JP2004348074A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置全体の大きさを増大させることなくFFCの原稿台への接触を防止できる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】一端が走査回路19に電気的に接続され他端が処理部21に電気的に接続され、筐体11の内部に湾曲した折り返し部15bを有し、キャリッジ12からキャリッジ12の往復移動方向Aに延び、折り返し部15bにより反原稿台25側に折り返されるフレキシブルフラットケーブル15と、キャリッジ12から往復移動方向Aに延び、フレキシブルフラットケーブル15に原稿台25側から当接し、フレキシブルフラットケーブル15を原稿台25から離間させる抑え部13と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】一端が走査回路19に電気的に接続され他端が処理部21に電気的に接続され、筐体11の内部に湾曲した折り返し部15bを有し、キャリッジ12からキャリッジ12の往復移動方向Aに延び、折り返し部15bにより反原稿台25側に折り返されるフレキシブルフラットケーブル15と、キャリッジ12から往復移動方向Aに延び、フレキシブルフラットケーブル15に原稿台25側から当接し、フレキシブルフラットケーブル15を原稿台25から離間させる抑え部13と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
走査回路を搭載したキャリッジを原稿台の盤面と平行に往復移動することにより、原稿台に載置された画像を読み取るキャリッジ移動型の画像読み取り装置が知られている。
図8は、従来の画像読み取り装置4の内部構造を示す模式図である。キャリッジ移動型の画像読み取り装置4では、筐体内を往復移動するキャリッジ51に搭載される走査回路基板52と筐体に固定された処理部53とがフレキシブルフラットケーブル(FFC)54で電気的に接続されている。FFC54は、図示するように筐体内で湾曲して折り返している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、FFC54は曲げに対する反発力を有するため、従来の画像読み取り装置4では図8に示すようにFFC54が曲げに対して反発し、原稿台55に接触するという問題がある。FFC54が原稿台55に接触すると原稿台55に傷が付き、読み取り不良の原因となる。キャリッジ51と筐体の底壁との間に十分な空間を確保すれば接触は避けられるが、その場合には筐体が高さ方向に大きくなるという問題がある。
【0004】
本発明は、かかる問題に鑑みて創作されたものであって、装置全体の大きさを増大させることなくFFCの原稿台への接触を防止できる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読み取り装置は、原稿台を支持している箱形の筐体と、リニアイメージセンサを有する走査回路と、走査回路を搭載し筐体の内部を原稿台の盤面と平行に往復移動するキャリッジと、走査回路の出力信号を処理して画像データを出力する処理部と、一端が走査回路に電気的に接続され他端が処理部に電気的に接続され、筐体の内部に湾曲した折り返し部を有し、キャリッジからキャリッジの往復移動方向に延び、折り返し部により反原稿台側に折り返されるフレキシブルフラットケーブルと、キャリッジから往復移動方向に延び、フレキシブルフラットケーブルに原稿台側から当接し、フレキシブルフラットケーブルを原稿台から離間させる抑え部と、を備えることを特徴とする。この画像読み取り装置によると、フレキシブルフラットケーブル(FFC)は抑え部によって原稿台から離間させられるため、FFCが原稿台に接触することを、筐体を高さ方向に大きくすることなく防止できる。よってこの画像読み取り装置によると装置全体の大きさを増大させることなくFFCの原稿台への接触を防止できる。
【0006】
さらに本発明に係る画像読み取り装置の抑え部は弾性変形可能であり、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を弾性変形させつつ移動することを特徴とする。キャリッジから往復移動方向に延びる抑え部を備えると、キャリッジの移動可能範囲の端から筐体の端部までの間に抑え部を収容するための空間が必要になる。この画像読み取り装置によると、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を弾性変形させつつ移動するので、抑え部は筐体の端部近傍で往復移動方向の幅が短くなる。従って、抑え部を収容するための空間が小さくて済む。よって装置全体の大きさを更に小さくできる。
【0007】
さらに本発明に係る画像読み取り装置の抑え部は往復移動方向にスライド可能に設けられ、キャリッジは抑え部を往復移動方向に付勢する付勢手段を更に備え移動可能範囲の端近傍で抑え部をスライドさせつつ移動することを特徴とする。キャリッジから往復移動方向に延びる抑え部を備えると、キャリッジの移動可能範囲の端から筐体の端部までの間に抑え部を収容するための空間が必要になる。この画像読み取り装置によると、抑え部はキャリッジが移動可能範囲の端近傍に移動するまではキャリッジに付勢されて往復移動方向にスライドすることでキャリッジから突出し、FFCを原稿台から離間させる。キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部をスライドさせつつ移動するので、抑え部は筐体の端部近傍で往復移動方向に突出する幅が短くなる。従って、抑え部を収容するための空間が小さくて済む。よって装置全体の大きさを更に小さくできる。
【0008】
さらに本発明に係る画像読み取り装置の抑え部は屈折可能であり、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を屈折させつつ移動することを特徴とする。キャリッジから往復移動方向に延びる抑え部を備えると、キャリッジの移動可能範囲の端から筐体の端部までの間に抑え部を収容するための空間が必要になる。この画像読み取り装置によると、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を屈折させつつ移動するので、抑え部は筐体の端部近傍で往復移動方向の幅が短くなる。従って、抑え部を収容するための空間が小さくて済む。従って装置全体の大きさを更に小さくできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を複数の実施例に基づいて説明する。
(第一実施例)
第一実施例は、抑え部が筐体の端部に当接して弾性変形する場合の例である。図1は本発明の第一実施例に係る画像読み取り装置としてのイメージスキャナ1の内部構造を示す模式図であり、図2はイメージスキャナ1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0010】
筐体11は概ね箱形を呈し、キャリッジ12、抑え部13、フレキシブルフラットケーブル(FFC)15、副走査駆動部20(図2参照)、処理部21などを収容し、上面に原稿台25、原稿台25を覆う原稿カバー26を備えている。原稿台25は、筐体11の上部に形成された開口部を閉塞している透明なガラス板であって、筐体11に取り外し不能に支持されている。
【0011】
キャリッジ12は、箱形に形成され、筐体11の内部に収容されている。キャリッジ12は筐体11に固定された図示しないガイドロッドに摺動自在に支持されている。キャリッジ12は副走査駆動部20によって回転する図示しないベルトに係止され、ベルトの回転に伴って原稿台25の盤面と平行に副走査方向Aに往復移動する。ここで副走査方向Aは往復移動方向に相当し、以後の説明では副走査方向Aのことを往復移動方向Aというものとする。キャリッジ12の内部には、光源16(図2参照)、縮小光学系17、及び、リニアイメージセンサ18を実装した走査回路基板19が搭載されている。
【0012】
光源16は、蛍光管ランプ等の管照明装置から構成され、原稿Mの走査線近傍を照射する。
縮小光学系17は、ミラー17a及びレンズ17bで構成されている。ミラー17a及びレンズ17bは照射された原稿Mの走査線上の反射光像をリニアイメージセンサ18に結像させる。尚、光源16の位置を変えて原稿の透過光像をリニアイメージセンサ18に結像させるようにしてもよい。
【0013】
リニアイメージセンサ18は、RGB各色の受光素子が図1において紙面垂直な主走査方向に直線状に並ぶ姿勢で走査回路としての走査回路基板19に搭載されている。リニアイメージセンサ18は、縮小光学系17により入力される走査線上の光学像を走査し、その光学像の濃淡に相関する出力信号を出力する。走査回路基板19には、リニアイメージセンサ18、並びにリニアイメージセンサ18及び光源16を駆動する回路等が実装されている。
【0014】
副走査駆動部20は、ベルトが掛け廻されるプーリ、歯車列、モータ等で構成されている。副走査駆動部20は後述する制御部24によって制御され、ベルトを回転させることでキャリッジ12を往復移動方向Aに往復移動させる。
処理部21は、AFE(Analog Front End)部22、ディジタル画像処理部23及び制御部24を備える。
【0015】
AFE部22は、アナログ信号処理部、A/D変換器等から構成される。アナログ信号処理部は、走査回路基板19から出力された出力信号に対して増幅、雑音低減処理等のアナログ信号処理を施して出力する。A/D変換器は、アナログ信号処理部から出力された出力信号を所定ビット長のディジタル表現の出力信号に量子化して出力する。
【0016】
ディジタル画像処理部23は、AFE部22から出力された出力信号に対し、ガンマ補正、画素補間法による欠陥画素の補間、シェーディング補正、画像信号の鮮鋭化等の処理を行って画像データを出力する。尚、ディジタル画像処理部23で施す上記各種の処理は、制御部24で実行するコンピュータプログラムによる処理に置き換えてもよい。イメージスキャナ1は図示しないインタフェース部を介してパーソナルコンピュータ(PC)等の制御装置に接続され、ディジタル画像処理部23から出力された画像データはインタフェース部を介してPC等に転送される。
【0017】
制御部24は、CPU24a、ROM24b及びRAM24cを備える。CPU24aはROM24bに記憶されたコンピュータプログラムを実行し、イメージスキャナ1の各部を制御する。ROM24bはCPU24aが実行するコンピュータプログラムや各種のデータを記憶しているメモリであり、RAM24cはプログラムや各種のデータを一時的に記憶するメモリである。
【0018】
FFC15は、曲げに対する反発力を有するケーブルであって、筐体11の内部で折り返し部15bを形成する姿勢で収容されている。ここで折り返し部15bとは、図1において破線で囲まれているFFC15がほぼ180度曲げられている部分のことをいう。FFC15は一端15aが走査回路基板19に接続され、キャリッジ12に設けられた開口部27を通過してキャリッジ12から往復移動方向Aに延びている。往復移動方向Aに延びたFFC15は折り返し部15bで折り返されてキャリッジ12から延びる方向とは逆方向に延び、他端15cが処理部21に接続されている。この折り返しにおいてFFC15は図1に示すようにキャリッジ12から延びたあと反原稿台25側に折り返される。すなわち、FFC15は上下に折り返される。FFC15は走査回路基板19の出力信号などを処理部21に伝送し、処理部21の制御信号などを走査回路基板19に伝送する。
【0019】
抑え部13は、樹脂や金属板などの弾性部材で形成されている。抑え部13はキャリッジ12において前述したFFC15の開口部27より原稿台25側でキャリッジ12に接続され、往復移動方向Aに延びている。図示するように抑え部13は往復移動方向Aのうち、FFC15がキャリッジ12から延びる向きと同じ向きYに向かって延びている。抑え部13はFFC15と同じ向きに延びることでFFC15に原稿台25側から当接することが可能になる。
【0020】
次に、抑え部13の作動について説明する。
図1に示すように、曲げに対する反発力を有するFFC15は折り返し部15bにおける曲げに反発して直線状の状態を回復しようとする。従ってFFC15のうち、折り返し部15bよりキャリッジ12側には原稿台25側に向かって力が作用し、処理部21側には反原稿台25側に向かって力が作用する。このとき抑え部13はFFC15がキャリッジ12から延びる向きと同じ向きに原稿台25とFFC15との間を延びていることから、FFC15のうち折り返し部15bよりキャリッジ12側の部分は図1に示すように抑え部13に当接する。すなわち抑え部13はFFC15に原稿台25側から当接する。FFC15は抑え部13に当接するとそれ以上の回復が抑え部13によって妨げられるため、FFC15は図1に示すように原稿台25から離間させられることになる。尚、抑え部13は弾性部材で形成されているためFFC15の反発力によって原稿台25側に弾性変形するが、抑え部13はFFC15の反発力に比べて十分な強度を有し、FFC15の反発力によって抑え部13が原稿台25に当接することはないものとする。
【0021】
図3は、キャリッジ12が移動可能範囲の端まで移動したときの抑え部13を示す模式図である。キャリッジ12が所定の移動可能範囲の端部近傍に移動したとき、抑え部13は筐体11の往復移動方向の端部に当接する。ここで筐体11の往復移動方向の端部とは、本実施例では筐体11の図3において紙面右側の側壁のことをいう。キャリッジ12は抑え部13が筐体11の往復移動方向Aの端部に接触した後も更に端部側に移動する。抑え部13の一端が筐体11の端部に当接した後も更にキャリッジ12が移動すると、抑え部13はキャリッジ12から紙面右側を向く力を受け、その力によって弾性変形する。すなわちキャリッジ31は移動可能範囲の端部近傍で抑え部13を弾性変形させつつ移動する。最終的にキャリッジ12が移動可能範囲の端まで移動したとき、抑え部13は図3に示す状態まで弾性変形する。この結果、抑え部13の往復移動方向の幅が短くなる。キャリッジ12から往復移動方向Aに延びる抑え部13を備えるとキャリッジ12の移動可能範囲の端から筐体11の端部までの間に抑え部を収容する空間が必要であるが、筐体11の端部近傍で抑え部13の往復移動方向Aの幅が短くなると、筐体11においてキャリッジ12の移動可能範囲の端から筐体11の側壁までの間隔を狭くできる。よってイメージスキャナ1によると装置全体の大きさを小さくできる。尚、本実施例では筐体の往復移動方向の端部とは筐体の側壁のことをいうが、側壁の近傍に抑え部13が反原稿台25側に曲がるよう案内するガイドを備えてもよい。
【0022】
以上説明したイメージスキャナ1によると、FFC15が原稿台25に接触することを抑え部13によって防止できる。このため、FFC15が原稿台25に接触することを防止するために筐体11を高さ方向に大きくする必要がない。よってイメージスキャナ1によると装置全体を大きくすることなくFFC15の原稿台25への接触を防止できる。
【0023】
(第二実施例)
第二実施例は、抑え部がキャリッジの往復移動方向にスライド可能に設けられる場合の例である。尚、第二実施例においては第一実施例と実質的に同一の部分については説明を省略する。
図4は、本発明の第二実施例に係る画像読み取り装置としてのイメージスキャナ2の内部構造を示す模式図である。尚、図4はキャリッジ31に搭載される走査回路基板やイメージセンサ等を省略して示している。抑え部32は、キャリッジ31内に設けられた図示しないガイドなどに案内され、往復移動方向Aにスライド可能に設けられている。また、キャリッジ31には抑え部32をキャリッジ31から往復移動方向Aに付勢する付勢手段としてのコイルばね33が設けられている。抑え部32はキャリッジ31が移動可能範囲の端近傍に移動するまではコイルばね33に付勢されてスライドすることでキャリッジ31から往復移動方向Aに突出し、FFC15を原稿台25から離間させる。
【0024】
図5は、キャリッジ31が移動可能範囲の端まで移動したときの抑え部32を示す模式図である。キャリッジ31が移動可能範囲の端部近傍に移動したとき、抑え部32は筐体11の往復移動方向の端部に当接する。抑え部32の一端32aが筐体11の端部に当接した後も更にキャリッジ31が移動すると、抑え部32に筐体11からの反力が作用する。抑え部32はその力によってキャリッジ31に対して相対的にスライドする。すなわちキャリッジ31は移動可能範囲の端部近傍で抑え部32をスライドさせつつ移動する。このとき抑え部32がスライドする向きは付勢されてスライドした向きとは逆向きになる。この結果、抑え部32がキャリッジ31から突出する長さが短くなる。このため筐体11においてキャリッジ31の移動可能範囲の端から筐体11の側壁までの間隔を狭くできる。よってイメージスキャナ2によると装置全体の大きさを小さくできる。
【0025】
(第三実施例)
第三実施例は、抑え部が筐体の端部に当接して屈折する場合の例である。尚、第三実施例においては第一実施例と実質的に同一の部分については説明を省略する。
図6は、本発明の第三実施例に係る画像読み取り装置としてのイメージスキャナ3の内部構造を示す模式図である。抑え部42は、キャリッジ41に接続される側の第一抑え部42a、第二抑え部42c及びヒンジ42b、並びに図示しないばねなどの弾性部材を備え、第二抑え部42cは第一抑え部42aにヒンジ42bを介して接続され、ヒンジ42bの回動軸周りに揺動自在に接続されている。これにより抑え部42はヒンジ42bの回転軸周りに折れ曲がること、すなわち屈折することが可能に構成されている。ただし、第二抑え部42cは図6において原稿台25側には屈折不能とされ、FFC15の反発力により第二抑え部42bが原稿台25側に押されて原稿台25に接触することがないよう構成されている。図6に示す状態にある第二抑え部42cは図示しない弾性部材によって概ね原稿台25に平行な姿勢を保っている。
【0026】
図7は、キャリッジ41が移動可能範囲の端まで移動したときの抑え部42を示す模式図である。キャリッジ41が移動可能範囲の端部近傍に移動したとき、第二抑え部42cは筐体11の往復移動方向の端部に当接する。第二抑え部42cが筐体11の端部に当接した後も更にキャリッジ41が移動すると、抑え部42はキャリッジ41から紙面右側を向く力を受け、その力によって屈折する。すなわちキャリッジ41は移動可能範囲の端部近傍で抑え部42を屈折させつつ移動する。最終的にキャリッジ12が移動範囲の端まで移動したとき、抑え部42は図7に示す状態まで屈折する。この結果、抑え部42の往復移動方向の幅が短くなる。このため筐体11においてキャリッジ42の移動可能範囲の端から筐体11の側壁までの間隔を狭くできる。よってイメージスキャナ3によると装置全体の大きさを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【図2】画像読み取り装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】弾性変形した抑え部を示す模式図である。
【図4】画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【図5】スライドした抑え部を示す模式図である。
【図6】画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【図7】屈折した抑え部を示す模式図である。
【図8】従来の画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 イメージスキャナ(画像読み取り装置)、2 イメージスキャナ(画像読み取り装置)、3 イメージスキャナ(画像読み取り装置)、4 画像読み取り装置、11 筐体、12 キャリッジ、13 抑え部、15b 折り返し部、18リニアイメージセンサ(イメージセンサ)、19 走査回路基板(走査回路)21 処理部、25 原稿台、31 キャリッジ、32 抑え部、41 キャリッジ、42 抑え部、51 キャリッジ、52 走査回路基板(走査回路)、53 処理部、55 原稿台
【発明の属する技術分野】
本発明は画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
走査回路を搭載したキャリッジを原稿台の盤面と平行に往復移動することにより、原稿台に載置された画像を読み取るキャリッジ移動型の画像読み取り装置が知られている。
図8は、従来の画像読み取り装置4の内部構造を示す模式図である。キャリッジ移動型の画像読み取り装置4では、筐体内を往復移動するキャリッジ51に搭載される走査回路基板52と筐体に固定された処理部53とがフレキシブルフラットケーブル(FFC)54で電気的に接続されている。FFC54は、図示するように筐体内で湾曲して折り返している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、FFC54は曲げに対する反発力を有するため、従来の画像読み取り装置4では図8に示すようにFFC54が曲げに対して反発し、原稿台55に接触するという問題がある。FFC54が原稿台55に接触すると原稿台55に傷が付き、読み取り不良の原因となる。キャリッジ51と筐体の底壁との間に十分な空間を確保すれば接触は避けられるが、その場合には筐体が高さ方向に大きくなるという問題がある。
【0004】
本発明は、かかる問題に鑑みて創作されたものであって、装置全体の大きさを増大させることなくFFCの原稿台への接触を防止できる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読み取り装置は、原稿台を支持している箱形の筐体と、リニアイメージセンサを有する走査回路と、走査回路を搭載し筐体の内部を原稿台の盤面と平行に往復移動するキャリッジと、走査回路の出力信号を処理して画像データを出力する処理部と、一端が走査回路に電気的に接続され他端が処理部に電気的に接続され、筐体の内部に湾曲した折り返し部を有し、キャリッジからキャリッジの往復移動方向に延び、折り返し部により反原稿台側に折り返されるフレキシブルフラットケーブルと、キャリッジから往復移動方向に延び、フレキシブルフラットケーブルに原稿台側から当接し、フレキシブルフラットケーブルを原稿台から離間させる抑え部と、を備えることを特徴とする。この画像読み取り装置によると、フレキシブルフラットケーブル(FFC)は抑え部によって原稿台から離間させられるため、FFCが原稿台に接触することを、筐体を高さ方向に大きくすることなく防止できる。よってこの画像読み取り装置によると装置全体の大きさを増大させることなくFFCの原稿台への接触を防止できる。
【0006】
さらに本発明に係る画像読み取り装置の抑え部は弾性変形可能であり、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を弾性変形させつつ移動することを特徴とする。キャリッジから往復移動方向に延びる抑え部を備えると、キャリッジの移動可能範囲の端から筐体の端部までの間に抑え部を収容するための空間が必要になる。この画像読み取り装置によると、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を弾性変形させつつ移動するので、抑え部は筐体の端部近傍で往復移動方向の幅が短くなる。従って、抑え部を収容するための空間が小さくて済む。よって装置全体の大きさを更に小さくできる。
【0007】
さらに本発明に係る画像読み取り装置の抑え部は往復移動方向にスライド可能に設けられ、キャリッジは抑え部を往復移動方向に付勢する付勢手段を更に備え移動可能範囲の端近傍で抑え部をスライドさせつつ移動することを特徴とする。キャリッジから往復移動方向に延びる抑え部を備えると、キャリッジの移動可能範囲の端から筐体の端部までの間に抑え部を収容するための空間が必要になる。この画像読み取り装置によると、抑え部はキャリッジが移動可能範囲の端近傍に移動するまではキャリッジに付勢されて往復移動方向にスライドすることでキャリッジから突出し、FFCを原稿台から離間させる。キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部をスライドさせつつ移動するので、抑え部は筐体の端部近傍で往復移動方向に突出する幅が短くなる。従って、抑え部を収容するための空間が小さくて済む。よって装置全体の大きさを更に小さくできる。
【0008】
さらに本発明に係る画像読み取り装置の抑え部は屈折可能であり、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を屈折させつつ移動することを特徴とする。キャリッジから往復移動方向に延びる抑え部を備えると、キャリッジの移動可能範囲の端から筐体の端部までの間に抑え部を収容するための空間が必要になる。この画像読み取り装置によると、キャリッジは移動可能範囲の端近傍で抑え部を屈折させつつ移動するので、抑え部は筐体の端部近傍で往復移動方向の幅が短くなる。従って、抑え部を収容するための空間が小さくて済む。従って装置全体の大きさを更に小さくできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を複数の実施例に基づいて説明する。
(第一実施例)
第一実施例は、抑え部が筐体の端部に当接して弾性変形する場合の例である。図1は本発明の第一実施例に係る画像読み取り装置としてのイメージスキャナ1の内部構造を示す模式図であり、図2はイメージスキャナ1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0010】
筐体11は概ね箱形を呈し、キャリッジ12、抑え部13、フレキシブルフラットケーブル(FFC)15、副走査駆動部20(図2参照)、処理部21などを収容し、上面に原稿台25、原稿台25を覆う原稿カバー26を備えている。原稿台25は、筐体11の上部に形成された開口部を閉塞している透明なガラス板であって、筐体11に取り外し不能に支持されている。
【0011】
キャリッジ12は、箱形に形成され、筐体11の内部に収容されている。キャリッジ12は筐体11に固定された図示しないガイドロッドに摺動自在に支持されている。キャリッジ12は副走査駆動部20によって回転する図示しないベルトに係止され、ベルトの回転に伴って原稿台25の盤面と平行に副走査方向Aに往復移動する。ここで副走査方向Aは往復移動方向に相当し、以後の説明では副走査方向Aのことを往復移動方向Aというものとする。キャリッジ12の内部には、光源16(図2参照)、縮小光学系17、及び、リニアイメージセンサ18を実装した走査回路基板19が搭載されている。
【0012】
光源16は、蛍光管ランプ等の管照明装置から構成され、原稿Mの走査線近傍を照射する。
縮小光学系17は、ミラー17a及びレンズ17bで構成されている。ミラー17a及びレンズ17bは照射された原稿Mの走査線上の反射光像をリニアイメージセンサ18に結像させる。尚、光源16の位置を変えて原稿の透過光像をリニアイメージセンサ18に結像させるようにしてもよい。
【0013】
リニアイメージセンサ18は、RGB各色の受光素子が図1において紙面垂直な主走査方向に直線状に並ぶ姿勢で走査回路としての走査回路基板19に搭載されている。リニアイメージセンサ18は、縮小光学系17により入力される走査線上の光学像を走査し、その光学像の濃淡に相関する出力信号を出力する。走査回路基板19には、リニアイメージセンサ18、並びにリニアイメージセンサ18及び光源16を駆動する回路等が実装されている。
【0014】
副走査駆動部20は、ベルトが掛け廻されるプーリ、歯車列、モータ等で構成されている。副走査駆動部20は後述する制御部24によって制御され、ベルトを回転させることでキャリッジ12を往復移動方向Aに往復移動させる。
処理部21は、AFE(Analog Front End)部22、ディジタル画像処理部23及び制御部24を備える。
【0015】
AFE部22は、アナログ信号処理部、A/D変換器等から構成される。アナログ信号処理部は、走査回路基板19から出力された出力信号に対して増幅、雑音低減処理等のアナログ信号処理を施して出力する。A/D変換器は、アナログ信号処理部から出力された出力信号を所定ビット長のディジタル表現の出力信号に量子化して出力する。
【0016】
ディジタル画像処理部23は、AFE部22から出力された出力信号に対し、ガンマ補正、画素補間法による欠陥画素の補間、シェーディング補正、画像信号の鮮鋭化等の処理を行って画像データを出力する。尚、ディジタル画像処理部23で施す上記各種の処理は、制御部24で実行するコンピュータプログラムによる処理に置き換えてもよい。イメージスキャナ1は図示しないインタフェース部を介してパーソナルコンピュータ(PC)等の制御装置に接続され、ディジタル画像処理部23から出力された画像データはインタフェース部を介してPC等に転送される。
【0017】
制御部24は、CPU24a、ROM24b及びRAM24cを備える。CPU24aはROM24bに記憶されたコンピュータプログラムを実行し、イメージスキャナ1の各部を制御する。ROM24bはCPU24aが実行するコンピュータプログラムや各種のデータを記憶しているメモリであり、RAM24cはプログラムや各種のデータを一時的に記憶するメモリである。
【0018】
FFC15は、曲げに対する反発力を有するケーブルであって、筐体11の内部で折り返し部15bを形成する姿勢で収容されている。ここで折り返し部15bとは、図1において破線で囲まれているFFC15がほぼ180度曲げられている部分のことをいう。FFC15は一端15aが走査回路基板19に接続され、キャリッジ12に設けられた開口部27を通過してキャリッジ12から往復移動方向Aに延びている。往復移動方向Aに延びたFFC15は折り返し部15bで折り返されてキャリッジ12から延びる方向とは逆方向に延び、他端15cが処理部21に接続されている。この折り返しにおいてFFC15は図1に示すようにキャリッジ12から延びたあと反原稿台25側に折り返される。すなわち、FFC15は上下に折り返される。FFC15は走査回路基板19の出力信号などを処理部21に伝送し、処理部21の制御信号などを走査回路基板19に伝送する。
【0019】
抑え部13は、樹脂や金属板などの弾性部材で形成されている。抑え部13はキャリッジ12において前述したFFC15の開口部27より原稿台25側でキャリッジ12に接続され、往復移動方向Aに延びている。図示するように抑え部13は往復移動方向Aのうち、FFC15がキャリッジ12から延びる向きと同じ向きYに向かって延びている。抑え部13はFFC15と同じ向きに延びることでFFC15に原稿台25側から当接することが可能になる。
【0020】
次に、抑え部13の作動について説明する。
図1に示すように、曲げに対する反発力を有するFFC15は折り返し部15bにおける曲げに反発して直線状の状態を回復しようとする。従ってFFC15のうち、折り返し部15bよりキャリッジ12側には原稿台25側に向かって力が作用し、処理部21側には反原稿台25側に向かって力が作用する。このとき抑え部13はFFC15がキャリッジ12から延びる向きと同じ向きに原稿台25とFFC15との間を延びていることから、FFC15のうち折り返し部15bよりキャリッジ12側の部分は図1に示すように抑え部13に当接する。すなわち抑え部13はFFC15に原稿台25側から当接する。FFC15は抑え部13に当接するとそれ以上の回復が抑え部13によって妨げられるため、FFC15は図1に示すように原稿台25から離間させられることになる。尚、抑え部13は弾性部材で形成されているためFFC15の反発力によって原稿台25側に弾性変形するが、抑え部13はFFC15の反発力に比べて十分な強度を有し、FFC15の反発力によって抑え部13が原稿台25に当接することはないものとする。
【0021】
図3は、キャリッジ12が移動可能範囲の端まで移動したときの抑え部13を示す模式図である。キャリッジ12が所定の移動可能範囲の端部近傍に移動したとき、抑え部13は筐体11の往復移動方向の端部に当接する。ここで筐体11の往復移動方向の端部とは、本実施例では筐体11の図3において紙面右側の側壁のことをいう。キャリッジ12は抑え部13が筐体11の往復移動方向Aの端部に接触した後も更に端部側に移動する。抑え部13の一端が筐体11の端部に当接した後も更にキャリッジ12が移動すると、抑え部13はキャリッジ12から紙面右側を向く力を受け、その力によって弾性変形する。すなわちキャリッジ31は移動可能範囲の端部近傍で抑え部13を弾性変形させつつ移動する。最終的にキャリッジ12が移動可能範囲の端まで移動したとき、抑え部13は図3に示す状態まで弾性変形する。この結果、抑え部13の往復移動方向の幅が短くなる。キャリッジ12から往復移動方向Aに延びる抑え部13を備えるとキャリッジ12の移動可能範囲の端から筐体11の端部までの間に抑え部を収容する空間が必要であるが、筐体11の端部近傍で抑え部13の往復移動方向Aの幅が短くなると、筐体11においてキャリッジ12の移動可能範囲の端から筐体11の側壁までの間隔を狭くできる。よってイメージスキャナ1によると装置全体の大きさを小さくできる。尚、本実施例では筐体の往復移動方向の端部とは筐体の側壁のことをいうが、側壁の近傍に抑え部13が反原稿台25側に曲がるよう案内するガイドを備えてもよい。
【0022】
以上説明したイメージスキャナ1によると、FFC15が原稿台25に接触することを抑え部13によって防止できる。このため、FFC15が原稿台25に接触することを防止するために筐体11を高さ方向に大きくする必要がない。よってイメージスキャナ1によると装置全体を大きくすることなくFFC15の原稿台25への接触を防止できる。
【0023】
(第二実施例)
第二実施例は、抑え部がキャリッジの往復移動方向にスライド可能に設けられる場合の例である。尚、第二実施例においては第一実施例と実質的に同一の部分については説明を省略する。
図4は、本発明の第二実施例に係る画像読み取り装置としてのイメージスキャナ2の内部構造を示す模式図である。尚、図4はキャリッジ31に搭載される走査回路基板やイメージセンサ等を省略して示している。抑え部32は、キャリッジ31内に設けられた図示しないガイドなどに案内され、往復移動方向Aにスライド可能に設けられている。また、キャリッジ31には抑え部32をキャリッジ31から往復移動方向Aに付勢する付勢手段としてのコイルばね33が設けられている。抑え部32はキャリッジ31が移動可能範囲の端近傍に移動するまではコイルばね33に付勢されてスライドすることでキャリッジ31から往復移動方向Aに突出し、FFC15を原稿台25から離間させる。
【0024】
図5は、キャリッジ31が移動可能範囲の端まで移動したときの抑え部32を示す模式図である。キャリッジ31が移動可能範囲の端部近傍に移動したとき、抑え部32は筐体11の往復移動方向の端部に当接する。抑え部32の一端32aが筐体11の端部に当接した後も更にキャリッジ31が移動すると、抑え部32に筐体11からの反力が作用する。抑え部32はその力によってキャリッジ31に対して相対的にスライドする。すなわちキャリッジ31は移動可能範囲の端部近傍で抑え部32をスライドさせつつ移動する。このとき抑え部32がスライドする向きは付勢されてスライドした向きとは逆向きになる。この結果、抑え部32がキャリッジ31から突出する長さが短くなる。このため筐体11においてキャリッジ31の移動可能範囲の端から筐体11の側壁までの間隔を狭くできる。よってイメージスキャナ2によると装置全体の大きさを小さくできる。
【0025】
(第三実施例)
第三実施例は、抑え部が筐体の端部に当接して屈折する場合の例である。尚、第三実施例においては第一実施例と実質的に同一の部分については説明を省略する。
図6は、本発明の第三実施例に係る画像読み取り装置としてのイメージスキャナ3の内部構造を示す模式図である。抑え部42は、キャリッジ41に接続される側の第一抑え部42a、第二抑え部42c及びヒンジ42b、並びに図示しないばねなどの弾性部材を備え、第二抑え部42cは第一抑え部42aにヒンジ42bを介して接続され、ヒンジ42bの回動軸周りに揺動自在に接続されている。これにより抑え部42はヒンジ42bの回転軸周りに折れ曲がること、すなわち屈折することが可能に構成されている。ただし、第二抑え部42cは図6において原稿台25側には屈折不能とされ、FFC15の反発力により第二抑え部42bが原稿台25側に押されて原稿台25に接触することがないよう構成されている。図6に示す状態にある第二抑え部42cは図示しない弾性部材によって概ね原稿台25に平行な姿勢を保っている。
【0026】
図7は、キャリッジ41が移動可能範囲の端まで移動したときの抑え部42を示す模式図である。キャリッジ41が移動可能範囲の端部近傍に移動したとき、第二抑え部42cは筐体11の往復移動方向の端部に当接する。第二抑え部42cが筐体11の端部に当接した後も更にキャリッジ41が移動すると、抑え部42はキャリッジ41から紙面右側を向く力を受け、その力によって屈折する。すなわちキャリッジ41は移動可能範囲の端部近傍で抑え部42を屈折させつつ移動する。最終的にキャリッジ12が移動範囲の端まで移動したとき、抑え部42は図7に示す状態まで屈折する。この結果、抑え部42の往復移動方向の幅が短くなる。このため筐体11においてキャリッジ42の移動可能範囲の端から筐体11の側壁までの間隔を狭くできる。よってイメージスキャナ3によると装置全体の大きさを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【図2】画像読み取り装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】弾性変形した抑え部を示す模式図である。
【図4】画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【図5】スライドした抑え部を示す模式図である。
【図6】画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【図7】屈折した抑え部を示す模式図である。
【図8】従来の画像読み取り装置の内部構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 イメージスキャナ(画像読み取り装置)、2 イメージスキャナ(画像読み取り装置)、3 イメージスキャナ(画像読み取り装置)、4 画像読み取り装置、11 筐体、12 キャリッジ、13 抑え部、15b 折り返し部、18リニアイメージセンサ(イメージセンサ)、19 走査回路基板(走査回路)21 処理部、25 原稿台、31 キャリッジ、32 抑え部、41 キャリッジ、42 抑え部、51 キャリッジ、52 走査回路基板(走査回路)、53 処理部、55 原稿台
Claims (4)
- 原稿台を支持している箱形の筐体と、
リニアイメージセンサを有する走査回路と、
前記走査回路を搭載し前記筐体の内部を前記原稿台の盤面と平行に往復移動するキャリッジと、
前記走査回路の出力信号を処理して画像データを出力する処理部と、
一端が前記走査回路に電気的に接続され他端が前記処理部に電気的に接続され、前記筐体の内部に湾曲した折り返し部を有し、前記キャリッジから前記キャリッジの往復移動方向に延び、前記折り返し部により反原稿台側に折り返されるフレキシブルフラットケーブルと、
前記キャリッジから前記往復移動方向に延び、前記フレキシブルフラットケーブルに前記原稿台側から当接し、前記フレキシブルフラットケーブルを前記原稿台から離間させる抑え部と、
を備えることを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記抑え部は弾性変形可能であり、前記キャリッジは移動可能範囲の端近傍で前記抑え部を弾性変形させつつ移動することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記抑え部は前記往復移動方向にスライド可能に設けられ、前記キャリッジは前記抑え部を前記往復移動方向に付勢する付勢手段を更に備え移動可能範囲の端近傍で前記抑え部をスライドさせつつ移動することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記抑え部は屈折可能であり、前記キャリッジは移動可能範囲の端近傍で前記抑え部を屈折させつつ移動することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
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