JP3118447B2 - フィッシングリール用ブレーキ装置及びブレーキ要素組立体 - Google Patents

フィッシングリール用ブレーキ装置及びブレーキ要素組立体

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JP3118447B2
JP3118447B2 JP10115039A JP11503998A JP3118447B2 JP 3118447 B2 JP3118447 B2 JP 3118447B2 JP 10115039 A JP10115039 A JP 10115039A JP 11503998 A JP11503998 A JP 11503998A JP 3118447 B2 JP3118447 B2 JP 3118447B2
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    • A01K89/057Axially engaged

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本件発明はベイトキャストフ
ィッシングリール(baitcast fishing
reels)のための調整可能な遠心ブレーキシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】ベイトキャストフィッシングリールは良
く知られている。記述の簡便さのために、種々のリール
及びリール要素の記載においては右手側斜視図が使用さ
れている。当業者に明らかなように、左手側のベイトキ
ャステイングリールはリール要素の配置を単に反対にす
るだけで製造することが出来、こうして左手側のリール
は右手側のリールの鏡像になっている。
【0003】通常、スプールドラッグ(Spool d
rag)又はスプールブレーキシステム(Spool
braking systems)は、釣糸の投げ込み
の際に発生することがある釣糸のもつれ(line b
acklashing)の問題を緩和するためにベイト
キャステイングリール(baitcasting re
els)へ使用されている。このような問題は、主とし
て、釣糸の投げ込みの際にスプールによってもたらされ
る回転モーメントにより発生する。ベイトキャステイン
グリールに使用されている最も一般的なドラッグ/ブレ
ーキ機構の形式は磁気ドラッグシステム及び遠心力ブレ
ーキシステムである。
【0004】米国特許第5108042号は、ベイトキ
ャストリールの左側カバー内に収容されている調整可能
な磁気ドラッグ機構について開示している。この機構は
リールスプールの左端へ調整可能な磁気ドラッグ力を付
与することにより作動している。この磁気力は釣糸を投
げ込む際のスプールの回転を遅くしている。
【0005】残念なことに、この種の磁気システムによ
って付与されるドラッグ力の大きさは、スプールの回転
速度によっては影響されないものである。この磁気ドラ
ッグシステムは、むしろ、選択された磁石の位置によっ
て、一定の磁気ドラッグ力を及ぼすのである。
【0006】米国特許第5308021号は、キャステ
イングリールに一般的に使用されている遠心ブレーキシ
ステムについて開示している。この遠心ブレーキシステ
ムは、スプール軸の端部から半径方向へ突出している複
数のロッド状部材と、該ロッド状部材へ滑動可能に載置
された複数の環状ブレーキ片又は環状ブレーキウエイト
と、該ロッド状部材の末端部を包囲している固定のブレ
ーキリングと、を有している。
【0007】この遠心ブレーキシステムは、好ましく
は、リールスプールの回転速度に比例して変動するブレ
ーキ力を及ぼしている。しかしながら、残念なことに、
この遠心システムへ僅かな調整を付与する場合でも、リ
ールの左側が分解されねばならず、また各ブレーキ部片
が個々に調整されねばならないのである。通常、個々の
部片はスプール軸へ隣接した固定位置へ嵌入されること
が出来、これによりそれらの部片はブレーキデイスクへ
摩擦接触することを防止されている。更には個々のブレ
ーキ部片は取り替えられ又は取り外されたりされること
が可能である。
【0008】かかる調整に関する問題に加え、環状形状
のブレーキ要素組立体は、更に(a)比較的大量の空間
を必要とし、(b)システムの調整を行うときに例えば
ロッドの曲げ等によって簡単に破損を生じ、(c)簡単
にバランスを崩すようになるのである。
【0009】米国特許第5308021号は遠心ブレー
キシステムを開示しており、ここでは、該システムによ
って及ぼされるブレーキ力は、リールの左側カバー下方
に位置づけられたダイアル機構を操作することにより選
択的に調整され得るのである。上述の標準の遠心ブレー
キシステムと同様にこの米国特許第5308021号に
開示されているシステムは、スプール軸の端部から突出
している半径方向のロッド状部材へ滑動可能に載置され
ている複数の独立した環状のブレーキ部片を使用してい
る。この米国特許第5308021号のシステムはまた
軸線方向へ移動可能なブレーキ構造体を使用している。
更に完全に円筒形のブレーキ面を有する代わりに、この
米国特許第5308021号のブレーキ構造体は、小さ
い直径の円筒形ブレーキ面の方へ分岐している当初円錐
台形をなすブレーキ表面を提供している。更に、ブレー
キ表面の粗さは、該ブレーキ表面がブレーキ要素の方へ
軸線方向に調整されるときに該面によって提供される摩
擦係数が増加するように変動する。
【0010】残念なことに、この米国特許第53080
21号のシステムは、管状のブレーキ要素組立体のみを
使用しており、そのため上述したような、間隔、損傷及
びバランスの問題を伴いがちである。更に、もしリール
が分解され、個々のブレーキ要素が取り外されたり所定
位置へロックされることがないなら、米国特許第530
8021号のシステムは、個々のブレーキ片がブレーキ
表面へ接触することを完全に妨げられるように、調整さ
れることが出来ない。その上更に、変動する粗さ度合い
を有しているこの米国特許第5308021号において
使用されているタイプのブレーキ表面の生産は困難であ
りかつ高価であり、更に著しい摩耗及び騒音の問題を発
生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本件発明は、例
えば米国特許第5108042号におけるようなスプー
ルの回転が遅くなるような欠点を解消する。また、米国
特許第5308021号におけるようなリールを分解す
ることなく調整を行うことが出来るようにする。また各
ブレーキ部片の調整を容易に出来るようにし、更に
(a)比較的大量の空間を必要とし、(b)システムの
調整を行うときに例えばロッドの曲げ等によって簡単に
破損を生じ、(c)簡単にバランスを崩すようになる問
題を解消する。また、上述したような、間隔、損傷及び
バランスの問題を解消し、ブレーキ表面の生産を容易に
かつ安価に出来、更に摩耗及び騒音の問題を解消する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本件発明は上記課題を解
決するために、調整可能なブレーキ装置及びブレーキ要
素組立体を提供するもので、これらの装置及び組立体は
上記課題の解消しかつ緩和するものである。このフィッ
シングリール用のブレーキ装置は、少なくとも第1位置
と該第1位置とは異なる第2位置とに選択的に位置付可
能な接触部材と、該接触部材へ接触しこれにより摩擦制
動力を発生する各ブレーキ位置を有しており、回転軸線
周りに半径方向に位置付けられている複数のブレーキ要
素と、を有しており、該接触部材が第1位置へ位置付け
られ、ブレーキ要素が各ブレーキ位置にあるとき、該ブ
レーキ要素の少なくとも1つが接触部材へ接触し、該接
触部材が第2位置へ位置付けられるとき、前記1つのブ
レーキ要素が個々のブレーキ位置にあるかどうかにかか
わらず、該1つのブレーキ要素が前記接触部材へ接触出
来ないようになっている。
【0013】また本件発明のブレーキ装置は好ましく
は、複数のブレーキ要素と、接触部材と、回転軸線周り
の半径方向通路にこれらのブレーキ要素を保持する保持
手段であって該回転軸線周りにブレーキ要素を回転する
ことによりブレーキ要素へ付与される遠心力がブレーキ
要素を該回転軸線から伸長した半径方向位置の方へ半径
方向通路内を直接的に移動させる保持手段と、接触部材
を少なくとも第1位置及び第2位置へ選択的に位置付け
る位置付け手段と、を有している。接触部材が第1位置
へ位置付けられブレーキ要素がそれらの伸長した半径方
向位置にあるとき、少なくとも1つのブレーキ要素が接
触部材へ接触している。しかしながら、接触部材が第2
位置に位置付けられるとき、前記1つのブレーキ要素
は、該1つのブレーキ要素が伸長した半径方向位置にあ
るか否かにかかわらず、接触部材に接触している。
【0014】別の観点においては、本件発明のブレーキ
要素組立体は、回転軸線周りに半径方向に保持されてい
る複数のブレーキ要素を有し、ここで第1のブレーキ要
素が該回転軸線に対して垂直な第1面に横たわっている
第1長手方向軸線を有しており、第2のブレーキ要素が
該回転軸線に対して垂直な第2面に横たわっている第2
長手方向軸線を有しており、第2面が第1面から離れて
いるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本件発明のブレーキ装置の
好ましい実施例を組み込んでいるベイトキャステイング
リール(baitcasting reel)2を示し
ている。このベイトキャステイングリール2は、円形の
右側リールであり、このリールは、右側プレート6と左
側プレート8とを有するスプリットフレーム4と、これ
らの左右のプレート6、8間にてスプリットフレーム4
へ回転可能に搭載されているラインスプール(line
spool)10と、巻き取り(winding)の
間中スプールに対して左右方向に移動しているレベルワ
インド(level−wind)機構12と、右側プレ
ート6へ固着されている右側カバー14と、クランクハ
ンドル16と、フレーム4の底部に設けられているリー
ル脚18と、左側プレート8へ固着されている左側カバ
ー20と、を有している。左側カバー20の外表面22
は実質的に円滑な状態になっている。本件発明のブレー
キ装置は左側カバー20の下方に収容されている。本件
発明のブレーキ装置の外部的に認識可能な特徴は左側カ
バー20に形成された円形孔26を介して突出している
ブレーキダイアル24である。
【0016】図2及び図27〜30により良く示されて
いるように、本件発明のブレーキ装置は、好ましくは、
ブレーキダイアル24と、ブレーキ要素組立体28と、
ブレーキリング組立体30と、カムスライダー32と、
より成る。ブレーキ要素組立体28は、好ましくは、複
数のブレーキ要素(好ましくは、ブレーキパッド又はブ
レーキウエイト)34と、ブレーキ要素ハウジング36
と、ハウジングカバー38と、を有している。
【0017】図15〜17に示すように、各ブレーキ要
素即ちブレーキパッド34は、好ましくは、T字形パッ
ド又はウエイトであり、長手方向軸線40と、幅広保持
端42と、該幅広保持端42から伸びている細長部分4
4と、幅広保持端42から細長部分44までの遷移部分
によって画定されている一対の保持肩部46と、を有し
ている。細長部分44は幅広保持端42に対向して位置
してテーパー付きの末端部48を有している。ブレーキ
パッド34は、好ましくは、平坦な前方面50と平坦な
後方面52と、を有している。前方面50から末端部4
8までの遷移部51は、好ましくは、図16に示すよう
に曲状となっている。
【0018】ここで使用している、「前方」及び「前方
に面している」の用語は、ラインスプール10の長手方
向左側端から離れている面及び/又はそこから離れて位
置することを意味している。一方、用語「後方」及び
「後方に面している」の用語は、ラインスプール10の
左側端に面していること及び/又はその方に位置してい
ることを意味している。
【0019】図18〜22に示すように、ブレーキ要素
ハウジング36は、好ましくは、実質的に円筒形の部材
であり、長手方向回転軸線54と、長手方向前方端56
と、長手方向後方端58と、長手方向前方端56からハ
ウジング36内へ伸びている第1の円筒形孔60と、第
1の円筒形孔60からハウジング36内へ更に伸びてお
り第1の円筒形孔60よりも小さい直径を有している第
2の円筒形孔62と、第1の円筒形孔60から第2の円
筒形孔62までの遷移部によって画定されている内部半
径方向肩部64と、ハウジング36の長手方向後方端5
8を介して孔62から伸びており第2の円筒形孔62よ
りも小さい直径を有している第3の円筒形孔66と、第
2の円筒形孔62から第3の円筒形孔66までの遷移部
によって画定されている内部半径方向肩部68と、を有
している。孔60、62、66はそれぞれ長手方向内方
円筒形壁70、72、74を画定している。ハウジング
36は更に、長手方向後方端58から伸びており内部に
長手方向U字形溝78が形成されている実質的に円筒形
の第1外方壁76と、第1外方壁76から長手方向前方
端56まで伸びており第1外方壁76の直径よりも小さ
い直径を有している第2のより短い外方円筒形壁80
と、第1外方壁76から第2のより短い外方円筒形壁8
0までの遷移部によって画定されている外部半径方向肩
部82と、を有している。第1外方壁76には、標準の
成形プロセスを使用してハウジング36の成型物を第1
に収容するために長手方向外部溝78が設けられてい
る。
【0020】ハウジング36は、ブレーキパッド34を
滑動可能に保持するために内部に形成された複数(好ま
しくは約4〜10個)の半径方向溝84を有している。
各半径方向溝84は前方端56からハウジング36内へ
限定された長手方向深さまで伸びている。各溝は平坦な
半径方向底面86を有している。そのため、各半径方向
溝84は、ハウジング36の前方端56から溝の底面8
6までの距離として画定されている長手方向深さを有し
ている。
【0021】下記において検討される理由によって、各
個々の溝84は、好ましくは、少なくとも幾つかの他の
溝84の深さと異なる深さを有している。最も好ましく
は、各個々の溝84の深さは全ての他の溝84の深さと
異なっている。例えば、図18〜22に示したハウジン
グ36が0.140インチの合計長手方向長さを有して
いるとすると、ハウジング36に設けてある溝84a、
84b、84c、84d、84e、84f、84g、8
4h、84i、84jは、好ましくは、それぞれ、約
0.070、0.075、0.080、0.085、
0.090、0.095、0.100、0.105、
0.110及び0.115インチの深さを有している。
【0022】各溝84は、好ましくは、T字形状の半径
方向断面部を有しており、この断面部は、第1外方壁7
6を介して半径方向に伸びている実質的に真直な外方セ
グメント88と、内方円筒形壁72を介して半径方向内
方へ伸びている実質的に真直な内方セグメント90と、
両セグメント88、90間に伸びている実質的に真直な
中間セグメント92と、を有している。中間セグメント
92の幅はセグメント88及び90のそれぞれの幅より
も大きく、これにより溝84には保持肩部94、96、
98、100が設けてある。
【0023】溝84及びブレーキ要素34は、ブレーキ
要素34の保持端42の幅が中間溝セグメント92の幅
よりも小さく内方溝セグメント及び外方溝セグメント8
8、90の幅よりも大きい寸法を有している。こうし
て、ブレーキ要素34の幅広保持端42が中間溝セグメ
ント92内に置かれたとき、ブレーキ要素34は溝84
内に滑動可能に保持される。ブレーキ要素34が回転軸
線54から離れて溝84内にて半径方向外方に滑動する
ので、ブレーキ要素34に設けられた保持肩部46は結
局溝肩部94、96に衝接し、それによりブレーキ要素
34がハウジング36から滑動するのを阻止する。一
方、ブレーキ要素34が回転軸線54の方へ半径方向内
方へ滑動するとき、ブレーキ要素34の保持端42が溝
肩部98、100に衝接し、それによりブレーキ要素3
4がハウジング36の内部へ落下するのを阻止する。
【0024】半径方向溝84は前方端56からハウジン
グ36内に長手方向に伸びており、溝84が外部半径方
