JP2019125973A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テンションバーが移動体の移動方向と直交する方向に変位しても、テンションバーによりフラットケーブルを適切に支持できる画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置1は、読取ヘッド5が装着されるキャリッジ50と、キャリッジ50を収容し底壁31Aと後側壁31Bとを有する筐体31と、第1固定部60aと第2固定部60bと湾曲部60cとを有するFFC60と、キャリッジ50に固定されるホルダ70と、ホルダ70の保持部71により第1方向にスライド可能に保持され、上面80aと上端面81aを含む上側リブ81とを有するテンションバー80とを備え、上側リブ81の上端面81aは、テンションバー80がFFC60の張力により後側壁31Bに最も近接する位置に変位したときに、第1方向及び第2方向の両方に直交する第3方向から見て、上側リブ81の第1方向における全長に亘って連続的にFFC60の湾曲部60cと重複する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置に関する。
従来、画像読取装置、画像形成装置、複写機等の画像処理装置においては、原稿を読み取る読取ヘッドやインクを吐出する吐出ヘッド等のように筐体内を移動する移動体が設けられている。このような移動体には、一般的に、制御部との間で信号の授受を行うためのフラットケーブルが接続されている。
特許文献1に開示される画像読取装置においては、移動体は筐体内を往復移動可能に構成されており、フラットケーブルは、移動体に固定された第1固定部と、筐体の底壁に固定された第2固定部と、第1固定部と第2固定部との間に配置され第1固定部側から第2固定部側へ向けて湾曲した湾曲部とを有している。フラットケーブルは可撓性を有しており、移動体の移動に伴って形状および姿勢が変化する。
また、特許文献1に開示される画像読取装置においては、移動体の移動に伴って変化するフラットケーブルの形状および姿勢を規制するために、フラットケーブルにおける湾曲部の内周面を支持するテンションバーが設けられている。
テンションバーは、移動体の移動方向に沿って延出するバー本体と、バー本体の上面から上方へ突出するリブとを有しており、リブの上端面がフラットケーブルにおける湾曲部の内周面を支持するように構成されている。
特開2011−180366号公報
上述の特許文献1の画像読取装置においては、移動体の移動に伴って、テンションバーにフラットケーブルの張力が作用することがある。
テンションバーにフラットケーブルの張力が作用すると、テンションバーが移動体の移動方向と直交する変位方向に変位する。テンションバーがこのように変位すると、リブの上端面がフラットケーブルの湾曲部から外れ、フラットケーブルを適切に支持できなくなることがある。ここで、「リブの上端面がフラットケーブルの湾曲部から外れる」とは、「上記テンションバーの変位方向及び上記移動体の移動方向の両方と直交する方向から見て、リブの上端面の一部又は全部がフラットケーブルの湾曲部と重複しない」ことを意味する。
そこで、本発明においては、テンションバーにフラットケーブルの張力が作用して、テンションバーが移動体の移動方向と直交する方向に変位した場合でも、テンションバーによりフラットケーブルを適切に支持することができる画像処理装置を提供するものである。
上記課題を解決する画像処理装置は、以下の特徴を有する。
即ち、画像処理装置は、第1方向に沿って往復移動する移動体と、前記移動体を収容する筐体であって、前記移動体の下方に配置された底壁と、前記第1方向と直交する第2方向において前記移動体の一側に配置される側壁とを有する筐体と、前記移動体に固定された第1固定部と、前記筐体の前記底壁に固定された第2固定部と、前記第1固定部と前記第2固定部とを繋ぐ湾曲部とを有するフラットケーブルと、前記移動体と前記側壁との間に配置され、前記移動体に固定されるホルダと、前記第1方向に沿って長尺であり、前記ホルダにより前記第1方向にスライド可能に保持されたテンションバーであって、上面と、前記上面から上方へ突出し、前記フラットケーブルにおける前記湾曲部の内周面を支持する上端面を含む上側リブと、を有するテンションバーと、を備え、前記上側リブの前記上端面は、前記テンションバーが前記フラットケーブルの張力により前記側壁に最も近接する位置に変位したときに、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、前記上側リブの前記第1方向における全長に亘って連続的に前記フラットケーブルの前記湾曲部と重複する。
本発明によれば、テンションバーがフラットケーブルの張力によって移動体の移動方向と直交する方向に変位した場合でも、テンションバーによりフラットケーブルを適切に支持することができる。
