JPH09221259A - シート集積装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート集積装置及び画像形成装置

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Publication number
JPH09221259A
JPH09221259A JP8031084A JP3108496A JPH09221259A JP H09221259 A JPH09221259 A JP H09221259A JP 8031084 A JP8031084 A JP 8031084A JP 3108496 A JP3108496 A JP 3108496A JP H09221259 A JPH09221259 A JP H09221259A
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JP
Japan
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sheet
aligning
tray
discharge
roller
Prior art date
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Application number
JP8031084A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Watabe
知幸 渡部
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Aptex Inc
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Publication date
Application filed by Canon Aptex Inc filed Critical Canon Aptex Inc
Priority to JP8031084A priority Critical patent/JPH09221259A/ja
Publication of JPH09221259A publication Critical patent/JPH09221259A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを整合トレイに搬送する移動手段の搬
送速度よりも、該シートを後端規制部材に当接させて整
合する整合手段によるシートの搬送速度を高くすること
により、整合時間を短縮してシート束の整合・集積効率
を向上することができるシート集積装置及び画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 整合手段19によるシートを排出方向に
対向する逆の方向に搬送する速度Rを、移動手段32が
逆転してシートを排出方向に対向する逆の方向に搬送す
る速度Qよりも高く設定することにより、該シートの後
端を前記整合手段19の下方と整合トレイ38との間に
容易に挟持することができ、整合の時間を短縮すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体から画像
形成済みのカットシート(以下「シート」という)を排
出して集積するシート集積装置、並びに該シート集積装
置の構成を備えた複写機、プリンタ及びファクシミリ等
の画像形成装置に係り、詳しくは、シートを排出した
後、該シートを逆方向に搬送することによりシートを集
積するシート集積装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の画像形成装置におけ
るシート集積装置は、画像形成されたシートを当接させ
て整合するための後端規制部材を有するする整合トレイ
に整合して集積する際、該シートを整合トレイに搬送す
る移動手段の搬送速度と、該シートを前記後端規制部材
に当接させて整合する整合手段によるシートの搬送速度
が同一であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
シート集積装置においては、シートを整合トレイに搬送
する移動手段の搬送速度と、該シートを前記後端規制部
材に当接させて整合する整合手段によるシートの搬送速
度が同一であることにより、該シートの後端部分が整合
手段の位置に到達して該整合手段に接する際、シートが
上方に凸形状を形成するごとく湾曲して跳ね上がってし
まうため、整合手段により整合トレイ上において後端規
制部材の方向に搬送して整合するのに時間を要してい
た。このため、中速又は高速の画像形成装置から排出さ
れるシートの整合・集積に対応することが困難であっ
た。
【0004】特に、シートが既にカールしている場合
は、整合するのに更に時間を要するのみならず、シート
の後端が前記整合手段の下方と前記整合トレイとの間に
挟持することが困難になってしまうため、整合がばらつ
きシート束の品質の低下をきたしていた。
【0005】そこで、本発明は、シートを整合トレイに
搬送する移動手段の搬送速度よりも、該シートを前記後
端規制部材に当接させて整合する整合手段によるシート
の搬送速度を高くすることにより、整合時間を短縮して
シート束の整合・集積効率を向上することができるシー
ト集積装置及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、シートを排出するする排出
手段と、正転して前記シートを排出方向に搬送し、該シ
ートの後端が前記排出手段から離間したときに、該シー
トを排出方向に対向する逆の方向に搬送する逆転可能な
移動手段と、前記シートを整合する後端規制部材を有
し、該シートを載置する整合トレイと、前記整合トレイ
に載置したシートを排出方向に対向する逆の方向に搬送
して前記後端規制部材に当接させて該シートを整合する
整合手段と、を備え、前記整合手段による該シートを排
出方向に対向する逆の方向に搬送する速度が、前記移動
手段が逆転してシートを排出方向に対向する逆の方向に
搬送する速度よりも高いことを特徴とするシート集積装
置にある。
【0007】また、前記移動手段が、正転を停止して逆
転を開始するときに、該逆転速度が緩やかに立ち上がっ
