JPH11220987A - フィッシングリール用のブレーキ作動装置 - Google Patents

フィッシングリール用のブレーキ作動装置

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JPH11220987A
JPH11220987A JP10303795A JP30379598A JPH11220987A JP H11220987 A JPH11220987 A JP H11220987A JP 10303795 A JP10303795 A JP 10303795A JP 30379598 A JP30379598 A JP 30379598A JP H11220987 A JPH11220987 A JP H11220987A
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brake actuating
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 僅かな調整をしようとするときでも、リール
の左側を分解しなければならず、また個々のブレーキ作
動片が個々に操作されねばならない。更に、これまでの
ブレーキ作動システムは著しい騒音問題をもたらしてい
る。 【解決手段】 本件発明のブレーキ作動要素組立体は、
好ましくは(a)長手方向軸線及び長手方向端部を有す
るハウジングと、(b)前記長手方向軸線に関して半径
方向ブレーキ作動運動をするように前記ハウジング内へ
保持されている複数のブレーキ作動要素と、を有してい
る。第1及び第2の前記ブレーキ作動要素はそれぞれ前
記ハウジング内にて前記第1端部から第1の長手方向距
離だけ離されている第1の長手方向位置へ保持されてい
る。第3及び第4の前記ブレーキ作動要素はそれぞれ前
記ハウジング内にて前記長手方向端部から前記第1の長
手方向距離よりも大きい第2の長手方向距離だけ離され
ている第2の長手方向位置へ保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベイトキャストフィ
ッシングリール(baitcast fishing
reel)のための調整可能な遠心ブレーキシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】ベイトキャストフィッシングリールは良
く知られている。2つの基本的タイプのリールがベイト
キャステイング(baitcasting)市場を支配
している。1つのタイプは背丈(profiles)の
高い円形の形態を有する伝統的なベイトキャステイング
リールから成るものである。他の1つは涙形状又は一般
に楕円形を有する背丈の低い現代的なリールである。こ
こで使用される“背丈の高い形態”とは、リールが釣竿
へ固着されたときに、その釣竿の頂部上方へのリール頂
部の間隔が比較的高いものを言う。またここで使用され
る“背丈の低い形態”とは、釣竿の頂部上方へのリール
頂部の間隔が比較的低いものを言う。
【0003】通常、ベイトキャステイングリールには、
釣り糸バックラッシング(backlashing)問
題(又は“ラインネステイング(line nesti
ng)”の関する)問題を緩和するためスプールドラッ
グシステム又はスプールブレーキシステムが使用されて
いる。かかる問題は基本的にはスプールによって担持さ
れる回転モ−メントにより起こる。ベイトキャステイン
グリールに使用されている最も一般的なタイプのドラッ
グ/ブレーキ機構には磁気ドラッグシステムと遠心ブレ
ーキシステムとがある。
【0004】米国特許第5108042号は、右手(r
ight−handed)ベイトキャストリールの左側
カバー内へ収容された調整可能な磁気ドラッグ機構を開
示している。この機構はリールスプールの左端へ磁気ド
ラッグ力を及ぼすことにより作動する。この磁気力はキ
ャステイングの間中スプールの回転を遅くしている。
【0005】残念なことにこのタイプの磁気システムに
よってもたらされるドラッグ力の量はスプールの回転速
度に比例して変動することはない。さらにある選択され
た磁石の位置でこのシステムは一定の磁気ドラッグ力を
発生する。
【0006】米国特許第5308021号は、ベイトキ
ャストリールへ一般的に使用されている遠心ブレーキ作
動システムについて開示している。この遠心ブレーキ作
動システムは、スプール軸の端部から半径方向に突出し
ている複数のロッド状部材と、該ロッド状部材へ滑動可
能に搭載された複数の管状のブレーキ片又は錘と、ロッ
ド状部材の末端部を包囲している固定ブレーキリング
と、を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この遠心ブレーキ作動
システムは望ましいことにはスプールの回転速度に比例
して変動するブレーキ作動力を発生している。しかしな
がら、残念なことには、遠心システムへ僅かな調整をも
たらそうとするときでも、リールの左側を分解しなけれ
ばならず、また個々のブレーキ作動片が個々に操作され
ねばならない。通常、この個々のブレーキ作動片はスプ
ール軸付近の固定位置へ弾入されることが出来、それに
よりこれらのブレーキ作動片はブレーキデイスクと摩擦
接触状態に滑動することを防止されている。更にはこの
個々のブレーキ作動片は取り替えられたり又は取り外さ
れたりされ得る。
【0008】かかる調整の問題に加え、米国特許第53
08021号において使用されているタイプの遠心ブレ
ーキ作動組立体は、(a)比較的大きい空間を必要とし
ており、(b)簡単に損傷し(例えば調整中にロッドが
曲がる等)、更には(c)簡単にバランスが崩れる等の
問題がある。
【0009】米国特許第5308021号は、このシス
テムによって及ぼされるブレーキ作動力がリールの左側
カバー下方に位置付けてあるダイアル機構を操作するこ
とによって選択的に調整され得ることが出来るような遠
心ブレーキ作動システムを開示している。上において述
べた標準の遠心ブレーキ作動システムのように、この米
国特許第5308021号のシステムは、スプール軸の
端部から突出している半径方向の棒状部材へ滑動可能に
搭載されている個別の管状ブレーキ作動片を複数個使用
している。しかしながら、この米国特許第530802
1号のシステムは、軸線方向に運動可能なブレーキ作動
構造体を使用している。更に、厳格に円筒形のブレーキ
作動表面を備えるよりも、この米国特許第530802
1号のブレーキ作動構造体は小直径の円筒形ブレーキ作
動表面の方へ発散する円錐台形のブレーキ表面を提供し
ている。更に、このブレーキ作動表面の荒さは、該表面
がブレーキ作動要素の方へ軸線方向へ調整されるとき該
表面によって提供される摩擦係数が増大するように変動
している。
【0010】残念なことに、この米国特許第53080
21号のシステムは、管状タイプのブレーキ作動要素組
立体のみを使用しており、そのためこのシステムは上述
したような同様の空間、損傷及びバランンス問題を有し
ている。更にこの米国特許第5308021号のリール
が分解されないならばまた個々のブレーキ作動要素がス
プール軸へ近接した位置へ取り外され又はロックされな
いならば、この米国特許第5308021号のシステム
は、個々のブレーキ作動片がブレーキ作動面の何れかの
部分へ接触することを完全に妨げられるように、調整さ
れることが出来ない。更に変動する荒さ程度を有してい
るこの米国特許第5308021号に使用されているタ
イプのブレーキ作動面の生産は困難でかつ高価なものに
なる。その上、この米国特許第5308021号のブレ
ーキ作動システムは著しい騒音問題をもたらしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本件発明は調整可能なブ
レーキ作動装置を提供する。本件発明は更に本件発明の
ブレーキ作動装置に使用するのに好ましいブレーキ作動
要素組立体を提供する。本件発明のブレーキ作動装置及
び本件発明のブレーキ作動要素組立体はその必要性を満
たしかつ上述の問題を軽減している。他の遠心ブレーキ
作動システムと同様に、本件発明のブレーキ作動システ
ムは、好ましくはリールスプールの回転速度に関連して
変動する比例的なブレーキ作動力を提供する。しかしな
がら、本件発明のシステムは上述システムよりも少ない
空間を使用し、かつリール側方カバーを分解をすること
なくまた取り外すことなく容易に調整することが出来る
のである。更に、本件発明のシステムにおいては、個々
のブレーキ作動片が単一の外力調整によって完全にブレ
ーキ作動位置から取り出されることが出来る。更に公知
の管状タイプのブレーキ作動要素組立体に比較して、本
件発明のブレーキ作動要素組立体は、頑丈で、安定して
おり損傷に対して強い。
【0012】一つの観点によれば、本件発明のブレーキ
作動装置は、接触構造体と、ブレーキ作動力を発生する
ため該接触構造体へ接触する複数のブレーキ作動要素
と、該ブレーキ作動要素へ関して複数の予め決定された
位置へ前記接触構造体を配置する配置手段と、を有して
いる。本件発明のブレーキ作動装置は更に該予め決定さ
れた位置を識別するための割付手段を有している。
【0013】本件発明の別の観点によれば、本件発明
は、(a)接触部材と、(b)該接触部材へ接触しそれ
により摩擦ブレーキ作動力を発生するため個々のブレー
キ作動位置を有している複数のブレーキ作動要素と、を
有しているブレーキ作動装置を提供する。これらのブレ
ーキ作動要素は半径方向ブレーキ作動運動のために回転
軸周りに配置されている。この接触部材は少なくとも第
1位置及び第2位置へ位置付くように現代的な背丈の低
いベイトキャステイングリールへ移動可能に搭載され
る。第2位置は第1位置と異なっている。前記接触部材
が前記第1位置へ位置付けられ、前記ブレーキ作動要素
が前記個々のブレーキ作動位置にあるとき、前記ブレー
キ作動要素の少なくとも1つが前記接触部材へ接触す
る。しかしながら前記接触部材が前記第2位置へ位置付
けられるとき、前記1つのブレーキ作動要素が前記個々
のブレーキ作動位置にあるか否かに拘わらず、前記1つ
のブレーキ作動要素が前記接触部材へ接触出来ない。
【0014】本件発明の別の観点によれば、本件発明
は、半径方向ブレーキ作動運動をするように回転軸線の
周りに保持されている複数のブレーキ作動要素を有して
いるブレーキ作動組立体を提供する。第1及び第2のブ
レーキ作動要素がそれぞれ回転軸線に沿った実質的に第
1軸線位置へ保持されている。第3及び第4のブレーキ
作動要素がそれぞれ回転軸線に沿った実質的に第2軸線
位置へ保持されている。この第2軸線位置は第1軸線位
置と異なっている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には本件発明の好ましい調整
可能な遠心ブレーキ装置1の実施例を組み込んでいるベ
イトキャステイングリール2が示されている。このベイ
トキャステイングリール2は背丈の低い形態の最新の涙
形状のリールであって、左側面板6及び右側面板8を有
するスプリットフレーム4と、両側面板6及び8の間に
おいてスプリットフレーム4へ回転可能に載置されてい
る釣り糸を巻取るラインスプール10と、該ラインスプ
ール10を介して伸びているスプール軸11と、巻取り
の際にラインスプール10を側方に移動する水平巻取り
機構12と、左側面板6へ固着されている左側方カバー
14と、ラインスプール10を回転するため左側方カバ
ー14から作動可能に伸びているクランクハンドル16
と、釣竿へベイトキャステイングリール2を取り付ける
ためスプリットフレーム4の底部へ設けてあるリールフ
ット即ちリール脚部18と、右側面板8へ固着されてい
る右側方カバー20と、を有している。本件発明のブレ
ーキ装置1は右側方カバー20内に収容されている。ベ
イトキャステイングリール2が組み立てられると、外部
から見ることの出来る本件発明のブレーキ装置1は、右
側方カバー20へ形成されている円形の穴26を介して
突き出しているブレーキダイアル24のみである。
【0016】ここでは本件発明の装置は左方に手のある
左手ベイトキャステイングリールについて記載している
が、本件発明の装置は同様に右方に手のある右手ベイト
キャステイングリールについて使用することも同様に可
能である。
【0017】本件発明のブレーキ装置1は、好ましく
は、ブレーキダイアル24と、新規なブレーキ要素組立
体28と、ブレーキリング組立体30と、カムスライダ
ー32と、を有している。新規なブレーキ要素組立体2
8は、好ましくは、複数のブレーキ要素34と、ブレー
キ要素ハウジング36と、ハウジングカバー38と、を
有している。
【0018】図9〜11に示すように、各ブレーキ要素
34は好ましくはT字形構造を備え、長手方向軸線40
と、広い保持端部42と、該保持端部42から伸びてい
る細長い部分44と、該保持端部42から細長い部分4
4までの変換部によって画定されている一対の保持肩部
46と、有している。この細長い部分44は外方へ突出
するブレーキパッド48を提供している段付き末端部4
7を有している。円滑な変換部及びブレーキ接触を提供
するため、ブレーキパッド48の縁部は好ましくは角を
取られている。各ブレーキ要素34は、好ましくは、平
坦な前方面52と平坦な後方面53とを有している。
【0019】ここでは通常のように、“前方”及び“前
方に面している”とは、ラインスプール10の端面55
から離れて面している又は離れて位置付けてあることを
いう。一方、“後方”及び“後方に面している”とは、
ラインスプール10の端面55の方へ面している又は面
して位置付けてあることをいう。
【0020】ブレーキ要素ハウジング36は、好ましく
は、実質的に円筒形部材をなし、長手方向回転軸線54
と、前方長手方向端部56と、後方長手方向端部58
と、円筒形外壁60と、前方長手方向端部56内へ伸び
ている円筒形穴62と、該円筒形穴62から後方長手方
向端部58を介して伸びているスプライン付き通路64
と、円筒形外壁60と円筒形穴62との間に伸びている
前方半径方向肩部66と、ブレーキ要素34を滑動可能
に保持している複数の半径方向溝68a、68b、68
c、68d、68e、68fと、を有している。ハウジ
ング36は更に複数の(好ましくは3つの)丸溝70を
有している。これらの丸溝70はハウジング36を介し
て長手方向に伸びかつ前方半径方向肩部66に設けた開
口を有している。
【0021】半径方向溝68a〜fは、前方半径方向肩
部66に設けた前方開口74と、円筒形外壁60へ設け
た外方開口76と、実質的にT字形をなすセグメント7
8と、を有している。ブレーキ要素34は往復半径方向
運動をするように該T字形をなすセグメント78内へ滑
動可能に受け入れられている。各T字形をなすセグメン
ト78は、平坦な半径方向底面80と、外方開口76か
らハウジング36内へ伸びている狭い半径方向通路82
と、底面80へ対して垂直な後壁84と、狭い半径方向
通路82から後壁84まで伸びている広い内部セグメン
ト86と、狭い半径方向通路82から広い内部セグメン
ト86までの変換部によって画定されている一対の長手
方向に伸びている内方肩部88と、を有している。狭い
半径方向通路82はブレーキ要素34の細長い部分を滑
動可能に受け入れるような寸法となっている。広い内部
セグメント86はブレーキ要素34の広い保持端部42
を滑動可能に受け入れるような寸法となっている。
【0022】各溝68a〜fは、前方半径方向肩部66
から溝の底面80までの距離によって画定される深さを
有している。これらの溝68a〜fは、好ましくは、ハ
ウジング36の周りに均一に間隔をおいて配置されてお
り、かつ(a)溝68aが溝68bに対して直径方向に
対向して配置されかつ等しい深さを有しており、(b)
溝68cが溝68dに対して直径方向に対向して配置さ
れかつ等しい深さを有しており、(c)溝68eが溝6
8fに対して直径方向に対向して配置されかつ等しい深
さを有しており、(d)溝68c及び溝68dの深さが
溝68a及び溝68bの深さを越えており、(e)溝6
8e及び溝68fの深さが溝68c及び溝68dの深さ
を越えているように構成することが好ましい。後述する
ように好ましくは、溝68a〜fの異なる深さはブレー
キ取付けの範囲を広げることを可能としている。更に、
上述した溝68a〜fの位置付けは本件発明のブレーキ
要素組立体28におけるバランスの取れた回転作動を保
証している。
【0023】溝68c、68d、68e及び68fの各
々はまた前方半径方向肩部66からT字形セグメント7
8まで伸びている前方凹み92を有している。これらの
前方凹み92は実質的に矩形断面を有しておりかつブレ
ーキ要素34を受け入れるような寸法となっている。こ
うして、ブレーキ要素34は、該前方凹み92を介して
該ブレーキ要素34を搬送することによりT字形セグメ
ント78内へ配置され又はそこから取り外されることが
出来るようになっている。溝68e及び溝68fに設け
られている凹み92の深さは溝68c及び溝68dに設
けられている凹み92の深さを越えている。
【0024】ハウジングカバー38は、円筒形リング9
4と、該円筒形リング94の前端部から外方へ伸びてい
る平坦な半径方向キャップ96と、該円筒形リング94
の外方へ位置付けてあり該半径方向キャップ96から後
方へ向かって伸びている複数(好ましくは3個)の弾性
面98と、該半径方向キャップ96の周辺に設けられて
いる複数の外方切欠100と、円筒形リング94の外方
へ位置付けてあり半径方向キャップ96から後方へ向か
って伸び直径方向に対向している第1の対の同様なボス
102と、円筒形リング94の外方へ位置付けてあり半
径方向キャップ96から後方へ向かって伸び直径方向に
対向している第2の対の同様なボス104と、を有して
いる。半径方向キャップ96からの距離は、ボス104
の方が、ボス102よりも長い距離まで伸びている。ボ
ス102は好ましくはハウジング溝68c,68dの前
方凹み92の寸法及び形状に対応する寸法及び形状を有
している。ボス104は好ましくはハウジング溝68
e,68fの前方凹み92の寸法及び形状に対応する寸
法及び形状を有している。外方切欠100が弾性面98
の前方端部に隣接して配置されており弾性面98のツー
リング形成(tooling/formation)を
容易にしている。
【0025】ハウジングカバー38はハウジング溝68
a〜68fのT字形セグメント78内へブレーキ要素3
4を作動的に保持している。ハウジングカバー38は以
下のようにハウジング36の前方端部56上へ取り外し
可能に取り付けられ得るようになっている。即ち(a)
前記カバーリング94が円筒形ハウジング穴62へ受け
入れられる。(b)前記半径方向キャップ96がハウジ
ング36の前方半径方向肩部66を覆う。(c)弾性面
98が丸溝70内へ受け入れられる。(d)カバーボス
102がハウジング溝68c、68dの前方凹み92内
へ保持されかつ好ましくは少なくとも実質的に該前方凹
み92を満たす。(e)カバーボス104がハウジング
溝68e、68fの前方凹み92内へ保持されかつ好ま
しくは少なくとも実質的に該前方凹み92を満たす。
(f)ブレーキ要素34がハウジングの長手方向回転軸
線54の方へ及びそこから離れる方へ半径方向に滑動す
るように溝68a〜68f内へ保持される。弾性面98
が丸溝70内へ搬送されるとき該弾性面98の端部は丸
溝70内に設けられた内部肩部108の安定した部所へ
嵌入する。
【0026】ブレーキ要素組立体28は、該組立体28
がラインスプール10と一緒に回転するようにリール2
へ固定される。ハウジング36のスプライン付き通路6
4はスプール軸11の外部にスプラインが設けてある外
部スプライン付き部分109上へ作動的に受け入れられ
ている。こうして固着されると、ブレーキ要素組立体2
8の回転軸線54はラインスプール10の回転軸と同一
線上にある。
【0027】ブレーキ要素組立体28がスプール軸11
と一緒に回転すると、ブレーキ要素34へ付与される遠
心力が該要素34を軸線54から離れて溝68内を半径
方向外方へ滑動させる。ブレーキ要素34は、少なくと
もブレーキ要素34がそれらの最も半径方向外方位置へ
滑動すると、ブレーキパッド48が円筒形外壁60へ形
成された外方開口76を介してハウジング36から突き
出るような寸法となっている。本件発明の実施例におけ
るブレーキ装置1では、ブレーキ要素34は、少なくと
もある点において、ブレーキリング組立体30と作動的
に相互作用するように開口76から突き出なければなら
ない。
【0028】長手方向軸線54から離れているT字形セ
グメント78内でのブレーキ要素34の半径方向外方へ
のブレーキ作動運動はブレーキ要素保持肩部46が狭い
半径方向通路82の内部半径方向端部へ衝合することに
より制限される。ブレーキ要素34の軸線54方向への
半径方向内方への滑動運動はブレーキ要素34の端部9
0が溝壁84へ衝合することにより制限される。
【0029】図2、図3及び図4に示すように、ブレー
キダイアル24は概ね円形の部材であって、カバー穴2
6を介して突き出している円形の前方面120と、該前
方面120内に把持構造を形成している一対の外部切欠
122と、前方面120を取り囲んでいる前方に面して
いる半径方向肩部124と、平坦な後方面126と、ダ
イアル24の外縁から半径方向に突き出している割付け
構造体128と、後方面126から突き出している一対
の同心をなすカム斜面130と、を有している。各カム
斜面130は好ましくは複数(好ましくは4個)の平坦
部132を含んでいる。ダイアル24がカバー20へ位
置付けられると、ダイアル肩部124が穴26の周りに
おいて該カバー20へ形成された内部肩部133へ滑動
接合しかつそこへ保持される。
【0030】図4に示すように、割付け構造体128は
好ましくは成型構造体であり、外方に位置付けてあるV
形状のタブ129と、該タブ129の対向する側部に形
成された一対の曲状の弾性指状片131と、これらの弾
性指状片131とタブ129の先端部との間に画定され
そこに位置付けてある割付けノッチ133aと、を有し
ている。使用者がダイアル24を回転すると、割付け構
造体128が順次カバー20内に形成された円形の内方
へ突き出しているボス135と相互に作用する。割付け
構造体128が何れかのボス135と係合するように回
転すると、このボスは該構造体128の前方の弾性指状
片131を内方へ押し込む。しかして使用者がダイアル
24を更に回転すると、ボスが割付けノッチ133aへ
受け入れられる。更にダイアル24を回転すると、ボス
は構造体128の後方の弾性指状片131を内方へ押し
込み、それによりボスは解放され使用者はダイアルを次
の前方のボス135の方へ回転することが出来るのであ
る。
【0031】以下においてより詳細に述べられるよう
に、カバー20内におけるボス135の位置はダイアル
平坦部132の回転位置に対応している。その結果、割
付け構造体128はボス135と相互に作用して本件の
ブレーキ作動装置を特定の予め選択されたブレーキ作動
位置へ位置しかつ一時的に保持する。
【0032】図2及び図3に示すように、本件発明のブ
レーキ作動装置に使用されているカムスライダー32
は、長手方向に伸びている円筒形の穴138を有する実
質的に円筒形の本体部分136と、該円筒形の本体部分
136の前端部142において前記穴138の周りに形
成されている円形の溝140と、該円筒形の本体部分1
36の前端部142を取り巻いている半径方向肩部14
4と、該半径方向肩部144から後方へ伸びている複数
(好ましくは3個)の内ねじ付きのボス146と、を有
している。カムスライダー32は更に一対の曲線カム斜
面148を有している。これらのカム斜面148はダイ
アル24のカム斜面130と作動係合するように溝14
0内に位置付けてある。
【0033】ブレーキダイアル24とカムスライダー3
2とは作動的に位置付けてありかつスプールリテーナー
152によってカバー20内へ保持されている。スプー
ルリテーナー152は、前面164と後面168とを有
する中央板154と、カバー20へ設けられた一対のね
じ付きボス158へリテーナー152をボルト止めする
ために形成されている穴156を有している一対の半径
方向耳部155と、前面164に形成されている円筒形
の穴165と、前面164から突出している中央案内柱
162と、後面168から突出しているソケット166
と、を有している。該ソケット166はベアリング17
4を保持しており、このベアリング174内にはスプー
ル軸11の端部が回転可能に受け入れられている。円筒
形の穴165は、カムスライダー32が完全に後方へ移
動されるときに、該カムスライダー32の円筒形本体部
分136を受け入れるような寸法となっている。
【0034】図1、図2及び図3に示すように、ブレー
キリング組立体30は、円筒形の内部ブレーキ作動面1
75を有する円筒形のブレーキリング172を含んでい
る接触部材を有している。ブレーキリング172はブレ
ーキ要素組立体28の周りに軸線方向に位置付け可能と
なっており、ブレーキ要素34は、ブレーキ要素ハウジ
ング36から十分な半径方向距離だけ突出するとき、内
部ブレーキ作動面175へ摩擦係合する。好ましくはブ
レーキリング172は支持カラー176へ密嵌してい
る。この支持カラー176は前端部に内方へ伸びている
半径方向肩部178を含んでいる。該半径方向肩部17
8を介してブレーキリング組立体30をボルト184に
よってカラースライダーボス146へ取り付けるために
穴180が設けられている。
【0035】本件発明のブレーキ装置は好ましくは以下
のように組み立てられる。即ち、ブレーキダイアル24
がカバーの穴26へ位置付けられる。ダイアル斜面13
0がスライダー斜面148と作動的に相互に作動するよ
うにカムスライダー32がダイアル24の後方へ位置付
けられる。スプールリテーナー152の案内柱162が
カムスライダー穴138を介してダイアル24の後方面
126に設けられた中央穴181内へ前方へ伸びてい
る。カムスライダーボス146がリテーナー中央板15
4へ設けられた穴182を介して後方へ滑動可能に伸び
ている。更に、ブレーキリング組立体30がブレーキカ
ラー176をカムスライダーボス146へ対してボルト
止めすることによりスプールリテーナー152とスプー
ル10との間に往復運動可能に固着されるのである。好
ましくはこの組立てられたブレーキ作動装置は更にリテ
ーナー152とカムスライダー32との間においてリテ
ーナー案内柱162の周りに位置付けてあるばね188
を含んでいる。このばね188の前方端はカムスライダ
ー穴138へ受け入れられておりかつ穴138へ形成さ
れた内方肩部189へ対して連続した偏倚力を及ぼして
いる。こうして、ばね188はカムスライダー32を外
方へ連続的に強制しかつスライダー斜面148をダイア
ル斜面130と作動的に接触するように保持している。
【0036】ダイアル24が反時計方向へ回転される
と、ダイアルカム斜面130がスライダー斜面148を
相互に作用しカムスライダー32へ後方への力を及ぼ
す。その結果、スライダーボス146はリテーナー穴1
82を介して後方へ滑動する。スライダーボス146の
後方への運動は、次いで、ブレーキリング組立体30を
ブレーキ要素組立体28に関して後方へ後方へ異動す
る。ダイアル24を時計方向へ回転することにより、使
用者は該組立体28に関してブレーキリング172を前
方へ移動することが出来る。
【0037】ハウジング36内へのブレーキ要素34の
位置付けは、ブレーキリング172の軸線方向運動に関
連して作動してブレーキ設定の範囲を提供する。溝68
a及び68b内に保有されるブレーキ要素34の長手方
向軸線40はハウジング軸線54に対して垂直な第1面
に位置している。溝68c及び68d内に保有されるブ
レーキ要素34の長手方向軸線40は回転軸線54に対
して垂直な第2面に位置している。溝68e及び68f
内に保有されるブレーキ要素34の長手方向軸線40は
回転軸線54に対して垂直な第3面に位置している。溝
68a〜68fの深さの相違により、第2面は第1面よ
り後方に離されており、更に、第3面は第2面より後方
に離されている。
【0038】こうして本件発明の第1の実施例のブレー
キ作動装置は、順次増大する量のブレーキ作動力をもた
らす一連(好ましくは4つ)のブレーキ設定をもたらし
ている。第1の設定は、ブレーキ要素34のいずれもが
ブレーキリング172に接触することが出来ないように
ブレーキリング172が完全に前方へ位置付けられてい
る非接触(非ブレーキ作動)位置を提供している。第2
の設定は、ブレーキリング172がハウジング溝68
a、68b内へ保持されているブレーキ要素34のみを
取り囲むようにブレーキリング172が回転軸線54に
沿って後方へ十分な距離だけ移動されている最小ブレー
キ作動位置を提供している。第3の設定は、ブレーキリ
ング172がハウジング溝68a、68b、68c及び
68d内へ保持されているブレーキ要素34を取り囲む
ようにブレーキリング172が付加的な距離だけ後方へ
移動される中間ブレーキ作動位置を提供している。第4
の設定は、ブレーキリング172が十分後方へ移動され
全てのブレーキ要素34を取り囲むような完全接触(全
ブレーキ作動)位置を提供している。
【0039】好ましくはダイアル斜面平坦部132及び
割付ボス135はこれらの所定のブレーキ設定を選択出
来るように位置付けてある。本件発明装置を非ブレーキ
作動位置へ位置付けるためには、ダイアル平坦部132
aがスライダー平坦部149へ位置付けられかつボス1
35の一つが割付肩部133内に受け入れられるように
使用者は単にダイアル24を回転すれば良い。最小ブレ
ーキ作動位置を選択するためには、ダイアル平坦部13
2bがスライダー平坦部149へ位置付けられかつ第1
の先行ボス135が割付肩部133内に受け入れられる
ように使用者は単にダイアル24を回転すれば良い。中
間ブレーキ作動位置を選択するためには、ダイアル平坦
部132cがスライダー平坦部149へ位置付けられか
つ第2の先行ボス135が割付肩部133内に受け入れ
られるように使用者はダイアル24を回転すれば良い。
完全ブレーキ作動位置を選択するためには、ダイアル平
坦部132dがスライダー平坦部149へ位置付けられ
かつ第3の先行ボス135が割付肩部133内に受け入
れられるように使用者はダイアル24を回転すれば良
い。これらの調整は全てリールカバー20を取外すこと
なくまたこのリールを分解することなく達成することが
出来る。
【0040】当業者において理解されるように、ここに
示した本件発明のブレーキ作動要素組立体28は好まし
いものであるが、その他のタイプのブレーキ作動要素組
立体(例えばブレーキ作動する錘、パッド及び/又はそ
こへ滑動可能に搭載された剛毛を有している半径方向に
伸びているロッド)が本件発明のブレーキ作動装置に使
用されることも出来る。しかしながら使用される組立体
のタイプにかかわらず、幾つかの又は全ての個々のブレ
ーキ作動要素がこの組立体の回転軸に沿って異なる長手
方向位置へ位置付けられることが好ましい。ブレーキ要
素の位置付けは、ブレーキリングが非接触位置から完全
接触位置まで調整されるときにブレーキリングが確実に
付加的な要素又は付加的な要素の群を順次取り囲むよう
にすることが好ましい。
【0041】更に、ここに開示した実施例は最新の低い
背丈のベイトキャステイングリールに適用されるように
示されているが、当業者においては本件発明の装置は伝
統的なベイトキャステイングリール又はその他の一般的
なタイプのベイトキャステイングリールに使用され得る
ことが理解されよう。更に当業者においては本件発明の
装置はより多くの又はより少ないブレーキ作動要素34
を適用するように簡単に変更出来ることが明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部に本件発明のブレーキ装置1を組み込んで
いるベイトキャステイングリール2の一部を破断した立
面図である。
【図2】ベイトキャステイングリール2の右側方カバー
組立体の第1の分解斜視図である。
【図3】ベイトキャステイングリール2の右側方カバー
組立体の第2の分解斜視図である。
