JP2012110297A - 魚釣用リール - Google Patents
魚釣用リール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012110297A JP2012110297A JP2010263840A JP2010263840A JP2012110297A JP 2012110297 A JP2012110297 A JP 2012110297A JP 2010263840 A JP2010263840 A JP 2010263840A JP 2010263840 A JP2010263840 A JP 2010263840A JP 2012110297 A JP2012110297 A JP 2012110297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation unit
- side plate
- fishing
- reel
- spool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】魚釣用リール10は、リール本体12の側板16a,16b間にスプール20を回転自在に支持し、このスプールの回転を制動する制動装置54の制動力を、側板16bに配置した回動操作部86を介して調整可能としている。釣糸をスプール20に巻き取るハンドル30に対して反対側の側板16bの下部には、釣竿8およびリール本体12を握持保持した際に手の掌に対して離れた位置に回動操作部86を配置して外部に露出させ、回動操作部86をリール本体を保持した手の指で操作可能としている。そして、回動操作部86によって調整される制動装置54の制動力をリール本体12を握持保持した釣り人の視覚又は触覚により認識させる窓部W及び指示部88をリール本体12及び側板16bに設けている。
【選択図】 図2
Description
例えば特許文献1では、魚釣用リールの1対の側板の間に回転自在に支持したスプールに制動力を付与する制動装置の操作部は、ハンドルと反対側の側板の前方に設けられている。例えば特許文献2では、魚釣用リールの1対の側板の間に回転自在に支持したスプールに制動力を付与する制動装置の操作部は、スプール後方の側板間に設けられている。
特許文献2のように、スプールの後方の側板間に操作部(スプールを制動させる制動力を変化させる操作部)を設けた場合、クラッチをOFFにした後のキャスティング時におけるサミング操作の邪魔になって釣糸放出操作をスムーズに行えなかったり、不用意に操作部に触れて制動状態(制動力)を変化させるおそれがあり、安定性に欠ける。
さらに、実用時や釣場移動時に突出している外周部に外力が加わり易く、制動装置に支障が生じる可能性がある。
また、魚釣りの最中にスプールの制動装置の操作部の位置(現在の操作部の位置でのスプールを制動させる制動力)を把握しておきたいという要望がある。
また、前記操作部には前記操作部の操作により連動して動く連動部材が設けられ、前記認識手段は前記連動部材の位置を認識可能な連動部材認識部を有することが好適である。
また、前記連動部材認識部は、前記側板に設けられた窓部を有することが好適である。
また、前記連動部材は、前記窓部を通して操作可能であることが好適である。
また、前記操作部は、基準制動力を設定し、前記ハンドルに対して反対側の側板には、前記基準制動力をベースに前記制動装置の制動力を微調整する別の操作部が設けられていることが好適である。
操作部の操作により連動して動く連動部材が設けられ、認識手段は連動部材の位置を認識可能な連動部材認識部を有することによって、連動部材認識部で連動部材の位置を認識できるので、操作部の位置を認識できる。このため、操作部がどの位置にあるのかを認識でき、制動装置の制動力を知ることができる。
連動部材認識部が側板に設けられた窓部を有すること、又は、連動部材は、前記窓部を通して操作可能であることによって、連動部材を窓部を通して視覚的及び/又は触覚的に容易に認識できる。
制動装置の制動力を大きく変化させる操作部だけでなく、操作部で変化させた制動力を微調整する別の操作部を設けることによって、釣場の実情に適した幅広い制動力調整が可能となる。
図1から図3に示すように、本実施形態の魚釣用リール10は、両軸受型手巻きリールとして形成してある。図1(A)及び図1(B)に示すように、ここでは釣り人が左手LHで釣竿8および魚釣用リール10を保持し、右手RHで魚釣用リール10のハンドル30を回すように形成されている場合について説明する。もちろん、左手LHでハンドル30を操作するようにハンドル30の配置が逆であっても良い。
釣糸が巻回されるスプール20は、左右のフレーム14a,14b間に回転自在に支持され、右側板16aはスプール20を回転駆動させる巻取り駆動部22を支持し、この右側板16aと右フレーム14aとの間に形成された空間内に、この巻取り駆動部22を形成する駆動力伝達系やドラグ系等の各種機構が収容されている。なお、上下、左右は図1(A)中に示すように、実釣中における上下、左右の方向を示す。また、前後は図1(B)中に示すように、実釣中における前後の方向を示す。
なお、ハンドル軸34には、公知のスタードラグ(ドラグ調整ノブ)42が配設され、ドライブギヤ36には公知のドラグ機構44が配設されているが、これらについては説明を省略する。
この磁気制動装置54は、スプール20と一体回転するように取り付けた導電体56を備える。図4に示すように、本実施形態の導電体56は、スプール軸26に強固に固定されるボス部56aと、このボス部56aから半径方向外方に延びるディスク状部56bと、このディスク状部56bの外周縁部からハンドル30と反対側に延びる円筒状部56cとを有し、例えばアルミニウムあるいは銅等の非磁性の導電性材料で形成される。
円筒状部56cは、後述する内側リング磁石68および外側リング磁石70とほぼ等しい軸方向寸法を有し、その全体がこれらの磁石68,70間の環状間隙72内に挿入されている。このため、円筒状部56cは、これらのリング磁石68,70の側面側から漏れ出る磁束の範囲内に配置されている。これらの円筒状の導電体56は、非磁性の導電性材料で形成されているので、これらの磁束内を移動するときに、渦電流が誘導される。
図4に示すように、受部材58は、スプール軸26および軸受28bを収容する中央開口60と同心状に、スプール軸26側から小径部62aと大径部62bとを順に形成した支持台部62を有する。
なお、内側リング磁石68は磁石ホルダ66が環状溝64に対して摺動することにより外側リング磁石70に対して回動可能である。このため、磁石ホルダ66を支持台部62の小径部62aに対して摺動させることにより磁界を無段階で変化させることができる。
なお、第2延出部78のうち、磁石ホルダ66から最も離れた遠位端部には、窓部Wを通して容易に認識できる形状を有していたり、色付けされたりして目盛りSMに対する位置を容易に認識できる指示部(認識手段)88が形成されている。すなわち、指示部88は例えば一般的な時計の針のように、目盛りSMに対する指示針(ポインタ)の役割を果たす。
一方、回動操作部86を操作する場合、釣竿8から人差し指LFを離して回動操作部86にあてがうことによって操作可能である。スプール20を回転させると、導電体56には内側リング磁石68および外側リング磁石70による磁界の影響で渦電流が発生し、スプール20の回転を抑制する。
したがって、回動操作部86の位置を目視確認する場合、釣竿8及びリール10を大きく動かすことが必要となるが、窓部Wを通して指示部88を目視観察できるので、釣竿8及びリール10の移動量、釣り人の顔の移動量を大きく減少させることができる。このため、例えばルアー釣りでルアーを泳がせるために釣糸を巻き取っている状態で制動装置54の制動状態を目視確認する場合に、釣竿8及びリール10の移動量や釣り人の顔の移動量を小さくでき、意図せず釣竿8の穂先の位置を急激に大きく変えてしまうなど、ルアーの泳ぎに影響を与えるのを防止できる。
すなわち、この実施の形態に係る釣り具を用いると、釣竿8を操作しながら、又は、リール10のハンドル30を操作しながら人差し指LF一本でスプール20の制動調整を行うことができる。このとき、窓部Wに対する指示部88の位置を目視観察することもでき、また、手触りで指示部88の位置を認識して制動装置54の状態を認識することもできる。したがって、右手RHで釣竿8とリール10を持った後に左手LHで回動操作部86を調整する(スプール20の制動調整を行う)手間を省くことができる。このため、一連の動作のサイクルを短縮でき、一定時間内での投入回数を多くすることができるので、魚釣りのチャンスを逃し難い。そして、回動操作部86を操作するのに釣竿8を持ち替えたりする手間がないので、魚釣りをしながら次の投入プランに合わせてスプール20の制動力を調整できる。
図5(A)及び図5(B)に示すように、この実施の形態においても、左手LHで釣竿8及び魚釣用リール10を保持し、右手RHでハンドル30を操作する場合について説明する。
外面部117は、左フレーム114bに対して左側板116bを装着した状態で外側となり左手LHの掌を受けるように膨出した表面部(外壁部)OSと、左フレーム114bに対向するように内側となり第1および第2の操作機構110,112を収容する凹状の裏面部(内壁部)IS(図8参照)とを有する。この実施形態における左側板116bの表面部OSは左手LHの掌の母指球周辺に当たる位置が滑らかな膨らみを持った状態に形成されている。左側板116bの裏面部ISは、左フレーム114bおよび左フレーム114bに装着された第1および第2の操作機構110,112との間に空間を形成する。なお、上側縁部ULおよび下側縁部LLは表面部OSに滑らかに連続して形成されている。
上側縁部ULは、この実施形態ではサムレスト119の左側縁部119aに嵌合する嵌合部として形成され、例えばその後方側で外方に向かって突出する突起部(爪部)ULaを有する。そして、上側縁部ULはその突起部ULaによってサムレスト119の左側縁部119aの下側の所定の位置に嵌合される。左側板116bの上側縁部ULとサムレスト119の左側縁部119aとが嵌合された場合、サムレスト119の左側縁部119aと左側板116bの表面部OSとの間の隙間は小さく、サムレスト119の左側縁部119aと左側板116bの表面部OSとの間の境界部分は、指等に対する引っ掛かりなく滑らかに処理されている。
なお、下側縁部LLには、第1および第2の操作機構110,112の後述する操作突起160が操作可能に配設される凹部(操作開口部)120(図15(A)参照)が形成されている。
セットプレート122は、左フレーム114bに対してネジ留めや嵌合等の手段により固定されている。セットプレート122は、スプール軸26および軸受28bを収容する中央開口132と同心状に、スプール軸26側から小径部134aと大径部134bとを順に形成した支持台部134を有する。
小径部134aの外周部には、内側磁石ホルダ126を収容する環状溝136を形成してある。内側磁石ホルダ126は環状溝136に対して摺動可能である。この内側磁石ホルダ126の外周には、第1の実施の形態で説明した内側リング磁石68を固定してある。
大径部134bの内周部には、外側磁石ホルダ128を収容する環状溝138を形成してある。外側磁石ホルダ128は環状溝138に対して摺動可能である。この外側磁石ホルダ128の内周には、第1の実施の形態で説明した外側リング磁石70を固定してある。
すなわち、セットプレート122のうち、スプール20側には、内側磁石ホルダ126および外側磁石ホルダ128が配設されている。そして、内側磁石ホルダ126は外側磁石ホルダ128に対して回動可能である。また、内側磁石ホルダ126は外側磁石ホルダ128とともにスプール軸26の軸方向への移動は可能であるが、単独での移動は規制されている。
環状部142には適宜の間隔ごとに目盛り(認識手段)142aが付されている。これら目盛り142aは環状部142に対して突出していたり、着色により目立つように形成されている。これら目盛り142aは、後述するように、左側板116bの第1の凹部(認識手段)186を通して視認可能である。このとき、目盛り142aは図5(A)に示す上面からも視認可能であるし、図5(B)に示す左側面からも視認可能である。
なお、環状部142の目盛り142aを親指LT等の指腹で操作する場合、目盛り142aが滑り止めとして機能するように、凸状等に形成されていることが好ましい。
一方、セットプレート122には回動操作部124のフランジ部146a,146bを回動可能に保持する1対の保持部150a,150b(図9、図11、図13、図14参照)が形成され、回動操作部124を所定の範囲内で回動可能としている。なお、回動操作部124の中心軸はスプール軸26の中心軸と略一致する。また、回動操作部124はスプール軸26の中心軸回りに回動するが、セットプレート122の1対の保持部150a,150bによって保持されているので、スプール軸26の軸方向には移動しない。
なお、操作突起160は、左側板116bの下側面LLから突出する突出量は小さく、第1の実施の形態で説明したように、釣竿8および本実施形態に係るリール10を握持保持したときに左手LHが当たらない位置にあるように設定されている。
そして、図13(A)から図13(C)に示すように、セットプレート122に装着された回動操作部124の操作突起160を操作し、操作突起160に連動して動く環状部(連動部材)142すなわち回動操作部124をセットプレート122に対して回動させると、図14(A)から図14(C)に示すように、導電体56の円筒状部56cが内側磁石68と外側磁石70との間の環状間隙72に入る量が変更される。なお、図13(A)に示す状態は図14(A)に、図13(B)に示す状態は図14(B)に、図13(C)に示す状態は図14(C)にそれぞれ対応する。
第1段部156aは軸方向溝154に近接する位置にあり、第1段部156aに内側突状部148a,148bが係合されているときには、図14(A)に示すように、内側磁石68および外側磁石70に対する導電体56のディスク状部56bの位置(距離L1)は最も遠い。このため、導電体56の円筒状部56cが磁石68,70の間に配設されている量は小さい。
第2段部156bは、第1段部156aと螺旋状溝156の最も奥側の第3段部156cとの間にあり、図14(B)に示すように、第1段部156aに内側突状部148a,148bが係合されている状態よりも内側磁石68および外側磁石70に対する導電体56のディスク状部56bの位置は近い(距離L2<L1)。このため、導電体56の円筒状部56cが磁石68,70の間に配設されている量は、第1段部156aに内側突状部148a,148bが係合されている状態よりも大きい。
第3段部156cは螺旋状溝156の最も奥側にあり、図14(C)に示すように、第2段部156bに内側突状部148a,148bが係合されている状態よりも内側磁石68および外側磁石70に対する導電体56のディスク状部56bの位置は近い(距離L3<L2<L1)。このため、導電体56の円筒状部56cが磁石68,70の間に配設されている量は、第2段部156bに内側突状部148a,148bが係合されている状態よりも大きい。
そして、スプール20を回転させると、導電体56には内側リング磁石68および外側リング磁石70による磁界の影響で渦電流が発生するが、導電体56の円筒状部56cが磁石68,70の間に配設されている量(内側突状部148a,148bが段部156a,156b,156cに係合されている位置)に応じてスプール20の回転抑制力を規定する。
図9(A)及び図15(A)に示すように、左側板116bの第1の凹部186の縁部には、左手LHの親指LTを保護したり、左側板116bの第1の凹部186から左フレーム114bとの間にゴミが浸入するのを防止するため、例えば環状の保護部材162が固定されている。この保護部材162は硬度が低く、摩擦係数が小さい材料としてPTFE、ナイロン、ABS樹脂、アセタール樹脂(POM)などの樹脂材が用いられることが好ましい。
第1の凹部186の下側の縁部に配設された保護部材162は、親指LTを置く部分として第1の凹部186の下側縁部から外部に突出した状態に固定されている。第1の凹部186の上側の縁部に配設された保護部材162は、ゴミの侵入を防止するように左側板116bの内周面から回動操作部124に向かって延出されている。
このように、リール10の上側から観察したときに回動操作部124の環状部142の目盛り142aを視認できるのは、左側板116bの外表面OSに対する法線が水平状態よりも上向きにある状態である。このような状態(条件)を満たした上で左側板116bに開口186を形成した場合、外表面OSは上側よりも下側の方が左側に出っ張る。このため、図15(A)に示すように、目盛り142aを突起162aに隣接する位置に配置すれば、目盛り142aを上側から観察できる。
なお、回動操作部124の環状部142を親指LTの指腹に触れるように配置しても良いし、触れないように配置しても良い。触れるように配置する場合、指の感覚で第1の操作機構110の状態(基準制動力)を容易に認識できる。この場合、環状部142を操作部として用いても良い。この状態でスプール20の基準制動力を調整する場合、操作突起160を操作しても良いし、環状部142を操作しても良い。
スプール制動力調整部172は、セットプレート122及び左フレーム114bに対して螺合固定可能な螺合固定部182と、螺合固定部182の回りを回動可能な回動操作部184とを備えている。回動操作部184は螺合固定部182によってセットプレート122に対して適度に押圧され、適当な力を加えないと回動操作部184が回動しないようになっている。
なお、凹凸による滑り止めKは回動操作部184の外周部184cの全体や側面184eの全体に形成しても良い。また、回動操作部184の径方向内方の側面184eに目盛り184fや、回動操作部184に対向する保護部材190に指標部190a等が形成されている。なお、保護部材190は上述した保護部材162と一体であっても良い。
また、回動操作部184には、セットプレート122に対して当接するときにクリック音を発生するリーフスプリング192が配設されている。このため、回動操作部184を操作すると、クリック音が発生し、調整位置がズレ難くなる。
そして、スプール制動力調整部80の回動操作部184の外周には回動操作部側歯車184bが形成され、これが連動歯車176に噛み合わせられている。このため、回動操作部184を左フレーム114bに対して例えば図6中のP方向に回動させると、回動操作部側歯車184bを介して連動歯車176をQ方向に回動させる。そして、連動歯車176に連結された第1延出部76を介して内側磁石ホルダ66が外側磁石ホルダ128に対してR方向に回動する。このため、内側リング磁石68に対する外側リング磁石70の相対位置が変化する。これにより、導電体56の円筒状部56cを配置した内側リング磁石68と外側リング磁石70との間に形成される環状間隙72の磁界の強さを微調整することができる。
図15(B)中に破線で示す左側板116bの外表面の延長面Sから回動操作部184までの距離は、例えば0mmから5mm程度で、0.5mmから3.0mm程度であればなお好ましい。すなわち、回動操作部184は左側板116bの外表面OSに対して突出しないように露出されている。
第2の凹部188の下側の縁部に配設された保護部材190は、親指LTを置く部分として第2の凹部188の下側縁部から外部に突出した状態に固定されている。第2の凹部188の上側の縁部に配設された保護部材190は、ゴミの侵入を防止するように左側板116bの内周面から回動操作部184に向かって延出されている。
図15(B)に示すように保護部材190の下側に親指LTを押し当てると、親指LTは下側に向けた力を掛けることとなる。このとき、親指LTが保護部材190に強く擦れるので、親指LTに負担を掛けるのを防止するため、R形状に丸められている。この保護部材190は、親指LTが強く擦れるため、未塗装、未メッキ仕上げとすることが好ましい。
そして、この実施の形態では、第1の操作機構110に加えて第2の操作機構112を設けているので、良好な握持保持性の維持を図りながら、釣り場の実情に適した幅広い制動力調整が可能となる。
また、回動操作部184に凹凸を有する滑り止めを形成することによって、回動操作部184の凹凸を親指LTに引っ掛けることができ、回動操作部184を操作しようとする際の滑りを防止できる。また、回動操作部184に溝184aが形成されていることによって、操作時の水分を溝184a内に入れることができる。このため、回動操作部184に対する親指LTの滑りをより確実に防止できる。特に、第2の凹部188内に親指LTを押し付けるので、この回動操作部184への親指LTからの押し付け力は小さくなり、これらの滑り防止は効果的である。
また、この実施形態では、第1の操作機構110の回動操作部124の環状部142の一部を左側板116bから視認可能としたことによって、視覚によって、又は視覚及び触覚によって操作突起160の位置を容易に把握することができる。同様に、第2の操作機構112の第2の操作部172の回動操作部184の一部を左側板116bから視認可能としたことによって、視覚によって、又は視覚及び触覚によって回動操作部184の状態を容易に把握することができる。
なお、上述した実施形態では磁気ブレーキ装置を用いて説明したが、遠心摩擦ブレーキ装置や他のブレーキ装置を左フレーム14b,114bと左側板16b,116bとの間に配置したときにもブレーキの状態を認識できるようにすることも同様に可能である。
Claims (5)
- リール本体の側板間にスプールを回転自在に支持し、このスプールの回転を制動する制動装置の制動力を、側板に配置した操作部を介して調整可能とした魚釣用リールであって、
釣糸をスプールに巻き取るハンドルに対して反対側の側板の下部に、釣竿およびリール本体を握持保持した際に手の掌に対して離れた位置に前記操作部を配置して外部に露出させて前記操作部をリール本体を握持保持した手の指で操作可能とし、
前記操作部によって調整される制動装置の制動力を前記リール本体を握持保持した釣り人の視覚又は触覚により認識させる認識手段を前記リール本体及び前記側板の少なくとも一方に設けたことを特徴とする魚釣用リール。 - 前記操作部には、前記操作部の操作により連動して動く連動部材が設けられ、
前記認識手段は、前記連動部材の位置を認識可能な連動部材認識部を有することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。 - 前記連動部材認識部は、前記側板に設けられた窓部を有することを特徴とする請求項2に記載の魚釣用リール。
- 前記連動部材は、前記窓部を通して操作可能であることを特徴とする請求項3に記載の魚釣用リール。
- 前記操作部は、基準制動力を設定し、
前記ハンドルに対して反対側の側板には、前記基準制動力をベースに制動力を微調整する別の操作部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1に記載の魚釣用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010263840A JP5470225B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | 魚釣用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010263840A JP5470225B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | 魚釣用リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012110297A true JP2012110297A (ja) | 2012-06-14 |
JP5470225B2 JP5470225B2 (ja) | 2014-04-16 |
Family
ID=46495245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010263840A Expired - Fee Related JP5470225B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | 魚釣用リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5470225B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012147740A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
JP2017123802A (ja) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | グローブライド株式会社 | 両軸受型リール |
JP2017176003A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
KR20190007185A (ko) * | 2017-07-12 | 2019-01-22 | 유한책임회사 도요엔지니어링 | 파지돌기를 구비한 낚시 릴 |
JP2020010611A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101842004B1 (ko) | 2016-07-19 | 2018-03-26 | 유한책임회사 도요엔지니어링 | 슬립 방지체를 구비한 낚시 릴 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592643A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-09 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用両軸受型リ−ルのバツクラツシユ防止装置 |
JPS6122475U (ja) * | 1984-07-14 | 1986-02-08 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用リ−ル |
JPH07123889A (ja) * | 1993-11-09 | 1995-05-16 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールのスプール制動装置 |
JPH11155442A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-15 | Mamiya Op Co Ltd | 両軸受リール |
JP2011050290A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
-
2010
- 2010-11-26 JP JP2010263840A patent/JP5470225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592643A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-09 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用両軸受型リ−ルのバツクラツシユ防止装置 |
JPS6122475U (ja) * | 1984-07-14 | 1986-02-08 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用リ−ル |
JPH07123889A (ja) * | 1993-11-09 | 1995-05-16 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールのスプール制動装置 |
JPH11155442A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-15 | Mamiya Op Co Ltd | 両軸受リール |
JP2011050290A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012147740A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
JP2017123802A (ja) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | グローブライド株式会社 | 両軸受型リール |
CN107006442A (zh) * | 2016-01-13 | 2017-08-04 | 古洛布莱株式会社 | 双轴承型卷线器 |
JP2017176003A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
KR20190007185A (ko) * | 2017-07-12 | 2019-01-22 | 유한책임회사 도요엔지니어링 | 파지돌기를 구비한 낚시 릴 |
KR101979819B1 (ko) | 2017-07-12 | 2019-05-17 | 유한책임회사 도요엔지니어링 | 파지돌기를 구비한 낚시 릴 |
JP2020010611A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
JP7121569B2 (ja) | 2018-07-13 | 2022-08-18 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5470225B2 (ja) | 2014-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5470225B2 (ja) | 魚釣用リール | |
CN105360080B (zh) | 卷线轴制动装置及钓鱼用卷线器 | |
TWI583306B (zh) | Double bearing type reel | |
KR102097355B1 (ko) | 전동 릴 | |
US20140263792A1 (en) | Dual-bearing reel | |
US9591838B2 (en) | Clutch operating member of a dual-bearing reel | |
KR20120000521A (ko) | 낚시용 릴 | |
KR102099663B1 (ko) | 전동 릴 | |
JP2014100078A5 (ja) | ||
JP6342218B2 (ja) | 電動リールのモータ制御装置 | |
KR20120001610A (ko) | 낚시용 전동 릴 | |
JP2011010579A (ja) | 魚釣用リール | |
TW201600009A (zh) | 釣魚用電動捲線器 | |
TWI632848B (zh) | Electric reel | |
JP2015057076A (ja) | 魚釣用電動リール | |
JP5315175B2 (ja) | 魚釣用リール | |
JP2011019408A (ja) | 魚釣用リール | |
KR101946285B1 (ko) | 양 베어링 릴 및 양 베어링 릴의 드래그 조작 부재 | |
JP3204780U (ja) | 目盛り付きドラグ装置を有する魚釣用スピニングリール | |
JP5732263B2 (ja) | 魚釣用リール | |
JP2011024527A (ja) | 魚釣用リール | |
JP2011072266A (ja) | 魚釣用リール | |
KR102216791B1 (ko) | 전동 릴의 모터 제어 장치 | |
JP6792460B2 (ja) | 魚釣用リール | |
JP2015002689A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130903 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |