JP4337855B2 - 走査装置 - Google Patents

走査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4337855B2
JP4337855B2 JP2006253796A JP2006253796A JP4337855B2 JP 4337855 B2 JP4337855 B2 JP 4337855B2 JP 2006253796 A JP2006253796 A JP 2006253796A JP 2006253796 A JP2006253796 A JP 2006253796A JP 4337855 B2 JP4337855 B2 JP 4337855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
cable
structural member
elastic piece
moving body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006253796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008078851A (ja
Inventor
俊二 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2006253796A priority Critical patent/JP4337855B2/ja
Priority to US11/857,529 priority patent/US7969621B2/en
Priority to CN2007101537606A priority patent/CN101150644B/zh
Publication of JP2008078851A publication Critical patent/JP2008078851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4337855B2 publication Critical patent/JP4337855B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00519Constructional details not otherwise provided for, e.g. housings, covers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00519Constructional details not otherwise provided for, e.g. housings, covers
    • H04N1/00559Mounting or support of components or elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0083Arrangements for transferring signals between different components of the apparatus, e.g. arrangements of signal lines or cables
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/10Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces
    • H04N1/1013Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces with sub-scanning by translatory movement of at least a part of the main-scanning components
    • H04N1/1017Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces with sub-scanning by translatory movement of at least a part of the main-scanning components the main-scanning components remaining positionally invariant with respect to one another in the sub-scanning direction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/19Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
    • H04N1/191Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays the array comprising a one-dimensional array, or a combination of one-dimensional arrays, or a substantially one-dimensional array, e.g. an array of staggered elements
    • H04N1/192Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line
    • H04N1/193Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line using electrically scanned linear arrays, e.g. linear CCD arrays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0081Image reader
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0082Image hardcopy reproducer

Description

本発明は、第1構造部材と第2構造部材との間を往復動する移動体に、第1端側から第2端側へ至るまでの間に湾曲部を形成してケーブルが配置された走査装置に関する。
第1構造部材と第2構造部材との間を往復動する移動体にケーブルが設けられた走査装置として、例えば、フラットベッドスキャナやインクジェットプリンタが挙げられる。フラットベッドスキャナでは、ケーシング及びプラテンガラスが第1構造部材及び第2構造部材であり、イメージセンサを搭載するキャリッジが移動体である。キャリッジは、プラテンガラスに沿ってイメージセンサを往復動させる。インクジェットプリンタでは、ガイドレール及びカバーが第1構造部材及び第2構造部材であり、記録ヘッドを搭載するキャリッジが移動体である。キャリッジはガイドレールに沿って記録ヘッドを往復動させる。
図16に、従来の走査装置を備えたフラットベッドスキャナ100の内部構成が示される。フラットベッドスキャナ100の筐体は、ケーシング101及びプラテンガラス102により構成されている。プラテンガラス102は、筐体の上面の一部を占めている。筐体の内部空間には、キャリッジ103が設けられている。キャリッジ103は、軸方向がプラテンガラス102に並行して配設されたガイドシャフト104に沿って往復動する。なお、キャリッジ103を往復動させるための駆動機構は図示されていない。