向肩部82及び内部半径方向肩部64、68を介して通
っている。更に溝84は内方円筒形壁72から第1外方
円筒形壁76まで半径方向に伸びており、溝84は内方
円筒形壁72内に開口102をまた第1外方円筒形壁7
6に開口106を形成している。
【0025】こうして形成されたハウジング36の前方
端56を介して伸びている溝84の形成はハウジングカ
バー38が周辺に位置付けられている複数の前方突出リ
ブ108を形成している。ハウジング36はまた前方端
56にカバー38を取り外し可能に嵌合するために使用
されている、対向する一対の一体的な前方突出面取り部
110を含んでいる。
【0026】図12〜14、23、24に示すように、
ハウジングカバー38は、好ましくはハウジングリブ1
08の周りのハウジング36の前方端56へ取り付ける
ような寸法のリング構造体111を有している。カバー
38は内部に設けられたリップ114を有する一対の対
向する外部溝112を含んでおり該外部溝112はハウ
ジング面取り部110を受け入れかつ弾性的に保持する
ように作用可能となっている。
【0027】さらにカバー38は複数の後方に面してい
る半径方向リブ116を有している。これらのリブ11
6はハウジング溝84内に伸びており実質的に固定され
た長手方向位置にブレーキ要素34を保持している。カ
バー38に設けられた多数の半径方向リブ116はハウ
ジング36に設けられた多数の溝84に対応している。
半径方向リブ116は好ましくは溝84の異なる深さに
対応している異なる長手方向長さを有している。こうし
て、例えば、溝84a、b、c、d、e、f、g、h、
i、jを使用するとき、好ましくは、リブ116a、
b、c、d、e、f、g、h、i、jがそれぞれ約0.
007、0.012、0.017、0,022、0,0
27、0,032、0,037、0,042、0,04
7、0,052インチの長手方向長さを有している。
【0028】カバー38がハウジング36から外される
ときに、ブレーキ要素34が溝84内に配置され更には
ブレーキ要素34がそこから取り外される。図12〜1
4及び図27〜30に示すように、ブレーキ要素34は
好ましくは溝34内に対して、後方面52が溝84の底
面86に滑動可能に接触し、ブレーキ要素34の末端部
の遷移部51が前方に向き、末端部48がブレーキ要素
組立体28の後方端58の方へ外方に傾斜するように配
置されている。このようにして方向付けがなされたと
き、遷移部51及び傾斜した末端部48がブレーキ要素
34とブレーキリング組立体30との間に円滑な遷移衝
接をもたらす。
【0029】ブレーキ要素組立体28は、該組立体28
がスプール10と共に回転するようにリール2内に固着
されている。図27〜30に示すように、組立体28の
円筒形孔66は好ましくはスプール10を介して伸びて
いるスプール軸118の端部に密嵌している。このよう
に固定したとき、ブレーキ要素組立体28の回転軸線5
4はスプール10及びスプール軸118の回転軸と同一
軸線となる。
【0030】ブレーキ要素組立体28がスプール軸11
8と共に回転するとき、ブレーキ要素34へ付与される
遠心力は該ブレーキ要素34を軸線54から離すように
溝84内を半径方向外方へ滑動させる。ブレーキ要素3
4は、少なくとも該要素34が最も半径方向外方の位置
まで滑動したときに該ブレーキ要素34の末端部48が
第1外方壁76内に形成された溝開口106を介してハ
ウジング36から半径方向外方へ突出するような寸法と
なっている。ブレーキ要素組立体28の好ましい実施例
においては、ブレーキ要素34は、ブレーキリング組立
体30と相互に作用するように、ある点において、開口
106から突き出なければならない。
【0031】図2〜6に示すように、ブレーキダイアル
24は好ましくはカップ形状の部材であり、このブレー
キダイアル24は、円滑で丸い前方面120と、解放し
ている後方端部121と、この後方端部121の周りに
形成されている半径方向フランジ122と、を有してい
る。前方面120はカバー20に設けられた円形の孔2
6を介して突出している。該ブレーキダイアル24は内
部に一対の傾斜した半円形のカム隆起部130を有して
いる。更にこのブレーキダイアル24は内部に後方へ突
出している円筒形壁134によって画定されている中心
部に配置されている円筒形のカップ132を有してい
る。ブレーキダイアル24の円滑な前方面120には、
釣り糸が不意に押さえられたり引っ掛かるような邪魔物
は存在しない。このブレーキダイアル24は、該半径方
向フランジ122がカバー20内に形成された半径方向
肩部124と衝接することにより前記円形の孔26内に
回転可能に保持されている。ブレーキダイアルの運動を
検出するための聞き取り可能な手段として、カバー20
の内面に固定されたクリッカーばね128と相互に作用
してカチカチと音を発生させるように、好ましくは、半
径方向フランジ122の後面にはセレーション126が
設けてある。
【0032】図7〜11に示すように、本件発明のブレ
ーキ装置に使用されるカムスライダ32は、好ましく
は、円筒形中央部であってそこを介して長手方向に伸び
ている円筒形孔138を有している実質的に円筒形の中
央部分136と、該孔138の周りに円筒形部分136
からなる後方側面142へ形成されている円形の溝14
0と、円筒形部分136から半径方向に伸びている一対
の平坦な対向する耳部分144と、該耳部分144の半
径方向端部付近に位置付けられており耳部分144の後
方面147から後方に伸びている一対の又は内ねじを有
しているボス146と、を有している。カムスライダ3
2は、更に、ブレーキダイアル24の内部に設けられた
カム隆起部130と作動係合するように、前記耳部分1
44の前方面150から突出している傾斜したカム傾斜
部148を有している。
【0033】ブレーキダイアル24及びカムスライダ3
2はスプールリテーナ152によってカバー20内に作
動的に位置付けられかつ保持されている。このリテーナ
152は、カバー20内に設けられたねじ付きボス15
8へボルト160によってリテーナ152を取り付ける
ための貫通孔156を有している実質的に円形の内方面
154と、該内方面154の前方側164から突出して
いる円筒形のガイドポスト162と、該内方面154の
後方側168から突出している円筒形の構造体166
と、を有している。この円筒形の構造体166はスプー
ル軸ベアリング169を保持しており、このベアリング
169内にスプール軸118の左端が回転自在に受け入
れられている。
【0034】図25及び26に示すように、ブレーキリ
ング組立体30は円筒形内面174を備えた好ましくは
円筒形ブレーキリング172を有している制動接触部材
を提供している。ブレーキリング172はブレーキ要素
組立体28の周囲に軸線方向に位置付けてあり、ブレー
キリング34は、ブレーキ要素ハウジング36から半径
方向に十分に突出するときに、内面174に摩擦接触す
る。ブレーキリング組立体30は更に、ブレーキリング
172の外面周囲に設けられている半径方向フランジ1
76と、該半径方向フランジ176から外方に突出して
いる一対の取付耳部178と、を有している。これらの
取付耳部178はそこを貫通している円筒形の孔180
を有しており、これらの孔180はカムスライダ32に
設けられたねじ付きボス146の後端部へブレーキリン
グ組立体30を取り付ける作用をしている。
【0035】図2及び27〜30に示すように、本件発
明の制動装置は、好ましくは、ブレーキダイアル24が
カバーの孔26内へ位置付けられ、カム隆起部130が
スライダ32に設けられたカム傾斜部148と作動的に
協働作用するようにダイアル24に設けられるようにカ
ムスライダ32がダイアル24の後方に位置付けられ、
リテーナガイドポスト162がカムスライダ孔138を
介して前方へ伸びかつ内部ダイアルカップ132内に受
け入れられ、カムスライダボス146がリテーナ面15
4に設けられた孔182を介して後方に滑動可能に伸
び、かつブレーキリング組立体30がブレーキフランジ
176をボルト184を使用してカムスライダボス14
6へ取り付けることによりリテーナ152とスプール1
0との間に往復運動可能に取り付けられる、ように組立
てられる。この組立られた制動装置は、好ましくは、ダ
イアル24の回転を容易にするため内部ダイアルカップ
132内に設けられた摩擦減少Oリング185と、リテ
ーナ152とカムスライダ32との間にてリテーナガイ
ドポスト162周囲に位置付けられているばね188
と、を有している。このばね188の前方端はカムスラ
イダ溝140内に受け入れられかつカムスライダ32へ
連続した前方偏倚力を及ぼしており、これによりダイア
ル24のカム隆起部130とカムスライダ32のカム傾
斜部148とは作動接触状態を維持されている。
【0036】ダイアル24が時計方向へ回転されると、
カム隆起部130はカム傾斜部148と協働作用してカ
ムスライダ32へ後方力を発生し、カムボス146がリ
テーナ孔182を介して後方へ滑動する。このようなカ
ムボス146の後方運動はブレーキリング組立体30を
後方へ移動させ、それによりブレーキリング172はブ
レーキ要素34の周りの制動位置へ移動する。図30に
はブレーキリング172の1制動位置が示されている。
【0037】ダイアル24を反時計方向へ回転すること
により、使用者はブレーキリング172を前方へ移動す
ることが出来、これにより本件発明装置によって提供さ
れる制動の度合いを減少し又はブレーキリング172が
ブレーキ要素34と相互作用により制動作用をすること
のないように完全にブレーキリング172を移動するの
である。図29は完全に前方位置にあるブレーキリング
172を示しており、この位置ではブレーキ要素34は
ブレーキリング172へ対して摩擦接触することは出来
ない。
【0038】本件発明の制動装置は、リールカバー20
を除去することなくまた該リールを分解することなく簡
単に調整されることが可能である。またこの発明の制動
装置は、広範囲なかつ完全な制動力調整範囲を提供す
る。ブレーキリング172は、全てのブレーキ要素34
が完全にブレーキリング172に接触し又はブレーキ要
素34が全くブレーキリング172に接触しないような
極端な配置状態に位置付けられ得る。更に、この発明の
システムはブレーキリング172が完全に接触する位置
と全く接触しない位置との間の広い範囲で調整され得る
のである。ブレーキ要素ハウジング36へ設けられた溝
84は異なる長手方向深さを有しているので、各ブレー
キ要素34の長手方向軸線40は、別のブレーキ要素3
4の軸線40によって画定される半径方向面の長手方向
位置と異なる長手方向位置を有している半径方向面内に
横たわっている。こうして、ブレーキリング172がブ
レーキ要素組立体28を、図29に示すような非接触位
置から完全に接触している位置まで軸線方向に調整され
ると、ブレーキリングは溝84a〜84j内にて個々の
ブレーキ要素に関して接触位置へ移動する。
【0039】ここに開示されている本件発明のブレーキ
要素組立体28は好ましいものであるが、その他の形式
のブレーキ要素組立体(例えば半径方向に伸びているロ
ッドへ滑動可能にブレーキウエイト、パッド、及び/又
は剛毛が取り付けられているもの)が本件発明のブレー
キ装置に使用されうることが出来ることは、当業者によ
って理解されるであろう。しかしながら、使用される組
立体の形式に関係無く、幾つかの又は全ての個々のブレ
ーキ要素が該組立体の回転軸線に沿って異なる長手方向
位置に位置付けられ、ブレーキリングが非接触位置から
完全に接触した位置まで調整されるように該ブレーキリ
ングが付加的な要素又は付加的な要素のグループを包囲
することは好ましいものである。
【0040】
【発明の効果】 本件発明のブレーキシステムはリール
スプールの回転速度に関連して好ましく変動する比例的
なブレーキ力を提供する。この発明のシステムはこれま
でのシステムよりも少ない空間で機能し、分解をするこ
となくまたリールの側方カバーを取り外さなければなら
ないことがなく簡単に調整可能である。またこの発明の
システムは多くのブレーキ要素の使用を可能とし、広範
囲な摩擦設定を可能としている。その上、個々のブレー
キ片は単純な外部調整によってブレーキ位置から完全に
外され得るのである。更に、本件発明のブレーキ要素組
立体は、公知の管状ブレーキ要素組立体に比較して、頑
丈で、より一層安定しており、損傷に対して強いのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブレーキ装置を内蔵したベイトキャ
ステイングリール2の斜視図である。
【図2】 ベイトキャステイングリール2の左側カバー
組立体の分解斜視図である。
【図3】 本件発明のブレーキ装置に使用されるブレー
キダイアル24の前方端面図である。
【図4】 図3に示す矢線4−4に沿って見たブレーキ
ダイアル24の破断図である。
【図5】 図3に示す矢線5−5に沿って見たブレーキ
ダイアル24の側面図である。
【図6】 図5に示す矢線6−6に沿って見たブレーキ
ダイアル24の後方端面図である。
【図7】 本件発明のブレーキ装置に使用されているカ
ムスライダー32の前方端面図である。
【図8】 カムスライダー32の側面図である。
【図9】 カムスライダー32の後方端面図である。
【図10】 カムスライダー32の上端面図である。
【図11】 図8に示す矢線11−11に沿って見たカ
ムスライダー32の断面図である。
【図12】 本件発明によって提供されるブレーキ要素
組立体28の実施例の前方立面図である。
【図13】 図12に示す矢線13−13に沿って見た
本件発明のブレーキ要素組立体28の側面図である。
【図14】 図12に示す矢線14−14に沿って見た
本件発明のブレーキ要素組立体28の断面図である。
【図15】 本件発明のブレーキ要素組立体28に使用
されているブレーキパッド34の前方立面図である。
【図16】 ブレーキパッド34の側方立面図である。
【図17】 ブレーキパッド34の末端部を示す図であ
る。
【図18】 本件発明のブレーキ要素組立体28に使用
されているハウジング36の前方立面図である。
【図19】 図18に示す矢線19−19に沿って見た
ハウジング36の断面図である。
【図20】 図18に示す矢線20−20に沿って見た
ハウジング36の断面図である。
【図21】 図18に示す矢線21−21に沿って見た
ハウジング36の側面図である。
【図22】 図21に示す矢線22−22に沿って見た
ハウジング36の後方端面図である。
【図23】 本件発明のブレーキ要素組立体28に使用
されているハウジングカバー38の後方端面図である。
【図24】 図23に示す矢線24−24に沿って見た
ハウジングカバー38の断面図である。
【図25】 本件発明のブレーキ装置に使用されている
ブレーキリング組立体30の前方端面図である。
【図26】 図25に示す矢線26−26に沿って見た
ブレーキリング組立体30の断面図である。
【図27】 本件発明のブレーキ要素組立体28を含ん
でいるスプール組立体の前方端部立面図である。
【図28】 図27に示す矢線28−28に沿って見た
スプール組立体の断面図である。
【図29】 本件発明の組み立てたブレーキ装置の切断
図であり、ブレーキリング組立体30が本件発明のブレ
ーキ要素組立体28との係合を解いた位置にある状態を
示す図である。
【図30】 本件発明の組み立てたブレーキ装置の別の
切断図であり、ブレーキリング組立体30がブレーキパ
ッド34と摩擦係合する位置にある状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
2:ベイトキャステイングリール 4:スプリットフレ
ーム 6:右側プレート 8:左側プレート 10:ラインスプール 12:レベルワイン
ド機構 14:右側カバー 16:クランクハン
ドル 18:リール脚 20:左側カバー 22:外表面 24:ブレーキダイ
アル 26:円形孔 28:ブレーキ要素
組立体 30:ブレーキリング組立体 32:カムスライド 34:ブレーキパッド 36:ハウジング 38:ハウジングカバー 40:長手方向軸線 42:幅広保持端 44:細長部分 46:保持肩部 48:末端部 50:前方面 51:遷移部 52:後方面 54:長手方向回転
軸線 56:長手方向前方端 58:長手方向後方
端 60:第1円筒形孔 62:第2円筒形孔 64:内部半径方向肩部 66:第3円筒形孔 68:内部半径方向肩部 70、72、74:
内方円筒形壁 76:第1外方壁 78:U字形溝 80:第2円筒形壁 82:外部半径方向
肩部 84:半径方向溝 86:半径方向表面 88:外部セグメント 90:内方セグメン
ト 92:中間セグメント 94、96、98、
100:保持肩部 102、106:開口 108:前方突出リ
ブ 110:面取部 111:リング構造
体 112:外部溝 114:リップ 116:半径方向リブ 118:スプール軸 120:前方面 121:後方端部 122:半径方向フランジ 124:半径方向肩
部 126:セレーション 128:クリッカー
ばね 130:カム隆起部 132:円筒形カッ
プ 134:円筒形壁 136:円筒形中央
部分 138:円筒形孔 140:円形溝 142:後方側面 144:耳部分 146:ボス 147:後方面 148:カム傾斜部 150:前方面 152:スプールリテーナ 154:内方面 156:貫通孔 158:ねじ付きボ
ス 160:ボルト 162:ガイドポス
ト 164:前方側 166:構造体 168:後方側 169:スプール軸
ベアリング 172:円筒形ブレーキリング 174:円筒形内面 176:半径方向フランジ 178:取付耳部 180、182:孔 184:ボルト 185:Oリング 188:ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−322441(JP,A) 特開 平9−275860(JP,A) 実開 平6−75168(JP,U) 実開 平5−73(JP,U) 実公 昭38−28485(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 89/0155 A01K 89/033 501

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィッシングリール用のブレーキ装置で
    あって、 少なくとも第1位置とかかる第1位置とは異なる第2位
    置とに選択的に位置付可能な接触部材30と、 該接触部材30へ接触しこれにより摩擦制動力を発生す
    る各ブレーキ位置を有しており、回転軸線54周りに半
    径方向に位置付けられている複数のブレーキ要素34
    と、 を有しており、 接触部材30が第1位置へ位置付けられかつブレーキ要
    素が各ブレーキ位置にあるとき、少なくとも第1のブレ
    ーキ要素が接触部材30へ接触し、 接触部材30が第2位置へ位置付けられるとき、前記第
    1のブレーキ要素が個々のブレーキ位置にあるかどうか
    にかかわらず、第2のブレーキ要素が前記接触部材30
    へ接触するが前記第1のブレーキ要素が前記接触部材3
    0へ接触することが出来ない、 ことを特徴とするフィッシングリール用のブレーキ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記接触部材30が第1位置へ位置付けられるとき、前
    記ブレーキ要素34の少なくとも1つが前記接触部材3
    0へ接触することが出来ず、 前記接触部材30が第3位置へ選択的に位置付けられる
    ことが可能であり、 前記接触部材30が第3位置へ位置付けられかつ前記ブ
    レーキ要素34が前記各ブレーキ位置にあるとき、前記
    ブレーキ要素34の全てが前記接触部材30へ接触す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のフィッシングリール
    用のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 フィッシングリール用のブレーキ装置で
    あって、 複数のブレーキ要素34と、 回転軸線54周りの半径方向通路にこれらのブレーキ要
    素34を保持する保持手段36で、該回転軸線54周り
    にブレーキ要素34を回転することによりブレーキ要素
    34へ付与される遠心力がブレーキ要素34を該回転軸
    線54から個々の伸長した半径方向位置の方へ半径方向
    通路内をその方向に移動させる、保持手段36と、 接触部材30と、 接触部材30を少なくとも第1位置及び第2位置へ選択
    的に位置付ける位置付け手段24、32、188と、 を有しており、 接触部材30が第1位置へ位置付けられかつブレーキ要
    素34が伸長した半径方向位置にあるとき、少なくとも
    第1のブレーキ要素34が接触部材30へ接触し、 接触部材30が第2位置へ位置付けられるとき、前記第
    1のブレーキ要素34が伸長した半径方向位置にあるか
    どうかにかかわらず、第2のブレーキ要素34が前記接
    触部材30へ接触するが第1のブレーキ要素34が前記
    接触部材30へ接触することが出来ない、 ことを特徴とするフィッシングリール用のブレーキ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記接触部材が回転軸線54周りに位置付けられかつ完
    全に円筒形の内部ブレーキ面174を有しているブレー
    キリング30であり、 位置付け手段24、32、188が回転軸線54に沿っ
    て軸線方向にブレーキリング30を選択的に移動するよ
    うに作動可能である、 ことを特徴とする請求項3に記載のフィッシングリール
    用のブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 第1のブレーキ要素34が第1要素長手方向軸線40を
    有し、保持手段36が該第1ブレーキ要素34を保持
    し、これにより第1要素長手方向軸線40が回転軸線5
    4に対して実質的に垂直な第1面に横たわっており、 第2のブレーキ要素34が第2要素長手方向軸線40を
    有し、保持手段36が該第2ブレーキ要素34を保持
    し、これにより第2要素長手方向軸線40が回転軸線5
    4に対して実質的に垂直な第2面に横たわっており、 第2面が第1面から離れている、 ことを特徴とする請求項3に記載のフィッシングリール
    用のブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 第3のブレーキ要素34が第3要素長手方向軸線40を
    有し、保持手段36が該第3ブレーキ要素34を保持
    し、これにより第3要素長手方向軸線40が回転軸線5
    4に対して実質的に垂直な第3面に横たわっており、 第3面が第1面から離れており、かつ第3面が第2面か
    ら離れている、 ことを特徴とする請求項5に記載のフィッシングリール
    用のブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 フィッシングリール用のブレーキシステ
    ムに使用するブレーキ要素組立体28であって、該ブレ
    ーキ要素組立体28が、 長手方向軸線54と長手方向端部と該長手方向軸線54
    の周りに位置付けられている外壁76とを有しているハ
    ウジング36と、 該ハウジング36内に設けてありかつ該外壁76を介し
    て伸びている溝開口102を有している複数の半径方向
    溝84と、 長手方向軸線54の方へかつ該長手方向軸線54から離
    れる方へ半径方向運動するように該溝84内に滑動可能
    に保持されており、該長手方向軸線54から離れて位置
    付けられている末端部48を有している複数のブレーキ
    要素34と、 を有しており、 長手方向軸線54周りにハウジング36を回転すること
    により遠心力がブレーキ要素34へ付与されるとき、該
    遠心力がブレーキ要素34を該長手方向軸線54から個
    々の伸長した半径方向位置の方へ半径方向に離れるよう
    に移動させ、 少なくともブレーキ要素34が前記個々の伸長した半径
    方向位置にあるとき、ブレーキ要素34の末端部48が
    前記溝開口102を介して外壁76から半径方向に突出
    し、 第1のブレーキ要素34が前記長手方向端から第1距離
    だけ離れた第1長手方向位置にて前記ハウジング36内
    に滑動可能に保持されており、 第2のブレーキ要素34が前記長手方向端から第2距離
    だけ離れた第2長手方向位置にて前記ハウジング36内
    に滑動可能に保持されており、第2長手方向距離が第1
    長手方向距離よりも大きい、 ことを特徴とするフィッシングリール用のブレーキシス
    テムに使用するブレーキ要素組立体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のブレーキ要素組立体2
    8において、 第3のブレーキ要素34が前記長手方向端から第3距離
    だけ離れた第3長手方向位置にて前記ハウジング36内
    に滑動可能に保持されており、 第3長手方向距離が第2長手方向距離よりも大きい、 ことを特徴とする請求項7に記載のフィッシングリール
    用のブレーキシステムに使用するブレーキ要素組立体。
  9. 【請求項9】 フィッシングリールに使用するためのブ
    レーキ要素組立体28であって、該ブレーキ要素組立体
    28が回転軸線54周りにおいて半径方向に滑動可能な
    位置に滑動可能に保持されている複数のブレーキ要素3
    4を有しており、それにより前記回転軸線54周りに前
    記ブレーキ要素34を回転することにより該ブレーキ要
    素34へ付与される遠心力が前記ブレーキ要素34を半
    径方向に滑動可能な位置において外方へ移動するように
    強制しこうして前記回転軸線54から離れるように潜在
    的制動力を導入しており、 第1のブレーキ要素34が前記回転軸線54に対して実
    質的に垂直な第1面内に横たわっている第1要素長手方
    向軸線40を有しており、 第2のブレーキ要素34が前記回転軸線54に対して実
    質的に垂直な第2面内に横たわっている第2要素長手方
    向軸線40を有しており、 第2面が第1面から離されており、かつ第3のブレーキ
    要素34が前記回転軸線54に対して実質的に垂直な第
    3面内に横たわっている第3要素長手方向軸線40を有
    しており、 第3面が第1面から離されており、かつ第3面が第2面
    から離されている、 ことを特徴とするフィッシングリールに使用するための
    ブレーキ要素組立体。
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