JPH0948560A - シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置

Info

Publication number
JPH0948560A
JPH0948560A JP7203680A JP20368095A JPH0948560A JP H0948560 A JPH0948560 A JP H0948560A JP 7203680 A JP7203680 A JP 7203680A JP 20368095 A JP20368095 A JP 20368095A JP H0948560 A JPH0948560 A JP H0948560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
tray
discharge port
sheets
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7203680A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamada
毅 山田
Kazuhiro Aoki
和弘 青木
Hiroaki Namiki
博昭 並木
Minoru Kawanishi
稔 川西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc, Canon Aptex Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7203680A priority Critical patent/JPH0948560A/ja
Publication of JPH0948560A publication Critical patent/JPH0948560A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの排出口への侵入を確実に防ぐことの
できるシート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 通常、遮蔽部材を、排出口の上部空間を
塞ぐ位置に回動させてシートが上部空間から排出口内に
侵入するのを防ぐ一方、トレイ移動時には排出口開閉部
材30を回動して遮蔽部材と共に排出口を塞ぎ、排出口
を通過するトレイに積載されたシートが排出口に侵入す
るのを防ぐようにする。そして、排出口を塞ぐ際、排出
口開閉部材30を遮蔽部材に当接させて遮蔽部材の上部
空間解放方向への回動を規制する。さらに、この際、移
動阻止部材39を排出口開閉部材30に当接させて排出
口開閉部材30の排出口開放方向への移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置によっ
て画像形成されたシートの綴じ操作等の後処理を行うシ
ート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシート後処理装置は、排出手段よ
り排出されたシートの排出方向上流側部分を支持する第
1のトレイと、この第1のトレイに上流側部分を支持さ
れたシートの下流側部分を支持する第1のトレイに対し
て上下動可能な第2のトレイとを備えたものがあり、こ
のような構成のシート後処理装置としては、例えば特開
平1−313261号公報に示されるものがある。
【0003】そして、このようなシート後処理装置で
は、図22に示すように排出口50の内方に配設された
排出ローラ32及び上下方向に移動自在に設けられた移
動排出ローラ33よりなり、シートSを挟持した状態で
回転する一対の移動手段であるローラ対32Aによりシ
ートSを第2のトレイTに排出するようにしている。
【0004】なお、同図において、27は上部規制部
材、27aは下部規制部材であり、これら上部及び下部
規制部材27,27aは排出口50の上部壁面及び下部
壁面をそれぞれ形成すると共に、シートSの上流側端部
である傾斜端と当接してシートSの移動を規制する規制
手段を構成するものである。また、38は第1のトレイ
であるステイプルトレイである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この公報に
示されるシート後処理装置は、第1のトレイに対して第
2のトレイは1段で構成されると共に、第2のトレイの
上流側端部に既積載シートのストッパ等は設けられてい
ないため、第1のトレイをシート排出部(排出口)より
上方に移動させると、積載シートが第2のトレイに落下
し、第1のトレイの開口部の天井部と第2のトレイとの
間に挟まってロックすることがある。
【0006】よって、第1のトレイの開口部を閉じるた
めに移動手段の一方を支持する部材は、シートを積載搬
送するのを阻害しない位置に揺動可能に設置され、また
第2のトレイに積載されたシートが規制手段に沿って上
下に滑動する際には、この部材は規制手段の一部として
利用されているためシートの上下動につられて開閉しな
いようにストッパが必要となる。また、この移動手段の
一方を支持する部材と規制手段との間にもシートを受渡
する出没可能な部材が必要となる。
【0007】そこで、本発明は、簡単な構造でシートの
排出口への侵入を確実に防ぐことのできるシート後処理
装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート綴じ等
の後処理を行う本体と、シートを排出するため前記本体
の側壁面に形成された排出口と、前記壁面に傾斜した状
態で取り付けられて前記排出口より排出されたシートを
積載する上下方向に移動可能なトレイとを備えたシート
後処理装置において、通常、前記排出口の上部空間を塞
いで前記トレイに積載されたシートが前記上部空間から
該排出口内に侵入するのを防ぐ回動可能な遮蔽部材と、
トレイ移動時に回動して前記遮蔽部材と共に前記排出口
を塞ぎ、前記排出口を通過するトレイに積載されたシー
トが該排出口に侵入するのを防ぐ一方、前記遮蔽部材に
当接して該遮蔽部材の上部空間解放方向への回動を規制
する排出口開閉部材と、を備えたことを特徴とするもの
である。
【0009】また本発明は、前記トレイ移動時、前記排
出口開閉部材に当接して該排出口開閉部材の排出口開放
方向への移動を阻止する移動阻止部材を備えると共に、
前記移動阻止部材は、前記排出口開閉部材と共に回動
し、該排出口開閉部材が前記排出口を塞ぐ位置に達した
ときに該排出口開閉部材に当接する位置に達するように
構成されていることを特徴とするものである。
【0010】さらに本発明は、シートを排出する排出手
段と、この排出手段より排出されたシートの排出方向上
流側部分を支持する第1のトレイと、この第1のトレイ
に上流側部分を支持されたシートの下流側部分を支持す
る前記第1のトレイに対して上下動可能な第2のトレイ
と、前記第1のトレイと第2のトレイに渡って積載され
たシートを前記第2のトレイに移動させる一対の移動手
段と、前記第2のトレイに積載されたシートの上流側端
部を規制する規制手段と、を有するシート後処理装置に
おいて、前記一対の移動手段の一方は、シートを移動す
る第1位置と、シート搬送路から退避する第2位置へ揺
動可能であり、前記一対の移動手段が前記第1位置にお
いて揺動を禁止する固定部材を持ち、この固定部材が前
記第1のトレイのシート排出口を前記規制部材と係合し
て閉じ、前記第2のトレイからのシートの逆流を防ぐ機
能を持つ退避可能な固定制止部材であることを特徴とす
るものである。
【0011】また本発明は、画像形成部と、この画像形
成部にて画像形成されたシートの後処理を行うシート後
処理装置とを備えてなる画像形成装置にも適応できるよ
うにしたものである。
【0012】そして、また以上の構成に基づき、通常、
遮蔽部材を排出口の上部空間を塞ぐ位置に回動させてト
レイに積載されたシートが上部空間から排出口内に侵入
するのを防ぐ一方、トレイ移動時には排出口開閉部材を
回動して遮蔽部材と共に排出口を塞ぎ、排出口を通過す
るトレイに積載されたシートが排出口に侵入するのを防
ぐようにする。そして、このように排出口を塞ぐ際、排
出口開閉部材を遮蔽部材に当接させることにより、遮蔽
部材の上部空間解放方向への回動を規制するようにす
る。さらに、この際、移動阻止部材を排出口開閉部材に
当接させることにより、排出口開閉部材の排出口開放方
向への移動を阻止するようにする。なお、この移動阻止
部材は、排出口開閉部材と共に回動し、排出口開閉部材
が排出口を塞ぐ位置に達したときに排出口開閉部材に当
接する位置に達することにより、排出口開閉部材の排出
口開放方向への移動を阻止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明を適用できる画像形成装置
の一例である複写装置の内部構成を示す図である。同図
において、1は本発明におけるシート後処理装置本体、
100は複写装置本体、200はサイズの異なる複数の
用紙を積載するカセット、300は原稿の自動給送を行
う原稿給送装置(以下ADFと称する)である。
【0015】まず、複写装置本体100において、10
1は原稿を積載する原稿台ガラス、103,104はそ
れぞれ原稿の反射光の光路を変更する走査用反射ミラー
(走査ミラー)、105は合焦及び変倍機能を有するレ
ンズ、106はADF300より送られた原稿を読み取
るための照明ランプ及びミラーを持つ第1走査ミラー、
107はレジストローラ、108,110は感光ドラム
及び加圧ローラ、111は画像記録された記録紙を定着
側へ搬送する搬送ベルト、112は搬送されてきた記録
紙を熱圧着させる定着器である。
【0016】113,117は記録紙を搬送する搬送ロ
ーラ、114は搬送されてきた記録紙の搬送方向を切り
換えるためのフラッパ、115は記録紙をシート後処理
装置1の方向へ搬送する搬送ローラ、116は記録紙の
表裏を反転する反転パス、118は給紙カセットからの
用紙を感光ドラムユニット部へ搬送する搬送ローラ、1
19,120,121は手さしユニットから用紙を搬送
するローラ、手差しトレイ及び分離パッドである。12
2,123,125は感光ドラム上に画像を形成するた
めのレーザー及びポリゴンミラー、光路を変更するミラ
ーであり、124はポリゴンミラー123を駆動するた
めのモータである。
【0017】200は各サイズの用紙を種類別に積載
し、複写装置本体100からの信号により種類別に用紙
を本体へ供給する給紙カセットであり、201はカセッ
トから用紙を引き出す搬送ローラ、202はカセットか
ら引き出された用紙を上方へ受け渡す中間ローラであ
る。
【0018】ところで、感光ドラム108の表面は光導
電体と導電体を用いたシームレス感光体からなり、この
ドラム108は回動可能に軸支されて、複写開始キーの
押下に応答して作動するメインモータ(図示せず)によ
り、同図の矢印の方向に回転を開始するようになってい
る。なお、ドラム108の所定回転制御及び電位制御処
理(前処理)が終了すると、原稿台ガラス101上に置
かれた原稿は第1走査ミラー106と一体に構成された
照明ランプにより照明され、その原稿の反射光は走査ミ
ラー103,104を経てレンズ105を通り、レンズ
ユニット内部の受光素子にて結像するようになってい
る。
【0019】ここで、この原稿からの反射光像は受光素
子において電気信号に変換されて画像処理部(図示せ
ず)へ送られる一方、この画像処理部においてユーザ−
より本体が受けた所定のデータ処理が行われた後、レー
ザー112へ送られるようになっている。そして、この
データ処理が行われた電気信号はレーザー部112で光
に変換された後、ポリゴンミラー123、ミラー125
によって反射されて感光ドラム108上で静電潜像とな
ると共にトナーにより可視化されて後述するように転写
紙上に転写されるようになっている。
【0020】また、カセット200もしくは手差しトレ
イ120にセットされた転写紙は、給紙ローラ118,
119,201,202により複写装置本体100内に
送られ、レジストローラ109により、正確なタイミン
グをもって感光ドラム108の方向へ送られ、潜像先端
と転写紙の先端とが一致される。その後、感光ドラム1
08とローラ110との間を転写紙が通過することによ
り、ドラム108上のトナー像が転写紙上へ転写され
る。
【0021】なお、この後、転写紙はドラム108より
分離され、搬送ベルト111により定着器112へ導か
れ、加圧及び加熱により転写される。そして、このよう
にして画像形成された転写紙(以下シートという)はフ
ラッパ114により、排紙ローラ115の方向へ進行さ
せられ、印字面を上向きにして、シート後処理装置1へ
排出されるようになっている。
【0022】一方、ADF300において、301は原
稿束302をセットする積載トレイであり、例えば片面
原稿時は半月ローラ304及び分離ローラ303によっ
て、原稿束最下部から1枚ずつ分離し、搬送ローラ30
5及び全面ベルト306により原稿台ガラス101の露
光位置までパスI〜IIを介して搬送した後停止し、複写
動作のスタートに備えるようにしている。
【0023】なお、複写終了後、原稿はパスIVを介して
搬送大ローラ307によりパスVIに送られ、更に排紙ロ
ーラ308により再び原稿束302の上面に戻される。
また、309は原稿の一循環を検知するリサイクルレバ
ーであり、原稿給送開始時に原稿束の上部に載せられ、
原稿が順次給送されて最終原稿の後端がリサイクルレバ
ー309を抜ける時に自重で落下することで原稿の一循
環を検知するようになっている。
【0024】一方、両面原稿時は、原稿を一旦パスI、
IIからIII に導き、そこで回動可能な切換フラッパ31
0を切換ることで原稿の先端をパスIVに導き、搬送ロー
ラ305によりパスIIを通って全面ベルト306で原稿
台ガラス101上に搬送した後停止させる。つまり搬送
大ローラ307により、パスIII 〜IV〜IIのルートで原
稿の反転がなされる構成となっている。
【0025】ところで、シート後処理装置1の上部に
は、ストッパ部材2が設けられており、シート後処理装
置1を複写装置本体100に接続する際は、このストッ
パ部材2によって複写装置本体100の側面に形成され
ているホールド部133に位置決め取り付けられてい
る。さらにシート後処理装置1の下部には折り機ユニッ
トもしくは取付台70が構成され、この台70には移動
可能なようにキャスター80が取り付けられている。
【0026】したがって、複写装置本体100の排紙部
付近でのジャム処理や、シート後処理装置1と複写装置
本体100の受け渡し部でのジャム処理等を行う際は、
ストッパ部材2を図2に示すX方向に回動してホールド
部133との係合を解除し、次にシート後処理装置1を
水平方向に移動して複写装置本体100を離間させるこ
とにより容易に行うことができるようになっている。
【0027】一方、画像形成されたシートは、その後の
処理に応じてシート後処理装置1あるいは取付台70の
内部に配設されている図示しない折り装置のどちらかに
搬送されるようになっている。
【0028】即ち、シート後処理装置1でシートを処理
する場合は、同図に示す複写装置本体100に近い側の
第1フラッパ3の上流側端部を下方向へ位置させ、第1
不ラッパ3の下流側の第2フラッパ4の上流側端部を上
方向へ位置させることによりシートはローラ対5を通し
て第1搬送パス6へ送られ、第1搬送パス6からさらに
下流側へ送られるようになる。なお、折り装置へシート
を搬送する場合は、第1フラッパ3の上流側端部を、同
図に示すように上方向へ位置させることにより、シート
は第3搬送パス7を通って図示破線矢印方向の先に位置
する折り装置へ送られる。
【0029】ところで、同図において8は第2搬送パス
(バッファーパス)、9はバッファーローラ、14,1
5,16はバッファーコロ、10,11,12,13は
シート検知センサであり、通過シートの検知及び滞留シ
ートの検知等を行う。17は第1排出ローラ、18は押
えコロ、19は排出整合ベルトであり、第1排出ローラ
17と、押えコロ18の間に挟持されて回転し、かつベ
ルト外れ防止策としてベルト内側の中央部付近に図示し
ないエンドレスのリブを設け、第1排出ローラ17と係
合して回転する構成である。なお、これら第1排出ロー
ラ17、押えコロ18及び排出整合ベルト19により排
出手段が形成される。
【0030】また、21は幅よせ板であり、シート整合
の際にシートの整合を行うためのものである。20はつ
き当て板であり、シートを順次積載する際のホームポジ
ションと、ステイプラ22が前後動する際に退避する位
置をとることができるように構成され、ステイプラ22
の位置を変更する際にはステイプラ22と同一位相にあ
るつき当て板20は破線で示す位置へ回動して退避する
ことができるようになっている。
【0031】ところで、本実施例において、シートの幅
方向の整合は、図3、図4に示す幅よせガイド21によ
って行なわれる。またステイプラ22は、用紙の2ケ所
とじ、手前側1ケ所とじ及び奥側1ケ所綴じを行うよ
う、図3の矢印で示す範囲を移動してステイプルを行う
ようになっている。なお、ここではステイプラ22の動
作説明は省略するが、ステイプラ22自体は、通常市販
されている電動(ソレノイド)あるいはモータ駆動の自
動ホチキス装置の構成とほぼ同一のもので、シートに対
してステイプル針を打ち込んでシートを綴じる構成のも
のである。なお、図3、図4において、21aは整合基
準板である。
【0032】一方、図2において23,24,25はシ
ート後処理装置本体1の側壁面1aに形成されている排
出口50から排出されるシートを積載するための第1の
トレイである第1、第2、3トレイであり、26はこれ
ら第1、第2、第3トレイ23,24,25を上下方向
にかつ本体1側に傾斜した状態で取り付けているトレイ
ユニットである。ここで、このトレイユニット26は、
シート後処理装置本体1の側壁面1aに上下方向に移動
可能に取り付けられると共に、その下部に内蔵される図
示しない駆動源によって上下方向に移動するようになっ
ている。
【0033】また、図5において、31は遮蔽部材であ
る回動ガイドであり、移動排出ローラ33を回転自在に
保持すると共に、シート排出時、図6に示すカム35が
駆動源Mにて同図の矢印方向に回転することにより回動
軸31aを支点として下方に回動し、図5に示すように
移動排出ローラ33を、シートを排出するよう排出ロー
ラ32に圧接する第1位置に移動させるためのものであ
る。
【0034】また、この回動ガイド31は、後述するス
テイプルモードの際には、後述する図9に示すようにシ
ート搬出路Rから移動排出ローラ33を退避させる第2
位置に上方回動してローラ対32Aをシート排出可能状
態からシート排出不能状態とするようになっている。
【0035】さらに、この回動ガイド31は、摺動面3
1bを備えており、通常のシート排出時やトレイ移動時
には下方回動し、この摺動面31bにて排出口50の上
部空間である上部規制部材(以下上部スノコガイドとい
う)27の切欠き部271を塞ぐことにより、シートの
逆流を防ぐようにしている。
【0036】なお、この摺動面31bのシートSと当接
する前面には、図6に示すように垂直方向に複数のリブ
311が形成されている。そして、このようなリブ31
1を有することにより、シートを積載したトレイが上下
動する際、シートが滑りやすくなると共に、引っかかる
ことがないようになっている。
【0037】ところで、上部スノコガイド27及び下部
規制部材(以下下部スノコガイドという)27aの前面
にも同様のリブが形成されているが、回動ガイド31が
下方に回動した際、摺動面31bのリブ311と、これ
らスノコガイド27,27aのリブとは同一面上になる
ように形成されている。
【0038】そして、このように構成することにより、
回動ガイド31の摺動面31bを上部スノコガイド27
の延長面として利用することができ、上部スノコガイド
27を伸縮したり、別のスノコガイドを上部スノコガイ
ド27の延長面上に出没させる必要がなくなり、構造を
簡単にすることができるようになっている。さらに、図
7に示すように回動ガイド31の摺動面31bを用紙載
置面の一部として利用することにより、トレイ23とト
レイ24の間を狭めることができるようになる。
【0039】なお、この回動ガイド31は、後述するス
テイプルモードの際には、同図の矢印に示す方向に回動
するようになっているが、このように回動ガイド31が
回動する際、シートSが積載されているトレイ24が上
部スノコガイド27の下端27bよりも上方に位置して
いない場合には、シートSがステイプルトレイ38の方
向に落下するようになる。
【0040】このため、シートSを落下させることなく
ステイプルを行うには、トレイ23,24間の間隔はト
レイ23の最大積載面から上部スノコガイド27の下端
27bまでの距離以上とする必要があるが、本実施例に
おいては、動作モードを限定し、例えば同図に示すよう
に第1トレイ23にシートSを排出している際、その上
方の第2トレイ24にシートSがある場合にはノンステ
イプルモードのみを行うようにしている。
【0041】そして、このように構成することにより、
回動ガイド31の摺動面31bを上部スノコガイド27
の一部として利用することができ、これによりシートS
を積載した第2トレイ24を上部スノコガイド27の下
端より下方まで下げることができ、トレイ23,24間
隔を狭め、トレイユニット26を小型化することができ
るようになっている。
【0042】一方、図5において、30は排出口開閉部
材又は固定部材及び固定制止部材であるストッパであ
り、トレイ移動時には回動軸30aを支点として回動
し、図8の実線にて示すように上端部に形成されている
シャッタ部30bにより排出口50を塞ぐ第1位置に移
動するようになっている。そして、このように排出口5
0を塞ぐことにより、トレイ24が排出口50を通過す
る際、トレイ24に積載されているシートSが排出口5
0に逆流するのを防ぐことができるようになっている。
【0043】また、このストッパ30は、シートを排出
する場合には、図5に示すようにY方向に回動し、排出
口50を解放する第2位置に移動するようになってい
る。なお、このストッパ30は、後述するステイプルモ
ードの際には、図9に示すように回動ガイド31と同様
に排出口50を解放する方向に回動し、シートの搬送を
可能としている。
【0044】ところで、このストッパ30には、図10
に示すように当接部30cがシャッタ部30bと直交す
る向きに形成されている。ここで、この当接部30c
は、ストッパ30が第1位置に回動した際、回動ガイド
31に上方より当接するのものであり(図8参照)、こ
のようにストッパ30を回動ガイド31に上方より当接
させることにより、トレイ移動時、トレイに積載されて
いるシートとの間の摩擦力によって回動ガイド31の摺
動面31bが上部空間開放方向である上方に回動して上
部スノコガイド27の切欠き部271を開くのを防ぐこ
とができるようになっている。そして、このように回動
ガイド31の上方回動を防ぐことにより、シートの逆流
を確実に防ぐことができるようになっている。
【0045】一方、トレイが移動する際、ストッパ30
のシャッタ部30bにもトレイに積載されているシート
との間に摩擦力が生じるが、この摩擦力によりストッパ
30が排出口解放方向である上方に回動して排出口50
を開かないよう、また回動ガイド31の上方回動を阻止
することができるよう第1位置に移動したストッパ30
の当接部30cの上面は同図に示すように移動阻止部材
39が当接するようになっている。
【0046】ここで、この移動阻止部材39は、上端が
上部スノコガイド27の裏面に設けられた軸受け40に
回動自在に軸支されると共に図示しない駆動源によりス
トッパ30に当接しながらストッパ30と共に回動する
ものであり、移動阻止部材39が矢印A方向に回動する
とストッパ30は矢印B方向に回動して第1位置に移動
するようになっている。
【0047】ところで、このようにストッパ30を第1
位置まで移動させると、移動阻止部材39の下端は、同
図に示すように当接部30cの上面に当接してストッパ
30の上方回動を阻止する排出口開放阻止位置に移動す
るようになっている。そして、このように移動阻止部材
39にてストッパ30の上方回動を阻止することによ
り、シートとの間に摩擦力が生じてもストッパ30が上
方回動して排出口50を解放するのを防ぐことができ、
これによりシートの逆流を確実に防ぐことができるよう
になっている。
【0048】なお、ストッパ30はバネ41により上方
に付勢されるようになっており、第1位置に移動する際
は、このバネ41を伸ばしながら回動するようになって
いる。また、シート排出時等には、移動阻止部材39は
駆動源により上方回動するようになっている。したがっ
て、シート排出時等において移動阻止部材39が上方回
動すると、ストッパ30は、それまで伸びた状態となっ
ていたばね41の復元力により移動阻止部材39に当接
した状態で第2位置に回動するようになっている。
【0049】また、図5において、34は排出されたシ
ートSをトレイ24に案内するためのローラガイドであ
り、下部スノコガイド27aと排出口50との間に下端
部が軸支されて回動可能に設けられると共に、水平アー
ム34aと、水平アーム34aより略直角に立設されて
いる垂直アーム34bとを有するものである。
【0050】ここで、このローラガイド34は、水平ア
ーム34aに取り付けられているバネ37により図5の
矢印A方向へ付勢され、ステイプルモードの際には、図
9に示すように下部スノコガイド27aと同一面を形成
する位置(以下第1位置という)に保持されるようにな
っている。
【0051】そして、このように下部スノコガイド27
aと同一面を形成することにより、ステイプルモードの
際、トレイ24に積載されたシートSaの傾斜端が上方
に湾曲した場合でも、この傾斜端は下部スノコガイド2
7aと排出ローラ32との間に引っかかることがないよ
うにしている。
【0052】なお、本実施例においては、垂直アーム3
4bの上端部には係止爪35が外方に向かって突設され
ており、ローラガイド34を第1位置に保持した際に
は、この係止爪35はトレイ24の上方に突出するよう
になっている。そして、このように係止爪35をトレイ
24の上方に突出させることにより、シートSの傾斜端
が上方に湾曲した場合でもその上端がG点を越えないよ
うにすることができ、次シートが出てくる際に引っ掛か
ってジャムしたり、幅よせガイド21が動作して整合す
る際の負荷となって整合性が悪化するのを防ぐことがで
きる。
【0053】ところで、このローラガイド34はリンク
36を介して回動ガイド31に連動して揺動するように
なっている。即ち、図5に示すように回動ガイド31が
下方に揺動してリンク36の上部アーム36aを押し下
げると、リンク36が回動軸36bを支点として下方に
回動し、これに伴いリンク36の下部アーム36cがロ
ーラガイド34の水平アーム34aを押し下げるように
なっている。
【0054】そして、このように水平アーム34aが押
し下げられると、ローラガイド34は、バネ37を伸ば
しながら揺動し、係止爪35の先端が少なくとも排出ロ
ーラ32の前端よりも本体1内方に入り込んだ位置(以
下第2位置という)に退避するようになっている。
【0055】ここで、このようにローラガイド34を退
避することにより、シート排出時、シートSがローラガ
イド34と排出ローラ34との間で引っかかるのを防ぐ
ことができ、シートSを確実に排出することができる。
また、図11に示すように、ローラガイド34と下部ス
ノコガイド27aとの間に斜線Iで示す逃げ面を形成す
ることができ、これにより排出されたシートSをスムー
ズにトレイ24に案内することができるようになってい
る。
【0056】一方、このローラガイド34は、回動ガイ
ド31が上方に回動すると、バネ37の復元力によりリ
ンク36を上方に回動させながら第1位置に戻るように
なっている。そして、このようにローラガイド34が第
1位置に戻ると、逃げ面Iが形成されなくなるので、ス
テイプルモード時におけるシートSの引っ掛かりを防ぐ
ことができるようになっている。
【0057】次に、このように構成されたシート後処理
装置の動作について説明する。
【0058】例えば、ステイプルを行わずにシートを排
出する際には、第1、第2、第3トレイ23,24,2
5を直接排出するようにしている。図12は、第2トレ
イ24にシートを排出する場合を示す。
【0059】ところで、ユーザによってノンステイプル
モードが選択されると、カム35(図6参照)により、
回動ガイド31が図5に示すように移動排出ローラ33
を排出ローラ33に圧接させると共に、上部スノコガイ
ド27の切欠き部271を塞ぐ位置まで回動する。な
お、この際、ストッパ30はY方向に回動し、第2位置
に停止している。また、ローラガイド34は、回動ガイ
ド31及びリンク36により保持され、係止爪35は排
出ローラ32の前端よりも本体内方側に退避している。
【0060】この状態で複写装置本体100から排出さ
れてきたシートは、図2に示す搬送パス6を通ってロー
ラ対5,17に渡され、ローラ対5,17によりさらに
下流側へ排出された後、回動ガイド31によってトレイ
24の方向へ向けられ、排出ローラ32,33を経て排
出口50から排出されてトレイ24上へ順次積載され
る。
【0061】なお、このシート排出時、シートSの状態
によりシートSが帯電していたり、シートS間の摩擦係
数が高く、はき出しが悪い場合があるが、ローラガイド
34が第1位置にあるので排出ローラ32でひっかかる
ことなく排出され、図11に示すように排出ローラ32
と下部スノコガイド27aとの間に形成された逃げ部I
により案内されてスムーズにトレイ24上に積載され
る。
【0062】一方、通常のシートSを大量にとる場合
は、まず第1、第2、第3トレイ23,24,25内に
設置された紙有りセンサ23a,24a,25a(図2
参照)により、トレイ23,24,25上にシートが残
っていないことを確認した後、トレイユニット26が、
第1のトレイ23の1枚目のシートを受ける所定の位置
まで移動する。
【0063】さらに、シートの積載枚数が一定数になる
と、トレイユニット26は積載済のシートの上面が1枚
目のシートを受けた面とほぼ同一になるよう定められた
位置まで下降する。上記動作をくり返して、トレイ内に
最大積載量の用紙が積載されたことを検知すると、複写
装置本体100へ停止信号を出し、シートの排出を一時
停止する。
【0064】次に、トレイユニット26は第2トレイ2
4にシートを積載するため、第2トレイ24の1枚目の
シートを積載するよう定められた位置まで下降する。こ
の後、複写装置本体100にコピー動作を再開させ、シ
ートの積載を再開する。この後、前述と同じ動作をトレ
イ24が満載になるまでくり返す。なお、第3トレイ2
5にシートを積載する場合も、第1トレイ23から第2
トレイ24へ移動する場合と同様である。
【0065】ところで、本実施例において、複写装置本
体100は、デジタル方式のものであり、このような複
写装置本体100は、原稿の画像を読みとるスキャナ部
と画像を再現するプリンタ部とで構成されており、各々
独自に動作することも可能である。即ち、スキャナ部で
は原稿をランプで照射し、その反射光を受光素子で小さ
な点(画素)に分解すると同時に原稿の濃淡に応じた電
気信号に変換(光電変換)しており、プリンタ部ではス
キャナ部より送られてきた電気信号をもとに、レーザー
光でドラムを照射し、ドラム上に静電潜像を作り、現像
剤、転写、定着を経てコピー画像を形成している。
【0066】よってデジタル複写機に図1に示すように
インターフェイス500を接続することにより、スキャ
ナ部で読み取った原稿の信号を他のファクシミリ501
に転送したり、逆に他のファクシミリ501から受けた
電気信号を、インターフェイス500を通してプリンタ
部へ送り画像を転写紙に写し出すことも可能である。ま
た、同様にパソコンの様なコンピュータ機器502から
受けた画像信号をインターフェイス500を通してプリ
ンタ部へ送り転写紙へコピーしたり、スキャナ部で読み
取った画像を、インターフェイス500を通じてパソコ
ンへとり込んだりすることができるようになっている。
【0067】上記したように、現在のデジタル複写機で
は、ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
1上へ載置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス500を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。
【0068】ところで、このように本装置100を使用
するためにはシートを別々のトレイに分類して積載した
り、ユーザの希望によっては、トレイの各々に番号づけ
を行って、ユーザの希望のトレイ上へシートを積載する
必要がある。
【0069】このため、本実施例においては、例えば第
1トレイ23にはファクシミリの出力紙、第2トレイ2
4にはパソコンからの出力紙、第3トレイ25にはコピ
ーモード時の出力紙を積載するようにしている。そし
て、次にこのように各トレイにシートを排出する動作に
ついて説明する。
【0070】まず、図13に示すパソコンからの出力紙
をある枚数受けた状態からコピーモードのシートSを積
載する場合、即ち第3トレイ25を使用する場合につい
て説明する。
【0071】パソコンからの出力紙をある枚数受けた状
態から第3トレイ25を使用する場合は、トレイユニッ
ト26が下降して第3トレイ25の1枚目のシートを受
ける位置へ移動するが、この動作は、コピーモード時に
おいて、トレイ内の積載枚数が最大になっていなくとも
下降する点を除くと同一である。
【0072】次に、第2トレイ24にパソコンの出力紙
等をある枚数受けた状態で、ファクシミリ等の出力紙を
積載する場合、即ち第1トレイ23を使用する場合につ
いて説明する。
【0073】第2トレイ24にシートを積載したまま、
第1トレイ23にシートを積載するためにトレイユニッ
ト26が上昇する。この際、図5の斜線で示す空間Fに
シートSが入り込むことのないよう、図8に示すように
ストッパ30が第1位置まで回動してシャッタ部30a
にて空間F(図5参照)を塞ぐので、トレイ24がシー
トSを積載したままで上方へ移動することが可能とな
る。なお、このシャッタ部30aのシートと当接する面
は、回動ガイド31の摺動面31b(図6参照)及び下
部スノコガイド27aと同様にシートSが滑りやすいよ
うにリブ形状となっている。
【0074】ところで、このようにトレイが上昇する
際、ストッパ30は移動阻止部材39により抑えられて
いるので、シャッタ部30aがシートとの間の摩擦力に
よって回動して排出口50を開くのを防ぐことができる
ようになっている。また、このようにストッパ30の回
動を防ぐことにより、回動ガイド31の上方回動を防ぐ
ことができ、これにより上部スノコガイド27の切欠き
部271が開くのを防ぐことができるようになってい
る。
【0075】そして、このような構成をもつことによ
り、シートSが排出口50に逆流することなく通過する
ことが可能となり、これによりトレイ24はシートSを
積載したまま上方に移動することが可能となる。
【0076】以上説明した動作は第2トレイ24から第
1トレイ23に移動する場合の動作であるが、いずれの
トレイからスタートしても同様である。
【0077】次に、シート後処理装置のステイプル動作
について説明する。
【0078】まず、ステイプルを行ってコピーをとるス
テイプルソート時には、積載トレイ23,24,25に
直接積載せず、まず図2におけるステイプルトレイ38
に積載する。
【0079】なお、ユーザによってステイプルソートモ
ードが選択されると、回動ガイド31は図9に示すよう
に第1位置まで上方に回動するが、このように回動ガイ
ド31が回動するとローラガイド34はバネ37により
下部スノコガイド27aと同一面となる位置に保持さ
れ、ローラガイド34の係止爪35はトレイ積載面の上
側端部へ突出する。
【0080】この状態で、複写装置本体100から排出
されてきたシートは、搬送パス6を通り、ローラ対1
7,18に渡された後、このローラ対17,18より排
出されるようになるが回動ガイド31が上方に回動して
いるため、シートは排出されずステイプルトレイ38上
に積載される。
【0081】ここで、このステイプルトレイ38は、シ
ートSが自重でステイプルトレイ38上に積載されるよ
うな角度で本体1の内部に取り付けられている。また、
トレイ24は、シートSの後端を支えて排出方向上流側
へ戻るのを補助するよう図14に示すようにノンステイ
プルモード時よりも上側に位置するようになっている。
【0082】一方、同図に示すようにステイプルトレイ
38上へ排出されたシートSは、ステイプルトレイ38
の傾斜及びトレイ24のシート落下位置を高めにとるこ
とにより、排出方向上流側へ自重落下するのを補助され
ているが、さらに排出ローラ17と同期して矢印方向へ
回転する排出整合ベルト19によりステイプルトレイ3
8上の上流側方向へ付勢されている。
【0083】よって、シートSはつき当て板20につき
当たって排出方向に対して垂直な方向に対して整合され
る。またシートSの幅方向の整合は幅よせガイド21
(図3、4参照)によって、シートSがステイプルトレ
イ38に落下して、つき当て板20につき当たる所定の
時間で動作を開始し、シートSの幅寸法よりも所定の寸
法だけ本体奥側から手前側へ動作することにより、シー
トSは手前方向に整合される。以下、2枚目以下のシー
トSはユーザが設定した枚数がステイプルトレイ38上
にすべて積載されるまで上記動作がくり返される。
【0084】そして、図15に示すようにユーザが設定
した枚数がステイプルトレイ38上に整合されると、ス
テイプラが動作し、ユーザの設定した位置にステイプル
する動作を行う。なお、ステイプルが終了すれば図16
に示すように回動ガイド31が降下し、排出ローラ32
が矢印方向へ回転することで図17に示すようにトレイ
38上のステイプル済のシートSが排出される。
【0085】なお、ステイプル動作時には、順次、シー
トが複写装置100から排出されてくるため、次のジョ
ブの排出シートの先頭の1枚目を本体1内に滞留させ、
2枚目のシートと重ねて排出するという動作を行う。
【0086】その動作を図18から図21を用いて説明
する。図18はシートSが本体1内へ侵入し始めた状態
を示す。
【0087】複写装置100から排出された1枚目のシ
ートS1はフラッパ3,4の上流側端部が下方へ位置す
ることで、バッファーパス8へ送られる。バッファーパ
ス8へ送られたシートS1はバッファーローラ9に巻き
つく形で図示矢印方向へ送られる。ここで、フラッパ3
9はシートS1がローラ15の方向へ送られるように回
動し、センサ11でシートS1の先端を検知して図19
に示すような状態で停止する。
【0088】そして、同図に示すように2枚目のシート
S2が侵入してくると、バッファーローラ9は回転を開
始し、図20に示すように1枚目と2枚目のシートS
1,S2を重ねて搬送する。さらに、1枚目のシートS
1の後端がフラッパ39の位置をすぎると、図21に示
すようにフラッパ39は排出ローラ17,18の方向へ
シートSが送られるように回動し、2枚重ねたままステ
イプルトレイ38上へ排出される。以上の動作を行うこ
とで、ステイプラがステイプル動作を行っている時間は
排出ローラ17,18からシートSは排出されず、ステ
イプル動作を実行することが可能であり、かつ複写装置
100の動作も停止することがない。
【0089】またステイプル動作を行う時間をさらにか
せぐために、バッファーローラ9に3枚目以上のシート
Sを巻きつけることも可能である。
【0090】以上の動作をくり返すことで、複数のステ
イプルコピー束Saを作成するが、図9に示すように、
トレイ24上に既にステイプルしたコピー束Saが有る
際には、コピー束Saのたわみやふくらみが大きい場合
に既に積載されているコピー束Saの上端がシートSが
G点を上側へ越えてしまうと次シートが出てくる際に引
っ掛かってジャムしたり、幅よせガイド21が動作して
整合する際の負荷となって整合性が悪化することがあ
る。
【0091】しかし、この際、ローラガイド34は下部
スノコガイド27aと同一面をなす位置にあり、ローラ
ガイド34の係止爪35がトレイ24の上方に突出して
いるため、シートSの後端面を押えることができるので
ジャム等が生じるのを防ぐことができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
レイ移動時、排出口開閉部材と遮蔽部材とにより排出口
を塞ぐと共に、遮蔽部材の上部空間解放方向への回動を
排出口開閉部材により規制することにより、排出口を通
過するトレイに積載されたシートが排出口に侵入するの
を確実に防ぐことができる。さらに、排出口開閉部材の
排出口開放方向への移動を移動阻止部材により阻止する
ことができるので、積載シートの排出口への侵入をさら
に確実に防ぐことができる。そして、このようにシート
の侵入を防ぐことにより、ロック状態を起こすことなく
トレイを上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシート後処理装置と複写装置
の断面図。
【図2】上記シート後処理装置の断面図。
【図3】上記シート後処理装置のステイプルトレイ部の
平面図。
【図4】上記ステイプルトレイ部の側面断面図。
【図5】上記シート後処理装置の要部拡大側面断面図。
【図6】上記シート後処理装置の回動ガイドが回動する
様子を示す図。
【図7】上記シート後処理装置の要部拡大側面断面図。
【図8】上記回動ガイドが排出口を塞いだ様子を示す
図。
【図9】上記回動ガイドが上方回動した様子を示す図。
【図10】上記シート後処理装置のストッパと移動阻止
部材との関係を示す図。
【図11】上記シート後処理装置のローラガイドが第2
位置にあるときの様子を示す図。
【図12】上記シート後処理装置の第2トレイにシート
を排出する様子を示す図。
【図13】パソコンからの出力紙を第2トレイに積載し
た様子を示す図。
【図14】ステイプルソート時における上記第2トレイ
の状態を示す図。
【図15】ユーザが設定した枚数がステイプルトレイ上
に整合された状態を示す図。
【図16】ステイプル済のシートが排出される様子を示
す図。
【図17】ステイプル済シートが排出された様子を示す
図。
【図18】上記シート後処理装置内へシートが侵入し始
めた状態を示す図。
【図19】1枚目のシートをバッファーローラに巻き付
けた様子を示す図。
【図20】1枚目と2枚目のシートS1,S2を重ねて
搬送する様子を示す図。
【図21】2枚のシートが重ねられた状態で排出される
様子を示す図。
【図22】従来のシート後処理装置の要部側面断面図。
【符号の説明】
1 シート後処理装置 23,24,25 トレイ 27 上部規制部材 30 ストッパ 31 回動ガイド 39 移動阻止部材 50 排出口 100 複写装置 S シート M 駆動源
フロントページの続き (72)発明者 並木 博昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川西 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート綴じ等の後処理を行う本体と、シ
    ートを排出するため前記本体の側壁面に形成された排出
    口と、前記壁面に傾斜した状態で取り付けられて前記排
    出口より排出されたシートを積載する上下方向に移動可
    能なトレイとを備えたシート後処理装置において、 通常、前記排出口の上部空間を塞いで前記トレイに積載
    されたシートが該排出口内に侵入するのを防ぐ回動可能
    な遮蔽部材と、 トレイ移動時に回動して前記遮蔽部材と共に前記排出口
    を塞ぎ、前記排出口を通過するトレイに積載されたシー
    トが該排出口に侵入するのを防ぐ一方、前記遮蔽部材に
    当接して該遮蔽部材の上部空間解放方向への回動を規制
    する排出口開閉部材と、 を備えたことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記トレイ移動時、前記排出口開閉部材
    に当接して該排出口開閉部材の排出口開放方向への回動
    を阻止する移動阻止部材を備えると共に、前記移動阻止
    部材は、前記排出口開閉部材と共に回動し、該排出口開
    閉部材が前記排出口を塞ぐ位置に達したときに該排出口
    開閉部材に当接する位置に達するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 シートを排出する排出手段と、この排出
    手段より排出されたシートの排出方向上流側部分を支持
    する第1のトレイと、この第1のトレイに上流側部分を
    支持されたシートの下流側部分を支持する前記第1のト
    レイに対して上下動可能な第2のトレイと、前記第1の
    トレイと第2のトレイに渡って積載されたシートを前記
    第2のトレイに移動させる一対の移動手段と、前記第2
    のトレイに積載されたシートの上流側端部を規制する規
    制手段と、を有するシート後処理装置において、 前記一対の移動手段の一方は、シートを移動する第1位
    置と、シート搬送路から退避する第2位置へ揺動可能で
    あり、前記一対の移動手段が前記第1位置において揺動
    を禁止する固定部材を持ち、この固定部材が前記第1の
    トレイのシート排出口を前記規制部材と係合して閉じ、
    前記第2のトレイからのシートの逆流を防ぐ機能を持つ
    退避可能な固定制止部材であることを特徴とするシート
    後処理装置。
  4. 【請求項4】 画像形成部と、この画像形成部にて画像
    形成されたシートの後処理を行うシート後処理装置とを
    備えてなる画像形成装置において、 前記シート後処理装置が請求項1乃至3記載のシート後
    処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
JP7203680A 1995-08-09 1995-08-09 シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置 Withdrawn JPH0948560A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7203680A JPH0948560A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7203680A JPH0948560A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0948560A true JPH0948560A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16478069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7203680A Withdrawn JPH0948560A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0948560A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020083603A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社リコー 後処理装置、画像形成システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020083603A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社リコー 後処理装置、画像形成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3202568B2 (ja) シート集積装置及びそれを備えた画像形成装置
US7264236B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus having such sheet processing apparatus
JPH0948554A (ja) シ−ト後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
US6176480B1 (en) Sheet stacking apparatus
JP3480834B2 (ja) 排紙機構及びこれを備えた画像形成装置
JP3273465B2 (ja) シート処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP3415708B2 (ja) シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4498567B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3673575B2 (ja) シート集積装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH10218476A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2002037512A (ja) シート後処理装置とこの装置を備えた画像形成装置
JP3658050B2 (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH0948560A (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4097046B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP3332710B2 (ja) シート集積装置及び画像形成装置
JP3658051B2 (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3610126B2 (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3273351B2 (ja) シ−ト後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH10310316A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP3647086B2 (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3618852B2 (ja) シート処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4695336B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JPH09221259A (ja) シート集積装置及び画像形成装置
JP4054606B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JPH10310314A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105