JP2001069886A - 両軸受けリールの制動力調整装置 - Google Patents

両軸受けリールの制動力調整装置

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JP2001069886A
JP2001069886A JP24627999A JP24627999A JP2001069886A JP 2001069886 A JP2001069886 A JP 2001069886A JP 24627999 A JP24627999 A JP 24627999A JP 24627999 A JP24627999 A JP 24627999A JP 2001069886 A JP2001069886 A JP 2001069886A
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brake
braking
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cam
ring
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Atsuto Okada
厚人 岡田
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受けリールの制動力を回転バランスを崩
すことなく調整する。 【解決手段】 スプールに遠心力によって移動可能に制
動体を取り付ける。制動体が移動時に当接しうるように
リール本体に制動環体を取り付ける。スプールの側面と
カム板(7)との間に制動体を介在させる。カム板にス
プールの回転軸芯を中心として周方向に制動環体(8)
への移動量を異ならせるように形成したカム面(9)に
対して制動体を係合させ、カム面ヘの制動体の係合選択
にて制動体の移動を規制しうるようにカム板をスプール
に対して回動位置決め可能に設ける。スプールに対して
回転軸芯を中心に同一角度をもたせて少なくとも2つ以
上の制動体を集約させて取り付け、カム面を制動体の取
り付け角度にほぼ対応させて周方向に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両軸受けリールの
制動力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平5−73号公報及び特開平8−3
08449号公報は、回転遠心力によって外径方向に摺
動可能に設けられた制動体を制動環体に当接可能な位置
と当接不能な位置とに位置保持する位置保持機構を設け
ることによって制動体への制動力を調整可能にした制動
力調整装置について開示する。
【0003】又、特開平9−275860号公報は、実
開平5−73号公報の外径方向に摺動可能に設けられた
制動体を有底筒状に形成されたレバーの内周面に制動環
体への距離を異ならせて形成したカムに係合させること
によって制動体の移動量を規制し、回転体と制動体とに
対するレバーの相対位置を調整することによって制動環
体に当接する制動体の数を選択して制動力を調整する旨
開示する。更に、特開平9−275860号公報は、回
転体に前述と同様のカムを形成し、該カムに係合させた
制動体の回転体に対する相対位置を調整することによっ
て制動環体に当接する制動体の数を選択して制動力を調
整することについても開示する。
【0004】更に又、特開平11−137139号公報
は、特開平9−275860号公報と同様に、側板内に
内装された回転体の回転軸芯を中心として60度の角度を
持たせて放射方向に移動自在に取り付けた6個の制動体
を回転体の回転遠心力にて順次制動環体に当接させるに
際して2個の制動体を制動環体に当接させる場合は、最
初に当接させた制動体に対して回転軸芯を挟んで対称位
置にある制動体を当接可能なように、又、3個の制動体
を制動環体に当接させる場合は、上記2個目の制動体を
当接不可能な状態に保持すると共に最初に当接させた制
動体に対して回転軸芯を挟んで120度の角度位置にある
2個の制動体を当接可能なように、又、4個の制動体を
制動環体に当接させる場合は、上記3個の制動体の内の
1個の制動体を当接不可能な状態に保持すると共にカム
を形成して最初に当接させた制動体に対して回転軸芯を
挟んで対称位置にある隣接する2個の制動体を当接可能
なようにさせて制動時の回転バランスを崩れ難くした制
動力調整装置について開示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平5−7
3号公報及び特開平8−308449号公報に記載の制
動力調整装置は、外径方向に摺動又は揺動可能に設けら
れた個々の制動体を制動環体に当接可能な位置と当接不
能な位置とに切り換えて制動力を調整するものであるた
め、切換調整に細かな作業が求められ、釣り場や釣法の
変化に対して迅速な対応ができないという問題がある。
更に、これらの制動力調整装置は、個々の制動体の何れ
が制動環体に当接可能な位置にあるのかの判別が難し
く、又、判別できたとしても釣法に最適な条件に設定で
きていなければ再度側板を取り外して調整をし直さなけ
ればならないという問題を有する。
【0006】また、特開平9−275860号公報の制
動力調整装置は、側板内に内装された回転体に取り付け
た制動体に対するカムの位置を制動体に対して回動調整
したり、或いは、側板内に内装された回転体に形成した