キャリッジ103には、イメージセンサ105が搭載されている。イメージセンサ105は、いわゆるCISであり、プラテンガラス102に対して光を照射し、プラテンガラス102上の原稿からの反射光を受光して、その反射光の強度に応じた電気信号を出力する。イメージセンサ105には、電気信号の出力や光源等への電力供給のための電気ケーブル106が接続されている。電気ケーブル106は、一端がイメージセンサ105に接続され、他端側がケーシング101の底面の固定部107に固定されている。電気ケーブル106は、固定部107から更にケーシングの外側へ引き出され、最終的に制御基板へ電気的に接続される。
電気ケーブル106は、イメージセンサ105から固定部107までの間において、上側から下側へ反転するUターン形状に引き回されている。キャリッジ103がプラテンガラス102に沿って往復動されることにより、イメージセンサ105も同様に往復動される。その際に、電気ケーブル106は、その湾曲部108を移動させながらイメージセンサ105の往復動に追従する。図16においては、イメージセンサ105に追従する電気ケーブル106が2点鎖線で示されている。
電気ケーブル106は、一般に、導体である芯線と導体を絶縁被覆する樹脂とからなる。芯線が複数本ある場合には、各芯線が平行に並べられて樹脂により一体に絶縁被覆される。このような幅広の電気ケーブル106は、一般にフラットケーブルと称される。芯線及び樹脂は可撓性であるので、電気ケーブル106も可撓性である。電気ケーブル106の曲げ剛性は、芯線の太さや樹脂の厚みなどにより異なるが、前述されたように、イメージセンサ105の往復動に追従できる程度の範囲である。
特開平7−321973号公報
図16に示されるように、イメージセンサ105の往復動に追従する電気ケーブル106は、その湾曲部108の径が変化する。イメージセンサ105の近くで電気ケーブル106が湾曲する場合には、湾曲部108の径が小さい。湾曲部108がイメージセンサ105が遠ざかるにつれて、その径が大きくなる。電気ケーブル106の曲げ剛性によっては、図16に2点鎖線で示されるように、湾曲部108が、ケーシング101とプラテンガラス102との離間距離より大きく湾曲しようとする。このような場合には、電気ケーブル106がプラテンガラス102と接触する。
電気ケーブル106がプラテンガラス102と接触した状態で、図16の左方向へイメージセンサ105が移動されると、プラテンガラス102との接触部分の摩擦抵抗が負荷となって湾曲部108の円滑な移動が阻害される。これにより、電気ケーブル106の参照符号109で矢視される部分に挫屈が生じるおそれがある。このような問題は、イメージセンサ105による画像読取りのためにキャリッジ103が往復動される場合のみならず、フラットベッドスキャナの輸送の際にキャリッジ103が移動することによっても生じうる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、移動体に追従するケーブルに挫屈が生じることがない走査装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る走査装置は、第1構造部材と、上記第1構造部材に対して下側に所定距離を隔てられて対向して配置された第2構造部材と、上記第1構造部材と上記第2構造部材との間を該第1構造部材又は第2構造部材の少なくともいずれか一方に沿って所定範囲を往復動する移動体と、上記第2構造部材に第1端側が固定され、上記移動体に第2端側が固定されて、該第1端側から第2端側へ至るまでの間に湾曲部を形成して配置されたケーブルと、上記湾曲部の湾曲方向に対して外周側において、上記ケーブルの第1端側が固定された上記第2構造部材に第1端側が固定され、上記ケーブルの湾曲方向の内周側に第2端側が係合されて、該ケーブルを湾曲方向に反して弾性付勢する弾性部材と、を具備する。上記弾性部材は、上記湾曲部から上記移動体までの距離が最大となる第1位置に上記移動体が移動したときには、当該弾性部材の第2端側において上記湾曲部と係合して、上記湾曲部に沿って弾性変形し、上記湾曲部から上記移動体までの距離が最小となる第2位置に上記移動体が移動したときには、当該弾性部材が上記第2構造部材に沿って弾性復元し、かつ上記ケーブルの自重が作用するものである。
移動体は、第1構造部材と第2構造部材との間を、少なくともこれらのいずれか一方に沿って往復動する。移動体に固定されたケーブルは、移動体の往復動に伴って移動する。ケーブルは、第2構造部材から移動体へ引き回されている。この間のケーブルは固定されておらず、かつ湾曲部を形成している。湾曲部も、移動体の往復動に伴って移動する。つまり、ケーブルは、移動体の往復動に伴って湾曲部の位置を変化させる。弾性部材は、第2構造部材に固定されて、ケーブルを湾曲方向に反して弾性付勢する。この弾性付勢力により、第2構造部材に沿ってケーブルが延ばされる。
具体的には、弾性部材は、第1位置に移動体が移動したときに、湾曲部に沿って弾性変形する。移動体が第1位置から移動する際に、ケーブルが挫屈しやすい。弾性部材は、移動体が第1位置に移動したときのケーブルの湾曲部と係合されており、その係合部分において、弾性部材がケーブルに弾性付勢力を与えるので、ケーブルの挫屈が効果的に防止される。これにより、移動体の往復動に伴うケーブルの移動が円滑になる。
また、弾性部材は、第2位置に移動体が移動したときに、第2構造部材に沿って弾性復元する。移動体が第2位置から移動する際には、ケーブルに挫屈が生じにくい。第2位置において弾性部材が復元するので、弾性部材は常に弾性変形しない。これにより、弾性部材に変形癖がつきにくい。また、復元した弾性部材には、ケーブルの自重が作用するので、弾性部材の変形癖を矯正する効果が期待される。
(2) 上記弾性部材は、フック形状の爪を第2端側に有するものが好適である。これにより、弾性部材の第2端側をケーブルに係合させることが容易である。
(3) 上記弾性部材は、上記ケーブルが挿通される孔を第2端側に有するものが好適である。これにより、弾性部材がケーブルに確実に係合される。
(4) 上記移動体は、上記第2位置を待機位置とすることが好適である。移動体は、一般に、待機位置に位置される時間が長い。したがって、弾性部材は、復元された状態の時間が長く、弾性変形された状態の時間が短くなる。これにより、弾性部材に変形癖がつきにくい。また、前述された変形癖を矯正する効果が一層期待される。
(5) 上記移動体は、イメージセンサを有し、上記ケーブルは、上記イメージセンサに電気信号を伝送する。この構成により、本走査装置が画像読取装置に適用される。
(6) 上記移動体は、画像記録を行う記録ヘッドを有し、上記ケーブルは、上記記録ヘッドに電気信号を伝送する。この構成により、本走査装置が画像記録装置に適用される。
本発明に係る走査装置によれば、弾性部材がケーブルを湾曲方向に反して弾性付勢するので、ケーブルが第1構造部材又は第2構造部材に沿って延ばされる。これにより、移動体の往復動に伴うケーブルの移動が円滑になり、ケーブルが挫屈しない。
以下、適宜図面が参照されながら本発明の実施形態が説明される。
[第1の実施形態]
本実施形態では、本発明に係る走査装置が画像読取装置に適用されている。また、画像読取装置の具体例として、フラットベッドスキャナが挙げられている。図1は、画像読取装置としてのフラットベッドスキャナ2を備えた複合機1の外観構成を示す斜視図である。図2は、フラットベッドスキャナ2の内部構造を示す平面図である。
多機能装置1は、スキャナ機能及びプリンタ機能を有する。フラットベッドスキャナ2は、多機能装置1の上側に一体的に構成されており、多機能装置1のスキャナ機能を実現する。多機能装置1の下側にはインクジェットプリンタ3が一体的に構成されている。インクジェットプリンタ3は、多機能装置1のプリンタ機能を実現する。プリンタ機能は本発明に係る画像読取装置において任意の機構である。本発明に係る画像読取装置は、例えば、スキャナ機能のみを有するフラットベッドスキャナとして実現されてもよい。
