JP4577510B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4577510B2
JP4577510B2 JP2005229339A JP2005229339A JP4577510B2 JP 4577510 B2 JP4577510 B2 JP 4577510B2 JP 2005229339 A JP2005229339 A JP 2005229339A JP 2005229339 A JP2005229339 A JP 2005229339A JP 4577510 B2 JP4577510 B2 JP 4577510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
recording apparatus
main scanning
recording
guide shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005229339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006096028A (ja
Inventor
一博 橋井
智之 杢尾
覚司 牛丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005229339A priority Critical patent/JP4577510B2/ja
Priority to US11/216,425 priority patent/US7547091B2/en
Publication of JP2006096028A publication Critical patent/JP2006096028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4577510B2 publication Critical patent/JP4577510B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えたキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするガイド軸とを備えた記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、記録装置及び液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタを例に説明する。インクジェットプリンタは、印刷用紙にインクを吐出する記録ヘッドをキャリッジに備えている。このキャリッジは、主走査方向に延びるガイド軸に案内されるとともに、例えば無端ベルトの一部に固定され、当該無端ベルトに牽引されることで主走査方向に往復動作する様に構成されている。
ところで、キャリッジには、インクカートリッジを搭載するタイプ(所謂、オンキャリッジタイプ)と、インクカートリッジを搭載しないタイプ(所謂、オフキャリッジタイプ)とがある。キャリッジにインクカートリッジを搭載しないオフキャリッジタイプのインクジェットプリンタにおいては、キャリッジから独立して設けられたインクカートリッジとインクジェット記録ヘッドとが、インク流路が形成された可撓性部材(例えば、インクチューブ)によって接続される。
ここで、上記可撓性部材は真っ直ぐに戻ろうとする自己復帰習性を有するため、この自己復帰習性による復元力がキャリッジに作用することで、キャリッジの動作に悪影響を及ぼし、インク着弾精度の低下を招いて記録品質を低下させる虞がある。
そこでこの様な問題を解消するために、特許文献1には、キャリッジの移動経路を挟んで一方側にインクチューブを配置するとともに、他方側にフレキシブルフラットケーブルを配置して、双方の自己復帰習性による復元力が弱め合う様に構成することでキャリッジに加わる力のバランスを得る様に成されたインクジェット記録装置が開示されている。
特開2002−321351号公報
しかし、上述の様にキャリッジの移動経路を挟んで一方側にインクチューブを配置するとともに、他方側にフレキシブルフラットケーブルを配置すると、装置の大型化を招くといった問題が生じる。また、両者の復元力を最適に調節する必要があり、これによって設計の自由度が低下するといった問題も生じる。特に、インクチューブ及びフレキシブルフラットケーブルは、キャリッジの主走査方向への移動動作によって湾曲部の曲率が変化し、即ち上記復元力も変化するので、キャリッジが主走査領域のいずれの場所にあっても両者の復元力が適切に弱め合う様にバランスを考慮することは、技術的な困難を伴い易い。
また、キャリッジが無端ベルトに牽引される場合、キャリッジの往復動作において往動時と復動時ではキャリッジに掛かる力の向きが異なるために、キャリッジには所謂”首振り”現象が発生してインク着弾精度が低下し、そして記録品質が低下する虞があるが、上述した特許文献1記載のインクジェット記録装置においては、この様な問題については考慮されていない。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、装置の大型化を招くことなく、インク供給チューブや無端ベルト等のキャリッジに外力を及ぼす要素が存在しても、キャリッジを安定した姿勢で動作させることで高いインク着弾精度を維持することのできる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えたキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするガイド軸と、を備えた記録装置であって、前記キャリッジの平面視において、前記キャリッジの重心位置から主走査方向のいずれか一方側に偏倚した位置に配設され、前記ガイド軸と前記キャリッジとの間に前記ガイド軸の軸線方向と交差する方向の付勢力を作用させることにより、前記キャリッジに回転モーメントを付与する付勢手段を備えていることを特徴とする。
上記態様によれば、記録装置は前記ガイド軸と前記キャリッジとの間に前記ガイド軸の軸線方向と交差する方向の付勢力を作用させることにより、前記キャリッジに回転モーメントを付与する付勢手段を備えているので、前記キャリッジには前記付勢手段によって常に一定方向の回転モーメントが付与された状態となる。従ってこれにより、前記キャリッジの”首振り”現象を防止でき、或いはその程度を軽減させることができるので、インク着弾精度の低下による記録品質の低下を防止或いは軽減することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記付勢手段が、前記キャリッジにおいて前記ガイド軸に対して近接及び離間可能に設けられるとともに前記ガイド軸と摺動する摺動部材と、前記摺動部材を前記ガイド軸に向けて付勢する圧縮ばねと、を備えて構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記付勢手段が、前記キャリッジにおいて前記ガイド軸に対して近接及び離間可能に設けられるとともに前記ガイド軸と摺動する摺動部材と、前記摺動部材を前記ガイド軸に向けて付勢する圧縮ばねと、を備えて構成されているので、前記付勢手段を簡易且つ低コストに構成することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記記録ヘッドへ供給するインクを備えるインクカートリッジが前記キャリッジから独立して設けられるとともに、前記インクカートリッジと前記記録ヘッドとが、インク流路が形成された可撓性部材によって接続されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記記録ヘッドへ供給するインクを備えるインクカートリッジが前記キャリッジから独立して設けられるとともに、前記インクカートリッジと前記記録ヘッドとが、インク流路が形成された可撓性部材によって接続されていることから、前記可撓性部材の自己復帰習性による復元力によってキャリッジが前記可撓性部材から力を受け、キャリッジの動作に悪影響を及ぼし易いが、上述した付勢手段の作用効果によって、インク着弾精度の低下を防止或いはその程度を軽減することができる。即ち、本態様によれば、上述した第1の態様の作用効果をより一層得ることができる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様において、前記付勢手段の付勢力が、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、前記可撓性部材が前記キャリッジに付与する力に拘わらず前記キャリッジに一定方向の回転モーメントが生じる様に設定されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記付勢手段の付勢力が、少なくとも記録領域の全域において、前記可撓性部材が前記キャリッジに付与する力に拘わらず前記キャリッジに一定方向の回転モーメントが生じる様に設定されているので、記録ヘッドのインク吐出動作中においてキャリッジが首振りをすることがなく、インク着弾精度を高精度に維持して記録品質の低下を確実に防止することができる。
本発明の第5の態様は、上記第3のまたは第4の態様において、前記可撓性部材は、前記付勢手段が前記キャリッジに付与する回転モーメントと同じ方向の回転モーメントを前記キャリッジに付与する様に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記可撓性部材は、前記付勢手段が前記キャリッジに付与する回転モーメントと同じ方向の回転モーメントを前記キャリッジに付与する様に設けられているので、前記付勢手段によるキャリッジの首振り防止効果を助け、より確実に、インク着弾精度の低下による記録品質の低下を防止或いは軽減することができる。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様において、前記可撓性部材は、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、前記付勢手段が前記キャリッジに付与する回転モーメントと同じ方向の回転モーメントを付与する様に設けられていることを特徴とする。
前記キャリッジの主走査領域内、特に、前記記録ヘッドによって被記録媒体への記録が行われる記録領域内において、前記可撓性部材が前記キャリッジに回転モーメントを付与したり、付与しなかったりすると、前記可撓性部材が前記キャリッジに与える力が不均一となることで前記キャリッジの首振り現象が発生する虞がある。しかし、上記態様によれば、前記可撓性部材は、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、前記付勢手段が前記キャリッジに付与する回転モーメントと同じ方向の回転モーメントを付与するので、前記キャリッジの首振り現象をより確実に防止することができる。
本発明の第7の態様は、上記第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジに、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能なフレキシブルフラットケーブルが接続されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記キャリッジに、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能なフレキシブルフラットケーブルが接続されているので、フレキシブルフラットケーブルの自己復帰習性による復元力によってキャリッジがフレキシブルフラットケーブルから力を受け、キャリッジの動作に悪影響を及ぼし易いが、上述した付勢手段の作用効果によって、インク着弾精度の低下を防止或いはその程度を軽減することができる。即ち、本態様によれば、上述した第1の態様の作用効果をより一層得ることができる。
本発明の第8の態様は、前記フレキシブルフラットケーブルが、上記第3の態様に記載された前記可撓性部材と隣接する様に引き回されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記フレキシブルフラットケーブルが、前記可撓性部材と隣接する様に引き回されているので、前記フレキシブルフラットケーブル専用の引き回し領域を設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。また、上記第4乃至第6の態様においては、前記フレキシブルフラットケーブルが、前記可撓性部材とともに前記キャリッジに回転モーメントを与えるので、上記第4乃至第6の態様に記載の作用効果をより一層得ることができる。
本発明の第9の態様は、上記第3から第8の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジに、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能な弾性を有するプレート材が、前記可撓性部材と隣接する様に引き回されて接続されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記キャリッジに、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能な弾性を有するプレート材が、前記可撓性部材と隣接する様に引き回されて接続されているので、前記プレート材が前記可撓性部材とともに前記キャリッジに力を付与し、これによって上述した第4乃至第8の態様に記載の作用効果を、より一層得ることができる。
本発明の第10の態様は、上記第1から第9の態様のいずれかにおいて、前記ガイド軸が前記キャリッジに設けられた軸受部を挿通する様に設けられ、前記ガイド軸を中心とした前記キャリッジの回転を止める様に前記キャリッジを支持する、前記ガイド軸と平行に延びる支持部材を備えていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記キャリッジは前記ガイド軸と前記支持部材とによって支持されることとなるので、前記支持部材との間の摩擦が加わることで前記キャリッジはより一層首振り現象が生じ易くなり、キャリッジの動作に悪影響を及ぼし易いが、上述した付勢手段の作用効果によって、インク着弾精度の低下を防止或いはその程度を軽減することができる。即ち、本態様によれば、上述した第1の態様の作用効果をより一層得ることができる。
本発明の第11の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えたキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするガイド軸と、を備えた記録装置であって、前記記録ヘッドへ供給するインクを備えるインクカートリッジが前記キャリッジから独立して設けられるとともに、前記インクカートリッジと前記記録ヘッドとが、インク流路が形成された可撓性部材によって接続され、前記可撓性部材は、前記キャリッジの平面視において、前記キャリッジに回転モーメントを付与するとともに、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、一定方向の前記回転モーメントを付与する様に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記記録ヘッドへ供給するインクを備えるインクカートリッジが前記キャリッジから独立して設けられるとともに、前記インクカートリッジと前記記録ヘッドとが、インク流路が形成された可撓性部材によって接続されていることから、前記可撓性部材の自己復帰習性による復元力がキャリッジに作用し、キャリッジの動作に悪影響を及ぼし易い。特に、前記キャリッジの主走査領域内、その中でも特に前記記録ヘッドによって被記録媒体への記録が行われる記録領域内において、前記可撓性部材が前記キャリッジに回転モーメントを付与したり、付与しなかったりすると、前記可撓性部材が前記キャリッジに与える力が不均一となることで前記キャリッジの首振り現象が顕著となり、インク着弾精度の低下によって記録品質が著しく低下する虞がある。しかし、上記態様によれば、前記可撓性部材は、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、一定方向の前記回転モーメントを付与するので、前記キャリッジの首振り現象を防止或いは軽減することができ、インク着弾精度の低下による記録品質の低下を防止することができる。
本発明の第12の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えたキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするガイド軸と、を備えた記録装置であって、前記キャリッジの重心位置から主走査方向のいずれか一方側に偏倚した位置に配設され、前記ガイド軸と前記キャリッジとの間に前記ガイド軸の軸線方向と交差する方向の付勢力を作用させることにより、前記キャリッジに回転モーメントを付与する付勢手段を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、記録装置は前記ガイド軸と前記キャリッジとの間に前記ガイド軸の軸線方向と交差する方向の付勢力を作用させることにより、前記キャリッジに回転モーメントを付与する付勢手段を備えているので、前記キャリッジには前記付勢手段によって常に一定方向の回転モーメントが付与された状態となる。従ってこれにより、前記キャリッジの”首振り”現象を防止でき、或いはその程度を軽減させることができるので、インク着弾精度の低下による記録品質の低下を防止或いは軽減することができる。
本発明の第13の態様は、上記第12の態様において、前記キャリッジからは、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能であるとともに前記キャリッジに回転モーメントを付与する可撓性部材が延出し、前記付勢手段の付勢力が、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、前記可撓性部材が前記キャリッジに付与する力に拘わらず前記キャリッジに一定方向の回転モーメントが生じる様に設定されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記付勢手段の付勢力が、少なくとも記録領域の全域において、前記可撓性部材が前記キャリッジに付与する力に拘わらず前記キャリッジに一定方向の回転モーメントが生じる様に設定されているので、記録ヘッドのインク吐出動作中においてキャリッジが首振りをすることがなく、インク着弾精度を高精度に維持して記録品質の低下を確実に防止することができる。
本発明の第14の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを備えたキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするガイド軸と、を備えた液体噴射装置であって、前記キャリッジの平面視において、前記キャリッジの重心位置から主走査方向のいずれか一方側に偏倚した位置に配設され、前記ガイド軸と前記キャリッジとの間に前記ガイド軸の軸線方向と交差する方向の付勢力を作用させることにより、前記キャリッジに回転モーメントを付与する付勢手段を備えていることを特徴とする。
以下、図1乃至図8を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る「インクジェット式記録装置」「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の、装置本体の斜視図、図2は同側断面概略図、図3はキャリッジ40の主走査領域の平面図、図4は可撓性部材6の断面図、図5はキャリッジ40を上方から見た平面図、図6はキャリッジ40を下方(記録ヘッド25の側)から見た平面図、図7は本発明を適用した場合のインク着弾精度と、本発明を適用しない場合のインク着弾精度との比較を示すグラフ、図8はキャリッジ40の他の実施形態を示す平面図である。
先ず、図1及び図2を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。
プリンタ1は、主走査方向(x方向)に延びるとともに垂直面にほぼ平行に立設されるメインフレーム2及びサブフレーム3と、メインフレーム2の両端部においてメインフレーム2と直交するサイドフレーム右2a及びサイドフレーム左2bとによって、基体が構成されている。
サイドフレーム右2aとサイドフレーム左2bとの間には、「ガイド軸」に相当する主キャリッジガイド軸24と、「支持部材」に相当する副キャリッジガイド軸23が掛架されている。主キャリッジガイド軸24及び副キャリッジガイド軸23は、それぞれ主走査方向に延びる軸体によって成され、キャリッジ40を主走査方向に案内する(詳細は後述)。
装置の前方側下部には、複数のインクカートリッジ5が着脱自在に配置されていて、当該インクカートリッジ5と、キャリッジ40の底部に設けられたインクジェット記録ヘッド25(図2参照)とが、インク流路が形成された可撓性部材6によって接続されている。即ち、プリンタ1は、キャリッジ40にインクカートリッジ5を搭載せず、独立してプリンタ1の装置本体に固設される所謂オフキャリッジタイプに構成されている。尚、キャリッジ40、可撓性部材6については後に詳述する。
続いて、主として図2を参照しながらプリンタ1における用紙搬送経路について説明する。
プリンタ1は、装置後部(図1の左側)に「被記録媒体」「被噴射媒体」の一例としての用紙P1を傾斜姿勢にセット可能な給送装置(ASF)11を備えるとともに、装置底部に、用紙P2を水平姿勢でセット可能な給紙トレイ52を備え、即ち2系統の用紙給送経路を備えている。尚、以下では適宜、用紙P1及び用紙P2を合わせて単に「用紙P」と言う。
給送装置11は、ホッパ12と、給送ローラ13と、分離ローラ14とを備えている。ホッパ12は、用紙P1を傾斜姿勢に支持するとともに、揺動することにより、支持した用紙P1を給送ローラ13に圧接させる状態と離間させる状態とを切り換え可能に設けられている。給送ローラ13は側面視略D形の形状を成し、回転することで給送ローラ13に圧接した最上位の用紙P1を下流側へ給送する。分離ローラ14は給送ローラ13と圧接可能に配設されるとともに、所定の回転抵抗力が付与された状態に設けられている。用紙P1の重送が発生せずに、1枚だけ用紙P1が給送されている場合には、分離ローラ14はこれに応じて従動回転し、用紙P1が給送ローラ13と分離ローラ14との間に複数枚存在する場合には、用紙間の摩擦係数が低いことにより、その回転が停止する様になっている。この様な分離ローラ14の作用によって、給送されるべき最上位の用紙P1につられて重送されようとする次位以降の用紙P1が、給送ローラ13から下流側へ進まずに、給送ローラ13と分離ローラ14との圧接点近傍で留まり、用紙の重送が防止される。
給送装置11の下流側には、搬送駆動ローラ27と、搬送従動ローラ28とが設けられている。搬送駆動ローラ27は、主走査方向に長い軸体によって成されるとともに、図示しない駆動モータによって回転駆動される。搬送従動ローラ28は、主走査方向に渡って複数並設された搬送従動ローラホルダ39によって自由回転可能に軸支されるとともに、搬送駆動ローラ27に圧接することで、搬送駆動ローラ27に従動回転する。給送装置11或いは装置底部の給紙トレイ52から給送された用紙Pは、搬送駆動ローラ27と搬送従動ローラ28とによってニップされるとともに、搬送駆動ローラ27の回転によって下流側へ搬送される。
搬送駆動ローラ27及び搬送従動ローラ28の下流側には、インクジェット記録ヘッド25と、プラテン35とが上下に対向する様に配設されている。インクジェット記録ヘッド25はキャリッジ40の底部に配設され、キャリッジ40の主走査方向への往復動作とともに用紙Pにインク滴を吐出し、これによって用紙Pの印刷面への記録(主走査)が実行される。キャリッジ40は上述した様に主キャリッジガイド軸24及び副キャリッジガイド軸23とによって主走査方向に案内されるとともに、図3に示す様に0桁側(図3の右側)に配置されたキャリッジモータ21に取り付けられた駆動プーリ16と、80桁側(図3の左側)に設けられた従動プーリ17とに巻回された無端ベルト15の一部に固定され、そしてキャリッジモータ21の動力を受けて主走査方向に牽引される。
プラテン35は主走査方向に延びる形状を成し、用紙Pを支持して用紙Pとインクジェット記録ヘッド25との距離を規定する。また、プラテン35は、インクジェット記録ヘッド25と対向する面に、凹部36を備えている。主走査方向に延びる様に形成された凹部36の中には、主走査方向に渡って島部37が局在する様に配置されていて、この様な構成によって用紙Pの先端、後端、そして所定サイズの用紙P両側端から外れた部分へ吐出したインクが凹部36に打ち捨てられ、縁無し印刷が実行される。尚、凹部36には、打ち捨てられたインクを吸収するインク吸収材(図示せず)が配設されているとともに、凹部36の底部にはプラテン35の底面に連通する穴部(図示せず)が形成されていて、当該穴部によってプラテン35の下部に設けられた廃液回収トレイ38にインクが導かれる(排出される)様になっている。
次に、図2に戻ってインクジェット記録ヘッド25の下流側には、第1排出駆動ローラ30、第1排出従動ローラ31、第2排出駆動ローラ33、第2排出従動ローラ34が設けられている。第1排出駆動ローラ31と第2排出駆動ローラ33は図示しない駆動モータによって回転駆動され、第1排出従動ローラ31は第1排出駆動ローラ30に、第2排出従動ローラ34は第2排出駆動ローラ33にそれぞれ接して従動回転するよう設けられている。そして、記録の行われた用紙Pが、これらローラによってニップされ、スタッカ50へと排出される。
一方、装置底部に設けられた給紙トレイ52の先端側上部には、ピックアップローラ54が配設されている。ピックアップローラ54は揺動軸53aを中心に揺動可能な軸支部材53によって軸支されるとともに、図示しない駆動モータによって回転駆動される。そして、軸支部材53の揺動動作によって、給紙トレイ52にセットされた用紙P2に接する位置と、用紙P2から離間する位置とを変位し、用紙P2に接した状態で回転することにより、最上位の用紙P2を装置後方(図2の左方向)に向けて給送する。
給紙トレイ52の先端側には、図示しない駆動モータによって回転駆動される反転ローラ55が設けられるとともに、当該反転ローラ55を中心にした用紙P2の湾曲反転経路が形成されている。反転ローラ55と対向する位置には反転ローラ55に圧接する位置と離間する位置とを変位可能なニップローラ56が設けられており、ピックアップローラ54によって給送される用紙P2は、その後反転ローラ55とニップローラ56との圧接点を通過することで、重送が防止されるとともに、反転ローラ55の回転による給送力が付与されて更に下流側に給送される様になっている。そして、用紙P2は反転ローラ55を中心とする湾曲反転経路を経由し、給送装置11によって給送される用紙P1と同様に搬送駆動ローラ27及び搬送従動ローラ28によってニップされ、下流側へ搬送される。
以上がプリンタ1の大略構成であるが、プリンタ1は、装置上部にスキャナユニット(図示せず)を備えており、即ちスキャナ一体型のプリンタとして構成されていて、前記スキャナユニットによって読み取った画像を、上述した記録手段によって記録を実行することが可能となっている。但し、以下では上記スキャナユニットについての説明は省略する。
続いて、図3乃至図8を参照しながら、キャリッジ40及びキャリッジ40周辺の構成要素について詳説する。
図3に示す様に、キャリッジ40は往復動領域A0を移動可能に構成されている。往復動領域A0の中には、用紙Pにインクを吐出することで実際に用紙Pに記録を実行する記録領域A1が含まれている。往復動領域A0の右端領域A2は、キャリッジ40のホームポジション及び、インクジェット記録ヘッド25のメンテナンス領域を含み、非印刷時には、キャリッジ40は図3の実線で示す位置に待機している。
インクカートリッジ5とインクジェット記録ヘッド25とを接続する可撓性部材6は、サブフレーム3の中程に配置された保持部4から、サブフレーム3のフレーム面に沿ってキャリッジ40のホームポジション側(0桁側)に延び、図示する様に平面視において略U字形の形状を成すように湾曲反転して、キャリッジ40の内部に固定される。従って、キャリッジ40が0桁側から80桁側へ移動(図の左方向へ移動)すると、可撓性部材6はキャリッジ40の移動動作に従ってその湾曲反転状態を変化させる。尚、図3において符号40’で示すキャリッジと、符号6’で示す可撓性部材は、最も80桁側に位置するキャリッジ40および、このときの可撓性部材6の状態を示している。
ここで、可撓性部材6は、図4に示す様に本体部6aにフィルム6bが貼着されることで成されている。本体部6aは、弾性(可撓性)及び耐インク性を有する材料から成り、本実施形態ではスチレン系エラストマー(例えば、SEPS:スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合)を用いているが、耐インク性を有するとともに弾性(可撓性)を発揮する材料であればどの様なものでも良く、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)やSBR(スチレンブタジエンゴム)等を用いることも可能である。
本体部6aには、複数のインク流路を形成すべく複数の溝6cが形成されており、当該溝6cが形成された面にフィルム6bが貼着され、これによってインク流路が形成されている。フィルム6bは本実施形態においてはPP(ポリプロピレン)製を用いてこれを本体部6aに熱溶着しているが、これについても、本体部6aに貼着可能であり耐インク性を有するものであればどの様なものでも構わない。
また、本実施形態では、図5に示す様にフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」と言う)7と、プレート材8とが、可撓性部材6と隣接する様に引き回されている。FFC7は可撓性を有するフラットケーブルであり、図示しないプリンタ1の制御回路とインクジェット記録ヘッド25とを接続する。プレート材8は、弾性(可撓性)を有する金属薄板によって成され、可撓性部材6及びFFC7の湾曲部分の外側に位置することで、可撓性部材6及びFFC7を保護するとともに、キャリッジ40に一定の力を付与する(これについては後に詳述する)。FFC7及びプレート材8は、可撓性部材6と同様にサブフレーム3の保持部4から、サブフレーム3のフレーム面に沿って主走査方向右側に延び、湾曲反転してキャリッジ40内部に固定される。
尚、以下では、必要に応じて可撓性部材6、FFC7、プレート材8をまとめて「帯状弾性部材9」と言うこととする。
次に、図5を参照しながら、キャリッジ40に作用する力について詳説する。キャリッジ40は、主走査方向に所定の間隔を置いて設けられた軸受部40b、40bに主キャリッジガイド軸24が挿通することで、主走査方向に案内される。また、主キャリッジガイド軸24を中心としたキャリッジ40の回動を止める様にキャリッジ40を支持する副キャリッジガイド軸23に、スライダ41を介して下から支持されている。従って、主走査方向への動作時には、軸受部40b、40b及び、スライダ41の部分において摩擦抵抗を受ける。図5は、キャリッジ40が80桁側から0桁側(図の左側から右側)へ移動する際に、キャリッジ40に付与される力を示すものであり、符号F1、F2は、軸受部40b、40bで生じる摩擦力を示している。また、符号F6で示す力は、同様にスライダ41で生じる摩擦力を示している。尚、力F1、F2、F6の向きは、キャリッジ40が0桁側から80桁側(図の右側から左側)へ移動する際には、反対の向きとなる。
一方、キャリッジ40は、後部のベルト保持部40cにおいて無端ベルト15と係合し、そして牽引されるので、当該ベルト保持部40cには、その牽引力である力F3が作用する。
更に、キャリッジ40には、可撓性部材6、FFC7、プレート材8、によって構成された帯状弾性部材9の自己復帰習性による復元力が作用する。より詳しくは、キャリッジ40内部には高さ方向(z方向)に延びるリブ40aが、主走査方向(x方向)に適宜の間隔を置いて4箇所形成されていて、帯状弾性部材9は、キャリッジ40の蓋体42に形成された板状部42aを介して、リブ40aに接している。従ってこれにより、キャリッジ40は、リブ40aの位置において、帯状弾性部材9から符号F4、F5で示す様な力、即ち主キャリッジガイド軸24に向けて付勢される様な力を受ける。尚、4本のリブ40aは、図5に示す様にキャリッジ40の平面視において、キャリッジ40の重心Gに対して主走査方向で対称の位置に2箇所ずつ配置されているとともに、左右2箇所ずつのリブ40aはその位置が近いことから、図示する様にキャリッジ4には2箇所に力F4、F5が作用するものとする。従って、力F4、F5は、キャリッジ40の平面視において、キャリッジ40の重心Gに対して主走査方向で対称の位置に作用する。
ここで、図5はキャリッジ40が図3の実線で示す様に0桁側(ホームポジション側)に位置する場合を示しているが、キャリッジ40が図3の仮想線及び符号40’で示す様に80桁側に位置するときには、帯状弾性部材9は、図5の仮想線及び符号9’で示す様にキャリッジ40内部の縁40dを主キャリッジガイド軸24に向けて押すことで、キャリッジ40は符号F7で示す様な力を受ける。
次に、上述した力F1〜F7は、キャリッジ40に、平面視において重心Gまわりの回転モーメントを発生させる。具体的には、図5の例(キャリッジ40が、80桁側から0桁側(図の右方向)へ牽引される場合)では、力F1、F2、F5、F7はキャリッジ40を重心Gの反時計回り方向に回転(矢印Mで示す方向)させる様な回転モーメントを発生させ、力F3、F4、F6はキャリッジ40を重心Gの時計回り方向(矢印Mとは逆向きの方向)に回転させる様な回転モーメントを発生させる。
尚、キャリッジ40が、図5とは逆に0桁側から80桁側(図の左方向)に牽引される場合には、力F1、F2、F3、F6が逆向きとなるので(以下、この逆向きの力を、添字Rで表記する)、力F3(R)、F5、F6(R)、F7が、キャリッジ40を重心Gの反時計回り方向に回転(矢印Mで示す方向)させる様な回転モーメントを発生させ、力F1(R)、F2(R)、F4が、キャリッジ40を重心Gの時計回り方向(矢印Mとは逆向きの方向)に回転させる様な回転モーメントを発生させる。
従って以上により、キャリッジ40に生じる、重心Gを中心とする上述した回転モーメントの総和(最終的にキャリッジ40に生じる回転モーメント)の方向が変化すると、キャリッジ40の”首振り現象”が発生し、これによってインク着弾精度が低下する。換言すれば、重心Gを中心とする上述した回転モーメントの総和の方向が変化せず一定であれば、キャリッジ40の首振り現象は発生せず、インク着弾精度を高精度に維持することができる。従って、本実施形態においては、符号F8で示す力、即ち、主キャリッジガイド軸24の軸線方向と直交する方向の力をキャリッジ40に与える付勢手段を設けることによって、キャリッジ40に生じる回転モーメントの総和が、図5の反時計回り方向(矢印Mで示す方向)となる様に構成し、これによってキャリッジ40の首振り現象を防止する様にしている。
以下、更に詳説する。キャリッジ40に力F8を与える付勢手段45は、図6に示す様に摺動部材43と、圧縮ばね44とを備えて構成されている。摺動部材43は、キャリッジ40の重心位置Gから主走査方向に偏倚した位置(本実施形態では、重心Gに対し80桁側)において、主キャリッジガイド軸24に対して近接及び離間可能に設けられるとともに、主キャリッジガイド軸24と摺動する様に設けられ、圧縮ばね44は、摺動部材43を、主キャリッジガイド軸24に向けて付勢する。
以下、上記付勢手段45の作用効果について詳説する。上記付勢手段45による力F8が作用していない場合には、例えばキャリッジ40が図5に示す様に80桁側から0桁側(図の右方向)へ牽引される際に、無端ベルト15による牽引力F3が大きく影響し、キャリッジ40に生じる回転モーメントの総和は図5の時計回り方向(矢印Mとは逆向きの方向)となり、逆に0桁側から80桁側(図の左方向)へ牽引される場合には、力F3(R)の影響によって、キャリッジ40に生じる回転モーメントの総和は図5の反時計回り方
向(矢印Mの方向)となる。また、キャリッジ40が80桁側で停止した状態から、0桁側(図の右方向)へ牽引される際には、軸受部40b、40b及びスライダ41における摩擦状態が静摩擦状態から動摩擦状態に変化し、当該80桁側近傍においてキャリッジ40の首振り現象がより一層顕著となる。
図7は、この首振り現象によるインク着弾位置ずれ量を、キャリッジ40の主走査方向位置ごとに示したものであり、図の右端が0桁側(ホームポジション側:図3の右端)、左端が80桁側(図3の左端)を示している。また、図の上側が図3の上方向、図の下側が図3の下方向を示している。尚、図7に示すインク着弾位置ずれ量とは、キャリッジ40を0桁側から80桁側へ向けて移動(往動)させた際のインク着弾位置と、80桁側から0桁側へと移動(復動)させた際のインク着弾位置との差(距離)であり、インクジェット記録ヘッド25におけるノズルNu(図6参照)から吐出したインクの着弾位置ずれ量(実測値)である。尚、ノズルNuは、図示する様にインクジェット記録ヘッド25において最も80桁側に位置するノズル列における、最も上流側(副走査方向上流側)に位置するノズルである。
力F8が作用していない場合には、図示する様に80桁側近傍、即ちキャリッジ40の往動から復動への切り替わり位置近傍でインク着弾位置がずれる(符号aで示す部分)とともに、ホームポジションに戻る際にインク着弾位置が大きくずれる(符号bで示す部分)。これは、キャリッジ40の復動時において、80桁側からスタートして途中までは、帯状弾性部材9が図5に示す力F7をキャリッジ40に作用させているが、帯状弾性部材9の湾曲状態が変化し、復動時の途中で帯状弾性部材9が縁40dから離れることで、力F7が作用しなくなるからである。即ち、キャリッジ40に生じる回転モーメントの総和が変化し、キャリッジ40に最終的に生じる回転モーメントの方向が変化して、そしてキャリッジ40が首振りする為である。
これに対し、上記付勢手段45によって力F8を作用させると、キャリッジ40に最終的に生じる回転モーメントの方向が、キャリッジ40の主走査方向位置に拘わらず、殆ど図5の反時計回り方向(矢印Mの方向)となる為、キャリッジ40の首振り現象が大幅に軽減され、従って図7の実線で示す様に、インク着弾位置ずれが大幅に解消される。
つまり、キャリッジ40の平面視において、キャリッジ40の重心Gから主走査方向に偏倚した位置に配設され、主キャリッジガイド軸24とキャリッジ40との間に、主キャリッジガイド軸24の軸線方向と交差する方向(本実施形態では、直交する方向)の付勢力を作用させることで、キャリッジ40に回転モーメントを付与する付勢手段45によって、キャリッジ40には常に一定方向の回転モーメントが付与された状態となり、これによってキャリッジ40に発生する回転モーメントの総和が、記録領域A1のほぼ全域において一定方向(本実施形態では矢印Mで示す方向)となる。従ってこれにより、上述の様にキャリッジの40の首振り現象を大幅に軽減させることができるので、インク着弾精度の低下による記録品質の低下を軽減することができる。特に、本実施形態では、帯状弾性部材9がキャリッジ40に力F4、F5、F7を与える為、キャリッジ40の動作に悪影響を及ぼし易いが、上記付勢手段45の作用効果によって、オフキャリッジタイプの構成においてもインク着弾精度の低下を防止或いはその程度を軽減することが可能となっている。
尚、上記付勢手段45がキャリッジ40に与える力F8は、キャリッジ40の往復動領域A0における少なくとも記録領域A1の全域において、帯状弾性部材9がキャリッジ40に付与する力に拘わらず、即ち力F4、F5、F7の大きさに拘わらず、キャリッジ40に一定方向の回転モーメントが生じる様に(キャリッジ40に付与される回転モーメントの総和が常に一定方向となる様に)設定されていることがより好ましい。本実施形態においては、キャリッジ40に、記録領域A1のほぼ全域において符号Mで示す方向の回転モーメント(力F1〜F7によって生じる回転モーメントの総和)が生じる様に、F8を設定しているので、これによってキャリッジ40の首振り現象を、より確実に防止することが可能となっている。
また、本実施形態では、帯状弾性部材9が、上記付勢手段45がキャリッジ40に付与する回転モーメント(力F8による回転モーメント)と同じ方向の回転モーメントを、力F7によってキャリッジ40に付与する様に設けられているので、上記付勢手段45によるキャリッジ40の首振り防止効果を助け、より確実に、インク着弾精度の低下を防止している。
また、可撓性部材6のみならず、FFC7及び、プレート材8を可撓性部材6に隣接する様に引き回すことで弾性帯状部材9を形成しているので、力F7をより大きくすることができ、従って上記付勢手段45(力F8)によるキャリッジ40の首振り防止効果をより一層高めることが可能となっている。
ところで、帯状弾性部材9はキャリッジ40の動作に悪影響を与え易いが、図8に示す様に、帯状弾性部材9の自己復帰習性による復元力を、キャリッジ40が少なくとも記録動作中に常に受ける様に縁部40d’を形成することで、インク着弾位置ずれをより一層確実に防止することができる。
より具体的には、キャリッジ40の往復動領域A0内における少なくとも記録領域A1の全域において、帯状弾性部材9がキャリッジ40に力F7を与える様に構成する。換言すれば、少なくとも記録領域A1においては、力F7が発生したり、発生しなかったりという現象が発生しない様に構成する。すると、図7の破線(符号bで示す部分)で示した様な、キャリッジ40の首振り現象によるインク着弾位置ずれが、大幅に軽減され、これによって高いインク着弾位置精度を維持することができる。尚、この作用効果は、上記付勢手段45による付勢力(力F8)が存在しない場合でも、有効に作用し、インク着弾位置ずれを軽減或いは防止することができる。
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施形態について図9及び図10を参照しながら説明する。ここで図9は他の実施形態に係るプリンタ100の正面図、図10はキャリッジ103の正面図である。尚、図9及び図10においては、既に説明した構成要素と同一の構成要素には同一符号を付し、以下ではその説明は省略することとする。
図9においてプリンタ100は、プリント実行部101と、当該プリント実行部101にインクを供給し、及び当該プリント実行部101からの廃液を回収するインク供給回収装置102とを備えて構成されている。プリント実行部101においては、記録ヘッド25を備えたキャリッジ103が、キャリッジガイド軸25によって主走査方向(x方向)にガイドされながら、図9では図示しないキャリッジモータの動力を受けて主走査方向に牽引されるよう構成されている。
本実施形態に係るキャリッジ103は、複数(本実施形態では8つ)のインク貯留室104を有しており、各インク貯留室104には、インク供給回収装置102から延びるインク供給チューブ105がそれぞれ接続されている。インク供給チューブ105は、キャリッジ103に設けられたインク貯留室104と、インク供給回収装置102に設けられたインクカートリッジ5とを接続するものであり、インクカートリッジ5から供給されるインクがインク貯留室104によって一旦貯留され、そして記録ヘッド25へと供給されるようになっている。この様な構成によって、インクカートリッジ5として大容量のものを使用可能となり、頻繁にインクカートリッジの交換を行う必要が無くなり、利便性が向上する。
プリント実行部101には、キャリッジ103のホームポジションが設けられており、このホームポジションには、キャップ107及び吸引ポンプ108を備えて成るクリーニンダ機構106が設けられている。キャップ104は、図示しない駆動機構によって上下方向に往復動可能に構成されており、キャリッジ103がホームポジションに戻った際に上昇して記録ヘッド25を封止する。インク供給回収装置102には廃液回収容器110が設けられており、当該廃液回収容器110と吸引ポンプ108とがインク排出チューブ109によって接続され、記録ヘッド25から吸引されたインクがインク排出チューブ109を介して廃液回収容器110に排出される構成となっている。
次に、図10に示すように「可撓性部材」としてのインク供給チューブ105はキャリッジ103の上面から上方に延出するとともに主走査方向に延びている。従ってインク供給チューブ105は、その自己復帰習性により、キャリッジ103の正面視においてキャリッジ103に重心Gまわりの回転モーメント(図11の時計回り方向或いは反時計回り方向の回転モーメント:z−x平面内における回転モーメント)を付与する。
従って本実施形態においては、z−x平面内において付勢手段45によってキャリッジ103とキャリッジガイド軸24との間に力F8を発生させることにより、インク供給チューブ105がキャリッジ103に付与する回転モーメントの作用平面内(z−x平面内)に回転モーメントMを発生させるように構成している。この力F8は、キャリッジ103の主走査方向位置に拘わらず、即ちインク供給チューブ105がキャリッジ103に付与する回転モーメントの方向に拘わらず、矢印Mに示す一定方向の回転モーメントがキャリッジ103に発生する大きさに設定されており、従ってこれによりキャリッジ103の首振り現象が大幅に軽減され、インク着弾位置ずれが大幅に解消される。
このように、キャリッジの主走査方向への移動動作に伴って、キャリッジから延出する可撓性部材(チューブ及びケーブル等による複合体、或いは、それら単体)の引き回し状態が変化することにより、キャリッジに生じる回転モーメント(の総和)の方向が変化しないよう、キャリッジとキャリッジガイド軸との間に付勢力を作用させれば(回転モーメントを発生させれば)、その付勢力の方向はどの様な方向であっても構わない。また、付勢手段は上述した実施形態のように1つに限られず、複数設けても構わない。
本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 キャリッジの主走査領域の平面図。 可撓性部材の断面図。 キャリッジを上方から見た平面図。 キャリッジを下方から見た平面図。 本発明の作用効果を示す、インク着弾精度のグラフ。 キャリッジの他の実施形態を示す平面図。 他の実施形態に係るプリンタの正面図。 他の実施形態に係るプリンタの、キャリッジの正面図
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 メインフレーム、3 サブフレーム、4 保持部、5 インクカートリッジ、6 可撓性部材(インクチューブ)、7 フレキシブルフラットケーブル(FFC)、8 プレート材、11 給送装置、12 ホッパ、13 給送ローラ、14 分離ローラ、15 無端ベルト、16 駆動プーリ、17 従動プーリ、21 キャリッジモータ、23 副キャリッジガイド軸、24 主キャリッジガイド軸、25 インクジェット記録ヘッド、27 搬送駆動ローラ、28 搬送従動ローラ、30 第1排出駆動ローラ、31 第1排出従動ローラ、33 第2排出駆動ローラ、34 第2排出従動ローラ、35 プラテン、36 凹部、37 島部、38 廃液回収トレイ、39 搬送従動ローラホルダ、40 キャリッジ、41 スライダ、42 蓋体、43 摺動部材、44 圧縮ばね、50 スタッカ、52 給紙トレイ、53 揺動部材、54 ピックアップローラ、55 反転ローラ、56 ニップローラ、100 インクジェットプリンタ、101 プリント実行部、102 インク供給回収装置、103 キャリッジ、104 インク貯留室、105 インク供給チューブ、106 クリーニング機構、107 キャップ、108 吸引ポンプ、109 インク排出チューブ、110 回収容器

Claims (13)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを有するとともに主走査方向に往復動可能に設けられたキャリッジと、
    記キャリッジの重心位置から主走査方向のいずれか一方側に偏倚した位置に配設され、前記キャリッジに主走査方向と交差する方向の付勢力を作用させることにより、前記キャリッジに回転モーメントを付与する付勢手段と、を備え
    前記付勢手段の付勢力により、前記キャリッジに作用する回転モーメントの総和の方向が一定方向となる構成を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを有するとともに主走査方向に往復動可能に設けられたキャリッジと、
    前記キャリッジの平面視において、前記キャリッジの重心位置から主走査方向のいずれか一方側に偏倚した位置に配設され、前記キャリッジに主走査方向と交差する方向の付勢力を作用させることにより、前記キャリッジに回転モーメントを付与する付勢手段と、を備え
    前記付勢手段の付勢力により、前記キャリッジに作用する回転モーメントの総和の方向が一定方向となる構成を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、前記キャリッジを主走査方向にガイドするガイド軸を備え、
    前記付勢手段が、前記ガイド軸と前記キャリッジとの間で、前記ガイド軸の軸線方向と交差する方向の付勢力を前記キャリッジに作用させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、前記キャリッジの主走査方向における位置、および前記キャリッジの移動方向に拘わらず、前記キャリッジに作用する回転モーメントの総和の方向が一定方向となる構成を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記キャリッジからは、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能であるとともに前記キャリッジに回転モーメントを付与する可撓性部材が延出し、
    前記付勢手段の付勢力が、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、前記可撓性部材が前記キャリッジに付与する力に拘わらず前記キャリッジに作用する回転モーメントの総和の方向を変化させずに一定方向とする大きさに設定されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記記録ヘッドへ供給するインクを備えるインクカートリッジが前記キャリッジから独立して設けられるとともに、前記インクカートリッジと前記記録ヘッドとが、インク流路が形成された前記可撓性部材によって接続されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、前記付勢手段が、前記キャリッジにおいて前記ガイド軸に対して近接及び離間可能に設けられるとともに前記ガイド軸と摺動する摺動部材と、
    前記摺動部材を前記ガイド軸に向けて付勢する圧縮ばねと、を備えて構成されていることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項5から7のいずれか1項に記載の記録装置において、前記可撓性部材は、前記付勢手段が前記キャリッジに付与する回転モーメントと同じ方向の回転モーメントを前記キャリッジに付与することを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載の記録装置において、前記可撓性部材は、前記キャリッジの往復動領域内における少なくとも記録領域の全域において、前記付勢手段が前記キャリッジに付与する回転モーメントと同じ方向の回転モーメントを前記キャリッジに付与することを特徴とする記録装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置において、前記キャリッジに、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能なフレキシブルフラットケーブルが接続されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項10記載の記録装置において、請求項5から10のいずれか1項における前記可撓性部材と隣接して前記フレキシブルフラットケーブルが引き回されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項5から11のいずれか1項に記載の記録装置において、前記キャリッジに、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って変形可能な弾性を有するプレート材が、前記可撓性部材と隣接して引き回されて接続されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項3から12のいずれか1項に記載の記録装置において、前記ガイド軸が前記キャリッジに設けられた軸受部を挿通して設けられ、
    前記キャリッジを支持することにより前記ガイド軸を中心とした前記キャリッジの回転を止める、前記ガイド軸と平行に延びる支持部材を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
JP2005229339A 2004-08-30 2005-08-08 記録装置 Expired - Fee Related JP4577510B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005229339A JP4577510B2 (ja) 2004-08-30 2005-08-08 記録装置
US11/216,425 US7547091B2 (en) 2004-08-30 2005-08-30 Recording apparatus and liquid ejecting apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250498 2004-08-30
JP2005229339A JP4577510B2 (ja) 2004-08-30 2005-08-08 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006096028A JP2006096028A (ja) 2006-04-13
JP4577510B2 true JP4577510B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=36236295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005229339A Expired - Fee Related JP4577510B2 (ja) 2004-08-30 2005-08-08 記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7547091B2 (ja)
JP (1) JP4577510B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8608282B2 (en) 2012-01-26 2013-12-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4737415B2 (ja) * 2005-12-28 2011-08-03 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
JP4337855B2 (ja) 2006-09-20 2009-09-30 ブラザー工業株式会社 走査装置
JP2009196344A (ja) 2008-01-24 2009-09-03 Seiko Epson Corp 液体吐出装置
JP2011218606A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP5370306B2 (ja) 2010-07-29 2013-12-18 ブラザー工業株式会社 読取装置、画像形成装置
US8544986B2 (en) 2010-09-11 2013-10-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP5960487B2 (ja) * 2011-06-06 2016-08-02 株式会社Okiデータ・インフォテック インクジェットプリンター
JP5861350B2 (ja) 2011-09-20 2016-02-16 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP5920559B2 (ja) 2011-09-29 2016-05-18 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6024158B2 (ja) * 2012-03-30 2016-11-09 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
JP6819852B2 (ja) * 2016-06-30 2021-01-27 セイコーエプソン株式会社 媒体排出装置、画像読取装置
EP3335893B1 (en) 2016-12-19 2019-07-10 OCE Holding B.V. Scanning inkjet printing assembly

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227673B2 (ja) * 1980-01-19 1987-06-16 Hitachi Koki Kk
JPH10211712A (ja) * 1996-11-29 1998-08-11 Seiko Epson Corp キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6340221B1 (en) * 2000-09-18 2002-01-22 Hewlett-Packard Company Ink jet print carriage drive system that applies drive force at location displaced from drive belt
US20040061739A1 (en) * 2000-12-19 2004-04-01 Lewis Richard H. Carriages for printing devices
JP4328489B2 (ja) 2001-02-23 2009-09-09 キヤノン株式会社 記録装置
JP3829987B2 (ja) 2002-04-09 2006-10-04 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227673B2 (ja) * 1980-01-19 1987-06-16 Hitachi Koki Kk
JPH10211712A (ja) * 1996-11-29 1998-08-11 Seiko Epson Corp キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8608282B2 (en) 2012-01-26 2013-12-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US7547091B2 (en) 2009-06-16
JP2006096028A (ja) 2006-04-13
US20060197801A1 (en) 2006-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4577510B2 (ja) 記録装置
US7887179B2 (en) Inkjet recording apparatus
US8657422B2 (en) Liquid supply flow path device and liquid ejecting apparatus using the same
JP2012061789A (ja) 記録装置
JP2008149647A (ja) 流体供給装置
JP2005035033A (ja) インクジェット式記録装置及び液体噴射装置
EP2781358B1 (en) Image recording apparatus
JP2007144825A (ja) インクジェット記録装置
JP2011230446A (ja) キャップ装置
JP2005350249A (ja) 記録装置
JP2005035032A (ja) インクジェット式記録装置及び液体噴射装置
JP5927951B2 (ja) 画像形成装置
JP5560733B2 (ja) 印刷装置
CN100430233C (zh) 记录装置和液体喷射装置
JP7439489B2 (ja) 搬送装置
JP2018171882A (ja) インクジェットプリンタ
JP2012061813A (ja) 記録媒体支持装置及び記録装置
JP2018083342A (ja) インクジェットプリンタ
JP2007253483A (ja) 液体噴射装置及びその液体噴射装置を備えた記録装置
JP4314482B2 (ja) インク吸収材、プラテン、インクジェット式記録装置、液体噴射装置
US9573395B2 (en) Serial printers and line printers
JP2008254222A (ja) ギャップ調整装置、記録装置、液体噴射装置
JP2001058738A (ja) 印字用紙搬送機構
JP4826761B2 (ja) キャリッジ、記録装置
JP2016055548A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees