JP2593991B2 - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールを巻取り状態
とフリー状態とに切り換えるクラッチ機構を備えた魚釣
用リールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、手動ハンドルによる
クラッチの切換え操作と併せて、操作パネル上に設けた
操作スイッチのプッシュ操作によってクラッチの切換え
を可能とした魚釣用リールを特願平3−69894号で
提案した。
【0003】この魚釣用リールは、図7及び図8に示す
ように、スプールaの作動用モータと別個にクラッチ作
動用モータbをリール本体cに装着し、当該クラッチ作
動用モータbを歯車からなる減速機構dを介してクラッ
チ機構eのクラッチ作動プレートfに連結すると共に、
クラッチ作動用モータbを駆動させるモータ駆動スイッ
チgを操作パネルh上に設け、当該モータ駆動スイッチ
gのプッシュ操作でクラッチ作動用モータbを駆動させ
てクラッチ作動プレートfを矢印方向へ移動させること
により、クラッチプレートiをON/OFFさせてスプ
ール作動用モータからスプールaへの巻取り動力を伝達
又は遮断するようにしたものである。尚、図中、jは手
動ハンドルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、実際の魚釣に
於て、手動ハンドルによるクラッチのOFFからONへ
の切換え操作は不可欠であるが、図7の魚釣用リールに
あっては、手動ハンドルjによるクラッチの切換え操作
に際しクラッチ作動用モータbの減速機構dを逆に作動
させることになるため、ハンドル回転が重くなってクラ
ッチの切換え操作性が悪くなる虞があった。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、手動ハンドルによるクラッチの切換え操作と併せ
て、クラッチ機構のON/OFF操作をクラッチ作動用
モータで行うようにした魚釣用リールに於て、手動ハン
ドルによるクラッチの切換え操作性を向上させた魚釣用
リールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明は、リール本体に回転可能に支持されたスプ
ールと、当該スプールを巻上げ操作する手動ハンドル
と、スプールへの巻取り動力を伝達又は遮断するクラッ
チ機構と、リール本体に装着され、上記クラッチ機構を
釣糸巻取り状態と釣糸繰出し状態とに切り換えるクラッ
チ作動用モータと、当該クラッチ作動用モータをクラッ
チ機構に連結する動力伝達機構と、上記クラッチ作動用
モータを駆動させるモータ駆動スイッチと、手動ハンド
ルの回転操作を検出する検出手段と、当該検出手段から
の検出信号及び上記モータ駆動スイッチからの信号を入
力して、クラッチ作動用モータの駆動指令を送出する制
御手段とからなるものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、釣り人がクラッチのOFF状
態で手動ハンドルを回転操作し、又はモータ駆動スイッ
チをプッシュ操作すると、手動ハンドルの回転操作を検
出した検出手段からの検出信号又はモータ駆動スイッチ
からの信号を制御手段が入力し、そして、当該制御手段
がクラッチ作動用モータの駆動指令を送出して、クラッ
チ機構が手動又はモータ駆動により釣糸巻取り状態に切
り換わることとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1は本発明を適用した魚釣用電動リール
の一部切欠き平面図を示し、図に於て、1はリール本
体、3,5はリール本体1の左右両側に固着した側板、
7は釣糸9を巻回したスプールで、当該スプール7は、
その一端が図示しないブラケットを介してリール本体1
に回転可能に支持され、又、他端はこれに固定したスプ
ールギヤ11と、リール本体1に取り付けたセットプレ
ート13の軸受15によって側板3,5間に回転可能に
支持されている。
【0009】そして、スプール7内には、当該スプール
7と軸線を一致させてスプール作動用モータ(以下「ス
プールモータ」という)17が配置されており、当該ス
プールモータ17の回転軸17aとスプール7間は減速
歯車機構19により互いに連結されて、スプールモータ
17の回転をスプール7に伝達できるようになってい
