JPH0948558A - シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置

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JPH0948558A
JPH0948558A JP7203666A JP20366695A JPH0948558A JP H0948558 A JPH0948558 A JP H0948558A JP 7203666 A JP7203666 A JP 7203666A JP 20366695 A JP20366695 A JP 20366695A JP H0948558 A JPH0948558 A JP H0948558A
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sheet
tray
sheets
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discharge
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毅 山田
Kazuhiro Aoki
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博昭 並木
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稔 川西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートをひっかかることなく排出できると共
に、トレイに積載されたシートの破損を防ぐことのでき
るシート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 排出口50の下部に下端部を軸支してロ
ーラガイド34を回動自在に取り付け、このローラガイ
ド34により排出シートをトレイ24に案内する。そし
て、シート排出時には、リンク36にてローラガイド3
4を、排出ローラ32の前端よりも後方となる位置に退
避させることにより、排出されるシートSがローラガイ
ド34と排出ローラ32との間で引っかからないように
する。また、綴じ動作時には、ローラガイド34を下部
規制部材27aと同一面を形成する位置に回動させるこ
とにより、トレイ24に積載されたシートSが排出ロー
ラ32に当接することがないようする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置によっ
て画像形成されたシートの綴じ操作等の後処理を行うシ
ート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシート後処理装置は、シート綴じ
等の後処理を行う本体と、本体の内部に設けられて本体
壁面に形成された排出口よりシートを排出する排出手段
と、壁面に本体側に傾斜させた状態で取り付けられて排
出口より排出されたシート等を積載する上下方向に移動
可能なトレイを備えている。
【0003】そして、このようなシート後処理装置は、
図22に示すように排出口50の内方に配設された排出
ローラ32によりシートSを排出するようにしている。
また、ひとつのトレイTに所定量のシートSが積載され
た場合やソート機能が選択された場合等においては、複
数のトレイを保持しているトレイユニットを上下方向に
移動させて所定又は任意のトレイを排出口50の下方に
位置させた後、シートSを排出するようにしている。
【0004】なお、同図において、33は上下方向に移
動自在に設けられ、排出ローラ32と共にシートSを挟
持した状態で回転するローラ対を構成する移動排出ロー
ラであり、シート排出の際に、移動排出ローラ33を排
出ローラ32に圧接することによりシートSを確実に排
出することができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシート後処理装置においては、排出されたシートは
トレイ上へ順次積載されるが、シートが帯電していた
り、シート間の摩擦係数が高くはき出しが悪い等の場合
においては、同図に示すようにシートSの後端が、排出
口50の下部側壁を形成すると共にシートSの傾斜端に
当接してトレイTに載置されているシートSの逆流を防
ぐ下部規制部材27aの上端と、排出ローラ32との受
渡部Hで引っかかって、所謂「後端残り」が生じる場合
があるという問題点があった。
【0006】なお、このような問題点を解決するため、
従来は例えば、図23に示すように規制部材27aの先
端部に逃げ面Jを設け、排出口50から排出されるシー
トSがこの逃げ面Jを滑るようにすることにより「後端
残り」を防ぐようにしたものがある。しかし、このよう
に規制部材27aに逃げ面Jを形成した場合、例えばト
レイTに積載されたシートSの傾斜端が上方に湾曲する
と、この傾斜端が逃げ面Jに入り込んで引っかかり、後
端部が破れたりするようになるという他の問題点が生じ
るようになる。
【0007】そこで、本発明は、シートをひっかかるこ
となく排出できると共に、トレイに積載されたシートの
破損を防ぐことのできるシート後処理装置及びそれを備
えた画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート綴じ等
の後処理を行う本体と、前記本体の内部に設けられて本
体に形成された排出口よりシートを排出する排出手段
と、前記本体に傾斜した状態で取り付けられて前記排出
口より排出されたシートを積載する上下方向に移動可能
なトレイを備えたシート後処理装置において、前記排出
口の下部壁面を形成すると共に、前記トレイに積載され
ているシートの傾斜端に当接する下部規制部材と、前記
下部規制部材と前記排出口との間に下端部が軸支されて
取り付けられると共に、前記排出口より排出されたシー
トを前記トレイに案内する回動自在な案内部材と、シー
ト排出時には排出シートが前記案内部材と排出手段との
間で引っかかるのを防ぐよう該案内部材を、その上端が
前記排出手段の前端よりも後方となる第1位置に退避さ
せ、前記トレイが上方へ移動する際には積載シートが前
記排出手段に当接することのないよう前記案内部材を前
記下部規制部材と同一面を形成する第2位置に回動させ
る回動手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記排出手段は、シートを
挟持した状態で回転して前記シートを排出するローラ対
と、綴じ動作時には前記ローラ対の一方のローラを他方
のローラより離間させて該ローラ対をシート排出可能状
態からシート排出不能状態に切り替える切り替え手段を
備える一方、前記回動手段は前記切り替え手段の動作に
連動して前記案内部材を前記第1位置から第2位置に回
動させる連結部材を備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0010】さらに本発明は、前記案内部材の上端に
は、綴じ動作時、前記トレイの上方に突出して該トレイ
に積載されたシートの移動端を抑える係止爪が突設され
ていることを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、シートを排出する排出手段
と、この排出手段より排出されたシートを積載し、前記
排出手段に対して上下動可能なトレイと、前記トレイに
積載されたシートの上流側端部を規制し、上下に非可動
な規制部材と、を有するシート後処理装置において、前
記規制部材は固定部分と、その上端部の揺動可能な部分
とからなり、該揺動可能な部分は前記固定部分と同一平
面を構成する第2位置と、前記第2位置から退避した第
1位置に揺動可能で、シート排出時には前記第1位置に
あり、シートを積載した前記トレイのシート積載面が前
記固定部分より上方へ移動する際には、前記第2位置に
揺動する機能を持つことを特徴とするものである。
【0012】さらに本発明は、画像形成部と、この画像
形成部にて画像形成されたシートの後処理を行うシート
後処理装置とを備えてなる画像形成装置にも適応できる
ことを特徴とするものである。
【0013】また以上の構成に基づき、排出口の下部壁
面を形成する下部規制部材と排出口との間に下端部を軸
支して案内部材を回動自在に取り付け、この案内部材に
より排出シートをトレイに案内するようにする。そし
て、シート排出時には回動手段にて案内部材の上端を排
出手段の前端よりも後方となる第1位置に退避させるこ
とにより、排出されるシートが案内部材と排出手段との
間で引っかからないようにする。また、トレイが上方に
移動する際には、案内部材を下部規制部材と同一面を形
成する第2位置に回動させることにより、トレイに積載
されているシートが排出手段に当接しないようにする。
なお、案内部材は、トレイが上方に移動する際には弾性
部材により第2位置に回動し、シート排出時にはシート
排出手段の動作をシート排出動作とシート綴じ動作とに
切り替える切り替え手段の動作に連動する連結部材によ
り第1位置に回動する。さらに、綴じ動作時、案内部材
の上端に突設された係止爪を、トレイの上方に突出する
ことにより、トレイに積載されたシートの移動端を抑え
るようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0015】図1は、本発明を適用できる画像形成装置
の一例である複写装置の内部構成を示す図である。同図
において、1は本発明におけるシート後処理装置本体、
100は複写装置本体、200はサイズの異なる複数の
用紙を積載するカセット、300は原稿の自動給送を行
う原稿給送装置(以下ADFと称する)である。
【0016】まず、複写装置本体100において、10
1は原稿を積載する原稿台ガラス、103,104はそ
れぞれ原稿の反射光の光路を変更する走査用反射ミラー
(走査ミラー)、105は合焦及び変倍機能を有するレ
ンズ、106はADF300より送られた原稿を読み取
るための照明ランプ及びミラーを持つ第1走査ミラー、
107はレジストローラ、108,110は感光ドラム
及び加圧ローラ、111は画像記録された記録紙を定着
側へ搬送する搬送ベルト、112は搬送されてきた記録
紙を熱圧着させる定着器である。
【0017】113,117は記録紙を搬送する搬送ロ
ーラ、114は搬送されてきた記録紙の搬送方向を切り
換えるためのフラッパ、115は記録紙をシート後処理
装置1の方向へ搬送する搬送ローラ、116は記録紙の
表裏を反転する反転パス、118は給紙カセットからの
用紙を感光ドラムユニット部へ搬送する搬送ローラ、1
19,120,121は手さしユニットから用紙を搬送
するローラ、手差しトレイ及び分離パッドである。12
2,123,125は感光ドラム上に画像を形成するた
めのレーザー及びポリゴンミラー、光路を変更するミラ
ーであり、124はポリゴンミラー123を駆動するた
めのモータである。
【0018】200は各サイズの用紙を種類別に積載
し、複写装置本体100からの信号により種類別に用紙
を本体へ供給する給紙カセットであり、201はカセッ
トから用紙を引き出す搬送ローラ、202はカセットか
ら引き出された用紙を上方へ受け渡す中間ローラであ
る。
【0019】ところで、感光ドラム108の表面は光導
電体と導電体を用いたシームレス感光体からなり、この
ドラム108は回動可能に軸支されて、複写開始キーの
押下に応答して作動するメインモータ(図示せず)によ
り、同図の矢印の方向に回転を開始するようになってい
る。なお、ドラム108の所定回転制御及び電位制御処
理(前処理)が終了すると、原稿台ガラス101上に置
かれた原稿は第1走査ミラー106と一体に構成された
照明ランプにより照明され、その原稿の反射光は走査ミ
ラー103,104を経てレンズ105を通り、レンズ
ユニット内部の受光素子にて結像するようになってい
る。
【0020】ここで、この原稿からの反射光像は受光素
子において電気信号に変換されて画像処理部(図示せ
ず)へ送られる一方、この画像処理部においてユーザー
より本体が受けた所定のデータ処理が行われた後、レー
ザー112へ送られるようになっている。そして、この
データ処理が行われた電気信号はレーザー部112で光
に変換された後、ポリゴンミラー123、ミラー125
によって反射されて感光ドラム108上で静電潜像とな
ると共にトナーにより可視化されて後述するように転写
紙上に転写されるようになっている。
【0021】また、カセット200もしくは手差しトレ
イ120にセットされた転写紙は、給紙ローラ118,
119,201,202により複写装置本体100内に
送られ、レジストローラ109により、正確なタイミン
グをもって感光ドラム108の方向へ送られ、潜像先端
と転写紙の先端とが一致される。その後、感光ドラム1
08とローラ110との間を転写紙が通過することによ
り、ドラム108上のトナー像が転写紙上へ転写され
る。
【0022】なお、この後、転写紙はドラム108より
分離され、搬送ベルト111により定着器112へ導か
れ、加圧及び加熱により転写される。そして、このよう
にして画像形成された転写紙(以下シートという)はフ
ラッパ114により、排紙ローラ115の方向へ進行さ
せられ、印字面を上向きにして、シート後処理装置1へ
排出されるようになっている。
【0023】一方、ADF300において、301は原
稿束302をセットする積載トレイであり、例えば片面
原稿時は半月ローラ304及び分離ローラ303によっ
て、原稿束最下部から1枚ずつ分離し、搬送ローラ30
5及び全面ベルト306により原稿台ガラス101の露
光位置までパスI〜IIを介して搬送した後停止し、複写
動作のスタートに備えるようにしている。
【0024】なお、複写終了後、原稿はパスIVを介して
搬送大ローラ307によりパスVIに送られ、更に排紙ロ
ーラ308により再び原稿束302の上面に戻される。
また、309は原稿の一循環を検知するリサイクルレバ
ーであり、原稿給送開始時に原稿束の上部に載せられ、
原稿が順次給送されて最終原稿の後端がリサイクルレバ
ー309を抜ける時に自重で落下することで原稿の一循
環を検知するようになっている。
【0025】一方、両面原稿時は、原稿を一旦パスI、
IIからIII に導き、そこで回動可能な切換フラッパ31
0を切換ることで原稿の先端をパスIVに導き、搬送ロー
ラ305によりパスIIを通って全面ベルト306で原稿
台ガラス101上に搬送した後停止させる。つまり搬送
大ローラ307により、パスIII 〜IV〜IIのルートで原
稿の反転がなされる構成となっている。
【0026】ところで、シート後処理装置1の上部に
は、ストッパ部材2が設けられており、シート後処理装
置1を複写装置本体100に接続する際は、このストッ
パ部材2によって複写装置本体100の側面に形成され
ているホールド部133に位置決め取り付けられてい
る。さらにシート後処理装置1の下部には折り機ユニッ
トもしくは取付台70が構成され、この台70には移動
可能なようにキャスター80が取り付けられている。
【0027】したがって、複写装置本体100の排紙部
付近でのジャム処理や、シート後処理装置1と複写装置
本体100の受け渡し部でのジャム処理等を行う際は、
ストッパ部材2を図2に示すX方向に回動してホールド
部133との係合を解除し、次にシート後処理装置1を
水平方向に移動して複写装置本体100を離間させるこ
とにより容易に行うことができるようになっている。
【0028】一方、画像形成されたシートは、その後の
処理に応じてシート後処理装置1あるいは取付台70の
内部に配設されている図示しない折り装置のどちらかに
搬送されるようになっている。
【0029】即ち、シート後処理装置1でシートを処理
する場合は、同図に示す複写装置本体100に近い側の
第1フラッパ3の上流側端部を下方向へ位置させ、第1
不ラッパ3の下流側の第2フラッパ4の上流側端部を上
方向へ位置させることによりシートはローラ対5を通し
て第1搬送パス6へ送られ、第1搬送パス6からさらに
下流側へ送られるようになる。なお、折り装置へシート
を搬送する場合は、第1フラッパ3の上流側端部を、同
図に示すように上方向へ位置させることにより、シート
は第3搬送パス7を通って図示破線矢印方向の先に位置
する折り装置へ送られる。
【0030】ところで、同図において8は第2搬送パス
(バッファーパス)、9はバッファーローラ、14,1
5,16はバッファーコロ、10,11,12,13は
シート検知センサであり、通過シートの検知及び滞留シ
ートの検知等を行う。17は第1排出ローラ、18は押
えコロ、19は排出整合ベルトであり、第1排出ローラ
17と、押えコロ18の間に挟持されて回転し、かつベ
ルト外れ防止策としてベルト内側の中央部付近に図示し
ないエンドレスのリブを設け、第1排出ローラ17と係
合して回転する構成である。
【0031】また、21は幅よせ板であり、シート整合
の際にシートの整合を行うためのものである。20はつ
き当て板であり、シートを順次積載する際のホームポジ
ションと、ステイプラ22が前後動する際に退避する位
置をとることができるように構成され、ステイプラ22
の位置を変更する際にはステイプラ22と同一位相にあ
るつき当て板20は破線で示す位置へ回動して退避する
ことができるようになっている。
【0032】ところで、本実施例において、シートの幅
方向の整合は、図3、図4に示す幅よせガイド21によ
って行なわれる。またステイプラ22は、用紙の2ケ所
とじ、手前側1ケ所とじ及び奥側1ケ所綴じを行うよ
う、図3の矢印で示す範囲を移動してステイプルを行う
ようになっている。なお、ここではステイプラ22の動
作説明は省略するが、ステイプラ22自体は、通常市販
されている電動(ソレノイド)あるいはモータ駆動の自
動ホチキス装置の構成とほぼ同一のもので、シートに対
してステイプル針を打ち込んでシートを綴じる構成のも
のである。なお、図3、図4において、21aは整合基
準板である。
【0033】一方、図2において23,24,25はシ
ート後処理装置本体1の側壁面1aに形成されている排
出口50から排出されるシートを積載するための第1、
第2、第3トレイであり、26はこれら第1、第2、第
3トレイ23,24,25を上下方向にかつ本体1側に
傾斜した状態で取り付けているトレイユニットである。
ここで、このトレイユニット26は、シート後処理装置
本体1の側壁面1aに上下方向に移動可能に取り付けら
れると共に、その下部に内蔵される図示しない駆動源に
よって上下方向に移動するようになっている。
【0034】また、本体1の側壁面1aには、第1、第
2、第3トレイ23,24,25に積載されたシートの
傾斜端部に当接して排出されたシートの上流側への逆流
を防止又は支持するための上下の規制部材(以下上部ス
ノコガイド及び下部スノコガイドという)27,27a
が設けられている。
【0035】ところで、図5において、31は揺動ガイ
ドであり、移動排出ローラ33を回転自在に保持すると
共に、シート排出時、図6に示すカム35が駆動源Mに
て同図の矢印方向に回転することにより揺動軸31aを
支点として下方に揺動し、図5に示すように移動排出ロ
ーラ33を排出ローラ32に圧接させるためのものであ
る。なお、この揺動ガイド31は、後述するステイプル
モードの際には、移動排出ローラ33を排出ローラ32
から離間させるよう上方に揺動して2つのローラ32,
33をシート搬出可能状態からシート搬出不能状態とす
る切り替え手段としての役割を果たすようになってい
る。
【0036】また、図5において、30はストッパであ
り、トレイ移動時に回動軸30aを支点として回動し、
上端部に形成されているシャッタ部30bにより図7の
実線にて示すように排出口50を塞いでトレイ24が排
出口50を通過する際、トレイ24に積載されているシ
ートSが排出口50に逆流するのを防ぐためのものであ
る。なお、このストッパ30は、シートを排出する場合
には、図5に示すY方向に回動して排出口50を解放す
るようになっており、また後述するステイプルモードの
際には、図8に示すように揺動ガイド31と同様に排出
口50を解放する方向に回動するようになっている。
【0037】さらに、図5において、34は排出された
シートSをトレイ24に案内するための案内部材である
ローラガイドであり、図9に示すように排出口50の下
部に回動可能に設けられると共に、水平アーム34a
と、水平アーム34aより略直角に立設されている垂直
アーム34bとを有するものである(図5参照)。な
お、同図において、271は下部スノコガイド27aに
形成されたリブである。また、32aは排出ローラ32
が固定されると共に、図示しない駆動手段により回転す
る駆動軸であり、34cはローラガイド34の後端部を
固定してローラガイド34を回動自在に保持する揺動軸
部である。
【0038】ここで、このローラガイド34は、水平ア
ーム34aに取り付けられているバネ37により図5の
矢印A方向へ付勢され、ステイプルモードの際は、図8
に示すように下部スノコガイド27aと同一面を形成す
る位置(以下第2位置という)に保持されるようになっ
ている。そして、このように下部スノコガイド27aと
同一面を形成することにより、ステイプルモードの際、
トレイ24に積載されたシートSaの傾斜端が上方に湾
曲した場合でも、この傾斜端は下部スノコガイド27a
と排出ローラ32との間に引っかかることがないように
している。
【0039】なお、本実施例においては、垂直アーム3
4bの上端部には係止爪35が外方に向かって突設され
ており、ローラガイド34を第2位置に保持した際に
は、この係止爪35はトレイ24の上方に突出するよう
になっている。そして、このように係止爪35をトレイ
24の上方に突出させることにより、トレイ24上に積
載済のシートSの傾斜端が上方に湾曲した場合でも、そ
の上端がG点を越えないようにすることができ、これに
より次シートが排出される際に引っかかってジャムした
り、幅寄せガイド21が動作して整合する際の負荷とな
って整合性が悪化するのを防ぐことができる。
【0040】ところで、このローラガイド34は連動部
材であるリンク36を介して揺動ガイド31に連動して
揺動するようになっている。即ち、図5に示すように揺
動ガイド31が下方に揺動してリンク36の上部アーム
36aを押し下げると、リンク36が回動軸36bを支
点として下方に回動し、これに伴いリンク36の下部ア
ーム36cがローラガイド34の水平アーム34aを押
し下げるようになっている。
【0041】そして、このように水平アーム34aが押
し下げられると、ローラガイド34は、バネ37を伸ば
しながら揺動し、係止爪35の先端が少なくとも排出ロ
ーラ32の前端よりも後方となる位置(以下第1位置と
いう)に退避するようになっている。なお、このバネ3
7及びリンク36により、ローラガイド34を回動させ
る回動手段が構成される。
【0042】ここで、このようにローラガイド34が第
1位置に退避することにより、シート排出時、シートS
がローラガイド34と排出ローラ32との間で引っかか
るのを防ぐことができ、シートSを確実に排出すること
ができる。また、図10に示すように、ローラガイド3
4と下部スノコガイド27aとの間に斜線Iで示す逃げ
面を形成することができ、これにより排出されたシート
Sをスムーズにトレイ24に積載することができるよう
になっている。
【0043】一方、このローラガイド34は、揺動ガイ
ド31が上方に揺動すると、バネ37の復元力によりリ
ンク36を上方に回動させながら第1位置に戻るように
なっている。そして、このようにローラガイド34が第
1位置に戻ると、逃げ面Iが形成されなくなるので、ス
テイプルモード時におけるシートSの引っ掛かりを防ぐ
ことができるようにしている。
【0044】次に、このように構成されたシート後処理
装置の動作について説明する。
【0045】例えば、ステイプルを行わずにシートを排
出する際には、第1、第2、第3トレイ23,24,2
5を直接排出するようにしている。図11には、第2ト
レイ24にシートを排出する場合を示す。
【0046】ところで、ユーザによってノンステイプル
モードが選択されると、カム35(図6参照)により、
揺動ガイド31が図5に示すように移動排出ローラ33
を排出ローラ33に圧接させる位置まで揺動する。な
お、この際、ストッパ30はY方向に回動して停止して
いる。また、ローラガイド34は、揺動ガイド31及び
リンク36により第2位置に保持され、係止爪35は排
出ローラ32の前端よりも奥に入り込んだ位置に保持さ
れている。
【0047】この状態で複写装置本体100から排出さ
れてきたシートは、図2に示す搬送パス6を通ってロー
ラ対5,17に渡され、ローラ対5,17によりさらに
下流側へ排出された後、揺動ガイド31によってトレイ
24の方向へ向けられ、排出ローラ32,33を経て排
出口50から排出されてトレイ24上へ順次積載され
る。
【0048】なお、このシート排出時、シートSの状態
によりシートSが帯電していたり、シートS間の摩擦係
数が高く、はき出しが悪い場合があるが、ローラガイド
34が第1位置にあるので排出ローラ32でひっかかる
ことなく排出され、図10に示すように排出ローラ32
と下部スノコガイド27aとの間に形成された逃げ部I
によりスムーズにトレイ24上に積載される。
【0049】一方、通常のシートSを大量にとる場合
は、まず第1、第2、第3トレイ23,24,25内に
設置された紙有りセンサ23a,24a,25a(図2
参照)により、トレイ23,24,25上にシートが残
っていないことを確認した後、トレイユニット26は、
第1のトレイ23の1枚目のシートを受ける所定の位置
まで移動する。
【0050】さらに、シートの積載枚数が一定数になる
と、トレイユニット26は積載済のシートの上面が1枚
目のシートを受けた面とほぼ同一になるよう定められた
位置まで下降する。上記動作をくり返して、トレイ内に
最大積載量の用紙が積載されたことを検知すると、複写
装置本体100へ停止信号を出し、シートの排出を一時
停止する。
【0051】次に、トレイユニット26は第2トレイ2
4にシートを積載するため、第2トレイ24の1枚目の
シートを積載するよう定められた位置まで下降する。こ
の後、複写装置本体100にコピー動作を再開させ、シ
ートの積載を再開する、この後、前述と同じ動作をトレ
イ24が満載になるまでくり返す。なお、第3トレイ2
5にシートを積載する場合も、第1トレイ23から第2
トレイ24へ移動する場合と同様である。
【0052】ところで、本実施例において、複写装置本
体100は、デジタル方式のものであり、このような複
写装置本体100は、原稿の画像を読みとるスキャナ部
と画像を再現するプリンタ部とで構成されており、各々
独自に動作することも可能である。即ち、スキャナ部で
は原稿をランプで照射し、その反射光を受光素子で小さ
な点(画素)に分解すると同時に原稿の濃淡に応じた電
気信号に変換(光電変換)しており、プリンタ部ではス
キャナ部より送られてきた電気信号をもとに、レーザー
光でドラムを照射し、ドラム上に静電潜像を作り、現像
剤、転写、定着を経てコピー画像を形成している。
【0053】よってデジタル複写機に図1に示すように
インターフェイス500を接続することにより、スキャ
ナ部で読み取った原稿の信号を他のファクシミリ501
に転送したり、逆に他のファクシミリ501から受けた
電気信号を、インターフェイス500を通してプリンタ
部へ送り画像を転写紙に写し出すことも可能である。ま
た、同様にパソコンの様なコンピュータ機器502から
受けた画像信号をインターフェイス500を通してプリ
ンタ部へ送り転写紙へコピーしたり、スキャナ部で読み
取った画像を、インターフェイス500を通じてパソコ
ンへとり込んだりすることができるようになっている。
【0054】上記したように、現在のデジタル複写機で
は、ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
1上へ載置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス500を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。
【0055】ところで、このように本装置100を使用
するためにはシートを別々のトレイに分類して積載した
り、ユーザの希望によっては、トレイの各々に番号づけ
を行って、ユーザの希望のトレイ上へシートを積載する
必要がある。
【0056】このため、本実施例においては、例えば第
1トレイ23にはファクシミリの出力紙、第2トレイ2
4にはパソコンからの出力紙、第3トレイ25にはコピ
ーモード時の出力紙を積載するようにしている。そし
て、次にこのように各トレイにシートを排出する動作に
ついて説明する。
【0057】まず、図12に示すパソコンからの出力紙
をある枚数受けた状態からコピーモードのシートSを積
載する場合、即ち第3トレイ25を使用する場合につい
て説明する。
【0058】パソコンからの出力紙をある枚数受けた状
態から第3トレイ25を使用する場合は、トレイユニッ
ト26が下降して第3トレイ25の1枚目のシートを受
ける位置へ移動するが、この動作は、コピーモード時に
おいて、トレイ内の積載枚数が最大になっていなくとも
下降する点を除くと同一である。
【0059】次に、第2トレイ24にパソコンの出力紙
等をある枚数受けた状態で、ファクシミリ等の出力紙を
積載する場合、即ち第1トレイ23を使用する場合につ
いて説明する。
【0060】第2トレイ24にシートを積載したまま、
第1トレイ23にシートを積載するためにトレイユニッ
ト26が上昇する。この際、図5の斜線で示すF部の空
間にシートSが入り込むことのないよう、図7に示すよ
うにストッパ30が回動し、シャッタ部30aにてF部
の空間を塞ぐので、トレイ24がシートSを積載したま
まで上方へ移動することが可能となる。なお、このシャ
ッタ部30aのシートつき当て面は、揺動ガイド31の
シートつき当て面31b(図6参照)及び下部スノコガ
イド27aと同様にシートSが滑りやすいようにリブ形
状となっている。
【0061】そして、このような構成をもつことによ
り、シートSが排出口50に逆流することなく通過する
ことが可能となるため、トレイ24はシートSを積載し
たまま上方に移動することが可能となる。また、揺動ガ
イド31のシートつき当て面31bを上側スノコガイド
27の一部として利用することにより、トレイとトレイ
の間隔を狭めることが可能であり、トレイユニット26
を小型化することができる。
【0062】以上説明した動作は第2トレイ24から第
1トレイ23に移動する場合の動作であるが、いずれの
トレイからスタートしても同様である。
【0063】次に、シート後処理装置のステイプル動作
について説明する。
【0064】まず、ステイプルを行ってコピーをとるス
テイプルソート時には、積載トレイ23,24,25に
直接積載せず、まず図2におけるステイプルトレイ38
に積載する。
【0065】なお、ユーザによってステイプルソートモ
ードが選択されると、駆動源により、揺動ガイド31は
図8に示すように移動排出ローラ33を排出ローラ32
から離間させる位置まで上方に揺動するが、このように
揺動ガイド31が揺動するとローラガイド34はバネ3
7により第2位置に保持され、ローラガイド34の係止
爪35はトレイ積載面の上側端部へ突出する。
【0066】この状態で、複写装置本体100から排出
されてきたシートは、搬送パス6を通り、ローラ対1
7,18に渡された後、このローラ対17,18より排
出されるようになるが揺動ガイド31が上方に揺動して
いるため、シートは排出されずステイプルトレイ38上
に積載される。
【0067】ここで、このステイプルトレイ38は、シ
ートSが自重でステイプルトレイ38上に積載されるよ
うな角度で本体1の内部に取り付けられている。また、
トレイ24は、シートSの後端を支えて、シートSが排
出方向上流側へ戻るのを補助するよう図13に示すよう
にノンステイプルモード時よりも上側に位置するように
なっている。
【0068】一方、同図に示すようにステイプルトレイ
38上へ排出されたシートSは、ステイプルトレイ38
の傾斜及びトレイ24のシート落下位置を高めにとるこ
とにより、排出方向上流側へ自重落下するのを補助され
ているが、さらに排出ローラ17と同期して矢印方向へ
回転する排出整合ベルト19によりステイプルトレイ3
8上の上流側方向へ付勢されている。
【0069】よって、シートSはつき当て板20につき
当たって排出方向に対して垂直な方向に対して整合され
る。またシートSの幅方向の整合は幅よせガイド21
(図3、4参照)によって、シートSがステイプルトレ
イ38に落下して、つき当て板20につき当たる所定の
時間で動作を開始し、シートSの幅寸法よりも所定の寸
法だけ本体奥側から手前側へ動作することにより、シー
トSは手前方向に整合される。以下、2枚目以下のシー
トSはユーザが設定した枚数がステイプルトレイ38上
にすべて積載されるまで上記動作がくり返される。
【0070】そして、図14に示すようにユーザが設定
した枚数がステイプルトレイ38上に整合されると、ス
テイプラが動作し、ユーザの設定した位置にステイプル
する動作を行う。なお、ステイプルが終了すれば図15
に示すように揺動ガイド31が降下し、排出ローラ32
が矢印方向へ回転することで図16に示すようにトレイ
38上のステイプル済のシートSが排出される。
【0071】一方、ステイプル動作時には、順次、シー
トが複写装置100から排出されてくるため、次のジョ
ブの排出シートの先頭の1枚目を本体1内に滞留させ、
2枚目のシートと重ねて排出するという動作を行う。
【0072】その動作を図17から図20を用いて説明
する。図17はシートSが本体1内へ侵入し始めた状態
を示す。
【0073】複写装置100から排出された1枚目のシ
ートS1はフラッパ3,4の上流側端部が下方へ位置す
ることで、バッファーパス8へ送られる。バッファーパ
ス8へ送られたシートS1はバッファーローラ9に巻き
つく形で図示矢印方向へ送られる。ここで、フラッパ3
9はシートS1がローラ15の方向へ送られるように回
動し、センサ11でシートS1の先端を検知して図18
に示すような状態で停止する。
【0074】そして、同図に示すように2枚目のシート
S2が侵入してくると、バッファーローラ9は回転を開
始し、図19に示すように1枚目と2枚目のシートS
1,S2を重ねて搬送する。さらに、1枚目のシートS
1の後端がフラッパ39の位置をすぎると、図20に示
すようにフラッパ39は排出ローラ17,18の方向へ
シートSが送られるように回動し、2枚重ねたままステ
イプルトレイ38上へ排出される。以上の動作を行うこ
とで、ステイプラがステイプル動作を行っている時間は
排出ローラ17,18からシートSは排出されず、ステ
イプル動作を実行することが可能であり、かつ複写装置
100の動作も停止することがない。
【0075】またステイプル動作を行う時間をさらにか
せぐために、バッファーローラ9に3枚目以上のシート
Sを巻きつけることも可能である。
【0076】以上の動作をくり返すことで、複数のステ
イプルコピー束Saを作成するが、図9に示すように、
トレイ24上に既にステイプルしたコピー束Saが有る
際には、コピー束Saのたわみやふくらみが大きい場合
に既に積載されているコピー束Saの上端がシートSが
G点を上側へ越えてしまうと次シートが出てくる際に引
っ掛かってジャムしたり、幅よせガイド21が動作して
整合する際の負荷となって整合性が悪化することがあ
る。
【0077】しかし、この際、ローラガイド34は第2
位置にあり、ローラガイド34の係止爪35がトレイ2
4の上方に突出しているため、シートSの後端面を押え
ることができるのでジャム等が生じるのを防ぐことがで
きる。
【0078】このように、通常、シートを排出する際に
はローラガイド34を第1位置として逃げ部Iを構成す
ることにより、シートをスムーズに排出することができ
る。また、ステイプルモードの際にはローラガイド34
を第2位置とし、下部スノコガイド27aと同一面を形
成して逃げ部Iをなくすことにより、トレイに積載され
たシートが排出ローラ33に引っかからないようにする
ことができる。
【0079】なお、これまでの説明においては、ローラ
ガイド34を排出口50の下部に回動可能に設けるもの
としたが(図9参照)、本発明はこれに限らず、例えば
図21に示すように下部スノコガイド27aを、固定部
分272とローラガイド34とにより構成すると共に、
ローラガイド34を固定部分272の上端部に揺動可能
に設けるような構造としてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
部規制部材と排出口との間にシートをトレイに案内する
ための案内部材を回動自在に取り付ける一方、シート排
出時には、この案内部材の上端を排出手段の前端よりも
後方となる位置に退避させることにより、排出シートが
排出口で引っかからないようにすることができる。ま
た、トレイが上方へ移動する際には、案内部材を下部規
制部材と同一面を形成する位置に回動させてトレイに積
載されているシートが排出手段に当接しないようにする
ことにより、トレイに積載されたシートの破損を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシート後処理装置と複写装置
の断面図。
【図2】上記シート後処理装置の断面図。
【図3】上記シート後処理装置のステイプルトレイ部の
平面図。
【図4】上記ステイプルトレイ部の側面断面図。
【図5】上記シート後処理装置の要部拡大側面断面図。
【図6】上記シート後処理装置の揺動ガイドが揺動する
様子を示す図。
【図7】上記ストッパがF部の空間を塞いだ様子を示す
図。
【図8】上記シート後処理装置のローラガイドが第2位
置にあるときの様子を示す図。
【図9】上記シート後処理装置の要部側面図。
【図10】上記ローラガイドが第1位置にあるときの様
子を示す図。
【図11】上記シート後処理装置の第2トレイにシート
を排出する様子を示す図。
【図12】パソコンからの出力紙を第2トレイに積載し
た様子を示す図。
【図13】ステイプルソート時における上記第2トレイ
の状態を示す図。
【図14】ユーザが設定した枚数がステイプルトレイ上
に整合された状態を示す図。
【図15】ステイプル済のシートが排出される様子を示
す図。
【図16】ステイプル済シートが排出された様子を示す
図。
【図17】上記シート後処理装置内へシートが侵入し始
めた状態を示す図。
【図18】1枚目のシートをバッファーローラに巻き付
けた様子を示す図。
【図19】1枚目と2枚目のシートS1,S2を重ねて
搬送する様子を示す図。
【図20】2枚のシートが重ねられた状態で排出される
様子を示す図。
【図21】本発明の他の実施の形態にかかるシート後処
理装置の要部側面図。
【図22】従来のシート後処理装置の要部側面断面図。
【図23】従来のその他のシート後処理装置の要部側面
断面図。
【符号の説明】
1 シート後処理装置 23,24,25 トレイ 27a 下部規制部材 31 揺動ガイド 32 排出ローラ 33 移動排出ローラ 34 ローラガイド 36 リンク 100 複写装置 S シート 272 固定部分
フロントページの続き (72)発明者 並木 博昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川西 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート綴じ等の後処理を行う本体と、前
    記本体の内部に設けられて本体に形成された排出口より
    シートを排出する排出手段と、前記本体に傾斜した状態
    で取り付けられて前記排出口より排出されたシートを積
    載する上下方向に移動可能なトレイを備えたシート後処
    理装置において、 前記排出口の下部壁面を形成すると共に、前記トレイに
    積載されているシートの傾斜端に当接する下部規制部材
    と、 前記下部規制部材と前記排出口との間に下端部が軸支さ
    れて取り付けられると共に、前記排出口より排出された
    シートを前記トレイに案内する回動自在な案内部材と、 シート排出時には排出シートが前記案内部材と排出手段
    との間で引っかかるのを防ぐよう該案内部材を、その上
    端が前記排出手段の前端よりも後方となる第1位置に退
    避させ、前記トレイが上方へ移動する際には積載シート
    が前記排出手段に当接することのないよう前記案内部材
    を前記下部規制部材と同一面を形成する第2位置に回動
    させる回動手段と、を備えたことを特徴とするシート後
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記排出手段は、シートを挟持した状態
    で回転して前記シートを排出するローラ対と、綴じ動作
    時には前記ローラ対の一方のローラを他方のローラより
    離間させて該ローラ対をシート排出可能状態からシート
    排出不能状態に切り替える切り替え手段を備える一方、
    前記回動手段は前記切り替え手段の動作に連動して前記
    案内部材を前記第1位置から第2位置に回動させる連結
    部材を備えてなることを特徴とする請求項1記載のシー
    ト後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記案内部材の上端には、綴じ動作時、
    前記トレイの上方に突出して該トレイに積載されたシー
    トの移動端を抑える係止爪が突設されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】 シートを排出する排出手段と、この排出
    手段より排出されたシートを積載し、前記排出手段に対
    して上下動可能なトレイと、前記トレイに積載されたシ
    ートの上流側端部を規制し、上下に非可動な規制部材
    と、を有するシート後処理装置において、 前記規制部材は固定部分と、その上端部の揺動可能な部
    分とからなり、該揺動可能な部分は前記固定部分と同一
    平面を構成する第2位置と、前記第2位置から退避した
    第1位置に揺動可能で、シート排出時には前記第1位置
    にあり、シートを積載した前記トレイのシート積載面が
    前記固定部分より上方へ移動する際には、前記第2位置
    に揺動する機能を持つことを特徴とするシート後処理装
    置。
  5. 【請求項5】 画像形成部と、この画像形成部にて画像
    形成されたシートの後処理を行うシート後処理装置とを
    備えてなる画像形成装置において、 前記シート後処理装置が請求項1乃至4記載のシート後
    処理装置である画像形成装置。
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