カムに対する制動体の位置を回動調整することによって
調整するものであるため、前述の制動装置と同様に側板
を取り外さなければ調整できないのみならず、調整後に
投擲して釣法等に最適な制動条件に設定できていなけれ
ば再度側板を取り外して調整をし直さなければならない
といった問題を有する。
【0007】また、特開平11−137139号公報の
制動力調整装置は、レバーの回転量に応じて個々の制動
体を制動環体に当接可能な位置と当接不能な位置とに切
り換えるカムを形成するものであるために、6個の制動
体を制御する場合は、回転軸芯に対して60度÷7段階=
約8度の間隔で制動体を制動環体に当接可能な位置と当
接不能な位置とに切り換えるカムを形成しなければなら
ないので、カムの加工精度が求められ生産性が阻害され
るばかりか、レバーの60度の中で制動体が制動環体に一
個も当接しない「ゼロ」から6個の制動体が制動環体に
当接する「6」までの7段階の調整をしなければならな
いので、調整回動角度が細かくなるのみならず、調整の
表示目盛り等も小さくなって調整し難い。更に、この制
動力調整装置は、回転軸芯に対して約8度の回転角で制
動体を制動環体に当接可能な位置と当接不能な位置とに
切り換えるものであるためにカムの傾斜角度が大きくな
ってスムーズな切換作業ができないという問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、スプール(4)又はスプー
ル(4)ヘの回転伝動系中の回転体に該回転体の回転遠
心力によって移動(摺動又は揺動)可能に取り付けられ
た制動体(14a〜14f)と、該制動体(14a〜1
4f)が移動時に当接しうるように固定部(1)に上記
回転体(4)の回転軸芯と同軸芯上に設けられた制動環
体(8)とからなり、上記回転体(4)の一側面又は/
及び該回転体(4)の一側面と上記制動体(14a〜1
4f)を挟むように取り付けられたカム板(7)との上
記制動体(14a〜14f)と対向する面の少なくとも
一方又は取付部の外周面に上記回転体(4)の回転軸芯
を中心として周方向に上記制動環体(8)への移動量を
異ならせるように形成したカム面(9)に対して上記制
動体(14a〜14f)を係合させ、上記カム面(9)
ヘの制動体(14a〜14f)の係合選択にて制動体
(14a〜14f)の移動を規制しうるように上記制動
体(14a〜14f)又はカム板(7)の一方を上記回
転体(4)に対して回動位置決め可能に設けた両軸受け
リールの制動力調整装置において、上記回転体(4)に
対して回転軸芯を中心に同一角度をもたせて少なくとも
2つ以上の上記制動体(14a〜14f)を集約させて
取り付け、上記カム面(9)を上記制動体(14a〜1
4f)の取り付け角度に略対応させて周方向に形成した
両軸受けリールの制動力調整装置を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0010】<実施の形態1>図1に示すように、この
両軸受けリールのリール本体1はその左右両側に側板
2,3を有する。各側板2,3は枠板2a,3aと枠板
2a,3aに取り付けられたカバー2b,3bとで形成
される。リール本体1の下部にはこの両軸受けリールを
釣竿上に固定するための図示しない脚が設けられる。
【0011】左右両側板2,3間にはスプール4が回転
自在に保持され、レベルワインダ5が左右移動可能に設
けられている。右側板3にはスプール4を回転させると
共にレベルワインダ5を移動させるためのハンドル6が
取り付けられる。ハンドル6は左側板2に取り付けても
よい。
【0012】ハンドル6はスプール4と一体のスプール
軸4a(図2参照)とレベルワインダ5の図示しない駆
動軸とに図示しない回転伝動系を介して駆動連結され
る。すなわち、ハンドル6と一体のハンドル軸がスプー
ル軸4aと平行に右側板3に回転可能に支持される。ハ
ンドル軸上にはドラッグ装置を介しマスター歯車が取り
付けられる。一方、スプール軸4aのハンドル軸と平行
に伸びた個所にはピニオン筒が取り付けられ、このピニ
オン筒の歯にマスター歯車の歯が噛み合う。ハンドル6
の回転はハンドル軸、マスター歯車、ピニオン筒、スプ
ール軸4aを経てスプール4へと伝達され、スプール4
は釣糸巻取り方向に回転して釣糸を巻き取る。また、ハ
ンドル軸にはラチェット車がハンドル6と共回り可能に
取り付けられ、ラチェット車の歯にハンドル軸の釣糸巻
取り方向への回転のみを許容する図示しない爪が噛み合
う。爪とラチェット車との噛合い作用によりスプール4
は釣糸巻取り方向に回転可能であるが、釣糸繰出し方向
への回転は阻止される。また、回転伝動系中には、ハン
ドル6の回転をスプール4に伝達したり(クラッチO
N)遮断したりする(クラッチOFF)ための図示しな
いクラッチ機構が設けられている。
【0013】クラッチOFFによりスプール4を釣糸繰
出し方向に回転させる際にスプール4の過回転によるバ
ックラッシュの発生を防止するため、この両軸受けリー
ルには図2乃至図5に示すような制動力調整装置が設け
られている。
【0014】すなわち、回転体たるスプール4の側面に
固定されたカム板7の一側面には、図3に示すようにス
プール4の回転軸芯を中心として周方向にカム溝7aが
形成され、該カム溝7aの外周面には、後述する制動環
体8への距離を異ならせてカム面9が形成されている。
【0015】又、カム板7の一側面には、スプール4の
回転軸芯と同軸芯上に環状筒部10が突設され、該環状
