JPH0939258A - インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置

Info

Publication number
JPH0939258A
JPH0939258A JP7349221A JP34922195A JPH0939258A JP H0939258 A JPH0939258 A JP H0939258A JP 7349221 A JP7349221 A JP 7349221A JP 34922195 A JP34922195 A JP 34922195A JP H0939258 A JPH0939258 A JP H0939258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
ink
cap
absorbing sheet
ink absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7349221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3467716B2 (ja
Inventor
Nobuhito Takahashi
宣仁 高橋
Seiji Mochizuki
聖二 望月
Masahiro Isono
正博 磯野
Shigenori Fukazawa
茂則 深澤
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Kazuhisa Kawakami
和久 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP34922195A priority Critical patent/JP3467716B2/ja
Priority to DE69623500T priority patent/DE69623500T2/de
Priority to EP96108465A priority patent/EP0744294B1/en
Priority to DE69604615T priority patent/DE69604615T2/de
Priority to EP98123852A priority patent/EP0901905B1/en
Priority to US08/792,112 priority patent/US6203136B1/en
Publication of JPH0939258A publication Critical patent/JPH0939258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3467716B2 publication Critical patent/JP3467716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • B41J2/16511Constructions for cap positioning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2002/16576Cleaning means pushed or actuated by print head movement

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦横比の大きなインクジェット式記録ヘッド
を確実にキャッピングすること。 【解決手段】 キャリッジ1に押圧されて、基台21上
をキャリッジ1の移動に一致して上下動しながらキャリ
ッジ1の移動に追従するスライダ20に、非キャッピン
グ時には一隅だけが突出するようにバネ48等により記
録ヘッド7側に付勢した支持フレーム36を介して揺動
可能にキャップ34を設ける。キャリッジ1の移動に伴
って上昇したキャップ34は、その一隅で先ず当接し
(図イ)、そして徐々に当接面積を広げるように記録ヘ
ッド7のノズルプレートP全体に当接する。したがって
当接開箇所に部分的に圧力が集中することになって、キ
ャップ34が一隅からノズルプレートPに馴染ませられ
つつその領域を拡大して封止することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、記録用紙の幅方
向に移動する記録ヘッドを有し、印刷デ−タに一致して
インク滴を記録用紙に噴射して画像を形成するインクジ
ェット式記録ヘッドを搭載した記録装置に適したキャッ
ピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力発生室で加圧したインクをノズルか
らインク滴として記録用紙に吐出させて印刷デ−タを記
録するインクジェット式記録装置は、ノズル開口からの
溶媒の蒸発に起因するインクの粘度上昇や、インクの固
化、塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより印刷不
良を生じるという問題を抱いている。このため、インク
ジェット式記録装置は、通常、非印刷時に記録ヘッドの
ノズル開口を封止するためのキャッピング手段と、必要
に応じてノズルプレートを清掃するクリ−ニング手段を
備えている。例えば特開平1-125239号公報に見られるよ
うに、ホ−ムポジションに移動して来たキャリッジに押
されて移動するソリを、フレ−ムに設けた傾斜案内面に
沿わせて記録ヘッドのノズル開口面に移動させて、ソリ
の表面に設けたゴム製のキャップを記録ヘッドに圧接さ
せてノズル開口を封止するようにしたものが提案されて
いる。また、特公平2-13910号公報には、キャップを記
録ヘッドに圧接する手段として、フレ−ムとキャップと
の間に平行四辺形リンクを構成する2本のア−ムを介在
させ、キャップをキャリッジにより水平方向に移動させ
ると共に記録ヘッドの方へも移動させるようにしたもの
が記載されている。
【0003】これらのキャッピング手段は、それぞれフ
レ−ム上の傾斜案内面や平行四辺形リンクにより垂直方
向の移動量が決められている関係上、部品の加工あるい
は組付け上の誤差によりキャリッジの走行経路とフレ−
ムとの間の距離に多少のバラツキが存在する場合とか、
封筒のような厚手の記録用紙に印刷するためにプラテン
と記録ヘッドとの距離を再調整した場合には、記録ヘッ
ドとキャップとの間の距離が変るため、ノズル開口の封
止作用をキャップ自体の弾性変形に異存することにな
る。このことは、封止面が小さい場合には特に問題を生
じることはないが、カラー印刷用の記録ヘッドのように
多数列のノズル開口列を備えたサイズの大きなインクジ
ェット式記録ヘッドを封止する場合には隙間が生じやす
く、確実な封止を期待することができない。
【0004】また、特開昭59-103762号公報には、ホ−
ムポジションに逆L字型のヘッド保護カバ−を一点で回
動可能に軸支して、ホ−ムポジションに移動して来たキ
ャリッジにより保護カバ−を回動させて、その一端に設
けたキャップをインクジェット式記録ヘッドに圧接する
ようにしたものが記載されている。このキャッピング装
置は、ノズル面までの距離に応じて保護カバ−の回動量
が変化するため、プラテンと印字ヘッドの距離が変動す
る記録装置に対しても記録ヘッドを確実に封止できる
が、記録ヘッドの移動方向とキャップの移動方向が異る
ため、両者間に生じる相対的な移動によりキャップに不
必要な変形を生じさせてキャップが疲労したりや破損し
やすいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解消
するため、本出願人は特開昭6-8460号公報に見られるよ
うに、印刷領域外に配置され、記録ヘッドもしくはこれ
を担持するキャリッジに押圧されて非キャッピング位置
とキャッピング位置とを移動するキャップと、記録ヘッ
ドが非キャッピング位置からキャッピング位置へ移動す
る過程で、キャップを記録ヘッドのノズルプレート側に
移動させるカム面とカムフォロア−とを備えたキャッピ
ング装置を提案した。これによればキャリッジの移動だ
けでキャップを確実にノズルプレートに弾接して、確実
に封止することができる。ところが、有色の3種類のイ
ンクを吐出するノズル開口列を1つのノズルプレートに
纏めたカラー印刷用のインクジェット式記録ヘッドが実
用化されて、記録ヘッドの印字方向の長さが、単一色の
インクを吐出する記録ヘッドの約6倍にも拡大した結
果、密封性に低下を来すなどの不都合が見られるように
なった。本発明は、このように事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、カラー印刷用の
インクジェット式記録ヘッド等のように縦横の比が大き
なインクジェット式記録ヘッドを使用する記録装置に適
したキャッピング装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、印刷領域外に配置され、記
録ヘッドもしくはこれを担持するキャリッジに押圧され
て、基台上を前記キャリッジの移動に一致して上下動し
ながら前記キャリッジの移動に追従するスライダと、非
キャッピング時には一隅だけが突出するように弾性部材
により前記記録ヘッド側に付勢されて支持フレームを介
して前記スライダに揺動可能に取り付けられたキャップ
とを備えるようにした。
【0007】
【作用】キャリッジの移動に伴って上昇したキャップ
は、その一隅から徐々に当接面積を広げるように記録ヘ
ッドに当接するから、当接開箇所に部分的に圧力が集中
することになって、キャップが一隅から記録ヘッドに順
次馴染ませられつつその当接領域を拡大して封止する。
【0008】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実
施例を示すものであって、図中符号1は、キャリッジ
で、タイミングベルト2によりモータ3に接続されてい
て、ガイド部材4に案内されてプラテン5に平行に移動
するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙6
と対向する面にはカラー印刷用の記録ヘッド7が設けら
れ、記録ヘッド7がインクカートリッジ8からインクの
供給を受けて記録用紙6にインク滴を吐出して印刷す
る。
