JPH11120075A - 半導体記憶装置及び半導体記憶システム - Google Patents

半導体記憶装置及び半導体記憶システム

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JPH11120075A
JPH11120075A JP28692697A JP28692697A JPH11120075A JP H11120075 A JPH11120075 A JP H11120075A JP 28692697 A JP28692697 A JP 28692697A JP 28692697 A JP28692697 A JP 28692697A JP H11120075 A JPH11120075 A JP H11120075A
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real
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memory
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JP28692697A
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Toshihiko Himeno
敏彦 姫野
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体メモリチップを単独で使用する場合と、
複数を単一のシステムに実装する場合とで全く同じに使
用できる半導体記憶装置を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】半導体記憶装置は、実際に記憶できる記憶
容量以上の仮想アドレス空間を指定できるアドレスの入
力回路系とデコーダ系を有し、予め指定された実メモリ
空間以外のアドレスが指定されたときにはデータ出力回
路系の出力端子を高抵抗状態にする。そして、この半導
体記憶装置を単一のシステムに並列に実装し、全ての対
応する入出力信号ピンを共通に並列接続して半導体記憶
システムを構築することを特徴とする。システムは半導
体記憶装置が複数であることを認識する必要がなく、単
独使用の場合と複数使用の場合とで全く同じ入出力関係
となる。また、種々の信号線や制御回路等を付加する必
要もなく、コストを低くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の半導体メ
モリチップを単一のシステム内に実装して使用する半導
体記憶装置、及びこの半導体記憶装置を複数個用いた半
導体記憶システムに関し、特に、半導体メモリチップの
張り合わせ実装を行って見かけ上は1チップの半導体記
憶装置と全く同じに動作させたい場合や、次世代のシス
テムを先行して設計するために、前世代の半導体メモリ
チップを複数個用いて1チップの次世代システムと全く
同じインターフェイスで設計を行うのに好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数の半導体メモリチップを単一のシス
テムに実装する場合、各チップの全ての入力信号線、出
力信号線及び入出力信号線等をそれぞれ対応する信号線
同士で共通接続すると、各チップの出力端子同士が接続
されてしまうため、複数のチップが同時に動作すると出
力信号が衝突してデータが正常に読み出せない。そこ
で、従来、このような複数の半導体メモリチップを実装
する半導体記憶システムは、図10に示すように構成し
ている。図10において、11−1,11−2,…,1
1−nは半導体メモリチップ、12は入力バス、13は
出力バス、14は制御バス、15はチップ選択コントロ
ーラ、16−1,16−2,…,16−nはチップ選択
信号線、/CE1,/CE2,…,/CEn(符号の前
に付した“/”は反転信号、すなわちバーを意味する)
はチップ選択信号である。
【0003】上記のような構成において、各チップ11
−1,11−2,…,11−nのアクセス時には、チッ
プ選択コントローラ15からチップ選択信号/CE1,
/CE2,…,/CEnを出力して所望のチップ11−
m(m=1,2,…,n)を選択して稼働状態にし、非
選択のチップを非稼働状態にするとともに出力端子をそ
れぞれ高抵抗状態にする。そして、上記選択したチップ
11−mに対して読み出し、書き込み及び消去等を行
い、チップの選択を順次変えることにより他のチップに
対しても同様な操作を行っている。ここで、システムは
複数の半導体メモリチップを実装していることを認識し
ている必要があり、それぞれの独立したチップとして動
作させることになる。
【0004】このような構成では、非選択チップの出力
端子は高抵抗状態に設定されるため、チップ選択信号/
CE1,/CE2,…,/CEn以外の信号には共通の
信号線(入力バス12、出力バス13及び制御バス14
等)を用いることができ、動作するチップは1つずつで
あるためシステムの消費電力を節減できる。
【0005】しかしながら、上記のような構成では、チ
ップ選択コントローラ15が必要となるとともに、チッ
プ選択信号線16−1,16−2,…,16−nをそれ
ぞれのチップ11−1,11−2,…,11−n専用に
配線する必要があるため、チップの個数分のチップ選択
信号線が必要となる。また、各チップ11−1,11−
2,…,11−nが独立して動作するため、データの連
続読み出し等の動作は基本的には異なるチップをまたが
って行うことができない。アドレスの入力線とデータの
出力線とをチップ毎に分離すれば、入力信号だけ並列に
共通信号を入力し、各チップから出力信号を別々に取り
出すことが可能であるが、I/Oをマルチプレクスして
両方向端子として使用している場合には適用できない。
更に、各チップ11−1,11−2,…,11−nのア
ドレス入力ピンを完全に独立させ、I/Oをマルチプレ
クスしなければチップ選択信号/CE1,/CE2,
…,/CEnを最上位のアドレス信号として使用するこ
とによりチップ間の連続したアクセスが可能となるが、
アドレス入力をマルチプレクスする場合には全く同じよ
うに使用することはできない。
【0006】ところで、各種の携帯用電子機器に使用さ
れる半導体記憶システム、例えば小型メモリカードで
は、図11(a)に示すように半導体メモリチップ11
を入力信号線17、出力信号線18、制御信号線19及
びチップ選択信号線20を介して直接カードの端子2
1,22,23,24にそれぞれ接続している。この小
型メモリカードには、通常、不揮発性半導体記憶装置が
実装されており、コントローラ等の付属回路は全く設け
られていない。
【0007】上記小型メモリカードに複数の半導体メモ
リチップ11−1,…,11−nを実装するには、図1
1(b)に示すように複数のチップ選択信号線20−
1,…,20−nをカードの端子24−1,…,24−
nに接続する必要があり、メモリカードに1個のチップ
を内蔵したものと同じ規格にすることができない。この
ため、同一のメモリカードドライバを使用できず、携帯
用電子機器そのものの設計を変更しなければならない。
【0008】このように従来の半導体記憶システムで
は、半導体メモリチップを1個だけ使用する場合と複数
個同時に実装する場合で使用方法や周辺回路を含めて設
計を変更しなければならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の半
導体記憶装置は、複数の半導体メモリチップを単一のシ
ステムに実装し、メモリ容量の大きな半導体記憶システ
ムを構築した場合に、半導体メモリチップを単独で使用
する場合とは回路設計や使用方法を変更しなければなら
ず、半導体メモリチップが複数であることを認識し、シ
ステムの再構築を行う必要があった。また、半導体メモ
リチップの単独使用の場合と複数使用の場合とで全く同
じシステムの入出力関係を提供するためには、種々の信
号線や制御回路等を付加する必要があり、コストが高く
なるという問題があった。
【0010】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、複数の半導体メ
モリチップを単一のシステムに実装する場合と、1つを
単独で実装する場合とで全く同じに使用できる半導体記
憶装置、及びこの半導体記憶装置を複数個用いて構成し
た半導体記憶システムを提供することにある。
【0011】また、この発明の他の目的は、単独での実
装と複数個での実装で見かけ上は全く同じに見せること
ができ、且つ次世代システムを先行して設計するため
に、前世代の半導体メモリチップを複数個用いて1チッ
プの次世代システムと全く同じインターフェイスで設計
を行うことができる半導体記憶装置、及びこの半導体記
憶装置を複数個用いて構成した半導体記憶システムを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載した半導体記憶装置は、メモリセルアレイの実メモリ
空間を指定する第1のアドレス信号が入力される第1の
入力手段と、前記メモリセルアレイに記憶できる容量よ
り大きな仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信
号が入力される第2の入力手段と、前記仮想アドレス空
間中の前記実アドレス空間の位置を外部から設定するた
めの実アドレス位置設定手段と、前記第2のアドレス信
号で指定されたアドレスが前記実アドレス位置設定手段
で設定された仮想アドレス空間中の実アドレス空間の位
置と一致しているか否かを判別する判別手段と、前記判
別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされている
と判別されたときに、前記第1の入力手段の出力信号を
デコードして前記メモリセルアレイをアクセスするアド
レスデコード手段と、前記メモリセルアレイから読み出
されたデータを出力する出力手段とを具備することを特
徴としている。
【0013】また、請求項2に示すように、請求項1に
記載の半導体記憶装置において、前記判別手段により、
前記実メモリ空間がアクセスされていないと判別された
ときに、前記出力手段を高抵抗状態にすることを特徴と
する。
【0014】請求項3に示すように、請求項1に記載の
半導体記憶装置において、前記判別手段により、前記実
メモリ空間がアクセスされていないと判別されたとき
に、当該チップをスタンバイ状態にすることを特徴とす
ることを特徴とする。
【0015】更に、この発明の請求項4に記載した半導
体記憶装置は、メモリセルアレイの実メモリ空間を指定
する第1のアドレス信号が入力される入力バッファと、
前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮
想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部か
ら設定するための実アドレス位置設定手段と、前記仮想
アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が入力さ
れ、前記実アドレス位置設定手段で設定された前記仮想
メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じて、前記
第2のアドレス信号を反転または非反転して内部アドレ
ス信号を生成する入力切換回路と、前記入力バッファの
出力信号と前記入力切換回路から出力される内部アドレ
ス信号とをデコードして前記メモリセルアレイをアクセ
スするアドレスデコーダと、前記メモリセルアレイから
読み出されたデータを出力する出力バッファと、前記入
力切換回路から出力される内部アドレス信号をデコード
して、前記実メモリ空間がアクセスされていないとき
に、前記出力バッファの出力端子を高抵抗状態にするチ
ップアドレスデコード回路とを具備することを特徴とし
ている。
【0016】この発明の請求項5に記載した半導体記憶
装置は、メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第
1のアドレス信号が入力される入力バッファと、前記メ
モリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮想アド
レス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部から設定
するための実アドレス位置設定手段と、前記仮想アドレ
ス空間を指定する第2のアドレス信号が入力され、前記
実アドレス位置設定手段で設定された前記仮想メモリ空
間中の前記実メモリ空間の位置に応じて、前記第2のア
ドレス信号を反転または非反転して内部アドレス信号を
生成する入力切換回路と、前記入力バッファの出力信号
と前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号と
をデコードして前記メモリセルアレイをアクセスするア
ドレスデコーダと、前記メモリセルアレイから読み出さ
れたデータを出力する出力バッファと、前記入力切換回
路から出力される内部アドレス信号をデコードして、前
記実メモリ空間がアクセスされていないときに、当該チ
ップをスタンバイ状態にするチップアドレスデコード回
路とを具備することを特徴としている。
【0017】更にまた、この発明の請求項6に記載した
半導体記憶装置は、メモリセルアレイの実メモリ空間を
指定する第1のアドレス信号が入力される入力バッファ
と、前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大き
な仮想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外
部から設定するための実アドレス位置設定手段と、前記
仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が入力
され、前記実アドレス位置設定手段で設定された前記仮
想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じて、前
記第2のアドレス信号を反転または非反転して内部アド
レス信号を生成する入力切換回路と、前記入力バッファ
の出力信号と前記入力切換回路から出力される内部アド
レス信号とをデコードして前記メモリセルアレイをアク
セスするアドレスデコーダと、前記メモリセルアレイか
ら読み出されたデータを出力する出力バッファと、前記
入力切換回路から出力される内部アドレス信号をデコー
ドして、前記実メモリ空間がアクセスされていないとき
に、当該チップをスタンバイ状態にし、且つ前記出力バ
ッファの出力端子を高抵抗状態にするチップアドレスデ
コード回路とを具備することを特徴としている。
【0018】請求項7に示すように、請求項1ないし6
いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置において、前
記実アドレス位置設定手段は、電気溶断型のフューズ素
子またはレーザ溶断型のフューズ素子を備え、前記仮想
メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置を前記電気溶断
型のフューズ素子またはレーザ溶断型のフューズ素子を
溶断するか否かに応じて設定することを特徴とする。
【0019】請求項8に示すように、請求項1ないし6
いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置において、前
記実アドレス位置設定手段は、オプションピンを備え、
前記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置を前記
オプションピンに与える電位に応じて設定することを特
徴とする。
【0020】請求項9に示すように、請求項1ないし6
いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置において、前
記実アドレス位置設定手段は、オプションピンを備え、
前記オプションピンに、第1の電位を与えるか、第2の
電位を与えるかに応じて前記仮想メモリ空間中の前記実
メモリ空間の位置を設定することを特徴とする。
【0021】請求項10に示すように、請求項1ないし
6いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置において、
前記実アドレス位置設定手段は、前記実メモリ空間が前
記仮想メモリ空間中の上位アドレス側に位置するか下位
アドレス側に位置するかを指示するためのオプションピ
ンを備え、前記オプションピンに、第1の電位を与えた
時に前記仮想メモリ空間の上位アドレスを指示し、第2
の電位を与えた時に前記仮想メモリ空間の下位アドレス
を指示し、開放状態では前記仮想アドレス空間を使用し
ないことを特徴とする。
【0022】請求項11に示すように、請求項1ないし
6いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置において、
前記実アドレス位置設定手段は、前記仮想メモリ空間中
の前記実メモリ空間の位置を記憶するための不揮発性メ
モリ素子を備え、前記不揮発性メモリ素子に記憶された
データに基づいて、前記仮想メモリ空間中の前記実メモ
リ空間の位置を指定することを特徴とする。
【0023】請求項12に示すように、請求項7に記載
の半導体記憶装置において、前記フューズ素子を溶断し
たか否かに応じて、前記第2のアドレス信号をそのまま
内部アドレス信号として用いるか、反転させて内部アド
レス信号として用いるかを設定し、前記仮想メモリ空間
中の前記実メモリ空間の位置を指定することを特徴とす
る。
【0024】請求項13に示すように、請求項8に記載
の半導体記憶装置において、前記オプションピンに第1
の電位が印加された場合には前記第2のアドレス信号を
そのまま内部アドレス信号として用い、前記オプション
ピンに第2の電位が印加された場合には前記第2のアド
レス信号を反転させて内部アドレス信号として用いるこ
とにより、前記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の
位置を指定することを特徴とする。
【0025】請求項14に示すように、請求項9に記載
の半導体記憶装置において、前記オプションピンを抵抗
成分を介して第1の電位に接続し、前記オプションピン
に電位が印加されない場合には前記第2のアドレス信号
をそのまま内部アドレス信号として用い、前記オプショ
ンピンに前記第2の電位が印加された場合には前記第2
のアドレス信号を反転させて内部アドレス信号として用
いることにより、前記仮想メモリ空間中の前記実メモリ
空間の位置を指定することを特徴とする。
【0026】請求項15に示すように、請求項11に記
載の半導体記憶装置において、前記不揮発性メモリ素子
に記憶されたデータに基づいて、前記第2のアドレス信
号をそのまま内部アドレス信号として用いるか、反転さ
せて内部アドレス信号として用いるかを切り替え、前記
仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置を指定する
ことを特徴とする。
【0027】請求項16に示すように、請求項7ないし
15いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置におい
て、前記第2のアドレス信号と前記実アドレス位置設定
手段に設定された仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間
の位置とを比較し、不一致の時に前記メモリセルアレイ
の全アドレスを非選択にすることを特徴とする。
【0028】請求項17に示すように、請求項1ないし
3いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置において、
前記第1,第2の入力手段に入力された前記第1,第2
のアドレス信号をラッチし、順次カウントアップする計
数手段を更に具備し、前記第2のアドレス信号は前記実
アドレス位置設定手段の設定によらず前記計数手段でカ
ウントアップされ、前記計数手段のカウント出力を前記
アドレスデコード手段に入力する前に、前記第2のアド
レス信号に対応した出力信号を前記実アドレス位置設定
手段の設定に応じて反転させるか否かを制御することを
特徴とする。
【0029】請求項18に示すように、請求項1ないし
17いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置におい
て、前記メモリセルアレイは、不揮発性のメモリセルが
マトリックス状に配置されて構成されていることを特徴
とする。
【0030】請求項19に示すように、請求項1ないし
18いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置におい
て、前記第1,第2のアドレス信号は、複数サイクルで
多重入力されることを特徴とする。
【0031】また、この発明の請求項20に記載した半
導体記憶システムは、対応する全ての入出力信号ピンを
共通に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシス
テムに並列に実装して成り、前記半導体記憶装置はそれ
ぞれ、メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1
のアドレス信号が入力される第1の入力手段と、前記メ
モリセルアレイに記憶できる容量より大きな仮想アドレ
ス空間を指定する第2のアドレス信号が入力される第2
の入力手段と、前記仮想アドレス空間中の前記実アドレ
ス空間の位置を外部から設定するための実アドレス位置
設定手段と、前記第2のアドレス信号で指定されたアド
レスが前記実アドレス位置設定手段で設定された仮想ア
ドレス空間中の実アドレス空間の位置と一致しているか
否かを判別する判別手段と、前記判別手段により、前記
実メモリ空間がアクセスされていると判別されたとき
に、前記第1の入力手段の出力信号をデコードして前記
メモリセルアレイをアクセスするアドレスデコード手段
と、前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出
力する出力手段とを具備し、前記判別手段により、前記
実メモリ空間がアクセスされていないと判別されたとき
に、前記出力手段を高抵抗状態にすることを特徴として
いる。
【0032】この発明の請求項21に記載した半導体記
憶システムは、対応する全ての入出力信号ピンを共通に
並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステムに
並列に実装して成り、前記半導体記憶装置はそれぞれ、
メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
レス信号が入力される第1の入力手段と、前記メモリセ
ルアレイに記憶できる容量より大きな仮想アドレス空間
を指定する第2のアドレス信号が入力される第2の入力
手段と、前記仮想アドレス空間中の前記実アドレス空間
の位置を外部から設定するための実アドレス位置設定手
段と、前記第2のアドレス信号で指定されたアドレスが
前記実アドレス位置設定手段で設定された仮想アドレス
空間中の実アドレス空間の位置と一致しているか否かを
判別する判別手段と、前記判別手段により、前記実メモ
リ空間がアクセスされていると判別されたときに、前記
第1の入力手段の出力信号をデコードして前記メモリセ
ルアレイをアクセスするアドレスデコード手段と、前記
メモリセルアレイから読み出されたデータを出力する出
力手段とを具備し、前記判別手段により、前記実メモリ
空間がアクセスされていないと判別されたときに、当該
チップをスタンバイ状態にすることを特徴としている。
【0033】更に、この発明の請求項22に記載した半
導体記憶システムは、対応する全ての入出力信号ピンを
共通に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシス
テムに並列に実装して成り、前記半導体記憶装置はそれ
ぞれ、メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1
のアドレス信号が入力される第1の入力手段と、前記メ
モリセルアレイに記憶できる容量より大きな仮想アドレ
ス空間を指定する第2のアドレス信号が入力される第2
の入力手段と、前記仮想アドレス空間中の前記実アドレ
ス空間の位置を外部から設定するための実アドレス位置
設定手段と、前記第2のアドレス信号で指定されたアド
レスが前記実アドレス空間位置設定手段で設定された仮
想アドレス空間中の実アドレス空間の位置と一致してい
るか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により、
前記実メモリ空間がアクセスされていると判別されたと
きに、前記第1の入力手段の出力信号をデコードして前
記メモリセルアレイをアクセスするアドレスデコード手
段と、前記メモリセルアレイから読み出されたデータを
出力する出力手段とを具備し、前記判別手段により、前
記実メモリ空間がアクセスされていないと判別されたと
きに、当該チップをスタンバイ状態にし、且つ前記出力
手段を高抵抗状態にすることを特徴としている。
【0034】この発明の請求項23に記載した半導体記
憶システムは、対応する全ての入出力信号ピンを共通に
並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステムに
並列に実装して成り、前記半導体記憶装置はそれぞれ、
メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
レス信号が入力される入力バッファと、前記メモリセル
アレイに記憶できる容量よりも大きな仮想アドレス空間
中の前記実アドレス空間の位置を外部から設定するため
の実アドレス位置設定手段と、前記仮想アドレス空間を
指定する第2のアドレス信号が入力され、前記実アドレ
ス位置設定手段で設定された前記仮想メモリ空間中の前
記実メモリ空間の位置に応じて、前記第2のアドレス信
号を反転または非反転して内部アドレス信号を生成する
入力切換回路と、前記入力バッファの出力信号と前記入
力切換回路から出力される内部アドレス信号とをデコー
ドして前記メモリセルアレイをアクセスするアドレスデ
コーダと、前記メモリセルアレイから読み出されたデー
タを出力する出力バッファと、前記入力切換回路から出
力される内部アドレス信号をデコードして、前記実メモ
リ空間がアクセスされていないときに、前記出力バッフ
ァの出力端子を高抵抗状態にするチップアドレスデコー
ド回路とを具備することを特徴としている。
【0035】更に、この発明の請求項24に記載した半
導体記憶システムは、対応する全ての入出力信号ピンを
共通に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシス
テムに並列に実装して成り、前記半導体記憶装置はそれ
ぞれ、メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1
のアドレス信号が入力される入力バッファと、前記メモ
リセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮想アドレ
ス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部から設定す
るための実アドレス位置設定手段と、前記仮想アドレス
空間を指定する第2のアドレス信号が入力され、前記実
アドレス位置設定手段で設定された前記仮想メモリ空間
中の前記実メモリ空間の位置に応じて、前記第2のアド
レス信号を反転または非反転して内部アドレス信号を生
成する入力切換回路と、前記入力バッファの出力信号と
前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号とを
デコードして前記メモリセルアレイをアクセスするアド
レスデコーダと、前記メモリセルアレイから読み出され
たデータを出力する出力バッファと、前記入力切換回路
から出力される内部アドレス信号をデコードして、前記
実メモリ空間がアクセスされていないときに、当該チッ
プをスタンバイ状態にするチップアドレスデコード回路
とを具備することを特徴としている。
【0036】更にまた、この発明の請求項25に記載し
た半導体記憶システムは、対応する全ての入出力信号ピ
ンを共通に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一の
システムに並列に実装して成り、前記半導体記憶装置は
それぞれ、メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する
第1のアドレス信号が入力される入力バッファと、前記
メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮想ア
ドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部から設
定するための実アドレス位置設定手段と、前記仮想アド
レス空間を指定する第2のアドレス信号が入力され、前
記実アドレス位置設定手段で設定された前記仮想メモリ
空間中の前記実メモリ空間の位置に応じて、前記第2の
アドレス信号を反転または非反転して内部アドレス信号
を生成する入力切換回路と、前記入力バッファの出力信
号と前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号
とをデコードして前記メモリセルアレイをアクセスする
アドレスデコーダと、前記メモリセルアレイから読み出
されたデータを出力する出力バッファと、前記入力切換
回路から出力される内部アドレス信号をデコードして、
前記実メモリ空間がアクセスされていないときに、当該
チップをスタンバイ状態にし、且つ前記出力バッファの
出力端子を高抵抗状態にするチップアドレスデコード回
路とを具備することを特徴としている。
【0037】請求項26に示すように、請求項20ない
し26いずれか1つの項に記載の半導体記憶システムに
おいて、前記複数の半導体記憶装置は、試験工程では実
質的に同一動作することを特徴とする。
【0038】請求項27に示すように、請求項20ない
し26いずれか1つの項に記載の半導体記憶システムに
おいて、前記半導体記憶装置の2つのチップが実装基板
の表と裏に張り合わせて実装され、前記仮想メモリ空間
は実メモリ空間の2倍であることを特徴とする。
【0039】請求項28に示すように、請求項20ない
し27いずれか1つの項に記載の半導体記憶システムに
おいて、前記仮想メモリ空間に対して読み出し、書き込
み及び消去の少なくともいずれか1つの操作が行われ、
前記第1,第2のアドレス信号によるアドレス指定がチ
ップ毎に前記実アドレス位置設定手段に設定されている
実メモリ空間と一致した場合には個々の半導体記憶装置
として動作し、アドレス指定が前記実アドレス位置設定
手段に設定されている実メモリ空間と一致しない場合に
は当該チップ全体がアドレス非選択状態の動作を行うこ
とを特徴とする。
【0040】請求項1ないし6のような構成によれば、
複数の半導体メモリチップを単一のシステムに実装し、
メモリ容量の大きな半導体記憶システムを構築する場合
に、各チップの全ての入力信号線、出力信号線及び入出
力信号線等をそれぞれ対応する信号線同士で共通接続し
てチップを単独で使用する場合と全く同じに使用でき、
チップが複数であることを認識してシステムの再構築を
行う必要はない。また、チップを単独で使用する場合と
複数で使用する場合とで全く同じシステムの入出力関係
が得られる。更に、次世代のシステム構成を検討する場
合に、前世代の半導体メモリチップを使用して次世代の
半導体メモリチップと完全コンパチブルに設計できるの
で、半導体記憶装置の開発スケジュールとは完全に独立
してシステム開発を行える。
【0041】しかも、請求項2及び4の構成では、複数
のチップを同時に動作させても、実メモリ空間がアクセ
スされないチップの出力手段は高抵抗状態となるので出
力信号が衝突することはない。請求項3及び5の構成で
は、複数のチップを同時に動作させても、実メモリ空間
がアクセスされないチップはスタンバイ状態となるので
動作するチップは1つずつであり、消費電力を低減でき
る。請求項6の構成では、複数のチップを同時に動作さ
せても、実メモリ空間がアクセスされないチップの出力
手段は高抵抗状態となるので出力信号が衝突することは
なく、且つ実メモリ空間がアクセスされないチップはス
タンバイ状態となるので動作するチップは1つずつであ
り、消費電力を低減できる。
【0042】請求項7に示すように、仮想メモリ空間中
の実メモリ空間の位置は、半導体メモリチップの製造工
程においてマスクデータを用いて指定したり、例えばフ
ューズ素子を用いて指定できる。通常、半導体記憶装置
にはメモリセルに不良が発生したときのリダンダンシ用
にフューズ素子が設けられているので、このリダンダン
シ用のフューズ素子と同一工程で形成すれば、製造工程
が複雑化することはない。
【0043】請求項8ないし10に示すように、オプシ
ョンピンを設ければ、ユーザが仮想メモリ空間中の実メ
モリ空間の位置を外部から与える電位に応じて自由に指
定できる。
【0044】請求項11に示すように、不揮発性メモリ
素子を設ければ、ユーザがこのメモリ素子にデータを書
き込むことにより、仮想メモリ空間中の実メモリ空間の
位置を自由に設定できる。特に、メモリセルアレイが不
揮発性のメモリセルで構成されている場合に好適であ
る。
【0045】請求項12ないし15に示すように、第2
のアドレス信号をそのまま内部アドレス信号として用い
るか、反転させて内部アドレス信号として用いるかに応
じて仮想メモリ空間中の実メモリ空間の位置を指定する
ようにすれば、最小限の付加回路で位置を指定できる。
【0046】請求項16に示すように、第2のアドレス
信号と指定された仮想メモリ空間中の実メモリ空間の位
置とが不一致の時には、メモリセルアレイの全アドレス
を非選択にすれば、メモリセルアレイからデータは読み
出されないので、複数の半導体メモリチップを実装して
も読み出したデータが衝突することはない。
【0047】請求項17に示すように、計数手段を更に
設ければ、シリアルアクセスの半導体記憶装置にも容易
に適用できる。請求項18に示すように、不揮発性の半
導体記憶装置にも適用できる。
【0048】請求項19に示すように、アドレスがマル
チプレクスされ、複数サイクルに分けて入力される半導
体記憶装置、例えばNANDタイプのフラッシュメモリ
にも適用できる。
【0049】請求項20ないし25のような構成によれ
ば、複数の半導体記憶装置を実装しても、チップを単独
で使用する場合と全く同じ入出力関係で使用できるの
で、見かけ上は単一チップと見なせる。よって、チップ
が単一であるか複数個であることを認識する必要はな
く、チップを単独で使用する場合と複数で使用する場合
とで全く同じシステムの入出力関係が得られ、システム
の再構築を行う必要もない。また、複数の半導体記憶装
置にわたる連続読み出しのような、チップ間をまたがる
アクセスもそのチップ間の隔たりを感じることなく読み
出すことができる。
【0050】しかも、請求項20及び23の構成では、
複数のチップを同時に動作させても、実メモリ空間がア
クセスされないチップの出力手段は高抵抗状態となるの
で出力信号が衝突することはない。請求項21及び24
の構成では、複数のチップを同時に動作させても、実メ
モリ空間がアクセスされないチップはスタンバイ状態と
なるので動作するチップは1つずつであり、消費電力を
低減できる。請求項22及び25の構成では、複数のチ
ップを同時に動作させても、実メモリ空間がアクセスさ
れないチップの出力手段は高抵抗状態となるので出力信
号が衝突することはなく、且つ実メモリ空間がアクセス
されないチップはスタンバイ状態となるので動作するチ
ップは1つずつであり、消費電力を低減できる。
【0051】請求項26に示すように、通常動作時には
個別に動作する各半導体記憶装置を、仮想メモリ空間中
の実メモリ空間の位置が外部から指定されるまでは同一
工程で形成できることに起因し、試験工程で各チップを
同様に動作させて試験時間を短縮することが可能であ
る。
【0052】請求項27に示すように、2つのチップを
表裏に張り合わせて実装すれば、わずかな付加回路で、
見かけ上は1チップでありながら2倍の記憶容量が得ら
れる。請求項28に示すように、アドレス指定が実メモ
リ空間と一致しない場合にアドレス非選択状態の動作を
行うようにすれば、内部回路を簡素化できる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1
の実施の形態に係る半導体記憶システムの構成例を示す
ブロック図である。
【0054】各半導体メモリチップ11−1,11−
2,…,11−nの入出力信号ピンにそれぞれ、入力バ
ス12、出力バス13、制御バス14及びチップ選択信
号線16等が共通に並列接続されて半導体記憶システム
が構成されている。上記各チップ11−1,11−2,
…,11−nは、各々の実メモリ空間の少なくともn倍
の仮想メモリ空間を指定可能なアドレスの入力回路系と
アドレスデコーダ系を備えており、且つ当該チップの実
メモリ空間が仮想メモリ空間中のどの位置に相当するか
を指示するためのオプションピンが、実アドレス位置設
定手段として設けられている。このオプションピンに
は、電源電位Vccと接地電位Vssが選択的に与えら
れ、この例では電源電位Vccが与えられるオプション
ピンの位置に応じて仮想メモリ空間中の実メモリ空間の
位置が指定されるようになっている。
【0055】通常、半導体記憶装置のアドレスデコーダ
系の回路は、メモリセルアレイの記憶容量に対応する実
メモリ空間しか指定することができないが、上記図1に
示したシステムにおける各半導体メモリチップ11−
1,11−2,…,11−4はそれぞれ、図2に示すよ
うに各々が備えている実メモリ空間TA,TB,TC,
TD,…に対して、これらの実メモリ空間TA,TB,
TC,TD,…を全て含むn倍以上の仮想メモリ空間V
Aを指定できるように、アドレスの入力回路系とアドレ
スデコーダ系が構成されている。
【0056】図3は、上記図1及び図2に示した半導体
記憶システムにおける各半導体記憶装置の具体的な構成
例について説明するためのもので、アドレスの入力回路
系、アドレスデコーダ系及びデータの出力回路系の要部
を抽出して概略構成を示しており、ここでは、1メガビ
ットの半導体メモリチップを4個実装して4メガビット
の半導体記憶システムを構築する場合の半導体記憶装置
の構成例を示している。各チップが8ビット/1バイト
の構成であれば、17本のアドレス信号線で1メガビッ
トのアドレス空間を指定できる。
【0057】この発明の半導体記憶システムには、各チ
ップに対応する1メガビットの実メモリ空間TA,T
B,TC,TDを指定するのに必要な17ビットの第1
のアドレス信号Add1に加えて、実メモリ空間の4倍
の仮想メモリ空間VAを指定可能にするための2ビット
のアドレス信号Add2が入力されるようになってい
る。すなわち、入力バッファ(第1の入力手段)25−
1〜25−17には実メモリ空間を指定するためのアド
レス信号Ain0〜Ain16が供給され、入力切換回
路26−1,26−2には仮想メモリ空間を指定するた
めのアドレス信号Ainext1,Ainext2が供
給される。上記入力切換回路(第2の入力手段)26−
1,26−2には、上記オプションピンから仮想メモリ
空間VA中の当該チップの実メモリ空間TA、TB、T
CまたはTDの位置を指定するための第1,第2の電位
VS1,VS2(VccまたはVss)が印加されてい
る。これら入力切換回路26−1,26−2は、仮想メ
モリ空間VA中の実メモリ空間の位置を示す電位VS
1,VS2に応じて、上記アドレス信号Ainext
1,Ainext2をそのまま(非反転で)内部アドレ
ス信号としてアドレスデコーダ(アドレスデコード手
段)19に供給するか、反転して供給するかを切り換え
る。上記各入力バッファ25−1〜25−17の出力信
号及び上記入力切換回路26−1,26−2から出力さ
れる内部アドレス信号はそれぞれ、アドレスデコーダ2
7に供給されてデコードされる。
【0058】また、上記入力切換回路26−1,26−
2から出力される内部アドレス信号は、当該チップが選
択されているか否かを判別するためのチップアドレスデ
コード回路(判別手段)28に供給され、上記アドレス
信号Ainext1,Ainext2によって指定され
たチップアドレスが予め指定されている仮想アドレス空
間中の実アドレス空間の位置と一致しているか否かが判
別される。そして、このチップアドレスデコード回路2
8の出力により各出力バッファ(出力手段)29−1〜
29−17が制御され、一致が検出された時にはこれら
出力バッファ29−1〜29−17が出力可能状態に制
御され、不一致の時には各出力バッファ29−1〜29
−17の出力端子が高抵抗状態に制御される。
【0059】図4は、上記図3に示した構成例における
入力切換回路26−1の一例を示す回路図である。図示
する如く、入力切換回路26−1は排他的論理和回路で
構成されており、アドレス信号Ainext1とオプシ
ョンピンから与えられた信号VS1とが一致した時には
内部アドレス信号として“L”レベルの信号を出力し、
不一致の時には内部アドレス信号として“H”レベルの
信号を出力する。この入力切換回路26−1としては、
オプションピンに印加された電位VS1がVcc(また
はVdd)レベル、換言すれば仮想空間中の実メモリ空
間の位置を指定する信号が“H”レベルであればアドレ
ス信号Ainext1を反転させ、オプションピンに印
加された電位VS1がVssレベル、すなわち“L”レ
ベルであればそのまま(反転せずに)内部に伝えるよう
な回路であれば他の論理構成であっても良い。もちろ
ん、“H”レベルと“L”レベルが全て反対の関係であ
っても同様な機能を実現できる。
【0060】また、前記入力切換回路26−2も上記入
力切換回路26−1と同様に構成され、アドレス信号A
inext2とオプションピンから与えられた電位VS
2とが一致した時には“L”レベルの内部アドレス信
号、不一致の時には“H”レベルの内部アドレス信号が
それぞれ出力されるようになっている。
【0061】一方、上記チップアドレスデコード回路2
8は、例えば論理和回路で構成されており、両入力切換
回路26−1,26−2の出力信号がともに“H”レベ
ルの時には“H”レベル、いずれか一方が“L”レベル
の時には“L”レベルが出力される。このチップアドレ
スデコード回路28の出力信号によって、各出力バッフ
ァ29−1〜29−17が制御される。これら出力バッ
ファ29−1〜29−17は、例えば3ステートバッフ
ァで構成されており、両入力切換回路26−1,26−
2の出力信号の一致が検出された時には上記アドレスデ
コーダ27によってアクセスされたメモリセルアレイか
ら読み出されたデータが出力され、不一致の時には各出
力バッファ29−1〜29−17の出力端子が高抵抗状
態に設定される。
【0062】上記のような構成において、例えばアドレ
ス信号Ain0〜Ain16及びAinext1,Ai
next2によって3〜4メガビットのメモリアドレス
が指定された場合には、チップ11−4に対してアクセ
スが行われてデータが読み出され、それ以外のチップ1
1−1,11−2,11−3は出力端子が高抵抗状態に
なり、チップ11−4からのデータ出力を妨害しない。
0〜1メガビット、1〜2メガビット、及び2〜4メガ
ビットのメモリアドレスが指定された場合にも同様に、
選択されたチップ11−1,11−2または11−3か
らのデータ読み出しが行われ、非選択のチップは出力端
子が高抵抗状態となるので出力データが衝突することは
ない。従って、半導体記憶システムが0から4メガビッ
トのどのアドレス空間を指定しても自由にアクセスで
き、半導体メモリチップが複数個実装されたシステムと
いうことを全く意識する必要がない。また、異なるチッ
プ間のアドレスがアクセスされた場合にも、そのチップ
間の隔たりを感じることなく連続してデータを読み出す
ことができる。
【0063】上述したように、この発明の第1の実施の
形態に係る半導体記憶装置及び半導体記憶システムによ
れば、専用のチップ選択コントローラ等を用いることな
く、複数の半導体メモリチップにおける全ての信号線を
共通接続することができるため、1チップの場合と同一
のインターフェイスが得られ、複数の半導体メモリチッ
プを単一のシステムに実装する場合と、1つのチップを
単独で実装する場合とで全く同様に使用できる。また、
見かけ上は単独チップでの実装と複数個での実装とで全
く同じであり、且つ次世代システムを先行して設計する
ために、前世代の半導体メモリチップを複数個用いて1
チップの次世代システムと全く同じインターフェイスで
設計を行うことができる。なお、システム側には、従来
の半導体記憶装置の入出力信号線に仮想メモリ空間を指
定するためのアドレス信号線を追加する必要があるが、
次世代メモリが開発されるときにはこのアドレス信号線
を追加したものと同じ入出力信号線の構成になるはずで
あるから、システムの先行開発のためには上記アドレス
信号線の追加は問題にはならない。
【0064】また、仮想メモリ空間中の実メモリ空間の
位置を指定するために、オプションピンを設けているの
で、従来と全く同一の製造工程で半導体記憶装置を形成
でき、特別な製造工程を追加することなく半導体記憶装
置を形成できる。しかも、半導体記憶装置をパッケージ
にアセンブリした後で出荷する場合には、出荷時に仮想
メモリ空間中の実メモリ空間の位置は決まってしまう
が、半導体記憶装置をチップのまま出荷し、ユーザがパ
ッケージやメモリカード等に直接アセンブリする場合に
は、ユーザのアセンブリ後に仮想メモリ空間上の実メモ
リ空間の位置を指定することができるので、生産管理、
在庫管理上非常に有効である。この場合、ユーザがワイ
ヤボンディングの先を変更し、内部状態を設定できるよ
うにしても良いし、リードフレームやシステムボード上
の接続関係を変更し、内部状態を変更するようにしても
良い。更に、ボンディングオプションなどによる実空間
アドレスの設定を行う場合には、チップの動作試験を行
った後で実アドレス空間の設定を行えばよいので、全て
のチップに同じプロセス試験を施すことができるので、
複数のチップを実質的に同一動作させつつ試験を行うこ
とができる。
【0065】なお、上記実施の形態ではオプションピン
に外部から電位を与えて仮想メモリ空間中の実メモリ空
間を指定する場合を例に取って説明したが、オプション
ピンをメモリチップの内部で抵抗成分を介して電源Vc
c(またはVdd)に接続し、このオプションピンに外
部から電位が印加されない場合にはアドレス信号Ain
ext1,Ainext2をそのまま内部アドレス信号
として用い、オプションピンが外部で接地されたときに
はアドレス信号Ainext1,Ainext2を反転
させて内部アドレス信号として用いるようにしても良
い。また、上記入力切換回路26−1,26−2に代え
て、オプションピンに印加された電位VS1がVcc
(またはVdd)レベルのときに仮想メモリ空間の上位
アドレスを指定し、オプションピンに印加された電位V
S1がVssレベルであれば仮想メモリ空間の下位アド
レスを指定し、開放状態では仮想メモリ空間を使用しな
いようにする回路を設けても良い。もちろん、このよう
な場合にも電位関係が逆であっても同様な機能を実現で
きる。
【0066】更に、不揮発性半導体記憶装置が実装され
た小型メモリカードでは、メモリカードの実装基板の表
と裏の両面に半導体メモリチップを実装し、全ての対応
する入出力信号線をそれぞれ共通に接続し、それぞれが
上位アドレス側のチップか下位アドレス側のチップかを
上述した種々の方法で指定すれば、メモリカードのユー
ザは2個実装していることを全く意識することなく1個
実装しているものと同じ規格にできる。よって、同一の
メモリカードドライバを使用でき、携帯用電子機器の設
計変更をする必要もなく、記憶容量は2倍となる。
【0067】更にまた、この発明の半導体記憶システム
では、全く同じ信号線を共用して複数の半導体メモリチ
ップを単一のシステムに実装できるため、図5に示すよ
うに半導体メモリチップ11A,11Bをシステムボー
ド30上に積み重ねて実装することもできる。このよう
な構成では、システムボード30を全く変更することな
く記憶容量の増設を行うことができ、フレキシブルな半
導体記憶システムを提供することができる。
【0068】なお、上記第1の実施の形態では、仮想メ
モリ空間中の実メモリ空間の位置を指定するために、通
常動作に必要な入出力ピン以外にオプションピンを設
け、このオプションピンに与える電位に応じて位置を指
定する場合を例に取って説明したが、仮想メモリ空間中
の実メモリ空間の位置は他の種々の方法で指定可能であ
る。例えば、実アドレス位置設定手段として、メモリセ
ルに不良が発生したときに救済を行うために用いられる
リダンダンシ救済用のポリシリコンフューズや金属フュ
ーズ(電気溶断型のフューズ素子やレーザ溶断型のフュ
ーズ素子)を半導体メモリチップ内に設け、このフュー
ズが切断されたか否かに応じて仮想メモリ空間中の実メ
モリ空間の位置を指定するようにしても良い。リダンダ
ンシ救済用のフューズを用いれば、本来半導体記憶装置
に必要な素子を用いるので製造工程が複雑化することは
なく、フューズ素子は微細であるのでチップサイズにも
ほとんど影響がない。また、ワイヤボンディングにより
配線層や端子間を結線するか否かに応じて仮想メモリ空
間中の実メモリ空間の位置を指定することもできる。更
に、不揮発性半導体記憶装置では、製造者だけでなくユ
ーザが指定できるようにするために、不揮発性である特
性を生かして、本来のメモリ空間に加えて補助用のメモ
リ空間を設け、この補助用のメモリ空間に仮想メモリ空
間中の実メモリ空間の位置情報を記憶させると良い。
【0069】この他、非選択のチップの出力バッファ2
9−1〜29−17の出力端子を高抵抗状態にする例に
ついて説明したが、入力された仮想メモリ空間とオプシ
ョンピンで指定された実メモリ空間のアドレスが一致す
るか否かを比較し、アドレスが一致した場合のみ内部ア
ドレスの選択を行い、一致しない場合には当該チップの
アドレスを全て非選択にする制御を行うようにしても良
い。このような構成によれば、内部回路を簡素化でき
る。また、アドレスが一致した場合のみ当該チップをイ
ネーブル状態に設定し、一致しない場合には当該チップ
をスタンバイ状態に設定するようにしても良い。更に、
前述した出力バッファの出力端子の高抵抗化、アドレス
の非選択化、及びチップのスタンバイ状態化を必要に応
じて選択的に組み合わせても良い。
【0070】次に、NANDタイプのフラッシュメモリ
に代表されるような、アドレスがマルチプレクスされて
いるデバイスに適用したこの発明の第2の実施の形態に
係る半導体記憶装置及び半導体記憶システムについて説
明する。図6は、8個のNANDタイプのフラッシュメ
モリチップを単一のシステムボード上に実装した半導体
記憶システムの構成例を示している。図7は上記図6の
システムにおける実メモリ空間と仮想メモリ空間との関
係を模式的に示すものである。各半導体メモリチップ1
1−1〜11−8はそれぞれ、対応する全ての入出力信
号ピンが共通に並列接続されてシステムボード30上に
実装されている。各チップ11−1〜11−8は、図7
に示すように各々が1メガビットの実メモリ空間を有
し、アドレスの入力回路系とアドレスデコーダ系は8メ
ガビットの仮想メモリ空間を指定可能に構成されてい
る。一方、データの出力回路系は、上記図3に示した回
路と同様に構成されており、特定のチップがアクセスさ
れているときには他のチップの出力端子は高抵抗状態に
制御され、複数のチップの出力信号が衝突しないように
なっている。
【0071】NANDタイプのフラッシュメモリは、ア
ドレス入力ピンとデータI/Oピンが共通に使用され、
アドレスやデータがシリアルに入出力される。そして、
通常、1メガビットの半導体記憶装置では、アドレスを
8本の信号線で指定しており、これらの信号線から3回
の入力サイクルに分けてアドレスを入力している。図8
は、このようなNANDタイプのフラッシュメモリにお
けるアドレス入力方法を示している。図示するように、
アドレス入力ピン(データI/Oピンでもある)は、P
in0からPin7までの8ビットであり、これらのア
ドレス入力ピンPin0〜Pin7にそれぞれ、1回目
のサイクルでアドレス信号A0〜A7、2回目のサイク
ルでアドレス信号A8〜A15、3回目のサイクルでア
ドレス信号A16〜A20が入力される。従来の1メガ
ビットのNANDタイプのフラッシュメモリの場合に
は、3回目のアドレス入力サイクルでは、アドレス入力
ピンPin0,Pin1に入力された2ビットのアドレ
ス信号しかアクセスに利用されていなかったが、この発
明の第2の実施の形態ではアドレス入力ピンPin2,
Pin3,Pin4に入力されたアドレス信号A18,
A19,A20をそれぞれ、仮想アドレス空間中の実メ
モリ空間の位置を指定するためのアドレスとして用いて
いる。
【0072】従って、この第2の実施の形態に係る半導
体記憶システムでは、新たなピン(アドレス入力ピン)
を付加することなく、従来のNANDタイプのフラッシ
ュメモリチップと全く同じピン配置で仮想メモリ空間を
表現することができる。しかも、従来のNANDタイプ
のフラッシュメモリでは、アドレス信号A18,A1
9,A20は入力しても無視され、アドレス入力ピンP
in2,Pin3,Pin4にどのようなアドレス信号
が入力されようとも、1メガビットの実メモリ空間のど
こかが選択されるため、読み出し動作を行ったときには
その記憶内容が出力され、8個のチップを実装して入出
力信号線を全て共通に接続した場合には、全てのチップ
がそれぞれのデータを出力することになり、出力信号が
衝突してしまって正常な読み出しデータが得られなかっ
た。これに対し、この発明を適用したNANDタイプの
フラッシュメモリでは、予め指定された実メモリ空間以
外のアドレスが入力された場合には、出力バッファの出
力端子を高抵抗状態、アドレスの非選択状態、及びチッ
プのスタンバイ状態の少なくともいずれか1つの状態に
するため、選択された1つのチップだけからデータが出
力されるので、正しい読み出しデータが得られる。ま
た、仮想メモリ空間を表現するために付加したアドレス
信号A18,A19,A20を有効に解釈するために、
予め指定された実メモリ空間以外のアドレスが入力さ
れ、プログラムや消去コマンドが入力されたとしても、
選択されるブロックが存在しないためにメモリセルはプ
ログラムも消去もされない。
【0073】ところで、NANDタイプのフラッシュメ
モリのような、チップ内部でアドレスを自動的に増加さ
せて動作させる機能を有する半導体記憶装置では、オプ
ションピンや他の種々の方法により単純に仮想メモリ空
間中の実メモリ空間の位置を指定をしても、チップ間を
またがったアクセスはできない。そこで、このような異
なるチップ間の連続したアクセスが必要なシステムで
は、仮想メモリ空間のアドレス入力は、オプションピン
またはその他の仮想メモリ空間中の実メモリ空間の位置
を示す信号がいかなる設定になっていようとそのまま取
り込んで内部アドレスカウンタに設定し、内部アドレス
カウンタのカウント値をオプションピン、またその他の
方法にしたがって判定させるようにすれば良い。
【0074】図9は、このような異なるチップ間の連続
したアクセスが要求されるシステムで用いられる半導体
記憶装置の具体的な構成例について説明するためのもの
で、アドレスの入力回路系、アドレスデコーダ系及びデ
ータの出力回路系の要部を抽出して概略構成を示すブロ
ック図である。ここでは、図3と同様に1メガビットの
半導体メモリチップを4個実装して4メガビットの半導
体記憶システムを構築する場合の半導体記憶装置の構成
例を示している。各チップは8ビット/1バイトの構成
であり、17本のアドレス信号線で1メガビットのアド
レス空間を指定するようになっている。この発明の半導
体記憶システムには、各チップに対応する1メガビット
の実メモリ空間TA,TB,TC,TDを指定するのに
必要な17ビットの第1のアドレス信号Add1に加え
て、実メモリ空間の4倍の仮想メモリ空間VAを指定可
能にするための2ビットのアドレス信号Add2が入力
される。すなわち、入力バッファ(第1の入力手段)2
5−1〜25−17には実メモリ空間を指定するための
アドレス信号Ain0〜Ain16が供給され、入力バ
ッファ(第2の入力手段)31−1,31−2には実メ
モリ空間を指定するためのアドレス信号Ainext
1,Ainext2が供給される。これら入力バッファ
25−1〜25−17,31−1,31−2の出力信号
は、内部アドレスカウンタ32に供給される。この内部
アドレスカウンタ32は、計数手段として働くもので、
バイナリカウンタで構成されている。上記内部アドレス
カウンタ32の計数値は、アドレスデコーダ27及び入
力切換回路26−1,26−2に供給される。上記入力
切換回路26−1,26−2には、上記オプションピン
から仮想メモリ空間VA中の当該チップの実メモリ空間
TA、TB、TCまたはTDの位置を指定するための第
1,第2の電位VS1,VS2(VccまたはVss)
が印加されている。これら入力切換回路26−1,26
−2は、仮想メモリ空間VA中の実メモリ空間の位置を
示す電位VS1,VS2に応じて、上記内部アドレスカ
ウンタ32の出力信号をそのまま(非反転で)内部アド
レス信号としてアドレスデコーダ(アドレスデコード手
段)27に供給するか、反転して供給するかを切り換え
る。上記内部アドレスカウンタ32の出力信号と上記入
力切換回路26−1,26−2の出力信号(内部アドレ
ス信号)とがそれぞれ、アドレスデコーダ27に供給さ
れてデコードされる。
【0075】また、上記入力切換回路26−1,26−
2から出力される内部アドレス信号は、当該チップが選
択されているか否かを判別するためのチップアドレスデ
コード回路(判別手段)28に供給され、上記アドレス
信号Ainext1,Ainext2によって指定され
たチップアドレスが予め指定されている仮想アドレス空
間中の実アドレス空間の位置と一致しているか否かが判
別される。このチップアドレスデコード回路28の出力
により各出力バッファ(出力手段)29−1〜29−1
7が制御され、一致が検出された時にはこれら出力バッ
ファ29−1〜29−17が出力可能状態に制御され、
不一致の時には各出力バッファ29−1〜29−17の
出力端子が高抵抗状態に制御される。
【0076】上記図9に示した構成例における入力切換
回路26−1,26−2はそれぞれ図4に示したよう
に、排他的論理和回路で構成されており、内部アドレス
カウンタ32の出力信号とオプションピンから与えられ
た信号VS1,VS2とが一致した時には内部アドレス
信号として“L”レベルの信号を出力し、不一致の時に
は内部アドレス信号として“H”レベルの信号を出力す
る。上記入力切換回路26−1,26−2としては、オ
プションピンに印加された電位VS1,VS2がVcc
(またはVdd)レベル、換言すれば仮想空間中の実メ
モリ空間の位置を指定する信号が“H”レベルであれば
内部アドレスカウンタ32の出力信号を反転させ、オプ
ションピンに印加された電位VS1,VS2がVssレ
ベル、すなわち“L”レベルであればそのまま(反転せ
ずに)内部に伝えるような回路であれば他の論理構成で
あっても良い。
【0077】上記チップアドレスデコード回路28、及
び各出力バッファ29−1〜29−17はそれぞれ、上
記図3の回路と同様に構成すれば良い。これによって、
内部アドレス自動増加機能にも対応でき、単体で使用す
るときの動作と複数で使用するときの動作を完全に一致
させることができる。この結果、NANDタイプのフラ
ッシュメモリに用意されている連続読み出しコマンドが
複数のチップ間をまたがっても問題なく実行されるの
で、ユーザは複数個実装されていることを全く意識する
ことなく単独使用しているのと全く同じに使用すること
ができる。
【0078】その他、半導体記憶装置では設定以上のア
ドレスまで自動増加させるような命令が入力されると、
最大アドレスの情報を出力し続けるという半導体記憶装
置もあるので、この機能を実現するためには仮想メモリ
アドレスが設定上最大のアドレスに到達した場合には、
内部アドレスの増加を中止し、最大アドレスの情報を出
力し続けるようにすれば良い。
【0079】上述したように、この発明によれば、複数
個の半導体メモリチップを同一システムに実装し、メモ
リ容量を大きくしても、外部からは単独使用したときと
全く同一の仕様に見える半導体記憶装置を提供できる。
特に、実装基板の表と裏の両面に半導体メモリチップを
実装したり、半導体メモリチップを積み重ねて実装する
ことにより、記憶容量が単独実装の2倍のシステムを構
成する場合に有効である。また、連続読み出しのような
チップ間をまたがるようなコマンドも、チップ間の隔た
りを感じることなく使用することができる。更に、次世
代のシステム構成を検討する場合、前世代の半導体メモ
リチップを使用して次世代の半導体メモリチップと完全
コンパチブルにできるので、半導体記憶装置の開発スケ
ジュールと完全に独立したシステム開発を行えるように
なる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数の半導体メモリチップを単一のシステムに実装
する場合と、1つを単独で実装する場合とで全く同じに
使用できる半導体記憶装置、及びこの半導体記憶装置を
複数個用いて構成した半導体記憶システムが得られる。
【0081】また、単独での実装と複数個での実装で見
かけ上は全く同じに見せることができ、且つ次世代シス
テムを先行して設計するために、前世代の半導体メモリ
チップを複数個用いて1チップの次世代システムと全く
同じインターフェイスで設計を行うことができる半導体
記憶装置、及びこの半導体記憶装置を複数個用いて構成
した半導体記憶システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶
装置及び半導体記憶システムについて説明するためのも
ので、半導体記憶システムの概略的な構成例を示すブロ
ック図。
【図2】図1に示した各半導体メモリチップにおける実
メモリ空間と仮想メモリ空間との関係を模式的に示す
図。
【図3】半導体記憶装置の具体的な構成例について説明
するためのもので、アドレスの入力回路系、アドレスデ
コーダ系及びデータの出力回路系の要部を抽出して概略
構成を示すブロック図。
【図4】図3に示した構成における入力切換回路の一例
を示す回路図。
【図5】半導体メモリチップをシステムボード上に多段
に積み重ねて実装する場合の構成について説明するため
の斜視図。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶
装置及び半導体記憶システムについて説明するためのも
ので、8個のNANDタイプのフラッシュメモリチップ
を単一のシステムボード上に実装したシステム構成例を
示す図。
【図7】図6のシステムにおける実メモリ空間と仮想メ
モリ空間との関係を模式的に示す図。
【図8】図6及び図7に示した半導体記憶システムにお
けるアドレスの入力方法について説明するための図。
【図9】この発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶
装置及び半導体記憶システムについて説明するためのも
ので、半導体記憶装置のアドレスの入力回路系、アドレ
スデコーダ系及びデータの出力回路系の要部を抽出して
概略構成を示すブロック図。
【図10】複数の半導体メモリチップを実装した従来の
半導体記憶システムを示すブロック図。
【図11】各種の携帯用電子機器に使用される従来の小
型メモリカードを示すもので、(a)図は単一の半導体
メモリチップを実装した場合を示す図、(b)図は複数
の半導体メモリチップを実装した場合を示す図。
【符号の説明】
11−1〜11−n…半導体メモリチップ、12…入力
バス、13…出力バス、14…制御バス、16…チップ
選択信号線、25−1〜25−17…入力バッファ、2
6−1,26−2…入力切換回路、27…アドレスデコ
ーダ、28…チップアドレスデコード回路、29−1〜
29−17…出力バッファ、30…システムボード、3
1−1,31−2…入力バッファ、32…内部アドレス
カウンタ、TA,TB,TC,TD…実メモリ空間、V
A…仮想メモリ空間、Add1…第1のアドレス信号、
Add2…第2のアドレス信号、Ain0〜Ain16
…実メモリ空間を指定するためのアドレス信号、Ain
ext1,Ainext2…仮想メモリ空間を指定する
ためのアドレス信号、VS1,VS2…仮想メモリ空間
中の実メモリ空間の位置を示す電位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/10 495 H01L 27/10 434

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定
    する第1のアドレス信号が入力される第1の入力手段
    と、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量より大きな仮想
    アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が入力され
    る第2の入力手段と、 前記仮想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を
    外部から設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記第2のアドレス信号で指定されたアドレスが前記実
    アドレス位置設定手段で設定された仮想アドレス空間中
    の実アドレス空間の位置と一致しているか否かを判別す
    る判別手段と、 前記判別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされ
    ていると判別されたときに、前記第1の入力手段の出力
    信号をデコードして前記メモリセルアレイをアクセスす
    るアドレスデコード手段と、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力手段とを具備することを特徴とする半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段により、前記実メモリ空間
    がアクセスされていないと判別されたときに、前記出力
    手段を高抵抗状態にすることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段により、前記実メモリ空間
    がアクセスされていないと判別されたときに、当該チッ
    プをスタンバイ状態にすることを特徴とすることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定
    する第1のアドレス信号が入力される入力バッファと、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮
    想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部か
    ら設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が
    入力され、前記実アドレス位置設定手段で設定された前
    記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じ
    て、前記第2のアドレス信号を反転または非反転して内
    部アドレス信号を生成する入力切換回路と、 前記入力バッファの出力信号と前記入力切換回路から出
    力される内部アドレス信号とをデコードして前記メモリ
    セルアレイをアクセスするアドレスデコーダと、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力バッファと、 前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号をデ
    コードして、前記実メモリ空間がアクセスされていない
    ときに、前記出力バッファの出力端子を高抵抗状態にす
    るチップアドレスデコード回路とを具備することを特徴
    とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定
    する第1のアドレス信号が入力される入力バッファと、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮
    想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部か
    ら設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が
    入力され、前記実アドレス位置設定手段で設定された前
    記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じ
    て、前記第2のアドレス信号を反転または非反転して内
    部アドレス信号を生成する入力切換回路と、 前記入力バッファの出力信号と前記入力切換回路から出
    力される内部アドレス信号とをデコードして前記メモリ
    セルアレイをアクセスするアドレスデコーダと、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力バッファと、 前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号をデ
    コードして、前記実メモリ空間がアクセスされていない
    ときに、当該チップをスタンバイ状態にするチップアド
    レスデコード回路とを具備することを特徴とする半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定
    する第1のアドレス信号が入力される入力バッファと、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮
    想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部か
    ら設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が
    入力され、前記実アドレス位置設定手段で設定された前
    記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じ
    て、前記第2のアドレス信号を反転または非反転して内
    部アドレス信号を生成する入力切換回路と、 前記入力バッファの出力信号と前記入力切換回路から出
    力される内部アドレス信号とをデコードして前記メモリ
    セルアレイをアクセスするアドレスデコーダと、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力バッファと、 前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号をデ
    コードして、前記実メモリ空間がアクセスされていない
    ときに、当該チップをスタンバイ状態にし、且つ前記出
    力バッファの出力端子を高抵抗状態にするチップアドレ
    スデコード回路とを具備することを特徴とする半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 前記実アドレス位置設定手段は、電気溶
    断型のフューズ素子またはレーザ溶断型のフューズ素子
    を備え、前記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位
    置を前記電気溶断型のフューズ素子またはレーザ溶断型
    のフューズ素子を溶断するか否かに応じて設定すること
    を特徴とする請求項1ないし6いずれか1つの項に記載
    の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記実アドレス位置設定手段は、オプシ
    ョンピンを備え、前記仮想メモリ空間中の前記実メモリ
    空間の位置を前記オプションピンに与える電位に応じて
    設定することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1
    つの項に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記実アドレス位置設定手段は、オプシ
    ョンピンを備え、前記オプションピンに、第1の電位を
    与えるか、第2の電位を与えるかに応じて前記仮想メモ
    リ空間中の前記実メモリ空間の位置を設定することを特
    徴とする請求項1ないし6いずれか1つの項に記載の半
    導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記実アドレス位置設定手段は、前記
    実メモリ空間が前記仮想メモリ空間中の上位アドレス側
    に位置するか下位アドレス側に位置するかを指示するた
    めのオプションピンを備え、前記オプションピンに、第
    1の電位を与えた時に前記仮想メモリ空間の上位アドレ
    スを指示し、第2の電位を与えた時に前記仮想メモリ空
    間の下位アドレスを指示し、開放状態では前記仮想アド
    レス空間を使用しないことを特徴とする請求項1ないし
    6いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記実アドレス位置設定手段は、前記
    仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置を記憶する
    ための不揮発性メモリ素子を備え、前記不揮発性メモリ
    素子に記憶されたデータに基づいて、前記仮想メモリ空
    間中の前記実メモリ空間の位置を指定することを特徴と
    する請求項1ないし6いずれか1つの項に記載の半導体
    記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記フューズ素子を溶断したか否かに
    応じて、前記第2のアドレス信号をそのまま内部アドレ
    ス信号として用いるか、反転させて内部アドレス信号と
    して用いるかを設定し、前記仮想メモリ空間中の前記実
    メモリ空間の位置を指定することを特徴とする請求項7
    に記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記オプションピンに第1の電位が印
    加された場合には前記第2のアドレス信号をそのまま内
    部アドレス信号として用い、前記オプションピンに第2
    の電位が印加された場合には前記第2のアドレス信号を
    反転させて内部アドレス信号として用いることにより、
    前記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置を指定
    することを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】 前記オプションピンを抵抗成分を介し
    て第1の電位に接続し、前記オプションピンに電位が印
    加されない場合には前記第2のアドレス信号をそのまま
    内部アドレス信号として用い、前記オプションピンに前
    記第2の電位が印加された場合には前記第2のアドレス
    信号を反転させて内部アドレス信号として用いることに
    より、前記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置
    を指定することを特徴とする請求項9に記載の半導体記
    憶装置。
  15. 【請求項15】 前記不揮発性メモリ素子に記憶された
    データに基づいて、前記第2のアドレス信号をそのまま
    内部アドレス信号として用いるか、反転させて内部アド
    レス信号として用いるかを切り替え、前記仮想メモリ空
    間中の前記実メモリ空間の位置を指定することを特徴と
    する請求項11に記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第2のアドレス信号と前記実アド
    レス位置設定手段に設定された仮想メモリ空間中の前記
    実メモリ空間の位置とを比較し、不一致の時に前記メモ
    リセルアレイの全アドレスを非選択にすることを特徴と
    する請求項7ないし15いずれか1つの項に記載の半導
    体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1,第2の入力手段に入力され
    た前記第1,第2のアドレス信号をラッチし、順次カウ
    ントアップする計数手段を更に具備し、前記第2のアド
    レス信号は前記実アドレス位置設定手段の設定によらず
    前記計数手段でカウントアップされ、前記計数手段のカ
    ウント出力を前記アドレスデコード手段に入力する前
    に、前記第2のアドレス信号に対応した出力信号を前記
    実アドレス位置設定手段の設定に応じて反転させるか否
    かを制御することを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    か1つの項に記載の半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記メモリセルアレイは、不揮発性の
    メモリセルがマトリックス状に配置されて構成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし17いずれか1つの
    項に記載の半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記第1,第2のアドレス信号は、複
    数サイクルで多重入力されることを特徴とする請求項1
    ないし18いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 対応する全ての入出力信号ピンを共通
    に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステム
    に並列に実装して成り、 前記半導体記憶装置はそれぞれ、 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
    レス信号が入力される第1の入力手段と、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量より大きな仮想
    アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が入力され
    る第2の入力手段と、 前記仮想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を
    外部から設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記第2のアドレス信号で指定されたアドレスが前記実
    アドレス位置設定手段で設定された仮想アドレス空間中
    の実アドレス空間の位置と一致しているか否かを判別す
    る判別手段と、 前記判別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされ
    ていると判別されたときに、前記第1の入力手段の出力
    信号をデコードして前記メモリセルアレイをアクセスす
    るアドレスデコード手段と、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力手段とを具備し、 前記判別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされ
    ていないと判別されたときに、前記出力手段を高抵抗状
    態にすることを特徴とする半導体記憶システム。
  21. 【請求項21】 対応する全ての入出力信号ピンを共通
    に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステム
    に並列に実装して成り、 前記半導体記憶装置はそれぞれ、 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
    レス信号が入力される第1の入力手段と、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量より大きな仮想
    アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が入力され
    る第2の入力手段と、 前記仮想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を
    外部から設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記第2のアドレス信号で指定されたアドレスが前記実
    アドレス位置設定手段で設定された仮想アドレス空間中
    の実アドレス空間の位置と一致しているか否かを判別す
    る判別手段と、 前記判別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされ
    ていると判別されたときに、前記第1の入力手段の出力
    信号をデコードして前記メモリセルアレイをアクセスす
    るアドレスデコード手段と、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力手段とを具備し、 前記判別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされ
    ていないと判別されたときに、当該チップをスタンバイ
    状態にすることを特徴とする半導体記憶システム。
  22. 【請求項22】 対応する全ての入出力信号ピンを共通
    に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステム
    に並列に実装して成り、 前記半導体記憶装置はそれぞれ、 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
    レス信号が入力される第1の入力手段と、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量より大きな仮想
    アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が入力され
    る第2の入力手段と、 前記仮想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を
    外部から設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記第2のアドレス信号で指定されたアドレスが前記実
    アドレス空間位置設定手段で設定された仮想アドレス空
    間中の実アドレス空間の位置と一致しているか否かを判
    別する判別手段と、 前記判別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされ
    ていると判別されたときに、前記第1の入力手段の出力
    信号をデコードして前記メモリセルアレイをアクセスす
    るアドレスデコード手段と、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力手段とを具備し、 前記判別手段により、前記実メモリ空間がアクセスされ
    ていないと判別されたときに、当該チップをスタンバイ
    状態にし、且つ前記出力手段を高抵抗状態にすることを
    特徴とする半導体記憶システム。
  23. 【請求項23】 対応する全ての入出力信号ピンを共通
    に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステム
    に並列に実装して成り、 前記半導体記憶装置はそれぞれ、 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
    レス信号が入力される入力バッファと、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮
    想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部か
    ら設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が
    入力され、前記実アドレス位置設定手段で設定された前
    記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じ
    て、前記第2のアドレス信号を反転または非反転して内
    部アドレス信号を生成する入力切換回路と、 前記入力バッファの出力信号と前記入力切換回路から出
    力される内部アドレス信号とをデコードして前記メモリ
    セルアレイをアクセスするアドレスデコーダと、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力バッファと、 前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号をデ
    コードして、前記実メモリ空間がアクセスされていない
    ときに、前記出力バッファの出力端子を高抵抗状態にす
    るチップアドレスデコード回路とを具備することを特徴
    とする半導体記憶システム。
  24. 【請求項24】 対応する全ての入出力信号ピンを共通
    に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステム
    に並列に実装して成り、 前記半導体記憶装置はそれぞれ、 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
    レス信号が入力される入力バッファと、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮
    想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部か
    ら設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が
    入力され、前記実アドレス位置設定手段で設定された前
    記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じ
    て、前記第2のアドレス信号を反転または非反転して内
    部アドレス信号を生成する入力切換回路と、 前記入力バッファの出力信号と前記入力切換回路から出
    力される内部アドレス信号とをデコードして前記メモリ
    セルアレイをアクセスするアドレスデコーダと、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力バッファと、 前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号をデ
    コードして、前記実メモリ空間がアクセスされていない
    ときに、当該チップをスタンバイ状態にするチップアド
    レスデコード回路とを具備することを特徴とする半導体
    記憶システム。
  25. 【請求項25】 対応する全ての入出力信号ピンを共通
    に並列接続した複数の半導体記憶装置を単一のシステム
    に並列に実装して成り、 前記半導体記憶装置はそれぞれ、 メモリセルアレイの実メモリ空間を指定する第1のアド
    レス信号が入力される入力バッファと、 前記メモリセルアレイに記憶できる容量よりも大きな仮
    想アドレス空間中の前記実アドレス空間の位置を外部か
    ら設定するための実アドレス位置設定手段と、 前記仮想アドレス空間を指定する第2のアドレス信号が
    入力され、前記実アドレス位置設定手段で設定された前
    記仮想メモリ空間中の前記実メモリ空間の位置に応じ
    て、前記第2のアドレス信号を反転または非反転して内
    部アドレス信号を生成する入力切換回路と、 前記入力バッファの出力信号と前記入力切換回路から出
    力される内部アドレス信号とをデコードして前記メモリ
    セルアレイをアクセスするアドレスデコーダと、 前記メモリセルアレイから読み出されたデータを出力す
    る出力バッファと、 前記入力切換回路から出力される内部アドレス信号をデ
    コードして、前記実メモリ空間がアクセスされていない
    ときに、当該チップをスタンバイ状態にし、且つ前記出
    力バッファの出力端子を高抵抗状態にするチップアドレ
    スデコード回路とを具備することを特徴とする半導体記
    憶システム。
  26. 【請求項26】 前記複数の半導体記憶装置は、試験工
    程では実質的に同一動作することを特徴とする請求項2
    0ないし25いずれか1つの項に記載の半導体記憶シス
    テム。
  27. 【請求項27】 前記半導体記憶装置の2つのチップが
    実装基板の表と裏に張り合わせて実装され、前記仮想メ
    モリ空間は実メモリ空間の2倍であることを特徴とする
    請求項20ないし26いずれか1つの項に記載の半導体
    記憶システム。
  28. 【請求項28】 前記仮想メモリ空間に対して読み出
    し、書き込み及び消去の少なくともいずれか1つの操作
    が行われ、前記第1,第2のアドレス信号によるアドレ
    ス指定がチップ毎に前記実アドレス位置設定手段に設定
    されている実メモリ空間と一致した場合には個々の半導
    体記憶装置として動作し、アドレス指定が前記実アドレ
    ス位置設定手段に設定されている実メモリ空間と一致し
    ない場合には当該チップ全体がアドレス非選択状態の動
    作を行うことを特徴とする請求項20ないし27いずれ
    か1つの項に記載の半導体記憶システム。
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