JP7121569B2 - 両軸受リール - Google Patents

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Description

本発明は、スプールの回転を制動する制動装置の制動のモードを選択可能な両軸受リールに関する。
両軸受リール、特にキャスティングで釣り糸を放出するルアーを用いるベイトキャスティングリールには、キャスティング時のバックラッシュを防止するためのスプール制動装置が設けられている。スプール制動装置として、スプールの糸繰り出し方向の回転を電子的に制御して制動する技術が知られている。
両軸受リールのキャスティングでは、釣り糸の種類、釣り糸につける仕掛けの種類および風の向きなどによって、バックラッシュの発生タイミングと量が変化する。電子制御制動装置では、それらの特性に応じて複数の制動のモードが設定されており、ユーザが制動のモードを選択できるものがある。例えば、特許文献1には、円盤状の制動切換つまみの回動位置で、8段階の制動モードの1つを選択できることが記載されている。
特開2005-211054号公報
制動切換つまみの回動位置で制動モードを選択する電子制御制動装置では、回動位置が検出されるつまみ本体の形状は円形であり、外部に露出している操作部である制動切換つまみと同形状である。そのため、制動切換つまみの周囲に、フレームおよびリール本体に円形の逃がし範囲が必要である。制動切換つまみの回動が占める円形の範囲を設けるために、フレームおよびリール本体の外形は、その分大きくしなければならない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、両軸受リールにおいて、制動モードを選択する操作部材の側のリールの外形を小さくすることを目的とする。
本発明の観点に係る両軸受リールは、釣り糸が巻回されるスプールと、スプールを回転可能に支持し、スプールの回転軸の方向にスプールが通過可能な開口が形成された円形の第1側板を有するリール本体と、第1側板に形成された開口の内周部に着脱可能に結合され、スプールを回転可能に支持するスプール支持部と、スプールの回転を制動する制動装置と、スプール支持部に設けられ、制動装置の制動のモードを選択するモード選択部と、を備える。モード選択部は、スプール支持部に回動可能に支持される支持軸、および、支持軸に結合され、支持軸から該支持軸に交わる方向に延びるつまみ、を有する操作部材と、スプール支持部が第1側板に結合された状態で、支持軸の回動中心と第1側板の中心を結ぶ基準線を基に、つまみの延びる方向を基準線の両側にそれぞれ90°以下にし、且つ、つまみの先端を開口の範囲に制限する規制部と、を有し、つまみの可動範囲を規制する規制部の当接面は、スプール支持部が第1側板に結合された状態で、開口の範囲に位置し開口の内周に沿っている
好ましくは、操作部材は、つまみとは支持軸の方向に空間をあけて対向し、支持軸に固定される選択部材を含む。支持軸は、つまみと選択部材との間で、スプール支持部に回動可能に支持される。
好ましくは、モード選択部は、スプール支持部とは別体でスプール支持部に固定され、つまみの回動位置で選択される制動のモードを示す目盛盤を備え、操作部材の支持軸は、つまみと選択部材との間で目盛盤によって、回動可能に支持される。
本発明によれば、操作部材は、スプール支持部に回動可能に支持される支持軸、および、支持軸に結合され、支持軸から該支持軸に交わる方向に延びるつまみ、を有し、モード選択部の規制部が、支持軸の回動中心と第1側板の中心を結ぶ基準線を基に、つまみの延びる方向を基準線の両側にそれぞれ90°以下にし、且つ、つまみの先端を開口の範囲に制限するので、操作部材の側のリールの外形を小さくできる。
本発明の実施の形態に係る両軸受リールの正面図 実施の形態に係る両軸受リールの側面図 実施の形態に係る両軸受リールのカバーを除いた側面図 実施の形態に係る両軸受リールのモード選択部の分解斜視図 実施の形態に係る両軸受リールの部分断面図 実施の形態に係る操作部材の回動が占める範囲を表す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る両軸受リールの正面図である。図1は、両軸受リール10を釣り竿に装着する場合の釣り竿の後端側から見た図である。両軸受リール10は、釣り竿に装着されるリール本体11、リール本体11に回転自在に支持され釣り糸が巻回されるスプール14、スプール14を回転させるハンドル12、キャスティングコントロール機構を調節するための抵抗操作部23、およびドラグ調整用のスタードラグ13を備える。
リール本体11は、第1側板17a、第2側板17b、連結部17cおよび釣り竿装着部17dから構成されるフレーム17を含む。リール本体11は、フレーム17のスプール14を着脱する側のカバー18と、ハンドル12の側を覆う駆動機構収納部16を含む。スプール14は、釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部14a、ならびに、糸巻胴部14aの両端に大径に形成された左右一対の第1フランジ部14bおよび第2フランジ部14cを有する。第1フランジ部14bは、ハンドル12と反対側に設けられ、第2フランジ部14cは、ハンドル12の側に設けられる。
図2は、実施の形態に係る両軸受リールの側面図である。図2は、両軸受リールをカバー18の側から見た図である。図2では、ハンドル12、釣り竿装着部17dおよび駆動機構収納部16が省略されている。カバー18には、リール本体11内に設けられた制動装置の、制動モードを選択するモード選択部50の目盛盤54を露出するための窓18aが形成されており、目盛盤54とつまみ51が見えている。制動装置は、スプール14の糸繰り出し方向の回転を制動する。モード選択部50のつまみ51を回動させて、いずれかの目盛54aの位置に合わせることによって、複数の制動モードの1つを選択することができる。実施の形態では、5段階の制動モードが設定されている。図2では、5段階の中央の回動位置につまみ51が合っている。
カバー18は、リール本体11からスプール14の軸方向に引き出し、リール本体11の内部に設けられた第2連結部42を支点に揺動させて、開けることができる。図3は、実施の形態に係る両軸受リールのカバーを除いた側面図である。カバー18は、第2連結部42を支点にして揺動可能に支持されているが、図3では、カバー18が省略されている。第1側板17aの外周は、スプール14を着脱するための開口が形成されている側のリール本体11の、スプール14の回転軸の周りの外形である。第1側板17aは、円形である。第1側板17aには、スプール14が軸方向に通過しうる開口22が形成されている。
フレーム17の第1側板17aの内周部には、スプール支持部15、着脱部19およびロック部材38が配置されている。着脱部19およびロック部材38は、円環状に形成されており、スプール支持部15に形成されている円筒状の基板収納部15aの外周に、揺動可能に嵌合する。着脱部19に形成されている操作つまみ19bが、ロック部材38の外周に形成されている切欠部38cに配置されている。着脱部19は、外周に形成されたバヨネット突起19cが、第1側板17aに形成された図示しないバヨネット溝と係合して、スプール支持部15を第1側板17aに結合する。着脱部19に形成されている操作つまみ19bを操作して、着脱部19を揺動させることによって、スプール支持部15を第1側板17aに着脱することができる。
スプール支持部15には、カバー18を連結するための第1連結部41が固定されている。第1連結部41には、第2連結部42が軸方向に摺動可能に支持されている。第2連結部42は、段付円柱状であって、先端にカバー18が固定される。
スプール支持部15には、制動装置の制動力を調節する制動調節部118が支持されている。制動調節部118は、スプール支持部15の中心のまわりに回動可能である。
スプール支持部15に、つまみ51の回動位置で制動装置の制動のモードを選択するモード選択部50が設けられている。モード選択部50は、目盛盤54とつまみ51を含む。目盛盤54には、スプール支持部15に固定される支持板54bが一体に形成されている。目盛盤54は、ねじ61でスプール支持部15に固定されている。目盛盤54をスプール支持部15に固定するねじ61は、第1側板17aの中心Cに位置する。つまみ51は、つまみ51が結合する支持軸のまわりに回動可能に、目盛盤54に支持されている。目盛盤54には、制動モードの選択位置を示す目盛54aが形成されている。
図4は、実施の形態に係る両軸受リールのモード選択部の分解斜視図である。モード選択部50は、支持軸52に結合されているつまみ51、目盛盤54、発音板55および選択部材53を含む。選択部材53には、3つの磁石58がはめ込まれる保持穴53cと、位置決め56を収容する収容穴53bが形成されている。選択部材53の3つの保持穴53cそれぞれに磁石58がはめ込まれて固定される。位置決め56は、収容穴53bに摺動可能に収容される。位置決め56には、収容穴53bから突出させる方向に付勢するばね57がはめられる。
目盛盤54には、つまみ51の支持軸52が回動可能に嵌合する支持孔54cが形成されている。発音板55には、支持軸52が回動可能に嵌合する軸孔55aが形成されている。発音板55の外周には、目盛盤54の裏面に形成された凹部に係合する凸部55bが形成されている。発音板55の凸部55bが目盛盤54の凹部に係合し、発音板55は目盛盤54に対して回り止めされる。
支持軸52は、円筒形の側面に、軸に平行で互いに対向する2つの平面が回り止めとして形成されている。選択部材53には、支持軸52が回り止め嵌合する固定孔53aが形成されている。選択部材53の固定孔53aは、支持軸52の平面に対応する互いに対向する平面が形成されており、つまみ51に対して決まった向きで回り止めされる。
支持軸52は、目盛盤54に形成された支持孔54cと、発音板55に形成された軸孔55aを貫通して、選択部材53の固定孔53aに嵌合する。選択部材53は、ねじ59でつまみ51の支持軸52に固定される。目盛盤54と発音板55は、つまみ51の台座51aと選択部材53で挟まれる。つまみ51と選択部材53は一体となって、目盛盤54および発音板55に対して回動可能である。目盛盤54は、支持板54bに形成された固定孔54dを通るねじ61で、スプール支持部15に固定される。したがって、支持軸52は、つまみ51と選択部材53との間で目盛盤54によって、回動可能に支持される。つまみ51、支持軸52および選択部材53は、制動モードを選択する操作部材を構成する。
発音板55には、選択部材53に対向する面に、選択部材53の制動モードを選択する回動位置に合わせて、位置決め56の先端が嵌まる図示しない5つの穴が形成されている。つまみ51と選択部材53は、位置決め56の先端が発音板55の穴に嵌まる回動位置で停止されて位置決めされる。位置決め56の先端が発音板55の穴にはまるときに、発音板55はばね57の付勢力によって位置決め56に弾かれて音を発生する。
図5は、実施の形態に係る両軸受リールの部分断面図である。図5は、スプール支持部15、モード選択部50、カバー18、および、スプール14とスプール軸26の一部が示されている。図5では、フレーム17、着脱部19およびロック部材38が省略されている。
スプール支持部15には、基板収納部15aの内部に軸受収納部15bが円筒状に形成されている。スプール支持部15は、軸受収納部15bに収納された軸受25を介してスプール軸26の一端を回転自在に支持している。スプール軸26には、スプール14および磁石27が回り止め嵌合され、スプール14および磁石27とスプール軸26は一体に回転する。スプール支持部15の基板収納部15aの内部で、軸受収納部15bの周囲に、基板組立体70が配置され、スプール支持部15に保持されている。
スプール支持部15のカバー18の側に、モード選択部50の目盛盤54がねじ61で固定されている。スプール支持部15と目盛盤54には、一方に凸部が、他方に凹部が形成され、凸部と凹部が互いに嵌合して、位置決めされている。スプール支持部15とモード選択部50をカバー18が覆っている。カバー18に形成された窓18aから、目盛盤54とつまみ51が露出している。スプール支持部15、軸受25、基板組立体70、モード選択部50およびカバー18は、一体で第1側板17aに着脱できる。
前述のとおり、つまみ51の支持軸52は、目盛盤54と発音板55を貫通し、選択部材53は、ねじ59で支持軸52に固定されている。選択部材53には、磁石58が保持されている。選択部材53には、また、位置決め56が摺動可能に収容されている。位置決め56はばね57で発音板55に向かって付勢されている。図5は、位置決め56の先端が、発音板55に形成された凹部55cに嵌まっている状態を示す。つまみ51、支持軸52および選択部材53は、モード選択部50の操作部材60を構成し、一体に回動する。
基板組立体70は、スプール14の回転速度を検出する図示しない速度検出部を備える。例えば、スプール14に形成された回転する方向に周期的に変化するパターンから反射される光を、センサで読み取った信号から、回転速度を検出する。
基板組立体70には、磁石27と対向する部分にコイル71が実装されている。磁石27が回転すると、コイル71に起電力が発生する。コイル71の端子間を抵抗で接続して、コイル71に電流を流すとスプール14の回転を制動することができる。基板組立体70では、スプール14の回転に対して、コイル71に流れる電流のタイミングと大きさを調節することによって、制動力を制御する。磁石27、コイル72および基板組立体70は、制動装置を構成する。両軸受リール10では、制動力を発生するタイミングと大きさの異なる複数の制動モードが設定されている。実施の形態では、5段階の制動モードが設定されている。
スプール支持部15の選択部材53に対向する部分に開口が形成されている。選択部材53と基板組立体70は、間に遮るものがなく、直に対向している。基板組立体70の、選択部材53に対向する面に、磁気センサ72が実装されている。基板組立体70は、磁気センサ72で選択部材53に保持された磁石58の位置を検出し、選択部材53の回動位置を識別する。例えば、つまみ51が5段階の中央の回動位置にある状態で、3つの磁石58それぞれに対向する位置に磁気センサ72を実装し、3つの磁気センサ72の磁気検出の有無の組み合わせで、5段階の回動位置を識別できる。あるいは、磁力線の方向を検出できる磁気センサ72を2つ配置して、磁気センサ72それぞれで検出する磁力線の向きの組み合わせで、回動位置を識別する。基板組立体70は、識別した選択部材53の回動位置に応じた制動モードで、制動力を制御する。
図6は、実施の形態に係る操作部材の回動が占める範囲を表す図である。前述のとおり、つまみ51、支持軸52および選択部材53は、制動モードを選択する操作部材60を構成する。図6では、操作部材60が、5段階の中央の回動位置にある場合の、スプール14の軸方向への投影がハッチングで示されている。操作部材60が回動範囲の反時計方向の端にある状態が二点鎖線で示され、時計方向の端にある状態が点線で示されている。
図3、図4および図5に示されるように、操作部材60は、操作部材60のスプール14の軸方向への投影の長径の中心から一方に偏った支持軸52で、スプール14を着脱するための開口22が形成されている側のリール本体11の、スプール14の回転軸の周りの外形の中心Cから離隔した位置を中心に回動可能に支持されている。ここで長径とは、図形を互いに平行な2本の直線で挟んだときに、2本の直線の距離が最も大きい場合の、それぞれの直線と図形が接する点をつなぐ線分である。図6では、長径は、操作部材60の投影の対称軸である。
操作部材60の制動のモードを選択する回動位置の角度範囲は、支持軸52から長径の中心に向かう線がリール本体11の外形の中心Cに向く位置を基点に、支持軸52とリール本体11の外形の中心Cを結ぶ線の両側、時計方向にθ、反時計方向にφである。θとφは、それぞれ90°以下である。図6では、θとφは等しく対称であるが、角度範囲は支持軸52とリール本体11の外形の中心Cを結ぶ線について対称でなくてもよい。
操作部材60の長径は、図形を挟む2本の直線の距離が最も大きい位置であるから、操作部材60の長径に直交する長さは、長径の長さより小さい。操作部材60の回動位置の角度範囲は、支持軸52とリール本体11の外形の中心Cを結ぶ線から両側にそれぞれ90°以下であるから、操作部材60の回動が占める範囲は、支持軸52を中心とする操作部材60の投影が描く円のうち、回動位置が90°を超えるリール本体11の外形の中心Cから遠い部分が除外されている。その結果、操作部材60の側のリールの外形を小さくできる。
実施の形態では、第1側板17aの外形は円であるが、スプール14を着脱するための開口が形成されている側のリール本体11の、スプール14の回転軸の周りの外形は、円には限らない。外形が円でない場合、例えば、外形の軸方向への投影の重心、または、外形の軸方向への投影の長径の中心を、外形の中心とする。
実施の形態では、目盛盤54がスプール支持部15に固定される支持板54bを含んで一体に形成されている。そのため、支持軸52を支持するための台座をスプール支持部15に形成する必要がなく、スプール支持部15の金型を簡素化できる。また、モード選択部50を組み立ててから、モード選択部50の目盛盤54をスプール支持部15に固定して、同時に操作部材60の位置決めができる。
モード選択部50の操作部材60の回動位置を検出する方法は、磁石58と磁気センサ72に限らない。例えば、選択部材53にアブソリュート式のロータリーエンコーダのパターンを形成しておいて、反射光のパターンを検出して、回動位置を識別することができる。また、制動のモードは5段階に限らず、4段階以下、または6段階以上でも可能である。
10 両軸受リール
11 リール本体
14 スプール
15 スプール支持部
17 フレーム
18 カバー
18a 窓
19 着脱部
19b 操作つまみ
22 開口
26 スプール軸
27 磁石
38 ロック部材
41 第1連結部
42 第2連結部
50 モード選択部
51 つまみ
51a 台座
52 支持軸
53 選択部材
53a 固定孔
53b 収容穴
53c 保持穴
54 目盛盤
54a 目盛
54b 支持板
54c 支持孔
54d 固定孔
55 発音板
55a 軸孔
55b 凸部
55c 凹部
56 位置決め
57 ばね
58 磁石
59 ねじ
60 操作部材
61 ねじ
70 基板組立体
71 コイル
72 磁気センサ

Claims (3)

  1. 釣り糸が巻回されるスプールと、
    前記スプールを回転可能に支持し、前記スプールの回転軸の方向に前記スプールが通過可能な開口が形成された円形の第1側板を有するリール本体と、
    前記第1側板に形成された前記開口の内周部に着脱可能に結合され、前記スプールを回転可能に支持するスプール支持部と、
    前記スプールの回転を制動する制動装置と、
    前記スプール支持部に設けられ、前記制動装置の制動のモードを選択するモード選択部と、
    を備え、
    前記モード選択部は、
    前記スプール支持部に回動可能に支持される支持軸、および、前記支持軸に結合され、前記支持軸から該支持軸に交わる方向に延びるつまみ、を有する操作部材と、
    前記スプール支持部が前記第1側板に結合された状態で、前記支持軸の回動中心と前記第1側板の中心を結ぶ基準線を基に、前記つまみの延びる方向を前記基準線の両側にそれぞれ90°以下にし、且つ、前記つまみの先端を前記開口の範囲に制限する規制部と、
    を有し、
    前記つまみの可動範囲を規制する前記規制部の当接面は、前記スプール支持部が前記第1側板に結合された状態で、前記開口の範囲に位置し前記開口の内周に沿っている
    両軸受リール。
  2. 前記操作部材は、前記つまみとは前記支持軸の方向に空間をあけて対向し、前記支持軸に固定される選択部材を含み、
    前記支持軸は、前記つまみと前記選択部材との間で、前記スプール支持部に回動可能に支持される、請求項1に記載の両軸受リール。
  3. 前記モード選択部は、
    前記スプール支持部とは別体で前記スプール支持部に固定され、前記つまみの回動位置で選択される前記制動のモードを示す目盛盤を備え、
    前記操作部材の支持軸は、前記つまみと前記選択部材との間で前記目盛盤によって、回動可能に支持される、請求項2に記載の両軸受リール。
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