JP2007259360A - 原稿読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿台が撓んでも、この原稿台の原稿載置面に載置される原稿を、全体にわたってピントが合った状態で読み取ることができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】 原稿台12の主走査方向Bの側部には、チャート部3が設けられる。チャート部3には、基準チャート41が副走査方向Aに沿って形成される。チャート部3は、原稿読取部2によって読み取られる。制御部6は、原稿読取部2によって読み取られるチャート部3のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向Aに関する複数の位置について、原稿からの光が結像する結像位置51と撮像素子14による撮像位置52との位置関係を評価するCTF値を算出し、各CTF値に応じて、光路長調整部4を制御する。これによって光路調整部4は、原稿載置面11に載置される原稿と結像レンズ16との間の光路長である原稿側光路長L2を調整する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、原稿台の原稿載置面に載置される原稿を読み取る原稿読取装置に関する。
原稿読取装置は、原稿載置面を有する原稿台と、原稿載置面に載置される原稿を照明する光源と、光源によって照明される原稿からの光を受光する撮像素子と、原稿からの光を撮像素子に結像する結像光学系とを備える画像読取部を含む。結像光学系は、結像レンズと、原稿台に対して副走査方向に移動され、原稿からの光を結像レンズに導くミラー群とを有する。原稿読取装置では、ミラー群が原稿台に対して副走査方向に移動され、これによって原稿載置面に載置される原稿を、主走査方向の1ライン毎に順次、撮像素子に結像させて、原稿を読み取ることができる。
このような原稿読取装置では、原稿載置面に載置される原稿が、この原稿に対して原稿載置面とは反対側から、使用者によって押圧されたとき、その押圧力によって原稿台が撓んでしまう。たとえば、使用者は、厚い本などの原稿をその中央部の綴じ部の近傍まで、原稿読取装置に読み取らせようとするとき、その原稿を原稿台に強く押し付けることがある。
押圧力によって原稿台が撓んでしまうと、この原稿台の原稿載置面に載置される原稿の一部の領域について、ピントが合わなくなることがある。換言すれば、前記一部の領域では、原稿と結像レンズとの間の光路長が短くなり、これによって原稿からの光が結像する結像位置と撮像素子による撮像位置とがずれてしまう。このような場合、読み取られた原稿の原稿画像の一部がぼけてしまうという問題が生じる。
特許文献1には、レンズおよびイメージセンサを搭載するレンズキャリッジを1ピッチずつ移動させて、フォーカス調整板の黒縞と白地を読み取り、最大コントラストとなるレンズキャリッジの位置を得て、その位置でレンズキャリッジを固定するという技術が開示される。フォーカス調整板は、原稿の読取りスタート位置の前部に取り付けられている。このような技術では、副走査方向に関して一箇所でしか、フォーカス調整をしないので、前述の問題を解決することはできない。
本発明の目的は、原稿台が撓んでも、この原稿台の原稿載置面に載置される原稿を、全体にわたってピントが合った状態で読み取ることができる原稿読取装置を提供することである。
本発明は、原稿載置面を有する原稿台と、原稿載置面に載置される原稿を照明する光源と、光源によって照明される原稿からの光を受光する撮像素子と、原稿からの光を撮像素子に結像する結像光学系とを備え、前記結像光学系は、結像レンズと、原稿台に対して副走査方向に移動され、原稿からの光を結像レンズに導くミラー群とを有する原稿読取部と、
原稿台の主走査方向の側部に設けられ、予め定める基準チャートが副走査方向に沿って形成されるチャート部と、
原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する光路長調整部と、
原稿読取部によって読み取られるチャート部のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、原稿からの光が結像する結像位置と撮像素子による撮像位置との位置関係を評価する評価値を算出し、各評価値に応じて、光路長調整部を制御する制御部とを含むことを特徴とする原稿読取装置である。
原稿台の主走査方向の側部に設けられ、予め定める基準チャートが副走査方向に沿って形成されるチャート部と、
原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する光路長調整部と、
原稿読取部によって読み取られるチャート部のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、原稿からの光が結像する結像位置と撮像素子による撮像位置との位置関係を評価する評価値を算出し、各評価値に応じて、光路長調整部を制御する制御部とを含むことを特徴とする原稿読取装置である。
また本発明は、前記制御部は、光路長調整部による光路長の調整を禁止する第1モードと、光路長調整部による光路長の調整を実行する第2モードとを有し、第1モードにおいて、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取りが完了した後に、原稿読取部によって読み取られたチャート部のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、評価値を算出し、各評価値に基づいて、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きくなっていたと判定すると、第1モードから第2モードに移行することを特徴とする。
また本発明は、前記制御部は、光路長調整部による光路長の調整を禁止する第1モードと、光路長調整部による光路長の調整を実行する第2モードとを有し、第1モードにおいて、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取り中に、原稿読取部によって読み取られたチャート部のチャート画像に基づいて、評価値を算出し、評価値に基づいて、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きいと判定すると、第1モードから第2モードに移行することを特徴とする。
また本発明は、前記制御部は、原稿台の支持状態に応じて、光路長調整部を制御することを特徴とする。
また本発明は、前記チャート部は、原稿台の主走査方向の両側部に設けられ、
前記制御部は、原稿読取部によって読み取られる各チャート部の各チャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、評価値を算出することを特徴とする。
前記制御部は、原稿読取部によって読み取られる各チャート部の各チャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、評価値を算出することを特徴とする。
本発明によれば、原稿台の原稿載置面には、原稿が載置される。この原稿は、光源によって照明される。原稿からの光は、結像光学系によって撮像素子に結像され、撮像素子によって受光される。結像光学系は、結像レンズと、原稿台に対して副走査方向に移動され、原稿からの光を結像レンズに導くミラー群とを有する。このような原稿読取部では、ミラー群が原稿台に対して副走査方向に移動され、これによって原稿載置面に載置される原稿を、主走査方向の1ライン毎に順次、撮像素子に結像させて、原稿を読み取ることができる。
原稿台の主走査方向の側部には、チャート部が設けられる。チャート部には、予め定める基準チャートが副走査方向に沿って形成される。チャート部は、原稿読取部によって読み取られる。
制御部は、原稿読取部によって読み取られるチャート部のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、原稿からの光が結像する結像位置と撮像素子による撮像位置との位置関係を評価する評価値を算出し、各評価値に応じて、光路長調整部を制御する。光路調整部は、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する。このように原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長が調整されるので、原稿台が撓んでも、この原稿台の原稿載置面に載置される原稿を、全体にわたってピントが合った状態で読み取ることができる。
また本発明によれば、制御部は、光路長調整部による光路長の調整を禁止する第1モードと、光路長調整部による光路長の調整を実行する第2モードとを有する。この制御部は、第1モードにおいて、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取りが完了した後に、原稿読取部によって読み取られたチャート部のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、評価値を算出し、各評価値に基づいて、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きくなっていたと判定すると、第1モードから第2モードに移行する。
このように制御部が動作するので、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値以下であって、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する必要がない場合は、光路長調整部による光路長の調整を省略して、短時間で原稿を読み取ることができる。また結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きく、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する必要がある場合は、光路長調整部による光路長の調整を実行しながら、原稿を読み取ることができる。
さらに評価値の算出は、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取りが完了した後に行われるので、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取り中に評価値を算出する場合に比べて、装置の負担を軽減することができる。
また本発明によれば、制御部は、光路長調整部による光路長の調整を禁止する第1モードと、光路長調整部による光路長の調整を実行する第2モードとを有する。この制御部は、第1モードにおいて、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取り中に、原稿読取部によって読み取られたチャート部のチャート画像に基づいて、評価値を算出し、評価値に基づいて、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きいと判定すると、第1モードから第2モードに移行する。
このように制御部が動作するので、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値以下であって、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する必要がない場合は、光路長調整部による光路長の調整を省略して、短時間で原稿を読み取ることができる。また結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きく、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する必要がある場合は、光路長調整部による光路長の調整を実行しながら、原稿を読み取ることができる。
さらに評価値の算出および評価値に基づく判定は、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取り中に行われるので、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する必要がある場合は、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取りが完了する前に、第1モードから第2モードに移行する。したがって使用者が、第2モードでの原稿の読み取りがないと勘違いして、第2モードでの原稿の読み取りの前に、原稿を原稿載置面から離してしまうという不都合を防ぐことができる。
また本発明によれば、制御部は、原稿台の支持状態に応じて、光路長調整部を制御するので、処理量を増大させることなく、光路長調整部によって、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を、的確に調整することができる。
また本発明によれば、チャート部は、原稿台の主走査方向の両側部に設けられる。制御部は、原稿読取部によって読み取られる各チャート部の各チャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、評価値を算出する。制御部は、このような評価値に基づいて、光路長調整部を制御するので、光路長調整部によって、原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を、より的確に調整することができる。
図1は、本発明の実施の第1形態である原稿読取装置1を示す図である。本実施の形態の原稿読取装置1は、原稿、具体的には反射原稿を読み取るために用いられる。原稿読取装置1は、原稿読取部2と、チャート部3と、光路長調整部4と、画像処理部5と、制御部6とを含む。
原稿読取部2は、原稿載置面11を有する原稿台12と、原稿載置面11に載置される原稿を照明する光源13と、光源13によって照明される原稿からの光を受光する撮像素子14と、原稿からの光を撮像素子14に結像する結像光学系15とを備える。原稿台12は、透明ガラスから成り、矩形板状に形成される。原稿載置面11は、原稿台12の厚み方向一表面を構成する。光源13、撮像素子14および結像光学系15は、原稿台12に対して、この原稿台12の原稿載置面11に載置される原稿とは反対側に配置される。撮像素子14は、電荷結合素子(Charge Coupled Device、略称CCD)によって実現される。
結像光学系15は、結像レンズ16と、原稿からの光を結像レンズ16に導くミラー群17とを有する。ミラー群17は、第1〜第3ミラー17a,17b,17cを含む。原稿からの光は、第1〜第3ミラー17a〜17cによって順に反射されて、結像レンズ16に導かれる。第1ミラー17aは、第1走査ユニット21に搭載され、第2および第3ミラー17b,17cは、第2走査ユニット22に搭載され、結像レンズ16は、レンズキャリッジ23に搭載される。第1走査ユニット21には、前記光源13も搭載される。レンズキャリッジ23には、前記撮像素子14も搭載される。結像レンズ16と撮像素子14との間の光路長である撮像素子側光路長L1(後述の図7参照)は、一定である。
第1走査ユニット21は、原稿台12に沿って、原稿の読取方向(図1の紙面において左から右)A1に一定速度Vで移動される。以下、読取方向A1とこの読取方向A1の反対方向A2とを含んで、副走査方向Aという。第2走査ユニット22は、第1走査ユニット21の速度Vに対して2分の1の速度(V/2)で読取方向A1に移動される。このような第1および第2走査ユニット21,22の動作によって、ミラー群17が原稿台12に対して読取方向A1に移動される。これによって原稿読取部2では、原稿載置面11に載置される原稿を、主走査方向Bの1ライン毎に順次、撮像素子14に結像させて、原稿を読み取ることができる。主走査方向Bは、原稿載置面11内で副走査方向Aに直交する。
レンズキャリッジ23は、原稿台12に対して、副走査方向Aに移動可能に設けられる。レンズキャリッジ23の移動範囲は、後述の原稿台12の最大沈み込み量を考慮して、3mm程度に選ばれる。光路長調整部4は、レンズキャリッジ23を原稿台12に対して副走査方向Aに移動させることによって、原稿載置面11に載置される原稿と結像レンズ16との間の光路長である原稿側光路長L2を調整する。光路長調整部4は、モータと、このモータの出力軸からの回転動力を直線動力に変換してレンズキャリッジ23に伝達する伝達機構とを有する。モータは、たとえばステッピングモータによって実現される。モータは、超音波モータによって実現されてもよく、この場合、光路長調整部4の小形化を図ることができる。伝達機構は、たとえばボールねじによって実現される。
画像処理部5および制御部6は、中央演算処理装置(Central Processing Unit、略称CPU)などによって実現される。画像処理部5には、原稿読取部2によって読み取られるチャート部3のチャート画像が与えられ、また原稿読取部2によって読み取られる原稿の原稿画像が与えられる。画像処理部5は、チャート画像および原稿画像を処理する。
図2は、原稿台12の支持状態を示す正面図である。この図2は、原稿台12を、この原稿台12の原稿載置面11側から見た図であり、紙面上方は装置背面側であり、紙面下方は装置前面側である。原稿台12は、フレームの一部である第1〜第4支持部31,32,33,34によって支持される。原稿台12は、その幅方向一側部である装置背面側の側部36が、長手方向一端部寄りで第1支持部31によって支持されるとともに、長手方向他端部寄りで第2支持部32によって支持される。また原稿台12は、その幅方向他側部である装置前面側の側部37が、長手方向一端部寄りで第3支持部33によって支持されるとともに、長手方向他端部寄りで第4支持部34によって支持される。本実施の形態では、原稿台12の幅方向は、主走査方向Bに平行であり、原稿台12の長手方向は、副走査方向Aに平行である。
図3は、チャート部3を示す図である。図3において、破線26で囲む範囲は、原稿読取部2による主走査方向Bの1ラインの読取範囲を示す。前記図1をも参照して、チャート部3は、板状の長尺部材である。チャート部3は、予め定める基準チャート(以下、単に「基準チャート」という)41が形成されるチャート形成面42を有する。このチャート形成面42は、チャート部3の厚み方向一表面を構成する。チャート部3は、その長手方向が副走査方向Aに沿うようにして、かつ、そのチャート形成面42が原稿載置面11に当接するようにして、原稿台12に設けられる。チャート部3は、原稿台12の幅方向一側部、したがって原稿台12の主走査方向一側部に配置される。本実施の形態では、チャート部3は、原稿台12の装置背面側の側部36に配置される。
基準チャート41は、濃度が異なる2つの領域から成る繰り返し模様である。ここでは、チャート部3が原稿台12に設けられた状態を想定して説明する。基準チャート41は、副走査方向Aに沿って形成される。基準チャート41は、濃度が異なる2つの主走査方向Bの線が副走査方向Aに交互に並ぶラダーチャートである。ラダーチャートは、主走査方向Bに延びる黒色の線43と主走査方向Bに延びる白色の線44とが副走査方向Aに交互に並ぶことによって構成される。
図4は、第1走査ユニット21が読取方向A1上流寄りに位置する状態を示す図である。図5は、第1走査ユニット21が読取方向A1中流に位置する状態を示す図である。原稿台12は、原稿載置面11に載置される原稿が、この原稿に対して原稿載置面11とは反対側から、使用者によって押圧されたとき、その押圧力Fによって撓んでしまう。たとえば、使用者は、厚い本などの原稿をその中央部の綴じ部の近傍まで、原稿読取装置1に読み取らせようとするとき、その原稿を原稿台12に強く押し付けることがある。
前記図2に示すように第1〜第4支持部31〜34によって支持される原稿台12は、使用者によって押圧されたとき、その押圧力Fによって、図4および図5に示すように撓んでしまう。詳しくは、原稿台12は、その長手方向中央部46が、長手方向両端部47a,47bに対して、沈み込んでしまう。一例として述べると、原稿台12の最大沈み込み量は、この原稿台12と光源13との間の距離3.5mmの2分の1程度である。
原稿台12の長手方向一端部47a寄りおよび他端部47b寄りでは、この原稿台12の撓みによる原稿載置面11の変位量が小さく、したがって図4に示すように、第1走査ユニット21が読取方向A1上流寄りに位置する状態では、原稿載置面11に載置される原稿からの光が結像する結像位置51と撮像素子14による撮像位置52とのずれ量が、許容範囲内となる。
原稿台12の長手方向中央部46では、この原稿台12の撓みによる原稿載置面11の変位量が大きく、したがって図5に示すように、第1走査ユニット21が読取方向A1中流に位置する状態では、原稿載置面11に載置される原稿からの光が結像する結像位置51と撮像素子14による撮像位置52とのずれ量dが、許容範囲を超えてしまうことがある。
図6は、基準チャート41の読取信号の波形を示す図である。図6において、横軸は、副走査方向Aの位置を示し、縦軸は、読取信号の出力値を示す。基準チャート41を原稿読取部2によって読み取ったときの、撮像素子14からの読取信号の出力値は、図6に示すように、副走査方向Aの位置に応じて変化する。読取信号の出力値は、基準チャート41の黒色の線43に対応する位置では、基準チャート41の白色の線44に対応する位置よりも小さくなる。
制御部6は、原稿読取部2によって読み取られるチャート部3のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向Aに関する複数の位置について、結像位置51と撮像位置52との位置関係を評価する評価値を算出する。
本実施の形態では、制御部6は、前記評価値として、CTF(Contrast Transfer
Function)値を算出する。CTF値は、読取信号の出力値の最大値と読取信号の出力値の最小値との差を、読取信号の出力値の最大値と読取信号の出力値の最小値との和で、除した値である。換言すれば、読取信号の出力値の最大値をaとし、読取信号の出力値の最小値をbとしたとき、CTF値は、以下の式(1)によって算出される。このCTF値は、結像位置51と撮像位置52とのずれ量が大きいほど、小さくなる。
CTF値=(a−b)/(a+b) …(1)
Function)値を算出する。CTF値は、読取信号の出力値の最大値と読取信号の出力値の最小値との差を、読取信号の出力値の最大値と読取信号の出力値の最小値との和で、除した値である。換言すれば、読取信号の出力値の最大値をaとし、読取信号の出力値の最小値をbとしたとき、CTF値は、以下の式(1)によって算出される。このCTF値は、結像位置51と撮像位置52とのずれ量が大きいほど、小さくなる。
CTF値=(a−b)/(a+b) …(1)
原稿上の副走査方向Aに関する各位置について、制御部6によってCTF値を算出するにあたっては、原稿上の副走査方向Aに関する各位置について、基準チャート41が原稿読取部2によって予め定める数のライン分、読み取られる。前記予め定める数は、CTF値を算出するために必要な数に選ばれる。制御部6は、副走査方向Aに関する各位置について、副走査方向Aの予め定める範囲内での、読取信号の出力値の最大値および最小値を抽出し、前記式(1)によって、CTF値を算出する。副走査方向Aの予め定める範囲は、量子化誤差を考慮して選ばれ、たとえば原稿上で10mm分に選ばれる。
図7は、原稿載置面11に載置される原稿から撮像素子14までの光路を展開して示す図であり、図7(1)は前記図4に対応する状態を示し、図7(2)は前記図5に対応する状態を示す。図7では、理解を容易にするために、第1〜第3ミラー17a〜17cを省略している。
制御部6は、評価値であるCTF値に基づいて、光路長調整部4を制御する。制御部6には、CTF値と補正移動量とが関連付けられて記憶されている。制御部6は、CTF値に応じた補正移動量を光路長調整部4に与えて、光路長調整部4を制御し、これによって光路長調整部4は、原稿側光路長L2を調整する。
具体的には、制御部6は、CTF値に応じた補正移動量に基づくパルス信号を、光路長調整部4のステッピングモータに与える。このステッピングモータは、前記パルス信号に応答して動作し、これによってレンズキャリッジ23が副走査方向Aに移動される。このようにレンズキャリッジ23が移動されることによって、原稿側光路長L2が調整される。
このように原稿側光路長L2が調整されるので、原稿台12が撓んでしまうことによって、この原稿台12の原稿載置面11に載置される原稿の一部の領域について、原稿が撮像素子14側に変位しても、その一部の領域については、図7に示すように、原稿56の変位量δ1と同一または略同一の変位量δ2だけ、結像レンズ16および撮像素子14を変位させることによって、結像位置51と撮像位置52とのずれ量を、許容範囲内にすることができる。したがって原稿台12が撓んでも、この原稿台12の原稿載置面11に載置される原稿を、全体にわたってピントが合った状態で読み取ることができる。
図8は、制御部6による光路長調整動作を説明するためのフローチャートである。第1走査ユニット21が読取方向A1最上流の待機位置で待機している状態で、使用者の操作によって、原稿読取開始指令が入力されると、原稿読取部2による原稿読取動作が開始されるとともに、光路長調整動作が開始される。原稿読取動作は、原稿載置面11に載置される原稿を、主走査方向Bの1ライン毎に順次、撮像素子14に結像させて、原稿を読み取るための動作をいう。光路長調整動作は、原稿読取動作に関連して実行される。
光路長調整動作が開始されると、ステップa1で、第1走査ユニット21が所定距離を移動したか否かを判定する。第1走査ユニット21が所定距離を移動するまでステップa1の動作を繰り返し実行し、第1走査ユニット21が所定距離を移動したと判定すると、ステップa2に進む。ステップa2では、原稿読取部2によって読み取られたチャート部3のチャート画像を画像処理部5から取得して記憶する。このとき、所定距離を移動したと判定する直前の、前記予め定める数のライン分のチャート画像を記憶する。この後、ステップa3に進む。
ステップa3では、原稿の読み取りが完了したか否かを判定する。原稿の読み取りが完了していないと判定すると、ステップa1に戻る。原稿の読み取りが完了したと判定すると、ステップa4に進む。このようにして原稿の読み取りが完了するまで、ステップa1〜a3の動作を繰り返し実行することによって、原稿上の副走査方向Aに関する複数の位置について、チャート部3のチャート画像を取得して記憶することができる。
ステップa4では、前記ステップa2で記憶した各チャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向Aに関する複数の位置について、CTF値を算出し、ステップa5に進む。ステップa5では、前記ステップa4で算出された各CTF値が全て予め定める閾値以上か否かを判定する。各CTF値が全て予め定める閾値以上であると判定すると、ステップa6に進み、光路長調整動作が終了されるとともに、原稿読取動作が終了される。各CTF値の少なくともいずれか1つが予め定める閾値未満であると判定すると、ステップa7に進む。
ステップa7では、第1走査ユニット21を待機位置に復帰させ、ステップa8に進む。ステップa8では、第1走査ユニット21を所定距離、移動させて停止させ、ステップa9に進む。ステップa9では、第1走査ユニット21を停止させる直前の、前記予め定める数のライン分のチャート画像を、画像処理部5から取得して、そのチャート画像に基づいてCTF値を算出し、ステップa10に進む。ステップa10では、前記ステップa9で算出されたCTF値に基づいて、光路長調整部4を制御し、ステップa11に進む。
ステップa11では、原稿の読み取りが完了したか否かを判定する。原稿の読み取りが完了していないと判定すると、ステップa8に戻り、原稿の読み取りが完了したと判定すると、ステップa6に進む。
このように制御部6は、ステップa1〜a5のように、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を禁止する第1モードと、ステップa8〜a11に示すように、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を実行する第2モードとを有する。この制御部6は、第1モードにおいて、原稿読取部2による原稿およびチャート部3の読み取りが完了した後に、原稿読取部2によって読み取られたチャート部3のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向Aに関する複数の位置について、CTF値を算出し、各CTF値に基づいて、結像位置51と撮像位置52とのずれ量が予め定める閾値よりも大きくなっていたと判定すると、第1モードから第2モードに移行する。
このように制御部6が動作するので、結像位置51と撮像位置52とのずれ量が予め定める閾値以下であって、原稿側光路長L2を調整する必要がない場合は、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を省略して、短時間で原稿を読み取ることができる。また結像位置51と撮像位置52とのずれ量が予め定める閾値よりも大きく、原稿側光路長L2を調整する必要がある場合は、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を実行しながら、原稿を読み取ることができる。
さらにCTF値の算出は、原稿読取部2による原稿およびチャート部3の読み取りが完了した後に行われるので、原稿読取部2による原稿およびチャート部3の読み取り中にCTF値を算出する場合に比べて、中央演算処理装置の負担を軽減することができる。
第2モードでは、第1モードにおける読み取りにおいて、結像位置51と撮像位置52とのずれ量が予め定める閾値以下であると判定された原稿の領域については、CTF値の算出および原稿側光路長L2の調整を省略するようにしてもよい。
図9は、本発明の実施の第2形態である原稿読取装置が含む制御部6による光路長調整動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態の原稿読取装置は、前述の第1形態の原稿読取装置1に類似するので、共通する点については説明を省略する。
光路長調整動作が開始されると、ステップb1で、第1走査ユニット21が所定距離を移動したか否かを判定する。第1走査ユニット21が所定距離を移動するまでステップb1の動作を繰り返し実行し、第1走査ユニット21が所定距離を移動したと判定すると、ステップb2に進む。ステップb2では、原稿読取部2によって読み取られたチャート部3のチャート画像を画像処理部5から取得する。このとき、所定距離を移動したと判定する直前の、前記予め定める数のライン分のチャート画像を取得する。この後、ステップb3に進む。ステップb3では、前記ステップb3で取得したチャート画像に基づいて、CTF値を算出し、ステップb4に進む。
ステップb4では、前記ステップb3で算出されたCTF値が予め定める閾値以上か否かを判定する。CTF値が予め定める閾値以上であると判定すると、ステップb5に進む。CTF値が予め定める閾値未満であると判定すると、ステップb7に進む。ステップb7〜b11は、前記図8のステップa7〜a11と同様であるので、説明を省略する。
ステップb5では、原稿の読み取りが完了した否かを判定する。原稿の読み取りが完了していないと判定すると、ステップb1に戻る。原稿の読み取りが完了したと判定すると、ステップb6に進み、光路長調整動作が終了されるとともに、原稿読取動作が終了される。
このように制御部6は、ステップb1〜b5のように、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を禁止する第1モードと、ステップb8〜b11に示すように、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を実行する第2モードとを有する。この制御部6は、第1モードにおいて、原稿読取部2による原稿およびチャート部3の読み取り中に、原稿読取部2によって読み取られたチャート部3のチャート画像に基づいて、CTF値を算出し、CTF値に基づいて、結像位置51と撮像位置52とのずれ量が予め定める閾値よりも大きいと判定すると、第1モードから第2モードに移行する。
このように制御部6が動作するので、結像位置51と撮像位置52とのずれ量が予め定める閾値以下であって、原稿側光路長L2を調整する必要がない場合は、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を省略して、短時間で原稿を読み取ることができる。また結像位置51と撮像位置52とのずれ量が予め定める閾値よりも大きく、原稿側光路長L2を調整する必要がある場合は、光路長調整部4による原稿側光路長L2の調整を実行しながら、原稿を読み取ることができる。
さらにCTF値の算出およびCTF値に基づく判定は、原稿読取部2による原稿およびチャート部3の読み取り中に行われるので、原稿側光路長L2を調整する必要がある場合は、原稿読取部2による原稿およびチャート部3の読み取りが完了する前に、第1モードから第2モードに移行する。したがって使用者が、第2モードでの原稿の読み取りがないと勘違いして、第2モードでの原稿の読み取りの前に、原稿を原稿載置面11から離してしまうという不都合を防ぐことができる。
図10は、本発明の実施の第3形態である原稿読取装置が含む原稿読取部2の原稿台12の支持状態を示す正面図である。この図10は、原稿台12を、この原稿台12の原稿載置面11側から見た図であり、紙面上方は装置背面側であり、紙面下方は装置前面側である。本実施の形態の原稿読取装置は、前述の第1および第2形態の原稿読取装置1に類似するので、共通する点については説明を省略する。
原稿台12は、フレーム部の一部である第1〜第3支持部61〜63によって支持される。原稿台12は、その幅方向一側部である装置背面側の側部36が、長手方向一端部寄りで第1支持部61によって支持されるとともに、長手方向他端部寄りで第2支持部62によって支持される。また原稿台12は、その幅方向他側部である装置前面側の側部37が、長手方向一端部から他端部にわたって、第3支持部63によって支持される。
図11は、図10の切断面線S11−S11から見た断面図である。前記図10に示すように第1〜第3支持部61〜63によって支持される原稿台12は、使用者によって押圧されたとき、その押圧力Fによって、図11に示すように撓んでしまう。
原稿台12の装置背面側の側部36は、長手方向一端部寄りで第1支持部61によって支持され、長手方向他端部寄りで第2支持部62によって支持される。この原稿台12の装置背面側の側部36は、長手方向中央部では、支持されていない。したがって原稿台12の装置背面側の側部36は、押圧力Fによって、その長手方向中央部が、長手方向両端部に対して、沈み込んでしまう。
これに対して、原稿台12の装置前面側の側部37は、長手方向一端部から他端部にわたって第3支持部63によって支持される。したがって原稿台12の装置前面側の側部37は、押圧力Fによって、その長手方向中央部が、長手方向両端部に対して、沈み込んでしまうということがない。
このような本実施の形態では、前述の第1および第2形態に比べて、補正移動量を2分の1にしている。このようにして、制御部6は、原稿台12の支持状態に応じて、光路長調整部4を制御するので、処理量を増大させることなく、光路長調整部4によって、原稿側光路長L2を、的確に調整することができる。
図12は、本発明の実施の第4形態である原稿読取装置が含むチャート部3を示す図である。本実施の形態の原稿読取装置は、前述の第1および第2形態の原稿読取装置1に類似するので、共通する点については説明を省略する。
前述の第1および第2形態では、チャート部3は、原稿台12の装置背面側の側部36に配置されるけれども、本実施の形態では、チャート部3は、原稿台12の幅方向両側部、したがって原稿台12の主走査方向両側部に配置される。換言すれば、チャート部3は、原稿台12の装置背面側の側部36だけでなく、原稿台12の装置前面側の側部37にも配置される。
制御部6は、原稿読取部2によって読み取られる各チャート部3の各チャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向Aに関する複数の位置について、CTF値を算出する。具体的には、制御部6は、原稿上の副走査方向Aに関する各位置について、一方のチャート部3のチャート画像に基づくCTF値と、他方のチャート部3のチャート画像に基づくCTF値とを算出し、これらの各CTF値の平均値を、光路長調整部4の制御に用いられるCTF値とする。制御部6は、このようなCTF値に基づいて、光路長調整部4を制御するので、光路長調整部4によって、原稿側光路長L2を、より的確に調整することができる。
図13は、原稿読取部2によって読み取られた原稿の原稿画像を印刷して出力した結果を示す図であり、図13(1)は原稿台12が撓んでも原稿側光路長L2を調整しなかった場合の原稿画像の出力結果71を示し、図13(2)は原稿台12の撓みに応じて原稿側光路長L2を調整した場合の原稿画像の出力結果72を示す。
原稿台12が撓んでも原稿側光路長L2を調整しなかった場合は、ピントが合っていない状態で原稿が読み取られるので、その原稿の原稿画像の出力結果71は、図13(1)に示すように、ぼけてしまう。これに対して、前述の実施の各形態のようにして、原稿台12の撓みに応じて原稿側光路長L2を調整した場合は、原稿台12が撓んでいるにも拘わらず、ピントが合った状態で原稿が読み取られるので、その原稿の原稿画像の出力結果72は、図13(2)に示すように、ぼけない。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば第2走査ユニット22の移動によって、原稿側光路長L2が調整されてもよい。基準チャート41は、濃度が異なる2つの副走査方向Aの線が主走査方向Bに交互に並ぶラダーチャートであってもよい。基準チャート41は、ラダーチャートではなく、網点であってもよい。原稿読取装置は、光源13が、原稿台12に対して、この原稿台12の原稿載置面11に載置される原稿と同一側に配置され、透過原稿を読み取ることができるように構成されてもよい。評価値は、CTF値に限らず、MTF(
Modulation Transfer Function)値であってもよい。
Modulation Transfer Function)値であってもよい。
1 原稿読取装置
2 原稿読取部
3 チャート部
4 光路長調整部
5 画像処理部
6 制御部
11 原稿載置面
12 原稿台
13 光源
14 撮像素子
15 結像光学系
16 結像レンズ
17 ミラー群
17a 第1ミラー
17b 第2ミラー
17c 第3ミラー
21 第1走査ユニット
22 第2走査ユニット
23 レンズキャリッジ
2 原稿読取部
3 チャート部
4 光路長調整部
5 画像処理部
6 制御部
11 原稿載置面
12 原稿台
13 光源
14 撮像素子
15 結像光学系
16 結像レンズ
17 ミラー群
17a 第1ミラー
17b 第2ミラー
17c 第3ミラー
21 第1走査ユニット
22 第2走査ユニット
23 レンズキャリッジ
Claims (5)
- 原稿載置面を有する原稿台と、原稿載置面に載置される原稿を照明する光源と、光源によって照明される原稿からの光を受光する撮像素子と、原稿からの光を撮像素子に結像する結像光学系とを備え、前記結像光学系は、結像レンズと、原稿台に対して副走査方向に移動され、原稿からの光を結像レンズに導くミラー群とを有する原稿読取部と、
原稿台の主走査方向の側部に設けられ、予め定める基準チャートが副走査方向に沿って形成されるチャート部と、
原稿載置面に載置される原稿と結像レンズとの間の光路長を調整する光路長調整部と、
原稿読取部によって読み取られるチャート部のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、原稿からの光が結像する結像位置と撮像素子による撮像位置との位置関係を評価する評価値を算出し、各評価値に応じて、光路長調整部を制御する制御部とを含むことを特徴とする原稿読取装置。 - 前記制御部は、光路長調整部による光路長の調整を禁止する第1モードと、光路長調整部による光路長の調整を実行する第2モードとを有し、第1モードにおいて、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取りが完了した後に、原稿読取部によって読み取られたチャート部のチャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、評価値を算出し、各評価値に基づいて、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きくなっていたと判定すると、第1モードから第2モードに移行することを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
- 前記制御部は、光路長調整部による光路長の調整を禁止する第1モードと、光路長調整部による光路長の調整を実行する第2モードとを有し、第1モードにおいて、原稿読取部による原稿およびチャート部の読み取り中に、原稿読取部によって読み取られたチャート部のチャート画像に基づいて、評価値を算出し、評価値に基づいて、結像位置と撮像位置とのずれ量が予め定める閾値よりも大きいと判定すると、第1モードから第2モードに移行することを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
- 前記制御部は、原稿台の支持状態に応じて、光路長調整部を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
- 前記チャート部は、原稿台の主走査方向の両側部に設けられ、
前記制御部は、原稿読取部によって読み取られる各チャート部の各チャート画像に基づいて、原稿上の副走査方向に関する複数の位置について、評価値を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006084320A JP2007259360A (ja) | 2006-03-25 | 2006-03-25 | 原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006084320A JP2007259360A (ja) | 2006-03-25 | 2006-03-25 | 原稿読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007259360A true JP2007259360A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38633078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006084320A Withdrawn JP2007259360A (ja) | 2006-03-25 | 2006-03-25 | 原稿読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007259360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008182709A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Toshiba Corp | 画像読取り解像度の補正機能を有するドキュメント処理装置および画像読取り解像度の補正方法 |
JP2010026937A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置、撮像方法及び画像処理方法 |
-
2006
- 2006-03-25 JP JP2006084320A patent/JP2007259360A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090602 |