JP4720982B2 - アキシャルエアギャップ型電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータとロータとがロータの出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向配置されているアキシャルエアギャップ型電動機に関し、さらに詳しく言えば、ロータのリラクタンストルクを利用して、高トルク、高出力化できるアキシャルエアギャップ型電動機に関する。
例えば特許文献1に示すように、アキシャルエアギャップ型電動機は、ステータ(固定子)のティース部空隙面の一方または両方にロータ(回転子)を所定の空隙をもって対向的に配置してなる電動機であって、インナーロータ型などのラジアルギャップ型電動機に比べて回転軸方向の厚さを薄くする、すなわち扁平にすることができるという特徴がある。
特許文献1において、ロータは、左右一対のステータの間に挟まれるように設けられている。今までのアキシャルエアギャップ型電動機のロータは、強磁性体からなる円盤状のバックヨークの表面に焼結型永久磁石を貼り付けたり、プラスチックマグネットをインサート成形して、SPM構造(表面磁石形同期モータ)をとっていた。
しかしながら、従来のSPM構造のアキシャルエアギャップ型電動機の場合は、ロータのd軸とq軸のインダクタンスの差がほとんどなかったため、リラクタンストルクを利用できず、モータ出力をマグネットトルクのみに頼っており、高トルク化、高速化、高出力化の弊害になっていた。
特開2001−136721号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、リラクタンストルクを利用して、高トルク、高出力可能なアキシャルエアギャップ型電動機を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、ステータのティース空隙面とロータのマグネット面とが上記ロータの出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向配置されているアキシャルエアギャップ型電動機において、上記ロータは、上記出力軸に同軸的に取り付けられるバックヨークと、上記バックヨークに円周方向に沿って配置される複数の磁極マグネットとを含み、上記バックヨークには、上記各磁極マグネットが収納されるマグネット収納部が複数設けられており、上記各マグネット収納部は、上記磁極マグネットの表面積よりも大きな開口面積を有し、上記マグネット収納部の中央に上記磁極マグネットが配置され、上記各磁極マグネットの周囲を取り囲むようにフラックスバリアが設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記磁極マグネットの前面にはさらにフロントヨークが設けられており、上記フロントヨークは強磁性体からなることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記磁極マグネットおよび/または上記フロントヨークの前面にはさらに、非磁性体からなる磁極カバーが設けられており、上記磁極カバーにより上記磁極マグネットおよび/または上記フロントヨークが上記バックヨークに固定されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1,2または3において、上記フラックスバリアは、その開口幅が上記ステータと上記ロータとの空隙面の面間距離よりも大きく形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項において、上記マグネット収納部は、上記バックヨークの表面と上記磁極マグネットの表面とが同一平面上になるように形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、上記請求項において、上記マグネット収納部は、上記バックヨークの表面と上記磁極マグネットに取り付けられる上記フロントヨークおよび/または上記磁極カバーの表面とが同一平面上になるように形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項において、隣接する上記磁極マグネットの間には、上記バックヨークと一体の突極が設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜のいずれか1項において、上記各磁極マグネットは、複数個のマグネットメンバーに分割されており、それらが上記ロータの半径方向および/または円周方向に沿って配置されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜のいずれか1項において、上記マグネット収納部には、上記磁気マグネットが載置されるマグネット取付面が設けられており、上記マグネット取付面は、上記ロータの半径方向および/または円周方向に沿って、その軸線方向に傾けられた傾斜面からなることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、上記請求項において、第1取付面と第2取付面の2つの取付面を含み、上記第1,第2取付面は、円周方向の両端から中央に向かうにつれて、その軸線方向の高さが漸次低くなる断面V字状に形成されていることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、ステータのティース空隙面とロータのマグネット面とが上記ロータの出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向配置されているアキシャルエアギャップ型電動機において、上記ロータは、上記出力軸に同軸的に取り付けられるバックヨークと、上記バックヨークに円周方向に沿って配置される複数の磁極マグネットとを含み、上記バックヨークには、上記各磁極マグネットが収納されるマグネット収納部が複数設けられており、上記マグネット収納部には、上記磁気マグネットが載置されるマグネット取付面が設けられており、上記マグネット取付面は、第1取付面と第2取付面の2つの取付面を含み、上記第1,第2取付面は、円周方向の両端から中央に向かうにつれて、その軸線方向の高さが漸次低くなる断面V字状に形成されているとともに、上記第1,第2取付面は、内径側から外径側に向かうにつれて、その軸線方向の高さが漸次深くなるように傾斜されていることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、上記請求項11において、上記磁極マグネットは所定厚さの板状片からなり、それらを上記各第1,第2面に沿って配置することにより、上記各磁極マグネットの突き当て面の間および/または上記磁極マグネットと上記マグネット収納部の間には、断面V字状のフラックスバリアが形成されることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1または11において、上記磁極マグネットの円周方向の端部には、スキューが設けられていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、上記請求項1または11において、上記磁極マグネットの半径方向の端部は、円弧状に形成されていることを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、上記請求項1または11において、上記磁極マグネットの外径側と、上記バックヨークの外周部に設けた外壁との間には、所定の機械的強度を有する非磁性体のスペーサが挿入されることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、磁極マグネットの周囲にフラックスバリアを設けたことにより、磁極マグネットの磁束(フラックス)の漏れを低減して、トルクの低減を防止することができ、リラクタンストルクを利用して高出力化することができる。また、バックヨークの磁極マグネットよりも大きな開口面積を有するマグネット収納部を設けたことにより、マグネット収納部の中央に磁極マグネットを載置することで、その周囲にフラックスバリアを簡単に形成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、磁極マグネットの前面にフロントヨークをさらに設けることにより、IPM構造(内部磁石形同期モータ)とすることで、リラクタンストルクを利用して、さらに高トルク、高出力化が可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、磁極マグネット(またはフロントヨーク)の前面を磁極カバーで覆うことにより、磁極マグネットまたはフロントヨークの脱落を防止できる。また、磁束漏れを防止するため、材質は非磁性体が好ましく、さらには渦電流などの発生を防止するため、体積固有抵抗率の高い材料が好ましい。
請求項4に記載の発明によれば、フラックスバリアの開口幅をステータとロータのエアギャップの面間距離よりも大きくしたしたことにより、磁極マグネットの端部からバックヨークにフラックスが漏れるのを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、バックヨークの磁極マグネットよりも大きな開口面積を有するマグネット収納部を設けたことにより、マグネット収納部の中央に磁極マグネットを載置することで、その周囲にフラックスバリアを簡単に形成することができる。
請求項またはに記載の発明によれば、マグネット収納部の深さを磁極マグネット(またはフロントヨーク)の表面とバックヨークの表面とを同一平面上になるように設定することにより、フラックスの漏れを防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、隣接する磁極マグネットの間に突極を設けたことにより、IPM構造(内部磁石形同期モータ)によってq軸インダクタンスLqを大きくすることができ、d軸インダクタンスLdとの差(Lq−Ld)を大きくすることで、トルク定数を大きくして、トルクの増大を図ることができる。また、誘起起電力定数を低減させることもできる。
請求項に記載の発明によれば、磁極マグネットを複数個(例えばn個:nは正の整数)に分割することにより、磁極マグネット(とくに焼結型希土類マグネット)に交流磁束が通ると発生する渦電流によるエネルギー損失を約1/nに減少させることができる。
請求項に記載の発明によれば、マグネット収納部のマグネット取付面を円周方向または半径方向に沿って傾けて形成したことにより、平置きした場合よりもマグネット面積を増やすことができ、より高出力化を図ることができるばかりでなく、さらにその表面にフロントヨークを備えることで、IPM構造となりさらに高出力化することができる。
請求項10および11に記載の発明によれば、2つのマグネット取付面をV字状に配置することにより、マグネットの磁極面積をできるだけ大きく設けることができるばかりでなく、渦電流の発生によるエネルギー損失を低減させることができる。
請求項12に記載の発明によれば、各取付面に沿って板状の磁極マグネットを取り付けることにより、その突き当て面または隙間にフラックスバリアを簡単に形成することができる。
請求項13に記載の発明によれば、磁極マグネットの円周方向の端部にスキューを形成することにより、磁束変化をスムーズにすることができ、コギングトルクの発生を低下させることができる。
請求項14に記載の発明によれば、磁極マグネットの半径方向の端部を円弧状に形成したことにより、磁極マグネットが扇形状になり、半径方向のフラックスの振れを低減させることができ、高効率なモータを得ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、磁極マグネットやフロントヨークがモータの回転に伴う遠心力で飛び出したり、強磁性体であるバックヨークの壁に接触して漏れ磁束が増え、トルクが低下することを防ぐことができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るアキシャルエアギャップ型電動機の断面図であり、図2(a)は、そのロータの正面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図である。
このアキシャルエアギャップ型電動機1は、円盤状に形成されたステータ2と、ステータ2の両側面に所定の空隙(エアギャップ)をもって対向的に配置される一対のロータ3,3とを備える。各ロータ3,3は回転駆動力を出力するロータ出力軸4に同軸的に固定される。
ステータ2およびロータ3は、円筒状のハウジング(モータブラケット)10内に収納される。この例において、ハウジング10の両端には、図1に示すように、円盤状の蓋部材10a、10bが設けられ、その内部に各モータ機構部が格納される。
蓋部材10a、10b中心部には、それぞれ軸挿通孔11が配置され、そこからロータ出力軸4が引き出されているが、軸挿通孔11に変えて、ロータ出力軸4を軸受けする軸受部を形成してもよい。
ステータ2は、3n個(nは正の整数)のコアメンバー21を含み、この例ではコアメンバーを12個として、それらがロータ出力軸4の軸線に沿って環状に配置されている。各コアメンバー21は、その外周にコイル5が巻回されており、ステータ2のティース部空隙面22を除く全体がモールド樹脂24により一体的に固められる。
ステータ2の中心には、ロータ出力軸4を軸受けする軸受部23が配置される。この例において、軸受部23は、一対のラジアルボールベアリング231,232を有し、その内輪はロータ出力軸4に圧入嵌めされ、外輪側はモールド樹脂24に収納されている。本発明において軸受部23の構成は任意であってよい。
本発明において、ステータ2の構成はアキシャルエアギャップ型電動機を構成するに必要な最低限のステータ構成を備えていればよく、その具体的な構成は任意的事項である。本発明の特徴はロータ3の構造にある。
次に、図2(a),(b)を参照してロータ3,3について説明する。なお、ロータ3,3は同一構成のため、この例では一方のロータ3を例にとって説明する。この例において、ステータ2のティース空隙面22に対向する側の面をロータ3の正面とする。
(a)に示すように、ロータ3は、ステータ2に同軸的に配置される円盤体からなるバックヨーク31と、このバックヨーク31にロータ回転軸4を中心に円周方向に沿って環状に配置される2n個(nは正の整数)の磁極マグネット32a〜32h(この例では8個)とを備えている。
バックヨーク31は、例えば冷延鋼板などの磁性材料からなり、中央にはロータ出力軸4に圧入固定される軸固定孔33が設けられている。軸固定孔33は、バックヨーク31の軸方向(図2(a)では紙面垂直方向)に貫通した貫通孔であり、そこにロータ出力軸4が圧入されている。
なお、これら軸固定孔33はプラスチックマグネットによって磁極マグネット32をインサート成型する際にインサート成型機の金型への位置出しを行うための、ガイド孔としても利用可能である。
バックヨーク31には、磁極マグネット32a〜32hを収納するためのマグネット収納部34a〜34hが出力軸4を中心に円周方向に沿って配置されている。この例において、各マグネット収納部34a〜34hは、バックヨーク31の正面(ステータ対向面)から軸線方向に向けて所定深さで凹まされた凹部からなり、各セグメント毎に8カ所設けられている。
各マグネット収納部34a〜34hは、それぞれ同一構成であるため、1つのマグネット収納部34aを例にとって説明する。マグネット収納部34aは、正面(図2(a))から見て扇形状に形成されており、さらに半径方向の内周面および外周面は円弧状に形成されていることが好ましい。
マグネット収納部34aは、その中央に磁極マグネット32aが配置されるが、その形状は、磁極マグネット32aに相似形であり、その開口面積は磁極マグネット32aの表面積よりも大きく形成されていることが好ましい。
すなわち、磁極マグネット32aに対して相似形であり、かつ、開口面積を大きくすることにより、マグネット収納部34aの中央には、磁極マグネット32aの周囲を取り囲むようにして一定幅Lbのフラックスバリア35が形成される。
図1に示すように、フラックスバリア35は、その幅Lbがステータ2とロータ3のエアギャップの面間距離Laよりも大きく形成されていることが好ましい。これによれば、フラックスバリア35の幅Lbは、面間距離Laよりも大きく形成することにより、磁極マグネット32aの端部からバックヨーク31にフラックスが漏れるのをより確実に防止することができる。
マグネット収納部34aは、磁極マグネット32aの磁極面と、バックヨーク31の表面とが同一平面上になるに必要な深さを備えていることが好ましい。これによれば、磁極マグネット32aをバックヨーク31内に収納することで、軸方向の長さを短くすることができるばかりでなく、IPM構造によって、リラクタンストルクを利用して高出力化を図ることができる。
図2(a)に示すように、隣接するマグネット収納部(例えば32aと32b)との間には、突極36が形成されている。突極36は、フラックスバリア35,35を挟んでバックヨーク31の一部に半径方向に沿って形成されるリブからなる。
突極36を形成することにより、突極36で発生する電磁力によって、q軸インダクタンスLqを大きくでき、d軸インダクタンスLdとの差(Lq−Ld)が大きくなり、その結果、下式に示すようにリラクタンストルクを利用して、トルクが増大する。「『埋込磁石同期モータの設計と制御』(竹田洋次、松井信行、森本茂雄、本田幸男 共著,オーム社出版,平成13年10月25日刊)による。」
Figure 0004720982
その結果、リラクタンストルクを利用することができるため、高トルク・高出力なモータを得ることができるばかりでなく、誘起起電力(逆起電力)が低くなるので、モータの高速化も可能となる。
磁極マグネット32a〜32hは、上述したように8セグメントから構成されているが、各磁極マグネット32a〜32hはそれぞれ同一構成であるため、1つのマグネットメンバー32aを例にとって説明する。
磁極マグネット32aは、磁束密度が飽和しない磁石材料から構成されていることが好ましく、例えば焼結磁石やプラスチックマグネットなどが用いられている。材質は、フェライト磁石や希土類磁石など仕様に応じて任意に用いられる。
磁極マグネット32aは、正面側から見てステータ2に沿ってほぼ平行な磁極面を有する台形状に形成されており、上述したようにマグネット収納部34aと相似形となっている。磁極マグネット32aの半径方向の両端は円弧状に形成されている。
この例において、磁極マグネット32aは、図2(a)に示すように、半径方向に沿って左右対称形状の扇形状に形成されているが、図3に示すように、磁極マグネット32aの円周方向の両端面を傾斜させたスキュー321,322を設けてもよい。これによれば、磁束変化がよりスムーズになり、コギングトルクの発生を低減させることができる。
磁極マグネット32aは、マグネット収納部34aに接着剤などを介して固定されているが、より磁極マグネット32aを強固に固定する方法の一例としては、図4(a),(b)に示すように、磁極マグネット32aの前面に磁極カバー38を設けて固定してもよい。
すなわち、この例において、磁極カバー38は、アルミニウムなどの非磁性体金属板の成形品からなり、磁極マグネット32aを覆うように断面コ字状に形成されている。この磁極カバー38は、同じく非磁性体からなるネジ38aを介してバックヨーク31に固定される。なお、ネジ38a以外にリベットなどを用いて固定してもよい。
磁極マグネット32aを焼結型希土類磁石で構成した場合、その磁極マグネット32aに交流磁束が通ると、磁極マグネット32aの周りには渦電流によるエネルギー損失が発生する。この渦電流損を防止する方法としては、図5(a),(b)に示すように、磁極マグネット32aを円周方向および/または半径方向に沿って複数個(例えばn個:nは正の整数)個に分割することが好ましい。
この例において、磁極マグネット32aは、円周方向および半径方向の中心線に沿って均等に4分割(32a1〜32a4)されている。これによれば、磁極マグネット32aを4分割することにより、発生する渦電流損も約1/4に減らすことができる。
すなわち、磁極マグネット32aをn個に分割することにより、渦電流損は逆に約1/nに減少させることができる。なお、磁極マグネット32aの分割数や分割形状については、仕様に応じて任意に変更可能である。
この例において、ロータ3は、バックヨーク31と磁極マグネット32aとから構成されているが、図6に示すように、バックヨーク31の前面にさらに例えば電磁鋼板などの強磁性体からなるフロントヨーク37を設けてもよい。
これによれば、フロントヨーク37をさらに備えることにより、磁極マグネット32aがマグネット収納部34a内に完全に埋もれてるため、IPM構造(内部磁石形同期モータ)となり、リラクタンストルクを利用してより高出力なモータを得ることができる。
なお、図6において、フロントヨーク37は磁極マグネット32aの上に接着剤などによって貼り合わせられているが、図4(b)に示すように、磁極カバー38を介して固定してもよい。
この例において、ロータ3,3は同一のロータ出力軸4を共有しているが、各ロータ3,3ごとに、ロータ出力軸を有する2出力軸タイプであってもよい。また、ロータ出力軸4を持たずにステータ2に対してロータ3,3をラジアルボールベアリングを介して直に支持させるシャフトレス型としてもよい。さらには、ロータ3は1つであってもよい。
次に、図7および図8(a)〜(d)を参照して、本発明のアキシャルエアギャップ型電動機の第2実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形態と同一もしくは同一と見なされる箇所には同じ参照符号を付し、その具体的な説明は省略する。
この第2実施形態のアキシャルエアギャップ型電動機1Aは、上記第1実施形態と同じく円盤状に形成されたステータ2と、同ステータ2の両側面に所定の空隙(ギャップ)をもって対向的に配置される一対のロータ3,3とを備えている。
この第2実施形態においても、各ロータ3は、円盤状のバックヨーク31を有し、そのステータ2の対向面には、8個のマグネット収納部34A〜34Hが一体に形成され、そこに磁極マグネット32A〜32Hが環状に配置されている。なお、マグネット収納部34A〜34Hおよび磁極マグネット32A〜32Hは同一の構成であるため、マグネット収納部34A,磁極マグネット32Aにより説明する。
マグネット収納部34Aは、バックヨーク31のステータ2の対向面から所定深さに凹まされた凹部からなり、図8(b)に示すように、底部が内周側から外周側に向けてその深さが漸次深くなるように傾斜されている。
図9は、第2実施形態のバックヨーク単体の正面図である。マグネット収納部34Aは、その底部が後述する2つのマグネットメンバー321A,322Aからなる磁極マグネット32Aを載置するため、一対のマグネット取付面341A,342A(第1取付面、第2取付面)が設けられている。
図8(c),(d)および図9に示すように、各マグネット取付面341A,342Aは、マグネット収納部34Aの円周方向の両端から中央に向かうについて漸次その深さを増すよう断面V字状に形成されている。各マグネット取付面341A,342Aは、この例では左右対称形であるが、スキューなどを設けた場合には、左右非対称形となる。
図10は、図9のバックヨークに磁極マグネットを取り付けた状態の正面図である。磁極マグネット32Aは、上述した各マグネット取付面341A,342Aに取り付けられる2つのマグネットメンバー321A,322Aからなる。
マグネットメンバー321A,322Aは、所定厚さの磁石板からなり、台形状に形成されている。この例において、マグネットメンバー321A,322Aは、ともに同一形状であり、それらが中央を挟んで左右対称に配置される。
各マグネットメンバー321A,322Aの円周方向の端部には、フラックスバリア35,35が形成されている。フラックスバリア35,35は、マグネット取付面341A,342Aの角度を利用することにより、各マグネットメンバー321A,322Aを互いに付き合わせることで、三角形状に形成される。
図8(b)に示すように、フラックスバリア35は、磁極マグネット32Aの半径方向の両端にも形成されており、その開口幅Lbは、第1実施形態と同様に、ステータ2とロータ3の面間距離Laよりも大きく形成されていることが好ましい。
再び、図7および図8(a)〜(d)を参照して、磁極マグネット32Aの上部にはさらに、フロントヨーク37が設けられている。フロントヨーク37は、電磁鋼板をロータ3の半径方向に沿って積層した積層体からなり、磁極マグネット32Aの表面に沿って合致する二等辺三角形状に形成されている。
これによれば、磁極マグネット32Aがバックヨーク31とフロントヨーク37との間に挟まれることにより、磁極マグネット32Aがマグネット収納部34A内に埋もれてIPM構造が形成され、マグネットトルクに加えてリラクタンストルクを利用することができ、より高出力なモータを得ることができる。
この実施形態において、フロントヨーク37は、電磁鋼板の積層体から構成されているが、これ以外に粉末成形されたものであってもよい。すなわち、図11(a)〜(d)に示すように、このフロントヨーク37は、磁性材料からなる金属粉末を圧縮成型したものからなり、磁極マグネット32A全体を覆うように扇形状に形成されている。
これによれば、粉末成形の方が積層体に比べてより自由度を高く設計ができるため、磁極マグネット32Aの全体を覆う形状とすることができ、さらにリラクタンストルクを効率的に利用することができる。
上述した第2実施形態において、隣接する磁極マグネット32A,32Bの間には、フラックスバリア35が形成されるが、よりモータの出力を向上させるには、図12(a),(b)に示すように、各磁極マグネット32A,32Bの間に突極36が設けられていることが好ましい。
すなわち、隣接する各モータ収納部34A〜34Hの間には、バックヨーク31の一部としての突極36が半径方向に沿って放射状に形成されている。これによれば、突極36によってq軸インダクタンスLqを大きくすることができ、結果、リラクタンストルクをさらに大きくすることができる。
上述した第2実施形態において、磁極マグネット32Aおよびフロントヨーク37は、マグネット収納部32Aに接着剤などによって一体的に固定されているが、より確実に固定するため、磁極カバー38を使用してもよい。
すなわち、図13(a),(b)に示すように、フロントヨーク37の前面には、磁極マグネット32Aおよびフロントヨーク37を覆うように磁極カバー38が取り付けられている。磁極カバー38は、バックヨーク31の正面に沿って平行な板状体からなり、両端がフラックスバリア35に沿ってV字状に折り曲げられている。
磁極カバー38は、その周縁がネジ38aによってネジ止めされることで、固定される。これによれば、磁極マグネット32Aおよびフロントヨーク37を確実に固定できるため、高出力化しても、ステータ2とロータ3のエアギャップを一定に保つことができる。なお、磁極カバー38およびネジ38aの材質は非磁性体が用いられる。
上述した第1および第2実施形態において、磁極マグネット32a(32A)の半径方向の外周面とバックヨーク31の外壁との間には、フラックスバリア35が形成されているが、このフラックスバリア35の一部に非磁性体からなるスペーサ部材6を挟み込んでもよい。
すなわち、図14に示すように、磁極マグネット32aとフロントヨーク37の半径方向の外周面とマグネット収納部34aとの間に形成された空間(図14では、フラックスバリア35)には、ブロック状のスペーサ部材6が設けられている。スペーサ部材6は、アルミニウムや黄銅などの非磁性体からなる。
これによれば、スペーサ部材6を圧入することによって、磁極マグネット32aとフロントヨーク37とを挟み込み、モータの回転に伴う遠心力で磁極マグネット32aやフロントヨーク37が飛び出したり、バックヨーク31の壁に接触して漏れ磁束が増加による、トルクの低下を防ぐことができる。
上述した実施形態において、フロントヨーク37は電磁鋼板の積層体または圧粉鉄心の場合を例にとって説明したが、これ以外に、鉄系焼結金属、鋼板、鋳物などの各種強磁性体が任意に選択される。また、積層体の場合、その積層方向は、エアギャップ面に対して平行であれば、渦電流が低減できるため、その積層方向は特に限定されない。
上述した実施形態において、ロータ3,3は同一のロータ出力軸4を共有しているが、各ロータ3,3ごとに、ロータ出力軸を有する2出力軸タイプであってもよい。また、ロータ出力軸4を持たずにステータ2に対してロータ3,3をラジアルボールベアリングを介して直に支持させるシャフトレス型としてもよい。さらには、ロータ3は1つであってもよい。
本発明のアキシャルエアギャップ型電動機は高出力で信頼性が高いことから、高効率化が求められている家電用,産業用,輸送機器用などのモータとして、また、発電機として広く利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るアキシャルエアギャップ型電動機の要部断面図。 (a)上記第1実施形態のロータの正面図、(b)ロータのA−A線断面図。 スキューが付けられた磁極マグネットを示す正面図。 (a)磁極カバーが装着された状態のロータの正面図、(b)ロータのB−B線断面図。 (a)分割した磁極マグネットを用いたロータの正面図、(b)ロータのC−C線断面図。 磁極マグネットにフロントヨークを取り付けた状態の部分断面図。 本発明の第2実施形態に係るアキシャルエアギャップ型電動機の要部断面図。 (a)上記第2実施形態のロータの正面図、(b)ロータのD−D線断面図、(c)ロータのE−E線断面図、(d)ロータのF−F線断面図。 バックヨークの正面図。 磁極マグネットを取り付けたバックヨークの正面図。 (a)粉体成形したフロンヨークを備えたロータの正面図、(b)G−G線断面図、(c)H−H線断面図、(d)I−I線断面図。 (a)突極を備えたロータの正面図、(b)J−J線断面図。 (a)磁極カバーを取り付けたロータの正面図、(b)K−K線断面図。 スペーサ部材を備えたロータの要部断面図。
符号の説明
1,1A アキシャルエアギャップ型電動機
2 ステータ
21 コアメンバー
3 ロータ
31 バックヨーク
32a〜32h(32A〜32H) 磁極マグネット
33 軸固定孔
34a〜34h(34A〜43H) マグネット収納部
341,342 マグネット取付面
35 フラックスバリア
36 突極
37 フロントヨーク
38 磁極カバー
4 ロータ出力軸
5 コイル
6 スペーサ部材

Claims (15)

  1. ステータのティース空隙面とロータのマグネット面とが上記ロータの出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向配置されているアキシャルエアギャップ型電動機において、
    上記ロータは、上記出力軸に同軸的に取り付けられるバックヨークと、上記バックヨークに円周方向に沿って配置される複数の磁極マグネットとを含み、
    上記バックヨークには、上記各磁極マグネットが収納されるマグネット収納部が複数設けられており、上記各マグネット収納部は、上記磁極マグネットの表面積よりも大きな開口面積を有し、上記マグネット収納部の中央に上記磁極マグネットが配置され、上記各磁極マグネットの周囲を取り囲むようにフラックスバリアが設けられていることを特徴とするアキシャルエアギャップ型電動機。
  2. 上記磁極マグネットの前面にはさらにフロントヨークが設けられており、上記フロントヨークは強磁性体からなることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  3. 上記磁極マグネットおよび/または上記フロントヨークの前面にはさらに、非磁性体からなる磁極カバーが設けられており、上記磁極カバーにより上記磁極マグネットおよび/または上記フロントヨークが上記バックヨークに固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  4. 上記フラックスバリアは、その開口幅が上記ステータと上記ロータとの空隙面の面間距離よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  5. 上記マグネット収納部は、上記バックヨークの表面と上記磁極マグネットの表面とが同一平面上になるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  6. 上記マグネット収納部は、上記バックヨークの表面と、上記磁極マグネットに取り付けられる上記フロントヨークおよび/または上記磁気カバーの表面とが同一平面上になるように形成されていることを特徴とする請求項に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  7. 隣接する上記磁極マグネットの間には、上記バックヨークと一体の突極が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  8. 上記各磁極マグネットは、複数個のマグネットメンバーに分割されており、それらが上記ロータの半径方向および/または円周方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  9. 上記マグネット収納部には、上記磁気マグネットが載置されるマグネット取付面が設けられており、上記マグネット取付面は、上記ロータの半径方向および/または円周方向に沿って、その軸線方向に傾けられた傾斜面からなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  10. 上記マグネット取付面は、第1取付面と第2取付面の2つの取付面を含み、上記第1,第2取付面は、円周方向の両端から中央に向かうにつれて、その軸線方向の高さが漸次低くなる断面V字状に形成されていることを特徴とする請求項に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  11. ステータのティース空隙面とロータのマグネット面とが上記ロータの出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向配置されているアキシャルエアギャップ型電動機において、
    上記ロータは、上記出力軸に同軸的に取り付けられるバックヨークと、上記バックヨークに円周方向に沿って配置される複数の磁極マグネットとを含み、
    上記バックヨークには、上記各磁極マグネットが収納されるマグネット収納部が複数設けられており、上記マグネット収納部には、上記磁気マグネットが載置されるマグネット取付面が設けられており、
    上記マグネット取付面は、第1取付面と第2取付面の2つの取付面を含み、上記第1,第2取付面は、円周方向の両端から中央に向かうにつれて、その軸線方向の高さが漸次低くなる断面V字状に形成されているとともに、上記第1,第2取付面は、内径側から外径側に向かうにつれて、その軸線方向の高さが漸次深くなるように傾斜されていることを特徴とするアキシャルエアギャップ型電動機。
  12. 上記磁極マグネットは所定厚さの板状片からなり、それらを上記第1、第2取付面に沿って配置することにより、上記各磁極マグネットの突き当て面の間および/または上記磁極マグネットと上記マグネット収納部の間には、断面V字状のフラックスバリアが形成されることを特徴とする請求項11に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  13. 上記磁極マグネットの円周方向の端部には、スキューが設けられていることを特徴とする請求項1または11に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  14. 上記磁極マグネットの半径方向の端部は、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1または11に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
  15. 上記磁極マグネットの外径側と、上記バックヨークの外周部に設けた外壁との間には、所定の機械的強度を有する非磁性体のスペーサが挿入されることを特徴とする請求項1または11に記載のアキシャルエアギャップ型電動機。
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