JPH10211712A - キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置 - Google Patents

キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置

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JPH10211712A
JPH10211712A JP9225862A JP22586297A JPH10211712A JP H10211712 A JPH10211712 A JP H10211712A JP 9225862 A JP9225862 A JP 9225862A JP 22586297 A JP22586297 A JP 22586297A JP H10211712 A JPH10211712 A JP H10211712A
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JP
Japan
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ink
cap
recording head
slider
holder
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Application number
JP9225862A
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English (en)
Inventor
Shigenori Fukazawa
茂則 深澤
Kazuhisa Kawakami
和久 川上
Masahiro Nakamura
正弘 中村
Seiji Mochizuki
聖二 望月
Masahiro Isono
正博 磯野
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドを確実に封止するとともに、クリ
ーニング時のインク飛沫の付着を防止すること。 【解決手段】 キャリッジ1に押圧されて、基台上をキ
ャリッジ1の移動に追従するスライダと、ホルダに保持
され、スライダの移動により記録ヘッドに接離するキャ
ップ65と、スライダのクリーニングブレード15に対
向する面に設けられ、先端が記録ヘッド8の面に当接し
ない位置で、かつ記録ヘッド8の印字高さ程度の幅を有
するインク飛沫遮蔽板45とを備えて、クリーニングブ
レード45の反発により飛び出したインクKをインク飛
沫遮蔽板45により阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、記録用紙の幅方
向に移動する記録ヘッドを有し、印刷デ−タに一致して
インク滴を記録用紙に噴射して画像を形成するインクジ
ェット式記録ヘッドを搭載した記録装置に適したキャッ
ピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力発生室で加圧したインクをノズルか
らインク滴として記録用紙に吐出させて印刷デ−タを記
録するインクジェット式記録装置は、ノズル開口からの
インク溶媒の蒸発に起因するインクの粘度上昇や、イン
クの固化、さらには塵埃の付着、ノズル開口への気泡の
混入などにより印刷不良を生じるという不都合を抱いて
いる。このため、インクジェット式記録装置は、通常、
非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するためのキ
ャッピング手段と、必要に応じてノズルプレートを清掃
するクリ−ニング用のブレードとを備えている。たとえ
ば、特開平6-8460号公報に見られるように、印刷領域外
に配置され、記録ヘッドもしくはこれを担持するキャリ
ッジに押圧されて非キャッピング位置とキャッピング位
置とを移動するキャップと、記録ヘッドが非キャッピン
グ位置からキャッピング位置へ移動する過程で、キャッ
プを記録ヘッドのノズルプレート側に移動させるカム面
とカムフォロア−とを備えたキャッピング装置が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これによればキャリッ
ジの移動だけでキャップを確実にノズルプレートに弾接
して、確実に封止することができるものの、クリーニン
グ時のワイピング動作によりブレードから飛散したイン
ク飛沫がキャップに飛来し、ここで硬化して封止力を阻
害したり、また印字品質の低下を招くという問題があ
る。本発明は、このように事情に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、また記録ヘッドを確
実に封止するとともに、クリーニング時のインク飛沫の
付着を防止し、もって印字品質の低下を防止できるキャ
ッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記
録装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、記録ヘッドもしくはこれを
担持するキャリッジの移動に追従しながら上下動するス
ライダと、前記スライダの移動により前記記録ヘッドに
接離するキャップと、先端が記録ヘッドの面に当接しな
い位置で、かつ前記記録ヘッドの印字高さ程度の幅を有
するインク飛沫遮蔽板と備えるようにした。
【0005】
【作用】クリーニングブレードの反発により飛び出した
インクは、インク飛沫遮蔽板により阻止されてキャップ
に到達しない。
【0006】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実
施例を示すものであって、キャリッジ1は、タイミング
ベルト2によりモータ3に接続されていて、ガイド部材
4に案内されてプラテン5に平行に移動するように構成
されている。キャリッジ1の記録用紙6と対向する面に
は、ブラックインクを吐出する記録ヘッド7と、カラー
インクを吐出する記録ヘッド8が設けられ、各記録ヘッ
ド7、8はインクカートリッジ9、10からインクの供
給を受けて記録用紙6にインク滴を吐出して文字やパタ
ーンを印刷する。
【0007】本発明が特徴とするキャッピング装置11
は、記録ヘッド7、8のノズル開口面をそれぞれ独立し
た密封空間で封止できるサイズのキャップ12、13を
備え、非印字時に記録ヘッド7、8のノズルプレートを
封止してノズル開口列のインクの乾燥を防止する機能
と、吐出能力回復操作時にポンプユニット14から負圧
の供給を受けて記録ヘッド7、8からインクを強制的に
排出させる機能とを備えている。キャッピング装置11
の近傍には、記録ヘッド7、8に弾接してインクやイン
クカスを除去するゴム等の弾性材料からなるワイピング
用のブレード15が、記録ヘッド7、8の移動軌跡上に
進退可能に配置されている。
【0008】図2(イ)、(ロ)、及び図3は、それぞ
れ本発明のキャッピング装置11の一実施例を示す斜視
図及び組立斜視図であって、先ず概要について説明す
る。スライダ20は、キャリッジ1が印刷領域から非印
刷領域に移動して来たときにキャリッジ1の移動に追従
して基台30の上面を非印字方向、及び記録ヘッド側、
この実施例では上方向に移動するものである。
【0009】スライダ20は、非印刷領域側の端部に当
接片21が形成されていて、基台30の第1の案内面3
1に支持され、また中央よりも先端側(図2(イ)にお
ける右側、また図2(ロ)における左側)で、一端が基
台30に回転可能に設けられたアーム50の他端により
支持されている。
【0010】スライダ20はまた当接片21の上部に、
一端が基台30に固定された引っ張りバネ51の他端が
固定されていて、常時印刷領域方向で、かつ記録ヘッド
7、8から離反する方向、この実施例では下方に付勢さ
れている。
【0011】キャップホルダ受け部材40は、第1キャ
ップホルダ60、第2キャップホルダ70を収容するも
ので、中心部、好ましくはキャップホルダ60を付勢す
る圧縮バネ61、62と、キャップホルダ70を付勢す
るバネ71、72とのモーメントが釣り合う位置に軸4
1が設けられている。
【0012】この軸41をスライダ20の印刷領域側の
先端部に設けられた受け部22により回動可能に支持さ
れ、また印刷領域側でスライダ20との間に掛け渡され
た引っ張りバネ53により常時、後端側(図2(イ)に
おける左側、また図2(ロ)における右側)、つまり非
印刷領域方向側で、かつ記録ヘッド7、8から離反する
方向、つまりこの実施例では下方に付勢されている。
【0013】第1キャップホルダ60、第2キャップホ
ルダ70は、それぞれ底面をキャップホルダ受け部材4
0のほぼ中心線上に長手方向の2箇所に分散して挿入さ
れた圧縮バネ61、62、及び71、72により常時記
録ヘッド側、つまりこの実施例では上方に付勢された状
態でキャップホルダ受け部材40に収容されている。
【0014】各キャップホルダ60、70は、それぞれ
複数枚、この実施例では2枚の多孔質材からなる第1、
第2のインク吸収シート63、64、及び73、74を
収容したキャップ65、75が嵌装されている。
【0015】各部材の構成についてさらに説明する。基
台30は、後端側に前述の第1の案内面31を、また先
端側に第2案内面32を有し、第1の案内面31には、
先端側に低所部31aが、また後端側に水平な高所部3
1bが、さらにこれらを接続する斜面部31cの3つの
領域が形成されている。
【0016】第2案内面32には、先端側に低所部32
aが、また後端側に水平な高所部32bが、さらにこれ
らを繋ぐように斜面部32cの3つの領域が形成されて
いる。
【0017】図4に示したように第2案内面32による
上昇量ΔH1は、第1案内面31による上昇量ΔH2よ
りも大きくなるように設定され、また第1案内面の斜面
31cの水平面に対する角度αは、スライダ20の支持
軸28と当接片21とを結ぶ角度βより小さくなるよう
に設定されている。
【0018】これにより、図5(イ)に示したようにス
ライダ20が斜面31cを上昇する場合の抵抗Rが斜面
31cの上方に向いた成分R1を含むことになる。これ
に対して、第1案内面の斜面31cの水平面に対する角
度αが、スライダ20の支持軸28と当接片21とを結
ぶ角度βより大きくなると、図5に示したように抵抗R
が斜面31cの下方に向く成分R3を含むため、スライ
ダ20を移動させるキャリッジ1の負荷抵抗が大きくな
る。
【0019】一方、キャップホルダ受け部材40は、そ
の先端側の下部に第2の案内面32にガイドされる当接
片42が形成されており、また側部に各記録ヘッド7、
及び8の側面に当接してキャップ65、及び75を所定
の位置に案内するガイド片43、43、及び44、44
が設けられている。
【0020】ワイピング用のブレード15に対向する先
端面には、記録ヘッド7、8の印字高さ程度の幅を有
し、かつ記録ヘッド7、8に接触しない程度に位置決め
されたインク飛沫遮蔽板45が別体、または一体に設け
られている。インク飛沫遮蔽板45は、インク吸収性を
有する高分子材料等により構成するのが望ましい。
【0021】スライダ20は、その後端に非印字領域側
の記録ヘッド、この実施例では記録ヘッド8の側壁、ま
たはキャリッジ1の側壁に当接して押圧されるフラッグ
片27が形成されている。また側方には後方側に2つの
開口23、24を有する弁座25がホルダ26を介して
固定されている。
【0022】一方、スライダ20が後端部の限界点近傍
に移動したとき、弁座25と対向する位置には、ガイド
軸33a、33aに挿通されたバネ34、34により、
常時先端側に付勢された弁体33が水平方向に進退可能
に基台30に設けられている。
【0023】第1キャップホルダ60は、図6に示した
ようにキャリッジ1の移動方向の一端側には中心線上に
「T」字状の抜け止め部66が、他端側には「I」字状
の抜け止め部67が形成されている。
【0024】また第2キャップホルダ70は、図7に示
したようにキャリッジ1の移動方向の一端側には中心線
を通るように「T」字状の抜け止め部76が、他端側に
は「I」字状の抜け止め部77が形成されている。
【0025】これら「T」字状の抜け止め部66、76
は、キャリッジ1の移動方向に直交する方向に延びる枝
片66a、66b、及び76a、76bを有し、それぞ
れの一方の枝片66a、及び枝片76aはその表面、つ
まりこの実施例では記録ヘッド側の面が他方の枝片66
b、及び枝76bよりも記録ヘッド側、この実施例では
上方に位置するように形成されている。
【0026】キャップホルダ60、70は、前述したよ
うにバネ61、62、及び71、72により上方に付勢
した状態でホルダ受け部材40に収容され、これらの抜
け止め部66、67、及び76、77の上端をキャップ
ホルダ受け部材40の凹部に揺動可能に係合させて保持
されている。これにより、図8(イ)に示したように後
方側が記録ヘッド7、8に対してθ1、θ2で若干拡開
し、また図8(ロ)に示したように横幅方向に対しても
角度θ3で一端側が拡開した状態でホルダ受け部材40
に収容されている。
【0027】これらキャップホルダ60、及び70を付
勢するバネ61、62及び71、72は、図9(イ)、
(ロ)に示したようにその外形D1、D2が各キャップ
ホルダ60、70の短辺の幅W1、W2の少なくとも1
/3となるように選択されている。この結果、キャップ
ホルダ60に例を採って説明すると、図9(ハ)に示し
たようにキャップホルダが若干傾いた状態で記録ヘッド
7に当接してもバネ61自体で記録ヘッド7に封止でき
るように姿勢を保持する。
【0028】また、バネ61、62及び71、72は、
図9(イ)、(ロ)に示したようにキャップホルダ6
0、70の長辺側の端部に位置するように配置されてい
る。そしてこれらバネ61、62及び71、72は、好
ましくは抜け止め部66、67、及び76、77がホル
ダ受け部材40に当接する点を結ぶ三角形状の領域(図
中ハッチングにより示す領域)よりも内側、もしくはこ
れに掛かる位置に配置されている。
【0029】前述のようにキャップ65、75を記録ヘ
ッド7、8の面に対して角度θ1、θ2、θ3で一端側
が拡開するように傾がせている関係上、キャップ65、
75の記録ヘッド7、8に対する当接力にアンバラン
ス、つまり記録ヘッド7、8との間隙にばらつきが生じ
るので、図10(イ)、(ロ)に示したよう当接力が弱
くなる領域P1、P2に位置するバネ62、72を中心
線からΔS1、ΔS2だけこれら領域P1、P2側にオ
フセットさせ、好ましくはこれらのバネ62、72に弾
圧力の大きなものを用いる。
【0030】そして、キャップホルダ60を弾圧するバ
ネ61、62のバネ力F11、F12、及びキャップホルダ
70を弾圧するバネ71、72のバネ力F21、F22とに
よる軸41に作用するモーメントM1=(F11×L11+
F12×L12)とM2=(F21×L21+F22×L22)とが
ほぼ等しくなるように選択されている(図11)。
【0031】第1キャップホルダ60は、その底部にキ
ャップ65の係止部材とポンプユニット14、及び弁座
25との接続管路を兼ねる2本の筒状体80、81が形
成されている。筒状体80は、図12に示したようにこ
れと一体に形成されたポンプ接続部100をチューブ5
4によりポンプユニット14に、また筒状体81は、こ
れと一体に形成された大気連通口接続部101をチュー
ブ55により弁座25の開口23に接続されている。
【0032】第2キャップホルダ70は、その底部にキ
ャップ75の係止部材と、ポンプユニット14、弁座2
5との接続管路とを兼ねる2本の筒状体90、91が形
成されている。筒状体90は、図13に示したようにこ
れと一体に形成されたポンプ接続部110をチューブ5
6によりポンプユニット14に、また筒状体91はこれ
と一体に形成された大気連通孔接続部111をチューブ
57により弁体25の開口24に接続されている。
【0033】図14は、ポンプユニット14とキャップ
ホルダ60、70との接続関係を示すものであって、ポ
ンプユニット14は、この実施例では2連のポンプチュ
ーブとして構成されており、その一端が吸引口側に引き
出されて接続管路となるチューブ54、56を構成して
いる。
【0034】そしてポンプユニット14の構造上、チュ
ーブ54、56は、図15に示したようにガイド14a
によりキャリッジ1の移動方向を含む平面に対して直交
する平面に平行で、かつ角度γで斜め方向となるように
引き出されている。
【0035】その上、限られたスペース内に配置せざる
得ず、かつポンプチューブとして機能するとともに、ロ
ーラによる扱きにも耐えるように比較的剛性の高い材質
が使用されているため、チューブ54、56の反発力が
大きく、キャップホルダ60、70に図中矢印Aで示す
方向のモーメントを与えることになる。いうまでもなく
このモーメントはキャップ65、75と記録ヘッド7、
8との密着力を阻害するように作用する。
【0036】このような問題を緩和するため、図16に
示したようにチューブ54、56のそれぞれが弾性によ
りキャリッジ1の移動方向を含む面に水平な姿勢となる
ように捻りが与えられている。このような捻りは図14
(イ)に示したように相互に同一方向に向くように与え
たり、また図14(ロ)に示すように相互に外方を向く
ように与えられている。
【0037】このようにチューブ54、56を水平方向
に癖付けすることにより、スライダ20の運動を阻害す
ることなく、密着力を阻害するモーメントの発生を防止
でき、また全体の高さを低くすることができる。
【0038】一方、弁体25に接続するチューブの内、
弁体25から離れた第1のキャップホルダ60に接続す
るチューブ55は、ホルダ26の側壁からスライダ20
の移動方向に平行な方向に形成された接続口26aに一
端55aを接続され、本体領域55bをスライダ20の
側面に固定され、他端55cをホルダ60の底面に垂直
に形成されている筒状体81の接続部101に装入され
ている。
【0039】弁体25に近い側に位置する第2のホルダ
70に接続するチューブ57は、ホルダ26の側壁から
キャリッジ1の移動方向に直交する方向に形成された接
続口26bに一端57aを接続され、スライダ20の移
動方向に直交する面にほぼ平行となるように彎曲部57
bを形成するように曲げられて、他端57bをホルダ7
0の底面に垂直に形成されている筒状体91の接続部1
11に装入されている。
【0040】サイズが大きな第2キャップホルダ70
は、インク吸収シート73、74を確実に保持するため
に鋲92、92を保持する受け部93、93が、ノズル
開口列N2に対向しない位置で鋲92、92を固定でき
るように形成され、さらに筒状体90、91と対称な位
置にダミーの筒状体90’、91’が形成されている。
【0041】第1キャップホルダ60は、内周面に複数
の爪68、68が形成されており、またキャップ65は
その外周側面に爪68に係合する凹部69、69と、底
面に前述の筒状体80、81に係合する通孔84、85
が形成され、これらが係合してキャップ65がホルダ6
0に保持されている。
【0042】そしてワイピング用のブレード15に対向
する側面には図17(イ)、(ロ)に示したように先端
46aがキャップ65の封止面を形成する薄肉部102
に接するようにインク吸収板46が配置されている。こ
のインク吸収板46は、ホルダ60の底面に折り込まれ
てキャップ65とにより挟持されている。
【0043】キャップホルダ70は、内周面に複数の爪
78、78が形成されており、またキャップ75はその
外周側面に爪78に係合する凹部79、79と、底面に
前述の筒状体90、91、ダミーの筒状体90’、9
1’に係合する通孔94、95及び94’、95’とが
形成され、これらが相互に係合してキャップ75がホル
ダ70に保持されている。
【0044】キャップ65は、その開口面を封止部とし
て機能できるように他の領域よりも剛性が小さくなるよ
うに薄肉部102が形成され、ここに撥インク処理が施
されている。また薄肉部よりも底面側には上層のインク
吸収シート63の表面を係止する複数の爪87、87が
形成されている。また、底面には筒状体81に連通する
凹部86形成されている。
【0045】キャップ75は、その開口面を封止部とし
て機能できるように他の領域よりも剛性が小さくなるよ
うに薄肉部112が形成され、ここに撥インク処理が施
されている。また薄肉部112より底面側にはインク吸
収シート73の表面を係止する爪98、98が形成され
ている。また底面には筒状体90、91にそれぞれ連通
する細長い凹部95、96が形成されている。
【0046】また、キャップ65、75に収容される複
数のインク吸収シートの内、最上層に配置されるインク
吸収シート63、73は、舌片107、107、‥‥、
及び117、117、117、117、‥‥が形成され
ている。
【0047】この実施例において、図18に示したよう
にキャリッジ1が非印刷方向(図中矢印Dで示す方向)
に移動してスライダ20のフラッグ片27に当接して
も、スライダ20が移動しない状態では、第1キャップ
65、第2キャップ75がそれぞれ封止すべき記録ヘッ
ド7、8に対して一定の間隙ΔLをもって対向する。し
たがって、この状態で記録ヘッド7、8に駆動信号を供
給してインク滴吐出能力を回復させるためのノズル開口
列N1、N2から印刷データに関わりなくインク滴を吐
出させると、これらインク滴は記録ヘッド7、8にイン
クの微小インク滴を付着させることなく、各キャップ6
5、75の上層のインク吸収シート63、73に吸収さ
れる。
【0048】キャリッジ1がさらに後端側(図中、右
側)に移動すると(図19(I))、スライダ20は、
引っ張りバネ51の張力に抗してアーム50を回動させ
ながら斜め方向に移動し、同時にホルダ受け部材40
は、中央部をスライダ20に支持された軸41を中心に
図中矢印Bの方向に回動してキャップ75が記録ヘッド
8に当接する(図19(II))。
【0049】さらにキャリッジ1が移動すると、先端側
をホルダ受け部材40は、その当接片42を基台30の
斜面部32cに案内されるため、図中矢印Cの方向に反
転して略記録ヘッド7、8と平行に姿勢を修正して、ス
ライダ20とともに記録ヘッド側に移動する。そして第
1の案内面31と第2の案内面32との高所部31b、
32bによりホルダ受け部材40が、記録ヘッド7、8
の面に平行となるように位置決めされるため、キャリッ
ジ1に設けられた2つの記録ヘッド7、8の面に若干の
段差ΔHが存在してもキャップ65及び75がそれぞれ
記録ヘッド7、8を確実に封止する(図19(II
I))。
【0050】このようにホルダ受け部材40が記録ヘッ
ド7、8の面に平行に位置決めされるため、図20
(イ)に示したように記録用紙の厚みに応じてプラテン
ギャップに変化分ΔPが生じた場合、つまり記録ヘッド
7、8がキャップ65、75に対して相対的に変移させ
られている場合にも記録ヘッド7、8を確実に封止す
る。
【0051】また、2つの記録ヘッド7、8のキャリッ
ジ1への取り付け精度のばらつきにより、両者間の封止
面にギャップΔNが生じている場合には、図20(ロ)
に示したように今度は軸41の両側で記録ヘッド7、8
から受ける反力にバランスするようにホルダ受け部材4
0が角度η分回動する。これにより、キャップ65、7
5を押圧するバネ61、62、及び71、72のバネ力
が平均化され、記録ヘッド7、8の取り付け誤差を吸収
してキャップ65、75により確実に封止できる。
【0052】なお、記録ヘッド7、8との当接直前にお
いては、それぞれ前後に配置されたバネ61、62及び
バネ71、72により上方に付勢されたキャップ65及
びキャップ75は、図8に示したようにそれぞれ後端側
を下方とし、また幅方向の一端側を下方とするように若
干傾いた状態姿勢を取っているから、薄肉部102、1
12が先端側の一端から徐々に当接面積を拡大しながら
記録ヘッド7及び記録ヘッド8に当接する。
【0053】このようにしてキャップ65、75に封止
が完了した段階では、図21に示したように弁座25が
基台30に設けられている弁体33に弾接して、キャッ
プ65、75は大気との連通が断たれて気密状態をとな
り、ノズル開口列N1、N2からのインクの蒸発を抑制
して長時間の間、目詰まりを防止する。
【0054】この封止状態では、前述したように比較的
剛性が高いチューブ54、56は、記録ヘッド7、8の
移動方向を含む平面に平行に癖付けされているため、キ
ャップ65、75を記録ヘッド7、8から引き剥がす力
は作用せず、また弁座25に接続するチューブ55、5
7は、キャップホルダ60、70に垂直に接続されてい
るから、やはりキャップ65、75を記録ヘッド7、8
から引き剥がす力は作用しない。なお、チューブ54、
56による水平方向の力はホルダ受け部材40により受
け止められるから、封止力を阻害することにはならな
い。
【0055】一方、記録ヘッド7、8のノズル開口列N
1、N2に目詰まりが生じた場合や、またカートリッジ
の交換等により記録ヘッド7、8から強制的にインクを
排出する場合には、上述したキャピング状態でポンプユ
ニット14を作動させる。
【0056】ポンプユニット14からの負圧は、キャッ
プ65、75の開口84、94を介してキャップ65、
75内に負圧が作用して、ノズル開口列N1、N2から
インクが吸い出される。これによりノズル開口列N1、
N2の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さら
には記録ヘッド7、8内の気泡がインクとともにキャッ
プ65、75に排出される。
【0057】記録ヘッド7、8から排出されたインク
は、上層のインク吸収シート63、73に吸収され、つ
いでこのシート63、73よりも細孔の径が小さな下層
のインク吸収シート64、74に毛細管力により吸い取
られる。これにより、上層のインク吸収シート63、7
3のインク含浸量を可及的に少ない状態にして吸収力を
向上させ、もって記録ヘッド7、8へのインクの付着を
防止するとともに、また強制吐出時のインクの跳ね返り
を減少させることができる。
【0058】このような強制的なインクの排出時には、
インク吸収シート63、73からの跳ね返りや、またし
ぶきによりキャップ65、75の薄肉部102、112
の近傍やまた爪87、98にインクが溜まりやすいが、
ここには舌片107、117が接しているから、舌片1
07、117により吸収されて残留することはない。こ
れにより、記録ヘッドのノズルプレートなどにインクが
無用に付着するのが防止される。
【0059】記録ヘッド7、8からのインクの強制排出
が終了すると、図22に示したようにキャリッジ1を若
干量ΔV先端方向(図中矢印E方向)に移動させて弁座
25を弁体33から離間させてキャップ65、75の通
孔85、95を大気に連通させる。
【0060】次いでポンプユニット14を作動させる
と、キャップ65、75に作用した負圧は、通孔85、
95から弁座25の通孔23、24から空気を取り込ん
で、記録ヘッド7、8のノズル開口列N1、N2に無用
な負圧を作用させることなく、インク吸収シート63、
64、及び73、74や、またキャップ65及びキャッ
プ75に残留しているインクをポンプユニット14に連
通する通孔84、94に吸い寄せて外部に排出する。
【0061】キャップ65、75内の廃インクの排出が
終了した段階で、ポンプユニット14を停止させ、記録
ヘッド7、8を印刷領域に移動させると、この移動の過
程でスライダ20は、後端側を当接片21により基台3
0の斜面31cを摺動し、また先端側をホルダ受け部材
40の当接片42を基台30の斜面32cにガイドされ
て、中央部をレバー50の回動で支持されながら降下す
る。
【0062】この降下の過程で、それぞれ前後に配置さ
れたバネ61、62及びバネ71、72により上方に付
勢されたキャップ65及びキャップ75は、それぞれ後
端側を下方とし、また幅方向の一端側を下方とするよう
に若干傾いた状態姿勢を採るように倣い性が与えられ、
かつホルダ受け部材40の中央の軸41を中心とした回
動により先端側、及び後端側の高さや圧接力のバランス
を取られつつ、凸片66、67、及び76、77により
3点で支持されたホルダ60、及びホルダ70の揺動に
より封止面である薄肉部102、112を記録ヘッド
7、8に倣うように運動させる。これにより、キャップ
65、75は、後端側の一端から徐々に開口面積を拡大
しながら記録ヘッド7及び記録ヘッド8の表面から離間
する。
【0063】このように開口面積を徐々に拡大しながら
記録ヘッド7及び記録ヘッド8をキャップ65及びキャ
ップ75から開放すると、インクの強制排出時に伴って
記録ヘッド7とキャップの薄肉部102に境界に毛細管
力等で残留し、キャップ65の開口面全体を塞ぐ状態で
付着しているインクK(図23(I))は、膜K1を形
成し(図23(II))、記録ヘッド7とキャップ65と
が最初に離間した領域の間隙が大きくなるので、ここで
若干弾けてインク飛沫K1が発生し、残りの大半のイン
クK3は毛細管力がより大きな領域、まりキャップ65
と記録ヘッド7との間隙が小さい領域に向けて(図矢印
Fで示す方向)に移動する(図23(III))。
【0064】したがって、最終的にキャップ65、75
が最後に記録ヘッド7、8の表面から離れる端部の一点
にインク滴K4として集合する(図23(IV))。した
がって、ノズルプレートへの付着量が少なく、印字品質
の低下を小さく抑えることができる。
【0065】なお、キャップ65の引き剥がし時に生じ
る少量のインク飛沫が発生する領域は、上述の如く一定
の領域であるから、図24(イ)に示したようにカラー
の記録ヘッド8にあっては、インク飛沫が印刷に影響を
与えない色、通常はイエロ(Y)のノズル開口列N2を
位置させたり、より好ましくは同図(ロ)に示したよう
にインク飛沫が到達しない位置までノズル開口列N2が
離れるように若干量ΔWだけ相対的に長くする。このよ
うに距離を長くした場合には、ノズル開口列の色につい
ての制約は無くなる。
【0066】これに対して、キャップ65の開口面を記
録ヘッド7の面に平行に引き離すと、キャップ65の開
口面全体を塞ぐ状態で付着しているインクK(図25
(I))は、均等に延びてキャップ65の開口面全体を
封止するサイズの膜K1’を形成する(図25(I
I))。そしてキャップ65が記録ヘッド7から遠ざか
ると、これに追従してキャップの離間方向に膜K2’が
筒状に延びる(図25(III))。そしてインクの膜K
2’はついには破裂し、インク飛沫K3’が記録ヘッド
87の全面や、またキャップ65の薄肉部102に付着
する(図25(IV))。この飛沫K3は、多くのノズル
開口列N1のインクの濡れ性に影響を与えて、印刷品質
の低下を招くことになる。
【0067】また、ノズル開口の目詰まり等によりクリ
ーニングを行う場合には、ブレード15を記録ヘッド8
の移動軌跡内に進出させ、キャリッジ1を印刷領域側に
移動させる(図26(I))。これによりブレード15
が弾性変形して第2の記録ヘッド8の表面に弾接した状
態で記録ヘッド8が移動するから(図26(II))、こ
こに付着しているインクやインクカスがブレード15に
拭き取られる。記録ヘッド8が通過すると、ブレード1
5が記録ヘッド8による支持を失って反発するから、拭
き取られたインクの一部が飛沫Kとなってキャップ65
の方向に飛散するが、インク飛沫遮蔽板45に阻止され
(図26(III))、またキャップ65の薄肉部102
に付着したインクはインク吸収シート46(図17)に
吸取られる。
【0068】これにより、クリーニング動作によるイン
ク飛沫がキャップ60と記録ヘッドの間で固化して引き
剥がし不可能になる自体を確実に防止することができ
る。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、記録ヘッドもしくはこれを担持するキャリッジの移
動に追従しながら上下動するスライダと、スライダの移
動により記録ヘッドに接離するキャップと、先端が記録
ヘッドの面に当接しない位置で、かつ記録ヘッドの印字
高さ程度の幅を有するインク飛沫遮蔽板と備えたので、
クリーニングブレードの反発により飛び出したインクを
インク飛沫遮蔽板により阻止できて、キャップや記録ヘ
ッドにインク飛沫が付着するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャピング装置を使用したインクジェ
ット式記録装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のキャピ
ング装置の一実施例を示す両側から見た斜視図である。
【図3】同上キャッピング装置の組立斜視図である。
【図4】同上キャッピング装置の第1、第2案内面によ
る上昇量、第1案内面の角度、及びスライダの回動軸と
第1案内面との角度との関係を説明する図である。
【図5】図(イ)、(ロ)は、それぞれ第1案内面の角
度と、スライダの回動軸と第1案内面との角度とによる
スライダの負荷抵抗の関係を示す説明図である。
【図6】第1キャップの一実施例を組立斜視図である。
【図7】第2キャップの一実施例を示す組立斜視図であ
る。
【図8】図(イ)、(ロ)は、それぞれ非キャッピング
時における第1キャップ及び第2キャップのキャリッジ
の姿勢を、移動方向に直角な方向、及び平行な方向にお
ける記録ヘッドに対する傾きを示す図である。
【図9】図(イ)(ロ)は、それぞれ第1、第2キャッ
プホルダを弾圧支持するバネの当接位置を示す図であ
り、また図(ハ)はバネによりキャップホルダの支持状
態を示す断面図である。
【図10】図(イ)(ロ)は、それぞれ第1、第2キャ
ップホルダを弾圧支持するバネの当接位置の他の実施例
を示す図である。
【図11】第1、第2キャップホルダを弾圧支持するバ
ネによるモーメントを説明する図である。
【図12】図(イ)、(ロ)は、それぞれ第1キャップ
の上面構造、及びA−A線での断面構造を示す図であ
る。
【図13】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれ第2キャッ
プの上面構造、B−B線、C−C線における断面構造を
示す図である。
【図14】図(イ)、(ロ)は、それぞれポンプとキャ
ップホルダとを接続するチューブの形態を示す上面図で
ある。
【図15】ポンプからのチューブの引出形態、及びこの
チューブがキャップホルダに及ぼす力を説明する側面図
である。
【図16】ポンプとキャップホルダとを接続するチュー
ブの形態を示す側面図である。
【図17】図(イ)、(ロ)は、それぞれワイパブレー
ド側に配置されるキャップ及びキャップホルダの一実施
例を示す斜視部、及び拡大断面図である。
【図18】記録ヘッドがフラッシング位置に移動した状
態を示す図である。
【図19】図(I)乃至(III)は、それぞれキャップホ
ルダの運動を示す図である。
【図20】図(イ)、(ロ)は、ぞれぞれプラテンギャ
ップの変更に伴うキャピング動作、及び記録ヘッドの取
り付け公差に対応したキャッピング動作を示す説明図で
ある。
【図21】記録ヘッドがキャッピング位置に移動した状
態を示す図である。
【図22】記録ヘッドがキャッピング装置からインクを
排出する位置に移動した状態を示す図である。
【図23】図(I)乃至(IV)は、それぞれ本発明のキ
ャッピング装置によるキャップ開放時に生じるインク飛
沫発生現象を示す説明図である。
【図24】図(イ)、(ロ)は、それぞれキャップ開放
時に生じるインク飛沫に対応したノズル開口列の配列形
態、及びキャッピング装置の実施例を示す図である。
【図25】図(I)乃至(IV)は、それぞれ従来のキャ
ッピング装置によるキャップ開放時に生じるインク飛沫
発生現象を示す説明図である。
【図26】図(I)乃至(III)は、それぞれ本発明のキ
ャッピング装置によるクリーニング動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 キャリッジ 7、8 記録ヘッド 11 キャピング装置 12、13 キャップ 14 ポンプユニット 15 ワイピング用のブレード 20 スライダ 21 当接片 25 弁座 30 基台 31、32 案内面 33 弁体 40 ホルダ受け部材 42 当接片 45 インク飛沫遮蔽板 51、53 引っ張りバネ 54、56 ポンプユニットに接続するチューブ 55、57 大気開放弁に接続するチューブ 60、70 キャップホルダ 63、64、73、74 インク吸収シート 65、75 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 聖二 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 磯野 正博 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドもしくはこれを担持するキャ
    リッジの移動に追従しながら上下動するスライダと、前
    記スライダの移動により前記記録ヘッドに接離するキャ
    ップと、 先端が記録ヘッドの面に当接しない位置で、かつ前記記
    録ヘッドの印字高さ程度の幅を有するインク飛沫遮蔽板
    と、 からなるキャッピング装置。
  2. 【請求項2】 前記インク飛沫遮蔽板が前記スライダの
    クリーニングブレード対向面に設けられている請求項1
    に記載のキャッピング装置。
  3. 【請求項3】 前記インク飛沫遮蔽板がインク吸収材に
    より構成されている請求項1に記載のキャッピング装
    置。
  4. 【請求項4】 先端が前記キャップの開口面に接するよ
    うにインク吸収板が配置されている請求項1に記載のキ
    ャッピング装置。
  5. 【請求項5】 前記キャップがキャップホルダを介して
    前記スライダに設けられ、前記インク吸収板が前記キャ
    ップホルダとキャップとにより挟持されている請求項4
    に記載のキャッピング装置。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドもしくはこれを担持するキャ
    リッジの移動に追従しながら上下動するスライダと、前
    記スライダの移動により前記記録ヘッドに接離するキャ
    ップと、 先端が記録ヘッドの面に当接しない位置で、かつ前記記
    録ヘッドの印字高さ程度の幅を有するインク飛沫遮蔽板
    と、 からなるキャッピング装置を非印字領域に備えたインク
    ジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インク飛沫遮蔽板が前記スライダの
    クリーニングブレード対向面に設けられている請求項6
    に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク飛沫遮蔽板がインク吸収材に
    より構成されている請求項6に記載のインクジェット式
    記録装置。
  9. 【請求項9】 先端が前記キャップの開口面に接するよ
    うにインク吸収板が配置されている請求項6に記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記キャップがキャップホルダを介し
    て前記スライダに設けられ、前記インク吸収板が前記キ
    ャップホルダとキャップとにより挟持されている請求項
    9に記載のインクジェット式記録装置。
JP9225862A 1996-11-29 1997-08-07 キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置 Pending JPH10211712A (ja)

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JP9225862A JPH10211712A (ja) 1996-11-29 1997-08-07 キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置
EP97120956A EP0845360B1 (en) 1996-11-29 1997-11-28 Capping unit and ink-jet recording apparatus using the same
DE69722143T DE69722143T2 (de) 1996-11-29 1997-11-28 Verschliessvorrichtung und Tintenstrahlgerät unter Verwendung derselben
US08/980,362 US6273546B1 (en) 1996-11-29 1997-11-28 Capping unit having a decreased load during a peeling operation and ink-jet recording apparatus using the same
US09/437,230 US6286930B1 (en) 1996-11-29 1999-11-10 Capping unit and ink-jet recording apparatus using the same

Applications Claiming Priority (3)

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JP8-334603 1996-11-29
JP33460396 1996-11-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006096028A (ja) * 2004-08-30 2006-04-13 Seiko Epson Corp 記録装置および液体噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0691887A (ja) * 1992-07-28 1994-04-05 Canon Inc ワイピング機構及び前記ワイピング機構を備えたインクジェット記録装置及びインクジェット記録ヘッドのワイピング方法
JPH07290723A (ja) * 1994-04-25 1995-11-07 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置

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