JP2006127612A - メモリー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シリアル・インターフェースを備えて、コスト・スペース・消費電力の点でパラレル・インターフェースと比較して有利であると共に、汎用性があり使いやすいメモリー装置を提供する。
【解決手段】 不揮発性メモリーから成り信号がパラレルで入出力されるメモリー・モジュール30と、信号がシリアルで入出力される送受信回路11と、メモリー・モジュール30及び送受信回路11の間に設けられ、シリアル・パラレル変換処理及びパラレル・シリアル変換処理が行われる制御回路12,17とを、同一チップ10内に備え、制御回路17がCMOS論理回路によって構成され、不揮発性メモリーがCMOS論理回路の製造プロセスと親和性の高い製造プロセスで作製可能な構成であり、制御回路12,17のプロトコルを決定するパラメータが変更可能であり、このパラメータが不揮発性メモリー18に格納されているメモリー装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不揮発性メモリーを有して成るメモリー装置に係わり、シリアル・インターフェースにより外部との信号の入出力を行うものである。
現在実用化されている半導体メモリーのチップは、基本的にデータ、アドレス、読み出しと書き込みの制御信号等の信号をパラレルに入出力するパラレル・インターフェースを備えた構成になっている。
通常のパラレル・インターフェースを備えたメモリー・チップの構成の一例を、図7A及び図7Bに示す。図7Aはメモリー・チップのブロック図を示し、図7Bはメモリー・チップの入出力ピンの構成を示す。
この図7Aに示すメモリー・チップ100では、チップ・イネーブル信号CE、書き込みイネーブル信号WE、読み出しイネーブル信号REという、3つの制御信号が独立で入力される構成となっている。また、入出力データDIO[7:0]及びアドレス入力AD[7:0]が、いずれも8ビット並列になっている。
コントロール回路101は、アドレスと制御信号CE,WE,REが入力され、書き込みドライバー102やデータ入出力バッファー105の制御を行うと共に、アドレスに応じてメモリ・セル・アレイ103のメモリセルを選択する。
データが書き込まれる際には、データ入出力バッファー105から入力されたデータが、書き込みドライバー102で増幅されて、メモリ・セル・アレイ103の選択されたメモリセルに書き込まれる。
データが読み出される際には、メモリ・セル・アレイ103の選択されたメモリセルから読み出されたデータが、読み出しアンプ104で増幅されて、データ入出力バッファー105から出力される。
このメモリー・チップ100の入出力ピンは、図7Bに示すように、入出力データDIO[7:0]用のピン、アドレス入力AD[7:0]用のピン、制御信号CE,WE,RE用のピンの3種類ある。なお、図7Bでは1本1本のピンの図示は省略しているが、入出力データDIO[7:0]用のピン及びアドレス入力AD[7:0]用のピンは、それぞれ8本ずつあり、制御信号CE,WE,RE用のピンは3本ある。
これに対して、フラッシュ・メモリーを搭載したメモリー・カードでは、コンパクトフラッシュ・カードやスマートメディア・カード等の古い規格ではパラレル・インターフェースを持ったものになっているが、SDメモリー・カードやメモリー・スティック等のようにシリアル・インターフェースを持ったものの方が主流になりつつある。
また、パーソナルコンピュータと周辺機器とを接続するためのインターフェース規格は、SCSIやATA,IDE,PCI等のパラレル・インターフェースから、USB,IEEE1394,Serial−ATA,PCI−Express等のシリアル・インターフェースに移行しつつある(例えば、非特許文献1参照)。
次に、シリアル・インターフェースを備えたメモリー・カードの簡単な構成の一例を、図8のブロック図に示す。
このメモリー・カード200は、4つのメモリー・チップ211,212,213,214が並列に接続され、これらメモリー・チップ211,212,213,214に対してデータの書き込みや読み出しを行うためのメモリー・コントローラ207を備えた構成になっている。
そして、データ入出力バッファー201、シリパラ・パラシリ変換部(シリアル/パラレス変換及びパラレル/シリアル変換が行われる)202、読み出しレジスタ203、アドレスレジスタ204、書き込みレジスタ205、コマンドレジスタ206、そしてメモリー・コントローラ207とにより、シリアル・インターフェース回路210が構成されている。なお、シリアル・インターフェース回路210は、メモリー・チップ211,212,213,214とは別のチップに形成されている。
このメモリー・カード200では、3つの制御信号(チップ・イネーブル信号CE、書き込みイネーブル信号WE、読み出しイネーブル信号RE)や、入出力データDIO[7:0]及びアドレス入力AD[7:0]が、各メモリー・チップ211,212,213,214とメモリー・コントローラ207との間でやりとりされるが、メモリー・カード200との外部とはやりとりされない構成となっている。
そのため、図7に示した構成では、各メモリー・チップ100に、外部との入出力信号が8×2+3=19本あったのに対して、このメモリー・カード200では、外部との入出力信号が、シリアル・データの入出力を行うSDIO、シリアル・クロックSCLK、データ・イネーブルのタイミングを示すSDENの3本だけと大幅に少なくなっている。
また、図8に示す構成のメモリー・カード200のシリアル・インターフェース回路210のタイミング・チャートを図9A及び図9Bに示す。このシリアル・インターフェース回路210は、以下のような手順で動作する。
<書き込みの場合>
図8の4つのメモリー・チップのうち、2番目のメモリー・チップ212にデータを書き込む場合のタイミング・チャートを図9Aに示す。図9Aに示すタイミング・チャートの過程は、以下のように進行する。
(1)SDENが0から1に変化して、シリパラ・パラシリ変換部202内のカウンターSDCNTがカウント・アップを始める。
(2)SDIOに、読み出し又は書き込みのフラッグであるRWが入力される。書き込みの場合、RW=0であり、これがコマンドレジスタ206に格納される。
(3)SDIOに、8ビットのアドレスAD[7:0]が、A[0]から順番に入力され、アドレスレジスタ204に格納される。
(4)SDIOに、4つのチップ211,212,213,214のどれを使うかを選択するAD[9:8]が入力される。
(5)メモリー・コントローラ207によって、選択されたメモリー・チップ212のチップ・イネーブル信号CE2がアサートされる。
(6)SDIOに、8ビットのデータWR[7:0]が、WR[0]から順番に入力され、書き込みレジスタ205に格納される。
(7)WR[7]が入力されたとき、メモリー・コントローラ207によって、選択されたメモリー・チップ212の書き込みイネーブル信号WE2がアサートされ、選択されたメモリー・チップ212のアドレスAD[7:0]に、データWR[7:0]を書き込む。
(8)SDENがネゲートされて、書き込みが終了する。
<読み出しの場合>
図8の4つのメモリー・チップのうち、1番目のメモリー・チップ211からデータを読み出す場合のタイミング・チャートを図9Bに示す。図9Bに示すタイミング・チャートの過程は、以下のように進行する。
(1)SDENが0から1に変化して、シリパラ・パラシリ変換部202内のカウンターSDCNTがカウント・アップを始める。
(2)SDIOに、読み出し又は書き込みのフラッグであるRWが入力される。読み出しの場合、RW=1であり、これがコマンドレジスタ206に格納される。図9B中に矢印R(1)で示すように、フラッグが立ち上がっていることがわかる。
(3)SDIOに、8ビットのアドレスAD[7:0]が、A[0]から順番に入力され、アドレスレジスタ204に格納される。
(4)SDIOに、4つのチップ211,212,213,214のどれを使うかを選択するAD[9:8]が入力される。
(5)メモリー・コントローラ207によって、選択されたチップ211のチップ・イネーブル信号CE1と読み出しイネーブル信号RE1がアサートされる。
(6)選択されたチップのアドレスAD[7:0]から、データRD[7:0]が読み出され、読み出しレジスタ203に格納される。
(7)読み出しレジスタ203に格納されたデータRD[7:0]が、RD[0]から順番にSDIOから出力される。
(8)SDENがネゲートされて、読み出しが終了する。
なお、図9のタイミング・チャートでは、クロックであるSCLKが常に出力されているが、実際には、SDENの立ち上がりより少し早く出力し始め、SDENの立ち下がりに少し遅れて止まっても良い。即ち、SDENが1である期間及びその前後の期間において、クロックSCLKが出力されていればよい。
ここで、パラレル・インターフェースからシリアル・インターフェースに移行する理由について考察してみる。
パラレル・インターフェースでは、データ伝送速度が向上していくにつれて、パラレルになった信号のタイミングを管理することが困難になり、またドライバーやレシーバーが高価でスペースを取ると共に消費電力を増大させる。
これに対して、シリアル・インターフェースであれば、クロックとイネーブル信号及び入出力データの3種類程度の信号が機器間を行き来するだけなので、ドライバーやレシーバーは最小限で済み、タイミング管理も容易である。
これが、パラレル・インターフェースからシリアル・インターフェースに移行した場合の利点である。
さらに、1Gbps以上の高速インターフェースでは、クロックとデータのタイミング管理を受信側で行うことができるように、クロックがデータに埋め込まれているものもある。例えばPCI−Expressでは、入力データと出力データが差動で2本ずつの合計4本で送受信している。
鈴木一海・五十嵐顕寿共著「最新技術解説 入門USB」初版、技術評論社、平成13年(2001年)4月25日発行、p.10−24
メモリー・チップ自体に関しても、データ伝送速度が向上していくにつれて、パラレルになった信号のタイミングを管理することが困難になると共に、入出力のドライバーやレシーバーは高価で消費電力が大きく、またパッケージ上で大きなスペースを取るという問題が発生する。
従って、本来なら、シリアル・インターフェースを持ったメモリー・チップに移行していくと考えられる。
しかし、現状では、メモリー・チップは、まだシリアル・インターフェースに移行していない。
メモリー・チップがシリアル・インターフェースに移行しない理由として、次のようなことが考えられる。
メモリ・セル・アレイから成るメモリー・モジュールは、マトリックス構造を有するため、本来はパラレル・インターフェースに適している。そのため、シリアル・インターフェースを適用する場合には、図8に示したように、シリアル・データとパラレル・データとを相互変換する必要があり、またメモリーを制御するメモリー・コントローラが必要になる。
そして、メモリー・コントローラは、通常、CMOSトランジスタを用いたCMOS論理回路によって構成される。
しかしながら、DRAMでは、電荷を蓄積するコンデンサの容量を確保するために、穴を掘ったり上に積み上げたりという3次元的な加工が可能なプロセスが必要になり、フラッシュ・メモリーでは、書き込みや消去に必要な高電圧に耐えられるプロセスが必要である。
従って、DRAMやフラッシュ・メモリー等のメモリー素子で用いられている製造プロセスは、CMOS論理回路の製造プロセスとの親和性が低く、このような回路を内蔵することはコスト・アップに繋がる。
また、シリアル・インターフェースの場合は、信号の本数が少ないので、メモリーの使い方が限定されてしまい、汎用性が無くなる。
図8に示した例でも、4つのメモリー・チップ211,212,213,214を並列して使用しているために、アドレスが2ビット増えて10ビットになっている。
そして、並列にするメモリー・チップの数を変えるだけでシリアル・インターフェースのプロトコルも変わってしまうが、メモリー・チップ自身のインターフェースをシリアル・インターフェースにしてしまうと、プロトコルの変更に対応することが困難になる。
上述した問題の解決のために、本発明においては、シリアル・インターフェースを備えて、コスト・スペース・消費電力の点でパラレル・インターフェースと比較して有利であると共に、汎用性があり使いやすいメモリー装置を提供するものである。
本発明のメモリー装置は、不揮発性メモリーから成り信号がパラレルで入出力されるメモリー・モジュールと、信号がシリアルで入出力される送受信回路と、メモリー・モジュール及び送受信回路の間に設けられ、シリアル・パラレル変換処理及びパラレル・シリアル変換処理が行われる制御回路とを、同一チップ内に備え、制御回路がCMOS論理回路によって構成され、不揮発性メモリーがCMOS論理回路の製造プロセスと親和性の高い製造プロセスで作製可能な構成であり、制御回路のプロトコルを決定するパラメータが変更可能であり、このパラメータが不揮発性メモリーに格納されているものである。
上述の本発明のメモリー装置の構成によれば、信号(例えば、アドレス信号、データ信号、制御信号)がシリアルで入出力される送受信回路によって、外部とのメモリー装置との間の信号の入出力がシリアルで行われるため、入出力がパラレルで行われる構成のメモリー装置と比較して、外部入出力ピンの数を大幅に低減することができる。これにより、ドライバーやレシーバーを削減して回路構成を簡略化することができる。
また、メモリー・モジュールを構成する不揮発性メモリーがCMOS論理回路の製造プロセスと親和性の高い製造プロセスで作製可能な構成であることから、メモリー・モジュールと送受信回路と制御回路とを、問題なく同一チップ内に搭載することが可能になる。
さらに、制御回路のプロトコルを決定するパラメータが変更可能で、このパラメータが不揮発性メモリーに格納されていることにより、容易に(シリアル・インターフェースの)プロトコルを変更することが可能になると共に、電源投入時に自動的にプロトコルが設定されるようにすることができる。
上記本発明のメモリー装置において、不揮発性メモリーのメモリセルを、素子に電圧又は電流を供給することによって素子の抵抗値が変化する、不揮発性可変抵抗素子により構成することも可能である。
このような構成としたときには、不揮発性可変抵抗素子が、通常、上部電極と下部電極との間に抵抗値が変化する記録層(記憶層)を有する単純な構成であり、CMOS論理回路の製造プロセスと親和性の高い製造プロセスで作製可能であると共に、容易に高密度化を図ることができる。また、データの書き込みに大きな電圧を必要とせず、消費電力を低減することができ、高速で書き込みを行うことが可能になる。
上記本発明のメモリー装置において、制御回路が、回路構成をソフトウエアにより変更することが可能な構成となっており、この制御回路の回路構成を決定するデータが、メモリー・モジュールの不揮発性メモリーに格納されている構成とすることも可能である。
このような構成としたときには、メモリー・モジュールの不揮発性メモリーに格納されているデータを用いて、容易に制御回路の回路構成を変更することが可能になる。
上述の本発明によれば、ドライバーやレシーバーを削減して回路構成を簡略化することができるため、低価格・低消費電力とすることができ、またメモリー装置を小さいパッケージにすることが可能になる。
また、本発明によれば、メモリー・モジュールと送受信回路と制御回路とを、問題なく同一チップ内に搭載することが可能になることから、メモリー装置のコストを低減することができ、この点によっても、低価格とすることができる。
さらに、本発明によれば、容易にプロトコルを変更することが可能になるため、シリアル・インターフェースのプロトコルを変更して、幅広い用途に対応させることが可能になり、これにより、汎用性が高いメモリー装置を構成することができる。
従って、本発明により、コスト的に有利であり、かつ汎用性が高くて使い易い、シリアル・インターフェースを備えたメモリー装置を実現することができる。
また、特に、制御回路が、回路構成をソフトウエアにより変更することが可能な構成となっており、この制御回路の回路構成を決定するデータが、メモリー・モジュールの不揮発性メモリーに格納されている構成としたときには、メモリー・モジュールの不揮発性メモリーに格納されているデータを用いて、容易に制御回路の回路構成を変更することが可能になるため、例えば、任意のシリアル・インターフェース規格に1つのチップで対応できるメモリー装置を実現することも可能になる。
まず、本発明の具体的な実施の形態の説明に先立ち、本発明の概要について説明する。
次世代の大容量半導体メモリーの候補として、可逆的に抵抗値が変化する不揮発性可変抵抗素子の研究が進んでいる。
不揮発性可変抵抗素子の膜構成の一形態の断面図を図5Aに示す。また、図5Aの可変抵抗素子の回路記号を図5Bに示す。
図5Aに示すように、この可変抵抗素子5は、下層から、下部電極1、導体膜2、絶縁体膜3、上部電極4が積層されて成る。
導体膜2としては、例えば、Cu,Ag,Zn等の金属元素を含有する金属膜、合金膜(例えばCuTe合金膜)、金属化合物膜等が挙げられる。
絶縁体膜3としては、例えば、アモルファスGdや、SiO等の絶縁体が挙げられる。
そして、導体膜2から絶縁体膜3に向かって電流(図5Aの電流I)が流れるように可変抵抗素子5に電圧を印加すると、可変抵抗素子5の抵抗値が低くなってデータが書き込まれ、絶縁体膜3から導体膜2に向かって電流が流れるように電圧を印加すると可変抵抗素子5の抵抗値が高くなってデータが消去される。
データの書き込み・消去のいずれの場合でも、電圧の印加を停止すると、可変抵抗素子5の抵抗値が保持されるため、不揮発性メモリーとして使用することができる。
なお、図5Bに示す回路記号自体は、一般的な可変抵抗のものと同じであるが、矢印の向きは、書き込み時の電流Iの向きと等しくなるように設定している。
この不揮発性可変抵抗素子5を、フラッシュ・メモリーとして実用化されている浮遊ゲートのFET(電界効果トランジスタ)を用いたメモリー素子と比較すると、書き込みに大きな電圧を必要とせず、書き込み速度が速く、なおかつ、従来のCMOS論理回路の製造プロセスとの親和性が高いというメリットがある。
従って、前述したメモリー素子のCMOS論理回路のプロセスとの親和性の問題点に関しては、不揮発性メモリーのメモリセルを構成するメモリー素子として、CMOS論理回路のプロセスとの親和性が高い不揮発性可変抵抗素子を用いれば、メモリー・コントローラのCMOS論理回路をメモリー素子と同一チップ上に搭載することが可能になる。
これにより、不揮発性メモリーとメモリー・コントローラとを同一チップ上に搭載することが可能になり、パラレル・インターフェースよりもコスト的に有利な、シリアル・インターフェースを持ったメモリー・チップを実現することができる。
また、不揮発性可変抵抗素子のような不揮発性メモリー素子を用いて、不揮発性メモリーとメモリー・コントローラを同一チップ上に搭載させれば、前述した汎用性の不足の問題点を解決することも容易である。
即ち、シリアル・インターフェース回路のシリパラ(シリアル/パラレル)変換器を、プロトコルのパラメータの変更が可能な回路にしておき、並列にするメモリー・チップの数に応じて、アドレスの幅を変えたり、チップがセレクトされる上位アドレスを変えたりすればよい。
そして、これらのパラメータを、不揮発性メモリーの一部を使用して格納し、電源が投入されるたびに自動的に設定されるようにすればよい。
不揮発性可変抵抗素子を使った不揮発性メモリーはまだ実用化されていないので、どのようなインターフェースが最適であるかという検討までは進んでおらず、試作レベルではメモリー・モジュールの構成をそのまま使ったパラレル・インターフェースを持ったメモリー・チップ(図7のメモリー・チップの構成に不揮発性可変抵抗素子を使ったものに相当)が作製されているに過ぎないが、本発明の構成とすることにより、不揮発性可変抵抗素子を使ったメモリーに大きな付加価値を与えることができる。
なお、不揮発性可変抵抗素子の構成としては、図5Aに示した構成以外のものも提案されている。そして、いずれも、上部電極と下部電極との間に、抵抗値が変化する記録層(記憶層)を含む構成とされている。これにより、上部電極と下部電極との間に、即ち可変抵抗素子に、電圧又は電流を供給することにより、記録層(記憶層)の抵抗値を変化させて、情報の記録を行うことができる。
このような構成を有するので、CMOS論理回路の配線を形成するプロセス等に、不揮発性可変抵抗素子を形成するプロセスを組み込むことが容易に可能であり、CMOS論理回路のプロセスとの親和性が高い。
本発明のメモリー装置では、上述した不揮発性可変抵抗素子等の、CMOS論理回路の製造プロセスと親和性の高い製造プロセスで作製可能な不揮発性のメモリー素子により不揮発性メモリーを構成し、この不揮発性メモリーにより、信号(アドレス信号・データ信号・制御信号等)がパラレルで入出力されるメモリー・モジュールを構成する。
そして、このメモリー・モジュールと、信号(アドレス信号・データ信号・制御信号等)がシリアルで入出力される送受信回路と、これらメモリー・モジュール及び送受信回路の間に設けられ、シリアル・パラレル変換処理及びパラレル・シリアル変換処理が行われる制御回路とを、同一チップ内に備えた構成として、チップと外部との信号のやり取りをシリアルで行う構成とする。
さらに、制御回路のプロトコルを決定するパラメータを変更することが可能な構成として、このパラメータを不揮発性メモリーに格納する。
本発明のメモリー装置は、このように構成することにより、シリアル・インターフェースを備え、コスト・スペース・消費電力の点でパラレル・インターフェースと比較して有利であると共に、汎用性があり使いやすいメモリー装置を実現するものである。
続いて、本発明の具体的な実施の形態を説明する。
本発明の一実施の形態として、メモリー・チップの概略構成図(ブロック図)を図1に示す。
このメモリー・チップ10は、図8に示したと同様のシリアル・インターフェース回路20が、メモリ・セル・アレイ21、読み出しアンプ22、書き込みドライバー23から構成されるデータ用不揮発性メモリー30と組み合わせされて同一のチップ上に搭載され、1チップのメモリー装置が構成されている。
シリアル・インターフェース回路20は、データ入出力バッファー11、シリパラ・パラシリ変換部(シリアル/パラレス変換及びパラレル/シリアル変換が行われる)12、読み出しレジスタ13、アドレスレジスタ14、書き込みレジスタ15、コマンドレジスタ16、そしてメモリー・コントローラ17とを備えて構成されている。
データ入出力バッファー11等により、前述した、信号をシリアルで入出力する送受信回路が構成される。シリパラ・パラシリ変換部12及びメモリー・コントローラ17等により、前述した、メモリー・モジュール及び送受信回路の間に設けられ、シリアル・パラレル変換処理及びパラレル・シリアル変換処理が行われる制御回路が構成される。
本実施の形態のメモリー・チップ10では、前述した不揮発性可変抵抗素子によって、データ用不揮発性メモリー30のメモリ・セル・アレイ21が構成される。
また、このデータ用不揮発性メモリー30の部分は、図7のメモリー・チップ100の構成とほとんど同様であるが、図7では必要であった、データ入出力バッファー105やアドレス・バッファー106は不要になり、図7にあったコントロール回路101は、シリアル・インターフェース回路20の中のメモリー・コントローラ17に含まれている。
さらに、本実施の形態のメモリー・チップ10では、シリアル・インターフェース回路20内に、シリパラ・パラシリ変換部12に接続してパラメータ格納用不揮発性メモリー18を設けており、このパラメータ格納用不揮発性メモリー18にシリアル・インターフェースのプロトコルのパラメータを格納するようにしている。
これにより、シリアル・インターフェースのプロトコルのパラメータの変更を行うことができるため、汎用性が不足する問題点を解決することができる。
なお、図1では、それぞれの機能を明示するために、パラメータ格納用不揮発性メモリー18とデータ用不揮発性メモリー30とを別々に分けているが、同一の不揮発性メモリーの一部をデータ用不揮発性メモリー30として割り当て、他の一部をパラメータ格納用不揮発性メモリー18に割り当てる構成としてもよい。
パラメータ格納用不揮発性メモリー18とデータ用不揮発性メモリー30とにより、前述した、不揮発性メモリーから成るメモリー・モジュールが構成される。
本実施の形態のメモリー・チップ10の外部入出力ピンの構成を図2に示す。電源とグラウンドのピンは省略してあるが、ここではSDIO,SDEN,SCLKの3つの信号がメモリー・チップ10のパッケージから出ているだけである。
図2を図7Bと比較すると、外部入出力ピンの数が大幅に削減されているので、そのためのドライバーやレシーバーを削減することができる。
これにより、低価格・低消費電力で、なおかつ、小さなパッケージに入れることが可能になる。
次に、本実施の形態のメモリー・チップ10の接続方法の各種形態を、図3A〜図3Cに示す。
図3Aは、1個のメモリー・チップ10のみを、シリアル・インターフェースに接続した場合を示している。
図3Bは、メモリー・チップ10を2個並列に、シリアル・インターフェースに接続した場合を示している。
図3Cは、メモリー・チップ10を4個並列に、シリアル・インターフェースに接続した場合を示している。
図3A〜図3Cからもわかるように、並列に接続するメモリー・チップ10の数を変更しても、各メモリー・チップ10の3本の外部入出力ピンを、それぞれシリアル・インターフェースに接続するだけで対応することが可能になっている。
ただし、シリアル・インターフェースからプロトコルのパラメータを設定する場合には、各メモリー・チップ10に割り当てる上位アドレスを決める前に外部入出力ピンを接続してしまうと、それぞれのメモリー・チップ10を区別することができなくなるので、各メモリー・チップ10に割り当てる上位アドレスの決定は、外部入出力ピンを接続する前に独立して行う必要がある。
シリアル・インターフェースのプロトコルのパラメータとしては、図3に示した、並列に接続するメモリー・チップ10の数の他に、同様にシリアル・インターフェースの汎用性を高くするための設定として、以下に挙げる事項に関する設定も考えられる。
(1)アドレスやデータの入力を、アドレス番号の昇順で行うか、或いは、アドレス番号の降順で行うか
(2)読み出しのモードや書き込みのモードの設定を行うビットを、どのタイミングに挿入するか
(3)双方向バッファーを使ってデータをやり取りするか、或いは、送信と受信は別々の端子で行うか
本実施の形態のメモリー・チップ10の構成とすることにより、これらのパラメータの設定変更も、容易に実現することができる。
上述の(1)及び(2)のパラメータは、カウンターの値とデータの内容との関係を変更すれば、容易にパラメータを変更することができる。例えば、変換テーブルをいくつか用意しておいて、使用する変換テーブルを選択することにより、パラメータの設定を容易に変更することができる。
上述の(3)のパラメータは、例えば、双方向バッファーと複数の端子を予め用意しておけば、各端子のデータの送信と受信とを切り替えることにより、容易に変更することが可能になる(例えば、後述する図4A〜図4G参照)。
上述の本実施の形態のメモリー・チップ10の構成によれば、データ用不揮発メモリー30とシリアル・インターフェース回路20内のメモリー・コントローラ17との間で、データ信号・アドレス信号・制御信号がパラレルで入出力され、シリアル・インターフェース回路20とメモリー・チップ10の外部との間では、信号SDIO,SDEN,SCLKがシリアルで入出力される構成となっている。
外部と間の信号の入出力がシリアルで行われるため、入出力がパラレルで行われる構成と比較して、外部入出力ピンの数を大幅に低減することができる。
これにより、ドライバーやレシーバーを削減して回路構成を簡略化することができるため、低価格・低消費電力とすることができ、またメモリー・チップ10を小さいパッケージにすることが可能になる。
また、本実施の形態の構成によれば、データ用不揮発性メモリー30のメモリ・セル・アレイ21が不揮発性可変抵抗素子により構成されているため、データの書き込みに大きな電圧を必要とせず消費電力を低減することができ、高速で書き込みを行うことが可能になる。
そして、不揮発性可変抵抗素子をメモリー素子として用いることにより、メモリー素子の製造プロセスとCMOS論理回路の製造プロセスとの親和性が高くなるため、メモリー・コントローラ17等のCMOS論理回路から成る回路と、データ用不揮発性メモリー30とを同一のチップ10上に搭載して、メモリー装置のコストを低減することが可能になる。
従って、この点によっても、低価格かつ低消費電力とすることができる。
さらに、不揮発性可変抵抗素子を用いることにより、不揮発性メモリー18,30を構成することができ、そのうち、パラメータ格納用不揮発性メモリー18内に、シリアル・インターフェースのプロトコルのパラメータを格納することにより、容易にプロトコルを変更することが可能になると共に、電源投入時に自動的にプロトコルが設定されるようにすることができる。
これにより、シリアル・インターフェースのプロトコルを変更して、幅広い用途に対応させることが可能になるため、汎用性が高いメモリー装置を構成することができる。
なお、上述の実施の形態のメモリー・チップ10では、シリアル・インターフェースにより、SDIO,SDEN,SCLKの3つの信号を外部とやり取りする構成としたが、シリアル・インターフェースが外部とやり取りする信号は、この構成に限定されるものではない。
例えば、SDIOを入力SDIと出力SDOとに分離する場合もあるし、高速動作をさせるために、SDIO又はSDI,SDOが差動になっている場合もある。
また、例えば、SDENに相当するイネーブル信号が存在せず、SDIOに埋め込まれている場合もある。
さらに、SDIO,SDEN,SCLK等、各信号間のタイミングのずれが問題になるような高速インターフェースの場合には、例えば、SDIOを8−10変換等によりクロック成分を抽出しやすいように符号化して、受信側でSCLKを得るようにすると共に、SDEN,SCLKを送らないようにする場合もある。
シリアル・インターフェースが外部とやり取りする信号の変更は、いずれもパラメータを変更するだけで実現することが可能である。
例えば、図4Aに示すように、2本の入出力ピンIO1,IO2と2本の入力ピンIN1,IN2の合計4本の外部入出力ピンを持ったパッケージ40を考える。
図4Aに示すパッケージ40において、パラメータを変更するだけで、図4B〜図4Gに示す構成を実現することが可能である。
図4Bは、SDIO,SDEN,SCLKの組み合わせである。入出力ピンIO1をSDIOに割り当て、入力ピンIN1,IN2にSDENとSCLKを割り当てている。上から2番目の入出力ピンIO2は使用していない。
図4Cは、差動になった入出力ピンSDIOX,SDIOYとSDEN,SCLKとの組み合わせである。入出力ピンIO1,IO2に、SDIOXとSDIOYを割り当てている。入力ピンIN1,IN2は図4Bと同様である。
図4Dは、SDIOを入力SDIと出力SDOに分けた構成である。入出力ピンIO1に出力SDOを割り当てて、出力だけに使用している。また、入出力ピンIO2に入力SDIを割り当てて、入力だけに使用している。入力ピンIN1,IN2は図4Bと同様である。
図4Eは、入出力ピンをSDIOX,SDIOYで差動にしてSDENを省略した構成である。入出力ピンIO1,IO2は図4Cと同様である。入力ピンIN2にSCLKを割り当てている。下から2番目の入力ピンIN1は使用していない。
図4Fは、入力SDIと出力SDOに分けてSDENを省略した構成である。入出力ピンIO1,IO2は図4Dと同様である。これも、入力ピンIN2にSCLKを割り当てていて、下から2番目の入力ピンIN1は使用していない。
図4Gは、入力SDIX,SDIYと出力SDOX,SDOYをそれぞれ差動にしてSDEN,SCLKを省略した構成である。入出力ピンIO1,IO2に出力SDOX,SDOYをそれぞれ割り当てて、出力だけに使用している。入力ピンIN1,IN2に入力SDIX,SDIYを割り当てている。
上述したパラメータの切り替えは、シリアル・インターフェースを通じて、行ってもよい。
また、パラメータ設定用にパラレルの入出力端子を別に設けて、この入出力端子を介してパラメータの切り替えを行うようにしてもよい。このパラメータ設定用の入出力端子は、例えば、図1のメモリー・チップ10のパラメータ格納用不揮発性メモリー18と電気的に接続する。
このようにパラメータ設定用の入出力端子を設けたときには、図3Bや図3Cに示したようにメモリー・チップ10を複数個並列接続した場合でも、各ピンを接続してからプロトコルのパラメータを設定することができる。
なお、この場合のパラレルの入出力は非常に遅いスピードに対応できれば充分であるので、従来のパラレル・インターフェースのように高速で高価なドライバーやレシーバーを使う必要はなく、タイミング管理を気にする必要もない。
さらに、不揮発性可変抵抗素子は、不揮発性メモリー以外にも、FPGA(Field Programmable Gate Array )のスイッチング素子への応用が考えられている。
このことを考慮すると、1つのチップに、メモリー・モジュールとFPGAモジュールとを搭載することが可能である。この場合は、FPGAを用いて、メモリー・コントローラの回路を構成することができる。
その場合の構成を次に示す。
本発明の他の実施の形態として、メモリー・チップの概略構成図(ブロック図)を図6に示す。
本実施の形態のメモリー・チップ50は、先の実施の形態のメモリー・チップ10と同様に、シリアル・インターフェース回路60と、不揮発性可変抵抗素子から成るメモリ・セル・アレイ61を有するデータ用不揮発性メモリー70とを、同一チップ50上に搭載した構成となっている。
そして、本実施の形態のメモリー・チップ50は、特にシリアル・インターフェース回路60を、FPGAで構成されるプログラムによってソフトウエア的に回路構成の変更が可能な構成とする。
また、シリアル・インターフェース回路60内のシリパラ・パラシリ変換部52に接続して、FPGAの回路データ格納用不揮発性メモリー58を設けている。このFPGAの回路データ格納用不揮発性メモリー58は、FPGAの回路構成を記述するデータを格納するものであり、例えば、メモリー・コントローラ57の回路構成等をデータとして格納するものである。
FPGAの回路データとしては、具体的には、例えば、レジスタの容量やメモリーの制御方法等が挙げられる。
なお、その他のほとんどの部分の構成は、符号は異なるが、先の実施の形態のメモリー・チップ10と同様であるため、詳細な説明を省略する。
先の実施の形態では、シリアル・インターフェース回路20が、ハードウェアとして作りこまれた回路であり、そのうちのいくつかのパラメータが変更可能な構成であったのに対して、本実施の形態では、シリアル・インターフェース回路60がソフトウエアによって決定されるプログラマブルな回路である点が異なっている。
FPGAを用いてメモリー・コントローラ57の回路を構成するのであれば、FPGAの規模にも依存するが、PCI−Expressで用いられている8B−10B等の変調符号や誤り訂正回路等を実装することも可能になる。
従って、シリアル・インターフェースのドライバーやレシーバーとして規格を満たすものを搭載すれば、PCI−Express,Serial−ATA,IEE1394,USB等任意のシリアル・インターフェースに1チップで対応可能なメモリー・チップ50を実現することも可能になる。
本実施の形態のメモリー・チップ50の外部入出力ピンの構成は、図2に示した先の実施の形態のメモリー・チップ10の外部入出力ピンの構成と同様であるので、図示を省略する。
本実施の形態においても、図2に示した構成と同様に、外部入出力ピンの数を大幅に削減することができ、そのためのドライバーやレシーバーを削減することができる。
これにより、低価格・低消費電力で、なおかつ、小さなパッケージに入れることが可能になる。
シリアル・インターフェース回路60の回路構成の変更は、シリアル・インターフェースを通じてデータを与えることで行ってもよい。
また、別途、パラメータ設定用にパラレルの入出力端子を設けて、FPGAの回路データ格納用不揮発性メモリー58に電気的に接続して、このパラレルの入出力端子を通じて、シリアル・インターフェース回路60の回路構成の変更を行うようにしてもよい。
なお、この場合のパラレルの入出力は、非常に遅いスピードに対応できればよいので、従来のパラレル・インターフェースのように高速で高価なドライバーやレシーバーを使う必要はなく、タイミング管理を気にする必要もない。
上述の本実施の形態のメモリー・チップ50の構成によれば、先の実施の形態のメモリー・チップ10と同様に、外部と間の信号の入出力がシリアルで行われるため、入出力がパラレルで行われる構成と比較して、外部入出力ピンの数を大幅に低減することができる。
これにより、低価格・低消費電力とすることができ、またメモリー・チップ50を小さいパッケージにすることが可能になる。
また、データ用不揮発性メモリー70のメモリ・セル・アレイ61が不揮発性可変抵抗素子により構成されているため、データの書き込みに大きな電圧を必要とせず消費電力を低減することができ、高速で書き込みを行うことが可能になる。