る。尚、減速歯車機構19を構成するギヤキャリィ21
のボス部21aは、スプールギヤ11内に相対回転可能
に嵌合されている。
【0010】23はスプール巻上げ用の手動ハンドル
で、当該手動ハンドル23は、セットプレート13に回
転可能に取り付けたハンドル軸25の側板5外突出端に
連結されている。そして、ハンドル軸25には、図2の
如きスプール逆転止め用の爪車27が側板5内で固着さ
れ、更にドライブギヤ29が回転可能に取り付けられて
いる。そして、ドライブギヤ29とハンドル軸25間
は、ハンドル軸25にセットしたドラグ装置31により
摩擦結合されて、手動ハンドル23の回転がドライブギ
ヤ29に伝達できるようになっている。又、図2に示す
ように爪車27の爪27aには、ばね(図示せず)によ
って付勢されている係止爪33が当接されており、当該
係止爪33はピン35によって側板5に軸着されてい
る。
【0011】図2はクラッチ機構の側面図を示し、図
中、37は後述するクラッチプレート39を作動させる
クラッチ作動プレートで、当該クラッチ作動プレート3
7は、図8のクラッチ作動プレートfに比しリール本体
1の下部前方まで長尺に形成されている。そして、当該
クラッチ作動プレート37の中央には上記ハンドル軸2
5が挿通する長孔41が形成され、更に、この長孔41
を挟んで2つのカム43が設けられている。尚、図2
中、45はクラッチ作動プレート37のガイド部材であ
る。
【0012】又、図2及び図3に示すように、クラッチ
作動用モータ(以下「クラッチモータ」という)47が
リール本体1の下部前方の側板3,5間に装着されてお
り、当該クラッチモータ47の駆動でクラッチ作動プレ
ート37を矢印A,B方向へ移動させて、クラッチをO
N/OFFさせるようになっている。
【0013】即ち、図4に示すように上記クラッチモー
タ47には減速機49が装着されており、当該減速機4
9のレバー51に取り付くピン53がクラッチ作動プレ
ート37の後端側に設けた長孔55に係合している。そ
して、クラッチモータ47は操作パネル57上に配設さ
れたモータ駆動スイッチ59の操作で駆動するようにな
っており、モータ駆動スイッチ59のプッシュ操作でク
ラッチモータ47が回転してレバー51が図2の如く矢
印C方向へ移動すると、図5に示すようにクラッチ作動
プレート37が矢印A方向へ移動してクラッチがOFF
となるようになっている。
【0014】又、クラッチ作動プレート37の上方の一
側縁部にはマグネット61が装着されており、このマグ
ネット61でON/OFFされるリードスイッチ63,
65が、クラッチのON/OFFに対応してガイド部材
45に配置されている。
【0015】そして、図2に示すように、上記モータ駆
動スイッチ59のプッシュ操作によるクラッチモータ4
7の矢印D方向への回転でクラッチ作動プレート37が
矢印B方向へ移動してクラッチがONとなると、リード
スイッチ63がマグネット61によりONとなって、そ
の信号を入力した後述する制御装置67からの指令でク
ラッチモータ47が停止するようになっている。同様
に、図5に示すように、クラッチモータ47が矢印C方
向へ移動してクラッチ作動プレート37が実線で示す位
置まで戻されてクラッチがOFFとなると、リードスイ
ッチ65がマグネット61でONとされてクラッチモー
タ47が制御装置67の指令で停止するようになってい
る。
【0016】更に、本実施例は、上述したクラッチモー
タ47によるクラッチの切換え操作に加えて、図2に示
すように手動ハンドル23の回転を検知する検出装置6
9をリール本体1に装着し、クラッチのOFF状態で釣
り人が手動ハンドル23を回転した際に、当該検出装置
69がその回転を検出してクラッチをONに切り換える
ようにしたものである。
【0017】即ち、上記検出装置69は、ドライブギヤ
29に噛合するアイドルギヤ71と、アイドルギヤ71
に装着されたマグネット73、そして、当該マグネット
73に対向してブラケット75に配置されたリードスイ
ッチ77とから構成されている。そして、図5の如きク
ラッチのOFF状態で釣り人が手動ハンドル23を回転
させると、ドライブギヤ29に噛合するアイドルギヤ7
1が回転してリードスイッチ77がマグネット73によ
りONとなってその検出信号が制御装置67に入力さ
れ、そして、当該制御装置67からの指令でクラッチモ
ータ47が矢印D方向へ回転し、クラッチ作動プレート
37が矢印B方向へ移動してクラッチがONとなるよう
になっている。そして、リードスイッチ63がマグネッ
ト61によってONとなると、その信号を入力した制御
装置67からの指令でクラッチモータ47が停止するよ
うになっている。
【0018】一方、図1に於て、79は上記ドライブギ
ヤ29に噛合するピニオンギヤで、当該ピニオンギヤ7
9はスプール7の軸線上に於て、上記ギヤキャリィ21
のボス部21aの中心と側板5間に横架状態に支持した
ピニオン軸81に回転可能且つその軸方向へ移動可能に
支持されており、ピニオンギヤ79とこれに対向するギ
ヤキャリィ21のボス部21a間には、両者を係脱する
クラッチプレート39が設けられている。
【0019】クラッチプレート39はスプールモータ1
7からの巻取り動力をスプール7に伝達又はこれを遮断
させるもので、図2に示すようにコイルバネ83によっ
てクラッチ作動プレート37方向へ付勢されている。従
って、上述したようにクラッチモータ47によってクラ
ッチ作動プレート37が矢印A,B方向へ移動すると、
ピニオンギヤ79がピニオン軸81の軸線方向に移動し
てクラッチプレート39がOFF,ON、即ち、スプー
ルモータ17からスプール7への巻取り動力を遮断又は
伝達させることとなる。
【0020】又、図1中、85はスプール7の側面に埋
設されたマグネット、87はマグネット85に対向して
配置されたリードスイッチで、マグネット85とリード
スイッチ87は、スプール7の回転を電気信号に変換し
てスプール7の回転速度に比例したパルスを発生するエ
ンコーダ89を構成するもので、このパルス信号が制御
装置67に入力,演算されて、その演算結果が釣糸9の
繰出し量や巻取り量として操作パネル57上のデジタル
表示部91に表示されるようになっている。
【0021】そして、図1に示すようにリール本体1の
右側面前方には、モータ出力を調整してスプールモータ
17の回転速度を可変させるモータ出力調節レバー(以
下「調節レバー」という)93が、約120°の範囲に
亘って回転可能に取り付けられており、当該調節レバー
93はリール本体1に内蔵された回転形のポテンショメ
ータ95に連結されている。
【0022】周知のように、ポテンショメータ95は与
えられた機械的変位でブラシを動かし、固定した抵抗体
の上を摺動させ、その抵抗値を変化させることによって
ブラシの位置に対応する電圧を取り出すものである。其
処で、上述の如く調節レバー93をポテンショメータ9
5に連結し、調節レバー93の操作によってポテンショ
メータ95内のブラシの位置を変化させることで、図6
に示すように調節レバー93の作動によるポテンショメ
ータ95の抵抗値の変化を制御装置67に入力し、調節
レバー93の作動量(変位量)に応じたパルス信号のデ
ューテー比としてスプールモータ17への駆動電源通電
時間率を当該制御装置67で可変制御して、スプールモ
ータ17の回転をゼロから最大値(0〜100%)まで
多段階に制御できるようになっている。
【0023】上記制御装置67は図1に示す制御ユニッ
ト97内に収納されており、当該制御ユニット97は側
板3,5と一体構造の水密収納部99内に装着されてリ
ール本体1に組み付けられている。そして、制御ユニッ
ト97の操作パネル57上には、上記モータ駆動スイッ
チ59を始め、魚釣用電動リールのメインスイッチ10
1やスプールモータ17のON/OFFスイッチ10
3、デジタル表示部91等が夫々配設されており、デジ
タル表示部91には、調節レバー93の操作によるモー
タ出力を表示する表示器105が設けられている。そし
て、モータ出力の調節に応じて当該表示器105のバー
表示量の目盛りが“0”から“100”まで逐次変化
し、更に又、上記ON/OFFスイッチ103のON操
作により調節レバー93の現在位置のモータ出力で釣糸
9の巻上げが開始され、以後は調節レバー93の操作に
応じてスプールモータ17の回転数を連続的に制御でき
るようになっている。
【0024】そして、図6に示すように制御装置67に
は、既述したようにモータ駆動スイッチ59やエンコー
ダ89,ポテンショメータ95、そして、リードスイッ
チ63,63,77を始め、メインスイッチ101やO
N/OFFスイッチ103等が入力側に接続され、又、
出力側にはデジタル表示部91と各モータ17,47の
モータ駆動回路107,109が夫々接続されている。
【0025】その他、図1中、111はコネクタ113
を介してリール本体1に接続された電源コードを示し、
この電源コード111を鰐口クリップ等により船上に配
置したバッテリ等の直流電流に接続して上記メインスイ
ッチ101をON操作することで、スプールモータ17
や制御装置67等が起動するようになっている。又、図
3中、115は周知のレベルワインド機構である。
【0026】本実施例はこのように構成されているか
ら、魚釣を行うには、メインスイッチ101をプッシュ
操作してスプールモータ17やクラッチモータ47,制
御装置67等を起動させた後、モータ駆動スイッチ59
をプッシュ操作すれば、図5に示すようにクラッチモー
タ47が矢印C方向へ移動してクラッチ作動プレート3
7が実線で示す位置に移動してクラッチがOFFとな
る。そして、リードスイッチ65がマグネット61でO
Nとされて、その信号を入力した制御装置67の指令で
クラッチモータ47が停止する。
【0027】而して、スプール7はフリーの状態である
から、釣糸9は仕掛けの重量でスプール7から繰り出さ
れ、スプール7の回転はエンコーダ89により釣糸9の
繰出し長さに応じたパルスに変換されて制御装置67に
入力,演算され、その演算結果に基づく繰出し糸長がデ
ジタル表示部91に表示されるので、釣り人はその表示
を見乍ら予定の水深(例えば「120m」)でモータ駆
動スイッチ59を再びプッシュ操作するか、手動ハンド
ル23を回転させればよい。
【0028】而して、モータ駆動スイッチ59をプッシ
ュ操作した場合には、制御装置67からの指令でクラッ
チモータ47が図2の如く矢印D方向へ回転し、又、釣
り人が手動ハンドル23を回転操作した場合には、ドラ
イブギヤ29に噛合するアイドルギヤ71が回転してリ
ードスイッチ77がマグネット73によりONとなって
その検出信号が制御装置67に入力され、当該制御装置
67からの指令でクラッチモータ47が矢印D方向へ回
転するので、クラッチ作動プレート33が矢印B方向へ
移動しクラッチがONとなってスプール7が釣糸巻取り
状態に切り換わる。そして、リードスイッチ63がマグ
ネット61でONとされて、その信号を入力した制御装
置67からの指令でクラッチモータ47が停止すること
となる。
【0029】この状態で魚の当たりを待つ。そして、魚
の当たりがあった場合に、ON/OFFスイッチ103
をプッシュ操作すれば、調節レバー93の現在位置のモ
ータ出力でスプール7が回転して釣糸9が自動的に巻き
上げられることとなる。尚、釣糸9の巻上げは手動ハン
ドル23によることも可能である。
【0030】そして、釣り人は表示器105を確認し乍
ら、釣糸9をゆっくり巻き上げたい場合には、例えば表
示器105のバー表示量の目盛りが“20”となるよう
に調節レバー93を操作し、魚の引きが強くてハリスが
強い場合には、バー表示量の目盛りが“80”となるよ
うに調節レバー93を操作する等、巻上げの状況に応じ
て調節レバー93を操作し乍らスプールモータ17の出
力を制御すれば、釣糸9は巻上げに最適なモータ速度で
巻き上げられることとなる。そして、巻上げを停止する
場合には、バー表示量の目盛りが“0”となるように調
節レバー93を戻せばよい。そして、更に魚釣を続ける
には、再びモータ駆動スイッチ59をプッシュ操作して
クラッチをOFFにし、釣糸9を繰り出して以下同様な
手順を繰り返していけばよい。
【0031】このように、本実施例によれば、調節レバ
ー93によってスプールモータ17の回転速度の微調整
が可能なため、魚種や海の状況に応じて釣糸9を最適な
モータ速度で巻き上げることが可能である。
【0032】又、本実施例は、手動ハンドル23による
クラッチのOFFからONへの切換え操作と併せて、モ
ータ駆動スイッチ59のプッシュ操作によってクラッチ
のON/OFF操作が可能であると共に、手動ハンドル
23によるクラッチのOFFからONへの切換え時にク
ラッチモータ47を作動させるようにしたので、図7に
示す魚釣用リールに比し軽い回転力を以って手動ハンド
ル23によるクラッチの切換え操作が行えることとな
り、操作性が飛躍的に向上することとなった。
【0033】尚、上記実施例の検出装置69に代えて、
ドライブギヤ29又は当該ドライブギヤ29に噛合する
ピニオンギヤ79を利用して手動ハンドル23の回転を
検出するようにしてもよく、斯かる構造によっても上記
第一実施例と同様、所期の目的を達成することが可能で
ある。
【0034】又、上記ポテンショメータ95に代えてリ
ードスイッチやボリュームスイッチ,ホール素子等を用
いてもよく、斯かる部品によってもスプール17の巻上
げ速度を可変とすることが可能である。そして、釣糸9
の繰出しや巻取り糸長を計測する糸長測定についても、
上記エンコーダ89に代えて、釣糸9の繰出しに伴い回
転する回転体(スプール連動ギヤ,釣糸巻着面圧接ロー
ラ等)の回転を検出する糸長測定手段を利用できること
は勿論である。
【0035】更に、上記実施例では、釣り人のモータ駆
動スイッチ59のプッシュ操作によってクラッチモータ
47をON/OFFさせたが、棚取り設定用の棚スイッ
チを設け、そして、デジタル表示部91に糸長と併せて
棚を表示させると共に、棚位置を入力することにより、
糸長がその棚位置まで繰り出されたときに制御装置67
からの指令でクラッチモータ47が作動して、クラッチ
がOFF状態からON状態に自動的に切り換わるように
してもよい。
【0036】更に又、上記実施例では、ON/OFFス
イッチ103をプッシュ操作すると、調節レバー93の
現在位置のモータ出力で釣糸9の巻上げが開始され、以
後は調節レバー93の作動に応じてスプールモータ17
の出力を連続的に制御できるようにしたが、ON/OF
Fスイッチ103は省略してもよい。而して、この場合
には、電源スイッチを調節レバー93が兼ねることにな
るので、安全性を考慮して調節レバー93を一度“0”
の位置に戻すと、スプール7の巻上げが開始するように
することが好ましい。
【0037】又、本発明は電動リールに限らず、手動ハ
ンドルで釣糸9を巻き上げる魚釣用リールにも適用でき
ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、手
動ハンドルによるクラッチの切換え操作と併せて、クラ
ッチ機構のON/OFF操作をクラッチモータで行うよ
うにした魚釣用リールに於て、従来に比し回転力で手動
ハンドルによるクラッチの切換え操作が行え、操作性が
飛躍的に向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る魚釣用電動リールの一
部切欠き平面図である。
【図2】図1の魚釣用電動リールに於けるクラッチ機構
のクラッチON状態の側面図である。
【図3】図1の魚釣用電動リールの正面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図1の魚釣用電動リールに於けるクラッチ機構
のクラッチOFF状態の側面図である。
【図6】図1の魚釣用電動リールに於ける制御手段の概
略構成図である。
【図7】先願に係る魚釣用リールの平面図である。
【図8】図7に示す魚釣用リールに於けるクラッチ機構
の要部側面図である。
【符号の説明】
1 リール本体 3,5 側板 7 スプール 9 釣糸 11 スプールギヤ 13 セットプレート 17 スプールモータ 23 手動ハンドル 29 ドライブギヤ 37 クラッチ作動プレート 39 クラッチプレート 47 クラッチモータ 57 操作パネル 59 モータ駆動スイッチ 61,73 マグネット 63,65,77 リードスイッチ 67 制御装置 69 検出装置 71 アイドルギヤ 89 エンコーダ 91 デジタル表示部 93 調節レバー 95 ポテンショメータ 101 メインスイッチ 103 ON/OFFスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたスプ
    ールと、当該スプールを巻上げ操作する手動ハンドル
    と、スプールへの巻取り動力を伝達又は遮断するクラッ
    チ機構と、リール本体に装着され、上記クラッチ機構を
    釣糸巻取り状態と釣糸繰出し状態とに切り換えるクラッ
    チ作動用モータと、当該クラッチ作動用モータをクラッ
    チ機構に連結する動力伝達機構と、上記クラッチ作動用
    モータを駆動させるモータ駆動スイッチと、手動ハンド
    ルの回転操作を検出する検出手段と、当該検出手段から
    の検出信号及び上記モータ駆動スイッチからの信号を入
    力して、クラッチ作動用モータの駆動指令を送出する制
    御手段とを備えたことを特徴とする魚釣用リール。
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