JP2001178334A - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JP2001178334A
JP2001178334A JP32571199A JP32571199A JP2001178334A JP 2001178334 A JP2001178334 A JP 2001178334A JP 32571199 A JP32571199 A JP 32571199A JP 32571199 A JP32571199 A JP 32571199A JP 2001178334 A JP2001178334 A JP 2001178334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は魚釣用電動リールに関し、釣場の状
況変化や釣法の変更等に対応したスプールモータの変速
操作が可能な魚釣用電動リールを提供することを目的と
する。 【解決手段】 リール本体に回転可能に支持されたスプ
ールを駆動するスプールモータと、当該スプールモータ
のモータ出力を調節するモータ出力調節手段と、当該モ
ータ出力調節手段の操作部材とを備え、当該操作部材に
よるスプールモータのモータ出力の調節を、モータ出力
を連続的に増減調節する常用出力調節範囲と、当該常用
出力調節範囲を超える出力で巻取り操作を行う高出力範
囲の2段階に設定し、これらを選択使用可能としたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体に装着
したスプールモータのモータ出力を調節可能とした魚釣
用電動リールに関する。
【0002】
【従来の技術】船釣り等、一般に深場の魚層を対象とし
た魚釣りを行う場合、魚釣用電動リール(以下、「電動
リール」という)が広く用いられている。従来周知のよ
うに、この電動リールは、リール本体に装着したスプー
ルモータの駆動でスプールを回転させて釣糸の巻取りを
行うもので、釣果の向上を図るため、昨今では調節レバ
ー(操作部材;モータ出力調節体)の操作で釣糸巻取り
時のモータ出力を調節可能とした電動リールが特開平6
−7060号公報で知られている。
【0003】この電動リールは、ハンドルが取り付くリ
ール本体の一側部に、調節レバーをハンドルの巻取り方
向と同方向へ回転可能に装着すると共に、当該調節レバ
ーの操作に応じてスプールモータのモータ出力を連続的
に増減させるポテンショメータ等のモータ出力調節手段
をリール本体に装着したもので、この電動リールによれ
ば、調節レバーの操作によってモータ出力の調節を容易
且つ迅速に行えるため、釣場の状況に応じた良好な変速
操作が可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の釣り
に於ては、様々な釣場の状況変化(対象魚や釣法の変更
等)に遭遇することがあり、適切な対応が要求される。
例えば、口切れのし易い魚に対する微妙な低,中速状態
での巻取り変速操作、魚との対応時の変速操作と空巻き
状態での高速巻取りの切換操作(迅速な手返し)、仕掛
けへの様々なアクション(高速巻取り状態で竿を細かく
あおって魚の当たりを取るショートリトリーブや、竿を
大きくあおって下ろし乍ら素早く巻き取る方法等)を、
狙う獲物によって使い分ける釣法等が知られている。
【0005】このように実際の釣りには、釣場の状況変
化に加えて釣法の変更も考えられるため、仕掛けをスプ
ールモータで巻き取るに当たり、上述の如き従来技術の
ようにモータ出力の連続的な増減による変速操作だけで
は十分に対応しきれない等の課題が残されていた。本発
明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣場の状況変
化や釣法の変更等に対応したスプールモータの変速操作
が可能な電動リールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る電動リールは、リール本体に回転可
能に支持されたスプールを駆動するスプールモータと、
当該スプールモータのモータ出力を調節するモータ出力
調節手段と、当該モータ出力調節手段の操作部材とを備
え、当該操作部材によるスプールモータのモータ出力の
調節を、モータ出力を連続的に増減調節する常用出力調
節範囲と、当該常用出力調節範囲を超える出力で巻取り
操作を行う高出力範囲の2段階に設定し、これらを選択
使用可能としたことを特徴とする。
【0007】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の電動リールに於て、リール本体に、操作部材を変
位可能に装着すると共に、当該操作部材を、常用出力調
節範囲と高出力範囲とに切換可能としたことを特徴と
し、請求項3に係る発明は、請求項2記載の電動リール
に於て、操作部材とリール本体との間に、当該操作部材
の常用出力調節範囲から高出力範囲への切換えを規制
し、且つこの規制を解除する移動規制手段を設けたこと
を特徴とする。
【0008】また、請求項4に係る発明は、請求項1記
載の電動リールに於て、リール本体に、モータ出力の常
用出力調節範囲の操作を可能とする第一の操作部材を変
位可能に装着すると共に、当該第一の操作部材と形態及
び操作方法の異なる第二の操作部材で、モータ出力の高
出力範囲の操作を可能としたことを特徴とし、請求項5
に係る発明は、請求項4記載の電動リールに於て、第二
の操作部材が、第一の操作部材に変位可能に装着されて
いることを特徴とし、請求項6に係る発明は、請求項4
記載の電動リールに於て、第二の操作部材がリール本体
の操作パネル上に装着されていることを特徴としてい
る。
【0009】そして、請求項7に係る発明は、請求項1
乃至請求項6記載のいずれか1項に記載の電動リールに
於て、常用出力調節範囲に、巻取り停止状態のモータ出
力オフ位置を設定したものである。
【0010】(作用)各請求項に係る発明によれば、釣
人が常用出力調節範囲で操作部材を操作することでモー
タ出力が連続的に制御され、また、高出力範囲で釣糸は
高速で巻き取られる。
【0011】従って、釣場の状況や魚種等に応じて釣糸
巻取り速度の微妙な変速操作が行え、実釣時の様々な釣
場の状況変化に対して十分な対応が可能となり、また、
常用出力調節範囲と高出力範囲を使い分けることによっ
て、様々なアクションを仕掛けに容易に加えることがで
き、而も、巻取り操作時に於ける空巻き対応も容易とな
る。
【0012】そして、請求項3に係る発明によれば、モ
ータ出力使用範囲の切換操作を節度をもって使い分ける
ことができ、請求項7に係る発明によれば、常用出力調
節範囲で操作部材をモータ出力オフ位置に操作するとス
プールモータが停止するため、巻取り停止からモータ出
力の連続的な増減制御の一連の操作ができることとな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0014】図1乃至図5は請求項1乃至請求項3及び
請求項7に係る電動リールの第一実施形態を示し、図
中、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレー
ム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間にスプー
ル軸9を介してスプール11が回転可能に支持されてお
り、スプール軸9はスプール11の軸心を貫通し、軸受
13,15を介して側板5,7間に支持されている。
【0015】スプール11は、スプールモータ17の駆
動やハンドル19の巻取り操作で回転して釣糸が巻回さ
れるようになっており、スプールモータ17は、スプー
ル11前方のフレーム1に一体成形されたモータケース
21内に収納されている。そして、側板5内には、スプ
ールモータ17のモータ軸17aの一端側に装着された
遊星歯車とこれに噛合する太陽歯車や内歯歯車からなる
減速機構23と、複数枚の歯車25a,25b,25c
からなる動力伝達機構25が装着されており、スプール
モータ17の駆動力が当該減速機構23と動力伝達機構
25を介してスプール軸9に伝達されるようになってい
る。
【0016】而して、スプール軸9は、スプール11の
中央を貫通してその他端側が側板7内に突出している
が、その突出端にハンドル操作の回転力をスプール11
に伝達させる従来周知の動力伝達機構27や、スプール
11を釣糸巻取り状態(クラッチON)と釣糸繰出し状
態(クラッチOFF)とに切り換えるクラッチ機構29
が装着されている。
【0017】そして、図1及び図2に示すように側板7
の側部後方には、上記クラッチ機構29のクラッチレバ
ー31が装着されており、当該クラッチレバー31の操
作でクラッチ機構29がクラッチON/OFF状態に切
り換わって、スプールモータ17やハンドル19の駆動
力がスプール11に伝達,遮断されるようになってい
る。
【0018】また、上記歯車25bにはマグネット33
が装着されると共に、当該マグネット33の回転軌跡に
対向して一対のリードスイッチ35がフレーム1に装着
されており、リードスイッチ35は、リール本体3上部
の側板5,7間に装着した制御ボックス37内のマイク
ロコンピュータに接続されている。
【0019】而して、マイクロコンピュータには、特開
平5−103567号公報で開示された電動リールと同
様な糸長計測装置が組み込まれており、マイクロコンピ
ュータは、リードスイッチ35から出力されるスプール
11の正転,逆転の判定信号をCPUに取り込んで釣糸
の繰出しか巻取りかを判定すると共に、リードスイッチ
から取り込むスプール11の回転パルス信号をアップ・
ダウンカウンタでカウントして、この計数値を基にRO
Mに記憶された糸長計算式をCPUで演算実行するよう
になっている。そして、その演算結果が、釣糸の糸長
(繰出し量)として制御ボックス37上の操作パネル3
9に設けた表示器41に表示されるようになっている。
【0020】そして、ハンドル19が取り付く側板7の
側部前方には、特開平6−7060号公報で開示された
電動リールと同様、スプールモータ17のモータ出力を
増減して釣糸の巻取り速度を調節する調節レバー(操作
部材)43が、リール本体3の前後方向へ所定の角度に
亘って回転可能に装着されているが、図2に示すように
本実施形態は、調節レバー43によるモータ出力の調節
を、モータ出力オフ状態からモータ出力70%まで連続
的にモータ出力を増減調節可能な常用出力調節範囲W1
と、モータ出力100%で巻取り操作を行う高出力範囲
W2の2段階に設定すると共に、調節レバー43の常用
出力調節範囲W1から高出力範囲W2への切換えを規制
し、また、この規制を解除する移動規制手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0021】即ち、図3に示すように調節レバー43
は、側板7に一体成形された筒状部45に装着され、そ
して、当該筒状部45に内蔵されたポテンショメータ4
7に操作軸49を介して連結されている。そして、調節
レバー43には、筒状部45の内周方向へ折曲する係止
片51が挿入側端部に形成された断面L字状のスイッチ
53が、調節レバー43の上下方向(図中、矢印A,B
方向)へ移動可能に挿着されている。
【0022】また、スイッチ53には、調節レバー43
に設けた案内溝55に係合するスプリング支持片57が
突設され、そして、当該案内溝55には、スプリング支
持片57を介してスイッチ53を矢印A方向へ付勢する
1本のコイルスプリング59が介装されており、当該コ
イルスプリング59のバネ力で、スイッチ53の先端が
調節レバー43の先端から外方へ常時突出するようにな
っている。
【0023】一方、図4及び図5に示すように上記筒状
部45の上部内周には、コイルスプリング59のバネ力
によって上記係止片51が当接する第一スライド部61
と、当該第一スライド部61より厚肉な第二スライド部
63が、調節レバー43の回転方向に沿って連設されて
おり、第一スライド部61と第二スライド部63との間
に段部65が形成されている。
【0024】そして、第一スライド部61の他方端側に
は、上記係止片51が係止するストッパ片67が突設さ
れ、また、第二スライド部63の他方端側にも上記係止
片51が係止するストッパ片69が突設されており、調
節レバー43は第一スライド部61に係止片51が当接
し乍ら、筒状部45の軸心Oを中心に90°の角度θ1
に亘って矢印C,D方向へ回転できるようになってお
り、この角度θ1に亘る調節レバー43の操作範囲が、
既述した常用出力調節範囲W1に相当する。
【0025】従って、従来と同様、本実施形態に於て
も、調節レバー43の操作によるポテンショメータ47
の抵抗値の変化がマイクロコンピュータに入力されて、
マイクロコンピュータは、調節レバー43の操作量に応
じたパルス信号のデューティ比としてスプールモータ1
7への駆動電流通電時間率を可変制御してモータ出力を
制御するが、図4の実線で示すように上記ストッパ片6
7に係止片51が係止して、調節レバー43の矢印D方
向への移動が規制された位置でモータ出力オフ状態とな
り、そして、第一スライド部61に沿って調節レバー4
3を矢印C方向へ操作するに従い、モータ出力がオフ状
態から70%まで連続的に制御されるようになってお
り、調節レバー43の出力増加方向(矢印C方向)は、
ハンドル19の巻取り回転方向と同方向である。
【0026】そして、上記スイッチ53(係止片51)
と段部65が、調節レバー43の移動規制手段として機
能し、図5の如く当該段部65に係止片51が当接して
調節レバー43の矢印C方向への操作が規制されるが、
斯かる状態で釣人がコイルスプリング59のバネ力に抗
してスイッチ53を矢印B方向へ押圧操作すると、段部
65と係止片51との係止状態が解除されて、係止片5
1が第二スライド部63に当接し乍ら調節レバー43が
矢印C,D方向へ回転操作可能となる。そして、矢印C
方向へ調節レバーを30°回転操作した処で係止片51
がストッパ片69に係止してその移動が規制されるよう
になっており、この筒状部45の軸心Oを中心とする3
0°の角度θ2が既述した高出力範囲W2に相当する。
【0027】而して、この高出力範囲W2では、図5の
二点鎖線で示すように上記係止片51がストッパ片69
に係止した処、即ち、調節レバー43がモータ出力オフ
状態から120°(θ1+θ2)回転した処で、マイクロ
コンピュータがモータ出力100%でスプールモータ1
7を駆動して、釣糸を最高速で巻き取るように構成され
ている。
【0028】そして、斯かる状態で釣人がスイッチ53
を操作することなく調節レバー43を矢印D方向へ戻す
に従い、係止片51がコイルスプリング59の復元力に
よって第二スライド部63から第一スライド部61に移
行し、再び常用出力調節範囲W1に於て、モータ出力オ
フ状態からモータ出力70%の範囲でスプールモータ1
7のモータ出力が連続的に制御されるようになってい
る。
【0029】その他、図1に於て、71はモータ軸17
aに装着した一方向クラッチ、73は操作パネル39上
に設けたリセットスイッチを示し、当該リセットスイッ
チ73の操作で、マイクロコンピュータは表示器41の
糸長表示値を「0(m)」に戻すようになっている。本
実施形態に係る電動リール75は、このように構成され
ているから、釣人が常用出力調節範囲W1で調節レバー
43を操作すれば、モータ出力オフ状態からモータ出力
70%の範囲でスプールモータ17のモータ出力が連続
的に制御されるので、口切れのし易い魚に対しこの常用
出力調節範囲W1を使用することで、微妙な低,中速状
態での巻取り操作が可能となる。
【0030】そして、この常用出力調節範囲W1から、
釣人がコイルスプリング59のバネ力に抗してスイッチ
53を矢印B方向へ押圧操作して段部65と係止片51
との係止状態を解除すれば、調節レバー43が常用出力
調節範囲W1から高出力範囲W2に切り換わる。そして、
釣人が図5の二点鎖線で示すように係止片51がストッ
パ片69に係止するまで調節レバー43を矢印C方向へ
30°回転操作すると、スプールモータ17がモータ出
力100%で駆動するので、常用出力調節範囲W1と高
出力範囲W2との切換操作によって、魚との対応時の変
速操作と空巻き状態でのモータ出力100%での高速巻
取りの切換操作や、高速巻取り状態で竿を細かくあおっ
て魚の当たりを取ったり、竿を大きくあおって下ろし乍
ら素早く巻き取る等、狙う獲物によって仕掛けの様々な
アクションができることとなる。
【0031】このように本実施形態によれば、釣場の状
況や魚種等に応じて釣糸巻取り速度の微妙な変速操作が
行えるので、実釣時の様々な釣場の状況変化に対して十
分な対応が可能であり、また、常用出力調節範囲W1と
高出力範囲W2を使い分けることによって、容易に様々
なアクションを仕掛けに加えることができるので、狙う
獲物によって異なる釣法にも柔軟な対応が可能となると
共に、巻取り操作時に於ける空巻き対応も容易に行える
こととなった。
【0032】また、本実施形態は、調節レバー43によ
ってスプールモータ17のオフ操作(モータ出力オフ状
態)ができるため、巻取り停止からモータ出力の連続的
な増減制御の一連の操作が可能且つ簡素化されることと
なって操作性が向上すると共に、ハンドル19を装着し
たリール本体3の一側部に調節レバー43を装着して、
そのモータ出力増加方向とハンドル19の巻取り回転方
向を同方向に設定したので、電動リール75を握持する
手をずらすことなくこれを良好に保持した状態で調節レ
バー43によるモータ出力の調整が可能となると共に、
ハンドル19による巻取り操作と調節レバー43による
変速操作との複合操作が容易に行える利点を有する。
【0033】更にまた、本実施形態によれば、常用出力
調節範囲W1から高出力範囲W2への切換えを規制し、且
つこの規制を解除する移動規制手段を設けているため、
モータ出力使用範囲の切換操作を節度をもって容易に使
い分けることが可能である。図6及び図7は請求項1乃
至請求項3及び請求項7の第二実施形態に係る電動リー
ルの要部を示し、以下、本実施形態を図面に基づき説明
するが、上記第一実施形態と同一のものには同一符号を
付してそれらの説明は省略する。
【0034】図6に於て、43-1は上記調節レバー43
と同様、側板7の筒状部45-1に装着された調節レバ
ー、77は当該調節レバー43-1に設けたストッパ取付
孔79内に挿着されたストッパで、当該ストッパ77
は、その外周に形成されたフランジ81とストッパ取付
孔79の底部との間に介装されたコイルスプリング83
によって、筒状部45-1の先端に常時当接するように矢
印E方向へ付勢されている。
【0035】一方、図7に示すように筒状部45-1の上
部側先端には、上記ストッパ77が係合可能な幅mを有
するスライド溝85がストッパ77の軌跡に沿って形成
されると共に、ストッパ77が係合可能な係合孔87が
ストッパ77の軌跡上に形成されており、スライド溝8
5と係合孔87の間には、当該スライド溝85よりも浅
く幅狭で単にストッパ77の先端が当接するだけの案内
溝89が、同じくストッパ77の軌跡に沿って形成され
ている。
【0036】そして、調節レバー43-1は、ストッパ7
7が上記スライド溝85に係合し乍ら、筒状部45-1の
軸心Oを中心に90°の角度θ1に亘って矢印C,D方
向へ回転できるようになっており、この角度θ1に亘る
調節レバー43-1の操作範囲が、第一実施形態と同様、
モータ出力の常用出力調節範囲W1となっている。従っ
て、本実施形態に於ても、図6の実線で示すようにスト
ッパ77がスライド溝85の一端部91に係止して調節
レバー43-1の矢印D方向への移動が規制された位置で
モータ出力オフ状態となり、そして、スライド溝85に
沿って調節レバー43-1を矢印C方向へ操作するに従
い、モータ出力がオフ状態から70%まで連続的に制御
されるようになっており、調節レバー43-1の出力増加
方向(矢印C方向)は、ハンドル19の巻取り回転方向
と同方向である。
【0037】そして、ストッパ77とスライド溝85の
他端部93が調節レバー43-1の移動規制手段として機
能し、ストッパ77が当該他端部93に当接して調節レ
バー43-1の矢印C方向への操作が規制されるが、斯か
る状態で釣人がコイルスプリング83のバネ力に抗して
調節レバー43-1を更に矢印C方向へ回転操作すると、
ストッパ77とスライド溝85の他端部93との係止状
態が解除されて、ストッパ77の先端が案内溝89に当
接し乍ら、調節レバー43-1が矢印Cへ回転操作可能と
なる。そして、矢印C方向へ調節レバー43-1を30°
回転操作した処で、コイルスプリング83の復元力でス
トッパ77が係合孔87に係合してその移動が規制され
るようになっており、この筒状部45の軸心Oを中心と
する30°の角度θ2が高出力範囲W2となっている。
【0038】而して、この高出力範囲W2に於ては、ス
トッパ77が係合孔87に係合した処、即ち、調節レバ
ー43-1がモータ出力オフ状態から120°(θ1+θ
2)回転した処で、マイクロコンピュータがモータ出力
100%でスプールモータ17を駆動して、釣糸を最高
速で巻取り制御するように構成されている。そして、釣
人がコイルスプリング83のバネ力に抗して調節レバー
43-1を矢印D方向へ戻すと、係合孔87とストッパ7
7との係合状態が解除されて、ストッパ77は案内溝8
9を経てスライド溝85に係合し、再び常用出力調節範
囲W1に於て、モータ出力オフ状態からモータ出力70
%の範囲でスプールモータ17のモータ出力が連続的に
制御されるようになっている。
【0039】本実施形態に係る電動リール95は、この
ように構成されており、上記第一実施形態と同様、釣人
が常用出力調節範囲W1で調節レバー43-1を操作すれ
ば、モータ出力オフ状態からモータ出力70%の範囲で
スプールモータ17のモータ出力が連続的に制御される
ため、口切れのし易い魚に対しこの常用出力調節範囲W
1を使用することで、微妙な低,中速状態での巻取り操
作が可能となる。
【0040】そして、この常用出力調節範囲W1から、
釣人がコイルスプリング83のバネ力に抗して調節レバ
ー43-1を更に矢印C方向へ回転操作すれば、調節レバ
ー43-1が常用出力調節範囲W1から高出力範囲W2に切
り換わることとなる。そして、ストッパ77が係合孔8
7に係合するまで調節レバー43-1を矢印C方向へ30
°回転操作すると、スプールモータ17がモータ出力1
00%で駆動することとなる。
【0041】従って、本実施形態によっても、実釣時の
様々な釣場の状況変化に対して十分な対応が可能であ
り、また、常用出力調節範囲W1と高出力範囲W2を使い
分けることによって、様々なアクションを仕掛けに容易
に加えることができるため、狙う獲物によって異なる釣
法にも柔軟な対応が可能となると共に、巻取り操作時に
於ける空巻き対応も容易に行えることとなった。
【0042】而も、本実施形態にあっても、調節レバー
43-1によってスプールモータ17のオフ操作ができる
ため、巻取り停止からモータ出力の連続的な増減制御の
一連の操作が可能且つ簡素化されることとなって操作性
が向上すると共に、ハンドル19を装着したリール本体
3の一側部に調節レバー43-1を装着して、そのモータ
出力増加方向とハンドル19の巻取り回転方向を同方向
に設定しているため、電動リール95を握持する手をず
らすことなくこれを良好に保持した状態で調節レバー4
3-1によるモータ出力の調整が可能となると共に、ハン
ドル19による巻取り操作と調節レバー43-1による変
速操作との複合操作が容易に行える利点を有する。
【0043】更にまた、本実施形態にあっても、常用出
力調節範囲W1から高出力範囲W2への切換えを規制し、
且つこの規制を解除する移動規制手段を設けているた
め、モータ出力使用範囲の切換操作を節度をもって容易
に使い分けることが可能である。
【0044】図8及び図9は請求項1,請求項4,請求
項5及び請求項7に係る電動リールの一実施形態を示
し、以下、本実施形態を図面に基づき説明するが、本実
施形態に於ても、図1に示す実施形態と同一のものには
同一符号を付してそれらの説明は省略する。図8に於
て、43-2は側板7の筒状部45-2に装着された調節レ
バー(第一の操作部材)で、図9に示すように当該調節
レバー43-2は、筒状部45-2の軸心を中心に、リール
本体3の前後方向へ90°の角度に亘って矢印C,D方
向へ回転できるように装着されており、この90°の角
度に亘る調節レバー43-2の操作範囲が、図1に示す実
施形態と同様、モータ出力の常用出力調節範囲W1とな
っている。
【0045】従って、本実施形態に於ても、図9の実線
で示すように矢印D方向への調節レバー43-2の移動が
規制された位置でモータ出力がオフ状態となり、そし
て、調節レバー43-2を矢印C方向へ操作するに従い、
ポテンショメータの抵抗値の変化がマイクロコンピュー
タに入力されて、マイクロコンピュータは、調節レバー
43-2の操作量に応じスプールモータ17への駆動電流
通電時間率を可変制御して、モータ出力をオフ状態から
70%まで連続的に制御するようになっており、調節レ
バー43-2の出力増加方向(矢印C方向)は、ハンドル
19の巻取り回転方向と同方向である。
【0046】また、図中、97は調節レバー43-2の先
端に装着された押しボタン式の操作スイッチ(第二の操
作部材)で、モータ出力の調節が常用出力調節範囲W1
の状態でこの操作スイッチ97を操作すると、モータ出
力の調節がモータ出力100%で巻取り操作を行う高出
力範囲へと切り換わり、当該操作スイッチ97のON信
号を入力したマイクロコンピュータは、スプールモータ
37をモータ出力100%で駆動させるようになってい
る。
【0047】そして、斯かる状態で操作スイッチ97を
再び押圧操作すると、マイクロコンピュータはモータ出
力の調節を高出力範囲から常用出力調節範囲W1へ切り
換えて、再び調節レバー43-2の操作位置でモータ出力
を制御するようになっている。尚、その他の構成は図1
に示す実施形態と同様であるので、それらの説明は省略
する。
【0048】本実施形態に係る電動リール99は、この
ように構成されているから、釣人が常用出力調節範囲W
1で調節レバー43-2を操作すれば、モータ出力オフ状
態からモータ出力70%の範囲でスプールモータ17の
モータ出力が連続的に制御されるので、口切れのし易い
魚に対しこの常用出力調節範囲W1を使用することで、
微妙な低,中速状態での巻取り操作が可能となる。
【0049】そして、この常用出力調節範囲W1で、釣
人が操作スイッチ97を操作すると、モータ出力の調節
がモータ出力100%で巻取り操作を行う高出力範囲へ
と切り換わって、当該操作スイッチ97のON信号を入
力したマイクロコンピュータは、スプールモータ37を
モータ出力100%で駆動し、また、斯かる状態で操作
スイッチ97を再び押圧操作すると、高出力範囲から常
用出力調節範囲W1へ切り換わって、再び調節レバー4
3-2の操作位置でモータ出力が制御されることとなる。
【0050】従って、調節レバー43-2と操作スイッチ
97による常用出力調節範囲W1と高出力範囲との切換
操作によって、魚との対応時の変速操作と空巻き状態で
のモータ出力100%での高速巻取りの切換操作や、高
速巻取り状態で竿を細かくあおって魚の当たりを取った
り、竿を大きくあおって下ろし乍ら素早く巻き取る等、
狙う獲物によって仕掛けの様々なアクションができるこ
ととなる。
【0051】このように本実施形態によっても、釣場の
状況や魚種等に応じて釣糸巻取り速度の微妙な変速操作
が行えるので、実釣時の様々な釣場の状況変化に対して
十分な対応が可能であり、また、常用出力調節範囲W1
と高出力範囲を使い分けることによって、容易に様々な
アクションを仕掛けに加えることができるので、狙う獲
物によって異なる釣法にも柔軟な対応が可能となると共
に、巻取り操作時に於ける空巻き対応も容易に行えるこ
ととなる。
【0052】また、本実施形態も、調節レバー43-2に
よってスプールモータ17のオフ操作ができるため、巻
取り停止からモータ出力の連続的な増減制御の一連の操
作が可能且つ簡素化されることとなって操作性が向上す
ると共に、ハンドル19を装着したリール本体3の一側
部に調節レバー43-2を装着して、そのモータ出力増加
方向とハンドル19の巻取り回転方向を同方向に設定し
たので、電動リール99を握持する手をずらすことなく
これを良好に保持した状態で調節レバー43-2によるモ
ータ出力の調整が可能となると共に、ハンドル19によ
る巻取り操作と調節レバー43-2による変速操作との複
合操作が容易に行える利点を有する。
【0053】図10は請求項1,請求項4,請求項6及
び請求項7に係る電動リールの第一実施形態を示し、図
中、43-3は側板7の筒状部45-3に装着された調節レ
バー(第一の操作部材)で、図9に示す調節レバー43
-2と同様、本実施形態の調節レバー43-3も、筒状部4
5-3の軸心を中心にリール本体3の前後方向へ90°の
角度に亘って回転できるようになっており、この90°
の角度に亘る調節レバー43-3の操作範囲が、モータ出
力をオフ状態から70%まで連続的に制御するモータ出
力の常用出力調節範囲となっている。そして、調節レバ
ー43-3の出力増加方向は、ハンドル19の巻取り回転
方向と同方向である。
【0054】而して、図8の実施形態では、調節レバー
43-2の先端に操作スイッチ97を装着したが、本実施
形態に係る電動リール101は、当該操作スイッチ97
と同一機能を有する押しボタン式の操作スイッチ103
(第二の操作部材)を、リール本体3の操作パネル39
上に装着したもので、その他の構成は図8に示す実施形
態と同様である。
【0055】本実施形態はこのように構成されており、
本実施形態によっても、図8に示す実施形態と同様、所
期の目的を達成することが可能となる。図11及び図1
2は請求項1,請求項4,請求項6及び請求項7に係る
電動リールの第二実施形態を示し、本実施形態は、図1
0の調節レバー43-3に代えて、これをダイヤル式の操
作部材に変更したものである。
【0056】即ち、図11中、105は側板7の筒状部
45-4に装着された回転式の調節ダイヤル(第一の操作
部材)で、図12に示すように当該調節ダイヤル105
は、操作軸を介してポテンショメータに連結された円筒
状の基台105aと、当該基台105aの外表面に突設
された摘み部105bとで構成されている。そして、図
12に示すように当該調節ダイヤル105は、筒状部4
5-4の軸心を中心に、リール本体3の前後方向へ90°
の角度に亘って矢印C,D方向へ回転できるようになっ
ており、この90°の角度に亘る調節ダイヤル105の
操作範囲が、図1に示す実施形態と同様、モータ出力の
常用出力調節範囲W1となっている。
【0057】従って、本実施形態に於ても、矢印D方向
への調節ダイヤル105の移動が規制された位置でモー
タ出力がオフ状態となり、そして、基台105aや摘み
部105bを摘んで調節ダイヤル105を矢印C方向へ
操作するに従い、ポテンショメータの抵抗値の変化がマ
イクロコンピュータに入力されて、マイクロコンピュー
タは、調節ダイヤル105の操作量に応じスプールモー
タ17への駆動電流通電時間率を可変制御して、モータ
出力をオフ状態から70%まで連続的に制御するように
なっている。そして、調節ダイヤル105の出力増加方
向(矢印C方向)は、ハンドル19の巻取り回転方向と
同方向である。
【0058】そして、操作パネル39上には、操作スイ
ッチ103が装着されており、モータ出力の調節が常用
出力調節範囲W1の状態でこの操作スイッチ103を操
作すると、モータ出力の調節がモータ出力100%で巻
取り操作を行う高出力範囲へと切り換わって、当該操作
スイッチ103のON信号を入力したマイクロコンピュ
ータが、スプールモータ37をモータ出力100%で駆
動させるようになっている。
【0059】そして、斯かる状態で操作スイッチ103
を再び押圧操作すると、マイクロコンピュータはモータ
出力の調節を、高出力範囲から常用出力調節範囲W1へ
切り換えて、再び調節ダイヤル105の操作位置でモー
タ出力を制御するようになっている。尚、その他の構成
は図1に示す実施形態と同様であるので、当該実施形態
と同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略
する。
【0060】本実施形態に係る電動リール107は、こ
のように構成されており、本実施形態によっても、上述
した各実施形態と同様、操作スイッチ103と調節ダイ
ヤル105の操作で、釣場の状況や魚種等に応じた釣糸
巻取り速度の微妙な変速操作が行えるので、実釣時の様
々な釣場の状況変化に対して十分な対応が可能であり、
また、常用出力調節範囲W1と高出力範囲を使い分ける
ことによって、容易に様々なアクションを仕掛けに加え
ることができるので、狙う獲物によって異なる釣法にも
柔軟な対応が可能となると共に、巻取り操作時に於ける
空巻き対応も容易に行えることとなる。
【0061】また、本実施形態も、調節ダイヤル105
によってスプールモータ17のオフ操作ができるため、
巻取り停止からモータ出力の連続的な増減制御の一連の
操作が可能且つ簡素化されることとなって操作性が向上
すると共に、ハンドル19を装着したリール本体3の一
側部に調節ダイヤル105を装着して、そのモータ出力
増加方向とハンドル19の巻取り回転方向を同方向に設
定したので、電動リール107を握持する手をずらすこ
となくこれを良好に保持した状態で調節ダイヤル105
によるモータ出力の調整が可能となると共に、ハンドル
19による巻取り操作と調節ダイヤル105による変速
操作との複合操作が容易に行える利点を有する。
【0062】尚、上述したように操作スイッチ97,1
03は、その押圧操作によって常用出力調節範囲と高出
力範囲が交互に切り換わるように構成したが、電動リー
ルに於ける従来のスプールモータのマニュアルスイッチ
と同様、操作スイッチ97,103を操作している間、
モータ出力の調節が常用出力調節範囲から高出力範囲に
切り換わって、操作スイッチ97,103から指を離す
と、高出力範囲から常用出力調節範囲に戻るように構成
してもよい。
【0063】また、モータ出力の常用出力調節範囲と高
出力範囲の夫々の設定値は、リールの形態,サイズの大
小、またはスプールモータの性能等によって種々設定さ
れるし、モータが性能的に有している最大出力に切り換
えてモータ駆動する以外に、モータ保護を考慮して、常
用出力調節範囲(例えば0〜60%)を超えるが、最大
出力値より多少低い出力値(例えば90%)を高出力値
として認定し、これを選択使用可能としてもよい。
【0064】更にまた、設定方法は、予め出荷段階で設
定されている場合と、リール本体上部の操作パネル上に
設けたスイッチの操作で任意に設定するように構成して
もよいし、常用出力調節範囲内で出力調節されるモータ
出力は、連続的な出力の増減調節でも、段階的な複数の
出力の増減でもよい。加えて、上記各実施形態では、調
節レバー43,43-1,43-2,43-3や調節ダイヤル
105を、夫々、側板7の側部前方にリール本体3の前
後方向へ所定の角度に亘って回転可能に装着したが、こ
れらの操作部材を操作パネル39上にスライド可能に操
作したり、当該操作パネル39上に所定の角度に亘って
回転可能に装着してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る発明
によれば、釣場の状況や魚種等に応じて巻取り速度の微
妙な変速操作が行えるので、実釣時の様々な釣場の状況
変化に対して十分な対応が可能であり、また、常用出力
調節範囲と高出力範囲を使い分けることによって、様々
なアクションを仕掛けに容易に加えることができるた
め、狙う獲物によって異なる釣法にも柔軟な対応が可能
となると共に、巻取り操作時に於ける空巻き対応も容易
に行えることとなった。
【0066】そして、請求項3に係る発明によれば、常
用出力調節範囲から高出力範囲への切換えを規制し、且
つこの規制を解除する移動規制手段を設けているため、
モータ出力使用範囲の切換操作を節度をもって容易に使
い分けることが可能である。また、請求項7に係る発明
によれば、操作部材によってスプールモータのオフ操作
ができるため、巻取り停止からモータ出力の連続的な増
減制御の一連の操作
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3及び請求項7の第一実施
形態に係る電動リールの平面図である。
【図2】図1に示す電動リールの側面図である。
【図3】図1に示す電動リールの要部切欠き平面図であ
る。
【図4】図1に示す電動リールの要部切欠き側面図であ
る。
【図5】図1に示す電動リールの要部切欠き側面図であ
る。
【図6】請求項1乃至請求項3及び請求項7の第二実施
形態に係る電動リールの要部切欠き平面図である。
【図7】図6に示す電動リールの要部切欠き側面図であ
る。
【図8】請求項1,請求項4,請求項5及び請求項7の
一実施形態に係る電動リールの平面図である。
【図9】図8に示す電動リールの側面図である。
【図10】請求項1,請求項4,請求項6及び請求項7
の第一実施形態に係る電動リールの平面図である。
【図11】請求項1,請求項4,請求項6及び請求項7
の第二実施形態に係る電動リールの平面図である。
【図12】図12に示す電動リールの側面図である。
【符号の説明】
3 リール本体 9 スプール軸 11 スプール 17 スプールモータ 29 クラッチ機構 31 クラッチレバー 43,43-1,43-2,43-3,調節レバー 45 筒状部 47 ポテンショメータ 51 係止片 53 スイッチ 59,83 コイルスプリング 61 第一スライド部 63 第二スライド部 65 段部 67,69 ストッパ片 75,95,99,101,107 電動リール 77 ストッパ 85 スライド溝 87 係合孔 89 案内溝 97,103 操作スイッチ 105 調節ダイヤル W1 常用出力調節範囲 W2 高出力範囲

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたスプ
    ールを駆動するスプールモータと、 当該スプールモータのモータ出力を調節するモータ出力
    調節手段と、 上記モータ出力調節手段の操作部材とを備え、 当該操作部材によるスプールモータのモータ出力の調節
    を、 モータ出力を連続的に増減調節する常用出力調節範囲
    と、 当該常用出力調節範囲を超える出力で巻取り操作を行う
    高出力範囲の2段階に設定し、これらを選択使用可能と
    したことを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. 【請求項2】 リール本体に、操作部材を変位可能に装
    着すると共に、当該操作部材を、常用出力調節範囲と高
    出力範囲とに切換可能としたことを特徴とする請求項1
    記載の魚釣用電動リール。
  3. 【請求項3】 操作部材とリール本体との間に、当該操
    作部材の常用出力調節範囲から高出力範囲への切換えを
    規制し、且つこの規制を解除する移動規制手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の魚釣用電動リール。
  4. 【請求項4】 リール本体に、モータ出力の常用出力調
    節範囲の操作を可能とする第一の操作部材を変位可能に
    装着すると共に、当該第一の操作部材と形態及び操作方
    法の異なる第二の操作部材で、モータ出力の高出力範囲
    の操作を可能としたことを特徴とする請求項1記載の魚
    釣用電動リール。
  5. 【請求項5】 第二の操作部材は、第一の操作部材に変
    位可能に装着されていることを特徴とする請求項4記載
    の魚釣用電動リール。
  6. 【請求項6】 第二の操作部材は、リール本体の操作パ
    ネル上に装着されていることを特徴とする請求項4記載
    の魚釣用電動リール。
  7. 【請求項7】 常用出力調節範囲に、巻取り停止状態の
    モータ出力オフ位置を設定したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項6記載のいずれか1項に記載の魚釣用電動
    リール。
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