また、メモリー・コントローラ57等のCMOS論理回路から成る回路と、データ用不揮発性メモリー70とを同一のチップ50上に搭載して、メモリー装置のコストを低減することが可能になる。
さらに、本実施の形態では、特に、シリアル・インターフェース回路60が、FPGA等のプログラムによりソフトウエアで回路構成を変更することが可能な構成であるため、前述したように、任意のシリアル・インターフェースに1つのチップで対応することができるメモリー・チップ50を実現することが可能になる。
そして、不揮発性可変抵抗素子を用いることにより、不揮発性メモリー58,70を構成することができ、そのうち、FPGAの回路データ格納用不揮発性メモリー58内に、メモリー・コントローラ57等の回路構成のデータを格納することにより、容易に回路構成を変更することが可能になる。
上述の各実施の形態では、不揮発性メモリーのメモリ・セル・アレイを構成するメモリー素子として、不揮発性可変抵抗素子を用いた構成であったが、その他のメモリー素子を使用することも可能である。
本発明では、メモリー素子が、CMOS論理回路の製造プロセスとの親和性が高い製造プロセスにより作製可能な構成であれば、不揮発性可変抵抗素子以外のメモリー素子を使用することが可能である。
例えば、磁気抵抗効果素子(MRAM)等のメモリー素子も、CMOS論理回路の製造プロセスの延長で製造することができるとされているため、CMOS論理回路の製造プロセスとの親和性が高く、本発明を適用することが可能である。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
本発明の一実施の形態のメモリー・チップの概略構成図(ブロック図)である。 図1のメモリー・チップの入出力ピンの構成を示す図である。 A〜C 図1のメモリー・チップの接続方法の各種形態を示す図である。 A〜G 図1のメモリー・チップを用いたパッケージの入出力ピンの使用形態を示す図である。 A 不揮発性可変抵抗素子の膜構成の一形態を示す断面図である。 B 図5Aの不揮発性可変抵抗素子の回路記号である。 本発明の他の実施の形態のメモリー・チップの概略構成図(ブロック図)である。 A 通常のパラレル・インターフェースを持つメモリー・チップの構成の一例を示すブロック図である。 B 図7Aのメモリー・チップの入出力ピンの構成を示す図である。 シリアル・インターフェースを持つメモリー・カードの構成の一例を示すブロック図である。 A、B 図8のシリアル・インターフェースのタイミング・チャートである。
符号の説明
1 下部電極、2 導体膜、3 絶縁体膜、4 上部電極、5 不揮発性可変抵抗素子、10,50 メモリー・チップ、11,51 データ入出力バッファー、12,52 シリパラ・パラシリ変換部、18 パラメータ格納用不揮発性メモリー、20,60 シリアル・インターフェース回路、21,61 メモリ・セル・アレイ、30,70 データ用不揮発性メモリー、58 FPGAの回路データ格納用不揮発性メモリー

Claims (7)

  1. 不揮発性メモリーから成り、信号がパラレルで入出力されるメモリー・モジュールと、
    信号がシリアルで入出力される送受信回路と、
    前記メモリー・モジュール及び前記送受信回路の間に設けられ、シリアル・パラレル変換処理及びパラレル・シリアル変換処理が行われる制御回路とを、同一チップ内に備え、
    前記制御回路が、CMOS論理回路によって構成され、
    前記不揮発性メモリーが、CMOS論理回路の製造プロセスと親和性の高い製造プロセスで作製可能な構成であり、
    前記制御回路のプロトコルを決定するパラメータが変更可能であり、
    前記パラメータが前記不揮発性メモリーに格納されている
    ことを特徴とするメモリー装置。
  2. 前記不揮発性メモリーのメモリセルが、素子に電圧又は電流を供給することによって素子の抵抗値が変化する、不揮発性可変抵抗素子により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のメモリー装置。
  3. 前記プロコトルを決定する前記パラメータの変更を、シリアル・インターフェースの前記送受信回路を介して行うことが可能であることを特徴とする請求項1に記載のメモリー装置。
  4. 前記プロコトルを決定する前記パラメータの変更を、前記パラメータの変更用に設けられたパラレル入出力端子を介して行うことが可能であることを特徴とする請求項1に記載のメモリー装置。
  5. 前記制御回路が、回路構成をソフトウエアにより変更することが可能な構成となっており、前記制御回路の前記回路構成を決定するデータが、前記メモリー・モジュールの前記不揮発性メモリーに格納されていることを特徴とする請求項1に記載のメモリー装置。
  6. 前記制御回路の前記回路構成を決定するデータの入力が、シリアル・インターフェースの送受信回路を介して行われることを特徴とする請求項5に記載のメモリー装置。
  7. 前記制御回路の前記回路構成を決定するデータの入力が、前記データの入力用に設けられたパラレル入出力端子を介して行われることを特徴とする請求項5に記載のメモリー装置。
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