JP2010130066A - 画像読取り装置 - Google Patents
画像読取り装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010130066A JP2010130066A JP2008299509A JP2008299509A JP2010130066A JP 2010130066 A JP2010130066 A JP 2010130066A JP 2008299509 A JP2008299509 A JP 2008299509A JP 2008299509 A JP2008299509 A JP 2008299509A JP 2010130066 A JP2010130066 A JP 2010130066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- light
- image data
- reading apparatus
- reading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Image Input (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】簡単な構成で、異なる高さの読取り位置に好ましい照度で光を照射することができ、ひいては異なる高さの読取り位置であっても良好な品質で画像を読み取ることのできるCIS方式の画像読取り装置を得る。
【解決手段】それぞれの入射側焦点位置(読取り位置)17A,17Bが異なる高さに配置された結像レンズ16A,16Bと、結像レンズ16A,16Bのそれぞれの射出側焦点位置に配置された撮像素子20A,20Bと、各撮像素子20A,20Bに結像される光を放射する共通の光源5(LED5r,5g,5b)と、光源5から放射された光を結像レンズ16A,16Bのそれぞれの入射側焦点位置(読取り位置)17A,17Bに最大照度となるように導く導光体10と、を備えた画像読取り装置。
【選択図】図2
【解決手段】それぞれの入射側焦点位置(読取り位置)17A,17Bが異なる高さに配置された結像レンズ16A,16Bと、結像レンズ16A,16Bのそれぞれの射出側焦点位置に配置された撮像素子20A,20Bと、各撮像素子20A,20Bに結像される光を放射する共通の光源5(LED5r,5g,5b)と、光源5から放射された光を結像レンズ16A,16Bのそれぞれの入射側焦点位置(読取り位置)17A,17Bに最大照度となるように導く導光体10と、を備えた画像読取り装置。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像読取り装置、特に、密着センサ方式の画像読取り装置に関する。
従来より、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取り装置としては、大別すると、CCD方式(Charge Coupled Device 光学縮小方式)とCIS方式(Contact Image Sensor 密着センサ方式)とが知られている。CCD方式は結像レンズの焦点深度が大きく、凹凸のある原稿であっても問題なく読み取ることができるが、大型であり、消費電力も大きいという問題点を有している。一方、CIS方式は等倍型の結像レンズを使用するので小型化や省電力化が可能であるが、結像レンズの焦点深度が小さく、凹凸のある原稿の読取りや、アダプタを使用するフィルムの読取りに問題を生じている。
特許文献1に記載の画像読取り装置では、CIS方式でフィルムスキャンにも対応できるように、通常の原稿を読み取る第1のレンズ及び受光素子に加えて、フィルムを読み取るために第2のレンズと第2の受光素子を備えている。
ところで、複数の読取り光学系を備えたCIS方式であって、異なる高さで画像を読み取る場合、それぞれの読取り位置に最大照度で光を照射することが好ましい。照度が低下すると解像力やコントラストが劣化する。これを解消するには、異なる読取り光学系ごとに光源や導光体を別々に配置することが考えられるが、これでは読取り光学系が大型化し、コストアップにもつながる。なお、特許文献1ではこのような課題の解決策までは言及されていない。
特開2005−260680号公報
そこで、本発明の目的は、簡単な構成で、異なる高さの読取り位置に好ましい照度で光を照射することができ、ひいては異なる高さの読取り位置であっても良好な品質で画像を読み取ることのできるCIS方式の画像読取り装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一形態である画像読取り装置は、
光源から放射された光にて導光体を介して原稿を照射し、該原稿からの反射光を等倍型の結像レンズを介して撮像素子に結像させる画像読取り装置において、
それぞれの入射側焦点位置が異なる高さに配置された少なくとも二つの結像レンズと、
前記結像レンズのそれぞれの射出側焦点位置に配置された撮像素子と、
複数の撮像素子に結像される光を放射する共通の光源と、
前記共通の光源から放射された光を前記結像レンズのそれぞれの入射側焦点位置に最大照度となるように導く共通の導光体と、
を備えたことを特徴とする。
光源から放射された光にて導光体を介して原稿を照射し、該原稿からの反射光を等倍型の結像レンズを介して撮像素子に結像させる画像読取り装置において、
それぞれの入射側焦点位置が異なる高さに配置された少なくとも二つの結像レンズと、
前記結像レンズのそれぞれの射出側焦点位置に配置された撮像素子と、
複数の撮像素子に結像される光を放射する共通の光源と、
前記共通の光源から放射された光を前記結像レンズのそれぞれの入射側焦点位置に最大照度となるように導く共通の導光体と、
を備えたことを特徴とする。
前記画像読取り装置にあっては、少なくとも二つの結像レンズのそれぞれの入射側焦点位置(読取り位置)に対して共通の光源及び共通の導光体を用いて光を照射するため、光源及び導光体の構成が簡略化され、かつ、高さの異なるそれぞれの読取り位置に最大照度となるように光を導くため、いずれの撮像素子においても良好な品質で画像を読み取ることができる。
そして、前記画像読取り装置にあっては、少なくとも二つの撮像素子で同時に画像を読み取り、いずれか一つの撮像素子で読み取った画像データを選択的に出力する。この場合、出力する画像データは取得した画像データのうちMTF値の高い画像データであることが好ましい。これにて、例えば、凹凸のある原稿であっても良好な解像力、コントラストで画像を読み取ることが可能になる。
以下、本発明に係る画像読取り装置の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1及び図2において、本発明の一実施例である画像読取り装置1は、カラー画像を読み取ることのできるCIS方式であって、概略、R,G,Bの光をそれぞれ放射する光源5(LED5r,5g,5bからなる)と、導光体10と、複数のロッド状の結像レンズ16A,16Bを並置したレンズアレイ15A,15Bと、撮像素子20A,20Bとで構成されている。光源5と撮像素子20A,20Bは基板30上に搭載され、前記各部材をハウジング35で覆うことにより、イメージセンサモジュール2が構成されている。
イメージセンサモジュール2は、プラテンガラス40の直下に配置され、かつ、図示しない駆動手段により矢印X方向に所定の速度で移動可能とされている。移動方向Xは、結像レンズ16A,16Bが並置されている方向及び撮像素子20A,20Bの1画素の受光素子(図示せず)が並置されている方向に対して直交している。
結像レンズ16Aはその入射側焦点位置17A(以下、読取り位置とも称する)がプラテンガラス40の表面高さAに一致するように配置され、結像レンズ16Bはその入射側焦点位置17B(以下、読取り位置とも称する)がプラテンガラス40の表面から2mm上方の高さBに一致するように配置されている。また、撮像素子20A,20Bはそれぞれ結像レンズ16A,16Bの射出側焦点位置に配置されている。
ロッド状の等倍型結像レンズ16A,16Bの焦点深度はそれぞれ約±1mmであり、結像レンズ16Aは高さAから±1mmの範囲の画像に焦点を合わせて原稿からの反射光を撮像素子20Aに結像させる。結像レンズ16Bは高さBから±1mmの範囲の画像に焦点を合わせて原稿からの反射光を撮像素子20Bに結像させる。即ち、このイメージセンサモジュール2では、プラテンガラス40の表面から3mmの高さまでの画像を読み取ることが可能である。
導光体10は、図3に示すように、垂直部10aと水平部10bとからなり、垂直部10aの底面に配置された光源5から放射された光は上方に導かれるとともに傾斜面10cで水平方向に反射されて水平部10b内を進行しつつ上方に反射され、傾斜した射出面10d,10eからそれぞれ読取り位置17A,17Bを照射する。導光体10の射出面10d,10eは光源5からの光が読取り位置17A,17Bに最大照度で集光するようにその傾斜角度が設計されている。
以上の構成からなる画像読取り装置1においては、原稿をプラテンガラス40の表面に載置した状態で、LED5r,5g,5bを順次点滅させつつイメージセンサモジュール2を矢印X方向に移動させて1ラインずつ画像の読取りを行う。
順次点滅されるLED5r,5g,5bから放射された光は導光体10の射出面10d,10eから読取り位置17A,17Bを照射し、原稿面での反射光が撮像素子20A,20Bで結像、受光される。即ち、読取り位置17Aでの反射光は結像レンズ16Aを介して撮像素子20Aで結像、受光され、読取り位置17Bでの反射光は結像レンズ16Bを介して撮像素子20Bで結像、受光される。
以上のごとく、結像レンズ16A,16Bそれぞれの入射側焦点位置(読取り位置)17A,17Bに対して共通の光源5及び共通の導光体10を用いて光を照射するため、光源5及び導光体10の構成が簡略化され、かつ、高さの異なるそれぞれの読取り位置17A,17Bにおいて最大照度となるように射出面10d,10eの傾斜角度を設計された導光体10で光を導くため、いずれの撮像素子20A,20Bにおいても高い解像力、高いコントラストの良好な品質で画像を読み取ることができる。
ところで、原稿が平坦な状態でプラテンガラス40上に載置された場合は、読取り位置17Aで読み取られた画像は焦点が合って好ましい画質で撮像素子20Aで読み取られるが、撮像素子20Bで読み取られた画像は焦点が合っていないので画質は劣化している。また、凹凸のある原稿の凹部、本や冊子の中央部分(綴じ部分)、平坦な原稿でも浮き上がった部分は、読取り位置17Aに焦点を合わせた結像レンズ16Aを介して撮像素子20Aで読み取った画像よりも、読取り位置17Bに焦点を合わせた結像レンズ16Bを介して撮像素子20Bで読み取った画像のほうが品質的に良好である。
そこで、撮像素子20A,20Bのそれぞれで得られた画像データを図4に示す画像データ処理回路50で以下のように処理し、適正な画像データを出力する。
画像データ処理回路50は、撮像素子20A,20Bから転送される画像データをAD変換するAD変換器51A,51B、メモリ52A,52B、画像データのコントラスト比を演算するMTF演算器53A,53B、比較器54、選択器55にて構成されている。撮像素子20A,20Bで読み取った画像データはAD変換器51A,51Bでデジタルデータに変換され、メモリ52A,52Bにメモリされた後、所定エリアでの画像データがMTF演算器53A,53Bでそのコントラスト比(MTF値)が演算され、比較器54でMTF値の高いほうの画像データが選択され、この画像データが選択器55から出力される。
これにて、原稿が平坦な状態でプラテンガラス40上に載置された場合は、撮像素子20Aで読み取られた画像データが出力される。また、凹凸のある原稿の凹部、本や冊子の中央部分(綴じ部分)、平坦な原稿でも浮き上がった部分は、撮像素子20Bで読み取られた画像データが出力される。このように、出力する画像データは撮像素子20A,20Bで取得した画像データのうちMTF値の高い画像データであるため、例えば、凹凸のある原稿であっても良好な解像力、コントラストで画像を読み取ることができる。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像読取り装置は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
なお、本発明に係る画像読取り装置は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
特に、導光体の細部の構造、形状や、画像データ処理回路の構成などは任意である。また、イメージセンサモジュールが静止し、プラテンガラスが移動する方式や、プラテンガラス上で原稿が搬送される方式であってもよい。
1…画像読取り装置
2…イメージセンサモジュール
5…光源
5r,5g,5b…LED
10…導光体
10d,10e…射出面
15A,15B…レンズアレイ
16A,16B…ロッド状結像レンズ
20A,20B…撮像素子
50…画像データ処理回路
53A,53B…MTF演算器
2…イメージセンサモジュール
5…光源
5r,5g,5b…LED
10…導光体
10d,10e…射出面
15A,15B…レンズアレイ
16A,16B…ロッド状結像レンズ
20A,20B…撮像素子
50…画像データ処理回路
53A,53B…MTF演算器
Claims (5)
- 光源から放射された光にて導光体を介して原稿を照射し、該原稿からの反射光を等倍型の結像レンズを介して撮像素子に結像させる画像読取り装置において、
それぞれの入射側焦点位置が異なる高さに配置された少なくとも二つの結像レンズと、
前記結像レンズのそれぞれの射出側焦点位置に配置された撮像素子と、
複数の撮像素子に結像される光を放射する共通の光源と、
前記共通の光源から放射された光を前記結像レンズのそれぞれの入射側焦点位置に最大照度となるように導く共通の導光体と、
を備えたことを特徴とする画像読取り装置。 - 前記結像レンズはロッド状レンズであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
- 前記結像レンズ及び前記撮像素子は前記共通の導光体の両側に配置され、
前記共通の導光体は前記光源から放射された光を分岐させて前記結像レンズのそれぞれの入射側焦点位置に最大照度となるように導くこと、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取り装置。 - さらに、前記複数の撮像素子で読み取った画像データを取得し、いずれか一つの撮像素子で読み取った画像データを選択的に出力する画像データ処理手段を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の画像読取り装置。
- 前記画像データ処理手段は、取得した画像データのうち、MTF値の高い画像データを出力すること、を特徴とする請求項4に記載の画像読取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299509A JP2010130066A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 画像読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299509A JP2010130066A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 画像読取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010130066A true JP2010130066A (ja) | 2010-06-10 |
Family
ID=42330176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008299509A Pending JP2010130066A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 画像読取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010130066A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014098085A1 (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-26 | 三菱レイヨン株式会社 | ロッドレンズアレイ及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-11-25 JP JP2008299509A patent/JP2010130066A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014098085A1 (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-26 | 三菱レイヨン株式会社 | ロッドレンズアレイ及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7471428B2 (en) | Contact image sensor module and image reading device equipped with the same | |
US7535602B2 (en) | Image reading apparatus | |
US7633656B2 (en) | Image reading unit and image reading apparatus having the same | |
US20060044625A1 (en) | Image reading apparatus | |
JP5015086B2 (ja) | 画像読取装置、および画像読取用アタッチメント | |
JP2007017401A (ja) | 立体画像情報取得方法並びに装置 | |
JP4393959B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2010130066A (ja) | 画像読取り装置 | |
JP2004126284A (ja) | 画像読取ユニット及び画像読取装置 | |
JP2010251815A (ja) | 画像読取装置、画像読取方法、プログラム | |
US20070013971A1 (en) | Imaging System Utilizing Illumination and Optical Modules Contained within Rotating Optical Platens | |
JP2007235942A (ja) | イメージセンサモジュールおよびこれを用いた画像読取装置 | |
JP2003037713A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2009273000A (ja) | イメージセンサ | |
JP2009037073A (ja) | 光源装置および原稿読み取り装置 | |
JP5195386B2 (ja) | 画像読取装置 | |
US20100053700A1 (en) | Shared image scanning method and picture scanner thereof | |
JP2011176524A (ja) | 画像読取装置 | |
US20110019247A1 (en) | Imaging system and method | |
JP2004126447A5 (ja) | ||
JP2007135025A (ja) | 画像読取装置及びシェーディング補正データ作成方法 | |
JP2008193374A (ja) | 照明装置、画像読取装置、画像形成装置 | |
JP2015175607A (ja) | 画像取得装置および検査装置 | |
JP2011004081A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2007043468A (ja) | 画像読取装置および画像読取装置の制御方法 |