JP2020083603A - 後処理装置、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】後処理装置において、ユーザに対する安全性を向上させる。【解決手段】記録媒体に対して後処理を施す後処理部と、移動可能に設けられ、前記記録媒体を整合する整合部と、前記整合部により前記記録媒体が整合される整合領域と前記後処理部により前記記録媒体に対して前記後処理が施される後処理領域とを遮断する遮断部とを備え、前記整合部の移動に連動して、前記遮断部によって前記整合領域と前記後処理領域とが遮断された遮断状態が解除されることを特徴とする。【選択図】図17

Description

本発明は、後処理装置、画像形成システムに関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタなどの画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置として、印刷出力後の用紙に対してステープル処理などの後処理を行う後処理装置を備える構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、用紙の搬送方向にステープル処理を行う処理機構を備えた後処理装置について、処理機構を覆うようにシャッタを設けた構成が開示されている。特許文献1では、センサ信号に基づいて積載されている用紙に対するシャッタの位置を制御することより、処理機構に対するユーザの接触を阻止することができる。
しかし、特許文献1に開示されている技術は、センサが故障した際には用紙に対してユーザの接触を阻止できないため、処理機構にユーザが接触するおそれがある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、後処理装置において、ユーザに対する安全性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、記録媒体に対して後処理を施す後処理部と、移動可能に設けられ、前記記録媒体を整合する整合部と、前記整合部により前記記録媒体が整合される整合領域と前記後処理部により前記記録媒体に対して前記後処理が施される後処理領域とを遮断する遮断部とを備え、前記整合部の移動に連動して、前記遮断部によって前記整合領域と前記後処理領域とが遮断された遮断状態が解除されることを特徴とする。
本発明によれば、後処理装置において、ユーザに対する安全性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成図。 本発明の実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る後処理装置の平面図。 本発明の実施形態に係る後処理装置の概略構成を示す断面図。 本発明の実施形態に係るシフトモード時の後処理装置の平面図。 本発明の実施形態に係るシフトモード時の後処理装置の概略構成を示す断面図。 本発明の実施形態に係るシフトモード時の後処理装置の動作順序を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るステープルモード時の後処理装置の概略構成を示す断面図。 本発明の実施形態に係るステープルモード時の後処理装置の平面図。 本発明の実施形態に係るステープルモード時における後端ガイドおよび紙面検知センサの位置を示す平面図。 本発明の実施形態に係るステープルモード時における後端ガイドおよび紙面検知センサの位置を示す斜視図。 本発明の実施形態に係るステープルモード時における用紙の整合態様を示す平面図。 本発明の実施形態に係るステープル処理時における用紙の位置を示す図。 本発明の実施形態に係るステープル処理後の用紙の位置を示す図。 本発明の実施形態に係るステープルモード時の後処理装置の動作順序を示すフローチャート。 実施の形態1に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態1に係るシャッタ部材による遮断状態が解除される様子を示す図。 実施の形態2に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態2に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態2に係るステープルユニットへの給電状態を切り替える切替機構の概要を示す図。 実施の形態2に係るステープルユニットへの給電状態を切り替える切替機構の概要を示す図。 実施の形態2に係るステープルユニットへの給電状態を切り替える切替機構の概要を示す図。 実施の形態2に係る後処理装置の動作順序を示すフローチャート。 実施の形態3に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態3に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態3に係るジョガーフェンス、透過型センサ、規制機構の位置関係を示す図。 実施の形態3に係るジョガーフェンス、透過型センサ、規制機構の位置関係を示す図。 実施の形態3に係るジョガーフェンス、透過型センサ、規制機構の位置関係を示す図。 実施の形態3に係る後処理装置の動作順序を示すフローチャート。 実施の形態3に係るシャッタ部材の他の例を示す図。 実施の形態3に係るシャッタ部材の他の例を示す図。 実施の形態3に係るシャッタ部材の他の例を示す図。 実施の形態4に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態5に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態6に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態6に係る後処理装置の概略構成を示す斜視図。 実施の形態6に係る後処理装置の他の概略構成を示す斜視図。 実施の形態6に係る後処理装置の他の概略構成を示す斜視図。 本発明のその他の実施形態に係る処理装置の概略構成を示す斜視図。 本発明のその他の実施形態に係る処理装置の概略構成を示す斜視図。 本発明のその他の実施形態に係る処理装置の概略構成を示す斜視図。 本発明のその他の実施形態に係るガイド部材を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像形成出力が行われた後の用紙Pなどの記録媒体に対してステープル処理などの後処理を行う後処理装置200を備えた画像形成システム1について説明する。なお、以下の説明において同一の構成箇所については図面上にて同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1の概略構成図である。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100、後処理装置200、画像読取装置300を備えて構成されている。
