JP2894534B2 - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールモータへの駆
動電源通電時間率を可変制御して釣糸の巻上げ操作性の
向上を図った魚釣用電動リールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、特願平3−32449
2号(特開平5−153888号)に於て、スプールモ
ータのモータ出力を連続的に増減する調節レバーをリー
ル本体に設け、当該調節レバーの操作で釣糸の微妙な巻
上げ速度の調節を可能とした魚釣用電動リールを提案し
た。
【0003】即ち、この魚釣用電動リールは、リール本
体に回転可能に支持されたスプールと、当該スプールを
駆動するスプールモータを備えた魚釣用電動リールに於
て、変位操作可能な調節レバー(モータ出力調節体)
と、当該調節レバーの変位によってスプールモータのモ
ータ出力を多段階に増減させるモータ出力調節手段をリ
ール本体に設け、調節レバーの変位操作でスプールモー
タのモータ出力を多段階に制御可能としたもので、斯か
る魚釣用電動リールによれば、調節レバーによってモー
タ出力を“0”から最大値“100”まで連続的に増減
変更できるため、様々な状況に合った微妙な釣糸の巻上
げ速度のコントロールが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記魚釣用
電動リールにあっては、安全性を考慮して調節レバーを
一度“0”の状態まで戻さなければスプールモータが駆
動しない構造となっているため、モータ駆動停止後(モ
ータ出力“0”)の再駆動時に、調節レバーによる所謂
ストライクポジション(巻上げ条件)への再復帰が難し
く、同条件での巻上げ操作を迅速且つ確実に行えない課
題が残されていた。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、上述した先願の魚釣用電動リールに改良を加え、モ
ータ駆動停止後の再駆動時に、モータ停止前の巻上げ条
件への再復帰を可能とした魚釣用電動リールを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、リール本体に回転可能に支
持されたスプールと、当該スプールを駆動するスプール
モータと、リール本体に変位操作可能に装着されたモー
タ出力調節体と、当該モータ出力調節体の変位操作でス
プールモータのモータ出力をゼロから最大値まで連続的
に増減させるモータ出力調節手段と、リール本体に装着
された再現用自動巻上げスイッチとを備え、上記モータ
出力調節体のモータ出力ゼロ位置への戻し操作後の当該
モータ出力調節体の変位操作で、モータ出力がゼロから
最大値まで連続的に増減すると共に、当該モータ出力調
節体によるスプールモータ駆動時に、上記再現用自動巻
上げスイッチの操作でスプールモータが停止し、当該再
現用自動巻上げスイッチの再操作で、スプールモータが
モータ停止前に於けるモータ出力調節体の操作位置での
自動巻上げ条件で再駆動するように構成したものであ
る。
【0007】そして、請求項2に係る魚釣用電動リール
は、請求項1記載の魚釣用電動リールに於て、再現用
動巻上げスイッチによるスプールモータ停止時のモータ
出力調節体の変位操作により、その変位操作後の新たな
巻上げ条件でスプールモータが再駆動するようにしたも
のである。
【0008】
【作用】請求項1に係る魚釣用電動リールによれば、モ
ータ出力調節体の変位操作でモータ出力がゼロから最大
値まで連続的に増減する。 そして、モータ出力調節体に
よる釣糸の巻上げ時に再現用自動巻上げスイッチを操作
すると、スプールモータは一旦停止する。そして、この
後、再現用自動巻上げスイッチを再操作すると、スプー
ルモータは、停止前に於けるモータ出力調節体の操作位
置での自動巻上げ条件で再駆動する。
【0009】そして、請求項2に係る魚釣用電動リール
によれば、再現用自動巻上げスイッチによるスプールモ
ータ停止時にモータ出力調節体を変位操作すると、スプ
ールモータは、その変位操作後の新たな自動巻上げ条件