図1に示されるように、フラットベッドスキャナ2は、原稿載置台20に対してカバー21が開閉自在に取り付けられてなる。カバー21には、自動原稿搬送機構22が設けられているが、自動原稿搬送機構22は任意の構成である。
つづいて、本発明に係る第1構造部材及び第2構造部材として、原稿載置台20の構成が説明される。原稿載置台20は、ボトムフレーム23及び上カバー24を有する。ボトムフレーム23と上カバー24とが組み付けられて、直方体形状の筐体が構成される。上カバー24の中央には開口が形成されている。上カバー24の開口に対応してプラテンガラス25が設けられている。プラテンガラス25は、原稿載置台20の上面の一部をなす。上カバー24の開口により露出されたプラテンガラス25が、フラットベッドスキャナ2における読取領域である。このように構成された原稿載置台20の内部空間に画像読取ユニット26が設けられている。画像読取ユニット26は、ボトムフレーム23とプラテンガラス25とで区画される空間において往復動される。換言すれば、ボトムフレーム23とプラテンガラス25とは、画像読取ユニット26が往復動可能な距離を隔てられて対向配置されている。このボトムフレーム23及びプラテンガラス25が、本発明における第1構造部材及び第2構造部材に相当する。両者のいずれが第1構造部材又は第2構造部材であるかは任意である。
原稿載置台20の正面側には、操作パネル27が設けられている。操作パネル27には各種操作キーや液晶ディスプレーがレイアウトされている。操作パネル27の構成は一般的なものである。フラットベッドスキャナ2は、操作パネル27に入力された指示によって動作する。フラットベッドスキャナ2は、操作パネル27に入力された指示のほか、コンピュータに接続されて該コンピュータからスキャナドライバ等を介して送信される指示によっても動作する。
図2は、原稿載置台20の上カバー25及びプラテンガラス25を取り除いた状態を示す平面図である。図2に示されるように、ボトムフレーム23内に画像読取ユニット26が配設されている。ボトムフレーム23は、矩形の底板の周囲から壁が起立された皿形状である。ボトムフレーム23には、プラテンガラス25を支持するための支持リブや、各種部材をネジ止めするためのボス部、電気配線等のための貫通孔等が設けられているが、これらは原稿載置台20の実施態様に応じて適宜設計される。
画像読取ユニット26は、イメージセンサ30、キャリッジ31、ガイドシャフト32、及びベルト駆動機構33から構成されている。ベルト駆動機構33により、イメージセンサ30を搭載したキャリッジ31が、ガイドシャフト32に沿って往復動される。イメージセンサ30及びキャリッジ31が、本発明における移動体として説明される。
イメージセンサ30は、密着型のイメージセンサであり、一般にCISと称される。イメージセンサ30は、プラテンガラス25上の原稿に光を照射し、原稿からの反射光を光電変換して電気信号を出力する。キャリッジ31は、ガイドシャフト32に対して摺動自在に設けられている。ガイドシャフト32は、ボトムフレーム23の幅方向に渡って架設されている。
ベルト駆動機構33は、駆動プーリ34と従動プーリ35との間にタイミングベルト36が巻かれてなる。タイミングベルト36は、内側に歯が形成された無端ベルトである。駆動プーリ34と従動プーリ35とは、ガイドシャフト32の軸方向に隔てられている。駆動プーリ34と従動プーリ35との離間距離は、キャリッジ31が往復動する範囲に基づいて設定される。タイミングベルト36が張られた方向は、ガイドシャフト32の軸方向と平行である。駆動プーリ34の軸にはモータの回転が出力される。駆動プーリ34の回転により、タイミングベルト36が駆動プーリ34と従動プーリ35との間を周運動する。キャリッジ31は、その底面側においてタイミングベルト36に連結されている。したがって、タイミングベルト36の周運動を受けて、キャリッジ31がガイドシャフト32に沿って駆動プーリ34と従動プーリ35との間を往復動する。キャリッジ31に搭載されたイメージセンサ30はキャリッジ31とともに往復動する。イメージセンサ30の上面はプラテンガラス25に近接されている。したがって、キャリッジ31の往復動により、イメージセンサ30がプラテンガラス25に沿って往復動する。
つづいて、本発明におけるケーブルがフラットケーブル37として説明される。フラットケーブル37は、導体である芯線が樹脂により絶縁被覆されたものである。芯線は複数本が平行に配置されており、各芯線が樹脂により絶縁被覆されている。複数本の芯線が並べられることにより、フラットケーブル37は一定幅の帯形状をなしている。フラットケーブル37は、適度な曲げ剛性を有する可撓性のものである。フラットケーブル37は、イメージセンサ30と制御基板とを電気的に接続する。イメージセンサ30と制御基板との間において、フラットケーブル37は適宜湾曲又は屈曲されて配線されている。
図2には現れていないが、イメージセンサ30の底面には、コネクタが設けられている。コネクタは、フラットケーブル37をイメージセンサ30に電気的に接続するためのものである。コネクタの各端子は、イメージセンサ30のLEDや光電変換素子と電気的に接続されている。コネクタにフラットケーブル37が接続されることにより、フラットケーブル37を通じて制御基板との間で電気信号が伝送される。図2には制御基板は現れていないが、例えば、制御基板は複合機1全体の動作を制御する制御部として、操作パネル26の下方に配置される(図1参照)。制御基板は、例えば、各種演算を行うためのCPU、各種制御プログラムが格納されたROM、データを一時格納するためのRAM、駆動回路や各種インタフェース等を駆動するためのASIC等からなる。制御基板に接続される側のフラットケーブル37の端部が、本発明におけるケーブルの第1端側に相当する。イメージセンサ30のコネクタに接続された側のフラットケーブル37の端部が、本発明におけるケーブルの第2端側に相当する。
図2に示されるように、フラットケーブル37は、イメージセンサ30から引き出されてボトムフレーム23の所定位置に係止される。ボトムフレーム23には、キャリッジ31の往復動範囲の一端からガイドシャフト32の軸方向、つまりキャリッジ31の往復動方向に沿ってガイド溝38が形成されている。ガイド溝38は、フラットケーブル37を収容可能な凹形状の溝である。ガイド溝38は、キャリッジ31の往復動範囲の中央を越えて他端側へ延出され、ボトムフレーム23の背面へ向かってほぼ直角に曲がっている。フラットケーブル37は、ガイド溝38に収容されてボトムフレーム23の背面へ引き回されている。図2には現れていないが、フラットケーブル37はボトムフレーム23の背面から底面側へ延出され、最終的には制御基板に接続される。
図3は、図2の矢視IIIの拡大図である。図2及び図3に示されるように、ガイド溝38において、キャリッジ31の往復動範囲のほぼ中央に爪39が設けられている。爪39は、ガイド溝38に収容されたフラットケーブル37を上側から押さえ付けて固定する。図3に示されるように、ガイド溝38には、その両側の縁から幅方向に迫り出した爪40,41が形成されている。爪40,41は、フラットケーブル37の両側の縁を上側から押さえ付ける。これにより、フラットケーブル37がガイド溝38から抜け出ることが防止される。図2には参照符号が付されていないが、爪40,41と同様の爪が、ガイド溝38における爪39からボトムフレーム23の背面へ至る範囲の適当な箇所に形成されている。一方、爪39からイメージセンサ30へ至るまでの間において、フラットケーブル37は固定されていない。したがって、イメージセンサ30の位置によって、フラットケーブル37はガイド溝38に対して出入する。