画像処理装置を示す斜視図である。 画像読取部を示す斜視図である。 画像読取部における筐体の内部を示す斜視図である。 読取ヘッドが装着されたキャリッジおよびホルダに保持されたテンションバーを示す斜視図である。 (a)はキャリッジが可動範囲の右端にある状態の画像読取部を示す正面断面図、(b)はキャリッジが可動範囲の右端から左方へ移動してテンションバーがFFC湾曲部に当接した状態の画像読取部を示す正面断面図、(c)はキャリッジが初期位置にある状態の画像読取部を示す正面断面図である。 図8のA−A断面図である。 図8のB−B断面図である。 テンションバーが湾曲して筐体の後側壁に当接した状態を示す平面図である。 ヘッド部に突起部を有するテンションバーを示す斜視図である。 ヘッド部に突起部を有するテンションバーを備えた画像読取部を示す平面図である。 ヘッド部に突起部を有するテンションバーを備えた画像読取部を示す左側面断面図である。 下方へ向けて突出する支持部を有するテンションバーを示す斜視図である。 斜め下方に屈曲した屈曲部にヘッド部を有するテンションバーを示す斜視図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像処理装置の全体構成]
図1に示す画像処理装置1は、本発明に係る画像処理装置1の一実施形態であり、画像読取機能、プリント機能およびコピー機能等の画像形成機能、ならびにファクシミリ送受信機能等を備えた複合機として構成されている。
以下の説明においては、図1に示すように、操作パネル22が設けられた側を画像処理装置1の前側と規定し、画像処理装置1を操作パネル22に向かってみたときに左手にくる側を画像処理装置1の左側と規定して、前後、左右、および上下の方向を表す。左右方向は第1方向の一例であり、前後方向は第1方向と直交する第2方向の一例であり、上下方向は第1方向及び第2方向の両方に直交する第3方向の一例である。
画像処理装置1は、本体部2と、本体部2の上方に配置される画像読取部3と、画像読取部3の上方に配置される自動原稿搬送部4とを備えている。
本体部2はシートに画像を形成する画像形成部を収容している。本体部2の下部にはシートを収容するシートカセット21が設けられている。本体部2の前側上部には、画像処理装置1に対する入力操作を行う操作部、および画像処理装置1の動作状態等を表示する表示部を備えた操作パネル22が設けられている。
自動原稿搬送部4は、自動原稿搬送部4に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して画像読取部3へ順次搬送する、所謂ADF(Automatic Document Feeder)装置である。
画像読取部3は、フラットベッド型イメージスキャナとしての機能を有している。また、画像読取部3は、自動原稿搬送部4と協働することによりADF型イメージスキャナとして機能する。
[画像読取部の構成]
図1、図2に示すように、画像読取部3は、筐体31と、筐体31の上部を覆うカバー部材32とを有している。カバー部材32にはプラテンガラス33が取り付けられている。プラテンガラス33の上面は、第1領域33aと第2領域33bとに区画されている。
第1領域33aは、画像読取部3がフラットベッド型イメージスキャナとして利用される際に原稿が載置される原稿載置面である。第2領域33bは、画像読取部3がADF型イメージスキャナとして利用される際に、自動原稿搬送部4によって搬送される原稿が接触しつつ通過する部分である。
なお、本実施形態においては、1枚のプラテンガラス33を用いて第1領域33aと第2領域33bとを構成しているが、第1領域33aと第2領域33bとを別々のプラテンガラスによって構成することも可能である。
図3に示すように、筐体31は、底壁31Aと、後側壁31Bと、前側壁31Cと、左側壁31Dと、右側壁31Eとを有している。後側壁31Bは底壁31Aの後端縁部から上方に突出し、前側壁31Cは底壁31Aの前端縁部から上方に突出し、左側壁31Dは底壁31Aの左端縁部から上方に突出し、右側壁31Eは底壁31Aの左端縁部から上方に突出している。
画像読取部3は、読取ヘッド5、キャリッジ50、走査機構51、フレキシブルフラットケーブル(以降、「FFC」と記載する)60、ホルダ70、およびテンションバー80を有している。読取ヘッド5、キャリッジ50、走査機構51、FFC60、ホルダ70、およびテンションバー80は、筐体31内に収容されている。FFC60は、フラットケーブルの一例である。
筐体31の後側壁31Bと前側壁31Cとの間にはガイドレール31Fが形成されている。ガイドレール31Fは、底壁31Aから上方に突出しており、筐体31の左端部から右端部に亘って形成されている。
キャリッジ50は、前後方向に沿って長尺に形成されており、前後方向において前側壁31Cの近傍から後側壁31Bの近傍までに亘って配置されている。キャリッジ50は、ガイドレール31Fに対して摺動可能に嵌合するガイド部50aを有している。キャリッジ50は、ガイド部50aがガイドレール31Fに嵌合することで、ガイドレール31Fに案内されながら左右方向へ往復移動可能となっている。
読取ヘッド5は、前後方向に沿って長尺に形成されている。読取ヘッド5は、例えば密着イメージメンサ(Contact Image Sensor)にて構成されており、読取ヘッド5が有する複数の読取素子は前後方向に沿って配列されている。
読取ヘッド5は、キャリッジ50に装着されており、キャリッジ50と一体的に左右方向へ往復移動可能に構成されている。読取ヘッド5の下方には筐体31の底壁31Aが配置されている。キャリッジ50および読取ヘッド5は、第1方向に沿って往復移動する移動体の一例である。
読取ヘッド5の後方には筐体31の後側壁31Bが配置されている。後側壁31Bは、第2方向において移動体の一側に配置される側壁の一例である。
走査機構51は、駆動プーリ52、従動プーリ53、およびタイミングベルト54を有している。
駆動プーリ52は、筐体31内の左端部においてガイドレール31Fに近接して配置されている。従動プーリ53は、筐体31内の右端部においてガイドレール31Fに近接して配置されている。
タイミングベルト54は、駆動プーリ52と従動プーリ53とに巻き掛けられた無端ベルトであり、ガイドレール31Fに沿って左右方向に延びている。タイミングベルト54のうち、前後方向においてガイドレール31Fの近くに配置される部分は、キャリッジ50に連結される連結部54aを有している。
駆動プーリ52は画像読取部3が備える駆動源により駆動され、正転方向と、逆転方向とに回転可能に構成されている。
駆動プーリ52が正転方向に回転すると、タイミングベルト54の連結部54aが左側から右側へ向かって移動する。これにより、キャリッジ50および読取ヘッド5も左側から右側へ向かって一体的に移動する。
一方、駆動プーリ52が逆転方向に回転すると、タイミングベルト54の連結部54aが右側から左側へ向かって移動する。これにより、キャリッジ50および読取ヘッド5も右側から左側へ向かって一体的に移動する。
このように、読取ヘッド5は、駆動プーリ52の正転方向および逆転方向の回転により、筐体31内を左右方向に往復移動可能となっている。
FFC60は、可撓性を有する帯状のケーブルであり、幅方向に並んだ複数本の導体を絶縁フィルムにて連結することにより構成されている。FFC60は、キャリッジ50に固定された第1固定部60aと、筐体31の底壁31Aに固定された第2固定部60bと、第1固定部60aと第2固定部60bとを繋ぐ湾曲部60cとを有している。
キャリッジ50の後側端部にはケーブル保持部56が設けられており、第1固定部60aはケーブル保持部56に保持されることによりキャリッジ50に固定されている。湾曲部60cは、第1固定部60aから左方へ延びて下方へ湾曲した後、底壁31Aに沿って右方へ延びて第2固定部60bに至っている。湾曲部60cにおいて下方へ湾曲している部分は、第1固定部60aおよび第2固定部60bよりも左側に配置されている。湾曲部60cは筐体31の後側壁60Bに隣接して配置されている。
FFC60は、第1固定部60aを挟んで湾曲部60cとは反対側へさらに延びて、図示しないコネクタを介して読取ヘッド5と電気的に接続されている。FFC60は、第2固定部60bを挟んで湾曲部60cとは反対側へさらに延びて、本体部2内に設けられた図示しない制御部と電気的に接続されている。
ホルダ70は、キャリッジ50の後側端部に固定されており、キャリッジ50と後側壁31Bとの間に配置されている。ホルダ70は、保持部71を有している。
図4に示すように、テンションバー80は、左右方向に沿って長尺となる長尺部材であり、ホルダ70の保持部71により左右方向にスライド可能に保持されている。
テンションバー80は、上面80aと、上面80aから上方へ突出する上側リブ81とを有している。上側リブ81は上端面81aを有している。上面80aおよび上端面81aは、左右方向に沿って延びている。上側リブ81の上端面81aは、FFC60の湾曲部60cにおける内周面を支持する。
テンションバー80は、左端部にヘッド部82を有している。
テンションバー80は、上下方向においてFFC60の第1固定部60aと第2固定部60bとの間に配置されている。FFC60における湾曲部60cの左端は、テンションバー80におけるヘッド部82よりも左方に位置している。
ヘッド部82は、左方へ凸となる円弧曲面を有しており、テンションバー80がキャリッジ50とともに左方へ移動した際にFFC60の湾曲部60cの内周面に当接するように構成されている。
このように構成される画像読取部3をフラットベッド型イメージスキャナとして利用する場合、キャリッジ50は、左右方向における可動範囲の左端に位置する初期位置から右方へ往動し、可動範囲の右端に至った後に左方へ復動して初期位置に復帰する。この場合、読取ヘッド5は、キャリッジ50が右方へ往動するときに、プラテンガラス33の第1領域33aに載置された原稿の画像を読み取る。
図5(a)に示すように、キャリッジ50が可動範囲の右端にある場合、テンションバー80の右端は右側壁31Eに当接しており、テンションバー80の右端部がホルダ70に保持されている。この状態においては、テンションバー80はホルダ70から左方へ延出した状態となっている。
キャリッジ50が可動範囲の右端にある状態では、FFC60における湾曲部60cの左端に位置する下方へ湾曲している部分は、左右方向においてヘッド部82から離間している。
図5(a)に示す状態からキャリッジ50が左方へ移動すると、テンションバー80もキャリッジ50と一体的に左方に移動する。また、FFC60の第1固定部60aもキャリッジ50と一体的に左方に移動する。
第1固定部60aが左方へ移動すると、湾曲部60cは第1固定部60aにより左方に押し出されるが、第1固定部60aにより押し出される湾曲部60cが撓んで、湾曲部60cの上方に位置するプラテンガラス33の下面に接触することがある(図5(a)における2点鎖線を参照)。
湾曲部60cがプラテンガラス33の下面に接触すると、その接触箇所に摩擦抵抗が生じて、湾曲部60cの撓みが増大することがある。このように、湾曲部60cの撓みが増大すると、FFC60に座屈が生じるおそれがある。
しかし、画像読取部3においては、キャリッジ50が可動範囲の右端から左方へ移動すると、左右方向におけるテンションバー80のヘッド部82とFFC60の湾曲部60cとの距離が減少し、図5(b)に示すように、やがてヘッド部82が湾曲部60cの内周面に当接するようになる。
これは、キャリッジ50が左方へ移動した際の湾曲部60cの移動距離が、キャリッジ50の移動距離よりも短いためである。詳しくは、FFC60は湾曲部60cの左端において略U字状に湾曲しているため、キャリッジ50が左方へ移動した際の湾曲部60cの左端の左方への移動距離は、キャリッジ50の左方への移動距離の約半分となる。これにより、キャリッジ50とともに左方へ移動するテンションバー80のヘッド部82がFFC60の湾曲部60cに追い付いて、湾曲部60cの内周面に当接することとなる。
テンションバー80のヘッド部82がFFC60の湾曲部60cに当接した後に、キャリッジ50がさらに左方へ移動すると、FFC60の湾曲部60cがテンションバー80のヘッド部82により左方へ押圧される。これにより、湾曲部60cの撓みが解消されてFFC60に張力が付与されるようになり、FFC60に座屈が生じることが抑制される。
キャリッジ50がさらに左方へ移動すると、湾曲部60cの左端の左方への移動距離がテンションバー80の左方への移動距離よりも短いため、FFC60の張力が湾曲部60cを通じてテンションバー80に作用し、テンションバー80が湾曲部60cにより右方に押圧されるようになる。テンションバー80は、湾曲部60cによって右方に押圧されると、キャリッジ50に対して相対的に右方へ移動することとなる。
その後、図5(c)に示すように、キャリッジ50が初期位置まで移動する間、テンションバー80のヘッド部82がFFC60の湾曲部60cに当接して、FFC60の張力がテンションバー80に作用するとともに、テンションバー80がキャリッジ50に対して相対的に右方へ移動する状態が保持される。
このように、キャリッジ50が左方へ移動する際にFFC60の張力がテンションバー80に作用すると、テンションバー80がキャリッジ50の移動方向と直交する方向である前後方向に変位することがある。ここで、「変位」とは「撓むこと」及び「機械的な遊びにより移動すること」の少なくとも何れか一つを意味する。ここで、「機械的な遊び」とは、例えば、テンションバーとホルダとの間の機械的な遊びを指す。
しかし、画像読取部3においては、テンションバー80が前後方向に変位した場合でも、テンションバー80によりFFC60を適切に支持できるように、テンションバー80およびホルダ70を次のように構成している。
[テンションバーおよびホルダの構成]
テンションバー80およびホルダ70の構成について説明する。
図6に示すように、テンションバー80は、前後方向において後側壁31Bに最も近い位置に配置される第1側面80bを有している。第1側面80bは、テンションバー80において最も後側に位置する側面である。また、テンションバー80は、前後方向においてキャリッジ50に最も近い位置に配置される第2側面80cを有している。第2側面80cは、テンションバー80において最も前側に位置する側面である。
テンションバー80の上側リブ81は、テンションバー80の上面80aと上側リブ81の上端面81aとを繋ぐリブ側面81bを有している。リブ側面81bは、筐体31の後側壁31Bの側を向いている。リブ側面81bは、テンションバーの上面とリブの上端面とを繋ぐ側面であって、第2方向において移動体の一側に配置される側壁の側を向く側面の一例である。
リブ側面81bは、前後方向において第1側面80bよりも前側に配置されており、前後方向における後側壁31Bとリブ側面81bとの間の距離d2よりも、前後方向における後側壁31Bと第1側面80bとの間の距離d1の方が短くなっている。つまり、第1側面80bは、前後方向において距離d2よりも距離d1の方が短くなる位置に配置されている。なお、距離d2は、後側壁31Bとリブ側面81bとの間の距離でもある。
従って、図7に示すように、テンションバー80がFFC60の張力によって前後方向において最も後側壁31Bに近接する位置に変位したとき、例えばFFC60の張力によってテンションバー80が後側に湾曲して第1側面80bが後側壁31Bに当接したときでも、後側壁31Bとリブ側面81bとの間には空間が形成され、上側リブ81は後側壁31Bから離れた位置に存在している。なお、図7においては、ホルダ70における保持部71の図示を省略している。
さらに、テンションバー80が最も後側壁31Bと近接する位置に変位したときに、上側リブ81の上端面81aは上下方向から見てFFC60の湾曲部60cと重複する位置に配置されている。この場合、図8に示すように、上側リブ81の上端面81aは、上下方向から見て、上側リブ81の左右方向における全長に亘って連続的にFFC60の湾曲部60cと重複している。ここで、「上側リブ81の上端面81aは、上下方向から見て、上側リブ81の左右方向における全長に亘って連続的にFFC60の湾曲部60cと重複している。」とは、「上側リブ81の上端面81aは、上下方向から見て、上側リブ81の上端面81aの全てがFFC60の湾曲部60cと重複している。」という形態を含む。なお、上下方向は、第1方向および第2方向の両方に直交する第3方向の一例である。
これにより、テンションバー80がFFC60の張力によって後側壁31B側へ押し出された場合でも、上側リブ81の上端面81aとFFC60の湾曲部60cとのかかり量を確保することができ、上側リブ81の上端面81aによりFFC60の湾曲部60cを支持して、FFC60の座屈を抑制することが可能となっている。
また、図6に示すように、ホルダ70の保持部71は、テンションバー80の第1側面80bと対面する第1保持面71aと、テンションバー80を挟んで第1保持面71aとは反対側に配置され、テンションバー80の第2側面80cと対面する第2保持面71bとを有している。
テンションバー80の第1側面80bは第1保持面71aにより支持され、テンションバー80の第2側面80cは第2保持面71bにより支持される。
テンションバー80の第1側面80bおよび第2側面80cが、それぞれ保持部71の第1保持面71aおよび第2保持面71bにより支持されることで、テンションバー80の前後方向への変位が規制されて位置決めがなされている。
この場合、保持部71においては、第2保持面71bの上下方向における寸法は第1保持面71aの上下方向における寸法よりも大きく形成されている。
このように、テンションバー80の第2側面80cを、第1保持面71aよりもキャリッジ50側に配置されるとともに大きな面積を有する第2保持面71bにより支持することで、テンションバー80のキャリッジ50に対する前後方向の位置決めを、より高精度に行うことが可能となっている。
また、ホルダ70の保持部71は、テンションバー80の上面80aと上側リブ81のリブ側面81bとの間で形成される空間(上面80aの上方かつリブ側面81bの後方に位置する空間)に配置されるホルダ突起部71cを有している。
テンションバー80の上面80aおよび上側リブ81のリブ側面81bは、それぞれホルダ突起部71cにより支持される。テンションバー80の上面80aがホルダ突起部71cにより支持されることで、テンションバー80の上方への変位が規制される。上側リブ81のリブ側面81bがホルダ突起部71cにより支持されることで、上側リブ81の後方への変位が規制される。
このように、テンションバー80の上面80aおよび上側リブ81のリブ側面81bをホルダ突起部71cにより支持することで、上側リブ81が後側壁31B側へ変位したり、テンションバー80が捩れたりすることを抑制可能となっている。
[テンションバーの第2実施形態]
テンションバー80は、図9〜図11に示すテンションバー180のように構成することもできる。テンションバー180は、ヘッド部182にヘッド突起部182aを有する点で、ヘッド部82にヘッド突起部を有しないテンションバー80と異なっており、その他の構成はテンションバー80と同様である。
テンションバー180は、上面180aと、上面180aから上方へ突出する上側リブ181とを有している。上側リブ181は上端面181aおよびリブ側面181bを有している。テンションバー180は、後側壁31Bに最も近い位置に配置される第1側面180bを有している。
テンションバー180は、左端部にヘッド部182を有している。ヘッド部182は左方へ凸となる円弧曲面を有しており、テンションバー180がキャリッジ50とともに左方へ移動した際に、FFC60における湾曲部60cの内周面に当接する。ヘッド部182はヘッド突起部182aを有している。テンションバー180の左端部は、テンションバーにおける第1方向の先端側の部分の一例である。
ヘッド突起部182aは、ヘッド部182から後側壁31B側へ向けて突出する部分であり、テンションバー180の第1側面180bよりも後側壁31B側に位置している。
つまり、ヘッド突起部182aは、前後方向においてヘッド突起部182aと後側壁31Bとの間の距離d3が、テンションバー180の第1側面180bと後側壁31Bとの間の距離d1よりも短くなる位置に配置されている。また、ヘッド突起部182aと後側壁31Bとの間の距離d3は、後側壁31Bとリブ側面181bとの間の距離d2よりも短くなっている。
このように、テンションバー180においては、ヘッド部182がヘッド突起部182aを有しているため、テンションバー180が後側壁31B側に変位した場合、ヘッド突起部182aが最初に後側壁31Bに当接することになり、テンションバー180がそれ以上後側壁31B側へ変位することが規制される。これにより、上側リブ181の上端面181aとFFC60の湾曲部60cとの前後方向におけるかかり量を確保することができ、FFC60の座屈耐性を向上することが可能となっている。
[テンションバーの第3実施形態]
テンションバー80は、図12に示すテンションバー280のように構成することもできる。テンションバー280は、左端部に下側リブ283を有する点で、下側リブを有しないテンションバー80と異なっており、その他の構成はテンションバー80と同様である。
テンションバー280は、上面280aと、上面280aから上方へ突出する上側リブ281とを有している。リブ281は上端面281aを有している。
テンションバー280は、左端部にヘッド部282を有している。ヘッド部282は左方へ凸となる円弧曲面を有しており、テンションバー280がキャリッジ50とともに左方へ移動した際に、FFC60における湾曲部60cの内周面に当接する。
テンションバー280は、左端部に下方へ向けて突出する下側リブ283を有している。下側リブ283は、テンションバー280の左端部が下方へ変位した際にFFC60の湾曲部60cの内周面を支持する。
具体的には、FFC60の湾曲部60cがテンションバー280とプラテンガラス33との間で撓んでテンションバー280およびプラテンガラス33に当接した場合、テンションバー280がFFC60により下方へ押圧される。
テンションバー280がFFC60に押圧されて下方へ変位すると、下側リブ283が湾曲部60cの内周面に当接して、テンションバー280のそれ以上の下方への変位が規制される。これにより、テンションバー280が過度に下方へ変位することがなく、テンションバー280の上端面281aにより湾曲部60cを適切に支持することができ、FFC60に座屈が発生することを抑制可能となる。
また、テンションバー280がFFC60に押圧されて下方へ変位した場合、下側リブ283が湾曲部60cの内周面に当接して、湾曲部60cが下側リブ283により下方へ押し下げられる。湾曲部60cが下方へ押し下げられると、FFC60のプラテンガラス33に対する当接圧力が減少し、FFC60とプラテンガラス33との間に生じる摩擦力を小さくすることができるため、FFC60の撓み度合が増大することなく、FFC60に座屈が発生することを抑制可能である。
[テンションバーの第4実施形態]
テンションバー80は、図13に示すテンションバー380のように構成することもできる。テンションバー380は、左端部に斜め下方に屈曲した屈曲部382を有するとともに、屈曲部382の先端にヘッド部383を有している点で、屈曲部を有しないテンションバー80と異なっており、その他の構成はテンションバー80と同様である。
テンションバー380は、上面380aと、上面380aから上方へ突出する上側リブ381とを有している。上側リブ381は上端面381aを有している。
テンションバー380は、左端部に斜め下方に屈曲した屈曲部382を有している。テンションバー380は、屈曲部382の先端にヘッド部383を有している。ヘッド部383は左下方へ凸となる円弧曲面を有しており、テンションバー380がキャリッジ50とともに左方へ移動した際に、FFC60における湾曲部60cの内周面に当接する。
ヘッド部383は、テンションバー380の左端部が下方へ変位した際にFFC60の湾曲部60cの内周面を下方へ押圧する。
具体的には、FFC60の湾曲部60cがテンションバー380とプラテンガラス33との間で撓んでテンションバー380およびプラテンガラス33に当接すると、テンションバー380がFFC60により下方へ押圧される。テンションバー380がFFC60に押圧されて下方へ変位すると、湾曲部60cの内周面に当接しているヘッド部383が湾曲部60cを下方へ押し下げる。
湾曲部60cが下方へ押し下げられると、FFC60のプラテンガラス33に対する当接圧力が減少し、FFC60とプラテンガラス33との間に生じる摩擦力を小さくすることができるため、FFC60の撓み度合が増大することなく、FFC60に座屈が発生することを抑制可能である。つまり、テンションバー380においては、ヘッド部383は、下方へ向けて突出し、湾曲部60cの内周面を支持する下側リブの機能を有している。
また、テンションバー380がFFC60に押圧されて下方へ変位すると、湾曲部60cの内周面に当接するヘッド部383により、テンションバー380のそれ以上の下方への変位が規制される。これにより、テンションバー380が過度に下方へ変位することがなく、テンションバー380の上端面381aにより湾曲部60cを適切に支持することができ、FFC60に座屈が発生することを抑制可能である。
[本実施形態おける効果]
本実施形態においては、画像処理装置1は以下のように構成されている。
つまり、画像処理装置1は、読取ヘッド5が装着されるキャリッジ50と、筐体31と、FFC60と、ホルダ70と、テンションバー80とを備える。キャリッジ50は、左右方向に沿って往復移動する。筐体31は、キャリッジ50を収容する筐体であって、キャリッジ50の下方に配置された底壁31Aと、左右方向と直交する前後方向においてキャリッジ50の後側に配置される後側壁31Bとを有する。FFC60は、キャリッジ50に固定された第1固定部60aと、筐体31の底壁31Aに固定された第2固定部60bと、第1固定部60aと第2固定部60bとを繋ぐ湾曲部60cとを有する。ホルダ70は、キャリッジ50と後側壁31Bとの間に配置され、キャリッジ50に固定される。テンションバー80は、左右方向に沿って長尺であり、ホルダ70の保持部71により左右方向にスライド可能に保持されたテンションバーであって、上面80aと、上面80aから上方へ突出し、FFC60における湾曲部60cの内周面を支持する上端面81aを含む上側リブ81とを有する。
上側リブ81の上端面81aは、テンションバー80がFFC60の張力により後側壁31Bに最も近接する位置に変位したときに、左右方向及び前後方向の両方に直交する上下方向から見て、上側リブ81の左右方向における全長に亘って連続的にFFC60の湾曲部60cと重複する。
テンションバー80がFFC60の張力によって後側壁31B側に最も撓んだ状態では、テンションバー80は前後方向において後側壁31bと当接する位置に変位するが、そのような状態でも上側リブ81の上端面81aがFFC60の湾曲部60cと左右方向に亘って重複する位置に配置されている。従って、テンションバー80がFFC60の張力によって後側壁31B側に押し出された場合でも、上端面81aとFFC60とのかかり量を確保することができ、テンションバー80によりFFC60を適切に支持して、FFC60が座屈することを抑制することができる。
また、テンションバー80は、前後方向において後側壁31Bに最も近い第1側面80bを有し、テンションバー80の第1側面80bは、前後方向において、後側壁31Bと上側リブ81との間の距離d2よりも、後側壁31Bとテンションバー80の第1側面80bとの間の距離d1の方が短くなる位置に配置されている。
これにより、テンションバー80の第1側面80bが前後方向において後側壁31Bと当接する位置に変位した場合でも後側壁31Bと上側リブ81との間に空間が形成され、上側リブ81が後側壁31Bから離れた位置に存在することとなるため、上端面81aとFFC60とのかかり量を確保することができ、FFC60が座屈することを抑制することができる。
また、テンションバー80は、前後方向においてキャリッジ50に最も近い第2側面80cを有し、ホルダ70の保持部71は、テンションバー80の第1側面80bと対面する第1保持面71aと、テンションバー80を挟んで第1保持面71aとは反対側に配置され、第2側面80cと対面する第2保持面71bとを有し、第2保持面71bの上下方向における寸法は第1保持面71aの上下方向における寸法よりも大きい。
このように、テンションバー80の第2側面80cを、ホルダ70における保持部71のキャリッジ50側に配置される大きな面積の第2保持面71bにより支持することで、テンションバー80のキャリッジ50に対する位置決めをより高精度に行うことができる。
また、上側リブ81は、テンションバー80の上面80aと上側リブ81の上端面81aとを繋ぐリブ側面81bであって、後側壁31Bの側を向くリブ側面81bを有し、ホルダ70の保持部71は、テンションバー80の上面80aとリブ側面81bとの間で形成される空間に配置されたホルダ突起部71cを有する。
これにより、ホルダ70のホルダ突起部71cによってテンションバー80の上面80aおよび上側リブ81のリブ側面81bを支持することができ、上側リブ81が後側壁31B側へ変位したり、テンションバー80が捩れたりすることを抑制できる。
また、テンションバー180は、左端側に配置され、FFC60における湾曲部60cの内周面に当接するヘッド部182を有し、ヘッド部182は、後側壁31Bの側へ向けて突出するヘッド突起部182aを有し、ヘッド突起部182aは、前後方向においてヘッド突起部182aと後側壁31Bとの間の距離d3が、テンションバー80の第1側面80cと後側壁31Bとの間の距離d1よりも短くなる位置に配置されている。
これにより、テンションバー80が前後方向における後側壁31B側に変位した場合、ヘッド突起部182aが後側壁31Bに当接することになり、テンションバー80がそれ以上後側壁31B側へ変位することが規制される。これにより、上側リブ81の上端面81aとFFC60の湾曲部60cとの前後方向におけるかかり量を確保することができ、FFC60の座屈耐性を向上することができる。
また、テンションバー280は、下方へ向けて突出しFFC60における湾曲部60cの内周面を支持する下側リブ283を有し、テンションバー380は、下方へ向けて突出しFFC60における湾曲部60cの内周面を支持するヘッド部383を有する。
これにより、テンションバー280、380がFFC60の湾曲部60cからの張力により下方に押圧されると、下側リブ283およびヘッド部383が湾曲部60cの内周面に当接してテンションバー280、380がそれ以上下方に押し下げられることが規制され、FFC60に座屈が発生することを抑制できる。
また、テンションバー280、380がFFC60の湾曲部60cからの張力により下方に押圧されて、下側リブ283およびヘッド部383が湾曲部60cの内周面に当接すると、FFC60の湾曲部60cが下方へ押し下げられる。これにより、FFC60の上方に位置するプラテンガラス33に対する湾曲部60cの当接圧力を減少させることができ、FFC60に座屈が発生することを抑制できる。
なお、上記の実施形態においては、フラットケーブルが接続されて筐体内を移動する移動体を、画像読取部に設けられる読取ヘッドおよび読取ヘッドが装着されるキャリッジに適用した例について説明したが、これに限られるものではなく、移動体を備えるものであれば、例えば画像形成部におけるインクの吐出ヘッドおよび吐出ヘッドが装着されるキャリッジ等に適用することも可能である。
また、上記の実施形態においては、側壁の一例としての後側壁31Bは底壁31Aと一体成型されているが、後側壁31Bおよび底壁31Aは一体成型されるものには限らない。つまり、後側壁31Bと底壁31Aとは、別々に成型された後に、一方が他方に組みつけられる形態であってもよい。
さらに、後側壁31BとFFC60の湾曲部60cとの間には、別の部材が配置されていてもよい。
1 画像処理装置
2 本体部
3 画像読取部
5 読取ヘッド
31 筐体
31A 底壁
31B 後側壁
33 プラテンガラス
33a 第1領域
50 キャリッジ
60 FFC(フレキシブルフラットケーブル)
60a 第1固定部
60b 第2固定部
60c 湾曲部
70 ホルダ
71 保持部
71a 第1保持面
71b 第2保持面
71c ホルダ突起部
80 テンションバー
80a 上面
80b 第1側面
80c 第2側面
81 上側リブ
81a 上端面
81b リブ側面
82 ヘッド部
180 テンションバー
182 ヘッド部
182a ヘッド突起部
280 テンションバー
283 下側リブ
380 テンションバー
383 ヘッド部
d1 後側壁と第1側面との間の距離
d2 後側壁とリブ側面との間の距離
d3 ヘッド突起部と後側壁との間の距離

Claims (6)

  1. 第1方向に沿って往復移動する移動体と、
    前記移動体を収容する筐体であって、前記移動体の下方に配置された底壁と、前記第1方向と直交する第2方向において前記移動体の一側に配置される側壁とを有する筐体と、
    前記移動体に固定された第1固定部と、前記筐体の前記底壁に固定された第2固定部と、前記第1固定部と前記第2固定部とを繋ぐ湾曲部とを有するフラットケーブルと、
    前記移動体と前記側壁との間に配置され、前記移動体に固定されるホルダと、
    前記第1方向に沿って長尺であり、前記ホルダにより前記第1方向にスライド可能に保持されたテンションバーであって、上面と、前記上面から上方へ突出し、前記フラットケーブルにおける前記湾曲部の内周面を支持する上端面を含む上側リブと、を有するテンションバーと、を備え、
    前記上側リブの前記上端面は、
    前記テンションバーが前記フラットケーブルの張力により前記側壁に最も近接する位置に変位したときに、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、前記上側リブの前記第1方向における全長に亘って連続的に前記フラットケーブルの前記湾曲部と重複することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記テンションバーは、前記第2方向において前記側壁に最も近い第1側面を有し、
    前記テンションバーの前記第1側面は、前記第2方向において、前記側壁と前記上側リブとの間の距離よりも、前記側壁と前記テンションバーの前記第1側面との間の距離の方が短くなる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記テンションバーは、前記第2方向において前記移動体に最も近い第2側面を有し、
    前記ホルダは、前記テンションバーの前記第1側面と対面する第1保持面と、前記テンションバーを挟んで前記第1保持面とは反対側に配置され、前記第2側面と対面する第2保持面とを有し、
    前記第2保持面の前記第3方向における寸法は、前記第1保持面の前記第3方向における寸法よりも大きい、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記上側リブは、前記テンションバーの前記上面と前記上側リブの前記上端面とを繋ぐリブ側面であって、前記筐体の前記側壁の側を向く前記リブ側面を有し、
    前記ホルダは、前記テンションバーの前記上面と前記リブ側面との間で形成される空間に配置されたホルダ突起部を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記テンションバーは、
    前記第1方向の先端側に配置され、前記フラットケーブルにおける前記湾曲部の内周面に当接するヘッド部を有し、
    前記ヘッド部は、前記筐体の前記側壁の側へ向けて突出するヘッド突起部を有し、
    前記ヘッド突起部は、
    前記第2方向において、前記ヘッド突起部と前記側壁との間の距離が、前記テンションバーの前記第1側面と前記側壁との間の距離よりも短くなる位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記テンションバーは、
    下方へ向けて突出し、前記フラットケーブルにおける前記湾曲部の内周面を支持する下側リブを有することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の画像処理装置。
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