JP2001069888A - 両軸受けリールの制動装置 - Google Patents

両軸受けリールの制動装置

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JP2001069888A
JP2001069888A JP30533099A JP30533099A JP2001069888A JP 2001069888 A JP2001069888 A JP 2001069888A JP 30533099 A JP30533099 A JP 30533099A JP 30533099 A JP30533099 A JP 30533099A JP 2001069888 A JP2001069888 A JP 2001069888A
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braking
spool
brake
cam
rotating body
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Atsuto Okada
厚人 岡田
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受リールの側板等を取り外すことなく制
動力を多段階に調整することができるようにする。 【解決手段】 スプール(4)と、制動環体(8)と、
スプールの回転遠心力によって制動環体に当接可能にス
プールに設けた制動体(7a〜7f)とを備える。スプ
ールと共に制動体(7a〜7f)を挟むカム板(9)を
設け、カム板に制動体(7a〜7f)に係合して制動体
の制動環体への揺動量を規制するカム(28〜33)を
形成する。カムと制動体とを選択係合し得るようにカム
板をスプールに対して回動位置決め可能に設け、制動体
中のカムに当接したものが制動環体に当接しないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両軸受けリールの
遠心式制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−308449号公報は両軸受
けリールの遠心式の制動装置について開示する。この制
動装置は、スプールの回転に伴う遠心力によって外径方
向に揺動可能に設けられた制動体を制動環体に当接可能
な位置と当接不能な位置とに選択的に位置保持する位置
保持機構を設けることによって制動体への制動力を調整
可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−3
08449号公報に記載される制動装置は、外径方向に
揺動可能に設けられた個々の制動体を制動環体に当接可
能な位置と当接不能な位置とに切り換えて制動力を調整
するものであるため、切換調整に細かな作業が求めら
れ、釣り場や釣法の変化に対しての迅速な対応ができな
い問題がある。
【0004】又、この制動装置は、個々の制動体の何れ
が制動環体に当接可能な位置にあるのかを視認しづら
く、これを誤ると回転体の円滑な回転を損なうという問
題もある。
【0005】従って、本発明はスプールに加えるべき制
動力を簡易かつ迅速に調整することができる両軸受けリ
ールの制動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、リール本体(1)の両側板
(2,3)間に回転可能に支承されたスプール(4)
と、上記リール本体(1)に上記スプール(4)又はス
プール(4)への回転伝動系中の回転体(4)の回転軸
心と同軸心上に設けられた制動環体(8)と、該制動環
体(8)に上記回転体(4)の回転遠心力によって揺動
時に当接可能に上記回転体(4)に設けられた制動体
(7a〜7f)とからなる両軸受けリールの制動装置に
おいて、上記回転体(4)の一側面又は/及び該回転体
(4)と上記制動体(7a〜7f)を挟むように設けら
れたカム板(9)との上記制動体(7a〜7f)と対向
する面の少なくとも一方又は回転体(4)又はカム板
(9)の取付部の外周面に上記回転体(4)の回転軸芯
を中心として周方向に上記制動体(7a〜7f)に係合
して上記制動体(7a〜7f)の上記制動環体(8)へ
の揺動量を規制するカム(28〜33)を形成し、上記
カム(28〜33)と制動体(7a〜7f)とを選択係
合し得るように上記制動体(7a〜7f)又はカム板
(9)の一方を回転体(4)に対して回動位置決め可能
に設け、上記制動体(7a〜7f)中のカム(28〜3
3)に当接したものが上記制動環体(8)に当接しない
ようにした両軸受けリールの制動装置を採用する。
【0007】また、請求項2の発明は、上記制動体(7
a〜7f)を上記回転体(4)の回転軸芯と同軸的に回
転位置決め可能に設けた支持板(9)に揺動可能に設
け、上記カム(28〜33)を回転体(4)の側面又は
該回転体(4)の取付部の外周面に設け、上記制動体中
(7a〜7f)のカム(28〜33)に当接したものが
上記制動環体(8)に当接しないようにした請求項1に
記載の両軸受けリールの制動装置を採用する。
【0008】また、請求項3の発明は、上記制動体(7
a〜7f)が複数重畳して軸支され、該重畳された制動
体(7a〜7f)に対応させてカム板(9)又は回転体
(4)の取付部外周面上にカム(28〜33)を連設し
た請求項1又は請求項2に記載の両軸受けリールの制動
装置を採用する。
【0009】また、請求項4の発明は、上記回転体
(4)の一側面又は/及びカム板(9)、或いは調整板
(9)に上記回転体(4)の回転軸芯を中心として周方
向に径を異ならせて上記カムを外周面に形成したカム溝
(28〜33)を形成し、該カム溝(28〜33)の径
の相違に対応させて上記制動体(7a〜7f)に上記カ
ム溝(28〜33)に係合する係合部(20a〜20
f)を形成した請求項1又は請求項2に記載の両軸受け
リールの制動装置を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <実施の形態1>図1に示すように、この両軸受けリー
ルのリール本体1はその左右両側に側板2,3を有す
る。各側板2,3は枠板2a,3aと枠板2a,3aに
取り付けられたカバー2b,3bとで形成される。リー
ル本体1の下部にはこの両軸受けリールを釣竿上に固定
するための図示しない脚が設けられている。
【0011】左右両側板2,3間にはスプール4が回転
自在に保持され、レベルワインダ5が左右移動可能に設
けられている。右側板3にはスプール4を回転させると
共にレベルワインダ5を移動させるためのハンドル6が
取り付けられる。ハンドル6は左側板2に取り付けても
よい。
【0012】ハンドル6はスプール4と一体のスプール
軸4a(図2参照)とレベルワインダ5の図示しない駆
動軸とに図示しない回転伝達機構を介して駆動連結され
る。すなわち、ハンドル6と一体のハンドル軸がスプー
ル軸4aと平行に右側板3に回転可能に支持される。ハ
ンドル軸上にはドラッグ装置を介しマスター歯車が取り
付けられる。一方、スプール軸4aのハンドル軸と平行
に伸びた個所にはピニオン筒が取り付けられ、このピニ
オン筒の歯にマスター歯車の歯が噛み合う。ハンドル6
の回転はハンドル軸、マスター歯車、ピニオン筒、スプ
ール軸4aを経てスプール4へと伝達され、スプール4
は釣糸巻取り方向に回転して釣糸を巻き取る。また、ハ
ンドル軸にはラチェット車がハンドル6と共回り可能に
取り付けられ、ラチェット車の歯にハンドル軸の釣糸巻
取り方向への回転のみを許容する図示しない爪が噛み合
う。爪とラチェット車との噛合い作用によりスプール4
は釣糸巻取り方向に回転可能であるが、釣糸繰出し方向
への回転は阻止される。また、回転伝達機構中には、ハ
ンドル6の回転をスプール4に伝達したり(クラッチO
N)遮断したりする(クラッチOFF)ための図示しな
いクラッチ機構が設けられている。
【0013】クラッチOFFによりスプール4を釣糸繰
出し方向に回転させる際にスプール4の過回転によるバ
ックラッシュの発生を防止するため、この両軸受けリー
ルには制動装置及び制動力調整装置が設けられている。
【0014】図2及び図3に示すように、この制動装置
及び制動力調整装置は、スプール4と共に回転可能な制
動体7a,7b,7c,7d,7e,7fと、スプール
4の回転時に制動体7a〜7fが当接しうるようリール
本体1に設けられた制動環体8と、スプール4の側面に
スプール4との間での相対回転により位置変更可能に取
り付けられた回動体9と、スプール4の回転によって制
動体7a〜7fが遠心方向に移動し得るように制動体7
a〜7fを回動体9上に支持する制動体支持手段と、制
動体7a〜7fに係合してスプール4と回動体9との相
対回転により制動体7a〜7fの制動環体8の方への移
動量を調整する回動体9に形成されたカム手段とを有し
ている。また、制動体7a〜7fの制動環体8の方への
移動量を調整する際に回動体9をリール本体1に対して
拘束するロック手段をリール本体1に有している。
【0015】制動装置及び制動力調整装置は左側板2の
枠板2aとカバー2bとの間に形成された空洞内に収納
されている。もちろんこれらの装置は右側板3の空洞内
に収納することもできる。枠板2aには丸孔が形成さ
れ、この丸孔内にスプール4の左端に固定された固定板
4bが入り込んでいる。枠板2aにはその丸孔を囲むよ
うにステー14を介し端板15が設けられ、この端板1
5の中央部に軸受16を介してスプール軸4aが支持さ
れている。
【0016】スプール4はハンドル6の操作によって回
転するようになっており、ハンドル6とスプール軸4a
との間には上述した回転伝達機構、クラッチ機構等から
なる回転伝動系が介在している。
【0017】制動体7a〜7fは回転体であるスプール
4と一体の固定板4bの外周部に所定の角ピッチで複数
個配置され、スプール4と一体で回転可能である。制動
体7a〜7fはスプール4のほか上記回転伝動系中の歯
車等からなる回転体に取り付けることも可能である。各
制動体7a〜7fは板状のレバー片であり、固定板4b
上にスプール4の半径方向に揺動可能に軸支される。
【0018】回動体9はスプール4と一体の固定板4b
の左端面に合致する円盤であり、固定板4bの左端面か
ら突出した環状筒部17上に回動可能に支持される。回
動体9を環状筒部17上で何れかの向きに回すことで回
動体9とスプール4との相対的位置関係を変更すること
ができる。また、回動体9とスプール4との間には、回
動位置決め手段としてのクリックストップ装置18(図
14参照)が装着されている。このため回動体9はスプ
ール4上で所定の角度刻みで回動することができる。
【0019】制動体7a〜7fは、次のような制動体支
持手段により固定板4b上に支持され、この固定板4b
を介しスプール4上に支持される。すなわち、各制動体
7a〜7fは固定板4bの半径方向に揺動可能に、スプ
ール軸4aに平行なピン軸27を介し固定板4b上に軸
支されている。制動体7a〜7fの先端は固定板4bの
外周面より外側へと突出可能である。このため固定板4
bがスプール4と一体で回転すると、制動体7a〜7f
は遠心力によりピン軸27の回りを遠心方向に振れその
先端が制動環体8の方へ回転しようとする。
【0020】制動環体8は円筒体であり、その中心軸が
スプール4の中心軸に合致するように枠板2aの丸孔の
内周面に嵌め込まれている。この制動環体8の内周面に
制動体7a〜7fの先端が臨んでいる。制動環体8は枠
板2aのほかリール本体1の他の個所に固定することも
できる。
【0021】カム手段は上記制動環体8の方への制動体
の揺動量を規制することにより、制動体を選択的に制動
環体8に接触可能な状態にしたり接触不能な状態にした
りするためのものである。カム手段は具体的には回動体
9の環状筒部17上に被さるボス部に形成された板カム
28〜33である。各板カム28〜33は制動体7a〜
7f毎に形成されている。また、板カム28〜33は回
動体9の軸芯方向に二列に分配され、これらの板カム2
8〜33の各々に揺動レバー状の制動体7a〜7fの後
端が接している。このように板カム28〜33を回動体
9の軸芯方向に複数列に分配すると、板カム28〜33
の形成長さが回動体9の外周長さに限定されず、制動力
調整時における回動体9の回動角度を大きく採ることが
でき、調整作業の簡易化と精度の向上を図ることができ
る。スプール4及び固定板4bが回動体9に対して回動
すると制動体7a〜7fはその後端が板カム28〜33
に案内されてピン軸27を支点に回動し、制動環体8に
当接可能な位置と当接不能な位置との何れかに拘束され
る。
【0022】各板カム28〜33の輪郭曲線は制動環体
8との距離が相違する即ち曲率半径の相違する二つの曲
線部分を有する。曲率半径の大きいカム部分28a〜3
3aに制動体7a〜7fの後端が接触すると、制動体7
a〜7fは制動環体8に接触不能になる。また、曲率半
径の小さいカム部分28b〜33bが制動体7a〜7f
の後端に対峙すると、制動体7a〜7fはピン軸27の
回りを回動可能になり、スプール4の回転による遠心力
でその先端が制動環体8に接触可能になる。図3は、制
動体7a〜7fの全てが板カム28〜33により拘束さ
れて制動環体8に当接不能になった状態を示している。
板カム28〜33と制動体7a〜7fとがこのような状
態にある場合はスプール4に制動力が付与されない。
【0023】また、スプール軸4aを中心にして対称位
置にある第一の組の板カム28,31は短く形成され、
同じく対称位置にある第二の組の板カム29,32は第
一の組の板カム28,31と所定角度だけ位相がずれる
ように設けられ、同じく対称位置にある第三の組の板カ
ム30,33は第二の組の板カム29,32と所定角度
だけ位相がずれるように設けられている。このため回動
体9を固定状態にしてスプール4を図3の位置から時計
方向に所定角度ずつ回転させてゆくと、制動体7a〜7
fは第一の組の板カム28,31から第三の組の板カム
30,33によって二つずつ順番に解放され、制動環体
8に接触可能な制動体7a〜7fが二つ刻みで増加して
ゆく。
【0024】ロック手段は、プッシュボタン34と回動
体9上の係合部とで構成される。すなわち、このロック
手段のプッシュボタン34はリール本体1の側板2にお
けるカバー2bの正面に設けられ、プッシュボタン34
が係合する係合部は回動体9の端面上に環状凸部39と
して形成される。プッシュボタン34はカバー2bと枠
板2aの端板15との間に掛け渡され、カバー2bと端
板15とに穿設された二つの孔21,22に通されてい
る。プッシュボタン34はその前後端の摘み部34aと
凸部34bが夫々孔21,22に案内されることで回動
体9の端面に対し接近又は離反が可能である。プッシュ
ボタン34は通常の場合は図2中実線位置に停止してい
るが、制動力を加減する場合にのみ摘み部34aを押さ
れて回動体9の方へとスライドし、その凸部34bが回
動体9の環状凸部39に係合して回動体9をリール本体
1に対して拘束する。回動体9をリール本体1に対して
固定した上でハンドル6を回してスプール4を回転させ
るとスプール4が回動体9に対し回動し、板カム28〜
33が制動体7a〜7fを拘束したり解放したりする。
その結果制動環体8に接触し得る制動体7a〜7fの個
数が増減し、制動力が加減される。
【0025】この制動力の調整加減を確認しやすくする
ため、図2に示すように、スプール4と回動体9との間
には、両者の相対回転量を表示する表示手段がリール本
体1の外部から視認可能に設けられている。
【0026】この表示手段は、制動体7a〜7fの配列
ピッチに対応するように目盛られたスプール4の左側に
固定される目盛盤24と、回動体9の外端に設けられた
指針(図示せず)と、リール本体1上のカバー2bに設
けられた窓孔26とで構成される。目盛盤24と指針は
スプール4と回動体9との間で入れ換えるようにしても
よく、また、目盛盤24をスプール4に設けると共に指
針を窓孔26に設けるようにしても良い。目盛盤24の
目盛は制動体7a〜7fの個数に対応して刻まれ、回動
体9とスプール4との相対回動により指針が目盛「0」
を指す時は図3に示すように全制動体7a〜7fが制動
環体8に接触不能になるよう板カム28〜33に拘束さ
れる。また、指針が目盛「1」〜「6」を指す時は夫々
一個〜六個の制動体7a〜7fが制動環体8に接触可能
になる。窓孔26は目盛盤24の目盛と指針との関係を
リール本体1の外部から視認するためカバー2bに穿設
された覗き孔であり、透明な遮蔽板26aで塞がれてい
る。
【0027】次に、上記構成の制動装置及び制動力調整
装置の作用について説明する。
【0028】上記構成の両軸受けリールを用いて釣りを
行うには、まず図示しないクラッチOFF操作レバーを
操作しクラッチ機構をクラッチOFF状態にする。これ
によりスプール4はフリー回転可能になる。そこでスプ
ール4を利き手の親指でサミングしながらルアー等の仕
掛けを目的のポイントに投擲する。
【0029】仕掛けが着水すると他方の手でハンドル6
を回転させてクラッチ機構をOFF状態からON状態に
復帰させる。クラッチ機構がONになるとハンドル6が
スプール4に駆動連結されるので、スプール4からの釣
糸の繰り出しが停止し、更にハンドル6を回すことでリ
ーリングを開始することができる。
【0030】上記仕掛けの投擲にあたりこの制動装置に
よる制動力を次のようにして調整する。
【0031】スプール4に対してこの制動装置による制
動力を掛けない場合は、図3に示すように制動体7a〜
7fの全てが制動環体8に当接不能になるよう全制動体
7a〜7fを板カム28〜33の曲率半径の大きい方の
カム部28a〜33aで拘束する。板カム28〜33と
制動体7a〜7fとがこのような状態にある場合は、ス
プール4を高速回転させても制動体7a〜7fが制動環
体8に当接しないためスプール4には制動力が加わらな
い。
【0032】そこで制動力を少しずつ加えるべく、クラ
ッチ機構をOFFにした後プッシュボタン34を操作し
てその凸部34bを回動体9の環状凸部39に係合させ
回動体9をリール本体1に対してロックした上で、スプ
ール4を少しばかり釣糸繰り出し方向へ回転させる。ス
プール4の回転操作は表示手段の目盛を見ながら行う。
これにより対称位置にある二つの制動体7a,7dの後
端が板カム28,31の曲率半径の大きいカム部28a
から曲率半径の小さい方のカム部28bの方に相対移動
し、この二つの制動体7a,7dはピン軸27を支点に
して回動可能になり、その先端は制動環体8に対し当接
可能になる。プッシュボタン34の押圧を解くと圧縮コ
イルバネ36の弾性力によりプッシュボタンは原位置に
復帰し回動体9の拘束を解く。そこでスプール4を高速
回転させるとこの二つの制動体7a,7dが遠心力でピ
ン軸27の回りを回動して制動環体8に当接する。従っ
て、スプール4に弱い制動力が加えられる。
【0033】この状態からスプール4を回動体9に対し
図3中時計方向に更に所定角度だけ回転させると、対称
位置にある他の二つ制動体7b,7eが板カム29,3
2による拘束を解かれ、制動体7a,7dと共に制動環
体8に当接可能になる。そこでスプール4を高速回転さ
せると四つの制動体7a,7b,7d,7eが制動環体
8に当接し、中位の制動力がスプール4に付与されるこ
とになる。
【0034】この状態からスプール4を回動体9に対し
図3中時計方向に更に所定角度だけ回転させると、対称
位置にある更に他の二つの制動体7c,7fが板カム3
0,33による拘束を解かれ、全制動体7a〜7fが制
動環体8に当接可能になる。従って、スプール4を高速
回転させるとスプール4の回転遠心力によって制動体の
全てが制動環体3に当接し、スプール4には強い制動力
が付与される。
【0035】このようにスプール4を回動体9に対し図
3中時計方向に回転させると制動環体8に当接可能な制
動体7a〜7fの個数が増大し、スプール4を高速回転
させた場合のスプール4に付与される制動力を強めるこ
とができ、逆に反時計方向に回転させると制動環体8に
当接可能な制動体7a〜7fの個数が減少し、スプール
4を高速回転させた場合のスプール4に付与される制動
力を弱めることができる。
【0036】何個の制動体7a〜7fが板カム28〜3
3による拘束を解かれて制動環体8に接触可能であるか
は、表示手段である指針が目盛盤24上のどの数字を示
すかで容易に認識される。
【0037】以上のような制動力の調整により制動力が
適正な大きさに決定されることで仕掛けの投擲時におけ
るバックラッシュの発生が防止される。
【0038】なお、上記説明では、制動体7a〜7fは
対称位置にある対毎に板カム28〜33に対し当接・離
脱するように設けたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、制動体7a〜7fと板カム28〜33とを一
つずつ当接・離脱させるようにしても良い。又、例えば
三つの制動体を120°毎に配置しそれらを板カムに同
時に当接・離脱させるようにしても良い。また、制動
体、カム等は六個に限らず、それより多くしてもよいし
又は少なくしてもよい。
【0039】又、上記説明においては、制動体7a〜7
fはスプール4に一体的に固着された固定板4bに軸支
したが、固定板4bを設けることなくスプール4の一側
面に直接軸支するようにしても良い。
【0040】また、上記説明では、制動体7a〜7fを
軸支した固定板4bをスプール4に一体的に取り付ける
と共に板カム28〜33をスプール4に対して回動位置
決め可能に設けて、板カム28〜33を回動させること
によって制動力の調整を行うようにしたが、本発明はこ
れに限定されず、スプール4等の回転体に板カム28〜
33を一体的に取り付けると共に制動体7a〜7fを軸
支した固定板4bを回転体に対して回動位置決め可能に
設けて、制動体7a〜7fと共に固定板4bを回動させ
ることによって制動力の調整を行うようにしても良い。 <実施の形態2>図4及び図5に示すように、この制動
装置及び制動力調整装置は実施の形態1におけるものと
略同様な構成を備えるが、制動体7a〜7fの配列が相
違している。
【0041】すなわち、制動体7a〜7fが二つずつ重
畳して同じピン軸27上に支持されており、各々の制動
体7a〜7fの後端が回動体9上の各板カム28〜33
の列に対峙している。制動体7a〜7f及び板カム28
〜33は回動体9の回りに二列に並ぶよう形成されてい
るが、三列以上に並べても良い。
【0042】この実施の形態2においては、実施の形態
1と同様に六個の制動体7a〜7fを設ける場合は固定
板4bに120度の間隔で配置すれば良く、実施の形態
1と同様に固定板4bに60度の間隔で配置すれば十二
個の制動体を設けて制動力がゼロの場合を含め最大十三
段階の制動力の調整ができる。
【0043】なお、制動体7a〜7fは、同じピン軸2
7上に支持するものを互いに向きを反転させておくこと
によって、制動装置に対しスプール等の回転体が反時計
方向に回転するリールと時計方向に回転するリールとに
共用することができ、部品の製造・管理の簡易・簡略化
を図ることができる。 <実施の形態3>図6乃至図10に示すように、この制
動装置及び制動力調整装置は、スプール4と共に回転可
能な制動体7a〜7fと、スプール4の回転時に制動体
7a〜7fが当接しうるようリール本体1に設けられた
制動環体8と、スプール4の側面にスプール4との間で
の相対回転により位置変更可能に取り付けられた回動体
9と、スプール4の回転によって制動体7a〜7fが遠
心方向に移動し得るように制動体7a〜7fをスプール
4の側面上に支持する制動体支持手段と、制動体7a〜
7fに係合してスプール4と回動体9との相対回転によ
り制動体7a〜7fの制動環体8の方への移動量を調整
する上記回動体9に設けられたカム手段とを有してい
る。また、図示しないが制動体7a〜7fの制動環体8
の方への移動量を調整する際に回動体9をリール本体1
に対して拘束するロック手段をリール本体1に有してい
る。
【0044】制動装置及び制動力調整装置は左側板2の
枠板2aとカバー2bとの間に形成された空洞内に収納
されている。もちろんこれらの装置は右側板3(図1参
照)の空洞内に収納することもできる。枠板2aには丸
孔が形成され、この丸孔内にスプール4の左端に固定さ
れた固定板4bが入り込んでいる。枠板2aの丸孔の回
りにはステー14を介して端板15が形成され、この端
板15の中央部に軸受16を介してスプール軸4aが支
持されている。
【0045】制動体7a〜7fは回転体であるスプール
4と一体の固定板4bの外周部に所定の角ピッチで複数
個配置され、スプール4と一体で回転可能である。制動
体7a〜7fはスプール4以外の他の回転体に取り付け
ることも可能である。各制動体7a〜7fは細長い板状
のレバー片であり、固定板4b上にスプール4の半径方
向に揺動可能に軸支される。
【0046】回動体9は固定板4bの左面に合致する円
盤体であり、固定板4bの左面に突設した環状筒部17
に回動可能に支持される。環状筒部17上で回動体9を
何れかの向きに回すことで回動体9と固定板4b又はス
プール4との相対的位置関係を変更することができる。
【0047】制動体7a〜7fは、次のような制動体支
持手段により固定板4bを介しスプール4上に支持され
る。すなわち、図7に示すように固定板4bの左端面上
には制動体7a〜7fを揺動可能に収納する収納室が形
成されている。各制動体7a〜7fは各収納室内で固定
板4bの半径方向に揺動可能にピン軸27を介し固定板
4b上に軸支されている。各収納室は回動体9の外周面
に開口しており、制動体7a〜7fの先端は回動体9の
外周面より外側へと突出可能である。このため固定板4
bがスプール4と共に回転すると、制動体7a〜7fは
遠心力によりピン軸27の回りを遠心方向に振れその先
端が収納室の外へ出ようとする。
【0048】制動環体8は円筒体であり、その中心軸が
スプール4の中心軸に合致するように枠板2aの丸孔の
内周面に嵌め込まれており、上記固定板4bの回りを囲
繞している。この制動環体8の内周面に制動体7a〜7
fの先端が臨んでいる。
【0049】カム手段はスプール4上の固定板4bに重
なる回動体9の右面に形成される溝を有したカムであっ
て、制動体7a〜7f毎にカム溝28,29,30,3
1,32,33を有し、各カム溝28〜33に制動体7
a〜7fと一体の係合片20a〜20fが嵌まり込んで
いる。スプール4及び固定板4bが回動体9に対して回
動すると制動体7a〜7fはその係合片20a〜20f
がカム溝28〜33に案内されてピン軸27を支点に回
動し、制動環体8に当接可能な位置と当接不能な位置と
の何れかに拘束される。図10に示すように、制動体7
a〜7fのピン状の係合片20a〜20fは制動体7a
〜7fの先端とピン軸27との間に設けられ、ピン軸2
7と制動体7a〜7fの先端との間の距離xとピン軸2
7と係合片20a〜20fとの間の距離yはx>yの関
係にあるので、カム溝28,29,30,31,32,
33の輪郭曲線の高低差を大きくする必要がなく、制動
装置はその径方向においてコンパクト化される。
【0050】カム溝28〜33は回動体9の右面上に各
制動体7a〜7fの係合片20a〜20fごとに形成さ
れ、回動体9の右面上に同心円状に配置されている。各
カム溝28〜33の輪郭曲線は制動環体8との距離が相
違する即ち曲率半径の相違する二つの曲線部分を有す
る。曲率半径の小さいカム部分28a〜33aは溝幅が
小さく、曲率半径の大きいカム部分28b〜33bは溝
幅が大きくなっている。曲率半径の小さいカム部分28
a〜33aに制動体7a〜7fの係合片20a〜20f
が入り込むと、制動体7a〜7fは収納室内に拘束さ
れ、制動環体8に接触不能になる。また、曲率半径の大
きいカム部分28b〜33bに制動体7a〜7fの係合
片20a〜20fが入り込むと、制動体7a〜7fは収
納室内で回動可能になり、スプール4の回転による遠心
力で制動環体8に接触可能になる。図7及び図8は、制
動体2の全ての係合片20a〜20fがカム溝28〜3
3の制動環体8から離れた低所すなわち曲率半径の小さ
いカム部分28a〜33aに係合し全ての制動体7a〜
7fが制動環体8に当接不能になった状態を示してい
る。カム溝28〜33と制動体7a〜7fとがこのよう
な状態にある場合はスプール4に制動力が付与されな
い。
【0051】また、各カム溝28〜33の曲率半径の小
さいカム部分28a〜33aは各カム溝28〜33間で
所定角度例えば20度ずつ位相がずれるように形成され
る。このため回動体9を図8の位置に固定した状態でス
プール4を図7中反時計方向に20度ずつ回転させてゆ
くと制動体7a〜7fは一つずつカム溝28〜33から
解放され、制動環体8に接触可能な制動体7a〜7fが
一つ刻みで増加してゆく。
【0052】なお、上記制動体7a〜7fは回動体9上
に支持し、上記カム溝28〜33をスプール4又は固定
板4bの方に形成するようにしてもよい。又、図8に示
すように、所定のカム溝30,31における曲率半径の
大きいカム部30b,31bの途中に曲率半径の小さい
カム部30c,31cを局所的に形成することもでき
る。かくすることにより制動力の調整途中において一旦
制動環体8に当接可能状態にした制動体7d,7eを当
接不能状態に切り換えることができる。
【0053】この制動力の調整加減を確認しやすくする
ため、図6及び図9に示すように、スプール4と回動体
9との間には、両者の相対回転量を表示する表示手段が
リール本体1の外部から視認可能に設けられている。
【0054】この表示手段は、制動体7a〜7fの配列
ピッチに対応するように目盛られた固定板4bの左側に
固定される目盛盤24と、回動体9の外端に設けられた
指針25と、リール本体1上のカバー2bに設けられた
窓孔26とで構成される。目盛盤24と指針25はスプ
ール4と回動体9との間で入れ換えるようにしてもよ
く、また、目盛盤24をスプール4に設けると共に指針
を窓孔26に設けるようにしても良い。目盛盤24の目
盛は制動体7a〜7fの個数に対応して刻まれ、回動体
9とスプール4との相対回動により指針25が目盛
「0」を指す時は図7及び図8に示すように全制動体7
a〜7fが制動環体8に接触不能にカム溝28〜33に
拘束される。また、指針25が目盛「1」〜「6」を指
す時は夫々一個〜六個の制動体7a〜7fが制動環体8
に接触可能になる。窓孔26は目盛盤24の目盛と指針
25との関係をリール本体1の外部から視認するためカ
バー2bに穿設された覗き孔であり、透明な遮蔽板26
aで塞がれている。
【0055】尚、上記説明においては、回動体9へのカ
ム溝28〜33の形成長さが回動体9の外周長さに限定
されず、制動力調整時における回動体9の回動角度を大
きく採ることができ、調整作業の簡易化と精度の向上を
図ることができるように、カム溝28〜33をスプール
4の回転軸芯を中心とした径の異なる二つの同心円上に
形成しているが、一つの円上に形成するようにしても良
く、三つ以上の同心円上に形成するようにしても良い。
【0056】また、上記説明においては、制動体7a〜
7fを軸支した固定板4bをスプール4等の回転体に一
体的に取り付けると共に回動体9を回転体に対して回動
位置決め可能に設けて、スプール4を回動させることに
よって制動力の調整を行うようにしたが、本発明はこれ
に限定されず、回転体に回動体9を一体的に取り付ける
と共に制動体7a〜7fを軸支した固定板4bを回転体
に対して回動位置決め可能に設けて、制動体と共に固定
板4bを相対回動させることによって制動力の調整を行
うようにしても良い。
【0057】更に、回転体の一側面に前述と同様にカム
溝28〜33を形成し、これに前述と同様に係合片20
a〜20fを介して係合する制動体7a〜7fを軸支し
た固定板4bを回転体に対して回動位置決め可能に設け
て、制動体7a〜7fと共に固定板4bを回動させるこ
とによって制動力の調整を行うようにしても良い。
【0058】更に、回転体の一側面にカム溝を形成する
と共にこの回転体に対して同じくカム溝を形成したカム
板を一体的に取り付け、回転体の一側面とカム板との間
に挟まれた制動体を軸支した回動体を回転体に対して回
動位置決め可能に設けて、回動体をロックして回転体を
回動させることによって制動力の調整を行うようにして
も良い。このように、回転体の一側面と回転体に一体的
に取り付けられたカム板とにカム溝を夫々形成し、これ
らのカム溝に制動体を係合させるようにすると、径方向
に制動装置を拡大させることなくコンパクトに形成する
ことができ、制動力調整時における制動体の回動角度を
大きく採ることができ、調整作業の簡易化と精度の向上
を図ることができる。 <実施の形態4>図11及び図12に示すように、この
制動装置及び制動力調整装置は、実施の形態3において
二つの同心円上に夫々形成されたカム28〜33のうち
一方の同心円上のカム29,31,33は実施の形態3
におけると同様にカム溝として形成されるが、他方の同
心円上のカム28,30,32は板カムとして形成され
ている。また、これに対応して、カム溝29,31,3
3に係合する制動体7b,7d,7fは実施の形態2に
おけると同様な制動体が採用され、板カム28,30,
32に係合する制動体7a,7c,7eは実施の形態1
におけると同様な制動体が採用されている。
【0059】このようにカム手段をカム溝と板カムに分
割したので、制動装置をスプール4の回転軸心方向及び
径方向に拡大させることなくコンパクトに形成でき、制
動力調整時における制動体の回動角度を大きく採ること
ができ、調整作業の簡易化と精度の向上を図ることがで
きる。 <実施の形態5>図13乃至図17に示すように、この
制動装置及び制動力調整装置は、スプール4と共に回転
可能な制動体7a〜7fと、スプール4の回転時に制動
体7a〜7fが当接しうるようリール本体1に設けられ
た制動環体8と、スプール4の側面にスプール4との間
での相対回転により位置変更可能に取り付けられた回動
体9と、スプール4の回転によって制動体7a〜7fが
遠心方向に回動し得るように制動体7a〜7fをスプー
ル4の側面上に支持する制動体支持手段と、制動体7a
〜7fに係合してスプール4と回動体9との相対回転に
より制動体7a〜7fの制動環体8の方への移動量を調
整するカム手段とを有している。また、制動体7a〜7
fの制動環体8の方への移動量を調整する際に回動体9
をリール本体1に対して拘束するロック手段をリール本
体1に有している。
【0060】制動装置及び制動力調整装置は左側板2の
枠板2aとカバー2bとの間に形成された空洞内に収納
されている。もちろんこれらの装置は右側板3(図1参
照)の空洞内に収納することもできる。枠板2aには丸
孔が形成され、この丸孔内にスプール4の左端に固定さ
れた固定板4bが入り込んでいる。枠板2aにおけるカ
バー2b側にはステー14を介して透明な遮蔽板26a
が固定され、枠板2aにおける反遮蔽板26a側には端
板15が形成されている。この端板15の中央部に軸受
16を介してスプール軸4aが支持されている。
【0061】制動体7a〜7fは回転体であるスプール
4と一体の固定板4bの外周部に所定の角ピッチで複数
個配置され、スプール4と一体で回転可能である。制動
体7a〜7fは他の回転体に取り付けることも可能であ
る。各制動体7a〜7fは細長い板状のレバー片であ
り、固定板4b上にスプール4の半径方向に揺動可能に
軸支される。
【0062】回動体9は固定板4bの左面に合致する円
盤体であり、固定板4bの左面に突設した環状筒部17
に回動可能に支持される。環状筒部17上で回動体9を
ロック手段であるプッシュボタン34でロックし、スプ
ール4を何れかの向きに回すことで回動体9と固定板4
b又はスプール4との相対的位置関係を変更することが
できる。また、回動体9とスプール4との間には、図1
4に示すように、回動位置決め手段としてのクリックス
トップ装置18が装着されている。
【0063】制動体7a〜7fは、次のような制動体支
持手段により固定板4bを介しスプール4上に支持され
る。すなわち、図15に示すようにスプール4の左端面
上には制動体7a〜7fを揺動可能に収納する収納室が
扇形に形成されている。各制動体7a〜7fは各収納室
内で固定板4bの半径方向に揺動可能にピン軸27を介
し固定板4b上に軸支されている。各収納室は回動体9
の外周面に開口しており、制動体7a〜7fの先端は回
動体9の外周面より外側へと突出可能である。このため
固定板4bがスプール4と共に回転すると、制動体7a
〜7fは遠心力によりピン軸27の回りを遠心方向に振
れその先端が収納室の外へ出ようとする。
【0064】制動環体8は円筒体であり、その中心軸が
スプール4の中心軸に合致するように枠板2aの丸孔の
内周面に嵌め込まれ上記固定板4bの回りを囲繞する。
この制動環体8の内周面に制動体7a〜7fの先端が臨
んでいる。制動環体8は枠板2aのほかリール本体1の
他の個所に固定することもできる。
【0065】カム手段はスプール4上の固定板4bに重
なる回動体9の右面に形成される溝を有するカムであっ
て、制動体7a〜7f毎にカム溝28,29,30,3
1,32,33を有し、各カム溝28〜33に制動体7
a〜7fと一体の係合片20a〜20fが嵌まり込んで
いる。スプール4及び固定板4bが回動体9に対して回
動すると制動体7a〜7fはその係合片20a〜20f
がカム溝28〜33に案内されてピン軸27を支点に回
動し、制動環体8に当接可能な位置と当接不能な位置と
の何れかに拘束される。
【0066】図16に示すように、カム溝28〜33は
回動体9に各制動体7a〜7fの係合片20a〜20f
ごとに形成され、回動体9の右面上に同心円状に配置さ
れている。各カム溝28〜33の輪郭曲線は制動環体8
との距離が相違する即ち曲率半径の相違する二つの曲線
部分を有する。曲率半径の小さいカム部分28a〜33
aに制動体7a〜7fの係合片20a〜20fが入り込
むと、制動体7a〜7fは収納室内に拘束され、制動環
体8に接触不能になる。また、曲率半径の大きいカム部
分28b〜33bに制動体7a〜7fの係合片20a〜
20fが入り込むと、制動体7a〜7fは収納室内で回
動可能になり、スプール4の回転による遠心力で制動環
体8に接触可能になる。図15及び図16は、制動体2
の全ての係合片20a〜20fがカム溝28〜33の制
動環体8から離れた低所すなわち曲率半径の小さいカム
部分28a〜33aに係合し全ての制動体7a〜7fが
制動環体8に当接不能になった状態を示している。カム
溝28〜33と制動体7a〜7fとがこのような状態に
ある場合はスプール4に制動力が付与されない。
【0067】また、各カム溝28〜33の曲率半径の小
さいカム部分28a〜33aは各カム溝28〜33間で
所定角度例えば20度ずつ位相がずれるように形成され
る。このため回動体9を図16中固定状態に置いてスプ
ール4を図15中反時計方向に20度ずつ相対回転させ
てゆくと制動体7a〜7fは一つずつカム溝28〜33
から解放され、制動環体8に接触可能な制動体7a〜7
fが一つ刻みで増加してゆく。また、上記クリックスト
ップ装置18は20度刻みでスプール4を停止させる。
この20度は適宜変更可能である。
【0068】ロック手段は、プッシュボタン34と回動
体9上の係合部とで構成される。プッシュボタン34は
リール本体1の枠板2aと端板15との間に装着され、
枠板2aと枠板2a上のリブとに穿設された二つの孔2
1,22に通されている。プッシュボタン34はその前
後端の摘み部34aと凸部34bが夫々孔21,22に
案内されることで回動体9の周縁部に対し接近又は離反
可能である。また、プッシュボタン34の中間部に固定
されたリング状のストッパ35と圧縮コイルバネ36に
より枠板2aからの脱落を阻止され且つ回動体9から離
反する向きに常時付勢される。図13、図16及び図1
7に示すように、回動体9の周縁部には係合部が凹部2
3として形成される。この凹部23にプッシュボタン3
4の凸部34bが係合するようになっている。プッシュ
ボタン34は通常の場合は図13中実線位置に停止して
いるが、制動力を加減する場合にのみ回動体9の方へと
押されてスライドし、回動体9をリール本体1に対して
拘束する。回動体9をリール本体1に対して固定した上
でスプール4を回転させると制動体7a〜7fが回動体
9に対し円周方向に移動し、回動体9はそのカム溝28
〜33により制動体7a〜7fを拘束したり解放したり
する。その結果制動環体8に接触し得る制動体7a〜7
fの個数が増減するので制動力が加減される。
【0069】この制動力の調整加減を確認しやすくする
ため、図13及び図17に示すように、実施の形態1に
おけると同様な表示手段がリール本体1の外部から視認
可能に設けられている。
【0070】次に、上記構成の制動装置及び制動力調整
装置の作用について説明する。
【0071】スプール4に対してこの制動装置による制
動力を加えない場合は、図15及び図16に示すように
制動体7a〜7fの全てが制動環体8に当接不能になる
よう全制動体7a〜7fの係合片20a〜20fを全カ
ム溝28〜33の曲率半径の小さい方のカム部28a〜
33aで拘束する。カム溝28〜33と制動体7a〜7
fとがこのような状態にある場合は、スプール4を高速
回転させても制動体7a〜7fが制動環体8に当接しな
いためスプール4には制動力が加えられない。
【0072】そこで制動力を少しずつ加えるべく、クラ
ッチ機構をOFFにした後プッシュボタン34を操作し
てその凸部34bを回動体9の凹部23に係合させ回動
体9をリール本体1に対してロックした上で、スプール
4を少しばかり釣糸繰り出し方向へ回転させる。スプー
ル4の回転操作は図17に示す表示手段の目盛を見なが
ら目盛が「0」から「1」に進むように行う。すると図
16の固定状態にある回動体9に対しスプール4は図1
5中反時計方向に20度回転する。これにより一つ目の
制動体7aの係合片20aがカム溝28の曲率半径の小
さいカム部28aから曲率半径の大きい方のカム部28
bに相対移動し、一つ目の制動体7aが制動環体8に対
し当接可能な状態になる。プッシュボタン34を逆向き
に復帰させアンロックした上でスプール4を高速回転さ
せるとこの一つ目の制動体7aが遠心力で収納室内を遠
心方向に回動して制動環体8に当接する。従って、スプ
ール4に極めて小さな制動力が加えられる。
【0073】この状態からスプール4を図15において
反時計方向に更に20度相対回転させると、二つ目の制
動体7bの係合片20bがカム溝29による拘束を解か
れ、一つ目の制動体7aと共に制動環体8に当接可能に
なる。そこでスプール4を高速回転させると二つの制動
体7a,7bが制動環体8に当接し、小さな制動力がス
プール4に付与されることになる。
【0074】この状態からスプール4を図15において
反時計方向に更に20度ずつ回転させて行くと、三つ目
の制動体7c、四つ目の制動体7d、五つ目の制動体7
e、六つ目の制動体7f・・・が順次カム溝30〜33
・・・による拘束を解かれて制動環体8に当接可能にな
る。
【0075】このようにスプール4を回動体9に対し図
16中時計方向に回転させるに従って制動環体8に当接
可能な制動体7a〜7fの個数が増大し、スプール4を
高速回転させた場合のスプール4に付与される制動力を
強めることができ、逆に反時計方向に回転させると制動
環体8に当接可能な制動体7a〜7fの個数が減少し、
スプール4を高速回転させた場合のスプール4に付与さ
れる制動力を弱めることができる。
【0076】何個の制動体7a〜7fがカム溝28〜3
3からの拘束を解かれて制動環体8に接触可能であるか
は、表示手段である指針25が目盛盤24上のどの数字
を示すかで容易に認識される。
【0077】以上のような制動力の調整により制動力が
適正な大きさに決定されることで仕掛けの投擲時におけ
るバックラッシュの発生が防止される。 <実施の形態6>図18に示すように、この制動装置及
び制動力調整装置における制動体7a〜7fはスプール
4に固着した固定体4bにスプール4の回転軸芯方向に
揺動可能にピン軸27を介し軸止され、制動環体8は円
盤形に形成されている。
【0078】また、該制動体7a〜7fを制御するカム
手段は回動体9上に端面カム28・・・として形成され
る。すなわち、このカムはスプール4の回転軸芯の回り
を同心円状に巡っており、制動体7a〜7fに接触する
カム面はスプール4の回転軸芯方向に高低差を有してい
る。
【0079】これにより、制動体7a〜7fは、端面カ
ム28・・・の低所に当接したもののみが制動環体8の
側面に当接し、端面カム28・・・の高所に当接した制
動体7a〜7fは制動環体8の側面に当接しないように
揺動を規制される。 <実施の形態7>図19に示すように、この制動装置及
び制動力調整装置は実施の形態6におけるものと略同様
な構成を備えるが、制動環体8は円筒形に形成されてい
る。
【0080】また、該制動体7a〜7fを制御するカム
手段は回動体9上に板カム28・・・として形成され
る。制動体7a〜7fは、板カム28・・・の低所に対
峙したもののみが制動環体8の側面に当接可能になり、
板カム28・・・の高所に当接した制動体7a〜7fは
制動環体8の側面に当接しないように揺動を規制され
る。 <実施の形態8>図20に示すように、この制動装置及
び制動力調整装置は、スプール4と共に回転可能な制動
体7a〜7fと、スプール4の回転時に制動体7a〜7
fが当接しうるようリール本体1に設けられた制動環体
8と、スプール4の側面にスプール4との間での相対回
転により位置変更可能に取り付けられた回動体9と、ス
プール4の回転によって制動体7a〜7fが遠心方向に
移動し得るように制動体7a〜7fを回動体9の側面上
に支持する制動体支持手段と、制動体7a〜7fに係合
してスプール4と回動体9との相対回転により制動体7
a〜7fの制動環体8の方への移動量を調整する上記ス
プール4に設けられたカム手段とを有している。
【0081】制動装置及び制動力調整装置は左側板2の
枠板2aとカバー2bとの間に形成された空洞内に収納
されている。もちろんこれらの装置は右側板3(図1参
照)の空洞内に収納することもできる。枠板2aには丸
孔が形成され、この丸孔内にスプール4の左端に固定さ
れた固定板4bが入り込んでいる。枠板2aの丸孔の回
りにはステー14を介して端板15が形成され、この端
板15の中央部に軸受16を介してスプール軸4aが支
持されている。
【0082】制動体7a〜7fはスプール4の回転軸芯
と同軸的に回転位置決め可能に設けた支持板すなわち回
動体9に所定の角ピッチで複数個配置され、回動体9を
介しスプール4と一体で回転可能である。各制動体7a
〜7fは細長い板状のレバー片であり、回動体9上にス
プール4の半径方向に揺動可能に軸支される。
【0083】回動体9は固定板4bの左面に合致する円
盤体であり、固定板4bの左面に突設した環状筒部17
に回動可能に支持される。環状筒部17上で回動体9を
何れかの向きに回すことで回動体9と固定板4b又はス
プール4との相対的位置関係を変更することができる。
【0084】制動体7a〜7fは、次のような制動体支
持手段により回動体9上に支持される。すなわち、図7
に示したと同様にして回動体9の右端面上に制動体7a
〜7fを揺動可能に収納する収納室が形成される。各制
動体7a〜7fは各収納室内で回動体9の半径方向に揺
動可能にピン軸27を介し回動体9上に軸支される。各
収納室は回動体9の外周に開口し、制動体7a〜7fの
先端は回動体9の外周面より外側へと突出可能である。
このため回動体9がスプール4と一体で回転すると、制
動体7a〜7fは遠心力によりピン軸27の回りを遠心
方向に振れその先端が収納室の外へ出ようとする。
【0085】制動環体8は円筒体であり、その中心軸が
スプール4の中心軸に合致するように枠板2aの丸孔の
内周面に嵌め込まれ、回動体9の回りを取り囲む。この
制動環体8の内周面に制動体7a〜7fの先端が臨んで
いる。
【0086】カム手段はスプール4に固定された固定板
4bの左面に形成される溝を有したカムであって、図8
に示したと同様に制動体7a〜7f毎にカム溝28,2
9,30,31,32,33を有し、各カム溝28〜3
3に制動体7a〜7fと一体の係合片20a〜20fが
嵌まり込む。スプール4及び固定板4bが回動体9に対
して回動すると制動体7a〜7fはその係合片20a〜
20fがカム溝28〜33に案内されてピン軸27を支
点に回動し、制動環体8に当接可能な位置と当接不能な
位置との何れかに拘束される。
【0087】その他、この制動装置は、制動体7a〜7
fの制動環体8の方への移動量を調整する際に回動体9
をリール本体1に対して拘束するロック手段をリール本
体1に有している。また、制動力の調整加減を確認しや
すくするため、実施の形態1の場合と同様にスプール4
と回動体9との間には、両者の相対回転量を表示する表
示手段がリール本体1の外部から視認可能に設けられて
いる。
【0088】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に係る発明によれ
ば、次のような効果を得ることができる。 回転体に対して制動体又はカム板を所定角度だけ回
動させて位置決めするのみの簡単な操作で制動環体に当
接する制動体の数を選択・設定できるので釣り場や釣法
の変化に対応した制動力に迅速に調整できる。 回転体に対する制動体又はカム板の回動角度を視認
することによって幾つの制動体が制動環体に当接可能な
状態にあるかを認識できる。 制動体又はカム板の回動角度によって回動中心に対
して対称位置にある制動体を順次制動環体に当接可能な
状態に切り換えることができるので、円滑且つブレの無
い回転体の回転を得ることができる。
【0089】請求項3に係る発明によれば、次のような
効果を得ることができる。 複数重畳して軸支された制動体に対応させてカムを
連設したために、制動体の数が増大しても回転体に対す
るカム板又は制動体の回動調整角度を大きくとることが
できて細かな調整作業をすることができ、かつ、カムの
傾斜面を援やかに形成することができるので、回転体に
対する制動体又はカム板の円滑な回動調整をすることが
できる。
【0090】請求項4に係る発明によれば、次のような
効果を得ることができる。 スプールの一側面又は/及びカム板に回転体の回転
軸芯を中心として周方向に径を異ならせてカムを形成
し、カムの径の相違に対応させて制動体にカムに係合す
る係合部を形成したために、制動体の数が増大しても回
転体又はカム板に対する制動体の回動調整角度を大きく
とることができて調整作業の簡易化を図ることができ、
かつ、カムの傾斜面を緩やかに形成することができるの
で、回転体に対するカム板又は制動体の円滑な回動調整
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る制動装置を備えた
両軸受けリールの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る制動装置を示す水
平断面図である。
【図3】図2中III−III線矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る制動装置を示す水
平断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る制動体支持手段を
示す垂直断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る制動力調整装置を
示す水平断面図である。
【図7】図6中VII−VII線矢視図である。
【図8】図6中VIII−VIII線矢視図である。
【図9】図6中IX−IX線矢視図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る制動体の拡大図
である。
【図11】本発明の実施の形態4に係る制動装置を示す
水平断面図である。
【図12】本発明の実施の形態4に係る制動体支持手段
を示す垂直断面図である。
【図13】本発明の実施の形態5に係る制動装置を示す
水平断面図である。
【図14】本発明の実施の形態5に係るクリックストッ
プ装置を示す断面図である。
【図15】図13中XV−XV線矢視図である。
【図16】図13中XVI−XVI線矢視図である。
【図17】図13中XVII−XVII線矢視図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態6に係る制動装置を示す
水平断面図である。
【図19】本発明の実施の形態7に係る制動装置を示す
水平断面図である。
【図20】本発明の実施の形態8に係る制動装置を示す
水平断面図である。
【符号の説明】
1…リール本体 2,3…側板 4…スプール 7a〜7f…制動体 8…制動環体 9…回動体 20a〜20f…係合部 28〜33…カム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の両側板間に回転可能に支承
    されたスプールと、上記リール本体に上記スプール又は
    スプールへの回転伝動系中の回転体の回転軸心と同軸心
    上に設けられた制動環体と、該制動環体に上記回転体の
    回転遠心力によって揺動時に当接可能に上記回転体に設
    けられた制動体とからなる両軸受けリールの制動装置に
    おいて、上記回転体の一側面又は/及び該回転体と上記
    制動体を挟むように設けられたカム板との上記制動体と
    対向する面の少なくとも一方又は回転体又はカム板の取
    付部の外周面に上記回転体の回転軸芯を中心として周方
    向に上記制動体に係合して上記制動体の上記制動環体へ
    の揺動量を規制するカムを形成し、上記カムと制動体と
    を選択係合し得るように上記制動体又はカム板の一方を
    回転体に対して回動位置決め可能に設け、上記制動体中
    のカムに当接したものが上記制動環体に当接しないよう
    にしたことを特徴とする両軸受けリールの制動装置。
  2. 【請求項2】 上記制動体を上記回転体の回転軸芯と同
    軸的に回転位置決め可能に設けた支持板に揺動可能に設
    け、上記カムを回転体の側面又は該回転体の取付部の外
    周面に設け、上記制動体中のカムに当接したものが上記
    制動環体に当接しないようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の両軸受けリールの制動装置。
  3. 【請求項3】 上記制動体が複数重畳して軸支され、該
    重畳された制動体に対応させてカム板又は回転体の取付
    部外周面上にカムを連設したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の両軸受けリールの制動装置。
  4. 【請求項4】 上記回転体の一側面又は/及びカム板、
    或いは調整板に上記回転体の回転軸芯を中心として周方
    向に径を異ならせて上記カムを外周面に形成したカム溝
    を形成し、該カム溝の径の相違に対応させて上記制動体
    に上記カム溝に係合する係合部を形成したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の両軸受けリールの制
    動装置。
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