図4は、図2におけるIV−IV断面を模式的に示した断面図である。なお、図2においては、上カバー24及びプラテンガラス25が取り除かれているが、図4では、上カバー24及びプラテンガラス25が示されている。図4に示されるように、フラットケーブル37は、イメージセンサ30から爪39までの間において、上側から下側へ反転するUターン形状に引き回されている。換言すれば、フラットケーブル37は、Uターン形状の湾曲部40が形成されて、イメージセンサ30から爪39まで引き回されている。キャリッジ31とともにイメージセンサ30がガイドシャフト32に沿って往復動すると、フラットケーブル37は、イメージセンサ30から爪39までの間において湾曲部40の位置を変化させながら姿勢を変えて、イメージセンサ30の往復動に追従する(図7,8参照)。
つづいて、本発明における弾性部材が、弾性片41として説明される。図2及び図4に示されるように、フラットケーブル37が爪39により固定された位置において、フラットケーブル37に沿って弾性片41が設けられている。弾性片41は、一端側がフラットケーブル37とともに爪39により固定され、他端側がフラットケーブル37に係合されている。弾性片41において、爪39に固定された側が本発明における第1端側であり、フラットケーブル37に係合された側が本発明における第2端側である。弾性片41は、フラットケーブル37の湾曲部40に対して外周側に配置されている。これにより、弾性片41は、湾曲部40の湾曲に反してフラットケーブル37を弾性付勢する。
図5は、フラットケーブル37に係合された状態の弾性片41の裏面側(図3に対して裏側)を示す斜視図である。図6は、弾性片41の構成を示す斜視図である。以下に、図2から図5が参照されながら、弾性片41の詳細な構成が説明される。
図6に示されるように、弾性片41は、平面視が概ね矩形の薄板である。弾性片41は、湾曲するように弾性変形が可能であり、図6に示される形状に弾性復元する。弾性片41は、例えば、バネ鋼やりん青銅などの金属製の薄板や、PETなどの合成樹脂製の薄板から作製される。
弾性片41は、固定部42と変形部43とに大別される。固定部42は、図2から図4に示されるように、フラットケーブル37とともに爪39によりガイド溝38の所定位置に固定される部分である。固定部42は、フラットケーブル37とほぼ同じ幅である。変形部43は、図2から図4に示されるように、爪39からイメージセンサ30へ向かってフラットケーブル37に沿う部分である。変形部43は、フラットケーブル37より広い幅である。固定部42と変形部43とが並ぶ方向において、固定部42が位置する端部が本発明における第1端側であり、変形部43が位置する端部が本発明における第2端側である。なお、固定部42は、爪39に加えて又は代えて、接着テープなどによりガイド溝38に固定されてもよい。
変形部43の端部には、フック形状の爪44,45が形成されている。爪44,45は、変形部43の幅方向両端から中央へ向かって突出されている。爪44,45間の距離はフラットケーブル37の幅より狭い。爪44,45によって、その内側に切込み46,47が形成されている。切込み46,47間の距離はフラットケーブル37の幅と同等或いは若干広い。爪44,45は、弾性片41に一体に形成されているので、弾性片41と同様に弾性変形可能である。
図5に示されるように、爪44,45により、弾性片41がフラットケーブル37に係合される。図5においては、フラットケーブル37の裏面側(図2,3と反対側、湾曲部40の外周側)が示されているが、弾性片41がフラットケーブル37の裏面側に沿わされ、爪44,45が、フラットケーブル37の両端から表面側(湾曲部40の内周側)へ回し込まれることにより、切込み46,47を境にフラットケーブル37の表裏面を挟み込みようにして、弾性片41がフラットケーブル37に係合される。図4に示されるように、フラットケーブル37に係合された弾性片41は、爪39に固定されることにより、ボトムフレーム23の底面に沿って水平方向に変形部43が延出されている。この状態が弾性片41が弾性復元した状態である。
弾性片41の変形部43の長さ(固定部42と変形部43とが並ぶ方向、フラットケーブル37が延びる方向)は、キャリッジ31の往復動範囲とフラットケーブル37の湾曲部40の位置とによって定められている。キャリッジ31の往復動範囲は、待機位置から読取り可能な原稿の最大サイズまでである。図4には、キャリッジ31が待機位置にある状態が示されており、図7には、キャリッジ31が原稿の最大サイズに応じた位置まで移動した状態が示されている。本発明における移動体の第1位置が図7に示される位置であり、第2位置が図4に示される位置である。
図7に示される状態では、イメージセンサ30からフラットケーブル37の湾曲部40までの距離が最大となる。フラットケーブル37は、爪39から延出されて直ちに湾曲している。つまり、湾曲部40は爪39に最も近づいた位置にある。そして、湾曲部40からイメージセンサ30へ向かって、フラットケーブル37が直線的に延出されている。弾性片41は、固定部42が爪39により固定され、変形部43の先端が爪44,45によりフラットケーブル37に係合されているので、変形部43が湾曲部40に沿って湾曲する。これにより、フラットケーブル37には、湾曲部40を直線形状に戻す方向、つまり湾曲方向に反する方向の弾性付勢力が弾性片41により付与される。
図4に示される状態では、イメージセンサ30からフラットケーブル37の湾曲部40までの距離が最小となる。フラットケーブル37は、爪39から延出されてから、ボトムフレーム23のガイド溝38に沿って直線形状に延びている。そして、ガイド溝38の終端付近に湾曲部40が位置する。つまり、湾曲部40は爪39から最も遠い位置にある。この状態では、弾性片41は図6に示されるように弾性復元して直線形状に延びている。弾性片41は、フラットケーブル37の下側に位置するので、フラットケーブル37の自重が弾性部材に作用する。
以下に、イメージセンサ30及びキャリッジ31の往復動作における弾性片41の作用について説明がされる。図9は、図4における矢視IXの拡大図である。図10は、図7における矢視Xの拡大図である。図11は、図8における矢視XIの拡大図である。
図4,7,8に示されるように、キャリッジ31は、ボトムフレーム23とプラテンガラス25との間をプラテンガラス25に沿って往復動する。キャリッジ31に搭載されたイメージセンサ30は、キャリッジ30とともに往復動する。これに伴い、イメージセンサ30に接続されたフラットケーブル37が、イメージセンサ30の往復動に追従する。フラットケーブル37は、その追従の際に、湾曲部40の位置を変化させる。図4に示される状態では、湾曲部40がイメージセンサ30に最も近づく。図7に示される状態では、湾曲部40がイメージセンサ30から最も遠ざかる。
図7及び図10に示される状態では、弾性片41は、フラットケーブル37の湾曲部40に沿って弾性変形する。これにより、フラットケーブル37には、湾曲方向に反する弾性付勢力が付与される。したがって、湾曲部40からイメージセンサ30までのフラットケーブル37は弾性付勢力による張力が生じて直線形状となる。
図7に示される位置から図4に示される位置へ向かってキャリッジ31が移動されると、フラットケーブル37の湾曲部40も同方向へ移動する。湾曲部40の移動に伴って、弾性片41は湾曲が戻るように弾性復元する。そして、図8及び図11に示される状態では、弾性片41の先端部分のみが軽く弾性変形する。さらに図4に示される位置へキャリッジ31が移動されると、図9に示されるように、弾性片41は完全に直線形状に弾性復元する。
弾性片41が弾性変形している間は、弾性片41によりフラットケーブル37が湾曲方向に反して弾性付勢される。これにより、湾曲部40からイメージセンサ30までの間のフラットケーブル37に適度な張力が生じて直線形状が維持される。湾曲部40は、図4に示される位置から図7に示される位置へ移動するに伴って、自身の曲げ剛性により、その径を拡げようとする。一方、弾性片41は、フラットケーブル37を湾曲方向に反して、つまりボトムフレーム23のガイド溝38にフラットケーブル37が収まるように弾性付勢する。これにより、湾曲部40の径が拡げられることが抑えられる。したがって、湾曲部40が拡がって、フラットケーブル37がプラテンガラス25に接触することが防止される。また、仮にフラットケーブル37がプラテンガラス25に接触したとしても、湾曲部40からイメージセンサ30までの間に挫屈が生じることが防止される。よって、イメージセンサ30及びキャリッジ31の往復動に伴うフラットケーブル37の移動が円滑になる。
また、弾性片41は、フック形状の爪44,45によりフラットケーブル37に係合されるので、フラットケーブル37と弾性片41との組み付け作業が容易である。また、一度組み付けた後に、フラットケーブル37と弾性片41とが離れることがない。
また、弾性片41は、湾曲部40からイメージセンサ30までの距離が最大となる状態において、湾曲部40に沿って弾性変形する。湾曲部40からイメージセンサ30までの距離が最大となった状態からイメージセンサ30が移動する際に、フラットケーブル37が挫屈しやすい。その際に、弾性片41がフラットケーブル37を弾性付勢するので、フラットケーブル37の挫屈が効果的に防止される。
一方、弾性片41は、湾曲部40からイメージセンサ30までの距離が最小となる状態において弾性復元する。湾曲部40からイメージセンサ30までの距離が最小となった状態からイメージセンサ30が移動する際には、フラットケーブル37に挫屈が生じにくい。このような弾性付勢力が必要とされない場合には、弾性片41は弾性復元するので、常に弾性変形されない。これにより、弾性片41に変形癖がつきにくい。
また、弾性片41は、湾曲部40からイメージセンサ30までの距離が最小となる状態において、フラットケーブル37の下側となるように配置されている。これにより、弾性片41にフラットケーブル37の自重が作用するので、弾性片41の変形癖を矯正する効果が期待される。
また、イメージセンサ30は、湾曲部40からイメージセンサ30までの距離が最小となる位置を待機位置とするので、待機状態では、弾性片41は弾性復元した状態にあり、且つフラットケーブル37の自重を受けている。一般に、イメージセンサ30は待機状態にある時間が動作状態より長い。これにより、弾性片41は、弾性復元された状態での時間が長く、弾性変形された状態での時間が短くなる。これにより、弾性片41に変形癖がつきにくい。また、前述された変形癖を矯正する効果が一層期待される。なお、イメージセンサ30の待機位置は、湾曲部40からイメージセンサ30までの距離が最小となる位置に限定されるものではなく、弾性片41が弾性復元した状態にある位置であればよい。
本発明において弾性部材がケーブルに係合する実施態様は上記実施形態に示される爪44,45に限定されず、他の実施態様を採りうる。以下に、弾性部材の変形例としての弾性片51が説明される。図12は、フラットケーブル37に係合された状態の弾性片51の裏面側(図3に対して裏側)を示す斜視図である。図13は、弾性片51の構成を示す斜視図である。
図13に示されるように、弾性片51は、平面視が概ね矩形の薄板である。弾性片51は、湾曲するように弾性変形が可能であり、図13に示される形状に弾性復元する。弾性片51は、例えば、バネ鋼やりん青銅などの金属製の薄板や、PETなどの合成樹脂製の薄板から作製される。
弾性片51は、固定部52と変形部53とに大別される。弾性片51は、変形部53の端部の形状が異なる他は、弾性片41と同様である。したがって、固定部52は弾性片41の固定部42に対応し、変形部53は弾性片41の変形部43に対応する。また、固定部52が爪39によりガイド溝38に固定される構成や、変形部53の長さも同様である。
変形部53の端部には、幅方向に長い長孔54が形成されている。長孔54は、変形部53の厚み方向に貫通されている。長孔54の長手方向の長さはフラットケーブル37の幅に対応しており、短手方向の長さはフラットケーブル37の厚みに対応している。
図12に示されるように、長孔54により、弾性片51がフラットケーブル37に係合される。図12においては、フラットケーブル37の裏面側(図2,3と反対側、湾曲部40の外周側)が示されているが、弾性片51がフラットケーブル37の裏面側に沿わされ、フラットケーブル37が長孔54に挿通されることにより、変形部53の長孔54より端部側がフラットケーブル37の表面側(湾曲部40の内周側)に回り込む。これにより、長孔54を境に変形部53がフラットケーブル37の表裏面を挟み込みようにして、弾性片51がフラットケーブル37に係合される。
このような弾性片51によっても、前述された弾性片41と同様の効果が奏される。また、弾性片51においては、長孔54にフラットケーブル37が挿通されるので、弾性片51がフラットケーブル37に確実に係合され、イメージセンサ30及びキャリッジ31が往復動する際に、フラットケーブル37が弾性片51から外れることがない。
[第2の実施形態]
以下に、本発明に係る走査装置が画像記録装置に適用された実施態様が説明される。画像記録装置の具体例としてインクジェットプリンタが挙げられている。インクジェットプリンタは、例えば、図1に示される複合機1におけるインクジェットプリンタ3として実現されうる。図14は、インクジェットプリンタ3の内部構成を示す断面図である。図15は、記録ヘッド66及びキャリッジ67の動作を説明するための模式図である。
図14に示されるように、インクジェットプリンタ3の内部には、給紙トレイ60と排紙トレイ61とが上下二段に設けられている。また、記録用紙搬送路62が、給紙トレイ60から排紙トレイ61へ形成されている。記録用紙搬送路62は、給紙トレイ60から上側へ向かって反転するUターン形状である。
給紙トレイ60の上側には、給紙ローラ63が設けられている。給紙ローラ63は、上下方向に揺動するアーム64の先端に回転可能に支持されている。給紙ローラ63は、給紙トレイ60に積載された記録用紙と接触して回転されることにより、記録用紙を1枚ずつ分離して記録用紙搬送路62へ供給する。
記録用紙搬送路62が下方から上方へUターンした後の下流側には、画像記録部65が設けられている。画像記録部65は、記録ヘッド66及びキャリッジ67を有する。記録ヘッド66が、本発明における記録ヘッドに相当する。記録ヘッド66及びキャリッジ67が、本発明における移動体に相当する。
記録ヘッド66には、インクタンクからインク供給管を通じてシアン(C)・マゼンダ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の各色インクが供給される。なお、図14には、インクタンク及びインク供給管は示されていない。記録ヘッド66は、供給された各インクを微小なインク滴として吐出する。
キャリッジ67は、記録ヘッド66を搭載する。キャリッジ67は、ガイドレール68,69を跨ぐように載置されている。ガイドレール68,69は、キャリッジ67の往復動方向(図14における紙面に垂直な方向)に延びる平板形状のものであり、記録用紙の搬送方向(図14における左右方向)に隔てられて配置されている。ガイドレール68,69が離間された空間に記録ヘッド66が配置されている。したがって、記録ヘッド66は、その空間から下側へ向かってインクを吐出しうる。
ガイドレール69には、ベルト駆動機構70が設けられている。ベルト駆動機構70は、駆動プーリと従動プーリとにタイミングベルトが巻かれたものであるが、これらは図14には明確に現れていない。キャリッジ67は、タイミングベルトに連結されている。したがって、タイミングベルトが駆動プーリ及び従動プーリ間を周運動されると、キャリッジ67がガイドレール68,69上を往復動する。キャリッジ67には記録ヘッド66が搭載されているので、記録ヘッド66もキャリッジ67とともに往復動する。
記録ヘッド66の対向位置に、プラテン71が設けられている。記録用紙はプラテン71上に搬送される。往復動するキャリッジ67に搭載された記録ヘッド66からプラテン71へ向かって各インクが選択的に吐出される。これにより、プラテン71上を搬送される記録用紙に各インクが着弾する。
画像記録部65の上流側には、一対のローラ72,73が設けられている。ローラ72,73は、記録用紙搬送路62を搬送されている記録用紙を狭持してプラテン71上へ搬送する。画像記録部65の下流側には、一対のローラ74,75が設けられている。ローラ74,75は、記録済みの記録用紙を狭持して搬送する。ローラ72,73,74,75のうちの所定のローラには、モータから駆動力が伝達される。これにより、ローラ72,73,74,75は所定の搬送量毎に間欠して回転する。ローラ72,73,74,75が間欠する間に記録ヘッド66が往復動される。これにより、記録用紙の先端側から後端側へ順次画像が記録される。画像記録を終えた記録用紙は、排紙トレイ61へ排出される。
図15は、キャリッジ67の往復動を模式的に示す図である。図15に示されるように、ガイドレール68,69の上側に所定の距離が隔てられてカバー75が設けられている。ガイドレール68,69とカバー75との間の空間をキャリッジ67が往復動する。ガイドレール68,69及びカバー75が本発明における第1構造部材及び第2構造部材に相当する。なお、図15ではキャリッジ67に搭載されている記録ヘッド66の外形が省略されている。また、ガイドレール68は、ガイドレール69の奥側にあり図に現れていない。
カバー75は、キャリッジ67、フラットケーブル76、その周辺の他の部材が他の部材と接触すること防止するためのものである。また、カバー75は、ジャム処理の際にキャリッジ67などが不用意に取り扱われないように保護するものでもある。
キャリッジ67に搭載された記録ヘッド66には、フラットケーブル76が接続されている。フラットケーブル76が、本発明におけるケーブルに相当する。フラットケーブル76は、前述されたフラットケーブル37と同様に、記録ヘッド66と制御基板との間で電気信号を伝送するものであり、ここでは詳細な説明が省略される。フラットケーブル76の他端側は最終的に制御基板に接続される。制御基板に接続される側のフラットケーブル76の端部が、本発明におけるケーブルの第1端側に相当する。記録ヘッド66に接続された側のフラットケーブル76の端部が、本発明におけるケーブルの第2端側に相当する。
図15に示されるように、フラットケーブル76は、記録ヘッド66から引き出されてガイドレール49の固定部77に固定される。フラットケーブル76は、記録ヘッド66から固定部77までの間において、上側から下側へ反転するUターン形状に引き回されている。換言すれば、フラットケーブル76は、Uターン形状の湾曲部78が形成されて、記録ヘッド66から固定部77まで引き回されている。キャリッジ67とともに記録ヘッド66がガイドレール49上を往復動すると、フラットケーブル76は、記録ヘッド66から固定部77までの間において湾曲部78の位置を変化させながら姿勢を変えて、記録ヘッド66の往復動に追従する。
つづいて、本発明における弾性部材が、弾性片80として説明される。図15に示されるように、フラットケーブル76が固定された固定部77において、フラットケーブル76に沿って弾性片80が設けられている。弾性片80は、一端側がフラットケーブル76とともに固定部77に固定され、他端側がフラットケーブル76に係合されている。弾性片80において、固定部77に固定された側が本発明における第1端側であり、フラットケーブル76に係合された側が本発明における第2端側である。弾性片80は、フラットケーブル76の湾曲部78に対して外周側に配置されている。これにより、弾性片80は、湾曲部78の湾曲に反してフラットケーブル76を弾性付勢する。
弾性片80の詳細な構成は、前述された弾性片41,51と同様である。したがって、弾性片80の構成の説明は省略される。
図15に示されるように、キャリッジ67は、ガイドレール68,69とカバー75との間においてガイドレール68,69上を摺動して往復動する。キャリッジ67に搭載された記録ヘッド66は、キャリッジ67とともに往復動する。これに伴い、記録ヘッド66に接続されたフラットケーブル76が、記録ヘッド66の往復動に追従する。フラットケーブル76は、その追従の際に、湾曲部78の位置を変化させる。図15に実線で示される状態では、湾曲部78が記録ヘッド66から最も遠ざかる。図15に2点鎖線で示される状態では、湾曲部78が記録ヘッド66に最も近づく。
図15に実線で示される状態では、弾性片80は、フラットケーブル76の湾曲部78に沿って弾性変形する。これにより、フラットケーブル76には、湾曲方向に反する弾性付勢力が付与される。したがって、湾曲部80から記録ヘッド66までのフラットケーブル76は弾性付勢力による張力が生じて直線形状となる。
図15に実線で示される位置から2点鎖線で示される位置へ向かってキャリッジ67が移動されると、フラットケーブル76の湾曲部78も同方向へ移動する。湾曲部78の移動に伴って、弾性片80は湾曲が戻るように弾性復元する。
弾性片80が弾性変形している間は、弾性片80によりフラットケーブル76が湾曲方向に反して弾性付勢される。これにより、湾曲部80から記録ヘッド66までの間のフラットケーブル76に適度な張力が生じて直線形状が維持される。また、湾曲部80から固定部77までの間のフラットケーブル76は、ガイドレール69に沿って押さえ付けられる方向へ弾性付勢される。これにより、フラットケーブル76がカバー75に接触しても、湾曲部80から記録ヘッド66までの間に挫屈が生じることが防止される。よって、記録ヘッド66及びキャリッジ67の往復動に伴うフラットケーブル76の移動が円滑になる。
また、弾性片80は弾性片41,51と同様の形状であるので、前述されたように、フラットケーブル76と弾性片80との組み付け作業が容易であるという効果、一度組み付けた後にフラットケーブル76と弾性片80とが離れることがないという効果、弾性片80に変形癖がつきにくいという効果が奏される。
また、弾性片80は、湾曲部78から記録ヘッド66までの距離が最小となる状態において、フラットケーブル76の下側となるように配置されている。これにより、弾性片80にフラットケーブル76の自重が作用するので、弾性片80の変形癖を矯正する効果が期待される。また、記録ヘッド66は、湾曲部78から記録ヘッド66までの距離が最小となる位置を待機位置とするので、弾性片80に変形癖がつきにくく、また、前述された変形癖を矯正する効果が一層期待される。
図1は、フラットベッドスキャナ2を備えた複合機1の外観構成を示す斜視図である。 図2は、フラットベッドスキャナ2の内部構造を示す平面図である。 図3は、図2の矢視IIIの拡大図である。 図4は、図2におけるIV−IV断面を模式的に示した断面図である。 図5は、フラットケーブル37に係合された状態の弾性片41の裏面側を示す斜視図である。 図6は、弾性片41の構成を示す斜視図である。 図7は、キャリッジ31が原稿の最大サイズに応じた位置まで移動した状態を示す断面図である。 図8は、キャリッジ31が往復動した状態を示す断面図である。 図9は、図4における矢視IXの拡大図である。 図10は、図7における矢視Xの拡大図である。 図11は、図8における矢視XIの拡大図である。 図12は、フラットケーブル37に係合された状態の弾性片51の裏面側を示す斜視図である。 図13は、弾性片51の構成を示す斜視図である。 図14は、インクジェットプリンタ3の内部構成を示す断面図である。 図15は、記録ヘッド66及びキャリッジ67の動作を説明するための模式図である。 図16は、従来の走査装置を備えたフラットベッドスキャナ100の内部構成を示す断面図である。
符号の説明
2・・・フラットベッドスキャナ(画像読取装置、走査装置)
3・・・インクジェットプリンタ(画像記録装置、走査装置)
23・・・ボトムフレーム(第1構造部材又は第2構造部材)
25・・・プラテンガラス(第1構造部材又は第2構造部材)
30・・・イメージセンサ(移動体)
31・・・キャリッジ(移動体)
37・・・フラットケーブル(ケーブル)
40・・・湾曲部
41,51・・・弾性片(弾性部材)
44,45爪
54・・・長孔(孔)
66・・・記録ヘッド(移動体)
67・・・キャリッジ(移動体)
68,69・・・ガイドレール(第1構造部材又は第2構造部材)
75・・・カバー(第1構造部材又は第2構造部材)
76・・・フラットケーブル(ケーブル)
78・・・湾曲部
80・・・弾性片

Claims (6)

  1. 第1構造部材と、
    上記第1構造部材に対して下側に所定距離を隔てられて対向して配置された第2構造部材と、
    上記第1構造部材と上記第2構造部材との間を該第1構造部材又は第2構造部材の少なくともいずれか一方に沿って所定範囲を往復動する移動体と、
    上記第2構造部材に第1端側が固定され、上記移動体に第2端側が固定されて、該第1端側から第2端側へ至るまでの間に湾曲部を形成して配置されたケーブルと、
    上記湾曲部の湾曲方向に対して外周側において、上記ケーブルの第1端側が固定された上記第2構造部材に第1端側が固定され、上記ケーブルの湾曲方向の内周側に第2端側が係合されて、該ケーブルを湾曲方向に反して弾性付勢する弾性部材と、を具備してなり、
    上記弾性部材は、
    上記湾曲部から上記移動体までの距離が最大となる第1位置に上記移動体が移動したときには、当該弾性部材の第2端側において上記湾曲部と係合して、上記湾曲部に沿って弾性変形し、
    上記湾曲部から上記移動体までの距離が最小となる第2位置に上記移動体が移動したときには、当該弾性部材が上記第2構造部材に沿って弾性復元し、かつ上記ケーブルの自重が作用するものである走査装置。
  2. 上記弾性部材は、フック形状の爪を第2端側に有するものである請求項1に記載の走査装置。
  3. 上記弾性部材は、上記ケーブルが挿通される孔を第2端側に有するものである請求項1に記載の走査装置。
  4. 上記移動体は、上記第2位置を待機位置とするものである請求項1から3のいずれかに記載の走査装置。
  5. 上記移動体は、イメージセンサを有するものであり、
    上記ケーブルは、上記イメージセンサに電気信号を伝送するものである請求項1から4のいずれかに記載の走査装置。
  6. 上記移動体は、画像記録を行う記録ヘッドを有するものであり、
    上記ケーブルは、上記記録ヘッドに電気信号を伝送するものである請求項1から5のいずれかに記載の走査装置。
JP2006253796A 2006-09-20 2006-09-20 走査装置 Expired - Fee Related JP4337855B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006253796A JP4337855B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 走査装置
US11/857,529 US7969621B2 (en) 2006-09-20 2007-09-19 Scanning device
CN2007101537606A CN101150644B (zh) 2006-09-20 2007-09-20 扫描装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006253796A JP4337855B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 走査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008078851A JP2008078851A (ja) 2008-04-03
JP4337855B2 true JP4337855B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=39188273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006253796A Expired - Fee Related JP4337855B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 走査装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7969621B2 (ja)
JP (1) JP4337855B2 (ja)
CN (1) CN101150644B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051382A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Sammy Corp 配線収納構造及び遊技機
JP5322583B2 (ja) * 2008-10-31 2013-10-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP5018913B2 (ja) * 2010-03-01 2012-09-05 ブラザー工業株式会社 ケーブルの配線構造及び画像読取装置
JP5251915B2 (ja) * 2010-03-30 2013-07-31 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
JP5370306B2 (ja) 2010-07-29 2013-12-18 ブラザー工業株式会社 読取装置、画像形成装置
JP6161869B2 (ja) * 2012-03-05 2017-07-12 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP6066614B2 (ja) * 2012-08-09 2017-01-25 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP6064490B2 (ja) 2012-09-25 2017-01-25 ブラザー工業株式会社 ケーブル配線構造、及び画像読取装置
JP5836258B2 (ja) * 2012-11-27 2015-12-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ラインフィルタ、画像形成装置および電子機器
JP5962469B2 (ja) * 2012-11-30 2016-08-03 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
TWI511521B (zh) * 2012-12-12 2015-12-01 Cal Comp Electronics & Comm Co 掃描裝置
JP6003685B2 (ja) * 2013-01-31 2016-10-05 ブラザー工業株式会社 読取ユニット及び画像読取装置
JP6228041B2 (ja) * 2013-06-21 2017-11-08 シャープ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP6291951B2 (ja) * 2014-03-25 2018-03-14 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP6550847B2 (ja) * 2015-03-30 2019-07-31 富士ゼロックス株式会社 画像読取り装置および画像形成装置
JP6245213B2 (ja) * 2015-04-24 2017-12-13 コニカミノルタ株式会社 画像読み取り装置
JP6327202B2 (ja) * 2015-05-25 2018-05-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置
CN110462953B (zh) 2017-03-23 2021-06-08 惠普发展公司,有限责任合伙企业 用于具有偏转器的载架装置的线缆上的接合片
JP7123617B2 (ja) * 2018-05-08 2022-08-23 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP7214567B2 (ja) * 2019-05-28 2023-01-30 シャープ株式会社 画像読取装置および画像形成装置
JP7297571B2 (ja) * 2019-07-11 2023-06-26 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP2021023326A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02101864A (ja) 1988-10-11 1990-04-13 Canon Inc 原稿読取装置
JPH02137967A (ja) 1988-11-18 1990-05-28 Seikosha Co Ltd シリアルプリンタ
JPH05219315A (ja) 1992-02-05 1993-08-27 Ricoh Co Ltd 画像入力装置
JPH0622101A (ja) 1992-06-30 1994-01-28 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JPH0698107A (ja) 1992-09-10 1994-04-08 Ricoh Co Ltd 画像入力装置
JPH07321973A (ja) 1994-05-30 1995-12-08 Canon Inc 画像形成装置
JPH09109508A (ja) 1995-10-20 1997-04-28 Canon Inc 記録装置
JP2001077983A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Canon Inc 画像読取装置
JP2001346006A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Canon Inc 画像読取装置
JP3703374B2 (ja) * 2000-07-19 2005-10-05 キヤノン株式会社 画像読取装置
US7095532B2 (en) * 2002-10-03 2006-08-22 Yu-Shan Chang Scanning apparatus
TWI227084B (en) * 2003-03-21 2005-01-21 Primax Electronics Ltd Flatbed scanner and scan module thereof
JP2004348074A (ja) 2003-05-26 2004-12-09 Seiko Epson Corp 画像読み取り装置
JP2005049612A (ja) 2003-07-29 2005-02-24 Funai Electric Co Ltd 原稿読取装置
JP2005057628A (ja) 2003-08-07 2005-03-03 Seiko Epson Corp 画像入出力装置
TWI240555B (en) * 2004-07-01 2005-09-21 Primax Electronics Ltd Image scanner
JP4577510B2 (ja) 2004-08-30 2010-11-10 セイコーエプソン株式会社 記録装置
CN100430233C (zh) 2004-08-30 2008-11-05 精工爱普生株式会社 记录装置和液体喷射装置
JP2006082381A (ja) 2004-09-16 2006-03-30 Seiko Epson Corp フレキシブルフラットケーブルの支持装置、記録装置及び液体噴射装置
JP3893393B2 (ja) * 2004-12-28 2007-03-14 キヤノン株式会社 画像読取装置
EP1748637A1 (en) * 2005-07-26 2007-01-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image scanning device and multi-function device with hinged display panel

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008078851A (ja) 2008-04-03
US20080068679A1 (en) 2008-03-20
US7969621B2 (en) 2011-06-28
CN101150644A (zh) 2008-03-26
CN101150644B (zh) 2013-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4337855B2 (ja) 走査装置
US7717424B2 (en) Sheet conveying device and image scanning apparatus
JP4572946B2 (ja) 画像読取装置
JP4415937B2 (ja) シート搬送装置、画像記録装置
JP2007331337A (ja) 開閉型物品
US20070075484A1 (en) Sheet detecting device for image recording apparatus
JP4225316B2 (ja) シート搬送装置、画像記録装置
US9344593B2 (en) Image reading apparatus
US7658382B2 (en) Image recording apparatus that supports conveying roller via rolling bearing
US9307111B2 (en) Image reading device
US8634113B2 (en) Recording media path in a multifunction printer
JP2007336451A (ja) 開閉型物品
JP2006231820A (ja) 画像記録装置
US7607663B2 (en) Recording medium transport device and image forming apparatus
JP2006082381A (ja) フレキシブルフラットケーブルの支持装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2005329547A (ja) キャリッジ走査機構と画像入力装置及びインクジェット記録装置
JP2007118436A (ja) 記録装置
JP2007336373A (ja) 電子機器
JP7067086B2 (ja) 画像処理装置
JP7031321B2 (ja) 画像処理装置
JP2000062283A (ja) 記録装置
JP2004203511A (ja) 画像読取記録装置
JP5083570B2 (ja) 画像記録装置
JP2006231818A (ja) 画像記録装置
JP2005262843A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090609

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4337855

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees