぞれの周方向の幅は、前記軸方向の端部ほど広くなっていることを特徴とするモータ。
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