筒部10には、環状筒部10の先端に取り付けた止め輪
11との間に制動体支持板12がクリック機構13にて
回動位置決め可能に支承され、制動体支持板12には、
スプール4の回転遠心力によって外径方向に摺動可能に
6個の制動体14a,14b,14c,14d,14
e,14fが取り付けられ、固定部たるリール本体1に
は、制動体14a〜14fが外径方向に摺動時に当接し
うるようにスプール4の回転軸芯と同軸芯上に制動環体
8が設けられている。
【0016】制動体14a〜14fは、図4に示すよう
に制動体支持板12に外径方向に設けた案内溝12aに
摺動可能に内装され、一体に突設した係合ピン15a,
15b,15c,15d,15e,15fをカム溝7a
に係合させて、カム溝7aの外周面に形成されたカム面
9の高低差によって制動環体8に当接可能な位置と当接
不能な位置とに摺動範囲が規制されている。
【0017】尚、カム板7の環状筒部10に制動体支持
板12を回動位置決め可能に支承するクリック機構13
は、弾性付勢された位置決めピン13aと該位置決めピ
ン13aの回動軌跡上に形成された位置決め凹部13b
とによって形成されている。
【0018】制動体支持板12に対して6個の制動体1
4a〜14fがスプール4の回転軸芯を中心に180
度、即ち回転軸芯を挟んで対称位置に3個ずつ集約され
るように取り付けられ、カム面9を外周に形成したカム
溝7aが制動体14a〜14fを取り付けた180度の
角度に略対応するように形成されている。
【0019】図3は6個の制動体14a〜14fの全て
の係合ピン15a,15b,15c,15d,15e,
15fがカム面9の制動環体8から離れた低所に係合さ
れて全ての制動体14a〜14fが制動環体8に当接不
能な状態を示している。カム板7と制動体14a〜14
fとがこのような状態にある場合は、スプール4を高速
回転させても制動体14a〜14fが制動環体8に当接
しないために、スプール4に制動力が付与されない。
【0020】図3の状態からカム板7に対して制動体支
持板12を時計方向に15度回転させると図6に示すよう
に図4に示す制動体14aの係合ピン15aがカム面9
の制動環体8から離れた低所より制動環体8に近い高所
に移動して制動体14aが制動環体8に当接可能な状態
になる。この状態でスプール4を高速回転させると制動
体14aが制動環体8に当接し極めて小さな制動力がス
プール4に付与される。
【0021】図6の状態から制動体支持板12をカム板
7に対して更に時計方向に15度回転させると図7に示す
ように図4に示す制動体14bの係合ピン15bがカム
面9の制動環体8に近い高所に移動して制動体14bも
制動環体8に当接可能な状態になる。この状態でスプー
ル4を高速回転させると制動体14aと制動体14bと
が制動環体8に当接して小さな制動力がスプール4に付
与される。
【0022】制動体14aと制動体14bとは、スプー
ル4の回転軸芯を挟んで対称位置で制動環体8に当接す
るために、スプール4の回転バランスを大きく崩すこと
なくスプール4に制動力を付与することができる。
【0023】図7の状態から制動体支持板12をカム板
7に対して更に時計方向に15度刻みで回転させて行くと
図8に示すように制動体14c、制動体14d、制動体
14e、制動体14fの係合ピン15c、15d、15
e、15fがカム面9の制動環体8に近い高所に順次移
動して制動体14c、制動体14d、制動体14e、制
動体14fも順次制動環体8に当接可能な状態になる。
【0024】従って、制動体支持板12を固定してスプ
ール4を釣糸繰出し方向に回転させるに応じて制動環体
8に当接可能な制動体14a〜14fが増大し、スプー
ル4を高速回転させた場合のスプール4に付与される制
動力を順次強めることができる。
【0025】また、制動体14a〜14fは、図4にて
明らかなように、制動体14bと回転軸芯を挟んで略対
称位置にある制動体14c、制動体14cと回転軸芯を
挟んで対称位置にある制動体14d、制動体14dと回
転軸芯を挟んで略対称位置にある制動体14e、制動体
14eと回転軸芯を挟んで対称位置にある制動体14f
の順に制動環体8に当接するため、スプール4の回転バ
ランスを大きく崩すことなくスプール4に制動力を付与
できる。
【0026】逆に、図8に示す状態で制動体支持板12
を固定してスプール4を釣糸巻取り方向(図8中時計方
向)に回転させた場合は、回転角度に応じて図4に於け
る制動体14f、制動体14e、制動体14d、制動体
14c、制動体14b、制動体14aの係合ピン14f
〜14aがカム面9の制動環体8から離れた低所に順次
移動してスプール4に付与される制動力を弱めることが
でき、この場合も回転軸芯を挟んで対称又は略対称な位
置にある制動体14f〜14aを順次制動環体8に当接
不能な状態に切り換えるために、スプール4の回転バラ
ンスを大きく崩すことなくスプール4への制動力を軽減
させることができる。
【0027】この両軸受けリールにおいては、回転体た
るスプール4に回動可能に設けられてクリック機構13
にて回動位置決め可能に設けられた制動体支持板12の
外周面に係合凹部16を形成し、該係合部16に係合し
て制動体支持板12を固定部たるリール本体1の所定の
位置に位置決めする係合ツマミ17をリール本体1にバ
ネ18を介在させて押圧摺動可能に設け、該係合凹部1
6と係合ツマミ17とによってロック手段を形成してい
る。
【0028】従って、係合ツマミ17を摺動させてバネ
18のバネ力に抗して押庄摺動して制動体支持板12に
形成した係合凹部16に係合させたうえでリール本体1
に対してスプール4を回動させると、リール本体1の所
定の位置に位置決めされた制動体支持板12に対してス
プール4とカム板7とが回動し、カム板7の一側面に形
成されたカム溝7aのカム面9と制動体支持板12に支
持された制動体14a〜14fの係合ピン15a〜15
fとの係合状態を前述のように変更させての制動力の調
整ができる。
【0029】そして、前述の係合ツマミ17と係合凹部
16との係合は、係合ツマミ17の押庄を解除するとバ
ネ18のバネ力にて解除され、スプール4と制動体支持
板12とは、クリック機構13にて一体的に位置決めさ
れ、スプール4の高速回転に伴って制動体支持板12に
支持されて上記カム面9の低所に係合ピン15a〜15
fを当接させていない制動体14a〜14fを外径方向
に摺動させて制動環体8に当接させることによってスプ
ール4に所定の制動力を付与することができる。
【0030】また、図2中符号19は、固定部たるリー
ル本体1に設けられた窓孔を示し、この窓孔19は図5
に示すように上記係合ツマミ17と係合部16との係合
位置に対応させてスプール4の外端に一体的に回転可能
に形成された目盛り板20と上記制動体支持板12の外
端に設けられた指針21との関係を外部から視認できる
ように設けられている。窓孔19は透明蓋19aで遮蔽
されている。
【0031】次に、上記構成の制動力調整装置の作用に
ついて説明する。
【0032】上記両軸受けリールを用いて釣りを行うに
は、まず図示しないクラッチOFF操作レバーを操作し
クラッチ機構をクラッチOFF状態にする。これにより
スプール4はフリー回転可能になる。そこでスプール4
を利き手の親指でサミングしながらルアー等の仕掛けを
目的のポイントに投擲する。
【0033】仕掛けが着水すると他方の手でハンドル6
を回転させてクラッチ機構をOFF状態からON状態に
復帰させる。クラッチ機構がONになるとハンドル6が
スプール4に駆動連結されるので、スプール4からの釣
糸の繰り出しが停止し、更にハンドル6を回すことでリ
ーリングを開始することができる。
【0034】上記仕掛けの投擲にあたりこの制動装置に
よる制動力の調整を次のようにして行う。
【0035】スプール4に対してこの制動装置による制
動力を掛けない場合は、図3に示すように制動体14a
〜14fの全てが制動環体8に当接不能になるよう全制
動体14a〜14fの係合ピン15a〜15fをカム面
9の曲率半径の小さい個所で拘束する。カム面9と制動
体14a〜14fとがこのような状態にある場合は、ス
プール4を高速回転させても制動体14a〜14fが制
動環体8に当接しないためスプール4には制動力が付与
されない。
【0036】そこで制動力を少しずつ加えるべく、係合
ツマミ17を操作してその先端を制動体支持板12の係
合凹部16に係合させ制動体支持板12をリール本体1
に対してロックした上で、スプール4を少しばかり回転
させる。スプール4の回転操作は図5に示す表示手段の
目盛り板20の目盛と指針21とを見ながら目盛が
「0」から「1」に進むように行う。するとカム板7は
図3の状態から図6の状態へと釣糸繰出し方向に15度
回転する。これにより一つ目の制動体14aの係合ピン
15aがカム面9の曲率半径の小さい個所から曲率半径
の大きい個所の方に移動し、係合ピン15aはカム溝7
a内で移動可能になるのに対応し一つ目の制動体14a
が制動環体8に対し当接可能な状態になる。係合ツマミ
17をアンロックした上でスプール4を高速回転させる
と、この一つ目の制動体14aが遠心力で案内溝12a
内を遠心方向にスライドして制動環体8に当接する。従
って、スプール4に極めて小さな制動力が加えられる。
【0037】図6の状態からスプール4を釣糸繰出し方
向(図6中反時計方向)に更に15度だけ相対回転させ
ると、図7に示すように二つ目の制動体14bの係合ピ
ン15bがカム溝7aによる拘束を解かれ、一つ目の制
動体14aと共に制動環体8に当接可能になる。そこ
で、スプール4を高速回転させると二つの制動体14
a,14bが制動環体8に当接し、小さな制動力がスプ
ール4に付与されることになる。
【0038】この図7の状態からスプール4を反時計方
向に更に15度ずつ回転させて行くと、三つ目の制動体
14c、四つ目の制動体14d、五つ目の制動体14
e、六つ目の制動体14f・・・が順次カム溝7aによ
る拘束を解かれて制動環体8に当接可能になる。
【0039】このようにスプール4を図3中反時計方向
に回転させるに従って制動環体8に当接可能な制動体1
4a〜14fの個数が増大し、スプール4を高速回転さ
せた場合のスプール4に付与される制動力を強めること
ができ、図8に示すように90度回転させるとすべての
制動体14a〜14fが制動環体8に当接可能になり最
大の制動力を得ることができる。逆にスプール4を時計
方向に回転させるに連れて制動環体8に当接可能な制動
体14a〜14fの個数が減少し、スプール4を高速回
転させた場合のスプール4に付与される制動力を弱める
ことができる。
【0040】何個の制動体14a〜14fがカム溝7a
による拘束を解かれて制動環体8に接触可能であるか
は、表示手段である指針21が目盛り板20上のどの数
字を示すかで容易に認識される。
【0041】以上のような制動力の調整により制動力が
適正な大きさに決定されることで仕掛けの投擲時におけ
るバックラッシュの発生が防止される。
【0042】尚、この実施の形態1においては、目盛り
板20をスプール4に、指針21を制動体支持板12に
それぞれ設けたが、両者を逆に設けても良く、目盛り板
20をスプール4に設けると共に指針21を窓孔19に
設けるようにしても良い。
【0043】又、この実施の形態1においては、係合ツ
マミ17が係合する係合凹部16を制動体支持板12の
回転軸芯を挟んだ対称位置に2つ設け、これに対応させ
て目盛り板20の目盛りと指針21とをそれぞれ2つ設
けたが、係合凹部16、目盛り板20の目盛り、指針2
1は1組設けるようにしても良く、3組以上設けるよう
にしても良い。
【0044】又、この実施の形態1においては、カム板
7をスプール4に固定したが、カム板7をスプール4の
側面に直接設けるようにしても良い。
【0045】更に、この実施の形態1においては、スプ
ール4と一体回転可能に設けたカム板7に制動体支持板
12をクリック機構13にて回動位置決め可能に支承す
るように設けたが、スプール4と一体回転可能に制動体
支持板12を設け、該制動体支持板12又はスプール4
に対してカム板7を回動位置決め可能に支承するように
しても良い。
【0046】又、この実施の形態1に於いて、図2及び
図9に示すように制動体14a〜14fの制動環体8へ
の当接面側の外側面に傾斜面22を形成している。この
ように傾斜面22を形成すれば図9に示すように制動環
体8の組み込み時に於ける制動体14a〜14fへの衝
接が防止できて、リールの組立並びにメンテナンス作業
の簡易化を図ることができ、作業時間の短縮化を図るこ
とができる。
【0047】<実施の形態2>図10乃至図13に示す
ように、この両軸受けリールは対称位置に3個ずつ集約
された揺動制動体14a〜14fを備えている。
【0048】回転体たるスプール4の側面に固定された
制動体支持板12には、図12に示すようにスプール4
の回転遠心力によって外径方向に揺動可能に制動爪であ
る6個の制動体14a〜14fが支軸23を介し軸支さ
れ、固定部たるリール本体1には、制動爪が外径方向に
揺動時に当接しうるようにスプール4の回転軸芯と同軸
芯上に制動環体8が設けられている。
【0049】制動体支持板12の一側面には、スプール
4の回転軸芯と同軸芯上に環状筒部10が突設され、環
状筒部10には、その先端に取り付けた止め輪11との
間にカム板7がクリック機構13にて回動位置決め可能
に支承されている。
【0050】カム板7の制動体14a〜14fとの対向
面には、図11に示すようにスプール4の回転軸芯を中
心として周方向にカム溝7aが形成され、該カム溝7a
の外周面には、制動環体8への距離を異ならせてカム面
9が形成されている。
【0051】制動体14a〜14fは、一体に突設した
係合ピン15a,15b,15c,15d,15e,1
5fをカム溝7aに係合させて、カム溝7aの外周面に
形成されたカム面9の高低差によって上記制動環体8に
当接可能な位置と当接不能な位置とに揺動範囲が規制さ
れている。
【0052】尚、制動体支持板12の環状筒部10にカ
ム板7を回動位置決め可能に支承するクリック機構13
は、弾性付勢された位置決めピン13aと該位置決めピ
ン13aの回動軌跡上に形成された位置決め凹部13b
とによって形成されている。
【0053】この両軸受けリールにおいては、制動体支
持板12に対して6個の制動体14a〜14fがスプー
ル4の回転軸芯を中心に180度、即ち回転軸芯を挟ん
で対称位置に3個ずつ集約させて取り付け、上記カム面
9を外周に形成したカム溝7aが制動体14a〜14f
を取り付けた180度の角度に略対応させて形成してい
る。
【0054】図11は、6個の制動体14a〜14fの
全ての係合ピン15a〜15fがカム面9の制動環体8
から離れた低所に係合されて全ての制動体14a〜14
fが制動環体8に当接不能な状態を示している。カム面
9と制動体14a〜14fとがこのような状態にある場
合は、スプール4を高速回転させても制動体14a〜1
4fが制動環体8に当接しないために、スプール4に制
動力が付与されない。
【0055】図11の状態からカム板7を固定し制動体
支持板12と一体のスプール4を釣糸繰出し方向に16
度回転させると図14に示すように図12に示す制動体
14aの係合ピン15aがカム面9の制動環体8から離
れた低所より制動環体8に近い高所に移動して制動体1
4aが制動環体8に当接可能な状態になる。この状態で
スプール4を高速回転させると制動体14aが制動環体
8に当接して極めて小さな制動力がスプール4に付与さ
れる。
【0056】図14の状態からカム板7に対してスプー
ル4を釣糸繰出し方向に16度回転させると図12に示
す制動体14bの係合ピン15bが図15に示すように
カム面9の制動環体8に近い高所に移動して制動体14
bも制動環体8に当接可能な状態になる。この状態でス
プール4を高速回転させると制動体14aと制動体14
bとが制動環体8に当接して小さな制動力がスプール4
に付与される。また、制動体14aと制動体14bと
は、スプール4の回転軸芯を挟んで対称位置で制動環体
8に当接するために、スプール4の回転バランスを大き
く崩すことなくスプール4に制動力を付与することがで
きる。
【0057】図15の状態からカム板7に対して更にス
プール4をその釣糸繰出し方向に16度回転させると、
図12に示す制動体14c、制動体14d、制動体14
e、制動体14fの係合ピン15c〜15fがカム面9
の制動環体8に近い高所に順次移動して制動体14c、
制動体14d、制動体14e、制動体14fも順次制動
環体8に当接可能な状態になる。図16はすべての制動
体14a〜14fの係合ピン15c〜15fがカム面9
の制動環体8に近い高所に移動してすべての制動体14
a〜14fが制動環体8に当接可能になった状態を示し
ている。
【0058】このように、カム板7を固定して制動体支
持板12と一体のスプール4を釣糸繰出し方向に回転さ
せるに応じて制動環体8に当接可能な制動体14a〜1
4fが増大して、スプール4を高速回転させた場合のス
プール4に付与される制動力を順次強めることができ
る。そして、制動体14a〜14fは、図12にて明ら
かなように制動体14bと回転軸芯を挟んで略対称位置
にある制動体14c、制動体14cと回転軸芯を挟んで
対称位置にある制動体14d、制動体14dと回転軸芯
を挟んで略対称位置にある制動体14e、制動体14e
と回転軸芯を挟んで対称位置にある制動体14fの順に
制動環体8に当接するために、スプール4の回転バラン
スを大きく崩すことなくスプール4に制動力を付与する
ことができる。
【0059】逆に、カム板7を固定してスプール4を釣
糸巻取り方向に回転させた場合は、回転角度に応じて図
12に於ける制動体14f、制動体e、制動体14d、
制動体14c、制動体14b、制動体14aの係合ピン
15f〜15aがカム面9の制動環体8から離れた低所
に順次移動してスプール4に付与される制動力を弱める
ことができ、この場合も回転軸芯を挟んで対称又は略対
称な位置にある制動体14a〜15fを順次制動環体8
に当接不能な状態に切り換えるために、スプール4の回
転バランスを大きく崩すことなくスプール4への制動力
を軽減させることができる。
【0060】この実施の形態2においては、前述のよう
に回転体たるスプール4に回動可能に設けられてクリッ
ク機構13にて回動位置決め可能に設けられたカム板7
を固定部たるリール本体1に位置決めする指挿入孔19
を穿設し、該指挿入孔19から挿入した指にてカム板7
の回動を規制したうえでリール本体1に対してスプール
4を回動させると、リール本体1の所定の位置に位置決
めされたカム板7に対してスプール4が回動し、カム板
7の一側面に形成されたカム溝7aのカム面9と制動体
支持板12に支持された制動体14a〜14fの係合ピ
ン15a〜15fとの係合状態を前述のように変更させ
ての制動力の調整ができる。
【0061】非調整時には、図10に示すように指挿入
孔19に透明蓋19aをすることによって砂や塵等の浸
入を阻止することができる。
【0062】また、指挿入孔19は、指を挿入していな
い場合は制動力調整状態を視認する為の窓孔となり、図
13に示すように回転体たるスプール4と一体的に設け
られた目盛り板20と回転体たるスプール4に回動位置
決め可能に設けられたカム板7に設けられた指針21と
の位置関係を視認することによって釣り人はスプール4
への制動力付与状態を知得できる。
【0063】尚、この実施の形態2においては、目盛り
板20をスプール4に、指針21をカム板7にそれぞれ
設けたが、両者を逆に設けても良く、目盛り板20をス
プール4に設けると共に指針21をスプール4に回動位
置決め可能に設けられた制動体支持板12に設けるよう
にしても良い。
【0064】又、この実施の形態2においては、制動体
14a〜14fを支承する制動体支持板12をスプール
4に固定し、該スプール4に固定された制動体支持板1
2に回動位置決め可能に支承したカム面9を設けたカム
板7を回動させて制動力を調整可能としたが、スプール
4と一体回転可能に設けたカム板7に制動体支持板12
をクリック機構13にて回動位置決め可能に支承するよ
うにしても良く、この場合に、カム面9をスプール4の
側面に直接設けるようにしても良い。
【0065】次に、上記構成の制動力調整装置の作用に
ついて説明する。
【0066】スプール4に対して制動力を加えない場合
は、図11に示すように制動体14a〜14fの全てが
制動環体8に当接不能になるよう全制動体14a〜14
fの係合ピン15a〜15fをカム溝7aの曲率半径の
小さい方のカム面9で拘束する。カム溝7aと制動体1
4a〜14fとがこのような状態にある場合は、スプー
ル4を高速回転させても制動体14a〜14fが制動環
体8に当接しないためスプール4には制動力が加えられ
ない。
【0067】そこで制動力を少しずつ加えるべく、透明
蓋19aを側板2から外し指挿入孔19から指を側板2
内に挿入しカム板7をリール本体1に対して固定した上
で、スプール4を少しばかり回転させる。スプール4の
操作は図13に示す表示手段の目盛を見ながら目盛が
「0」から「1」に進むように行う。スプール4はリー
ル本体1に対し16度程度回転する。これにより図14
に示す様に、一つ目の制動体14aの係合ピン15aが
カム溝7aの曲率半径の小さいカム面9から曲率半径の
大きい方のカム面9に相対移動し、一つ目の制動体14
aが制動環体8に対し当接可能な状態になる。そこでス
プール4を高速回転させるとこの一つ目の制動体14a
が遠心力で支軸23の周りを遠心方向に回動して制動環
体8に当接することとなり、スプール4に極めて小さな
制動力が加えられる。
【0068】この図14の状態からスプール4を釣糸繰
出し方向に更に16度相対回転させると、図15に示す
様に、二つ目の制動体14bの係合ピン15bがカム溝
7aによる拘束を解かれ、一つ目の制動体14aと共に
制動環体8に当接可能になる。そこでスプール4を高速
回転させると二つの制動体14a,14bが制動環体8
に当接し、小さな制動力がスプール4に付与されること
になる。
【0069】この図15の状態からスプール4を釣糸繰
出し方向に更に16度ずつ回転させて行くと、三つ目の
制動体14c、四つ目の制動体14d、五つ目の制動体
14e、六つ目の制動体14f・・・が順次カム溝7a
による拘束を解かれて制動環体8に当接可能になり、図
16に示すようにすべての制動体14a〜14fが解放
されると最大の制動力を得ることができる。
【0070】このようにカム板7をリール本体1に対し
固定した上でスプール4を釣糸繰出し方向に回転させる
に従って制動環体8に当接可能な制動体14a〜14f
の個数が増大し、スプール4を高速回転させた場合のス
プール4に付与される制動力を強めることができ、逆に
釣糸巻取り方向に回転させると制動環体8に当接可能な
制動体14a〜14fの個数が減少し、スプール4を高
速回転させた場合のスプール4に付与される制動力を弱
めることができる。
【0071】何個の制動体14a〜14fがカム溝7a
からの拘束を解かれて制動環体8に接触可能であるか
は、表示手段である指針21が目盛り板20上のどの数
字を示すかで容易に認識される。
【0072】以上のような制動力の調整により制動力が
適正な大きさに決定されることで仕掛けの投擲時におけ
るバックラッシュの発生が防止される。
【0073】<実施の形態3>図17乃至図20に示す
ように、この両軸受けリールは120度の角度で2個ず
つ重畳集約した揺動制動体14a〜14fを備えてい
る。
【0074】回転体たるスプール4には、実施の形態2
と同様に制動体支持板12を介して制動体14a〜14
fが軸支され、制動体支持板12に回動位置決め可能に
カム板7が支承されている。
【0075】制動体支持板12に対して6個の制動体1
4a〜14fがスプール4の回転軸芯を中心に120度
の角度を持たせて、即ち回転軸芯を挟んで三方向の同一
角度位置に2個ずつ集約させて取り付け、上記カム面9
を外周に形成したカム溝7aが制動体14a〜14fを
取り付けた120度の角度に略対応させて形成されてい
る。
【0076】そして、スプール4の回転軸芯に対して三
方向に2個ずつ集約されて取り付けられる制動体14a
〜14fを制動体支持板12に対して重畳させて軸支し
ている。
【0077】図18及び図19は、全ての制動体14a
〜14fの係合ピン15a〜15fがカム面9の制動環
体8から離れた低所に係合された制動環体8に当接不能
な状態を示している。カム面9と制動体14a〜14f
とがこのような状態にある場合は、スプール4を高速回
転させても制動体14a〜14fが制動環体8に当接し
ないために、スプール4に制動力が付与されない。
【0078】図18の状態から図21、図22、図23
に図示するようにカム板7に対して制動体支持板12を
釣糸繰出し方向に11度ずつ回転させていくと図19に
示す制動体14a〜14fの係合ピン15a〜15fが
順次カム面9の制動環体8に近い高所に順次移動して制
動環体8に当接可能な状態になり、制動力が順次強まっ
てゆく。
【0079】逆に、固定したカム板7に対し制動体支持
板12を釣糸巻取り方向に回転させた場合は、回転角度
に応じて図11に於ける制動体14f〜14aの係合ピ
ン15f〜15aがカム面9の制動環体8から離れた低
所に順次移動してスプール4に付与される制動力を弱め
ることができる。
【0080】これらの調整時に於いても、制動体14a
〜14fは回転軸芯を中心として順次制動環体8に当接
又は当節不能な状態に切り換えるために、スプール4の
回転バランスを大きく崩すことなくスプール4への制動
力を軽減させることができる。
【0081】その他、ロック手段として実施の形態2に
おけると同様に指挿入孔19を備える。また、制動力の
調整加減を確認するための表示手段もリール本体1の外
部から視認可能に設けられている。
【0082】なお、上記各実施の形態1,2,3に於い
ては、6個の制動体14a〜14fをスプール4の回転
軸芯を中心に180度の角度を持たせて3個ずつ、又は
120度の角度を持たせて2個づつ集約して制動体支持
板12に設けるようにしたが、9個の制動体14a〜1
4f・・・を120度の角度を持たせ3個ずつ、8個の
制動体14a〜14f・・・を90度の角度を持たせ2
個ずつ、12個の制動体14a〜14f・・・を90度
の角度を持たせ3個ずつ集約して設けても良い。
【0083】また、上記各実施の形態に於いては、カム
面9をカム板7に形成したカム溝7aの外周面に形成し
たが、カム板7の回動支持部に形成した筒状部の外周面
にカム面9を突設して制動体14a・・・の基端部に当
接させるようにしても良い。
【0084】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、次のよう
な効果を得ることができる。
【0085】 回転体に対して回転軸芯を中心に同一
角度をもたせて少なくとも2個以上の制動体を集約させ
て取り付けると共に、カムを制動体の取り付け角度にほ
ば対応させて周方向に形成したために、制動体とカムと
の相対的な回転にて集約された制動体のうちの一つずつ
を順次制動環体に当接可能な状態、又は当接不可能な状
態に切り換えることができるから、回転バランスを崩す
ことのない制動力の調整ができる。
【0086】 集約させて取り付けられた2個以上の
制動体を単一のカムで制御するために、例えば6個の制
動体を2個ずつ120度の角度で配置した場合は、最大
で120度÷6段階=約20度の制動体とカムとの相対
的な回動角度で調整できるようになり、6個の制動体を
3個ずつ180度の角度で配置した場合は、最大で18
0度÷6段階=約30度の制動体とカムとの相対的な回
動角度で調整できるようになるから、調整回動角度を大
きくでき、調整の表示目盛り等も大きくできるので、調
整作業の簡易化を図ることができる。
【0087】 又、大きな回動角度の範囲でカムを形
成すればよいので、生産性の向上を図ることができる。
【0088】 更にカムの傾斜角度を小さくできるか
らスムーズな制動力の切換作業ができて釣り人に違和感
を与えない。
【0089】 大きな回動角度の範囲でカムを形成で
きるから、可及的にカムを形成する径や制動体を配置す
る径の小径化を図ることができるために、リール本体内
の占有スペースを小さくでき、リールの小型・軽量化、
並びに設計の自由度を向上することができる。
【0090】 その他、従来技術の有する問題点の解
決も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る制動力調整装置を
備えた両軸受けリールの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る制動力調整装置を
示す水平断面図である。
【図3】図2中III−III線矢視図である。
【図4】図2中IV−IV線矢視図である。
【図5】図2中V−V線矢視図である。
【図6】一個の制動体を解放した状態を示す図3と同様
な図である。
【図7】二個の制動体を解放した状態を示す図3と同様
な図である。
【図8】全制動体を解放した状態を示す図3と同様な図
である。
【図9】制動体の制動環体内への組み込み状態を示す部
分断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る制動力調整装置
を示す水平断面図である。
【図11】図10中XI−XI線矢視図である。
【図12】図10中XII−XII線矢視図である。
【図13】図10中XIII−XIII線矢視図であ
る。
【図14】一個の制動体を解放した状態を示す図11と
同様な図である。
【図15】二個の制動体を解放した状態を示す図11と
同様な図である。
【図16】全制動体を解放した状態を示す図11と同様
な図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係る制動力調整装置
を示す水平断面図である。
【図18】図17中XVIII−XVIII線矢視図で
ある。
【図19】図17中XIX−XIX線矢視図である。
【図20】図17中XX−XX線矢視図である。
【図21】一個の制動体を解放した状態を示す図18と
同様な図である。
【図22】二個の制動体を解放した状態を示す図18と
同様な図である。
【図23】全制動体を解放した状態を示す図18と同様
な図である。
【符号の説明】
1…リール本体 4…スプール 7…カム板 8…制動環体 9…カム面 14a〜14f…制動体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール又はスプールヘの回転伝動系中
    の回転体に該回転体の回転遠心力によって移動(摺動又
    は揺動)可能に取り付けられた制動体と、該制動体が移
    動時に当接しうるように固定部に上記回転体の回転軸芯
    と同軸芯上に設けられた制動環体とからなり、上記回転
    体の一側面又は/及び該回転体の一側面と上記制動体を
    挟むように取り付けられたカム板との上記制動体と対向
    する面の少なくとも一方又は取付部の外周面に上記回転
    体の回転軸芯を中心として周方向に上記制動環体への移
    動量を異ならせるように形成したカムに対して上記制動
    体を係合させ、上記カムヘの制動体の係合選択にて制動
    体の移動を規制しうるように上記制動体又はカム板の一
    方を上記回転体に対して回動位置決め可能に設けた両軸
    受けリールの制動力調整装置において、上記回転体に対
    して回転軸芯を中心に同一角度をもたせて少なくとも2
    つ以上の上記制動体を集約させて取り付け、上記カムを
    上記制動体の取り付け角度に略対応させて周方向に形成
    したことを特徴とする両軸受けリールの制動力調整装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000086A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Shimano Inc 両軸受リールのスプール制動装置
CN106172291A (zh) * 2015-05-27 2016-12-07 株式会社岛野 双轴承渔线轮

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JP2013000086A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Shimano Inc 両軸受リールのスプール制動装置
CN106172291A (zh) * 2015-05-27 2016-12-07 株式会社岛野 双轴承渔线轮

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