JPH0948549A - シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置

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JPH0948549A
JPH0948549A JP7203581A JP20358195A JPH0948549A JP H0948549 A JPH0948549 A JP H0948549A JP 7203581 A JP7203581 A JP 7203581A JP 20358195 A JP20358195 A JP 20358195A JP H0948549 A JPH0948549 A JP H0948549A
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JP
Japan
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sheet
tray
sheet stacking
sheets
mounting table
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Application number
JP7203581A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yonenuma
政広 米沼
Noriaki Nakazawa
範昭 中沢
Hideaki Furukawa
英昭 古川
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Aptex Inc
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Publication date
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のシート載置台を備えた場合でも、簡単
な構造でシート載置台の位置制御を行うことができると
共に、シート載置台上のシートの有無を検出することの
できるシート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 制御装置は距離センサ60とトレイHP
センサS180とにより、シート載置台23,24,2
5のシート積載高さを判別し、この判別結果に応じて駆
動装置を制御して載置台ユニット26を移動させ、シー
ト載置台23,24,25移動させる。また、各シート
載置台23,24,25に貫通穴23a,24a,25
aを形成し、シートが積載されていない場合には、照射
光が貫通穴23a,24a,25aを貫通するようにし
て求められる距離を所定距離よりも長くし、この距離の
違いによりシート載置台23,24,25のシートの有
無を検出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
プリンタ等の画像形成装置から排出されたシートをシー
ト載置台に積載するシート積載装置及びそれを備えた画
像形成装置に係り、詳しくはシート載置台の位置制御に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、レーザープリンタ等の画
像形成装置においては、シート綴じ等の後処理を行う後
処理装置を備えたものがあり、このような後処理装置で
は、図40に示すように、昇降自在のトレイ移動台10
2にシートを積載するためのシート載置台であるトレイ
103が配設される一方、上部の揺動ガイド88にはト
レイ103に排出されたシートSの高さが一定値に達し
たことを検知するためのシートレベル検知センサ105
が設けられている。
【0003】ここで、このシートレベル検知センサ10
5は、上端部が軸支されると共にトレー103に積載さ
れたシートSに当接する回動自在のセンサーレバー10
6と、センサーレバー106が所定角度回動するとシー
トSの高さが一定値に達したことを示す信号を出力する
フォトセンサ107とを有したものである。なお、この
センサーレバー106は、トレイ103に順次シートS
が積載されると徐々に上方回動し、シートSの高さが一
定値に達すると所定角度となるように構成されており、
これによりシートレベル検知センサ105は積載シート
高さが一定値に達したことを検知することができるよう
になっている。
【0004】そして、このようにシートレベル検知セン
サ105により、積載シート高さが一定値に達したこと
が検知されると、トレー移動台102に設けられたトレ
ー昇降モータが駆動され、トレー103はシートSの上
面が1枚目のシートを受けた面とほぼ同一となるよう定
められた位置まで下降するようになっている。これによ
り、シート排出口50においてシートが詰まるのを防ぐ
ことができると共に、トレー103の最大積載量を増や
すことができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では複
数のトレイを備えたシート積載装置が数多く出現してお
り、このようなシート積載装置において、例えば上方の
トレイから下方のトレイに順次シートを積載するように
した場合には、あるトレイに最大積載量のシートを積載
した後は、このトレイを排出口の上方に移動させる一
方、下方のトレイを排出口の下方まで上昇させる必要が
ある。
【0006】しかし、このように積載済のトレイを移動
させる際、従来のようなシートレベル検知センサを備え
ている場合には、センサーレバーが邪魔になるのでトレ
イが上昇する都度、センサーレバーをトレイの移動を妨
げない位置に移動させる手段が必要となり、構造が複雑
になるという問題点があった。
【0007】また、従来のシートレベル検知センサで
は、トレイ上にシートが積載されているか否かは検出で
きないため、例えば既にシートを積載しているトレイに
別な種類のシートを積載してしまうことがあるという問
題点もあった。
【0008】そこで、本発明の目的は、このような問題
点を解決するためになされたものであり、複数のシート
載置台を備えた場合でも、簡単な構造でシート載置台の
位置制御を行うことができると共に、シート載置台上の
シートの有無を検出することのできるシート積載装置及
びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、排出されたシ
ートをシート載置台に積載するシート積載装置におい
て、前記シート載置台を上下方向に移動する駆動装置
と、前記シート載置台の上方に設けられると共に、前記
シート載置台に向かって光を照射する照射部と、照射部
から照射された光の反射光を受光する受光部とを有する
距離センサと、前記シート載置台の高さ位置を検知する
載置台位置検知手段と、前記反射光が受光される前記受
光部上の位置から前記距離センサと前記シート載置台に
積載されたシートとの距離を求めると共に、この求めら
れた距離と前記載置台位置検知手段によって求められた
前記シート載置台との高さ位置とにより前記シート載置
台のシート積載高さを判別し、この判別結果に応じて前
記シート載置台を移動させるよう前記駆動装置を駆動制
御する制御装置と、を備えたものである。
【0010】また本発明は、綴じ手段を備え、前記距離
センサの受光部はPSD受光素子を備えてなる一方、前
記照射部は前記制御装置からの信号に基づき綴じ動作毎
に光を照射するように構成されていることを特徴とする
ものである。
【0011】さらに本発明は、前記制御装置は、前記シ
ート積載高さが第1所定高さより高くなった場合には、
前記シート積載台に最大積載量のシートが積載されたと
判別することを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記制御装置は、前記シー
ト積載高さが第2所定高さより低い場合には、前記シー
ト載置台にはシートが積載されていないと判別するよう
になっていることを特徴とするものである。
【0013】さらに本発明は、前記シート載置台に前記
距離センサからの照射光を貫通させる貫通穴を形成し、
前記シート載置台にシートが積載されていない場合に
は、前記貫通穴に前記照射光を貫通させて前記シート積
載高さが第2所定高さより低くなるよう構成したことを
特徴とするものである。
【0014】また本発明は、画像形成部と、この画像形
成部にて画像形成されたシートを収納するシート積載装
置とを備えてなる画像形成装置にも適応できるようにし
たことを特徴とするものである。
【0015】以上に構成に基づき、制御装置はシート載
置台の上方に設けられた距離センサがシート載置台に向
かって光を照射した後、反射光が受光される受光部上の
位置から距離センサとシート載置台に積載されたシート
との距離を求めるようにする。そして、この求められた
距離と、載置台位置検知手段にて検知した載置台の高さ
位置とによりシート載置台のシート積載高さを判別し、
この判別結果に応じて駆動装置を制御してシート載置台
を移動させる。
【0016】また、距離センサの受光部に設けられたP
SD受光素子により、距離センサとシート載置台に積載
されたシートとの距離を求める一方、制御装置は距離セ
ンサの照射部から綴じ動作毎に光を照射して距離センサ
と積載シートとの距離を求めるようにする。
【0017】そして、制御装置は、シート積載高さが第
1所定高さより高くなった場合には、シート積載台に最
大積載量のシートが積載されたと判別する。
【0018】また、制御装置は、シート積載高さが第2
所定高さより低い場合には、シート載置台にはシートが
積載されていないと判別する。
【0019】さらに、シート載置台に貫通穴を形成し、
シート載置台にシートが積載されていない場合には、貫
通穴に照射光を貫通させてシート積載高さが第2所定高
さより低くなるようにする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0021】図1は、本発明を適用できる画像形成装置
の一例である複写装置の内部構成を示す図である。同図
において、1は本発明におけるシート積載装置、100
は複写装置本体、200はサイズの異なる複数の用紙を
積載するカセット、300は原稿の自動給送を行う原稿
給送装置(以下ADFと称す)である。
【0022】まず、複写装置本体100において、10
1は原稿を積載する原稿台ガラス、103,104はそ
れぞれ原稿の反射光の光路を変更する走査用反射ミラー
(走査ミラー)、105は合焦及び変倍機能を有するレ
ンズ、106はADF300より送られた原稿を読み取
るための照明ランプ及びミラーを持つ第1走査ミラーで
ある。
【0023】107はレジストローラ、108,110
は感光ドラム及び加圧ローラ、111は画像記録された
記録紙を定着側へ搬送する搬送ベルト、112は搬送さ
れてきた記録紙を熱圧着させる定着器、113,117
は記録紙を搬送する搬送ローラ、114は搬送されてき
た記録紙の搬送方向を切り換えるためのフラッパ、11
5は記録紙をシート積載装置1の方向へ搬送する搬送ロ
ーラ、116は記録紙の表裏を反転する反転パス、11
8はカセット200から用紙を感光ドラムユニット部へ
搬送する搬送ローラ、119,120,121は手差し
ユニットから用紙を搬送するローラ、トレイ及びに分離
パットである。122,123,125は感光ドラム上
に画像を形成するためのレーザー、ポリゴンミラー及び
に光路を変更するミラー、124はポリゴンミラー12
3を駆動すためのモータである。
【0024】また、カセット200において、201は
カセット200から用紙を引き出す搬送ローラ、202
はカセット200から引き出された用紙を上方へ受け渡
す中間ローラである。
【0025】ところで、感光ドラム108の表面は光導
電体と導電体を用いたシームレス感光体から成り、この
ドラム108は回動可能に軸支されて、複写開始キーの
押下に応答して作動するメインモータ(図示せず)によ
り、同図の矢印の方向に回転を開始するようになってい
る。なお、ドラム108の所定回転制御及び電位制御処
理(前処理)が終了すると、原稿台ガラス101上に置
かれた原稿は第1走査ミラー106と一体に構成された
照明ランプにより照明され、その原稿の反射光は走査ミ
ラー103,104を経てレンズ105を通り、レンズ
ユニット内部の受光素子にて結像するようになってい
る。
【0026】ここで、この原稿からの反射光像は受光素
子において電気信号に変換されて画像処理部(図示せ
ず)へ送られる一方、この画像処理部においてユーザー
より本体が受けた所定のデータ処理が行われた後、レー
ザー112へ送られるようになっている。そして、この
データ処理が行われた電気信号はレーザー部112で光
に変換された後、ポリゴンミラー123、ミラー125
を反射して感光ドラム108上で静電潜像となると共に
トナーにより可視化されて後述するように転写紙上に転
写されるようになっている。
【0027】また、カセット200もしくは手差しトレ
イ120にセットされた転写紙は、給送ローラ118,
119,201,202により複写装置本体100内に
送られ、レジストローラ109により、正確なタイミン
グをもって感光ドラム108の方向へ送られ、潜像先端
と転写紙の先端とが一致される。その後、感光ドラム1
08とローラ110との間を転写紙が通過することによ
り、ドラム108上のトナー像が転写紙上へ転写され
る。
【0028】なお、この後、転写紙はドラム108より
分離され、搬送ベルト111により定着器112は導か
れ、加圧及び過熱により定着される。そして、このよう
にして画像形成された転写紙(以下シートという)はフ
ラッパ114により、116に示すパス内に入り、シー
トの後端がフラッパ114を抜けた時点で搬送ローラ1
17は図示する矢印の逆の方向へ回転する。そこでシー
トは116に示すパスを逆方向へ進行し、その先端はフ
ラッパ114により排紙ローラ115の方向へ進行させ
られ、印字面を下向きにシート積載装置本体1へ出力さ
れる。
【0029】一方、ADF300において、301は原
稿束302を原稿下向きにセットする積載トレイであ
り、原稿束最下紙よりピックアップローラ304が1枚
ずつ搬送する。305は原稿が複数枚束送りされてきた
場合に1枚ずつ最下紙を送り出す分離手段であり、30
6は分離された原稿の先端ぞろえを行うレジストローラ
対である。なお、レジストローラ306を通過した原稿
は、読み取り部307でミラー台106を固定した状態
で原稿を読み取る(いわゆる流し読み)が行われた後、
排出ローラ308を経て排出トレイ309上へ積載され
るようになっている。
【0030】ところで、シート積載装置1の上部にはス
トッパ部材2が設けられており、複写装置本体100に
接続する際は、このストッパ部材2によって複写装置本
体100の側面に形成されているホールド部2Aに位置
決め取り付けられている。また、シート積載装置1の下
部には、シート積載装置1を支える折り機ユニットもし
くは取付台70が配置され、これには移動可能なように
キャスタ80が取り付けられている。
【0031】これにより、複写装置本体100の排紙部
付近でのジャム処理やシート積載装置1と複写装置本体
100の受け渡し部でのジャム処理を行う際は、まずス
トッパ部材2を解除し、次にシート積載装置1を水平移
動することにより複写装置本体100と離間させること
で容易に行うことができる。
【0032】一方、複写装置本体100の排出部より排
出されたシートは、シート積載装置1内で処理される場
合は、図2において、フラッパ3の上流側端部が下方へ
位置し、フラッパ4の上流側端部は上方へ位置して、ロ
ーラ対5を通して第1搬送パス6へ送られる。なお折り
装置へシートを搬送する場合は、フラッパ3の上流側端
部が上方へ位置し、第3搬送パス7を通って図示破線矢
印方向へ送られるようになっている。
【0033】なお、同図において、8は第2搬送パス
(バッファーパス)、9はバッファーローラ、14,1
5,16はバッファーコロ,10,11,12,13は
シート検知センサであり、通過シートの検知及び滞留シ
ートの検知等を行う。17は第1排出ローラ、18は押
えコロ、19は排出整合ベルトであり、第1排出ローラ
17と、押えコロ18の間に挟持されて回転し、かつベ
ルト外れ防止策としてベルト内側の中央部付近に図示し
ないエンドレスのリブを設け、第1排出ローラ17と係
合して回転する構成である。
【0034】また、20は後述するステイプル時、シー
トの後端に当接してシートの縦方向の整合を行うつき当
て板であり、このつき当て板20はシートの後端を順次
整合するホームポジションと、ステイプラ400の移動
を妨げない退避位置をとることができるように構成され
ており、ステイプラ400が移動する際には、破線で示
す退避位置へ回動してステイプラ400の移動を妨げな
いようにしている。
【0035】一方、シートの幅方向の整合は、図3、4
に示すように幅よせガイド21によって行われるように
なっている。また、ステイプラ400は、図3の矢印で
示す範囲を移動してシートの2ケ所綴じ、手前側1ケ所
綴じ及び奥側1ケ所綴じを行うようになっている。な
お、図3、4において、29は整合基準板である。
【0036】一方、図2において、23,24,25は
排出口50から排出されたシートを積載するための第
1、第2、第3トレイ、26は第1、第2、第3トレイ
23,24,25を保持した状態で上下方向に移動する
載置台ユニットであるトレイユニットであり、トレイユ
ニット26の下部に内蔵された図5に示す駆動装置であ
るシフトモータ601にて昇降ギア601aをトレイユ
ニット26に形成されているラックギア26aに噛合さ
せながら回転させることにより上下方向に移動するよう
になっている。
【0037】また、図2において、31は回動ガイドで
あり、この回動ガイド31は、図6に示すように移動排
出ローラ33を回転自在に保持すると共に、シート排出
時、図7に示すカム35が排紙モータ35aにて同図の
矢印方向に回転することにより、図6に示すように回動
軸31aを支点として下方に回動し、移動排出ローラ3
3を排出ローラ32に圧接させるためのものである。
【0038】なお、この回動ガイド31は、後述するス
テイプルモードの際には、図9に示すように移動排出ロ
ーラ33を排出ローラ32から離間させる位置に上方回
動して移動排出ローラ33と排出ローラ32とからなる
ローラ対をシート排出可能状態からシート排出不能状態
とするようになっている。
【0039】一方、図6において、30はストッパであ
り、トレイ移動時には回動軸30aを支点として回動
し、図8の実線にて示すように排出口50を塞ぐように
なっている。そして、このように排出口50を塞ぐこと
により、トレイが排出口50を通過する際、トレイに積
載されているシートが排出口50に逆流するのを防ぐこ
とができるようになっている。なお、同図において、2
7は上部スノコガイドである。
【0040】さらに、このストッパ30は、シートを排
出する場合には、図6に示す矢印Y方向に回動し、排出
口50を解放するようになっている。さらに、このスト
ッパ30は、後述するステイプルモードの際には、図9
に示すように回動ガイド31と同様に排出口50を解放
する方向に回動するようになっている。
【0041】また、図6において、34はローラガイド
であり、下部スノコガイド27aと排出口50との間に
下端部が軸支されて回動可能に設けられると共に、上端
部には係止爪35が外方に向かって突設されている。こ
こで、このローラガイド34は、回動ガイド31が下方
回動するとリンク36を介してバネ37を伸ばしながら
回動し、係止爪35の先端が少なくとも排出ローラ32
の前端よりも本体1内方に入り込んだ位置に退避するよ
うになっている。
【0042】そして、このようにローラガイド34が退
避することにより、シート排出時、シートSがローラガ
イド34と排出ローラ32との間で引っかかるのを防ぐ
ことができ、シートSを確実に排出することができるよ
うになっている。また、図10に示すように、下部スノ
コガイド27aとの間に斜線Iで示す逃げ面を形成する
ことができ、これにより排出されたシートSをスムーズ
にトレイ24に案内することができるようになってい
る。
【0043】ところで、このローラガイド34は、図6
に示すようにバネ37により矢印A方向へ付勢されてお
り、ステイプルモードの際には、このバネ37により図
9に示すように下部スノコガイド27aと同一面を形成
する位置に保持されるようになっている。
【0044】そして、このように下部スノコガイド27
aと同一面を形成することにより、ステイプルモードの
際、トレイ24に積載されたシートSaの傾斜端が上方
に湾曲した場合でも、その傾斜端が下部スノコガイド2
7aと排出ローラ32との間に引っかかることがないよ
うにしている。
【0045】また、ステイプルモードの際には、同図に
示すように係止爪35はトレイ24の上方に突出するよ
うになっており、これによりシートSの傾斜端が上方に
湾曲した場合でもその上端がG点を越えないようにする
ことができ、次シートが出てくる際に引っ掛かってジャ
ムしたり、幅よせガイド21が動作して整合する際の負
荷となって整合性が悪化するのを防ぐことができるよう
にしている。
【0046】一方、図2において、60はトレイ23,
24,25に向かって光を照射する照射部と、その照射
光の反射光を受光する受光部とを有する非接触型の距離
センサである。そして、後述する制御装置であるCPU
は、例えば綴じ動作を行う毎に距離センサ60を作動さ
せてトレイ23,24,25に向かって光を照射させる
と共に、反射光が受光される受光部上の位置から距離セ
ンサ60とトレイ23,24,25に積載されたシート
との距離を求めるようにしている。
【0047】なお、図11はこの距離センサ60の簡単
なブロック図であり、同図において61は発光素子(L
ED)、62は発光素子61を発光させるための信号を
発生させるバースト波発生回路であり、発光素子61と
共に照射部を形成している。また、63は発光素子61
から第1、第2、第3トレイ23,24,25に向かっ
て照射された後、シートに当たって反射した光を受光す
る受光部に備えられたPSD(Position・Sensitive・Det
ector)受光素子である。
【0048】ここで、このPSD受光素子63は、アン
プ63a、リミッター63b、バンド・パス・フィルタ
ー(B.P.S)63c、復調器63d、積分器63
e、比較器63fからなるものであり、シート面からの
反射光の受光位置に応じて異なる大きさの電流を発生さ
せるものである。また、64はバースト波発生回路62
にトリガー信号を出力すると共に、PSD受光素子63
からの電流を電圧情報に変換する信号処理回路である。
【0049】ところで、この距離センサ60は、既述し
たようにシート積載装置1の内部に配置されて図12、
13に示すようなブロック構成を有するCPU600に
接続されており、CPU600からの信号が入力される
と、バースト波発生回路62にトリガー信号を出力させ
て発光素子61を発光させると共に、PSD受光素子6
3にて発生する反射光の受光位置に対応した電圧情報を
CPU600に出力するようにしている。
【0050】なお、この距離センサ60は図14に示す
ように、垂直方向に対して所定角度a、本実施例におい
ては30°でトレイ23(シートS)に向かって光を照
射するようトレイ23の斜め上方に配置されている。
【0051】一方、CPU600は、この距離センサ6
0からの電圧信号の大きさに基づいてまず距離センサ6
0からシート積載面までの距離Aを求めるようにしてい
る。そして、このようにシート積載面までの距離Aを求
めることにより、下記の式により距離センサ60からシ
ート積載面までの垂直距離L2,L2’を求めることが
できる。なお、このL2’は、トレイ23が1枚目のシ
ートを積載する位置にあるときの垂直距離を示してい
る。
【0052】
【数式1】L2 =A*COS30°・・・(l) L2’=A*COS30°・・・(2) さらに、距離センサ60から排出口50までの距離Ll
は予め判っているので、トレイ23と排出口50との距
離(L3’)もしくはシート積載面と排出口50との距
離(L3)は、それぞれ下記式により求めることができ
る。
【0053】
【数式2】L3 =L2 − Ll・・・・(3) L3’=L2’− Ll・・・・(4) ところで、この距離計測は、CPU600がシート排出
やステイプル等の後処理を行う毎、図15に示すような
信号を断続的に信号処理回路64を介してバースト波発
生回路62に入力することにより行うようにしている。
【0054】ここで、同図において、Vinは発光素子
61を例えば1回のステイプル動作毎に発光させるため
の信号であり、7Omsec以上L(Low)信号が続
くと発光素子61が発光を開始して計測開始となり、そ
の後0.2msec以下のクロック信号を、例えばlm
sec以上の間で8個バースト波発生回路62に入力さ
せて距離を測定するようにしている。
【0055】なお、この計測は、8個のクロック信号を
入力した後、1.5msec以上のH(High)信号
を与えることにより終了するようになっている。また、
このような発光側の信号に対しPSD受光素子63側で
は受光した反射光を8bitの電圧情報としてCPU6
00に出力するようにしている。
【0056】一方、CPU600ではあらかじめ実験等
により求めた8bitの距離データをテーブル化し、C
PU600が実行する制御手順を記憶している図13に
示すROM(リードオンリメモリ)610に記憶してお
り、このテーブルに基づき距離センサ60から送られて
きたデータから距離センサ60とシート積載面までの距
離Aを求めるようにしている。
【0057】ところで、例えば本体1には、図14に示
すように載置台位置検知手段であるトレイHPセンサS
l80が配設されており、このトレイHPセンサSl8
0と、このトレイHPセンサSl80を作動させるため
に設けられたトレイ23のアクチュエータ23bとによ
りトレイ23のホームポジションを検知することができ
ると共に、トレイが移動した場合の次のトレイ24,2
5のホームポジションを検出することができるようにな
っている。
【0058】そして、このようにトレイHPセンサSl
80を設けると共に、各トレイ23,24,25にアク
チュエータを設けることにより、個々のトレイ23,2
4,25の紙面高さ検知が可能となる。これにより、複
数のトレイを任意の高さに配置することが可能となる。
【0059】そして、CPU600は、このトレイHP
センサSl80により検出されたトレイの高さ位置と、
距離センサ60により求められた距離センサ60とトレ
イ23,24,25に積載されたシートとの距離とによ
りトレー23,24,25のシート積載高さを判別する
ようにしている。
【0060】そして、この求められたシート積載高さ
が、トレイ23に最大積載量のシートが積載されたこと
を示す第1所定高さより高くなった場合は、トレイユニ
ット26を移動させて他のトレイにシートを積載するよ
うにする。
【0061】なお、第1所定高さより高くならない場合
は、シートの排出を妨げないようシフトモータ601を
同図に示すドライバーD6を介して駆動制御し、トレイ
ユニット26を下方に移動してトレイ23を降下させる
ようにする。
【0062】このようにして、シートSの高さもしくは
トレイ23のシート積載面と排出口50との距離を計測
することでトレイ23の適切な移動量を演算することが
できる。なお、この演算結果は、各種データを記憶する
RAM(ランダムアクセスメモリ)620に記憶される
ようになっている。
【0063】ところで、第1、第2、第3トレイ23,
24,25には、距離センサ60の計測点に各々貫通穴
23a,24a,25aが形成されている(図2、14
参照)。ここで、このように各トレイ23,24,25
に貫通穴23a,24a,25aを形成することによ
り、トレイ23,24,25上のシートの有無を判断で
きるようにしている。
【0064】即ち、トレイ23,24,25に向かって
光を照射した際、トレイ23,24,25にシートが積
載されていない場合には、照射光は貫通穴23a,24
a,25aを通過して行き、例えば下方のトレイのシー
トに当たって反射するようになる。そして、このように
構成することにより、このとき求められるシート積載高
さは通常トレイが1枚目のシートを積載する位置にある
ことを示す第2所定高さに比べて大きくなり、これによ
りCPU600はトレイ23,24,25上にシートが
無いと判断することができるようになっている。
【0065】なお、このようにトレイ23,24,25
上にシートが無いと判断した後、CPU600はトレイ
23,24,25がシート積載可能状態と判別し、トレ
イ23,24,25に1枚目のシートを積載するように
する。
【0066】ところで、CPU600の入力側には、距
離センサ60の他に、図12に示すようにシートがシ一
卜後処理装置1内に滞留していることを検知する手段で
あるバッファセンサS10、複写装置100から排出さ
れてきたシートがシート積載装置1内に入ってきたこと
を検知する入り口センサS30、シート積載装置1の上
部カバーが開けられたことを検知するUPカバーセンサ
S40、シート積載装置1内からトレイ23,24,2
5上にシートを排出する際の排紙モータ35aの異常も
しくは速度制御に関する情報をCPU600に促すため
の排紙モータクロックセンサS80、スティプルする際
のつき当て板20のホームポジションを検知する整合H
PセンサS90、スティプルトレイ38上のシートの有
無を検出するステイプルトレイセンサS100が電気的
に接続されている。
【0067】さらに、CPU600の入力側には、排出
口50の上壁面及び下壁面を形成する上部及び下部スノ
コガイド27,27aの位置を検知する第1及び第2ス
ノコセンサS130,S140、シート積載装置1内か
らトレイ上ヘシートが排出されたことを検知する排紙セ
ンサS150、シート積載装置1内を移動可能なステイ
プラ400がホームポジションにあることを検知するス
テイプル移動HPセンサS170、移動可能なトレイの
移動量又その駆動源となるシフトモータ601の異常等
をCPU600に促すためのシフトクロックセンサS1
90、移動可能なトレイの上限を検知するUPリミット
検知センサS200、シー卜後処理装置1のドアの開閉
を検知するドア開閉検知SWS210、シート積載装置
1と複写装置本体100が接続されていることを検知す
るJOINT・SWセンサS220が電気的に接続され
ている。
【0068】一方、CPU600の出力側には、シフト
モータ601の他に、図13に示すようにドライバーD
1,D2,D3,D4,D5,D7,D8,D9,D1
1を介してシート積載装置1内にあるシートを搬送する
搬送モータM230、排紙モータ35a、シートを整合
する整合モータM250、スティプル400を移動させ
るステイプル部移動モータ(パルスモータ)452、シ
ートの束を綴じるためのスティプル400に綴じ動作を
行わせるスティプルモータ406、複写装置本体100
より排出されたシー卜の搬送パスを切り替える入り口ソ
レノイドSL290、シー卜後処理装置1内から排出さ
れるシートの排紙口を切り替える排紙口ソレノイドSL
300、シート積載装置1内のシートの搬送パスを切り
替える切り替えソレノイドL310、シート積載面距離
計測において積載オーバー等が検知された場合にオペレ
ータに注意を促す表示手段650が電気的に接続されて
いる。
【0069】ところで、本実施例において、複写装置本
体100は、デジタル方式のものであり、この方式の複
写装置本体100は、原稿の画像を読みとるスキャナ部
と画像を再現するプリンタ部とで構成されており、各々
独自に動作することも可能である。即ち、スキャナ部で
は原稿をランプで照射し、その反射光を受光素子で小さ
な点(画素)に分解すると同時に原稿の濃淡に応じた電
気信号に変換(光電変換)しており、プリンタ部ではス
キャナ部より送られてきた電気信号をもとに、レ−ザー
光でドラムを照射し、ドラム上に静電潜像を作り、現
像、転写、定着を経てコピ−画像を形成している。
【0070】よってデジタル複写機に図1に示すように
インターフェイス500を接続することにより、スキャ
ナ部で読み取った原稿の信号を他のファクシミリ501
に転送したり、逆に他のファクシミリ501から受けた
電気信号を、インターフェイス500を通してプリンタ
部へ送り画像を転写紙に写し出すことも可能である。ま
た、同様にパソコンのようなコンピュ−タ機器502か
ら受けた画像信号をインターフェイス500を通してプ
リンタ部へ送り転写紙へコピーしたり、スキャナ部で読
み取った画像を、インタ−フェイス500を通じてパソ
コンへとり込んだりすることができるようになってい
る。
【0071】上記したように、現在のデジタル複写機で
は、ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
0上へ裁置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス500を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。
【0072】次に、このように構成されたデジタル複写
機に備えられたシート積載装置1のCPU600のシー
ト積載時の制御動作について、図16、17、18に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0073】シート積載装置1の初期化を示すフローチ
ャートである図16において、1001でシート積載装
置1に電源が投入されると、1002に進みI/Oポー
ト及びメモリー(RAM)のイニシャライズ(初期化)
を行う。続いて1003に進み、FAX、プリンター、
複写機との通信モードの設定を行い、1004で複写機
本体の通信が確立されたか否かを判断する。そして、本
体の通信が確立されたならば1005に進み、初期化用
の初期化通信データ(シート積載装置1のスタンバイ信
号等)をシート積載装置1から送信する。
【0074】一方、このように初期化通信データを送信
した後は、トレイ位置制御動作を示すフローチャートで
ある図17において、シート積載装置1に動作開始信号
が送信されると、2001でシート積載装置1が初期化
されていることを示すイニシャル信号(動作開始信号)
がオンとなっているかを判断し、オンならば2002に
進んでトレイ位置が確定されているか判断し、確定され
ていなければ2003に進み、トレイをホームポジショ
ンに移動する。
【0075】そして、2004でトレイがホームポジシ
ョンに移動が完了したかどうか判断し、完了していたな
らば2005に進む。また、2002においてトレイ指
定位置であれば2005に進んで現在のトレイがトレイ
指定位置かどうかを判断し、指定位置であれば2007
に進み、指定位置でなければ2006に進んでトレイを
指定位置まで移動する。
【0076】次に、2005においてトレイの移動が完
了したならば2007に進み、ここでトレイのシート積
載高さ(以下トレイ積載高さという)を距離センサ60
にて測定する。そして2008に進み、2007におい
て測定したトレイ積載高さデータDと、第2所定高さで
あるシート高さ基準データD1とを比較する。ここで、
トレイ上にシートが無い場合は、シートにて貫通穴が塞
がれていないことから、トレイ積載高さデータDの方が
大きくなる。この場合には、トレイ上にシートが無いと
判断し、現在のトレイ高さにて1枚目のシートを積載す
るよう2012に進む。
【0077】一方、シート高さ基準データD1の方が大
きい場合は、2009に進み、トレイ積載高さデータD
と所定高さであるシート高さ基準データD2との差から
トレイ移動量データBを求め、2010においてトレイ
移動量データBが0、即ち現在のシート高さが最大積載
量となっているかを判断し、最大積載量となっている場
合には2012に進む。また、シート高さが最大積載量
となっていなかった場合は2011に進み、トレイ移動
量データB分トレイを移動する。そして、2007に戻
り、再度トレイ積載高さデータDを計測し、所定の高さ
までトレイを移動した後に2012に進む。
【0078】このように、後処理後の所定のタイミング
でシート積載高さを距離センサ60及びトレイHPセン
サSl80により求めることにより、各トレイの位置規
制を距離センサ60に邪魔されることなく適正に行うこ
とができる。
【0079】また、トレイ移動時のフローチャートであ
る図18においては、3002で揺動ガイド31が閉じ
ているかを判断し、揺動ガイド31が開いていたならば
3003に進み、排紙モータ35aを逆転させる。
【0080】そして、これを揺動ガイド31が閉じるま
で行い、揺動ガイド31が閉じたならば、もしくは最初
から揺動ガイド31が閉じていたならば3004に進
み、ストッパ30が閉じているかを判断する。ここで、
ストッパ30が閉じているならば、3006に進み、シ
フトモータ601を起動する。
【0081】ところで、図2において、400Aはステ
イプル時、ステイプルトレイ38に積載されたシート束
に対して綴じ動作を行うステイプラ400を備えたステ
イプルユニットであり、後述するパルスモータにより図
19に示すように矢印Y方向に移動し、ステイプルトレ
イ38上に積載されたシートに対する手前側1ケ所綴じ
(綴じ止め位置H1 )、2ケ所綴じ(綴じ止め位置H
2 ,H3 )、奥側1ケ所綴じ(綴じ止め位置H4 )を行
うようになっている。なお、同図においては、綴じ止め
るシートのサイズをA3,A4及びB4,B5としてい
るが、本発明の主旨は特定の紙サイズに限定されるもの
ではない。
【0082】ここで、このステイプラ400は、図20
に示すようにステイプラカバー430に固定され、移動
台433に固設された支持部材431により、X方向に
移動可能に支持されている。
【0083】一方、この移動台433にはバネ部材43
9が固設されており、このバネ部材439によりステイ
プラカバー430は上方に付勢され、ストッパ430a
にて位置決めされている。
【0084】また、この移動台433には支軸441,
442,443が固設され、それぞれにプーリギア44
0、誘導支持部材434,435,436が回転可能に
支持されている。さらに、この移動台433には、移動
台433の平行移動を保つためのローラ444が回転可
能に支持されており、また後述するつき当て部材20の
退避手段を構成するストッパ規制部材438が固設され
ている。
【0085】一方、ステイプルトレイ38に対向して設
けられたステー432には、図21に示すように第1誘
導支持部材434の移動規制をする長穴形状の溝447
が設けられると共に第2、第3誘導支持部材435,4
36の移動規制をするレール437及びプーリギア44
0と噛み合うラックギア445が固設されている。
【0086】ところで、同図において、446はステイ
プラユニット400Aがホームポジション(同図におい
ては第1誘導支持部材434がAで示す点にあるとき)
にあるか否かを検知するフォトインタラプタである。そ
して、本実施例においては、このフォトインタラプタ4
46により、ホームポジションを基点に後述するパルス
モータの回転量をパルス数により規定することで、ステ
イプラユニット400Aの綴じ位置制御を行う構成をと
っているが、本発明の主旨は、これに限定されるもので
はない。
【0087】一方、移動台433には、図22に示すよ
うにステイプラユニット400Aを矢印Y方向に移動さ
せるためのパルスモータ452が固設され、このパルス
モータ452にはベルトプーリ464が固設されてい
る。ここで、このベルトプーリ464は、タイミングベ
ルト455を介してプーリギア440と連結されてお
り、モータ4の回転は、ベルトプーリ464及びタイミ
ングベルト455を介してプーリギア440に伝わり、
これによりステイプラユニット400Aが矢印Y方向に
移動するようになっている。なお、463はパルスモー
タ452等の電機部品のカバーである。
【0088】ところで、このステイプラユニット400
Aが移動する場合において、第1誘導支持部材434は
ステー432に設けられた長穴形状の溝447に沿って
図21に示すA〜G間を移動する一方、第2誘導支持部
材435は第1誘導支持部材434がA〜E間を移動す
る間だけレール437に沿って移動し、第3誘導支持部
材436は第1誘導支持部材434がE〜G間を移動す
る間だけレール437に沿って移動するようになってい
る。
【0089】例えば、図21において、第1誘導支持部
材434がAの位置にある時、第2誘導支持部材435
はレール437により位置規制され、第3誘導支持部材
436はフリー状態となっており、この時図19におけ
るH1 の位置での斜め綴じ動作が可能となる。また、第
1誘導支持部材434がAの位置からCの位置に移動す
る時、Aの位置において所定角度傾いた状態にあったス
テイプラユニット400Aが第2誘導支持部材435が
レール437に沿って移動することにより、徐々にシー
トの幅方向に対し平行になるように回動し、第1誘導支
持部材434がC〜D間を移動する時、ステイプラユニ
ット400Aは、シートの幅方向に対し平行状態を維持
するように位置規制される。これにより、種々の紙サイ
ズに応じた平行2ケ所綴じ(H2 ,H3 )動作が可能と
なる。
【0090】このように、ステイプラユニット400A
は、常に3つの誘導支持部材434,435,436の
うちの2つの誘導支持部材により、位置及び角度が規制
されながらY方向に移動自在に構成されていることによ
り、種々の紙サイズに応じた位置に手前側1ケ所綴じ、
2ケ所綴じ等が可能になっている。尚、第1誘導支持部
材434の移動量は、既述したようにパルスモータ45
2の回転量により規定されている。
【0091】また本実施例においては、図3に示すよう
に、シートの整合基準板29を片側に設けることによ
り、手前側1ケ所綴じ位置(H1 )を、種々の紙サイズ
について共通にしているが、シートの整合基準をシート
センサーにし、2ケ所綴じ位置(H2 ,H3 )を種々の
紙サイズについて共通にしたとしても本発明の主旨から
何ら逸脱することはない。
【0092】一方、このような綴じ動作を行う場合に
は、シートの後端に当接してシート束を整える規制部材
が必要があり、このため図23に示すようにステイプル
トレイ38の後端にはつき当て板20が設けられてい
る。
【0093】ここで、このつき当て板20はステイプル
トレイ38に固設された軸部材457に回転可能に保持
される一方、軸部材457に巻装されているバネ部材4
48により反時計回転方向に付勢されて一端部に形成さ
れた規制部20aをステイプルトレイ38の後端より上
方に突出させるようになっている。そして、この状態と
なっている時にステイプルトレイ38上にシートが積載
されると、シートの後端がつき当て板20に当接し、シ
ート束Saの後端が整えられるようになる。
【0094】ところで、このつき当て板20とステイプ
ラ400とはオーバーラップする位置関係にあるため、
ステイプラユニット400Aが移動する場合や、針綴じ
動作を行う場合には、このつき当て板20が邪魔にな
る。このため、つき当て板20には、ステイプラユニッ
ト400Aが移動する際、このつき当て板20をステイ
プラユニット400Aの移動を妨げない位置に退避させ
るための退避手段449が設けられている。
【0095】ここで、この退避手段449は、つき当て
板20に固設されると共に、軸部材457に取り付けら
れているギヤ部450と、下端部が軸支されると共に、
つき当て板20のギア部450と噛合する回動可能な扇
形ギヤ451と、移動台433に固設され、ステイプラ
ユニット400Aが移動する際、扇形ギヤ451に当接
して扇形ギヤ451を軸部456を支点として回動させ
るストッパ規制部材438とから構成されている。
【0096】なお、この扇形ギヤ451には当接部45
1aが設けられており、ステイプラユニット400Aが
移動する際には、この当接部451aにストッパ規制部
材438が当接するようになっている。そして、このよ
うにストッパ規制部材438が当接すると、扇形ギヤ4
51がステイプラユニット400Aの移動方向と直交す
る方向に押されて、同図に示す破線位置まで回動するよ
うになる。
【0097】ここで、このように扇形ギヤ45が回動す
ると、扇形ギヤ45に噛合しているギア部450が回転
し、これに伴ってつき当て板20がバネ部材448を縮
めながらステイプルトレイ38の下方のステイプラユニ
ット400Aの移動を妨げない退避位置まで軸部材45
7を支点として下方回動するようになっている。
【0098】なお、ステイプラユニット400Aがさら
に移動すると、ストッパ規制部材438が扇形ギヤ45
1の当接部451aから外れるようになるので、つき当
て板20は扇形ギヤ451と共にバネ部材448の復帰
力により同図に示すシート束Saの後端を規制する位置
に復帰回動するようになっている。
【0099】ところで、このつき当て板20は、図24
に示すようにシートの幅方向に複数設けられており、こ
れら各つき当て板20a,20b,20c,20d,2
0eには、それぞれに退避手段449が設けられてお
り、これにより各つき当て板20a,20b,20c,
20d,20eはそれぞれ独立に回動可能に構成されて
いる。
【0100】なお、同図においては、ステイプラユニッ
ト400Aの位置に応じて、3つのつき当て板20a,
20b,20cがシート束の後端を整える位置にあり、
他の2つのつき当て板20d,20eがステイプラユニ
ット400Aの移動を妨げない位置にある状態を示して
いる。
【0101】次に、ステイプラ400の具体的な構成及
び基本的な動作について説明する。ステイプラ400
は、図25に示すようにワニ口形状を有すると共に、上
側のフォーミング部401及び下側のステイプルテーブ
ル402とからなる針打ち部400aを備えている。そ
して、このフォーミング部401には針カートリッジ4
03が着脱自在に取り付けられており、この針カートリ
ッジ403内には板状に連結された針Hが約5000本
装填されている。
【0102】ここで、この針カートリッジ403に装填
された板状針Hは、針カートリッジ403の最上側に設
けられたバネ404によって下方に付勢されており、最
下側に配置された送りローラ405に搬送力を付与する
構成になっている。そして、送りローラ405により送
り出された針Hは、フォーミング部401を揺動させる
ことにより1本ずつコ字状に成形されるようになってい
る。
【0103】また、このフォーミング部401は、ステ
イプルモータ406が起動すると、ギヤ列407を介し
て偏心カムギヤ408が回転することによって、偏心カ
ムギヤ408と一体に取付けられている偏心カムの作用
により、矢印に示すようにステイプルテーブル402側
へ揺動してクリンチ動作(針綴じ動作)を行うようにな
っている。
【0104】なお、このステイプラ400には、針カー
トリッジ403に装填されたステイプル用針Hの針無し
状態を検出するため、針カートリッジ403の下部に反
射型センサ409が設けられているが、本実施例におい
てはこの反射型センサ409にて針カートリッジ403
より送り出されるステイプル用針Hの針ジャム(針詰ま
り)を検知するようにしている。
【0105】次に、このステイプル用針Hの針ジャム検
知について説明する。図26はステイプラ400の平面
図であり、ステイプルモータ406には駆動電流を流す
コード406aが接続されており、このコード406a
には流れる電流値を検知する負荷検知手段としての電流
センサ(異常検知手段)406bが装備されている。
【0106】一方、図27は、電流センサ406bによ
り検知した針打ち1行程におけるステイプルモータ40
6に流れる電流値の波形を表示したものである。同図に
おいて、W1は正常に針Hが出てシート束Sを貫通して
曲げ止めが行なわれた時の波形であり、W2は空打ち
(ステイプラ56は作動しても針Hが出ない)時の波形
である。空打ちの時は針Hがシート束Sを貫通する時の
負荷や針曲げ時の負荷がないため、電流値のレベルは小
さくなる。
【0107】また、W3は針打ち不良、針ジャム等が発
生した時の波形である。この時は一般に過負荷が生じ、
電流値のレベルは極端に上昇する。従って、電流レベル
がI0 値(初期設定値)付近の時は正常に針打ちが行な
われていると判断でき、I>I0 +C(Cはばらつき)
の時は針ジャム、針打ち不良、ステイプラメカ異常等が
考えられ、I<I0 −Cの時は空打ちであると判断でき
る。なお、このステイプラ400に生じた針無し状態も
しくは針ジャム状態は、LED等を用いた表示部を介し
て操作者に知らせることができる。
【0108】次に、このように構成されたステイプラ4
00のステイプル動作について説明する。
【0109】針カートリッジ403に収納された板状の
ステイプラ針Hは送りローラ405により最下側より1
枚ずつ送り出された後、図28に示すように針曲げブロ
ック415に送られてその最先端の針H1が、その中央
部を針曲げブロック415の保持溝415aに保持され
るようになる。
【0110】この後、偏心カムギヤ408が回転してフ
ォーミング部401が下方の動作位置に移動すると、図
示しない駆動機構により図29に示すようにドライバ4
16が押し下げられてプランジャ416aが押し下げら
れる。この時、プランジャ416aの一部に形成された
押し爪416bによりコ字状曲げブロック417が押さ
れて針曲げブロック415上に押圧される。これによ
り、針曲げブロック415の保持溝415aに保持され
たステイプラ針Hは、図28に示すように、コ字状に折
り曲げられる。
【0111】一方、この後プランジャ416aは更に押
し下げられ、押し爪416bがコ字状曲げブロック41
7から外れてプランジャ416aだけが押し下げられて
針曲げブロック415のテーパ部に到達し、針曲げブロ
ック415を図29の一点鎖線に示す位置に押し退けな
がらコ字状に曲げられた最先端の針H1のみを針切断部
材418との間で剪断して針H1をシートSに打ち込ん
でいき、更にステイプルテーブル402側に押し付けて
シートSを綴じ止める。
【0112】なお、この後、偏心カムギヤ408の回転
が進行してフォーミング部401が上方の待機位置に移
動すると、ドライバ416及びプランジャ416aが上
方に移動して待機位置に復帰し、ステイプル動作の1行
程が終了する。
【0113】次に、このようなステイプラユニット40
0Aを備えたシート積載装置のシート後処理動作につい
て説明する。
【0114】例えば、ステイプルを行なわずにシートを
排出する際には、第1、第2、第3トレイ23,24,
25に直接排出する。図30には、第2トレイ24にコ
ピーシートを排出する場合を示す。
【0115】ところで、ユーザによってノンステイプル
モードが選択されると、図7に示すカム35が排紙モー
タ35aにより矢印方向に回転することにより、揺動ガ
イド31が、図6に示すように揺動軸31aを支点とし
て排出ローラ32,33が圧接される位置まで揺動す
る。なお、このとき排出口50を塞ぐためのストッパ3
0は、揺動ガイド31に対して矢印方向に回動した位置
で停止している。
【0116】この状態で複写装置本体100から排出さ
れてきたシートは、図2に示す搬送パス6を通り、ロー
ラ対5,17に渡され、ローラ対5,17によりさらに
下流側へ排出された後、揺動ガイド31によってトレイ
24の方向へ向けられ、排出ローラ32,33を経て排
出口50から排出されてトレイ24上へ順次積載され
る。
【0117】一方、通常のシートSを大量にとる場合
は、まず図30に示す距離センサ60により第2トレイ
24上にシートが残っていないことを確認する。このた
め、CPU600は既述したように距離センサ60によ
り第2トレイ24に向かって光を照射させ、反射光を受
光する時間を計測するが、この場合の計測時間は第2所
定時間に比べて大きくなるのでCPU600はトレイ上
にシートが無いと判断する。
【0118】そして、このようにトレイ24上にシート
が残っていないことを確認した後、現在のトレイ高さか
らシートを積載するようトレイ24を1枚目のシートを
積載する位置に移動させる。
【0119】さらに、シートの積載枚数が一定数になる
と、トレイユニット26を積載済のシートの上面が1枚
目のシートを受けた面とほぼ同一になるよう定められた
位置まで下降させる。上記動作をくり返して、トレイ内
に最大積載量のシートが積載されたことを検知すると、
複写装置本体100へ停止信号を出し、シートの排出を
一時停止する。
【0120】次に、第2トレイ24でシートを積載する
ため、トレイユニット26を第2トレイ24の1枚目の
シートを積載するよう定められた位置まで下降させる。
この後、複写装置本体100にコピー動作を再開させ、
シートの積載を再開する、この後、前述と同じ動作をト
レイ24が満載になるまでくり返す。なお、第3トレイ
25にシートを積載する場合も、第1トレイ23から第
2トレイ24へ移動する場合と同様である。
【0121】ところで、本実施例において、複写装置本
体100は、既述したようにデジタル方式のものであ
り、ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
0上へ裁置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス500を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。
【0122】ところで、このように本体100を使用す
るためには、シートを別々のトレイに分類して積載した
り、ユーザに希望によっては、トレイの各々に番号付け
を行って、ユーザの希望のトレイ上へシートを積載する
必要がある。
【0123】このため、本実施例においては、例えば第
1トレイ23にはファクシミリの出力紙、第2トレイ2
4にはパソコンからの出力紙、第3トレイ25にはコピ
ーモード時の出力紙を積載するようにしている。そし
て、次にこのように各トレイにシートを排出する場合に
ついて説明する。
【0124】まず、図31に示す第2トレイ24にパソ
コンからの出力紙をある枚数受けた状態からコピーモー
ドのシートを積載する場合、即ち第3トレイ25にシー
トを積載する場合について説明する。
【0125】この場合、まずCPU600は、シート積
載装置1に電源が投入されると、I/Oポート及びメモ
リー(RAM)のイニシャライズ(初期化)を行い、続
いてFAX、プリンター、複写機との通信モードの設定
を行う。
【0126】この後、第2トレイ24にパソコンからの
出力紙をある枚数受けた状態から第3トレイ25にシー
トを積載する場合は、トレイユニット26が下降して第
3トレイ25の1枚目のシートを受ける位置へ移動する
が、この動作はコピーモード時において、トレイ内の積
載枚数が最大になっていなくとも下降する点を除くと同
一である。
【0127】次に、第2トレイ24にパソコンの出力紙
をある枚数受けた状態で、ファクシミリ等の出力紙を積
載する場合、即ち第1トレイ23にシートを積載する場
合について説明する。
【0128】この場合は、第2トレイ24にシートを積
載したまま、第1トレイ23にシートを積載するために
トレイユニット26を上昇させる。この際、図6の斜線
で示す空間FにシートSが入り込むことのないよう図8
に示すように、ストッパ30を回動軸30aを支点とし
て同図の破線位置から実線位置へ回動させ、空間Fを塞
ぐので、トレイ24がシートSを積載したままで上方へ
移動することが可能となる。
【0129】これにより、シートSを積載したトレイが
排出口50を横切ることが可能となるため、インターフ
ェースをもつ複写装置本体100の性能を十分に生かす
ことができる。
【0130】次に、シート積載装置のステイプル動作に
ついて説明する。
【0131】まず、ステイプルを行ってコピーをとるス
テイプルソート時には、トレイ23,24,25に直接
積載せず、まず図2におけるステイプルトレイ38に積
載する。
【0132】なお、ユーザによってステイプルソートモ
ードが選択されると、揺動ガイド31が図9に示すよう
に排出口50を解放すると共に排出ローラ32,33を
離間させるよう上方に揺動するが、このように揺動ガイ
ド31が揺動すると、ローラガイド34は、既述したよ
うにバネ37により下部スノコガイド27aと同一面と
なる位置に保持され、紙ストッパ部35はトレイ24の
載置シート束Saの上方へ突出する。
【0133】この状態で、複写装置本体100から排出
されてきたシートは、搬送パス6を通り、ローラ対1
7,18に渡された後、このローラ対17,18により
排出されるようになるが揺動ガイド31が上方に揺動し
ているため、シートは排出されずステイプルトレイ38
上に積載される。この際トレイ24はノンステイプルモ
ード時より上側にあり、図32に示すようにシートSの
後端をささえて排出方向上流側へ戻るのを補助してい
る。
【0134】一方、同図に示すようにステイプルトレイ
38上へ排出されたシートSは、ステイプルトレイ38
の傾斜及びトレイ24のシート落下位置を高めにとるこ
とにより、排出方向上流側へ自重落下するのを補助され
ているが、さらに排出ローラ17と同期して矢印方向へ
回転する排出整合ベルト19によりステイプルトレイ上
の上流側方向へ付勢されている。
【0135】これにより、シートSはつき当て板20に
突き当たって排出方向に対して垂直な方向に対して整合
される。またシートの幅方向の整合は図3,4における
幅よせガイド21によってシートSがステイプルトレイ
38に落下して突き当て板20に突き当たる所定の時間
で動作を開始し、シートSの幅寸法よりも所定の寸法だ
け本体奥側から手前側へ動作することによりシートSは
手前方向に整合される。以下、2枚目以下のシートはユ
ーザが設定した枚数がステイプルトレイ上に全て積載さ
れるまで上記動作がくり返される。
【0136】そして、図33に示すようにユーザが設定
した枚数がステイプルトレイ38上に整合されると、ス
テイプルが動作し、ユーザの設定した位置にステイプル
する動作を行う。なお、ステイプルが終了すれば図34
に示すように、揺動ガイド31が降下し、排出ローラ3
2が矢印方向へ回転することで、図35に示すようにト
レイ38上のステイプル済のシートSが排出される。
【0137】ところで、ステイプル動作時には、順次シ
ートが複写装置本体100から排出されてくるため、次
のジョブの排出シートの先頭の1枚目を本体1内に滞留
させ、2枚目のシートを重ねて排出するという動作を行
う。
【0138】その動作を図36から図39を用いて説明
する。図36はシートが本装置内へ侵入し始めた状態を
示す。
【0139】複写装置本体100から排出された1枚目
のシートS1はフラッパ3,4の上流側端部が下方へ位
置することで、バッファーパス8へ送られる。バッファ
ーパス8へ送られたシートS1はバッファーローラ9に
巻き付く形で図示矢印方向へ送られる。ここでフラッパ
39はシートがローラ15の方向へ送られるように回動
し、センサ11でシートS1の先端を検知して図37に
示すような状態で停止する。
【0140】そして、同図に示すように2枚目のシート
S2が侵入してくると、バッファーローラ9は回転を開
始し、図38に示すように1枚目と2枚目のシートS
1,S2を重ねて搬送する。さらに、1枚目のシートS
1の後端がフラッパ39の位置を過ぎると、図39に示
すようにフラッパ39は、排出ローラ17,18の方へ
シートSが送られるように回動し、2枚重ねたままステ
イプルトレイ38上へ排出される。以上の動作を行うこ
とで、ステイプラがステイプル動作を行っている時間は
排出ローラ17,18からシートは排出されず、ステイ
プル動作を実行することが可能であり、かつ複写装置本
体100も停止することがない。
【0141】またステイプル動作を行う時間をさらにか
せぐために、バッファーローラ9に3枚目以上のシート
を巻きつけることも可能である。
【0142】以上の動作をくり返すことで、複数のステ
イプルコピー束Saを作成するが、図9に示すように、
トレイ24上に既にステイプルしたコピー束Saが有る
際には、コピー束Saのたわみやふくらみが大きい場合
に既に積載されているコピー束Saの上端がG点を上側
へ越えてしまうと、次シートが出てくる際に引っ掛かっ
てジャムしたり、幅よせガイド21が動作して整合する
際の負荷となって整合性が悪化することがある。
【0143】しかし、この際、既述したようにローラガ
イド34は下部スノコガイド27aと同一面をなす位置
にあり、またストッパ部材35がトレイ24上のシート
束Saの上側端面を押えるようトレイ24の上方に突出
しているので積載されているコピー束Saの上端がG点
を上側へ越えてしまうことはない。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、距
離センサと載置台位置検知手段によりシート載置台のシ
ート積載高さを判別し、この判別結果に応じてシート載
置台を移動させるようにすることができるので、距離セ
ンサに邪魔されることなくシート載置台の位置制御を行
うことができる。
【0145】また、貫通穴を各シート載置台に形成し、
シート載置台にシートが積載されていない場合には、距
離センサからの照射光が貫通穴を貫通するようにして距
離センサにて求められる距離センサとシート載置台との
距離を、シートが積載されている場合の距離よりも長く
することができ、これによりシート載置台のシートの有
無を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシート積載装置と複写装置の
側面断面図。
【図2】上記シート積載装置の側面断面図。
【図3】上記シート積載装置のステイプルトレイ部の平
面図。
【図4】上記ステイプルトレイ部の側面断面図。
【図5】上記シート積載装置のトレイユニットの要部側
面図。
【図6】上記シート積載装置の要部拡大側面図。
【図7】上記シート積載装置の揺動ガイドが揺動する様
子を示す図。
【図8】上記シート積載装置のストッパが排出口を塞い
だ様子を示す図。
【図9】上記揺動ガイドが上方に揺動した様子を示す
図。
【図10】上記シート積載装置のローラガイドが逃げ部
を形成する位置にある様子を示す図。
【図11】上記シート積載装置の距離計測センサのブロ
ック図。
【図12】上記シート積載装置のCPUのブロック図の
一部を示す図。
【図13】上記シート積載装置のCPUのブロック図の
その他の部分を示す図。
【図14】上記距離計測センサの距離計測の原理を示す
図。
【図15】上記CPUから距離計測センサに対して出力
される信号と、距離計測センサからCPUへ入力される
信号を表す図。
【図16】上記CPUの制御動作の一部を示すフローチ
ャート。
【図17】上記CPUの制御動作の他の一部を示すフロ
ーチャート。
【図18】上記CPUの制御動作のその他の一部を示す
フローチャート。
【図19】上記シート積載装置のステイプラユニットに
よる針綴じ位置の説明図。
【図20】上記ステイプラユニット側面部分断面図。
【図21】上記ステイプラユニットの移動経路を示す模
式上視図。
【図22】上記ステイプラユニットの右側面部分断面
図。
【図23】上記ステイプラユニットの退避手段の動作を
示す図。
【図24】上記ステイプラユニット及びつき当て板の動
作を示す図。
【図25】上記ステイプラユニットのステイプラの構造
を示す図。
【図26】上記ステイプラの平面図。
【図27】上記ステイプラによる針打ち行程においてス
テイプルモータに流れる電流値を示す波形図。
【図28】最先端の針が中央部を針曲げブロックの保持
溝に保持される様子を示す図。
【図29】上記ステイプラのフォーミング部の針打ち行
程を示す図。
【図30】上記シート積載装置の第2トレイにシートを
排出する状態を示す図。
【図31】上記シート積載装置の第2トレイにシートが
排出された様子を示す図。
【図32】ステイプルソート時における上記第2トレイ
の状態を示す図。
【図33】ユーザが設定した枚数がステイプルトレイ上
に整合された状態を示す図。
【図34】ステイプル済のシートが排出される様子を示
す図。
【図35】ステイプル済シートが排出された様子を示す
図。
【図36】上記シート積載装置内へシートが侵入し始め
た状態を示す図。
【図37】1枚目のシートをバッファーローラに巻き付
けた様子を示す図。
【図38】1枚目と2枚目のシートS1,S2を重ねて
搬送する様子を示す図。
【図39】2枚のシートが重ねられた状態で排出される
様子を示す図。
【図40】従来のシート積載装置の要部側面図。
【符号の説明】
1 シート積載装置 23,24,25 トレイ 26 トレイユニット 50 排出口 60 距離センサ 63 PSD受光素子 600 CPU 601 シフトモータ S180 トレイHPセンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されたシートをシート載置台に積載
    するシート積載装置において、 前記シート載置台を上下方向に移動する駆動装置と、 前記シート載置台の上方に設けられると共に、前記シー
    ト載置台に向かって光を照射する照射部と、照射部から
    照射された光の反射光を受光する受光部とを有する距離
    センサと、 前記シート載置台の高さ位置を検知する載置台位置検知
    手段と、 前記反射光が受光される前記受光部上の位置から前記距
    離センサと前記シート載置台に積載されたシートとの距
    離を求めると共に、この求められた距離と前記載置台位
    置検知手段によって求められた前記シート載置台との高
    さ位置とにより前記シート載置台のシート積載高さを判
    別し、この判別結果に応じて前記シート載置台を移動さ
    せるよう前記駆動装置を駆動制御する制御装置と、を備
    えたことを特徴とするシート積載装置。
  2. 【請求項2】 綴じ手段を備え、前記距離センサの受光
    部はPSD受光素子を備えてなる一方、前記照射部は前
    記制御装置からの信号に基づき綴じ動作毎に光を照射す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のシート積載装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記シート積載高さが
    第1所定高さより高くなった場合には、前記シート積載
    台に最大積載量のシートが積載されたと判別することを
    特徴とする請求項1記載のシート積載装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記シート積載高さが
    第2所定高さより低い場合には、前記シート載置台には
    シートが積載されていないと判別するようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載のシート積載装置。
  5. 【請求項5】 前記シート載置台に前記距離センサから
    の照射光を貫通させる貫通穴を形成し、前記シート載置
    台にシートが積載されていない場合には、前記貫通穴に
    前記照射光を貫通させて前記シート積載高さが第2所定
    高さより低くなるよう構成したことを特徴とする請求項
    4記載のシート積載装置。
  6. 【請求項6】 画像形成部と、この画像形成部にて画像
    形成されたシートを収納するシート積載装置とを備えて
    なる画像形成装置において、 前記シート積載装置が請求項1乃至5のいずれか1項記
    載のシート積載装置である画像形成装置。
JP7203581A 1995-08-09 1995-08-09 シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JPH0948549A (ja)

Priority Applications (4)

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JP7203581A JPH0948549A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置
US08/693,703 US6176480B1 (en) 1995-08-09 1996-08-07 Sheet stacking apparatus
EP96112808A EP0757964B1 (en) 1995-08-09 1996-08-08 Sheet stacking apparatus
DE69632174T DE69632174T2 (de) 1995-08-09 1996-08-08 Vorrichtung zum Stapeln von Bogen

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