画像形成装置100は、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置である。画像形成装置100は、4色の作像ユニットが配列された作像部110、作像部110の下方に隣接して設けられた光書込み部113、作像部110の下方に設けられた給紙部120、給紙部120でピックアップされた用紙Pなどの記録媒体を二次転写部140および定着部150に搬送する給紙搬送路130(縦搬送路)、画像が定着された用紙Pを後処理装置200に搬送する排紙搬送路160、一面(例えば、用紙Pの表面)に画像が形成された用紙Pを反転し、他面(例えば、用紙Pの裏面)に画像形成させるために用紙Pを搬送する両面搬送路170を備える。
作像部110は、YMCK各色用の感光体ドラム、感光体ドラムの外周に沿って配置された帯電ユニット、現像ユニット、1次転写ユニット、クリーニングユニット、および、除電ユニットを含んで構成される作像ステーション111と、感光体ドラムに形成された画像を1次転写ユニットによって中間転写する中間転写ベルト112と、感光体ドラムに色ごとに画像を書き込む光書込み部113とを備えている。
光書込み部113は、作像ステーション111の下側に配置され、中間転写ベルト112は作像ステーション111の上側に配置されている。中間転写ベルト112は複数の支持ローラ114によって回転可能に支持されている。
支持ローラ114は二次転写部140で中間転写ベルト112を介して2次転写ローラ115と対向し、中間転写ベルト112上の画像を用紙Pに2次転写できるようになっている。なお、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置の画像形成プロセスは公知であり、本発明の要旨とは直接関係しないので、詳細な説明は省略する。
給紙部120は給紙トレイ121、ピックアップローラ122、給紙搬送ローラ123を備える。給紙部120は、給紙トレイ121からピックアップした用紙Pを給紙搬送路130に沿って上方に送り出す。送り出された用紙Pは二次転写部140で画像が転写され、定着部150に送られる。
定着部150は定着ローラと加圧ローラとを備える。定着部150は、定着ローラと加圧ローラとの間のニップに用紙Pを通過させ、この間に用紙Pに対して加熱および加圧を行い、着色剤であるトナーを用紙Pに定着させる。
定着部150の用紙Pの搬送方向下流には、排紙搬送路160と両面搬送路170が設けられている。排紙搬送路160および両面搬送路170は、分岐爪161によって2方向に分岐している。
これにより、用紙Pが後処理装置200側に搬送される場合と、両面搬送路170に搬送される場合とにおいて、それぞれの搬送路が選択される。なお、分岐爪161の用紙Pの搬送方向上流には、用紙Pを搬送させるための分岐搬送ローラ162が設けられている。
後処理装置200は、画像形成装置100の装置本体の内部に配置され、あるいは、画像形成装置100の装置本体の上部に配置されている。後処理装置200は、画像形成装置100から搬送された画像形成済みの用紙Pに対して所定の処理を施し、この用紙Pを搬送方向の最下流に位置する排紙トレイ204に積載する。後処理装置200の詳細については後述する。
なお、図1に示すように、画像形成システム1においては、後処理装置200は、画像形成装置100と画像読取装置300との間であって、画像形成装置100の筐体の上面に形成された排紙トレイ180、いわゆる筐体上の空間部であった部分(胴内)に装着される。これにより、空間の有効利用および省スペース化を図ることができる。
画像読取装置300は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を光走査して原稿面に表現された画像を読み取る公知のものである。画像読取装置300自体の構成および機能については、本発明の要旨とは直接関係しないため詳細な説明を省略する。
このように構成された画像形成装置100においては、画像読取装置300から読み取られた原稿データ、あるいは、外部のPCなどから転送された印刷データに基づいて光書き込みに使用する画像データが生成される。
そして、光書込み部113が、生成された画像データに基づいて各感光体ドラムに対して光書き込みを行い、作像ステーション111で色ごとに形成された画像が順次、中間転写ベルト112に転写されることにより、4色の画像が重畳されたカラー画像が中間転写ベルト112上に形成される。
一方、給紙トレイ121からは、画像形成が行われるタイミングに応じて用紙Pが給送される。用紙Pは、二次転写部140の直前のレジストローラ位置で一旦停止し、中間転写ベルト112上に形成された画像の先端とタイミングを合わせるように送り出される。そして、用紙Pに対して二次転写部140で画像が2次転写され、定着部150へと送り込まれる。
定着部150で画像が定着された用紙Pは、片面印刷の場合および両面印刷の両面印刷後の場合には、分岐爪161の切り替え動作により排紙搬送路160側へ搬送され、両面印刷の場合には両面搬送路170側へ搬送される。
両面搬送路170に搬送された用紙Pは、反転後、二次転写部140に送り込まれて、他の面側に画像が形成された後、排紙搬送路160側に返送される。排紙搬送路160側に搬送された用紙Pは、後処理装置200に搬送され、後処理装置200で所定の用紙処理(後処理)を施し、あるいは、処理なしで排紙トレイ204に排紙される。
図2は、画像形成システム1の制御構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置100の制御は、CPU411、ROM412、RAM413、不揮発性RAM414、シリアルI/F415、タイマ416などによって構成される画像形成装置制御部410によって実行される。
画像形成装置100を制御するためのプログラムはROM412に格納され、CPU411は、ROM412に記憶されているプログラムを読み出してRAM413に展開する。CPU411は、制御に必要な情報をRAM413に記憶させ、RAM413をワーキングメモリとして使用しながらプログラムを実行して画像形成装置100を制御する。
画像形成装置制御部410には、感光体などの作像部110で使用されるモータ、給紙部120、給紙搬送路130、および、両面搬送路170における各種モータやクラッチなどである直流負荷450および交流負荷470、また、定着ローラの温度を検出する温度センサや搬送されている用紙Pの厚さを検知する用紙厚検知センサ460aなどであるセンサ460が接続されている。また、画像形成装置制御部410には、画像読取装置300および操作表示部440が接続され、画像形成装置制御部410を介して各部が制御される。
後処理装置200の制御は、CPU401、ROM402、RAM403、シリアルI/F404、タイマ405などによって構成される後処理装置制御部400によって実行される。
後処理装置200を制御するためのプログラムはROM402に格納され、CPU401はROM402に記憶されているプログラムを読み出してRAM403に展開する。CPU401は、さらに制御に必要な情報をRAM403に記憶させ、RAM403をワーキングメモリとして使用しながらプログラムを実行することにより、後処理を実行するステープルユニット209などを実現する直流負荷420を制御する。
画像形成装置100と後処理装置200は、シリアルI/F415とシリアルI/F404を介して用紙Pの搬送を制御するために必要なコマンドのやり取りを行う。後処理装置制御部400のCPU401は、画像形成装置100から受信したコマンドおよび紙面検知センサ211から得られる用紙Pの位置を示す用紙位置情報に基づいて、図4において示す後処理装置200を構成する各部の制御を実行する。
すなわち、画像形成装置100から受信したコマンドおよび紙面検知センサ211から得られる用紙Pの位置を示す用紙位置情報に基づいて、後処理装置制御部400において、入口ローラ対202および排紙ローラ対203の駆動制御、ジョガーフェンス205、206の幅方向の駆動制御、後端ガイド208および先端ストッパ207の駆動制御、ステープルユニット209の駆動制御が行われる。
図3は、後処理装置200の平面図、図4は、後処理装置200の概略構成を示す断面図である。後処理装置200は、用紙Pの搬送方向上流側から入口ローラ対202、紙面検知センサ211、後端基準フェンス210、排紙ローラ対203、奥側および手前側のジョガーフェンス205、206、後端ガイド208、ステープルユニット209、先端ストッパ207および排紙トレイ204を備えている。
すなわち、後処理装置200の用紙受け入れ部には画像形成装置100の排紙搬送路160から用紙Pを受け入れるガイド板201が配置される。また、ガイド板201の用紙Pの搬送方向最上流側に入口ローラ対202が配置され、最下流側に用紙Pをシフトして排紙トレイ204に排紙する機能を有する排紙ローラ対203が設けられる。そして、モータが入口ローラ対202および排紙ローラ対203を回転させることによって、ガイド板201に沿って用紙Pが排紙トレイ204に搬送される。
排紙動作は、用紙Pをシフト動作させて排紙するシフトモード(用紙Pに対して後処理を施すことなく排紙するので、「ストレート排紙モード」とも言う。)と、複数の用紙Pを綴じて排紙するステープルモードとで異なる。ここでは、モード別に各部構成について説明する。
シフトモードとは、用紙Pを排紙する際に所定枚数ごとに用紙Pの搬送方向と垂直な方向に用紙Pの排紙位置をずらし、この「ずれ」により用紙Pを仕分けするモードである。
排紙ローラ対203は、ガイド板201において用紙Pの搬送方向の最下流の端部に設けられ、シフトモータにより用紙Pの搬送方向に対して垂直な方向に往復駆動される。したがって、シフトモード時には、所定枚数ごとに用紙Pの搬送方向と垂直な方向に排紙ローラ対203が移動され、排紙ローラ対203が用紙Pの搬送方向に垂直な方向に移動した分だけ用紙Pがずれた状態で排紙トレイ204に排紙される。
用紙Pの搬送方向に垂直な方向に排紙ローラ対203が移動した分だけ用紙Pをずらす動作がいわゆるシフト動作である。このように、用紙Pが排紙トレイ204に積載される際に所定枚数ごとに用紙Pの排紙位置に交互にずれが生じることにより、用紙Pがしわけられる。なお、シフトさせるシフト機構自体は公知の機構であるので、ここでの説明は省略する。
図5は、シフトモード時の後処理装置200の平面図、図6は、シフトモード時の後処理装置200の概略構成を示す断面図である。また、図7は、シフトモード時の後処理装置200の動作順序を示すフローチャートである。
シフトモードによって用紙Pを排紙する際、ジョガーフェンス205、206は、ジョガーフェンス移動モータにより排紙トレイ204の上部の空間から外側へ退避する(S701)。ジョガーフェンス205、206が退避した後、先端ストッパ207が先端ストッパ駆動モータにより待機位置W1まで移動する(S702)。また、排紙トレイ204は、排紙トレイ昇降モータによってジョガーフェンス205、206の高さになるまで上昇する(S703)。
先端ストッパ207の待機位置W1は、ジョガーフェンス205、206の用紙後端受け部から排紙される用紙用+25mmの位置であることが望ましい。なお、紙面検知センサ211は、デフォルト状態では、排紙トレイ204の高さを検知可能な位置に待機している。
このとき、紙面検知センサ211は、排紙トレイ204の高さが、ジョガーフェンス205、206未満であった場合はOFF(S704/NO)、ジョガーフェンス205、206の高さ以上になった場合はONになるように構成されている(S704/YES)。したがって、紙面検知センサ211は、ON/OFFが切り替わることにより排紙トレイ204の高さの検知を可能としている。
排紙トレイ204がジョガーフェンス205、206の位置まで上昇したことを、フィラー211aの移動によって紙面検知センサ211AがONになることによって検知する(S704/YES)と、排紙トレイ204は上昇動作を停止させる(S705)。排紙トレイ204が上昇動作を停止すると、紙面検知センサ211は、軸を中心に回転し、アーム部先端部を後端基準フェンス210内に退避させる(S706)。
各ユニットの移動完了後、排紙ローラ対203から用紙Pが排紙トレイ204に排紙され(S707)、用紙Pの後端が排紙ローラ対203から抜けるタイミングにおいて、後端ガイド208のアーム部先端部が、軸を中心に回転し排紙トレイ204に向けて下降する(S708)。この動作により、用紙Pの後端が排紙ローラ対203から落下しない状態のまま、次の用紙が排紙されることによって発生するジャムを防ぐことができる。
後端ガイド208のアーム部先端部が下降すると、先端ストッパ207は、待機位置W1から用紙Pの搬送方向上流側の用紙受け位置W2へ移動する(S709)。そして、先端ストッパ207とジョガーフェンス205、206の用紙後端受け部で用紙Pを挟み込むことによって、用紙Pの搬送方向の端部を一列に揃える位置揃えを行う。
以後、用紙Pの搬送方向の端部を一列に揃える位置揃えのことを、用紙Pを整合する、という。用紙Pを整合すると、先端ストッパ207は再び待機位置W1へと移動し(S710)、後端ガイド208のアーム部先端部は上昇する(S711)。
先端ストッパ207によって用紙Pが整合されると、紙面検知センサ211は退避位置から検知位置へと移動し(S712)、排紙トレイ204の高さの検知を行う(S713)。そして、排紙トレイ204は下降を開始し(S714)、紙面検知センサ211がOFFになると(S715/YES)、下降動作を停止する(S716)。
このとき、排紙トレイ204には、整合された用紙Pが積載されているため、紙面検知センサ211が検知するのは、積載された用紙Pの厚みを含めた排紙トレイ204の高さである。したがって、排紙トレイ204が積載された用紙Pの厚み分下降すると、紙面検知センサ211がOFF状態となる。
この一連の動作により、排紙ローラ対203のニップから排紙トレイ204に積載された最上部の用紙Pまでの距離が一定に保たれるため、排紙トレイ204に用紙Pの積載が可能になる。なお、排紙トレイ204の下降完了後、紙面検知センサ211は退避位置へと移動する。
このとき、排紙トレイ204の下降動作を、用紙Pが1枚につき1回ではなく、用紙Pが数枚ごとに1回実施してもよい。全ての印刷ジョブが完了する(S717/YES)と、排紙トレイ204は、最下部(デフォルト状態の位置)まで下降する(S718)。
そして、ジョガーフェンス205、206、および、先端ストッパ207は、S701の動作開始前の位置まで移動し(S719)、次の印刷ジョブの開始までその位置で待機する。
次に、ステープルモード時の排紙動作について説明する。ステープルモードとは、用紙Pを排紙する際に所定枚数ごとに用紙Pの束をステープラによって綴じて、排紙するモードである。図8は、ステープルモード時の後処理装置200の概略構成を示す断面図、図9は、ステープルモード時の後処理装置200の平面図である。
また、図10は、ステープルモード時における後端ガイド208および紙面検知センサ211の位置を示す平面図である。図11は、ステープルモード時における後端ガイド208および紙面検知センサ211の位置を示す斜視図である。
そして、図12は、ステープルモード時における用紙Pの整合態様を示す平面図である。図13は、ステープル処理時における用紙Pの位置を示す図である。図14は、ステープル処理後の用紙Pの位置を示す図である。図15は、ステープルモード時の後処理装置200の動作順序を示すフローチャートである。
ステープルモードによって用紙Pに対してステープル処理を行う際、排紙トレイ204、ジョガーフェンス205、206は、用紙受け位置へと移動する(S1501)。また、ステープルユニット209もモータによって、用紙Pに対してステープル処理を行う位置であるステープル位置へと移動する(S1502)。排紙トレイ204、ジョガーフェンス205、206が用紙受け位置へと移動すると、先端ストッパ207は、用紙受け位置W2へと移動する(S1503)。
このとき、排紙トレイ204は、ジョガーフェンス205、206の底面から30mm下方、ジョガーフェンス205、206の用紙受け位置は、排紙される用紙Pの紙幅に対し、それぞれ7mm外側に位置するように位置するのが望ましい。また、先端ストッパ207はジョガーフェンス205、206の用紙後端受け部から排紙される用紙用+25mmに位置するように設定するのが望ましい。
排紙トレイ204が規定位置まで移動したことを、フィラー211bの移動によって紙面検知センサ211BがONになることによって検知すると、紙面検知センサ211は、軸を中心に回転し、アーム部先端部を後端基準フェンス210内に退避させる(S1504)。
このとき、紙面検知センサ211Bの配置位置を、紙面検知センサ211Aとオフセット配置にする(ずらして配置すること)こともできる。このような場合、シフトモード時において、排紙トレイ204の高さ検知に利用したフィラー211aの移動によって、ステープルモード時の排紙トレイ204の規定位置を検知することができる。
また、このような場合には、フィラー211bを省いた構成であってもよくなる。なお、紙面検知センサ211は、デフォルト状態では、排紙トレイ204を検知可能な位置に待機している。
シフトモード時と同様に、紙面検知センサ211Bは、排紙トレイ204の高さがジョガーフェンス205、206の底面から30mm以下になった場合はON、排紙トレイ204の高さがジョガーフェンス205、206の底面+30mmより高くなった場合にはOFFになるようにも構成されている。したがって、紙面検知センサ211BのON/OFFが切り替わることによって排紙トレイ204の高さを検知することができる。
各ユニットの移動完了後、排紙ローラ対203から用紙Pが排紙トレイ204へと排紙され(S1505)、用紙Pの後端が排紙ローラ対203から抜けるタイミングにおいて、後端ガイド208のアーム部先端部は、軸を中心に回転し排紙トレイ204に向けて下降する(S1506)。この動作により用紙Pの後端が、排紙ローラ対203から落下しないまま、次の用紙が排紙されることによって発生するジャムを防ぐことができる。
図10および図11に示すように、後端ガイド208および紙面検知センサ211のそれぞれのアーム部は、用紙受け位置に位置するジョガーフェンス205、206に接触しない位置に設けられている。すなわち、後端ガイド208および紙面検知センサ211のそれぞれのアーム部が、ジョガーフェンス205、206との接触回避のために用紙Pの幅方向への移動を行う必要が無いようにレイアウトされている。
後端ガイド208アーム部先端部が下降した後、図9のように先端ストッパ207は、待機位置W3から搬送方向上流側の用紙受け位置W4へ移動し、先端ストッパ207とジョガーフェンス205、206の用紙後端受け部で用紙Pを挟み込むことで、用紙Pを整合する(S1507)。
用紙Pを整合すると同時に、ジョガーフェンス205とジョガーフェンス206は、それぞれ内側(用紙P側)へ移動し、用紙Pを整合する。このとき、用紙Pは用紙幅方向(用紙Pの搬送方向に垂直な方向)に整合される。整合が完了すると、ジョガーフェンス205、206、先端ストッパ207は、再び待機位置(先端ストッパ207は待機位置W1)へと移動し(S1508)、後端ガイド208アーム部先端部は上昇する(S1509)。
一連の整合動作を用紙Pの1枚目から最終紙まで繰り返し(S1510/NO)、最終紙の整合が完了する(S1510/YES)と、先端ストッパ207は、ジョガーフェンス205、206間から退避する(S1511)。そして、ジョガーフェンス205、206による用紙Pの幅方向(主走査方向)の挟み込み位置を相対的に維持した状態で、用紙Pの束を移動させる(S1512)。
S1512の処理において、具体的には、図10のように、ジョガーフェンス206の奥側に配置されているステープルユニット209でステープル処理(綴じ処理)を行うことができる位置(以後、ステープル位置と言う)まで、ジョガーフェンス205、206により用紙Pの束を移動させる。ジョガーフェンス205、206がステープル位置まで移動すると、ステープルユニット209により用紙Pの束に対してステープル処理が行われる(S1513)。
ステープルユニット209によるステープル処理完了後、図11のように、ジョガーフェンス205、206は用紙Pに対して幅方向に整合を行っていた位置まで移動する(S1514)。また、ジョガーフェンス205、206の移動に合わせて、先端ストッパ207も用紙受け位置W4まで移動する(S1515)。
ジョガーフェンス205、206、および、先端ストッパ207の移動が完了すると、ジョガーフェンス205、206は外側(用紙Pを幅方向に挟み込む方向とは逆側の向き)に向かって移動する。
これにより、ジョガーフェンス205、206の下部に位置する排紙トレイ204に用紙Pの束が落下する(S1516)。用紙Pの束が落下すると、ジョガーフェンス205、206、および、先端ストッパ207は、用紙受け位置へと移動する(S1517)。ジョガーフェンス205、206から用紙Pの束が落下すると、紙面検知センサ211は退避位置から検知位置へと移動し(S1518)、排紙トレイ204の高さの検知を行う(S1519)。
そして、排紙トレイ204は下降を開始し(S1520)、紙面検知センサ211がOFFになると(S1521/YES)、排紙トレイ204は、下降動作を停止する(S1522)。
このとき、排紙トレイ204には、ステープル処理が施された用紙Pが積載されているため、紙面検知センサ211が検知するのは、積載された用紙Pの厚みを含めた排紙トレイ204の高さである。したがって、排紙トレイ204が積載された用紙Pの厚み分下降すると、紙面検知センサ211がOFF状態となる。
これによりジョガーフェンス205、206の底面から、排紙トレイ204上の最上部の用紙Pまでの距離が一定に保たれるため、多数枚の積載が可能になる。全ての印刷ジョブが完了する(S1523/YES)と、排紙トレイ204は最下部(イニシャル位置)まで下降する(S1524)。
以上説明したような構成により、後処理装置200においては、シフトモードとステープルモードとの動作モードを使用して、印刷ジョブを実行することができる。
従来の後処理装置において、ジョガーフェンスは、ユーザの身体の一部や、用紙P以外の物体がステープルユニット209に接触できる程度の大きさに設計されている。ゆえに、ステープル処理を行う後処理機構を覆うようにシャッタを設け、センサ信号に基づいてシャッタを制御することにより、後処理機構へのユーザの接触を遮断していた。しかし、センサが故障した場合には後処理機構へユーザが接触可能な状態になり、安全性が確立されているとは言い難い。
そこで、本発明の実施形態に係る後処理装置200においては、センサ信号に基づいてシャッタを制御することなく、後処理が行われるタイミングにおいてのみ後処理機構の遮断状態が解除されるようにする。本発明においては、このようにすることにより、ユーザに対する安全性をより高めることを発明の要旨としている。
以下、本発明の各実施形態について、移動可能に設けられて、記録媒体である用紙Pを整合する整合部であるジョガーフェンス205、206と、用紙Pの搬送方向へ移動するステープルユニット209とを組み合わせた後処理装置200の基本的な動作形態および異なる部分について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同じ各部には同一の符号を付し、重複する説明については省略する。
実施の形態1.
図16は、実施の形態1に係る後処理装置200の概略構成を示す斜視図である。整合部であるジョガーフェンス205、206にて整合を行った用紙Pの束を、後処理部であるステープルユニット209にてステープル処理する。
このとき、ジョガーフェンス205、206をステープル位置まで移動させると、ジョガーフェンス205が遮断部であるシャッタ部材220に接触する。そして、図17に示すようにジョガーフェンス205の移動に連動して、シャッタ部材220がジョガーフェンス205に押されることで、シャッタ部材220は下部の支点を中心にして、ステープルユニット209側に回動する。すなわち、ジョガーフェンス205によってシャッタ部材220が押し出されるようにして開放され、ジョガーフェンス205とステープルユニット209とが遮断された遮断状態が解除される。
すなわち、ジョガーフェンス205によってシャッタ部材220が押し出されるようにして開放され、ジョガーフェンス205とステープルユニット209とが遮断された遮断状態が解除される。
なお、ジョガーフェンス205、206によって用紙Pがステープルユニット209に移動される場合にのみ、遮断状態が解除されるように構成してもよい。このような構成の場合、ステープルユニット209によるステープル処理は、ジョガーフェンス205、206によって整合が行われた用紙Pの束がステープルユニット209に到達することによって行われる。ゆえに、用紙Pが存在しないにも関わらず、ジョガーフェンス205およびステープルユニット209間の遮断状態が解除されることがなく、より安全性を向上させることができる。
なお、「ジョガーフェンス205とステープルユニット209とが遮断された遮断状態が解除される」とは、例えば、ジョガーフェンス205がシャッタ部材220に接触することにより、ステープルユニット209によって用紙Pに対して後処理が行われる領域である後処理領域とジョガーフェンス205、206によって用紙Pが整合される領域である整合領域とを隔てていたシャッタ部材220が移動して、後処理領域と整合領域を連通した状態にすることを指す。
シャッタ部材220は、トーションスプリングなどの付勢機構により、ジョガーフェンス205と接触していない状態においては直立状態を維持している。本実施形態において、シャッタ部材220の付勢機構は、ジョガーフェンス205の移動を阻害しない程度の力に調整されている。
なお、シャッタ部材220が、ジョガーフェンス205から押圧されることにより、開放されるように構成してもよい。その他の動作については、ステープルモード時と同様の動作を行う。
実施の形態2.
図18および図19は、実施の形態2に係る後処理装置200の概略構成を示す斜視図である。また、図20から図22は、実施の形態2に係るステープルユニット209への給電状態を切り替える切替機構の概要を示す図、図23は、本実施形態に係る後処理装置200の動作順序を示すフローチャートである。
本実施形態に係る後処理装置200は、ステープルユニット209への給電を遮断しているマイクロスイッチ303を含んで構成される。したがって、図23のフローチャートの説明において、図15と同じ動作を行う処理ブロックには同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
ジョガーフェンス205、206にて整合された用紙Pの束は、ステープルユニット209にてステープル処理される。このとき、ジョガーフェンス205、206をステープル位置まで移動させる(S1512)と、図19に示すように、透過型センサ221によってジョガーフェンス206が検知され、透過型センサ221がON状態となる(S2301)。
透過型センサ221によりジョガーフェンス206がステープル位置まで移動したことが検知されると、後処理装置制御部400は、ステッピングモータ301を回転させる。図20、図21に示すように、ステッピングモータ301が回転し、アーム部材302によりマイクロスイッチ303が押されてマイクロスイッチ303がON状態となると(S2302)、後処理装置制御部400は、ステープルユニット209への給電を開始する(S2303)。
給電が開始され、ジョガーフェンス205、206がステープル位置まで移動すると(S2304)、ステープルユニット209により用紙Pの束に対してステープル処理が行われる(S2305)。
ステープルユニット209によるステープル処理完了後、ジョガーフェンス205、206は用紙Pに対して幅方向に整合を行っていた位置(用紙揃え位置)まで移動する(S2306)。ステッピングモータ301は、透過型センサ221がONになる度にON/OFF状態を切り換えるように後処理装置制御部400によって制御されている。したがって、後処理装置制御部400は、給電制御部として、透過型センサ221は検知部として機能する。
したがって、ジョガーフェンス206がステープル位置から離れることにより透過型センサ221が再度ON状態になる(S2307)と、マイクロスイッチ303がOFF状態となり(S2308)、ステープルユニット209への給電が遮断される(S2309)。
そして、用紙揃え位置までジョガーフェンス205、206が移動すると(S2310)と、先端ストッパ207も用紙受け位置W4まで移動する(S1515)。以後の動作については、図15に示すフローチャートと同じであるため、説明を省略する。
なお、図22に示すように、マイクロスイッチ303のON/OFFを切り替える際に、アーム部材302の位置が特定の範囲に属している場合にのみ、マイクロスイッチ303が押されるように、アーム部材302の回転範囲を規制する回転範囲規制部材304を設ける構成であってもよい。
また、透過型センサ221はジョガーフェンス205がステープル位置まで移動したことを検知できるように配置されていてもよい。また、ジョガーフェンス205またはジョガーフェンス206がステープル位置よりも、ステープルユニット209側に位置するときには常に透過型センサ221がON状態となり、透過型センサ221がON状態の時のみインターロック手段による給電の遮断が解除される構成であってもよい。
実施の形態3.
図24および図25は、実施の形態3に係る後処理装置200の概略構成を示す斜視図である。また、図26から図28は、実施の形態3に係るジョガーフェンス206、透過型センサ221、規制機構222の位置関係を示す図、図29は、実施の形態3に係る後処理装置200の動作順序を示すフローチャートである。なお、図29において、図15および図23と同じ動作を行う処理ブロックについては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
ジョガーフェンス205、206にて整合された用紙Pの束は、ステープルユニット209にてステープル処理される。このとき、図24に示すジョガーフェンス205、206をステープル位置まで移動させる(S1512)と、図25に示すように、ジョガーフェンス206が透過型センサ221により検知され、透過型センサ221がON状態となる(S2301)。
透過型センサ221によりジョガーフェンス206がステープル位置まで移動したことが検知されると、シャッタ部材220が移動しないように、シャッタ部材220の開放を規制している規制部である規制機構222は、規制機構昇降機構によって移動する(図26から図27)。
具体的に、規制機構222は、シャッタ部材220の開放を規制しない位置へと移動し、それによち、シャッタ部材220が開放可能な状態となる(S2901、図27から図28)。そして、ジョガーフェンス205の移動によりシャッタ部材220が開放される(S2902、図28)。
なお、図26から図28において、規制機構222は垂直方向に上昇しているが、シャッタ部材220の開放を規制しない位置への移動であれば、どのような方向、軌跡で移動してもよい。
シャッタ部材220が開放され、ジョガーフェンス205とステープルユニット209との遮断状態が解除されると、ジョガーフェンス205、206はステープルユニット209に向かってさらに移動する(S2304)。そして、ステープルユニット209により用紙Pの束に対してステープル処理が行われる(S2305)。
ステープルユニット209によるステープル処理完了後、ジョガーフェンス205、206は用紙Pに対して幅方向に整合を行っていた位置(用紙揃え位置)まで移動する(S2306)。
規制機構222は透過型センサ221がONになるたびに、シャッタ部材220が規制状態を切り換えるように制御されている。したがって、ジョガーフェンス206がステープル位置から離れることにより(S2306)、シャッタ部材220は、ジョガーフェンス205とステープルユニット209とを遮断状態にする(S2903)。
また、ジョガーフェンス206がステープル位置から離れることにより、透過型センサ221が再度ON状態になる(S2904)。すると、後処理装置制御部400は、規制機構222をシャッタ部材220の開放を規制する位置へと移動させる。これにより、シャッタ部材220は、規制機構222により開放が規制された規制状態となる(S2905)。
また、透過型センサ221は、ジョガーフェンス205がステープル位置まで移動したことを検知できるように配置されていてもよい。また、ジョガーフェンス205または206がステープル位置よりステープルユニット側に位置するときには、常に透過型センサ221がON状態となり、透過型センサ221がON状態のときに、後処理装置制御部400が、規制機構222によるシャッタ部材220の規制状態を解除させる構成であってもよい。したがって、後処理装置制御部400は、規制解除部として機能する。
また、規制機構222を、ウォームギアを経由してモータ駆動によりシャッタ部材220を開閉する構成としてもよい。このような場合、ジョガーフェンス205の押し込みではなく、透過型センサ221の検知をトリガとしたモータ駆動により、シャッタ部材220が図30のように上昇する構成であってもよい。さらに、シャッタ部材220の移動方向は上下左右、分割して移動などどのような方向、形態で移動してもよい。
また、シャッタ部材220の構造として、図31および図32に示すようにステープルユニット209を直接覆うような形状に形成してもよい。このような場合、透過型センサ221の検知をトリガとしたモータ駆動により、シャッタ部材220を上昇させる構成としてもよい。
実施の形態4.
図33は、実施の形態4に係る後処理装置200の概略構成を示す斜視図である。本実施形態は、実施の形態2の透過型センサ221を2個に増やした構成に相当する。本実施形態においては、一対の透過型センサ221において同時にジョガーフェンス205、206がステープル位置に移動したことが検知された場合に、後処理装置制御部400は、ステープルユニット209への給電を遮断しているマイクロスイッチ303のON/OFF状態を切り替える切換機構を動作させ、ステープルユニット209への電力の供給を制御する。
また、ジョガーフェンス205、206がステープル位置よりステープルユニット209側に位置するときには、常に透過型センサ221がON状態となり、透過型センサ221がON状態の時のみ、マイクロスイッチ303のON/OFF状態を切り替える切換機構を動作させて電力の供給を再開する構成であってもよい。
実施の形態5.
図34は、実施の形態5に係る後処理装置200の概略構成を示す斜視図である。実施の形態5は、実施の形態3の後処理装置200の透過型センサ221を2個に増やした構成である。本実施形態において、一対の透過型センサ221で、同時にジョガーフェンス205、206が規定位置に移動したことを検知した場合に、後処理装置制御部400は、規制機構222をシャッタ部材220の開放を規制しない位置へと移動させ、シャッタ部材220の規制状態が解除される。
また、ジョガーフェンス205、206が、ステープル位置よりステープルユニット側に位置するときに、常に透過型センサ221がON状態となり、透過型センサ221がON状態の時にのみ、規制機構222の規制状態が解除される構成であってもよい。
実施の形態6.
図35および図36は、実施の形態6に係る後処理装置200の概略構成を示す斜視図である。図35において、透過型センサ221は、ジョガーフェンス205、206の上方のカバー部材223上に配置される。このような構成により、カバー部材223によりユーザが透過型センサ221に触れることができない構成となっている。
なお、図36は、図35の構成に加え規制機構222を備える後処理装置200の概略を示す図である。このように、透過型センサ221にユーザが接触できない構成にすることにより、透過型センサ221がON状態となることを防ぎ、シャッタ部材220によるジョガーフェンス205とステープルユニット209との遮断状態が解除されることを防止できる。
また、図37および図38に示すように、図35および図36の構成について、ジョガーフェンス205、206それぞれに透過型センサ221を設ける構成であってもよい。このような場合、透過型センサ221がシャッタ部材220近傍に配置される。したがって、ジョガーフェンス205が、シャッタ部材220近傍まで接近しない限り、ステープルユニット209への給電の遮断および規制機構222による規制状態が解除されない構成となっている。
その他の実施形態.
図39から図41は、本実施形態に係る後処理装置200の概略構成を示す斜視図である。本実施形態において、シャッタ部材220は、ユーザの手での同時押しが困難な間隔かつジョガーフェンス205で接触可能に配置されている接触検知センサ224を備える。
図39に示す構成において、接触検知センサ224が全て同時押しされると、後処理装置制御部400は、マイクロスイッチ303のON/OFF状態を切り替える切換機構を動作させ、ステープルユニット209への給電制御を開始する。
また、後処理装置制御部400は、図40に示す構成において、接触検知センサ224が全て同時押しされると、シャッタ部材220の開放を規制している規制機構222をシャッタ部材220の開放を規制しない位置へと移動させ、シャッタ部材220を開放させる。これにより、ステープルユニット209とジョガーフェンス205との遮断状態が解除される。
また、図41および図42に示すように、接触検知センサ224に、ジョガーフェンス205で接触可能ではあるものの、ユーザによる接触検知センサ224への接触を阻止する接触阻止部であるガイド部材225を設ける構成であってもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る後処理装置200は、後処理が行われるタイミングにおいてのみステープルユニット209の遮断状態が解除されるように構成されているため、ユーザに対する安全性をより高めることができる。
本発明は、説明した実施形態に限定されるものではなく、その他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用や効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。例えば、後処理装置200に含まれる構成として、ステープルユニット209以外にも、パンチ処理を行う機構や、針なしステープル処理を行う機構を用いてもよい。
1 画像形成システム
100 画像形成装置
110 作像部
111 作像ステーション
112 中間転写ベルト
113 光書込み部
114 支持ローラ
115 2次転写ローラ
120 給紙部
121 給紙トレイ
122 ピックアップローラ
123 給紙搬送ローラ
130 給紙搬送路
140 二次転写部
150 定着部
160 排紙搬送路
161 分岐爪
162 分岐搬送ローラ
170 両面搬送路
180 排紙トレイ
200 後処理装置
201 ガイド板
202 入口ローラ対
203 排紙ローラ対
204 排紙トレイ
205 ジョガーフェンス
206 ジョガーフェンス
207 先端ストッパ
208 後端ガイド
209 ステープルユニット
210 後端基準フェンス
211 紙面検知センサ
211A 紙面検知センサ
211B 紙面検知センサ
211a フィラー
211b フィラー
220 シャッタ部材
221 透過型センサ
222 規制機構
223 カバー部材
224 接触検知センサ
225 ガイド部材
300 画像読取装置
301 ステッピングモータ
302 アーム部材
303 マイクロスイッチ
400 後処理装置制御部
401 CPU
402 ROM
403 RAM
404 シリアルI/F
405 タイマ
410 画像形成装置制御部
411 CPU
412 ROM
413 RAM
414 不揮発性RAM
415 シリアルI/F
416 タイマ
420 直流負荷
440 操作表示部
450 直流負荷
460 センサ
470 交流負荷
P 用紙
特開2014−214023号公報

Claims (11)

  1. 記録媒体に対して後処理を施す後処理部と、
    移動可能に設けられ、前記記録媒体を整合する整合部と、
    前記整合部により前記記録媒体が整合される整合領域と前記後処理部により前記記録媒体に対して前記後処理が施される後処理領域とを遮断する遮断部と
    を備え、
    前記整合部の移動に連動して、前記遮断部によって前記整合領域と前記後処理領域とが遮断された遮断状態が解除されることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記整合部によって前記記録媒体が前記後処理部に移動される場合に、前記遮断状態が解除される
    ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記遮断状態が解除され、前記整合部において整合された前記記録媒体が前記後処理部まで到達した場合に、前記後処理が実行される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記後処理部への電力の供給を制御する給電制御部と、
    前記整合部の位置を検知する検知部と
    を備え、
    前記給電制御部は、
    前記整合領域と前記後処理領域とが前記遮断状態である場合に、前記電力の供給を停止し、
    前記検知部によって、前記整合部が前記遮断部に接触可能な位置であることが検知された場合に、前記後処理部へ前記電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の後処理装置。
  5. 複数の前記検知部
    を備え、
    前記給電制御部は、
    複数の前記検知部の全てにおいて前記整合部が前記遮断部に接触可能な位置であることが検知された場合に、前記後処理部へ前記電力を供給する
    ことを特徴とする請求項4に記載の後処理装置。
  6. 前記遮断部の動作を規制する規制部と、
    前記規制部によって前記遮断部の動作が規制された規制状態を解除する規制解除部と
    前記整合部の位置を検知する検知部と
    を備え、
    前記規制解除部は、
    前記検知部によって、前記整合部が前記遮断部に接触可能な位置であることが検知された場合に、前記規制状態を解除する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の後処理装置。
  7. 複数の前記検知部
    を備え、
    前記規制解除部は、
    複数の前記検知部の全てにおいて前記整合部が前記遮断部に接触可能な位置であることが検知された場合に、前記規制状態を解除する
    ことを特徴とする請求項6に記載の後処理装置。
  8. 前記検知部は、
    ユーザの接触を阻止する接触阻止部を備える
    ことを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の後処理装置。
  9. 前記検知部は、
    前記整合部の上部に設けられている
    ことを特徴とする請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の後処理装置。
  10. 前記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置により画像が形成された前記記録媒体に前記後処理を施す請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の後処理装置と、
    を備える画像形成システム。
  11. 前記後処理装置は、
    前記画像形成装置の装置本体内または装置本体の上部に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
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