JP4095373B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を読み取る画像読取部と、シートに画像を形成する画像形成部を備え、装置内にシート排出空間を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やファクシミリ装置といった原稿画像読取部を備えた画像形成装置は、装置上部に画像読取部を配置し、その下方に画像形成部を備え、画像形成部により画像形成された記録シートは装置側面より外側に排出積載する形態の装置が一般的である。
【0003】
しかしながら近年では、省スペースを目的として、図10に示すように、画像読取部101と画像形成部102の間に空間103を設け、この空間103に記録シートを排出積載する装置がある。
【0004】
画像読取部101ではその上部に配置された自動原稿送り装置(以下「ADF」という)109より送られた原稿を露光走査することにより画像情報を光電変換素子に取り込み、データ処理を行う。
【0005】
そして、そのデータに基づきレーザースキャナ104は感光体ドラム105上をスキャンし、潜像形成を行う。その潜像に従って感光体ドラム105上に現像されたトナー像は、給送カセット106より給搬送されたシート上に転写され、定着器107を通過してシート上に定着され、排出ローラ108により前記排出空間103に排出積載される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記画像形成装置において、画像記録されたシートに孔明け処理やステイプル処理等の後処理をする場合は、図11に示すように、装置本体側部にシート処理装置110を連結し、このシート処理装置110にシートを送り込んでステイプル処理等を行う。
【0007】
しかしながら、装置側部にシート処理装置110を連結すると広い設置スペースが必要になる。このスペースを小さくしようとすると、装置の構造が複雑になったり、シートの取り出し操作性が悪くなったりする。
【0008】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置を複雑にすることなく省スペース化を実現可能な画像形成装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部の下方に配置され、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像読取部と前記画像形成部の間の装置筐体内に設けられ、シートを排出するための排出空間部と、画像形成部の上方に配置され、シートを略垂直状態に保持して処理を行うシート処理手段と、シートを前記排出空間部へ搬送するための機内搬送路と、前記画像読取部の上方に配置されたシート排出部と、シートを前記シート排出部へ搬送するための上方搬送路と、備え、前記シート処理手段により処理されたシートを前記機内搬送路、又は前記上方搬送路のいずれかに選択的に搬送することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置について、図面を参照して説明する。
【0011】
〔第1実施形態〕
図1は第1実施形態に係る画像形成装置の全体断面説明図である。
【0012】
{画像形成装置の全体構成}
この画像形成装置は画像読取手段である画像読取部1と、画像形成手段である画像形成部2とを有し、画像形成部2の上方に画像読取部1が配置されている。そして、両者の間の装置筐体内には画像形成部2で記録されたシートを排出するための排出空間部3が形成され、いわゆる機内排出型の画像形成装置になっている。また、画像形成部2の上方には画像形成されたシートに対して孔開けやステイプル等の処理を行うシート処理装置が設けられている。
【0013】
本実施形態の画像読取部1は原稿を光学的に読み取る走査光学系4aの上にADF4bが装着されており、ADF4bからプラテンガラス5上に送られた原稿、又はADF4bを回動して直接プラテンガラス5上にセットされた原稿を走査光学系4aによって露光走査することにより読み取るものである。すなわち、画像読取部1はプラテンガラス5上の原稿に対して光源6を走査しながら光照射し、その反射光をミラー7及びレンズ8を介して光電変換素子9に集光し、電気的なデジタル信号に変換して伝送する。このデジタル信号を自己の画像形成部2へ伝送すればコピー機として機能し、他機の画像形成部へ伝送すればファクシミリ装置として機能する。
【0014】
なお、前記画像読取部1は必ずしもADF4bを装着しなくてもよい。すなわち、走査光学系4aのプラテンガラス5上にセットした原稿を押さえる原稿押さえ部材を設けたものであってもよい。
【0015】
画像形成部2はその下方に配置されたシート給送部10に装填されたシートカセット11から、給送ローラ12、搬送ローラ13によって搬送されたシートに対して電子写真方式によってトナー像を形成するものである。すなわち、図1の矢印方向へ回転する感光体ドラム14の表面を帯電ローラ15によって一様に帯電し、この感光体ドラム14に前述した画像読取部1あるいはパソコン等から伝送された画像情報に基づいて光照射するレーザースキャナ16で選択的な露光をすることで潜像を形成する。この潜像を現像器17でトナー現像して可視像化し、そのトナー像を転写ローラ18へのバイアス印加によって搬送されたシートに転写する。
【0016】
上記のようにしてトナー像が転写されたシートは、そのまま上方に位置する定着器19へ搬送され、ここで熱及び圧力が印加されてトナー定着された後に所定の排出部へ排出される。
【0017】
すなわち、定着器19を通過したシートは、直接排出空間部3へ排出するかシート処理装置へ搬送するかを切り換える第1切換フラッパ20が支点20aを中心に回動することにより矢印aまたは矢印b方向に選択されて搬送される(図1は矢印a方向が選択された状態を示す)。
【0018】
なお、搬送方向a,bの選択は、あらかじめ操作者により排出部が選択されることにより決定されるものであり、排出部の選択は各ジョブ毎に装置の操作部またはパソコン等から行っても良いが、ジョブの種類や内容によりあらかじめ設定しておいても良い。
【0019】
例えば、使用頻度の少ないファクシミリ出力の場合は常に排出ローラ対21から排出空間部3に排出することとし、搬送方向を矢印a方向に設定する。一方、仕分けが必要となるコピーやプリンタのジョブの場合は画像読取部1の上方に位置する排出部22に複数設けられた排出トレイ23を選択して矢印b方向に設定しておく。
【0020】
また、コピージョブでも仕分けが不要な1部コピーの場合は出力時間を短縮すために排出空間部3を排出先として設定しておくことも可能である。
【0021】
(上部排出部)
本実施形態における画像読取部1の上方に設けられた排出トレイ23は、図1に示すように、斜めに起立した状態で横方向(シート排出方向と交差する方向であり、本実施形態にあっては水平方向)に複数配列され、駆動源61により矢印c方向に回転する螺旋溝付きのリードカム38と、排出トレイ23の後側を支持する後側板39に設けられたガイドレール39aにより左右方向に移動する構成となっている。
【0022】
すなわち、それぞれの排出トレイ23の前後両端の下端部にはリードカム38の溝と係合するコロ40が設けられ、リードカム38の回転により排出トレイ23が横方向に移動可能となっている。そして、不図示の位置検出センサによりトレイ位置を検出して所定位置で停止させることで、排出ローラ対26a,26bによって排出されるシートが所定の排出トレイ23に排出される。
【0023】
上記排出はソートモードの場合にはシート排出に伴って各排出トレイ23が順次移動することで複数の排出トレイ23にシートがソートされた状態で排出される。一方、ノンソートモードの場合は図1に示す最も右側の排出トレイ23が排出されるシートを受ける位置に移動し、該トレイにシートが排出される。
【0024】
前記のように複数の排出トレイが横方向に配置されているために、排出シートを容易に取り出し可能である。また、前記排出されたシートは、排出トレイ23に支持されるために斜めに起立した状態となり、シートサイズが大きくても横方向の排出スペースを必要としない。
【0025】
{シート処理手段}
次に図2及び図3を参照して本実施形態における孔開け処理やステイプル処理を行うためのシート処理装置の構成について説明する。本実施形態のシート処理装置は、画像形成されたシートを略垂直な積載面をもつ中間処理トレイに搬入し、ここで整合してシート束にし、ステイプル処理した後に、排出空間部3へと排出するものである。なお、図2は中間処理トレイへ収容したシートの下端を突き当てる突当基準部材およびステイプル部材の説明図であり、図3は整合手段の構成説明図である。
【0026】
(搬送路)
第1切換フラッパ20により図1の矢印b方向に搬送されたシートは、次に後処理の有無により支点24aを中心に回動する第2切換フラッパ24及び支点25aを中心に回動する第3切換フラッパ25で搬送方向を切り換えられる。
【0027】
すなわち、綴じ処理(ステイプル処理)や孔開け処理(パンチ処理)といったシート処理を必要としないジョブの場合には、第2及び第3切換フラッパ24,25はそれぞれ図2の破線で示す位置に回動する。このとき、排出ローラ26aは支点27を中心に回動する揺動ガイド28に支持されており、図1に示す位置に回動し、上方搬送路を構成する。
【0028】
シートは搬送手段としての第1搬送ローラ対29及び第2搬送ローラ対30により略垂直上方に位置する排出ローラ対26a,26bによって上方搬送路を搬送され、画像形成部2の略垂直上方に位置する排出トレイ23上に排出積載される。
【0029】
次に、シート処理を必要とするジョブの場合には、第2切換フラッパ24及び第3切換フラッパ25が回動してシートを中間処理トレイ31へ搬入する。なお、中間処理トレイ31の下部には、該トレイ31に収納されたシートの下端を突き当ててシート上下方向を整合する突当基準部材37が設けられている。
【0030】
中間処理トレイ31へのシート搬送は、シートサイズによって切換フラッパ24,25の動作が異なる。
【0031】
(スモールサイズシートの搬送路)
設定されたシートサイズがスモールサイズの場合は、第2切換フラッパ24は最初、図1の破線で示す状態になっているが、シートの後端が第2切換フラッパ24を通過して第2搬送ローラ対30のニップ直前になった時に、フラッパは図1の実線に示す状態に回転する。それと同時に、第2排出ローラ対30は逆回転する。これによって、シートの下端が搬送されるシートの先端として中間処理トレイ31に導かれる。中間処理トレイ31に導かれたシートは、下端が突き当て基準板37に突き当てられて停止して積載される。
【0032】
この動作を搬送されてくるシートごとに繰り返す事によって、中間処理トレイ31内において上下方向に整合がとれたシート束の積載が可能となる。
【0033】
(ラージサイズシートの搬送路)
一方、設定されたシートサイズがラージサイズの場合は、第2切換フラッパ24、第3切換フラッパ25は最初、図1の破線で示す状態になっているが、シートの後端が第2切換フラッパ24、第2搬送ローラ対30及び第3切換フラッパ25を通過し、排出ローラ対26a,26bのニップ直前になった時に、フラッパは図で示す実線の状態になる。それと同時に、排出ローラ対26a,26bは逆回転する。これによって、シートの下端が搬送されるシートの先端として中間処理トレイ31に導かれ、導かれたシートは下端が突当基準部材37に突き当てられて停止し、積載される。
【0034】
この動作を搬送されてくるシートごとに繰り返すことにより、中間処理トレイ31内において上下方向に整合がとれたシート束の積載が可能となる。
【0035】
(突当基準部材)
中間処理トレイ31に収容されたシートの下端が突き当たる突当基準部材37は、図2(a)に示すように、軸37aを中心に回動可能なクランク形状をしており、引張バネ70によって引張付勢され、図示しないストッパによって図2(a)の実線に示す位置に停止している(突当位置)。この状態では中間処理トレイ31に収容されたシートの下端が前記突当基準部材37に突き当たり、シート上下方向が整合される。
【0036】
また、突当基準部材37はソレノイド71と連結しており、ソレノイドがONすると突当基準部材37が引っ張られて回転し、図2(a)の破線に示すように、前記突当位置から退避する(開放位置)。このとき、中間処理トレイ31の下端は開放され、後述するように排出空間部3へのシート搬送経路が開放される。
【0037】
(整合手段)
中間処理トレイ31に搬入されたシートPは、図2(b)に示すように、略垂直状態に保持されて整合され、下端部に設けらたステイプルユニット60により、ステイプル処理が行われる。そのために、中間処理トレイ31には、図3に示すように、シートが積載されるごとに、装置手前/奥方向にシート幅を整合する整合手段が設けられている。なお、図3はシート幅方向(シート搬送方向と直交する方向)を上下方向で示している。
【0038】
整合手段は、図3に示すように、シート幅方向の手前側(図1における手前側)及び奥側(図1における奥側)を整合するための、前整合板32aと後整合板32bが配置されている。この前整合板32aと後整合板32bは、各々幅整合ラック33a,33bと一体に中間処理トレイ31のシート幅方向(図3の上下方向)に往復移動可能に設けられており、幅整合モータ36a,36bによりシート幅方向に往復移動するように構成されている。
【0039】
これにより、中間処理トレイ31に搬入されたシートは整合手段によってシート幅方向を整合される。なお、この整合時には排出ローラ26aを支持する揺動ガイド28は支点27を中心に回動し、排出ローラ26aと排出ローラ26bとは離間している。このように排出ローラ26aが退避していることにより、排出ローラ対26a,26bは中間処理トレイ31でのシート整合の障害とならない。
【0040】
前記中間処理トレイ31に搬入され、整合手段によってシート幅方向を整合されたシート束に対し、ステイプル処理するステイプルユニット60が設けられているが、ステイプルユニット60は図3中破線62で示される駆動ベルトに固定されており、ベルト62を駆動するためのモータ63により用紙の幅方向(図3の上下方向)に移動可能になっている。用紙のサイズまたは指定された綴じ位置により、ステイプルユニット60は用紙幅方向に移動し、綴じ処理を行い、整合板32よりも外側に移動することにより中間処理トレイ31の下端は開放され、後述するように排出空間部3へのシート搬送経路が開放される。
【0041】
シートが中間処理トレイ31に自重落下して下端が突当基準部材37に突き当たると、幅整合モータ36a,36bが駆動し、これが幅整合ラック33a,33bに伝達されて前整合板32aと後整合板32bがシート幅方向に移動してシート幅方向の整合を行う。そして、整合が終了すると前整合板32aと後整合板32bは前記待機位置に戻る。このようにして順次排出されるシートは前記のようにして1枚ずつ幅方向が整合され、中間処理トレイ31に所定の枚数積載されて束状になる。
【0042】
整合されたシート束は、例えばステイプル処理が操作部で指示された場合、ステイプルユニット60によってステイプル針が打ち込まれて、ステイプルされる。
【0043】
(機内束排出)
上記のようにして処理されたシート束は排出空間部3へ排出可能となっており、そのために中間処理トレイ31から排出空間部3へシート束をガイドする機内搬送路72が構成されている。
【0044】
即ち、図3に示すステイプルユニット60(60a,60b)がモータ63(63a,63b)により整合板の外側に移動し、図2に示すソレノイド71がONすることによって、中間処理トレイ31の突当基準部材37が図2の破線で示す状態となる。これによって突当基準部材37が機内搬送路72の領域から退避し、シート束は自重落下によって、排出ローラ対21のニップ領域に侵入する。その後、排出ローラ対21が回転することでシート束は排出空間部3に排出される。
【0045】
上記のようにしてシート処理されたシート束を排出空間部3に排出することができる。
【0046】
なお、シート束を上部の排出トレイ23へ排出する場合には、揺動ガイド28を揺動して排出ローラ対26a,26bでシート束をニップし、該ローラ対26a,26bを回転させて所定の排出トレイ23へ排出することも可能である。
【0047】
本実施形態にあっては、搬送されるシートサイズを公知の検出機構等によって検出し、これに応じて例えばラージサイズのシート束は排出空間部3に排出し、スモールサイズのシートは上方に位置する排出トレイ23に排出するように構成することにより、装置上方に位置する排出トレイ23を小さくすることが可能となり、排出空間部3を効果的に利用することによって、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0048】
また、シート束が合わさると容易に仕分けを行い難いシート束だけを複数の排出トレイ23に仕分けて排出し、仕分けが比較的容易な後処理を行ったシート束を排出空間部3に排出するように、シートの種類に応じて予め設定しておくことにより、画像形成装置の各トレイに大量のシートが積載されても、必要なシート束だけをすぐに取り出すことが可能となる。
【0049】
(画像読取部の移動)
本実施形態においては前述したように画像読取部1の上方に排出トレイ23を配置しているため、従来のように原稿圧着板やADF4bを上方に開放させようとすると構成が複雑になってしまう。そこで本実施形態では、図4に示すように、画像読取部1を排出空間部3に移動(図1の矢印d方向へ移動)し得るように構成されている。なお、図4は本実施形態における画像形成装置本体を左側面から見た側面説明図である。
【0050】
図4に示すように、ADF4bは装置筐体41に固定されており、走査光学系4aを備える画像読取部1は回転ヒンジ部42を支点にADF4bに対して走査光学系4aの部分が回動可能に構成されており、通常状態では引張バネ43により図4(a)に示す位置に引き上げられ固定されている。
【0051】
操作者が画像読取部1のプラテンガラス5上に原稿を載せて画像読み取りを行う場合、走査光学系4aの装置手前側に設けられた把手44を下方に押し下げると、図4(b)に示すように、回転ヒンジ部42を中心にして走査光学系4aの部分が排出空間部3の領域に回転移動し、プラテンガラス5が露出する。この状態で原稿をプラテンガラス5の装置手前側に形成された突当基準5aに合わせてセットする。
【0052】
そして、把手44を持って走査光学系4aを戻すと、走査光学系4aが引張バネ43の引張力により、図4(a)に示すように、ADF4bに加圧された状態となり、この状態で走査読み取りが行われる。
【0053】
なお、前記回転ヒンジ部42は装置筐体41に形成された縦長孔45の範囲で移動可能となっており、圧縮バネ46によって縦長孔45の上縁側に付勢されている。このため、図5に示すように、プラテンガラス5上に厚手のブック原稿Gをセットすると、画像読取部1の回転ヒンジ部42に設けられた圧縮バネ46が縮むことにより厚手の原稿が平行に押し当てられる構成となっている。
【0054】
上記のように、画像読取部1を排出空間部3の領域に移動可能とすることにより、画像読取部1の上部配置した排出トレイ23を移動させることなく、原稿セットが可能となる。このため、排出トレイ23に排出されたシートの視認性や取り出し操作性を損なうことなく、装置の省スペース化が可能となる。
【0055】
〔第2実施形態〕
図6及び図7は第2実施形態に係る画像形成装置の模式説明図である。なお、ここでは前述した第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
【0056】
本実施形態では、搬送ローラ30a,30bよりなる第2搬送ローラ対30のうち、中間処理トレイ31側の搬送ローラ30aは支点30cによって回動可能なリンク部材30dに取り付けられ、ソレノイド80によって図6の実線の状態と破線の状態とに揺動可能となっている。即ち、引張バネ81の引張付勢によって搬送ローラ30bに圧接している搬送ローラ30aは、ソレノイド80がONするとリンク部材30dが反時計回り方向へ回転して搬送ローラ30bから離間する。
【0057】
なお、搬送ローラ30aはいずれの状態であっても、図示しないモータから駆動が伝達され、図6における反時計回り方向に回転可能な構成となっている。
【0058】
ここで、図7(a)に示すように、中間処理トレイ31内にシート束が積載されてステイプル等の処理がなされるまでは前述した第1実施形態と同様である。そして、シート後処理が終了すると、図7(b)で示すように、中間処理トレイ31の突当基準部材37を機内搬送路72の領域から退避させると同時に、ソレノイド80をONし、搬送ローラ30aを反時計回りに回転させる。
【0059】
これにより、中間処理トレイ31内のシート束に搬送ローラ30aが圧接し、搬送ローラ30aの回転によってシート束は排出ローラ対21のニップ領域に送り込まれる。その後、排出ローラ対21が回転することによってシート束は排出空間部3に排出される。
【0060】
このように、シート束を排出ローラ対21のニップ部へ送り込むための搬送手段を設けることにより、第1実施形態に比べてより確実に排出空間部3にシート束を搬送することができるようになる。
【0061】
〔第3実施形態〕
図8及び図9を参照して第3実施形態について説明する。なお、ここでも前述した第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
【0062】
図8は第3実施形態に係る画像形成装置のシート処理手段を示すものであり、(a)は断面図、(b)は(a)の矢視A説明図である。また、図9は整合部材を示し、(a)はシート下端を支持している状態図であり、(b)は機内搬送路へシート束を送り出す状態説明図である。
【0063】
本実施形態では前述した第1実施形態で示すところの回動可能な突当基準部材37の代わりに、シート幅方向を整合する前整合板32a及び後整合板32bの下端に鉤状の突当基準部材としての突当部90a,90bが設けられている。
【0064】
中間処理トレイ31に搬入されたシートPは、図8(a)に示すように、中間処理トレイ31の下端に位置する突当部90a,90bに突き当て積載される。なお、突当部90a,90bはそれぞれ前後の整合板32a,32bの下端に設けられているため、中間処理トレイ31にシートが搬入される場合、前後の整合板32a,32bの間隔は、搬入されるシート幅よりも広く、且つ中間処理トレイ31に搬入されるシートの下端を突当部90a,90bで支持し得る待機位置で待機しているように設定されている。
【0065】
また、突当部90a,90bの端部は、図8(a)に示すように、突き当たったシートPがズレて落ちないように起立形成されており、断面コ字状になるように形成されている。
【0066】
そして、排出ローラのニップ領域に送り込む際は、図9(b)に示すように、前後の整合板32a,32が離れる方向へ移動し、突当部90a,90bを機内搬送路72の領域から退避させる。これにより、シート束は自重によって下方に落下し、排出ローラ対21のニップ領域に侵入する。その後、排出ローラ対21が回転することによってシート束は排出空間部3に排出される。
【0067】
本実施形態にあっては、整合板32a,32bの下端に突当部90a,90bを形成させることによって、新たに突当基準部材を駆動するためのソレノイド等の駆動手段を設ける必要がなく、ローコストな構成が実現できる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればシートをシート処理手段において略垂直状態で処理することができる。そして、処理したシートを画像読取部と画像形成部の間の排出空間部に排出することにより、装置設置スペースを小さくすることが可能となる。また、前記排出空間部のみならず、画像読取部の上方に配置されたシート排出部へも選択的に排出可能としているために、省スペース化を実現しながら排出シートの取り扱い性を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置の全体断面説明図である。
【図2】中間処理トレイへ収容したシートの下端を突き当てる突当基準部材及びステイプルユニットの説明図である。
【図3】整合手段の構成説明図である。
【図4】画像形成装置本体を左側面から見た側面説明図である。
【図5】厚手原稿をセットする場合の説明図である。
【図6】第2実施形態に係るシート処理手段の模式説明図である。
【図7】第2実施形態に係るシート処理手段の動作説明図である。
【図8】第3実施形態に係る画像形成装置のシート処理手段を示すものであり、(a)は断面図、(b)は(a)の矢視A説明図である。
【図9】整合部材を示し、(a)はシート下端を支持している状態図であり、(b)は機内搬送路へシート束を送り出す状態説明図である。
【図10】従来技術に係る画像形成装置の説明図である。
【図11】装置本体側部にシート処理装置を連結した説明図である。
【符号の説明】
G …ブック原稿
P …シート
1 …画像読取部
2 …画像形成部
3 …排出空間部
4a …走査光学系
4b …ADF
5 …プラテンガラス
5a …突当基準
6 …光源
7 …ミラー
8 …レンズ
9 …光電変換素子
10 …シート給送部
11 …シートカセット
12 …給送ローラ
13 …搬送ローラ
14 …感光体ドラム
15 …帯電ローラ
16 …レーザースキャナ
17 …現像器
18 …転写ローラ
19 …定着器
20 …第1切換フラッパ
20a …支点
21 …排出ローラ対
22 …排出部
23 …排出トレイ
24 …第2切換フラッパ
24a …支点
25 …第3切換フラッパ
25a …支点
26a,26b …排出ローラ
27 …支点
28 …揺動ガイド
29 …第1搬送ローラ対
30 …第2搬送ローラ対
30a,30b …搬送ローラ
30c …支点
30d …リンク部材
31 …中間処理トレイ
32a …前整合板
32b …後整合板
33a,33b …幅整合ラック
36a,36b …幅整合モータ
37 …突当基準部材
37a …軸
38 …リードカム
39 …後側板
39a …ガイドレール
40 …コロ
41 …装置筐体
42 …回転ヒンジ部
43 …引張バネ
44 …把手
45 …縦長孔
46 …圧縮バネ
60 …ステイプルユニット
61 …駆動源
62 …駆動ベルト
63 …モータ
70 …引張バネ
71 …ソレノイド
72 …機内搬送路
80 …ソレノイド
81 …引張バネ
90a,90b …突当部

Claims (4)

  1. 画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部の下方に配置され、シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像読取部と前記画像形成部の間の装置筐体内に設けられ、シートを排出するための排出空間部と、
    画像形成部の上方に配置され、シートを略垂直状態に保持して処理を行うシート処理手段と、
    シートを前記排出空間部へ搬送するための機内搬送路と、
    前記画像読取部の上方に配置されたシート排出部と、
    シートを前記シート排出部へ搬送するための上方搬送路と、
    備え、
    前記シート処理手段により処理されたシートを前記機内搬送路、又は前記上方搬送路のいずれかに選択的に搬送することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート処理手段は処理トレイに収容されるシートの下端を突き当てる突当基準部材を有し、前記突当基準部材は処理トレイに収容されるシートの下端が突き当たる突当位置と、前記突当位置から退避して前記機内搬送路を開放する開放位置とに移動可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記シート処理手段は処理トレイへ収容されるシートの幅方向を整合する整合手段を有し、前記突当基準部材は前記整合手段に設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記シート処理手段で処理されたシートをシートサイズにより前記機内搬送路又は上方搬送路を選択して搬送することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の画像形成装置。
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