JP3157139B2 - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JP3157139B2
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一弥 南部
有司 大竹
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体に回転
自在に支持されモータで巻き取り駆動されるスプール
を、動力伝達状態の釣糸巻き取り状態と、動力遮断状態
の釣糸繰り出し状態に切換えるクラッチ機構を備え、該
クラッチ機構の切換えと巻上げ変速操作を迅速に行うよ
うに改良した魚釣用電動リールに関する。
【0002】
【従来の技術】リール本体に回転自在に支持されモータ
で巻き取り駆動されるスプールを、動力伝達状態の釣糸
巻き取り状態と動力遮断状態の釣糸繰り出し状態に切換
えるクラッチ機構を備えると共に、釣場の状況に応じて
釣糸の巻き取り速度を微妙に変速すべく、モータ出力を
多段階に調節するモータ出力調節体をリール本体に前後
方向に向けて回転可能に支持するようにしたものが、特
開平5−168379号公報で知られている。この構成
により実釣り状況に即した微妙な巻き取り速度の変速が
可能となり、幅広い対応が可能となった。
【0003】実釣り時は、クラッチ機構を釣糸繰り出し
状態(クラッチオフ状態)に切換えた後、仕掛けを海中
に繰り出して所定の棚位置に到達した時にクラッチ機構
を巻き取り状態(クラッチオン状態)に切換えて、スプ
ールからの仕掛けの繰り出しを停止し魚の当たりを待
つ。そして魚がヒットしたらモータを駆動してスプール
を回転させ、釣糸を自動的に巻き取る一連の操作を船上
で行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような操作を行
うに際し、前記従来技術においては、クラッチ機構を釣
糸繰り出し状態に切換えた後、仕掛けを海中に繰り出し
て所定の棚位置に到達した時にリール本体の操作パネル
上に別に配設されたスイッチのプッシュ操作によりクラ
ッチモータを駆動してクラッチ機構を巻き取り状態に切
換える構成のため、仕掛けの繰り出し停止と以後の巻き
取り操作が別々の操作となり、実釣り時における仕掛け
の繰り出し、停止、巻き取り、の一連の連続した操作
を、迅速に且つ容易に行えないなどの課題を残してい
る。
【0005】従って本発明の目的は、前述の欠点を解決
し、釣糸の繰り出し状態と巻き取り状態とに切換えるク
ラッチ機構の切換操作と、巻き取り速度の連続変速と
を、モータ出力調節体のみの操作で迅速に行うことの出
来る魚釣用電動リールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は下記の構成としている。即ち、リール本
体に回転可能に支持されたスプールと、該スプールを回
転駆動するスプール駆動モータと、該スプール駆動モー
タのモータ出力を多段階に増減させて釣糸の巻取り速度
を変速すべくリール本体に回転可能に装着したモータ出
力調節体と、前記スプールの動力伝達状態を釣糸巻取
り状態と釣糸繰り出し状態に切換えるクラッチ機構を備
えた魚釣用電動リールにおいて、上記モータ出力調節体
に、クラッチ機構の動力伝達状態を切り換える動力伝達
切換部を装着し、該モータ出力調節体をモータ出力を増
大させる方向に回転させる範囲の当初の範囲をクラッチ
機構の切換範囲として、該切換範囲でのモータ出力を増
大させる方向への回転操作でクラッチ機構を釣糸巻取り
状態に切換え可能とすると共に、残余の範囲をモータ出
力の調節範囲とし、前記モータ出力調節体の回転操作に
よって、モータ出力の多段階調節と巻取り動力のクラッ
チ切換えとの両機能の切換えを可能としたことを特徴と
する。
【0007】(作用) 本発明は、リール本体に回転可能に装着されたモータ出
力調節部にクラッチ機構の動力伝達状態を切り換える動
力伝達切換部を装着し、該モータ出力調節体をモータ出
力を増大させる方向に回転させる範囲の当初の範囲をク
ラッチ機構の切換範囲として、該切換範囲でのモータ出
力を増大させる方向への回転操作でクラッチ機構を釣糸
巻取り状態に切換え可能とすると共に、残余の範囲をモ
ータ出力の調節範囲とし、前記モータ出力調節体の回転
操作によって、モータ出力の多段階調節と巻取り動力の
クラッチ切換えとの両機能の切換えを可能としたことに
より、単一のモータ出力調節体を回転させるのみで、該
モータ出力調節体の回転範囲の当初部分はクラッチ機構
の切換、そして残余の部分をモータ出力の調節範囲とし
て機能させることができ、クラッチ機構の動力伝達の切
換えに引き続き、モータ出力調節を連続して迅速且つ容
易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るモータ出力調
節体の調節範囲を説明する図、図2は本発明に係る魚釣
用電動リール内のクラッチとモータの動作制御図であ
る。なお、本発明に係る魚釣用電動リールは外観的に見
るとき、図1に示す調節の範囲を示す部分以外は従来の
それと同様であるため、図示していない。
【0009】図1において、93はモータ出力調節体と
しての調節レバーで、紙面の背後に従来技術と同じポテ
ンショメータとスイッチとを取付けて、紙面の手前側に
回転軸407と調節レバー93が現れている。
【0010】図1における点Qは、ポテンショメータの
動作開始点で、スプールを回動させるためのスプール駆
動モータ出力が零となる位置を示す。点Qから調節レバ
ー93を時計回りに回転させると、従来技術と同様にポ
テンショメータが動作して、スプール駆動モータの出力
を増大させるための制御を行う。そして点Pがスプール
駆動モータの出力最大の点であって、415と示す範囲
がスプール駆動モータの動作範囲である。
【0011】次に点Pから点Qへ反時計回りに調節レバ
ー93を回転させると、スプール駆動モータの出力は最
大から零へ変化する。更に調節レバー93を反時計回り
に回転させると、調節レバー93は点Qから点Sの位置
へそれまでのレバー回動力より若干大きな力を与えるこ
とにより、急激に移動する。点Qから点Sまでの範囲4
17は動力伝達切換の範囲を示す。そして動力伝達は点
Sにおいてオフ、点Qにおいてオンとなり、点Sと点Q
との中間において調節レバー93の動きが止まることは
無い。
【0012】従って、釣人が釣りをしている途中で、ス
プール駆動モータの出力を零とする点Qまで調節レバー
93を反時計回りに回動させたとき、調節レバー93の
回転が停止する感じとなり、その時はクラッチ機構がオ
ンに保持されているから、調節レバー93の回動を止め
ても釣糸が不用意に海中へ繰り出されることはない。そ
してクラッチ機構をオフにするときは、調節レバー93
にやや大きな力を加えると、調節レバー93の位置が点
Sに急激に移動し、クラッチ機構に対する起動動作が無
くなって、クラッチ機構はオフとなる。
【0013】図2に示す動作制御図は魚釣用電動リール
としての従来の構成と同様である。前述のように本発明
は、ポテンショメータ95の調節レバー93側から見た
調節範囲について具体的に考察している。そのため、調
節レバー93とポテンショメータ95に関連する構成に
ついて図2により説明する。調節レバー93はポテンシ
ョメータ95の回転軸を回転させ、制御装置67とスプ
ールモータ駆動回路107とを介してスプールモータ1
7の回転を制御している。その制御は周知のように、調
節レバー93の操作によって、ポテンショメータ95内
のブラシの位置を変化させることで、図2に示すように
調節レバー93の回転によるポテンショメータ95内の
抵抗値の変化を制御装置67に入力し、調節レバー93
の作動量(変位量)に応じたパルス信号のデューティ比
としてスプールモータ17への駆動電源通電時間率を当
該制御装置67で可変制御して、スプールモータ17の
回転を零から最大値まで多段階に制御できるようになっ
ている。
【0014】そして図2に示すように、制御装置67に
は、モータ駆動スイッチ59やエンコーダ89、ポテン
ショメータ95、リードスイッチ63、77を始め、メ
インスイッチ101やオン/オフスイッチ103などが
入力側に接続され、また出力側にはディジタル表示部9
1とスプールモータ17・クラッチモータ47の各モー
タ駆動回路107・109が夫々接続されている。更に
スプールには7の符号が付されていて、スプールモータ
17から歯車19を介して釣糸の巻き取りがなされる。
【0015】なお、調節レバー93の回転のとき、常に
に示すような現在位置を目で確認しながら操作する
とは限らず、斜め方向から操作するようなとき、点Pか
ら移動した点Qにおいて停止する積もりの所、点Sまで
移動することが起こり得る。そのような誤動作を防止す
る手段としての規制部を図1に419と示すバネ内蔵の
突起部を、417と示す点S−Qの範囲に設けて置くと
良い。突起部419はバネのため、通常は紙面の手前方
向に少し突き出るように設けられている。
【0016】紙面側から指先などで突起部419を押す
と、突起部419は紙面と同程度の水平位置まで押し下
げられる。押す力を解除すれば突起部419は元の状態
に突起する。従って通常は調節レバー93を点Pから点
Qの方向へ回転させたとき、点Qの位置において調節レ
バー93は突起部419に突き当たり、回転出来ない状
態となる。突起部419を指先などで押し下げれば調節
レバー93が点Sまで回転できる。そしてバネで押し上
げ力の働く突起部419のため、調節レバー93を点S
の位置から点Qの位置へ時計回りに回転すれば、突起部
419は再び元の位置まで突起する。従って突起部41
9が調節レバー93に対する誤動作防止手段となってい
て、内蔵するバネが同手段の解除手段である。
【0017】なお、図1に示す突起部419と、調節レ
バー93とについて、図3に示す構成とすることができ
る。即ち、図3に横断面図で示すように、図1の突起部
419の代わりに、内蔵バネを使用しない固定の大きさ
のもの420とし、調節レバー93を先端部93aと、
基部93bとに分け、基部93b側にはバネ93cを具
備した凹部93dを設け、且つ先端部93aには切欠部
93eを有する。切欠部93eは突起部420の大きさ
より若干大きくする。なお、調節レバー93を紙面下側
から上方向に回動することが、図1において点Pから点
Qの方向へ回動することと対応する。
【0018】そして、調節レバー93を反時計回りに、
即ち紙面下側から上方向に回転させて、調節レバー本体
の先端部93aが突起部420と突き当たったとき、調
節レバー93はモータ出力調節体として、モータ出力が
零の状態となっている。次いで、動力伝達切換えのため
には、調節レバー93の基部93bをバネ93cに反抗
して凹部93d内に挿入してから、調節レバーを更に反
時計回り(即ち紙面の下から上方向)に回転させる。こ
のとき調節レバー93は図1の417に示す範囲に入っ
ており、クラッチ機構はオフの状態となっている。
【0019】
【発明の効果】リール本体に回転可能に支持したモータ
出力調節体の回動操作でモータ出力を多段階に調節する
と共に、該モータ出力調節体のモータ出力を増大させる
方向に回転させる範囲の当所の部分を前記スプールへの
巻き取り動力伝達または遮断の切換えを行うクラッチ機
構の切換え範囲として、該切換範囲でのモータ出力を増
大させる方向への回転操作でクラッチ機構を釣糸巻取り
状態に切換え可能とすると共に、残余の部分をモータ出
力の調節範囲として、前記モータ出力調節体の回転操作
によってモータ出力の多段階調節と巻き取り動力のクラ
ッチ切り替えの両機能の切換えを可能とした構成によ
り、実釣時における仕掛けの繰り出し停止と、巻き取り
の一連の連続した動作を単一のモータ出力調節体の回転
操作で迅速に且つ容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の一実施形態に係る魚釣用電動リール
に装着したモータ出力調節体の調節範囲の説明図であ
る。
【図2】請求項1の一実施形態に係る魚釣用電動リール
内のクラッチとモータの動作制御図である。
【図3】請求項1の一実施形態に係る魚釣用電動リール
の要部横断面図である。
【符号の説明】
7 スプール 17 スプールモータ 93 調節レバー 95 ポテンショメータ 407 回転軸 415 スプール駆動モータの動作範囲 417 動力伝達切替え範囲 419 規制部(突起部) 420 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 89/017

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたスプ
    ールと、該スプールを回転駆動するスプール駆動モータ
    と、該スプール駆動モータのモータ出力を多段階に増減
    させて釣糸の巻取り速度を変速すべくリール本体に回転
    可能に装着したモータ出力調節体と、前記スプール
    動力伝達状態を釣糸巻取り状態と釣糸繰り出し状態に切
    換えるクラッチ機構を備えた魚釣用電動リールにおい
    て、上記モータ出力調節体に、クラッチ機構の動力伝達状態
    を切り換える動力伝達切換部を装着し、 該モータ出力調節体をモータ出力を増大させる方向に回
    転させる範囲の当初の範囲をクラッチ機構の切換範囲と
    して、該切換範囲でのモータ出力を増大させる方向への
    回転操作でクラッチ機構を釣糸巻取り状態に切換え可能
    とすると共に、残余の範囲をモータ出力の調節範囲と
    し、 前記モータ出力調節体の回転操作によって、モータ出力
    の多段階調節と巻取り動力のクラッチ切換えとの両機能
    の切換えを可能としたことを特徴とする魚釣用電動リー
    ル。
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