JP7247487B2 - ケーブル及び画像読取装置 - Google Patents
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Description
一方の端部が移動体と共に移動するように前記移動体に接続され、他方の端部が移動しない固定体に接続される可撓性のフラットケーブルであって、
前記フラットケーブルは主要平面が鉛直方向と交差する方向を向くように敷設され、前記移動体が前記固定体に対して相対移動する際に、前記フラットケーブルがループ状に湾曲する湾曲部に山折りと谷折りを交互に繰り返して折り曲げられて前記移動体の移動方向に伸縮可能に形成された折り曲げ部が前記湾曲部に仮想される鉛直方向に延びる中心線に対して斜め上方に向かって折り曲げられて設けられている、
ことを特徴とする。
前記折り曲げ部は、前記移動体の移動に伴いループ状に湾曲するループが最も大きくなる前記湾曲部に設けられている、
ことを特徴とする。
前記折り曲げ部は、前記移動体及び前記固定体を支持する筐体に配置され、前記フラットケーブルの接触の虞がある他の部材に前記湾曲部が最も近づいた際の前記湾曲部の一部に設けられている、
ことを特徴とする。
前記折り曲げ部は、前記移動体よりも前記固定体に近い位置に設けられている、
ことを特徴とする。
副走査方向に移動し、画像を読み取る読み取り手段と、
一方の端部が前記読み取り手段と共に移動するように前記読み取り手段に接続され、他方の端部が移動しない制御基板に接続される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のケーブルと、を備えた、
ことを特徴とする。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は画像読取装置1の内部構造を示す断面模式図である。
画像読取装置1は、筐体21の上面に原稿Sが載置されるプラテンガラス22が配置され、筐体21の内部に、副走査方向(左右方向:X方向)に往復移動可能に設けられたキャリッジ24が配置されて構成されている。
プラテンカバー23は、その一端がヒンジ等によって支持されているとともに、その一面側に白色板等からなる原稿押さえクッション23aが設けられており、閉じた状態で原稿押さえクッション23aがプラテンガラス22上の原稿Sを上方から押さえるようになっている。
キャリッジ24には、プラテンガラス22上の原稿Sを照射するランプH、原稿Sからの反射光を所定の倍率で結像させる結像レンズL、イメージセンサ(CMOSを用いた固体撮像素子)25が搭載されている。イメージセンサ25は、原稿Sの画像を読み取るための読み取りセンサとなるもので、原稿Sからの反射光に応じたアナログの画像信号を生成する。
図2(a)は画像読取装置1のケーブル接続構造を説明する縦断面模式図、(b)は横断面模式図、図6はキャリッジ24が左端に位置する場合のFFCの敷設状態を示す図、図7はキャリッジ24が移動している場合のFFCの敷設状態を示す図、図8はキャリッジ24が右端に位置する場合のFFCの敷設状態を示す図である。
画像読取装置1においては、キャリッジ24が副走査方向(X方向)に駆動されるとき、制御基板PCBとキャリッジ24との間には相対変位が生じる。そこで、制御基板PCB上の制御回路(不図示)とキャリッジ24との間を、それらの相対変位を許容するフレキシブルフラットケーブル(以下、「FFC」と記載する)によって接続している。
図9(a)は、湾曲部W0に折り曲げ部を有しない比較例のFFCの湾曲部を示す斜視図、(b)はFFCの重力方向への垂れ下がりを説明する図である。
キャリッジ24と制御基板PCBが、湾曲部W0に折り曲げ部を有しないFFCで接続されている場合、キャリッジ24が副走査方向(X方向)に移動して、湾曲部W0が大きくなった場合(湾曲部W0におけるループの仮想中心から湾曲部W0までの距離R0 参照)、湾曲部W0は移動するキャリッジ24側へループ状に大きく膨らむ。
湾曲部W0が鉛直下方(-Z方向)に垂れ下がると、画像読み取り時に、FFCの下端と本実施形態における他の部材の一例としての筐体21の底面21aの一部が接触して異音が発生する虞があった。
尚、本実施形態においては、底面21aはキャリッジ24の往復移動の移動方向全域に亘って、一番低い部分よりも鉛直上方(Z方向)に突出しているが、このような構成に限らず、一部が突出した構成でも構わない。その場合は、往復移動方向において、突出した底面21aが配置されている部分で、FFCが湾曲する部分において、後述する折り曲げ部Fを形成するのが好ましい。
図3(a)は本実施形態に係るFFCの主要平面を示す図、(b)はFFCの折り曲げ部Fを示す図、図4(a)はキャリッジ24が左端に位置する場合のFFCの敷設状態を示す図、(b)はキャリッジ24が移動している場合のFFCの敷設状態を示す図、図5(a)はFFCの湾曲部Wを示す斜視図、(b)はFFCの重力方向の位置を示す図である。
図3(a)に示すように、折り曲げ部Fは、キャリッジ24に接続される一端FFC0側に向かって45度で傾斜して山折り部F1と谷折り部F2が交互に繰り返して設けられ、図3(b)に示すように、キャリッジ24の往復移動に伴って伸縮可能になっている。
そして、湾曲部W2が最も大きくなる状態では、折り曲げ部Fは、キャリッジ24よりも制御基板PCBに近い位置で、湾曲部W2のキャリッジ24側へ大きく膨らんだ部分に形成される。
そのために、湾曲部W2に作用する重力(図5中 G参照)が比較例に比べて小さくなり、鉛直下方(-Z方向)への垂れ下がり量は少なくなる。これにより、図5(b)に示すように、湾曲部W2の鉛直下方(-Z方向)への垂れ下がりは抑制され、FFCの下端と筐体21の底面21aの距離Dを確保して接触を抑制することができる。
例えば、FFCの筐体21の底面21aへの接触を抑制する例について説明したが、FFCがキャリッジ24の底面から鉛直方向(Z方向)に突出する部材の面に平行な方向や斜め方向から接触することを抑制する場合にも適用できる。
21・・・筐体
22・・・プラテンガラス
23・・・プラテンカバー
24・・・キャリッジ
25・・・イメージセンサ
FFC・・・フレキシブルフラットケーブル
PCB・・・制御基板
W、W0、W1、W2・・・湾曲部
F・・・折り曲げ部
Claims (5)
- 一方の端部が移動体と共に移動するように前記移動体に接続され、他方の端部が移動しない固定体に接続される可撓性のフラットケーブルであって、
前記フラットケーブルは主要平面が鉛直方向と交差する方向を向くように敷設され、前記移動体が前記固定体に対して相対移動する際に、前記フラットケーブルがループ状に湾曲する湾曲部に山折りと谷折りを交互に繰り返して折り曲げられて前記移動体の移動方向に伸縮可能に形成された折り曲げ部が前記湾曲部に仮想される鉛直方向に延びる中心線に対して斜め上方に向かって折り曲げられて設けられている、
ことを特徴とするケーブル。 - 前記折り曲げ部は、前記移動体の移動に伴いループ状に湾曲するループが最も大きくなる前記湾曲部に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル。 - 前記折り曲げ部は、前記移動体及び前記固定体を支持する筐体に配置され、前記フラットケーブルの接触の虞がある他の部材に前記湾曲部が最も近づいた際の前記湾曲部の一部に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル。 - 前記折り曲げ部は、前記移動体よりも前記固定体に近い位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル。 - 副走査方向に移動し、画像を読み取る読み取り手段と、
一方の端部が前記読み取り手段と共に移動するように前記読み取り手段に接続され、他方の端部が移動しない制御基板に接続される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のケーブルと、を備えた、
ことを特徴とする画像読取装置。
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JP2018153021A JP7247487B2 (ja) | 2018-08-16 | 2018-08-16 | ケーブル及び画像読取装置 |
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2018
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