てから一定速度に到達すると好ましい。
【0008】更に、前記整合手段が無端状のベルト部材
により構成される排出整合ベルトであってもよい。
【0009】また、前記整合手段が、前記排出手段が有
する排出ローラと前記押えコロに挟持された無端状のベ
ルト部材であると好ましい。
【0010】更に、前記整合手段を内周においてガイド
するガイドコロを設けるとよい。
【0011】そして、画像形成手段と、前記画像形成手
段により画像形成したシートを排出する排出手段と、正
転して前記シートを排出方向に搬送し、該シートの後端
が前記排出手段から離間したときに、該シートを排出方
向に対向する逆の方向に搬送する逆転可能な移動手段
と、前記シートを整合する後端規制部材を有し、該シー
トを載置する整合トレイと、前記整合トレイに載置した
シートを排出方向に対向する逆の方向に搬送して前記後
端規制部材に当接させて該シートを整合する整合手段
と、を備え、前記整合手段による該シートを排出方向に
対向する逆の方向に搬送する速度が、前記移動手段が逆
転してシートを排出方向に対向する逆の方向に搬送する
速度よりも高いことを特徴とする画像形成装置にある。
【0012】また、前記移動手段が、正転を停止して逆
転を開始するときに、該逆転速度が緩やかに立ち上がっ
てから一定速度に到達する画像形成装置であると好まし
い。
【0013】更に、前記整合手段が無端状のベルト部材
により構成される排出整合ベルトであることを特徴とす
る画像形成装置であってもよい。
【0014】また、前記整合手段が、前記排出手段が有
する排出ローラと前記押えコロに挟持された無端状のベ
ルト部材であることを特徴とする画像形成装置であって
もよい。
【0015】そして、前記整合手段を内周においてガイ
ドするガイドコロを設けたことを特徴とする画像形成装
置であると更に好ましい。
【0016】[作用]以上構成に基づき、シートを排出
する排出手段から排出されたシートは、移動手段により
更に搬送される。そして、前記シートの後端が前記排出
手段から離間すると、正転していた前記移動手段が逆転
して、整合トレイに載置したシートを排出方向に対向す
る逆の方向に搬送し、前記整合トレイに載置したシート
を排出方向に対向する逆の方向に搬送して前記後端規制
部材に当接させて該シートを整合する整合手段及び該整
合トレイが有するシートを整合する後端規制部材に接近
させる。このとき、前記整合手段による該シートを排出
方向に対向する逆の方向に搬送する速度が、前記移動手
段が逆転してシートを排出方向に対向する逆の方向に搬
送する速度よりも高いため、該シートの後端を前記整合
手段の下方と前記整合トレイとの間に容易に挟持するこ
とができ、整合の時間を短縮することができる。
【0017】また、前記移動手段が、正転を停止して逆
転を開始するときに、該逆転速度が緩やかに立ち上がっ
てから一定速度に到達することにより、シートを湾曲ま
たは座屈させることを防止できる。
【0018】更に、前記整合手段が無端状のベルト部材
により構成される排出整合ベルトであるため、該整合手
段を高速で回転しても前記シートに傷をつけることを防
止することができる。
【0019】また、前記無端状のベルト部材が、前記排
出手段が有する排出ローラと前記押えコロに挟持されて
いるため、個別に駆動手段を必要とせず、装置の簡略化
を図ることができる。
【0020】更に、前記無端状のベルト部材の内周に設
けたガイドコロにより、該無端状のベルト部材を高速で
回転しても変形することを防止できるため、該無端状の
ベルト部材が整合トレイに確実に当接するため、シート
の整合時間を短縮することができる。
【0021】そして、画像形成手段により画像形成した
シートを排出する排出手段から排出されたシートは、移
動手段により更に搬送される。そして、前記シートの後
端が前記排出手段から離間すると、正転していた前記移
動手段が逆転して、整合トレイに載置したシートを排出
方向に対向する逆の方向に搬送し、前記整合トレイに載
置したシートを排出方向に対向する逆の方向に搬送して
前記後端規制部材に当接させて該シートを整合する整合
手段及び該整合トレイが有するシートを整合する後端規
制部材に接近させる。このとき、前記整合手段による該
シートを排出方向に対向する逆の方向に搬送する速度
が、前記移動手段が逆転してシートを排出方向に対向す
る逆の方向に搬送する速度よりも高いため、該シートの
後端を前記整合手段の下方と前記整合トレイとの間に容
易に挟持することができ、画像形成装置における画像形
成及びシート整合の高速化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0023】図1は、本発明を適用できる画像形成装置
500の一例である複写装置の内部構成を示す図であ
る。同図において、1は本発明におけるシート集積装置
の本体、100は画像形成部である複写装置本体、20
0はサイズの異なる複数の用紙を積載するカセット、3
00は原稿の自動給送を行う原稿給送装置(以下「AD
F」という)である。
【0024】ところで、シート集積装置1の上部には、
ストッパ部材2が設けられており、シート集積装置1を
複写装置本体100に接続する際は、このストッパ部材
2によって複写装置本体100の側面に形成されている
ホールド部133に位置決め取り付けられている。さら
にシート集積装置1の下部には折り機ユニットもしくは
取付台70が構成され、この台70には移動可能なよう
にキャスター80が取り付けられている。
【0025】したがって、複写装置本体100の排紙部
付近でのジャム処理や、シート集積装置1と複写装置本
体100の受け渡し部でのジャム処理等を行う際は、ス
トッパ部材2を図2に示すX方向に回動してホールド部
との係合を解除し、次にシート集積装置1を水平方向に
移動して複写装置本体100から離間させることにより
容易に行うことができるようになっている。
【0026】一方、画像形成されたシートは、その後の
処理に応じてシート集積装置1若しくは取付台70の内
部に配設されている図示しない折り装置のどちらかに搬
送されるようになっている。
【0027】即ち、シート集積装置1でシートを処理す
る場合は、同図に示す複写装置本体100に近い側の第
1フラッパ3の上流側端部を下方向へ位置させ、第1フ
ラッパ3の下流側の第2フラッパ4の上流側端部を上方
向へ位置させることによりシートはローラ対5を通して
第1搬送パス6へ送られ、第1搬送パス6からさらに下
流側へ送られるようになる。なお、折り装置へシートを
搬送する場合は、第1フラッパ3の上流側端部を、同図
に示すように上方向へ位置させることにより、シートは
第3搬送パス7を通って図示破線矢印方向の先に位置す
る折り装置へ送られる。
【0028】ところで、同図において8は第2搬送パス
(バッファーパス)、9はバッファーローラ、14,1
5,16はバッファーコロ、10,11,12,13は
シート検知センサであり、通過シートの検知及び滞留シ
ートの検知等を行う。17は排出手段である第1排出ロ
ーラ(排出ローラ)、18は排出手段である押えコロ、
19は整合手段である排出整合ベルトであり、第1排出
ローラ17と、押えコロ18の間に挟持されて回転し、
かつベルト外れ防止策としてベルト内側の中央部付近に
図示しないエンドレスのリブを設け、前記第1排出ロー
ラ17と係合して回転する構成である。
【0029】また、21は幅よせ板であり、整合トレイ
であるステイプルトレイ38の下端に設けられ、シート
整合の際にシートの整合を行うためのものである(図
3)。20は後端規制部材であり、シートを順次積載す
る際のホームポジションと、ステイプラ22が前後動す
る際に退避する位置をとることができるように構成さ
れ、ステイプラ22の位置を変更する際にはステイプラ
22と同一位相にある前記後端規制部材20は、破線で
示す位置へ回動して退避することができるようになって
いる。
【0030】ところで、本実施の形態において、シート
の幅方向の整合は、図3、図4に示す幅よせガイド21
によって行なわれる。またステイプラ22は、用紙の2
ケ所とじ、手前側1ケ所とじ及び奥側1ケ所綴じを行う
よう、図3の矢印で示す範囲を移動してステイプルを行
うようになっている。なお、ここではステイプラ22の
動作説明は省略するが、ステイプラ22自体は、通常市
販されている電動(ソレノイド)あるいはモータ駆動の
自動ステイプル装置の構成とほぼ同一のもので、シート
に対してステイプル針を打ち込んでシートを綴じる構成
のものである。なお、図3、図4において、21aは整
合基準板である。
【0031】一方、図2において23,24,25はシ
ート集積装置本体1の側壁面1aに形成されている排出
口50から排出されるシートを積載するための第3段
目、第2段目、第1段目のトレイであり、26はこれら
トレイ23,24,25を上下方向にかつ本体1側に傾
斜した状態で取り付けているトレイユニットである。こ
こで、このトレイユニット26は、シート集積装置本体
1の側壁面1aに上下方向に移動可能に取り付けられる
と共に、その下部に内蔵される図示しない駆動源によっ
て上下方向に移動するようになっている。
【0032】また、シート集積装置1の側壁面1aに
は、前記トレイ23,24,25に積載されたシートの
傾斜端部に当接して排出されたシートの上流側への逆流
を防止又は支持するための上下の規制部材(以下上部ス
ノコガイド及び下部スノコガイドという)27,27a
が設けられている。
【0033】次いで、複写装置本体100の構成につい
て説明する。画像形成部である複写装置本体100にお
いて、101は原稿を積載する原稿台ガラス、103,
104はそれぞれ原稿の反射光の光路を変更する走査用
反射ミラー(走査ミラー)、105は合焦及び変倍機能
を有するレンズ、106はADF300より送られた原
稿を読み取るための照明ランプ及びミラーを持つ第1走
査ミラー、107はレジストローラ、108,110は
感光ドラム及び加圧ローラ、111は画像記録された記
録紙を定着側へ搬送する搬送ベルト、112は搬送され
てきた記録紙を熱圧着させる定着器である。
【0034】113,117は記録紙を搬送する搬送ロ
ーラ、114は搬送されてきた記録紙の搬送方向を切り
換えるためのフラッパ、115は記録紙をシート後処理
装置1の方向へ搬送する搬送ローラ、116は記録紙の
表裏を反転する反転パス、118は給紙カセットからの
用紙を感光ドラムユニット部へ搬送する搬送ローラ、1
19,120,121は手さしユニットから用紙を搬送
するローラ、手差しトレイ及び分離パッドである。12
2,123,125は感光ドラム上に画像を形成するた
めのレーザー及びポリゴンミラー、光路を変更するミラ
ーであり、124はポリゴンミラー123を駆動するた
めのモータである。
【0035】200は各サイズの用紙を種類別に積載
し、複写装置本体100からの信号により種類別に用紙
を本体へ供給する給紙カセットであり、201はカセッ
トから用紙を引き出す搬送ローラ、202はカセットか
ら引き出された用紙を上方へ受け渡す中間ローラであ
る。ところで、感光ドラム108の表面は光導電体と導
電体を用いたシームレス感光体からなり、このドラム1
08は回動可能に軸支されて、複写開始キーの押下に応
答して作動するメインモータ(図示せず)により、同図
の矢印の方向に回転を開始するようになっている。な
お、ドラム108の所定回転制御及び電位制御処理(前
処理)が終了すると、原稿台ガラス101上に置かれた
原稿は第1走査ミラー106と一体に構成された照明ラ
ンプにより照明され、その原稿の反射光は走査ミラー1
03,104を経てレンズ105を通り、レンズユニッ
ト内部の受光素子にて結像するようになっている。
【0036】ここで、この原稿からの反射光像は受光素
子において電気信号に変換されて画像処理部(図示せ
ず)へ送られる一方、この画像処理部においてユーザー
より本体が受けた所定のデータ処理が行われた後、レー
ザー112へ送られるようになっている。そして、この
データ処理が行われた電気信号はレーザー部112で光
に変換された後、ポリゴンミラー123、ミラー125
によって反射されて感光ドラム108上で静電潜像とな
ると共にトナーにより可視化されて後述するように転写
紙上に転写されるようになっている。
【0037】また、カセット200もしくは手差しトレ
イ120にセットされた転写紙は、給紙ローラ118,
119,201,202により複写装置本体100内に
送られ、レジストローラ109により、正確なタイミン
グをもって感光ドラム108の方向へ送られ、潜像先端
と転写紙の先端とが一致される。その後、感光ドラム1
08とローラ110との間を転写紙が通過することによ
り、ドラム108上のトナー像が転写紙上へ転写され
る。
【0038】なお、この後、転写紙はドラム108より
分離され、搬送ベルト111により定着器112へ導か
れ、加圧及び加熱により転写される。そして、このよう
にして画像形成された転写紙(以下「シート」という)
はフラッパ114により、排紙ローラ115の方向へ進
行させられ、印字面を上向きにして、シート後処理装置
1へ排出されるようになっている。
【0039】一方、ADF300において、301は原
稿束302をセットする積載トレイであり、例えば片面
原稿時は半月ローラ304及び分離ローラ303によっ
て、原稿束最下部から1枚ずつ分離し、搬送ローラ30
5及び全面ベルト306により原稿台ガラス101の露
光位置までパスI〜IIを介して搬送した後停止し、複写
動作のスタートに備えるようにしている。
【0040】なお、複写終了後、原稿はパスIVを介して
搬送大ローラ307によりパスVIに送られ、更に排紙ロ
ーラ308により再び原稿束302の上面に戻される。
また、309は原稿の一循環を検知するリサイクルレバ
ーであり、原稿給送開始時に原稿束の上部に載せられ、
原稿が順次給送されて最終原稿の後端がリサイクルレバ
ー309を抜ける時に自重で落下することで原稿の一循
環を検知するようになっている。
【0041】一方、両面原稿時は、原稿を一旦パスI、
IIからIII に導き、そこで回動可能な切換フラッパ31
0を切換ることで原稿の先端をパスIVに導き、搬送ロー
ラ305によりパスIIを通って全面ベルト306で原稿
台ガラス101上に搬送した後停止させる。つまり搬送
大ローラ307により、パスIII 〜IV〜IIのルートで原
稿の反転がなされる構成となっている。
【0042】次いで、図5ないしは図13に沿って、シ
ート集積装置1の構成について詳細に説明する。図5に
おいて、31は揺動部材である揺動ガイドであり、移動
手段である移動排出ローラ33を回転自在に保持すると
共に、シート排出時、図6に示すカム351が駆動源M
にて同図の矢印方向に回転することにより揺動軸31a
を支点として下方に揺動し、図5に示すように前記移動
排出ローラ33を移動手段である排出ローラ32に圧接
させるためのものである。なお、この揺動ガイド31
は、後述するステイプルモードの際には、移動排出ロー
ラ33を排出ローラ32から離間させるよう上方に揺動
して該移動排出ローラ33及び排出ローラ32をシート
搬出可能状態からシート搬出不能状態とする切り替え手
段としての役割を果たすようになっている。また、前記
揺動ガイド31のシートつき当て面31bには、リブ3
11が形成されている。
【0043】また、図5において、30はストッパであ
り、トレイ移動時に回動軸30aを支点として回動し、
上端部に形成されているシャッタ部30bにより図7の
実線にて示すように排出口50を塞いでトレイ24が排
出口50を通過する際、トレイ24に積載されているシ
ートSが排出口50に逆流するのを防ぐためのものであ
る。なお、このストッパ30は、シートを排出する場合
には、図5に示すY方向に回動して排出口50を解放す
るようになっており、また後述するステイプルモードの
際には、図8に示すように揺動ガイド31と同様に排出
口50を解放する方向に回動するようになっている。
【0044】さらに、図5において、34は排出された
シートSをトレイ24に案内するための案内部材である
ローラガイドであり、図9に示すように排出口50の下
部に回動可能に設けられると共に、水平アーム34a
と、該水平アーム34aより略直角に立設されている垂
直アーム34bとを有するものである(図5参照)。な
お、図9において、271は下部スノコガイド27aに
形成されたリブである。また、32aは排出ローラ32
が固定されると共に、図示しない駆動手段により回転す
る駆動軸であり、34cはローラガイド34の後端部を
固定してローラガイド34を回動自在に保持する揺動軸
部である。
【0045】ここで、このローラガイド34は、水平ア
ーム34aに取り付けられているバネ37により図5の
矢印A方向へ付勢され、ステイプルモードの際は、図8
に示すように下部スノコガイド27aと同一面を形成す
る位置(以下第2位置という)に保持されるようになっ
ている。そして、このように下部スノコガイド27aと
同一面を形成することにより、ステイプルモードの際、
トレイ24に積載されたシート束SaのシートSの傾斜
端が上方に湾曲した場合でも、この傾斜端は下部スノコ
ガイド27aと排出ローラ32との間に引っかかること
がないようにしている。
【0046】なお、本実施の形態においては、垂直アー
ム34bの上端部には係止爪35が外方に向かって突設
されており、ローラガイド34を第2位置に保持した際
には、この係止爪35はトレイ24の上方に突出するよ
うになっている。そして、このように係止爪35をトレ
イ24の上方に突出させることにより、トレイ24上に
積載済のシート束Saの最上枚のシートSの傾斜端が上
方に湾曲した場合でも、その上端がG点(図8)を越え
ないようにすることができ、これにより次シートが排出
される際に引っかかってジャムしたり、幅寄せガイド2
1が動作して整合する際の負荷となって整合性が悪化す
るのを防ぐことができる。
【0047】ところで、このローラガイド34は連動部
材であるリンク36を介して揺動ガイド31に連動して
揺動するようになっている。即ち、図5に示すように揺
動ガイド31が下方に揺動してリンク36の上部アーム
36aを押し下げると、リンク36が回動軸36bを支
点として下方に回動し、これに伴いリンク36の下部ア
ーム36cがローラガイド34の水平アーム34aを押
し下げるようになっている。
【0048】そして、このように水平アーム34aが押
し下げられると、ローラガイド34は、バネ37を伸ば
しながら揺動し、係止爪35の先端が少なくとも排出ロ
ーラ32の前端よりも後方となる位置(以下「第1位
置」という)に退避するようになっている。なお、この
バネ37及びリンク36により、ローラガイド34を回
動させる回動手段が構成される。
【0049】ここで、このようにローラガイド34が第
1位置に退避することにより、シート排出時、シートS
がローラガイド34と排出ローラ32との間で引っかか
るのを防ぐことができ、シートSを確実に排出すること
ができる(図5)。また、図10に示すように、ローラ
ガイド34と下部スノコガイド27aとの間に斜線Iで
示す逃げ面を形成することにより摩擦面が少なくなるた
め、排出されたシートSをスムーズにトレイ24に積載
することができるようになっている。尚、図21及び図
22は、ローラガイド34が無いときに起こり得る積載
の状態を示したものである。
【0050】一方、このローラガイド34は、揺動ガイ
ド31が上方に揺動すると、バネ37の復元力によりリ
ンク36を上方に回動させながら第2位置に戻るように
なっている。そして、このようにローラガイド34が第
2位置に戻ると、逃げ面Iが形成されなくなるので、ス
テイプルモード時におけるシートSの引っ掛かりを防ぐ
ことができるようにしている。
【0051】次に、このように構成されたシート集積装
置1及び当該装置を備えた画像形成装置500の作用に
ついて説明する。
【0052】例えば、ステイプルを行わずにシートを排
出する際には、前記第3段目、第2段目及び第1段目の
トレイ23,24,25に直接排出するようにしてい
る。図11は、前記第2段目のトレイ24にシートを排
出する場合を示す。ところで、ユーザによってノンステ
イプルモードが選択されると、カム351(図6参照)
により、揺動ガイド31が図5に示すように移動排出ロ
ーラ33を排出ローラ33に圧接させる位置まで揺動す
る。なお、この際、ストッパ30はY方向に回動して停
止している。また、ローラガイド34は、揺動ガイド3
1及びリンク36により第1位置に保持され、係止爪3
5は排出ローラ32の前端よりも奥に入り込んだ位置に
保持されている。
【0053】この状態で複写装置本体100から排出さ
れてきたシートは、図2に示す搬送パス6を通ってロー
ラ対5,17に渡され、ローラ対5,17によりさらに
下流側へ排出された後、前記揺動ガイド31によってト
レイ24の方向へ向けられ、排出ローラ32,33を経
て排出口50から排出されてトレイ24上へ順次積載さ
れる(図5)。なお、このシート排出時、シートSの状
態によりシートSが帯電していたり、シートS間の摩擦
係数が高く、はき出しが悪い場合があるが、ローラガイ
ド34が第1位置にあるので排出ローラ32でひっかか
ることなく排出され、図10に示すように排出ローラ3
2と下部スノコガイド27aとの間に形成された逃げ部
Iによりスムーズにトレイ24上に積載される。
【0054】一方、通常のシートSを大量にとる場合
は、まず前記トレイ23,24,25内に設置された紙
有りセンサ23a,24a,25a(図2参照)によ
り、該トレイ23,24,25上にシートが残っていな
いことを確認した後、トレイユニット26は、トレイ2
3の1枚目のシートを受ける所定の位置まで移動する。
さらに、シートの積載枚数が一定数になると、トレイユ
ニット26は積載済のシートの上面が1枚目のシートを
受けた面とほぼ同一になるよう定められた位置まで下降
する。上記動作をくり返して、トレイ内に最大積載量の
用紙が積載されたことを検知すると、複写装置本体10
0へ停止信号を出し、シートの排出を一時停止する。
【0055】次に、トレイユニット26は、前記トレイ
24にシートを積載するため、該トレイ24の1枚目の
シートを積載するよう定められた位置まで下降する。こ
の後、複写装置本体100にコピー動作を再開させ、シ
ートの積載を再開する、この後、前述と同じ動作をトレ
イ24が満載になるまでくり返す。なお、トレイ25に
シートを積載する場合も、トレイ23からトレイ24へ
移動する場合と同様である。
【0056】ところで、本実施の形態において、複写装
置本体100は、デジタル方式のものであり、このよう
な複写装置本体100は、原稿の画像を読みとるスキャ
ナ部と画像を再現するプリンタ部とで構成されており、
各々独自に動作することも可能である。即ち、スキャナ
部では原稿をランプで照射し、その反射光を受光素子で
小さな点(画素)に分解すると同時に原稿の濃淡に応じ
た電気信号に変換(光電変換)しており、プリンタ部で
はスキャナ部より送られてきた電気信号をもとに、レー
ザー光でドラムを照射し、ドラム上に静電潜像を作り、
現像剤、転写、定着を経てコピー画像を形成している。
【0057】よって、デジタル複写機に図1に示すよう
にインターフェイス501を接続することにより、スキ
ャナ部で読み取った原稿の信号を他のファクシミリ50
2に転送したり、逆に他のファクシミリ502から受け
た電気信号を、インターフェイス501を通してプリン
タ部へ送り画像を転写紙に写し出すことも可能である。
また、同様にパーソナルコンピュータ(以下「パソコ
ン」と称す)の様なコンピュータ機器503から受けた
画像信号をインターフェイス501を通してプリンタ部
へ送り転写紙へコピーしたり、スキャナ部で読み取った
画像を、インターフェイス501を通じてパソコンへと
り込んだりすることができるようになっている。
【0058】上記したように、現在のデジタル複写機で
は、ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
1上へ載置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス501を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。
【0059】ところで、このように本装置100を使用
するためにはシートを別々のトレイに分類して積載した
り、ユーザの希望によっては、トレイの各々に番号づけ
を行って、ユーザの希望のトレイ上へシートを積載する
必要がある。このため、本実施の形態においては、例え
ばトレイ23にはファクシミリの出力紙、トレイ24に
はパソコンからの出力紙、トレイ25にはコピーモード
時の出力紙を積載するようにしている。そして、次にこ
のように各トレイにシートを排出する動作について説明
する。
【0060】まず、図12に示すように、前記パソコン
503からの出力紙をある枚数受けた状態からコピーモ
ードのシートSを積載する場合、即ち第1段目のトレイ
25を使用する場合について説明する。パソコンからの
出力紙をある枚数受けた状態から前記第1段目のトレイ
25を使用する場合は、トレイユニット26(図2)が
下降して該トレイ25の1枚目のシートを受ける位置へ
移動するが、この動作は、コピーモード時において、ト
レイ内の積載枚数が最大になっていなくとも下降する点
を除くと同一である。
【0061】次に、第2段目のトレイ24にパソコンの
出力紙等をある枚数受けた状態で、ファクシミリ等の出
力紙を積載する場合、即ち第3段目のトレイ23を使用
する場合について説明する。第2段目のトレイ24にシ
ートを積載したまま、第3段目のトレイ23にシートを
積載するためにトレイユニット26が上昇する。この
際、図5の斜線で示すF部の空間にシートSが入り込む
ことのないよう、図7に示すようにストッパ30が回動
し、シャッタ部30bにてF部の空間を塞ぐので、第2
段目のトレイ24がシートSを積載したままで上方へ移
動することが可能となる。なお、このシャッタ部30b
のシートつき当て面は、揺動ガイド31のシートつき当
て面31b(図6参照)及び下部スノコガイド27aと
同様にシートSが滑りやすいようにリブ形状となってい
る。
【0062】そして、このような構成をもつことによ
り、シートSが排出口50に逆流することなく通過する
ことが可能となるため、第2段目のトレイ24はシート
Sを積載したまま上方に移動することが可能となる。ま
た、揺動ガイド31のシートつき当て面31bを上側ス
ノコガイド27の一部として利用することにより、トレ
イとトレイの間隔を狭めることが可能であり、トレイユ
ニット26を小型化することができる。
【0063】以上説明した動作は第2段目のトレイ24
から第3段目のトレイ23に移動する場合の動作である
が、いずれのトレイからスタートしても同様である。
【0064】次に、シート集積装置1におけるステイプ
ル動作について説明する。まず、ステイプルを行ってコ
ピーをとるステイプルソート時には、前記トレイ23,
24,25に直接積載せず、まず図2におけるステイプ
ルトレイ38に積載する。なお、ユーザによってステイ
プルソートモードが選択されると、以下に図13に沿っ
て述べるように動作する。
【0065】まず、1枚目のシートが搬送されてくる
際、揺動ガイド31は下降した状態(図13(a))で
待機していて、シートSは、第1排出ローラ17と第2
排出ローラ32とにより下流方向(図13において左方
向)に搬送される。前記シートSの後端がシート検知セ
ンサ13を通過して所定時間経過すると、第2排出ロー
ラ32は停止する。また、シートSは、その後端部(図
13において右端部)が第1排出ローラ17と共に回転
している排出整合ベルト19より所定量進行した位置
で、ステイプルトレイ38に載置されている(図13
(b))。尚、図中破線は、カ−ルしたシートの形状を
示している。次に、前記第2排出ローラ32が逆回転を
開始して、前記シートSは、搬送方向の上流側方向(図
13において右方向)に引き戻される(図13
(c))。その際、第1排出ローラ17と共に回転して
いる排出整合ベルト19の回転速度Rは、第2排出ロー
ラ32の逆転速度Qよりも速く(高く)なっている。し
たがって、シートが排出整合ベルト19により搬送され
る速度は、逆転している第2排出ローラ32により搬送
される速度よりも速く(高く)なっている。尚、前記排
出整合ベルト19の内周には、ガイドコロ40が接触し
ていて、該排出整合ベルト19が高速で回転しても変形
を防止することができることにより、該排出整合ベルト
19の下方部が常にステイプルトレイ38の上面に当接
するため、シートの整合が確実になされる。
【0066】そして、前記第2排出ローラ32が所定量
逆回転して、前記シートSの後端(搬送方向の上流側方
向に逆搬送されている場合の前進端)が前記排出整合ベ
ルト19に接する位置に達すると、前記揺動ガイド31
は図6に示す駆動源Mにより上方に揺動して開放し、前
記第2排出ローラ32と移動排出ローラ33との挟持か
ら前記シートSを解放する(図13(d))。従って、
前記シートSとステイプルトレイ38との摩擦が小さい
場合は、該シートSが自重により該ステイプルトレイ3
8の上面を滑落する状態になる。
【0067】次いで前記第1排出ローラ17及び排出整
合ベルト19は回転を継続して、前記シートSは、後端
規制部材20の位置まで搬送され、該シートSの前記後
端部が該後端規制部材20に当接することにより整合さ
れる。この際、前記第1排出ローラ17及び排出整合ベ
ルト19の回転速度Rは、所定時間経過後、速度Pに変
わる。更に、2枚目以降のシートSが搬送された場合、
該2枚目以降のシートSは、前記ステイプルトレイ38
の傾斜による自重で前記1枚目のシートの上面を前記排
出整合ベルト19の位置に達するまで滑落し、該排出整
合ベルト19によって滑落方向と同じ方向に搬送され、
確実に前記後端規制部材20により整合される。この
際、前記第1排出ローラ17及び排出整合ベルト19の
速度変化は、上述の速度変化と同じである。従って、1
枚目のシートS及び2枚目以降のシートSが前記後端規
制部材20を基準に整合されるため、整合速度及び整合
精度が向上する。
【0068】上記図13(d)に示す状態では、前記揺
動ガイド31が上方に開放してあるため、ローラガイド
34はバネ37により第2位置に保持された状態とな
り、該ローラガイド34の係止爪35は、第2のトレイ
であるトレイ24のの積載面の上側端部に突出する(図
8)。また、このステイプルトレイ38は、シートSが
自重でステイプルトレイ38上に積載されるような角度
で本体1の内部に取り付けられている。また、トレイ2
4は、図14に示すようにシートSの先端を支えて、シ
ートSが排出方向上流側へ戻るのを補助し、この位置は
ノンステイプルモード時よりも上側に位置するようにな
っている。
【0069】また、同図に示すようにステイプルトレイ
38上へ排出されたシートSは、ステイプルトレイ38
の傾斜及びトレイ24のシート落下位置を高めにとるこ
とにより、排出方向上流側へ自重落下するのを補助され
ているが、さらに排出ローラ17と同期して矢印方向へ
回転する排出整合ベルト19によりステイプルトレイ3
8上の上流側方向へ付勢されている。よって、シートS
は後端規制部材20につき当たって排出方向に対して垂
直な方向に対して整合される。またシートSの幅方向の
整合は幅よせガイド21(図3、4参照)によって、シ
ートSがステイプルトレイ38に落下して、該後端規制
部材20につき当たる所定の時間で動作を開始し、シー
トSの幅寸法よりも所定の寸法だけ本体奥側から手前側
へ動作することにより、シートSは手前方向に整合され
る。以下、2枚目以下のシートSはユーザが設定した枚
数がステイプルトレイ38上にすべて積載されるまで上
記動作がくり返される。
【0070】そして、図14に示すようにユーザが設定
した枚数がステイプルトレイ38上に整合されると、ス
テイプラ22が動作し(図3)、ユーザの設定した位置
にステイプルする動作を行う。ステイプルが終了する
と、図15に示すように揺動ガイド31が降下し、排出
ローラ32が矢印方向へ回転することで図16に示すよ
うにトレイ38上のステイプル済のシートSが排出され
る。
【0071】一方、ステイプル動作時には、順次、シー
トが複写装置100から排出されてくるため、次のジョ
ブの排出シートの先頭の1枚目を本体1内に滞留させ、
2枚目のシートと重ねて排出するという動作を行う。そ
の動作を図17から図20を用いて説明する。図17は
シートS1が本体1内へ侵入し始めた状態を示す。複写
装置100から排出された1枚目のシートS1はフラッ
パ3,4の上流側端部が下方へ位置することで、バッフ
ァーパス8へ送られる。バッファーパス8へ送られたシ
ートS1はバッファーローラ9に巻きつく形で図示矢印
方向へ送られる。ここで、フラッパ39はシートS1が
ローラ15の方向へ送られるように回動し、センサ11
でシートS1の先端を検知して図18に示すような状態
で停止する。
【0072】そして、同図に示すように2枚目のシート
S2が侵入してくると、バッファーローラ9は回転を開
始し、図19に示すように1枚目と2枚目のシートS
1,S2を重ねて搬送する。さらに、1枚目のシートS
1の後端がフラッパ39の位置をすぎると、図20に示
すようにフラッパ39は排出ローラ17,18の方向へ
シートSが送られるように回動し、2枚重ねたままステ
イプルトレイ38上へ排出される。以上の動作を行うこ
とで、ステイプラがステイプル動作を行っている時間は
排出ローラ17,18からシートSは排出されず、ステ
イプル動作を実行することが可能であり、かつ複写装置
100の動作も停止することがない。またステイプル動
作を行う時間をさらにかせぐために、バッファーローラ
9に3枚目以上のシートSを巻きつけることも可能であ
る。
【0073】以上の動作をくり返すことで、複数のステ
イプルコピー束Saを作成するが、図8及び図10に示
すように、トレイ24上に既にステイプルしたコピー束
Saが有る際には、コピー束Saのたわみやふくらみが
大きい場合に既に積載されているコピー束Saの最上面
のシートSがG点を上側へ越えてしまうと次シートが出
てくる際に引っ掛かってジャムしたり、幅よせガイド2
1が動作して整合する際の負荷となって整合性が悪化す
ることがある。しかし、この際、ローラガイド34は第
2位置にあり、ローラガイド34の係止爪35がトレイ
24の上方に突出しているため、シートSの後端面を押
えることができるのでジャム等が生じるのを防ぐことが
できる。
【0074】このように、通常、シートを排出する際に
はローラガイド34を第1位置として逃げ部I(図1
0)を構成することにより、シートをスムーズに排出す
ることができる。また、ステイプルモードの際にはロー
ラガイド34を第2位置とし(図8)、下部スノコガイ
ド27aと同一面を形成して逃げ部Iをなくすと共に前
記係止爪35を突出することにより、トレイに積載され
たシートSが排出ローラ32に引っかからないようにす
ることができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシート集積
装置によっては、シートを排出方向に対向する逆の方向
に整合手段により搬送する速度を、移動手段が逆転して
シートを排出方向に対向する逆の方向に搬送する速度よ
りも高くすることにより、該シートの後端を前記整合手
段の下方と前記整合トレイとの間に容易に挟持すること
ができるため、整合の時間を短縮することができ生産性
を向上することができると共に、シートの整合が確実に
なされることにより整合精度がよくなり、シート束の品
質が向上する。
【0076】また、前記移動手段が、正転を停止して逆
転を開始するときに、該逆転速度が緩やかに立ち上がっ
てから一定速度に到達することにより、シートが前記整
合手段に当接する際に受ける衝撃を軽減することができ
るため、シートを湾曲または座屈させることを防止でき
る。
【0077】更に、整合手段が無端状のベルト部材によ
り構成される排出整合ベルトであるため、該整合手段を
高速で回転してもシートに傷をつけることを防止するこ
とができる。
【0078】また、前記無端状のベルト部材が、シート
を整合トレイに排出する排出手段を構成する排出ローラ
と押えコロに挟持されているため、個別に駆動手段を必
要とせず、装置の簡略化を図ることができる。
【0079】更に、前記無端状のベルト部材の内周に設
けたガイドコロにより、該無端状のベルト部材を高速で
回転しても変形することを防止でき、該無端状のベルト
部材が整合トレイに確実に当接するため、シートの整合
時間を短縮することができる。
【0080】そして、本発明の画像形成装置によって
は、画像形成手段により画像形成したシートを排出して
整合・集積する際に、シートを排出方向に対向する逆の
方向に整合手段により搬送する速度を、移動手段が逆転
してシートを排出方向に対向する逆の方向に搬送する速
度よりも高くすることにより、該シートの後端を前記整
合手段の下方と前記整合トレイとの間に容易に挟持する
ことができるため、整合の時間を短縮することができ生
産性を向上することができると共に、画像形成装置にお
ける画像形成及びシート整合の高速化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシート集積装置と複写装置の
断面図。
【図2】上記シート集積装置の断面図。
【図3】上記シート集積装置のステイプルトレイ部の平
面図。
【図4】上記ステイプルトレイ部の側面断面図。
【図5】上記シート集積装置の要部拡大側面断面図。
【図6】上記シート集積装置の揺動ガイドが揺動する様
子を示す図。
【図7】上記ストッパがF部の空間を塞いだ様子を示す
図。
【図8】上記シート集積装置のローラガイドが第2位置
にあるときの様子を示す図。
【図9】上記シート集積装置の要部側面図。
【図10】上記ローラガイドが第1位置にあるときの様
子を示す図。
【図11】上記シート集積装置のトレイにシートを排出
する様子を示す図。
【図12】パソコンからの出力紙をトレイに積載した様
子を示す図。
【図13】第1トレイにおける整合と集積の動作を示す
図。
【図14】ユーザが設定した枚数がステイプルトレイ上
に整合された状態を示す図。
【図15】ステイプル済のシートが排出される様子を示
す図。
【図16】ステイプル済シートが排出された様子を示す
図。
【図17】上記シート集積装置内へシートが侵入し始め
た状態を示す図。
【図18】1枚目のシートをバッファーローラに巻き付
けた様子を示す図。
【図19】1枚目と2枚目のシートS1,S2を重ねて
搬送する様子を示す図。
【図20】2枚のシートが重ねられた状態で排出される
様子を示す図。
【図21】ローラガイドが無い状態で排出されるシート
を示す図。
【図22】同状態でシートが排出ローラに係合した状態
を示す図。
【符号の説明】
1 シート集積装置 17 排出手段(排出ローラ)(第1排出
ローラ) 18 排出手段(押えコロ) 19 整合手段(排出整合ベルト) 20 後端規制部材 23 トレイ(第3段目のトレイ) 24 トレイ(第2段目のトレイ) 25 トレイ(第1段目のトレイ) 31 ガイド部材(揺動ガイド) 32 移動手段(第2排出ローラ) 33 移動手段(移動排出ローラ) 34 案内部材(ローラガイド) 36 回動手段(連動部材)(リンク) 37 回動手段(バネ) 38 整合トレイ(ステイプルトレイ) 40 ガイドコロ 100 画像形成手段(複写装置) 500 画像形成装置 S シート Sa シート束

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを排出する排出手段と、 正転して前記シートを排出方向に搬送し、該シートの後
    端が前記排出手段から離間したときに、該シートを排出
    方向に対向する逆の方向に搬送する逆転可能な移動手段
    と、 前記シートを整合する後端規制部材を有し、該シートを
    載置する整合トレイと、 前記整合トレイに載置したシートを排出方向に対向する
    逆の方向に搬送して前記後端規制部材に当接させて該シ
    ートを整合する整合手段と、を備え、 前記整合手段による該シートを排出方向に対向する逆の
    方向に搬送する速度が、前記移動手段が逆転してシート
    を排出方向に対向する逆の方向に搬送する速度よりも高
    いことを特徴とするシート集積装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段が、正転を停止して逆転を
    開始するときに、該逆転速度が緩やかに立ち上がってか
    ら一定速度に到達することを特徴とする、請求項1記載
    のシート集積装置。
  3. 【請求項3】 前記整合手段が、無端状のベルト部材に
    より構成される排出整合ベルトであることを特徴とす
    る、 請求項1又は2記載のシート集積装置。
  4. 【請求項4】 前記整合手段が、前記排出手段が有する
    排出ローラと前記押えコロに挟持された無端状のベルト
    部材であることを特徴とする、 請求項1ないし3のいずれか1項記載のシート集積装
    置。
  5. 【請求項5】 前記整合手段を内周においてガイドする
    ガイドコロを設けたことを特徴とする、 請求項4記載のシート集積装置。
  6. 【請求項6】 画像形成手段と、 前記画像形成手段により画像形成したシートを排出する
    排出手段と、 正転して前記シートを排出方向に搬送し、該シートの後
    端が前記排出手段から離間したときに、該シートを排出
    方向に対向する逆の方向に搬送する逆転可能な移動手段
    と、 前記シートを整合する後端規制部材を有し、該シートを
    載置する整合トレイと、 前記整合トレイに載置したシートを排出方向に対向する
    逆の方向に搬送して前記後端規制部材に当接させて該シ
    ートを整合する整合手段と、を備え、 前記整合手段による該シートを排出方向に対向する逆の
    方向に搬送する速度が、前記移動手段が逆転してシート
    を排出方向に対向する逆の方向に搬送する速度よりも高
    いことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記移動手段が、正転を停止して逆転を
    開始するときに、該逆転速度が緩やかに立ち上がってか
    ら一定速度に到達することを特徴とする、 請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記整合手段が、無端状のベルト部材に
    より構成される排出整合ベルトであることを特徴とす
    る、 請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記整合手段が、前記排出手段が有する
    排出ローラと前記押えコロに挟持された無端状のベルト
    部材であることを特徴とする、 請求項6ないし8のいずれか1項記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記整合手段を内周においてガイドす
    るガイドコロを設けたことを特徴とする、 請求項9記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6427997B1 (en) * 1999-06-15 2002-08-06 Konica Corporation Sheet stacker with aligning/conveying rollers and image forming apparatus using the same
US7899388B2 (en) * 2004-07-15 2011-03-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and paper ejection method of image forming apparatus

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