JP2011109774A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、ロータをステータに挿入する組立作業時に、ロータの表面がモールド部に接触した場合により生じるリングの損傷は、低減される回転電機を提供する。
【解決手段】この発明に係る永久磁石型同期電動機は、シャフトと、このシャフトに設けられたロータコア6、このロータコア6に設けられた永久磁石7、及び周面を覆って設けられ炭素繊維強化プラスチックで構成されたリング8を有するロータ2と、複数のティース15を有するステータコア3、隣接したティース15間に形成されたスロットに設けられたコイル4及びコイル4のコイルエンドを覆ったモールド部5を含むステータ1とを備え、モールド部5は、少なくともロータ2と対向する側の面がステータコア3よりも低硬度である材料で構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】この発明に係る永久磁石型同期電動機は、シャフトと、このシャフトに設けられたロータコア6、このロータコア6に設けられた永久磁石7、及び周面を覆って設けられ炭素繊維強化プラスチックで構成されたリング8を有するロータ2と、複数のティース15を有するステータコア3、隣接したティース15間に形成されたスロットに設けられたコイル4及びコイル4のコイルエンドを覆ったモールド部5を含むステータ1とを備え、モールド部5は、少なくともロータ2と対向する側の面がステータコア3よりも低硬度である材料で構成されている。
【選択図】図2
Description
この発明は、永久磁石が設けられたロータコアの外周をFRP(繊維強化プラスチック)で覆ったロータを備えた回転電機に関する。
これまで工作機械の主軸用モータとしては、安価で運転速度範囲が広い誘導電動機が用いられてきた。しかし、小型化、高出力化のニーズが高まり、誘導電動機に対してより出力が向上可能である永久磁石型同期電動機(以下、PMモータと呼ぶ)の適用が進められている。
PMモータはそのロータの構造上、永久磁石をロータの外周面に配置したSPM(Surface Permanent Magnet)モータと、内部に配置したIPM(Interior Permanent Magnet)モータとに大別される。
PMモータはそのロータの構造上、永久磁石をロータの外周面に配置したSPM(Surface Permanent Magnet)モータと、内部に配置したIPM(Interior Permanent Magnet)モータとに大別される。
工作機械の主軸用モータのように高速回転が必要な場合、IPMモータでは永久磁石を保持するために、ロータコアの外周面と矩形状をした永久磁石のコーナ部との間のロータブリッジ部分の強度を確保することが必要である。
つまり、高速回転に対応したIPMモータでは、ロータブリッジ部分の厚みが大きくなり、永久磁石はロータコアの内部深くに埋め込まれることとなる。このことにより、永久磁石からの磁束量のうち、ロータコア側に迂回する磁束量が多くなって漏れ磁束が増加し、トルクが減少する。
また、永久磁石がロータコアの内部深くに埋め込まれても、モータ特性を確保するためにはロータコアバックの厚みを埋め込み深さが浅い場合と同じだけ確保する必要がある。 従って、この場合、シャフトが嵌入するロータの内径寸法が小さくなるため、主軸モータに適用する場合にはチャック径が小さくなり、把持できる工具の自由度が減少する。このことから、IPMモータは高速回転に不向きである。
つまり、高速回転に対応したIPMモータでは、ロータブリッジ部分の厚みが大きくなり、永久磁石はロータコアの内部深くに埋め込まれることとなる。このことにより、永久磁石からの磁束量のうち、ロータコア側に迂回する磁束量が多くなって漏れ磁束が増加し、トルクが減少する。
また、永久磁石がロータコアの内部深くに埋め込まれても、モータ特性を確保するためにはロータコアバックの厚みを埋め込み深さが浅い場合と同じだけ確保する必要がある。 従って、この場合、シャフトが嵌入するロータの内径寸法が小さくなるため、主軸モータに適用する場合にはチャック径が小さくなり、把持できる工具の自由度が減少する。このことから、IPMモータは高速回転に不向きである。
一方、SPMモータは、永久磁石がロータコアの外周面に接着剤で固定されているため、インダクタンスが小さくなり、高速な電流応答が得られ、トルクの線形性もよい。
ただし、SPMモータで高速回転させる場合、外周面に配置した永久磁石に大きな遠心力が働くため、その遠心力によって、ロータコアから永久磁石が脱落、破損しないように、永久磁石をロータコアに確実に固定しなければならない。
その永久磁石の固定方法の1つとして、永久磁石の外周にCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics 炭素繊維強化プラスチック)を覆ったリングで固定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ただし、SPMモータで高速回転させる場合、外周面に配置した永久磁石に大きな遠心力が働くため、その遠心力によって、ロータコアから永久磁石が脱落、破損しないように、永久磁石をロータコアに確実に固定しなければならない。
その永久磁石の固定方法の1つとして、永久磁石の外周にCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics 炭素繊維強化プラスチック)を覆ったリングで固定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
PMモータは、永久磁石を使用しているため、ステータ内にロータを挿入する組立作業時に必ずステータとロータとの間で磁気吸引力が発生する。
そして、上記特許文献1のように永久磁石の外周がCFRPで覆ったリングで固定されたロータがステータに吸引されると、ステータコアとリングとが接触した際にリングの表面が損傷し、リングの強度が低下するおそれがあるという問題点があった。
そして、上記特許文献1のように永久磁石の外周がCFRPで覆ったリングで固定されたロータがステータに吸引されると、ステータコアとリングとが接触した際にリングの表面が損傷し、リングの強度が低下するおそれがあるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、ロータをステータに挿入する組立作業時に、ロータの表面がモールド部に接触した場合により生じるリングの損傷が低減される回転電機を提供する。
この発明に係る回転電機は、シャフトと、このシャフトに設けられたロータコア、このロータコアに設けられ磁極を形成する永久磁石、及び周面を覆って設けられ繊維強化プラスチックで構成されたリングを有するロータと、このロータの外側に設けられ、周方向に間隔をあけて形成されているとともに径内側方向に突出した複数のティースを有するステータコア、隣接した前記ティース間に形成されたスロットに設けられたコイル及び前記ステータコアの両端面から軸線外側方向にそれぞれ突出した前記コイルのコイルエンドを覆った一対のモールド部を含むステータとを備えた回転電機であって、
前記モールド部は、少なくとも前記ロータと対向する側の面が前記ステータコアよりも低硬度である材料で構成されている。
前記モールド部は、少なくとも前記ロータと対向する側の面が前記ステータコアよりも低硬度である材料で構成されている。
この発明に係る回転電機によれば、モールド部は、ロータと対向する側の面がステータコアよりも低硬度である材料で構成されているので、ロータをステータに挿入する組立作業時に、ロータの表面がモールド部に接触した場合により生じるリングの損傷は、低減される。
以下、この発明の各実施の形態の永久磁石型同期電動機を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1を示す永久磁石型同期電動機(以下、電動機と略称する。)の正断面図、図2は、図1の電動機の側断面図である。
回転電機である電動機は、シャフト(図示せず)が中心部を貫通したロータ2と、このロータ2を空隙を介して囲って設けられたステータ1とを備えている。
シャフトとともに回転するロータ2は、ロータコア6と、このロータコア6の表面にスペーサ10を介して配設され4個の永久磁石7と、ロータコア6の表面に接着剤で固定された円弧状の各永久磁石7及びスペーサ10の表面を覆いCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics炭素繊維強化プラスチック)で構成されたリング8とを備えている。隣接する永久磁石7は、互いに異極となるように着磁されている。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1を示す永久磁石型同期電動機(以下、電動機と略称する。)の正断面図、図2は、図1の電動機の側断面図である。
回転電機である電動機は、シャフト(図示せず)が中心部を貫通したロータ2と、このロータ2を空隙を介して囲って設けられたステータ1とを備えている。
シャフトとともに回転するロータ2は、ロータコア6と、このロータコア6の表面にスペーサ10を介して配設され4個の永久磁石7と、ロータコア6の表面に接着剤で固定された円弧状の各永久磁石7及びスペーサ10の表面を覆いCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics炭素繊維強化プラスチック)で構成されたリング8とを備えている。隣接する永久磁石7は、互いに異極となるように着磁されている。
このリング8は、高速回転時に遠心力で永久磁石7が飛散するのを防止し、永久磁石7をロータコア6に確実に固定させるものである。
リング8は、フィラメントワインディング製法等を用いて永久磁石7の外周面に炭素繊維で構成された細線を複数回巻回し、樹脂を含浸させて形成される。
なお、予め円形に成形したFRPリング8をロータコア6に嵌め込んでもよい。
リング8を構成する材質は、CFRPに限定されるものではなく、GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics ガラス繊維強化プラスチック)でもよく、その他の繊維を用いてもよい。
リング8は、フィラメントワインディング製法等を用いて永久磁石7の外周面に炭素繊維で構成された細線を複数回巻回し、樹脂を含浸させて形成される。
なお、予め円形に成形したFRPリング8をロータコア6に嵌め込んでもよい。
リング8を構成する材質は、CFRPに限定されるものではなく、GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics ガラス繊維強化プラスチック)でもよく、その他の繊維を用いてもよい。
スペーサ10は、隣接した永久磁石7間に配置することで、隣接した永久磁石7間に対面したリング8の部位での応力集中を緩和する。
スペーサ10の材質は鉄等の磁性体でもアルミニウムやGFRPのような非磁性体でもよい。
また、スペーサ10を用いずに、FRPの樹脂の主剤を永久磁石7間に充填してもよい。
また、スペーサとロータコアとを一体的に形成することで部品点数を削減するようにしてもよい。
さらに、隣接した永久磁石7間のリング8に対する応力集中が問題にならない程小さい場合には、スペーサを削除してもよい。
スペーサ10の材質は鉄等の磁性体でもアルミニウムやGFRPのような非磁性体でもよい。
また、スペーサ10を用いずに、FRPの樹脂の主剤を永久磁石7間に充填してもよい。
また、スペーサとロータコアとを一体的に形成することで部品点数を削減するようにしてもよい。
さらに、隣接した永久磁石7間のリング8に対する応力集中が問題にならない程小さい場合には、スペーサを削除してもよい。
上記ステータ1は、周方向に等分間隔をあけて形成されているとともに径内側方向に突出したティース15を有するステータコア3と、隣接したティース15間に形成されたスロットに設けられたコイル4と、ステータコア3の両端面からそれぞれ軸線外側方向に突出した、コイル4のコイルエンドを覆ったモールド部5とを備えている。この両モールド部5は、スロット内部に充填され、モールド部5と同一材料で構成された繋ぎ部を通じて連結している。
ステータコア3は、複数の薄板鋼板を積層して構成されているが、磁気的特性を向上させた複数の電磁鋼板を積層してもよい。
モールド部5は、内径面がステータコア3の内径面と同一面上に形成されている。
また、モールド部5は、例えば、ビッカース硬さが12Hv程度であるエポキシ樹脂で構成されており、この硬度は、ビッカース硬さが100Hv程度の純鉄、ビッカース硬さが200Hv程度の電磁鋼板と比較して低い。即ち、モールド部5は、ステータコア3よりも低硬度である。
なお、モールド部5は、ビッカース硬さが20Hv程度であるビニルエステルで構成してもよい。
モールド部5の硬度は、ステータコア3よりも低硬度であり、さらにリング8の硬度と同等またはそれ以下であることが望ましい。
モールド部5は、内径面がステータコア3の内径面と同一面上に形成されている。
また、モールド部5は、例えば、ビッカース硬さが12Hv程度であるエポキシ樹脂で構成されており、この硬度は、ビッカース硬さが100Hv程度の純鉄、ビッカース硬さが200Hv程度の電磁鋼板と比較して低い。即ち、モールド部5は、ステータコア3よりも低硬度である。
なお、モールド部5は、ビッカース硬さが20Hv程度であるビニルエステルで構成してもよい。
モールド部5の硬度は、ステータコア3よりも低硬度であり、さらにリング8の硬度と同等またはそれ以下であることが望ましい。
この実施の形態による電動機によれば、モールド部5の内径面がステータコア3の内径面と同一面で形成されているので、ステータ1内にロータ2を挿入する組立作業時に、ロータコア6との接触で最も傷が付き易いステータコア3の軸線方向端部のコーナ部に、ロータコア6が接触するのを防止することができる。
また、リング8を構成するCFRPは繊維と直交する方向の耐衝撃性が低く、また硬度がステータコア3に用いられる薄板鋼板、電磁鋼板よりも低いため、ステータコア3とリング8とが接触した際にリング8の表面が損傷し易いものの、リング8がステータコア3と接触しにくいため、ステータコア3との接触によるリング8の強度低下を防止することができる。
また、この実施の形態では、モールド部5は、ステータコア3を構成する薄板鋼板、電磁鋼板よりも低硬度であるエポキシ樹脂で構成されているので、ロータ2をステータ1に挿入する組立作業時にロータ2のリング8がモールド部5に接触しても、リング8の損傷は生じにくい。
また、モールド部5の材料が、リング8の構成部材であるCFRPの硬度と同等以下であれば、接触の際のリング8の損傷はさらに低減される。
また、リング8を構成するCFRPは繊維と直交する方向の耐衝撃性が低く、また硬度がステータコア3に用いられる薄板鋼板、電磁鋼板よりも低いため、ステータコア3とリング8とが接触した際にリング8の表面が損傷し易いものの、リング8がステータコア3と接触しにくいため、ステータコア3との接触によるリング8の強度低下を防止することができる。
また、この実施の形態では、モールド部5は、ステータコア3を構成する薄板鋼板、電磁鋼板よりも低硬度であるエポキシ樹脂で構成されているので、ロータ2をステータ1に挿入する組立作業時にロータ2のリング8がモールド部5に接触しても、リング8の損傷は生じにくい。
また、モールド部5の材料が、リング8の構成部材であるCFRPの硬度と同等以下であれば、接触の際のリング8の損傷はさらに低減される。
なお、図3に示すように、モールド部5は、内径寸法がステータコア3の内径よりも小さくし、ティース15間に形成されたスロット内部を通じてモールド部5同士を連結した繋ぎ部16の内径面をモールド部5の内径面と同一面上に形成するようにしてもよい。
このものの場合、ステータコア3の内壁面の全域が繋ぎ部16で覆われており、組立作業時にロータ2のリング8が直接ステータコア3に接触することはなく、組立作業時のリング8の損傷は防止される。
このものの場合、ステータコア3の内壁面の全域が繋ぎ部16で覆われており、組立作業時にロータ2のリング8が直接ステータコア3に接触することはなく、組立作業時のリング8の損傷は防止される。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、モールド部5のうち、軸線方向の外側であって内径部17は、円弧状に形成されている。
具体的には、ステータコア3の端面から軸線外側方向に突出したコイル4のコイルエンドを保護するために、モールド部5は、内径部17がコイルエンド形状に沿って形成され、肉厚が最小部で2mm程度である。
他の構成は、実施の形態1の電動機と同じである。
図4は、この発明の実施の形態2の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、モールド部5のうち、軸線方向の外側であって内径部17は、円弧状に形成されている。
具体的には、ステータコア3の端面から軸線外側方向に突出したコイル4のコイルエンドを保護するために、モールド部5は、内径部17がコイルエンド形状に沿って形成され、肉厚が最小部で2mm程度である。
他の構成は、実施の形態1の電動機と同じである。
コイルエンドにモールド部5を形成することで、熱伝導率が空気の0.02W/m・Kから例えばエポキシ樹脂の0.2W/m・Kと約10倍も増加し、コイル4の放熱性が向上する。
主軸電動機の冷却は、一般的にステータ1の外側で行うことが多く、ステータ1を覆ったフレーム内の空冷もしくは油冷の冷却機構に熱を伝えることが必要である。
一方で、発熱体であるステータ1で囲まれたロータ2についてはできるだけ温度上昇を小さく抑えることが必要となる。
主軸電動機の冷却は、一般的にステータ1の外側で行うことが多く、ステータ1を覆ったフレーム内の空冷もしくは油冷の冷却機構に熱を伝えることが必要である。
一方で、発熱体であるステータ1で囲まれたロータ2についてはできるだけ温度上昇を小さく抑えることが必要となる。
この実施の形態の電動機によれば、モールド部5のうち、軸線方向の外側であって内径部17は、円弧状に形成されているので、ロータ2内を貫通したシャフトとモールド部5との径方向の距離が大きくなるので、実施の形態1のものと比較して、モールド部5とシャフトとの間の熱抵抗が大きくなり、モールド部5からの熱がシャフトを通じてロータ2に伝達される熱量を小さく抑え、ロータ2の温度上昇を抑えることができる。
また、モールド部5の使用量が低減するため、製造コストを下げることができる。
さらに、モールド部5の内径部17は円弧状で曲線状となっており、鋭角ではないので、ロータ2のリング8の表面とモールド部5とが接触した場合でも、リング8は損傷しにくい。
なお、モールド部5の内径部17を面取り加工しても、シャフトとモールド部5との径方向の距離が増加し、ロータ2の温度上昇を小さく抑えることができる。
また、モールド部5の使用量が低減するため、製造コストを下げることができる。
さらに、モールド部5の内径部17は円弧状で曲線状となっており、鋭角ではないので、ロータ2のリング8の表面とモールド部5とが接触した場合でも、リング8は損傷しにくい。
なお、モールド部5の内径部17を面取り加工しても、シャフトとモールド部5との径方向の距離が増加し、ロータ2の温度上昇を小さく抑えることができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、ステータコア3の軸線方向の端部であって内径部には、面取り部18が形成されている。この面取り部18を形成することで生じた空隙部には、モールド部5の一部が充填されている。
この面取り部18は面取り範囲が広いと、ステータコア3の軸方向端部の空隙が大きくなりトルクが低下するため、面取り範囲はステータコア3の軸線方向の長さ1%以下とするのが望ましい。
他の構成は、実施の形態1の電動機と同じである。
図5は、この発明の実施の形態3の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、ステータコア3の軸線方向の端部であって内径部には、面取り部18が形成されている。この面取り部18を形成することで生じた空隙部には、モールド部5の一部が充填されている。
この面取り部18は面取り範囲が広いと、ステータコア3の軸方向端部の空隙が大きくなりトルクが低下するため、面取り範囲はステータコア3の軸線方向の長さ1%以下とするのが望ましい。
他の構成は、実施の形態1の電動機と同じである。
この実施の形態の電動機によれば、ステータコア3の内径部には、面取り部18が形成されている。従って、ステータコア3の内径部近傍のモールド部5の一部が欠落し、ステータコア3の内径部の一部が露出し、この状態でロータ2をステータ1に挿入する組立作業を行った際、ロータ2がステータコア3の内径部に接触しても、ロータ2の損傷は生じにくい。
なお、面取り部18は必ずしも直線状でなくてよく、曲線であってもよい。
なお、面取り部18は必ずしも直線状でなくてよく、曲線であってもよい。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、モールド部は、ロータと対向する側に設けられた低硬度モールド部5Bと、この低硬度モールド部5Bよりも径方向外側であってコイルエンドを覆って設けられ低硬度モールド部5Bよりも放熱性が大きな放熱性モールド部5Aとから構成されている。
低硬度モールド部5Bは、例えばエポキシ樹脂で構成されている。
放熱性モールド部5Aは、例えばアルミナ粉末を混ぜたエポキシ樹脂で構成されている。
他の構成は、図3に示した電動機と同じである。
図6は、この発明の実施の形態4の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、モールド部は、ロータと対向する側に設けられた低硬度モールド部5Bと、この低硬度モールド部5Bよりも径方向外側であってコイルエンドを覆って設けられ低硬度モールド部5Bよりも放熱性が大きな放熱性モールド部5Aとから構成されている。
低硬度モールド部5Bは、例えばエポキシ樹脂で構成されている。
放熱性モールド部5Aは、例えばアルミナ粉末を混ぜたエポキシ樹脂で構成されている。
他の構成は、図3に示した電動機と同じである。
このモールド部は、低硬度モールド部5Bと放熱性モールド部5Aとの2層構造であり、以下、このモールド部の製造方法について説明する。
先ず、例えばティースの先端部側に樹脂が流れ込まない、放熱性モールド部5Aを形成する第1の型をコイル4が装着されたステータコア3に嵌着する。次に、この第1の型にアルミナ粉末を混ぜたエポキシ樹脂を充填し、放熱性モールド部5Aを形成する。この後、この第1の型をステータコア3から抜き取る。
次に、低硬度モールド部5Bを形成する、第1の型よりも内径の小さい第2の型にエポキシ樹脂を充填し、低硬度モールド部5Bを形成する。
先ず、例えばティースの先端部側に樹脂が流れ込まない、放熱性モールド部5Aを形成する第1の型をコイル4が装着されたステータコア3に嵌着する。次に、この第1の型にアルミナ粉末を混ぜたエポキシ樹脂を充填し、放熱性モールド部5Aを形成する。この後、この第1の型をステータコア3から抜き取る。
次に、低硬度モールド部5Bを形成する、第1の型よりも内径の小さい第2の型にエポキシ樹脂を充填し、低硬度モールド部5Bを形成する。
この他のモールド部の製造方法としては、予め製造された、ティース先端部に嵌め込むことが可能なリング状の低硬度モールド部5Bを、コイル4が装着されたステータコア3に嵌着する。
次に、放熱性モールド部5Aを形成する型をステータコア3に嵌着し、この型にアルミナ粉末を混ぜたエポキシ樹脂を充填し、放熱性モールド部5Aを形成する。
この製造方法では、低硬度モールド部5Bが放熱性モールド部5A用の型の一部を構成している。
次に、放熱性モールド部5Aを形成する型をステータコア3に嵌着し、この型にアルミナ粉末を混ぜたエポキシ樹脂を充填し、放熱性モールド部5Aを形成する。
この製造方法では、低硬度モールド部5Bが放熱性モールド部5A用の型の一部を構成している。
この実施の形態の電動機によれば、モールド部は、ロータと対向する側に低硬度モールド部5Bが設けられているので、ロータ2をステータ1に挿入する組立作業時にロータ2のリング8が低硬度モールド部5Bに接触しても、リング8の損傷は生じにくい。
また、この低硬度モールド部5Bよりも径方向外側には放熱性モールド部5Aが設けられているので、ステータ1の放熱性が向上する。
また、この低硬度モールド部5Bよりも径方向外側には放熱性モールド部5Aが設けられているので、ステータ1の放熱性が向上する。
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、放熱性モールド部5Aの外側にアルミニウム製のカバー11が設けられている。
このカバー11は、断面直角に折曲されており、カバー11の外周面とステータコア3の外周面とは、同一面である。
カバー11は、低硬度モールド部5B及び放熱性モールド部5Aで構成されたモールド部が形成された後に取付けてもよい。また、カバー11をステータコア3に取付けた状態でモールド部を形成するようにしてもよい。
後者の方がカバー11とモールド部との密着性がよく、またカバー11をモールド部用の型の一部を兼ねることができる利点もある。
他の構成は、実施の形態4の電動機と同じである。
図7は、この発明の実施の形態5の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、放熱性モールド部5Aの外側にアルミニウム製のカバー11が設けられている。
このカバー11は、断面直角に折曲されており、カバー11の外周面とステータコア3の外周面とは、同一面である。
カバー11は、低硬度モールド部5B及び放熱性モールド部5Aで構成されたモールド部が形成された後に取付けてもよい。また、カバー11をステータコア3に取付けた状態でモールド部を形成するようにしてもよい。
後者の方がカバー11とモールド部との密着性がよく、またカバー11をモールド部用の型の一部を兼ねることができる利点もある。
他の構成は、実施の形態4の電動機と同じである。
この実施の形態の電動機では、放熱性モールド部5Aは、放熱性モールド部5Aよりも熱伝導性が高いカバー11で覆われているので、モールド部とステータ1を囲ったフレームとの間の熱抵抗が小さくなり、実施の形態4の電動機と比較してステータ1の放熱性がさらに向上する。
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、リング8の軸線方向の両端面は、リング8の端部の剥離を防止する円環状の剥離防止部材12で覆われている。この剥離防止部材12は、ロータコア6の両側端部の周面に接着されている。
この剥離防止部材12の材質は、鉄等の磁性体でも、SUSやアルミニウム、GFRPのような非磁性体でもよいが、磁性体の場合剥離防止部材に永久磁石7の磁束が漏れてトルクが低下する原因となるため、非磁性体の方が望ましい。
他の構成は、図3に示した電動機と同じである。
図8は、この発明の実施の形態6の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、リング8の軸線方向の両端面は、リング8の端部の剥離を防止する円環状の剥離防止部材12で覆われている。この剥離防止部材12は、ロータコア6の両側端部の周面に接着されている。
この剥離防止部材12の材質は、鉄等の磁性体でも、SUSやアルミニウム、GFRPのような非磁性体でもよいが、磁性体の場合剥離防止部材に永久磁石7の磁束が漏れてトルクが低下する原因となるため、非磁性体の方が望ましい。
他の構成は、図3に示した電動機と同じである。
この実施の形態の電動機によれば、組立作業でステータ1内にロータ2を挿入する際に、リング8の端部がステータコア3の内側と部分的に接触してリング8の端部が剥離するのを防止することができる。
また、永久磁石7をロータコア6に接着する際に、どちらか一方の剥離防止部材12に押し付けて接着することで、永久磁石7の軸線方向の接着位置のばらつきを抑えることができる。
なお、剥離防止部材12は、ロータコア6の両側端部に必ずしも設ける必要性はなく、ステータ1内にロータ2を挿入する側の端部にだけ設けるようにしてもよい。
また、永久磁石7をロータコア6に接着する際に、どちらか一方の剥離防止部材12に押し付けて接着することで、永久磁石7の軸線方向の接着位置のばらつきを抑えることができる。
なお、剥離防止部材12は、ロータコア6の両側端部に必ずしも設ける必要性はなく、ステータ1内にロータ2を挿入する側の端部にだけ設けるようにしてもよい。
実施の形態7.
図9は、この発明の実施の形態7の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、ロータ2Aは、断面正方形状のロータコア6Aと、このロータコア6Aに接着された平板である永久磁石7Aと、この永久磁石7Aに接着された蒲鉾形状のキャップ13と、隣接した永久磁石7A間に配設され、永久磁石7Aと協同して円周壁面を形成したスペーサ10Aと、この円周壁面を覆ったリング8とを備えている。
キャップ13は鉄等の磁性体でも、GFRPのような非磁性体でもよい。
キャップ13を磁性体で構成した場合は、非磁性体と比較して空隙磁束密度の高調波成分を減らしてコギングトルクやトルクリップルを低減可能である。
キャップ13を非磁性体で構成した場合は、一般的に磁性体より比重が小さいため、高速回転時にキャップ13に加わる遠心力が小さくリング8を薄くすることができる。
他の構成は、図1に示した電動機と同じである。
図9は、この発明の実施の形態7の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
この実施の形態では、ロータ2Aは、断面正方形状のロータコア6Aと、このロータコア6Aに接着された平板である永久磁石7Aと、この永久磁石7Aに接着された蒲鉾形状のキャップ13と、隣接した永久磁石7A間に配設され、永久磁石7Aと協同して円周壁面を形成したスペーサ10Aと、この円周壁面を覆ったリング8とを備えている。
キャップ13は鉄等の磁性体でも、GFRPのような非磁性体でもよい。
キャップ13を磁性体で構成した場合は、非磁性体と比較して空隙磁束密度の高調波成分を減らしてコギングトルクやトルクリップルを低減可能である。
キャップ13を非磁性体で構成した場合は、一般的に磁性体より比重が小さいため、高速回転時にキャップ13に加わる遠心力が小さくリング8を薄くすることができる。
他の構成は、図1に示した電動機と同じである。
この実施の形態の電動機によれば、加工コストが安価な平板の永久磁石7Aを用いることで製造コストを低減することができるとともに、この永久磁石7Aに蒲鉾状のキャップ13を接続することで、リング8への応力集中を抑制することができる。
実施の形態8.
図10は、この発明の実施の形態8の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
実施の形態1から7の電動機は、所謂SPMモータであったが、この実施の形態の電動機は、所謂IPMモータである。
この実施の形態では、ロータ2Bは、軸線方向に延びた穴14がそれぞれ対向して4箇所に形成されたロータコア6Bと、隣接した穴14に互いに異極となるように挿入された平板である永久磁石7Aと、ロータコア6Bの円周壁面を覆ったリング8とを備えている。
他の構成は、図1に示した電動機と同じである。
図10は、この発明の実施の形態8の電動機を示す側断面図である。なお、この図において、シャフトは省略されている。
実施の形態1から7の電動機は、所謂SPMモータであったが、この実施の形態の電動機は、所謂IPMモータである。
この実施の形態では、ロータ2Bは、軸線方向に延びた穴14がそれぞれ対向して4箇所に形成されたロータコア6Bと、隣接した穴14に互いに異極となるように挿入された平板である永久磁石7Aと、ロータコア6Bの円周壁面を覆ったリング8とを備えている。
他の構成は、図1に示した電動機と同じである。
この実施の形態の電動機によれば、ロータコア6Bのブリッジ部に加わる永久磁石7Aからの遠心力をリング8によって支えることができる。つまり、ブリッジ部を薄くすることが可能となり、漏れ磁束を低減して十分なトルクを確保することができる。
なお、上記各実施の形態では、4極、24ティースの電動機について説明したが、勿論この発明は、何れの極数・ティース数の組み合わせであってもよい。
また、回転電機として、永久磁石型同期電動機の場合について説明したが、この発明は、永久磁石型発電機にも適用できる。
また、回転電機として、永久磁石型同期電動機の場合について説明したが、この発明は、永久磁石型発電機にも適用できる。
1 ステータ、2,2A,2B ロータ、3 ステータコア、4 コイル、5 モールド部、5A 放熱性モールド部、5B 低硬度モールド部、6,6A,6B ロータコア、7,7A 永久磁石、 8 リング、10,10A スペーサ、11 カバー、12 剥離防止部材、13 キァップ、14 穴、15 ティース、16 繋ぎ部、17 内径部、18 面取り部。
Claims (11)
- シャフトと、
このシャフトに設けられたロータコア、このロータコアに設けられ磁極を形成する永久磁石、及び周面を覆って設けられ繊維強化プラスチックで構成されたリングを有するロータと、
このロータの外側に設けられ、周方向に間隔をあけて形成されているとともに径内側方向に突出した複数のティースを有するステータコア、隣接した前記ティース間に形成されたスロットに設けられたコイル及び前記ステータコアの両端面から軸線外側方向にそれぞれ突出した前記コイルのコイルエンドを覆った一対のモールド部を含むステータとを備えた回転電機であって、
前記モールド部は、少なくとも前記ロータと対向する側の面が前記ステータコアよりも低硬度である材料で構成されていることを特徴とする回転電機。 - 前記モールド部は、内径寸法が前記ステータコアの内径寸法と等しいことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 一対の前記モールド部は、内径寸法が前記ステータコアの内径よりも小さく、前記スロットに充填されて両モールド部を繋ぐ繋ぎ部は、前記ステータコアの内壁面を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記モールド部は、軸線方向の外側であって内径部が円弧状または面取りされていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の回転電機。
- 前記ステータコアは、軸線方向の端部であって内径部に面取り部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
- 前記モールド部は、前記ロータと対向する側に設けられた低硬度モールド部と、この低硬度モールド部よりも径方向外側であって前記コイルエンドを覆って設けられ低硬度モールド部よりも放熱性が大きな放熱性モールド部とから構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の回転電機。
- 前記モールド部は、前記ロータと対向する側と反対側がモールド部よりも熱伝導性が高いカバーで覆われていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の回転電機。
- 前記リングの軸線方向の端面は、前記リングの端部の剥離を防止する剥離防止部材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の回転電機。
- 前記ロータは、断面正方形状の前記ロータコアと、このロータコアに接着された平板である前記永久磁石と、この永久磁石に接着された蒲鉾形状のキャップと、このキャップを覆ったリングとを備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の回転電機。
- 前記ロータは、軸線方向に延びた穴がそれぞれ形成されたロータコアと、隣接した前記穴に互いに異極となるように挿入された平板である永久磁石と、前記ロータコアの円周壁面を覆った前記リングとを備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の回転電機。
- 前記回転電機は、永久磁石型同期電動機である請求項1乃至10の何れか1項に記載の回転電機。
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