【図4】本件発明のブレーキ装置1に使用されているベ
イトキャステイングリール2の右側方カバー20とダイ
アル24とを示す分解斜視図である。
【図5】本件発明のブレーキ装置1に組み込まれている
ブレーキ要素組立体28の分解斜視図である。
【図6】ブレーキ要素組立体28の組付け分解斜視図で
ある。
【図7】ブレーキ要素組立体28の正面図である。
【図8】ブレーキ要素組立体28の側面図である。
【図9】ブレーキ要素組立体28に組み込まれているブ
レーキ要素34の後方立面図である。
【図10】ブレーキ要素34の側面図である。
【図11】ブレーキ要素34の正面図である。
【図12】ブレーキ要素34の端面図である。
【符号の説明】
1:遠心ブレーキ装置 2:ベイトキャス
テイングリール 4:スプリットフレーム 6:左側面板 8:右側面板 10:ラインスプ
ール 11:スプール軸 12:水平巻取り
機構 14:左側方カバー 16:クランクハ
ンドル 18:リールフット 20:右側方カバ
ー 24:ブレーキダイアル 26:穴 28:ブレーキ要素組立体 30:ブレーキリ
ング組立体 32:カムスライダー 34:ブレーキ要
素 36:ブレーキ要素ハウジング 38:ハウジング
カバー 42:保持端部 44:細長い部分 46:保持肩部 47:段付き末端
部 48:ブレーキパッド 52:前方面 53:後方面 55:面 56:前方長手方向端部 58:後方長手方
向端部 60:円筒形外壁 62:円筒形穴 64:スプライン付き通路 66:前方半径方
向肩部 68:半径方向溝 70:丸溝 74:前方開口 76:後方開口 78:T字形セグメント 80:底面 82:半径方向通路 84:後壁 86:内部セグメント 88:内部肩部 90:端部 92:前方凹み 94:円筒形リング 96:半径方向キ
ャップ 98:弾性面 100:外方切欠 102、104:ボス 108:内部肩部 109:外部スプライン付き部分 120:円形前面 122:外部切欠 126:後方面 128:割り付け構造体 129:タブ 130:カム斜面 131:弾性指状
片 132:平坦部 133:内部肩部 133a:割り付けノッチ 135:ボス 136:本体部分 138:穴 140:円形溝 142:前端部 144:半径方向肩部 146:内ねじ付
きボス 148:曲線カム斜面 149:スライダ
ー平坦部 152:スプールリテーナー 154:中央板 155:半径方向耳部 156:穴 158:ねじ付きボス 162:中央案内
柱 164:前面 165:穴 166:ソケット 168:後面 172:ブレーキリング 174:ベアリン
グ 175:内部ブレーキ作動面 176:支持カラ
ー 178:半径方向肩部 180、181、
182:穴 184:ボルト 188:ばね 189:内部肩部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ブレーキ要素ハウジング36は、好ましく
は、実質的に円筒形部材をなし、長手方向回転軸線54
と、前方長手方向端部56と、後方長手方向端部58
と、円筒形外壁60と、前方長手方向端部56内へ伸び
ている円筒形穴62と、該円筒形穴62から後方長手方
向端部58を介して伸びているスプライン付き通路64
と、円筒形外壁60と円筒形穴62との間に伸びている
前方半径方向肩部66と、ブレーキ要素34を滑動可能
に保持している複数の半径方向溝68a、68b、68
c、68d、68e、68fと、を有している。ハウジ
ング36は更に複数の(好ましくは3つの)丸溝70を
有している。これらの丸溝70はハウジング36を介し
て長手方向に伸びかつ前方半径方向肩部66に形成され
た開口を画定している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】ハウジングカバー38はハウジング溝68
a〜68fのT字形セグメント78内へブレーキ要素3
4を作動的に保持している。ハウジングカバー38は以
下のようにハウジング36の前方端部56上へ取り外し
可能に取り付けられ得るようになっている。即ち(a)
前記カバーリング94が円筒形ハウジング穴62へ受け
入れられる。(b)前記半径方向キャップ96がハウジ
ング36の前方半径方向肩部66を覆う。(c)弾性面
98が丸溝70内へ受け入れられる。(d)カバーボス
102がハウジング溝68c、68dの前方凹み92内
へ保持されかつ好ましくは少なくとも実質的に該前方凹
み92を満たす。(e)カバーボス104がハウジング
溝68e、68fの前方凹み92内へ保持されかつ好ま
しくは少なくとも実質的に該前方凹み92を満たす。
(f)ブレーキ要素34がハウジングの長手方向回転軸
線54の方へ及びそこから離れる方へ半径方向に滑動す
るように溝68a〜68f内へ保持される。弾性面98
が丸溝70内へ搬送されるとき該弾性面98の端部は丸
溝70内に設けられた内部肩部の安定した部所へ嵌入す
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィッシングリール用のブレーキ作動装
    置であって、 接触構造体と、 ブレーキ作動力を発生するため該接触構造体へ接触する
    複数のブレーキ作動要素と、 該ブレーキ作動要素へ関して複数の予め決定された位置
    へ前記接触構造体を選択的に配置する組立体と、 該予め決定された位置を識別するための割付構造体と、 よりなるフィッシングリール用のブレーキ作動装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の予め決定された位置が、ブレ
    ーキ作動要素が前記接触構造体へ接触しない非接触位置
    と、 少なくとも1つの前記ブレーキ作動要素が前記接触構造
    体へ接触する少なくとも1つの接触位置と、 を有している請求項1に記載のブレーキ作動装置。
  3. 【請求項3】 前記予め決定された位置が、第1の前記
    接触位置と第2の前記接触位置とを含み、前記第1接触
    位置においてよりも前記第2接触位置においてより多く
    の前記ブレーキ作動要素が前記接触構造体へ接触する請
    求項2に記載のブレーキ作動装置。
  4. 【請求項4】 前記割付構造体が、 複数のボスと、 これらのボスを一時的に受け入れるレセプターと、 を有しており、 前記レセプターによる前記ボスの受け入れが前記予め決
    定された位置における前記接触構造体の配置に一致する
    ように前記ボスが位置付けてある、請求項1に記載のブ
    レーキ作動装置。
  5. 【請求項5】 フィッシングリール用のブレーキ作動装
    置であって、 接触構造体と、 ブレーキ作動力を発生するため該接触構造体へ接触する
    複数のブレーキ作動要素と、 該ブレーキ作動要素へ関して複数の予め決定された位置
    へ前記接触構造体を選択的に配置する組立体と、 を有し、 前記組立体が前記予め決定された位置へ対応する複数の
    平坦部を有している少なくとも1つのカム斜面を含んで
    いる、 フィッシングリール用のブレーキ作動装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ作動要素の半径方向ブレー
    キ作動運動を可能とするため回転軸周りに前記ブレーキ
    作動要素を半径方向に維持するリテーナーを更に有し、
    前記組立体が前記回転軸に沿って前記接触構造体を移動
    するように作動可能である、請求項5に記載のブレーキ
    作動装置。
  7. 【請求項7】 ブレーキ作動装置であって、 少なくとも第1の位置と該第1の位置と異なっている第
    2の位置とへ位置付けるため現代的な背丈の低いベイト
    キャステイングフィッシングリールへ移動可能に搭載さ
    れている接触部材と、 摩擦ブレーキ作動力を発生するため該接触部材へ接触す
    るための個々のブレーキ作動位置を有しているブレーキ
    作動要素であって半径方向ブレーキ作動運動のために回
    転軸線周りに位置付けられている複数のブレーキ作動要
    素と、 を有し、 前記接触部材が前記第1の位置へ位置付けられ、前記ブ
    レーキ作動要素が前記個々のブレーキ作動位置にあると
    き、前記ブレーキ作動要素の少なくとも1つが前記接触
    部材へ接触し、 前記接触部材が前記第2の位置へ位置付けられるとき、
    前記1つのブレーキ作動要素が前記個々のブレーキ作動
    位置にあるか否かに拘わらず、前記1つのブレーキ作動
    要素が前記接触部材へ接触出来ない、 ブレーキ作動装置。
  8. 【請求項8】 フィッシングリール用のブレーキ作動要
    素組立体であって、 長手方向軸線及び長手方向端部を有するハウジングと、 前記長手方向軸線に関して半径方向ブレーキ作動運動を
    するように前記ハウジング内へ保持されている複数のブ
    レーキ作動要素と、 を有し、 第1及び第2の前記ブレーキ作動要素がそれぞれ前記ハ
    ウジング内にて前記長手方向端部から実質的に第1の長
    手方向距離だけ離されている第1の長手方向位置へ保持
    され、かつ第3及び第4の前記ブレーキ作動要素がそれ
    ぞれ前記ハウジング内にて前記長手方向端部から実質的
    に前記第1の長手方向距離よりも大きい第2の長手方向
    距離だけ離されている第2の長手方向位置へ保持されて
    いる、 フィッシングリール用のブレーキ作動要素組立体。
  9. 【請求項9】 第5及び第6の前記ブレーキ作動要素が
    それぞれ前記ハウジング内にて前記長手方向端部から実
    質的に前記第2の長手方向距離よりも大きい第3の長手
    方向距離だけ離されている第3の長手方向位置へ保持さ
    れている、請求項8に記載のフィッシングリール用のブ
    レーキ作動要素組立体。
  10. 【請求項10】 半径方向ブレーキ作動運動のため回転
    軸線周りに保持されている複数のブレーキ作動要素を有
    しているフィッシングリール用のブレーキ作動要素組立
    体であって、 第1及び第2の前記ブレーキ作動要素がそれぞれ実質的
    に第1の軸線方向位置へ保持されており、 第3及び第4の前記ブレーキ作動要素がそれぞれ実質的
    に第2の軸線方向位置へ保持されており、 前記第2の軸線方向位置が前記第1の軸線方向位置から
    異なっており、 第5及び第6の前記ブレーキ作動要素がそれぞれ実質的
    に第3の軸線方向位置へ保持されており、 前記第3の軸線方向位置が前記第1の軸線方向位置及び
    前記第2の軸線方向位置の双方から異なっている、 フィッシングリール用のブレーキ作動要素組立体。
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