JP4444770B2 - メモリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メモリチップが有するメモリの欠陥部分を救済することができるメモリ装置に関する。
メモリチップには、プロセスにおける不具合などによって、正常な記憶動作を行えない欠陥部分であるエラービットが生じることがある。メモリチップにエラービットが1つでも存在すると、メモリチップは不良品として廃棄されることになり、生産の歩留まりを低下させる。
図21は、従来技術の適用されるメモリチップ80の構成を示すブロック図である。メモリチップ80は、メモリセル81、行デコーダ82、列デコーダ83、冗長行メモリセル84、冗長列メモリセル85、冗長行デコーダ86、および冗長列デコーダ87を含んで構成される。メモリセル81は、データを記憶させるためのメモリセルである。このメモリセル81は、直交する2つの信号線であるデータ線およびワード線が交差する位置に、データが読み出しまたは書き込まれる。このデータ線およびワード線を選択する回路がそれぞれ列デコーダ83および行デコーダ82である。冗長行メモリセル84および冗長列メモリセル85は、データ線およびワード線に断線するなどの不良が生じた場合、代替用のメモリセルとなる。
メモリチップ製造プロセスにおける検査およびリペア工程で、メモリセル81でデータ線およびワード線の不良が発見されると、冗長列デコーダ87および冗長行デコーダ86に設けられたヒューズ記憶回路などに判定値として対応する値を記憶させる。さらに置き換えるデータ線およびワード線に対応する列デコーダ83もしくは行デコーダ82に対して、対応する値が指定された場合に動作しないよう設定する。このようにして、メモリセル81のエラービットを冗長行メモリセル84および冗長列メモリセル85に置き換えて、不良のメモリセルを救済して、良品として動作させる。以下、このように冗長行メモリセル84および冗長列メモリセル85などの冗長メモリセルを用いて、メモリセル81のエラービットを救済することを、冗長救済という。
図21に関連して述べたような典型的な第1の従来技術として、エラービットのある列の位置を示すヒューズ情報を記憶するヒューズ記憶回路を用いて、エラービットのある列を冗長用のメモリに置き換える列冗長システムがある(たとえば、特許文献1参照)。
このような従来技術は、メモリチップにそのメモリチップの記憶容量以上の記憶素子を搭載し、エラービットを、記憶容量を超える部分の記憶素子に置き換えて、エラービットのあるメモリチップを良品として動作させようとするものである。
メモリチップに発生するエラービットは、統計的な乱雑さを持って発生する。メモリチップ毎のエラービット数は、統計的確率を持って分布するので、冗長救済するために必要な冗長用のメモリの記憶容量は、冗長救済によって向上することができる歩留まりと、冗長用のメモリによって増大するメモリチップのサイズとの兼ね合いによって決定される。このため、ある確率をもって冗長救済することができないメモリチップ、すなわち不良品として廃棄せざるを得ないメモリチップが生じる。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)に代表される破壊読み出しを行うメモリは、読み出し後に再書き込みを行うことによって、読み出し時に破壊されたデータの修復を行うなど、複雑な制御が必要である。メモリチップの外部から複雑な制御を行う代わりに、メモリチップの内部にメモリ制御を行うロジックを配置することによって、メモリチップの外部からの制御を容易にした擬似SRAM(Static Random Access Memory)などのメモリが考案されている。
フラッシュメモリなど電気的に消去可能なメモリにおいても、書き込み動作における電圧として読み出し動作における電圧とは異なる電圧を供給し、さらに書き込み完了をモニターしつつ動作させるなど、複雑な制御が必要である。多くの種類のフラッシュメモリは、メモリチップの内部にメモリ制御を行うロジックを搭載して、メモリチップの外部からの制御を容易にしている。
メモリ制御を行うロジックに関連する第2の従来技術として、フラッシュメモリを高速動作させる半導体記憶装置がある。この半導体記憶装置は、内部にメモリ制御を行うロジック、フラッシュメモリ、および複数のワーク用のRAMを有する。メモリ制御を行うロジックは、複数のワーク用のRAMをクロックで同期をとってインターリーブで動作させることによって、フラッシュメモリを高速動作させるものである(たとえば、特許文献2参照)。
コンピュータなどに用いられるメモリ装置は、1つのメモリチップのみで構成されていることは稀であり、多くの場合、複数の同一種類のメモリチップによって構成される。高密度化パッケージ技術の進歩によって、複数のメモリチップを1つのパッケージに含めた複合メモリパッケージも開発され、実用化されている。擬似SRAM、またはフラッシュメモリを搭載したメモリチップを複数個用いたメモリ装置の場合、メモリ制御を行うロジックは、回路的にはメモリチップ毎に設ける必要はなく、メモリ装置に1つ存在すればよい。
擬似SRAMおよびフラッシュメモリなどのメモリセルは、上述したような複雑な制御が必要であるので、メモリ制御を行うロジックとこれらのメモリセルとの間には、多くの電気的配線を必要とする。メモリ制御を行うロジックとこれらのメモリセルとを異なるメモリチップに搭載すると、メモリチップ間を接続するために必要な端子数が多くなる。そのため、多くなった端子数の端子は従来の半導体パッケージには収まりにくく、メモリ制御を行うロジックをこれらのメモリセルと異なるメモリチップに搭載することは採用されにくい。
さらにメモリチップは、回路基板に平面的に配置されることが多く、メモリチップの平面的なサイズ分だけ信号伝播に時間がかかり、個々のメモリチップが信号を受け取る時間に時間差が生じる。この信号遅延の時間差を考慮すると、複雑な制御を行うロジックを用いるよりも、メモリチップ毎に従来用いられているロジックを配置した方が実現させやすい。つまり各メモリチップにメモリ制御を行うロジックを搭載するので、ロジックは冗長的になるが、端子数の増加とロジックの複雑さとを回避することができる。したがってメモリ制御を行うロジックを集約することなく、メモリ制御を行うロジックを搭載したメモリチップを複数用いることによってメモリ装置を構成している。
特開2004−87100号公報 特開2004−71104号公報
しかしながら、第1の従来技術は、歩留まりと、冗長用のメモリによって増大するメモリチップのサイズとの兼ね合いがあるために、つまり歩留まりを良くするために冗長用のメモリを増やすとチップサイズが大きくなるという制約があるので、チップサイズは、一定値以上の歩留まりを確保するために必要なサイズ以下にすることができないという問題がある。
さらにエラービットの救済をメモリチップ単位で行っているので、他のメモリチップの冗長用のメモリが余っていても、そのメモリチップの冗長メモリで救済することができないと、そのメモリチップが不良になるという問題がある。
第2の従来技術は、メモリ制御を行うロジックをメモリチップの内部に搭載して、高速化を実現しているが、メモリ、メモリ制御を行うロジック、および冗長用のメモリをメモリチップに搭載しているために、メモリチップのサイズが大きくなるという問題がある。
本発明の目的は、より簡単でかつ高速な制御ロジックで、他のメモリチップの欠陥部分を救済することができ、かつメモリチップのサイズを小さすることができるメモリ装置を提供することである。
本発明は、データを記憶する記憶手段およびその記憶手段の欠陥部分に記憶すべきデータを記憶するための冗長記憶手段のうち少なくとも1つを有するメモリ搭載手段を厚み方向に積層して構成し、
前記記憶手段の欠陥部分のメモリ空間を、前記欠陥部分を有する記憶手段を有するメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当てることができないとき、前記欠陥部分のメモリ空間を他のメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当て
前記メモリ搭載手段は、前記記憶手段を有しかつ前記冗長記憶手段を有しない第1のメモリ搭載手段と、前記冗長記憶手段を有しかつ前記記憶手段を有しない第2のメモリ搭載手段とからなり、
前記第2のメモリ搭載手段は、さらに前記第1のメモリ搭載手段が有する記憶手段の欠陥部分のメモリ空間を、前記第2のメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当て、前記第1のメモリ搭載手段の記憶手段および前記第2のメモリ搭載手段の冗長記憶手段へのデータの書き込みと読み出しとを制御する制御手段を有し、
1つまたは複数の前記第1のメモリ搭載手段と、1つの前記第2のメモリ搭載手段とで構成され、
前記冗長記憶手段は、前記制御手段によって前記冗長記憶手段へのデータの書き込みまたは読み出しが行われるとき、前記制御手段による前記記憶手段へのデータの書き込みと読み出しとを禁止する禁止手段を含むことを特徴とするメモリ装置である。
本発明に従えば、データを記憶する記憶手段およびその記憶手段の欠陥部分に記憶すべきデータを記憶するための冗長記憶手段のうち少なくとも1つを有するメモリ搭載手段が厚み方向に積層して構成され、
前記記憶手段の欠陥部分のメモリ空間を、前記欠陥部分を有する記憶手段を有するメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当てることができないとき、前記欠陥部分のメモリ空間が他のメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当てられる。
このように、記憶手段の欠陥部分を、他のメモリ搭載手段の冗長記憶手段によって救済し、かつメモリ搭載手段を積層することによって信号伝播の時間差を極めて小さくして、時間差を考慮した制御ロジックを不要にしているので、より簡単でかつ高速な制御ロジックを実現することができるとともに、他のメモリ搭載手段であるメモリチップの欠陥部分を救済することができる。
また、第1のメモリ搭載手段を記憶手段のみとして冗長記憶手段をなくし、冗長記憶手段と制御手段とを1つの第2のメモリ搭載手段にのみ搭載したので、メモリチップのサイズをさらに小さすることができる。
また、制御手段によって冗長記憶手段へのデータの書き込みまたは読み出しが行われるとき、制御手段による記憶手段へのデータの書き込みと読み出しとが禁止手段によって禁止されるので、複数のメモリチップからデータが同時に出力されること、すなわちデータの衝突を防止することができる。
また本発明は、前記第1のメモリ搭載手段は、第1のメモリ搭載手段を識別するための識別番号を記憶する識別番号記憶手段を有し、
前記制御手段は、前記識別番号に基づいて特定されるメモリ空間を、対応する識別番号を前記識別番号記憶手段に記憶する前記第1のメモリ搭載手段の記憶手段に割り当てることを特徴とする。
本発明に従えば、第1のメモリ搭載手段であるメモリチップは、割り当てられたメモリ空間と対応付けられた識別番号を記憶する識別番号記憶手段を有するので、データを読み出しまたは書き込むメモリ空間が割り当てられた第1のメモリチップを選択することができる。
また本発明は、前記第1のメモリ搭載手段は、第1のメモリ搭載手段を選択するために予め設定可能なチップ選択手段を有し、
前記制御手段は、前記チップ選択手段毎に対応付けて分割したメモリ区間を、前記チップ選択手段で選択される第1のメモリ搭載手段の記憶手段に割り当てることを特徴とする。
本発明に従えば、第1のメモリ搭載手段であるメモリチップは、割り当てられたメモリ空間と対応付けられた第1のメモリチップを選択するためのチップ選択手段を有するので、データを読み出しまたは書き込むメモリ空間が割り当てられた第1のメモリチップを選択することができる。
また本発明は、前記第1のメモリ搭載手段が有する記憶手段の欠陥部分の位置を示すアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段と、
前記欠陥アドレス記憶手段に記憶されたアドレスと、データを読み出しおよび書き込みするアドレスとを比較する比較手段とを有し、
前記制御手段は、前記比較手段によって比較されたアドレスが一致したとき、前記第1のメモリ搭載手段の記憶手段に代えて、前記第2のメモリ搭載手段の冗長記憶手段の対応するアドレスにデータを読み出しまたは書き込みすることを特徴とする。
本発明に従えば、第1のメモリ搭載手段であるメモリチップの記憶手段の欠陥部分の位置を示すアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段と、欠陥アドレス記憶手段に記憶したアドレスと、データを読み出しおよび書き込みするアドレスとを比較する比較手段とを有するので、比較手段によって比較したアドレスが一致したとき、第1のメモリチップの記憶手段の欠陥部分に記憶すべきデータを、第2のメモリチップの冗長記憶手段に読み出しおよび書き込むことができる。
本発明によれば、記憶手段の欠陥部分を、その欠陥部分を有する記憶手段のメモリ搭載手段であるメモリチップ以外の第1または第2のメモリチップの冗長記憶手段によって救済するので、メモリチップの歩留まりを向上することができる。さらに第1のメモリチップと第2のメモリチップとを厚み方向に3次元的に積層することによって、信号伝播の時間差を極めて小さくしているので、時間差を考慮した制御ロジックを不要にして、より簡単でかつ高速な制御ロジックを実現することができる。
た、データを記憶する記憶手段のみを有する第1のメモリチップと、メモリ制御を行う制御手段および第1のメモリチップの記憶手段の欠陥部分を救済するための冗長記憶手段を有する第2のメモリチップとでメモリ装置を構成するので、第1のメモリチップ毎に、制御手段と冗長記憶手段とを搭載する必要がなくなり、メモリチップのサイズをさらに小さくすることができる。
また、冗長記憶手段へのデータの書き込みまたは読み出しが行われるとき、記憶手段へのデータの書き込みと読み出しとが禁止手段によって禁止されるので、複数のメモリチップからデータが同時に出力されること、すなわちデータの衝突を防止することができる。
また本発明によれば、第1のメモリチップは、割り当てられたメモリ空間と対応付けられた識別番号を記憶する識別番号記憶手段を有するので、同じ回路構成の第1のメモリチップを積層していても、この識別番号記憶手段を用いて、データを読み出しまたは書き込むメモリ空間が割り当てられた第1のメモリチップを選択することができる。
また本発明によれば、第1のメモリチップは、割り当てられたメモリ空間と対応付けられた第1のメモリチップを選択するためのチップ選択手段を有するので、同じ回路構成の第1のメモリチップを積層していても、このチップ選択手段を用いて、データを読み出しまたは書き込むメモリ空間が割り当てられた第1のメモリチップを選択することができる。
また本発明によれば、記憶手段の欠陥部分の位置を示すアドレスを記憶しておいて、記憶しておいたアドレスが指定されたとき、第1のメモリチップの記憶手段の欠陥部分に記憶すべきデータを、第2のメモリチップの冗長記憶手段に読み出しおよび書き込むことができるので、第1のメモリチップの記憶手段の欠陥部分を、第2のメモリチップの冗長記憶手段によって救済することができる。
図1は、本発明の実施の第1の形態であるメモリ装置1の回路構成を示す図である。記憶方式はDRAMとして説明する。メモリ装置1は、第1のメモリ搭載手段である第1のメモリチップ10a〜第1のメモリチップ10d、および第2のメモリ搭載手段である第2のメモリチップ20を含んで構成される。
第1のメモリチップ10a〜第1のメモリチップ10dは、データを記憶するための記憶手段であるメモリセルを有するが、メモリセルの欠陥部分であるエラービットを救済するための冗長記憶手段である冗長メモリセルを有していない。さらに、第2のメモリチップの制御手段である制御ロジックによって動作するように、最小限のロジックのみを有する。
第2のメモリチップ20は、メモリセルおよび冗長メモリセルなどのメモリ制御を行うロジックである制御ロジックを有するとともに、第1のメモリチップ10a〜第1のメモリチップ10dのエラービットを救済するための冗長メモリセルを有する。この制御ロジックは、第1のメモリチップ10a〜第1のメモリチップ10dの複雑な動作を簡略化する。
メモリ装置1は、たとえば1ビットデータを64ビット記憶する第1のメモリチップを4つ搭載し、256ビットの記憶容量を実現する。ここでは1ビットが1ワードであるとする。本発明は、記憶容量256ビット、および第1のメモリチップ数4個に限定されるものではなく、記憶容量および第1のメモリチップ数は自由に選択することができる。
メモリ装置1は、さらに256ビットの容量をアクセスするための8ビットのアドレスを指定するAD0〜AD7端子30、1ビットのデータを入力するまたはデータが出力されるD0端子31、第1のメモリチップを選択するCS端子32、読み出しまたは書き込みを指定するRW端子33、出力を許可するOE端子34、および冗長救済を指示する冗長救済端子35を含む。冗長救済端子35は、他の端子と組み合わせて指定してもよいし、複数の端子を独立に設けて、単独で冗長救済に関する指定を行ってもよい。
第1のメモリチップ10a〜第1のメモリチップ10dと、第2のメモリチップ20との間の信号の数は、メモリ装置1の外部と端子30〜35によって送受信する信号の数より多い。これは、第2のメモリチップ20の制御ロジックが、第1のメモリチップ10a〜第1のメモリチップ10dの複雑な制御を行うためである。これらの信号の中に、第1のメモリチップ10a〜第1のメモリチップ10dを識別するための識別番号を第1のメモリチップ毎に設定および第1のメモリチップのうちの1つを選択するための信号が含まれる。同じ回路構成の第1のメモリチップを複数積層した後、この識別番号を設定するための信号を用いて、第1のメモリチップ毎に異なる識別番号を設定する。この識別番号を指定することによって、第1のメモリチップのうちの1つを選択することができ、第1のメモリチップ間の干渉を回避する。
図2は、図1に示した第1のメモリチップ10の回路構成の一例を示す図である。第1のメモリチップ10は、8×8構成の64ビットのデータを記憶するメモリセル11、3ビットのバイナリーコードによって、8本の出力のうち1本の出力のみを有効にする行デコーダ12および列デコーダ13、行デコーダ12および列デコーダ13で特定される位置にデータを読み出しおよび書き込みを行う回路であるRWロジック14、および識別番号を記憶し、識別番号に従ってメモリ装置1のメモリ空間の一部をメモリセル11に割り当てるIDロジック15を含む。IDロジック15は、指定されたアドレスの一部と記憶した識別番号とを比較し、その第1のメモリチップの動作または非動作を決定し、決定した結果を内部動作指示出力16として列デコーダ13に出力する。
第1のメモリチップ10は、さらにアドレスを指定するA0_Loc〜A7_Loc端子40、データを入力するまたはデータが出力されるD0_Loc端子41、RWロジック14の動作のタイミングを与えるRAS_RD端子42とRAS_PC端子43、読み出しを指定するRD_Loc端子44、書き込みを指定するWR_Loc端子44、識別番号を設定するためのIDSetIN端子46、および次の第1のメモリチップに識別番号を設定するIDSetIN信号になる信号を出力するIDSetOUT端子47を含む。
IDSetOUT端子47は、次の第1のメモリチップのIDSetIN端子46にデイジーチェイン接続され、積層した第1のメモリチップに対して、順次識別番号を設定することができる。メモリ装置1は、第1のメモリチップを厚み方向に積層する構成であり、厚み方向の片方の表面にIDSetIN端子46を設け、厚み方向の反対側の表面の対応する位置にIDSetOUT端子47を設ける。このようにIDSetIN端子46とIDSetOUT端子47とを配置した第1のメモリチップを対応する端子が接続されるように積層すれば、第1のメモリチップをデイジーチェイン構成とすることができる。特願2003−33995号に、積層されたチップのデイジーチェイン構成の例が記載されている。
図3は、図2に示したIDロジック15の詳細な回路構成の一例を示す図である。RAS_RD端子42とRAS_PC端子43は、RWロジック14の動作のタイミングを与える端子であるが、識別番号を設定するために兼用している。Dタイプのフリップフロップ151は、RAS_RD端子42からの信号が入力される入力Ckの立ち上り時のIDSetIN端子46からの信号が入力される入力Dの状態が若干の時間遅れを持って出力Qに出力される。入力Ckの立ち上り時以外のとき、出力Qは不変である。
イネーブル付きの2ビットDラッチ152は、識別番号を記憶する識別番号記憶手段である。IDSetIN端子46からの信号が入力される入力ENがアクティブつまりHighレベルであるとき、RAS_PC端子43からの信号が入力される入力Ckの立ち上り時のA6_Loc端子406からの信号が入力される入力1DおよびA7_Loc端子407からの信号が入力される入力2Dの状態が、若干の時間遅れを持ってそれぞれ出力1Qおよび出力2Qに出力される。入力ENが非アクティブつまりLowレベルであるとき、または入力Ckが立ち上り時以外のとき、出力1Qおよび出力2Qは不変である。
排他的NORゲート153と排他的NORゲート154、およびANDゲート155は、イネーブル付きの2ビットDラッチ152に記憶された識別番号つまり出力1Qおよび出力2Qと、A6_Loc端子406からのアドレスA6およびA7_Loc端子407からのアドレスA7とを比較し、一致すれば、内部動作指示出力16をアクティブとする。
図4は、図3に示したIDロジック15の動作タイミングを示すタイムチャートの一例を示す図である。タイムチャートのHighレベルをアクティブ、およびLowレベルを非アクティブとする。中心線の上下に広がっている矩形の部分は、特定の値が設定されていることを示す。
A6_Loc端子406からのアドレスA6およびA7_Loc端子407からのアドレスA7に、積層されている第1のメモリチップのうちで、第1段目に積層されているすなわち第1段目に接続されている第1のメモリチップの識別番号を与える。IDSetIN端子46からの信号であるIDSetIN信号をアクティブにした後、イネーブル付きの2ビットDラッチ152の入力Ckへの信号であるRAS_PC端子43からのRAS_PC信号を立ち上げる。このとき、イネーブル付きの2ビットDラッチ152には、アドレスA6およびアドレスA7の状態が記憶される。
続いて、Dタイプのフリップフロップ151の入力Ckへの信号であるRAS_RD端子42からのRAS_RD信号を立ち上げる。RAS_RD信号を立ち上げることによって、次段の第1のメモリチップに識別番号を設定するための信号であるIDSetOUT信号がアクティブになる。次段の第1のメモリチップに識別番号を設定する際は、既に第1段目の第1のメモリチップには識別番号が設定されているので、第1段目のIDSetIN信号は非アクティブにして、RAS_RD信号とRAS_PC信号とを立ち上げる。第1段目の第1のメモリチップのイネーブル付きの2ビットDラッチ152は、IDSetIN信号が入力される入力ENが非アクティブなので、記憶した識別番号がそのまま保持され、出力状態は不変である。
第2段目の第1のメモリチップは、第1段目の第1のメモリチップからのIDSetOUT信号がアクティブであり、A6_Loc端子406からのアドレスA6およびA7_Loc端子407からのアドレスA7に与えられている第2段目の第1のメモリチップの識別番号が、イネーブル付きの2ビットDラッチ152に記憶される。第3段目以降の第1のメモリチップは、順次同様の動作を繰り返すことで、個別にそれぞれの識別番号を設定することができる。
全部の第1のメモリチップに識別番号を設定し終えると、IDSetIN信号およびIDSetOUT信号はアクティブになっているものはなくなる。識別番号を設定し終えた以降、RAS_PC信号およびRAS_RD信号の状態が変化したとしても、記憶した識別番号が変化することはない。識別番号の設定は、フラッシュメモリなど不揮発性メモリを内部に有しているメモリのときは、不揮発性メモリに記憶してもよい。または揮発性メモリを用いて、メモリ装置1に電源が投入される毎に設定するようにしてもよい。
図5は、図1に示した第2のメモリチップ20の回路構成の一例を示す図である。第2のメモリチップ20は、メモリ制御を行うロジックである制御ロジック21、および第1のメモリチップのエラービットを救済するための冗長メモリセル22を含んで構成される。端子50〜端子55は、図1に示したメモリ装置1の端子30〜35にそれぞれ接続されている。端子60〜端子65は、各第1のメモリチップにバス接続されている。第1のメモリチップをデイジーチェイン接続して、識別番号を設定するための信号を出力する出力端子であるIDSetSET端子66は、第1段目の第1のメモリチップのIDSetIN端子46に接続される。
制御ロジック21は、メモリ装置1の外部と電気的に接続する端子50〜端子55に応答して、第1のメモリチップおよび第2のメモリチップを動作させるタイミングを生成し、冗長メモリセル22を介して端子60〜端子65から第1のメモリチップを動作させる。
冗長メモリセル22は、冗長救済する行アドレス、列アドレス、および個別ビットアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段を有している。外部から指定されたアドレスが、記憶している冗長救済するアドレスに一致する場合、冗長メモリセル内のデータを用い、第1のメモリチップへの信号を出さない。外部から指定されるアドレスが、記憶している冗長救済するアドレスに一致しない場合、第1のメモリチップに端子60〜端子66の信号を出力し、データを読み出しまたは書き込みする。
図6は、本発明の実施の第2の形態であるメモリ装置2の回路構成を示す図である。メモリ装置2は、第1のメモリ搭載手段である第1のメモリチップ100a〜第1のメモリチップ100d、および第2のメモリ搭載手段である第2のメモリチップ200を含んで構成される。図1に示したメモリ装置1との違いは、第1のメモリチップ100a〜第1のメモリチップ100dと第2のメモリチップ200との間に、CS0_Loc〜CS3_LocおよびIDSetCKの信号が増えていることである。
図7は、図6に示した第1のメモリチップ100の回路構成の一例を示す図である。第1のメモリチップ100は、第1のメモリチップのうちの1つを選択することができるチップセレクト端子を有する。図2に示した第1のメモリチップと同一機能の部分は、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
A0_Loc〜A5_Loc端子400は、アドレス端子である。第1のメモリチップを選択するCS0_Loc〜CS3_Loc端子49からのチップセレクト信号によって、第1のメモリチップの動作または非動作を指定する。したがって、アドレスを指定するためのアドレス信号としては、第1のメモリチップの内部に有するメモリセルにデータを読み出しまたは書き込むアドレスを指定するために必要なだけのアドレス信号の数、この例では6つのアドレス信号しか用いていない。
CS0_Loc〜CS3_Loc端子49は、設定可能なチップセレクト入力端子であり、たとえば積層する第1のメモリチップの枚数分、この例では4つのチップセレクト入力端子がある。IDSetCK端子48は、第1のメモリチップを選択するために必要な情報を設定するためのクロック信号を入力する端子である。IDSetCK端子48は、全ての第1のメモリチップにバス接続される。
IDロジック17は、第1のメモリチップの識別番号を記憶する。このIDロジック17は、IDSetCK端子48から入力されるクロック信号と、IDSetIN端子46から入力されるIDSetIN信号とを使って、第1のメモリチップ毎に、CS0_Loc〜CS3_Loc端子49のうちで1つのチップセレクト入力端子を有効とし、かつ他のチップセレクト入力端子を無効とすることで、積層された第1のメモリチップのうちの1つを選択して動作させるためのロジックである。内部動作指示信号18は、IDロジック17で決定された内部動作指示の出力信号である。
図8は、図7に示したIDロジック17の詳細な回路構成の一例を示す図である。Dタイプのフリップフロップ171は、図3に示したDタイプのフリップフロップ151と同じである。シリアル入力−パラレル出力型のシフトレジスタ172は、IDSetCK端子48から入力Ckに入力される信号の立ち上りで、出力3Qの状態が出力4Qへ、出力2Qの状態が出力3Qへ、出力1Qの状態が出力2Qへ、およびIDSetIN端子46からの信号が入力される入力SIの状態が出力1Qへと1つずつずれる動作をする。入力Ckへ入力される信号が立ち上り以外のとき、それぞれの出力は不変である。
ANDゲート173とORゲート174は、シフトレジスタ172に記憶された状態に一致するセレクト端子が選択された第1のメモリチップを選択するためのものである。たとえば出力4QがアクティブつまりHighレベルの場合、CS0_Loc端子490の信号がアクティブのときにのみ、内部動作指示信号18がアクティブとなる。
図9は、図8に示したIDロジック15の動作タイミングを示すタイムチャートの一例を示す図である。IDSetIN端子46から入力された信号であるIDSetIN信号をアクティブにした後、IDSetCK端子48からDタイプのフリップフロップ171とシリアル入力およびパラレル出力のシフトレジスタ172のそれぞれの入力Ckに入力された信号を立ち上げてからり立ち下げる。このとき、Dタイプのフリップフロップ171の出力Q、およびシフトレジスタ172の出力1Qがアクティブとなる。
次にIDSetIN端子46から入力された信号であるIDSetIN信号を非アクティブにして、IDSetCK信号を立ち上げてから立ち下げると、第1段目の第1のメモリチップのシフトレジスタ172の出力2Qがアクティブとなり、かつDタイプのフリップフロップ171の出力Qは非アクティブとなる。このとき、第2段目の第1のメモリチップのDタイプのフリップフロップ171の出力Qおよびシフトレジスタ172の出力1Qがアクティブとなる。
同様にさらに2回、IDSetCK信号を立ち上げてから立ち下げると、第1段目の第1のメモリチップのシフトレジスタ172の出力4Q、第2段目の第1のメモリチップのシフトレジスタ172の出力3Q、第3段目の第1のメモリチップのシフトレジスタ172の出力2Q、および第4段目の第1のメモリチップのシフトレジスタ172の出力1Qが、それぞれアクティブとなる。このようにして、全ての第1のメモリチップが別々のチップセレクト入力信号によって選択されるように設定される。この状態を記憶するためのメモリとして、不揮発メモリを使うか、揮発メモリを使って電源投入毎に設定するかは、どちらでも選択可能である。
図10は、図6に示した第2のメモリチップ200の回路構成の一例を示す図である。第2のメモリチップ200は、メモリ制御を行うロジックである制御ロジック25、および第1のメモリチップのエラービットを救済するための冗長メモリセル26を含んで構成される。
端子50〜端子55は、図1に示したメモリ装置1の端子30〜35にそれぞれ接続されている。端子61〜端子65、端子600、およびチップセレクトのための端子68は、それぞれの第1のメモリチップにバス接続される。IDSetSET端子66は、第1のメモリチップをデイジーチェイン接続して、識別番号を設定するための信号を出力する出力端子であり、第1段目の第1のメモリチップのIDSetIN端子46に接続される。IDSetCK端子67は、識別番号を設定するためのクロック信号を出力する端子である。
制御ロジック25は、メモリ装置1の外部と電気的に接続する端子50〜端子55に応答して、第1のメモリチップおよび第2のメモリチップを動作させるタイミングを生成し、冗長メモリセル26を介して端子61〜端子65、端子600、および端子68から第1のメモリチップを動作させる。
冗長メモリセル26は、冗長救済する行アドレス、列アドレス、個別ビットアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段を有している。外部から指定されたアドレスが、記憶している冗長救済するアドレスに一致する場合、冗長メモリセル内のデータを用い、第1のメモリチップへの信号を出さない。外部から指定されるアドレスが、記憶している冗長救済するアドレスに一致しない場合、第1のメモリチップに端子61〜端子65、端子600、および端子68の信号を出力し、データを読み出しまたは書き込みする。
チップセレクト信号を使って第1のメモリチップを動作させるか、非動作とするかを指定するために、全アドレスを指定する信号のうち、第1のメモリチップのメモリセルのアドレスを指定する信号を除いた残りの信号を用いて、チップセレクト信号を生成するようにする。たとえばこの例では、アドレスA6およびA7を用いてチップセレクト信号を生成している。
図11は、図2および図7に示したRWロジック14の詳細な回路構成の一例を示す図である。RWロジック14の回路構成は、第1のメモリチップのメモリセルおよび第2のメモリチップの冗長メモリセルとして、DRAMを用いたときの例を示したものである。DRAMセル147は、メモリセルおよび冗長メモリセルの中で、行アドレスで選択された1ビットのデータを記憶し、蓄積された電荷量を、ビット線を介して出力する。センスアンプ141は、RAS_RD信号に応答して、DRAMセル147に蓄積された電荷量を予め定められた基準値と比較して2値化する。つまり記憶しているデータの値が「1」であるか「0」であるかを判定して出力する。バスバッファ142は、ANDゲート143がアクティブのとき、すなわち読み出しを示すRD_Loc信号がアクティブでかつ列アドレスがアクティブのとき、センスアンプ141の出力をデータバスに出力する。
プリチャージアンプ144は、RAS_PC信号に応答して、読み出し時に破壊された値をDRAMセル147に書き戻すため、および新規に書き込む値をDRAMセル147に書くためのものである。データセレクタ145は、入力Cがアクティブのとき、入力Bを出力Yから出力し、入力Cが非アクティブのとき、入力Aを出力Yから出力するように動作する。書き込みを示すWR_Loc信号がアクティブでかつ列アドレスがアクティブのとき、ANDゲート146の出力がアクティブとなる。ANDゲート146の出力がアクティブになると、データバスの値が、データセレクタ145の入力Bを介してプリチャージアンプ144に与えられ、新規の値としてDRAMセル147に書き込まれる。それ以外のときは、センスアンプ141の出力が、データセレクタ145の入力Aを介してプリチャージアンプ144の入力となり、読み出しによって破壊された値がDRAMセルに書き戻される。
図12は、図5に示した冗長メモリセル22の回路構成の一例を示す図である。端子70は、制御ロジック21からのアドレス信号であるA0_CON信号〜A7_CON信号が入力される端子である。端子71は、制御ロジック21からのおよび制御ロジック21へのデータ信号であるD0_CON信号が入力および出力される端子である。端子72は、制御ロジック21からのタイミング信号であるRAS_RD_CON信号、RAS_PC_CON信号、RD_CON信号、およびWR_CON信号が入力される端子である。
端子73〜端子75は、冗長救済のための信号を入力するための端子であり、列冗長救済端子73、行冗長救済端子74、およびビット冗長救済端子75がある。この例では、冗長救済のための端子として3つの端子を用いているが、他の信号と多重化して、冗長救済のための端子を1つとしてもよい。
端子60、端子61、および端子69は、第1のメモリチップへの信号を出力する端子である。アドレス信号であるA0_CON信号〜A7_CON信号、およびデータ信号であるD0_CON信号は、そのままバス構成で、それぞれ端子60のA0_Loc信号〜A7_Loc信号および端子61のD0_Loc信号に接続される。
タイミング信号であるRAS_RD_CON信号、RAS_PC_CON信号、RD_CON信号、およびWR_CON信号は、冗長救済が行われないとき、RAS_RD信号、RAS_PC信号、RD_Loc信号、およびWR_Loc信号として、端子69から出力される。冗長救済が行われるとき、ORゲート224の出力がアクティブとなり、出力を禁止する禁止225が有効になって、端子69からRAS_RD信号、RAS_PC信号、RD_Loc信号、およびWR_Loc信号は出力されない。
冗長列メモリ234は、メモリセルのエラービットを行単位で救済するためのメモリ、冗長行メモリ235は、メモリセルのエラービットを列単位で救済するためのメモリ、および冗長ビットメモリ236は、メモリセルのエラービットをビット単位で救済するためのメモリである。列デコーダ226は、列を指定するアドレスをデコードするデコーダであり、列デコーダ226の出力は、RWロジック231を介して冗長列メモリ234に指示される。行デコーダ227は、行を指定するアドレスをデコードするデコーダであり、その出力は、冗長行メモリ235に指示される。以下、メモリセルのエラービットを、行単位で救済することを列冗長救済、列単位で救済することを行冗長救済、およびビット単位で救済することをビット冗長救済という。
冗長行比較221は、列冗長救済を行う行のアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段および指定されたアドレスと記憶しているアドレスとを比較する比較手段を含む。冗長列比較222は、行冗長救済を行う列のアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段および指定されたアドレスと記憶しているアドレスとを比較する比較手段を含む。アドレス比較223は、ビット冗長救済を行うアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段および指定されたアドレスと記憶しているアドレスとを比較する比較手段を含む。それぞれ、列冗長救済端子73、行冗長救済端子74、およびビット冗長救済端子75からの信号がアクティブになったとき、メモリセルのエラービットのアドレスを記憶する。
RWロジック231、RWロジック232、およびRWロジック233は、端子72からのタイミング信号であるRAS_RD_CON信号、RAS_PC_CON信号、RD_CON信号、およびWR_CON信号によって、それぞれ冗長列メモリ234、冗長行メモリ235、および冗長ビットメモリ236からのデータの読み出しおよびデータの書き込みを制御するロジックである。
冗長行比較221、冗長列比較222、およびアドレス比較223は、指定されたアドレスと記憶しているアドレスとを比較する。比較したアドレスが一致すれば、それぞれ冗長列メモリ234、冗長行メモリ235、および冗長ビットメモリ236に対して、読み出しまたは書き込みを行うよう指示する。冗長列メモリ234、冗長行メモリ235、および冗長ビットメモリ236を用いて冗長救済したことは、ORゲート224を介して禁止手段である禁止225を有効にし、タイミング信号を第1のメモリチップに出力しないようにして、第1のメモリチップの動作を抑止する。このようにして、複数のメモリチップからデータが同時に出力されること、すなわちデータの衝突を防止することができる
図13は、冗長比較回路の回路構成の一例を示す図である。冗長比較回路は、冗長救済を行うアドレスを記憶し、かつ指定されたアドレスと記憶したアドレスとを比較する回路であり、図12に示した冗長行比較221、冗長列比較222、およびアドレス比較223に用いられる回路である。冗長比較回路は、欠陥アドレス記憶手段である記憶手段241および指定されたアドレスと記憶手段241に記憶したアドレスとを比較する比較手段である一致判定242を含んで構成される。
ラッチまたは不揮発メモリなどの記憶手段241は、冗長救済を行うことを示す冗長救済信号がアクティブになったとき、入力されているアドレスを記憶する記憶実行が指示される。この例では冗長救済するアドレスそのものを記憶させる場合を示している。ビット単位の冗長救済を行うアドレス比較223の記憶手段241は、すべてのアドレス信号の値を記憶する。冗長行比較221および冗長列比較222の記憶手段241は、それぞれ冗長救済を行う行のアドレスおよび冗長救済を行う列のアドレスを記憶する。
図14は、冗長比較回路の回路構成の他の例を示す図である。図13に示した冗長比較回路とは異なる方式であり、入力されたアドレスをデコーダ243によってデコードしたデコード出力に対して、アンチヒューズ記憶手段244などに冗長救済の有無を記憶させるものである。この方式の場合、アドレスのデコードと記憶が一度で行えるので、行または列を冗長救済するときなどに適している。
図15は、図14に示したアンチヒューズ記憶手段244の回路構成を示す図である。アンチヒューズ245は、デコーダ243の出力を記憶する前は高インピーダンスであるが、デコーダ243の出力を記憶すると低インピーダンスになる。抵抗246は、記憶する前の状態を安定化させるための抵抗である。抵抗246は、デコーダ243の出力を記憶していないときのアンチヒューズ245のインピーダンスより低いが、デコーダ243の出力を記憶したときのアンチヒューズ245のインピーダンスより十分高い値のインピーダンスとする。
トランジスタ247は、アンチヒューズ245にデコーダ243の出力を記憶させるためのトランジスタである。電源248は、アンチヒューズ245にデコーダ243の出力を記憶させるための電源である。アンチヒューズ245への記憶は、デコーダ243の出力を記憶させたい状態、つまりHighレベルにし、記憶実行の信号をアクティブにしてトランジスタ247を導通させ、アンチヒューズ245の両端にアンチヒューズが動作する電圧を加えることによって行う。アンチヒューズ245の両端にアンチヒューズが動作する電圧を加えると、アンチヒューズ245は、低インピーダンス状態つまり記憶状態に変わる。記憶状態に変わった以降は、デコーダの出力が、記憶された状態、つまりHighレベルになると一致の出力が出る。
図16は、擬似SRAMの読み出し時のタイムチャートの一例を示す図である。第1のメモリチップのメモリセルおよび第2のメモリチップの冗長メモリセルとして、DRAMを用いて擬似SRAMとして動作させるときに、関係する信号のタイミングを示す。
関係する信号は、第1のメモリチップを選択するチップセレクトCS信号、読み出しまたは書き込みを指定するRW信号、アドレスを指定するA0〜A7信号、行読み出しタイミングであるRAS_RD_CON信号、行再書き込みタイミングであるRAS_PC_CON信号、列読み出しタイミングであるRD_CON信号、列書き込みタイミングであるWR_CON信号、およびデータ信号であるD0信号がある。CS信号、RW信号、およびA0〜A7信号はメモリ装置1への入力信号であり、D0信号はメモリ装置1への入力信号およびメモリ装置1からの出力信号である。RAS_RD_CON信号、RAS_PC_CON信号、RD_CON信号、およびWR_CON信号は第2のメモリチップの制御ロジックから冗長メモリセルへの入力信号である。
CS信号がアクティブつまりHighレベルの間、RW信号は読み出しを示すHighレベルである。アドレスA0〜アドレスA7信号は、CS信号がアクティブの間、読み出すべきアドレスを指定する。CS信号に続いて、行読み出しタイミングRAS_RD_CON信号がアクティブとなると、データが記憶されているメモリセルの行からデータを読み出す。RAS_RD_CON信号によって行からの読み出しが完了すると、RD_CON信号がアクティブとなり、読み出した1行のうち、アドレス信号で指定される列のデータがD0信号へ出力される。
DRAMからのデータの読み出しは、破壊読み出しとなるため、読み出した行のデータを書き戻す必要がある。このデータの書き戻しは、CS信号が非アクティブつまりLowレベルになったとき、RAS_PC_CON信号をアクティブにすることによって行われ、メモリ装置1の外部から特別な信号を与えることなく、実行することができる。
図17は、擬似SRAMの書き込み時のタイムチャートの一例を示す図である。関係する信号は、図16に示した信号と同じ信号である。CS信号がアクティブの間、RW信号は書き込みを示すLowレベルである。アドレスA0〜アドレスA7信号は、CS信号がアクティブの間、書き込むべきアドレスを指定する。CS信号に続いて、RAS_RD_CON信号がアクティブとなると、データを書き込むアドレスを含む行からデータを読み出す。
次に、RAS_RD_CON信号によって行からの読み出しが完了すると、列書き込みタイミングWR_CON信号がアクティブとなり、読み出した1行のうち、アドレス信号で指定される列のデータがD0信号で与えられる値に上書きされる。上書きされた値を含む1行のデータを書き込むのは、読み出しでの書き戻しと同様に、CS信号が非アクティブになったとき、RAS_PC_CON信号をアクティブにすることによって行われ、メモリ装置1の外部から特別な信号を与えることなく、実行することができる。
図18は、擬似SRAMのリードモディファイライト時のタイムチャートの一例を示す図である。リードモディファイライトは、一つのメモリサイクル内で、データの読み出しとデータの書き込み行うことである。関係する信号は、図16に示した信号と同じ信号である。CS信号がアクティブの間、RW信号は、最初読み出しを示すHighレベルであり、次に書き込みを示すLowレベルに変化する。アドレスA0〜アドレスA7信号は、CS信号がアクティブの間、読み出しおよび書き込みすべきアドレスを指定する。
CS信号に続いて、RAS_RD_CON信号がアクティブとなると、データが記憶されているメモリセルの行からデータが読み出される。RAS_RD_CON信号によって行からの読み出しが完了すると、RD_CON信号がアクティブとなり、読み出した1行のうち、アドレス信号で指定される列のデータがD0信号へ出力される。
データを書き込むため、RW信号が書き込みを示すLowレベルに変化すると、RD_CON信号は非アクティブとなるとともに、D0信号へのデータの出力を止める。続いて、WR_CON信号をアクティブとし、D0信号で指示されるデータで上書きする。上書きされたデータを含む1行のデータを書き戻すのは、読み出しでの書き戻しと同様に、CS信号が非アクティブになったとき、RAS_PC_CON信号をアクティブにすることによって行われ、メモリ装置1の外部から特別な信号を与えることなく、実行することができる。
これらの動作は、制御ロジックが生成するタイミングで行われる。信号のタイミングの調整は、ディレイラインまたはCR(Capacitor Resistor)遅延発生回路などを用いることによって実現可能である。
図19は、図1に示したメモリ装置1の外観の一例を示す斜視図である。メモリ装置1は、4つの第1のメモリチップ10および1つの第2のメモリチップ20を厚み方向に積層して構成され、これらのメモリチップは支持台19の上に固定される。メモリ装置1において、各メモリチップの端子は、各メモリチップを厚み方向に貫通して設けられる電極によって、図1に示すように電気的に接続される。このように、各メモリチップを厚み方向に積層して接続することによって、信号伝播の時間差を極めて少なくすることができる。図6に示したメモリ装置2の一例の外観も図19に示した斜視図と同じ外観である。
図20は、実装形態の違うメモリチップが信号を受け取るタイミングを示す図である。横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表す。図20(a)は、複数のメモリチップを平面的な配置で実装したメモリ装置に対して、外部から信号を与えた場合の各メモリチップの入力端子の信号波形を示す図である。各メモリチップは、外部からの信号であるドライバの出力波形に対して、メモリチップのサイズ分だけ信号を受け取るタイミングがずれている。
図20(b)は、複数のメモリチップを縦方向つまり厚み方向に積層して実装したメモリ装置に対して、外部から信号を与えた場合の各メモリチップの入力端子の信号波形である。各メモリチップ間の距離がメモリチップの厚さ分だけであり、信号伝播の時間差が極めて少ないので、図20(b)では全てのメモリチップが同じタイミングで信号を受け取っている。すなわち、全てのメモリチップがあたかも1つのメモリチップであるかのように制御することが可能である。
このように、メモリ装置1およびメモリ装置2は、冗長用のメモリを持たない第1のメモリチップと、メモリ装置全体のメモリ制御を行うロジックおよび冗長用のメモリで構成される第2のメモリチップとで構成し、メモリ装置全体のメモリ空間を制御することができるように信号線を配置する。第1のメモリチップに存在するエラービットは、全て第2のメモリチップの冗長用のメモリで救済する。外部回路には、第2のメモリチップを介して接続されるようにすることで、冗長救済したビットの置き換えが容易になる。
第2のメモリチップが冗長救済するとき、第1のメモリチップの動作を抑止するロジックを、第2のメモリチップのメモリ制御を行うロジックに含めることによって、第1のメモリチップに、エラービットを切り離すロジックを搭載することが必要でなくなる。このようにすることによって、第1のメモリチップは、冗長用のメモリを有さず、かつエラービットを切り離すだけの簡単なロジックを搭載するだけよい。したがって第1のメモリチップのサイズは、同一容量としては、最も小さいチップサイズで実現することができる。
さらに、複数のメモリチップを制御する制御ロジックを1つのメモリチップに集約した形で設けても、複数のメモリチップを厚み方向に積層することによって、信号伝播の時間差が生じず、他のメモリチップから見ても、同一のメモリチップ内に制御ロジックを有しているのと同様な動作を実現することができる。
同一の統計的乱雑さをもって発生する事象に対して複数個の平均を取る操作をする場合、統計学から、その平均値は同じであり、その標準偏差は平均をとった数の平方根の逆数を乗じた値になることが知られている。すなわち、平均をとった数が多いほど、標準偏差は少なくなる。これは、分布がより平均値に近いところに集中することを意味している。すなわち、エラービットの数の分布が、より平均値に近い部分に集中することが期待される。
したがってエラービットを冗長用のメモリで救済する際に、他のメモリチップに搭載されている冗長用のメモリをも使えるようにすれば、複数個の平均を取る場合と同じく、エラービットの数は平均値に集中したように扱えるため、冗長用のメモリの記憶容量を最適化することができる。
冗長用のメモリを有しない複数の第1のメモリチップと冗長用のメモリを有する第2のメモリチップとを積層する場合、第2のメモリチップに設けるべき冗長用のメモリの記憶容量は、第1のメモリチップに存在するエラービットの合計数であるので、平均した数に集中するとして、求めることができる。
以上、DRAMの積層メモリとして説明したが、本願発明の適用はDRAMに限らず、他の記憶方式のメモリ装置、容量においても実施可能である。
本発明の実施の第1の形態であるメモリ装置1の回路構成を示す図である。 図1に示した第1のメモリチップ10の回路構成の一例を示す図である。 図2に示したIDロジック15の詳細な回路構成の一例を示す図である。 図3に示したIDロジック15の動作タイミングを示すタイムチャートの一例を示す図である。 図1に示した第2のメモリチップ20の回路構成の一例を示す図である。 本発明の実施の第2の形態であるメモリ装置2の回路構成を示す図である。 図6に示した第1のメモリチップ100の回路構成の一例を示す図である。 図7に示したIDロジック17の詳細な回路構成の一例を示す図である。 図8に示したIDロジック17の動作タイミングを示すタイムチャートの一例を示す図である。 図6に示した第2のメモリチップ200の回路構成の一例を示す図である。 図2および図7に示したRWロジック14の詳細な回路構成の一例を示す図である。 図5に示した冗長メモリセル22の回路構成の一例を示す図である。 冗長比較回路の回路構成の一例を示す図である。 冗長比較回路の回路構成の他の例を示す図である。 図14に示したアンチヒューズ記憶手段244の回路構成を示す図である。 擬似SRAMの読み出し時のタイムチャートの一例を示す図である。 擬似SRAMの書き込み時のタイムチャートの一例を示す図である。 擬似SRAMのリードモディファイライト時のタイムチャートの一例を示す図である。 図1に示したメモリ装置1の外観の一例を示す斜視図である。 実装形態の違うメモリチップが信号を受け取るタイミングを示す図である。
従来技術の適用されるメモリチップ80の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,2,80 メモリ装置
10,100 第1のメモリチップ
11,81 メモリセル
12,82 行デコーダ
13,83 列デコーダ
14 RWロジック
15,17 IDロジック
19 支持台
20,200 第2のメモリチップ
21,25 制御ロジック
22,26 冗長メモリセル
80 メモリチップ
84 冗長行メモリセル
85 冗長列メモリセル
86 冗長行デコーダ
87 冗長列デコーダ

Claims (4)

  1. データを記憶する記憶手段およびその記憶手段の欠陥部分に記憶すべきデータを記憶するための冗長記憶手段のうち少なくとも1つを有するメモリ搭載手段を厚み方向に積層して構成し、
    前記記憶手段の欠陥部分のメモリ空間を、前記欠陥部分を有する記憶手段を有するメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当てることができないとき、前記欠陥部分のメモリ空間を他のメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当て
    前記メモリ搭載手段は、前記記憶手段を有しかつ前記冗長記憶手段を有しない第1のメモリ搭載手段と、前記冗長記憶手段を有しかつ前記記憶手段を有しない第2のメモリ搭載手段とからなり、
    前記第2のメモリ搭載手段は、さらに前記第1のメモリ搭載手段が有する記憶手段の欠陥部分のメモリ空間を、前記第2のメモリ搭載手段の冗長記憶手段に割り当て、前記第1のメモリ搭載手段の記憶手段および前記第2のメモリ搭載手段の冗長記憶手段へのデータの書き込みと読み出しとを制御する制御手段を有し、
    1つまたは複数の前記第1のメモリ搭載手段と、1つの前記第2のメモリ搭載手段とで構成され、
    前記冗長記憶手段は、前記制御手段によって前記冗長記憶手段へのデータの書き込みまたは読み出しが行われるとき、前記制御手段による前記記憶手段へのデータの書き込みと読み出しとを禁止する禁止手段を含むことを特徴とするメモリ装置。
  2. 前記第1のメモリ搭載手段は、第1のメモリ搭載手段を識別するための識別番号を記憶する識別番号記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記識別番号に基づいて特定されるメモリ空間を、対応する識別番号を前記識別番号記憶手段に記憶する前記第1のメモリ搭載手段の記憶手段に割り当てることを特徴とする請求項に記載のメモリ装置。
  3. 前記第1のメモリ搭載手段は、第1のメモリ搭載手段を選択するために予め設定可能なチップ選択手段を有し、
    前記制御手段は、前記チップ選択手段毎に対応付けて分割したメモリ区間を、前記チップ選択手段で選択される第1のメモリ搭載手段の記憶手段に割り当てることを特徴とする請求項に記載のメモリ装置。
  4. 前記第1のメモリ搭載手段が有する記憶手段の欠陥部分の位置を示すアドレスを記憶する欠陥アドレス記憶手段と、
    前記欠陥アドレス記憶手段に記憶されたアドレスと、データを読み出しおよび書き込みするアドレスとを比較する比較手段とを有し、
    前記制御手段は、前記比較手段によって比較されたアドレスが一致したとき、前記第1のメモリ搭載手段の記憶手段に代えて、前記第2のメモリ搭載手段の冗長記憶手段の対応するアドレスにデータを読み出しまたは書き込みすることを特徴とする請求項のいずれか1つに記載のメモリ装置。
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