で再駆動することとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例に係る魚釣用電動リ
ールの一部切欠き平面図を示し、図中、1はリール本
体、3,5はリール本体1の左右に装着した側枠、7は
スプール9と軸線を一致させてスプール9内に組み込ん
だスプールモータで、図2に示すように当該スプールモ
ータ7は、モータホルダー11を介してその一端が側枠
3に支持されており、当該モータホルダー11の外周
に、スプール9の一端が軸受13によって回転可能に支
持された構造となっている。
【0011】上記モータホルダー11は、ゴムからなる
リング状の弾性体15と金属板17を介して側枠3に固
定されており、斯様に側枠3とモータホルダー11との
間に弾性体15を介装することによって、スプールモー
の駆動時の振動による異音の発生を防止し、又、金
属板17を弾性体15に沿って介在させることにより、
弾性体15の挾着時の変形による軸受13のフリー性能
低下を防止している。
【0012】その他、図2中、19はスプールモータ7
の回転軸7aを支持する軸受、21は側枠3から突出す
るモータホルダー11の螺刻部11aに螺着されたナッ
トで、斯様にナット21を螺刻部11aに螺着すること
によって、モータホルダー11が側枠3に固定されてい
る。
【0013】そして、図1に示すようにスプール9の他
端は、これに固定したスプールギヤ23と、リール本体
1に取り付けたセットプレート25の軸受27によって
回転可能に支持されている。
【0014】又、側枠5側に突出するスプールモータ7
の回転軸7aとスプール9間は周知の減速歯車機構29
により互いに連結されて、スプールモータ7の回転をス
プール9に伝達できるようになっている。そして、当該
減速歯車機構29を構成するギヤキャリィ31のボス部
31aは、スプールギヤ23内に相対回転可能に嵌合さ
れている。
【0015】33はスプール巻上げ用の手動ハンドル
で、当該手動ハンドル33は、従来と同様、セットプレ
ート25に回転可能に取り付けたハンドル軸35の側枠
5外突出端に連結されている。そして、ハンドル軸35
にはスプール逆転止め用の爪車37が取り付き、更にド
ライブギヤ39が回転可能に嵌挿されており、ドライブ
ギヤ39とハンドル軸35は周知のドラグ装置によって
摩擦結合されている。
【0016】又、図中、41はドライブギヤ39に噛合
するピニオンギヤで、当該ピニオンギヤ41はスプール
モータ7の回転軸7aの軸線上に於て、ギヤキャリィ3
1のボス部31aの中心と側枠5間に横架状態に支持し
たピニオン軸43に回転可能且つその軸方向へ移動可能
に支持されており、ピニオンギヤ41とこれに対向する
ギヤキャリィ31のボス部31a間には、両者を係脱す
るクラッチプレート45が装着されている。
【0017】クラッチプレート45はスプールモータ7
からの巻取り動力をスプール9に伝達/遮断させるクラ
ッチ機構の一構成要素で、従来のクラッチ機構と同様、
リール本体1に内蔵したクラッチ用モータによって作動
する。
【0018】即ち、操作パネル47上にはクラッチをO
N/OFFに切り換えるクラッチスイッチ49が配設さ
れている。そして、例えば釣糸の繰出しに際し、当該ク
ラッチスイッチ49を操作すると、図3に示すように、
その信号を入力した制御装置51がクラッチ用モータ駆
動回路53に指令を送ってクラッチ用モータ55を駆動
させるようになっており、クラッチ用モータ55で作動
するクラッチプレート45がピニオンギヤ41とギヤキ
ャリィ31のボス部31aとの係合を解除する(クラッ
チOFF)ようになっている。
【0019】又、図1中、57はスプール9の一側面に
埋設されたマグネット、59は当該マグネット57に対
向して側枠3に配置されたリードスイッチで、これらは
スプール9の回転を電気信号に変換してスプール9の回
転速度に比例したパルスを発生するエンコーダ61を構
成するもので、このパルスが制御装置51に入力,演算
されて、その演算結果が釣糸の繰出し量や巻取り量とし
て操作パネル47上のデジタル表示部63に表示される
ようになっている。
【0020】そして、図1及び図4に示すように側枠5
の側部前方には、既述した特願平3−324492号の
魚釣用電動リールと同様、スプールモータ7のモータ出
力を連続的に増減してスプールモータ7の回転速度を可
変させるモータ出力調節レバー(以下「調節レバー」と
いう)65が120°の範囲に亘って回転操作可能に取
り付けられており、当該調節レバー65は側枠5に内蔵
されたポテンショメータ67に連結されている。そし
て、図3に示すように調節レバー65の作動によるポテ
ンショメータ67の抵抗値の変化が制御装置51に入力
され、調節レバー65の変位量に応じたパルス信号のデ
ューティ比としてスプールモータ7への駆動電源通電時
間率を当該制御装置51で可変制御して、スプールモー
タ7の回転をゼロから最大値(0〜100%)まで連続
的に制御できるようになっている。
【0021】そして、デジタル表示部63には、調節レ
バー65の操作によるモータ出力を表示するモータ出力
表示部69が設けられており、モータ出力の調節に応じ
て当該モータ出力表示部69のバー表示量の目盛りが
“0”から“100”まで逐次変化するようになってい
る。
【0022】尚、上記スプールモータ7は、コネクタを
介してリール本体1に電源コードを接続すれば、調節レ
バー65の操作でON/OFFして、以後、その変位操
作でモータ出力がゼロから最大値まで連続的に増減する
ようになっている。
【0023】又、リール本体1の上部に設けた操作パネ
ル47上には複数枚の太陽電池73が設置されており、
当該太陽電池73のエネルギーによってデジタル表示部
63の液晶表示がなされ、又、制御装置51が駆動する
ようになっている。
【0024】而して、本実施例に係る魚釣用電動リール
は、上述の如き構成に加え、スプールモータ駆動時の操
作でスプールモータ7を停止させると共に、その後の再
操作で、スプールモータ停止前に於ける調節レバー65
の変位操作位置での巻上げ条件に再復帰させて、スプー
ルモータ7を再駆動させる自動巻上げスイッチ75をリ
ール本体1に設けたものである。
【0025】即ち、上述したように本実施例に係る魚釣
用電動リールは、調節レバー65の操作でスプールモー
タ7がON/OFFするため、斯かる構成のままでは、
モータ駆動停止後の再駆動時に調節レバー65によるス
トライクポジションへの再復帰が難しい。
【0026】そこで、図1に示すように、スプール9後
方の側枠3,5間に架設したサムレスト77の上面に
モータ停止前に於ける調節レバー65の操作位置での自
動巻上げ条件でスプールモータ7を再駆動させる再現用
自動巻上げスイッチ(以下、「自動巻上げスイッチ」と
いう)75が配設されており、当該自動巻上げスイッチ
75は制御装置51に接続されている。
【0027】そして、上記調節レバー65を操作し、例
えばモータ出力20%でスプールモータ7を駆動して釣
糸を巻き上げている時、モータ出力表示部69のバー表
示量の目盛りは“20”を示すが、この巻上げ中に自動
巻上げスイッチ75を操作すると、その信号を入力した
制御装置51は、スプールモータ駆動回路79に指令を
送ってスプールモータ7を一旦停止させるようになって
いる。そして、調節レバー65を何ら操作せずに再度自
動巻上げスイッチ75を操作すると、制御装置51は、
モータ停止時に於ける調節レバー65の操作位置での
巻上げ条件(ポテンショメータ67による調節レバー
65の変位量に応じたパルス信号のデューティ比として
算出されたスプールモータ7への駆動電源通電時間率)
に復帰してスプールモータ駆動回路79に指令を送り、
モータ出力20%でスプールモータ7を再駆動させるよ
うになっている。
【0028】一方、自動巻上げスイッチ75によるモー
タ停止後に調節レバー65を新たに変位操作すると、ポ
テンショメータ67の抵抗値の変化が制御装置51に入
力され、制御装置51では、調節レバー65の変位量に
応じたパルス信号のデューティ比としてスプールモータ
7への新たな駆動電源通電時間率が算出される。そし
て、この後、再度自動巻上げスイッチ75が操作される
と、その信号を入力した制御装置51はスプールモータ
駆動回路79に指令を送って、新たな自動巻上げ条件で
スプールモータ7を再駆動させるようになっている。
尚、この後、自動巻上げスイッチ75を操作してスプー
ルモータ7を停止し、再度自動巻上げスイッチ75を操
作すると、そのモータ停止時の自動巻上げ条件でスプー
ルモータ7が再駆動する。そして、いずれの状態に於て
も、調節レバー65のモータ出力“0”への操作でスプ
ールモータ7は停止する。
【0029】本実施例に係る魚釣用電動リールはこのよ
うに構成されているから、クラッチスイッチ49を操作
してクラッチをOFFに切り換えれば、スプールはフ
リーの状態となるから仕掛けの重量で釣糸はスプール
から繰り出され、スプールの回転はエンコーダ61に
より釣糸の繰出し長さに応じたパルスに変換されて制御
装置51に入力,演算される。そして、その演算結果に
基づく繰出し糸長がデジタル表示部63に表示されるの
で、釣人はその表示を見乍ら予定の水深でクラッチスイ
ッチ49を操作し、クラッチをONに切り換えればよ
い。
【0030】この状態で魚の当たりを待つ。そして、魚
の当たりがあった場合に、図5に示すように釣人81は
モータ出力表示部69を確認し乍ら、釣糸をゆっくり巻
き上げたい場合には、例えばモータ出力表示部69のバ
ー表示量の目盛りが“20”となるように調節レバー6
5を操作し、又、魚の引きが強くてハリスが強い場合に
は、バー表示量の目盛りが“80”となるように調節レ
バー65を操作する等、巻上げの状況に応じて調節レバ
ー65を操作し乍らスプールモータ7の出力を制御すれ
ば、釣糸はその出力に応じた速度で巻き上げられること
となる。そして、巻上げを停止する場合には、バー表示
量の目盛りが“0”となるように調節レバー65を戻
し、或いは図6の如く調節レバー65を戻さずに自動巻
上げスイッチ75をプッシュ操作すればよい。
【0031】而して、斯様に自動巻上げスイッチ75を
操作すると、その信号を入力した制御装置51は、スプ
ールモータ駆動回路79に指令を送ってスプールモータ
7を一旦停止させる。そして、調節レバー65を何ら操
作せずに再度自動巻上げスイッチ75を操作すると、制
御装置51は、モータ停止時に於ける調節レバー65の
操作位置での自動巻上げ条件に復帰してスプールモータ
駆動回路79に指令を送るので、スプールモータ駆動回
路79はモータ停止前の自動巻上げ条件(モータ出力)
でスプールモータ7を再駆動させ、釣糸が巻き上げられ
ることとなる。
【0032】又、上述したように、自動巻上げスイッチ
75によるモータ停止時に調節レバー65を新たに変位
操作すれば、これを入力した制御装置51の指令でスプ
ールモータ7は新たな自動巻上げ条件で再駆動すること
となる。
【0033】このように、従来の魚釣用電動リールで
は、調節レバーを一度戻してスプールモータの駆動を停
止させると、スプールモータの再駆動時にストライクポ
ジションへの再復帰が難しいという欠点があったが、本
実施例によれば、自動巻上げスイッチ75の操作によっ
て、モータ停止前の自動巻上げ条件への再復帰が迅速且
つ確実に行える利点を有する。
【0034】然も、本実施例によれば、自動巻上げスイ
ッチ75によるモータ停止時に調節レバー65を新たに
変位操作すれば、スプールモータ7は新たな自動巻上げ
条件で再駆動するので、状況に応じた新たな巻上げ条件
でスプールモータを再駆動させることが可能となり、魚
釣用電動リールの実用性がより高まることとなった。
【0035】そして、本実施例は船べり自動停止,棚自
動停止機構等と組み合わせることによって、従来の魚釣
用電動リールの実用性をより向上させることが可能とな
る。尚、上記実施例では、調節レバー65の操作でスプ
ールモータ7のモータ出力をゼロから最大値(0〜10
0%)まで連続的に調節し、その調節に応じてモータ出
力表示部69のバー表示量の目盛りを“0”から“10
0”まで逐次変化させて釣糸の巻上げ速度のコントロー
ルを行ったが、モータ出力のみの制御では、例えば潮流
の影響で釣糸の巻上げ速度がモータ停止前と異なってし
まうこともある。
【0036】そこで、図7に示すように、調節レバー8
3の変位操作によって釣糸の巻上げ速度自体をコントロ
ールできるようにモータ出力を制御し、実線で示す調節
レバー83の位置では常に釣糸が毎秒1.5mで巻き上
げられるように構成すると共に、自動巻上げスイッチの
操作で、モータ停止後には実線で示す位置での巻上げ条
件、即ち、毎秒1.5mの巻上げ速度に復帰できるよう
にしてもよい。そして、この場合には、釣糸の巻上げ速
度を検知する検知手段をリール本体に装着して、その信
号を制御装置に入力させればよい。
【0037】而して、斯かる実施例によっても、自動巻
上げスイッチの操作でモータ停止前の自動巻上げ条件へ
の再復帰が迅速且つ確実に行えることとなる。又、上記
実施例では、自動巻上げスイッチ75をサムレスト77
に配置したが、自動巻上げスイッチ75の配置位置はサ
ムレスト77に何ら限定されるものではなく、操作パネ
ル47上や側枠3,5等に配置してもよいし、更に又、
太陽電池73はリール本体1と別体に構成して、リール
本体1に電気的に接続可能としてもよいし、コンデンサ
等に蓄電し乍ら間接的に利用するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る発明
によれば、自動巻上げスイッチの操作でモータ停止前の
自動巻上げ条件への再復帰が迅速且つ確実に行えるの
で、従来に比し釣果を向上することが可能となる。
【0039】そして、請求項2に係る発明によれば、状
況に応じた新たな自動巻上げ条件でスプールモータを再
駆動させることが可能となるので、上記効果に加え、魚
釣用電動リールの実用性をより高めることができる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る魚釣用電動リールの一
部切欠き平面図である。
【図2】図1に示す魚釣用電動リールの要部拡大平面図
である。
【図3】図1に示す魚釣用電動リールに於ける制御手段
の概略構成図である。
【図4】調節レバーの動作を示す魚釣用電動リールの側
面図である。
【図5】調節レバーによる釣糸の巻上げ方法を示す平面
図である。
【図6】自動巻上げスイッチの操作による釣糸の巻上げ
/停止方法を示す平面図である。
【図7】他の実施例に於ける調節レバーの制御方法の説
明図である。
【符号の説明】
1 リール本体 3,5 側枠 7 スプールモータ 9 スプール 11 モータホルダー 15 弾性体 33 手動ハンドル 45 クラッチプレート 51 制御装置 63 デジタル表示部 65,83 調節レバー 69 モータ出力表示部 73 太陽電池 75 自動巻上げスイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたスプ
    ールと、当該スプールを駆動するスプールモータと、リ
    ール本体に変位操作可能に装着されたモータ出力調節体
    と、当該モータ出力調節体の変位操作でスプールモータ
    のモータ出力をゼロから最大値まで連続的に増減させる
    モータ出力調節手段と、リール本体に装着された再現用
    自動巻上げスイッチとを備え、 上記モータ出力調節体のモータ出力ゼロ位置への戻し操
    作後の当該モータ出力調節体の変位操作で、モータ出力
    がゼロから最大値まで連続的に増減すると共に、 当該モータ出力調節体によるスプールモータ駆動時に、
    上記再現用自動巻上げスイッチの操作でスプールモータ
    が停止し、当該再現用自動巻上げスイッチの再操作で、
    スプールモータがモータ停止前に於けるモータ出力調節
    体の操作位置での自動巻上げ条件で再駆動するように構
    成し たことを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. 【請求項2】 再現用自動巻上げスイッチによるスプー
    ルモータ停止時のモータ出力調節体の変位操作により、
    その変位操作後の新たな巻上げ条件でスプールモータが
    再駆動することを特徴とする請求項1記載の魚釣用電動
    リール。
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