【0009】10は、本発明が特徴とするキャッピング
装置で、ポンプユニット11にチューブを介して接続さ
れており、記録ヘッド7のノズル開口面を1つの空間で
封止できるサイズを備え、非印字時にはノズル開口面を
封止し、また吐出能力回復操作時にはポンプユニット1
1から負圧の供給を受けて記録ヘッド7からインクを強
制的に排出させることができるように構成されている。
【0010】図2、図3は、それぞれ本発明のキャッピ
ング装置の一実施例を示す斜視図と組立斜視図であっ
て、図中符号20は、スライダで、キャリッジ1が非印
刷領域に移動したときにキャリッジ1の移動に追従して
基台21の上面を水平方向、及び上下方向に移動するよ
うに構成されている。
【0011】上面の印刷領域側(図中、左側)の一半に
記録ヘッド7のノズル開口面を封止するためのキャップ
部材22が設けられ、また外側領域(図中、右側)とな
る他半にバルブユニット23が設けられ、さらに最外端
にキャリッジ1に当接するフラッグ片24が設けられて
いる。
【0012】スライダ20は、最外端側の下端に凸片2
5を有していて、基台21のガイド面26と接触してこ
れの表面を摺動し、また印刷領域側の側部にキャリッジ
1の移動方向に直交する突起28、29を有していて、
一端が長溝30で基台21に回動自在に支持されたアー
ム31の他端に回動自在に支持されて、基台21とアー
ム31との間に挿入された圧縮バネ32により常時、印
刷領域側を上方に付勢してほぼ水平の姿勢を取るように
なっている。アーム31と係合する突起28には後述す
るキャップ34のインク吸引口38に連通する通孔28
aが形成されていて、接続流路を兼ねるようになってい
る。
【0013】一方、基台21のガイド面26は、キャッ
プ部材22がノズルプレートから離れた位置と、ノズル
プレートに弾接する2つの位置を占めることができるよ
うに、低所26aと、高所26bと、これらを接続する
斜面26cとから構成され、高所26bの最外端には限
界点を決めるストッパ33が形成されている。
【0014】キャップ部材22は、図4に示したように
大きく分けてキャップ34と、このキャップ34を保持
する支持フレーム36とから構成されている。キャップ
34は、耐インク性を有するゴムなどの合成樹脂で構成
され、ノズル開口列に対向しない領域に大気連通口37
とインク吸引口38とが設けられ、さらに大気連通口3
7の開口近傍には放射状の溝39が設けられている。
【0015】これら大気連通口37及びインク吸引口3
8は、それぞれキャップ34と一体に形成された導管4
0、41により後述するバルブユニット23、及び吸引
ポンプ11に接続されている。これら導管40、41
は、キャリッジ1の移動方向に間隔を開けて設けられ、
非印字領域側の導管41が、他方の導管40よりも長く
構成されていて、導管41の弾性によりキャップ34が
その印刷領域側を低部となる姿勢を採るように構成され
ている。
【0016】キャップ34には、耐インク性、インク吸
収性を備えた多孔質材料からなる第1、第2のインク吸
収シート42、43が、ほぼ底面を覆うように挿入され
ていて、上層に位置する第2のインク吸収シート43が
キャップ34の内周面側部に形成された突起44、44
により固定されている。
【0017】これらインク吸収シート42、43は、下
層に配置される第1のインクシート42が細孔径50〜
150μm程度の材料で、また上層に配置される第2の
インク吸収シート43が細孔径200〜400μm程度
の材料で形成されていて、上下での通気性やインク吸収
性が異ならせられている。下層側のインク吸収シート4
2には大気連通口37と対向する領域に小径の通孔42
aが穿設されている。
【0018】そして図5(ロ)に示したように上層のイ
ンク吸収シート43の表面にはノズル開口列C、M、Y
に対向する領域だけを露出させる窓70、70、70を
備えたマスク板71が載置されている。このようにイン
ク吸収シート42、43の内、ノズル開口列に対向する
領域だけを露出させることにより、フラッシング時にお
けるインクの跳ね返りを防止しつつ、インク吸収体4
2、43に吸収されているインク溶媒の無用な蒸発を防
止することができる。
【0019】再び図2に戻って、支持フレーム36は、
底面にキャップ34の導管40、41が貫通する孔4
5、45を備えるとともに、その中心に形成された凹部
46を基台21から延出された突起47に嵌合されてい
て、スライダ20との間に一側に偏するように介装され
たバネ48に弾圧された状態で側部の突起49、49を
スライダ20の凹部50、50に挿入して揺動可能に取
り付けられている。
【0020】このようにバネ48が一側に偏して介在し
ていること、及び外側に位置する導管41が印字領域側
の導管40よりも長く設定されているため、非キャッピ
ング状態では図6(イ)に示したようにキャップ34の
封止面がノズルプレートPの面に対して角度θだけ傾い
でいるが、キャッピング状態ではこれらバネ48、導管
41が圧縮を受けて図6(ロ)に示したようにノズルプ
レートPに押されてノズルプレートPと平行な姿勢を取
ることができる。
【0021】再び図2に戻って、図中符号23は前述し
たバルブユニットで、チューブ60によりキャップ34
の大気連通口37に接続する開口61を備えた弁座62
と、常時バネ63により弁座側に付勢され、スライダ2
0がストッパ23に当接することにより移動する作動杆
64を備えた弁体65とを備え、作動杆64の移動によ
り弁体65を弁座62から引き離す、いわゆるノーマル
クローズの弁として構成されている。
【0022】ところで、インクジェット式記録ヘッド
は、その表面に剛性が低いノズルプレートPが設けられ
ているため、キャップを大きな力で弾圧させるとノズル
プレートの破損を招くという問題がある。したがって、
従来は単一のキャップにより縦横の比が大きなカラー印
刷用のインクジェット記録ヘッドをキャッピングするこ
とが極めて困難であった。
【0023】本発明においては、キャップ34の開口面
に襞35を形成して当接面の剛性を下げ、かつ直近で隣
接するコーナ部35aとコーナ部35a’との間に直線
部35bを介在させ、かつ直線部35bの長さを曲率半
径Rと同程度となるような形状に設定して、弾性を確保
することがが困難なコーナ部35a、35a’及び短辺
の直線部35bにおける密封性を向上させている。
【0024】すなわち、同図(ニ)に示したようにキャ
ップ34のコーナ部34aの曲率半径R1を可及的に小
さくして直線部35bが占める割合を大きくすると、コ
ーナ部35aの剛性が大きくなり過ぎて、この領域にお
けるノズルプレートPとの密着性が低下する。
【0025】一方、同図(ホ)に示したようにキャップ
34の襞35のコーナ部35aの曲率半径R2を、隣接
する他方のコーナ部35a’と半円を形成するまで大き
くして、直線部を無くしてしまうと、コーナ部35aの
領域の剛性が低下し過ぎて密着性が低下する。
【0026】また、長手方向の中央部(図7(イ)の図
中線A−Aにより示す領域)とコーナ部35a近傍(図
中、線B−Bで示す領域)との厚さを同図(ロ)、
(ハ)に示したように、中央部の方(図(ロ))を若干
厚くなるようにすることで、ノズルプレートへの当接時
における中央部の座屈によるへたりを防止してノズルプ
レートに均一に当接させることができる。
【0027】これらのことから、キャップ34のコーナ
部34aの曲率半径は、直線部35bの長さと同等とす
るとともに、長辺側には中央部近傍を厚め形成すること
により、何れの箇所にもへたりを生じることなく、しか
も襞35の弾性を生かして可及的に小さな圧力でノズル
プレートPに均一に当接させることができる。
【0028】この実施例において、キャリッジ1がスラ
イダ20のフラッグ片24に当接していない状態では、
図6(イ)に示したようにキャップ34がノズルプレー
トPの面に対して角度θだけ傾いでいる。
【0029】キャリッジ1が非印刷領域に移動してフラ
ッグ片24に当接して(図8)スライダ20を移動させ
ると、スライダ20の当接片25が基台21の斜面26
cを摺動し、キャップ35が徐々に上昇する。この上昇
の過程で、バネ48及び導管41(図4)により押し上
げられている非印字領域側のキャップ34の一端が先ず
ノズルプレートPに当接し、キャリッジ1の移動に伴う
キャップ34の上昇により、ノズルプレートPに押され
て徐々にノズルプレートと平行となるように姿勢を変化
させて、キャッピング状態の位置(図9)まで移動した
時には、図6(ロ)及び図9(ロ)に示したようにノズ
ルプレートPの面に平行になってこれに密着する(図
7)。
【0030】このようにキャップが、その襞35の一隅
から接触領域を徐々に拡大しながら部分的にノズルプレ
ートPとの当接位置を移動させるから、当接開箇所に部
分的に圧力が集中することになって、キャップが一隅か
ら記録ヘッドに馴染ませられつつその領域を拡大して封
止する。そればかりでなく、たとえバルブユニット23
がノーマールクローズとして構成されていても、キャッ
プ34の圧着による圧力の上昇を防止して、ノズル開口
のメニスカスの押し込みを防止することができる。
【0031】一方、記録ヘッド7から強制的にインクを
排出する必要が生じた場合には、キャッピングが行われ
ている状態(図9)でポンプユニット11を作動させ
る。これにより、インク吸引口38を介してキャップ3
4内に負圧が作用して、ノズル開口から吐出したインク
滴がマスク板71の窓70を通過して吸収シート43に
到達する。これによりノズル開口近傍に付着している塵
埃や紙粉が洗浄され、さらには記録ヘッド7内の気泡が
インクとともにキャップ34に排出されることになる。
【0032】そして下層に配置されたインク吸収シート
42が上層のインク吸収シート43よりも細孔径が小さ
く、柔軟性に富むため、下層のインク吸収シート42の
インクに対する毛細管力が大きい。このため、下層の第
1のインク吸収シート42は、第2のインク吸収シート
43に吐出されたインクを毛細管力により下側に移動さ
せ、またより大きくインク吸引口38の負圧を受けてキ
ャップ34の底部に密着する。これにより記録ヘッドか
ら吐出されたインクの溢れ出しを確実に防止することが
できる。
【0033】インクの強制的な吐出が終了した段階で、
キャリッジ1をキャッピング状態(図9)からさらに非
印字領域側に移動させると(図10)、作動杆64がス
トッパ33に当接して図中左側に押し込まれるため、弁
体65が弁座62から離れる。
【0034】この状態で、ポンプユニット11の駆動速
度を、ノズル開口からインクを吐出させる場合の1/2
程度以下に落として微速吸引を行う。これによりキャッ
プ34の大気連通口37から空気が流れ込み、インク吸
収シート42、43の廃インクがインク吸引口38から
徐々に吸引されるから、インク吸収シート42、43に
吸収されているインクが途切れを生じること無く吸引さ
れ、かつ大気連通孔37から流入する空気の流速を可及
的に下げてインク吸収シート42、43に含まれている
インクに泡立ちを生じさせること無くインクをシート4
2、43から排出することができる。
【0035】インク吸収シート42、43に含まれてい
るインクの吸引が終了した段階で、ポンプユニット11
の駆動速度を通常の速度に戻して管路に残存しているイ
ンクを排出させる。
【0036】ところで、大気連通口37の近傍には放射
状の溝39が存在し、かつインク吸収シート42、43
に廃インクが染み込んでいて通気性が極めて小さくなっ
ているから、大気連通口37から流れ込んだ空気は、放
射状の溝39を通って拡散する。これによりインク吸収
シート42、43に含浸されている廃インクに泡立ちを
引き起こすことなくキャップ34に流入する。
【0037】すなわち、放射状溝39が存在しない場合
には、大気連通口37から集中的に空気が流れ込む事に
なるため、この近傍の空気流速が極めて大きくなり、こ
の近傍の廃インクを吹き上げて廃インクが泡立って、塵
埃や紙粉がノズルプレートPに再付着することになる。
【0038】キャップ内の廃インクの排出が終了した段
階で、ポンプユニット11を停止させ、キャリッジ1を
印刷領域側に移動させると(図9)、キャップ34とノ
ズルプレートPとの摩擦力によりスライダ20が印刷領
域側に移動し、この過程で作動杆64がストッパ33か
ら離れてバネ63により弁体65が弁座62に弾接さ
れ、キャップ34と大気との連通が断たれてキャップ3
4内が気密状態となる。
【0039】さらに、キャリッジ1が印刷領域側に移動
すると、スライダ20が斜面26cに沿って降下し、低
所部26aに到達する(図8)。スライダ20が斜面2
6cを移動している過程ではキャップ34が徐々に降下
し、一隅が偏するように弾圧されているキャップ34
は、一隅から徐々にノズルプレートPから離れ、その内
部に急激な圧力変化を生じることなくノズルプレートP
から離れる。
【0040】この状態では、キャップ34がノズルプレ
ートPから一定の間隙ΔG、つまりフラッシングによる
ノズルプレートPへのインクの跳ね返りが生じない程度
の間隙を形成できるまで離れているから、フラッシング
を実行する。
【0041】キャリッジ1がさらに印刷領域に向けて移
動すると、スライダ20の凸片25が基台21のストッ
パ73に係合して、キャリッジ1の印刷領域への移動に
追従できなくり、フラッシング可能状態で留まる。そし
て、印刷が終了してキャリッジ1が非印刷領域に移動し
て来ると、上述の過程を経てキャッピング状態に入るこ
とになる。
【0042】なお、上述に実施例においては、スライダ
20をキャリッジ1に当接させて移動させているが、記
録ヘッド7を当接させて移動させるようにしても同様の
作用を奏することは明らかである。
【0043】図11(イ)、(ロ)は、キャピング装置
の他の実施例を示すものであって、図中符号71、72
は、支持フレーム36の下層側に配置される第1のイン
ク吸収シート、及び上層側に配置される第2のインク吸
収シートで、スポンジなどの多孔質シート材をほぼ支持
フレーム36の内部空間の形状に裁断して形成されてい
る。
【0044】第1のインク吸収シート71は、その細孔
径が75μm以下と第2のインク吸収シート72の細孔
径360μmよりも小さく、かつ柔軟なものが用いられ
ていて、第1のインク吸収シート71のインク保持力が
第2のインク吸収シート72よりも大きくなるように設
定されている。
【0045】第1のインク吸収シート71は、支持フレ
ーム36の大気連通口37に対向する領域に長孔71a
が穿設されており、また第2のインク吸収シート72に
は、支持フレーム36に収容されたとき上方に折れ曲が
って突起44、44の側部に当接する耳部72a、72
aが設けられている。なお、図中符号72bは、キャッ
プ34の内周面側部に形成された突起44、44に係合
して浮き上がりを防止するための凸部を示す。
【0046】この実施例において記録ヘッド7から強制
的にインクを排出する必要が生じた場合には、キャリッ
ジ1をキャッピング位置に所定の速度SCR1で移動さ
せて(図13 S1)キャッピングを行わせ(図9)、
ポンプユニット11を作動させる。このとき吸引速度を
SPU1、単位時間当たりの吸引量がV1となるように
制御する(図13 S2)。これにより、インク吸引口
38を介してキャップ34内に負圧が作用して、ノズル
開口から吐出したインクの一部がインク吸収シート7
1、72を抑える突起44、44とノズルプレートとで
形成される狭い間隙G、G(図12)の毛細管力により
付着する。付着インクがさらに多くなるとキャップ34
の壁35に沿ってキャップ内全周にインクが溜る。
【0047】しかしながらここには第2のインク吸収シ
ート72の耳部72a、72a‥‥が位置しているた
め、これの毛細管力により第2のインク吸収シート72
に吸収されてしまい、キャップ34の襞35を伝ってノ
ズルプレートに広がるを確実に防止できる。
【0048】インクの強制的な吐出が終了した段階で、
キャリッジ1をキャッピング状態(図9)からさらに非
印字領域側に移動させると(図10)、作動杆64がス
トッパ33に当接して図中左側に押し込まれるため、弁
体65が弁座62から離れる。このようにして時間Tf
1を掛けて記録ヘッドに空気を引き込まない程度の圧力
変化でキャップ34の圧力を徐々に大気圧に戻す(図1
3 S3)。
【0049】次いでキャリッジ1を印刷領域側に移動さ
せてクリーニング部材13によりワイピングを行い、ノ
ズルプレートに付着したインクを除去する(図13 S
4)。
【0050】ワイピングが終了した段階で、再びキャリ
ッジ1を上述と同様にキャッピング位置に移動させてキ
ャッピングを行わせ(図9)、ポンプユニット11を作
動させる。このとき吸引速度をSPU1として前回の吸
引量V1よりも少ない吸引量V2での吸引を行って(図
13 S5)ワイピングにより破壊されたメニスカスを
復元させる。
【0051】メニスカスの回復動作が終了した段階で、
キャリッジ1をキャッピング状態(図9)からさらに非
印字領域側に移動させて弁体65を弁座62から少し離
して前回よりも長い時間Tf2を掛けてノズル開口のメ
ニスカスを破壊しないようにキャップ34の圧力を徐々
に大気圧に戻す(図13 S6)。
【0052】インクの強制的な吐出が終了した段階で、
キャリッジ1をキャッピング状態(図9)からさらに非
印字領域側に移動させると(図10)、作動杆64がス
トッパ33に当接して図中左側に押し込まれるため、弁
体65が弁座62から離れてバルブが完全に大気に連通
する(図13 S7)。
【0053】この状態でポンプユニット11をインク吸
引時よりも遅い吸引速度Sぷ2で作動させて所定量V3
の吸引を行う(図13 S8)。これにより大気連通孔
37から空気の流入を伴いながらインク吸収シート7
1、72に吸収されていたインクがポンプユニット11
に吸引される。
【0054】この実施例においては、底側に位置する第
1のインク吸収シート71の連通口37に対向する領域
に大気連通口37を露出させ、かつ連通口37よりも開
口面積の大きな長孔71aを設け、さらにその表面を第
2のインク吸収シート72で封止しているから、大気連
通口37から流入した空気は、長孔71aの開口面積で
大きく拡散されて第2のインク吸収シート72を低い流
速で通過する。したがって、第2のインク吸収シート7
2に吸収されているインクの泡立ちを可及的に抑えてキ
ャップ34の空間に流入する。
【0055】次いでキャリッジ1を再びキャッピング位
置に移動させてバルブを閉塞させてキャップ34と大気
との連通を断って(図13 S9)、再びポンプユニッ
ト11を微速SPU3で作動させて若干量V4のインク
を吸引する(図13 S10)。空吸引時に破壊された
メニスカスを復元する。
【0056】ついで、キャリッジ1を負圧解除位置に移
動させて時間Tf1を掛けながらキャップ34を大気圧
に戻しながら(図13 S11)バルブを開放して(図
13S12)、前述と同様にインク吸収シート71、7
2のインクを吸引速度SPU2で吸引量がV3程度とな
るまで吸引を実行する(図13 S13)。吸引動作が
終了した段階でキャリッジ1を印刷領域側に移動させて
バルブを閉塞させて(図13 S14)、ついでキャリ
ッジ1を記録ヘッド7がキャップ34と対向しない位置
まで移動させる(図13 S15)。
【0057】このようにしてキャップ34の上面が開放
された状態で、ポンプユニット11を吸引速度SPU1
で作動させて吸引量V5となるまで吸引を実行する(図
13)。ついで、ポンプユニット11を若干逆転させて
レリースを行い(図13 S17)、キャリッジ1を移
動させてクリーニング部材13によりワイピングを実行
し(図13 S18)、さらにキャリッジ1をキャップ
34に対向する位置まで移動させてから擬似印刷信号に
よりキャップ34に向けてノズル開口からインク滴を吐
出させる(図13 S19)。
【0058】このようにして印刷が可能となった段階
で、印刷信号が入力した場合には印刷を実行し、また印
刷信号が入力しない場合には速度SCR1で移動してキ
ャッピング状態で待機する(図13 S20)
【0059】図14(イ)、(ロ)は、それぞれキャッ
ピング装置の他の実施例を示すもので、この実施例にお
いては前述の第2のインク吸収シート72に、大気連通
孔37に対向せず、かつ記録ヘッドのノズル開口に対向
しない位置に通孔72bを穿設したので、大気連通口3
7から流入した空気を第1のインク吸収シート71の長
孔71aにより拡散させつつ、第2のインク吸収シート
72の通孔72bからも放出させて、第2のインク吸収
シート72を通過する空気量を可及的に減らせて、イン
クの泡立ちを抑えることができる。
【0060】図15(イ)、(ロ)は、それぞれキャッ
ピング装置の他の実施例を示すもので、図中符号73
は、キャップ34の長手方向に延びる長孔として穿設さ
れた大気連通孔で、導管41の大気連通孔37に対向す
る位置には第1のインク吸収シート71の厚み程度のギ
ャップを設けるように邪魔板74が設けられている。
【0061】一方、下層側に配置される第1のインク吸
収シート71には、大気連通口73とほぼ同一形状の長
孔71bが形成され、また上層に配置される第2のイン
クシート72には前述したのと同様に大気連通口37と
対向しない位置に通孔72bを穿設したものが用いられ
ている。
【0062】この実施例において、大気連通口37を大
気に連通させて吸引を行うと、大気連通孔37から流入
した空気は邪魔板74に衝突して側方に曲げられ、長溝
73、及び第1のインク吸収シート71の長孔71bに
より形成された広い空間に拡散され、一部は第2のイン
ク吸収シートの通孔72bを通過し、また残りの分が第
2のインクシート72を通過してキャップ34の空間に
放出される。
【0063】図16(イ)、(ロ)は、それぞれキャッ
ピング装置の他の実施例を示すもので、この実施例にお
いては第1、第2のインク吸収シート71、72は、キ
ャップ34に形成された長溝73の大気連通孔37の位
置から離れ、かつ記録ヘッドのノズル開口列に対向しな
い位置にそれぞれが連通する通孔71c、72cを穿設
して構成されている。
【0064】この実施例によれば大気連通口37から流
入した空気は、長溝73とこれを塞ぐ第1、第2のイン
ク吸収シート71、72により長溝73の空間を移動し
て、第1、第2のインク吸収シート71、72をほとん
ど通過することなく、ノズル開口列以外の箇所からキャ
ップ空間内に流入する。これによりインク吸収シートの
インクの泡立ちを可及的に抑えてインク吸収シートのイ
ンクを吸引させることができる。
【0065】なお、図16に示した実施例においては空
気に流入口を1箇所としているが、図17に示したよう
にインク吸収シート71、72の両側に上述の通孔71
c、72cを形成するとともに、キャップ34のこれら
通孔71c、71c、72c、72cに対向する位置に
凹部73、75を形成して接続溝76により連通させて
大気連通孔37に接続すると、空気の吹き出し領域を拡
散させることができる。
【0066】なお、上述の実施例においては溝76によ
り凹部73、75を1つの大気連通口37に連通させて
いるが、図18に示したように各凹部73、77をそれ
ぞれ独立の導管41、78によりバルブユニット23に
接続するとともに、もう1本の導管79を介してポンプ
ユニット11に接続するようにしてもよい。
【0067】このように吸引口をそれぞれ独立させるこ
とにより接続溝76(図17)からの空気の吹き出しを
無くして、泡の発生を確実に防止することができ、さら
にインクの吸引が複数箇所に分散されているため、弱い
吸引力でインク吸収シート71、72のインクを確実に
吸引できて、泡の発生を確実に防止することができる。
【0068】なお、上述の実施例においては第2のイン
ク吸収シート72を透過させたり、インク吸収シート7
1、72の通孔を介して空気をキャップ34内に流入さ
せるようにしているが、図19に示したようにキャップ
34の大気連通孔に接続する導管41を、記録ヘッドの
ノズル開口列に対向しない位置に設け、先端41aがイ
ンク吸収シート71、72を貫通し、かつ記録ヘッドに
接触しない高さまで延長させ、さらに各インク吸収シー
ト71、72に貫通孔71d、72dを穿設してキャッ
プ34に収容してもよい。
【0069】この実施例によれば、空吸引時に流入する
空気をインク吸収シート71、72に接触させること無
く、しかも記録ヘッドの非ノズル開口領域で受け止める
ため、泡立ちを確実に防止することができる。
【0070】図20(イ)、(ロ)及び図21(イ)、
(ロ)は、それぞれキャッピング装置の他の実施例を示
すものであって、この実施例ではキャップ34の大気連
通口37がキャップ34の長手方向に延びる内壁の面に
接するよう一側に偏して設けらていて、ここから中心に
延びる長溝73が形成されている。
【0071】一方、第1のインク吸収シート71は、大
気連通口37と対向せず、かつ長溝73に連通するよう
に長孔71を設けて構成されており、また第2のインク
吸収シート72は、長溝73に対向せず、かつ長孔71
に連通する位置に通孔72bを設けて構成されている。
【0072】この実施例において大気連通孔37から流
入した空気は、キャップ底部の長溝73により第1のイ
ンク吸収シート71の長孔71eに導かれて拡散し、第
2のインク吸収シート72の通孔72bからキャップ3
4内に流入する。
【0073】この流入過程において、大気連通口37の
上方には長溝73の深さに相当する間隙を空けて第1の
インク吸収シート71の側部71fが対向しているた
め、大気連通孔37から吹き出した空気がキャップ34
の内壁を沿って吹き出すことがなく、長溝73に案内さ
れて中央側に移動し、長溝73と長孔71eとで形成さ
れる「L」字状の流路を通って中心線に位置する通孔7
2bから噴出する。
【0074】これにより大気連通口37をキャップ34
の一方の側壁に偏するよう設けざるを得ない場合にも、
キャップ34の内壁に近い位置での泡立ちを皆無にし
て、排除が困難なキャップ34の縁へのインク泡の付着
を防止することができる。
【0075】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、印刷領域外に配置され、記録ヘッドもしくはこれを
担持するキャリッジに押圧されて、基台上を前記キャリ
ッジの移動に一致して上下動しながらキャリッジの移動
に追従するスライダと、非キャッピング時には一隅だけ
が突出するように弾性部材により記録ヘッド側に付勢さ
れて支持フレームを介してスライダに揺動可能に取り付
けたので、キャップキャップをその一隅から徐々に当接
面積を広げるように記録ヘッドに当接させて、一隅から
記録ヘッドに馴染ませつつキャッピングすることができ
て、たとえ縦横比が大きな記録ヘッドに対しても小さな
圧力でキャップを記録ヘッドに密着させてノズル開口を
確実に封止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のキャピング装置の一実施例を示す斜視
図である。
【図3】同上装置の組立斜視図である。
【図4】キャップ部材に構造を示す断面図である。
【図5】本発明のキャピング装置の上面構造を示す図で
あって、図(イ)は、シートを取り除いた状態を、また
図(ロ)は、シート、及びマスクを装着した状態を示す
ものである。
【図6】図(イ)、(ロ)は、それぞれ非キャピング状
態、及びキャッピング状態とにおけるキャップのノズル
プレートに対する姿勢を示す図である。
【図7】図(イ)乃至(ホ)は、それぞれキャップの形
状を示すものであって、図(イ)、(ロ)、(ハ)は、
それぞれ本発明の一実施例を支持フレームとの相対関係
で示す上面図、同図の線A−A、及び線B−Bでの断面
構造を示す断面図であり、また図(ニ)、(ホ)はそれ
ぞれ比較例を示す上面図である。
【図8】記録ヘッドが非印字領域のフラッシング領域に
位置した状態を示すもので、図(イ)はキャリッジを取
り除いて示す上面図であり、また図(ロ)は側面図であ
る。
【図9】記録ヘッドがキャップにより封止されたキャッ
ピング状態を示すもので、図(イ)はキャリッジを取り
除いて示す上面図であり、また図(ロ)は側面図であ
る。
【図10】記録ヘッドが吸引位置に移動した状態を示す
もので、図(イ)はキャリッジを取り除いて示す上面図
であり、また図(ロ)は側面図である。
【図11】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図12】キャップ装置が記録ヘッドを封止している状
態を示す断面図である。
【図13】同上キャップ装置に適した吸引動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図15】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図16】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図17】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図18】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図19】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図20】図(イ)、(ロ)は、それぞれ前述のキャッ
プ装置の他の実施例を示す組立斜視図と断面図である。
【図21】図(イ)、(ロ)は、それぞれ図20(イ)
のXーX線における断面構造と、上面構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 キャリッジ 7 記録ヘッド 10 キャピング装置 11 ポンプユニット 20 スライダ 21 基台 22 キャップ部材 23 バルブユニット 24 フラッグ片 26 ガイド面 31 アーム 32 圧縮バネ 34 キャップ 35 襞 36 支持フレーム 37 大気連通口 38 インク吸引口 39 放射状溝 42、43 多孔質材料からなるインク吸収シート 62 弁座 63 バネ 64 作動杆 65 弁体 71 マスク板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 茂則 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小林 淳 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 川上 和久 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷領域外に配置され、記録ヘッドもし
    くはこれを担持するキャリッジに押圧されて、基台上を
    前記キャリッジの移動に一致して上下動しながら前記キ
    ャリッジの移動に追従するスライダと、非キャッピング
    時には一隅だけが突出するように弾性部材により前記記
    録ヘッド側に付勢されて支持フレームを介して前記スラ
    イダに揺動可能に取り付けられたキャップとからなるイ
    ンクジェット記録ヘッド用キャッピング装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップは、開口部の周縁に丸み矩
    形状の襞が形成されていて、その短辺の中央部の直線領
    域の長さが、コーナ部の曲率半径とほぼ同等である請求
    項1のインクジェット記録ヘッド用キャッピング装置。
  3. 【請求項3】 前記襞の長辺の中央領域の厚みが、前記
    コーナ部よりも厚く設定されている請求項1のインクジ
    ェット記録ヘッド用キャッピング装置。
  4. 【請求項4】 前記キャップは、その底面に常時閉弁す
    る弁を介して大気に連通する大気連通口と、吸引ポンプ
    に連通するインク吸引口が設けられ、少なくとも前記イ
    ンク吸引口を覆うように多孔質材からなるインク吸収シ
    ートを収容する請求項1のインクジェット記録ヘッド用
    キャッピング装置。
  5. 【請求項5】 前記大気連通口の周縁に放射状の溝が形
    成されている請求項4のインクジェット記録ヘッド用キ
    ャッピング装置。
  6. 【請求項6】 前記シートの表面に、前記記録ヘッドの
    ノズル開口列と対向する領域に窓を備えたインク非透過
    性のマスクが配置されている請求項4のインクジェット
    記録ヘッド用キャッピング装置。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材は、スライダと枠体との間
    に介装されたバネ、及び前記大気連通孔、及びインク吸
    収口から延びる導管とにより構成されている請求項1の
    インクジェット式記録ヘッド用キャッピング装置。
  8. 【請求項8】印刷領域外に配置され、記録ヘッドもしく
    はこれを担持するキャリッジに押圧されて、基台上を前
    記キャリッジの移動に一致して上下動しながら前記キャ
    リッジの移動に追従するスライダと、非キャッピング時
    には一隅だけが突出するように弾性部材により前記記録
    ヘッド側に付勢されて支持フレームを介して前記スライ
    ダに揺動可能に取り付けられ、かつ底面に常時閉弁する
    弁を介して大気に連通する大気連通口と、吸引ポンプに
    連通するインク吸引口が設けられたキャップと、細孔径
    及び柔軟性がそれぞれ異なる多孔質材により構成されて
    前記キャップに上下関係となるように収容される第1、
    第2のインク吸収シートとからなるインクジェット記録
    ヘッド用キャッピング装置。
  9. 【請求項9】 下層となる第1のインク吸収シートの細
    孔径が上層となる第2のインク吸収シートよりも小さ
    く、かつ柔軟である請求項8のインクジェット記録ヘッ
    ド用キャッピング装置。
  10. 【請求項10】 前記キャップの内周側壁に前記第2の
    インク吸収シートを係止する突起が複数形成され、また
    前記第2のインク吸収シートには前記突起に折れ曲がっ
    た状態で当接する耳部が設けられている請求項8のイン
    クジェット記録ヘッド用キャッピング装置。
  11. 【請求項11】前記第1のインク吸収シートの前記大気
    連通孔に対向する領域に長孔が穿設されている請求項8
    のインクジェット記録ヘッド用キャッピング装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のインク吸収シートの前記大
    気連通孔に対向する領域に長孔が穿設され、また前記第
    2インク吸収シートの前記大気連通孔に対向しない領域
    でかつ前記長孔に対向する領域に通孔が穿設されている
    請求項8のインクジェット記録ヘッド用キャッピング装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第1のインク吸収シートが前記大
    気連通孔に対向する領域に長孔が穿設されており、また
    前記第1インク吸収シートの前記大気連通孔に対向しな
    い領域でかつ前記長孔に対向する領域に通孔が穿設さ
    れ、また前記大気連通口の上部でかつ前記第2のインク
    吸収シートの底面に当接する位置に邪魔板が設けられて
    いる請求項8のインクジェット記録ヘッド用キャッピン
    グ装置。
  14. 【請求項14】 前記キャップが、底面に前記大気連通
    口に接続する長溝を備え、また前記第1のインク吸収シ
    ートの前記大気連通孔に対向しない領域で、かつ前記長
    溝に対向する領域に通孔を備え、さらに前記第2インク
    吸収シートが前記第1のインク吸収シートの通孔に連通
    する通孔を備えている請求項8のインクジェット記録ヘ
    ッド用キャッピング装置。
  15. 【請求項15】 前記キャップには底面の前記大気連通
    口を取り囲む位置に形成された第1の長溝と、接続溝を
    介して前記連通孔に接続する第2の長溝とが形成されて
    おり、また第1のインク吸収シートが前記大気連通孔に
    対向しない領域で、かつ前記第1、第2の長溝に対向す
    る領域に通孔を備え、さらに第2のインクシートが前記
    第1のインク吸収シートの各通孔に連通する通孔を備え
    ている請求項8のインクジェット記録ヘッド用キャッピ
    ング装置。
  16. 【請求項16】 前記キャップには底面の異なる位置に
    形成され、それぞれ導管により吸引手段に接続された第
    1、及び第2の長溝が形成されており、また第1のイン
    ク吸収シートが前記大気連通孔に対向しない領域で、か
    つ前記第1、第2の長溝に対向する領域に通孔を備え、
    さらに第2のインクシートが前記第1のインク吸収シー
    トの各通孔に連通する通孔を備えている請求項8のイン
    クジェット記録ヘッド用キャッピング装置。
  17. 【請求項17】 前記キャップの底面に第2のインク吸
    引口が設けられている請求項16のインクジェット記録
    ヘッド用キャッピング装置。
  18. 【請求項18】 常時閉弁する弁を介して大気に連通す
    る大気連通口が前記キャップの上部で、かつ記録ヘッド
    に当接しない位置まで前記第1、第2のインク吸収シー
    トを貫通して延長されている請求項8のインクジェット
    記録ヘッド用キャッピング装置。
  19. 【請求項19】 前記第1のインク吸収シートの細孔径
    が50〜150μm程度であり、また前記第2のインク
    吸収シートの細孔径が200〜400μm程度である請
    求項8のインクジェット記録ヘッド用キャッピング装
    置。
JP34922195A 1995-05-25 1995-12-19 インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置 Expired - Fee Related JP3467716B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34922195A JP3467716B2 (ja) 1995-05-25 1995-12-19 インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置
DE69623500T DE69623500T2 (de) 1995-05-25 1996-05-28 Abdeckeinrichtung eines Tintenstrahldruckkopfes
EP96108465A EP0744294B1 (en) 1995-05-25 1996-05-28 Capping device for ink jet recording head
DE69604615T DE69604615T2 (de) 1995-05-25 1996-05-28 Abdeckeinrichtung eines Tintenstrahldruckkopfes
EP98123852A EP0901905B1 (en) 1995-05-25 1996-05-28 Capping device for ink jet recording head
US08/792,112 US6203136B1 (en) 1995-05-25 1997-01-31 Print head capping device having an inclined cap

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15101195 1995-05-25
JP7-151011 1995-05-25
JP34922195A JP3467716B2 (ja) 1995-05-25 1995-12-19 インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0939258A true JPH0939258A (ja) 1997-02-10
JP3467716B2 JP3467716B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=26480413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34922195A Expired - Fee Related JP3467716B2 (ja) 1995-05-25 1995-12-19 インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6203136B1 (ja)
EP (2) EP0744294B1 (ja)
JP (1) JP3467716B2 (ja)
DE (2) DE69623500T2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004082578A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Canon Inc キャッピング機構及びインクジェット記録装置
JP2006192679A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Seiko Epson Corp 液体噴射装置および液体噴射装置の液体吸引装置
JP2008023781A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Ricoh Co Ltd ヘッドの維持回復装置、液体吐出装置、画像形成装置
US7419240B2 (en) 2003-03-27 2008-09-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print head cap
JP2009006726A (ja) * 2008-10-10 2009-01-15 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US7922282B2 (en) 2006-10-16 2011-04-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cap apparatus for liquid jetting head and liquid jetting apparatus
KR20130135848A (ko) * 2010-10-18 2013-12-11 엑스제트 엘티디. 잉크젯 헤드 저장 및 청소
JP2014054793A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Ricoh Co Ltd キャップ部材、液体吐出装置、画像形成装置
JP2017081053A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 記録装置
CN115489208A (zh) * 2021-06-17 2022-12-20 罗兰Dg有限公司 盖以及具备该盖的喷墨打印机

Families Citing this family (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6273546B1 (en) 1996-11-29 2001-08-14 Seiko Epson Corporation Capping unit having a decreased load during a peeling operation and ink-jet recording apparatus using the same
US6406123B1 (en) * 1998-09-07 2002-06-18 Seiko Epson Corporation Capping unit for ink jet recording head incorporated in ink jet recording apparatus and method of manufacturing the same
US6364449B1 (en) * 1998-09-16 2002-04-02 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus and cleaning control method for the same
JP2000103072A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Canon Inc インクジェット記録装置用の回復装置
US6179404B1 (en) * 1998-10-27 2001-01-30 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus and cap for such apparatus
US6619783B2 (en) 1998-11-20 2003-09-16 Seiko Epson Corp Flushing position controller incorporated in ink-jet recording apparatus and flushing method used for the same
EP1002648A1 (en) * 1998-11-20 2000-05-24 Seiko Epson Corporation Flushing position controller incorporated in ink-jet recording apparatus and flushing method used for the same
DE19934426C2 (de) * 1999-07-22 2003-07-03 Tally Computerdrucker Gmbh Tintendrucker mit einer Reinigungsstation für einen Düsenkopf
JP2001088326A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Nec Niigata Ltd インクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置
US6283576B1 (en) * 1999-10-29 2001-09-04 Xerox Corporation Ventable ink jet printhead capping and priming assembly
US6641248B2 (en) * 2001-03-08 2003-11-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer and cap device
US6517185B1 (en) * 2001-03-09 2003-02-11 Lexmark International, Inc. Low force ink jet printhead capping system
US6659585B2 (en) * 2001-10-31 2003-12-09 Hewlett-Packard Development Company, Lp. System and method for draining ink from ink receiving devices
US6736481B2 (en) * 2001-10-31 2004-05-18 Hewlett-Packard Development Company, Lp. System and method for cleaning ink ejection elements
JP3803082B2 (ja) * 2001-11-13 2006-08-02 三星電子株式会社 インクジェットプリンターのメンテナンス装置
JP2003237092A (ja) * 2002-02-15 2003-08-26 Canon Inc インクジェット記録装置
US6814423B2 (en) * 2002-06-18 2004-11-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Capping system for a printhead
KR100472462B1 (ko) * 2002-07-12 2005-03-08 삼성전자주식회사 잉크젯 카트리지의 프린트헤드용 캐핑 장치
JP2004175080A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Three M Innovative Properties Co インクジェットプリンタ用ヘッドクリーニング部材
US6860583B2 (en) 2002-12-27 2005-03-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Waste ink absorption system and method
KR100532844B1 (ko) * 2003-03-07 2005-12-05 삼성전자주식회사 잉크젯프린터의 서비스스테이션
JP4356367B2 (ja) * 2003-06-13 2009-11-04 コニカミノルタホールディングス株式会社 インク吸引用キャップ及びインクジェットプリンタ
JP2005074767A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット式記録装置
US7270395B2 (en) 2004-12-06 2007-09-18 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with offset duplex printhead and capping mechanism
US7258417B2 (en) 2004-12-06 2007-08-21 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with interposing printhead capping mechanism
US7510264B2 (en) 2004-12-06 2009-03-31 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with arcuately moveable simplex printhead and capping/purging mechanism
DE602004023139D1 (de) * 2004-12-06 2009-10-22 Silverbrook Res Pty Ltd Tintenstrahldrucker mit abdeckmechanismus
US7258416B2 (en) 2004-12-06 2007-08-21 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with pivotal capping member
US7270393B2 (en) 2004-12-06 2007-09-18 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer incorporating a spool-fed flexible capping member
US7273263B2 (en) 2004-12-06 2007-09-25 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer incorporating a flexible capping member
US7284819B2 (en) 2004-12-06 2007-10-23 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with turret mounted capping/purging mechanism
US7364256B2 (en) 2004-12-06 2008-04-29 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with capping mechanism
US7347526B2 (en) 2004-12-06 2008-03-25 Silverbrook Research Pty Ltd Capping member for inkjet printer
US7328968B2 (en) 2004-12-06 2008-02-12 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with simplex printhead and capping/purging mechanism
US7293853B2 (en) 2004-12-06 2007-11-13 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with simplex printhead and capping mechanism
US7229148B2 (en) 2004-12-06 2007-06-12 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with turret mounted capping mechanism
US7255419B2 (en) 2004-12-06 2007-08-14 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with arcuately moveable duplex printhead assembly and capping/purging mechanism
US6984017B1 (en) 2004-12-06 2006-01-10 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer incorporating a reel-to-reel flexible capping member
US7334864B2 (en) 2004-12-06 2008-02-26 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with arcuately moveable duplex printhead assembly and capping system
US7461916B2 (en) 2004-12-06 2008-12-09 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with arcuately moveable simplex printhead and capping mechanism
JP4735193B2 (ja) * 2005-10-31 2011-07-27 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
US7857418B2 (en) * 2006-06-05 2010-12-28 Seiko Epson Corporation Maintenance sheet and liquid ejecting apparatus
US20080218566A1 (en) * 2007-03-07 2008-09-11 Malik Craig L Metallized print head container and method
US9381759B2 (en) 2008-11-30 2016-07-05 Xjet Ltd Method and system for applying materials on a substrate
US20100253738A1 (en) * 2009-04-03 2010-10-07 Keith Jariabka Carriage-actuated vent system for inkjet print heads
CN102481786B (zh) 2009-05-18 2015-05-20 Xjet有限公司 在经加热的基材上打印的方法及装置
JP5246197B2 (ja) 2010-03-30 2013-07-24 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
DE112010005417T5 (de) 2010-04-30 2013-01-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Abdeckung für Tintenstrahldrucker
JP6132352B2 (ja) 2010-05-02 2017-05-24 エックスジェット エルティーディー. セルフパージ、沈澱防止、および、ガス除去の構造を備えた印刷システム
JP5429048B2 (ja) * 2010-05-25 2014-02-26 セイコーエプソン株式会社 メンテナンス装置、流体噴射装置及びメンテナンス方法
JP2012016852A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd 吐出インク回収装置
US8506061B2 (en) * 2010-08-23 2013-08-13 Xerox Corporation Method and apparatus for purging and supplying ink to an inkjet printing apparatus
US8550612B2 (en) 2010-10-20 2013-10-08 Xerox Corporation Method and system for ink delivery and purged ink recovery in an inkjet printer
JP5728940B2 (ja) * 2010-12-28 2015-06-03 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
US8403457B2 (en) 2011-02-04 2013-03-26 Xerox Corporation Waste ink reclamation apparatus for liquid ink recirculation system
JP5287895B2 (ja) 2011-02-10 2013-09-11 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP5853480B2 (ja) * 2011-08-05 2016-02-09 ブラザー工業株式会社 液体噴射装置
JP6047960B2 (ja) * 2012-07-09 2016-12-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP6106995B2 (ja) * 2012-08-31 2017-04-05 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP5943858B2 (ja) * 2013-02-22 2016-07-05 ローランドディー.ジー.株式会社 洗浄液供給機構
CN116377301A (zh) 2013-10-17 2023-07-04 Xjet有限公司 用于3d喷墨打印的碳化钨/钴油墨组合物
JP6157311B2 (ja) * 2013-10-23 2017-07-05 富士フイルム株式会社 画像記録装置
JP6714822B2 (ja) * 2016-01-27 2020-07-01 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
US10814632B2 (en) * 2018-03-22 2020-10-27 Kyocera Document Solutions Inc. Cap member and ink-jet recording apparatus including same
JP7043326B2 (ja) * 2018-04-06 2022-03-29 株式会社ミマキエンジニアリング キャッピング機構およびインクジェットプリンタ
JP7247526B2 (ja) * 2018-11-13 2023-03-29 セイコーエプソン株式会社 キャップ、液体噴射装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4024548A (en) * 1976-06-07 1977-05-17 International Business Machines Corporation Liquid absorbing assembly with two porosities
JPS59103762A (ja) 1982-12-03 1984-06-15 Nec Corp インクジエツト記録装置における噴射孔のキヤツピング装置
JPH0213910A (ja) 1988-07-01 1990-01-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多心光ファイバプラグ組立方法及びその組立装置
JP3005958B2 (ja) * 1988-07-13 2000-02-07 キヤノン株式会社 液体吐出装置の回復方法
SG47854A1 (en) * 1988-09-07 1998-04-17 Seiko Epson Corp Ink jet printer sealing method and apparatus
DE69008288T2 (de) * 1989-09-18 1994-08-25 Canon Kk Tintenstrahlkopf und Tintenstrahlaufzeichnungsgerät.
DE4035507A1 (de) * 1989-11-09 1991-06-13 Dataproducts Corp Vorrichtung und verfahren zur pflege von tintenstrahldruckkoepfen
DE59007404D1 (de) * 1990-01-09 1994-11-10 Eastman Kodak Co Saug- und abdeckeinrichtung zum absaugen von tinte aus tintendruckköpfen eines tintendruckwerkes und zum abdecken der tintendruckköpfe.
EP0448967B1 (en) * 1990-02-26 1996-07-03 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus and method for recovering recording head
US5216449A (en) * 1991-07-29 1993-06-01 Hewlett-Packard Company Rounded capillary vent system for ink-jet printers
JP3180401B2 (ja) * 1991-12-24 2001-06-25 セイコーエプソン株式会社 インクジェットプリンタにおけるインク吐出回復装置
JPH068457A (ja) * 1992-06-26 1994-01-18 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタのキャップ機構
JP3159225B2 (ja) 1992-06-26 2001-04-23 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
US5440331A (en) * 1992-12-21 1995-08-08 Hewlett-Packard Company Printhead servicing apparatus
JPH06311347A (ja) * 1993-04-26 1994-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd マイクロフィルムリーダのプリント制御方法および装置
JP3187607B2 (ja) * 1993-05-25 2001-07-11 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
IT1261111B (it) * 1993-11-11 1996-05-09 Olivetti Canon Ind Spa Stazione di pulizia per una stampante a getto di inchiostro
JP3259748B2 (ja) * 1994-03-31 2002-02-25 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004082578A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Canon Inc キャッピング機構及びインクジェット記録装置
US7419240B2 (en) 2003-03-27 2008-09-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print head cap
US7585048B2 (en) 2003-03-27 2009-09-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print head cap
JP2006192679A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Seiko Epson Corp 液体噴射装置および液体噴射装置の液体吸引装置
JP2008023781A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Ricoh Co Ltd ヘッドの維持回復装置、液体吐出装置、画像形成装置
US7922282B2 (en) 2006-10-16 2011-04-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cap apparatus for liquid jetting head and liquid jetting apparatus
JP2009006726A (ja) * 2008-10-10 2009-01-15 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP4586917B2 (ja) * 2008-10-10 2010-11-24 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
KR20130135848A (ko) * 2010-10-18 2013-12-11 엑스제트 엘티디. 잉크젯 헤드 저장 및 청소
JP2014054793A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Ricoh Co Ltd キャップ部材、液体吐出装置、画像形成装置
JP2017081053A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 記録装置
CN115489208A (zh) * 2021-06-17 2022-12-20 罗兰Dg有限公司 盖以及具备该盖的喷墨打印机

Also Published As

Publication number Publication date
DE69623500T2 (de) 2003-02-27
EP0744294B1 (en) 1999-10-13
JP3467716B2 (ja) 2003-11-17
DE69604615D1 (de) 1999-11-18
EP0901905A2 (en) 1999-03-17
EP0744294A1 (en) 1996-11-27
DE69604615T2 (de) 2000-06-08
EP0901905B1 (en) 2002-09-04
DE69623500D1 (de) 2002-10-10
US6203136B1 (en) 2001-03-20
EP0901905A3 (en) 1999-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3467716B2 (ja) インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置
US6286930B1 (en) Capping unit and ink-jet recording apparatus using the same
EP1074388B1 (en) Ink jet recording apparatus and cap unit for the recording head
JP3228565B2 (ja) インクジェットプリンタ用キャップシステム
JPH08336989A (ja) インクジェット記録装置
JP3291903B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3417449B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP4192064B2 (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JP3414583B2 (ja) インクジェットプリンタ用インクカートリッジ
JPH10211710A (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JP2003191481A (ja) インクジェット式記録装置
JPH10211711A (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JP3765361B2 (ja) インクジェット式記録装置
JPH10211706A (ja) キャッピング装置、及びこれを搭載したインクジェット式記録装置
JP3431056B2 (ja) インクジェット式記録装置
JPH10211714A (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JPH11300981A (ja) インクジェット式記録装置
JP3460785B2 (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JP3467580B2 (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JP2000062201A (ja) インクジェット式記録装置
JP4016413B2 (ja) インクジェット式記録装置におけるキャッピング手段のスライダ組付構造および方法
JP3853921B2 (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JPH10211712A (ja) キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
JPH10297001A (ja) インクジェット式記録ヘッドのインク吸引方法
JP2000103073A (ja) インクジェット式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees