JPH0971620A - 酢酸ビニル系重合体の製法、酢酸ビニル系重合体ケン化物の製法および樹脂組成物 - Google Patents

酢酸ビニル系重合体の製法、酢酸ビニル系重合体ケン化物の製法および樹脂組成物

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JPH0971620A
JPH0971620A JP16275696A JP16275696A JPH0971620A JP H0971620 A JPH0971620 A JP H0971620A JP 16275696 A JP16275696 A JP 16275696A JP 16275696 A JP16275696 A JP 16275696A JP H0971620 A JPH0971620 A JP H0971620A
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ethylene
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Yukihiro Ohara
行博 大原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色が少なく、成形時にゲル状ブツの発生の
少ない、高品質の酢酸ビニル系重合体ケン化物、特にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物よりなる成形物を
得ること。 【解決手段】 酢酸ビニルを含む1種以上の単量体を重
合した後に、20℃以上の沸点、好適には酢酸ビニルの
沸点よりも高い沸点を有する共役ポリエン化合物を添加
する酢酸ビニル系重合体、好適にはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体の製法およびそれをケン化する酢酸ビニル系
重合体ケン化物の製法を提供すること。また、より好適
には60℃のメタノール中での半減期が5時間以下であ
る重合触媒を用いて重合した後に、共役ポリエン化合物
を添加すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酢酸ビニル系重合
体、特にエチレン−酢酸ビニル共重合体の製法、それを
ケン化して得られる、着色が少なく、成形時にゲル状ブ
ツの発生の少ない、高品質の酢酸ビニル系重合体ケン化
物、特にエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の製法
およびそれを用いた樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】親水性を有するという特徴などを生かし
て、酢酸ビニル系重合体ケン化物は多様な用途に用いら
れている。中でも、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物は溶融成形性に優れ、特に、酸素遮蔽性、耐油性、
非帯電性、機械強度等に優れるため、フィルム、シー
ト、容器等の各種包装材料などとして有用である。エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を、各種包装材とし
て用いた場合、使用目的に対する性能はもとより、外観
上のわずかな着色やフィッシュアイ、ゲル状ブツ、肌荒
れおよび透明性が問題視される。
【0003】しかしながら、エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物は、溶融成形を行うに際し、着色やゲル状
ブツの発生といった問題を発生しやすいという問題を有
している。そこで従来、その着色やゲル状ブツの発生を
抑制する方法として以下のようなさまざまな手法が提案
されている。
【0004】例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体に
酢酸、リン酸等の酸および/またはそれらの塩を添加す
る方法については、特開昭48−25048、特開昭5
1−26993、特開昭51−28891、特開昭51
−49294、特開昭51−91988、特開昭52−
954、特開昭52−955、特開昭52−956、特
開昭56−20044、特開昭56−41204、特開
昭61−95053、特開昭61−95054、特開昭
62−143954等、多数出願されている。すなわ
ち、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物は、エチレ
ンと酢酸ビニルをメタノール等の有機溶媒中でラジカル
開始剤を用いて溶液重合し、未反応酢酸ビニルを追い出
してから、アルカリ触媒を加えてケン化し、中和、洗浄
後、酢酸、リン酸等の酸およびそれらの塩を添加し、さ
らに乾燥することによって、着色やゲル状ブツの発生の
少ないものが得られる、とされている。
【0005】また、エチレンと酢酸ビニルの共重合後に
特定の芳香族化合物を添加する方法が、特開昭61−1
97603に記載されている。すなわち、エチレン−酢
酸ビニル共重合体の重合終了時に特定の芳香族化合物
(例えば2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテ
ン)を添加してからケン化して得られた該重合体のケン
化物は溶融成形時に異臭発生がなく、得られたフィルム
は色相に優れ、フィッシュアイが少ないとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、酢酸ビ
ニル系重合体ケン化物、特にエチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物における着色やゲル状ブツの発生などの問
題に対してはさまざまな手段がとられている。しかし、
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に酢酸、リン酸
等の酸および/またはそれらの塩を添加する方法につい
ては、ケン化後の中和、洗浄が十分でなかったり、酢
酸、リン酸等の酸および/またはそれらの塩の添加量が
適当でないと、着色やゲル状ブツの発生が増加しやすく
なる。この欠点を改良するために、ケン化後の十分な洗
浄や、酢酸、リン酸等の酸およびそれらの塩の添加量の
最適化が行われているが、それでもなお、満足しえるレ
ベルには到達していないのが現状である。
【0007】また、エチレンと酢酸ビニルの共重合後に
特定の芳香族化合物(例えば2,4−ジフェニル−4−
メチル−1−ペンテン)を添加する方法についても、本
発明者等が追試検討した結果、未だ、着色やゲル状ブツ
の発生は十分なものとはいえなかった。本発明の目的
は、酢酸ビニル系重合体、特にエチレン−酢酸ビニル共
重合体をケン化して得られる、着色が少なく、成形時に
ゲル状ブツの発生の少ない、高品質の酢酸ビニル系重合
体ケン化物を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、酢酸ビニル
を含む1種以上の単量体を重合した後に、20℃以上の
沸点、好適には酢酸ビニルの沸点よりも高い沸点を有す
る共役ポリエン化合物を添加する酢酸ビニル系重合体、
好適にはエチレン−酢酸ビニル共重合体の製法およびそ
れをケン化する酢酸ビニル系重合体ケン化物の製法を提
供することによって達成される。また、60℃のメタノ
ール中での半減期が5時間以下である重合触媒を用いて
重合した後に、共役ポリエン化合物を添加することによ
って効果的に達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明でいうポリエン化合物と
は、炭素−炭素二重結合と炭素−炭素単結合が交互に繋
がってなる構造であって、炭素−炭素二重結合の数が2
個以上である、いわゆる共役二重結合を有する化合物で
ある。2個の炭素−炭素二重結合と1個の炭素−炭素単
結合が交互に繋がってなる構造である共役ジエンであっ
てもよいし、3個の炭素−炭素二重結合と2個の炭素−
炭素単結合が交互に繋がってなる構造である共役トリエ
ンであってもよいし、それ以上の数の炭素−炭素二重結
合と炭素−炭素単結合が交互に繋がってなる構造である
共役ポリエン化合物であっても構わない。したがって、
2,4,6−オクタトリエンのような共役トリエン化合
物も本発明のポリエン化合物に含まれる。ただし、共役
する炭素−炭素二重結合の数が8個以上となるとそれ自
身が着色するので、共役する炭素−炭素二重結合の数が
7個以下であるポリエンであることが好ましい。また、
2個以上の炭素−炭素二重結合からなる上記共役二重結
合が互いに共役せずに1分子中に複数組あってもよい。
例えば、桐油のように共役トリエンが同一分子内に3個
ある化合物も本発明のポリエン化合物に含まれる。
【0010】さらに、2個以上の炭素−炭素二重結合か
らなる上記共役二重結合に加えてその他の官能基、例え
ばカルボキシル基およびその塩、水酸基、エステル基、
カルボニル基、エーテル基、アミノ基、イミノ基、アミ
ド基、シアノ基、ジアゾ基、ニトロ基、スルホン基、ス
ルホキシド基、スルフィド基、チオール基、スルホン酸
基およびその塩、リン酸基およびその塩、フェニル基、
ハロゲン原子、二重結合、三重結合等の各種の官能基を
有していてもよい。かかる官能基は、共役二重結合中の
炭素原子に直接結合されていても良いし、共役二重結合
から離れた位置に結合されていても良い。したがって、
官能基中の多重結合が前記共役二重結合と共役可能な位
置にあってもよい。たとえば、フェニル基を有する1−
フェニルブタジエンやカルボキシル基を有するソルビン
酸なども本発明のポリエン化合物に含まれる。
【0011】ポリエン化合物の最終ケン化物中への残存
については、包装容器等に広く用いられる観点から、臭
気の発生、滲み出し等の問題により、残存量が多すぎる
のは必ずしも望ましくない。かかる観点からは、残存ポ
リエン化合物の量が少ない包装容器等に適した成形品を
得るためには、ケン化およびその後の水洗などの洗浄工
程で樹脂中からポリエン化合物が洗浄除去されやすい、
酸素原子を含有する官能基を有するポリエン化合物を用
いることが好ましい。かかる官能基は極性が高く、水へ
の親和性に優れるからである。中でも、カルボキシル基
およびその塩、水酸基、エステル基を有するものは特に
好ましい。カルボキシル基およびその塩、水酸基は特に
水への親和性に優れるからであり、エステル基はケン化
工程において加水分解されてカルボン酸およびその塩ま
たは水酸基へと変換されるからである。さらにケン化工
程においてアルカリ塩になることで水への溶解性が一段
と向上する、ポリエンカルボン酸またはその塩、そのエ
ステル化物が最も好ましいものとしてあげられる。
【0012】また、工業的生産においては原料を回収再
使用することも多いが、回収される未反応酢酸ビニルや
メタノールとポリエン化合物との分離容易性という観点
からは、一般的に上記のような官能基を保有するポリエ
ン化合物は、官能基を持たないポリエン化合物と比較し
て、酢酸ビニルやメタノールと共沸しにくく、蒸留分離
しやすく好ましい面もある。
【0013】以上に示したような共役ポリエン化合物を
添加することで、添加しない場合に比較して、着色が少
なく、ゲル状ブツの発生の少ない酢酸ビニル系重合体ケ
ン化物の成形品を得ることが可能である。
【0014】一方、1個の炭素−炭素二重結合と芳香環
が炭素−炭素単結合1個を間に介して共役可能な構造に
なっていても、本発明のポリエン化合物には含まれな
い。たとえば、スチレンのような芳香環との共役化合物
では、着色の抑制効果、ゲル状ブツの発生の抑制効果が
ともに十分でない。また、1個の炭素−炭素二重結合と
炭素−ヘテロ原子二重結合が炭素−炭素単結合1個を間
に介して共役可能な構造になっていても、本発明のポリ
エン化合物には含まれない。たとえば、チグリン酸のよ
うにカルボキシル基の炭素−酸素二重結合との共役化合
物では、ゲル状ブツの発生の抑制効果がほとんど見られ
なかった。ここで、ヘテロ原子とは、上記酸素原子以外
にも、窒素、硫黄、リン原子などをいう。
【0015】また、2個以上の炭素−炭素二重結合を有
していても、それらの二重結合が炭素−炭素単結合と交
互に繋がって共役できる構造でない場合は、本発明のポ
リエン化合物には含まれない。したがって、ゲラニオー
ル、スクアレン等の非共役の炭素−炭素二重結合を複数
個有する化合物は本発明のポリエン化合物には含まれな
い。
【0016】本発明で用いられるポリエン化合物の沸点
は、1気圧下で測定したときに20℃以上であることが
重要である。すなわち、20℃未満の沸点のものでは、
常温、常圧のもとで気体であり、重合後の反応溶液に添
加しても容易に蒸発してしまい、結果として着色が少な
く、ゲル状ブツの発生の少ない酢酸ビニル系重合体ケン
化物の成形品を得ることができない。
【0017】例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物の製造においては、重合後に上記ポリエン化合物
を添加することとなるが、通常その後、常圧下において
溶液中に残存しているエチレンを蒸発除去する工程を有
する。このとき、ポリエン化合物の沸点が20℃以下で
あると、この段階で多くのポリエン化合物が蒸発してし
まい、上記のような本発明の効果を得ることができな
い。実際、沸点が−4.4℃である1,3−ブタジエン
をポリエン化合物として使用した場合、その多くがエチ
レンの蒸発除去時にエチレンとともに蒸発してしまっ
た。そしてその時着色が少なく、ゲル状ブツの発生の少
ない酢酸ビニル系重合体ケン化物の成形品を得ることは
できなかった。かかる状況から、本発明でのポリエン化
合物の効果を発現させるには、それ以降の工程において
重合体中にポリエン化合物が存在することが重要である
可能性が強いと考えられる。なお、より蒸発しにくいと
いう観点からより好ましくは沸点40℃以上である。
【0018】さらに加えて、酢酸ビニルの沸点よりも高
い沸点を有するポリエン化合物を使用することにより、
前述した効果をより顕著に得ることができる。すなわ
ち、前述のようにエチレンを蒸発除去した後に、通常酢
酸ビニルを加熱蒸発させて追い出す工程を有することに
なるが、このとき、ポリエン化合物の沸点が酢酸ビニル
の沸点よりも高いときに、より、着色が少なく、ゲル状
ブツの発生の少ないエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物を得ることができるのである。酢酸ビニルが蒸発す
るより先にポリエン化合物が蒸発してしまうことが本発
明で得られる効果を減少させているようである。すなわ
ち、この酢酸ビニルを追い出す工程において重合体中に
ポリエン化合物が含まれていることが重要である。かか
る観点から、ポリエン化合物の沸点は好ましくは100
℃以上であり、さらに好ましくは130℃以上である。
【0019】本発明中のポリエン化合物の具体例として
は、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエ
ン、2,3−ジエチル−1,3−ブタジエン、2−t−
ブチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、
2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2,4−ジ
メチル−1,3−ペンタジエン、3,4−ジメチル−
1,3−ペンタジエン、3−エチル−1,3−ペンタジ
エン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、3−メチル
−1,3−ペンタジエン、4−メチル−1,3−ペンタ
ジエン、1,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエ
ン、2,5−ジメチル−2,4−ヘキサジエン、1,3
−オクタジエン、1,3−シクロペンタジエン、1,3
−シクロヘキサジエン、1−フェニル−1,3−ブタジ
エン、1,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン、1−
メトキシ−1,3−ブタジエン、2−メトキシ−1,3
−ブタジエン、1−エトキシ−1,3−ブタジエン、2
−エトキシ−1,3−ブタジエン、2−ニトロ−1,3
−ブタジエン、クロロプレン、1−クロロ−1,3−ブ
タジエン、1−ブロモ−1,3−ブタジエン、2−ブロ
モ−1,3−ブタジエン、フルベン、トロポン、オシメ
ン、フェランドレン、ミルセン、ファルネセン、センブ
レン、ソルビン酸、ソルビン酸エステル、ソルビン酸
塩、アビエチン酸等の炭素−炭素二重結合2個の共役構
造よりなる共役ジエン;1,3,5−ヘキサトリエン、
2,4,6−オクタトリエン−1−カルボン酸、エレオ
ステアリン酸、桐油、コレカルシフェロール等の炭素−
炭素二重結合3個の共役構造からなる共役トリエン;シ
クロオクタテトラエン、2,4,6,8−デカテトラエ
ン−1−カルボン酸、レチノール、レチノイン酸等の炭
素−炭素二重結合4個以上の共役構造からなる共役ポリ
エンなどが挙げられる。なお、1,3−ペンタジエン、
ミルセン、ファルネセンのように、複数の立体異性体を
有するものについては、そのいずれを用いてもよい。か
かるポリエン化合物は2種類以上のものを併用すること
もできる。また、ポリエン化合物以外の化合物を同時に
あるいは別途添加することもできる。
【0020】かかる共役ポリエン化合物を添加すること
で、添加しない場合に比較して、着色が少なく、ゲル状
ブツの発生の少ない酢酸ビニル系重合体ケン化物の成形
品を得ることが可能である。すなわち、炭素−炭素二重
結合と炭素−炭素単結合が交互に繋がってなる構造であ
って、炭素−炭素二重結合の数が2個以上である、いわ
ゆる共役二重結合を有するポリエン化合物であって沸点
20℃以上のものを添加することで目的が達成される。
【0021】また、重合に用いる触媒は特に限定される
ものではないが、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、2,2’−アゾビス−(4−メチル−2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス−
(2−シクロプロピルプロピオニトリル)等のアゾニト
リル系開始剤あるいはイソブチリルパーオキサイド、ク
ミルパーオキシネオデカノエイト、ジイソプロピルパー
オキシカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカ
ーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエイト、
ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、t−ブチルハイドロパーオキサイド等の有機過酸化
物系開始剤等を用いることができる。
【0022】さらに着色が少なく、ゲル状ブツの発生の
少ない酢酸ビニル系重合体ケン化物の成形品を得るため
には、半減期が短い重合触媒を用いることが有効であ
る。具体的には、60℃のメタノール中での半減期が5
時間以下である重合触媒を用いて重合することが好まし
い。該半減期は2時間以下であることがより好ましく、
1時間以下であることがさらに好ましい。かかる半減期
の短い触媒を使用したときに着色が少なく、ゲル状ブツ
の発生の少ない成形品が得られる理由は明らかではない
が、半減期の短い、すなわち高活性の触媒を用いること
で重合反応を迅速に進行させながらも、重合終了後の副
反応は最小限に抑えられることができているのではない
かと考えられる。かかる半減期の短い触媒の例として
は、2,2’−アゾビス−(4−メチル−2,4−ジメ
チルバレロニトリル)(半減期0.22時間)、ジイソ
プロピルパーオキシカーボネート(半減期0.60時
間)、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート(半
減期0.58時間)、イソブチリルパーオキサイド(半
減期0.07時間)などが挙げられる。
【0023】また、触媒の効率的な使用という観点から
は、有機過酸化物系触媒を使用することが好ましい。一
般に、有機過酸化物系の重合触媒を用いて重合する際の
開始剤効率がアゾニトリル系の時と比較して大きい値を
とるからである。ここで、開始剤効率とは分解する際に
実際に重合反応に寄与する触媒分子と、重合反応に寄与
せずに分解する触媒分子との割合のことをいうが、アゾ
ニトリル系ではだいたい0.6(添加量の4割が重合反
応に寄与せずに失活するということ)であるのに対し、
有機過酸化物系ではだいたい0.8〜1.0であり、ほ
とんど全量が反応に寄与することが知られている。この
ように開始剤効率が大きいと、反応に寄与せずに失活す
る触媒分子が少なく、結果としてより少量の触媒によっ
て同じ重合速度を維持することができて、触媒コストの
削減に有効である。かかる有機過酸化物系の重合触媒と
しては、クミルパーオキシネオデカノエイト、ジイソプ
ロピルパーオキシカーボネート、ジ−n−プロピルパー
オキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカ
ノエイト、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパー
オキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド等が挙
げられる。
【0024】本発明における酢酸ビニル系重合体として
は、酢酸ビニル単独重合体および酢酸ビニルと他のモノ
マーとの共重合体があるが、該共重合体のうちでもエチ
レン−酢酸ビニル共重合体が特に代表的なものとしてあ
げられる。さらに、本発明において酢酸ビニル系重合体
ケン化物とは、前記酢酸ビニル系重合体をケン化して得
られるものがあげられるが、代表的には、エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物があげられる。
【0025】以下、本発明の酢酸ビニル系重合体の代表
例であるエチレン−酢酸ビニル共重合体の製法および酢
酸ビニル系重合体ケン化物の代表例であるエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物の製法について詳しく説明す
る。エチレンと酢酸ビニルの重合は溶液重合、懸濁重
合、乳化重合、バルク重合のいずれであってもよく、ま
た連続式、回分式のいずれであってもよいが、例えば、
回分式の溶液重合の場合の重合条件は次の通りである。
【0026】溶媒;アルコール類が好ましいが、その他
エチレン、酢酸ビニルおよびエチレン−酢酸ビニル共重
合体を溶解し得る有機溶剤(ジメチルスルホキシドな
ど)を用いることができる。アルコール類としてはメチ
ルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール等を
用いることができ、特にメチルアルコールが好ましい。 触媒;前述のようなアゾニトリル系開始剤および有機過
酸化物系開始剤等の開始剤を用いることができる。ただ
し、半減期が短い触媒を用いる場合には、回分式におけ
る触媒の一括仕込みはできず、連続投入する必要があ
る。 温度;20〜90℃、好ましくは40℃〜70℃。 時間;2〜15時間、好ましくは3〜11時間。連続式
重合の場合には重合槽内の平均滞留時間が同程度の時間
であることが好ましい。 重合率;仕込み酢酸ビニルに対して10〜90%、好ま
しくは30〜80%。 重合後の溶液中の樹脂分;5〜85%、好ましくは20
〜70% 共重合体中のエチレン含有率;5〜60モル%、好まし
くは10〜50モル%。
【0027】なお、エチレンと酢酸ビニル以外にこれら
と共重合し得る単量体、例えば、プロピレン、イソブチ
レン、α−オクテン、α−ドデセン等のα−オレフィ
ン;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸、イタコン酸等の不飽和酸またはその無水物、塩、あ
るいはモノまたはジアルキルエステル等;アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のニトリル類;アクリルア
ミド、メタクリルアミド等のアミド類;エチレンスルホ
ン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオ
レフィンスルホン酸またはその塩;アルキルビニルエー
テル類、ビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン等を共存させることも可能であ
る。
【0028】所定時間の重合後、所定の重合率に達した
後、ポリエン化合物を少なくとも一種類添加し、未反応
のエチレンガスを蒸発除去した後、未反応酢酸ビニルを
追い出す。該ポリエン化合物は重合に用いた溶媒などに
溶解して添加することが、均一拡散の観点から好まし
い。また、同様に均一拡散の観点からは、溶液重合であ
る方がバルク重合に比較して好ましい。
【0029】ポリエン化合物の添加量は、特に限定され
るものではないが、仕込酢酸ビニルに対する仕込みポリ
エン量として示すならば、約0.0001〜3重量%、
好ましくは0.0005〜1重量%、さらに好ましくは
0.001〜0.5重量%が望ましい。
【0030】ポリエン化合物を添加し、エチレンを蒸発
除去したエチレン−酢酸ビニル共重合体から未反応の酢
酸ビニルを追い出す方法としては、例えば、ラシヒリン
グを充填した塔の上部から該共重合体溶液を一定速度で
連続的に供給し、塔下部よりメタノール等の有機溶剤蒸
気を吹き込み塔頂部よりメタノール等の有機溶剤と未反
応酢酸ビニルの混合蒸気を流出させ、塔底部より未反応
酢酸ビニルを除去した該共重合体溶液を取り出す方法な
どが採用される。
【0031】未反応酢酸ビニルを除去した該共重合体溶
液にアルカリ触媒を添加し、該共重合体中の酢酸エステ
ル成分をケン化する。ケン化方法は連続式、回分式いず
れも可能である。アルカリ触媒としては水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、アルカリ金属アルコラートなどが
用いられる。例えば、回分式の場合のケン化条件は次の
通りである。 該共重合体溶液濃度;10〜50% 反応温度;30〜60℃ 触媒使用量;0.02〜0.6当量(酢酸エステル基当
り) 時間;1〜6時間 ケン化反応後のケン化度は目的により異なるが通常酢酸
ビニル成分の95%以上であり、ケン化条件によって任
意に調整できる。
【0032】反応後の該共重合体ケン化物はアルカリ触
媒、副生塩類、その他不純物等を含有するためこれらを
洗浄、たとえば水洗により除去する。また、ポリエン化
合物も、水洗などの洗浄により除去できるが、除去され
やすさはポリエン化合物の極性などにより異なり、一定
量がケン化物中に残存することになる。このようにして
得られた共重合体ケン化物に、リン酸、ピロ燐酸、亜燐
酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、酒石酸、クエン
酸、燐酸二水素ナトリウム、燐酸二水素カリウム、酢酸
等の酸または多塩基酸の部分塩を添加することも可能で
ある。最後に乾燥し目的とするエチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物が得られる。
【0033】洗浄、乾燥したケン化物の状態でポリエン
化合物0.000001〜1重量%を含有することが好
ましい。かかる量のポリエン化合物を含有することで、
着色が少なく、成形時にゲル状ブツの発生の少ない成形
品を得ることができる。好ましくは0.00001〜
0.5重量%の含有量であり、0.0001〜0.2重
量%がより好ましい。
【0034】また、本発明に用いるエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物の好適なメルトインデックス(M
I)(190℃、2160g荷重下で測定;ただし、融
点が190℃付近あるいは190℃を越えるものは21
60g荷重下、融点以上の複数の温度で測定し、片対数
グラフで絶対温度の逆数を横軸、メルトインデックスを
縦軸(対数)としてプロットし、190℃に外挿した
値)は0.1〜200g/10min.、最適には0.
2〜100g/10min.である。
【0035】こうして得られたエチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物、例えばポリエン化合物を0.0000
01〜1重量%含有するエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物組成物は溶融成形によりフィルム、シート、容
器、パイプ、繊維等、各種の成形体に成形される。これ
らの成形物は再使用の目的で粉砕し再度成形することも
可能である。また、フィルム、シート、繊維等を一軸ま
たは二軸延伸することも可能である。溶融成形法として
は押出成形、インフレーション押出、ブロー成形、溶融
紡糸、射出成形等が可能である。溶融温度は該共重合体
の融点等により異なるが150〜270℃程度が好まし
い。該共重合体ケン化物の重合度、エチレン含有率およ
びケン化度の異なるものを二種以上ブレンドし溶融成形
することも可能である。また、該共重合体ケン化物に他
の各種可塑剤、安定剤、界面活性剤、架橋剤、金属塩、
充填剤、各種繊維等の補強剤等を適量添加することも可
能である。このような方法によって、着色およびゲル状
ブツの少ない成形物が得られる。
【0036】また、該共重合体ケン化物以外の熱可塑性
樹脂を適量配合することも可能である。熱可塑性樹脂と
しては各種ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレンと炭素数
4以上のα−オレフィンとの共重合体、ポリオレフィン
と無水マレイン酸との共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ま
たはこれらを不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラ
フト変性した変性ポリオレフィンなど)、各種ナイロン
(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/66共重合
体など)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
エステル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリ
ウレタン、ポリアセタールおよび変性ポリビニルアルコ
ール樹脂などが用いられる。また、本発明により得られ
たエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を前記の熱可
塑性樹脂と積層、特に共押出しして多層構造体として使
用することもできる。また、該エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物組成物を紙、プラスチックフィルムおよ
び金属箔等の基材フィルムに共押出しコートあるいは溶
液コートすることも可能である。
【0037】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。な
お、(部)、(%)は特に断わりのない限り重量基準で
表したものである。また、以下の実施例中での、共重合
体ケン化物中に残存するポリエン化合物の量、フィルム
の着色、フィルム中のゲル状ブツの測定方法については
それぞれ以下の手順で行った。
【0038】該共重合体ケン化物中に残存するポリエン
化合物の量は、以下のような手順で定量した。エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物を粉砕し、100メッシ
ュのふるいによって粗大粒子を除去したもの10gをク
ロロホルム100mLを用いて48時間ソックスレー抽
出した。この抽出液中のポリエン化合物量は、それぞれ
のポリエン化合物の標品を用いて検量線を作成し、高速
液体クロマトグラフィーにて定量した。
【0039】実施例1〜7、比較例1〜5ではフィルム
の着色は、試料となるフィルムを50g/Lの濃度でジ
メチルスルホキシドに溶解し、360nmの波長におけ
る吸光度で測定した。この吸光度の値によって、以下の
ように3段階でフィルムの着色を判定した。着色度1;
ほとんど認められない(吸光度0.10未満)、着色度
2;やや着色(吸光度0.10以上、0.25未満)、
着色度3;著しく着色(吸光度0.25以上)。また、
実施例8〜13、比較例6〜11では、同様に測定した
吸光度の値によって評価した。
【0040】実施例1〜7、比較例1〜5ではフィルム
中のゲル状ブツについては、偏光実体顕微鏡にて、倍率
10倍で10cm×10cmの範囲を観察し、100μ
m以上の大きさのゲル状ブツをカウントすることで測定
した。また、実施例8〜13、比較例6〜11では、同
様の測定方法で20μm以上の大きさのゲル状ブツをカ
ウントすることで測定した。
【0041】実施例1 耐圧100kg/cm2の重合槽に酢酸ビニル1960
0部、メタノール2180部、AIBN(アゾビスイソ
ブチロニトリル)7.5部を仕込み、攪拌しながら窒素
置換後、昇温、昇圧し内温60℃、エチレン圧力35.
5kg/cm2に調整した。3.5時間その温度、圧力
を保持し重合させた後、β−ミルセン6.2部{0.0
316重量%/VAc(酢酸ビニル)}をメタノールに
溶解し1%溶液にして添加した。この時の重合率は仕込
み酢酸ビニルに対して47%、エチレン含有率は33モ
ル%であった。
【0042】ポリエン化合物の添加後に、重合槽を常圧
に戻し、エチレンを蒸発除去した。引き続き、このメタ
ノール溶液をラシヒリングを充填した追い出し塔の塔上
部より連続的に流下させ、一方、塔底部よりメタノール
蒸気を吹き込んで未反応酢酸ビニル単量体をメタノール
蒸気とともに塔頂部より放出させコンデンサーを通して
除去することにより、未反応酢酸ビニル0.01%以下
のエチレン−酢酸ビニル共重合体の45%メタノール溶
液を得た。
【0043】次に、エチレン−酢酸ビニル共重合体のメ
タノール溶液をケン化反応器に仕込み、苛性ソーダ/メ
タノール溶液(80g/L)を共重合体中の酢酸ビニル
成分に対し、0.4当量となるように添加し、メタノー
ルを添加して共重合体濃度が20%になるように調整し
た。60℃に昇温し反応器内に窒素ガスを吹き込みなが
ら約4時間反応させた。4時間後、酢酸で中和し反応を
停止させ内容物を反応器より取り出し約20時間常温に
放置すると粒子状に析出した。析出後の粒子は遠心分離
機で脱液しさらに大量の水を加え脱液する操作を繰り返
した。
【0044】最後に脱液乾燥して得られたエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物のケン化度は99.5モル
%、メルトインデックス(190℃、2160g荷重
下)は2g/10min.であった。該共重合体ケン化
物中に残存するβ−ミルセンの量は0.05重量%であ
った。この共重合体ケン化物を、シリンダー、アダプタ
ーおよびダイの温度をそれぞれ230℃に設定した60
mm径の押出機/Tダイ単層製膜機で製膜して厚み30
μmのフィルムを得た。
【0045】得られたフィルムの着色度は1であり、良
好な色調のフィルムを得ることができた。また、フィル
ム中の100μm以上のゲル状ブツの数は100cm2
あたり5個であった。以上の樹脂およびフィルムの性状
の測定結果をβ−ミルセンの沸点とともに表1にまとめ
て示す。
【0046】実施例2〜6 実施例1のβ−ミルセンに代えてこれと等モル量のα−
ファルネセン9.3部(0.0474重量%/VAc、
実施例2)、ソルビン酸5.1部(0.0260重量%
/VAc、実施例3)、エレオステアリン酸12.7部
(0.0645重量%/VAc、実施例4)、1/3モ
ル量の桐油16.6部(0.0845重量%/VAc、
実施例5)および等モル量のイソプレン3.1部(0.
0158重量%/VAc、実施例6)を用いて実施例1
と同様の方法でエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
を製造した。ここで、実施例5の桐油の添加量が他のポ
リエン化合物の1/3モル量であるのは、桐油1分子中
にトリエン3個が含まれていることを考慮したものであ
る。
【0047】こうして得られた共重合体ケン化物を用い
て実施例1と同様にフィルムを作成し評価した。その評
価結果を表1に示す。なお、実施例5の桐油の残存量に
ついては、ケン化工程で加水分解されて生成したエレオ
ステアリン酸の量を記載してある。また、実施例6のイ
ソプレンの残存量についてはクロロホルム溶媒でのソッ
クスレー抽出中に蒸発してしまったためか検出されず、
測定不能であった。
【0048】実施例7 実施例1において、脱液乾燥して得られたエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物の粒子を、酢酸およびリン酸
二水素ナトリウムの水溶液で処理し、脱液乾燥してケン
化度99.5モル%、メルトインデックス2.1g/1
0min.のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を
得た。該エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物中の各
成分を分析したところ、次の結果を得た。 酢酸 0.05% 酢酸ナトリウム 0.0075% リン酸二水素ナトリウム 0.01% β−ミルセン 0.05% こうして得られた共重合体ケン化物を用いて実施例1と
同様にフィルムを作成し評価した。その評価結果を表1
に示す。
【0049】比較例1〜4 実施例1のβ−ミルセンに代えてこれと等モル量のスチ
レン4.7部(0.0241重量%/VAc、比較例
1)、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン
(以下DPMPと略する場合がある)10.7部(0.
0548重量%/VAc、比較例2)、チグリン酸4.
6部(0.0232重量%/VAc、比較例3)および
1,3−ブタジエン2.5部(0.0125重量%/V
Ac、比較例4)を用いて実施例1と同様の方法でエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を製造した。
【0050】また、こうして得られた共重合体ケン化物
を用いて実施例1と同様にフィルムを作成し評価した。
その評価結果を表1に示す。なお、比較例4の1,3−
ブタジエンの残存量については、実施例6同様測定不能
であった。
【0051】比較例5 β−ミルセンに代わる添加剤は何も入れず、実施例1と
同様の方法でエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を
製造した。こうして得られた共重合体ケン化物を用いて
実施例1と同様にフィルムを作成し評価した。その評価
結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】実施例8 内部に冷却用コイルをもち、4枚羽根パドル型攪拌機を
付した容量100Lの重合槽を用いて、エチレン−酢酸
ビニル共重合体を製造するため連続重合を実施した。重
合条件は以下のとおりである。 酢酸ビニル供給量;5.0kg/hr 2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)供給量;2.8g/Lのメタノール溶液として0.
3L/hr 重合温度;60℃ 重合槽エチレン圧力;45kg/cm2 平均滞留時間;7時間
【0054】その結果、酢酸ビニルの重合率が約55%
の重合液が7kg/hrで重合槽より排出され、以下の
組成を有していた。 エチレン−酢酸ビニル共重合体(エチレン含量34モル
%);46重量% 酢酸ビニル;32重量% エチレン;8.7重量% メタノール;10重量%
【0055】重合反応液は重合槽より排出された直後に
β−ミルセンの1.0g/L酢酸メチル溶液を0.20
L/hrで添加、混合後段塔に導かれ、塔底よりメタノ
ール蒸気を3.5kg/hrで吹き込んで、未反応の酢
酸ビニル、エチレンを塔頂より分離し、塔底よりエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体45重量%のメタノール溶液が
7.2kg/hrで得られた。
【0056】上記共重合体溶液100重量部に対して、
苛性ソーダ1重量部を加えたメタノール溶液を、110
℃、3.5kg/cm2下で、メタノール蒸気を吹き込
みつつ30分間ケン化反応させ、反応中に生成する酢酸
メチルはメタノールの一部とともに留出させて系外へ除
去した。得られたケン化溶液に、さらに水−メタノール
蒸気を吹き込み、メタノール−水の混合蒸気を留出さ
せ、共重合体ケン化物濃度35重量%のメタノール−水
混合系のケン化溶液(メタノール/水=65/35重量
比)を得た。この溶液を2mmの孔径の穴を持つダイス
より、5℃の水/メタノール混合液(メタノール10重
量%)中に吐出してストランド状に凝固させた。このス
トランド状物をカッターで切断して2.5〜3.5mm
の長さのペレット状物にした後、ペレット状物1重量部
に対して、15重量部のプロセス水を用いて洗浄し、引
き続き脱液乾燥した。
【0057】脱液乾燥して得られたエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物の粒子を、実施例7と同様に酢酸お
よびリン酸二水素ナトリウムの水溶液で処理し、脱液乾
燥してケン化度99.4モル%、メルトインデックス
2.0g/10min.のエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物を得た。該エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物中の各成分を分析したところ、次の結果を得た。
なお、酢酸、酢酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム
の含有量は以下に記載する実施例9〜13、比較例6〜
11においても同一の値であった。 酢酸 0.05% 酢酸ナトリウム 0.0075% リン酸二水素ナトリウム 0.01% β−ミルセン 0.05%
【0058】こうして得られた共重合体ケン化物を用い
て実施例1と同様のフィルムを作成し評価した。得られ
たフィルムの吸光度は0.09であり、良好な色調のフ
ィルムを得ることができた。また、フィルム中の20μ
m以上のゲル状ブツの数は100cm2あたり5個であ
った。
【0059】実施例9〜13、比較例6〜11 実施例8において、重合触媒およびポリエン化合物の種
類および量を以下のように変更することを除き、実施例
8と同様にしてエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
を連続重合プロセスにて製造した。ここで、各触媒の添
加量は実施例8のAMV触媒での重合のときと同じ重合
率、重合度、エチレン含量の重合体溶液が得られるよう
に調整した添加量とした。具体的には、AMV{2,
2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル}
は1.3g/L、AIBN(2,2’−アゾビスイソブ
チロニトリル)は1.9g/L、、NPP(ジ−n−プ
ロピルパーオキシジカーボネート)は0.5g/Lのメ
タノール溶液としていずれも0.7L/hrの供給量で
添加した。また、β−ミルセンは2.0g/Lの酢酸メ
チル溶液として、ソルビン酸は1.7g/Lのメタノー
ル溶液として、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−
ペンテンは3.5g/Lのメタノール溶液としていずれ
も0.1L/hrの供給量で添加し、実施例8でのβ−
ミルセンの添加モル数と同じになるようにした。また、
重合後の添加剤を加えないときには、0.1L/hrの
供給量でメタノールのみを添加した。
【0060】各実施例において使用した触媒および添加
したポリエン化合物等は以下のとおりである。 実施例9 AMV、ソルビン酸 比較例6 AMV、DPMP 比較例7 AMV、添加物なし 実施例10 AIBN、β−ミルセン 実施例11 AIBN、ソルビン酸 比較例8 AIBN、DPMP 比較例9 AIBN、添加物なし 実施例12 NPP、β−ミルセン 実施例13 NPP、ソルビン酸 比較例10 NPP、DPMP 比較例11 NPP、添加物なし 得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィ
ルムを実施例1と同様に作成し、その評価結果を表2に
示す。
【0061】
【表2】
【0062】
【発明の効果】酢酸ビニル系重合体、特にエチレン−酢
酸ビニル共重合体の重合後に、沸点20℃以上の共役ポ
リエン化合物を添加し、該重合体をケン化して得られた
樹脂を成形することで、着色が少なく、成形時にゲル状
ブツの発生の少ない、高品質の酢酸ビニル系重合体ケン
化物、特にエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物より
なる成形物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 31/04 LDF C08L 31/04 LDF (72)発明者 川原 孝春 岡山県岡山市海岸通り1丁目2番1号 株 式会社クラレ内 (72)発明者 大原 行博 岡山県岡山市海岸通り1丁目2番1号 株 式会社クラレ内 (72)発明者 中川 直 大阪府大阪市北区梅田1丁目12番39号 株 式会社クラレ内 (72)発明者 津軽 利紀 大阪府大阪市北区梅田1丁目12番39号 株 式会社クラレ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酢酸ビニルを含む1種以上の単量体を重
    合した後に、沸点20℃以上の共役ポリエン化合物を添
    加する酢酸ビニル系重合体の製法。
  2. 【請求項2】 酢酸ビニル系重合体が、エチレン−酢酸
    ビニル共重合体である請求項1記載の酢酸ビニル系重合
    体の製法。
  3. 【請求項3】 共役ポリエン化合物の沸点が酢酸ビニル
    の沸点よりも高い請求項1または2記載の酢酸ビニル系
    重合体の製法。
  4. 【請求項4】 60℃のメタノール中での半減期が5時
    間以下である重合触媒を用いて重合した後に、共役ポリ
    エン化合物を添加する請求項1ないし3に記載の酢酸ビ
    ニル系重合体の製法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載の製法で製造され
    た酢酸ビニル系重合体をケン化する酢酸ビニル系重合体
    ケン化物の製法。
  6. 【請求項6】 酢酸ビニル系重合体ケン化物に、沸点2
    0℃以上の共役ポリエン化合物を0.000001〜1
    重量%含有する樹脂組成物。
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